吹雪「彼らこそはアベンジャーズ」

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56 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/09/11(日) 22:57:13.61 ID:Y8fZKeBc0
>>55 ニック・フューリー

本名 ニコラス・ジョセフ・フューリー
通称フューリー長官 

S.H.I.E.L.D.の長官であり、ヒーローたちを束ねてアベンジャーズ誕生のきっかけを作った人
有能かつ冷酷だから長官になったとキャプテンアメリカ2で語られており、時には冷酷な判断も迷うことなく下す
だがすべては人命を守るためであり、必ずしも人間性に欠けているわけではない
武器の扱いにも長けており、アベンジャーズ、キャプテンアメリカ2では銃撃されながらも反撃し、敵を撃退していた
ありえないほど凄腕
57 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/09/11(日) 22:59:31.87 ID:Y8fZKeBc0
トニー「戦闘員は日本沖近くで敵を迎え撃つためにヘリキャリア側に転移させた。ソーは自分が元いた世界に調べに行ったよ」

トニー「で?話っていうのは何だ?ニック」

フューリー「・・・深海棲艦がハワイ沖に出現したとき、ハワイ島周辺の磁場が大きく歪んだ」

フューリー「君たちがその装置を使ってこちらに来る時と同じような波長だった」

トニー「つまり・・・僕が開発した転送装置と全く同じものを敵がもっているって言いたいのか?」
58 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/09/11(日) 23:00:44.58 ID:Y8fZKeBc0
フューリー「そうとは言っていない。だが、君の装置と何らかの関係があることだけは確かだ」

フューリー「そっちの装置に何らか異常が出ていたりはしないか?」

トニー「・・・少し前に、僕も同じものを観測した」

トニー「わずかなブレだったが、空間に歪みができていた・・・だが、これの原因が全く分からない」

トニー「それに、ハッキングと言えるものではないが・・・何らかのコードに似た情報が装置内に流れたこともあった」
59 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/09/11(日) 23:01:53.26 ID:Y8fZKeBc0
フューリー「コード?」

トニー「本来装置に組み込まれているはずのない謎の情報だ。発信元は不明」

フューリー「・・・こちらでも探りを入れてみる」

フューリー「とりあえず、提督達は無関係の事が分かった。呼び出しておいて悪いが、このまま戻ってくれ」

提督「了解。それでは私はこれで失礼します・・・ですがその前に」
60 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/09/11(日) 23:02:41.16 ID:Y8fZKeBc0
フューリー「なんだ?」

提督「今度こういった事態が起きたことを考え、我々の世界にある歩兵用対深海棲艦装備を少しお分けしましょうか?」

フューリー「それは助かる。手続きの書類があるから少し待っててくれ、今持ってくる」クルッ スタスタ

トニー「フッ、S.H.I.E.L.D.も大変だな、何をするにも書類書類・・・敵と戦う前に書類の山と戦わなくちゃならない」

提督「スターク・・・」
61 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/09/11(日) 23:04:59.20 ID:Y8fZKeBc0
トニー「皮肉は回転のいい頭の副作用みたいなもんだ。大物の証さ」

提督「大層な大物だな・・・」
62 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/09/11(日) 23:13:53.28 ID:Y8fZKeBc0
......
....
..
.

ハワイ沖上空 S.H.I.E.L.D.製 ヘリキャリア 甲板


赤城「敵を捕捉。攻撃します」

加賀「鎧袖一触よ」

赤城・加賀「ジェリコミサイル発射!」

----------------------------

流星X「」キィィィィィ…

 パシュゥゥゥッ
    ババババババシュンッ
       ヒュルルルルルル…

ズガァァァァァァァアアアッ!

ル級・イ級「ゲァァァァアアアッ!?」

ボコボコ…
63 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/09/11(日) 23:15:13.22 ID:Y8fZKeBc0

---------------------------------------

赤城「目標沈黙。敵は全て掃討しました」

加賀「さすがに為す術もなかったようね」

赤城「こちらの攻撃が普通に効くようで安心しました。そちらに戻ります」

長門『ご苦労だった。職員たちが暖かい飲み物を用意してくれている、戻ってきてくれ』

赤城「ありがたいですね、今すぐ戻ります」
64 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/09/11(日) 23:15:53.48 ID:Y8fZKeBc0
ヘリキャリア内部 カフェテリア

吹雪「そうですか・・・攻撃は普通に効いたんですね・・・」

加賀「ええ、別世界だから勝手が違うのかと思っていましたが・・・」

長門「ますます原因が分からないな・・・」

スタスタ… コトッ

吹雪(あ、おいしそうなクッキー・・・誰だろう?)チラッ
65 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/09/11(日) 23:21:33.86 ID:Y8fZKeBc0
?「Good job ladies. It’s on me」フリフリ

吹雪「・・・?(怖そうな人・・・)」

木曾「翻訳機入れ忘れてるぞ、吹雪」

吹雪「あっ、うっかりしていました・・・」カチッ

?「こっちの攻撃がまるで効かないもんだから焦ったぜ。お嬢さん達、いつもあんなのと戦ってるんだな、大したもんだ」
66 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/09/11(日) 23:23:39.72 ID:Y8fZKeBc0
加賀「ありがとうございます。ですが、これくらいなら朝飯前です」

