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【ガルパン】西住みほ「あの……私、戦車道、やめます……」【劇場版】
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222 :
◆8DlJds//22
[saga]:2016/10/26(水) 21:06:23.74 ID:viC8bTMvO
ギュラララララ……
エルヴィン「カバさんチーム、ただいま帰還したぞ!」
梓「うさぎさんチームも、戻りました!」
典子「アヒルさんチーム、到着!」
沙織「あんこうも帰ってきました!もう汗だくだよー!早くお風呂に入りたい!」
杏「あれ、聖グロと練習試合したときのデコレーションだ。あんなんでどこいってたんだか」
柚子「それじゃさっそく、皆を臨時生徒会室に集めますね。ぜひ、みんなの口から聞いてください!」
223 :
◆8DlJds//22
[saga]:2016/10/26(水) 21:13:19.70 ID:viC8bTMvO
杏「皆、ただいまー!」
左衛門佐「会長!首尾は如何に!」
杏「いや、それがさー……まだ、なーんにも」
あけび「そうなんですか……」
杏「ごめんごめん。でも、絶対何とかしてみせるから。それよりもさ、皆でいったいどこに行ってたのさ?遠足?」
224 :
◆8DlJds//22
[saga]:2016/10/26(水) 21:16:25.85 ID:viC8bTMvO
沙織「私たち、会長が帰ってきたら渡そうと思って準備してたものがあるんです」
杏「武部ちゃん、どうしたの?あいにくだけど、恋文なら間に合ってるかな」
沙織「違います!……ゆかりん!」
優花里「これです!」ドン!
杏「これ……ノート?それも、こんなにたくさん」
225 :
◆8DlJds//22
[saga]:2016/10/26(水) 21:17:41.05 ID:viC8bTMvO
優花里「はい!父や戦車ショップの店員の方々……色々な方に手伝ってもらって学園艦で働いていた人たちから集めた、大洗女子学園廃校反対の署名です!」
カエサル「それだけじゃないぞ。我々が街に出て書いてもらった署名もだ」
あや「他のクラスの皆とも連絡を取って、あちこちで集めました!」
杏「……そっか、それでみんな学校にいなかったんだね」
226 :
◆8DlJds//22
[saga]:2016/10/26(水) 21:20:46.89 ID:viC8bTMvO
華「それでは、私からはこちらを」
杏「五十鈴ちゃん。これは?」
華「五十鈴流でお世話になっている先生に頼んで考えてもらった、学園の経営改善案です。小山先輩や麻子さんに書類や計算の面で手伝っていただいたのですが……不備がないか、改めていただけますでしょうか」
麻子「おかげで寝不足だ……寝かせてくれ」
沙織「あんた、署名集めの間ずっと寝てたじゃん」
麻子「うるさい。頭を使うと眠くなるんだ。ふぁぁ……」
そど子「冷泉さん!あんたまさか、居眠り運転なんかしてないでしょうね!」
麻子「そんなことしたら一発で免停だ。するわけないだろう、そど子」
そど子「だから、そど子って呼ばないで!」
227 :
◆8DlJds//22
[saga]:2016/10/26(水) 21:21:33.73 ID:viC8bTMvO
杏「わかった。目を通しとく。しっかしすごい量だね。しかもグラフやら表やら、こんなにいっぱい」
華「ええ。『内容によっては今後の付き合いは考えさせてもらう』とお伝えしたら、一晩で仕上げてくれました」
杏「そ、そうなんだ……」
228 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/10/26(水) 21:23:06.24 ID:AiKP8X790
華さん、黒いし怖いでぇ…
229 :
◆8DlJds//22
[saga]:2016/10/26(水) 21:25:21.98 ID:viC8bTMvO
沙織「私からは、これです!」
杏「これは……学校のパンフレットだね」
沙織「少しでも入学希望者が増えればと思って。それと、桃ちゃん先輩と協力してホームページも新しくしたんですよ!」
杏「ホントだ。リニューアルされてる……『祝!高校戦車道全国大会準優勝!』かぁ」
沙織「戦車道連盟やダージリンさん、カチューシャさんにもお願いして、それぞれのホームページからリンクをつなげてもらいました。色々な学科の写真とかは新しいものを撮れないから皆が持ってるデータを使うしかなかったんですけど……でも、今までのよりずっと良くなってると思います!」
230 :
◆8DlJds//22
[saga]:2016/10/26(水) 21:26:34.72 ID:viC8bTMvO
杏「へー。チームごとにコラムなんて書いてるんだね」
おりょう「我々の歴史コラムは大人気ぜよ」
ナカジマ「いやいや、私たちの自動車コラムだって」
沙織「その道のマニアからしか反響ないじゃん……やっぱ、私の恋愛相談ページが!」
あゆみ「成功した、ってお礼は一件も来ないですね」
沙織「もー!なんでよー!」
優季「恋愛経験ゼロだからじゃないですかー?」
杏「あはは。それで、どこのチームのが一番人気なの?」
典子「それが、実はぶっちぎりで……」
231 :
◆8DlJds//22
[saga]:2016/10/26(水) 21:28:32.63 ID:viC8bTMvO
バアン!!
