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【艦これ】秘書艦は幼馴染 由良
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22 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/23(日) 03:21:35.34 ID:+HKbm3C1o
乙
復活してくれて嬉しい
23 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/23(日) 09:18:34.73 ID:2P3iuNP2O
乙です。
タイトルでもしやと思ったら、続き楽しみにしてます。
24 :
◆xmUpEtx8SQ
[saga]:2016/10/25(火) 01:47:54.73 ID:o4fELf1Y0
こんばんは。
後程投下します。新規書下しありです。
25 :
◆xmUpEtx8SQ
[saga]:2016/10/25(火) 02:02:52.10 ID:o4fELf1Y0
由良「あ、そうだ。明石さんにちょっとめーるを送信っと」(Surface艦娘pro5オープン
提督「ん、それは?」
由良「9月から海軍省で艦娘に配られている端末です。福利厚生の一環らしいですよ。軍用回線ですけど」
提督「成程。時代だなぁ」(感心
由良「私も使い始めたのはつい最近です。もっぱら映画や動画しか見ないですけど」
Surface艦娘pro5(you got a mail!
由良「明石さん仕事早いなぁ。このPDFファイルね」(クリック
PDFファイル(TOP SECRET FOR YOUR EYES ONLY 『ススキノ クラブ艦娘詳細データ』
PDFファイル(ススキノ クラブ艦娘は海軍と民間の第3セクター方式を取っているクラブだが、実際は海軍が運営管理している施設である。女性キャストも
表向きはアルバイトだが、実際はスパイ養成も兼ねて艦娘がその役を担っている。表向きは提督達の福利厚生と慰労を目的とした施設だが
提督達の監視も兼ねた海軍施設となっている。女性キャストの制服は最終コンペで残った物や試作品を流用されており完成度が非常に高い。
旧海軍時代に高位の海軍将校が料亭の女性に作戦内容をピロートークでペラペラと洩らした負の経験から同様の事が無い様に、またその傾向
にある人物を炙り出す為の施設でもある。
26 :
◆xmUpEtx8SQ
[saga]:2016/10/25(火) 02:15:08.24 ID:o4fELf1Y0
由良「ふぅ〜ん」(クリック
PDFファイル(顧客情報=提督ファイル=友提督=評価 ちゃらちゃらしていて危なかしげだが機密に関しては一切洩らさない優秀な提督との評価。しかし
キャストへのボディタッチは最多で女性キャストからは「セクハラ大王」「パイタッチ提督」「絶対領域まさぐり隊」として恐れられている。前回来店時の
カラオケでもやらかし、「タッーチ、タッチ、ここにタッチ」と歌いながら千歳へのパイタッチを敢行。これを成功させる。お気に入りキャストは千歳である。
由良「安定の友提督さんですね」(クリック
PDFファイル(顧客情報=提督ファイル=提督=評価 来店当時はコミュ障だったが最近は何とか普通に会話出来ている。基本コミュ障で自分から会話を
しないので機密に関しては一切洩れようが無い。その点では非常に優秀な提督との評価。人見知りが激しく隣に女性キャストが座っても30cm以内のパーソナル
スペースには絶対入らせない鉄壁の防御を誇っている。まともに会話が出来るようになったキャストは五十鈴である。前回来店時の友提督とキャスト達との
王様ゲームで友提督から、「1番(提督)が3番(五十鈴)にパイタッチ!」と言う絶体絶命の状態からボーイの「お時間です。2時間になりましたが延長なさい
ますか?」の問いに秒速で会計に立ち支払いを済ませ店を出て事無きを得る離れ業をやってのける。神回避とは正にこの事であろう。女性キャスト達から誰が
1番最初に提督にタッチ出来るか賭けの対象になっている。
由良「安定の提督さんですね。提督さんのパーソナルスペース撃破は不可能なので心配は有りませんが気分が悪いです」
由良「飲みましょう、提督!グイッと!」
提督「む、うむ」
27 :
◆xmUpEtx8SQ
[saga]:2016/10/25(火) 02:26:18.44 ID:o4fELf1Y0
《旬彩旬魚 鳳翔》フタマルゴーマル
由良「らからぁ〜、ゆらはていほくはんのみぎうれれかんばりましゅ〜」
提督「分かった分かった。それより由良君、少し飲み過ぎではないかね?」
由良「らいじょうぶれすよぉ〜、ほうしょうしゃ〜ん!おかわりぃ〜ZZZzzz」
鳳翔「失礼します。あら、由良さんがこんなになるなんて珍しい。誰かさんのせいでしょうか?」(笑
提督「久しぶりでハメが外れたのでしょう。あ、而今の純米吟醸をお願いできるかな?」(座布団並べて寝かせ寝かせ
鳳翔「はい、かしこまりました。ところで由良さんと幼馴染というのは?」
提督「家が隣同士だったもので。ただ、幼馴染と言うよりは年の離れた兄妹の様な感じだが」(上着掛け掛け
鳳翔「そんなに離れているんですか?」(而今注ぎ
提督「10才離れている。私が小学5年の時によく子守りを任されおむつを替えたり粉ミルクを作って与えたりした。大人になった物だ。ところで今はお客もいない。
良ければ一献どうだろう?」
鳳翔「では、1杯だけ頂きます。由良さんは兄妹の様な物ですね。気になるんじゃないですか?」
提督「私が軍学校に入った時は大層文句を言われた。寮生活になるので離れて暮らすのは嫌だと。そのうちに成人したら艦娘の適性試験を受けると言いだしてな」
鳳翔「提督さんの傍に居たかったんですね。いじらしいじゃないですか」
提督「艦娘の育成校では首席だったらしい。彼女の卒業と同時に今度は私が例の軍機の件で友提督らと再度軍学校に行く事になり卒業後は1年、音信不通になった。
軍令で仕方ないとは言え、ほったらかしにして寂しい思いをさせてしまった」
鳳翔「これからはお仕事とはいえ、一緒に過ごせますね」
提督「そうでしょうな。にぃににぃにと幼い頃に私の後ろを付いてきた女の子を泣かせる訳にはいきませんからな。そして絶対轟沈もさせません」
鳳翔「由良さんもそうですし、鎮守府の他の艦娘の女の子たちも良い子ばかりですよ」
提督「まぁ、きっとそうなんでしょうな。女性恐怖症のせいで不安はありますが」
鳳翔「ゆっくり、みなさんと向き合ってあげて下さいな。由良さんと差ほど違いは無いと思いますよ」
提督「む、自信は無いが心得ておこう。いや、自分の事をしゃべり過ぎてしまったようだ。時間を取らせて申し訳ない」
鳳翔「ふふ、それも私のお仕事の内です。困った事があったらいつでも相談に来て下さいな」
28 :
◆xmUpEtx8SQ
[saga]:2016/10/25(火) 02:28:42.66 ID:o4fELf1Y0
《旬彩旬魚 鳳翔》フタヒトゴーマル
提督「おかげさんで良い時間を過ごせたよ。また近いうちに来るとしよう」(ヨッと、由良おんぶおんぶ
鳳翔「はい、お待ちしておりますね。ありがとうございました〜!」(由良に提督の上着掛け掛け
提督「どれ、散歩がてら月を眺めながら帰るとしよう」テクテク
由良「ZZZzzz…」
提督「この子はあの頃とかわらんなぁ」
由良「んにゃ、にぃにぃ〜ZZZzzz」
提督「にぃに、か。どんな夢をみていることやら」
提督「潮風が酒で火照った頬を撫でて行って心地良い。潮の香りを堪能しながらの散歩もオツな物だな」
由良「んにゃ〜、くぅ〜ZZZzzz」
提督「明日から秘書艦よろしくと言いたいところだが、二日酔いで使い物にならないかもしれんな」
29 :
◆xmUpEtx8SQ
[saga]:2016/10/25(火) 02:29:34.25 ID:o4fELf1Y0
<10分後、《艦娘寮》フタフタマルマル
提督「うむ、当然だが消灯時間も過ぎ出入口もしっかり施錠されている。防犯意識が高いのは良い事だ」
提督「まぁ、鎮守府内に侵入してくるような間抜けな賊もおらんだろう。さて、どうした物か」
提督「仕方が無い、今日は提督寮で寝せるとするか」
<5分後、《提督寮》フタフタマルゴー
提督「よいしょっと」(ベッドにのせ
提督「ブーツは脱がせた方が良いな」(ブーツヌガセヌガセ
提督「寝顔は幼い時と変わらんな。おやすみ、由良君」(フトンカケ
寝室のドア< また明日な!キ〜バタン
30 :
◆xmUpEtx8SQ
[saga]:2016/10/25(火) 02:31:24.27 ID:o4fELf1Y0
提督「寝袋はどこにしまったかな? ここか?お、あったあった」
リビングのソファ< ヨシ、来い!
