ナツメ「レッドが指名手配!?」

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615 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/24(金) 01:58:57.13 ID:1QorCHhK0
レッド「ああ、そうか…そういうことか…」

ナツメ「……」

レッド「よかったー」

ナツメ「え?」

レッド「俺が無理やりやってナツメに嫌われたのかと思ったから…」

ナツメ「そんなわけないじゃない…普通私が嫌われるものだし」

レッド「なんで?俺ナツメのこと大好きだよ」

ナツメ「…っ!?」

レッド「でもやっぱり、無理やりってのはあんまりよくないよね」

ナツメ「……」
616 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/24(金) 02:00:58.24 ID:1QorCHhK0
ナツメ「ごめんなさい…」

レッド「いいよいいよ…そのなんていうか…」

ナツメ「何でもするから…」

レッド「……」ピーン

レッド「何でも…そうか、なんでもか…」

レッド「……」

ナツメ「レッド…?」

レッド「よし、じゃあ決めた」

レッド「確認だけどほんとになんでもしていいんだよね?」

ナツメ「うん…」

ナツメ「え、何する気なの…?」
617 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/24(金) 02:02:56.41 ID:1QorCHhK0
レッド「とりあえず答えてよ」

ナツメ「痛くないんだったら…いいかな…」

レッド「それは大丈夫だよ」

レッド「ナツメがやったようなことを俺がやるだけだよ」

ナツメ「え?それってどういう…」

レッド「とりあえず椅子に座って手を後ろで組んで」

ナツメ「…こう?」

レッド「そうそう」

レッド「フシギバナ!」

フシギバナ「ツルノムチ」ピシャッ

ナツメ「!?」

ナツメ「レッド…あの、動けないんだけど…」

レッド「捕まえてんだから動かれたら困るよ」
618 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/24(金) 02:04:57.17 ID:1QorCHhK0
レッド「安心してよ、俺を信じて」

ナツメ「う、うん…」

レッド「よし」

レッド「フシギバナ」

フシギバナ「ハッパカッター」ビリビリッ

ぷりんっ

ナツメ「!!?//」

レッド「ぶばっ」

レッド「一回見たとはいえなんておっぱいだ…」

レッド「いかんいかん…俺のやろうとしてることはまだまだこんなもんじゃないんだ」

レッド「今こんなに出してたら血がもたん…」
619 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/24(金) 02:07:12.10 ID:1QorCHhK0
ナツメ「ね、ねえレッド」

レッド「何?」

ナツメ「もう…いいんじゃない?」

レッド「えーまだ何にもしてないよー」

レッド「せっかくナツメが何でもやっていいって言ったのに」

ナツメ「それは…」

ナツメ「!」

レッド「ナツメのしか見たことないからわかんないけどきれいなのかな」つんつん

ナツメ「ちょっと何やってんの…」

レッド「……」

ナツメ「な、なんか言ってよ…」

レッド「……」にいっ

レッド「こちょこちょこちょ!」

ナツメ「ひゃっ!?」

レッド「ふふっ」

レッド「今こそ俺のこの20年間全ての知識を使うときがきたな」もみもみ

ナツメ「…っ!」
620 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/24(金) 02:07:47.08 ID:1QorCHhK0
数分後

レッド「ナツメにこんなことできるなんて…俺の夢の一つがこんなところで叶うとは」

ナツメ「夢が叶ったのならちょうどいいじゃない…ね!」

レッド「んー…でもまだ満足できないな…」

レッド「そうだ、目隠ししてよ」

ナツメ「ええ?これでもう十分すぎるぐらいじゃない、この上目隠しなんて」

レッド「いいからいいから」
621 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/24(金) 02:08:44.49 ID:1QorCHhK0
レッド「これでよしと」

ナツメ(まあ目隠しされても透視すれば意味ないんだけど…)

ナツメ(レッドが何するか楽しみだし黙っとこ)

ナツメ(…ってなんで楽しみなのよ!)

レッド「…ナツメ」

ナツメ「何?」

レッド「いや…なんでもない…」

ナツメ「そう、それなら早いとこやってよ」

レッド「う、うん…」

レッド「じゃあフシギバナ、もういいよ戻って」

ナツメ「よく考えたらさっきまでの全部フシギバナにみられてたのよね…」

レッド「それは言っちゃいけないよ…」
622 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/24(金) 02:09:22.05 ID:1QorCHhK0
レッド「まったく…そんなこと言うなんてお仕置きがいるな」

ナツメ「お仕置き!?えっ?私そんな悪いこと言…」

ぐりんっ

ナツメ「わっ」

レッド「足閉じてよ、脱がしにくいじゃんか」

ナツメ「うん…」

レッド「あれ?」

ナツメ「え、何?一応目隠ししてるんだから変なことあったらおしえてよ」

レッド「いや、けっこうパンツ濡れてるなと思って」

ナツメ「!!!」

ナツメ「う、うるさい!そんなの見ないで!」
623 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/24(金) 02:10:13.81 ID:1QorCHhK0
レッド「怒られた…」ずーん

ナツメ「え?え?いや…そんな怒ってないからさ」

レッド「ほんと?」

ナツメ「うん」

レッド「よしそれじゃあ足上げて」ぐいっ

レッド「ふっふっふ」むぎゅ

ナツメ「なっ何!?えっ!?」

ナツメ「何する気なの…?」

レッド「ん?電気あんまだよ」

ナツメ「電気あんま…」ぐにぃ

ナツメ「てぇ!?」
624 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/24(金) 02:11:03.61 ID:1QorCHhK0
レッド「すごい眺めだよ」ぐりぐり

ナツメ「やあッちょっ…待…やめっ…!」

レッド「こんなナツメもう二度と見ることができないだろうね」ぐちゃぐちゃ

ナツメ「んにゃアっ私…も、もう…っ」

ナツメ「〜〜!!」びくびくっ

レッド「……」ぱっ

どさっ

ナツメ「いたっ…」

ナツメ「はぁ…はぁ…」

レッド「……」

ナツメ「れっど…?」
625 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/24(金) 02:12:04.99 ID:1QorCHhK0
ナツメ「あれ…?」

ナツメ「あんなところで何やってんだろ…」

ナツメ「レッド…もう目隠しはずしていい?」

レッド「……」

ナツメ「はずすよ」

レッド「…うん」

ナツメ「なんでそんなところで体育座りしてるの?」

レッド「ごめんなさい…」

ナツメ「?」
626 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/24(金) 02:12:42.14 ID:1QorCHhK0
レッド「ナツメが何でもって言うから変なスイッチ入っちゃって…」

レッド「ナツメにひどいことしちゃった…」

ナツメ「ひどいことだなんて…」

ナツメ「元々は私が悪いんだし、そんなふさぎこまないでよ」

レッド「うん…」

ナツメ「もう…今日のレッド不安定すぎるわよ」

レッド「うん…」

ナツメ「……」
627 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/24(金) 02:14:08.19 ID:1QorCHhK0
ナツメ「うーん…どうしたら元気になってくれるのかな…」

ナツメ「そうだ、こんなときは」ガサゴソ

ナツメ「あった、シェイミ出てきて」

シェイミ「俺様になんか用か?」

ナツメ「レッドがあんなことになっちゃったの、お願いあなたの力で笑顔にしてあげて」

シェイミ「ふむふむ…」

シェイミ「状況から見て、レッドが早すぎたってことか」

シェイミ「服脱ぐ前に出ちゃったとかそんなところだな」

ナツメ「あなたは何を言ってるの」
628 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/24(金) 02:15:20.99 ID:1QorCHhK0
シェイミ「あーあ、めんどくせえやつだな」

シェイミ「昨日は寝てるナツメのムネをモミモミして今日は早すぎて落ち込むのか」

レッド「!」

レッド「ちょっとお前それ…」

シェイミ「いや…あんなこと昨日だけじゃないだろうな、同じ部屋だし」

レッド「それは言わないって…」

シェイミ「言うなよ、絶対に言うなよって言ってたじゃん」

レッド「わかってんだったらなんで言うの!」

シェイミ「それって言えってことじゃんか」

レッド「どこの世界の言葉だよ!」
629 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/24(金) 02:16:05.01 ID:1QorCHhK0
ナツメ「……」

レッド「ナツメ!?」

レッド「ま、毎晩なんてやってない!ほんとだよ!昨日だけ!昨日初めてだから!」

ナツメ「私何も言ってないんだけどやったのね」

レッド「…うす」

ナツメ「いつ?」

レッド「ナツ、メ、が、きぜ、つしちゃっ、た、とき、か、な」

ナツメ「ふーん…」

レッド「へへ…どうも…」

ナツメ「シェイミありがと戻っていいわよ、レッドもちょっと元気が出たみたいだし」

シェイミ「うーす」
630 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/24(金) 02:16:56.28 ID:1QorCHhK0
レッド「じゃあ俺はトイレに…」

ナツメ「待ちなさい」

レッド「いやー…もれちゃうよ」

ナツメ「漏らしなさい」

レッド「えっ」

ナツメ「ここでしなさい」

レッド「えー…そのー、なんていうか…おさまりました…」

ナツメ「そう」

レッド「じゃあ仕事しなきゃ、ロケット団はいそがしいなー」

ナツメ「別にいいでしょ」

レッド「いや、それはさすがに…」

ナツメ「あなたなら大目に見てくれるでしょ」

レッド「それは…」

ナツメ「レッド」

レッド「はいっ!」びくっ

ナツメ「そんなびびらなくても」
631 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/24(金) 02:17:41.79 ID:1QorCHhK0
ナツメ「当たり前だけど私怒ってなんかないの」

ナツメ「私もやったことだし…」

レッド「そうなんですか」

ナツメ「そうなんです」

ナツメ「あなたは怒ってるかもしれないけど」

レッド「怒ってないです」

ナツメ「よかった」

ナツメ「まあ問題はここからなんだけど」

レッド「なんでしょうか」

ナツメ「そんな構えないでって」
632 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/24(金) 02:18:39.93 ID:1QorCHhK0
ナツメ「やられっぱなしってのはどうも私に合わないのよね」

レッド「は…?どういうことでしょうか?」

ナツメ「あなたが先にやってきたのだから順番としてはレッド→私→レッドよね」

レッド「そうですね」

ナツメ「あなた一回多い」

レッド「そうでしょうか?同じじゃないですかね?」

ナツメ「違うでしょ」

レッド「ひっごめんなさい!」

レッド「でも時間とかは…」

ナツメ「順番よ、なんでも」

ナツメ「私のターンね」
633 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/24(金) 02:19:21.30 ID:1QorCHhK0
レッド「お、お手柔らかにお願いします…」

ナツメ「まずそこのベッドに座って」

レッド「はい」

ナツメ「……」にいっ

ナツメ「フーディン、かなしばり」

レッド「がっ…!?」

ナツメ「あ、やりすぎ、首から上は自由にしてあげて」

レッド「あの…なんでかなしばりを…」

ナツメ「なんとなくわかるでしょ?」

レッド「…はい」

ナツメ「よしオッケー、フーディンはもどって」
634 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/24(金) 02:20:17.41 ID:1QorCHhK0
ナツメ「さてと…それで隠してるつもり?」

ナツメ「まあ手は動かないんだからそれ以上なんとかしろって言われても無理だろうけど」

レッド「なんのことでしょうか」

ナツメ「これよこれ!」ガシッ

レッド「にゃっ!?」

ナツメ「最初っからずっとでかくして、ズボン突き破りそうじゃない」

レッド「こんなの俺の意思とは関係なくなるんだから、ほっといてくれよ」

ナツメ「そうは言ってもレッドのここ苦しそうだし私が脱がして自由にさせてあげるわよ」

レッド「や、待って!そんなことしなくても…」
635 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/24(金) 02:22:23.81 ID:1QorCHhK0
レッド「……」

ナツメ「レッドのってさ…」

ナツメ「なんていうか…その…大きい…よね//」

レッド「そんなこと言ったらナツメのおっぱいも大きい」

レッド「それに俺のが大きいとかどうかわかんの?」

ナツメ「……」たぷっ ぎゅっ

レッド「!?」

ナツメ「私のではさんでもこんなに飛び出てる、誰が見ても大きいとは思うけど」

ナツメ「まあ…あなたのもの以外見たことはないから私個人の感想だけど…」

レッド「ほんとに誰も?」

ナツメ「どこかの誰かが山からぜんっぜん降りて来なかったからね」

ナツメ「元々人付き合いは上手い方じゃないから仲のいい男の人もいなかったし」
636 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/24(金) 02:23:33.10 ID:1QorCHhK0
レッド「じゃあこんなことどこで覚えたのさ」

ナツメ「首から上しか動かないのによくそんな質問できるわね、話し方も戻ってるし」

レッド「ちょっと気になって、ナツメもこんなことするんだなって」

レッド「それと俺の思ったことをやるわけじゃなかったから少し楽になったからね」

ナツメ「……」

ナツメ「昔カスミに…」

ナツメ「男の人が喜ぶにはどうしたらいいかって聞いて…」

レッド「カスミってこれできないんじゃ…」

ナツメ「それ本人の前で言わないようにね」

レッド「うん…」

ナツメ「レッドは嫌い…?」

レッド「いや…ただかなしばりがなかったら最高なんだけどな」

ナツメ「それはだめ、これでも緊張してるんだから一応…」

レッド「いらないでしょ…」
637 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/24(金) 02:24:54.81 ID:1QorCHhK0
ナツメ「……」

レッド「どしたの、俺が見てると無理か?」

レッド「もうやめとくか?」

ナツメ「あら、やめていいの?」

レッド「……」

ナツメ「ふふっ」レロレロ

レッド「!」

レッド「やぁっ!?やめっナツメ!やばいって…」

ナツメ「ああ、それは大変やめなきゃ」

レッド「えっ、そんなつもりじゃ…」

ナツメ「あーあ、レッドがそういうなら従うしかないわね」

ナツメ「お風呂に入ってトレーニングルームにでも行こうかな」
638 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/24(金) 02:26:15.92 ID:1QorCHhK0
レッド「待って…」

ナツメ「何?」

レッド「…このままってのはひどい」

レッド「だしたい…」

ナツメ「いいわよ」

ナツメ「ただし、ここにね」

レッド「お腹の上?わかった」

ナツメ「……」

レッド「いやでもそれって…いろいろと…」

レッド「俺はそうしたいってのがどっかにあるけど

レッド「もしかしたらってこともあるしそうなったら責任はとるつもり…っていうかとりたいけど…」

レッド「ナツメが…」
639 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/24(金) 02:28:10.34 ID:1QorCHhK0
ナツメ「……」ぐいっ

レッド「ナツメ、これ…」

ナツメ「あなたは今動けないんだから私が上になるしかないでしょ」

レッド「待て待て」

ナツメ「やめるの?」

レッド「違う、俺はナツメの口から本当にいいか聞いてない」

レッド「確認だ、本当にいいんだな」

ナツメ「うん…」

レッド「よし…わかった…」
640 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/24(金) 02:29:28.24 ID:1QorCHhK0
ナツメ「ん…っ」ぬぷっ

レッド「ナツメ…」

レッド「俺はこれが初めてだけど初めてじゃないんだよな…」

ナツメ「え?」

レッド「昨日ナツメにやられたんだもんな、ふふっ」

ナツメ「それは…謝ったし、あなたも仕返ししたじゃない…」

ナツメ「あなたに嫌われたと思ったけど、あなた以外考えられなかったから…」

ナツメ「最低よね私…」

レッド「何言ってんだよ、俺だってナツメ以外考えられない」

レッド「俺にはナツメが最高なんだよ、だから自分のこと最低とか言わないでよ」

ナツメ「レッド…」

レッド「ところでさ、もう出そうなんだけど」

レッド「あ、出た…」
641 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/24(金) 02:31:41.56 ID:1QorCHhK0
レッド「なんか…俺だけ先に気持ちよくなっちゃって…」

ナツメ「レッドがよかったのなら、私は気にしなわよ」

レッド「ごめん…」ぴくっ

レッド(あれ、手が動く…いや手だけじゃない、かなしばりが解けたのか)

ナツメ「そんなことで謝んなくていいよ」

レッド「そう、だったら…」がばっ

ナツメ「えっ!?」

レッド「今度は俺ががんばるからさ」

ナツメ「な、なんで!?かなしばりが解けるには早すぎる…!」

ナツメ「フーディンが解かない限り一日近くは持つはずなのに…」

ナツメ「!?…まさかフーディン、めちゃくちゃ弱くかなしばりを!?どうして…」

レッド「フーディンもわかってたんじゃねえの?こうなることを」

ナツメ「ま、まあ…いいんだけど」

レッド「そんなに中に出してほしいなら何回も出してやるよ」

レッド「どっちかが倒れるまでやり続けてやるからな」
642 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/24(金) 02:32:30.91 ID:1QorCHhK0
翌日

団員たち「……」ひそひそ

ナツメ「なんか私たちの方見てひそひそしてない?」

レッド「ん?気のせいじゃないの?」

シロナ「おっはよ〜お二人さん!」

レッド「なんだシロナか」

シロナ「なんだはないでしょ、おはように対してはおはようでしょ」

ナツメ「おはようシロナ」

シロナ「さすがナツメ、ちゃんとしてるじゃない」
643 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/24(金) 02:33:31.36 ID:1QorCHhK0
シロナ「で、どうだったの?」

レッド「何が?」

シロナ「ゆうべはお楽しみだったじゃない」

レッド「えっ」

レッド「なんのことだか…」

シロナ「一応この船の部屋には防音系のことはしてあるにはしてあるんだけど、そんなにいいってわけじゃないからね」

シロナ「あれだけ大きかったらたぶんこのフロアの8割ぐらい聞こえてたんじゃない」

シロナ「まあそれはちょっと言い過ぎかもね」
644 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/24(金) 02:35:00.54 ID:1QorCHhK0
レッド「そうか…みんなのひそひその内容は…」

ナツメ「やっぱり私たちのことだったみたいね」

レッド「別に構わないんだけど、なんていうか、居心地が…」

シロナ「別にいいんじゃない」

レッド「よかねーよ」

シロナ「ユクシー使う?みんなの記憶消しちゃえばいいじゃない」

シロナ「ナツメなら使えるでしょ?」

ナツメ「使える使えないじゃなくてそれ時間かかるし、怪しすぎるでしょ」

ナツメ「それに誰が知ってるかわからないでしょ、本当に知らない人にユクシーなんて使っちゃったらどうなることか…」

シロナ「それはあなたの超能力で心読めるでしょ」

ナツメ「そんな体力持たないわよ…」
645 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/24(金) 02:36:02.94 ID:1QorCHhK0
シロナ「だったらもう一度ホウエン地方に行くようにサカキ様に言ってみましょう」

レッド「ホウエン地方?」

ナツメ「どうして?」

シロナ「目的は伝説のポケモンたち」

シロナ「まだ集めきってないしね」

シロナ「その中でもあなたたちは願い事ポケモンジラーチを捕まえるの」

シロナ「説明はいらないよね、そのままよ、願い事をなんでも叶えてくれるポケモン」

シロナ「このポケモンに頼めばいいじゃない」

レッド「なんかもったいない気がするけど…」

シロナ「どうせ捕まえるんだからいいじゃない、この世界のポケモンは全てロケット団のものになるんだし」
646 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/24(金) 02:39:17.68 ID:1QorCHhK0
コンコン

シロナ「失礼します」

シロナ「あれ、アポロさん、サカキ様は?」

アポロ「サカキ様なら今トレーニング中です」

シロナ「あー…そういえばそんな時間か」

レッド「トレーニング?」

アポロ「ええ、サカキ様はあるトレーナーに負け、ロケット団を解散したその日からトレーニングを続けています」

アポロ「組織をより強くするためにね」

レッド「へー」
647 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/24(金) 02:40:38.30 ID:1QorCHhK0
アポロ「ところでサカキ様に何か用があったのでしょう、シロナさん」

アポロ「私がサカキ様に伝えておきましょう」

シロナ「次の目的地をホウエン地方にしてほしいのです」

アポロ「ほう、なぜですか」

シロナ「以前ホウエン地方に行ったときは全然捕まえてないじゃないですか」

アポロ「たしかに…ですがここカントーやジョウトの後でもいいのでは?」

シロナ「今はレッド君のことなどでリーグの監視が強くなっていると思います」

シロナ「カントー、ジョウトで活動するのは今はよろしくないかと」

アポロ「…ですが」

サカキ「いや、いいこれよりホウエンに向かう」
648 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/24(金) 02:41:21.70 ID:1QorCHhK0
アポロ「サカキ様…」