ねこにゃー「すいません!遅れました!」ムキッ
ももがー「申し訳ないナリ!」ムキムキッ
ぴよたん「集中しすぎてトランス状態に入ってたっちゃ!」ムキムキムキッ
杏「う、うん……なんかアリクイさんチーム、大きくなった?」
華「アリクイさんチームの『ヒキオタから始める肉体改造』なんですよね……」
典子「プロテイン飲み比べ、戦車を使った斬新な筋トレ、素手での砲弾投げチャレンジ……すごい根性を感じます!」
優花里「書籍化の話が来てるレベルですからね……」
麻子「あれを読んで入ってくる新入生とはあまり付き合いたくないけどな」
232 :
◆8DlJds//22
[saga]:2016/10/26(水) 21:30:03.59 ID:viC8bTMvO
沙織「と、とにかく!アクセス数も10倍以上に増えて、資料請求の電話もたくさん来てるんですよ!」
梓「やっぱり、決勝戦で全国中継されたのが大きかったみたいです」
桂利奈「署名を集めてると、たまにお菓子もらえます!」
あけび「あとは、がんばれー!って声をかけてもらったり」
カエサル「ああ。我々の戦いは、会長たちの頑張りは、無駄じゃなかったんだ」
233 :
◆8DlJds//22
[saga]:2016/10/26(水) 21:31:55.44 ID:viC8bTMvO
杏「……そっか。ところでこのパンフレット、戦車道のページのここに大きな空白があるけど」
柚子「そこは会長が帰ってくるまで埋められなかったんです。会長。校庭に行きましょう!」
234 :
◆8DlJds//22
[saga]:2016/10/26(水) 21:33:27.21 ID:viC8bTMvO
沙織「ほらほら、皆もっと笑顔!麻子!あんたこんなときまで眠そうな顔しないで!」
杏「埋められなかった、ってこういうことかぁ。でも、どうせ私達は来年いないんだから撮っちゃえば良かったのに」
桃「はい。……ですが武部が、絶対にチーム全員で、戦車をバックにした集合写真を載せたいと」
杏「そのためにわざわざデコってあったんだね」
桃「どうせならばインパクト重視の方がいいと思いまして」
235 :
◆8DlJds//22
[saga]:2016/10/26(水) 21:35:47.94 ID:viC8bTMvO
沙織「アリクイさんチーム、すごくいい!個性が出てるよ!」
ねこにゃー「そ、そうですか……?」ムキイッ
ぴよたん「ふんっ!」ムキイッ
ももがー「それっ!」ムキイッ
エルヴィン「我々も負けていられないな」
カエサル「うむ、ここはやはり月桂冠を」
左衛門佐「では拙者もこれを」
そど子「あんたたち、何考えてるの!公式なパンフレットなんだから、仮装は禁止よ!」
おりょう「やっぱりうるさいぜよ……」
236 :
◆8DlJds//22
[saga]:2016/10/26(水) 21:37:35.52 ID:viC8bTMvO
典子「『バレー部員募集中!』って戦車に貼ろうか?」
忍「キャプテン、名案です!」
妙子「ただでさえユニフォームなのに、何がなんだか本当にわからなくなっちゃいませんか?」
そど子「いい!?風紀委員としての威厳が出るようなポーズにするのよ!」
ゴモヨ「はいっ!」
パゾミ「それってどんなポーズ?」
237 :
◆8DlJds//22
[saga]:2016/10/26(水) 21:38:44.55 ID:viC8bTMvO
梓「私たちはどうしよっか?」
桂利奈「これ!」
優季「あー、そのポーズ」
あゆみ「ビッグジョー曹長だね!」
桃「何の話をしてるんだ?」
あや「あっ、桃ちゃん先輩、このポーズ真似してみてください!」
桃「む……こうか?」
桂利奈「コルト少将だ!」
桃「そうか、私は将軍か!やっとお前たちもわかったみたいだな!」
優季「ぴったりですよー、桃ちゃん先輩!」
ツチヤ「私らは作業着で写るのが一番アピールになるかな」
スズキ「ザ・自動車バカ!って感じ?」
ホシノ「言えてるかも」
238 :
◆8DlJds//22
[saga]:2016/10/26(水) 21:39:51.08 ID:viC8bTMvO
沙織「それじゃ皆、タイマー押すからね!……よし、オッケー!」
あや「先輩、はやくー!」
沙織「わかってるって……きゃっ!」
華「沙織さん!?」
優花里「武部殿、大丈夫ですか!?」
沙織「うん、だいじょぶ……あっ!みんな、カメラの方見ないと!」
……パシャッ!
239 :
◆8DlJds//22
[saga]:2016/10/26(水) 21:41:43.17 ID:viC8bTMvO
沙織「うーん、よし!すっごくいい写真が撮れたよ!これでパンフレットも完成したし、じゃんじゃん印刷して、ばんばん送ろう!」
華「会長。私達は会長が、生徒会が何とかしてくれると考えてました……ですが、会長も私達と同じ大洗の1生徒なんです。どうか、私達をもっと頼ってください。私達は会長に守られるだけではありません。会長の……仲間、なんですから」
優花里「五十鈴殿の言う通りです。私達も学園艦が大好きなんです!それに、もう頑張ったのに届かなかった、あんな思いをするのは嫌なんです」
杏「みんな……みんなっ……あり、がとっ、ぐすっ、ひくっ」
沙織「会長?」
240 :
◆8DlJds//22
[saga]:2016/10/26(水) 21:42:49.06 ID:viC8bTMvO
杏「ごめん、ごめっ、ん……なんでだか、すっごく、嬉しいのに……な、なんでだろうね……」
桃「かいぢょう、かいぢょう……!」
柚子「みんなで……、みんなで、学園艦、取り戻しましょう!……っ!」
241 :
◆8DlJds//22
[saga]:2016/10/26(水) 21:43:29.88 ID:viC8bTMvO
あや「あー、先輩たち、泣いちゃいました!」
エルヴィン「桃ちゃん先輩以外の泣き顔とは、珍しいな!」
優花里「それじゃ、皆で夕飯にしましょう!料理なら私にお任せください!」
桂利奈「私達の釣ってきたお魚、新鮮で美味しいですよ!」
杏「あはは。そりゃ楽しみだ……ん?何だろう」
242 :
◆8DlJds//22
[saga]:2016/10/26(水) 21:45:07.09 ID:viC8bTMvO
バラバラバラバラ……
優花里「あれは、黒森峰のヘリ……」
エルヴィン「ああ。ドラッヘだな……おい、降りてきたあの人、もしかして」
杏「家元?どうしてここに」
しほ「蝶野から聞いたわ。あなた、私との約束を破ったそうね」
杏「いえ、そんなことは……」
しほ「いいえ。確かに約束したわね。『廃校阻止のために、何がなんでも突き進む』と。にも関わらず、まだ迷っているそうじゃない」
杏「…………はい」
243 :
◆8DlJds//22
[saga]:2016/10/26(水) 21:47:50.02 ID:viC8bTMvO
しほ「高校戦車道連盟を、西住流を巻き込むのが怖い?そんなこと、あなたが気にする必要はありません。あなたは、何がなんでも突き進めばそれでいいの。そう約束したはずよ」
杏「でも、そこまでしていただくのは」
しほ「わかってないようね。私が、西住流家元が大洗に力を貸すと決めた。その時点で大洗の廃校阻止は私達の『勝利』になったの。そのために何かを投げ打つ覚悟ならとうにできています。あなたは西住流を負けさせる気なの?」
杏「そんなつもりはありません!……ありがとうございます。お力、改めて貸してもらいます」
しほ「いくら個人的に大きな借りがあるとはいえ、2度目はないわよ」
杏「わかりました。全力で助けてもらいます!……どうか、お願いします!」
244 :
◆8DlJds//22
[saga]:2016/10/26(水) 21:49:11.61 ID:viC8bTMvO
沙織「あ、あの!みぽり……みほさんのお母さん!」
優花里「た、武部殿!?」
しほ「あなたは?」
沙織「大洗女子学園普通1課2年A組、武部沙織です!み、みほさんのことで、お話があります!」
しほ「そう、あなたが。言ってごらんなさい」
優花里(武部殿、まずいですよ!西住流の家元相手に……)
沙織(ううん。ゆかりん。私、これだけはどうしても言いたい!)