提督「着任初日にソファで寝るのもアリだろう・・・、おやすみ〜ZZZzzz」
・
・
・
・
・
・
由良「あれ?ここどこ?見たこと無い部屋だ…」(キョロキョロ
時計< 丑三つ時だぞ
由良「あだまいた〜い、喉カラカラだ。え”〜と、昨日はどうしたんだっけ?…、あ、提督さんと日本酒でハジケたんだった」
由良「お水飲みたいな」
寝室のドア< カチャ、キィ〜
ソファの上< 提督「クカー、ゴー、クカー」
由良「ソファで寝なくても一緒に寝ればいいのに。まったく、にぃにのバカ」
31 :
◆xmUpEtx8SQ
[saga]:2016/10/25(火) 02:33:35.81 ID:o4fELf1Y0
由良「キッチンはこっちかな? あ、冷蔵庫発見!開けますよぉ〜」
冷蔵庫< 良く冷えてるぜ!つ 「支笏の秘水」
由良「グラスは〜っと、あった。お水頂きま〜す!」 こぽこぽこぽ。クピクピ
由良「は〜、生き返った」
由良「さて、ちっちゃい頃は一緒に寝てたんだから今さら気を使う事もないよね。でもソファに2人は無理か。そだ!」
由良「艤装装着っと。これで持ち上げられるね。にぃには昔から寝たら起きないんだよね〜、ふふ」(提督お姫様だっこ
由良「ベッドに寝せてっと」
提督「クカー、ゴー、クカー」
由良「艤装外して、服もいっか、脱いじゃお」(下着のみなう
由良「にぃにの左腕のばして」(提督の左胸に頭ポフ
由良「にぃにの匂い、スンスン、落ち着くなぁ」(ギュ、抱きしめ
由良「おやすみなさい、提督さん」
32 :
◆xmUpEtx8SQ
[saga]:2016/10/25(火) 02:34:26.04 ID:o4fELf1Y0
翌朝< チュン、チュン、チチチ
提督「んぁ、朝か〜」
提督「ん?左半身が重い。それに何かほんのりと甘い香りがする」
提督「あ”ぁ!!」(固まる
提督「はっ!あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!何を言っているのか わからねーと思うが、おれも何をされたのかわからなかった」
提督「絹糸の様な長い髪の女性に絡み付かれている。何故か下着姿だ!その下には存在を主張するかの様な白い柔らかそうな双丘が規則正しく上下している。
死んではいないようだ…」
寝室の扉< バン!
青葉「おはようございまーす!鎮守府通信の記者、青葉と申します!恐縮です!今日は新任提督の寝起きにとつげ…き…、あれ?」
提督「… …」
青葉「… …」
青葉「カシャッ!」
33 :
◆xmUpEtx8SQ
[saga]:2016/10/25(火) 02:34:56.28 ID:o4fELf1Y0
青葉「ゆ、ゆうべはおたのしみでしたね?…」
提督「… …」
青葉「… …、お邪魔しましたー!」
寝室の扉< バタン!
提督「何だったんだ、今のは?多分艦娘だとは思うが… …。い、いかん!今になってドキドキしてきた。い、いやまだ問題が現在進行形か!
不味い、過呼吸になりそうだ!安定剤を!」
とらんきらいざぁ< いっとくかい?
???「う”う〜ん」
提督「!!!」
34 :
◆xmUpEtx8SQ
[saga]:2016/10/25(火) 02:36:16.14 ID:o4fELf1Y0
???「なぁに?」
提督「何だ、由良君だったのか」アンドノカオ
由良「あ、おはようございます、提督さん」
提督「髪を下ろしていたので一瞬誰か分からず非常に緊張したが君なら安心だ!問題無い」キリッ
由良「何か、私で良かったと言うのが嬉しい半分ですが、1人前の女性として見られていない様で複雑な気分です」
提督「そんな事は無い!君は立派な女性だ。ただ、もう子供ではないのだから私と同衾するのは些か問題だ」
由良「私は別に問題ありませんけど・・・」
提督「まずは服を着たまえ。いくら家族同然とはいえ異性の前でその様な姿でいるのはよろしく無いだろう」
由良「あ!す、すいません」キガエキガエ
提督「ところで先程の」
35 :
◆xmUpEtx8SQ
[saga]:2016/10/25(火) 02:38:25.01 ID:o4fELf1Y0
由良「青葉さんですね、あとで誤解を解いておきますね」
提督「青葉君か。確か広報担当だったかな?」
由良「誰も頼んでいないのに鎮守府通信と言う読み物を作って配っています。別名鎮守府のパパラッチ」
提督「そ、そうか」
由良「思い込みで書く記事も多いのですが、時々本物のスクープをあげたりして微妙に目が離せません。ですが通常の記事の精度はスポーツ新聞並みです」
提督「そ、そうなのか」
由良「ところで提督さん、コーヒーメーカーは見つけたのですが、炊飯器やらフライパンの類が見つからないのですが?」
提督「忙しくて自炊もしないのでな、引っ越しの際にあらかた処分したのだ」
由良「そうですか…、ちなみに今何時ですか?」
提督「5:35だな」
由良「では、私は1度寮に戻って6:30に戻ってきます。7:00には朝食を食べれるようにします」
提督「鎮守府には食堂があったと思うが?」
由良「はい、任せて下さい!提督さんの為の朝食を私に作らせて下さい!コーヒーはここに置いておきますね。では後ほど!」(バタン!タッタッタッ
提督「ふむ、時間までにシャワーでも浴びておくか」
36 :
◆xmUpEtx8SQ
[saga]:2016/10/25(火) 02:42:22.74 ID:o4fELf1Y0
>>20
>>21
読んでくれてありがとうございます。
>>22
>>23
憶えていて下さりありがとうございます。
では、本編とは別のお話を1つだけ。
少々お待ち下さい。
37 :
◆xmUpEtx8SQ
[saga]:2016/10/25(火) 02:59:47.80 ID:o4fELf1Y0
<艦娘寮由良部屋
番外編【10月25日】、Old remembrance
B-17もドーントレスも嫌い。こんなに爆弾降らせるってどういう事? 機関室にまで浸水して火災も発生か。なんか動けなくなっちゃった。
総員退艦も終わったしもう大丈夫。
夕立も春雨もそんな顔しないで。
敵に沈められたり鹵獲される位ならここで終わりにする方がいいんじゃない?
指令官や艦長が由良を座礁させてまで救ってくれようとしただけでも嬉しいよ。
もっとみんなと戦いたかったな。
ありがとう さよなら
見慣れた酸素魚雷が2本、真っすぐこちらに向かってくる。
船体に当たった魚雷がさく裂し、破口から大量の海水が流れ込んできた。
軽巡洋艦としての由良の瞳に最後に映ったのは、夕立が泣きながら砲撃をしてくる姿だった。
そして、目が覚めた。
由良「ハッ 夢? そっか、今日だったんだ」
気が付くと、ぐっしょりと寝汗をかいていた。
由良「艤装システムとのシンクロ率が上がると艦の記憶の夢を見るって本当だったんだな」
38 :
◆xmUpEtx8SQ
[saga]:2016/10/25(火) 03:00:56.15 ID:o4fELf1Y0
時計< 丑一つ時前だな
由良「眠れそうにないな。 それに何だか1人で居たく無い」
部屋の出窓< カーテンを捲ると別棟の提督寮の1室には明かりが
由良「提督さん、起きてるみたい・・・、いっちゃおっかな」
・
・
・
・
・
・
提督「明日の準備も良しと。寝る前に1杯やるとするか」
提督「ふむ、リッツにカマンベールチーズの肴も日本酒に中々合う物だな。同じ発酵食品同士で相性が良いのか」
提督部屋扉< Knock … … Knock!
提督「ん、誰だ、こんな時間に? かぎは掛かっていない。入りたまえ」
提督部屋扉< しぃ〜ん
39 :
◆xmUpEtx8SQ
[saga]:2016/10/25(火) 03:03:44.35 ID:o4fELf1Y0
提督「空耳だったか?」(ドアオープン
由良「… …」
提督「由良君だったか。こんな時間にどうしたんだね?そんなとこに立ってないで入ったらどうだ?」
由良「提督さん」(ナミダメ
提督「む?」
由良「提督さん!」(ダキツキ
提督「いったいどうしt」
由良「ふえぇぇ〜ん」
・
・
・
・
・
・
提督「落ち着いたかね?」
由良「グスッ、はい」
提督「噂には聞いていたが、中々に精神的ダメージが大きそうだな」
由良「理性では分かっているのですが感情が抑えきれません。得体の知れない不安感に押し潰されそうになります」
提督「これでも飲んで落ち付きたまえ。日本酒らしからぬフルーティーな甘酸っぱさが良いぞ」(つ 一ノ蔵 ひめぜん
由良「はい、ありがとうございます」(コク
提督「目が覚めて1人で居たくない、と」
由良「はい、すいません」
40 :
◆xmUpEtx8SQ
[saga]:2016/10/25(火) 03:05:52.87 ID:o4fELf1Y0
提督「そう言う事なら仕方ないだろう。艦の記憶なだけに対処療法しかない。一人よりかは精神衛生上良い。奥のベッドを使いたまえ。私は居間に居るからな。
誰かいれば少しは不安も解消するだろう」
由良「あ!あのっ」
提督「どうしたんだね?」
由良「1人で寝るのはまた同じように不安になります! い、一緒に寝て下さいませんか? そうすればこの情緒不安定な不安も解消されると思います!」
提督「… …」
由良「だ、ダメでしょうか?」(ウワメヅカイ
提督「フゥ、もう1杯飲んだら寝ようと思っていた所だ。それまで待てるかね?」
由良「ホント?やったー」
提督「小学生の頃に怖いテレビを見た時も1人で寝れない事があったな」
由良「それとこれとは話が違います!」
< また青葉さんが乱入しないよう鍵をかけませんか? うむ、そうするとしよう。
軽巡洋艦 由良 1942年10月25日沈没 、 Old remembrance おしまい
41 :
◆xmUpEtx8SQ
[saga]:2016/10/25(火) 03:14:07.60 ID:o4fELf1Y0
本日は以上です。
また来週辺り来たいと思っています。
では、おやすみなさい。
42 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/25(火) 15:33:10.18 ID:GUwtjQaSo
おつ
43 :
◆xmUpEtx8SQ
[saga]:2016/10/29(土) 01:04:11.36 ID:Nupxydu20
こんばんは。
少しですが後程投下させて頂きます。
44 :
◆xmUpEtx8SQ
[saga]:2016/10/29(土) 01:11:12.03 ID:Nupxydu20
<艦娘寮由良部屋
由良「炊飯器良し!食材良し!食器調味料良し!っと」
時計< 5:45だぞ
由良「急いでシャワーを浴びて6:20には出れるかな」
バスルーム前< 由良脱衣中
由良ブラ< おつかれさん!