サカキ「何をしている、早くホウエンに向かうと伝えに行け」

アポロ「はっ…」

シロナ「サカキ様ありがとうございます」

サカキ「かまわん。用が済んだのなら下がれ」

シロナ「はい」

サカキ「…レッド」

レッド「ん?」

サカキ「私が言えたことではないが、将来ガキができたら大切にしてやることだ」

レッド(な、なんでお前も知ってんだよ!)
649 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/24(金) 02:42:32.26 ID:1QorCHhK0
2週間後・ホウエン地方付近

レッド「やっとかついたか…」

シロナ「上陸はまだ明日だけどね」

レッド「いくらばれないためとはいえ遠回りしすぎだろ」

ナツメ「あ、そういえば肝心なことを聞いてなかった」

ナツメ「ジラーチってどこにいるの?」

シロナ「一番目撃記録が多いのはファウンスってとこね」

ナツメ「ファウンス…?」

レッド「聞いたこともない」

シロナ「特に何かあるわけでもないからね、知らないのも当然よ」

シロナ「はい地図、場所はここね」
650 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/24(金) 02:43:51.15 ID:1QorCHhK0
コトネ「それじゃあ早く行きましょう」

レッド「……」

ナツメ「……」

コトネ「どうしたんですか?」

ナツメ「部屋の鍵はかけてたと思うんだけど」

コトネ「針金で開けました」

レッド「そういうのはいくら悪の組織だからといってもやめた方がいいよ」

コトネ「すいません…」

コトネ「でもいつもは鍵を開けてもなぜかドアが開かなかったのに、今日は開いたからOKかなと」

ナツメ「だから鍵がかかってないことがあったのね、念のために超能力の壁で部屋を囲っておいたの」

コトネ「どうしてですか?」

ナツメ「ぼ…防音のため…」
651 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/24(金) 02:46:35.11 ID:1QorCHhK0
コトネ「何やってるんですか」にやにや

ナツメ「……//」

レッド「ゲ、ゲームだよ」

コトネ「じゃあ今日から私もいれてくださいよ、3(ピー)でいいですから」

ナツメ「ふ…二人用だから…エリカのところにでも行ってなさい」

コトネ「えー、お願いしますよー」

コトネ「私もナツメさんやレッドさんとやりたいんです!」

ナツメ「何言ってんのこの子…」

コトネ「それにエリカさんは最近…なんていうか…うーん、何かに夢中であまり相手してくれないんですよ」

ナツメ「エリカが夢中になるもの?」

レッド「なんだろ、それは気になる」
652 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/24(金) 02:49:00.48 ID:1QorCHhK0
コトネ「そういうわけでエリカさんはだめなんです」

コトネ「だからレッドさん、ナツメさんいいじゃないですか」

ナツメ「だからの意味がわからないんだけど…」

ナツメ「コトネにはトウヤ君がいるじゃない」

コトネ「……」ピタッ

コトネ「トウヤは今いないですし…」

ナツメ「と、とにかく無理だから、レッドも私もいそがしいから」

シロナ「それだったらコトネちゃん今夜私のとこに来なさいよ」

コトネ「えっいいんですか?」

レッド「それはそれで危ない気がする…」
653 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/24(金) 03:46:29.19 ID:m8x9sgKA0
伏せ字が伏せ字になってない

>>614
催眠術で誘拐やらかす野生のポケモンもいるしねぇ
654 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/04(土) 01:31:14.09 ID:RwAjT1O80
翌日

レッド「俺たちは本当にジラーチだけ狙えばいいんだな?」

シロナ「いいわよ」

シロナ「だってホウエン図鑑の伝説のポケモンはあと5体だけだから」

シロナ「その中の1体デオキシスは正直ホウエンにいるとは思えないから実質4体」

シロナ「こうなるとジラーチ、カイオーガ、グラードン、レックウザ」

シロナ「余裕でしょ?」

ナツメ「余裕かどうかはやってないからわからないけど…」

シロナ「まあ、まかせときなさいってことよ」
655 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/04(土) 01:32:06.27 ID:RwAjT1O80
レッド「シロナがそう言うんだったらまかせといてもいいか」

シロナ「あ、でもレックウザだけは手伝ってほしいかな」

シロナ「前言ったことあると思うけど3匹合わせればアルセウス以上の力になると言われているうちの一匹だからね」

ナツメ「そういえば言ってたっけ、たしか一体はレジギガスだったよね」

シロナ「そうよ」

レッド「ほんとに強いのか?」

シロナ「本気を出されたらね」

シロナ「たぶん出されないと思うけど」

レッド「…まあわかった、行けたら行く」

団員「シロナ様、そろそろ出発しませんか?」

シロナ「そうね…行きましょっか」

シロナ「じゃあ行ってくるから二人もがんばってね」
656 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/04(土) 01:33:26.61 ID:RwAjT1O80
レッド「じゃあそろそろ俺たちも行くか」

ナツメ「シロナにもらった地図だと煙突山の近くね」

レッド「…いや、ここから行く」

ナツメ「カナズミシティ?何かあるの?」

レッド「たぶん何もない…」

ナツメ「?」

ナツメ「…レッドがそう言うなら別にいいけど」

レッド「よし、リザードン出てこい」
657 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/04(土) 01:34:52.92 ID:RwAjT1O80
クロイロ「待ってください」

レッド「どうしたんですか?」

クロイロ「…お姉ちゃんはもう行っちゃったんですか」

ナツメ「さっき行きましたよ」

クロイロ「…まあそれなりの人数だしそっちはいいか」

クロイロ「二人ともこれを見てください」

レッド「…俺の手配書だね」

クロイロ「懸賞金の額を見てください」

レッド「一、十、百、千、万、十万、百万、千万、一億…」

レッド「これポケモンですよね」

レッド「海賊漫画じゃねえのに、なんでこんな…」
658 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/04(土) 01:36:06.73 ID:RwAjT1O80
クロイロ「ちなみにナツメのはこれです」

ナツメ「レッドほどじゃないけどまあそれなりの額ね」

クロイロ「こんなのがあるのにそのまま外に出歩いて何もないと思いますか?」

クロイロ「ましてや二人はもともとそれなりに有名なんですよ」

レッド「じゃあどうしたらいいんです?」

ナツメ「また変装ですか…」

クロイロ「はい、そうです」

ナツメ「……」

レッド「あれ、嫌なの?」

ナツメ「嫌じゃないけど…」

クロイロ「今回は私は選びませんよ、二人で自由に決めてください」

クロイロ「ただしホウエン地方の服装で、ナツメはサイキッカーはダメですよ」
659 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/04(土) 01:37:45.73 ID:RwAjT1O80
15分後

ナツメ「レッドはまだなんですか?」

クロイロ「今お手洗いに行ってます」

クロイロ「それにしても二人ともさすがですね」

ナツメ「なにがですか?」

クロイロ「だって二人とも同じ服装なんですから」

ナツメ「え…レッドもブリーダーなんですか」

レッド「おまたせー」

レッド「お、ナツメもブリーダーにしたんだ、おそろいじゃん」

ナツメ「うん…//」

クロイロ「お二人ともこっちを見てください」カシャッ カシャッ

クロイロ「一応偽の身分を証明するものを作っておきます、名前や住所など全てデタラメなのでむやみに使わないように」

レッド「あの、頭巾つけてんすけど」

クロイロ「超能力で消しておきます」

レッド「便利すぎるだろ」
660 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/04(土) 01:39:00.17 ID:RwAjT1O80
レッド「俺たちがこうやって変装するならシロナも変装うればよかったのに」

レッド「なんかこれだけでだいぶ気分が違うよな」

ナツメ「レッド、これ遊びじゃないのよ」

レッド「わかってるよ、でもなんか楽しいじゃん」

クロイロ「それは置いておいてお姉ちゃんが変装した方がよかったっていうのは確かですね」

クロイロ「このとおりお姉ちゃんも手配書ありますからね」

ナツメ「めっちゃ笑顔」

クロイロ「チャンピオンのときのをそのまま使ってるみたいですから」

レッド「なっ…俺より懸賞金が高い…」

クロイロ「元と現役の差じゃないですかね」
661 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/04(土) 01:40:09.95 ID:RwAjT1O80
レッド「くそ〜シロナに負けるとは」

ナツメ「こんなの別に高ければいいってもんじゃないんだから勝ち負けなんてないでしょ」

レッド「…そうだけど」

ナツメ「そうそう、そもそもこんな手配されること自体よくないんだし」

クロイロ「ナツメの言うとおりですよ」

クロイロ「私もけっこう苦労しました」

ナツメ「先生もされてたんですか」

クロイロ「はい、私はロケット団に入る前からでしたけどね」

クロイロ「追われていたところをサカキ様に助けていただきロケット団に入ったのです」

クロイロ「それ以来私はロケット団…サカキ様のために命をかけてます」

クロイロ「お二人もサカキ様のためにがんばってくださいね」
662 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/04(土) 01:41:12.98 ID:RwAjT1O80
レッド「それじゃあそろそろ」

レッド「リザードン」

レッド「よっと」

レッド「ほらナツメも」

ナツメ「う、うん…」

レッド「よしリザードン行くぞ」ポンポン

リザードン「ウッス」ふわっ

ナツメ「……」
663 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/04(土) 01:42:09.10 ID:RwAjT1O80
レッド「〜♪」

ナツメ「……」

レッド(ナツメさっきから黙りっぱなしだな…)

レッド(つまんないのかな?)

レッド「よし、それなら」

レッド「リザードン、ぶっとばせ!」

ナツメ「え…?」

リザードン「オイッス」ドンッ

レッド「いやっほーっ!」
664 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/04(土) 01:42:47.55 ID:RwAjT1O80
ナツメ「……」ふらっ

レッド「おいおいナツメ、いくらなんでも捕まってないと…」

ナツメ「……」ぷらんぷらん

レッド「!!?」

レッド「リリリリザードンストップ!!」

リザードン「!?」キキイッ

レッド「ナツメ!ナツメ!…気絶してる」

レッド「白目むいてよだれ出てるし…」

レッド「やべーよ、女の子がしていい顔じゃねえよ…」

レッド「…いや、これはこれで」
665 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/04(土) 01:43:46.50 ID:RwAjT1O80
ナツメ「…んっ」ぱちっ

レッド「あ、起きた」

ラプラス「オハヨー」

ナツメ「…ラプラス?」

ナツメ「あれ…リザードンは…」

レッド「リザードンはナツメが気絶しちゃったから」

レッド「速いのは苦手だっけ?」

ナツメ「いや速いじゃなくて…高いところが…」

レッド「えっ高いところダメだったの!?」

ナツメ「うん…」

レッド「ご、ごめん!俺そんなこと知らなくて」

ナツメ「言わなかった私が悪いんだし、気にしなくていいよ」
666 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/04(土) 01:44:39.31 ID:RwAjT1O80
カナズミシティ

ナツメ「ずいぶんと荒れた町ね」

ナツメ「どこ見ても工事してるし、開発中の町なの?」

レッド「……」

ナツメ「レッド?」

レッド「ここは見るだけでいい、余計なことは考えるな」

ナツメ「……」

レッド「行こう、もういい…」
667 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/04(土) 01:46:17.90 ID:RwAjT1O80


レッド「あれだ、フエンタウン」

ナツメ「すっかり夜になっちゃったわね…」

ナツメ「私がリザードンに乗れたらもっと早かったんだろうけど…」

レッド「いやいやいや、どうせ今日はここに泊まるつもりだったんだし遅くても早くても関係ないよ」

レッド「ここは温泉地だから来たかったってのもあるけど…」

ナツメ「温泉…ってそれだと変装が」

レッド「それは問題ない」

レッド「今日泊まる宿は部屋にもちゃんと温泉がついてるところだ」

レッド「他の温泉に入れないのは残念だけど、最低限は楽しめる」
668 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/04(土) 01:46:52.43 ID:RwAjT1O80
宿

レッド「ふー…やっと変装とける」

ナツメ「最初はけっこうノリノリだったのに」

レッド「やってみるとけっこう窮屈なもんだ」

レッド「ル●ンはすごいな」

ナツメ「それと比べちゃうとだいぶちゃちだけどね」

レッド「俺ってわからないぐらいだから十分っちゃ十分だよ」

レッド「そんなことよりさ、ほら」

ナツメ「?」

レッド「温泉入ろうよ」
669 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/04(土) 01:47:48.22 ID:RwAjT1O80
ナツメ「そうね」

ナツメ「じゃあレッド先いいよ」

レッド「先?何が?」

ナツメ「何がって先に入ってってことじゃない」

レッド「え?一緒に入らないの?」

ナツメ「い、一緒!?」

レッド「思ったより広いし一人一人って入るよりは…ね」

ナツメ「……」

ナツメ「まあ…せっかくだし…」
670 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/04(土) 01:49:01.02 ID:RwAjT1O80
翌日

レッド「長く楽しい夜だった…」

ナツメ「レッドが元気すぎるのよ」

レッド「でも俺の記憶の後半じゃナツメが…」

ナツメ「さっ、そろそろ行きましょ」

レッド「やー、ナツメは一日中強引だな

ナツメ「……」むすっ

レッド「ふふっ、怒ったナツメもかわいい」

ナツメ「もうかわいいなんて言われる年じゃないわよ…」

レッド「そんなことない、なんなら俺はナツメがおばあちゃんになっても言い続けてやるよ」

ナツメ「…それなら私がおばあちゃんになるまで私といてもらわないとね」

レッド「うん、そうだな」

ナツメ「……」
671 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/04(土) 01:49:36.04 ID:RwAjT1O80
ファウンス

レッド「ここがファウンスなのか…」

レッド「こんな窪地だとは思わなかったな、それにだいぶ広い」

ナツメ「うん…」

レッド「こんなところからジラーチ探すのか…」

レッド「あっ、ナツメ超能力でどこいるかわかんない?」

ナツメ「さすがに何の情報もなくて来たこともないところでなんて無理よ」

レッド「そうか…」

レッド(ナツメはああ見えて高所恐怖症みたいだからリザードンで一気に降りるってのは無理そうだな…)

レッド「どこか降りれるようなところがあると思うんだけどな…」

ナツメ「あそこじゃない?」

ナツメ「人がいるし」
672 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/04(土) 01:50:21.63 ID:RwAjT1O80
男「ようこそファウンスへ」

男「大人一人25000の二人だから50000ね」

レッド(金とんのかよ、しかもけっこうするし…)

レッド「しかたねえか…」

男「それと二人とも身分証明のできるものあるかい?」

レッド「はい」

男「……」

男「ここへは何をしに?見たところブリーダーのようだけど」

レッド「えっと…」

ナツメ「ポケモンの観察をしに来ました」
673 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/04(土) 01:51:19.76 ID:RwAjT1O80
男「ふーん…観察ねえ…」

男「二人はどういう関係で?」

レッド「あの、質問多くないですか」

男「あー、悪いね、最近何かと物騒だからね、わけのわからないやつを入れるわけにはいかないんだ」

男「特にロケット団だったり、凶悪犯の元チャンピオンとかが活動してるって聞くし」

レッド(完全俺のことじゃねえか…)

男「だからこうしてある程度質問して答えてもらって、問題なしとわかれば入れるんだ」

レッド(ど、どうしよう…)ちらっ

ナツメ【大丈夫、あの人の考えてることはわかってるから、怪しくなれば私がなんとかする】テレパシー

レッド(わかった)コクッ

男「無理やり入ろうとするとトラップにかかってこの世とおさらばってことになるけどな、ハハハ」

レッド(そっちの方がよっぽど物騒に思うけど…)
674 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/04(土) 01:52:26.97 ID:RwAjT1O80
男「じゃあ質問再開」

男「二人はどういう関係?」

レッド「し、仕事仲間…」

男「仕事仲間?」

男「……」

ナツメ「!」

男「さっきの身分証明のには二人とも同じ苗字で同じ住所なんだけど」

レッド「えっ…」

男「これ…」

ナツメ「ふ、夫婦です!でも今は仕事中なので」

ナツメ「仕事とプライベートは分けてますんで…」

男「ああ、なるほど…」

レッド(夫婦って…)

ナツメ【それしか思いうかばなかったのよ!】
675 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/04(土) 01:53:18.85 ID:RwAjT1O80
男「……」

男「まあ…特に問題はなさそうだし、いいかな」

男「いいよ入って」

レッド「あざーす」

ナツメ「……」

レッド「……」

ナツメ【本当に私たちのことを疑ってないみたいね】

レッド(それはよかった)

レッド「…ってもうだいぶ離れてるし普通に話してよくない?」

ナツメ「それもそうね」
676 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/08(水) 02:41:57.05 ID:mVgb9Rvp0
レッド「さて、下についたはいいけど…」

ナツメ「どこ行けばいいのかしら」

レッド「ナツメ」

ナツメ「何かあったの?」

レッド「ポケモンいっぱいいる」

ナツメ「…そういうところだからね」

レッド「けっこうめずらしいポケモンも多いな」

ナツメ「そうね」

レッド「ジラーチもあんな感じでいるのかな?」

ナツメ「さすがにそんな簡単にはいないでしょ…」
677 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/08(水) 02:42:36.47 ID:mVgb9Rvp0
レッド「そもそも俺はジラーチというポケモンをよく知らない」

ナツメ「…私も」

レッド「エスパーじゃん」

ナツメ「私はエスパー専門だけど知らないことだってあるわよ」

レッド「……」

ナツメ「……」

レッド「調べるか」

ナツメ「何か出るの?」

レッド「……」

レッド「願い事ポケモン」

ナツメ「それシロナも言ってた」

レッド「1000年の間7日間だけ目を覚ます…」

ナツメ「7日間だけ…!?」
678 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/08(水) 02:43:40.33 ID:mVgb9Rvp0
レッド「……」

レッド「またフライゴンだ、よく飛んでるな」

ナツメ「さっきから飛んでるフライゴンって全部違う個体ね」

レッド「そうなの?」

ナツメ「うん」

レッド「あっちにフライゴンの巣でもあるのかな」

ナツメ「それはたぶん違うと思う」

ナツメ「フライゴンの特徴からしてあっちより向こうの方がいいはず」

ナツメ「ナワバリ争いでもしてるなら別だけど、ここのポケモンはみんな仲がいいみたいだし」

ナツメ「…行ってみましょ、何かあるかも」
679 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/08(水) 02:44:27.57 ID:mVgb9Rvp0
レッド「まだつかないの?もう日が暮れちゃったよ」

レッド「そろそろ出ないと閉園っていうの?そういう時間になっちゃうよ」

ナツメ「関係ないわよ」

レッド「え」

ナツメ「私たちロケット団でしょ、ルールなんて関係ない」

レッド「ナツメがそういうこと言うとは」

ナツメ「あなただってそう考えるでしょ」

レッド「まあ…いちいち出て入ってってのは…」

ナツメ「バレなきゃいいのよ」
680 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/08(水) 02:45:21.94 ID:mVgb9Rvp0
レッド「真っ暗になっちゃった」

ナツメ「レッドレッド、あそこ」

レッド「洞窟みたいだな、あの辺は特にポケモンがいっぱいいる」

こちょこちょ

レッド「ナツメ、何やってんのさ」

こちょこちょ

レッド「ナツメってば」

ナツメ「私ここなんだけど…何のこと?」

レッド「あれ…?」
681 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/08(水) 02:46:18.14 ID:mVgb9Rvp0
レッド「今たしかに…」

ジラーチ「おい人間、ここだよ」

レッド「……」

ジラーチ「やっと人間が来てくれたんだ、うれしいな」

レッド「え…」

ナツメ「ねえあなたジラーチよね…」

ジラーチ「うん、ボクジラーチ」

レッド「マジか…」

レッド「え…わけわかんねえ」

ジラーチ「君たちも早くおいでよ」

レッド「どこに?」
682 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/08(水) 02:47:06.54 ID:mVgb9Rvp0
ジラーチ「明日はボクがここを旅立つ日だから最後のお祭りだよ」

ジラーチ「みんなが祝ってくれるって」

レッド「旅立つってどこか行くのか?」

ジラーチ「ボクを連れて行ってくれる人間がここに来るんだ」

ジラーチ「それって君たちだよね」

ナツメ「…たしかにあなたを仲間にしに来たけどなんでそんなことを知ってるの?」

ジラーチ「ボクの予知さ」

ジラーチ「レッド、ナツメ待ってたよ」

ジラーチ「君たちも今夜は参加してってよ」
683 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/08(水) 02:47:51.78 ID:mVgb9Rvp0
翌日

ジラーチ「起きろーー!朝だぞーー!」ペチペチペチペチ

レッド「ん…起きるって…」

ジラーチ「あーさーだーぞー!」バシバシバシ

レッド「起きてるって!」

ジラーチ「おっす!」

レッド「…ああ」

レッド「なあジラーチ、お前7日間だけしか起きないんだよな…」

ジラーチ「そんなわけないじゃん」

レッド「えっ」
684 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/08(水) 02:50:23.88 ID:mVgb9Rvp0
ジラーチ「そんなポケモンいるわけないじゃん」