245 :
◆8DlJds//22
[saga]:2016/10/26(水) 21:50:31.17 ID:viC8bTMvO
沙織「その……みほさんがおととしの決勝戦で、仲間を助けて負ける原因を作ったって聞きました。でも、みほさんにもきっと、思うところがあったと思うんです!だから……お願いです!もう一度、みほさんとお話をしてあげてください!私、一緒にエキシビションに出て……みほさん、すっごく楽しそうでした。きっと、やっぱり戦車道が好きなんだと思います!だから……お願いします!」
しほ「……残念だけど、その必要はないわ」
沙織「そんな!お願いします!」
優花里「ふ、普通1課2年B組、秋山優花里です!わ、私からもお願いします!どうか西住殿と……」
しほ「だから、その必要はないと言っているの。……あの子はもう、自分でチームへと戻ることを決断したと、私に伝えてきたわ」
沙織「みぽりんが!?」
246 :
◆8DlJds//22
[saga]:2016/10/26(水) 21:51:40.67 ID:viC8bTMvO
しほ「みぽりん……そう。あの子はそんな呼ばれ方をしているの」
沙織「あっ、それは、えーと……」
しほ「引っ込み思案のあの子が、私相手に堂々と言い返してきた。正直、驚いたわ。……やはり、エキシビションに参加させたのは正解だったようね。……武部さん」
沙織「は、はい!」
しほ「これからも、みほと仲良くしてあげてね」
沙織「……はい!たとえ離れてても、みぽりんは私達の大切な友達ですから!」
しほ「ありがとう。……さあ、敵の頭を叩きに行くわよ」
247 :
◆8DlJds//22
[saga]:2016/10/26(水) 21:52:41.91 ID:viC8bTMvO
〜〜〜〜
ーー聖グロリアーナ・学園艦ーー
ダージリン「皆さん、お集まりいただき感謝するわ」
カチューシャ「まあ、どうしてもこのカチューシャの力が必要って言われたらね!ダージリン、やっぱりわかってるじゃない!」
ケイ「へー、ここが紅茶の園ね。コークはないのかしら?」
オレンジペコ「申し訳ありません、紅茶以外の飲み物は……」
絹代「恐縮至極であります!」
アンチョビ(もしかして、P40の修理費用を出してくれる気になったのか?)
まほ「それで、何の用なんだ。まさかこれだけのメンバーを集めておいてただのお茶会、というつもりではないだろう」
248 :
◆8DlJds//22
[saga]:2016/10/26(水) 21:55:03.57 ID:viC8bTMvO
ダージリン「あなたたち、大洗女子学園が廃校になるという話は既にご存じよね?」
カチューシャ「当たり前じゃない!カチューシャに知らないことなんてないんだから!」
ダージリン「でも、おかしいと思わない?なぜ一度決まった日程を前倒しする必要があるのか」
まほ「それは……予算編成の都合じゃないのか」
ダージリン「いいえ。学園艦の半期運用にかかるコスト規模の予算編成ミスなんて、大騒ぎになるレベルよ。でも、そんな話はない」
アンチョビ「何か文科省を怒らせるようなことをしたとか」
ダージリン「あり得ないとは言えない。でも、さすがにそんな理由で決定を覆すことは非現実的だわ」
絹代「うーん、皆目見当も付きません!」
249 :
◆8DlJds//22
[saga]:2016/10/26(水) 21:56:37.70 ID:viC8bTMvO
カチューシャ「どうせGI6を使って全部わかってるんでしょ?答えを言いなさいよ」
ダージリン「文部科学省の狙いは、高校戦車道の体制そのものの破壊よ。それも、既にかなりのところまで手は伸びていると考えていいわ。……今日の集まり、本当は全国大会に出場した高校全てに参加を呼び掛けていたの」
ケイ「体制の破壊って、また大きく出たわねー……」
ダージリン「だけど、そう考えるしかないのよ。私達は大洗の廃校を、絶対に阻止しなくてはならないの。自分達の戦車道を守るためにね。協力していただけるかしら」
アンチョビ「自分達の戦車道を守る、かぁ……。一つ聞きたいんだが」
ダージリン「何かしら?」
アンチョビ「その舌、本当に1枚なんだろうな?」
ダージリン「ええ。もちろんよ」
250 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/10/26(水) 21:56:43.93 ID:AiKP8X790
P40壊したのダー様なんだから、アンチョビはもっと強気に請求してもいいと思うのだが
251 :
◆8DlJds//22
[sage]:2016/10/26(水) 21:59:47.86 ID:viC8bTMvO
本日は以上です。
お読みいただきありがとうございました。
「大洗女子学園の活躍により少子化にも歯止めがかかるだろう」って公式で言われてるらしいですね。
紗希ちゃんがips細胞でも実用化するんでしょうか。
252 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/26(水) 22:20:19.86 ID:sGi06syzo
乙です
え?紗希ちゃんが単位生殖に成功したって?
253 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/26(水) 22:25:29.72 ID:efu+yjiOo
乙です
高校戦車道の体制破壊が
弱い戦車しか保有していない学園に対する支援策を含んでいるのであれば、
色んな意味で風向きが変わってくるかもしれませんけど、その辺りはどうなんでしょうかね。
254 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/27(木) 01:04:57.14 ID:NVxhLAQTo
乙でしたー
原作だとあの魔改造カールなんてものを許可した時点で高校戦車道どころか日本戦車道自体が終わりかねないよね……
255 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/27(木) 04:49:30.07 ID:lvrDiQIbo
乙です
256 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/10/27(木) 18:46:47.87 ID:vqpc9d990
どの道プロリーグなんてやるならアニメで示された戦車道なんて
残れたとしても学生の内のモラトリアム扱いされそうだけどね
257 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/27(木) 20:25:48.95 ID:4sB3MOPeo
P40破壊したダー様どの辺だっけ
258 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/10/27(木) 21:11:34.45 ID:ZDfE3aRc0
>>257
全国大会〜劇場版までの間であることは確定
劇場版で戦車道ニュースwebの画面が映るシーン、右上に『P40の長期入院にアンツィオ高校が寄付を呼びかける』と書いてある
事の顛末はドラマCDの4巻聴けばわかるかも
259 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/27(木) 23:41:09.39 ID:5YgKPM7U0
結局大学選抜戦やる流れか
わざわざ続編やるまでもなかったな
早いとこ終わって、どうぞ
260 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/28(金) 03:52:47.95 ID:JxjkZnPFO
「劇場版」なんだからやらない訳ないだろ
261 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/28(金) 05:48:40.00 ID:3R4lfsmKo
>>258
ドラマCD聞いてなかったからてっきり試合後の修復資金と思ってた
ダー様何やってんだよ……
262 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/28(金) 13:13:41.51 ID:jaTuJ01do
ドラマCD聴いたけどチョビが壊すなよ!絶対に壊すなよ!言ってた事しか覚えてないんだが
結局壊したんだっけ?
