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【ラブライブ×ポケモン】穂乃果「オトノキ地方を旅する!」真姫「Part2よ!」(再)
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1 :
◆EvBfxcIQ32
[saga]:2016/10/18(火) 21:27:12.74 ID:ttLBJWqd0
【ラブライブ×ポケモン】穂乃果「オトノキ地方を旅する」【安価あり】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1444299300/
【ポケモン×ラブライブ】穂乃果「オトノキ地方を旅する」真姫「Part2ね!」【安価】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1450193448/
登場キャラクター
・穂乃果(トレーナー) :オトノキチャンピオンを目指してバッジを集めている。
オーダイル♂Lv.36
チルタリス♀Lv.34
ストライク♂Lv31
ドテッコツ♀Lv.32
cロトムLv29
テッカニンLv.28
レアコイルLv33
イーブイ♀Lv20
ポケモンのタマゴ
・真姫(考古学者見習い) :有名な考古学者、ニシキノ博士の娘。古代文字を読むことが出来るので、UTX団に狙われている。 穂乃果、凛と一緒に旅している。
エルレイド
シャンデラ
バタフリー
タテトプス
マルマイン
・凛(???) :5年前の海難事故にて行方不明になったはずの少女。ポケモンの技を使えるらしいが……?
穂乃果、真姫と一緒に旅している。
マッギョ?
・花陽(トレーナー) :ポケモンマスターになるため、旅をしている。現在、5年前に行方不明になった幼馴染の凛に会うため、リッピー湖を目指している。
ベトベトン
スターミー
ペリッパー
ジュカイン
メタモン
・海未(トレーナー) :オトノキリーグで穂乃果を倒し、チャンピオンになるため旅をしている。
リザードン
ハクリュー
ニダンギル
ペンドラー
フラエッテ
ライボルト
・ことり(コーディネーター→トレーナー) :穂乃果に勝てないと言うコンプレックスから、英玲奈の下でトレーナーの修行をしている。
ベイリーフ
ヒノヤコマ
バンギラス
・絵里(???) :氷タイプを使う、とても強いトレーナー。UTX団所属。
デリバード
オニゴーリ
ツンベアー
トドゼルガ
・希(???) :チャンピオンのツバサや、絵里と仲がいい。 穂乃果や真姫に、旅の助けになるものを色々与えたりと、謎の多い少女
ソーナンス
・にこ(四天王『夢幻』) :オトノキの四天王でもあり、トップコーディネーターでもある。夢特性のポケモンを持つ。 UTX団を潰そうとしている。
バシャーモ
・ツバサ(チャンピオン) : オトノキ地方チャンピオン。にこと共にUTX団を潰すべく動いている。
ボーマンダ
・英玲奈(四天王『鉄血』):四天王の一角。その実力はツバサに並ぶほど。鋼タイプを繊細かつ豪快に操るその姿から、『鉄血』と呼ばれている。
エアームド
・あんじゅ(???):海未の師匠。穂乃果や真姫にも戦い方を教えた、因みに修業はかなりのスパルタ。ポケモンに技を教えたりなど、ポケモンの育成に関して人一倍秀でている。
・UTX団 :プレートを集めたり、古代の宝石を奪おうとしたり。目的は謎。
復活しました。
前回の続きからやり直します。
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1476793632
2 :
◆EvBfxcIQ32
[saga]:2016/10/18(火) 21:28:32.17 ID:ttLBJWqd0
バッドスメル『……』
にこ「……なんかこっち見てるわよ。舐めてるわね」
花陽「あっ!せ、せいれいプレート持ってますよ!」
にこ「じょーとーじゃない!ドア開いた瞬間、最大火力でぶっ飛ばして――」カチッ
花陽「いや、バッドスメルは部屋に監禁するんじゃ……」
にこ「……ふっ、演技よ演技!あんたが目的を見失なってないか試したのよ!」
花陽「な、なるほど!さすがオトノキクイーン、本当に忘れてたのかと思いました!流石です!!」
にこ「と、とーぜんよ……アハハ……」
にこ(それにしても、いったいどうやって……)
命「どうやって入ったんでしょう?」
イヤミ「ふんっ、そんなことは捕まえてから取り調べで吐かせればいい。さっさとバッドスメルを閉じ込めろ」
命「は、はい!」ポチッ
ガシャアーーン!!