レッド「いや、でも図鑑には…」

ジラーチ「どれどれ…」

ジラーチ「ありえないね」

ジラーチ「1000年も寝てたらお腹ペコペコで死んじゃうだろ」

レッド「そりゃそうだけど…」

ジラーチ「だいたいボクは早寝早起きがモットーなんだ、1000年って寝坊助にもほどがあるだろ!」

レッド「まあそれはわかったわ」

レッド「でもなんでこんな説明文になってるんだ?何かしらあるからこんなのになってんじゃないのか」

ジラーチ「あるわけないだろ、バーカ」

レッド「……」

ジラーチ「ボククラスのポケモンになると人間どもが想像ですごくしようとしてんだろ」

ジラーチ「お前はこんなの信じてたのか?1000年生きてる人間なんていないだろ、こんなの誰も確かめられねえ、勝手な想像だ」
685 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/08(水) 02:51:03.48 ID:mVgb9Rvp0
レッド「この説明が間違ってるのだとしたら、まさか願い事を叶えるってことも…」

ジラーチ「お願い事をかなえる力はあるよ」

ジラーチ「ボクから願い事をとったらかわいいとかかっこいいとかしか残らないじゃないか」

レッド「……」

レッド「でも安心した、本当に7日間しか起きないってならいろいろ困るしな」

ジラーチ「例えば?」

レッド「そうだな…」

ナツメ「…んんーっふわあ…」むくっ

ナツメ「れっどおはよー」

レッド「ん…ああ」

ナツメ「どうしたの、あんまり元気ないね」

レッド「そんなことないと思うけど」
686 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/08(水) 02:52:21.53 ID:mVgb9Rvp0
ジラーチ「ナツメナツメ!起きたなら早く行こーよ」

ナツメ「あなたは元気ね」

ナツメ「行くってどこか行きたいところがあったの?」

レッド「いや俺も知らん」

ジラーチ「早く早く!」

ナツメ「なんで急いでんの、どこ行くかもわかんないのに」

ジラーチ「ナツメがのんびり寝てたからだよ」

ナツメ「ああ…ごめんね」

レッド「そんなことねえよ。俺もさっきまで寝てたし」

ナツメ「…ジラーチはどこか行きたいところあるの?」

ジラーチ「ロケット団のアジト!」

レッド「……」

ナツメ「って言ってるけど…」

レッド「い、いいんじゃないの…?どうせ戻るんだし」

ジラーチ「やったー」

レッド「変わってるな、ほんと…」

レッド「じゃあナツメ、ゲットして」

ナツメ「私が?」

レッド「だってエスパーはナツメの専門じゃん」

ナツメ「わかった」
687 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/08(水) 02:53:16.33 ID:mVgb9Rvp0
ナツメ「おいでジラーチ」

ジラーチ「うん」

カチッ

ナツメ「ジラーチゲット」

ナツメ「出てきてジラーチ」

ジラーチ「いえーい」

ナツメ「ロケット団のところに行く前にお願い一ついい?」

ジラーチ「いいよー」

ナツメ「じゃあ…」
688 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/08(水) 02:54:15.05 ID:mVgb9Rvp0
ジラーチ「愛と勇気と希望の名のもとに、マジカルプリンセス、ホーリーアップ!」

ピカッ

ジラーチ「はい、これで二人のやらしいことに関しての記憶が団員たちから消えたよ」

レッド「やらしいって…」

ナツメ「レッドのことを考えたらほんとのことだし、これでヒソヒソされないのならどんな言われ方でも構わないわよ」

レッド「たしかにそうだけど…いや、俺のことを考えたらってどういうことだよ」

ナツメ「さて、帰りましょ」

ナツメ「テレポートで帰るけど、途中の街をいくつか経由するから」

レッド「ナツメさん…」
689 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/08(水) 02:55:47.41 ID:mVgb9Rvp0
ロケット団本部

ジラーチ「ほうほう、これがロケット団の本部か〜」

ジラーチ「豪華だね〜」

レッド「ああ、ただ豪華すぎてこんな船、すぐバレると思うんだけどな」

クロイロ「この船は特殊なバリアーが張ってあるため団員以外は外から見れば気づかれないって言いませんでしたか?」

レッド「うわっびっくりした…後ろから声をかけないでください」

ナツメ「そんな話聞いたことないですけど」

レッド「ナツメは冷静だね…」

クロイロ「聞いてませんでしたか…そういえばあなたたちに言った覚えないですね」

レッド「バリアーで見えないんだったらわざわざ遠回りしなくていいんじゃ…」

クロイロ「それはだめです、たまにですがレーダー等にひっかかることがあるんです」

クロイロ「少しでも可能性があれば、それを避けなければなりませんから」
690 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/08(水) 02:56:20.31 ID:mVgb9Rvp0
クロイロ「ところで気になってたんですが、これはジラーチですよね」

ナツメ「そうですよ」

クロイロ「なんともかわいいポケモンですね」

ジラーチ「お前なかなか見る目あるな、ほめてやる」

クロイロ「こういうところがますます…」

クロイロ「どちらがゲットしたんですか?」

ナツメ「私です」

クロイロ「やはりナツメ…」

クロイロ「……」じーっ

ナツメ「?」

クロイロ「……」ちらっ

レッド「?」

クロイロ「ふふっ」にこっ
691 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/08(水) 03:09:37.39 ID:mVgb9Rvp0
ナツメ「なんだったんだろう、先生」

レッド「ジラーチが見たかったんじゃないの?」

ナツメ「そう…かな…」

ナツメ「でも最後の笑顔はそういうのじゃなさそうだったけど」

レッド「あれ可愛かったな」

ジラーチ「うむ、なかなかの美人だった」

レッド「先生もあんな顔ができるとは知らなかった…」

ナツメ「……」
692 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/08(水) 03:10:08.73 ID:mVgb9Rvp0
レッド「あ、そうだシロナに連絡しとかないと」

レッド「助けがいるかどうか聞いとかないとな」

プルルルル

レッド「あ、もしもしレッドだけど」

レッド「こっちは終わったよ」

レッド「ふーん…ああ、そうなんだ、大変だね」

レッド「ええ…!?マジでか…」

レッド「わかったよ…仕方ねえな…」

レッド「それじゃ」プチッ
693 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/08(水) 03:10:43.79 ID:mVgb9Rvp0
ナツメ「なんて言ってたの?」

レッド「まだ出会えてすらないんだって」

レッド「でも俺たちは終わってるから先に空の柱に行ってくれって」

ナツメ「空の柱…レックウザのいるところよね?」

レッド「そうだよ、俺たちで捕まえろって言ってんだよ、ひでーよな」

ナツメ「二人だけでか…」

クロイロ「二人だけで大丈夫ですか?」

レッド「わっ!もう…また…」

ナツメ「そんな驚くことないでしょ」

クロイロ「そうですよ、ただ後ろから声をかけただけです」

レッド「それが普通にびっくりするんですよ」
694 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/14(火) 02:29:37.91 ID:5/WMNsQ30
クロイロ「空の柱へは私も行きますよ」

ナツメ「でも先生は」

クロイロ「私は大丈夫ですよ」

クロイロ「それよりナツメに無理させるわけにはいきませんからね」

ナツメ「私に?」

クロイロ「ふふっ」

ナツメ「?」
695 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/14(火) 02:30:15.37 ID:5/WMNsQ30
レッド「先生ってたまに何考えてるかわかんない時あるよな」ボソボソ

ナツメ「うん…」

レッド「何考えてるか見てみてよ」

ナツメ「読心は私と同じかそれ以上の力がある人にはできないの」

ナツメ「先生は私と同じぐらいの超能力者だから無理よ」

レッド「へー」

ナツメ「私と先生からはあなたの考えてることは丸見えだけどね」

クロイロ「そうですよ、女性の考えてることを見ようとするなんてどうかと思いますよ、レッド」

レッド「…気をつけます」
696 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/14(火) 02:30:53.92 ID:5/WMNsQ30
クロイロ「今日は私やることがありますので、明日出発しましょう」

クロイロ「後は休んでいてください」

クロイロ「では私はこれで」

レッド「さっき起きたばっかなんだけどな」

ナツメ「休んでいいって言ってくれてるんだから、今日はもういいじゃない」

ナツメ「ジラーチもそれがいいよね?」

ジラーチ「うん」

ナツメ「ジラーチもそう言ってるし」

ナツメ「それに昨日お風呂入ってないから…」

レッド「そうだったね…」
697 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/14(火) 02:31:35.00 ID:5/WMNsQ30
部屋

レッド「……」

ジラーチ「なあレッドレッド!」

レッド「む…」

ジラーチ「何やってんだ?」

レッド「何もやってないよ」

レッド(こいつがいると覗きができないな…)

ジラーチ「うそだー、なんか見てただろ」

ジラーチ「ナツメの入浴シーンか?」

レッド「ぶっ」

レッド「そんな…俺がのぞきなんかすると思ってるのか」
698 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/14(火) 02:32:15.82 ID:5/WMNsQ30
ジラーチ「……」

レッド「……」

ジラーチ「なーんて冗談だよ、そんなことするわけないよね」

レッド「な、なんだよ、当たり前じゃねえか」

ジラーチ「そうだよね」

レッド(くそっ)

ジラーチ「ねえ、ボク遊び相手がほしいよ、レッドのポケモン見せてよ」

レッド「遊び相手か…こんな船の中じゃピカチュウぐらいしか出せないな」

ジラーチ「うん、いいよ」

レッド(そうだ…ジラーチとピカチュウが遊んでる間に…)

レッド「わかった、出てこいピカチュウ」
699 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/14(火) 02:33:02.25 ID:5/WMNsQ30
レッド「……」こそこそ

レッド「……」そーっ

ガチャ

ドンッ

レッド「がっ!?」

ナツメ「?」

ナツメ「何やってんの?」

レッド「コ…コンタクト落とした…」

ナツメ「あなたコンタクトなんてしたことないでしょ」
700 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/14(火) 02:34:21.67 ID:5/WMNsQ30
レッド「コン…タクト…じゃなかったかもしれない」

レッド「ピアス…そう、ピアスを」

ナツメ「ピアスもしたことないでしょ」

レッド「えっとその…じゃあ…」

ナツメ「覗こうとしてたの?」

レッド「そそそそそんなわけないじゃないか、俺がのぞきなんて…」

ナツメ「そう…残念」

ナツメ「正直に言えばちょっと許してあげようと思ったのに」

レッド「すいませんでした、ナツメさんの言うとおり覗こうとしました」
701 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/14(火) 02:35:22.12 ID:5/WMNsQ30
ナツメ「そう…」

レッド「お、お許しを…」

ナツメ「……」

ナツメ「レッド」

レッド「はい、なんでしょう」

ナツメ「このドライヤー壊れてるみたいなの、新しいのもらってきて」

レッド「はい、わかりました」

ナツメ「30秒ね」

ナツメ「それ以上は許さないから」

レッド「はいぃ!?」

ナツメ「あと25秒」
702 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/14(火) 02:36:54.34 ID:5/WMNsQ30
ジラーチ「なんだケンカか?」

ナツメ「なんでもないわよ」

ナツメ「コソコソしなくても見たいって言えば見せるのに…」

ジラーチ「なんか言ったか?」

ナツメ「あなたには何も言ってない」

ナツメ「ピカチュウと遊んでたんでしょ、そっち行ってなさい」

レッド「もらってきました!」

ナツメ「わあさすがレッド、ありがとう」

ナツメ「でも30秒って言ったよね」

レッド「ひえ…」
703 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/14(火) 02:38:00.30 ID:5/WMNsQ30
ジラーチ「レッドレッド」

ナツメ「レッドは今ちょっといそがしいから後でね」

ジラーチ「じゃあナツメでいいや」

ジラーチ「レッドのバッグさぐったらこんなのがいたんだけど」

ジガルデ「……(汗)」

ナツメ「何これ?」

ナツメ「ぷにぷにね」つんつん

ジラーチ「生きてるみたいだけど、動かねえ」

ジラーチ「というより動こうとしない」

ナツメ「レッドに聞いてみましょうか、ちょっとかして」
704 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/14(火) 02:39:44.38 ID:5/WMNsQ30
ナツメ「ねえレッド」

レッド「何?」

ナツメ「これ何?あなたのバッグにいたらしいんだけど」

ジガルデ「……(汗)」

レッド「あ…」

レッド「ごめん、お前のこと忘れてた」

レッド「悪い悪いジガルデ」

ナツメ「ジガルデ?」

ジガルデ「……」

レッド「…なんか言えよ」

ジガルデ「……」

レッド「あ、そっか」

レッド「かして」

ナツメ「はい」

レッド「ちょっと出るわ」

ナツメ「え、どこ行くのよ」
705 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/14(火) 02:40:40.29 ID:5/WMNsQ30
レッド「いやー悪い悪い、すっかり忘れてた」

ジガルデ「そんなところだろうと思っておった」

レッド「なんか声かけてくれればよかったのに」

ジガルデ「余は世界を監視する者、監視するだけで余計な口は出さん」

レッド「でもさっきみたいな時は話せよ、俺としか話す気ないのか?」

ジガルデ「…必要なら話すようにしよう」

レッド「……」

レッド「なあ関係ないことなんだが、お前ずっと俺のバッグの中いたんだよな」

ジガルデ「おったぞ、お前の行動の一部始終を見とった」
706 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/14(火) 02:41:58.42 ID:5/WMNsQ30
ジガルデ「人間を増やすためには当然の行為じゃ、何も恥じることはない」

レッド「何も言ってねえだろ…」

ジガルデ「それとついでに教えてやろう」

ジガルデ「レックウザ…もう少しで捕まえられてしまうかもしれんぞ」

レッド「え?」

レッド「どういうことだよ」

ジガルデ「そのままじゃ」
707 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/14(火) 02:42:59.93 ID:5/WMNsQ30
レッド「ナツメナツメナツメ!」

レッド「大変だよ、レックウザが…」

ナツメ「レックウザがどうかしたの?」

レッド「捕まえられそうなんだって」

ナツメ「誰に?」

レッド「…誰に?」

ジガルデ「……」

ジガルデ「余が言うより、そなたたちが見た方がわかりやすかろう」

ジラーチ「キェェェェェェアァァァァァァシャァベッタァァァァァァァ!!!」

ナツメ「驚きすぎ…」

ジガルデ「…余のことは今はよい」

ジガルデ「全員目を閉じよ」

ジガルデ「わかりやすいように今より少し前から見せてやる」
708 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/14(火) 02:44:31.21 ID:5/WMNsQ30
空の柱

ミクリ「ここへは何をしに来たんだい?」

ダイゴ「わかっているくせに、その質問に答える意味はないよ」

ダイゴ「ユウキ君、言ったとおりミクリは僕が止める」

ダイゴ「君は今のうちに頂上へ」

ユウキ「わかりました」

ミロカロス「トオサン」

ユウキ「!」

ミクリ「ここで行かせたら私がここにいる意味がないじゃないか」

ダイゴ「メタグロス、ミロカロスをぶっとばせ」

メタグロス「ラジャー」
709 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/14(火) 02:45:01.96 ID:5/WMNsQ30
ミクリ「ダイゴ、それにユウキ君」

ミクリ「君たちは本当にそれでいいのか?」

ダイゴ「なんのことだ」

ミクリ「今ここで私と敵対するということはポケモンリーグにはむかうということだよ」

ダイゴ「ポケモンリーグ…か」

ダイゴ「違うだろ」

ダイゴ「プラズマ団って言ったらどうだ」

ミクリ「……」

ミクリ「ふっ…そうだね」
710 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/14(火) 02:46:38.51 ID:5/WMNsQ30
ユウキ「ダイゴさん、プラズマ団ってなんですか」

ダイゴ「かつてイッシュ地方で暗躍していた組織だ」

ダイゴ「数年前に解散したはずなんだけどね」

ミクリ「解散なんてしてないさ」

ミクリ「私たちがチャンピオンにつく前から今もずっとポケモンリーグの裏にいるよ」

ミクリ「ダイゴ、君はわかっていたからチャンピオンをやめて私に押し付けたのじゃないのか」

ダイゴ「違う、たしかにわかっていた…でも僕は」

ミクリ「もういいよ」

ミクリ「君は考えなしに行動するようなやつじゃないってことはわかってる」

ミクリ「でも今の君は敵だ、君の考えていることをさせるわけにはいかない」

ミクリ「悪いとは思っている…消えてくれ、やれミロカロス」
711 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/14(火) 02:47:40.61 ID:5/WMNsQ30
ユウキ「ジュカイン!」

ジュカイン「リーフブレェェド!」

ミロカロス「ゲフッ」

ユウキ「ダイゴさん、どうして突っ立ってるんですか」

ダイゴ「ああ…すまない…」

ダイゴ「ユウキ君作戦再開だ」

ダイゴ「レックウザを手懐けることができるのは君しかいないんだからね」

ユウキ「…はい」

ミクリ「退いてはくれないんだ…」
712 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/14(火) 02:49:26.44 ID:5/WMNsQ30
ジガルデ「少しとばす、この少年は今レックウザの元で戦っておる、そこを見せてやろう」

レッド「いや、もういい」

ジガルデ「なんじゃ?まだオープニングしか見せとらんぞ」

レッド「お前が言うんだったらたぶんそのうちレックウザはユウキが捕まえてんだろ」

レッド「そもそもこれ見る必要あったのかどうか謎だ」

ジガルデ「ふむ…そうか」

レッド「まあトイレ行きたいってのが本心なんだけど」

レッド「もれそうだ」

ナツメ「早く行きなさいよ」

レッド「あ、ナツメは先生にレックウザのこと言いに行ってよ」

ナツメ「わかった」
713 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/14(火) 02:49:56.08 ID:5/WMNsQ30
陸の洞窟

シロナ「やっとグラードンのいる場所を見つけたってのに邪魔者がいたなんてね」

ゴールド「邪魔者なんてやだなあ」

ゴールド「俺はただここを誰も通さないようにしてるだけですよ」

シロナ「それが私たちにとって邪魔だって言うの」

シロナ「せっかく連れてきた団員何人もやられちゃったじゃない」

ゴールド「言ってるでしょ、誰も通さないって」

ゴールド「通ろうとするなら強制的に帰ってもらうためにやってんすよ」

シロナ「邪魔」

ゴールド「帰ってください」

シロナ「邪魔」

ゴールド「帰ってください」
714 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/14(火) 02:53:19.18 ID:5/WMNsQ30
コトネ「ゴールド、もうやめなさいよ」

コトネ「あんたがシロナさんに勝てるわけないんだから、ケガするだけよ!」

ゴールド「コトネ、敵にそんなこと言うもんじゃねえ」

コトネ「敵ってあんた…」

シロナ「そうよコトネちゃん、敵に情けをかける必要なんてない」

シロナ「下がってなさい」

シロナ「こんな言い合いしないで最初からこうすればよかったのよ」

シロナ「出てきなさい、ディアルガ、パルキア」

ディアルガ「……」

パルキア「……」
715 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/14(火) 02:54:07.00 ID:5/WMNsQ30
ゴールド「く…」

コトネ「シロナさん、何もそこまで…」

シロナ「コトネちゃん、さっき言ったでしょ」

シロナ「敵に情けをかける必要なんてないって」

シロナ「これは私がチャンピオンのときから変わっていないことの一つ」

シロナ「私に向かってくる相手は常に全力で叩き潰す、ふふっ」

シロナ「まあでも安心して、私はやさしいから殺すなんてことはしないわよ」

シロナ「五体満足とはいかないだろうけどね」
716 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/14(火) 02:56:21.10 ID:5/WMNsQ30
ゴールド「それで脅してるつもりかよ」

シロナ「あら、私は本気よ」

シロナ「私が口だけだと思ってるの?」

ゴールド「……」

シロナ「だとしたら気をつけなさい」

ピタッ

ゴールド(!?…か、体が動かない…)

ザシュッ

ゴールド「うがああああっ!!」

シロナ「ほら、油断してるから腕一本なくなっちゃった」
717 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/14(火) 02:59:22.30 ID:5/WMNsQ30
ゴールド「ぐが…っああ…」

シロナ「これでわかったでしょ、私は本気」

シロナ「じゃ、通らせてもらうわね」

ゴールド「とお…さねえ…って言ってんだろ…!」

ゴールド「出てこい…!バクフーン!」

シロナ「……」

シロナ「私はとても悲しいわ」

シロナ「こんなつもりじゃなかったのに」

シロナ「ディアルガ、パルキアやってしまいなさい」

バシュッ メコッ ドギャ ボキッ メキョッ グチャッ
718 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/14(火) 03:01:41.22 ID:5/WMNsQ30
ゴールド「うわあっ!!」

