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【Zガンダム×艦これ】クワトロ「無理は禁物だ」雷「はーい」【その6】
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112 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2016/12/26(月) 13:44:33.08 ID:Xyh55R6I0
4機製造する予定だったのがオプション装備も全部作ったおかげで2機に減らされた。
1機はジュドー達が入り浸っているサイド6にある「ストックウェル研究室」
もう1機はα特務部隊「ペガサスV」、センチネルの主役のいる船
おそらくαの方の機体にALICEが載っているかな?
113 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2016/12/26(月) 13:47:25.82 ID:Xyh55R6I0
>>112
のように進んでいたらおそらく新型はEx-Sじゃない
もしかしたらガンダムMk-Xの可能性も…
114 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2016/12/26(月) 13:56:03.65 ID:Xyh55R6I0
>>113
すんません訂正します。
Mk-Xはオーガスタ研製造でした。アナハイムの場合はMk-Vだと思います。
115 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/12/26(月) 14:54:19.07 ID:FyK43rbvO
くっそどうでもいいからsageろ
116 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/12/26(月) 18:59:35.69 ID:NVZJp/1mO
あーあ、冬休みはこれだから
117 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/12/27(火) 02:34:46.79 ID:azttFJqQO
もしかしたら艦娘がパイロットの可能性も…
あと可能性としてはハミングバードとかあり得そう
118 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/12/30(金) 06:31:17.79 ID:1aOvIPZ00
>>66
ミネバ・・・タコヤキ・・・ヒーロー戦k・・・うっ頭が・・・!
119 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/12/30(金) 11:18:52.03 ID:4PUqXxcJo
タコヤキはムンゾに限る
120 :
◆jIEqZKD2vo
[saga]:2017/01/14(土) 11:55:39.94 ID:qaZvyjdT0
お待たせしました&遅ればせながらあけましておめでとうございます。
では、いきます。
※※※※※※
>戦闘宙域
キキキュン キキキュン
ドシューッ! ドシューッ!
ブラウブロ棲鬼「OOOOOOO……ッ!」
――――シュゴゴゴゴゴ……!!
・機動ド級二式宙(リックドムU)×無数
・機動ジ級二式(ジムU)×無数
《黒い霧から無数に現れる侵海MS》
プルツー「くっ! ただでさえデカブツで厄介なのに次から次へと!」
プル「ううっ……ファンネルが……重い……(ズガァァァンッ!)キャアッ!」
ブラウブロ棲鬼「……ナZE、DA」
プルツー「プル! くっ!? この、声……?」
プル「あの、侵海MSから……(ピキィィィン)っ! シャリア・ブル……?」
ブラウブロ棲鬼「NAゼ……NewtypeノWAタシガ、MAケル……? アRIエナイ……! AッテハNAラナイ……!」
ジャキジャキジャキジャキジャキンッ!!
《全身に砲門を出現させるブラウ・ブロ棲鬼》
ブラウブロ棲鬼「AREハYUME、マBOロシ……Iマ、コノTOKIコソ、シンJIツ! WAタシコソ、NewtypeナノDAAAAAAAAAッッ!!」
ビシューッビシューッビシューッビシューッビシューッ!!
ドガァンドガァンドガァァァン!!
プル「なっ……!? 敵も味方もあったもんじゃないよ! メチャクチャだ!」
プルツー「……勝手なことを! ニュータイプがそんなにご立派で、戦えば必ず勝てるっていう存在なんかじゃないから……わたしは、わたしたちは、造られてしまったんじゃないかぁぁぁっ!」ゴォッ!
プル「プルツー!? ダメ!」
ヴォンッ……ザシュザシュゥッ!!
ド級二式宙「ッ!!」ドガァァァン!
ジ級二式「ッ!?」ドガァァァン!
プルツー「雑魚はどけぇぇぇっ!! 本体を叩けばっ!」
ブラウブロ棲鬼「ッ!」ガシュン!
《『4つ』に分裂するブラウブロ棲鬼》
プルツー「そのくらいのこと、見抜いてるんだよっ! ファンネル!」シュパパパ
キキキュイン キキキュイン
プルツー「まとめて、堕ち……っ!?」
――――ガキュゥン
《『8つ』に分裂するブラウブロ棲鬼》
121 :
◆jIEqZKD2vo
[saga]:2017/01/14(土) 12:00:56.19 ID:qaZvyjdT0
――――ガキュゥン
《『16』に分裂するブラウブロ棲鬼》
――――ガキュゥン
《『32』に分裂するブラウブロ棲鬼》
――――ガキュゥン
《『64』に分裂するブラウブロ棲鬼》
――――ガキュゥン
《『128』に分裂するブラウブロ棲鬼》
――――ガキュゥン ガキュゥン ガキュゥン ガキュゥン ガキュゥン ガキュゥン ガキュゥン ガキュゥン……
《空間を埋め尽くすブラウブロ棲鬼のパーツ》
プルツー「こ、こん、な……!」
ブラウブロ棲鬼「ワTASIコソNewtype……センJOウヲ、SIハIスルMONO……!!」
ビシューッビシューッビシューッビシューッビシューッビシューッビシューッビシューッビシューッビシューッ!!
《全てのパーツから照射されるメガ粒子砲》
ドガドガドガドガァァァァンッ!!
プルツー「うわぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
プル「プルツー! キャァァァァァァッ!!」
ド級二式宙×無数「「」」ドパァン! ドパァン!
ジ級二式×無数「「」」バシューッ! バシューッ!
プルツー(……駄目、だ。対応、しきれない)
プル(死んじゃう、のかな。あたしたち、ここ、で……)
――――ドガァァァァァン
「――――よう。生きてるな、お嬢ちゃんたち」
122 :
◆jIEqZKD2vo
[saga]:2017/01/14(土) 12:03:30.72 ID:qaZvyjdT0
プル「……え?」
プルツー「あ、あんたら……」
ガザC「」バチバチ
ズサ「」バチバチ
「どうやら、俺たちが一番に追いついたらしいな」
「はは、ミサイルなしのズサだってのが逆に幸いしたみたいだ」
プルツー「バ、バカなことを……」
プル「はやく下がって! そんな機体じゃすぐやられちゃうよ!」
「そいつはお嬢ちゃんたちが下がってからだな」
「こっちにも大人の意地ってもんがある。体勢立て直す時間ぐらいは稼いでやるって」
ブラウブロ棲鬼「Oldtype……WAタシノジャMAWOスルNAラ、キエSAレ……!!」
――――キュィィィィィィィ……
ド級二式宙×無数「「」」ジャキン
ジ級二式×無数「「」」ジャキン
「っ! 来るぞ! 覚悟はいいな!」
「来やがれ、バケモノ! 根性見せたらぁ!」
――――ドシュゥゥゥゥゥッ!! ドガァァァァァァンッッ!!
ド級二式宙「ッ!!」ドガァァァン!
ジ級二式「ッ!?」ドガァァァン!