金剛「素敵な差し入れthank youネー!what your neme?」

ラムロウ「ラムロウだ、ブロック・ラムロウ。対テロ部隊S.T.R.I.K.E.チームの隊長だ。よろしくな」

吹雪(た、対テロ・・・)ゴクリ

ラムロウ「あんたらが駆けつけてくれなかったら、こっちのチームの誰かがやられていたかもしれない」

ラムロウ「だからこれはチームを代表してのお礼だ、どうぞ食ってくれ」
67 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/09/11(日) 23:24:24.04 ID:Y8fZKeBc0
赤城「それではお言葉に甘えて・・・」

ラムロウ「そうだ、長門・・・でいいんだよな?」

長門「なんだ?」

ラムロウ「うちの所の研究チームにあの化け物どもの事について知りたがっている連中がいる」

ラムロウ「こっちの世界に現れた以上、やつらの事を知っておかないといけないみたいだしな」
68 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/09/11(日) 23:25:23.88 ID:Y8fZKeBc0
ラムロウ「食べ終わったらでいい、知ってる限りの情報をあげてやってくれないか?」

長門「ああ、わかった」

ラムロウ「OK、また後で来る」スタスタ

木曾「・・・別に今行ったとしてもお前の分のクッキーはちゃんと取っておいてやったぜ?」

長門「私はそんな食い意地はってないぞ!」

金剛(キッソー・・・だんだんトニーに似てきてるネー・・・)
69 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/09/11(日) 23:27:26.08 ID:Y8fZKeBc0
......
....
..
.


ヘリキャリア ???


ラムロウ「彼女は呼び出せた・・・あとでこっちにつれてくる」

ラムロウ「そっちの準備は?」

?「問題無い・・・すぐにでも始めよう・・・」キィィィィ…ン…

?「これで・・・奴らは内側から引き裂かれる・・・」

?「なんでアベンジャーズが強いか知っているか?」

ラムロウ「超人共を集めればそりゃ最強になるさ」
70 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/09/11(日) 23:30:23.58 ID:Y8fZKeBc0
?「奴らはな・・・」

?「”集結”するからこそ・・・強いんだ・・・」

?「この意味が解るか?」

ラムロウ「・・・」

?「集結さえしなければ・・・奴らがまとまりさえしなければ・・・」

?「我々を邪魔するものはいなくなる・・・」

?「すでにこれの力は彼に組み込んである。彼は世界中どの機械にも潜り込めるにようになった・・・」
71 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/09/11(日) 23:40:54.68 ID:Y8fZKeBc0
?「あとは彼の構築したアルゴリズム通りに世界をヒドラそのものに代えるだけだ・・・」

?「祝おうではないか、秩序に結ばれた世界の誕生を」

?「HAIL HYDRA…ラムロウ」

ラムロウ「HAIL HYDRA…ストラッカー閣下」

バロン・フォン・ストラッカー「ハハハ・・・」
72 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/09/12(月) 00:12:11.77 ID:3WSlXRh20
>>66 ラムロウ

本名 ブロック・ラムロウ
S.H.I.E.L.D.の対テロ部隊S.T.R.I.K.E.チームのリーダー
S.H.I.E.L.D.に扮したヒドラの攻撃部隊であり戦闘能力はかなり高い
のちにクロスボーンという名のヴィランとなってキャップを襲う

>>71 バロン・フォン・ストラッカー

ヒドラの幹部であり、S.H.I.E.L.D.の幹部でもある
キャプテンアメリカ2の最後でS.H.I.E.L.D.が崩壊した後にお出ましするが、おそらく崩壊前はS.H.I.E.L.D.で普通にふるまってたと思われる
違法な人体実験をしており、極めて冷酷かつ残忍
頭が非常に良いと思われ、アベンジャーズ2では世界の流れをよく読んでいたとある人物に言及されている

>>71

HAIL HYDRA

読みはハイル ヒドラ
ヒドラ党員の掛け声
散るとき、士気を高めるときなど色々な時に使われる
73 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/09/12(月) 00:17:32.07 ID:3WSlXRh20
今回はここまでになります
ここからは映画の独自解釈による設定などが組み込まれていきます
ご注意ください

スーサイドスクワッドがとうとう公開されましたね
自分はもう見ましたがとても面白かったです
ジョーカーはヒースレジャーのジョーカーとはまた違った良さがありました

そしてシビルウォー、PS4のストアで待ちきれずにレンタル開始前に見てしまいました
やっぱ最後の戦いは何度見ても来るものがあります

それではおやすみなさい








74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/12(月) 00:24:11.61 ID:MDELOjMjO
ウィンターソルジャー前なんやね
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/12(月) 01:14:09.46 ID:SFJ9eCEc0

そういや艦これ側のメンバーはこれ以上増えないのかな?
アイオワとかウォースパイトとか来たら面白そう
76 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/09/13(火) 22:15:46.61 ID:JrkXIZ8M0
......
....
..
.


トリスケリオン 次元間移動室


提督「そうか、敵はあっけなく倒せたと・・・」

長門『ああ、今まで戦ってきたのと変わらないいつもの敵だった』

長門『まるで・・・この世界に元からいたかのようだ・・・』

提督「そうか・・・」
77 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/09/13(火) 22:17:57.23 ID:JrkXIZ8M0
トニー「お菓子食べながら談笑している声が聞こえるのは気のせいかな?」

長門『そ、それはだな・・・感謝の印にと、ラムロウという男に奢って貰ったんだ』

トニー「そりゃよかったな、こっちはむさい男二人と書類仕事をしていたよ」

提督「むさくて悪かったな」

長門『えっとそれは・・・すまない』

提督「お前も謝るな」
78 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/09/13(火) 22:20:04.59 ID:JrkXIZ8M0
長門『でだ、もうしばらくしたらS.H.I.E.L.D.の研究者に深海棲艦についての情報を教えに行くところだ』

提督「了解した。こちらは先に戻っている」ピッ

提督「一時はどうなるかと思ったが、これで一件落着だな」

トニー「原因は解ってないし、また現われるかもわからない。一件落着とは言えないな」

提督「ソーが何か見つけたかもしれない。鎮守府で待ってるか」

79 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/09/13(火) 22:22:07.44 ID:JrkXIZ8M0
......
....
..
.