ゴールド「はぁ…はぁ…な、なんだったんだ今の…」

シロナ「お目覚めのようね、気分はどう?」

ゴールド「……?」

シロナ「何がなんだかわからないって顔ね」

シロナ「いいわ、教えてあげる」

シロナ「今のはこのダークライが見せた悪夢よ、眠らされたことにも気づかなかったでしょ」

ゴールド「悪夢…」

シロナ「そっ、素直にどいてくれたら君が見たような夢のようにはならないわ」

ゴールド「だ、だから通さないって言ってんだろ」

シロナ「ふふっ、君震えてるよ」

シロナ「たぶんだけど夢の中で死んじゃったんでしょうね」

シロナ「今からそれを再現するんだから怖くないわけないか」
719 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/14(火) 03:03:39.53 ID:5/WMNsQ30
ゴールド「それでも俺は…通さねえ」

シロナ「……」

シロナ「通さない通さないってそんな時間稼いでもいいことないでしょ」

シロナ「君がここにいるってことはカイオーガのいる方にも誰かいるのよね」

シロナ「ここはもう通してそっち助けに行くのがいいと思うけど」

ゴールド「うるせえ、なんと言われようと俺は俺のやるべきことをやる」

シロナ「…あっもしかして夢の中だからディアルガパルキアが出てきたと思ってる?」

シロナ「ほんとにディアルガもパルキアもいるわよ」

ゴールド「……」
720 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/14(火) 03:06:20.48 ID:5/WMNsQ30
シロナ「はぁー…なんだかんだいって私も甘いわね」

シロナ「3つ、君に道を用意してあげるわ」

シロナ「一つ目は素直にここから消えること」

シロナ「二つ目は夢のとおり死ぬ」

シロナ「三つ目…ここにユクシー、エムリット、アグノムってポケモンがいる」

シロナ「このポケモンを使って君から記憶、感情、意思を消して私が飽きるまで私の人形として生きるか」

シロナ「さあ、どれがいい?選ばせてあげる」

ゴールド「……」

シロナ「あんまり時間かけられるのも困るのよね、決めないのならこっちで決めるけど?」
721 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/14(火) 03:08:20.22 ID:5/WMNsQ30
ゴールド「……」

シロナ「決めないのね、じゃあ…人形、私のおもちゃになってもらおっかな」

ゴールド「くっ…間に合わないか…」

シロナ「出てきなさい…」

グラッ グゴゴゴゴゴゴゴ

シロナ「!?」

コトネ「シロナさん…これは…?」

シロナ「わからない、なんなのこの揺れ…」

ゴールド「へへっ、助かったぜ」

シロナ「…何をしたの」

ゴールド「俺は何もしてねえよ」
722 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/14(火) 03:10:25.75 ID:5/WMNsQ30
シロナ「なら誰がやったの」

ゴールド「……」

ゴールド「まあいいか、教えたとこであんたらは何にもできねえし」

ゴールド「ユウキがレックウザを手懐けた」

ゴールド「そしてそのレックウザの呼びかけによりグラードンとカイオーガはユウキの元に集まる」

ゴールド「レックウザ捕まえたやつがグラードンもカイオーガもそいつのもの」

ゴールド「知らなかっただろ?」

シロナ「……」

ゴールド「俺はユウキがレックウザを捕まえる前にグラードンを捕まようとするやつを止める役」

ゴールド「そういうことだから、俺の役目はもう終わり」

ゴールド「ば〜い」あなぬけのひも
723 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/14(火) 03:11:17.93 ID:5/WMNsQ30
シロナ「……」

シロナ「コトネちゃん…」

コトネ「はい…?」

シロナ「どどどどうしよう!グラードン捕まえる予定だったのに」おろおろ

コトネ「落ち着いてくださいシロナさん」

コトネ「とりあえず倒れてる皆さんを起こしましょう」

シロナ「そ、そうね」

シロナ「みんな、おきて」ゆさゆさ
724 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/14(火) 03:12:18.44 ID:5/WMNsQ30
シロナ「はぁ〜作戦失敗、帰るしかないわね」

コトネ「なんだかんだいってシロナさんはやさしいんですね」

シロナ「どうして?」

コトネ「結局ゴールドに傷一つつけなかったじゃないですか」

シロナ「結果的にそうなっただけよ」

コトネ「一度も攻撃を指示しなかったから必然的だと思いますけど」

シロナ「…技の名前忘れちゃっただけ」

コトネ「そういうことにしときます」
725 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/14(火) 03:16:04.47 ID:5/WMNsQ30
翌日

シロナ「大丈夫かな…」おどおど

コトネ「私もついてますから、しっかりしてください、大丈夫です!」

シロナ「でも失敗しちゃったんだし、こんなことサカキ様に言ったら」

クロイロ「問題ないでしょ、サカキ様はこのこともう知ってるし」

シロナ「クロナ…!あんたいつの間に」

クロイロ「お姉ちゃんが何かしらの罰があるならカイオーガのところに行ったランス様も何かしらあるはずだからね」

シロナ「ランスは何もなかったの?よかった〜」

コトネ「ランスさんは元々ロケット団だったけどシロナさんは元はリーグの人だから、その差ってのもあるかもしれませんよ」

シロナ「コ、コトネちゃん!?さっきまで大丈夫とか言ってたのに!」

クロイロ「それは一理ある…」

シロナ「クロナまで!」
726 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/14(火) 03:17:30.65 ID:5/WMNsQ30
シロナ「クロナ〜、このままいくとどうなるか予知してよ〜」

クロイロ「未来予知はあんまり得意じゃないから…そういうのはナツメの方が」

シロナ「得意じゃないだけでできないことはないんでしょ」

クロイロ「まあ…できるけど、ナツメの方が正確よ」

シロナ「今ナツメがいたらナツメに頼むわよ」

シロナ「でも今いないでしょ」

コトネ「あ、ナツメさんだ」

シロナ「ほんと!?ナツ」

コトネ「ナッツメさ〜ん」ぴょーん

ナツメ「!?」
727 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/14(火) 03:18:55.62 ID:5/WMNsQ30
コトネ「ナツメさんのおっぱいやわらかいです」もみもみ

ナツメ「な、何やってんのよ」ゴチンッ

コトネ「いてっ」

ナツメ「ほんとにもう」

シロナ「ナツメ〜」ぴょーん

ナツメ「今度はシロナ!?」

シロナ「ナツメ〜助けてよ〜」

ナツメ「何なのよ、気持ち悪い」
728 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/14(火) 03:20:48.44 ID:5/WMNsQ30
コトネ「彼女はグラードンの捕獲に失敗してボスからの罰に怯えてるのさ」

ナツメ「何なのその言い方」

コトネ「ナツメさんはワイルドな人が好みだと思ったので」

ナツメ「全然ワイルドじゃないけど…」

ナツメ「で、この金髪はどうしてほしいわけ?」

シロナ「私がサカキ様にお仕置きとかされないか見てほしいの!」

ナツメ「予知しろってこと?別にいいけど」

ナツメ「……」

ナツメ「うん、いいんじゃない」

シロナ「何が!?どっちなの?ねえ!」
729 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/14(火) 03:21:34.98 ID:5/WMNsQ30
ナツメ「悪くはないと思う」

シロナ「悪くはないって良くもないんでしょ!」

ナツメ「それは人による」

シロナ「人によるって、ちょっと」

ナツメ「じゃあ私はいそいでるから」

コトネ「えーどこ行くんですか、私といいことしましょうよ」

ナツメ「ふざけないの」つん

ナツメ「私もう行くね、早くしないとせっかく買ったジュースがぬるくなっちゃうし、レッドが待ってるし…」

コトネ「いいなあ、私もナツメさんとレッドさんの部屋行きたい」

クロイロ「やめた方がいいですよ」

コトネ「なんでですか?」

クロイロ「超能力を使ったのもありますけど、だいたいの予想はつきます」

コトネ「超能力…!いい!非常にいいです!私にも教えてください!」

クロイロ「無理です」
730 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/14(火) 03:22:41.34 ID:5/WMNsQ30
コトネ「しょぼーん」

クロイロ「ナツメのことは今はいいです」

クロイロ「それより今はそこで魂の抜けかけてる生物をサカキ様のところに連れていかなければ」

クロイロ「お姉ちゃん、ナツメも悪くないって言ってたでしょ」

シロナ「でもそれ良くもないってことじゃない…」

クロイロ「それは人によるって」

シロナ「必ずしも私にいいとは限らないし…」

クロイロ「ほら、ナツメって意外とお茶目なとこあるし」

クロイロ「お姉ちゃんをリラックスさせるために言ったかもしれないよ」
731 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/14(火) 03:23:58.13 ID:5/WMNsQ30
コンコン

サカキ「誰だ」

クロイロ「シロナです」

シロナ「あんたクロナでしょ」

クロイロ「しっ」

サカキ「入れ」

ガチャ

クロイロ「失礼します」ドンッ

シロナ「なっ!?」

バタンッ

シロナ「ちょっクロナ、コトネちゃん!」

サカキ「…なんの用だ」くるっ

シロナ「あ…こ、今回の作戦についての報告を…」
732 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/17(金) 19:34:15.40 ID:6/PYa7aF0
空の柱

ユウキ「ありがとう、ダイゴさん、ゴールド、シルバー」

ユウキ「おかげでこうやってレックウザを仲間にすることができた」

ユウキ「いや、レックウザだけじゃないグラードン、カイオーガもだな」

ゴールド「ほんとマジで俺はやばかったぜ」

シルバー「ふん、それはお前の力がないせいだろ」

ゴールド「あんなの俺だから耐えられたものの、お前だったら泣いてるぜ」

シルバー「俺が泣くわけないだろ、仮に俺が泣くぐらいならお前は間違いなく漏らしてたはずだ」

ゴールド「はあ!?じゃあお前は」

ダイゴ「まあまあ二人とも、結果はよかったんだ、内容はいいじゃないか」

ユウキ「ダイゴさんの言う通り、二人ともがんばったってことでいいよ」
733 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/17(金) 19:34:44.30 ID:6/PYa7aF0
プルルルル

ユウキ「ハルカからだ、見つかったんだ」

ユウキ「もしもし…」

ゴールド「そういやいないと思ったらどっか行ってたのか」

ユウキ「うん、わかった今からそっち行くよ」

ユウキ「ダイゴさん、見つかったそうです」

ダイゴ「そうか、じゃあもう僕にできることはない、後は君たち次第だ」

ユウキ「はい」

ユウキ「……」

ユウキ「じゃあ行ってきます」スタッ

ユウキ「行くぞレックウザ」
734 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/17(金) 19:35:23.40 ID:6/PYa7aF0
ゴールド「……」

ゴールド「あいつどこ行ったの?」

シルバー「お前は何も聞いてなかったんだな、バカ」

ゴールド「誰がバカだ」

シルバー「お前だ、ほら早く行くぞ」

ゴールド「行くってどこに」

シルバー「お前本当に聞いてなかったのか!?」

シルバー「カントーだろが」

ゴールド「カントーか…なんか言ってたような、言ってなかったような…」
735 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/17(金) 19:37:18.74 ID:6/PYa7aF0
ロケット団本部

シロナ「ねえどうしたらいいと思う?」

ナツメ「どうしたらって言われてもね」

クロイロ「なにかアドバイスをしてあげてください」

クロイロ「お姉ちゃんがずっと落ち込んででうざいんです」

レッド「それいつものことじゃないの?」

シロナ「レッド君ひどい」

クロイロ「いつもはもう少しマシなんですがね」

シロナ「いつもはってちょっとはうざいみたいな言い方しないの」
736 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/17(金) 19:40:13.47 ID:6/PYa7aF0
ナツメ「別に怒られも何もしなかったんでしょ、別にいいじゃない」

レッド「そうそう、それとそろそろ何かあるたびにこの部屋来るのやめろよ」

ガチャ

コトネ「なんとなく来ましたー」

シロナ「…意味なく来る子もいるんだし」

レッド「……」

コトネ「なんの話してたんですかー?」

クロイロ「バカはどうすれば元気になるのかという研究です」
737 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/17(金) 19:41:58.89 ID:6/PYa7aF0
シロナ「これでも私は幹部…失敗してそのままってのはよくないわ」

ナツメ「シロナはどうしたいわけなの?」

シロナ「…何か失敗を帳消しできるようなこと」

シロナ「そうだ、今からレックウザ奪いに行こ」

クロイロ「今からってそんな勝手なこと」

シロナ「大丈夫よ、ある程度自由に動いていいって許可はもらってるから」

クロイロ「許可もらってるなら…私船だそうか?」

シロナ「いいよ、ここから行く」ガラッ

シロナ「クレセリア」

シロナ「じゃあクロナ、サカキ様に私のこと言っといてね」スタッ

シロナ「今からレックウザのところに行くわ」

クレセリア「かしこまりました」

シロナ「場所わかる?」

クレセリア「はい、では出発します」
738 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/17(金) 19:43:19.67 ID:6/PYa7aF0
ナツメ「行っちゃったね」

クロイロ「お姉ちゃんは昔から勝手なところがありますからね」

コトネ「シロナさんのそういうところかわいいですよねレッドさん」

レッド「ああ…え?」

ヒューン

シロナ「あ、そうそうレッド君!」

レッド「うわ、戻ってきた」

シロナ「レックウザの捕獲手伝ってくれるって言ってたよね、そのうちでいいから来てよね」

シロナ「んじゃ」

シロナ「行きましょクレセリア」

ドヒューン
739 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/17(金) 19:44:33.99 ID:6/PYa7aF0
ホウエン地方のどこか

ハルカ「……」

ヒガナ「そんな見なくてもどこも行かないよ」

ヒガナ「私だってユウキと会うのは楽しみだから」

ヒガナ「あードキドキしてきた…キャハ」

ハルカ「……」

ヒガナ「ねえねえユウキって元気なのが好きなのかな、それとも大人しい方がいいのかな?」

ハルカ「……」

ヒガナ「せっかくなんだから会話しようよ」
740 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/17(金) 19:45:24.55 ID:6/PYa7aF0
ユウキ「ハルカ、お待たせ」

ヒガナ「ユウキー、ひっさしぶりー」だきっ

ユウキ「おっ」

ハルカ「なっ!?」

ユウキ「ヒガナ久しぶりだね」

ヒガナ「実はずっとユウキに会いたかった」

ユウキ「あ、ああ僕もだよ」

ハルカ「は…離れなさい!」がばっ

ヒガナ「なんなの…やっと話してくれたと思ったら、感動の再会を遮るなんて」

ヒガナ「この子最低限の話しかしてくれなかったんだよ」
741 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/17(金) 19:46:55.27 ID:6/PYa7aF0
ユウキ「何で僕が来たかってことは伝えてるの?」

ハルカ「うん…」

ユウキ「…お、怒ってるの?」

ハルカ「別に」

ユウキ「…?」

ヒガナ「それにしてもすごいねユウキは…」

ヒガナ「竜神様を従えるなんて」

ヒガナ「あの時ユウキに力をかしたとき、こうなることがあるんじゃないかとは思ったけど」
(この話ではエピソードデルタでレックウザを捕まえおらず、協力しただけ)

ユウキ「そのことなんだけど、レックウザの力を100%引き出せるために協力してほしい」

ヒガナ「もちろん!ユウキのためだからね!」
742 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/17(金) 19:48:47.25 ID:6/PYa7aF0
ちょっと前

リラ「ハンサムさん、あれを!」

ハンサム「あれはまさかレックウザか!?」

リラ「頭の上に人が乗っています」

ハンサム「うーむ…そんなのよく見えるな」

ハンサム「ということは誰かのポケモンか」

リラ「ポケモンリーグ関係者以外の伝説級ポケモンの所持者は逮捕しろと指令が出てます…行きましょう」

ハンサム「…いくらなんでもこの指令は無茶苦茶だと思うが」

リラ「私もそう思います…ですが」

ハンサム「リーグの命令は絶対か…行くしかないか」

リラ「はい」
743 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/17(金) 19:49:51.43 ID:6/PYa7aF0
ヒガナ「そうだな…まずは」

ヒガナ「!?」

ユウキ「なんだ体が…」

リラ「全員おとなしくしてください」

ハンサム「国際警察だ」

ユウキ「国際警察…?」

ユウキ「僕たち何も悪いことしてないですよ」

リラ「現在リーグ関係者以外の伝説以上のポケモンの所持は認められていません」

リラ「リーグのリストの中にはレックウザは入っていないためあなたたちを不法所持とみなします」
744 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/17(金) 19:50:36.42 ID:6/PYa7aF0
ユウキ「不法所持って…全くわからん…」

ヒガナ「ユウキ、しゃべってないで竜神様でぶっとばしちゃいな!」

ユウキ「…しかたないか」

ユウキ「って…あれ?もしかしてリラ?」

リラ「…どうして私の名前を…?」

ユウキ「僕だよ僕!ユウキだよ!」

リラ「……」

リラ「あなたは私のことを知っているのですか?」

ユウキ「うん、当たり前だよ」
745 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/17(金) 19:52:27.90 ID:6/PYa7aF0
ユウキ「あの時リラも初めてだって言ってくれたじゃないか」

リラ「えっ」

ハルカ「ちょっユ…」

ヒガナ「ユウキ!私以外の女に手出してんの!」

ユウキ「?????」

ユウキ「なんの話してるの?」

ヒガナ「初めてってどういうこと」

ユウキ「ああ、もう何年前かな…」

ユウキ「リラがタワータイクーンで僕が挑戦者」

ユウキ「それで僕が初めてタワータイクーンに勝ったんだよ」

ヒガナ「まぎらわしい」

ユウキ「何が?」
746 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/17(金) 19:53:40.79 ID:6/PYa7aF0
リラ「フーディン、サイコキネシス解除」

ユウキ「おっ」

ユウキ「ハルカ、ヒガナ大丈夫か?」

ハルカ「うん」

リラ「…タワータイクーン…とは何ですか?」

ユウキ「え?何言ってんのさ」

リラ「実は私…記憶がなくて…」

ユウキ「じゃ、じゃあ僕との思い出は…」

リラ「ご、ごめんなさい…何も…」
747 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/17(金) 19:55:21.36 ID:6/PYa7aF0
ハルカ「ユウキあんた…」

ヒガナ「思い出ってどういうこっちゃー!やっぱ何かしたの!?」

ユウキ「ヒガナはさっきから何言ってんの?」

ハルカ「…ヒガナ」

ハルカ「あんたはさっきからユウキと何なれなれしく話してんの…」ゴゴゴ

ヒガナ「何か問題でもあるの?」バチバチ

ユウキ「ふ、二人とも…」

リラ「あの」

ユウキ「どうしたの?」

リラ「私のことを知っているのなら教えてください」

ユウキ「うん、いいけど」
748 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/17(金) 19:56:21.46 ID:6/PYa7aF0
リラ「その前にレックウザはあなたのポケモンですよね、ボールに戻しておいた方がいいです」

リラ「少し前から施行された法によりリーグ関係者以外が伝説ポケモンを持っていると逮捕される可能性があります」

リラ「私たち以外に見つかるとやっかいですから」

ユウキ「そういやそんなこと言ってたね…」

ユウキ「じゃあレックウザ、空で待機しててくれ、用ができたときまた呼ぶから」

リラ「ボールに入れないのですか」

ユウキ「うん、ボールで捕まえたわけじゃないから」

ユウキ「ボールで捕獲することによって強力なポケモンの力に制御がかかってしまうらしいんだ」

ユウキ「あの人たちに少しでも対抗するために制御をかけるわけにはいかないからね」
749 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/17(金) 19:57:56.13 ID:6/PYa7aF0
ユウキ「さて、リラのことについてだったね」

ユウキ「といっても何もかも知ってるわけじゃないから、僕の知ってる範囲だけど」

リラ「構いません」

ユウキ「まずそんな話し方じゃなかったね、一番気になった」

リラ「話し方ですか?」

ユウキ「そう、そんな堅い話し方じゃなかったよ、一人称もボクだったし」

ユウキ「まあこれは成長で変わるようなことだから仕方ないけどね」

ユウキ「見た目も前は男の子でも女の子でもどちらにも見えるっちゃ見えたけど…」

ユウキ「今はすごく美人で…スーツ姿もすごくいい」

ユウキ「うん、めちゃくちゃいい」

リラ「…あの、できれば見た目とかではなく、具体的なことを」

ユウキ「あ、ああ…普通そうだよね!」
750 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/17(金) 19:58:50.34 ID:6/PYa7aF0
ユウキ「さっきも言ったけどリラはバトルフロンティアの施設の一つバトルタワーのボスだったんだよ」