由良「…、スンスン クンカクンカ…」
由良ブラ< !!
由良「提督さんの移り香が…スンスン」
由良「いけない、時間!もったいないから取りあえず置いておいて夜帰って来てもう1回堪能してからお洗濯しよっと」
由良ブラ< …
由良「♪〜 」シャワータイム
45 :
◆xmUpEtx8SQ
[saga]:2016/10/29(土) 01:12:39.04 ID:Nupxydu20
<提督寮 提督部屋前 6:30
提督部屋扉< Knock … Knock!
提督「由良君か?入りたまえ」
由良「おじゃましまーす。それじゃ、キッチンお借りしますね!」(炊飯器セット 食材ダシダシ
提督「ん? 由良君、ちょっとこちらに来て座りたまえ」
由良「はい?どうしましたか?」
提督「髪がまだ濡れているではないか。乾かさねば風邪をひいてしまう」(由良リボンホドキ
由良「でも朝食の準備が」
提督「すぐに乾かすので大人しく何分か座っていたまえ」
由良「は、はい」
ドライヤー < フォォー
由良「(提督さんに髪を梳いてもらうの久しぶり。気持ち良いな)」
提督「相変わらず絹糸のような細く柔らかい髪だな。梳いてて気持ちが良い」
46 :
◆xmUpEtx8SQ
[saga]:2016/10/29(土) 01:13:56.35 ID:Nupxydu20
由良「私も久しぶりに梳いてもらってとても心地良いです。あまりに気持ち良くて眠ってしまいそうです」
提督「もうすぐ乾かし終わる。ちょっと我慢したまえ。うむ、こんなものだろう」
由良「リボンは」
提督「ここにある。結び方はいつもと同じで良いかね?」
由良「はい、大丈夫ですのでお願いします」
提督< リボンムスビムスビ
提督「結び方もしばらくやっていなくても手が覚えている物だな」
由良「そんなこと言って、本当は別の女の子にもしてあげてたのではないですか?」
提督「君は何を意味不明な事を言っているのだね?私が女性に触れれる訳無かろう!」
由良「デスヨネー!でもそれじゃ、私は女の子じゃないんですか?」
提督「由良君、獰猛な猛獣も生まれたての状態から世話をすると通じ合えるだろう?だがしかし、野生の状態で森の中で出会ってしまったら戦うしかあるまい」
由良「女性を猛獣に例えるって・・・。提督さんの中での女性の評価が良く分かりました」
提督「うむ、分かってくれたか。良し完成だ」
由良「はい、呆れるほどに。ではご飯作りますね」
47 :
◆xmUpEtx8SQ
[saga]:2016/10/29(土) 01:14:38.16 ID:Nupxydu20
由良「♪〜」
フライパン <ヒャッハー!ベーコンをカリカリにしてやったぜ!
由良「提督さん、朝食が出来ましたから座って下さい」
提督「うむ、美味そうだ」
由良「作ると大見栄を切りましたが、材料がその…、すいません」
提督「問題無い、十分ではないか!」
由良「そ、そう言って頂けると嬉しいです。献立はご飯にお豆腐となめこのお味噌汁、半熟カリカリベーコンエッグときゅうりの浅漬けです。その、次回はちゃんと
お買い物して品数を増やします」
提督「時々で良いので準備してくれるとありがたいな」
由良「はい!頑張ります!」
提督「期待するとしよう。では、頂きます」
由良「はい、召し上がれ」
< モグ、浅漬けの塩具合が良いな ありがとうございます!玉子も提督さんの好きな半熟で仕上げました! うむ、最高だ! ほ、褒められて由良感激です!
48 :
◆xmUpEtx8SQ
[saga]:2016/10/29(土) 01:16:07.26 ID:Nupxydu20
提督「美味かった!ごちそう様」
由良「はい、お粗末様でした」
提督「時間も丁度良い。仕事に出るとするか」
由良「はい、いってらっしゃいませ」
提督「ん?由良君はどうするのだね?」
由良「お片づけしてから執務室へ向かいます。それに一緒に出勤するのは問題無いのですか?」
提督「むぅ、そうか」
由良「では、後ほどお願いしますね」
提督「了解した」
49 :
◆xmUpEtx8SQ
[saga]:2016/10/29(土) 01:17:23.18 ID:Nupxydu20
《執務室》マルナナゴーマル
提督「備蓄資材と保有装備のリストはと、……、老教官殿も随分と偏った開発をしてくれた物だ。定年でタガが外れたか知らぬが分かり易い大艦巨砲主義だな」
提督「ふむ、やはりこれが無いに等しいか。おいおいやって行くしかないだろうが厄介だな」
提督「艦娘の練度はと。……、ふむ、艦隊決戦は可能だが細かな任務は支障が出ているだろうな」
執務室扉< Knock … Knock!
提督「入りたまえ(由良君が来たか)」
大淀「失礼します。大本営より指令書が届いております」
提督「大淀君だったか(マズい、由良君も居ないと言うのに!具合が悪くなってきた。)」
大淀「はい、こちらの指令書と、これが当鎮守府の決裁待ちの書類諸々です」
書類 < 全部で3cmくらいの厚みの量だ。大した事はあるまい
提督「うむ、確認しよう」(パラ
50 :
◆xmUpEtx8SQ
[saga]:2016/10/29(土) 01:18:33.06 ID:Nupxydu20
大淀「(こちらを一瞥しただけで書類を確認をし始めて目も合わせてくれないなんて。この提督は厳格そうね。叱責を受けないよう気を付けなければ」
提督「(書類も受け取ったし、もう用は無いのではないか。何故下がらないのだ?由良君早く来てくれ……ドキドキ)
大淀「開発の部分で若干問題があると思います」
提督「むぅ、これは……」
大淀「15日後には作戦に参加しなければいけなくなります。決定事項です」
提督「それまでに準備できない場合は……」
大淀「例外はありません」
提督「分かった。ベストを尽くすまでだ」
大淀「では、失礼します」
執務室扉< バタン カツカツカツ
提督「安定剤はと」
安定剤 < くいっと一気に飲め
提督「ゴキュ ゴキュ 」
提督「フゥ、さてと、どうするかな」
51 :
◆xmUpEtx8SQ
[saga]:2016/10/29(土) 01:20:26.81 ID:Nupxydu20
書類 < 何を確認したいんだい?
提督「ふむ、この部分か。元帥のご老人もお人が悪い。最初からこちらのトラの子のカードを切らせるつもりか、はたまた小手調べか」
書類 < 装備の入手方法については大本営は一切の追求もせず、責任も負わず。各鎮守府提督の手腕により解決せよ
提督「追い込まれたのには変わり無いか」
黒電話 < 使うかい?
提督「なぜ光回線もネットもつながっているのに鎮守府の電話だけはダイヤル式黒電話なのだろうか?」(ジーコロコロコロ
黒電話 < プルルルr カチャ
???「はい、こちら○○鎮守府交換台です」
提督「こちらは△△鎮守府の提督と言う者だ。友提督を頼む」
???「畏まりました。ただ今お繋ぎ致します。 どうぞお話し下さい」
友提督「どうしたんだ、お前から電話なんぞ珍しい」
提督「うむ、次回の作戦の件でな。例の潜水艦の海域が我が鎮守府の担当になった」
友提督「おう、あの基○外みたいにウジャウジャ潜水艦が攻撃してくる海域な」
提督「攻略しようにも対潜装備が無いのだ」
52 :
◆xmUpEtx8SQ
[saga]:2016/10/29(土) 01:21:28.43 ID:Nupxydu20
友提督「無いって事は無いだろう。前任者がデイリーしてりゃ新旧問わなきゃ最低でも出撃分は揃うだろう」
提督「前任が老教官殿でな」
友提督「あぁー、大艦巨砲主義か」
提督「お陰でウチには九三式水中聴音機と九四式爆雷投射機が1セットづつしかなくてな、困っていたのだ」
友提督「なるほど、そりゃ大変だな」
提督「キミのトコには三式水中深信儀と三式爆雷投射機が各15セットあるはずだ」
友提督「あるな」
提督「貸しを返してもらおうと思ってな。三式水中深信儀と三式爆雷投射機を各3セット気持ち良く譲ってもらいたい」
友提督「お前、自分の言っている事が分かってんのか?」
提督「私は艦娘たちを沈めさせない為なら鬼になると誓った。1%でも生還率が上がるなら横紙破りだろうと躊躇はせん。相手がキミであってもな」
友提督「だからってお前」
53 :
◆xmUpEtx8SQ
[saga]:2016/10/29(土) 01:22:36.09 ID:Nupxydu20
提督「ところで、キミのトコの秘書艦、飢えた狼さんだったか。ケッコンカッコカリしたそうではないか」
友提督「それがどうした?」
提督「彼女はかなり嫉妬深いそうだな」
友提督「おう、先日も新しく着任した艦娘に手を出したらこ○されかけたな。刃物もって突っ込んできやがった」
提督「キミが先日、私と飲みに行った日だが、金曜日のハズが土曜日と書類を改ざんしてたな」
友提督「……」
提督「私に土曜日飲んだ事にしてくれと言ってキミはどこに行ったんだったかな?」
提督「確か泡の出る特殊浴j『わー!分かった!!気持ち良く三式水中深信儀と三式爆雷投射機を各3セットお前に譲る!』」
友提督「お前見かけによらず腹黒いな!」(ゼーハー
提督「貸しを返してもらうだけだ。問題無い」
友提督「だからってもう少しやり方ってもんがあんだろよ」
提督「キミが最初に素直に譲ってくれたら話が早かった。私も出来たらこんな事はしたくなかったのだが」(棒読
友提督「ま、まあいい。これで借りは返したからな」
54 :
◆xmUpEtx8SQ
[saga]:2016/10/29(土) 01:23:34.67 ID:Nupxydu20
提督「うむ、協力感謝する!しかしキミが会議と言って会議が無かった日と提督会と称してまったく別の店に行った事も私は口を閉ざしておこう」
提督「当然、キミの秘書艦にも余計な事は一切言わないから安心してくれたまえ」
友提督「……良い性格してるよ、お前」
提督「代わりと言っては何だが、キミのトコは砲と電探が不足気味だったな」
友提督「ああ、両方とも不足しているな」
提督「46p砲と14号電探で良ければ1セット、3式のお礼にキミの鎮守府に送っておこう。ウチには戦艦の数以上にあるからな」
友提督「それを早く言えよ、バーターならもっと話は早かったぜ」
提督「それは済まなかった。次回からはそうしよう」
友提督「おう、頼むぞ!また一緒に飲んだ事にもしておいてくれ」
提督「それは構わんが程々にな。キミが刃傷沙汰に巻き込まれるのを見るのは忍びないからな」
友提督「わーったよ、じゃあな!」(チン
55 :
◆xmUpEtx8SQ
[saga]:2016/10/29(土) 01:24:48.29 ID:Nupxydu20
提督「フゥ」
由良「よろしいですか?」
提督「由良君か、いつ来たんだね?」
由良「提督さんが『貸しを返してもらうだけだ。問題無い』と言った辺りからでしょうか」
由良「提督さん、悪戯っ子の様なちょっと悪い顔してましたよ。どなたと話されていたんですか?」
提督「友提督とな、装備についての意見交換だ」
由良「からかっちゃダメですよ。友提督さん直ぐにムキになるんですから」
提督「次回から気を付けるとしよう」
由良「そうですよって、あれ」
安定剤の空き瓶 < よっ!