ブラウブロ棲鬼「――――ッ!? NAニ、GA……!」
「カッコいいとこ魅せてくれんじゃないの、アクシズのHEROさんたちよぉ!」
「アナハイム所属、試験MS小隊、これより援護に入る!」
ドーベン・ウルフ×2「「」」ジャキン
シルヴァ・バレト×2「「」」ガシュン
123 :
◆jIEqZKD2vo
[saga]:2017/01/14(土) 12:04:41.70 ID:qaZvyjdT0
>エンドラ ブリッジ
グレミー「あれが、新型……凄まじい出力のメガ粒子砲だ」
アルベルト(通信)『出力だけじゃあない。グレネードやミサイル、インコムも内蔵。オプションでサイコミュ兵器も搭載可能なわが社の自信作だ』
AE社員(通信)『量産機としてはキワモノの部類だと社内でも評判でしたがな。まあ、データの元になったオーガスタ研の趣味なのでしょうが』
アルベルト『黙ってりゃわからんこと言うなよお前!』
グレミー「オーガスタ研……連邦の? そういえば、あのシルヴァ・バレトという機体はガンダム顔だな」
アルベルト『……ペーパープランだった『ガンダムMkW』のデータが流れてきたのさ。で、それを連邦とジオン向けにそれぞれ再設計したのがアレだ』
グレミー「ガンダムの系譜、か。それをジオンを次ぐ我々に提供する……皮肉な話だ」
アルベルト『……ふん。アナハイムのガンダムはジオンに使われるもんだと4年前に証明されている、今更だ。それより、損傷した機体の受け入れが遅いぞ! 指揮官ならちゃんとやってみせろ!』
グレミー「う、うるさい! 士官教育も受けてない商人に言われたくない! そっちこそ援護射撃するならしっかり狙え! 味方機スレスレじゃないか!」
アルベルト『私に言うな! 砲撃手の責任だ!』
アクシズ兵「……以外といいコンビだよなぁ、あの二人」
AE社員『同感です』
124 :
◆jIEqZKD2vo
[saga]:2017/01/14(土) 12:08:15.36 ID:qaZvyjdT0
>戦闘宙域
ドパァンドパァンドパァンッ!
ドシューッドシューッ!!
「だいぶ削れてきたな」
「追加プロペラントまで積んできたんですから、でなきゃ困りますよ」
ズガァァァンッ
ドガァァァンッ
「あんたらはもう下がれ。フォローはこっちでやってやる」
「……そうだな。悪いなお嬢ちゃんたち、あまり力になれなかったようだ」
「たはは……玉砕も覚悟したってのに、なっさけねえなあ」
プル「ううん、おかげであたしもプルツーも助かったんだもん、ありがとう、おじさんたち!」
プルツー「……無茶などせずともよかったのに……礼は、言っておく。ありがとう」
「カッコいいじゃん、なあ『おじさんたち』?」
「やかましい、このガキ!」
「俺はまだ20代だよ! 四捨五入したら30だけど! 30だけど!(涙)」
「ええい、お前も泣くな、みっともない!」
プル「……なにか悪いこと言っちゃった?」
プルツー「知らん。それより……戦況、優勢に見えるが……なにか、チリチリする」
プル「ん……そう、かも」
ブラウブロ棲鬼「UU……OOOOO…………ッ!!」
ガキュンガキュンガキュンガキュンッ!
「っ! バラバラだったのがまたデカブツに……!?」
「な、何かヤバイッ! 撃ちまくれ! 奴に行動させるなっ!」
125 :
◆jIEqZKD2vo
[saga]:2017/01/14(土) 12:14:05.34 ID:qaZvyjdT0
ブラウブロ棲鬼「OOO……ショウMEIスルノDA……WAタシKOSO……SIンノNewtypeデAルト……ッ!!」
――――キュィィィィィィ……ッ!!
「メガ粒子砲……!? いや、あのスケールなら、コロニーレーザー級だぞ!」
「止めろ! 何がなんでも止めろぉ!!」
「集中砲火だ! ミサイルもエネルギーも使い切れぇ!!」
ドパァンドパァンドパァンッ!
ドシューッドシューッ!!
ズガズガァァン!!
ドガァァァァンッ!!
「バリアか、それとも装甲か!? 全然揺らぎもしねえ!」
「墜ちろ、墜ちろ……墜ちろって言ってんだよチクショウ!!」
プル「あ……ああっ……! ダメ……あれが撃たれたら、みんな、みんな死んじゃう……!」
プルツー「くっ……こうなれば、キュベレイを直接ぶつけて……!!」
プル「プルツー!? そんなの……!」
「…………待ちな、お嬢ちゃん」
「それなら、俺たちの役目だ」
プルツー「なっ!?」
「どうせ機体はボロボロだ……一矢報いるにはそのぐらいしかないだろう」
「新型ばっかにはいいカッコさせられない、ってね……逝くぜぇぇぇぇぇ!!」
ゴォッ!!
ゴォッ!!
「っ!? 何やってやがるおっさん!?」
「自爆する気か!?」
プル「おじさんたち! ダメェ!!」
プルツー(……何も、できないのか、わたしは? 戦う力を、深海棲艦に対抗する力を、持ちながら……このまま、彼らを犠牲にするのか?)
プルツー(…………嫌だ! この気持ちがわたし自身のものか、埋め込まれた艦娘の因子のものかは知らない……でも、『このまま』は絶対に、嫌だ!)
――――力が、欲しいなら
――――力を、望むなら
――――それはもう、あなたの中に
プルツー「(ピキィィィィン!)っ!! こう、かぁぁぁぁぁぁっ!!」
《キュベレイMkUの手に『現れる』一機のファンネル》
キュオンッ!!
プル「ファンネル!? 速い!」
「っ! お嬢ちゃん!?」
「やるのか!?」
プルツー「お前たち、下がれ! ファンネル……ブチ……抜けぇぇぇぇぇっ!!」
キキキュン ズガァァァァン!!
キキキュン ズガァァァァン!!
キキキュン キキキュン ズガズガァァァァン!!
ブラウブロ棲鬼「GUォォォ……OOォォォォ…………」
126 :
◆jIEqZKD2vo
[saga]:2017/01/14(土) 12:15:33.72 ID:qaZvyjdT0
「や、やった! やりやがったぜ!」
「なんというサイコミュ捌きだ」
「……やれやれ、結局お嬢ちゃんに助けられてしまったか」
「俺たち、ダッセぇなぁ……命拾いしたぜ、ありがとな…………おい、お嬢ちゃん?」
プルツー「はぁ……はぁ……」
プル「プルツー! しっかりして!」
プルツー「油断……するな……まだ……終わって……(ガクリ)」
プル「プルツー!!」
ブラウブロ棲鬼「…………MA、ダ……ワTASI、ハ……」
「っ! なんてしぶとさだ」
「くそっ、補給に戻ってる余裕なんて……」
――――ズギュゥゥゥゥンッッ!!
ドガァァァァァンッ!!
ブラウブロ棲鬼「ッッ!?!?」
フロンタル(シナンジュ)「改装後の慣らしに出てきてみればこれか……哀れな亡霊よ、せめて私の手で終わらせてやろう。春雨、頼む」
駆逐「了解。モード、マグナム……シナンジュ、ヤリナサイ」
シナンジュ「ッ」ギィンッ
ズギュゥゥゥゥンッッ!!