スタスタスタ… 

長門「おっと、ラムロウが来たみたいだ。先に戻っていてくれ」

赤城「いえいえとんでもない、待っていますよ?」

木曾「さすがに置いて行きはしないさ」

長門「そうか、すまないな」

ラムロウ「そろそろいいか?よかったら君らのどっちかにも来てほしいんだが」
80 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/09/13(火) 22:25:15.99 ID:JrkXIZ8M0
加賀「赤城さんと私?」

ラムロウ「ああ、さっきの戦闘を見てその装備について知りたくなったらしい」

加賀「構いませんが・・・たぶんわからないと思いますよ?」

加賀(スタークさんでさえまだ解明には至ってないし・・・)

ラムロウ「なに、ほんの少し見せてやるだけでいいんだ」

加賀「そういうことなら・・・私が行きます。赤城さんはここで」スクッ

赤城「はい、何かわかるといいですね♪」

ラムロウ「まぁな」
81 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/09/13(火) 22:30:40.34 ID:JrkXIZ8M0
長門「それじゃぁ、案内してくれ」スクッ

ラムロウ「ああ、こっちだ・・・」

スタスタ…

木曾「さて、俺らはここでもう少しゆったりとしてるかね」

赤城「この先まだ深海棲艦がこっちの世界にも出るなら頻繁に来ることになりそうですね」

吹雪「こっちの世界は好きですけど、なんだか複雑な気持ちですね・・・」

金剛「一体何が原因なんでショウネ・・・」
82 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/09/13(火) 22:31:53.04 ID:JrkXIZ8M0
吹雪(あれ・・・あそこに歩いてるのは・・・)

吹雪「すいません、すぐ戻ります」スクッ

木曾「迷子になるなよ?」

吹雪「はいっ!」タタタ…
83 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/09/13(火) 22:38:33.68 ID:JrkXIZ8M0
---------------------

吹雪(あの背格好は間違いなく・・・)

吹雪「キャプテンさーん!」ブンブン

スティーブ「・・・?」クルッ

スティーブ「吹雪か」

吹雪「さっき見かけたのでなんでヘリキャリアにいるのかなと思って・・・」
84 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/09/13(火) 22:39:27.43 ID:JrkXIZ8M0
スティーブ「君たちがこっちの深海棲艦に手を割いてられなかった時のために呼ばれたんだ」

吹雪「それなら一声かけてくれればお茶会に誘いましたのに・・・」

スティーブ「何もしてないしそれは悪いと思ってな・・・・」

スティーブ「ところで、僕への用事はなんだ?」
85 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/09/13(火) 22:40:00.10 ID:JrkXIZ8M0
吹雪「私・・・スタークさんから聞きました・・・気まずさから私たちと距離を置いてるって・・・」

スティーブ「!」

スティーブ(スタークのやつ・・・言うなと言ったのに・・・)

スティーブ「ああ・・・確かに僕は君たちとあえて距離を取っている」

吹雪「・・・」
86 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/09/13(火) 22:41:26.16 ID:JrkXIZ8M0
吹雪「何でですか?私たちがかつてあなたの敵だったからですか?」

スティーブ「・・・僕が寝ている間に、アメリカが日本に何をしたか知ってしまった」

スティーブ「僕がまだ氷漬けになっていなければ・・・ハワードを通じてマンハッタン計画を止められたかもしれないのに・・・」

スティーブ「70年前のことを今更と思うかもしれないが、僕にとってはつい最近の出来事のように思えてしまうんだ」

スティーブ「吹雪、こんな僕を誘ってくれてありがとう。君はとても優しい心を持った人だ」
87 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/09/13(火) 22:44:37.51 ID:JrkXIZ8M0
スティーブ「だからこそ僕は君たちと一緒にいる資格なんてない」

スティーブ「すまない・・・」クルッ スタスタ…

吹雪「キャプテンさん・・・」

吹雪「うぅ・・・いったいどうすれば・・・」
88 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/09/13(火) 22:45:08.90 ID:JrkXIZ8M0
     「吹雪か?」

吹雪「!」

長門「そこで何をしているんだ?」

吹雪「長門さんに、加賀さんに・・・ラムロウさん?」

加賀「深海棲艦の情報を共有するために研究室まで行くところです」
89 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/09/13(火) 22:45:57.60 ID:JrkXIZ8M0
吹雪「ああ・・そういえばそうでしたね・・・」

長門「どうした?そんな悲しそうな顔をして・・・何かあったのか?」

吹雪「いえ・・・後で話します・・・」

ラムロウ「悪いなお嬢ちゃん、急がせてるみたいで」

ラムロウ(クソッ、もう部屋はすぐ近くだってのに・・・邪魔だな・・・)
90 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/09/13(火) 22:54:41.42 ID:JrkXIZ8M0
吹雪「深海棲艦の情報についてですよね?それだったら私も力を貸します」

吹雪「情報なら少しでも多い方がいいですし、何かお役にたちたくて・・・」

ラムロウ「そいつはありがたい、是非来てくれ」

吹雪「はい!」

ラムロウ(本当は二人以上連れて行く予定ではなかったんだがな・・・まぁいいか・・・)

長門「・・・」
91 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/09/13(火) 23:05:44.84 ID:JrkXIZ8M0
長門(“ありがたい ”?・・・“是非”?・・・おかしい・・・そう思うならさっき全員に声をかけるはずじゃないのか?)