リラ「バトルタワー…」

ユウキ「そう、フロンティアブレーンだったんだ」

ハンサム「そうか、そういうことか」

ユウキ「わっなんだこのオッサン」

ハンサム「む、オッサンとは失礼な、私はそもそも最初からいたぞ」

ユウキ「そうだっけ…?」

リラ「はい、ハンサムさんは私と一緒にここに来ましたから」

ユウキ(全然きづかなかった…)
751 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/17(金) 20:01:03.09 ID:6/PYa7aF0
ハンサム「君の言うとおりそのバトルタワーというところのボスだったのならリラの覚えていたことと一致するな」

リラ「そのバトルフロンティアというところはどこなんですか」

ユウキ「…今はもうない」

ユウキ「消えたんだ、一夜にして」

ユウキ「これは何がどうなって消えたのかは僕にもわからない、しかも僕以外のみんなからバトルフロンティアの記憶が消えているんだ」

リラ「そう…ですか」

ユウキ「元々バトルフロンティアがあった場所は別の施設になってる」

ユウキ「今そこに行ってもリラのことは何もわからないと思う」

ユウキ「そういえばバトルフロンティアだけじゃなかったな…」

リラ「他にも私に関することで変わったことがあるのですか?」

ユウキ「いや…リラのことじゃないけど街が丸ごと変わってるのに誰も何も不思議に思わず生活してたってこともあった」

ユウキ「たしかバトルフロンティアがなくなった日と同じ…もしかしたら関係があるのかもしれないけど」

リラ「……」
752 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/17(金) 20:02:46.60 ID:6/PYa7aF0
クレセリア「シロナさん、レックウザの反応が消えました」

シロナ「反応が消えた?」

クレセリア「はい、このことから考えられるのは二つあります」

クレセリア「一つはボールに入った」

クレセリア「二つ目は星の外、つまり宇宙にいるかと思われます」

シロナ「なるほど…どっちにしろ見つけるのはむずかしいか」

クレセリア「そうとも限りません」

クレセリア「今反応が消える前に留まっていた場所へ向かっています」

クレセリア「もしかすると、まだ近くにトレーナーがいる可能性があります」
753 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/17(金) 20:03:42.89 ID:6/PYa7aF0
クレセリア「シロナさん、あれを」

シロナ「…どこかで見たことあるトレーナーたちね」

シロナ「当たりよ、クレセリア」

シロナ「こんにちは〜トレーナーのみなさん」

シロナ「…と国際警察のお二人さん」

ハンサム「シロナ…!」

シロナ「あなたたちの誰かがレックウザのトレーナーよね?誰かしら」

ユウキ「…僕だ」
754 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/17(金) 20:04:28.79 ID:6/PYa7aF0
シロナ「ふぅん、あなたが…」

シロナ「私に譲ってくれないかな?」

ユウキ「嫌です」

シロナ「ええ〜」

リラ「フーディン、シャドーボール!」

バシュッ

クレセリア「……」キンッ

リラ「弾かれた!?」

シロナ「ちょっと〜危ないじゃないの!」
755 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/17(金) 20:06:15.86 ID:6/PYa7aF0
シロナ「今はこの子と話してるんだから邪魔しないでよ」

リラ「そうはいきません、私はあなたたちを逮捕しなければなりませんから」

シロナ「…はぁ」

シロナ「レックウザは譲ってくれないし、私は捕まるわけにはいかない」

シロナ「結局こうなるのよね」

シロナ「クレセリア、上昇して」

クレセリア「はい」ふわっ

シロナ「それなら…この大魔王シロナ様がまとめて相手してあげるわ」

シロナ「出てきなさい、ディアルガ、パルキア、ダークライ」
756 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/17(金) 20:06:48.79 ID:6/PYa7aF0
ハンサム「シ、シンオウの伝説のポケモンを一度に使うとは…!」

リラ「それでもやるしかありません」

ユウキ「うん、僕とリラならなんとかなるかもしれない」

ヒガナ「ユウキ、私もいるのよ」

ハルカ「ま、また先にしゃしゃり出て!」

ハルカ「ユウキ!私も手伝うよ!」

ヒガナ「あれ〜?ハ〜ルカちゃんは戦えるのかな〜?」

ハルカ「戦えるわ!」

ユウキ「二人ともありがとう」
757 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/17(金) 20:08:06.86 ID:6/PYa7aF0
ユウキ「来い!レックウザ!!」

レックウザ「私を」

レックウザ「呼んだか」

シロナ「これがレックウザ…かっこいいじゃない」

シロナ「私たちのものになるのが楽しみね」

ユウキ「誰が渡すもんか」

シロナ「…攻撃よ、ディアルガ、パルキア、ダークライ」

シロナ「クレセリア、私たちはもう少し離れましょ」

クレセリア「指示はなさらないのですか?」

シロナ「なんとかなるでしょ…」

クレセリア「かしこまりました」
758 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/17(金) 20:09:05.12 ID:6/PYa7aF0
ディアルガVSレックウザ
パルキアVSメガボーマンダ・メガバシャーモ
ダークライVSメガフーディン・カビゴン

パルキア「うおらあっ」バシュッ

ボーマンダ「グヘエッ」

ヒガナ「ボーマンダ!」

リラ「とんでもない威力のハイドロポンプ…!あんなのを受ければいくらメガボーマンダでも」

シロナ「今のはハイドロポンプじゃないわよ」

シロナ「水の波動ね」

リラ「!!」

シロナ「いやパルキアからすれば水鉄砲…水遊びのつもりだったのかもね」

シロナ「そんなことよりあなたよそ見してていいの?」

シロナ「ダークライ相手じゃダブルじゃなくてトリプルにした方がいいんじゃないの?」

シロナ「なんだったら6匹全部、私はそれでもかまわないわよ」
759 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/17(金) 20:10:11.29 ID:6/PYa7aF0
リラ「後悔しますよ」

シロナ「しないと思うけど、あなたが的確に6匹に指示できるとは思えないし、それに…ふふっ」

リラ「私をあまり甘くみないでください!」ぼむっ

シロナ「あーあ、出しちゃった…」

ダークライ「ダークホール…」

リラ「な…これは…」

シロナ「あなたのポケモン全員眠っちゃったね」

シロナ「それじゃダークライ、あとは…あら?」

シロナ「1…2…3…4…5…あと一匹いない、あのときボールは全部で6つのはず」
760 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/17(金) 20:10:58.05 ID:6/PYa7aF0
シロナ「!」

マニューラ「セヤアアア」

シロナ「直接私を…しかもこのクレセリアじゃどうすることもできない」

リラ「最初から狙いはあなたです!マニューラ辻斬り!」

シロナ「おしいわね」

マニューラ「エッ!?」

ドギャーン

ガブリアス「シロナマモル」

シロナ「私には最強のナイト様がついてるの」
761 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/17(金) 20:11:54.55 ID:6/PYa7aF0
リラ「そんな…」

シロナ「そろそろあっちも終わりそうね」

シロナ「えっと…ユウキ君だっけ?そろそろ諦める気になった?」

ユウキ「全然!」

シロナ「そう…でも周りが見えてないわね、見てごらんなさいよ」

ユウキ「!」

ユウキ「みんな…!」

シロナ「あとは君だけ」

ヒガナ「ごめんユウキ…まさかこんな強いとは思わなかった…」

ハルカ「……」
762 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/17(金) 20:12:31.79 ID:6/PYa7aF0
ユウキ「レックウザ…仕方がない…」

レックウザ「どうするのだ」

ユウキ「ここは退くしかない」

レックウザ「わかった…」

ユウキ「ハルカ!ヒガナ!リラ!おっさん!みんな捕まって」

ハンサム「誰がおっさんだ!」

ユウキ「あんただよ!早くしろ」

リラ「ハンサムさん!」

ハンサム「う、うむ…」

ユウキ「よし…レックウザ、神速だ!」

クレセリア「シロナさん、逃げられましたよ、いかがいたしましょう」

シロナ「慌てないの、あなたは何もしなくていい」

シロナ「パルキア、お願い」
763 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/17(金) 20:15:04.37 ID:6/PYa7aF0
ユウキ「みんなごめん…」

ユウキ「僕がもっとしっかりしていればみんなもみんなのポケモンもそんな傷つかなかったのに」

ヒガナ「ユウキ…その」

ゴチンッ

ユウキ「いてっ」

ハルカ「あんたそんなキャラじゃないでしょ、もっと堂々としなさい」

ハルカ「ここにいる誰もあんたが悪いなんて思ってない」

ユウキ「…みんな」

ぐにゃ

キキーッ

ユウキ「レ、レックウザ!なんで急ブレーキなんか…」

シロナ「おっかえり〜」
764 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/17(金) 20:16:34.52 ID:6/PYa7aF0
ユウキ「なんで…」

ユウキ「まさか、こんな短時間で世界一周したのか?」

レックウザ「そんなわけないだろう、だが我は真っすぐ進んでいた、それも上空を」

ユウキ「どういうことだ…」

ユウキ「レックウザ、次はあっちだ」

レックウザ「うむ」

ーーーーーーーーーーー

シロナ「やっほー」

ユウキ「また!?」

ユウキ「次は向こうだ」

ーーーーーーーーーーー

シロナ「久しぶりー」

ユウキ「くっ…なんで」
765 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/17(金) 20:17:24.97 ID:6/PYa7aF0
ユウキ「まさか幻か夢なのか?」

ユウキ「ちょっと俺の顔つねってみて」

ハルカ「うん」ギュイ

ヒガナ「まかせな」グニィ

ユウキ「いたたたた!二人でひっぱんなくていい!どっちか!どっちかでいいから」

ヒガナ「ハルカ離しなさいよ、ユウキ痛がってるよ」

ハルカ「それヒガナのこと言ってんの、わかったらすぐ離しなさい」

ユウキ「い、いや…もう…両方…二人とも…」

リラ「お二人ともこれ以上やると頬がはれてしまいますよ」パシッ

ユウキ「うう…ありがとうりらぁ…」ひりひり
766 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/17(金) 20:17:59.83 ID:6/PYa7aF0
ヒガナ「何すんのさ、ムネナシ!」

リラ「な、なし!?」

ハルカ「そうよペタンコ、入ってこないで」

リラ「ペタ…」

リラ「こ、言葉の暴力はよくありません!」

ヒガナ「でも事実じゃーん」

ハルカ「珍しく意見が一致したね」

ヒガナ「うん」

リラ「ユウキはどう思いますか!女性はここの大きさではないと私は考えます!」

ユウキ「そ、そんなの僕に聞かれても…」
767 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/17(金) 20:19:05.09 ID:6/PYa7aF0
ヒガナ「君はもちろん大きい方が好きだよね」

リラ「私は好みの話をしているのではありません!」

ハルカ「ユウキはそもそも小っちゃいのに興味がないから論外論外」

ユウキ「いや、僕は別に小さくても…」

リラ「小さい方が好きなんですか!それはすごくいいことですよ!」

ヒガナ「小さくてもいいって言ったの、好きとは言ってないでしょ」

リラ「想像力が足りませんね!」

ヒガナ「それ私の…」

リラ「ユウキは小さくてもいい、いやむしろ小さい方が好きだって言おうとしたんですよ」

ハルカ「そんなめちゃくちゃな」
768 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/17(金) 20:20:47.61 ID:6/PYa7aF0
シロナ「おい、貧乳ども」

リラ「貧乳言うな!」

ユウキ「!」ビクッ

リラ「…はっ、私ったらつい」

シロナ「いつの間にか私ほったらかされてるんだけど構ってくれない?」

ユウキ「レックウザ、もう一度逃げる」

レックウザ「うむ」

バヒューン

シロナ「ああもう、構ってって言ったのに」

シロナ「パルキア、もう一回」
769 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/17(金) 20:22:14.99 ID:6/PYa7aF0
ユウキ「3人ともいい加減にしなさい」

ユウキ「そういうのはおっさんの方がわかってるから」

ヒガナ「……」ちらっ

ハルカ「……」ちらっ

リラ「ハンサムさん…」

ハンサム「わ、私に話を振るな!」

ユウキ「じゃあもうその話も終わりです」

シロナ「そろそろ無駄だってわかった?」

ユウキ「……」

シロナ「わざわざ最初に言ったでしょ、大魔王シロナって」

ユウキ「?」

シロナ「あれ、まだわかんないの?」

シロナ「知らないのなら教えてあげる」

シロナ「大魔王からは逃げられないのよ…」
770 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/28(火) 02:40:02.06 ID:g/dN9UoW0
ユウキ「……」

ヒガナ「ユウキ、大魔王ってのは逃げることはできなくても倒すことはできるのよ」

ユウキ「倒すってどうやって…」

ハルカ「もしかしてメガシンカ…?」

ヒガナ「そう、竜神様…レックウザをあの時のように、君ならできるよ」

ユウキ「あの時は夢中で…」

ヒガナ「夢中でもなんでもここでやらなきゃ全滅だよ」

ヒガナ「君とレックウザとの間の絆は十分、後は君の強い祈りだ」

ヒガナ「今はどういうわけか相手も動かない、今がチャンスだ」

ユウキ「うん…」
771 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/28(火) 02:40:50.23 ID:g/dN9UoW0
シロナ「……」

クレセリア「シロナさん…もう」

シロナ「大丈夫…まだ…まだもつ」

シロナ「逃げられないって言ったところで私が退いちゃかっこ悪いでしょ」

クレセリア「ですが伝説級のポケモンを3体…私を含めると4体のポケモンを使うのは体への負担が大きすぎます」

シロナ「相手を倒すのにあと1分もかからないわ、問題ない」

クレセリア「…わかりました、無理をなさらないように」

シロナ「ディアルガ、パルキア、ダークライ攻撃よ!」
772 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/28(火) 02:41:32.21 ID:g/dN9UoW0
ハルカ「き、きた!」

ピカッ

レックウザ「うおおおおお!」

ユウキ「できた…!やった!」

ヒガナ「やっぱりやればできるじゃん」

リラ「ユウキ、早く指示を!敵がもう」

ユウキ「レックウザ、竜星群!」

ヒュー ドンドドン

シロナ「ディアルガ、時の咆哮よ」

ユウキ「みんなちゃんと捕まっててよ、あれを突破する」

ユウキ「画竜点睛!!」
773 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/28(火) 02:43:00.44 ID:g/dN9UoW0
シロナ「…っ!?」ピキッ

シロナ「体が…」

クレセリア「シロナさん!やはりもう限界です」

クレセリア「ディアルガさん、パルキアさん、ダークライさん、全員ボールへもどってください!」

シュン

シロナ「くっ…」

クレセリア「あと少し、私がレックウザさんの攻撃を避けるまで我慢してください」
774 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/28(火) 02:46:02.58 ID:g/dN9UoW0
レッド「ハードプラント」

フシギバナ「モクトン」

ズドドドドド グルルルル ギュッ

レックウザ「ぐがっ!?」

レッド「大丈夫か?シロナ」

シロナ「れっど…くん…きてくれたんだ」

レッド「ったく、いくらお前でも伝説のポケモンを4匹も使い続けたらそんなことになるってわかってんのに倒れるまでやるかね」

レッド「戻っていいよクレセリア、後は俺が何とかするから」

クレセリア「はい、シロナさんをお願いします」シュン
775 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/28(火) 02:46:48.77 ID:g/dN9UoW0
ユウキ「レッドさん…」

レッド「よっ、久しぶりだなぁ」

ユウキ「あなたもロケット団だったんですね」

レッド「ああ」

レッド「じゃあ俺を倒すか?」

ユウキ「はい」

レッド「無理だな」

レッド「レックウザは今は動けない、大木に絡みつかれてるようなもんだしな」

ユウキ「……」

レッド「そんな見ないでくれよ、そもそも戦う気はないからさ」
776 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/28(火) 02:47:49.14 ID:g/dN9UoW0
ユウキ「逃げるんですか」

レッド「逃げるもなにも、もう戦えない相手と戦う意味なんてないだろ」

ユウキ「何を言って…」

レッド「シロナが何でこうなったかわかるか?」

レッド「伝説級のポケモンを使うには体力・精神を大きく消費する、ボールに入れず力を制御していないと特にな」

レッド「生半可なトレーナーなら指示しただけで体が持たず死ぬ」

レッド「それに関しちゃお前はすごい方だけど、まだまだトレーナーとしてのレベルが低いな」

レッド「お前じゃそのレックウザだけで限界、いや限界を超えてしまっている」
777 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/28(火) 02:49:39.77 ID:g/dN9UoW0
ユウキ「何言って…」

ハルカ「ユウキ…すごい汗が」

ユウキ「え?」ふらっ

ヒガナ「ちょ、ちょっ!しっかりしなよ!」

ユウキ(あれ…?なんだろ、急に…)ぱくぱく

レッド「あー、言わんこっちゃない」

レッド「早く休ませてあげな、じゃないとシロナみたいに」

シロナ「すー…」すやすや

レッド「…まあこいつはバカだから」

レッド「普通はこうじゃないよ」
778 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/28(火) 02:51:47.78 ID:g/dN9UoW0
レッド「じゃあ俺らは帰るから、ばいばーい」

レッド「リザードン、行くぞ」

ハンサム「逃がすか!」

リラ「待ってくださいハンサムさん」

ハンサム「な、なんだリラ」

リラ「ここから追いかけても確実に逃げられます」

リラ「それで時間を無駄にするより今はユウキを早くお医者様に診せた方がいいです」

ハンサム「うむ…わかった」
779 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/28(火) 02:53:25.39 ID:g/dN9UoW0
ロケット団本部

レッド「着いたよシロナ」

シロナ「うーん…あとちょっと…」

レッド「何があとちょっとなんだよ、立てよ」

シロナ「ちょっと冷たくない?」

レッド「普通だ、てかやっぱ起きてんじゃねえか」

シロナ「絶対ナツメだったらこんな…あれ」

レッド「今度は何」

シロナ「だめ、立てない、これかなり足にダメージきてるわ」

レッド「足にダメージってなんだよ…」
780 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/28(火) 02:55:06.71 ID:g/dN9UoW0
レッド「…なんで俺がこんな」おんぶ

シロナ「ありがとねー」むにゅ

レッド「……」

シロナ「ふふっ」

レッド「おい…お前」

エリカ「あら、レッドさんにシロナさんお久しぶりですね」

レッド「エリカ…久しぶり…あれ、そんな会ってなかったっけ?」

シロナ「たしかに…最近見てなかったような」

シロナ「いつもどこにいるの?働いてる?」

エリカ「いつもはランスさんの班にいます、ちゃんと働いてますよ」

シロナ「へーランスさんの…じゃあカイオーガの方に行ったんだ」

エリカ「はい」
781 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/28(火) 02:56:39.71 ID:g/dN9UoW0
エリカ「それにしてもめずらしいですね」

エリカ「レッドさんがシロナさんをおんぶしてるなんて」

レッド「これはこいつが足痛いって言うから仕方なく」

シロナ「でもそう言いながらやってくれるなんてやさしいよね」

シロナ「エリカもやってみる?」むにゅ

レッド「お、お前な…」

エリカ「いえ、私はまだやることがありますので」

シロナ「あ…そ、そう?それならまあ…」
782 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/28(火) 02:57:59.24 ID:g/dN9UoW0
コンコン ガチャ

レッド「せんせ〜…あれ?」

レッド「いねえのか?」キョロキョロ

シロナ「意外とあの子もいそがしいのかしらね」

レッド「めんどくせえからもうここに置いてくか」

シロナ「そんな物みたいな扱いしないでよ」

レッド「じゃあどうしろってんだ」

シロナ「レッド君ももうちょっとここにいなよ、ねっ」むにっ

レッド「……」
783 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/28(火) 02:59:38.85 ID:g/dN9UoW0
レッド「さっきから思ってたけど、それわざとか?」

シロナ「ん?なにが?」

レッド「その押しつけてくるやつ」

シロナ「なんのことだろ〜」

レッド「ムネだよムネ!でけえのつけやがって」

シロナ「レッド君おっきいの好きでしょ、ナツメも大きいし」

レッド「そ、そんなの…知らん」

シロナ「毎日見てるのに知らないはおかしいじゃない」

レッド「大きさとか気にしねえし…」
784 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/28(火) 03:02:07.43 ID:g/dN9UoW0
シロナ「ふーん…」

レッド「てかもうおろすぞ、ここで寝かしときゃ後は先生が何とかするだろ」

レッド「よっと…あー軽くなった、じゃあな」

シロナ「待ってよ、一人じゃ寂しいじゃない」

レッド「そういうときには自分のポケモン出して遊んでてもらえ」

シロナ「それもいいけど今は人間と話したいの」

レッド「人間と話したいってなんだよ」

レッド「…先生が戻ってくるまでだぞ」

シロナ「ほんと?やったー」

レッド「30超えがそんなことやっても全然かわいくないぞ」

シロナ「まだまだ20代よ!!」
785 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/28(火) 03:03:25.40 ID:g/dN9UoW0
シロナ「その証拠に…うんしょ」ぽろんっ

