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吹雪「彼らこそはアベンジャーズ」
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352 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/03/28(火) 20:46:47.26 ID:lyUJ9S6R0
吹雪「」
木曾「」
木曾「なんだか逮捕の話が出てきた時より納得がいかないぜ・・・」
スティーブ「だが問題が片付いたわけじゃない・・・ひとつはっきりしたのは・・・」
トニー「海軍上層部が怪しいってところだな」
ニック「艦娘が国の貴重な財産なのであれば、何とか自分の世界で罪を軽くして収めたいはずだ。こちらにすべての決定権を委ねてくるのは向こうからしたら得策ではないはずだ」
スティーブ「ゾラが何らかの策を講じたのかもしれない、十分に警戒する必要があるな」
トニー「奴は僕の装置に侵入していた。構造のデータを丸々コピーして同じものを作ったとしても不思議じゃない」
ニック「海軍上層部が乗っ取られている可能性があると?」
353 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/03/28(火) 20:47:36.85 ID:lyUJ9S6R0
トニー「世界征服なんて目標掲げた奴の事だ、十分あり得るだろ?僕は一旦鎮守府に戻って提督に海軍上層部に行って話をするように言っておく」
スティーブ「危険じゃないのか?」
トニー「僕が何の策も考えてないとでも?また後でな」スッ
ドシュウウウゥゥゥ...
ニック「ロジャースは鎮守府で治療を受けろ。今の状態じゃS.H.I.E.L.D.の施設は何処も使えないだろう」
スティーブ「ああ・・・そうするよ・・・」
ニック「吹雪、地下に“刑務所”へ向かう護送用クインジェットがある。あとで案内しよう」
吹雪「はい!ありがとうございま・・・す?」
木曾「吹雪・・・お土産よろしく頼んだぞ」
吹雪「あはは・・・わかりました・・・」
354 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/03/28(火) 21:03:26.49 ID:lyUJ9S6R0
>>351
お口の悪い子は〜 ※アベンジャーズ2のネタバレを含みます
アベンジャーズ2の後半、ウルトロンの計画により町が空に向かってに飛び立ってしまう
そのままでは浮かんだ町が地面に猛スピードで叩きつけられ、かつて恐竜が隕石で絶滅したように人類も滅んでしまう
だが町を破壊すれば住民はみんな死んでしまう
究極の選択肢を迫られるなかニック・フューリーがヘリキャリアで町の人間をすべて救助するために駆けつける
それを見たキャプテンが「フューリー、なんて野郎だ」と笑顔でついた悪態に対してのセリフ
ちなみに原文をそのまま訳すと「お前その口でママにキスするのか?」である
355 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/03/28(火) 21:19:54.62 ID:lyUJ9S6R0
今回はここまでとなります
投稿大幅に遅れて申し訳ないです
次回からはもう少し早めに投稿できるように頑張ります
決してアイアンフィストを見ていたわけではないです・・・
356 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/11(火) 12:50:44.47 ID:NeF+9WQmo
おつ
357 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/04/17(月) 00:47:25.68 ID:uWe73sXI0
......
....
..
.
鎮守府 提督執務室
トニー「・・・って訳だ。ぶっちゃけ彼女達はここよりいい生活を送っているだろうな」
赤城「それは・・・良かったというべきなんでしょうか・・・」
明石「うらやま・・・なんでもないです」
木曾「納得いかねぇ・・・」
金剛「キッソーさっきからそればっかりネー」
木曾「それだったらいっそ逮捕したってことにして鎮守府に待機でもよかったと思うんだが・・・」
提督「海軍上層部にすぐにばれるだろ・・・」
358 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/04/17(月) 00:48:44.25 ID:uWe73sXI0
トニー「組織の保身に走ってしまったことへの長官なりのお詫びのつもりだったりしてな・・・奴がそんな優しさをまだ持っているとは思えないが」
提督「だがゾラにとっては都合がいいな・・・うちの戦力の半分を持ってかれた」
トニー「その話なんだが・・・なぁ、海軍上層部・・・怪しいと思わないか?」
提督「それは・・・」
トニー「だろ?真意を確認しに行かなくちゃな?」
木曾「おい・・・今度は海軍上層部に殴り込みか?」
トニー「今度は彼が行く。僕は入れないからな」
明石「あの・・・冗談ですよね?」
359 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/04/17(月) 00:50:20.70 ID:uWe73sXI0
赤城「提督、本当に行く気ですか?」
提督「・・・ああ」
木曾「マジかよ・・・」
金剛「用心しすぎもヨクナイデース・・・」
提督「大丈夫だ、なぜこういう措置を執ったのか詳しく聞いてくるだけだ」
明石「もし・・・もしゾラの手に落ちていたとしたら危険じゃないですか?」
赤城「百歩譲ってそれはないでしょう・・・次元転送装置持っていませんし・・・」
明石「ゾラは何度も装置にアクセスしています。製造方法を盗んでいても不思議じゃないです」
トニー「その通りだ」
360 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/04/17(月) 00:52:44.85 ID:uWe73sXI0
金剛「人工知能だけでどうするつもりなんでショウ・・・」
トニー「逆に考えてみろ、人工知能だけだからこそ上層部のシステムに入ってめちゃくちゃにすることができるはずだ。それに、奴には杖を持って行動した協力者もいる」
提督「とりあえず話をして・・・それからだな、判断は」
トニー「そこでだ、君にちょっとしたプレゼントがある」
明石「お、とうとう出しますか!」
提督「ほぉ、楽しみにしておくよ」
361 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/04/17(月) 00:53:56.13 ID:uWe73sXI0
......
....
..
.
ラボラトリー
バスッ!
提督「ぐっ!」
明石「動かないでください。ズレたら取り出さなきゃいけませんよ?」
バスッ!
提督「ッ!」
トニー「痛そうだ」
提督「そもそも一体何をしているんだ!?連れてこられるや否や体のあちこちに何か撃ちこまれているんだぞ!?」
トニー「超小型のマイクロチップだ。センサー付きのな」
362 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/04/17(月) 00:54:39.85 ID:uWe73sXI0
明石「このセンサーに応じてかなり遠い所からでもスーツを呼び出せます。便利でしょう?」
提督「なるほどな・・・」
明石「はい、これでお終いです」バスッ!
提督「やっと終わったか・・・いてて・・・」
トニー「これでお話し中に“不測の事態”が起きてもこれで対処可能だ」
提督「起きてほしくないけどな」
ジャーヴィス『海軍本部までのヘリをチャーターしておきます』
提督「頼んだ」
明石「杞憂だったら良いんですが・・・本当に気を付けてくださいね?」
提督「ああ、それじゃ行ってくるよ」
363 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/04/17(月) 00:55:17.24 ID:uWe73sXI0
......
....
..
.
艦娘達の世界 ???
ストラッカー「俺の読みが正しければ海軍本部に提督あたりが行くはずだ。そこで奴さえ洗脳すればもうこっちの勝利は確定する」
ゾラ『君の任務はここまでだ、ご苦労だったラムロウ。後は元の世界で怪しまれないように行動し続けろ』
ラムロウ「ああ、だがその前に一つ良いか?」
ゾラ『なんだ?』
ラムロウ「歴史を改竄できるなら・・・なぜ真っ先にアベンジャーズを消し去らないんだ?」
ゾラ『スタークの開発した装置が思っていた以上に不完全だった。あくまで移動目的にしか作られていないからだ』
364 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/04/17(月) 00:57:00.39 ID:uWe73sXI0
ゾラ『歴史に深く結びつきすぎたものは改竄できないし、改竄が過ぎると我々にとってかえって不利に働くこともある』
ゾラ『逆に言えばなかったものを突然呼び出すことは難しくない。例えば、ロジャース達の世界に新たに深海棲艦という存在を誕生させたりだ』
ゾラ『だが・・・運命というものは決して変えることができないのだ・・・私達とアベンジャーズが戦うという運命はな・・・』
ゾラ『彼らを消さない限りは、未来構築の計算にエラーが出続ける・・・アベンジャーズさえ消せば・・・私の計算通りに世界を変え、ヒドラによる完全支配の完了した世界を作ることができる』
ラムロウ「なるほど、運命か・・・」
ゾラ『何かわからない所でも?』
365 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/04/17(月) 00:57:39.64 ID:uWe73sXI0
ラムロウ「いいや、なんでもないさ、俺はトリスケリオンに戻る。世界が手に入ったら教えてくれよ」スタスタ...
