【艦これ】秘書艦は幼馴染 由良

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1 : ◆xmUpEtx8SQ [saga]:2016/10/23(日) 01:45:30.63 ID:CyIVLYFq0
※艦隊これ二次SSです
※キャラ崩壊あり
※注意そして謝罪

このスレは、以前1が投下して結果エタった【艦これ】秘書艦は幼馴染 の内容を再編した物です。以前の物をサルベージ出来たので途中まで内容がダブりますが新規に書き加えた物もプラスしていきます。
以前のスレを見て応援して下さった方がいたらこの場を借りて謝罪します。更新が途絶えてしまい申し訳ございませんでした。

今回はそのような事が無い様に努力しますので、どうぞよろしくお願い致します。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1477154730
2 : ◆xmUpEtx8SQ [saga]:2016/10/23(日) 01:46:36.68 ID:CyIVLYFq0
由良「電探に感あり!左舷10時の方向、艦数5、深海棲艦です!空母ヲ級1、重巡リ級1、駆逐ロ級3!」

提督「上空待機の赤城、翔鶴の流星改にて艦爆攻撃へ!徹底的に右舷を狙え!烈風は艦隊直掩の20機を除く全機を攻撃機の
   護衛に回せ!」

流星改妖精<いくぜ!ヤローども!

烈風妖精<護衛はマカセロ!


提督「利根は61cm酸素魚雷を4基12門を全門斉射!」

魚雷<派手にブチまかすぜ!


提督「長門と榛名はヲ級を攻撃!5艦全てを海底に叩きつけろ!」

「「了解!」」

41cm砲 <主砲斉射!薙ぎ払え!!

提督「叩きのめせ!レッツ、ダンシング!」
3 : ◆xmUpEtx8SQ [saga]:2016/10/23(日) 01:47:28.81 ID:CyIVLYFq0
《鎮守府》母港

作戦終了!艦隊が帰投しました



提督「みな、ご苦労だった。まずは今回の損害について知らせてくれ」

由良「翔鶴さんと長門さんが小破、利根さん中破、他損害軽微という感じです」

提督「では、今日のMVPはヲ級を撃沈させた榛名とする」

榛名「榛名、感激です!ありがとうございます!」

提督「被害にあった者は入渠して体調を整えるように!他の者も休養を取り次回に備えるように!以上、解散!」


「「「ハイッ!」」」


提督「さて由良君は被弾等無く問題無いかね?」

由良「小破にもならないかすり傷程度です」

提督「では、入渠が終了次第、執務室へ来るように。本日の反省会と今後の編成について相談したいのだが」

由良「了解です。では1時間後のヒトナナサンマルにお伺い致します」

提督「うむ、では後ほど」
4 : ◆xmUpEtx8SQ [saga]:2016/10/23(日) 01:49:48.30 ID:CyIVLYFq0
《執務室》ヒトナナサンマル


提督「そろそろか・・・」


> Knock,Knock!


由良「提督さん、失礼します」

提督「ん、時間通りだな。本日の反省会と今後の編成について」

由良「その前に司令官さんに聞きたい事があるんですが、よろしいでしょうか?」

提督「な、なんだね?」
5 : ◆xmUpEtx8SQ [saga]:2016/10/23(日) 01:51:19.25 ID:CyIVLYFq0
由良「軍学校卒業後にどうして私の前からいなくなったの?1年も私をほったらかしにしてどこで何してたの?
   前任の教官カッコカリが退官したと思ったらどうしてあなたが提督として鎮守府に着任する訳?着任早々
   いきなり実戦投入ってどうなっているの?ってか女性恐怖症なのにどうして提督なの?どうし」

提督「ま、待ちたまえ!色々聞きたい事もあると思うが、まずは仕事を優先しないか?あと30分もすれば終業だ。
   それから場所を変えてゆっくりと話をしないかね?」

由良「そう言ってまた居なくなったりしないでしょうね?」ウタグリノマナコ

提督「ああ、約束する。だから今は秘書艦の仕事をして貰えないだろうか?」アセ

由良「ブゥ、約束ですよ」


>分かった分かった。返事は1回で良いんですよ?ス、スマン。では、今日の輪形陣について。ウンタラカンタラ

この後、本当に30分で仕事を終わらせられた。
6 : ◆xmUpEtx8SQ [saga]:2016/10/23(日) 01:52:32.34 ID:CyIVLYFq0
《旬彩旬魚 鳳翔》ヒトハチサンマル


>カラカラカラ〜

鳳翔「いらっしゃいませ! あら、由良さんこんばんは。そちらが新しく着任された?」

由良「そう、以前話した事のある幼馴染の」

提督「提督と言う。よろしく頼むよ」

由良「じゃぁ提督さん、奥の小上がりに」

提督「う、うむ」

小上がり> へい、らっしゃい!