長門(役立ちたいと思う気持ちをくみ取っての行動か?)

長門(警戒しすぎか・・・)
92 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/09/13(火) 23:06:42.47 ID:JrkXIZ8M0
......
....
..
.



ラムロウ「ここだ」

ガチャッ

ラムロウ「入るぞ」

スタスタ…

加賀「・・・研究員らしき姿が見えませんね」
93 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/09/13(火) 23:07:31.55 ID:JrkXIZ8M0
ラムロウ「あいつらは常日頃何かしらの機械と見つめ合ってるからなぁ・・・」ス…

ラムロウ「大方奥のラボに全員引きこもってるんだろう-----」

   ジャキンッ!

    「!?」

ラムロウ「----よっ!」

     バチィッ!

加賀「ぁぐっ・・・」ドサッ
94 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/09/13(火) 23:09:29.04 ID:JrkXIZ8M0
長門(スタンバトン!?)

吹雪「え・・・えっ!?」

ヒュンッ 

バチチィィッ!


吹雪「う・・・あ・・・」ドサッ

長門(はやいっ!)

ラムロウ「ハァッ!」ブンッ

長門「ぐっ!」サッ
95 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/09/13(火) 23:10:31.76 ID:JrkXIZ8M0
ラムロウ「ほぉ、やるじゃねぇか」ヒュンヒュンッ

ラムロウ(ちっ、やっぱり不意打ちで仕留められるのは二人が限界か・・・)

長門「う・・・」ジリ…

ラムロウ「怖いかお嬢ちゃん?スーツがないとただの女か?」
96 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/09/13(火) 23:11:38.32 ID:JrkXIZ8M0
ラムロウ「大声だして逃げても無駄だぜ?ここは防音だ・・・」

ラムロウ「さて・・・次は本気だ・・・避けれるかなぁ?」ザッザッザッ

長門「くそっ・・・」

ザッザッザッ…

長門(思い出せ・・・新型艤装をつけ楽に敵を倒せたその前・・・!)
97 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/09/13(火) 23:15:02.45 ID:JrkXIZ8M0
ラムロウ「オラァッ!」ブンッ

長門「ふっ!」サッ

ラムロウ「なっ!?」スカッ

長門「ハァッ!」バオッ!

バキィッ!

ラムロウ「ぐふぁっ!?」
98 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/09/13(火) 23:15:53.04 ID:JrkXIZ8M0
ラムロウ(反撃だと!?)

ラムロウ「クソアマが・・・!」ジャキンッ ヴァチチッ

長門(思い出せ!)ス…

ラムロウ「くたばれぇぇぇっ!」ダッ!

長門(敵戦艦との緊迫した殴り合いを!)
99 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/09/13(火) 23:19:11.17 ID:JrkXIZ8M0
長門「あああ!」グァッ!

     ドゴォッ!!

ラムロウ「カッ・・・!」フラッ…

    ドサッ

長門「はぁっ、はぁっ・・・」

長門(た・・・倒せたの・・・か?)

長門「ふぅ・・・今度ロジャースにスパーリングを申し込んでみるか・・・」

長門「しかし・・・まさかS.H.I.E.L.D.に裏切り者がいるとは・・・」

長門「二人を起こして今すぐ知らせに行------」











         


             パチ…
100 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/09/13(火) 23:20:26.08 ID:JrkXIZ8M0
長門「!?」バッ





パチ…パチ…
   パチ…パチ…




      「実にお見事だ」パチ...


ストラッカー「まさかラムロウを殴り倒すとは・・・思わず拍手を送ってしまった」

長門「誰だ!?」
101 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/09/13(火) 23:21:21.00 ID:JrkXIZ8M0
長門(なんだ・・・あの男の持っている光る杖は・・・!)

     ググッ....

    「やられたわけじゃねぇ・・・」

ラムロウ「油断しただけだ・・・!」フラッ

長門(そんな・・・もう起き上がってくるなんて・・・!)

ラムロウ「やってくれたな・・・」ビキッ
102 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/09/13(火) 23:39:59.28 ID:JrkXIZ8M0
長門「お前らは何者なんだ!?何が目的だ!?」

ストラッカー「我々の目的は世界に秩序をもたらすことだ・・・」ス...

         カツ... カツ...

長門(ここまでか・・・)

ストラッカー「さぁ・・・君にもその手伝いをしてもらおうか」キィィ…

長門「ぐ・・・」

長門(提督・・・みんな・・・)ゥ゙ゥン…キュィィ…
103 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/09/14(水) 00:10:59.73 ID:X/s50kcY0
>>101 光る杖

ロキの杖の事
マインド・ストーンという宇宙に6つあるインフィニティストーンの一つ
心を持つものを操る力があり、ロキはこの力を使いバートンを自分の僕にしてしまった
また、人に何かしらの力を与えることもでき、ワンダに超能力、ピエトロに超スピードという特殊能力も与えていた
現在ではヴィジョンの額に収まっている
キャプテンアメリカ2でヒドラの手に渡っていることが発覚
アベンジャーズ2でトニーは「S.H.I.E.L.D.崩壊以来ずっと探してたもんな」と言っていた
いつごろにヒドラの手に渡ったのかは不明。ひょっとしたらドラマに描かれていたかもしれない・・・