ストラッカー「俺は海軍本部に向かう。指揮する者をこちらに引き込めば後は何とでもなる」スタスタ...
ゾラ『もうすぐに・・・来たるべき時が来る』
ゾラ『君も感じるだろう?お姫さん・・・?』
中枢棲姫「・・・」
366 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/04/17(月) 00:58:16.65 ID:uWe73sXI0
......
....
..
.
数時間後
艦娘達の世界 海軍本部 第一会議室
提督「ご無沙汰しています、元帥」
元帥「まぁ、そう固くならずに・・・お茶でも出そうか?」
提督「いえ、ここにはすぐに終わるような話をしただけなので遠慮させていただきます」
元帥「そうか、ならば早速その話を聞こうじゃないか」
提督「重要な話なので憲兵隊にはなるべく部屋の外へ退出していただけるとありがたいのですが・・・」
元帥「彼らは信頼できる。話を聞いても外に漏れることは決してない、安心したまえ」
367 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/04/17(月) 00:59:48.67 ID:uWe73sXI0
提督「そうですか・・・では・・・」
提督「なぜS.H.I.E.L.D.に艦娘を押し付けるような形で逮捕をさせたのですか?彼女たちはこの世界で極めて重要な戦力でしょう?」
元帥「そのことか?なに、簡単なことだよ」
元帥「もう必要なくなったからだ」
提督「・・・どういう・・・意味ですか?」
元帥「言葉の通りだ、必要な存在ではなくなった。もう戦争は終わるんだよ」
368 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/04/17(月) 01:00:38.88 ID:uWe73sXI0
提督「・・・ご説明願えますか」
「その必要はない」
提督「!」
ストラッカー「すぐに君も理解できるようになるからだ・・・」スッ...
提督(あの光る杖・・・!)
提督「スタークが人工知能だけの奴に洗脳は不可能だと、協力者がいると言っていた・・・お前の事だったのか・・・」
ストラッカー「ご名答。まぁ、これからの君にとってはどうでもいいことだ」
ジャキッ
提督「元帥・・・憲兵隊に銃を下してもらえるようご命令していただけませんか?」
369 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/04/17(月) 01:01:12.22 ID:uWe73sXI0
元帥「これからの君の動き次第だ」
提督「なぜヒドラにつくことにしたのですか・・・?」
元帥「君も軍人なら分かるだろう?規律正しき世界が、秩序が厳しく保たれた世界がどれだけ美しく完璧か」
提督「そんな自由のない世界を全人類に押し付けるつもりですか!?」
元帥「人類は自由を持つに値しない。自由を得た結果として人同士で殺し合っているだろう?」
元帥「ヒドラは人類を統一した暁には深海棲艦を消滅せてくれると約束した。そうすれば人類に敵は居なくなる!人類そのものにも秩序がもたらされ、平和な世界が訪れるんだ!」
提督「元帥・・・!」
370 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/04/17(月) 01:02:01.27 ID:uWe73sXI0
元帥「これで理解できただろう?さぁ、君もこの素晴らしい世界を共に実現しようじゃないか・・・」
ストラッカー「そら、聞いただろう?ハチの巣になりたくなかったらそこを動かない方が賢明だ」スタスタ...
提督「くそ・・・」
提督(まだか・・・?)
ストラッカー「大丈夫だ・・・君もすぐに理解できる」スッ...
憲兵1「そこまでよ」ヒュンッ
バチィッ!!
ストラッカー「ぐぉぁああ!?」ヴァチチチッ!
371 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/04/17(月) 01:03:39.35 ID:uWe73sXI0
憲兵2「なっ・・・スタンガンか!?」
憲兵3「貴様何を!?」
憲兵1?「邪魔しちゃったかしら・・・?」グイッ
ポイッ
ストラッカー「貴様ァ・・・!ナターシャ・ロマノフか!!」
提督「どうしてここに!?」
ナターシャ「長官の命令よ。詳しい話は後、ついてきて!」グイッ
提督「ああ!」
ダダダ...
ストラッカー「全員追え!女の方は射殺しろ!」
372 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/04/17(月) 01:07:11.60 ID:uWe73sXI0
>>371
スタンガン
ブラック・ウィドウはウィドウズ・バイトという相手を電撃で攻撃する武器を手首に装備している
OO7に出てくるようなスパイグッズでかっこいい
373 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/04/17(月) 01:08:29.55 ID:uWe73sXI0
元帥「聞こえただろう!行け!」
憲兵隊「了解!」ダッ!
ストラッカー「あのクソアマめが・・・!」
元帥「ストラッカー殿、そう心配しなくとも問題は無い」
ストラッカー「何か手が?」
元帥「ええ、我が海軍が誇る兵士が彼らを捕らえる」
374 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/04/17(月) 01:09:37.05 ID:uWe73sXI0
......
....
..
.
海軍本部 屋外 裏庭
提督「追手は撒いたか?」
ナターシャ「途中から諦めたみたいだけど・・・そのようね」
ナターシャ「この庭を出た先に車を用意してあるから、あとはそこまで-----」
ズドォンッ!!
ナターシャ「!?」バッ
提督「グッ・・・砲撃・・・!?」
?「一度しか言わないわよぉ〜・・・そこで止まってもらえるか・し・ら?」
提督「冗談だろ・・・」
ナターシャ「知り合い?」
提督「昔よく会ってたよ・・・演習でだ」
375 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/04/17(月) 01:10:21.78 ID:uWe73sXI0
龍田「そのまま・・・って・・・あら?」
提督「久しぶりだな、龍田。なんでこんなところに?」
龍田「それはこっちのセリフよぉ?危険人物とお話しするから、脱走したときの為に待機って命令されてたのよ〜。まさかぁ・・・呉提督さんの事なのかしら?」
提督「話すと長いが・・・話している暇はないんだ・・・俺が危険人物じゃないってのはわかるだろう?だから通してもらえないか・・・?」
龍田「呉提督さんならまだ分かるけど〜・・・そっちの綺麗なお姉さんは?」
ナターシャ「私も彼と同じ・・・事情なら後で好きなだけ説明するから、通してもらえる?」
376 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/04/17(月) 01:11:22.65 ID:uWe73sXI0
龍田「あはっ♪、中々面白い事言うわね〜」
龍田「そんな説明で通せると思うの〜?それにあなた・・・ただの人間じゃないわね〜?」
ナターシャ「・・・!」
龍田「うまくごまかしてるつもりかしら〜?なんだか血の匂いがするわよ?」スッ...
ナターシャ(剣を構えた・・・!)
ナターシャ「お願いしても・・・駄目なのかしら?」スッ...
龍田「あらあら〜そんなこと言ってぇ〜♪闘る気マンマンって感じね〜?」ジャリッ...
377 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/04/17(月) 01:11:54.15 ID:uWe73sXI0
提督「なぁ・・・ちょっと・・・もう少し穏便に出来ないのか?」
龍田「この状況で能天気ね〜?」
ナターシャ「ここは隙を突いてうまく逃げるわよ。提督」
龍田「逃がさないから」
提督(また仲間同士で戦わなくちゃいけないのか・・・?ん?)