由良「大淀さん、もう来たんですか?」
提督「由良君が来る前にな。お陰で緊張してしまったが」
由良「もう少し早く来れば良かったですね、すいません」
提督「じきに慣れる……だろう。多分」
由良「それはお疲れさまでした。コーヒー、甘目で入れてきますね」
提督「そうして貰えると助かる」
56 :
◆xmUpEtx8SQ
[saga]:2016/10/29(土) 01:25:43.82 ID:Nupxydu20
《提督の憂鬱》
提督「ところで由良君」
由良「何でしょう?提督さん」
提督「ウチの鎮守府で由良君以外に対潜に向いていそうな艦娘は誰がいるかね?」
由良「え〜と、五十鈴さんに時雨さん、雪風ちゃんに白露さんに雷ちゃんに不知火さんといった辺りでしょうか」
提督「分かった。では、由良君と五十鈴君が交代で旗艦となり駆逐艦を指導してくれないかね?」
由良「お、お言葉を返すようで申し訳ありませんが、我が鎮守府には対潜装備は1セットしかありません。とても訓練なんか…」
提督「明日、三式水中深信儀と三式爆雷投射機が各3セット到着する。交代で演習を繰り返し装備に慣熟しておいてもらいたい。5日後にはさらに4セット
揃えるつもりだ。これで全員で演習が可能になるだろう」
由良「三式水中深信儀と三式爆雷投射機って最新鋭の装備じゃ…、私も艦娘の育成校で訓練用の物を使った事があるだけですよ」
提督「次回の作戦は15日後、場所はあの潜水艦の海域だ。このままでは轟沈艦がでるやもしれんのだ。それだけは何としても防がねばならない。その為に
は最新鋭の装備で挑まねばならん」
57 :
◆xmUpEtx8SQ
[saga]:2016/10/29(土) 01:26:55.09 ID:Nupxydu20
由良「でもそんな装備をデイリー以外でどうやって入手するのですか?」
提督「それを可能にするのも提督としての手腕だな」
由良「根性論で何とかなる物では無いですよ」
提督「それを可能にするなら手段を選んではおられんのだ」
由良「そうですが……」
提督「その為に非常に気が進まないが……、従姉提督にも装備の打診をするつもりだ」
由良「確かに従姉提督さんのトコには余っていそうですが……、いいんですか?」
提督「私が犠牲になって皆が助かるならこの身を捧げる所存だ」(遠い目
由良「いえ、大丈夫ですから!従姉提督さんは提督さんとスキンシップを図りたいだけで取って食べられたりしませんから!」
提督「私にとってはどちらも大して変わりは無いがな」(ハイライトOFF
58 :
◆xmUpEtx8SQ
[saga]:2016/10/29(土) 01:27:53.22 ID:Nupxydu20
提督「そう言えば執務室に来るのが少し遅かったが何かあったかね?」
由良「青葉さんの所に寄ってきました」
提督「そうだったか。誤解は解けたかね?」
由良「はい、平和的にお話して分かってもらえましたので。あの画像は出ません」
提督「何も無いとは言え誤解は招きたくないからな」(仕事以外で艦娘達と弁明とは言え話をするなどどんな罰ゲームなのだ?)
由良「もう心配無いですよ〜」(提督さんが嫌がるから……、私との仲をみんなに周知させるチャンスだったんだけど)
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《鎮守府通信号外!新任提督にいったい何が!?》
新任提督の寝起き突撃を諸事情により断念した記者だったが、その後とんでもない光景を目撃する事となった。
提督寮前で張り込みをしていた早朝、司令官の部屋から出てきたのは今まで浮いた噂が全く無かった軽巡洋艦の艦娘Yさんの姿だった。
仄かに火照った頬に満足げな笑顔のYさんは周囲を気にするかのように足早に艦娘寮へと戻っていった。
艦娘Yさんの幸せそうな表情に記者は全てを悟ったのである。
大本営から派遣されたエリート提督と清楚な艦娘Yさんとのロマンスを今後も静かに見守っていきたいと思うのだった。
(文責:青葉)
59 :
◆xmUpEtx8SQ
[saga]:2016/10/29(土) 01:28:26.87 ID:Nupxydu20
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由良「……」(号外紙 グシャグシャ!
提督「……」
由良「提督さん、ちょっと席を外しますね」(目が笑ってない笑顔
提督「う、うむ」(汗
執務室扉< バタン
< 青葉ー!ちょっ出てこいやー!
< 怒鳴らなくても聞こえてますよー
< この号外はどういう事だー!
< あれ〜、約束通り「例の写真は」使ってませんよー
< ぐぬぬっ!
60 :
◆xmUpEtx8SQ
[saga]:2016/10/29(土) 01:30:05.59 ID:Nupxydu20
本日はここまで。
それでは、おやすみなさい。
61 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/29(土) 07:58:53.00 ID:O8Rjd0J20
乙!
62 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/29(土) 11:02:37.58 ID:M+Ld3tTmO
乙
そういう関係だと思わせれるし由良的にも結果オーライっぽい?