――――ワタシ、ハ…………アア、ソウカ、ヤット、ワタシハ…………
ドッ……ゴォォォォォォン……
フロンタル「……シャリア・ブル……ジオンのニュータイプ思想の犠牲者、か。そして、私も」
駆逐「……テイトク、アノ、赤イ機体ノ子」
フロンタル「ああ、艦娘と深海棲艦の違いはあれど、君と同じだ……『力』を初めて使って衰弱しているようだな。回収を手伝おう」
駆逐「ハイ、テイトク」
127 :
◆jIEqZKD2vo
[saga]:2017/01/14(土) 12:21:29.81 ID:qaZvyjdT0
今回はここまでです。
おいしいところを全裸さんとわるさめちゃんが持って行きましたが今後の展開に必要なのでご容赦を。
『声』の人はCV洲崎、CV藤田、CV井口の三名を想定しております。
ではまた。
128 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/14(土) 12:35:46.74 ID:+l6uDZQ7o
乙です
129 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/14(土) 14:39:17.91 ID:Ngn2iiuoo
流石アナハイムさんやで
死の商人っぷりは伊達じゃないな
130 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/14(土) 16:59:51.53 ID:e59oTwtyo
なるほど、プルツーは空母艦娘の因子を埋め込まれてたのか。
やはりというかなんというか……。
131 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/14(土) 17:47:52.93 ID:zt+opViSO
乙です
シルヴァ・バレトのパイロット一人はガエルちゃんかな?
132 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/01/14(土) 23:23:37.49 ID:xfIt4fwD0
乙です。
133 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/15(日) 17:42:06.63 ID:4CIw1XPqo
乙です
今更ながら再開してたことを知ってめっちゃ嬉しい
134 :
◆jIEqZKD2vo
[saga]:2017/01/26(木) 08:48:46.57 ID:8FNzdYF40
>エンドラ MSデッキ
「収容急げ! 消化班まだか!」
「牽引ワイヤを! コクピットが開かない!? バーナーとレンチでこじ開けろ!」
「タンカを! 救護班、モタモタすんな!」
プル「プルツー、しっかり! もう大丈夫だからね」
プルツー「ぐ……ううっ……」
フロンタル「負担が大きいようだな……春雨」
駆逐「ハイ、テイトク。チョット、看セテ」ヴォン……
プル「え? なにするの……?」
《プルツーにかざした手から駆逐棲姫に吸い込まれていく『何か』》
プルツー「う…………」スースー
駆逐「深海棲艦ノ『念』ヲ取リ除イタ。スコシ、楽ニナルハズ」
プル「わあ、ありがとう! あたし、プル! あなたは?」
駆逐「……ハルサメ」
プル「はるさめちゃんだね! 仮面のおじさんも助けてくれてありがとう!」
駆逐「ム。テイトクハ、オジサンジャナイ」ムスー
フロンタル「はは、おじさんで構わんよ。だから春雨もむくれるな……私はフル・フロンタル、好きに呼んでくれ」
駆逐「ムー……テイトクガ言ウナラ」
プル「あはは、二人共仲良しなんだ。じゃあ、フロンタルさんって呼ぶね」
「お、おい、何だお前ら!」
「今は回収作業に忙し……わあっ!」
《整備班を押しのけてやってくる白衣の集団》
フロンタル「……無粋な連中が来たようだな」
駆逐「……っ」ギリッ
プル「ちょ、ちょっと! なんなのおじさんたち!」
135 :
◆jIEqZKD2vo
[saga]:2017/01/26(木) 08:51:17.67 ID:8FNzdYF40
ご挨拶忘れた……いきます。
※※※※※※
「02がこのようなことになっているとはな」
「だがこれで研究も先に進む」
「01との比較検討もしなくては」
「あれは深海棲艦……別チームの試験体か? ちょうどいい、あれも回収しよう」
「おい! お前たちがなんだかしらんが、今は俺たちが回収に専念しなきゃ人命に関わるって時なんだ!」
「仕事の邪魔すんじゃねえ! 引っ込んでろ!」
「嬢ちゃんたちと仮面の旦那はさがりな! 整備班馬鹿にする奴はボコボコにしてやる!」
「なに? 深海棲艦だぁ? 援軍にきてくれた奴に人間も深海棲艦もあるか!」
ギャーギャー
ワーワー
グレミー「プル! プルツー! お前たちには言いたいことが山ほど……って、なんの騒ぎだこれは!?」
アルベルト「うちの連中と揉め事でも起こしたかと思ったら……どっちもお前の所のクルーじゃないか。大丈夫か、この艦?」
グレミー「うるさい! 今なんとかする! ええい、静まれ! 艦長のグレミー・トトだ! 誰かこの状況を説明しろ!」
「誰かと思えば……出来損ないのクローン試験体か」
「おとなしくしていろ、『ザビの人形』風情が」
グレミー「っ!? う……あ……が……っ!?」
アルベルト「お、おい!? どうした!?」
フロンタル「……『ブロックコード』。対象者の意識を縛る催眠技術の一種……か」
「そのうちまた新しい『命令』を植え付けてやる……それまで黙っていろ」
「さあ、おとなしく……」
プル「やめて! プルツーに手を出したら許さないんだから!」
アルベルト「お前ら! よくは知らんが、そんな対応はないだろう!」
「ええい、邪魔をするな!」
「01、お前もマスター登録をしてやる、来い!」
プル「や、やだ! 放して!」
駆逐「キサマラ……!」
フロンタル「……そこまでにしてもらおうか。見るに耐えん」
「なんだ、貴様は」
「うん? なんだ……シャア・クローンの一人じゃないか。なら我々に従って……」
フロンタル「……一つ、言っておこう」
駆逐「プル、チョット失礼」
プル「え? 何……?」
《プルの目を隠す駆逐棲姫》
フロンタル「私は、貴様らのような連中が一番嫌いでね」
――――パンッ!
――――パンッ! パンッ!
ドサドサッ!!