自分の推測ですが、キャプテンアメリカ2の頃にはすでに強化実験を成功させていた為
アベンジャーズ1からそう遠くないうちにヒドラの手に渡っていたと考えています
(ヒドラとS.H.I.E.L.D.はほぼ一体化している為)
104 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/09/14(水) 00:20:18.45 ID:X/s50kcY0
今回はここまでです
次回の更新はかなり先になってしまいそうです
それではおやすみなさい

新しい艦娘についてですが、自分の技量的に出せして生かせるかどうか心配なので今は保留中となっています
すいません
105 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/09/14(水) 00:27:01.01 ID:X/s50kcY0
オマケ キャプテンだったらこうだった

最後の方でエレベーターの天井に叩きつけられてるのがラムロウです
イケメンですよね
ヴィランが大好きらしく、この役を取った時に狂喜乱舞したそうです

https://m.youtube.com/watch?v=jqIBGEcKhGs
106 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/14(水) 01:30:01.77 ID:BYvTeWJe0
乙!
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/23(金) 23:07:36.46 ID:lo+qNcBn0
前回のスレよりえらくコメントが減ってんな
108 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/09/24(土) 22:22:59.08 ID:T3aw1g5h0
.....
....
..
.


 ヘリキャリア内部 カフェテリア

赤城「みなさん・・・遅いですね・・・」

木曾「なんだかんだでもう一時間は経ってるな・・・」

金剛「ちょっとした報告程度だと思っていたデース」

木曾「こっちの研究員も新しいものには目がないみたいだな」ハハハ
109 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/09/24(土) 22:24:11.59 ID:T3aw1g5h0
   スタスタ…

木曾「お、言ったそばから戻って来たな」

金剛「さ、back to homeしまショー!テートク達も待ってるネー!」

赤城「長引いてしまったようですね、お疲れ様でした」

加賀「・・・」

加賀「ええ、ありがとう赤城さん」ニコッ
110 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/09/24(土) 22:25:13.46 ID:T3aw1g5h0
吹雪「やっぱり研究員さん達、航空機を見て頭を抱えていましたよ」フフッ

木曾「ふっ、そりゃそうだろうな」

長門「待たせてしまってすまないな」

木曾「待ちくたびれたぜ。さぁ行こう」スッ

赤城「なんだかうれしそうな顔してますね加賀さん?」スタスタ…

加賀「ええ、素敵なことを教わったので・・・」スタスタ…
111 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/09/24(土) 22:27:03.24 ID:T3aw1g5h0
-----------------------------------

ヘリキャリア  ???


ストラッカー「これで準備は整ったぞ・・・ゾラ」

ゾラ『時は来た。ご苦労だった、ストラッカー』

ゾラ『この杖の力は実にすばらしい・・・まるで神になった気分だ・・・』

ストラッカー「だろう?それで、次はどうする?」

ゾラ『・・・・・』
112 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/09/24(土) 22:41:57.96 ID:T3aw1g5h0
>>111 ゾラ

本名 アーニム・ゾラ

ヒドラの科学者で天才的頭脳を持つ
レッドスカルの部下でヒドラの武器製造に大きく貢献している
キャプテンアメリカ1の後ゾラは捕虜にされ、第二次大戦後のペーパークリップ作戦(ドイツの有能な科学者を集める作戦)でS.H.I.E.L.D.の元で科学者として雇われる
その後ゾラは寄生虫のごとくS.H.I.E.L.D.の中でヒドラを育てつつも1972年に死去
だが、ゾラの頭脳はデータパンクとして残されニュージャージーのアメリカ陸軍基地の地下に置かれていた



113 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/09/24(土) 22:43:17.50 ID:T3aw1g5h0
......
....
..
.


鎮守府

ヴァチチッ ヴゥゥ゛ン…


明石「あっ、みなさんお帰りなさい」

トニー「やっと戻って来たか。てっきり僕らを忘れてそのままティータイムにいそしんでるのかと思ったよ」

木曾「帰ってきてそうそうお前の皮肉か・・・気が滅入るぜ」

金剛「待たせたお詫びにspecialなcurry riceつくってあげるネー!」
114 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/09/24(土) 22:44:16.75 ID:T3aw1g5h0
トニー「そう来なくっちゃ」

ジャーヴィス『お疲れ様でした皆様』

提督「こうしてみんな入り口で待っていたんだ、スタークだって本音じゃないさ」

トニー「本音は7割ってところかな」

提督「スターク・・・」
115 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/09/24(土) 22:44:53.84 ID:T3aw1g5h0
赤城「まぁまぁ・・・私たちだって本当に待たせてしまいましたから・・・」

トニー「それで明石、何か進展はあったか?」

明石「いえ・・・計器などに異常は見受けられなかったです・・・」

トニー「進展は無しか・・・」

明石「その代わりと言ってはなんですが・・・頼まれていた品物の調整、終わりましたよ!」

トニー「やるじゃないか、やっぱり君は優秀だよ。これは本音だ」ワシワシ

明石「あ、頭撫でないでくださいよ・・・子どもじゃないんですから・・・」スッ
116 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/09/24(土) 22:45:32.85 ID:T3aw1g5h0
トニー「これは失礼、君がこんなに恥ずかしがり屋だとは知らなかった」

ジャーヴィス『Ms.ポッツには黙っておきます』

トニー「余計な気は使わなくていいぞジャーヴィス」

明石「とにかく!これは完成しましたけど、できれば使って欲しくないですね」

木曾「せっかく作ったものなんだろ?俺達がありがたく使わせてもらうぜ?」
117 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/09/24(土) 22:46:08.70 ID:T3aw1g5h0
明石「そういってくれるのはうれしいんですけどこれは・・・」

赤城「またなにか作ったんですか?」

トニー「ああ、今度もまたすごいぞ?応急修理女神を改良してだな・・・」

         バァンッ!