由良「鳳翔さん、とりあえずビール2つ。肴はお刺身の盛り合わせで良いのかしら?」

提督「あ、ああ」

由良「海鮮好きは変わってないのね」

提督「人間の食の好みと言うのもそうは変わらんだろう」

由良「それもそうね。じゃあ、まず何から聞いていこうかしら?」

鳳翔「お待たせしました、ビール2つとお通しです」

提督「む、すまない。ありがとう」

鳳翔「いえいえ〜、どうぞごゆっくり〜」
7 : ◆xmUpEtx8SQ [saga]:2016/10/23(日) 01:56:50.76 ID:CyIVLYFq0
提督「まずは再会を祝して乾杯しようじゃないか!」

由良「しょうがないわね。ハイ、乾杯!」

提督「乾杯!」

由良「クピクピ」

提督「ゴキュッゴキュッ」

由良提督「プハァッ!」

由良「で?」

提督「む、そうだな。まずは1年のブランクから説明しようか」
8 : ◆xmUpEtx8SQ [saga]:2016/10/23(日) 01:58:16.02 ID:CyIVLYFq0
>軍機に付き詳細は話せず

提督「軍機に付き詳細は話せずだ」

由良「・・・」無言で艤装付け付け

提督「ゆ、由良君?」

由良「なあに?提督さん。私の単装砲、そんなに好き?」ハイライト消えた瞳

提督「ま、まあ落ち着きたまえ。その単装砲は対人用では無い、しまいたまえ」

由良「・・・」艤装仕舞い仕舞い

提督「言い方が悪かった。軍機に付き詳細は話せない部分が多い。それを念頭に入れておいてもらいたい。それに」

由良「それに?」

提督「もし、軍機が漏れた場合は私は更迭される。この戦いが終わるまでどこか海軍の施設に軟禁幽閉される
   だろう。それは艦娘も例外では無い。覚悟は良いか?」

由良「・・・、分かったわ」

提督「少し脅かし過ぎたか。すまない。だが軍機は本当だ」
9 : ◆xmUpEtx8SQ [saga]:2016/10/23(日) 02:00:11.61 ID:CyIVLYFq0
提督「深海棲艦の出現後、我が国には志願して提督となり艦娘と共に戦おうと言う志の高い者が累計で300万人を
   超え、日夜鍛錬に励み実戦に出ては実績を上げている。しかし、言葉は悪いが短期に量産された様な型に
   嵌った指揮をする人間が非常に増えた。それは臨機応変が効かない指揮をしている者が多いと言う事だ。」

提督「その様な指揮が広まると相手、深海棲艦側としてもある種パターン化された攻撃に対して対策が取りやすい
   事になる。実際海軍のデータを見ると志願した提督達の数がピークだった辺りから深海棲艦の撃破数が
   横ばいになってきている。つまり敵に対策をされ今までの教科書通りの攻撃パターンが通用しなくなって
   来たという事につながる。ここまでは良いか?理解しているだろうか?」

由良「大丈夫、続けて」

提督「この事に危機感を覚えた軍上層部は従来の成績優秀者のみでの提督達の鎮守府割り振りを根本的に見直さ
   なくてなならなくなった。 軍上層部は成績優秀者では無く、どの様な海域での実戦でも被害を最小限に抑え
   時には勇気ある撤退をし、態勢を立て直し再戦へ向かい経験を基に撃破したり、軍学校の試験での対応と
   しては0点とされるような奇策と言われる作戦指揮をしても勝利を納める者達に注目し始めた。」

提督「分かり易く言うとその中から現役、学生関係無く勝利への最短ルートを選び戦略を立てている提督のみを集め
   徹底的に鍛え上げ少数精鋭だが勝てる指揮を行える者を育成するに至った訳だ」
10 : ◆xmUpEtx8SQ [saga]:2016/10/23(日) 02:01:08.60 ID:CyIVLYFq0
由良「それが1年音信不通になった理由と言う訳ね」

提督「そう言う事だ。そして話せるのもここまでだ。育成内容等については現時点で最高の軍事機密だ。たとえ
   相手が君であってもその内容を洩らす訳にはいかない。これは理解してもらいたい」