シロナ「ほらおっぱいだってきれいでしょ」

レッド「ぶっ」

レッド「な、何やってんだ、しまえ!」

シロナ「さわりたかったら別にかまわないわよ」

レッド「さわら…!さわらな…さわら…」

レッド「……」

レッド「…シロナさぁ…そんなことして俺が何もしないとは限らないだろ、そういうのはやめとけよ」

シロナ「私はレッド君がちゃんと責任とってくれるんだったら何されてもいいよ」

レッド「…だから何もしねえよ」
786 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/28(火) 03:04:07.28 ID:g/dN9UoW0
シロナ「見てるだけじゃ退屈でしょ、ぱふぱふとかパイズリとかしてあげようか?」

レッド「し、してもらわなくていい」

レッド「それに見てるんじゃなくて、無駄にでけえから勝手に視界に入るだけだ、早くしまえっての」

シロナ「勝手にねぇ」

シロナ「もしかしてナツメにそういうことしてもらってるの?」

ガチャ

クロイロ「!」

クロイロ「な、何やってるんですか」

レッド「あ、やっと戻ってきた」
787 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/28(火) 03:05:22.48 ID:g/dN9UoW0
レッド「じゃあ俺も帰るとするか」

クロイロ「いや帰るじゃないです、何してたんですか」

レッド「いや別に、特になにも」

シロナ「レッド君がおっぱい見たいって言うから」

レッド「言ってねえよ!」

クロイロ「…言った言ってないは読心すればわかります」

クロイロ「ですがここで何をしていたかという質問に対してはちゃんと聞いておかないといけません」

レッド「いや、ほんと…何もしてないです」

クロイロ「……」

クロイロ「ではなぜ私の部屋に?」

シロナ「私の足が動かなくなっちゃって、クロナなら治せると思ったから来たの」
788 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/28(火) 03:06:27.11 ID:g/dN9UoW0
クロイロ「……」

クロイロ「うーん…まあだいたいわかりました」

レッド「そうですか、それはよかった、じゃあ俺帰ります」

クロイロ「これは一度ナツメにも来てもらった方がいいですかね」

レッド「いや、おかしいです」

クロイロ「レッドがお姉ちゃんに手を出すとは私でも読めませんでしたからね」

クロイロ「一応ナツメにも伝えておいた方がいいかと思って」

レッド「手出してないし、もしそうだとしてもナツメに言う必要ないでしょ」
789 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/05(水) 03:22:05.16 ID:YfUYrIRa0
面白いよ
790 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/11(火) 03:36:10.80 ID:WkuYEQt30
サカキの部屋

サカキ「アポロ」

アポロ「はい、何でしょう」

サカキ「最近団員たちの元気がないようだが、疲れているのじゃないのか?」

サカキ「休みはとらせているのか?」

アポロ「はあ…まあ…」

サカキ「まあ?」

アポロ「い、いえ!しっかりと!」

サカキ「……」
791 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/11(火) 03:37:07.73 ID:WkuYEQt30
サカキ「アポロ、ロケット団での旅行を計画しておけ」

アポロ「りょ…旅行ですか!?」

サカキ「何か文句でもあるのか?」

アポロ「ありません…」

アポロ「ですがロケット団の活動を隠し、全員となると…」

サカキ「そのことなら問題ない」

サカキ「行き先はシンオウ、宿泊場所はホテルグランドレイク」

サカキ「前回シンオウに行ったときに買い取っておいた」

サカキ「旅行のときにロケット団の貸し切りにすればいいだけだ」

サカキ「後はいつ行くかだが、それはお前に任せる、団員たちの活動にあわせて計画しろ」

サカキ「なるべく早くがいい」
792 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/11(火) 03:37:57.93 ID:WkuYEQt30
二週間後・シンオウ地方

レッド「まさかロケット団で旅行に来ることになるとは…」

ナツメ「ほんと、しかもこんな大きなホテル買い取って」

シロナ「あ、いたいた、レッドくーん」

シロナ「はいこれ」ジャラ

レッド「なにこれ?」

シロナ「団員たちの分のルームキー、配っといてね」

シロナ「それとこれがレッド君とナツメの部屋の鍵」

シロナ「じゃっ後よろしくねー」

シロナ「ああ、言い忘れてた」

シロナ「夕食はバイキング形式で6時から8時30分までだから」

シロナ「団員たちにルームキー渡すときに伝えといてね」

レッド「なんかお前テンション高いな」

シロナ「そりゃ旅行だもの、楽しまなきゃ」
793 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/11(火) 03:38:34.18 ID:WkuYEQt30
夕食

レッド「もぐもぐ…」

レッド「ここいいホテルだな、料理もうまいし」

ナツメ「シンオウでも1.2の高級ホテルらしいしね」

レッド「そうなの?通りで部屋もあんなにいいわけだ」

レッド「マサラの実家より豪華だったもんな…」

ナツメ「それは言い過ぎでしょ」

レッド「いや、ほんと…」
794 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/11(火) 03:39:13.95 ID:WkuYEQt30
レッド「ふー食った食った」

レッド「後はデザートだな、ナツメ何がいい?」

レッド「俺とってくるよ」

ナツメ「いいわよ、私がとってくる、レッドこそ何がいい?」

レッド「え、ああ…そう悪いね、じゃああそこのショートケーキがいいな」

ナツメ「わかった、待っててね」

レッド「……」

レッド「!」

レッド「サカキ…」

サカキ「ふっ、少し失礼するぞ」
795 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/11(火) 03:40:41.78 ID:WkuYEQt30
レッド「な、なんだよ…」

サカキ「そう構えるな、私はただお前と話しがしたいだけだ」

レッド「話?」

サカキ「ああ、こんな時でもないとお前とこうして話す機会はないからな」

サカキ「ロケット団での生活はどうだ?」

レッド「…まあそれなりに」

レッド「ロケット団としてなれてくるのがいいことなのかはよくわからんが、十分だな」

サカキ「そうか」

レッド「俺からもいいか」

レッド「なんでこんな旅行なんか計画した?」

サカキ「なぜ…?」

サカキ「そんなことただ団員たちを休ませるためだ」
796 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/11(火) 03:41:24.12 ID:WkuYEQt30
レッド「それだけにしちゃ急すぎないか?」

レッド「こんな旅行だったら普通はもっと前から知らせていたはず」

レッド「でも俺たちが知ったのは一週間ほど前、しかもその時にはすでに船はシンオウに向かってた」

レッド「幹部にも知らせねえとはどういうことだ?」

サカキ「……」

レッド「……」

サカキ「ポケモンリーグが動きだす、戦いの前の休息というやつだ」

サカキ「十分に体を休めておけ」

サカキ「私は部屋に戻る」
797 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/11(火) 03:42:17.77 ID:WkuYEQt30
リーグ本部

アクロマ「ゲーチス、全ての準備が完了しましたよ」

ゲーチス「何度言えばわかるのです、ワタクシのことはここではルザミーネと呼びなさいと言ったはずです」

アクロマ「ああ、失礼、以後気をつけますよ」

アクロマ「ではルザミーネさん、いつ行動を?」

ゲーチス「そんなの決まっています、いますぐですよ」

ゲーチス「これよりシンオウに向かいます」

アクロマ「了解…」
798 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/18(火) 13:02:07.87 ID:etEwdkF50
面白いな。続きはまだかいな
799 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/20(木) 00:59:05.26 ID:6ISkvwTm0
二日後

シロナ「あーあ、楽しかった旅行も今日で終わりかー」

シロナ「ねえクロナ、最後にもう一回プールで泳がない?」

クロイロ「私はいい、お姉ちゃん一人で行ってきなさい」

シロナ「ええ〜」

クロイロ「一人が嫌なら泳がないかレッドとナツメ誘えばいいじゃない」

シロナ「そうしよっかな」
800 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/20(木) 00:59:41.86 ID:6ISkvwTm0
ドンドン ガチャ

シロナ「ねーねーレッドナツメープール行こー」

レッド「ノックが荒い」

シロナ「ごめんねー」

ナツメ「シロナってこの旅行の間ずっと泳いでたんじゃないの?また?」

シロナ「楽しいからいいじゃない」

シロナ「ね、行こうよ」

ナツメ「どうする?」

レッド「んーどうしようかな…」
801 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/20(木) 01:00:48.93 ID:6ISkvwTm0
レッド「今日で終わりだし、ギリギリまで遊ぶか」

シロナ「やった、それじゃあ」

ガシャーン

三人「!?」

グリーン「レッド…みーつけた」

レッド「グリーン…!」

グリーン「これお前のバッグだな」スッ

レッド「おい何やってんだ、とんじゃねえよ」

レッド「てか、なんだお前急に…」

グリーン「返してほしかったらついてこい」

グリーン「ピジョット」

ヒューン
802 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/20(木) 01:02:50.12 ID:6ISkvwTm0
シロナ「びっくりした」

レッド「あいつなんだったんだ?」

ナツメ「さあ…」

シロナ「でもなんだか目がおかしかったわね」

レッド「目がおかしい?」

シロナ「うん、なんかこう…うん」

レッド「わからん…」

レッド「でもバッグ返してもらわねえといけねえ…ちょっと行ってくるわ」

レッド「すぐ戻ってくるから」

レッド「リザードン行くぞ」
803 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/20(木) 01:03:29.31 ID:6ISkvwTm0
槍の柱

レッド「たしかここに来てたはずなんだけどな」

グリーン「こっちだレッド」

レッド「ついて来たんだから返せよ」

アクロマ「返せばあなたは帰ってしまうではないですか」

レッド「変髪眼鏡野郎…!」

アクロマ「へん…っ!?」

アクロマ「ああ…いや…わたくしのことは今はいいのです」

アクロマ「あなたには今からこのグリーンさんとバトルしていただきます」

レッド「は?やだよめんどくせえ」

アクロマ「決着がつけばこのバッグはちゃんと返しますよ」

レッド「ちっ」
804 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/20(木) 01:09:01.78 ID:6ISkvwTm0
レッド(あのバッグの中にはジガルデが入ってるからこのまま帰るってことはできないし…)

レッド(なんだかめんどうなことになったな)

レッド(それにこうして見るとシロナの言ったとおりグリーンの様子がおかしい)

レッド「ああ…くそ」

グリーン「この勝負に勝った方が世界で一番強いってわけだ」

レッド「……」

グリーン「行くぞレッド!」

グリーン「出ろギャラドス!」

レッド「フシギバナ」

アクロマ「始まりましたよ」

ゲーチス「そうですか、もう少しですね」
805 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/20(木) 01:10:11.65 ID:6ISkvwTm0
ナツメ「レッド遅いなぁ…」

シロナ「心配はないとは思うけどたしかに遅いわね」

シロナ「一応このことサカキ様に言っておきましょう」

シロナ「あら…?」

シロナ「ディアルガとパルキアが何かに反応してる…」

むにょん

ギラティナ「んんー!ぷはっ」

ギラティナ「なっちー」

ナツメ「ギラティナ?どうしたの?めずらしい」

ギラティナ「たいへんだよ、アルセウスが…もうすぐアルセウスが」

ナツメ「アルセウスがどうしたのよ」
806 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/22(土) 00:20:02.93 ID:0WmDei60o
変髪がなんだ、あるだけいいじゃないか
807 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/27(木) 02:13:18.61 ID:QB+mVDjh0
シロナ「サカキ様!」

サカキ「なんだ騒々しい」

シロナ「す、すみません…」

シロナ「ですが緊急なので」

サカキ「なんだ」

シロナ「ポケモンリーグのトップであるゲーチスがアルセウスを呼び出そうとしているそうです!」

シロナ「いえ…もう呼び出してしまっているのかも…」

シロナ「こうなるとこちら側では…」
808 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/27(木) 02:14:08.55 ID:QB+mVDjh0
――――――――――

ピカチュウ「オンドリャア!」

カイリキー「ウホッ」バタッ

グリーン「さすがレッドだな」

グリーン「まさかこの俺様がここまでやられるとは」

レッド「……」

グリーン「これでお互い最後の一匹同士」

グリーン「出ろピジョット!」

グリーン「我が心に答えよキーストーン…メガシンカ!」
809 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/27(木) 02:15:00.79 ID:QB+mVDjh0
レッド「かっこよくやったとこ悪いけど飛行タイプじゃピカチュウの方が有利だぞ」

グリーン「それはどうかな」

グリーン「お前のピカチュウはもう体力ねえだろ」

グリーン「ギリギリの赤ゲージ」

グリーン「先に攻撃を当てた方が勝ち」

グリーン「と言ってももう俺が勝ったようなもんだけどな」

レッド「……」
810 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/27(木) 02:15:44.06 ID:QB+mVDjh0
レッド「そこまで言うなら先に攻撃を当ててみろ…」

レッド「ピカチュウ、これで終わらせるぞボルテッカー!」

ピカチュウ「ピカピカピカピカ!」

グリーン「ふっ」

グリーン「みがわり」

レッド「!?」

ヒョイ

バチッ

ピカチュウ「ピ…カ…」どさ

グリーン「当たればお前の勝ちだったな」

グリーン「ま、当たんなかったんだけどな本体に」
811 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/27(木) 02:19:05.28 ID:QB+mVDjh0
アクロマ「お見事!」

アクロマ「この勝負グリーンさんの勝ちですね」

グリーン「まだ終わってねえ」

アクロマ「え?」

グリーン「まだレッドは立ってる」

グリーン「とどめをささねえと」

グリーン「ピジョット、レッドにダイレクトアタック!」

レッド「…!」
812 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/27(木) 02:19:44.30 ID:QB+mVDjh0
ミュウツー「このクソ鳥が!!」ドギャン

グリーン「!」

アクロマ「な、なんだというのです…」

アクロマ「急に現れた…あれは一体…まさかポケモンなのか?」

レッド「ミュウツー…」

ミュウツー「もう少しでやられるところだったなレッド」

レッド「ああ、危ないとこだったまさかお前が来てくれるとはな」

レッド「てかここがよくわかったな」

ミュウツー「最後に話したときからずっと姿を消してお前の後ろにいたからな」

レッド「え?」
813 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/13(土) 14:37:49.59 ID:fz1BoRp/o
>>793
マサラの家すごく質素だもんな…

おつおつ
814 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/18(木) 02:59:46.02 ID:3W7EtqVR0
グリーン「戻れピジョット」

グリーン「……」

グリーン「おい、やるんだったら早くやれ」

アクロマ「…わかりました」

アクロマ「では、あなたの魂をこの笛に…」

アクロマ「このスーパーアクロマシーンで!」

ギュイイイイイイイイン

グリーン「ぐがっ…があ…」

グリーン「……」どさっ
815 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/18(木) 03:00:20.89 ID:3W7EtqVR0
アクロマ「これで天界の笛の完成…!」

アクロマ「歴史的瞬間ですよ…!!」

ゲーチス「おお…これが…」

アクロマ「ではどうぞ」

アクロマ「この笛を吹けば、始まりの間へと続く階段が現れるはずです」

ゲーチス「わかりました…」

ピ〜ヒョロロロロ プピー

アクロマ(へたくそ…)

にゅい〜にょろろろ

ゲーチス「これは…」

アクロマ「おそらく成功かと…」
816 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/18(木) 03:01:01.94 ID:3W7EtqVR0
レッド「なあなんだあれは」

ミュウツー「始まりの間へと続く光の階段だ」

ミュウツー「その先にはアルセウスがいる」

レッド「アルセウスって…」

レッド「おい、ジガルデ出て来いって!」

レッド「あれ止めるんだろ」

ジガルデ「…もう遅いかもしれん」

レッド「はぁ!?」

ミュウツー「アルセウスが勝てばいいだけだ」

ジガルデ「それは…そうだが…」
817 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/18(木) 03:02:05.55 ID:3W7EtqVR0
始まりの間

アルセウス「……」

ゲーチス「おお、あれがアルセウス…」

アクロマ「すばらしい…!」

ゲーチス「苦労しましたよ」

ゲーチス「アルセウスを倒すため各地の伝説のポケモンを集めるのは」

アルセウス「私を倒す…?」

ゲーチス「そうです、そしてその体を私が手に入れ、今度こそ」

アルセウス「馬鹿馬鹿しい」

アルセウス「今すぐここから消えることだ、そうすればわずかではあるが長く生きられる」

ゲーチス「そうはいかない、こちらも目的があってきたんですから」

ゲーチス「やれ」

レシラム「クロスフレイム」ボウッ

アルセウス「……」キンッ

ゲーチス「!?…効いていないのか」

アクロマ「データによるとアルセウスは全てのタイプに変化することができます」

アクロマ「そしてその時のタイプ相性はもちろん、その時のアルセウス自身のタイプの技は全て無効化されます」

ゲーチス「そういうことはもう少し早く教えてほしかったですね」

アクロマ「いやぁ…聞かれなかったものでね」
818 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/18(木) 03:04:05.94 ID:3W7EtqVR0
アルセウス「どうやら消える気はないようだな…」

アルセウス「裁きの時だ…」

アルセウス「せめて私自らの力で消してやろう」

アルセウス「だああああああぁぁぁっ!」

アクロマ「すばらしい力を感じます…」

アクロマ「指一つすら動かせないほどの圧力…」

ゲーチス「ただの人間のあなたはそうでしょう…」

ゲーチス「だが!!人を超えた存在であるこのワタクシと!!伝説のポケモンたちはこの程度ではひるみもしない!!!」

ゲーチス「タイプが変化するとはいえ、弱点はあるっ!ダメージを与えることも可能だ!」

ゲーチス「いけっ!我が僕!神を倒せ!」

アルセウス「愚かな…」
819 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/18(木) 03:05:10.35 ID:3W7EtqVR0
ゲーチス「ランドロス、トルネロス、ボルトロス、やつの動きを止めろ」

アルセウス「別のタイプの技で同時攻撃」

アルセウス「たしかにそれなら私は無効化することはできない」

アルセウス「だが!」

アルセウス「攻撃される前に倒してしまえば問題ない」

アルセウス「凍っていろ!」ギュフン

ゲーチス「三闘、聖なる剣」

アルセウス「無駄だと言うのがわからんのか」

ゲーチス「こちらにはまだ弾丸は残ってますから」

ゲーチス「それと、これらは無駄ではない…」

アルセウス「どうやら全滅せねばわからぬようだな」
820 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/18(木) 03:05:58.54 ID:3W7EtqVR0
ゲーチス(タイプ変化にかかる時間は約1.3秒…)

ゲーチス「それだけあれば時間は十分すぎる」

ゲーチス「ふっ遅い…遅すぎるぞ神よ」

ゲーチス「ふふふ…ふはは…」

ゲーチス「ふははははははははは!」

アクロマ「…何笑ってるんです」

ゲーチス「完璧な作戦ができたのだ」

アクロマ「ほう…」

ゲーチス「そこで見ていなさい」

アクロマ「言われなくても私は動くことはできないですからね、ここで見ることしかできないですよ」
821 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/18(木) 03:06:52.13 ID:3W7EtqVR0
ゲーチス「ゼクロム、レシラム、キュレム、攻撃だ」

アルセウス「3体とも同じラタイプの技とは…あきらめたか」

ボウッ

アルセウス「!?…炎」

ゲーチス「その炎はただの炎ではない、それは聖なる炎」

アルセウス「こんなもの」バフウッ

アルセウス「火遊びも大概にしろよ人間が」

ゲーチス「もう少しでお前を倒せるのだ、ここでやめると思うのか?」

アルセウス「なんだと」

アルセウス「なっ…ばかな、なぜまだ炎が…」

アルセウス「ぐっ…貴様…何をした!」

ゲーチス「お前の能力は自分と同じタイプの技を一切受け付けない」

ゲーチス「ではなぜ今炎タイプになっているのに、炎のダメージを受けているのか…」

ゲーチス「簡単だ、その炎は炎タイプではないからだ」
822 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/18(木) 03:08:11.51 ID:3W7EtqVR0
アルセウス「どういうことだ、まるで意味がわからんぞ」

ゲーチス「やれやれ…敵に説明させるとは」

ゲーチス「まあいいでしょう」

ゲーチス「たしかに最初の炎はホウオウが出した聖なる炎」

ゲーチス「この時点では間違いなく炎タイプの技」

ゲーチス「そしてお前は炎タイプとなり聖なる炎を消し飛ばした」

ゲーチス「だが、さすがは伝説のポケモンの技」

ゲーチス「いくらアルセウスといえども、そう簡単には消せなかった」

ゲーチス「残った炎が再び大きく燃え上がり、今お前を襲っている」

ゲーチス「ではなぜ再び大きく燃え上がったのか」

ゲーチス「簡単だ、別の力が加わったため」
823 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/18(木) 03:08:53.20 ID:3W7EtqVR0
ゲーチス「それはルギアの力だ」