       「!?」
118 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/09/24(土) 22:47:00.24 ID:T3aw1g5h0
ソー「・・・・」ザッザッザッ…

トニー「なんだソー、扉はもう少し静かに・・・」

      ガッ

トニー「グッ・・・!?」

提督「何をしてるんだソー!?」

赤城「ソーさん!?」

木曾「なんでスタークを締め上げる!?」

明石「ソーさん!トニーさんを離してください!」
119 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/09/24(土) 22:47:54.30 ID:T3aw1g5h0
ソー「やってくれたな・・・スターク・・・」パッ

       ドサッ

トニー「ったく、言葉を使えよ・・・」ゲホゲホッ

ソー「言ってやりたい言葉なら山ほどあるぞスターク」

ソー「だがその前に、全員を集め会議しなくてはなるまい」
120 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/09/24(土) 22:48:45.82 ID:T3aw1g5h0
長門「アベンジャーズが全員集まらなければならないほどの事なのか?」

ソー「ああ」

トニー「そういうことなら・・・アベンジャーズタワーに向かおう」

トニー「・・・それでいいだろ?」
121 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/09/24(土) 22:49:42.46 ID:T3aw1g5h0
......
....
..
.


トニー達の世界 NY アベンジャーズタワー 

  カクテルラウンジ


スティーブ「ここは会議をするに適してるとは思えないが?」

トニー「ここが一番安全かつ人に聞かれにくい。何か飲むか?」

スティーブ「遠慮しておく」

?「で・・・まだ会議は始まらないのかな?」
122 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/09/24(土) 22:51:12.74 ID:T3aw1g5h0
明石「しりとりでもしますか?バナー博士」

ブルース・バナー「さすがにそれはやめておくよ・・・あれは言葉の墓場だ」

明石「あはは・・・確かにそうですね・・・」

金剛「クリントとナターシャがまだ来ないネー・・・」

フューリー『彼らは別任務中だ。そのうちこちらに戻る』
123 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/09/24(土) 23:02:19.05 ID:T3aw1g5h0
>>122 バナー博士

本名 ブルース・バナー

物理学・生物有機化学の天才的研究者
キャプテンアメリカを生み出した超人血清のを再現しようとして失敗
大量のガンマ線を浴びてしまい、感情が高ぶると緑色の肌をした巨人、ハルクへと変身するようになってしまう
比類なきパワーを持ち、ジャンプで数百メートル跳んだり、数トンはあろう大岩などを小石のごとく持ち上げてしまう
最初は暴れるだけの化け物同然であったが、バナーが後に制御する方法を見つけ出す
その制御方法は・・・・

キャッチコピーはありえないほど豹変
124 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/09/24(土) 23:03:19.74 ID:T3aw1g5h0
トニー「居たのかニック?画面が真っ暗なままだと思ったよ。君はいつも黒い服ばかり来ているからな」

フューリー『今回私を呼び出したのは君の皮肉ショーの為か?』

トニー「本題はソーが話してくれる。まぁ、僕の何が悪いのかゆっくり聞こうじゃないか」

ソー「あまり長く話している時間もないがな」スクッ

ソー「アスガルドで世界が今どうなっているのか観測者達に見てもらった」

ソー「単刀直入に言うぞ」
125 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/09/24(土) 23:04:31.11 ID:T3aw1g5h0




















ソー「世界が・・・融合しかけている」
126 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/09/24(土) 23:06:37.50 ID:T3aw1g5h0
スティーブ「なに?」

ソー「こちらの世界と、彼女達の時空が混ざり始めているんだ」

提督「・・・それによっておこる弊害は?」

ソー「まざるのは空間だけではない」

ソー「時間軸、事象、過去起きたことも何もかも・・・文字通り世界が混ざりあってしまう」
127 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/09/24(土) 23:08:02.38 ID:T3aw1g5h0
木曾「えー・・・っと、というと?」

トニー「あったことがなかったこととなり・・・なかったことがあったことになる」

トニー「つまり・・・」




















ブルース「・・・タイムパラドックスだな?」
128 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/09/24(土) 23:08:37.09 ID:T3aw1g5h0
明石「そ・・・それってかなりやばいんじゃ・・・」

ブルース「やばいなんてものじゃないだろう・・・下手したら僕らの存在も消えてしまうかもしれない・・・!」

ソー「この原因はスタークの作ったあの装置だ」

トニー「・・・僕の次元転送装置がか?」

ソー「あの装置を通じて世界が混ざり始めている」
129 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/09/24(土) 23:09:29.33 ID:T3aw1g5h0
ソー「あの海の怪物どもがこちらの世界に現れたのはその前触れだ」

ソー「そのうちこの世界に奴らが現れることに対して人々は何の疑問も持たなくなるぞ」

提督「裏をかえせばこっちの世界にお前等の敵が当然のように来ることもありえると?」

フューリー『ひょっとしたら両方かも知れんな』

ソー「お前が理解できないものに手を出すからこんなことになったんだぞ!」
130 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/09/24(土) 23:11:25.60 ID:T3aw1g5h0
トニー「あれは完成していた!移動する際も数値は安定していた!」

スティーブ「じゃぁ何故こんなことが起きる?」

トニー「わからない・・・ここ最近で急にこれだ・・・まるで僕の装置が悪用されているかのような・・・」 

      































『悪用ではない。有効活用だ』
131 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/09/24(土) 23:13:10.00 ID:T3aw1g5h0
ビーッ! ビーッ! ビーッ! 