136 :
◆jIEqZKD2vo
[saga]:2017/01/26(木) 08:53:18.92 ID:8FNzdYF40
グレミー「…………っはぁっ! くはぁっ、はあっ……こ、殺した、のか」
アルベルト「な、なにもそこまでせんでも……」
フロンタル「子供の教育にはよくない光景だがね。だが、ここまでせねば収まらなかったことは理解できるだろう?」
アルベルト「そりゃあ、まあ……」
駆逐「コンナ連中、殺サナキャ止マラナイ」
フロンタル「そして……このまま彼女たちをアクシズに居させておくわけにもいくまい。艦娘の力を顕現した以上、実験体にされるだけだ。それは君たちでは止められない……そうだろう? グレミー・トト、アルベルト・ビスト」
グレミー「くっ……『そのようなことはない』と言いたいが……たった今、私もプルたちと同じと証明されたからには……!」
アルベルト「そう、だな……せいぜい、関連部所への供給を遅らせるくらいが私には関の山、だろうな」
フロンタル「表向きはMIAでもKIAでもよかろう。春雨、もういいぞ」
駆逐「ハイ。サア、キュベレイニ乗ッテ。プルツーモ」
プル「うん……フロンタルさん、どういう……?」
フロンタル「行きたまえ。そして、これを持って行きなさい」
《T字型をした金属片》
プル「これは?」
フロンタル「『サイコフレーム』その金属サンプルだ。それに集まるミノフスキー粒子の輝きが君たちを行くべき場所へいざなうだろう」
駆逐「行ッテ、プル。アナタノ、姉妹タチノタメニモ」
プル「…………わかった! あたし、行くよ。プルツーと一緒に!」
グレミー「……整備班! 即興でいい! キュベレイの補給と、予備パーツのコンテナを! ゲタも燃料・弾薬・食料諸々を限界まで載せて準備!」
「了解!」
「見直したぜ、坊ちゃん艦長殿!」
プル「グレミー……!」
グレミー「遺憾ながら、私にできるのはこのぐらいだ……あとは知らん! せいぜい、裏切り者として見つからないように気をつけろ!」
プル「うん! ありがとうグレミー!」
137 :
◆jIEqZKD2vo
[saga]:2017/01/26(木) 08:54:31.81 ID:8FNzdYF40
>サイド6近海
キュベレイMkU(ゲタ搭乗)「」ゴォォォォォ
プル「さ〜って、と。どっちに行ったらいいのかな? とりあえず……サイド6かな?」
プルツー「う……ここ、は、コクピット、か?」
プル「あ、起きた! おはようプルツー」
プルツー「……状況がよくわからん。どうなったんだ?」
プル説明中……
プルツー「……そう、か。ともかく、わたしたちは命拾いしたということか」
プル「うん。アクシズにいるほかの子たちも、なんとかしてみせるって、フロンタルさんが」
プルツー「直接会っていないからわからんが、信用、できるんだな?」
プル「大丈夫だよ。フロンタルさんも、はるさめちゃんも、あったかい感じがする人だったもん」
プルツー「そうか、ならいい。で? サイド6に向かうのか?」
プル「そのつもり。アテもなくウロウロするよりいいでしょ?」
プルツー「まあ、そうだな」
プル「それじゃ、いってみよ〜! プルプルプルプル〜!」ゴォッ
プルツー「わあっ! 馬鹿! 貴重な燃料を無駄に使うな〜っ!」
138 :
◆jIEqZKD2vo
[saga]:2017/01/26(木) 08:55:43.61 ID:8FNzdYF40
>エンドラ艦内 通信室
タウ・リン(通信)『……随分と、好き勝手やったみたいだな? ああ?』
フロンタル「なに、彼女たちも私と同じ兄弟姉妹のようなもの……見過ごせなかっただけさ」
タウ・リン『わかっているのか? 俺たちの望みは……!』
フロンタル「『人の滅び』、それに間違いは無い。が、『急激な滅び』か『ゆるやかな滅び』かの違いはある。それを納得した上での同士であったはずだ」
タウ・リン『ガキどもに『鍵のサイコフレーム』までくれてやることが『ゆるやかな滅び』か!? 貴様……まさか今更情に絆されたわけじゃあるまいな!?』
フロンタル「信用できん、と言うなら撃ってくれても構わんよ。無論、私も撃たせてもらうが」
タウ・リン『…………一つ聞かせろ。お前は『シャア・アズナブル』をどう考える?』
フロンタル「……『シャア・アズナブル』は一人、そう……ただ一人でいい。それだけだ」
タウ・リン『ふん、それだけ聞ければ十分だ。好きにしな』
フロンタル「ああ……私からも、いいかね?」
タウ・リン『何だ』
フロンタル「港湾棲姫……彼女の思いくらいは、受け止めてやれ。彼女は『代わり』ではない……なれないのだから」
タウ・リン『余計なお世話だ』ブツン
フロンタル「やれやれ……怒らせてしまったかな」
駆逐「イイ気味。ワタシ、アイツ嫌イ……デモ港湾サンハ好キ。ダカラ、コレデイイ」
フロンタル「そうか……さて、シナンジュの調整に、プル君たちの姉妹の保護に……アクシズに戻ってからの仕事が増えた。手伝ってくれよ?」
駆逐「ハイ、テイトク! ハルサメ、頑張リマス!」
139 :
◆jIEqZKD2vo
[saga]:2017/01/26(木) 09:01:56.77 ID:8FNzdYF40
短いですがここまで。やっとプル&プルツー終わった。
なかなかクワトロ&雷サイドに戻れない……全裸&わるさめがナイスコンビすぎるせいだよorz
次どこから書こうか迷ってます。アーガマ艦内飛ばしてサイド3にしようかな……
ではまた。
140 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/26(木) 09:07:31.84 ID:/AqNvTHoo
乙です
141 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/26(木) 09:54:06.48 ID:uXgsl4gG0
乙
プルプルはこれからどこにたどり着くのやら
142 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/26(木) 10:00:47.29 ID:Zx9Cjc5TO
乙
サイド6か
0087時点だと旧サイド4だから、サンダーボルトかな?
143 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/26(木) 10:10:45.29 ID:OfcBY9NSO
乙です
144 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/26(木) 17:37:20.18 ID:tqanNISkO
乙
フロンタルもまだ諦めの境地に入ってないっぽいからまだ話せるかも
ガイアギアの世界に行かないことを祈るのみ
145 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/01/26(木) 23:28:15.37 ID:wl0EGsm90
乙です。
146 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/28(土) 11:44:48.18 ID:TxawEGbPo
乙
もうシャアになる気がなさそうなフロンタルだ
147 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/28(土) 21:48:24.99 ID:pa7a5gP6o
というよりシャアがキャスバル・ダイクンとして表舞台に出るなら本来の宇宙世紀では全裸さん不要だしなぁ
ただ、それでもキャスバルとして地球圏共栄を成し遂げたシャアの死後にまたgdgdするようなら、
結局ガイア・ギアのアフランシ・シャアみたいなのが出て来るんだろうな…
148 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/09(木) 00:01:05.89 ID:HUUv7fwk0
以前スレが落ちて以来落胆してたが、まさか続いてたとは・・・!
乙!!
149 :
◆jIEqZKD2vo
[saga]:2017/02/23(木) 19:08:52.88 ID:9F9In5eU0
ようやく少し書けました……いきます。
※※※※※※
※「引き払われたオーガスタ研究所からの物資がベルファストへと運び込まれた、との情報を得たジェリドたちスードリ隊は、宇宙への物資搬出が目的と察知し、それを食い止めるべくベルファストへと向かっていた」
キャーコスギサーン
>ベルファスト シャトル発着場
・バイアラン×5
・ヴォルテール×8
ピシュピシュン
バシューッバシューッ
ドシュンドシュン
ジェリド(ギラドーガ)「あの大型MS、動きが速すぎる! 例のファイルにあった無人機か!」
エリアルド(ヘイズル・HS)「ヌーベルエゥーゴの支援は間違いない、ということですね」
シグ(シスクード)「……セラ、ここにいるのか……? アインも……」
マウアー(ハイザック・C)「ウェドナー少尉! 心配なのはわかるけど今は集中して!」
「ジャミトフ子飼いの独立特務部隊『キプロス』……ここまで動きが早いとはな! だが、我らの邪魔はさせん!」
「ヴォルテールども、防衛に専念しろ! シャトルさえ上がればいい!」
ヴォルテール「」ヴォン
《Iフィールドを目視レベルで展開するヴォルテール群》
ジェリド「ちっ……穴熊決め込むつもりかよ」
マウアー「シャトルを打ち落とそうにも、このままじゃ遠すぎて……」
シグ「……切り込むしかない! 援護を!」ゴォッ!