ォォォ...
提督(!・・・やっと来たか!)
378 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/04/17(月) 01:18:31.10 ID:uWe73sXI0
龍田「さ、始めるわよ〜♪」ダッ!
ブォンッ!
ガキィインッ!!
ガシンッ ガシャシャシャッ... キュィィィイ...
提督「ギリギリセーフか・・・腕が無くなるところだった・・・」
龍田「あら提督・・・その腕は何かしら〜・・・?」ググッ...
提督「噂位は聞いてないか?」ブンッ!
龍田「ッ!」バッ
龍田「ああ〜・・・戦う提督・・・アイアンコマンダーでしたっけ?作り話だと思っていたわ〜・・・」
提督「まぁ・・・そう思うよな・・・名前もアレだし・・・」
提督「ロマノフ・・・あくまで隙を作るだけってことで・・・彼女に危害は加えないってことでいいだろうか?」
ナターシャ「もちろん、私もあの子を傷つけたくはないわ」
龍田「ひょっとして・・・私の事、舐めてます〜?」ジャキッ
379 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/04/17(月) 01:22:03.52 ID:uWe73sXI0
今回はここまでです。龍田がだいぶMADな雰囲気になってしまってファンの方々ごめんなさい
龍田は嫌いじゃないです。
380 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/05/07(日) 23:20:15.02 ID:bIq0myjr0
提督「来るぞ!」
ナターシャ「私に任せて!」 パシュッ
龍田「っ!」ヴァチチッ
提督「おい、傷つけるなと・・・」
ブチッ! ポイッ
提督「おまけに君の電気ショックまるで効いてないぞ」
ナターシャ「あれを素手で引きはがした奴なんて見たことないわよ!それより、あなたのスーツ右腕以外来てないじゃない」
提督「酷使しすぎたからな、ストライキ起こしてるのかも」
381 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/05/07(日) 23:21:26.35 ID:bIq0myjr0
龍田「茶番してる場合かしら〜?」ダッ!
ナターシャ「提督!ちょっと手を貸して!」ブンッ
ボワッ!
龍田「この程度の煙幕じゃ逃げる隙は作れないわよぉ?」ブォンッ
提督「でも君の不意を突く隙は作れた」ジャキキキンッ シュゴォォォオ....
ガシャンッ ガキキッ...
龍田「な・・・何故私の腕に提督のアーマーが・・・?」ウィーン... ガシンッ
382 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/05/07(日) 23:22:04.20 ID:bIq0myjr0
提督「ジャーヴィス、アーマーの推進リパルサーを全開にしろ。彼女を本部の中まで送ってやってくれ」
キュィィィイイイイ....!
龍田「こ、これを外し-----」シュゴォォオォォオ!!
龍田「〜〜〜〜〜!!」ズザザザザザ....
ザザザ...
ナターシャ「かわいそうに、あれじゃ引き回しの刑よ」
提督「君の提案だろ?」
ナターシャ「そうね、“手を貸して”って意味が伝わってよかったわ。行きましょう?」
383 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/05/07(日) 23:24:19.92 ID:bIq0myjr0
......
....
..
.
海軍本部
ストラッカー「外からの爆発音が聞こえなくなった・・・終わったのか?」
元帥「もうじき奴らを連れてこっちに来るはずだ・・・」
カツ... カツ...
元帥「ほら、彼女のハイヒールの音がしてきただろう?」
バァンッ!
龍田「・・・ごめんなさい」ポイッ
ガシャンッ
元帥「それはなんだ?腕か?」
384 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/05/07(日) 23:24:59.40 ID:bIq0myjr0
龍田「敵の装備品・・・です」
ストラッカー「それだけか?」
龍田「敵は取り逃がしました」
ストラッカー「ふん・・・あなたの誇る兵士とやらも大したことないな」
元帥「まぁそう仰らずに・・・龍田もきっと調子が悪かったのだろう・・・な?」
龍田「・・・」
ストラッカー「奴らの本拠地に攻撃部隊を派遣しろ。こちらは最後の戦争に向けての“軍隊”の用意にかかる」
385 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/05/07(日) 23:25:46.72 ID:bIq0myjr0
元帥「直ちに彼女たちを送ろう。龍田、今度はもちろんやり遂げられるだろう?我々人類の明日が懸かっているのだから」
龍田「もちろんよぉ・・・みんなにも伝えておきますね?」
元帥「どれだけかき集められる?」
龍田「この近くで出られるとしたら〜・・・三艦隊くらいですかね〜?」
元帥「よし、早速取り掛かってくれ」
龍田「はい・・・」
元帥「・・・大丈夫かね?」
龍田「・・・あの二人、あまり悪い感じがしなかったんです・・・」
386 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/05/07(日) 23:27:45.97 ID:bIq0myjr0
元帥「・・・いいかい龍田、これさえ終われば君たちはこの戦いから解放されるんだ。仲間が死ぬ心配をする必要もなくなるのだよ・・・」
元帥「あの女の方はスパイで、今まで何人も欺き殺してきた。君も雰囲気で騙されてはいかんぞ?」
龍田「はい、次は油断しません。必ず作戦は成功させます」
元帥「その意気だ!頼んだぞ」
スタスタ...
龍田「・・・」
ヴーッ ヴーッ
龍田「!」ピッ
387 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/05/07(日) 23:29:26.26 ID:bIq0myjr0
龍田「あらあらぁ、天龍ちゃんったらどうしたの?私が心配だった?」
龍田「ちょっとドジふんじゃっただけよ〜?それよりも、皆を集めてもらえるかしら?近くの鎮守府の子たちもよ」
龍田「ええ、攻撃するんですって・・・もちろん私も気が乗らないわよぉ?でも、元帥直々の命令なんだし逆らうことは出来ないから〜・・・」
龍田「それにここ最近、あそこの鎮守府のメンバーは過剰な戦力を持ち始めたとかなんとか・・・ね?」
龍田「それじゃぁ・・・はい、たのんだわよ〜」
ピッ
龍田「本当に、気が乗らないわ〜・・・」
388 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/05/07(日) 23:30:42.46 ID:bIq0myjr0
......
....
..
.
アベンジャーズの世界 カリフォルニア州 マリブ
長門「ここに戦いが終わった後に来れれば最高なのだろうが・・・今はくつろぐ気に等なれんな・・・」
加賀「同感です・・・かえって居心地が悪い・・・」
吹雪「あ、案内してくれた人がまだいますよ・・・!」
?「来るなり文句を言わないでもらえるかしら?」
加賀「ヒルさん・・・でいいのですか?」
マリア・ヒル「マリアでもヒルでも、呼びやすい方でどうぞ。でもあなたが質問する前に言っておくけど、私の名前が“マリア”だからって聖母のような慈悲は期待しないで頂戴」
389 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/05/07(日) 23:32:36.88 ID:bIq0myjr0
>>388
マリア・ヒル
S.H.I.E.L.D.の副官でニックフューリーの右腕的存在
特殊な能力は一切持たないが優秀なエージェントとしての卓越した射撃、格闘のスキルを持つ。
このSSでは少し嫌な奴チックになってしまったが融通が全く利かなかったりするわけではなく、キャプテンアメリカ2では長官のとある計画に反対したりする姿勢も見せた。
絵が恐ろしく下手らしく、ハリネズミの絵を描いたつもりが同僚にナイフの刺さったウンコの絵と勘違いされたほど
390 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/05/07(日) 23:33:58.06 ID:bIq0myjr0
加賀「確かに寛大な処置には感謝しています。ですが我々は今巨大な敵と戦っています」
加賀「提督達は少しでも戦力が欲しいはずです」
長門「それに私たちは洗脳を受け、味方に甚大な被害をもたらした。そのツケを自分自身ではなく仲間が払うのをここから指をくわえてみていろと言うのか?」
吹雪「・・・」
マリア「いい?三人ともよく聞いて。これが最大限の譲歩なの」
マリア「あなた方はS.H.I.E.L.D.の何者にも見られるわけには行かないの。だからここから絶対に出すわけにはいかないわ」
マリア「それ以外なら自由よ。好きなだけルームサービスを頼んだっていいわ」
マリア「悔しい気持ちはわかる。でも後は私たちS.H.I.E.L.D.に任せて」クルッ
スタスタ...