「!?」

赤城「な、なんのアラームですか!?」

トニー「ジャーヴィス、何が起きている?」

ジャーヴィス『何者かニ・・・ハッキ・・・グ・・・ドウか・・・』ザザー

ジャーヴィス『でき・・・』

         ブツンッ
132 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/09/24(土) 23:14:53.46 ID:T3aw1g5h0
トニー「・・・ジャーヴィス?どうしたジャーヴィス!?」

フューリー『なんだ?一体そっちでなにが・・・』

        ブツッ!

明石「フューリーさんとの連絡も途絶えました!」


フッ


赤城「明かりも消されました・・・」

金剛「真っ暗で警告ランプ以外何も見えないネー!」
133 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/09/24(土) 23:16:03.97 ID:T3aw1g5h0
長門「・・・・・・」ニヤ…

スティーブ「スターク!いったい何が起きている!?」

トニー「何者かが・・・このタワーのセキュリティを突破したみたいだ・・・」

ブルース「そんなバカな・・・ここはペンタゴンもお手上げのセキュリティだぞ?」

ソー「何者だ!正々堂々姿を現せ!」
134 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/09/24(土) 23:17:38.54 ID:T3aw1g5h0
       


        『私はここにいる』

           ヴンッ

    『初めましてかな・・・?みなさん』

    『そしてお久しぶりだな、キャプテン』

木曾「なんだ・・・?この画面に映ったメガネの不細工は?」
135 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/09/24(土) 23:18:20.36 ID:T3aw1g5h0
スティーブ「こいつは・・・」

トニー「知っているのか?」

スティーブ「アーニム・ゾラ。レッドスカルの部下だったドイツの科学者・・・」

スティーブ「とうに死んでるはずだ」
136 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/09/24(土) 23:19:01.53 ID:T3aw1g5h0
ゾラ『修正1、私はスイス人だ』

ゾラ『修正2、私は不細工ではない』

ゾラ『修正3、よく見たまえ』

ゾラ『私はこの通り・・・生きている・・・』
137 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/09/24(土) 23:20:12.92 ID:T3aw1g5h0
ゾラ『1972年私は不治の病となり私の肉体は死んだ』

ゾラ『だが天才的頭脳はデータバンクとして残された』

ゾラ『長さ6万メートルのテープでな・・・』

ゾラ『そして科学が発展した現代で私はコンピューターのように進化し・・・‘‘機械仕掛けの神’’となった』

明石「そんなおとぎ話みたいな話が・・・」
138 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/09/24(土) 23:21:10.49 ID:T3aw1g5h0
ゾラ『君にそれを言われる筋合いはないぞ?1938年生まれの工作艦のお嬢さん』

明石「・・・!」

ゾラ『今は2014年生まれの艦娘の明石って言い方が正しいのかな?』

明石「なぜそれを・・・」

提督(艦娘の情報が漏れている!?こちらの世界でこのことを知っているのは数えられるくらいしかいないはずなのに・・・!)
139 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/09/24(土) 23:22:06.54 ID:T3aw1g5h0
スティーブ「ヒドラは消滅したはずだ。お前はなぜここにいる?なぜこのタイミングで姿を現した?目的は?」

ゾラ『質問がおおいなキャプテン・ロジャース。順をおって説明してあげよう』

ゾラ『ヒドラは・・・頭を切り落としてもまた二つ生えてくる・・・』

ゾラ『私は神の力を手に入れ、もはやヒドラの理念を一人でも実現できるようになった』

ゾラ『私が君たちの前に姿を現したのは勝利宣言の為だ』

ゾラ『本来ならもっと時間をかけて世界を支配していくつもりだったが・・・艦娘とスタークの次元転送装置のおかげで楽になった』
140 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/09/24(土) 23:22:51.39 ID:T3aw1g5h0
ゾラ『次元転送装置にアクセスし私の・・・ヒドラの思うがままに世界の事象や歴史を混ぜ合わせる』

ゾラ『深海棲艦をこの世界に呼び出したのも私だ』

ゾラ『ヒドラに不利益なものはなかったものにし・・・利益はさらに増大させる』

ゾラ『それによってヒドラの完全支配が完了した世界が誕生する』
141 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/09/24(土) 23:23:32.22 ID:T3aw1g5h0
ゾラ『我々の勝ちだアベンジャーズ』

ゾラ『君たちが死のうが生きようが、どちらにしても同じこと』

ゾラ『君たちの勝ちはゼロだ』

スティーブ「ッ!」ブンッ

ゾラ『まぁ待てキャプテン』
142 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/09/24(土) 23:29:17.63 ID:T3aw1g5h0
スティーブ「!」ピタッ

ゾラ『君が画面を破壊したところで意味はない』

ゾラ『スタークの召し使いが思ったよりも有能だった』

ゾラ『もうじき私はここから追い出される』
143 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/09/24(土) 23:30:17.61 ID:T3aw1g5h0
スティーブ「!」ピタッ

ゾラ『君が画面を破壊したところで意味はない』

ゾラ『スタークの召し使いが思ったよりも有能だった』

ゾラ『もうじき私はここから追い出される』
144 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/09/24(土) 23:30:51.57 ID:T3aw1g5h0
ゾラ『タネ明かしはした。君らの頑張りでどれだけ計画を遅らせられるか楽しみにしているよ』

ゾラ『それではまた・・・』


    ヴゥ…ン…

   パッ 

明石「明かりがついた・・・」
145 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/09/24(土) 23:32:01.65 ID:T3aw1g5h0
      ジジッ…

ジャーヴィス『恐るべきハッキング能力を持った人工知能です・・・なんとか締め出すことに成功しましたが・・・次はこうも行かないでしょう』

明石「ジャーヴィスさん!無事でよかった!」

ジャーヴィス『ご迷惑をおかけいたしました。フューリー長官より通信が来ているので、只今繋ぎます』
146 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/09/24(土) 23:32:32.48 ID:T3aw1g5h0
         パッ

フューリー『なにがあった!?通信がしばらく切れていたぞ』

トニー「してやられたよ・・・!」バンッ!