エリアルド「え、ちょ、ウェドナー少尉!」
ジェリド「シグ! ちくしょう仕方ねえ、強行突破だ! シャトルにダメージ与えたら離脱! 続け!」
「「了解!」」
150 :
◆jIEqZKD2vo
[saga]:2017/02/23(木) 19:10:06.30 ID:9F9In5eU0
>シャトルセンター内
「積み込みは完了したな?」
「はっ、万事滞りなく」
「よし、お前たち技術スタッフはシャトルに移れ。あとは我々が殿を務める」
「し、しかし」
「お前たちはまだやることがいくらでもある……この場はこの戦闘バカどもに任せて行くんだ」
「……了解、ご武運を!」
NA(ヌーベルエゥーゴ)隊長「聞いての通りだ、ここは放棄することになる。君たちも裏から避難したまえ、近くの街まで行けばWHOの庇護も受けられるだろう」
少女「……どうして、ですか」
NA隊長「む?」
少女「あなたも……この基地の人たちもみんな、私や、この子に親切に対応してくれて……」
《姫》級の少女「……」
少女「『生きろ』って……そう言ってくれたのに! なんであなたたちは率先して死のうとしてるんですか!」
NA隊長「……命を賭しても貫きたい矜持がある。曲げられない、生き方というものがある……今更変えられない、不器用な大人のあり方だ」
少女「そんなのって!」
NA隊長「君はそうはなるな。探している人がいるのだろう? ミアン・ファーレン君」
ミアン「――っ! ズルい、です」
NA隊長「その深海棲艦の子のことも頼む。結局、今まで何の反応も見せず、何者なのかもわからなかった……死兵の群れである我々の元に居させるのも忍びない」
ミアン「そこまで、わかってるのに……どうして!」
NA隊長「……さあ、もう行くんだ!」
ミアン「…………はい。さ、行こう」
《姫》級の少女「……」
NA隊長「行った、か。ならばもう……何の憂いもない」ピッピッ
《外部モニターに映るヘイズル・ハイゼンスレイ》
NA隊長「T3部隊の遺産、これも因縁か……タウ・リン殿、我々に戦場を……死に場所を与えてくださり、感謝します」
ギャプランTR−5「」ヴォン
151 :
◆jIEqZKD2vo
[saga]:2017/02/23(木) 19:12:02.92 ID:9F9In5eU0
>発着場外縁部
ガガガガッ!
バシューッバシューッ!
ヴォルテール「ッ!」ドガァァァンッ!
シグ「撃墜! 次!」
ジェリド「だあああっ! 突っ込むなって言ってんだろ! フォローする身にもなれ!」
エリアルド「あのスピードのシスクードのフォローできてる点でジェリド特尉が尋常じゃないんですが」
マウアー「あら、クワトロ大尉やカミーユ君のバックアップに回ること考えたら楽な方ですよ?」
エリアルド「うはぁ(やっぱりトップエースの人はすごいなぁ。俺も負けてられない、頑張らないと!)」
「奴ら、やる! 増援のファントムはまだか!?」
「あと180! 間に合わん……深海システムを使う! 下がれ!」
「っ! 待て、まだ早い! シャトルが発射するまで……」
「あとヲ、頼ム……! オオオオオオオ御雄悪ッッ!!」ビキビキビキィッ!
ジェリド「――っ!? この、背骨に氷柱突っ込まれたような悪寒……! 深海棲艦、それも大物か!」
マウアー「まさか、先のホンコンみたいな深海化システム!? く、うう……っ!」
バイアラン棲鬼「GAAAAAAAAAッッ!!」
――――シュゴォォォォォ
《黒い霧の中から次々現れる侵海MS》
「くっ……皆、下がれ! 深海化していない我々では的にされるぞ!」
「ちきしょう! 一人だけ先に……待ってろよ、後で俺たちも続くからな!」
エリアルド「増援!? これじゃ、とてもシャトルまでたどりつけない!」
シグ「関係ない! 無理やり突破して……!」
アイン(デスパーダ)「おおっと、キミの相手はボクがやってやるよ」
ガキィィィィン!
シグ「――っ!? アイン! お前がいるということは、セラも」
アイン「残念だったね、今回ボクはただのアルバイトだからセラはいないよ。タウ・リンが援助した分働けってうるさくてね。まあ……セラの『調整』に役立つ資料はオーガスタのデータからもらえたから、トントンだけど」
シグ「バイトだと!? それに『調整』!? ふざけてるのか!」
アイン「ただの事実だよ。さて……それじゃあ、シャトルを墜とされても困るから、ちょっと遊びに付き合って貰おうかぁっ!」ゴォッ!
ガキィン! バキィンッ!
ジェリド「シグ! あのバカ、血ぃ上って戦況把握してやがらねえ! 援護に入る! マウアー、戦線保たせろ! エリアルドはサポートを!」
マウアー「了解、気を付けて」
エリアルド「ヘイズル、キャノンセット! 敵陣に穴、開けます!」ガシャン!
ジェリド「ありがてえ! やってくれ!」
エリアルド「広域照射……ファイア!」
ドシュゥゥゥゥゥゥッ!!
152 :
◆jIEqZKD2vo
[saga]:2017/02/23(木) 19:13:24.47 ID:9F9In5eU0
>シャトル内
――――ズゥゥゥゥンッ
「……戦闘はまだ続いているようだな」
「彼らの『仕事』に抜かりはない、問題ないさ」
「そう、だな。それこそ文字通り『命を懸けて』いるんだ……疑うほうが失礼になる」
「我々がこの二機の『ガンダム』を、成果と共に無事、運べればいいのだから」
153 :
◆jIEqZKD2vo
[saga]:2017/02/23(木) 19:26:45.34 ID:9F9In5eU0
今回はここまで。ジェリドサイドで進めます。
棲姫のタイプは特定してません、お好みでどうぞ。
アーガマの話書きたいけどジェリドサイド進めないと時系列が……悩ましいですが頑張ります。
ではまた。
154 :
◆jIEqZKD2vo
[saga]:2017/02/23(木) 19:55:53.20 ID:9F9In5eU0
※おまけ少々
>アーガマ クワトロ自室
クワトロ「(カタカタカタ)……よし、これで今日やる書類は終わったな」
雷「お疲れ様、大尉! コーヒーどうぞー」
クワトロ「ああ、頂こう。しかし、雷は書類仕事もなかなかのものだな。いい手際だった」
雷「えへへ、配属されてないときに大淀さんに付いて秘書官の勉強とかしてたから」
クワトロ「これからはパイロットよりこちらの仕事が増えるだろうしな……頼りにしているよ」
雷「まっかせて! じゃあ、さっそく秘書官としてぇ……マッサージさせてもらうわ! さ、横になって」
クワトロ「う、うむ……(マッサージ? ブレックス准将がやってもらったというアレか?)」
ゴリッ!
クワトロ「ぐおっ!?」
雷「やっぱり凝ってるわねー、無理しすぎよ大尉」
ゴギャリッ!
クワトロ「ま、待て雷……のほぉっ!?」
雷「動いちゃダメだってば、よいしょ!」
ギルギルガンッ!!