バタンッ
長門「確かに彼女の言うとおりだ・・・だがこれじゃ変わらない・・・」
吹雪「提督とスタークさんを信じましょう・・・きっと何か考えているはずです」
加賀「そうですね・・・」
391 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/05/07(日) 23:35:11.81 ID:bIq0myjr0
......
....
..
.
鎮守府 会議室
ニック『バロン・ストラッカーが?』
ナターシャ「聞き覚えあるでしょ?」
ニック『S.H.I.E.L.D.の幹部だ・・・』
クリント「覚えのない奴の方が少ないだろうな」
スティーブ「何故気が付かなかった?こんな深刻な腐敗に」
ブルース「その男が周りを洗脳して世界改変だなんて計画を進めていたのか」
トニー「人工知能にそそのかされたヒドラの狂信者か・・・審判の日が現実になるなんてな?」
提督「冗談を言っている場合じゃないだろう・・・」
392 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/05/07(日) 23:36:58.16 ID:bIq0myjr0
ナターシャ「状況は悪くなる一方よ。海軍本部も乗っ取られていた」
明石「そんな!?」
赤城「一体何があったんですか!?」
提督「銃を突き付けられ、計画に加担するように迫られた」
木曾「当然拒否したんだよな?」
提督「ああ、ロマノフが応援に入り俺達は本部から出たが・・・そこで艦娘と戦闘になった」
提督「幸い傷つけることなく戦闘を終わらせることができたが、恨みを買ってしまった。本部がこのまま黙っているはずがない」
提督「・・・ここにすぐにも・・・攻撃部隊が来るぞ」
金剛「No・・・味方と撃ち合うなんて絶対嫌デース!」
赤城「同感です・・・!」
ソー「もう二度と皆に仲間と戦わせることなどできない」
393 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/05/07(日) 23:37:34.65 ID:bIq0myjr0
提督「わかっている・・・だがどこに逃げる?」
トニー「逃げる?違うな、向かうんだよ。ジャーヴィス、用意できてるか?」
ジャーヴィス『はい、探知はすでに完了しています』
提督「探知?」
トニー「ああ、ジャーヴィスがゾラの痕跡を追って奴らの一味が根城にしている場所を突き止めた」
ジャーヴィス『彼らは現在は使用されていない石油プラットフォームを本拠地としています。座標をホログラムで表示します』
ヴゥン...
クリント「悪党の根城にピッタリだな、どこから近寄っても速攻で見つかるぞ」
394 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/05/07(日) 23:38:24.46 ID:bIq0myjr0
トニー「隠れて近寄る必要なんてないだろ?工作員思考じゃなくて、ヒーロー思考で考えようじゃないか」
スティーブ「よし、奴らが体勢を整える前に攻め込むぞ」
ピピピ...
明石「あぁー・・・ちょっと待ってください」
提督「何かあったのか?」
明石「提督さっき本部から恨みを買ったって言いましたよね?」
提督「ああ」
395 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/05/07(日) 23:43:32.81 ID:bIq0myjr0
明石「どれだけ大きな恨みを買ったんですか・・・」ピッ
ヴンッ
提督「これは・・・レーダーの映像か?」
明石「ええ、艦娘特有の反応が18もあります・・・しかもすぐそこまで来てますよ・・・」
提督「くそっ・・・もう来たのか・・・!」
スッ...
ソー「おいロジャース、どこに向かうつもりだ?」
スティーブ「誰も外に出ないでくれ・・・僕が説得してくる・・・!」
396 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/05/07(日) 23:52:06.71 ID:bIq0myjr0
今回はここまでです。話しももう終盤なのでよければお付き合いください
※トニーとフューリーの発言でカリフォルニア州に刑務所を〜と書きましたが、間違いで正確にはカリフォルニア州のマリブに〜というセリフにすべきでした
カリフォルニア州全域だとかの有名なアルカトラズ(現在は機能していない)ともう一つ大きな刑務所がありました。
申し訳ないです
397 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/05/23(火) 23:15:37.70 ID:abHmqy+P0
赤城「そんな・・・いくらあなたでも危険ですよ!」
スティーブ「だがいつこの鎮守府が攻撃されるか・・・」
提督「キャプテン、ここじゃそういうやり方は禁止だ」
金剛「イエース!破ったらトーッテモ痛いビンタが待ってるネー・・・」チラッ
トニー「・・・」チラッ
明石「い・・・いや、人をビンタの人みたいな目で見ないでくださいよ!」
提督「そういうことだ、このチームに一人で戦うって案は無い」
398 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/05/23(火) 23:16:18.18 ID:abHmqy+P0
スティーブ「わかった・・・君に任せるよ。提督」
提督「ジャーヴィス、放送室の音声を別の次元に繋げることはできないか?ヘリキャリアやトリスケリオンにだ」
ジャーヴィス『可能です』
提督「キャプテン、君が彼女たちに伝えようとしていることを世界にも伝えるんだ。戦う気持ちを、俺達は悪党ではないことをだ」
スティーブ「君たちは?」
提督「外に出て放送と鎮守府を守る。もちろん、彼女たちは傷一つつけずにだ」
クリント「守りは任せな。飛んでくる砲弾だって撃ち抜いてやるさ」
赤城「本当にやりそうで怖いです・・・」
ブルース「僕がいるといきなり撃たれるかもしれないから・・・僕は出撃ドックで待機してるよ。もし攻撃されたら僕も出る」
提督「よし、全員出撃の準備だ!もうすぐ鎮守府に攻撃部隊が到着するはずだ」
提督「もう一度言うが・・・絶対に彼女たちは傷つけてはならない!」
「「「「了解!!」」」」
399 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/05/23(火) 23:17:42.29 ID:abHmqy+P0
......
....
..
.
アベンジャーズの世界 廃石油プラットフォーム
中枢棲姫「準備ハ・・・完了ダ・・・軍隊ハ配置シタ・・・」
ゾラ『ご苦労だった。後は奴らを向かい撃つだけだ』
中枢棲姫「約束ハ・・・チャント守ルノダロウナ?」
中枢棲姫「アベンジャーズヲ消シタ暁ニハ・・・」
ゾラ『もちろんわかっているとも。この戦いに勝ったら君たちの世界を君たちの思うがままに作り替えてやろう』
400 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/05/23(火) 23:18:22.05 ID:abHmqy+P0
中枢棲姫「ソレデイイ・・・サァ、全員聞ケ!世界終焉ノ時ガキタ!」
中枢棲姫「我々ノ未来ガ!新タナル時代ガ到来スル!!」
中枢棲姫「奴等ノ大切ニシテイル世界ノ全テガ今日!ココデ!灰トナッテ消エル!!」
中枢棲姫「アベンジャーズヲ“終結”サセルノダ!」
「ゴァァア...」 「グルル...」
「グォァアアア!!」
「ハァ゛ァ゛ァ゛...」 「カァアアア,,,」
「「「「「「グォァァアァアアアァアア!!!」」」」」」
ァァァ....
401 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/05/23(火) 23:19:01.94 ID:abHmqy+P0
......
....
..
.