263 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/28(金) 18:27:54.50 ID:revhx4eOO
うん、ダージリンの荒っぽい運転がトドメ刺した
264 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/30(日) 12:14:23.92 ID:C3MnvvRcO
体制の破壊って何なんだ?
ssでそういうのは大体地雷だが
265 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2016/10/30(日) 22:49:19.59 ID:+6IuAXcL0
なるほど戦車道にクレイモア導入か…
確かにそれは一気に体制がかわりそうだな
266 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/31(月) 07:39:39.02 ID:2pPin0+gO
クレイモア(特殊カーボン加工ベアリング使用)
267 :
◆8DlJds//22
[saga]:2016/11/02(水) 21:01:47.58 ID:rISphW2T0
〜〜〜〜
――文部科学省――
杏(具体的にどうやって廃校撤回まで持っていかせるか……プロリーグ設置委員長の打診を利用することも考えたけど、こっちには『優勝を果たせなかった』という負い目がある。それじゃあ戦車道連盟全体の協力を得るには足りない可能性が高い。せめて、向こうの狙いがわかれば……)
しほ「悩んでいても仕方がないでしょう。あなたたちは相手に対して、常に十分な戦力を持って試合に臨めていたの?」
杏「いえ。いつも戦力では負けていました」
しほ「それと一緒よ。相手を上回る戦力を用意するのが最上。でも、それが叶わないからといって逃げるという道が取れるほど、物事は甘くない」
杏「はい……前進あるのみ、ですね」
しほ「そうよ。少しはわかってきたようね」
268 :
◆8DlJds//22
[saga]:2016/11/02(水) 21:03:07.37 ID:rISphW2T0
杏(そうだ。みんなで協力してここまで来れた。あとは考えるよりも行動するしか……)
ドン!
「ああ、すみません!」
杏「あいたた……いえ、こっちこそ考え事しながら歩いてて……確か、聖グロの?なんでそんな恰好でこんな場所に?」
アッサム「お久しぶりですね、生徒会長。それと、お初にお目にかかります、西住流家元。聖グロリアーナ戦車道チーム所属、アッサムと申します。時間がないので手短に。本日は我がチームの隊長よりの伝言を伝えに参りました」
杏「ダージリンからの伝言?」
アッサム「『文科省の目論見はおおよそ把握しました。対抗策も準備しています。あとはもう少し今のままで時間を稼いでもらえれば、状況は変わります』と」
269 :
◆8DlJds//22
[saga]:2016/11/02(水) 21:04:53.60 ID:rISphW2T0
杏「……!なるほど。さすがは聖グロの情報処理学部だね。どれくらい稼げばいいのさ?」
アッサム「およそ、一週間と」
杏「それだけの間廃校の計画を前に進ませなければ、状況は変わるんだね」
アッサム「ええ。聖グロリアーナの名にかけて、必ず」
杏「……わかった。なんとかしてみる」
アッサム「お願いします。これは、高校戦車道そのものを守るための戦いでもあるのです」
270 :
◆8DlJds//22
[saga]:2016/11/02(水) 21:05:20.76 ID:rISphW2T0
しほ「高校戦車道そのものを……やはり文科省の動きには裏があったというわけ。詳しい説明は聞かせてもらえるのかしら?」
アッサム「ええ。ホテルに部屋をとってありますわ。話し合いが終わったらこちらにお越しください」
杏「何から何までありがとう。ダージリンにもお礼を伝えておいてほしい」
アッサム「確かに。それと、もう一つ伝言が。『決して屈するな。決して、決して、決して』」
しほ「ウィンストン・チャーチルね」
杏「わかってる。私は……ううん、大洗は、絶対にあきらめない」
271 :
◆8DlJds//22
[saga]:2016/11/02(水) 21:06:24.09 ID:rISphW2T0
〜〜〜〜
――学園艦教育局――
辻「そちらから来てくれるとは手間が省けました。ちょうど転校先の振り分けがある程度終わったところです。可能な限り各々の事情を考慮しましたよ」
杏(やっぱり、か。これを受け取れば後はなし崩しに進められる……)
杏「それはどうも。でも、それを受け取るわけにはいきません。大洗の廃校、撤回してもらえないでしょうか」
辻「何度来られても変わりません。大洗女子学園は廃校です」
しほ「若手の育成なくして、プロ選手の育成はなしえません」
辻「それはその通りです。こちらとしても『優勝すれば廃校を撤回する』という段取りをつけ、各所との交渉を行うのに大変な労力を費やしたのですが……残念ですが結果は準優勝。これでは廃校の撤回を認めることはできません」
272 :
◆8DlJds//22
[saga]:2016/11/02(水) 21:07:21.23 ID:rISphW2T0
杏「準優勝には価値がない、と?せめて廃校を先延ばしにすることもできないんですか」
辻「価値がない、とまでは言いません。優秀な選手の育成に成功したと思いますよ。その優秀さを、転校先で存分に発揮していただければ幸いです」
しほ「彼女たちの能力は大洗の環境だからこそ最大限に発揮できるものです。他校の戦車道の下では活きるとは思えません」
辻「各校の戦車道、ですか。そんなものの存在自体が非合理的です。戦車道は勝利がすべて。西住流でもそう教えているのではないですか?」
しほ「西住流は勝利をすべてとする流派、それが文部科学省の考えだと?」
辻「違うのですか?」
273 :
◆8DlJds//22
[saga]:2016/11/02(水) 21:09:31.26 ID:rISphW2T0
しほ「全くもって違います。『何があっても前へ進む。強きこと、勝つことを尊ぶ』。それは勝利を尊い目標として、それに向かって突き進む教え。勝利はあくまでひたむきに全力を尽くした結果でしかない。実力の不足による失敗は仕方がない、でもそのひたむきさが足りないことは許されない。それが西住流です」
辻「勝利なくしては何も得られない。それは大洗の現状が証明しているではありませんか」
杏「確かに私たちは黒森峰に敗北しました。だけど、負けたら何も得られないというのは違うと思います。……実際、こうして家元や戦った高校は大洗のために協力してくれます。何も得られなかったなんてことはありません」
辻「詭弁です。そのような姿勢では世界で勝利できる、国の威信を示せるチームは育成できない」
しほ「戦車道はあくまで婦女子の人格形成のための競技。国の威信などを云々言うようなものではありません。これだけ隔たりがあったのでは、プロリーグの設営委員会の委員長を務めるのも難しいでしょうね」
274 :
◆8DlJds//22
[saga]:2016/11/02(水) 21:10:29.32 ID:rISphW2T0
辻「脅迫する気ですか?今年度中にプロリーグを設営しないと大会の誘致が出来なくなるのはご存知でしょう?」
しほ「しかし、これだけの結果を出したチームを廃校にするのは文科省が掲げるスポーツ振興にも反します」
辻「それは、戦車道連盟の総意と考えてよろしいのですか?」
しほ「ご自由に、どうぞ」
辻「……大洗は優勝できなかった。その大洗のためにそこまでの肩入れをして世界大会の誘致を台無しにすることが連盟全ての賛同を得られるとは思いません。そうであれば、違う方の推薦をお願いするだけです」
しほ「……そうですか。この議論を続けても平行線のようですね」
辻「可能な限り善処したんです……ご理解ください。各生徒には、通知後早急に転校先へと向かってもらうことになります」
275 :
◆8DlJds//22
[saga]:2016/11/02(水) 21:11:23.99 ID:rISphW2T0
杏「待ってください。まだ廃校の話を進めるのは早すぎます!みんなだってまだ廃校の現実を受け止めきれていません」
辻「それはそちらの事情です。こちらは説明をしておくように、と伝えました。納得させるのは君の仕事で、我々は廃校に向けて行程を進めますよ」
杏「……いいえ。そうはいきません。これを見てください!」
辻「これは?」
杏「皆が集めた署名と、大洗女子学園の経営改善案です」
辻「こんなものを今さら提出されても、決定は覆りませんよ」