クワトロ「ぬおおっ!?」
数分後……
雷「はーい、おしまい。どうかしら、大尉?」
クワトロ(スッキリ)「あ、ああ……確かに体が軽くなったよ、ありがとう」
クワトロ(効果は確かだが……明らかにプロレス技のようなかけ方はどうにかならんかったのだろうか……)
ブレックス「老体になればそんなことは気にならなくなる」
ウォン「急になんだね、准将」
155 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/23(木) 20:47:32.22 ID:pBSR9P1FO
ミアンここで出るのか
エゥーゴ参加してない感じだな、乙
156 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/23(木) 20:54:14.16 ID:JwynX0vYO
ギルギルガンwスパロボかな?(すっとぼけ)
157 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/02/23(木) 21:16:08.47 ID:8T/6g3Gt0
乙です。待ってました。
158 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/23(木) 21:40:47.73 ID:QbAlaX78o
乙です
159 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/23(木) 22:17:23.16 ID:7yu0V9+P0
乙
ギルギルガン、最近全く見なくなったな⋯
160 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/23(木) 23:11:17.76 ID:rImAGPzvo
メカギルギルガンはアレ呼ばわりされてたな
161 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/24(金) 10:05:37.10 ID:B5k+cBCSO
乙です
162 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/03/05(日) 12:10:07.30 ID:vjkCD1TSO
保守っぽい
163 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/03/14(火) 23:32:43.21 ID:hFeJajip0
いつでも待ってる
164 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/03/21(火) 00:54:19.56 ID:VnYKgjfI0
保守
165 :
◆jIEqZKD2vo
[saga sage]:2017/03/22(水) 10:43:40.06 ID:dHsfWnBh0
>>1
です。保守・感想ありがとうございます。
今日・明日中には続きが仕上がりそうなのでひとまず書き込みを。
166 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/03/22(水) 14:05:25.06 ID:xhtTNuhYo
来たか!プレッシャー!
167 :
◆jIEqZKD2vo
[saga]:2017/03/23(木) 23:41:54.94 ID:agYbkqhe0
お待たせです。できたとこまで、いきます。
※※※※※※
>戦闘空域
・ファントム×7
・機動バ級(バーザム)×12
ビシューッビシューッ!
ドシューッドシューッ!
エリアルド「数がどんどん増える! このままじゃ!」
マウアー「陽動に動いてるBGSTがもうすぐ来るはずよ! シャトルは……」
――――バシュゥゥゥゥゥゥ
《白煙を噴いて打ち上げられる輸送シャトル》
マウアー「――間に合わなかった!?」
バイアラン棲鬼「HAハハ……モU、トメRAレン。Aトハ、キサMAラヲカTAヅKEルダケDAァァァッ!」ガキィィィンッ!
マウアー「くうっ!」ギリギリ
エリアルド「マウアー少尉! このぉっ!」ヴォンッ
バイアラン棲鬼「ニブTゾ! アTARUカ!」バキィンッ!
エリアルド「ぐっ! 速い……なら、いっそ!」ガキュン
ピピピピピピピ……
エリアルド「シャトルさえ墜としてしまえば……戦況は変わる!」
バイアラン棲鬼「SAセルカッ!(ガキィィンッ)ナNIッ!?」
マウアー「私が抑えてるうちに、早く!」
「やらせん!」
ザシュッ! ドガァァァァンッ!
《銃身を切り裂かれ暴発するロングライフル》
エリアルド「うわあぁぁぁっっ!? 今の、はっ……TR―5……フライルー、だって!?」
フライルー「」ヴォン
ゴォォォォォォッ!
NA隊長「侵海化するまでもない……『ガンダム』よ、ここで消えろ!」
168 :
◆jIEqZKD2vo
[saga]:2017/03/23(木) 23:45:18.04 ID:agYbkqhe0
>同時刻 シャトル基地外縁
イットウ「時間を食ってしまった。先行したジェリド特尉たちは無事だろうか……」
「隊長、あれを!」
――――バシュゥゥゥゥゥゥ
イットウ「――遅かった!? いや、まだ! 狙撃班、構え! シャトルを打ち落とす!」
『了解!』
ジムスナイパー隊「「」」ジャキンッ
>発射台近辺
「3時方向に熱源反応! 狙撃手が!」
「なにっ!? シャトルはもう……!」
「っ! させるか、よぉぉぉぉぉっ!!」ゴォッ
「侵海化すりゃ、多少のビームなんぞ……!(カチッ)オ……オオオ悪汚雄ォォォォッッ!!」ビキビキビキビキィッ!
バシュバシュバシュゥゥゥゥゥッ!!
バイアラン棲鬼「コ……KOノ、テイDOデ……餓、AA……アアア亜吾阿ァァァッッ!!」
ドガァァァァァンッ!!
バイアラン棲鬼「KU……ハハ……MAモリ……キッTAゾ……!」バチバチ
――――ドッ……ガァァァァン
「……シャトルの高度はもう十分だ。目的は達した! 我々も、あいつに続け!」
「「応っ!!」」カチッ
ビキビキビキィ……メキィッ!
『UUUゥゥゥOOO雄悪汚ォォォォ――――ッ!!』
・バイアラン棲鬼×3
「じ、自分を盾にしやがった……」
イットウ「くっ……侵海MS、来るぞ! 総員、一歩も退くな!」
169 :
◆jIEqZKD2vo
[saga]:2017/03/23(木) 23:46:01.75 ID:agYbkqhe0
>高高度戦闘空域
シグ「くそっ! なぜだ! なぜ捉えきれない!」
アイン「アハハハハハ! まるで猪だね! そんな動きボクの前では……(ガギャァン!)がっ!?」
ジェリド「相変わらず趣味悪いことしてやがるな、クソガキ!」
アイン「また……またお前かぁ! 目障りなんだよぉ! 切り刻まれろ!」シュババババッ!
ガギギギギギィンッ! ゴォッ!
《ヒートロッドをヒートホークで弾き返した反動で接近するギラドーガ》
アイン「なっ!?」
ジェリド「360°攻撃したきゃもうちょい精進しやがれってん……だっ!」
ザシュッ!!
アイン「ぐうっ! お前……お前ぇぇぇっ! バケモノども! シグも、あいつも、食らい尽くせぇぇぇっ!」
バ級「「」」ゴォッ!
ジェリド「っ! シグ、4時方向にブースト!」ガシッ←シスクードにしがみつく
シグ「え? りょ、了解!」ゴォォッ!
シュババババッ!
アイン「ちぃっ」
ジェリド「キレたフリ≠スあ、また器用なことしてくれんじゃねぇか、ああ?」
アイン「イラついてるのは本気さ! こうして予測されてることにもね! けど……」
ガギィィィィンッ!
シグ「(ドガァァンッ)ぐあっ!」
アイン「ククク……シグや、お仲間はそろそろ限界みたいだけどねぇ?」
170 :
◆jIEqZKD2vo
[saga]:2017/03/23(木) 23:51:00.71 ID:agYbkqhe0
※※※※※※
いったんここまで。
続きをちょっとイジりたくなったので……
継続して読んでもらってる皆さん。本当にありがとうございます。
小ネタへの反応とかもうれしいです。
「いいもの」を提供していきたいです。では。
171 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/03/24(金) 01:47:41.16 ID:dTQ/HTKDo
壷か
172 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/03/24(金) 02:10:56.75 ID:fOvXZPlEo
あー、なんでも鑑定団で「偽物ですね、ほら音が全然違いますよ」って言われたあれね、うん
173 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/03/24(金) 23:49:53.41 ID:lYwgVQ2uo
それザクさんが隊長やってる奴じゃねーか
174 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/03/25(土) 21:24:35.93 ID:hJtkhWTY0
スパロボVにジェリドが出てこのSS読んでたから仲間になんねーかなって思ってたらマジで仲間になってワロタ
175 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/03/25(土) 22:12:09.23 ID:hLgNHeP2O
Vのあれは歴史的和解だよな
176 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/03/25(土) 23:05:26.19 ID:aqRNdvKtO
でもヤザンには草
177 :
◆jIEqZKD2vo
[saga sage]:2017/04/23(日) 00:13:42.34 ID:OzHViPVV0
保守書き。
製作中にてお待ちを。
178 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/04/23(日) 00:29:50.80 ID:bVOf8Dd+o
待ってたぜ!