ブルース「なんてこった・・・」

スティーブ「スタークの装置をゾラという男が悪用して世界を思うがままに変えようとしている」

スティーブ「だが・・・なぜ僕らはまだ消されていない?」
147 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/09/24(土) 23:33:01.21 ID:T3aw1g5h0
トニー「やつはまだ完璧じゃないんだろうよ」

提督「完璧じゃないのに勝利宣言する意味は?」

スティーブ「僕らをなんらかの罠にハメようとしているのかもしれない」

スティーブ「さっきの計画とやらもやつのハッタリの可能性だってある」

スティーブ「とりあえず今は守りを固めよう」
148 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/09/24(土) 23:33:56.57 ID:T3aw1g5h0
スティーブ「スターク、装置のセキュリティを強化しろ」

スティーブ「君がつきっきりで何とかゾラが装置に侵入するのを阻止するんだ」

トニー「言われなくてもやるさ、コケにされたままで終わらせはしない」

ブルース「僕も手伝おう」

明石「私にもやらせてください・・・!」
149 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/09/24(土) 23:34:27.35 ID:T3aw1g5h0
スティーブ「他の皆は敵が現れるまで待機だ。もしかしたら刺客を差し向けてくるかもしれない」

フューリー『こちらでも何か現実改変の跡がないか常に観測し続けてみよう』

フューリー『何かが解り次第・・・』ピピピ…

フューリー『・・・!』

フューリー『・・・キャプテン、早速だが・・・君の言う刺客とやらが出現したぞ』
150 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/09/24(土) 23:35:49.01 ID:T3aw1g5h0
スティーブ「もうか!?」

フューリー『あとで座標を送るが、深海棲艦がまた出現した。おまけに今度は前とは比べ物にならない大艦隊だ』

フューリー『観測チームはまたエイリアンが攻めてきたと騒ぎ立てている』

木曾「あのメガネまたなにかしやがったな!」

トニー「ジャーヴィス、装置に何か影響は?」

ジャーヴィス『なにも見受けられません。あらかじめ仕組まれていたものと思われます』
151 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/09/24(土) 23:36:39.19 ID:T3aw1g5h0
ジャーヴィス『・・・!』

ジャーヴィス『非常事態です。提督達の世界でも大艦隊の出現を感知』

ジャーヴィス『すでに通常の艦隊では太刀打ちできる勢力ではありません。あなた方の出動を要請しています』

トニー「いくらなんでも早すぎる・・・」

スティーブ「二手に分かれて向かうぞ。僕はこちらの世界の敵を相手する」
152 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/09/24(土) 23:37:46.39 ID:T3aw1g5h0
ブルース「僕の・・・出番か?」

トニー「いいや、バナーは明石と一緒に装置を見ておいてくれ。戦闘は僕が引き受ける」

トニー「頼んだぞ」

明石「は、はい!」

バナー「わかった、ここで装置とおとなしくしてるよ」
153 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/09/24(土) 23:38:29.91 ID:T3aw1g5h0
フューリー『バートンがもうじき戻ってくる。ジャーヴィスと連絡を取って、戦況しだいですぐにどちらかに向かわせよう』

スティーブ「わかった」

スティーブ「提督、君の所の艦娘を少しばかり貸してもらうぞ」

提督「もちろんだ、指揮は任せる。俺は俺達の世界で戦う。そちらのチームから一人借りても問題ないか?」

スティーブ「ああ、君に指揮を執ってもらおう」

スティーブ「加賀!吹雪!赤城!ソー!君たちの力を貸してほしい。僕についてきてくれ!」

提督「長門!金剛!木曾!スターク!俺達は向こうの世界で戦うぞ!」


      「「「「「了解!」」」」」
154 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/09/24(土) 23:50:11.09 ID:T3aw1g5h0
今回はここまでです
独自設定、解釈がどんどん多くなっていってます。受け付けられない方がいたら申し訳ありません

まったく本編と関係ない話ですが、東京ゲームショウに行ってまいりました
その時にめちゃくちゃリアルなスパーダーマンのコスプレした外国人を発見し、思わず「AMAZING!」と呼びかけました
スパイディがspectacularと返してくれることを期待したらなんて返したらいいのかわからなくなったのか「I...I'm amazing Spiderman...」と驚いたような答えで返され
ちょっぴり微妙な空気の中一緒に記念撮影しました
彼にはいきなり申し訳ないことをしたなぁと今は反省しています
155 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/25(日) 00:19:56.38 ID:nKNKGl3g0
乙!
実際二つの世界が融合したらそれはそれで面白そう
設定上深海棲艦が出現したのはつい最近だし二つの世界の歴史も表向きはほぼ同じだからもし世界が統合された場合マーベル側の事件や出来事が歴史に組み込まれるだけで大局的にはそこまで影響はなさそうな気がする
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