杏「確かにこれだけでは覆らないでしょう。ですので、これを正式な陳情として提出させていただきます。これだけの数の有権者の署名と、具体的な改善案。まさかないがしろにはできないですよね?」
276 :
◆8DlJds//22
[saga]:2016/11/02(水) 21:12:30.33 ID:rISphW2T0
辻「……こんな、急場しのぎのでっちあげを……」
杏「でっち上げかどうかは内容を見て判断してください。これは正式な陳情なんですから、内容を精査したうえでの正式な回答をお願いします。それまでは、廃校のプロセスを進めることはできないはずです」
辻「……わかりました。内容を吟味して、正式な回答を約束します」
杏「回答は二週間後、これでどうですか?」
辻「二週間、それでは長すぎる。こちらにも計画があるんですよ」
杏「それは、そちらの都合では?」
辻「一週間。この程度、それだけあれば十分です」
杏「……わかりました。前向きな回答を期待して待ちます」
辻「一週間後に回答を用意させていただきます。……とりあえず、今日のところはお引き取りいただけますでしょうか」
277 :
◆8DlJds//22
[saga]:2016/11/02(水) 21:13:39.31 ID:rISphW2T0
〜〜〜〜
杏「なんとか首の皮一枚つながったってところかな。それじゃ、説明してもらえるかな。『文科省の目論見』ってやつをさ」
アッサム「順を追って説明しますわ。まず、文科省の進めようとしている『戦車道の振興』。この方針について二つの対立する意見がありました」
しほ「戦車道チームを有する各校への支援を通じ、競技の裾野を広げるという意見と、国の統制下に最強の一チームを作り、国際試合で勝利することを最優先とする意見ね」
杏「そんなのがあったんですね……でも、勝ったのは前者じゃないんですか?」
しほ「そうよ。戦車道連盟の反対もあって、各校への支援を中心とした振興策が取られたのはあなたも知っての通り」
278 :
◆8DlJds//22
[saga]:2016/11/02(水) 21:15:20.93 ID:rISphW2T0
アッサム「ええ。ですが、今回の全国大会の結果でまた風向きが変わってしまいました。各校に支援を与えたにもかかわらず上位は今まで通り強豪校が独占、唯一勝ち進んだ大洗も決勝で敗北、優勝は結局黒森峰のもの。経営不振の学校の中には戦車道に対する補助金を運営費に回すところも少なくなかった。『分散した支援は無駄ではないか?』という意見が強まったのです」
杏「……耳の痛い言葉だね。うちが優勝できなかったことがそんな事態を起こしてたなんて」
しほ「だから、大洗を廃校にしようというわけね」
アッサム「大洗を廃校にすれば莫大な財源が生まれます。その資金と各校へ与えていた補助金を元手に最高の戦車を有し、戦車道に特化した、そして国の完全な統制下にある新設校を陸上に設立する。これが文科省の目論見と、我々は考えています」
杏「待ってよ、戦車はそれで揃えられるとしても、メンバーはどうするのさ?」
279 :
◆8DlJds//22
[saga]:2016/11/02(水) 21:16:43.84 ID:rISphW2T0
しほ「引き抜き……かしら」
アッサム「その通りです。支援なくしてはチームの維持どころか経営すら危うい高校は数多い。そうした学校から優秀なメンバーを転校させるのです。……運営に必要な最低限の援助金と引き換えに」
杏「それじゃ、引き抜かれた高校は……」
しほ「チームの維持は不可能でしょうね。だけど、それまでバラバラの思想で戦車道をしていたメンバーを集めたところでチームとして機能するとは思えないわ」
アッサム「ええ。ある程度規格の近い西側の戦車に絞った運用と、統一した戦術思想を浸透させることで補おうとしていたようですが、時間短縮のためのもっと手早い方法を考えついたようです」
280 :
◆8DlJds//22
[saga]:2016/11/02(水) 21:17:56.24 ID:rISphW2T0
しほ「向こうにも時間的な余裕は少ない……それが大洗の廃校繰り上げの理由」
アッサム「あらかじめ核が存在すれば、一つのチームとして機能するまでの時間は短縮できる。……つまり、文科省は」
杏「『廃校』ってのは建前。狙いは経営陣の総入れ替えと、戦車道チームの新設校への取り込み、か」
アッサム「その通りです。当然、経費の無駄になるその他の生徒はお払い箱でしょうね」
杏「そんなの、素直に従うもんか」
アッサム「サボタージュに対しては全体への厳罰を持って臨む。そうされたときに、あなたはそれでも逆らえるかしら?」
杏「それは……」
281 :
◆8DlJds//22
[saga]:2016/11/02(水) 21:18:26.51 ID:rISphW2T0
しほ「そして新設されたチームの圧倒的な強さを見せつけ、更なる工作を続けることで各校の戦車道チームを維持できなくしていく。文科省の統制下に入らなくては戦車道を続けられない状況を作る」
杏「それが文科省の目論む、高校戦車道体制の破壊……」
しほ「そのようなこと、断じて許すわけにはいかないわ」
アッサム「我々も同じ思いです。……手は、すでに用意してあります。稼いでくれた時間があれば、この策が間に合います」
282 :
◆8DlJds//22
[saga]:2016/11/02(水) 21:19:14.58 ID:rISphW2T0
〜〜〜〜
辻「まったく、こんなものまで用意してくるとは……」
『少しはご機嫌をとっておいたほうが良いのではありませんか?彼女を抱き込んでおけば、戦車道チームの引き入れもスムーズに進むのでは?』
辻「そんな必要はありません。こういうのは最初に思い切りわからせることが重要なんです。こっちが圧倒的に上位にある、と。そうしてから手を差し伸べてやれば、彼女も理解するでしょう。我々に従うしかないということを」
『あらあら。文科省のやることはずいぶんと高圧的なんですね。でも、一辺倒では足をすくわれることもあるかもしれませんよ?やはり何事も、変幻自在でなくては』
辻「なるほど。心に留めておきましょう……なにせ、これから日本の戦車道を牽引していくことになる島田流の教えですから」
千代『文科省にもご理解をいただき、感謝の念に堪えません』
辻「一週間後の話し合い……向こうは西住流の家元を引っ張り出してきました。専門的な話になればいささか分が悪い。ご同席、お願いできますか」
千代『……学園艦教育局長のたっての頼みともあれば、断るわけにもいきませんね』
辻「ええ。お願いします」
283 :
◆8DlJds//22
[sage]:2016/11/02(水) 21:20:29.20 ID:rISphW2T0
本日は以上です。
更新が遅くてすみません……
あんこう祭りまでにはなんとか終わらせたいです……
284 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/02(水) 22:11:37.62 ID:8if/XhHv0
乙
285 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/02(水) 22:22:44.61 ID:5TWhLe/Ko
乙
島田さんが唐突に悪役にされると
面白く無いと感じる人も出てくるのが懸念です。
286 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/02(水) 23:11:17.80 ID:FNp8xKaTO
まあ文科省が間違いってのも強豪校側からの見方だし
ルクレールさんとか引き抜かれた方が幸せかも
287 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/02(水) 23:52:39.26 ID:AyIJEL0TO
乙です。
文科省が感じる不満も一理あるな…。
支援しても強豪が勝てないならば、チーム再編の大鉈を振るうしかないからな。
>>286
「ルクレール」だと史実のフランス自由軍の戦車乗りになりまっせ。
マジノ女学院の隊長は「エクレール」ですね。
288 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/02(水) 23:59:37.08 ID:Rk/Tk1sUO
ガルパン的には戦車喫茶だな>ルクレール
289 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/03(木) 00:20:36.67 ID:pzEStUrA0
>>287
「強豪しか勝てない」の間違い?