63 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/01(火) 18:52:56.90 ID:ucpYeeIoo
乙ヤーデ
64 :
◆xmUpEtx8SQ
[saga]:2016/11/08(火) 22:15:07.73 ID:TacYKuj90
こんばんは。
後程投下させて頂きます。
65 :
◆xmUpEtx8SQ
[saga]:2016/11/08(火) 23:31:01.86 ID:TacYKuj90
黒電話 < プルルルr カチャ
オペレーター「はい、こちら☆☆鎮守府交換台です」
提督「こちらは△△鎮守府の提督と言う者だ。従姉提督を頼む」
オペレーター「畏まりました。ただ今お繋ぎ致します。少々お待ち下さい……… (△△鎮守府の提督様より通信が入っております。ハイ…ハイ…了解しました)
お待たせいたしました。 どうぞお話し下さい」
提督「もしもs『キャーッ!!提督くぅ〜ん♪ 久しぶり〜!!』 」
提督「 」
従姉提督「もうっ!前回の演習が終わってから全然連絡くれないんだからぁ、寂しかったぁ!」(プンスカ
提督「 」
従姉提督「でもねっ、提督クンも忙しいかと思っておねえちゃんから連絡するの我慢したんだ!おねえちゃん偉いでしょ?褒めてくれて良いんだよ!」
提督「 」
従姉提督「でもそろそろ我慢できなくなって、提督クンの声が聞きたいなぁって思っていたの!そしたらまさかの提督クンからの電話でおねえちゃん超嬉しかった♪
これって以心伝心ってヤツかなっ?」
提督「 」
従姉提督「だからお礼に、今度おねえちゃんと2人っきりでお酒でも飲もうよ!提督クン成分も補給したいしぃ。提督クンと2人きりであんなことやこんなことや
とんでもないことして……ふふっ、うふふふふふ」(ハイライトOFF
66 :
◆xmUpEtx8SQ
[saga]:2016/11/08(火) 23:33:55.25 ID:TacYKuj90
提督 < 受話器そっと置き
黒電話「プツ。ツーッツーッツーッ」
従姉提督「あれ?切れちゃった?提督クン?提督クーン!」(ガチャガチャ
提督「ハァ」(ため息
由良「ど、どうしたんですか?」
提督「従姉提督はいつもの発作の様だ。問題無い。直ぐに折り返し電話が来るだろう」
黒電話 < じりりりりん♪
由良「はい、△△鎮守府執務室です」
67 :
◆xmUpEtx8SQ
[saga]:2016/11/08(火) 23:36:37.53 ID:TacYKuj90
従姉提督「あれっ、由良ちゃん?久しぶり!」
由良「はい、ご無沙汰しております」
従姉提督「提督クンお願いできるかな?さっき何故か電話切れちゃって〜」
由良「おりますので代わります」(ドゾー
提督「代わりました、提督です」
従姉提督「もう、電話切れちゃったよ!回線が不安定なのかな? ところで提督クンから電話くれるって事は何か重要な用事なんだよね?」
提督「そ、その様に落ち着いて話をしてくれれば話しやすいのだが」
従姉提督「だぁーって、嬉しかったんだもん! で、何に困ってるの?おねえちゃん提督クンの為なら大抵の事は喜んで協力するよ!」
提督「では、単刀直入に言おう。譲ってもらいたい物がある」
従姉提督「どんな物かな? もしかして、 わ た し ?」
提督「予備でそちらが保有している余剰分の三式水中深信儀と三式爆雷投射機を各2セット、お願いしたい」
68 :
◆xmUpEtx8SQ
[saga]:2016/11/08(火) 23:39:20.79 ID:TacYKuj90
従姉提督「提督クン、それ本気で言っているのですか?」
提督「無論、冗談などでは無い」(従姉提督の口調が変わった…怒らせてしまったか…
従姉提督「提督クン、艦娘用の艤装は彼女達の生命を守る大切な物。いくら提督クンのお願いでもそれは無理な話です」
提督「もちろん、タダでとは言わない。それなりの対価を従姉提督には支払う所存だ」
従姉提督「提督クン、いくら余剰装備とはいえ彼女達の生命に関わる物をおいそれと簡単に譲渡は出来ないのよ」
提督「我が鎮守府の直ぐそばに良い居酒屋が有ってだな、そこにはあの幻の酒、14代がおいてある。少しなら時間が取れるのでゼヒ、従姉提督と一緒に
行き一献酌み交わしたいと思っている」
従姉提督「……」
提督「(流石は多少変人でも提督業に就いている者の常識が有るか。厳しい交渉になるな)」
従姉提督「提督クン」
提督「何でしょう?」(やはりダメか
69 :
◆xmUpEtx8SQ
[saga]:2016/11/08(火) 23:41:23.22 ID:TacYKuj90
従姉提督「2セット明日までにそちらに送ればいいのね?」
提督「お願い出来ますか?」
従姉提督「了解よ。ただし、ドタキャン無しで約束よ!いい?」
提督「りょ、了解した。海域攻略後に喜んで一席設けよう」
従姉提督「言質取ったー!!提督クンを酔わせて手篭めにするチャンス!絶対モノにするわよ!(一緒に飲めるの楽しみにしてるわ!)」
提督「従姉提督、本音と建前が逆になっていますよ」
従姉提督「あ、あははははは!じゃあ、楽しみにしてるね、バイバーイ!」(カチャ、ツーッツーッツーッ
提督「……」
由良「大丈夫ですか?」
提督「何とかなるだろう。『2人きりで』とは一言も言ってないからな。その時は由良君にもゼヒ付き合ってもらいたい!」
由良「ふふっ、分かりましたよ。全力でお守りしますね」
70 :
◆xmUpEtx8SQ
[saga]:2016/11/08(火) 23:43:06.56 ID:TacYKuj90
提督「これで5セット揃うか。あと2セットだな」
由良「本当に5セット揃いましたね。でも他に余裕のある鎮守府さんは無さそうですよ」
提督「無ければ有る所から調達するまでだよ」
由良「有る所って?海軍や鎮守府以外にどうやって?」
提督「老元帥殿の思い通りに事が進んでる様で気に入らないが命令なので仕方ない。次のカードを切るとしよう」
由良「提督さん?」
提督「すまないが由良君は明石君を呼んで来てくれるかな?」
由良「はい、分かりました。ちょっと行ってきますね」
執務室扉< バタン
提督「フゥ」
71 :
◆xmUpEtx8SQ
[saga]:2016/11/08(火) 23:44:49.47 ID:TacYKuj90
安定剤 < また俺の出番か?
提督「カシュッ!ゴキュッゴキュッ!ハァ。これで1m以内に接近されても何とかなるだろう」
提督「応接セットのテーブルの幅は80cmか。次にテーブルを選ぶ時はもっとデカくて幅が有る物にしよう」
提督「いきなりこれを使う事になるとは思わなかったが、まあいい」
黒電話 < ジーコロコロコロ
???「Long time no see!」
提督「Where are you now?」
???「It 's business to Admiralty port of Admiral opponent!」
提督「Well, talk about the business」
???「Is it a money-making idea? 」
提督「I sure did! Let me come to my Admiralty port.Profitable!」
???「Looks interesting!」
提督「Now, after 30 minutes」
72 :
◆xmUpEtx8SQ
[saga]:2016/11/08(火) 23:48:08.06 ID:TacYKuj90
< Knock Knock!
提督「入りたまえ」
由良「提督さん、明石さんを連れてきました」
明石「工作艦、明石です。提督も修理ですか?どこが壊れてます?」
提督「い、いや、私は大丈夫だ。実は相談が有ってな、これからやってくる人物との商談の場に一緒に居て欲しいのだ」
明石「私なんかが居ても良いのですか?」
提督「キミでなければ困るのだ。迷惑かも知れんが協力してもらいたい」
明石「そ、そんな迷惑だなんて!問題ありません。大丈夫です」
提督「うむ、ありがとう。立ちっぱなしと言うのも何だな。そこのソファにでも腰かけたまえ」(よし、80cmの距離を稼いだぞ!
明石「わぁ〜、執務室のソファってふかふかですねぇ!」
提督「由良君、コーヒーを入れてくれるかな?」
由良「あ、ハイ!少々お待ち下さい」
明石「で、相談と言うのは?」
73 :
◆xmUpEtx8SQ
[saga]:2016/11/08(火) 23:51:10.29 ID:TacYKuj90
提督「単刀直入に聞こう。工廠の開発以外で入手した装備の艤装は可能かね?」
明石「海軍の紐付きでは無い海軍製装備と言う事でしたら、ひと手間かかりますが可能です」
明石「フリーな状態ならシリアルコード作製だけでいけますが、そうではない場合はスロットにダミーシグナルを出すチップを噛ませれば問題ありません。
起動可能です」
提督「うむ、よろしい」
明石「ですが、どこからその様な物を?」
提督「明石君も知っているはずだ。工廠の開発以外の入手方法を」
明石「話には聞いた事が有りますが都市伝説的な物と思っていました」
提督「私も本人に会うのは今日で2回目だがね」
明石「実在するんですね……」
由良「コーヒーお待ちどう様です」
提督「うむ、すまない」ズズッ
明石「あ、ありがとうございます」コク
由良「提督さんはその方にお会いした事はあるのですか?」
提督「軍の祭祀で1度な。こんな兵站の方法もあるのかと感心した物だ」
74 :
◆xmUpEtx8SQ
[saga]:2016/11/08(火) 23:57:17.47 ID:TacYKuj90
< Knock Knock!