艦娘達の世界 鎮守府 水門前
「総員戦闘準備...」
「配置について...」 「ソーが最優先攻撃目標よ」
「本部との通信接続完了です!」
龍田「とうとう・・・きちゃったわねぇ〜・・・」
天龍「なぁ、本当にあいつらは悪い奴等なのか?」
天龍「俺さ・・・あー・・・っと・・・」ポリポリ...
瑞鶴「何言いにくそうにしてるのよ」
天龍「ソーのファンなんだよ、俺」
瑞鶴「ブフッ!」
天龍「何笑ってんだよ!」
402 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/05/23(火) 23:19:56.04 ID:abHmqy+P0
瑞鶴「いや、意外だなーってね」
不知火「応援に来た他の艦隊もヒーロー談義してますね・・・ヒーローショーでも見に来たつもりなんでしょうか?」
隼鷹「そんなこと言ってぇ、あんたキャプテン・アメリカのファンだろ?しってるんだぜぇ〜?はっはっは!」
不知火「な、なぜそれを・・・///」
瑞鶴「何はともあれ・・・気は乗らないのは確かね。ホークアイさんと戦ってはみたいけど」
武蔵「無駄話はそこまでにしておけ。いつここから出てくるかわからないんだぞ」
天龍「わーったよ・・・第六艦隊、第七艦隊、準備はいいか!?」
日向「第六艦隊、全員準備完了だ」
青葉「同じく第七艦隊、準備完了です!アベンジャーズの方々にインタビューは・・・できませんよね・・・」
天龍「よし、準備ができたら突げ------」
403 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/05/23(火) 23:20:54.67 ID:abHmqy+P0
ギギィ...
「!」
武蔵「門が開くぞ!構えろぉ!」ジャキッ!
ゴゴゴゴゴ...
龍田「ハァイ♪提督♪また会ったわねぇ〜?」
提督「聞いてくれ・・・真の敵は俺達じゃない」
不知火「信頼できる要素がありません。鎮守府ではなぜ暴れたんですか?」
龍田「発言は考えるようにねぇ?今ここでの会話は全部本部に流れているからぁ〜」
提督「とにかく俺達には時間が無いんだ・・・今すぐにでも向かわなければならない場所がある・・・向かわせてくれ」
提督「訳なら後でいくらでも話す」
404 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/05/23(火) 23:21:51.13 ID:abHmqy+P0
龍田「・・・元帥?」
元帥『やれ。これ以上何かされる前に・・・これは命令だ』
元帥『奴らを倒した先に世界平和がある。忘れるな』
龍田「ごめんなさいねぇ・・・そういうことだから・・・」スッ...
天龍「こうなっちまうのか・・・」スッ...
武蔵「総員射撃準備ぃ!!」
ジャキッ
ジジッ... ザザァーッ...
青葉「こ、この音は・・・?」
武蔵「なんだ・・・?連絡用のスピーカー・・・?」
405 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/05/23(火) 23:23:48.46 ID:abHmqy+P0
『全世界の人々へ。どうか僕の話を聞いてほしい』
『僕はスティーブ・ロジャースだ』
不知火「キ、キャプテン・・・?」
『我々アベンジャーズはお尋ね者にされ-----』
『今まさに攻撃命令が下されようとしている』
『だが真実は違う』
『70年前に僕が滅ぼしたはずの組織、ヒドラが蘇り・・・再び世界を滅ぼそうとしている』
『NYの戦いで回収したはずのロキの杖を使い、アベンジャーズが二つの世界を守るために作った次元転送装置をも悪用して奴らにとって都合のいいように歴史を改変するつもりだ』
『もうすでに歴史の一部が改竄されつつある』
『無実の艦娘を杖を使って洗脳し、悪党に仕立て上げようともした』
龍田「・・・」
406 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/05/23(火) 23:24:16.31 ID:abHmqy+P0
--------------------------------------------------------------------------------------------------
アベンジャーズの世界 ヘリキャリア内部
『首謀者はロキの杖の力を得て生まれ変わったヒドラの科学者、アーニム・ゾラ』
『そしてS.H.I.E.L.D.の幹部でもあるバロン・ストラッカーだ』
『何としてでも・・・この計画は阻止しなくてはならない』
職員達「・・・」
機動部隊「・・・」
『巨大な敵だ。犠牲だって出るかもしれない』
『だが、2000年以上もの年月をかけて築いてきた歴史が一瞬にして変えられてしまうこの事態を-----』
『我々は受け入れることなど出来ないはずだ』
407 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/05/23(火) 23:25:55.16 ID:abHmqy+P0
--------------------------------------------------------------------------------------
S.H.I.E.L.D.本部 トリスケリオン
『先人たちが強い意志を持って築き上げてきたこの歴史を、この世界を------』
『先人たちを超える意志で守らなくてはならない時が来ている』
ニック「・・・」
『全世界の人々へ。どうか僕の話を聞いてほしい』
『どうか“集結”してくれないだろうか』
『我々人類の立つべき未来を・・・自由を守るために』
プツンッ...
408 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/05/23(火) 23:33:27.90 ID:abHmqy+P0
今回はここまでとなります。
とうとうGOTG2が公開されましたね!自分は公開初日に見に行ってむせび泣きながら劇場から出てきました。心の底から感動する映画でした・・・
まだ見てない?今年はガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシーでキメようぜ!!
409 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/05/31(水) 15:35:13.14 ID:UF7RtDihO
ガーディアンズ最高だったわ
ヨンドゥカッコよすぎ
410 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/06/04(日) 23:43:40.23 ID:27TDwkqj0
--------------------------------------
青葉「い・・・今の話は・・・?」
元帥『・・・』
天龍「黙んなコラ!!説明しやがれ!!」
瑞鶴「ちょっとあんた!言い方ってもんが・・・」
武蔵「言い方はともかくそうだな、説明願おうか」
元帥『我々の目指す平和世界は、秩序ある世界だ』
元帥『秩序によって整えられた人類に悪は蔓延らない・・・そうだろ?』
元帥『奴等だってヒーローなどと名乗ってはいるが結局はこの世界を滅ぼせるだけの力を持っておきながら誰の許可も得ずに勝手に戦い、新たな被害を生むだけの自警団にすぎないだろう?』
元帥『こんな管理の行き届かない不確かな存在に人類の明日は懸けられない!』
411 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/06/04(日) 23:45:37.31 ID:27TDwkqj0
青葉「そ・・・そんな監獄みたいな世界、青葉は嫌です!」
隼鷹「そいつぁ平和じゃなくて恐怖ってもんだろぉ・・・?」
元帥『貴様ら・・・』
天龍「おい、元帥さんよぉ・・・お前それでいいのか?」
元帥『何?』
天龍「元帥は信じてやれなかったのか?オレ達を、アベンジャーズをよ・・・」
不知火「暁の水平線に勝利を刻む・・・あの誓いを忘れたことは一度もありません」
412 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/06/04(日) 23:51:24.29 ID:27TDwkqj0
天龍「少なくともオレ達は勝利を信じていたぜ。誓い通りにだ」
元帥『私は・・・誰も死なない平和を・・・』
天龍「何を恐れたかは知らねぇが・・・お前は頼っちゃいけねーモンに頼った」
天龍「お前は逃げたんだ!なかったことにしようとしたんだ!」
天龍「もうお前を信じることはできねー。せいぜい悪党の勝利を祈ってやがれ!!」
元帥『』
瑞鶴「か・・・カッコイイこと言うじゃん・・・」
天龍「フフン、だろ?オレはいう時はビシッと言うぜ!」
413 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/06/04(日) 23:53:23.56 ID:27TDwkqj0
日向「それで・・・これから君たちはどうするつもりだい?私としては天龍の意見に賛成だ。今ここにいる中での最高指揮官は君となる、呉提督」
提督「・・・本当に俺達を信じてくれるのか?」
武蔵「あんな演説を聞かされてはな・・・」
瑞鶴「援軍がいるんでしょ?世界を守るために」
青葉「ぜひお手伝いさせてください!世界のヒーローに独占インタビューです!」
天龍「だってよ、龍田。さっきから黙りこくってねーで・・・なんか言えよ」
天龍「ほら、世界を救いに行こうぜ」
龍田「私は---------」
414 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/06/04(日) 23:54:49.74 ID:27TDwkqj0
ジリリリリリリリリリ!