290 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/03(木) 02:49:41.35 ID:teQqkK/ko
乙です
291 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/03(木) 17:50:38.65 ID:w/gCRuVvO
>>289
強豪しか勝てないの間違いですね。
292 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/04(金) 10:35:25.29 ID:kYm/XttQ0
乙です。
文科省の言い分にも納得できるような理由付けがされてるSSは珍しいね
293 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/04(金) 22:37:54.70 ID:jSEHh19SO
よし、みほの出番だな
294 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/04(金) 23:47:35.23 ID:TJtPcdszO
>>293
いやみほが出てもどうにもならんでしょ
295 :
◆8DlJds//22
[saga]:2016/11/06(日) 00:08:05.91 ID:zRUwJCeY0
〜〜〜〜
――一週間後――
ダージリン「準備はいいかしら?」
まほ「問題ない」
蝶野「二人とも、グッジョブ!大舞台なんだから胸を張りなさい!」
ダージリン「それでは、行きましょうか。私たちの戦車道を守る戦いにね」
296 :
◆8DlJds//22
[saga]:2016/11/06(日) 00:09:14.41 ID:zRUwJCeY0
〜〜〜〜
――学園艦教育局――
辻「それでは、そちらより陳情のあった大洗女子学園の廃校撤回についての正式な回答を伝えさせていただきます」
杏「……お願いします」
辻「戦車道の専門的な話になる可能性が高いと考えられましたので、大学戦車道連盟で理事を務められております島田流家元、島田千代さんにアドバイザーとして同席いただきますが、よろしいですね?」
しほ「……ええ」
千代「お久しぶりですね。家元襲名、おめでとうございます」
しほ「ありがとうございます。それで、回答をいただけるでしょうか?」
辻「まあもうお分かりかと思いますが、陳情を容れるわけにはいきません。大洗女子学園は廃校です」
297 :
◆8DlJds//22
[saga]:2016/11/06(日) 00:11:01.48 ID:zRUwJCeY0
杏「理由を、聞かせてください」
辻「頂いた再建案を読ませていただきましたが、どうも数字が客観的でない。大洗女子学園にとって最大限に楽観的に見積もった数字でしかない、そう見受けられました」
杏「資料請求、学校見学の申し込み、どれも前年度に比べて圧倒的に増加していますから、それに伴って入学申し込みも増える見込みです。それは客観的な数字とは言えないんでしょうか」
辻「なるほど、大いに結構なことでしょう。……ただ、それも大会で結果を出した今年度限りとなる可能性が非常に高いわけです。この再建案は大洗が『戦車道の名門』として来年度以降も勝ち続けることが前提となっているように思えます」
しほ「大洗は曲がりなりにもプラウダやサンダースを破って決勝まで進んでいます。決して不可能なことだとは思えませんが」
辻「しかし、あれらはまぐれで勝利したようなものでは」
しほ「戦車道にまぐれなし、あるのは実力のみ!」
辻「…………っ!」
298 :
◆8DlJds//22
[saga]:2016/11/06(日) 00:12:20.12 ID:zRUwJCeY0
千代「あらあら。西住流の家元はお怖いですね。『戦車道にまぐれなし』。確かにそうかもしれません。ですが、『勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし』とも言うではありませんか。負けた側に油断や慢心など、より多くの理由があっての勝利だとも言えるのではないですか?」
しほ「大洗の戦車道はかなりのレベルに達しています。実際に、決勝戦では黒森峰と対等に戦ってみせました」
千代「なるほど、個々の乗員のレベルは他校に比べて遜色ないと言えるでしょう。しかしだからこそ、より優れた環境で戦車道を学ぶほうが当人たちのためと言えるのではないでしょうか」
杏「……そのために、皆を、今ある居場所を捨てろって言うんですか?」
辻「何のことでしょうか?」
杏「文科省が新設する予定だという、新しい高校の話です」
辻「さあ、何を言っているのか」
杏「ボンプル、マジノ経営陣との交渉、パーシングやセンチュリオンの買い付け計画、旧演習場の再開発……これでもまだしらを切りますか?」
299 :
◆8DlJds//22
[saga]:2016/11/06(日) 00:13:16.13 ID:zRUwJCeY0
辻「誤解ですよ、それらはあくまでプロリーグのための……」
千代「そう。そこまで調べていたのね。やるじゃない」
辻「家元!」
千代「いいではありませんか。どうやったのかは知りませんが、ここまで具体的に調べてきているのです。今更知らないふりをする意味はありません」
しほ「……やはり、本当だったと。島田流はそのような企みに手を貸してまで西住流を追い落としたいということでしょうか」
千代「西住流を追い落とすために企みに手を貸す?あなたは誤解なされているようですね、西住家元。私は純粋に戦車道の未来を考えてこの計画に参加しているのです」
しほ「他のチームを完全に駆逐して、国の統制下に競技を置くことで得られる未来?そんなものはありはしないわ」
300 :
◆8DlJds//22
[saga]:2016/11/06(日) 00:14:17.57 ID:zRUwJCeY0
千代「いいえ。そもそも今の高校戦車道はあまりにも非合理的です。『伝統』の名のもとの硬直した戦術への執着、チーム編成に入るOG会の横槍、目を覆うほどの予算不足。優秀な指揮官や乗員がそんな中にいるのは、大きな損失ではありませんか?」
杏「だから、そこから引き抜いて救済すると?」
千代「その通りよ。優れた選手に優れた環境、優れた教育を与えて、その素質を最大限に伸ばし選手として大成させてあげること。これこそが戦車道を教えるものとしての使命。そう考えるからこそ島田流はこの計画に参加しているのです」
しほ「あなたの言うことは一面では正しいのかもしれません。ですが、そこで選ばれなかった人間はどうなるのです」
千代「……実力のない人間は、どうせどこかの段階で戦車道から離れることになる。だったら、早いうちに引導を渡してあげるのも優しさではないでしょうか?」
しほ「戦車道はあくまで礼節のある、凛々しい婦女子を育成するための武芸。競技の裾野を広げ、より多くの少女たちが戦車道を学べるようにすること。それが戦車道を教えるものとしての使命です」
301 :
◆8DlJds//22