千鶴子「……」
花陽「や、やった!扉が閉まりました!」
にこ「そうね。っていうか私何の為に呼ばれたのかしら」
花陽「あっ、見てください。バッドスメルに動きが……」
3 :
◆EvBfxcIQ32
[saga]:2016/10/18(火) 21:31:48.54 ID:ttLBJWqd0
バッドスメル「やれ、マルノーム」
ポンッ
マルノーム「マールノー」ボシュッ
じゅわぁぁぁぁ———
にこ「なっ!か、壁が溶けて……!?」
花陽「マルノームのいえき・・・・・・まさか、脱出する気じゃあ———」
花陽(あれ?)
イヤミ『にこさん、すぐに突入を!』
にこ「やれるもんならやってるわよ!でもドア鉄板で塞がられてんじゃない!!」ガチャガチャ
イヤミ『ぐっ……!』
命『そ、そんな……!』
にこ「っ...こうなったら扉をぶっ壊して……!」
花陽「にこさん!モニター貸してください!!」バッ
にこ「ち、ちょっと花陽!?」
花陽「メタモン!へんしん解除!!」
にこ「……へ?」
部屋の中
壁「」グニュグニュグニュ!
メタモン「め〜た〜」
バッドスメル「なにっ!?」
メタモン「メ〜タ〜」カチッ
ポンッ
ベトベトン「ベートー!」
花陽『ベトベトン、がんせきふうじ!!』
ベトベトン「べトォォ!」ドゴォ
バッドスメル「ぐっ、溶かした壁が塞がれた……!」
4 :
◆EvBfxcIQ32
[saga]:2016/10/18(火) 21:32:19.71 ID:ttLBJWqd0
花陽「やった!ここからでも声は届くみたいです!」
にこ「……メタモンを壁にへんしんさせてたのね」
花陽「はい!メタモンには私の合図でボールを開けるように言っておいたんです!下水道を住み処にするベトベトンなら、スカンプーの悪臭にだって耐えられます!」
にこ(この子……!)
花陽「さらにメタモン、ベトベトンにへんしん!」
メタモン「メ〜」カッ
メタベトン「べ〜ト〜ベ〜ト〜!」
花陽「バッドスメル、洋服の恨みです。すこし痛い目にあってもらいます!!」
ベトベトン「ベートー!」
メタベトン「ベ〜ト〜!」
バッドスメル「っ……」
命「花陽さん……」
イヤミ「A班は部屋の周りを包囲!B班は至急にこさんの所へ!コラッタ1匹逃がすな!!」
千鶴子「……」
ギリッ
5 :
◆EvBfxcIQ32
[saga]:2016/10/18(火) 21:35:55.75 ID:ttLBJWqd0
にこ「こっちは扉を壊してみるわ。なんとか時間稼いで!」ポンッ
バシャーモ「シャモォォォ!」ゴォォォ!
バッドスメル「出てこい、マタドガス!」ポンッ
マタドガス「マータドガース!」
マルノーム「ノーム!」
花陽「行くよ!ベトベトン、メタモン!」
ベトベトン「べトォ!」
メタベトン「ベ〜トォ!」
バッドスメル「悪いが遊んでる暇はない。マタドガス、シャドーボール!」
マタドガース「ドガー!」シュバァ!
花陽「ベトベトン、ヘドロばくだん!」
ベトベトン「べートー!」ドドドド
ドゴォ!
花陽「メタモン、マタドガスにかなしばり!」
メタベトン「ベトベ〜!」ギィンッ
マタドガス「ドガッ!?」バギィンッ!