提督「入りたまえ」
大淀「提督、お客様をお連れ致しました」
???「It is a long time! 」
提督「訳:あなたも元気そうで何よりです。マッコイ爺さん」
提督「皆に紹介しよう。この方がマッコイ爺さんだ。職業は死の商人」
マッコイ「訳:よろしくな、嬢ちゃん達」
大淀由良明石「「「あ、よろしくお願いします!」」」
マッコイ「訳:さて、元帥さんの教え子の中でも石橋を叩いても渡らない様な性格のお前さんがワシに連絡をよこすとはの。どういう風の吹きまわしじゃ?」
提督「訳:理想と現実の違いに頭を悩ませているのですよ」
マッコイ「訳:こんなに綺麗なおねえちゃんたちを周りに侍らせときながら贅沢な悩みじゃの」チラ
大淀由良明石「「「???」」」
提督「訳:だからですよ。戦いはロジックです。損失の可能性を低くする為ならどんな手段でも使いますよ」
マッコイ「訳:それでワシを呼んだか。だが、その判断は正解じゃ」
大淀「では、私はこれで失礼します」
由良「お疲れ様です」
75 :
◆xmUpEtx8SQ
[saga]:2016/11/08(火) 23:59:16.68 ID:TacYKuj90
マッコイ「訳:で、何が必要なんじゃ?」
提督「訳:三式水中深信儀と三式爆雷投射機を各2セット、お願いしたい」
マッコイ「訳:お前さんは随分と難儀な物をサラっと言うのぅ。開発を100回以上は回して1セット揃うかどうかのレア装備じゃないか!」
提督「訳:だからです。軍の祭祀でスピーチした時に言ってたじゃないですか。『金さえ払えばクレムリンどころか侵食魚雷だって持ってくる』のでしょう?」
マッコイ「訳:ありゃ自分でも風呂敷を広げ過ぎたと思ってるのじゃがの」
提督「訳:週末の5日後までに納品して貰えますか?」
マッコイ「訳:品物も納期も厳しいのう」
提督「訳:無理ですか?」
マッコイ「訳:ワシを誰だと思ってるんじゃ?無理とは一言もいっとらんぞ」
提督「訳:頼もしいですな」
76 :
◆xmUpEtx8SQ
[saga]:2016/11/09(水) 00:01:33.80 ID:Xmk1iHug0
マッコイ「訳:だがかなり割高になるぞ。それでもやるか?」
提督「訳:勿論です!いか程になりますか?」
マッコイ「訳:燃料・弾薬・鋼材が各30000、ボーキサイトが15000、と言ったところかの?」
提督「訳:随分と吹っかけますな」
マッコイ「訳:本来無い物を何とかするんだ。多少の割高感は呑み込んでもらうしかないのぅ。」
提督「訳:分かりました。それでやって下さい」
マッコイ「訳:じゃあ、早速準備に取り掛かるかの。5日後に持って来てやる」
提督「訳:ありがとうございます」
マッコイ「訳:元帥の教え子の頼みじゃ、無碍には出来んからな。あとで連絡する。今日はこれで失礼するよ。また今度な」
提督「訳:よろしくお願いします」
マッコイ「訳:じゃあの」
執務室扉 < バタン
77 :
◆xmUpEtx8SQ
[saga]:2016/11/09(水) 00:03:07.13 ID:Xmk1iHug0
提督「そう言う訳だ」
由良明石「何かすごい話になっていませんか?」
提督「細かい事は気にしてはいけない。明石君、そう言う訳で5日後に品物がやってくるのでよろしく頼むよ。人手が必要なら夕張君にも手伝ってもらってくれ」
明石「了解です。では早速準備にかかります。失礼します!」
執務室扉 < バタン
提督「フゥー」疲労困憊
由良「頑張りましたね、お疲れ様です」
78 :
◆xmUpEtx8SQ
[saga]:2016/11/09(水) 00:06:29.70 ID:Xmk1iHug0
本日はここまで。
おやすみなさい。
79 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/09(水) 00:28:53.79 ID:0ZATwMlfo
おつー
加筆されてる部分も面白いな。期待
80 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/09(水) 12:53:02.56 ID:O9yz4CNAo
乙
81 :
◆xmUpEtx8SQ
[saga]:2016/11/15(火) 00:24:19.93 ID:sK/2JoJt0
こんばんは。
後程少しですが投下させて頂きます。
82 :
◆xmUpEtx8SQ
[saga]:2016/11/15(火) 00:35:34.73 ID:sK/2JoJt0
提督「大淀君に明石君とこの部屋に1度に馴れない女性が2人もいると物凄く緊張する物だな」
由良「お仕事なんですからもう少し馴れた方が良いですよ。艦上で指揮を執っている時は30cmでも大丈夫じゃないですか」
提督「戦闘時にそんな事を言ってはいられないだろう。不適切な指揮で誰かが撃沈される様な事にでもなったら私は腹を切るだけでは済まされん!戦闘指揮モードの時は
いかに上手く戦い敵を殲滅し一人の撃沈も出さずに無事帰投させる事に全神経を集中している!」
由良「それは十分わかっていますよ」
提督「陸に上がり鎮守府にいる時は皆が危険な事は無い、安心すると同時に不安になるのだ」
由良「だからそれは考え過ぎです」
提督「いや、そんな事は無い!きっと皆、私が司令官だから仕方無く付き合いで笑顔を向けているだけなのだ。あの笑顔の下には普段は情けないのに戦闘指揮モードの時だけは
偉そうにとか、もっと機敏な指揮をしていれば中破小破すら出ないのにへタレが!とか女性ばかりの職場に場違いな男が混ざり込んでてキモいとか思われてるに違いない!」
83 :
◆xmUpEtx8SQ
[saga]:2016/11/15(火) 00:53:50.06 ID:sK/2JoJt0
由良「だからそんな事は無いですって!」
提督「いや、きっとそうだ!食堂に行った時もまだ碌に親しくも無いのに私の周りに艦娘達が集まってきて質問攻めにあったただろう?あれはきっと遠まわしに早く辞めないかと
言っているに違いない。あの笑顔は罠なのだ。こんな事にも気が付かないとは大した事ない司令官と思われているのだ。あの笑顔は嘲笑に違いない!」
由良「どうしたらそんなにネガティブサイドを突っ走れるんですか?」
提督「きっと話しかけてきた艦娘たちは罰ゲームか何かで仕方無く私に話しかけたのだろう。私の様な人間が食堂に居るとメシが不味くなるとか思っていたのだろう」
由良「みんな新しい提督さんに興味津々で早く仲良くなりたいと思っているだけですよ」
提督「由良君は優しいな。嘘でもそう言われると皆に嫌な思いをさせて申し訳ないが、せめて戦闘指揮だけでも満足してもらえるように頑張ろうと思うよ」
由良「だからそんな事は無いですって言ってるじゃないですか!ネガティブに考え過ぎです!」
提督「しかしだな、」
由良「だから大丈夫ですって!みんなそんな事を思ってないのは由良が保証します!だから安心して少し馴れて下さい」
提督「む、そうか」
由良「それよりさっきの件で精神的に疲れたんじゃないですか?こっち着てちょっと座って下さい」
84 :
◆xmUpEtx8SQ
[saga]:2016/11/15(火) 00:55:53.94 ID:sK/2JoJt0
執務室の長ソファー < 休むかい?
提督「由良君の隣に座れば良いのか?」
由良「はい」
提督「座ったぞ。これで良いのか?」
由良「はい、そのままこちらに倒れてきて下さ〜い」(由良膝枕in!
提督「ゆ、由良君」
由良「そのまま目を閉じて少し休んで下さい。いきなり女性2人とお話して精神的にすごく疲れたでしょう?」
提督「それはそうだが」
由良「15分くらいでも休むと疲れが取れますよ。午後からもお仕事なんですから少し休憩して下さい」(提督の頭ナデナデ
提督「(確かに柔らかくて寝心地は良いな)」
由良「眠っても良いですよ。15−20分くらい眠ったら疲れも取れますよ」
提督「む、お言葉に甘えるとするか」
由良「素直が1番ですよ、提督さん」
85 :
◆xmUpEtx8SQ
[saga]:2016/11/15(火) 00:58:55.74 ID:sK/2JoJt0
提督「ゆ、由良君、その」
由良「はい、提督さんは余計な事は考えずに今だけはリラックスして休んで下さい」
提督「そ、そうか」
由良「そうですよ、提督さん」
提督「む、…」
由良「… … …」(ナデナデ
提督「… … 、Zzzzzz〜」
由良「1分もかからず眠りに落ちる事が出来る位に神経を使っているのに強情ですね、提督さん」
由良「由良がちゃんと体調管理もしますから安心して休憩して下さい、提督さん」
提督「グゥ、Zzzzzz〜」
86 :
◆xmUpEtx8SQ
[saga]:2016/11/15(火) 01:07:18.84 ID:sK/2JoJt0
本日はここまで。
それでは、おやすみなさい。
87 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/15(火) 06:40:18.49 ID:x8uKNgtO0
お疲れ様です。
しかしこの提督はお金の使い方を判ってるね。
お金は生きてる間しか使えないから。
88 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/15(火) 21:24:58.66 ID:okmgtedYo
おつおつ
89 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/15(火) 22:59:13.85 ID:piWbaeOU0
お、復活したのか
90 :
◆xmUpEtx8SQ
[saga]:2016/11/19(土) 00:23:54.73 ID:CmJg98Nz0
こんばんは。
週末来れないので少しですが投下させて頂きます。
91 :
◆xmUpEtx8SQ
[saga]:2016/11/19(土) 00:25:26.87 ID:CmJg98Nz0
< Knock Knock!
由良「どうぞ」
翔鶴「失礼します。先日の演習の結果をお持ちしました。報告書をご覧になりますか?って、あら提督?」
提督「Zzzzzz〜」
由良「先程、大淀さんと明石さんが同時に執務室にいらしたものですから」
翔鶴「フフッ、相変わらずね、提督は。でも艦娘育成校に教官提督としていらしていた頃よりかは大分良くなったのではないですか?」
由良「若干マシになった、位だと思いますよ。あの頃は授業が終わって教官室に帰ったら30分は動けなかったと仰ってましたから」
翔鶴「初めて指導された正規空母が私なんですからもう少し馴れて頂いても良いと思いますけど」
由良「他の艦娘さんに比べると翔鶴さんには随分と馴れたと思いますよ。安定剤無しで5時間の記録は未だに破られていませんから」
由良「教育研修の秘書艦実習でしたね。他の子がみんな午前中でリタイヤ(提督が)だったのに翔鶴さんはPM3:00まで持ちましたからね」
翔鶴「どうして由良さんは何ともないのでしょう?私、気になります!」(嫉妬
由良「い、いやそれは…、以前もお話しましたけど幼馴染枠は異性枠とは違うから…」(アセッ
由良「そんな事より翔鶴さん、1週間ほど秘書艦をやってもらえませんか?」
翔鶴「それは大歓迎ですけど、提督は大丈夫なんですか?」
由良「実はね… …」
92 :
◆xmUpEtx8SQ
[saga]:2016/11/19(土) 00:27:34.51 ID:CmJg98Nz0
由良「近々例の海域で対潜水艦戦をしなければいけないんです。いま提督さんがあちこちから三式水中深信儀と三式爆雷投射機を集めてくれているんです。元々この
鎮守府には旧式の装備しか無かったので駆逐艦の子たちの訓練から始めないといけなくて」
翔鶴「それで三式を扱った事がある由良さんが教官役をしなければいけなくなって、代わりに提督が耐えられる秘書艦として私に白羽の矢が立ったのですね?」
由良「そう言う事なんです。他の艦娘さんだと提督さんがダウンしてしまうので。お願い出来ますか?」
翔鶴「私は構わないけど、提督は大丈夫なんですか?」
由良「朝とお昼とPM3:00には私も提督さんの様子を見に来ますし、何とかなると思います。どうしても提督が辛そうならその時は【妖精印のとらんきらいざぁ】を使いましょう!」
翔鶴「あ、あれを使っても良いんですか? 女性恐怖症から時間限定で正反対の性格になって勘違いした他鎮守府の艦娘さんと由良さんのto LOVEるな修羅場で薬が切れた提督が
フリーズしてたじゃないですか!あれ、絶対提督の精神衛生上良くないですよ」
由良「よその子に手を出されるくらいなら身内をぶつけておいた方が安心出来ます」(笑って無い目
翔鶴「あら〜、私も提督LOVEなんですけど…、由良さんから暗黙の了解をゲットしたと思っていいのかしら?提督に言い寄られたら抵抗出来ないかも〜」(小悪魔笑顔
由良「いい度胸ですね、翔鶴さん。右舷にカヴァラのMark16を喰らいまくりたいんですか?1発だけなら誤射だから九三式三型もドサクサ紛れに撃ち込みましょうか」(ハイライトオフ
翔鶴「あん、冗談ですよ。由良さんたらそんな怖い顔しないで」(ドキドキ
由良「分かればいいんですよ。いくらなんでも正規空母を沈める訳にはいきませんから〜」(まだハイライトオフ
翔鶴「由良さんたら。機嫌直して下さい、ね?」(汗
由良「ま、良いでしょう。名残惜しいですが、これも提督の為です。翔鶴さん、ちょっとこちらに」
93 :
◆xmUpEtx8SQ
[saga]:2016/11/19(土) 00:29:11.58 ID:CmJg98Nz0
由良「今から少し書類を片づけますので膝枕を代わってもらえますか?」
翔鶴「それは構いませんが、提督起きちゃいませんか?」
由良「大丈夫です。提督さんは1度眠ると中々起きません。例え地震があっても震度4くらいは何も無かったかのように眠ってましたから」
翔鶴「どうして由良さんがそれを知っているとか、どんなシチュエーションでそれを知ったかは聞いても良いのでしょうか?」
由良「良いですが、翔鶴さんが想像する様な色っぽい話では無いですよ。小学校に上がる前で提督さんに子守りをされていた時に地震があったんです」
由良「私は目が覚めて凄く怖かったんですが、その横で子守り役の提督さんは爆睡してて起きなくて。その時に子ども心に『この人は私がそばについてないとダメだ』と思いました」
翔鶴「鎮守府や軍学校以外での提督と共有の思い出かぁ。いいなぁ!」
由良「これで異性枠で見てもらえたら嬉しいんですが、今のところはそんな事も無いので」(ハイライトOFF
翔鶴「はは、提督らしいというか…」
由良「では、首の後ろと背中に手を添えて軽く持ち上げて私が移動しますから翔鶴さんは座って下さい」
翔鶴「は、はい。これで良いですか?」
由良「はい、OKです。じゃ、お願いしますね」
書類 < 今日は3cm位だから大した量では無いな!