武蔵「このサイレンは・・・深海棲艦接近警報か!?」
不知火「まるで狙ったかのようなタイミングですね・・・」
隼鷹「実際狙ってたんだろうな・・・アタシ達が失敗したときのことを考えてさ・・・」
提督「クソ・・・こんな時に・・・」
ソー「俺が食い止めよう」スッ...
天龍「おっとソー!あんたの出る幕はないぜ!ここは俺達に任せな!」
瑞鶴「みんなの帰る家は私達が守るわ!」
415 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/06/04(日) 23:56:10.18 ID:27TDwkqj0
天龍「よっしゃぁ!ガーディアンズ・オブ・ザ・オーシャンズ!気合い入れてけよ!」
青葉「私と日向さんの艦隊も忘れないでください!」
日向「と・・・言うわけだ。特別なスーツが無くても戦えることを我々が証明しよう」
ソー「フッ、この世界にもこれほど勇敢なる戦士達がいたとはな!」
提督「すまない皆・・・すぐに戻るからな!」
天龍「“戻る”?そいつぁ違うな・・・」
天龍「俺達がそっちに“駆けつける”だぜ!」
416 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/06/04(日) 23:57:22.39 ID:27TDwkqj0
......
....
..
.
アベンジャーズの世界 トリスケリオン
?『長官、本当に彼女たちを閉じ込めたままにするのですか?アベンジャーズには戦力が必要なはずです』
ニック「今から始まるであろう戦闘は必ずS.H.I.E.L.D.の情報網に引っかかる。そこに長門達の姿があっては駄目だ」
?『信じてください。長官が思っている以上にキャプテンの言葉は多くの人に響きました』
?『S.H.I.E.L.D.の全員が今同じ気持ちのはずです。アベンジャーズを応援しています』
?『それだけはどうか忘れないでください』
ニック「わかった・・・君の好きにしていい。今は・・・スティーブ・ロジャーズがリーダーだ」
417 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/06/05(月) 00:00:32.86 ID:DjigdpA00
......
....
..
.
数分後 次元間移動室
明石「いやぁ〜・・・どうなることかと思いましたね・・・」
トニー「キャプテンの名演説のおかげだな。さっきの演説は練習したのか?」
スティーブ「盾の裏に台本を張っておいたのさ」
金剛「OH、あのスティーブが珍しくジョークを言ってるネー!」
クリント「何はともあれ、深海棲艦がここに到達する前にさっさと移動しないとな」
ジャーヴィス『次元転送の準備完了・・・ポータルを開きます』
ヴゥーン.... バチチッ...
クリント「加賀達は残念だったな・・・きっと悔しがってるだろよ」
418 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/06/05(月) 00:12:17.04 ID:DjigdpA00
>>417
さっきの演説は練習したのか?
キャプテンアメリカ2の後半、ヒドラの策略によってお尋ね者にされたキャプテンがS.H.I.E.L.D.の職員たちに演説を行い職員達の正義に心に火をつけた。
その演説を横で聞いていたサム・ウィルソン(ファルコン)が言ったセリフ。このシーンの演説は非常にかっこよく熱いシーンとなっている
※演説の内容はロストプラネット2の演説より
>>417
盾の裏に〜
キャプテン・アメリカが戦場で活躍する前は国債を国民に買わせるためのマスコットとしてアメリカ各地でショーを行っていた。その時キャプテン・アメリカはセリフを覚えられなかったため、ショーの小道具の盾の裏にセリフを書いたメモを貼り付けていた
419 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/06/05(月) 00:13:36.06 ID:DjigdpA00
ソー「我々だけで何とかするしかあるまい」
トニー「こっそり脱出の手助けをしてくれる奴でもいてくれたらありがたいんだけどな」
ナターシャ「無理よ。ヒルはそんな甘い人じゃないわ」
ピピピ...
提督(・・・?発信元不明のメール?誰だ?)
提督(・・・!)ニヤッ
金剛「Heyテイトク、ドーシテ笑っているネー?」
提督「いや、S.H.I.E.L.D.に中々面白いことを考えるやつがいてな・・・」
420 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/06/05(月) 00:14:19.06 ID:DjigdpA00
.......
....
..
.
カリフォルニア マリブ
ピピピッ...
吹雪「あっ・・・司令官からメールが来ています」
加賀「どのような内容ですか?」
吹雪「今すぐ窓から飛び出せ・・・って」
加賀「ここは25階ですが・・・?」
ィィィィイイ....
長門「なんだ・・・?この音は・・・バルコニーの外からするぞ」ガチャッ
キィィィィィイイイイ.....
長門「な・・・クインジェット!?」
421 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/06/05(月) 00:15:13.75 ID:DjigdpA00
ガチャッ... ウィーン...
吹雪「ハッチが開きましたよ・・・これは乗れってことなんでしょうか?」
長門「行くぞ」バッ
加賀「行動が早いですね・・・」
長門「提督からメールが来てたんだろう?なら大丈夫だ」
加賀「それもそうね」バッ
吹雪「あの・・・ジェットがホバリングしてる風圧で私たちの居た部屋の中がめちゃくちゃになってますけど・・・」
バキャンッ!
吹雪(あ、カーテン吹き飛んだ)
長門「・・・知らん」
長門「それより早く乗れ。このジェット機を見たらすぐに人が駆けつけてくるぞ」
吹雪「は、はい!」ピョン
ウィーン... ガチャンッ
422 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/06/05(月) 00:15:54.11 ID:DjigdpA00
--------------------------------------------------------
長門達の居た部屋
コンコンッ
従業員「サービスのケーキをお持ちしました。部屋を開けさせてもらいますよ」ガチャガチャ
ガチャッ
従業員「先ほどから何かジェット機が飛ぶような音がすると苦情が来ていますが・・・なにかご存じ------」
グッチャァ....
従業員「なんと・・・」
従業員「わしの首が飛ぶ・・・」
423 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/06/05(月) 00:16:53.28 ID:DjigdpA00
>> わしの首が飛ぶ
キャプテン・アメリカ2の後半、キャプテンが最終決戦に赴くためにスミソニアン博物館に展示されている自分が第二次世界大戦中に身につけていたコスチュームを盗み出すシーンがある。
その時コスチュームが盗まれ素っ裸になったマネキンを見た警備員のセリフ。ちなみにこのセリフを言った人物は・・・
今のSS内でも彼が登場しセリフを言っていると脳内保管して下さると幸いです。
どうしても登場させたかった・・・
424 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/06/05(月) 00:18:01.62 ID:DjigdpA00
......
....
..
.