バッドスメル「くっ、うっとうしい……マルノーム、のしかかり!」
マルノーム「ノーーム」ノシィッ
メタベトン「ベトッ……!」ズシリッ
花陽「負けないでメタモン、れいとうパンチ!」
メタベトン「ベ〜ト〜〜!」パキパキッ
ドゴォッ
マルノーム「マルゥ!?」
花陽「そこです!ベトベトン、かなしばり!!」
ベトベトン「べートー!」ギィンッ
バッドスメル「なっ……!」
花陽「やった!」
命「す、すごい。花陽さん……」
イヤミ「離れた場所から指示してるのに、バッドスメルを押している……」
千鶴子「……えぇ、本当。すごいですわね」
6 :
◆EvBfxcIQ32
[saga]:2016/10/18(火) 21:36:56.57 ID:ttLBJWqd0
にこ「へぇ、なかなかやるじゃない。チャモにー、私たちもいいとこ見せないとね!」
バシャーモ「シャモォォォオ!!」ドゴッドガァッ
花陽(ポケモンに攻撃しながら、バッドスメルの動きを封じる!)
花陽「ダブルがんせきふうじ!」
ベト・メタ「べ〜—ト〜—!!」ドドドドドドド
マタドガス「ドガァッ!!」
マルノーム「ノムゥゥ!」
バッドスメル「ぐっ……!」
花陽「よし!あと一息……!」
バッドスメル「……マタドガス、どくガス」
マタドガス「ドガー!」ボシュゥゥ!
花陽「えっ!」
バッドスメル「……」
花陽(どくガス?ベトベトンには効かないのに、なにを考えて……)
命「花陽さん!」
イヤミ「バッドスメルは!?」
警察「」ゾロゾロ
花陽「あっ、みなさん。今——」
ガシャンッ!
花陽「えっ!?」
にこ「な、なに、なんの音?」
花陽「……あっ!と、扉を塞いでいた鉄の壁が無くなってます!」
イヤミ「な、なに!?命ぉ!」
命「え!い、いや、私は何も……!」
にこ「はんっ、好都合じゃない!さっさと突入してとっつかまえてやるわ!」ズカズカ
花陽「あ、にこさん。今部屋の中にどくガスが充満してるから、マスクを……」
バッドスメル「……マルノーム、ほのおのパンチ」
マルノーム「ノーーーム!!!!」ボォォォ!
花陽「っ! あぶない!!」ダッ
にこ「へ?」ガチャッ
———ドゴォォォォーーーーン!!
7 :
◆EvBfxcIQ32
[saga]:2016/10/18(火) 21:38:37.95 ID:ttLBJWqd0
警察「わぁ!?」
命「きゃあ!!?」
イヤミ「と、扉が吹き飛んで……!」
花陽「に、にこさぁぁん!」
にこ「なによ?」背後から
花陽「ぴやぁ!」ビクゥ
バシャーモ「シャモッ!」ダキッ
にこ「ありがとチャモにー、助かったわ」トッ
千鶴子「…マタドガスのどくガスに引火させたのですね」
命「で、でも、こんな大爆発、バッドスメルも無事じゃないんじゃ……」
花陽「め、メタモン……ベトベトン……!」ダッ
にこ「ちょ、花陽!」
バチバチッ
命「な、なんの音……?」
バチバチバチッ
イヤミ「部屋の煙が……」
そこにいたのは―――
バッドスメル??「ギギ、ギギギ」バチバチバチ
花陽「ひっ!?」
爆発によってガスマスクも服も全て吹き飛ばされ、右腕を失ったバッドスメルの姿。しかし――
命「な、なんですかあれ!?」
にこ「あれが・・・・・・バッドスメルの正体?」
右腕の断面から見えるのは、様々なコードからバチバチと音を立てながら火花を散らす精密機械の断片――
イヤミ「ロボット・・・・・・!?」
8 :
◆EvBfxcIQ32
[saga]:2016/10/18(火) 21:39:53.88 ID:ttLBJWqd0
バッドスメル「スカン、プー」ポンッ
スカンプー「プゥゥ!」ピュッ
花陽「ぴゃああ!?」サッ
プ〜〜ン
命「ふがっ!?」
にこ「ま、マスクマスク……!」
バッドスメル「くろい……きり」
スカンプー「プゥゥゥ!」ブシュゥゥ!