由良「なるほど、数は増えたけど質が伴わなかったと言う事ね」

提督「皮肉な事にそれが現実だ」

由良「ん、分かった。じゃあ、お仕事のお話はこれでおしまい!」
11 : ◆xmUpEtx8SQ [saga]:2016/10/23(日) 02:02:27.47 ID:CyIVLYFq0
鳳翔「お刺身盛り合わせお待たせしました!」

由良「わぁ〜、美味しそう!」

提督「む、刺身と言えば日本酒だな!メニューはと・・・」

鳳翔「こちらです。どうぞ」

提督「スマン、ありがとう。フム、古典写楽に十四代に而今 純米吟醸、純米酒 群来、国士無双の純米吟醸に一夜雫まで!随分と通好みの珍しい酒を置いているのですな」

鳳翔「1部の艦娘さん達がお好きなようで。リクエストにお答えしていたらこの様な品揃えになりました」

提督「うむ、仕事終わりに至福の時を過ごせそうだ。旨い酒に綺麗な女性がいるとなったら通わぬ訳にはいくまい」

鳳翔「お上手ですこと。お世辞でも嬉しいですよ」
12 : ◆xmUpEtx8SQ [saga]:2016/10/23(日) 02:04:10.59 ID:CyIVLYFq0
提督「お世辞では無い、本当の事を言ったまでだ。では、私は十四代をもらうとしよう。由良君もそれで良いかね?」

由良「・・・、はい」

提督「うむ、では十四代を2つお願いするとしよう」

鳳翔「かしこまりました。少々お待ち下さい」

由良「提督さん?」

提督「何かね?」

由良「女性恐怖症はどこに行ってしまったの?」(ジト目

提督「それなんだがな」
13 : ◆xmUpEtx8SQ [saga]:2016/10/23(日) 02:05:03.45 ID:CyIVLYFq0
提督「友提督に特訓してもらったのだ。いくら女性恐怖症とは言え、提督たる者はせめて鎮守府外の飲食店の女性に話しかける位は出来ないと、という事でな」

由良「で?」

提督「親切な友提督の特訓のおかげで飲食店の女性限定だが先程の様に小粋なトークもこなせるようになった」(ドヤァ

由良「で?お仕事で肝心の艦娘さん達とは意思疎通が出来るようになったのですか?」(呆れ顔

提督「君も知っての通り、以前は由良君の完全通訳無くしては全く駄目だったのが今は2m以上離れてて相手の目を見なければ会話は出来る。大丈夫だ」

由良「鎮守府に来てまで通訳だなんて。私がいなかったらどうするつもりだったんですか?」

提督「問題無い。何故なら演習の撃破成績がベスト3までの優秀者は褒美として鎮守府の着任地、もしくは秘書艦を指名で選べるからだ」

由良「えっ、それって?」

提督「もちろん、君を指名させてもらった」

由良「えっ///////」(テレテレ

提督「私が緊張せずに話が出来る唯一の女性だからな。これで仕事も問題無い。これからも通訳をよろしく頼む」

由良「一瞬でも期待した自分が馬鹿でした。この朴念仁め!」(ハイライトOFF
14 : ◆xmUpEtx8SQ [saga]:2016/10/23(日) 02:06:21.33 ID:CyIVLYFq0
《旬彩旬魚 鳳翔》ヒトキュウマルマル

由良「ところで、友提督さんからはどんな特訓を受けたの?」

提督「生半可な事では良くならないと思った友提督が私の為にスペシャルな特訓を用意してくれたのだ。非常に辛く精神的にも厳しい物だった」

由良「そんなに!?」

提督「私の為に方々に許可を取り予算申請もしてくれ応酬話法等の訓練も受けた。あとは実戦で慣れて行くしかないとな」

由良「良い事なんだけど、あまり慣れられてもライバルが増えるというか通訳自体いらなくなるんじゃ」(ブツブツ

提督「最初その場に行った時は逃げ出したくなるような思いだった。例えるなら駆逐艦1隻で空母ヲ級艦隊を沈める位に大変な訓練だった」

由良「具体的には何をどうしたの?」

提督「ある場所に行くと各種様々な訓練要員が待ち構えている。そこで2時間と言う限られた時間に状況を把握し臨機応変に対応せねばいけない!
   苦しくて辛い訓練だ。私を思っての事だろうが友提督は週に3回はその訓練を私に強いた。日中の訓練の後にだ!」