クインジェット内部
加賀「助け出してくれてありがとうございます。ですが私たちは・・・S.H.I.E.L.D.にとって敵でしょう?」
?「いいや・・・ヒーロだよ。アベンジャーズと同じね」
?「君たちは聴いていないかもしれないが実はキャプテン・アメリカが先程S.H.I.E.L.D.に向けてある演説をした」
?「我々が間違っていたよ。君たちを疑って・・・S.H.I.E.L.D.を代表して謝罪する」
吹雪「謝罪なんてそんな・・・暴れたのは事実ですし・・・」
?「杖のせいでだろう?私もあの杖には因縁があってね」
長門「因縁・・・?」
?「ああ、あの杖に胸を貫かれたんだ」
ピピッ
?「・・・?」
〔メッセージが一件〕
〔その内存在がばれても知らないわよ?コールソン byマリア・ヒル〕
フィル・コールソン「・・・フッ」ニヤッ
425 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/06/05(月) 00:18:47.38 ID:DjigdpA00
>>424
フィル・コールソン
マリア・ヒル同様S.H.I.E.L.D.の優秀なエージェント。ニック・フューリーから絶大な信頼を寄せられている
アベンジャーズの発足に携わっており、トニー・スタークをはじめ、調査中に出会ったソーやスティーブ・ロジャースとも関係がある
彼は映画アベンジャーズの途中でロキによって胸を貫かれて死亡したが、彼の死によって怒ったヒーローたちが結束し、NYの戦いで一丸となって勝利した
だが、その後フューリーの極秘の手によってコールソンは蘇生されS.H.I.E.L.D.のエージェント復帰を果たす。
※復帰した彼が活躍するドラマ、エージェント・オブ・S.H.I.E.L.D.は絶賛レンタル中!なぜ彼が蘇ったのか等の秘密も描かれているぞ!
426 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/06/05(月) 00:23:18.24 ID:DjigdpA00
今回はここまでとなります
次回か次々回で終わることができればなと思っています。それではお休みなさい
X-MENシリーズ最新作LOGAN絶賛公開中!公開初日に見てきましたが、この映画も涙が止まりませんでした。
どれだけズタボロになっても戦い続けるヒーロって最高にかっこいいですよね
>>409
前作を思いっきり超えてきましたね・・・ヨンドゥは今作で最高に輝いていました
427 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/07(水) 20:24:55.57 ID:yayDsDwXo
乙
428 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/07/04(火) 23:19:55.00 ID:qgqLPfWz0
>>1
です。私生活が忙しくて中々ssに取り組めて無いです
エタらせは絶対にしないので気長に待って頂ければ幸いです
もうしばらくお待ちください…
429 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/04(火) 23:29:58.11 ID:IYHJitsQ0
待ってる
430 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/07(金) 13:24:19.92 ID:+oiiByRAO
マジで?フィル生きてんの?!
海外ドラマとか見ないから知らなかったは・・・
431 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/07/10(月) 02:37:59.78 ID:U6R/Z3xB0
アベンジャーズ世界 廃石油プラットフォーム
ピピピッ ピピピッ...
ストラッカー「レーダーに反応ありだ。やつらか?」
ゾラ『間違いないだろう。迎撃の準備をしろ』
中枢棲姫「イイダロウ・・・航空部隊!直チニ迎撃ニ----」
トニー「あー・・・盛り上がっているところだったか?」
432 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/07/10(月) 02:39:04.59 ID:U6R/Z3xB0
ストラッカー「スターク・・・!?なぜここに・・・?」
トニー「普通にドアが開いてた。ノックするべきだったか?」
ゾラ『使ったな・・・?我々の転送装置を・・・』
トニー「元々僕のだ。お前が僕の転送装置の仕組みをハッキングして盗み取った」
トニー「お前にできたことが僕にできないわけがないだろ?僕だけここに送ることだって簡単だ」
ゾラ『・・・理解できないのはそこではない。何故わざわざ一人でここに来た?』
中枢棲姫「決マッテイルダロウ・・・殺サレニダ!」
トニー「お前達を脅しに来た」ガシャッ ガチャガチャガチャ... スタッ
ストラッカー「スーツを脱いでか?」
433 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/07/10(月) 02:39:46.42 ID:U6R/Z3xB0
トニー「まぁね・・・作ってから半年近く経つスーツだ。そろそろ変え時だと思ってね」
ゾラ『時間稼ぎか』
トニー「違う、脅しだ。まぁ、楽にしたらどうだ?」
ゾラ『私には世界を変える力がある。いったい何を恐れろと?』
トニー「アベンジャーズだ」
ゾラ『もう知っているさ。大した脅威ではない』
トニー「新しいメンバーを教えようか」
434 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/07/10(月) 02:40:32.00 ID:U6R/Z3xB0
トニー「小生意気なミサイル重雷装艦」
トニー「目にもとまらぬ音速特型駆逐艦」
トニー「伝説の連合艦隊旗艦のビッグ7」
トニー「大砲満載、盾まで構えた重装備英国淑女」
トニー「殺人ラジコンを操る一航戦コンビに・・・」
トニー「癖だらけの彼女たちを束ねる過保護で苦労人な戦う提督」
トニー「それをお前は全員怒らせてしまった」
435 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/07/10(月) 02:41:23.23 ID:U6R/Z3xB0
ゾラ『だからなんだ?千を超える連合艦隊が待ち構えている』
トニー「こっちだって連合艦隊だ」
トニー「いいか?お前等は必ず敗北する。絶対に世界の支配者なんてなれはしないんだ」
トニー「この世界を滅ぼしたら必ず“復讐”する」
ストラッカー「その暇があればいいがな・・・」
ストラッカー「仲間割れで忙しくなるというのに」キィィィ...ン...
436 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/07/10(月) 02:41:57.55 ID:U6R/Z3xB0
コツンッ...
トニー「・・・」
ストラッカー「・・・」キィィィ...ン...
コツンッ...
ストラッカー「・・・何故杖が効かない?」
トニー「前にも試した奴がいたが駄目だった。まぁ、不能になる男は多い」
中枢棲姫「面倒ナ真似ヲ・・・サッサト殺シテシマエバイインダ・・・」スッ...
トニー「あぁ、あとそれと・・・」
ィィイイイ....ゴゴゴゴ....
ストラッカー「何の音だ・・・?」
437 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/07/10(月) 02:45:39.56 ID:U6R/Z3xB0
ゾラ『奴はここの転送装置を通じてスーツを呼んでいる!今すぐ殺せ!』
中枢棲姫「死ネ!」ジャキッ
ズドォォオァアアッ!
パラパラ...
ストラッカー「フンッ・・・それとなんだ?」
ガキキッ カンッ...
キュィィィィ...
トニー「それと・・・お前が怒らせた奴がもう一人いる」ィィィイイ....
トニー「明石って工作艦だ」
ヴァゥゥウウンッ!!
ストラッカー「ぐはぁっ!」ズガンッ!
438 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/07/10(月) 02:46:13.78 ID:U6R/Z3xB0
中枢棲姫「ナッ・・・!?貴様一体・・・?」
トニー「デキる男ってのは隠し玉持ってるんだよ」つ キュィィイイ...
ヴァゥゥゥンッ!
中枢棲姫「グッ・・・」ズガンッ!
トニー「ふぅ、間に合ってホッとした・・・」
明石・ジャーヴィス『『どうですか?トニーさ様ん、新しいスーツの調子は』』
トニー「同時に喋るんじゃない。でもスーツは最高だ、調整どうも」
明石『Mk.Ⅻ(クロス2)です!すこし私なりに手を加えてありますよ!』
トニー「それって・・・このディスプレイの一部がうさちゃんマークになっているのとかか?」
明石『かわいいでしょう?』
トニー「いいや全然。それよりここから出るにはどこからが一番近い?」
ジャーヴィス『トニー様の正面から見て二時の方角、壁を三枚吹き飛ばすと最短で外に出られます』
439 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/07/10(月) 02:54:41.85 ID:U6R/Z3xB0
>>432-437
のやりとり
映画アベンジャーズの後半、ロキとスタークがスタークタワーで行ったやり取りが元ネタ
この映画の中でもトップの見どころである
ちなみにスタークに杖が効かないのはアークリアクターに杖が当たっているせい
トニー・スタークには心が無いというジョークだという話も・・・
440 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/07/10(月) 02:55:18.30 ID:U6R/Z3xB0
トニー「いい案だ」つキュィィィイイ...