花陽「うっ!し、視界が……!」
イヤミ「逃がすか!ダーテング、きりばらい!!」ポンッ
ダーテング「ダーテーン!!」
シュバァ
命「い、いない!?」
イヤミ「くっ、どこに……!」
警察「ぐわぁ!」
命・イヤミ「!?っ」
警察「こ、この!まて!!」
バッドスメル「ジジ、ジジジ……」
イヤミ「いつの間にあんなところまで!」
にこ「はん!ロボットなら手加減しないわよ!!チャモにー、ブレイズキック!!」
バシャーモ「シャモォォ!!」ヒュンッ
ドゴォォォ!
バッドスメル「ガ、ガピ……」バラバラ
命「ば、バラバラに……なんて威力……!」
にこ「どんなもんよ!」
イヤミ「……まて、せいれいプレートは……?」
命「へ?そ、そういえば、どこにいったんでしょう……?」
イヤミ「さ、さがせ!全員でくまなくさがせー!!」
9 :
◆EvBfxcIQ32
[saga]:2016/10/18(火) 21:42:28.31 ID:ttLBJWqd0
花陽「メタモン!ベトベトン!大丈夫?」
メタモン「メタ〜」ボロッ
ベトベトン「ベトー」ボロッ
花陽「ま、待っててね、すぐにポケモンセンターに……」
花陽(あれ?なんかベトベトンの体についてる……?)スッ
花陽「これって……」
その後、花陽はポケモンたちをポケモンセンターへ
警察たちの懸命な捜索にもかかわらず、せいれいプレートは見つからなかった。
数時間後……
別室
イヤミ「技術班によると、遠隔から操作するタイプの機械のようでした。」
花陽「遠隔って事は……遠くから本物のバッドスメルが操作して立ってことですか?」
にこ「そう考えるのが妥当でしょうね……」
千鶴子「あの、それでせいれいプレートの方は?」
命「現在捜索中ですが、有力な情報はまだ……」
千鶴子「そうですか・・・まぁ盗まれてしまったものは仕方ありませんわね」
花陽「……」
にこ「それにしても、バッドスメルのやつ、どうやってあの部屋に入ったのかしらね?」
花陽「はい……脱出の時にマルノームのいえきで壁に穴をあけてましたけど…」
命「その時に空けた穴以外には、いえきによる穴は見つかりませんでした。くろいきりがはれたら、まるで最初からそこにいたかのように……」
花陽「……最初から?」ガタっ
にこ「花陽?」
花陽「……なるほど、そういうことだったんですね」
命「ど、どうしたんですか?」
花陽「謎は、全て解けました。バッドスメルがどうやって侵入したか、そして……せいれいプレートがどこにあるか……バッドスメルが、誰なのか!」
千鶴子「なっ……!?」
イヤミ「……本当ですか?」
花陽「はい!みなさん、10分後、コレクション部屋に集合してください!」
10 :
◆EvBfxcIQ32
[saga]:2016/10/18(火) 21:45:55.70 ID:ttLBJWqd0
10分後
にこ「だいぶ匂いがましになったんじゃない?」
千鶴子「スカンプーの液がかかったところに蓋をかぶせることで、なんとかなったようですわね」
命「…あの蓋の中には、においが充満しているんですね……」ブルッ
花陽「お、おまたせしました!」タタタッ!
にこ「遅いわよ花陽!」
イヤミ「…それで、わざわざここに連れてきてどうするつもりですか?」
花陽「あ、ちょっと待ってください。えーっと……」キョロキョロ
千鶴子「あらあら、どうかしましたか?」
花陽「たぶん、この鎧の置物……」
千鶴子「ち、ちょっと!?」
命「花陽さん?」
花陽「えい!」
ガシャーン!