アルセウス「ルギアだと…?」

アルセウス「ならこの技は」

ゲーチス「そうだエスパータイプだ」

ゲーチス「ふふふ…まったく、一体いつからその炎を炎タイプだと錯覚していたのか」

アルセウス「技がエスパータイプだとわかれば」

ゲーチス「そう、ここでタイプを変化させる」

ゲーチス「しかも無効化させるのに、お前は悪ではなくエスパーになる」

ゲーチス「そしてこの説明こそ、罠」

ゲーチス「今だサザンドラ!悪の波動!!!!!!!」
824 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/18(木) 03:10:07.85 ID:3W7EtqVR0
アルセウス「ぎがあぁぐっっっ…貴様あああああ!!」

ゲーチス「ふふ、苦しそうだな」

ゲーチス「今楽にしてやる」

ゲーチス「アクロマ、あれを」

アクロマ「どうぞ勝手にとってください、私はまだ動けないようです」

ゲーチス「…まあいいです、使い方はわかったいますから」

ゲーチス「スーパーアクロママシィィィィィン!!」

ゲーチス「その体もらい受ける!」

アルセウス「ぬ…あ…」

アルセウス「……」

アクロマ「成功ですか?」

アルセウス(ゲーチス)「ええ…」

アルセウス(ゲーチス)「これがワタクシの目的」

アルセウス(ゲーチス)「ワタクシ自身がアルセウスになる事だ」
825 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/18(木) 03:12:18.76 ID:3W7EtqVR0
ゲーチスについての解説

一番最初(ゲームとか普通の)ゲーチスはBW2の後精神破綻を起こしもう何も出来ない状態になります
が、そこをまだ野望はあるがもう年なうえにボロボロのため体がついて行かないためもう何も出来ない状態になったと設定します

その時にアクロマが発明したのがスーパーアクロママシン(適当)
これは生物の魂を別の者に移すことができます
元の体がどうなるとかは今はどうでもいいです
それを使いゲーチスはタケシ(たぶん合ってるはず)の体を手に入れます
その後なんやかんやあって次はルザミーネの体に魂を移します
そして最終目的であるアルセウスへ魂を移しました
これによりアルセウスの体はゲーチスの物になりました

何を書いてるのかわからねーと思うがおれも何をかいてるのかわからなかった…
826 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/18(木) 09:34:31.25 ID:eUM7n4CCo
タケシは最初から乗っ取られてたの?
それとも捕まってから?
827 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/01(木) 02:05:16.35 ID:GHqp8Ahh0

タケシは最初からではなかったと思います
どこで乗っ取られたってなるともうあんまり覚えてないですけど捕まってからなんでしょうね
正直話が変な方向にいっててまとめきれてないとはいえ雑な回答で申し訳ないです
828 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/01(木) 02:07:02.62 ID:GHqp8Ahh0
アルセウス(ゲーチス)「フハハハハ!スバラシイ!スバラシイぞ!この体は!」

アルセウス(ゲーチス)「これでワタクシの…」

アルセウス(アルセウス)「貴様何を勘違いしている…!」

アルセウス(アルセウス)「この体は私のものだ!」

アルセウス(ゲーチス)「ちっ、まだ残っていたか」

アルセウス(ゲーチス)「さすがにしぶといですね…」

アルセウス(ゲーチス)「ならこれでどうです!」

アルセウス(アルセウス)「ぐうっ…き、貴様…」

ゲチセウス「ふふふ…いいぞ…体がワタクシに馴染んできた…」

アルーチス「黙れ小僧!お前ごときが私に勝てると思うな!」

ゲーチス(シンオウの姿)「な、なんだというのだこの力は…」

ゲルチウス「ぐあ…やめろ…!魂が…精神が…体が…名前さえも歪んでいく…っ!」
829 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/01(木) 02:07:56.58 ID:GHqp8Ahh0
アルセチス「……」

ゲルセウス「……」

アクロマ「ゲーチス…?」

アーチス「…なんだお前は」

アチス「!」

ゲーチス「ふはぁぁ…」

ゲーチス「……」

ゲーチス「やあ、アクロマ…」

ゲーチス「ふう…少し頭が混乱してしまっているな…」

ゲーチス「だが間違いなくワタクシはアルセウスに勝ち、この体を手に入れた…」

ゲーチス「とてもいい気分ですよ」
830 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/01(木) 02:08:37.48 ID:GHqp8Ahh0
アクロマ「そうですか、それはよかった」

アクロマ「ではゲーチス、私を解放してくれませんかね」

アクロマ「いつまでも動けないというのは困りますから」

ゲーチス「わかりました、いいでしょう」

アクロマ「お願いします」

ゲーチス「ああ、そうそう、アルセウスというのは素晴らしいですね」

ゲーチス「人間程度の考えていることなら手に取るようにわかる」

ゲーチス「アクロマ、お前の白衣の左ポケットにマスターボールが入ってますね」

アクロマ「!?」

ゲーチス「何に使おうとしたのですか?」

アクロマ「……」
831 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/01(木) 02:09:52.64 ID:GHqp8Ahh0
アクロマ「なあに、念のために持っていただけですよ」

ゲーチス「……」

ゲーチス「言ったはずです、人間ごときの考えていることなら手に取るようにわかると」

ゲーチス「アルセウスは創造ポケモン…」

ゲーチス「全てを超越した神と言われる存在であってもポケモンなのです」

ゲーチス「それならマスターボールであれば捕獲可能」

ゲーチス「そんなことあなたならわかってますよね、アクロマ」

アクロマ「私が捕獲を考えていると?」

ゲーチス「……」

アクロマ「ふっ…わかりました捕獲はやめます」

ゲーチス「……」

アクロマ「?」

アクロマ「ゲーチス?」
832 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/01(木) 02:12:00.70 ID:GHqp8Ahh0
ゲーチス「たしかに捕獲することはあきらめたようですね…」

アクロマ「疑ってたのですか?」

アクロマ「心外ですね」

アクロマ「これまで二人であらゆることを成し遂げてきた仲だというのに」

ゲーチス「ええ、そうですね」

ゲーチス「これまでいろいろありました」

ゲーチス「それら全てはあなたのおかげだと思ってますし、感謝してますよ」

ゲーチス「もちろん今回の件も」

ゲーチス「お前の力なくこの姿になることはできなかったでしょう」
833 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/01(木) 02:13:43.69 ID:GHqp8Ahh0
アクロマ「あなたらしくもない、だかそう思ってもらえるのはうれしいですね」

ゲーチス「最後ですからね」

アクロマ「?」

アクロマ「最後?何を言って…」

ヌッ

アクロマ「!」

アクロマ「ゲーチス!これはどういうことです!!」

ゲーチス「ワタクシも残念ですよ、まさかこんなことになるとは…」

ゲーチス「ワタクシがアルセウスとなった後、捕獲するという計画を気づかなかったワタクシも馬鹿ですがね…」

ゲーチス「さらばだ盟友よ」

ゲーチス「せめてワタクシ自らの手で」
834 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/01(木) 02:16:35.05 ID:GHqp8Ahh0
アクロマ「ま、待てゲーチス!」

アクロマ「あなたを捕獲するのはあきらめたといったはず!」

ゲーチス「今は…ね」

ゲーチス「何度も言わせるな、人間が」

ゲーチス「一年…二年…何年たとうとお前はチャンスをうかがい続ける」

アクロマ「そんなこと」

ゲーチス「黙れ」

ゲーチス「消えろ、お前は醜い」

アクロマ「ゲー」

ぷちゅっ
835 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/01(木) 12:08:26.81 ID:KHVzthI00
このロケット団なら入団したいな(
おっつおっつ
836 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/08(木) 02:03:33.59 ID:j+uCpMQo0
レッド「なあ、俺たちも上に行かなくていいのか?」

ジガルデ「今行ったところで何もできん…待つしかない…」

レッド「……」

レッド「ん?おいっ階段が消えていくぞ」

ミュウツー「終わったのか…?」

ジガルデ「そのようだな」

レッド「じゃあアルセウスが…」

ヒュー

レッド「何の音?」

ドスンッッッ

ゲーチス「……」

ジガルデ「アルセウス…じゃないな…」

ミュウツー「最悪の結果になったわけか」
837 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/08(木) 02:07:52.11 ID:j+uCpMQo0
ゲーチス「ごきげんよう、ポケモントレーナーレッド」

レッド「あんたさっきの美女か?」

ゲーチス「ええ、御覧のとおりワタクシはアルセウスの力を手に入れることができました」

ゲーチス「過程は予定していたものよりズレましたが目的は達成したので良しとしましょう」

ゲーチス「これより世界をワタクシのものにするため…」

ゲーチス「まずはレッド、お前から消してあげましょう」

レッド「ちっ、結局こうなんのか」

レッド「ジガルデ、ミュウツー力をかしてくれ」

ジガルデ「無論そのつもりじゃ、全力で行くぞ」
838 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/08(木) 02:09:47.50 ID:j+uCpMQo0
ゲーチス「神に等しい力を手に入れたこのワタクシと」

シロナ「ディアルガ時の咆哮!パルキア亜空切断!」

ドーン

ゲーチス「ぐぬっ!?」

レッド「シロナ!?」

シロナ「よっと」スタッ

シロナ「やっレッド君、私がいなくて寂しかったでしょ、でももう大丈夫よ」

レッド「別にさみしくもなんともなかったけど…」

シロナ「またまた〜」

レッド「てかなんで来たんだよ」

シロナ「ディアルガとパルキアが教えてくれたの、もうすぐサカキ様がロケット団を率いて来るわ」
839 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/08(木) 02:11:04.80 ID:j+uCpMQo0
ゲーチス「貴様はシロナ…!」

シロナ「あらあら、不意打ちでくらわせたけど効いてないのかしらね」

シロナ「ただ今の私は機嫌が悪いの」

シロナ「とりあえず発散のためにあなたをボコボコにするまで攻撃させてもらうから」

シロナ「いや…私じゃなかったわね…」

シロナ「私たち…か」

シロナ「もう一度攻撃!時の咆哮!亜空切断!」

ディアルガ「ウルトラダイヤモンド!!」

パルキア「ウルトラパール!!」

ゲーチス「ぬがっ…な、なぜだ…なぜタイプが変わらぬ…」

シロナ「まだその体があなたに馴染んでないから上手く使いこなせないの」

シロナ「逆に言えば早いところ倒さないとこっちがやばいってなるんだけどね」
840 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/08(木) 02:12:41.88 ID:j+uCpMQo0
ゲーチス「ふっ…能力の一つや二つ使えなかったところでお前たちを潰すことぐらい」

むにゅん

ギラティナ「スタープラチナ!!」オラオラオラ

ギラティナ「あ、なんか出た」

ゲーチス「ぬぐあっ」

ナツメ「お待たせレッド」

レッド「ナツメまで…」

ナツメ「シロナ来たんだし当然でしょ」

レッド「お、おお…なんで二人だけ早いんだよ」

シロナ「私はパルキアの力で、簡単に言うとワープね」

ナツメ「私はギラティナと破れた世界を通ってきたから他の団員より早かったの」
841 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/08(木) 02:13:38.03 ID:j+uCpMQo0
ディアルガ「おい、なんだスターって」

パルキア「そうだウルトラのはずだろ」

ギラティナ「あれー、そうだっけー?」

ギラティナ「でもなんかいいじゃんスタープラチナって」

ギラティナ「ウルトラプラチナよりはいいと思うよー」

アルセウス「このハエどもが!」

ドーン

ギラティナ「いったー…急に攻撃してくるなよー…」

ギラティナ「!?」

ギラティナ「ディアルガ!パルキア!おい、しっかりしろ!何寝てんだ起きろよ!」

ゲーチス「ほう、お前はまだ動けるのか、ならさらに強烈なのをくらわせてやろう」

ゲーチス「消えろ!」

ガシッ

レジギガス「……」

ゲーチス「な、なんだこいつ…ビクともせん、そんなワタクシのパワーより上だというのか!?」

シロナ「ごめんなさい、ちょっと目を離したらディアルガとパルキアがやられてるとは…」

シロナ「でもこっからは大マジでやるから」
842 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/07(金) 04:38:23.22 ID:WIu0zt17o
843 :ハ長調 :2017/07/18(火) 21:23:11.87 ID:tJe6nGsM0
コメ失礼します。
こんばんは、いつも読ませてもらってます。
とても面白いです。

唐突なんですが質問です。

ここでのレッドの外見はどのレッドなんですか?

年齢が20歳ってことは後述のレッドより成長している(であろう)サンムンレッドですか?

それとも黒髪の初代レッドですか?
茶髪のリメイクレッドですか?(サンムンじゃない方)
あと多分違うと思いますが黒髪赤目(稀に黒目)のpixivレッドですか?

ちょっと気になったんですが良ければ教えていただけると嬉しいです!外見をしれた方がこの話を楽しめると思ったので…

長文失礼しました
844 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/20(木) 01:52:06.04 ID:RbS5batI0
シロナ「……」

シロナ「ディアルガは瀕死状態、パルキアはまだ少し体力があるみたい」

シロナ「攻撃を受ける瞬間空間を歪めてダメージを軽減したのね」

シロナ「まずはディアルガを元気の塊で復活させないと」

ナツメ「じゃあその間私たちがあいつを止めておくわ」

ナツメ「ね、レッド」

レッド「お…おう」

レッド「作戦知らないけど」

シロナ「(パルキア聞こえる?私をディアルガのところまで空間移動させて)」
845 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/20(木) 01:52:50.44 ID:RbS5batI0
シロナ「これでよし」

シロナ「まだ起き上がっちゃだめよ」

シロナ「今はまだあいつにあなたが戦闘不能状態だと思わせておかないと」

ディアルガ「うむ」

シロナ「(パルキア、私を元の場所に)」

ブンッ

シロナ「ありがと、ディアルガは回復できたわ」

レッド「で、ここからどうするんだ?作戦とかあるのか?」

シロナ「もちろん」
846 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/20(木) 01:54:07.79 ID:RbS5batI0
ゲーチス「…?」

ゲーチス「なんだ…今、シロナが急に現れたような…」

ゲーチス「なぜかは知らんが、あの顔何かを企んでいるようですね」

ゲーチス「早めに消しておくとしますか」

ゲーチス「ふんっ」ポッ

シロナ「…直接私に来るとはね」

レッド「ジガルデ!ミュウツー!シロナを守れ!」

シロナ「レッド君、もうそっちにいないから大丈夫よ」

レッド「え?」
847 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/20(木) 01:55:22.40 ID:RbS5batI0

ゲーチス「なんだ…?何が起きたというのだ」

ゲーチス「一瞬にしてシロナが…」

ゲーチス「!」

ゲーチス「あれは…」

ガブリアス「グルルルル…」

ゲーチス「ガブリアス…?まさかあいつがやったのか?」

ゲーチス「ガブリアスは音速で動くことができる、だがそれはこのアルセウスなら簡単に捉えられる速さだ」

ゲーチス「元チャンピオンのポケモンだからとはいえ他より多少速い程度」

ゲーチス「動きがまったく見えないなどありえない」

ゲーチス「他のポケモンを使いテレポートする動作も見られなかった…」

ゲーチス「おい貴様、何をした!?」

シロナ「ふふっ」
848 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/20(木) 01:57:20.29 ID:RbS5batI0
レッド「シロナ、今のはいったい?」

シロナ「秘密」

レッド「なんで?」

シロナ「私とレッド君の距離でギリギリ聞こえるぐらいの声でも、あいつにははっきり聞こえているはず」

シロナ「だからレッド君には悪いけど、私が今やったことを言うわけにはいかないの、ゴメンね」

シロナ「ナツメ、次はあれで行くよ」

ナツメ「ええ」

レッド「え?ナツメは知ってるの?」

ナツメ「うん」

レッド「なんか俺だけ仲間はずれみたい…」

ナツメ「そんなことないって!」

レッド「でもそのあれってのも秘密なんでしょ」

ナツメ「ま、まあ…理由はさっきと同じ…」

レッド「……」シュン
849 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/20(木) 01:59:29.84 ID:RbS5batI0
シロナ「じゃあレッド君にもお願いしようかな」

シロナ「正面から攻撃お願い」

レッド「わかった」

ナツメ「がんばってねレッド」

ナツメ「あっちに行くよギラティナ」

ギラティナ「うーい」ぽわぐちょ

ゲーチス「シロナは動かず、レッドは正面から攻撃、ナツメは裏側の世界へ行ったか…」

ゲーチス「さっきまでのシロナはギラティナを使っていたのか…?」

ゲーチス「いや、消えたときも現れたときもあんな大きな歪みはなかった」

ゲーチス「!」

ゲーチス「パルキアか…!」

ゲーチス「やつは今どこに…あんな遠くか」

ゲーチス「いや…距離は関係ない、やつならどこにいても空間移動をさせることはできる」

ゲーチス「シロナになんの動作も見られなかったのはパルキアがワタクシの視界の外にいたからか」
850 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/20(木) 02:03:16.11 ID:RbS5batI0
ゲーチス「仕掛けがわかれば簡単な話だ」

ゲーチス「もう動くこともできないと思っていたが、あれはやられたフリか」

ゲーチス「待っていろ、今とどめをさしてやる」

シロナ「……」

シロナ「レッド君、攻撃お願いね」

レッド「ああ、いけミュウツー!」

ミュウツー「サイコブレイク」

ゲーチス「おっと…」

ゲーチス「そうか、ワタクシをパルキアに近づけさせないためのレッドか…」

シロナ「やっぱりパルキアのことバレてたんだ」

ゲーチス「シロナ…!?いつの間に!」

シロナ「この距離なら避けられないでしょ?ギガスパンチ!」

レジギガス「……」ドゴッ

ゲーチス「ふがっ…!」メコメキョバキバキ
851 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/20(木) 02:06:04.20 ID:RbS5batI0
ドスンッ

ゲーチス「おのれ…」

ゲーチス「脚の一本ぐらいならすぐ再生できる…」

ゲーチス「!?」

ゲーチス「なぜレジギガスが空中に」

シロナ「その質問には答えてあげていいわ」

シロナ「あなたが考え事してる間にクレセリアでスキルスワップしておいたの」

シロナ「それによりレジギガスの特性は浮遊になり、そしてスロースタートが強制解除された」

ゲーチス「なるほど…」

ゲーチス「それを聞いて安心しましたよ」

ゲーチス「今のパワーがスロースタート状態なら危なかったですが、それが全力なら見切れない速さではない」
852 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/20(木) 02:09:51.64 ID:RbS5batI0
シロナ「それはどうかしらね」

ゲーチス「なに…?」

バキバキッ

ゲーチス「…っ!」

ゲーチス「ぬおおおおおおおおお!」

ゲーチス「な、なんだ!?ワタクシの前脚が!?」

ゲーチス「バカな…何をされたというのだ…」

ゲーチス「ぐっ…今は考えている暇はない、足二本を再生しなければ…」

ゲーチス「考えるのはその後だ」
853 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/20(木) 02:16:09.75 ID:RbS5batI0
ゲーチス「はぁ…はぁ…」

シロナ「少しは効いたかしら?」

ゲーチス「黙れ」

シロナ「体にきてるかどうかはともかく頭にはきてるみたいね」

ゲーチス(おのれ…何が起きた…考えろ!)