[saga]:2016/11/06(日) 00:15:35.43 ID:zRUwJCeY0
千代「その結果が高校戦車道の現状ですか?国の強権でチームを統制すれば、無用なしがらみから優秀な選手を解放できます。島田流の教えなら、彼女たちをより優れた選手に育成できます」
しほ「そのために多数を切り捨てるという考えには賛同できません。それだけではありません。競争なくして強いチームの育成など不可能です」
千代「二位争いを『競争』と言えるのですか?」
しほ「少なくとも、黒森峰はどのような相手の挑戦に対しても堂々と応じます。小細工を用いて相手の戦車道そのものを破壊するような行いはしていません」
千代「あなたと話していてもらちが明かないようですね。……そちらの生徒会長さんと直接交渉をさせてもらってもよろしいかしら?」
しほ「……どうぞ」
302 :
◆8DlJds//22
[saga]:2016/11/06(日) 00:16:33.29 ID:zRUwJCeY0
千代「ねえ、会長さん。私はあなたの有能さを高く評価しています。私たちは争うことなく、互いにもっと有益な関係を築けると思うのだけれど」
杏「……と、いうと?」
千代「残念だけど、廃校そのものを取り消すことはできないわ。でも今いる生徒のうち、そうね……半数を新設校で引き取ります。戦車道関連の生徒以外の新規募集はしないけれど、引き取った生徒には卒業までの在籍を許すわ。その代わり、あなたは戦車道チームを取りまとめて私たちに協力する。どうかしら?」
辻「島田家元、何を……」
千代「もちろん、この提案にかかる費用は島田流で責任を持ちます。私は彼女たちを救いたいのです。彼女たちには素質があって、島田流を学べばもっと強くなれる。無理やり協力させるよりも、自分の意志でこちらに付いてくれるのならばそれが最善です。……さあ、どうかしら?半数だけでも居場所を守れる。悪い話ではないでしょう?」
しほ「…………」
303 :
◆8DlJds//22
[saga]:2016/11/06(日) 00:17:32.29 ID:zRUwJCeY0
杏「お断りします。半分だけじゃ意味がない。みんなの居場所を、みんなで守るって決めたんです。そのためにここまで来たんです。……それに、あなたの言うことは間違っていると思います」
千代「間違っている?なぜそう思うのかしら?」
杏「確かに、どこもそれぞれの問題を抱えてると思います。でも、アンツィオも、聖グロリアーナも、知波単も、皆自分たちの戦車道に誇りを持ってるんです。自分たちの戦車道で強くなりたいんです。勝ちたいんです。だから、それぞれの戦車道を壊すようなやり方に協力するわけにはいきません」
千代「あなた一人でそれを決めてしまうのは、横暴ではなくって?」
杏「いいんです。横暴は、生徒会に許された特権ですから」
304 :
◆8DlJds//22
[saga]:2016/11/06(日) 00:18:20.85 ID:zRUwJCeY0
辻「お話は以上でよろしいですね?では、大洗はやはり廃校ということに……」
〜〜♪♪♪
辻「何です?」
杏「ああ、すいません。マナーモードにするのを忘れちゃってました。メールの内容、確認してもいいですか?」
辻「……好きにしたまえ」
杏「では、失礼します……そうそう。失礼ついでに、テレビを見させてもらってもいいですか?」
辻「テレビだと?君はこの場をなんだと思っているんだ」
杏「廃校にするんですよね?せめてそれくらいの無理は聞いてくれてもいいじゃないですか。それに、お二人にも関係のある番組ですよ?」
千代「私たちに?……ええ、いいでしょう。見せてもらえるかしら」
305 :
◆8DlJds//22
[saga]:2016/11/06(日) 00:19:36.51 ID:zRUwJCeY0
〜〜〜〜
蝶野「皆さん、本日は突然の発表にもかかわらず会見の場にお越しいただき、ありがとうございます」
記者「蝶野一尉!戦車道連盟よりの発表とは一体何なのでしょうか?」
蝶野「はい。プロリーグ創設や世界選手権の開催、そして国際的な戦車道活性化の波に乗り遅れないためにも、高校戦車道連盟はここに、高校選抜チームの結成を発表いたします」
記者「『高校選抜チーム』……チーム編成はどのようになるのですか?」
蝶野「大隊長に黒森峰・西住まほ選手、その下に副隊長としてプラウダ・カチューシャ選手、聖グロリアーナ・ダージリン選手、大洗・河嶋桃選手など、今年度の全国大会の結果を参考に編成を行っています」
306 :
◆8DlJds//22
[saga]:2016/11/06(日) 00:21:43.53 ID:zRUwJCeY0
記者「なるほど……では、大隊長である西住選手に質問したいと思います。この編成では、強豪校への優遇になっているのではありませんか?」
まほ「確かに、現在の編成では強豪校優遇と取られても仕方ありません。ですが我々高校選抜チームは、全国大会で思うような成績を残せなかった選手や強襲戦車競技で優れた能力を見せた選手などにも、常に門戸を開き続けます」
記者「最後に一つ。大隊長として、どのようなチームにしたいとお考えですか?」
まほ「あきらめない。どんな状況でも逃げ出さない。……そして、私たちを支える各々の戦車道を互いに尊重しあう。そういうチームにしていきたいと思います」
ダージリン「我々は呼びかけに答えてくれた学校に対してのチームの共同維持、合同訓練などを通して高校戦車道全体のレベルの向上にも貢献していきたいと考えています。また、国際試合もすでにいくつか計画中です。大学選抜にも勝るとも劣らない、素晴らしいチームの活躍をお見せできるかと思います」
307 :
◆8DlJds//22
[saga]:2016/11/06(日) 00:22:44.38 ID:zRUwJCeY0
〜〜〜〜
辻「……なんですか、これは」
杏「高校選抜チームの結成会見みたいですね」
辻「バカな。文科省は許可していない。高校戦車道連盟の独断専行だ」
しほ「高校戦車道のことは我々の管轄事項です。どこに問題があるのでしょうか?」
辻「認められません、こんなもの」
しほ「なぜです?」
辻「……くっ」
杏(『各々の戦車道の尊重』なんて掲げるチームが国を代表するものとして認知されれば文科省の進める計画には大きな邪魔になる。国際試合でこっちが結果を出せば、方針そのものの誤りを突き付けられることになる。そりゃ認められるはずがないよね)
308 :
◆8DlJds//22
[saga]:2016/11/06(日) 00:56:46.06 ID:zRUwJCeY0
しほ「それでは、失礼させてもらってもよろしいですか?高校選抜の発足に伴って、こちらも暇ではなくなってしまったので」
辻「ま、待ってください!このような……」
千代「くすくす……そう。これがそちらの策だったのですね」
しほ「さあ?我々はあくまで高校戦車道の益々の発展のため、最善と考えた行いをしているだけに過ぎませんが」
辻「高校戦車道の発展!?馬鹿な!こんなものは強豪校の横暴だ!」