命「ええええ!?」
イヤミ「おい、なにして——!!?」
にこ「ち、ちょっと、それ……」
千鶴子「っ……」
命「鎧の中に、せいれいプレートが!?」
花陽「千鶴子さんので間違いないですよね?」
千鶴子「……えぇ、間違いなく私のせいれいプレートですわ」
イヤミ「し、しかし、なぜそこにあると?」
花陽「単純に、この部屋だと隠せるのはここしかなかったので」
命「隠せる?」
花陽「はい、バッドスメルは、爆発の煙がはれたとき、既にプレートを持っていませんでしたから、この部屋の中に隠したんだって思ったんです。自分と同じ様に…」
命「同じ様に……?」
にこ「ってことは、まさか…!」
花陽「はい。くろいきりが部屋にあふれたとき、バッドスメルは突然現れたんじゃありません、最初からこの部屋にいたんです。この鎧の中に…」
命「そ、そんな…い、いったいいつから!?」
花陽「そ、それは分かりません…というか、全部私の推測でしかないんですけど…」
にこ「ちょっ…急に自身なくさないでよ…」
千鶴子「……でも少し突飛な発想なのではなくって?最初から鎧にいたなんて」
イヤミ「いや、そうでもないですよ」
千鶴子「え?」
イヤミ「確かに普通なら考えつきません。だからこそ、警察も鎧の中までは調べなかった…確証はなくても、可能性はあります。」
にこ(意外ね、花陽のこと目の敵にしてると思ってたけど…)
11 :
◆EvBfxcIQ32
[saga]:2016/10/18(火) 21:47:30.91 ID:ttLBJWqd0
命「で、でももし、それが本当だとしたら…!」
イヤミ「あぁ、そういうことになるな…」
にこ「えっ、なに、なんなのよ?」
花陽「バッドスメルは、ロボットでしたよね?それを鎧の中に仕込めるのは…」
千鶴子「捜査に協力して頂いた方…つまり、警察の方の誰かってことですわね」
にこ「なっ…!?」
花陽「…そう、ですね……つまり———」
花陽「犯人(バッドスメル)は、この中にいます!」
12 :
◆EvBfxcIQ32
[saga]:2016/10/18(火) 21:48:59.05 ID:ttLBJWqd0
命「は、花陽さん?」
にこ「こ、この中って、あんた…!」
イヤミ「それはつまり、私か命のどちらかがバッドスメルということですか?」ギロッ
花陽「そ、そういうわけではなくってですね…」
にこ「どっちなのよ…」
花陽「わ、私はそもそも…い、いや、それより命さん!ハチちゃんに、せいれいプレートについている、バッドスメルの匂いを辿らせてください!」
命「えっ、で、でも……」
イヤミ「バッドスメルの破片から調べてみましたが、特になにも見つからなかったぞ?」
花陽「でもこのせいれいプレートは、バッドスメルが直接触ったものです。なにか、新しい手掛かりが見つかるかもしれません!!」
イヤミ「……まぁ、そういうことなら」
命「…わかりました!」
命「ハチ、頑張って、あなたなら絶対できます!」
ハチ「ワン!」
命「かぎわける!」
ハチ「ワゥ!」クンクン
にこ「…ねぇ、ほんとにうまくいくの?」
花陽「はい、絶対大丈夫です。あの二人なら……」チラッ
千鶴子「……」
花陽「そういえば、保険金の方はどうなるんですか?」
千鶴子「……そうですね。見つかったなら、保険金はおりないでしょうね」
花陽「なるほど、それは残念ですね……」
にこ「ち、ちょっと…」
ウインディ「ワン!」タタッ
命「あっ、ハチ!」
イヤミ「突然動き出したぞ?」
花陽「追いかけましょう!」
13 :
◆EvBfxcIQ32
[saga]:2016/10/18(火) 21:51:16.84 ID:ttLBJWqd0
ウインディ「……」クンクンッ
命「この部屋って……」