179 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/04/23(日) 00:38:05.57 ID:675J2lKb0
やった。
180 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/09(火) 18:00:49.74 ID:vRUZxSsSO
保守
181 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/05/20(土) 22:53:39.50 ID:bOLa97sd0
保守
182 :
◆jIEqZKD2vo
[saga sage]:2017/05/22(月) 11:17:38.58 ID:knA957Za0
保守書き
お待ち頂いてる皆様には大変申し訳ない
なんとか書き上げたいのでお待ちを……
183 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/22(月) 11:21:15.71 ID:oq7/PqvSO
了解です
184 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/22(月) 11:39:34.85 ID:JDScW6XTO
別に待ってないから好きなようにのんびり書いていいよ
更新されたら勝手に見るから
185 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/22(月) 20:59:39.95 ID:gkJxENGh0
ぼのの声で再生された
186 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/07(水) 22:24:45.04 ID:lQhs+/nO0
保守
187 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/06/12(月) 01:27:05.91 ID:zLi4DOrs0
保守
188 :
◆jIEqZKD2vo
[saga sage]:2017/06/22(木) 03:56:56.49 ID:Ze5TzxiP0
保守書き
189 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/07/06(木) 08:17:40.20 ID:cBplYYDx0
保守。無事だといいが
190 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/07(金) 22:20:27.48 ID:gkKElssP0
いつまでも待ってます
191 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/17(月) 23:20:05.85 ID:c5Ucgken0
>>190
だけが、待っている訳が無い・・・私も共に待っている・・・!(シロッコ並感)
192 :
◆jIEqZKD2vo
[saga sage]:2017/07/23(日) 07:10:38.98 ID:1dhlg3hl0
保守書き。執筆中です……
193 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/07/24(月) 01:38:41.67 ID:Lx8LmeKK0
了解。待っています。
194 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/05(土) 11:17:01.50 ID:wFFHSkPO0
保守 待ってます
195 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/13(日) 11:07:29.57 ID:a41X+k+j0
保守
196 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/19(土) 19:20:42.27 ID:axKAaekQ0
保守
197 :
◆jIEqZKD2vo
[saga]:2017/08/22(火) 21:40:26.87 ID:VNIeXQ4a0
お待たせしました。書けた分いきます。
※※※※※※
>シャトル基地 居住区
NA隊長「大勢はほぼ決したようだな。このままなら、深海化した彼らも、まだ……」
バイアラン棲機「KIズカイHAムヨウDA。ワREラハヤクメヲHAタスノミ……サクTEキヲツヅケYOウ」
NA隊長「……了解だ」
《瓦礫に身を隠すヘイズルHS、ハイザックC》
エリアルド「マウアー少尉、機体はまだ動きますか?」
マウアー「ええ、なんとか……けど、あの高速で動くMSの対策を考えないと、追い込まれるだけだわ」
エリアルド「TR−5ギャプラン・フライルー……」
マウアー「TRプロジェクトの機体……やはり、知っていて?」
エリアルド(本当なら、このハイゼンスレイでも対抗できるはず……それがここまで一方的なのは……パイロットの差、なのか)
マウアー「……ともかく、このままこうしていても仕方ないし、何とかジェリドたちかBGST隊と合流を……」
エリアルド「(ピピッ)っ!? センサーに反応……女の子、二人!? なんでこんなとこに! くっ!」ゴォッ!
マウアー「ハンター少尉!?」
《侵海MSの発する『霧』に満ちた居住区内》
ミアン「う、ううっ……気持ちが、悪い……なんなの、コレ……」
《姫》級の少女「……っ」
ドガァァァッ!
《姫》級の少女「っ!?」
ミアン「モビル、スーツ……ガン、ダム……?」
エリアルド「そこの二人! ここの空気は危険だ! 乗って!」
《姫》級の少女「……ヨンデ……イル、ノ……?」
198 :
◆jIEqZKD2vo
[saga]:2017/08/22(火) 21:41:07.60 ID:VNIeXQ4a0
NA隊長「出てきたか……っ!? あの二人……逃げ遅れて、しまったか」
ミアン「ゲホッ、ゲホッ……あなた、は……」
エリアルド「ティターンズだ。大丈夫、君たちの敵じゃない。あと……」
《姫》級の少女「……」
エリアルド「深海、棲艦……なのか?」
ミアン「この子は、危険じゃ、ないんです! 信じて……!」
エリアルド「わかった。ともかく、今は戦闘中だ。ベルトで身体を固定して」
NA隊長(通信)『ガンダムタイプのパイロット、聞こえているな』
エリアルド「通信……!? フライルーから!?」
NA隊長『今、貴官が保護したのは我々も既知の少女たちだ……このまま、退くというなら貴官だけは見逃してもいい』
エリアルド「っ!? 取引の、つもりか!」
NA隊長『賢い選択をしろ。戦場では甘えを見せた人間から死んでいく……その甘さを見せたお前が、見逃されるという奇跡は二度もない』ジャキン
ミアン「どうして! どうしてそうなるんです!」
エリアルド「君……!」
ミアン「二人とも、わたしを助けようとしてくれているのに……どうして、互いに銃を突きつけ合わなくちゃいけないんですか!」
NA隊長『……シンプルな答えを返そう『それが、戦争だ』』
ミアン「〜〜っ!」
エリアルド「……申し出には感謝する。けど、俺だって退けない……退くわけには、いかない。彼女たちが安全圏に移動するまで、待ってくれるわけじゃないんだろう?」
NA隊長『当然だ』
エリアルド「それなら……墜とさせてもらう! それに、T3部隊の一人としても、フライルーの始末はつけさせてもらう!」ガキュン
NA隊長『それはこちらもだ……戦うのならば、もはや容赦なし! 散れ! 夢の残骸よ!』ゴォッ
199 :
◆jIEqZKD2vo
[saga]:2017/08/22(火) 21:42:31.32 ID:VNIeXQ4a0
>高高度戦闘空域
バキィィィィンッ!
ガキィィィィンッ!
バ級×2「「」」ドシュゥゥゥゥッ
ジェリド「くっ! 次から……次に!」ヴォンッ!
ドガドガァァァァンッ!
アイン「本当にしぶといねお前! シグもじり貧だってのに……イラつかせるなぁっ!」ガキィィィンッ!
ジェリド「あいにくと、生き汚くてなぁ! それにな……勝負ってのは最後の最後までわからねぇもんなんだよ!」バキィィィンッ!
ジェリド(とは言え、BGST隊は足止め。シグもボロボロ。マウアーとエリアルドも同様……けど『まだ』だ。ニュータイプの勘か何か知らねえが……戦況をひっくり返す『何か』がきっとくる)
ジェリド「それまで……せいぜい気張ってみるかぁ! ついてこいよギラドーガ!」
ギラドーガ「」ヴォン……ッ
ガキィィィィンッ!