94 :
◆xmUpEtx8SQ
[saga]:2016/11/19(土) 00:31:02.37 ID:CmJg98Nz0
由良「これは、了承印だけで良いと。こっちは大本営行きだから提督の決裁が必要な物。これは……」(カリカリカリカリ
翔鶴「(提督が私の膝枕で眠っている…、提督の体温が、心地良い重さが、規則正しい寝息が、提督、提督…あぁ!)」
由良「翔鶴さ〜ん、5分も経っていないのに蕩けた瞳で提督さんを見つめな〜い!」(カリカリカリ
翔鶴「ハッ、ハイ!翔鶴は大丈夫です!」(混乱
由良「気持ちは分かりますけど変な事しないで下さいね〜!信用していますけど、万が一何かあったら〜」(顔あげず書類カリカリ
由良「実戦の時に翔鶴さんの護衛をする駆逐艦の子たちが何故か距離を取って右舷ががら空きになっちゃうかもしれませんよ〜、第4水雷戦隊の駆逐艦の子たちは私の命令を良く聞いてくれますから」
(顔あげず書類カリカリ
翔鶴「ゆ、由良さん?」(ビクビク
由良「な〜んて、冗談ですよぉ〜」(無表情カリカリカリ
翔鶴「ゆ、由良さ〜ん」(ナミダメ
由良「うふ、気にしないで下さいね。それより翔鶴さんにもちょっと良い思いを」
翔鶴「な、何でしょう?」
由良「提督さんをナデナデしてあげてもらえませんか?そうされるとリラックス出来るようなので」
翔鶴「わ、分かりました」(ドキドキ
由良「提督さんナデナデは膝枕をする者の特権です。それについては文句は言いませんから安心して下さい」(カリカリカリ
翔鶴「わ、分かりました!ナデナデの特権、行使させて頂きます!」(ナデナデ
95 :
◆xmUpEtx8SQ
[saga]:2016/11/19(土) 00:33:48.82 ID:CmJg98Nz0
本日はここまで。
来週末辺りに来れたら良いなと思ってます。
それでは、おやすみなさい。
96 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/19(土) 01:10:15.38 ID:AK825Dw10
乙!
97 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/20(日) 07:00:57.66 ID:asa4qHdSo
おつおつ
98 :
◆xmUpEtx8SQ
[saga]:2016/11/27(日) 02:32:56.77 ID:a5u/ZSvG0
こんばんは。
投下させて頂きます。
99 :
◆xmUpEtx8SQ
[saga]:2016/11/27(日) 02:35:03.33 ID:a5u/ZSvG0
翔鶴「(提督の髪、サラサラです。顎に髭の剃り残しが…。提督の寝顔、カワイイです。これが秘書艦の特権……)」(ナデナデ
翔鶴「(提督、覚えてますか?教育研修の演習時の事故…。沈んでいく艦娘候補生を必死になって陸に引き揚げたあなたに、あの場にいた艦娘達はみんな心を奪われたんですよ)」
翔鶴「(私も例外ではありません。由良さん以外にもあなたの事を慕っている艦娘達がいるのを理解して下さいね)」
翔鶴「(出来る事なら、あと少しで良いので私達艦娘に笑顔を見せて下さい。由良さん限定はズルいですよ)」(ナデナデ
翔鶴「……」
由良「静かですね、どうしました?昔の事でも思い出しましたか?」(カリカリ
翔鶴「ええ、あの事故の事を思い出していました」
由良「懐かしいですね。提督さんカッコ良かったです。でもあれでライバル倍増した様な…」(カリカリ
翔鶴「提督本人は気がついていないですよね。良くも悪くも……」
由良「気がついた所で女性恐怖症は簡単に治りませんよ。その昔、子供だった私が見ても10代半ばだった提督さんに対してあの時の周囲の大人はどうかしています」
由良「よし、終わりっと!じゃ、提督さんを起こしますか!」
100 :
◆xmUpEtx8SQ
[saga]:2016/11/27(日) 02:37:52.91 ID:a5u/ZSvG0
由良「提督さん、起きて下さい。提督さん」
翔鶴「相変わらず寝つきは良いのに寝起きが悪いですねぇ」
由良「そんな時は〜」スタスタ
パカッ 給湯室の冷凍庫< 氷いるかい?
由良「この氷をひとかけら〜」
翔鶴「え、由良さんまさか…」
由良「これぞ寝起きの悪い提督さんを起こす必殺技!氷マン攻撃!」提督首筋へ氷ぺた
提督「ウッ、ウ”〜ン」寝返りコロン
翔鶴「あっ、提督、そちら側に寝返りされては///……」
由良「あ、ヤバ………」
提督「う〜ん、良く寝た〜」視界の先 ▽
翔鶴「っ///」
提督「ん、なんだこれは」淡いピンクの▽サワサワ
翔鶴「っ///、お、お目覚めですか、提督……」カオマッカ
提督「しょっ、翔鶴君?」
由良「あ、提督さん、ダメ!触っちゃ!」
101 :
◆xmUpEtx8SQ
[saga]:2016/11/27(日) 02:40:11.87 ID:a5u/ZSvG0
提督「!」ハネオキル
翔鶴「て、提督……///」
由良「提督さん、あの、目が…覚めました?」
提督「………ハァッハァッ」カオマッサオ
提督「マズ イ、息が……」
由良「ヤバッ」
翔鶴「あ、あの…」
由良「翔鶴さん、提督さんの背中固定して!」
翔鶴「は、はい!提督、失礼します!」ガシッ
由良「提督さん、失礼します!」ギュッ
102 :
◆xmUpEtx8SQ
[saga]:2016/11/27(日) 02:45:39.30 ID:a5u/ZSvG0
提督「ゆ、由良く…ん?」フニンポヨン
翔鶴/提督/由良 艦娘サンド状態
提督「(由良君の胸が顔に…せ、背中にも柔らかく主張する物が2つ当たって……)」
翔鶴「大丈夫ですか、提督?」(無意識に当ててんだぜ状態
由良「提督さん、そのままゆっくり深呼吸して下さい。1分もすれば過呼吸状態は改善します」
由良「大きく息をすってぇ、はいてぇ」
提督「(由良くんの甘やかな体臭が)」(スーッハーッ
提督「(背中には早鐘を打つ様な鼓動の翔鶴君の温かな感触)」
提督「(そうだ、落ち着いたらハラ切ろう)」
103 :
◆xmUpEtx8SQ
[saga]:2016/11/27(日) 02:47:29.49 ID:a5u/ZSvG0
由良「はい、息をすってぇ、はいてぇ、どうですか?落ち着きましたか?」
提督「あ、ああ。大丈夫な様だ。だからそろそろ離してもらえないだろうか?」
由良「あ!はい、咄嗟の事とは言え申し訳ございませんでした」(パッ
提督「翔鶴君も、もう大丈夫だから。は、離れてもらえたら、その、助かるのだが」
翔鶴「あ!も、申し訳ございません!」(パッ
提督「しょ、翔鶴君にはセクハラを働いてしまった事になるな。大本営と憲兵隊からの処分は甘んじて受けようと思う。直ぐに私は処分され2度とこの様な思いをする事は無い。
安心してくれたまえ」
由良「提督さん、今のは事故ですから。処罰の対象になりませんよ」
翔鶴「そ、そうです、提督。今のは事故です。憲兵隊の摘発対象は艦娘側からの告発です。私は気にしませんから…。何なら続きをされても……」
由良「あ”っ?何ですって?」
翔鶴「い、いえ、何でもありません!」
104 :
◆xmUpEtx8SQ
[saga]:2016/11/27(日) 02:48:27.50 ID:a5u/ZSvG0
本日はここまで。
また来週辺りに来れたらと思ってます。
おやすみなさい。
105 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/27(日) 05:32:23.26 ID:sRanAtUh0
乙!