花陽「……千鶴子さんの部屋、ですよね?」
千鶴子「え、えぇ、そうですけど……」
ウインディ「ワンッ!」尻尾パタパタ
命「? ハチ、そのクローゼットがどうかしたの?」
イヤミ「開けても構いませんか?」
千鶴子「はい、構いませんよ?」ホッ
ガチャ
イヤミ「……特に何もないようだ「ワンッ!!」……ん?」
花陽「……」カチッ
クローゼットの奥をゴソゴソと漁るハチを誰もが注目する中、花陽だけが悟られないよう、千鶴子に目を向けていた。
やがて、ハチが何かを咥えて顔を出した。それは、その場にいた誰もが既視感を持つもの。
命「なっ、それって!」
イヤミ「バッドスメルがつけていた、スカタンクのガスマスク!」
にこ「な、なんでそんなところに…!」
ほとんどの者が驚愕を露わにする中、明らかに動揺を隠せないものが一人。
千鶴子「そ、そんなはずは……!!」
そう呟くと、ちらりと、部屋の奥にある金庫に目を向ける。花陽はその瞬間を見逃さなかった。
花陽「ジュカイン、リーフブレード!!」
即座にモンスターボールを投げると同時に指示を出す花陽。ボールから飛び出したジュカインは即座に両腕の緑刃で、金庫を×字に切り裂いた。
ガラガラと崩壊する金庫の扉。その中から現れたのは、大量のスカタンクのガスマスクとバッドスメルの着ていたライダースーツさらには色とりどりの大量の宝石……今までバッドスメルに盗まれた財宝たちだった。
しんと静まり返る室内、命がハッと我に返りすべてを理解したように溜息を吐く。そしてゆっくりと千鶴子に近づいて、口を開いた。
命「千鶴子さん、あなたがバッドスメルなんですね」
14 :
◆EvBfxcIQ32
[saga]:2016/10/18(火) 21:52:23.75 ID:ttLBJWqd0
千鶴子は、強欲なコレクターだった。
バッドスメルとして数々の宝石を窃盗し、さらに元々持つ資金で様々な骨董品を買い占めた。
だが、その資金が底をつき始めたらしい。普通の生活もままならないほどの金欠となってしまった千鶴子。こうなれば自分のコレクションを売るしかない、しかし、千鶴子のコレクターとしての意地がそれを躊躇させた。
そんな千鶴子の元に、とある女性が現れた。
「せいれいプレートを高額で売ってほしい。」
その額は、ある科学者が買い取ると言って提示してきた値段の約十倍。
せいれいプレートは学術的な価値もあり、コレクションお気に入りの一つだったが、背に腹は代えられず、渋々その女性の提案に乗った。
そして、千鶴子に欲が生まれる。
せいれいプレートをバッドスメルに盗まれたことにすれば、さらに保険金を受け取ることができる。と……
そのため、精巧なせいれいプレートのレプリカを作り、あえて警察の前で盗みを成功させるつもりだったのだが……
千鶴子「クローゼットにマスクなんて、しまった覚えはないのですが……」
ぼやくようにそう呟いて連行されていく千鶴子をよそに、花陽は気付かれないように一人こっそりと別の部屋へと移動する。その手には、ハチがクローゼットから見つけたスカタンクのマスクが握られていた。
花陽「……メタモン、へんしん解除」
マスク「」グニョーン
メタモン「メタ〜」
花陽「ありがとう。怪我してるのにごめんね…」ナデナデ
にこ「ふーん、そういうことだったのね」
花陽「ぴゃあ!?に、ににににこさん!?」
にこ「……そのメタモンの持ってるの、バッドスメルの服の一部?」
花陽「は、はい。バッドスメルとのバトルの後、ベトベトンの体についてたので……」
にこ「なるほど、それでわざわざウインディに探し当てさせることで、千鶴子の動揺を誘ったのね」
花陽「はい、正直賭けでしたけど……あ、あの!こ、このことは内緒に……」