由良「大変だったのね、提督さん」

提督「うむ、だが私はやり遂げた!僅かかも知れないが自分の弱点が少なくなるのは指揮を執る上でも重要な事だからな!」

由良「ところで、それは軍機かしら?違うならどんな所だったか教えてくれます?」
15 : ◆xmUpEtx8SQ [saga]:2016/10/23(日) 02:07:53.33 ID:CyIVLYFq0
鳳翔「失礼します、十四代を2つ、お待たせしました」

提督「ああ、ありがとう!由良君、乾杯しようじゃないか」

鳳翔「では、どうそごゆっくり〜」


由良 提督「「乾杯!」」


提督「うむ、美味い!やはり十四代は格別だな、魚介にも良く合う酒だ」

由良「ところで先程の質問ですが」

提督「ああ、そうだった。非常に良く考えて作られた訓練施設で実戦さながらの場所だ。本物と見間違う程だ」

由良「本物?」

提督「そこの訓練要員から受け取ったカードが何枚かある。これだ」


つ ススキノ クラブ艦娘 水雷戦隊旗艦・五十鈴
  出勤日 月・火・金・土、19:00〜ラスト
  isuzu@codomo.Clubkanmusu..ne.jp
五十鈴に逢いにきてね(ハートマーク)
16 : ◆xmUpEtx8SQ [saga]:2016/10/23(日) 02:09:22.18 ID:CyIVLYFq0
由良「なんじゃ、こりゃあー!」(ビリビリビリ!

提督「ど、どうしたんだ、由良君?」

由良「あんのクソ友提督!人の男に何やらかしてんだぁー!次会ったらぬっ○ロス!」

提督「お、落ち着きたまえ、由良君!」

由良「いいですか、提督さん!これ、訓練施設なんかじゃありません!」

提督「な、なに!?」

由良「これは只のススキノのおねーちゃん飲み屋です!」

提督「なん…だと?」

由良「友提督さんは提督さんをダシにススキノのおねーちゃん飲み屋で遊んでいただけです!騙されてます!」

提督「馬鹿な!なら私の血の滲むようなあの特訓は・・・?」

由良「提督さん、世間知らずもここまで来ると罪ですよ!途中でおかしいと思わなかったんですか?」
17 : ◆xmUpEtx8SQ [saga]:2016/10/23(日) 02:10:38.18 ID:CyIVLYFq0
提督「せ、制服も本物に近い感じだったし、何より友提督が熱心でな」

由良「そりゃ、軍の予算を使ってススキノ遊びが出来るなら熱心にもなるでしょうよ!稟議書とかどんな出鱈目を書いてるのやら?それを通す軍の経理
   部門もどうかしてます!領収書なんか通らないでしょうに」

提督「領収書は海軍宛で○○産業とか△△興産で飲食代になっていたが?」

由良「あ〜、そう言う飲み屋さん多いですねぇ。兎に角、提督さん!」

提督「な、何だね?」

由良「提督さんのその、『血の滲むような特訓』は残念ですが無意味です。ススキノの飲み屋のおねーちゃんと本物の艦娘は扱いが違います!」

提督「なら、私のあの努力は?」

由良「お気の毒ですが、分かりやすく言うと『無駄無駄無駄ぁ〜!!』と言うヤツです。」

提督「そうだったのか・・・」
18 : ◆xmUpEtx8SQ [saga]:2016/10/23(日) 02:11:51.94 ID:CyIVLYFq0
由良「まぁ、以前の通り私が通訳も務めます。くれぐれも飲み屋のおねーちゃんに接する感覚で鎮守府内の艦娘に接しないで下さいね」(お酒クピクピ

提督「むぅ、了解した」(ヤケ酒ゴキュゴキュ

由良「まったく、艦隊指揮の時はあんなにカッコいいのに。それ以外は私が付いてないとダメですね」

提督「面目次第もございません」

由良「早く分かって良かったです。改めてこれからよろしくお願いしますね、提督さん」

提督「む、よろしく頼む」

由良「そうと決まったら飲み直しましょう!鳳翔さぁ〜ん、追加オーダーお願いしまーす!」

< は〜い、ただいま参りま〜す!

< このホッキ貝のお刺身美味しいですよ!うむ、美味い!実に酒に合うな!あ、蝦夷アワビも絶品です!うむ、いただこう!

19 : ◆xmUpEtx8SQ [saga]:2016/10/23(日) 02:13:09.05 ID:CyIVLYFq0
本日はここまで。

それでは、おやすみなさい。
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