106 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/27(日) 11:50:32.90 ID:MfZGaOX60
お疲れ様です。
過去に提督がこの子達を救助出来たのは自分も同じ目にあったからかな?
107 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/12/04(日) 00:31:06.74 ID:hfvEhcvno
乙
そして生きとったんかワレ
108 :
◆xmUpEtx8SQ
[saga]:2016/12/04(日) 00:58:50.14 ID:0hFGkhgA0
>>105
>>106
読んで頂きありがとうございます。
>>107
憶えていて下さりありがとうございます。今度は落とさぬよう気を付けます。
投下させて頂きます。
109 :
◆xmUpEtx8SQ
[saga]:2016/12/04(日) 01:01:06.83 ID:0hFGkhgA0
提督「うむ、分かった。つまり憲兵隊への引き渡し等と言う物では済まされないと言う事だな。君の怒りを考えると当然の事だろう」
翔鶴「いえ、その様な事では…」
提督「みなまで言うな、翔鶴君。分かっている。目の前にいる憎い男には生き恥を晒し地獄を見るまでは許さないと言う事だろう。君の気持は理解した」
由良「ちょっ、提督さん?」
提督「由良君にも世話になった。ついてはハラを切ろうと思うので君には介錯を頼みたい」
由良「提督さん?ちょっといい加減にして……」
翔鶴「あ、あの、提督……」(ピコーン!
110 :
◆xmUpEtx8SQ
[saga]:2016/12/04(日) 01:02:23.70 ID:0hFGkhgA0
翔鶴「そうですね、ですがその程度では私の気が収まりません」
由良「ちょっ、翔鶴さんも何言って……」
翔鶴「ついては提督、今夜ですが鳳翔さんのお店に付きあって下さい。私が良いと言うまでとことん付き合ってもらいます。いいですね?」
提督「 」
由良「(チッ、ウマい事考えましたね、翔鶴さん)」
提督「(ハラ切りの方が楽なのに。私にこんな効果的な罰を与えるとは!翔鶴君、恐ろしい子だ)」(絶望の眼差し
翔鶴「では、よろしくお願い致しますね! て い と く 」(小悪魔笑顔
提督「りょ、了解した…」(吐血
111 :
◆xmUpEtx8SQ
[saga]:2016/12/04(日) 01:04:05.41 ID:0hFGkhgA0
執務室扉 < バーンッ!
川内「提督ー!約束のLv60になったよ!さあ、私と夜戦しよ!夜戦でも夜戦(意味深)でも良いよ!」
由良「あ”?夜戦(意味深)?」
川内「あ、由良いたんだ」
由良「そりゃ、私は秘書艦ですから。で、夜戦(意味深)てどういう事ですか?」
川内「提督が言ってくれたんだよ。Lv60になったら、『き、君にしてあげたい事が有る。良いだろうか?』って」
翔鶴「ふぅぅ〜ん、提督は川内さんにそんな事を言ったんですねぇ……」(ハイライトOFF
川内「提督が私にしてくれる事で私が嬉しい事と言ったら夜戦か夜戦(意味深)じゃない」
川内「あの事故で提督に助けてもらってから決めてたの。私、提督のお嫁さんになるって!提督の剣となって敵を倒し、提督の盾となって敵から提督を守るの!」
川内「たとえ世界中が提督の敵になっても私だけは提督の味方!何があっても提督を守りきる!だから私が出来る事は全て提督にしてあげるよ!」(キラキラキラ〜!
由良「(こいつアカンやつや)」
112 :
◆xmUpEtx8SQ
[saga]:2016/12/04(日) 01:06:49.90 ID:0hFGkhgA0
翔鶴「あらぁ、でもお嫁さんって言ってもケッコンカッコカリにはレベルがまだまだ足りないんじゃないかしらぁ?」(挑戦的な目
由良翔鶴「フフンッ」どん!(Lv99
川内「うっ」Lv60
川内「だ、大丈夫!これからもがんばるし!それにこの鎮守府ではまだ誰も指輪もらってないし!」
川内「そ、それに!由良に任せておいたら何時まで経っても家族感覚で提督は女の子に、艦娘に馴れないよ。提督の女性恐怖症を直すために女の子に、艦娘に馴れる様にしないと!」
由良「 」(死んだ魚の様な目
川内「年下女性が年上男子に対して行う、『逆光源氏計画』よ!」(ドーン!
由良翔鶴「川内ってば、勇気あるね。ちょっと工廠裏で私達とじっくりお話しようか」(ハイライトOFF
113 :
◆xmUpEtx8SQ
[saga]:2016/12/04(日) 01:14:26.86 ID:0hFGkhgA0
川内「そんな事より!さっきから提督が全然話してくれないんだけど?」
由良翔鶴川内「提督!さん!」
提督「 」
川内「提督フリーズしてるじゃない!ちょっと、提督、提督!」(ユサユサ
由良翔鶴「川内がノックもしないで入ってくるからでしょ!ミジンコより繊細な提督のメンタルが粉々じゃない!」
川内「なによ、私が悪いっての?」
由良翔鶴川内(ワーワーッワタシガワルイノ?アンタノセイデショ!
提督「父さん、ボクは新しい鎮守府で完全に困った訳で……」(北の国から
114 :
◆xmUpEtx8SQ
[saga]:2016/12/04(日) 01:17:21.18 ID:0hFGkhgA0
本日はここまで。
来週末は出張があるので再来週辺りに来れたらと思ってます。
おやすみなさい。
115 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/12/04(日) 03:15:16.54 ID:c4zwA+V4o
乙ん
116 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/12/04(日) 17:51:46.25 ID:sZ+uan94o
乙
117 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/12/28(水) 22:41:26.90 ID:8h7IiXfDO
保守
118 :
◆xmUpEtx8SQ
[saga]:2016/12/31(土) 01:38:13.84 ID:kwfn4eOx0
今年も1年大変お世話になりました。ありがとうございます。
本年最後の投下となります。
119 :
◆xmUpEtx8SQ
[saga]:2016/12/31(土) 01:39:00.96 ID:kwfn4eOx0
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--
<<執務室>> ヒトロクマルマル
提督「由良君と翔鶴君はおつかいに出したし、川内君には演習に行ってもらいやっと1人になれた。孤独はいいなぁ!束の間の自由を満喫したい所だが用意は周到にしないとな」
黒電話 < 使うかい?
提督「この時間は彼らも暇だろう」(ジーコロコロコロ
黒電話 < プルルルr カチャ
妖精長「アイヨ、こちら妖精何でも相談室!今日の提督の悩みは何かな?」
提督「相変わらず陽気だな、妖精長」
妖精長「ったりめ―だ!妖精が陰気になれるわけねーだろ!で、今日はどんな相談だ?」
提督「間宮券10枚で至急の仕事だ。引き受けてくれるかね?」
妖精長「随分と張り込むねぇ。いいだろう、用件を聞こう」(ゴルゴ風
提督「とある場所に隠し扉と、そこから外に出れる通路を構築して欲しい。トンネルだろうが空間をつなげようが方法はどんな物でも構わない」
妖精長「いつまでだ?」
120 :
◆xmUpEtx8SQ
[saga]:2016/12/31(土) 01:41:12.21 ID:kwfn4eOx0
提督「今夜PM7:00までにお願いしたい。場所はXXXのOOOだ」
妖精長「あと3時間もねェじゃねぇーか!」
提督「む、無理かね?」
妖精長「あんたには世話になってるしな!よし、何とか時間までにやってやろう!」
提督「恩にきる。助かるよ」
妖精長「いいって事よ。ま、近々大型建造の1回でも回してくれりゃこっちも助かるがな!」
提督「わ、分かった。善処しよう」
妖精長「おう、頼んだぜ!あとな……、いや何でもねェ。じゃ、これから作業にかかるとするぜ」
提督「よろしく頼むよ」(チン
妖精長「提督の野郎、誰にマーカー付けられてんだ?信号丸わかりだぜ。この信号コードは……、明石の嬢ちゃんか。若けえのに中々やるねェ」
妖精長「折角の抜け道作成依頼だけど無駄になるかもなぁ。艦娘の嬢ちゃん達の方が1枚上手の様だぜ、提督よ」
提督「ハクション!誰か噂でもしているのか」(ズズッ
121 :
◆xmUpEtx8SQ
[saga]:2016/12/31(土) 01:42:23.88 ID:kwfn4eOx0
《旬彩旬魚 鳳翔》ヒトハチサンマル
提督「鳳翔君には襖で仕切れる1番奥の小上がりを頼んであるから目立たないだろう」
《旬彩旬魚 鳳翔》引き戸 < カラカラカラ〜
鳳翔「あら提督、いらっしゃいませ。奥の小上がりへどうぞ。もう皆さんいらっしゃってますよ」
提督「そ、そうですか…。分かりました」
提督「ここか…、覚悟を決めよう。いくぞ」(襖開け
由良「提督さん、お疲れ様です。こちらにどうぞ」
翔鶴「提督、今日も1日お疲れさまでした。こちらに座って下さい」
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