ゲーチス(あいつはあの場からは動いていない)

ゲーチス(ギラティナでもない、やつの姿も気配も感じなかった)

ゲーチス(ならなんだ…なぜワタクシの足が二本同時に砕かれたのだ…)

シロナ「とどめよレッド君」

レッド「ああ、やれジガルデ」

ジガルデ「見よ!これが余の真の姿!そして受けてみよ!」

ジガルデ「コアパニッシャー!!!」
854 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/20(木) 02:18:08.79 ID:RbS5batI0
シロナ「終わったのね」

レッド「ああ、ちょっと雑だったかな」

シロナ「終わりさえしたらいいのよ」

ゲーチス「お前らの命がか」

シロナ「!」

ゲーチス「ぬおおおおおああああああ!」

レッド「今の受けてまだ倒せねえのかよ」

シロナ「だったらもっともっと攻撃するまでよ」

シロナ「!?」

シロナ「なっ…どういうこと…?」

レッド「なんだ、どうしたんだ…ってなんでそんなとこに、一瞬で移動したのか?」

ゲーチス「そうか…そういうことか」

ゲーチス「全てわかった…お前の仕業だったかディアルガ」
855 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/20(木) 02:21:26.06 ID:RbS5batI0
ゲーチス「ワタクシがジガルデの攻撃を受けたとき考え事をしていた」

ゲーチス「このままワタクシはやられるのか?」

ゲーチス「どうすれば助かるのか…」

ゲーチス「そういったことではない」

ゲーチス「なぜワタクシの足二本が同時に砕けたのかを考えていた」

ゲーチス「これが解決しない限り、あの状況を耐え抜いたところでワタクシに勝ち目はないと考えたからだ」

ゲーチス「アルセウスの能力を使えば耐えきれるという自信があったからこそ、考えることができたのだろうな」

ゲーチス「そのアルセウスの能力を考えたときわかったのだ、全て」

ゲーチス「わかりさえすればあとは簡単だ」

ゲーチス「アルセウスの力はディアルガ、パルキア、ギラティナを合わせた力をはるかに超えている」

ゲーチス「対策法などいくらでもある」
856 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/20(木) 02:29:04.31 ID:RbS5batI0
見ていただきありがとうございます
質問あったので答えまーす

レッドの外見についてですが、この話は基本的に全キャラゲーム基準で一番最後に出たシリーズから成長した感じということでやってます
ですがこの話のレッドはアローラ地方には行ってない(はずな)のでサンムーンの服装ではありません、顔はサンムーンに出てきた状態です
服装の一番近いものとしてはHGSS、BW2ですかね、あれが20〜22歳になったってイメージです
あ、一応ロケット団なんで他の団員に合わせてズボンは黒で靴はレッドのもの

ついでなんで他の登場人物も
ナツメ
見た目はHGSS、BW2に出てきたような感じ
服装は…思い浮かばない…HGSSのままかな…
年齢はレッドの年+2歳

シロナ
見た目はいつも通り
服装もいつも通り、左胸にロケット団のマーク
20代、誰が何と言おうと20代
見た目は大人、頭脳も大人、性格子ども

ゲーチス
姿は完全アルセウス

雑ですけどこんな感じ
他に何かあればその都度答えます
857 :ハ長調 :2017/07/20(木) 21:58:18.31 ID:U6fPAJjA0
856 さん>>
858 :ハ長調 :2017/07/20(木) 21:59:36.39 ID:U6fPAJjA0
あ、すいません
切れましたw

質問に答えていただきありがとうございます!

これからも応援させていただきます!
859 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/30(日) 01:28:25.89 ID:y83WX1WT0
レッド「おいおいおいおい何が起きたか俺に教えろよ」

シロナ「さっき私は時を止めた」

レッド「時…?」

シロナ「正確にはディアルガがだけど」

シロナ「時が止まっている間はディアルガと私とそのどちらかが触れている者のみ普段通り動くことができるの」

シロナ「さっき時を止めたとき、私はレジギガスの上に乗りとどめをさそうとした」

シロナ「そしたら動けるはずのないゲーチスが動きだした」

シロナ「ゲーチスだけじゃない、レッド君も他のポケモンたちも動いていた…」

シロナ「つまりどういうわけか私が時を止められる時間が短縮されたのよ」

レッド「……」

レッド「もう一回言ってくれる?」
860 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/30(日) 01:29:07.20 ID:y83WX1WT0
レッド「……」

レッド「それってお前がゆっくりしてたとか勘違いとかじゃないのか?」

シロナ「そんなわけないでしょ」

シロナ「普通に動いてもレジギガスの上に乗ってそのレジギガスが20発は殴れる余裕はあるはず」

シロナ「それで終わりだったはず…」

レッド「じゃああいつはどうやって停止時間を短縮したんだ?」

シロナ「…わからない」

シロナ「ただ何をされたかわからなくてもやらなきゃやられるだけ」

シロナ「確かめるためにももう一度やる…」

シロナ「そしてレッド君は動けるようになったらすぐに攻撃を」

レッド「わかった」

シロナ「ディアルガ…時よ止まれ…」
861 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/30(日) 01:31:01.46 ID:y83WX1WT0
シロナ(1…)

シロナ(2…)シュタッ

シロナ「レジギガス!」

レジギガス「……」ゴゴゴ

シロナ(3…)

ゲーチス「ふっ…」

シロナ「!?」

シロナ(今ゲーチスが動いた…?まさか…)

ゲーチス「時は動き出す」

シロナ「そんな…やっぱり停止時間が短すぎる…!」

ぷちゅん

シロナ「え…」

ぽとっ
862 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/30(日) 01:31:59.89 ID:y83WX1WT0
レッド「いけっミュウツー!ジガルデ!」

ゲーチス「ちっ…」

レッド「大丈夫かシロナ?」

レッド「今攻撃されたように見え…っておいお前左腕がねえじゃんか!」

シロナ「たいしたことないわ…カスリ傷よ」

レッド「いやお前腕切られたんだぞ!?」

シロナ「大げさよ…切られた方の腕を回収すればクロナが治してくれる…元通りになる」

シロナ「ま、この出血はどうにかしないとね」

シロナ「クレセリア」

クレセリア「はい」テンテンテレテン

クレセリア「これでもう何もしても大丈夫です」

クレセリア「しかし腕をくっつけるのはクロナさんに頼むしかありません」

シロナ「わかってる」

シロナ「それまで私の左腕預かっといて」
863 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/30(日) 01:32:31.03 ID:y83WX1WT0
シロナ「レッド君、次の作戦を言うわ」

レッド「言っていいのか?聞かれるんじゃないのか」

シロナ「さすがにミュウツーとジガルデとレジギガスの三体を相手にしながらここの話を聞くのは無理がある」

レッド「なるほど」

シロナ「次の作戦は…といってももう始まってるけど」

レッド「何したらいいんだ?」

シロナ「牽制」

シロナ「あきらかなチャンスが来るからそれまでとにかく牽制よ」

シロナ「そして一気に決める」

シロナ「単純だけどこれができるかできないかで全てが決まる」

シロナ「失敗したらもう私たちの負けよ」
864 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/30(日) 01:33:06.41 ID:y83WX1WT0
レッド「わかった…」

レッド「でも牽制と言っても俺の手持ちはゼロ」

レッド「ミュウツーとジガルデもあいつの相手してるし…何したらいいんだ?」

シロナ「えっとー…」

シロナ「構えてて!何があってもすぐ行動できるように」

シロナ「ミュウツーとジガルデにも的確な指示をできるように」

レッド「あ…ああ…」

シロナ「それとあいつの能力を考えといて」

シロナ「どうやって停止時間を短縮させたのか…」

シロナ「きっとそれだけじゃないはずだし」
865 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/30(日) 01:34:13.37 ID:y83WX1WT0
レッド「考えるっていってもこういうのはシロナやナツメの方が得意なんだけどな…」

レッド「むしろ俺は苦手な方だし…」

レッド「でも今まではほとんど直感でやってたし…たまには考えるのもいいか」

レッド「最強トレーナーの腕の見せ所だな」

レッド「……」

レッド「……」

レッド「……」

レッド「わからん…」

レッド「時間停止を短縮させる能力…?そんなピンポイントなわけないよな」

レッド「複数の伝説級のポケモンと戦っても余裕の表情…」

レッド「あんなすげえやつの能力ってなんだ?」

レッド「ヒントが足りない…」
866 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/11(金) 21:36:23.54 ID:xafz6fcT0
支援
867 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/13(日) 22:39:17.08 ID:kWvr6Bfz0
支援
868 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/21(月) 02:52:31.48 ID:wfSjbVef0
レッド「そうだ!こんなときのポケモン図鑑だ」

レッド「もしかしたら何かヒントが…」

図鑑「データなし」

図鑑「全国図鑑にアップデートしてください」

レッド「……」

レッド「……」

レッド「この役立たたず!」ガシャーン

レッド「くそ〜じゃあ他…他に何か…」
869 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/21(月) 02:53:03.07 ID:wfSjbVef0
シロナ「何かわかった?」

レッド「わかるわけないじゃん…」

シロナ「…そう」

レッド「そっちは何かわかったのか?」

シロナ「……」

レッド「まあ仕方ねえか」

シロナ「相手の能力がわからないのなら何をするにも危険」

シロナ「レッド君にはなんとしても考えてもらわないと」

レッド「俺に?」

シロナ「だって私片腕なくなっちゃったもの」

レッド「関係ねえだろ」
870 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/21(月) 02:53:49.11 ID:wfSjbVef0
シロナ「早く対策をしないと…」

シロナ「こっちのポケモンたちのパワーもスピードもあきらかに弱くなってる」

シロナ「このままじゃもうすぐ体力が尽きてしまう…」

レッド「……」

レッド「わかった」

シロナ「えっ何が?」

レッド「あいつの能力」

シロナ「ほんとに!?それはいったい…?」

レッド「一応確認したい、遠距離技を使えるポケモン持ってるか?」

シロナ「うん、いるけど」
871 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/21(月) 02:54:48.05 ID:wfSjbVef0
シロナ「出てきなさいルカリオ」

レッド「全力で攻撃してくれ」

シロナ「わかった」

シロナ「少し下がってて」

シロナ「いくよルカリオ…」

シロナ「波導、最大っ!メガシンカ!!」

シロナ「波導の力を見よ!」

ルカリオ「ハドウノアラシ!」ズオッ

ゲーチス「!」

ドドドドーン

シロナ「やったの…?」
872 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/21(月) 02:56:11.91 ID:wfSjbVef0
レッド「いや…」

レッド「あと技出したあとそういうの言うのはやめた方がいい」

ゲーチス「ふん…コソコソしてると思えばこんなことを」

シロナ「あれを受けても平気でいるなんて…」

シロナ「ほんとにわかったの?」

レッド「ああ、もちろん」

レッド「今のルカリオの一撃は巨大なものだった」

レッド「でもアルセウスに当たる寸前のところではかなり小さく、しかもゆっくりだった」

レッド「ミュウツーたちのパワーやスピードが小さくなっているのも」

レッド「時間停止を短縮させたのも同じ能力だとするとあいつは敵を弱体化させることができるんじゃないのか?」

シロナ「弱体?」

シロナ「…まあ、ありえるか」
873 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/24(日) 22:47:03.48 ID:zpk4VKzZ0
支援
874 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/03(火) 03:22:07.51 ID:lFRyIXG+0
レッド「相手の能力がわかれば、たいしたことはねえ」

レッド「ちゃんとあれを抑えといてくれよ」

レッド「来いジガルデ!」

シロナ「ちょっと!勝手に行動しないでよ!」

シロナ「ナツメが困惑しちゃうじゃない!」

レッド「問題ねえよ、ナツメのことを一番よくわかってるのは俺だし、俺のことを一番わかってくれるのはナツメだ」

レッド「何があってもちゃんと合わせてくれるよ」

シロナ「まったく…何かあったら全部責任はとってよね」

シロナ「ガブリアス、ルカリオ!アルセウスに攻撃よ!」
875 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/03(火) 03:22:39.22 ID:lFRyIXG+0
ジガルデ「なんじゃ、何か良い策でも思いついたのか」

レッド「その前にジガルデって相手の特性を消すことができたよな」

ジガルデ「ああ、できるぞ」

レッド「特性じゃなくてそいつのもってる能力を消すことはできるのか?」

ジガルデ「余がその気になれば能力どころか状態異常、持ち物まで消すことができるぞ」

レッド「そんなことできんのか…」

ジガルデ「ただ相手のその能力を把握しておく必要があるがな」

レッド「あいつの能力ならもうわかった」

ジガルデ「なら可能じゃ」

レッド「よしじゃあ俺を乗せてくれ」

ジガルデ「危険じゃぞ」

レッド「完璧なタイミングで指示するにはそれが一番いいんだよ」

レッド「それに危険なことなんてもう慣れてんだよ」
876 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/03(火) 03:23:13.08 ID:lFRyIXG+0
レッド「今だ!」

ジガルデ「タイミング見るって言ってたのにもううつのか!?」

ジガルデ「乗った意味ほぼないぞ!」

レッド「いいから今だ!全員離れてろ!」

ジガルデ「コアパニッシャー!!」

ゲーチス「!?」

ゴアッ ゴゴゴゴゴ ギュアッ

ゲーチス「ぬぐおああああああああああああああ!」

ゲーチス「…ぐっ…はぁ…はぁ」

ゲーチス「な…なんだ今のは…?」
877 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/03(火) 03:24:04.57 ID:lFRyIXG+0
ガシッガシッガシッガシッ

ゲーチス「足が!?」

ギラティナ「どうもーギラティナでーす」

ゲーチス「な、なんだこの力は!?」

ゲーチス「なぜギラティナがこんな力を…!」

ギラティナ「力を使えなくなったんだよねー、聞いてたよ」

ギラティナ「さっきまでと受ける力が違いすぎて驚いてるよねー」

ギラティナ「このまま僕の世界に引きずり込んでボコってもいいけど、なっちーが言うからレッドたちに任せるよ」

ギラティナ「足だけこっちに引きずり込んで固定してやる」ズズズ

ゲーチス「くっ!貴様!!離せ!」

ギラティナ「やーだよーだ」

ゲーチス「このままワタクシを倒せばアルセウスも無事では済まんのだぞ!」

ギラティナ「アルセウスなら不死身だからどんなことが起きても平気だよー」
878 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/03(火) 03:25:06.23 ID:lFRyIXG+0
ナツメ「よいしょっと…」

ナツメ「上手くいったねレッド」

レッド「ああ、何も言ってないのにタイミングよくやってくれるなんてさすがだな」

ナツメ「当然、私はあなたのことをよーくわかってるんだから」

シロナ「二人はわかってても私は知らないんだからもっと詳しく教えてくれててもよかったのに」

レッド「すねんなよ」

シロナ「すねてない」

ナツメ「まあまあシロナ、今はチャンスなんだからそういうのは後で」

シロナ「……」

ナツメ「後でアイス買ってあげるから」

シロナ「ほんと!?やった!」

ナツメ「レッドが…」ぼそっ
879 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/03(火) 03:25:52.80 ID:lFRyIXG+0
シロナ「レジギガス!本当の力を見せるときよ!」

シロナ「これが私たちの全力!!フルパワー!!」

シロナ「真祖・レジギガス!!!」

レジギガス「……」ズゴゴゴゴ

シロナ「くらいなさい神の鉄槌、ギガスパンチ!!」

レッド「じゃあ俺たちもいくぞジガルデ、ミュウツー」

レッド「ミュウツー、サイコブレイク!」

レッド「そして必殺のジガルデシュート!」

ゲーチス「こ…こんなことが…!」

ゲーチス「ま、待…」

ゲーチス「ぬおあああああああああああああああああああああああああああああ!」
880 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/03(火) 03:27:54.60 ID:lFRyIXG+0
ゲーチス「……」

ゲーチス「……」ドサッ シュウウ

シロナ「今度こそ終わりね…」

シロナ「アルセウスの体が消滅していく」

レッド「ああ…」

ナツメ「ゲーチスはもう終わりだろうけどアルセウスは何度でも蘇る…」

ナツメ「だからそんな心配しなくてもいいのよレッド」

レッド「別に心配してるわけじゃない…」

レッド「ただちょっと疲れただけ」

ナツメ「じゃあ戻って休みましょうか」

シロナ「そうね、早く帰りましょうか、サカキ様にも報告しないと」
881 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/03(火) 08:12:33.81 ID:lFRyIXG+0
テンガン山麓

ゲーチス「ぐっ…」

ゲーチス「こ、ここは…?」

ゲーチス「それにこれは元のワタクシの体…」

ゲーチス「何が…」

ゲーチス「体が動かん…」

サカキ「なら、今楽にしてやろう」

ゲーチス「!」

ゲーチス「き、貴様はロケット団の…!」

サカキ「スピアー、止め針だ」
882 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/31(火) 00:45:17.38 ID:uWvxZ/Nn0
一か月後

シロナ「ポケモンリーグのアタマを潰したことにより組織は崩壊」

シロナ「これで世界の法も秩序もロケット団の、サカキ様のものですね」

サカキ「お前たちの力があってこそだ」

サカキ「礼を言う」

シロナ「やったー、私たち褒められたよ!」

レッド「うん、そーだねー」

ナツメ「あなたのそのテンションどこから出てるの」

シロナ「二人はもうちょっと明るくしなさいよ」
883 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/31(火) 00:45:51.76 ID:uWvxZ/Nn0
サカキ「レッド」

レッド「ん?」

サカキ「ポケモンリーグを倒したことでお前との契約は終了した、ご苦労だったな」

サカキ「リーグはもうない、お前の指名手配もなくなりどこでも好きに暮らせるだろう」

レッド「ああー…そのことか…」

レッド「俺は…いや、俺たちはロケット団に残ることにするよ」

サカキ「……」

サカキ「それでいいのか?」

レッド「ああ、ナツメと話して決めたことだ、変えるつもりはない」

サカキ「わかった、ならこれからもロケット団として働いてもらうぞ」
884 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/31(火) 00:46:38.08 ID:uWvxZ/Nn0
――――――――――

シロナ「ほんとに二人ともロケット団に残ってよかったの?」

シロナ「手配もなくなって自由になったのに」

ナツメ「残ってほしくなかったの?」

シロナ「そういうことじゃないよ」

レッド「手配書なら幹部全員あったじゃん」

レッド「シロナのもなくなったじゃんか」

シロナ「んー私は別にこのままでも不満はないし、いいかなと思って」

レッド「俺たちも同じだ」

シロナ「もうロケット団が世界の中心になってるから?」

シロナ「そこの幹部だったら自由にやりたいことがやれるもんね」
885 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/31(火) 00:47:48.99 ID:uWvxZ/Nn0
レッド「…俺がそんな理由で残ってるわけないだろ」

シロナ「じゃあ何なの?」

レッド「楽しそうだから」

シロナ「楽しそう?ロケット団が?」

レッド「ああ」

レッド「俺が金や地位なんかが欲しかったらずっとチャンピオンを続けてたよ」

シロナ「それもそうねー」

シロナ「でも仕事を楽しむのを悪くは思わないけどいつまでもそうは言えないでしょ」

レッド「なんで?」

シロナ「だって結婚したりすると自分だけのために働くわけじゃないでしょ」

シロナ「それに子どもができたらなおさらよ」
886 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/31(火) 00:49:21.06 ID:uWvxZ/Nn0
シロナ「そういうことは考えてないの?」

レッド「考えてないわけじゃないけど…」

レッド「改めて言われるとな…」

レッド「どうしたらいいかな、ナツメ…?」

ナツメ「あなたが好きでもないことを続けられるとは思えない」

ナツメ「でもそれだとあなたはゴロゴロするだけになっちゃう」

ナツメ「楽しそうって思えるうちはやっときなさい」

レッド「サンキュー」

レッド「よし、許可は得た」

シロナ「……」
887 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/31(火) 00:50:15.10 ID:uWvxZ/Nn0
シロナ「ナツメも残るの?」

ナツメ「うん、ここを出てもやることないしね」

ナツメ「それにレッドもいるから」

シロナ「結局それじゃないの」

ナツメ「…うん、そうだけど」

シロナ「……」

ナツメ「何よその顔」

シロナ「別に〜」
888 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/31(火) 00:52:40.26 ID:uWvxZ/Nn0
シロナ「はぁ…私もナツメみたいにいい人見つけないとなー…」

シロナ「ほら、もうロケット団が世界一の組織じゃんか」

シロナ「そこの幹部だと忙しいじゃない」

シロナ「私がいくら美人とはいえ時間がないから出会いがないのよ」

シロナ「あったとしてもやっぱり完璧な女性ってのは近づきにくいのかそういうことが何もないのよね」

レッド「…かんぺき…?」

レッド「完璧ってなんだっけ?」

ナツメ「欠点や不足がなく、見事なこと…じゃなかったっけ」

レッド「完璧…」

シロナ「私のことじゃん」
889 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/31(火) 00:53:30.19 ID:uWvxZ/Nn0
レッド「……」

ナツメ「……」

レッド「さて仕事しないと」

ナツメ「そうね」

シロナ「ちょっと聞いてるの?」

ナツメ「そうそう、サカキがあなたにポケモンランドの運営を任せたいそうよ」

レッド「ポケモンランド…ああ」

レッド「……」

レッド「ロケット団も以外といいかもな」

終わり
890 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/31(火) 01:02:33.00 ID:uWvxZ/Nn0

グダグダでしたがこれで完結です
見てくださった方、ありがとうございます
891 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/31(火) 06:55:47.50 ID:viBTI037o
乙です
892 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/31(火) 08:13:51.27 ID:8ww5cRABo
おお、乙

一年経ったのか。よく完結したわ
面白かったよ。ロケット団大勝利おめ
893 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/02(木) 01:06:29.90 ID:32aHIYMd0
サカキ様万歳
スレ主万歳
お疲れ様でした面白かったです
894 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/03(金) 14:39:49.80 ID:YfKD4AAaO
完結おめでとうございます
895 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/11/28(火) 01:00:15.88 ID:K1lIO5IX0
面白かったです
お疲れ様でした。
896 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/13(土) 12:21:19.46 ID:6NZVYlg40
ゲーム準拠?
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