ヴァゥゥゥンッッ!!
ドガァッ!
トニー「さて、早くここから離れてみんなと合流しないとな」シュゴゴゴ...
中枢棲姫「グ・・・貴様・・・コノママ逃ガストデモ・・・?」
トニー「逃げないとも。後でまた会おう」ドシュゥゥゥゥッ!
中枢棲姫「航空部隊!今スグニ奴ヲ殺セ!」
敵戦闘機「カァァアア...」
ヴゥ゛ゥ゛ゥ゛... ン...
441 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/07/10(月) 02:55:56.34 ID:U6R/Z3xB0
----------------------------------------
ジャーヴィス『トニー様、後方より多数の敵戦闘機が接近中です。合流を急いでください、一人では対処しきれない数です』
トニー「何匹いる?」ピピッ キュイー...ンッ
ジャーヴィス『2680機です』
トニー「あぁ・・・後ろを振り向きたくない・・・」キイイイイン...
442 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/07/10(月) 02:56:29.73 ID:U6R/Z3xB0
-------------------------------------------
トニーより数キロ先 輸送機内部
ピピピッ
トニー『聞こえるか?皆』
スティーブ「スターク、奇襲は成功か?」
トニー『ああ、あと5分もしないうちにそっちにたどりつく。愉快な仲間を連れてな』
スティーブ「どういう意味----」
赤城「ロジャースさん!ま、前見てください!」
スティーブ「・・・あれは何だ?」
木曾「あれ全部戦闘機か・・・!?」
ナターシャ「意思のある雲みたい・・・」
443 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/07/10(月) 02:57:38.97 ID:U6R/Z3xB0
金剛「テートク、見えマス?」
提督『ああ・・・スーツの中からでもはっきりとな・・・』
トニー『ざっと2600ってところらしい』
ジャーヴィス『正しくは2680です、トニー様』
トニー『正確な情報助かるよジャーヴィス』
クリント「ストレッチしておくか・・・」
ソー「ハッハハ!俺達好みの敵じゃないか!」
ブルース「海の上で航空機相手に僕の力が通用するのかな・・・」
明石『跳んだら届きますよ!』
444 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/07/10(月) 02:58:04.21 ID:U6R/Z3xB0
ブルース「はは・・・面白いジョークだ・・・」
ナターシャ「私はこの輸送機の銃座から可能な限り支援する」
ジャーヴィス『加えて敵戦闘機後方、石油プラットフォームより600超の大艦隊も迫っております』
木曾「いくらなんでも多すぎやしないか・・・?」
ピピピ...
ブルース「今度は何の音だ?」
ジャーヴィス『我々の後方より戦闘機と思われる反応があります』
提督『挟み撃ちか!?』
ジャーヴィス『いえ・・・この反応は・・・』
提督『全く・・・遅刻だぞ?』
445 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/07/10(月) 02:58:44.10 ID:U6R/Z3xB0
長門『遅れてすまない・・・長門、加賀、吹雪、戦線に復帰する!』
加賀『なんとか間に合いましたね』
ナターシャ「あら、抜け出すなんて悪い子達ね?どうやったの?」
吹雪『S.H.I.E.L.D.のエージェントの一人が助けてくれたんです!』
トニー『そりゃまたずいぶん・・・珍しいな。演説のおかげかな?』
スティーブ「だが・・・劣勢なことに変わりはない」
明石『増援が欲しいですか?』
クリント「ありったけな・・・」
明石『ふふふ・・・!すぐに来ますよ』
トニー『なに・・・?』
446 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/07/10(月) 03:00:05.79 ID:U6R/Z3xB0
------------------------------------------
輸送機より数キロ後方
長門「さっさと追いつくぞ。リパルサーエンジンの出力を最大に・・・」
オォーイ! ナガトサーン!
長門「・・・?」クルッ
バシュゥゥゥッ!!
「“駆けつける”って言っただろ?」
天龍「旗艦天龍、龍田、武蔵、瑞鶴、不知火、隼鷹!以上ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー、戦闘準備完了!!」
青葉「旗艦青葉、陸奥、大井、北上、翔鶴、大鳳!戦闘準備完了です!」
日向「旗艦日向、伊勢、島風、蒼龍、飛龍、摩耶!戦闘準備完了だ!」
龍田「あの時・・・言いそびれた言葉・・・今言うわ」
龍田「償わせて」
447 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/07/10(月) 03:00:45.92 ID:U6R/Z3xB0
天龍「おいおい、いつもののほほんとした空気はどこ行っちまったんだよ?」
龍田「茶化さないで〜天龍ちゃん?私だって真面目な時もあるのよ〜?」
天龍「・・・すまん」
長門「ふふっ、スターク。どうだ?お望み通り、最強の増援だ」
トニー『海の上をミスコン会場にしろと言った覚えはないぞ?・・・だがまぁ、最高のタイミングだ』
摩耶「大量の航空機に悩まされてるんだったな?だったらあたし達に任せな!」
加賀「そっちはどうなってます?もう敵と交戦始めているのですか?」
提督『いいや、まだだ。だがもう目の前まで来ている』
加賀「了解しました。直ちに向かうわ」
長門「行くぞ!低速艦は私が牽引する!」
島風「吹雪ちゃんなんだかすっごく速そう!向こうまでかけっこしようよ!」
吹雪「いいけど私音速超えるよ?」
島風「オゥッ!?」
448 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/07/10(月) 03:01:19.12 ID:U6R/Z3xB0
-------------------------------------------
スティーブ「増援が来るまで持ちこたえるぞ!降下用のハッチを-----」
ナターシャ「待って!もう敵の航空機と戦艦たちの射程圏内に入ってる!」
トニー『僕と提督で食い止めるから早く全員降下しろ!提督!』ドシュゥゥゥゥッ!
提督『ああ!』ドシュゥゥゥッ!
提督(だがこの数・・・俺とスタークだけではとても・・・)
敵戦闘機「ゴァァァ...!」
ヴゥ゛ゥ゛ゥ゛ゥ゛....ン...
トニー「クソ!数が多すぎ-----」
ズドドドドドンッ!!!
カッ!
ズガァァァァァアアンッ!!
敵戦闘機「ガァァ...」ボトボト...
449 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/07/10(月) 03:01:48.77 ID:U6R/Z3xB0
トニー「な・・・」
提督「今のは・・・砲撃?」
トニー「ジャーヴィス、何が起こった?急に空から砲撃の雨が降り注いだぞ?」
ピピピッ
ジャーヴィス『トニー様方の頭上に400メートルを超える飛行物体を検知しました』
提督「頭上?上を見たってなにも----」
提督「----!!」
ジャーヴィス『機体を識別中・・・ステルスモードで隠れています』
ヴンッ.... ヴァチチチッ...
トニー「なるほど・・・そういうことか・・・やってくれるね」
450 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/07/10(月) 03:02:19.68 ID:U6R/Z3xB0
-----------------------------------------
天龍「おいなんだありゃ!?空の一部分が歪んでいるぞ!?」
加賀「あれは・・・!」
武蔵「見覚えが?」
加賀「一度見たら忘れないわ・・・」
451 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/07/10(月) 03:02:47.27 ID:U6R/Z3xB0
------------------------------------------
輸送機内部
ジャーヴィス『識別完了-------------』
ジャーヴィス『----ヘリキャリアです』
ニック『スティーブ・ロジャース、我々S.H.I.E.L.D.はアベンジャーズの杖奪還作戦に参加する。可能な限りの支援をしよう』
スティーブ「・・・今度10ドル渡すよ」
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