しほ「これは高校戦車道連盟に認められた権限内での行動だと考えています。そちらはあくまで認める気はないと?」
辻「いえ、そういうわけでは……」
309 :
◆8DlJds//22
[saga]:2016/11/06(日) 00:57:46.14 ID:zRUwJCeY0
千代「正直に言えばいいではありませんか。……西住流家元は、こちらから試合を申し込んで欲しいのでしょう?」
しほ「…………」
千代「こうまで大々的に発表されてしまっては、解散させるにも首脳陣を入れ替えるのにも、世論を納得させる何らかの理由が必要になる……例えば、先ほど勝るとも劣らないと言ってのけた大学選抜に惨敗する、とか」
杏(さっすが、鋭い)
千代「大洗を廃校にして財源を確保した後に工作を行って立ち行かなくすることは可能でしょう。ですが、文科省にも時間はない。早急に高校選抜への対処を行わなくてはならないけれど、現状ではそれほどの予算はない」
しほ「そちらの事情は存じ上げません」
310 :
◆8DlJds//22
[saga]:2016/11/06(日) 01:03:36.39 ID:zRUwJCeY0
辻「寄せ集めの高校選抜チームとやらで、大学選抜に勝てると考えていると?」
しほ「それは、やってみなくてはわからないでしょう」
千代「いいでしょう。大学選抜は高校選抜チームに対し試合を申し込みます」
しほ「そう言われましても、高校選抜は設立したばかりでとてもそのような日程の余裕はありません」
千代「くすくす……なんて白々しい。さあ、どうします?文部科学省、学園艦教育局長さん。ここが腹の括りどころですよ」
辻「……わかりました。高校選抜が勝利すれば、大洗女子学園の廃校は撤回しましょう!それで、受けていただけるのですね?」
311 :
◆8DlJds//22
[saga]:2016/11/06(日) 01:36:21.53 ID:zRUwJCeY0
〜〜〜〜
――戦車道チーム・一時転校先――
沙織「みんな!会長から連絡がきたよ!……交渉、うまくいったって!」
左衛門佐「まことにござるか!?」
典子「その戦いに勝てれば、今度こそ廃校を阻止できるんだね!」
沙織「うん!……どうしたの?ゆかりん?」
優花里「大学選抜チーム……チームの隊長は島田流の後継者、島田愛裡寿殿です。乗員も精鋭揃い、戦車も強いものばかり。いくら皆さんと共に戦えるとはいえ、本当に勝てるのでしょうか」
312 :
◆8DlJds//22
[saga]:2016/11/06(日) 01:40:47.99 ID:zRUwJCeY0
華「……ねえ、優花里さん。一ついいですか?」
優花里「五十鈴殿?なんでありますか?」
華「優花里さんは、温室で育てられた一種類の花の花束と、野に咲く花々を集めた花束と、どちらが美しいと思いますか?」
優花里「それは……物によるのではないでしょうか。どちらもそれぞれの良さがあると思いますが……」
華「それと一緒ではないでしょうか。相手は強いのかもしれません。もしかすると、今まで戦った相手のどこよりも。ですがきっと、私たちにも勝っているところはあるはずです」
313 :
◆8DlJds//22
[saga]:2016/11/06(日) 01:41:21.91 ID:zRUwJCeY0
桃「五十鈴の言うとおりだ!私たちが戦ってきた皆の戦車道!そして、その中で見つけた我々の戦車道!それをぶつければ、大学選抜チームなど恐れるに足りん!またこの戦いに勝つことこそ今後の学園艦、ひいては文部科学省の強権的支配に対する我々の独立を維持するための……」
エルヴィン「長いぞ。桃ちゃん先輩」
優季「副隊長になれたからって、舞い上がっちゃってるんですかー?」
桃「う、うるさい!とにかく、次の試合が最後のチャンスなんだ!絶対に勝って、廃校を阻止するぞ!いいな!」
ナカジマ「もっちろん!」
梓「黒森峰には勝てなかったけど……今度こそ勝ちましょう!」
麻子「単位帳消しは困るからな……」
沙織「皆、頑張ろうね!」
「おー!」
314 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/06(日) 01:49:49.68 ID:P2tev5c9O
乙。
いよいよ高校+連盟と大学+文科省の意地と意地の力比べ開催か。
315 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/06(日) 01:51:17.80 ID:zRUwJCeY0
今回はここまで!
最終戦まで長くなってすみません。
あと少しイベント挟んだら大学選抜戦のつもりです
316 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/06(日) 03:52:11.38 ID:E2/YjgR3o
ついに最終決戦か
乙です
317 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2016/11/06(日) 08:48:38.65 ID:OcfXB+3kO
両者の言い分は納得出来る部分は多いけど、
素人目に見て、強力な戦車を揃え相手を蹂躙する戦術を得意とする、黒森峰と関係が深い西住さんが
正論ぶっても何言ってんの感が残る。
仕方がない事なんだけど
318 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/11/06(日) 14:39:46.71 ID:n1CKMxU50
その結果が避けない当たらない連携しない考えないの決勝戦なんだから
むしろ才能と青春の墓場まである
319 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/06(日) 15:23:02.07 ID:grBLWbazo
やっぱり恐い副隊長に代わったから実力をだしきれなかったんじゃね?しらんけど
320 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/06(日) 17:08:40.27 ID:tS7IOEeeO
・強い戦車で弱小を容赦なく踏み潰す
・生真面目に上からの命令に従う
・競争慣れしている
黒森峰は商社やメガバンク向けの人格形成の場としてはあながち間違ってはいないと思う
321 :
◆8DlJds//22
[sage]:2016/11/07(月) 02:22:18.99 ID:LkQdQc/60
黒森峰のやり方を擁護すると、恐らく「全国大会でティーガーに乗れる」ってのが受験生向けの黒森峰の大きな魅力なんだと思います
少子化の時代、どこも生き残りに必死なんですたぶん
ましてや大学までエスカレーター式のサンダース、お嬢様学校の聖グロ、農業高校っぽいプラウダと違って戦車道以外にあんま見るところが無さそうな黒森峰は勝たないと学校経営が危ないんですきっと
無意味に長いアウトバーンの整備にお金かかりそうだし
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