にこ「いや、別に私はいいけど……。あんたは、それでいいの?これ、ほとんどあんたの手柄みたいなもんじゃない」
花陽「い、いえ、そんなことはありませんけど……私は――」
15 :
◆EvBfxcIQ32
[saga]:2016/10/18(火) 21:56:11.91 ID:ttLBJWqd0
言いかけて、花陽は窓の外に目を向ける。その視線の先には、嬉しそうにハチに抱き着く命の姿がある。ふと、自分が初めてバトルに勝った時のことを思い出した。穂乃果に会って、ポケモンを信じること、ポケモンが信じる自分を信じることを教えてもらい、初めてつかんだ勝利。
命がイヤミに責められているときも、花陽は自分と重ねていた、まだ穂乃果と出会う前の、まだポケモンも自分も信じれなかった自分自身。
自分のやったことは、他人から見ても自分から見ても、ただの偽善の自己満足でしかないんだろう。
それでも、私は———
彼女のように、教えてあげたかった。
私のように、知ってほしかった。
自分と、ポケモンの可能性を、そのすばらしさを。
花陽「……これでいいんです。これで―――」
翌日
にこ「そういや、あんたリッピー湖に用があるのよね?」
花陽「はい、そうですけど……」
にこ「私もちょっとリッピー湖で調べたいことがあるから、一緒に行きましょ?」
花陽「ほ、本当ですか!?是非!」パアァッ
命「花陽さーん、にこさーん!」
花陽「あっ、命さん!」
にこ「見送りに来てくれたの?」
命「はい!お二人とも、捜査にご協力、本当にありがとうございました!」
花陽「い、いえ、私はなにも……」
にこ(まぁ、にこは本当に特になんもしてないけど)
命「私、もっと頑張って、いつかオトノキ地方一の警察官になってみせます!ハチと一緒に!」
ウインディ「ワンッ!」
命「花陽さんも、オトノキリーグ頑張ってください!」スッ
花陽「はい!命さんも!」グッ
16 :
◆EvBfxcIQ32
[saga]:2016/10/18(火) 22:09:18.42 ID:ttLBJWqd0
見事バッドスメルを捕まえることで、自分に自信を持つことができた命。
彼女はきっとこれからも、立派な警察官として成長していくことだろう。
そして、ついにリッピー湖の近くまで来た花陽。
そこで、彼女が目にするものとは…?
にこ「そういえば、あんたいつ千鶴子がバッドスメルだって思ったの?」
花陽「千鶴子さんって最初にハグされた時、色々な香水の匂いに混ざって微かにスカンプーのにおいがしたんです。数時間後には消えてましたけど。」
にこ「つまり最初からってわけ・・・っていうかあんたの鼻どうなってんのよ。ポケモンよりすごいんじゃないの?」
TO BE CONTINUED...
17 :
◆EvBfxcIQ32
[saga]:2016/10/18(火) 23:17:14.19 ID:ttLBJWqd0
その頃
オトノキ地方一の温泉街、イヤシティ
穂乃果「はぁ〜、気持ちよかったね〜」ホクホク
真姫「えぇ、温泉なんていつぶりかしら」ホクホク
凛「ねぇねぇ穂乃果ちゃん真姫ちゃん!温泉卵だって、食べたいにゃー!」
穂乃果「いいねー!食べよ食べよー!」
真姫「ちょっとー、ポケモン捕まえに行くんじゃなかったのー?」
穂乃果「あとであとでー!」
真姫「まったくもう・・・」
グゥ〜・・・
真姫「・・・わ、私も食べようかしら///」
復活記念
タマゴ判定
コンマ直下の2倍
ゾロ目の場合更に倍
18 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/18(火) 23:18:21.79 ID:axGbOEFz0
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