アイン「ぐう……っ! 出力が、上がった? それに、このプレッシャー……お前がニュータイプとでも言うのか! 認めない……認めてたまるかぁぁぁっ!!」
200 :
◆jIEqZKD2vo
[saga]:2017/08/22(火) 21:46:47.77 ID:VNIeXQ4a0
>シャトル基地 備蓄区画
ドガァァァァンッ!
ドガァァァァンッ!
エリアルド「ぐっ! 動きが……重い……っ! 『霧』の影響が抑えられなくなってきているのか」
NA隊長『あのハイザックも無人機と侵海MS相手によくやる、が……貴様ともども、時間の問題だ。墜ちろっ!』バシューッ!
ドガァァァァンッ!
エリアルド「ぐぁっ! バーニヤが……! (ドガァァァァンッ!)ぐ、くぅぅぅっ!」
ミアン「きゃあああぁっ!」
エリアルド「うぐ、ぐ……まだ、だ!」バシュバシュンッ!
ブシューッ……
NA隊長『スモーク!? 悪あがきを……』
エリアルド「はぁーっ、はぁーっ……もう、機動性も飛び道具もアテにできない……一撃覚悟のカウンター狙いで、飛び込むしか……」
《姫》級の少女「ナ、ゼ……」
エリアルド「え?」
――――ガッ!
《エリアルドの首を締め上げる《姫》級の少女》
エリアルド「ぐ、がっ!?」
ミアン「あなた、何を!?」
《姫》級の少女「ナゼ、戦ワセル……! 同ジ『声』ヲシタアノ子ト、コノ子ヲ……! 戦イタクナイト言ッタ相手ト……! ナゼ……『ワタシタチ』ヲ眠ラセテ、クレナイ……!」
エリアルド「君、は……!」
《姫》級の少女「コノ子モ、ヒトニ翻弄サレル存在ダトイウノカ……! 『ワタシ』ノヨウニ……! 答エロ!」
エリアルド「う、ぐ……なぜ、戦う、かって……?」
201 :
◆jIEqZKD2vo
[saga]:2017/08/22(火) 21:48:52.49 ID:VNIeXQ4a0
※※※※※※
【エリアルド救出直後 スードリ艦内】
ジェリド「連邦を含めた地球圏の『膿』を排除すること……これがティターンズ結成の真の理由だ。無論、全ての責はジャミトフ閣下が負うつもりだと……そう、俺は聞いた」
エリアルド「そんな……それじゃ、俺は、俺たちは、なんの為に戦っていたんですか! T3部隊のやってきたことだって……」
ジェリド「無駄なんかじゃない! 俺もそうだった。今までティターンズでやってきたことを無駄にしたくなんかないから……意地張って、閣下に拳銃突きつけてまで問い詰めて……それで今、こうして動いている」
エリアルド「ジェリド特尉、あなたは……」
ジェリド「ティターンズが正義じゃなくても……俺たちの信じた『ティターンズ』は、きっとある。『ここ』に、な」ドスン
《エリアルドの胸に当てられる拳》
ジェリド「悪あがきして、ジタバタもがいて……食いついてみせようぜ、ティターンズが本当に終わる、最後まで、よ」
※※※※※※
エリアルド「確か、に……俺たちのしてることは、勝手が過ぎるのかも、しれない……兵器であるこいつや、かつてそうであった君たちには……」
《姫》級の少女「……ッ」
エリアルド「それでも……俺の、俺たちの、消したくない、思いがあるから……! 戦わなきゃ、守れない……譲れない、ものがあるから……っ! だから、俺は!」
《姫》級の少女「……『思、イ』」
ドガァァァァンッ!
エリアルド「っ! 見つかった!」
NA隊長『ずいぶん粘ったようだが……これで、墜ちろ!』
――――……ない
《姫》級の少女「エ?」
――――終わりたく、ない
《姫》級の少女「……終ワリタク、ナイ……ソレ、ハ、ワタシモ、同ジ?」
――――このまま、終わりたく、ない!
《姫》級の少女「……アナタモ、ソウダト言ウノ…………《ヘイズル》?」
202 :
◆jIEqZKD2vo
[saga]:2017/08/22(火) 22:05:23.67 ID:VNIeXQ4a0
「ああ……そう、でしたね。思い、出せました」
キィィィィィィィィィ……!
《光に包まれるヘイズル・ハイゼンスレイ》
エリアルド「これ、は……っ」
NA隊長『ぬうっ!?』
「私もまた……譲れぬ思いを託された存在だったことを」
エリアルド「っ!? 君は、いったい……」
《光の粒子を散らして姿を変えていく《姫》級の少女》
ミアン「あなた、は……」
「ミアン……ありがとう、私を彼のもとへ導いてくれて。私を、見守っていてくれて」
大和「私の名は《大和》。艦娘……大和です!」
ミアン「大和……」
大和「私の力をお使いください。この子と、ヘイズルと共に!」
エリアルド「……艦娘、なんだな? わかった、力を貸してくれ!」
203 :
◆jIEqZKD2vo
[saga]:2017/08/22(火) 22:06:17.40 ID:VNIeXQ4a0
NA隊長『今の発光は……いや、今はとどめを!』バシューッ!!
エリアルド「っ! 動け、ヘイズル!」
ギィンッ!
ヘイズルHS「」ゴォッ!
NA隊長『なっ!? バーニヤは破壊したはず……まさか、あの深海棲艦の少女の能力か!』
大和「サブジェネレータ出力20%オーバーで推力を戻しています。ですが長時間はもちません!」
エリアルド「了解だ! ヒートブレード、出力よし……行く!」
大和「ブースト、全開!」
ザシャァッ!!
NA隊長『ぐっ! シールドを!』
ミアン「あ……」
エリアルド「っ……追撃を!」
ヴォン……!
ガキィィィィンッ!
NA隊長『ふ、ふふ……迷いなく追撃するだけの覚悟は持っているようだな……だが!』カチリ
エリアルド「(ゾワッ)っ! この、感じ……まさか!」
NA隊長『侵海化システム……当然、コの機体ニモ、積ンデイルトイウコトダ……! オオオオ汚悪雄ッッ!!』
フライルー棲鬼「GAAAAAAAAAッッ!!」
204 :
◆jIEqZKD2vo
[saga sage]:2017/08/22(火) 22:11:17.52 ID:VNIeXQ4a0
ひとまずここまでです。
インレと大和の決戦兵器的な相似点から大和の登場となりました。
(あとジェリド組に艦娘いないから……)
ようやくスランプ抜けたと思うので少しは早く続きを書けるかと思います。
いいかげんクワトロ×雷のイチャイチャ書きたいし……では。
205 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/22(火) 22:14:46.22 ID:N0EVSJpBo
GJ、気長に続きをお待ちしております。
206 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/22(火) 22:33:22.89 ID:nnIkiiioO
ただ一言言わせてほしい
貴方の帰還を待っていた乙!
207 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/22(火) 22:35:40.90 ID:ClFDUiGM0
待っててよかった。楽しみに気長に待ってます。乙。
208 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/22(火) 23:11:25.32 ID:+KetGOSX0
待ってた!
209 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/22(火) 23:35:21.00 ID:XpAyGy2Yo
乙です
210 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/23(水) 07:23:07.85 ID:wHixPrHyo
きてた!
211 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/23(水) 09:39:52.34 ID:HiJwRNnx0
乙です。
よし、後でハイゼンスレイに波動砲みたいなビーム兵器積もう
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