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悟空「オラの?」緑谷「ヒーローアカデミア!」爆豪「No.4」
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96 :
↑いつの間にか最後のセリフがおかしくなってまった
◆6Vre9lRf4.
[saga]:2016/09/07(水) 16:33:28.10 ID:fe2GDdV5O
ドサッ…
物真「よっ」ブンッ
唯「ほっ」ブンッ
「…ん?なんだこのカス…」
唯「ん」クイッ…
ゴッッ!
「いいっ!?ボール!?」
「でけぶ…」
ピカッピカッ…
物真「5、6人は潰れたね」
耳郎「足下から見上げるってのも異様な光景…」
耳郎「唯すごいね」
唯「ん…」
(小大唯。個性サイズ)
(物質の大きさを自由自在に変えられるぞ)
ズバッ…
「う…」
香久山「…」ドサッ…
香久山「さてと…」
香久山(2人脱落はぬるかったわね)
香久山(10人以上じゃなきゃ張り合いないわ)
ボコッ!
土岡「ふぅ…暑い暑い」
土岡「ずっと地面に潜るのも楽じゃないな」
香久山「土岡君…合格したの?」
土岡「うん」
土岡「どうやらそっちも既に終わったみたいだね」
土岡「滑草君は何してるんだろうね」
香久山「さぁ…」
香久山「あのポコピーの事だからもう100人は脱落させてるんじゃない?」
ゴオオオッッ…
土岡「…騒がしいな…あそこは…」
香久山「さっき竜巻が発生したところ…」
97 :
◆6Vre9lRf4.
[saga]:2016/09/07(水) 23:09:11.94 ID:fe2GDdV5O
轟「ちっ…」ズドォッ!!
イナサ「うお!」キキィィィ…
イナサ「や〜…数ヶ月前とは段違いに強くなってるっス!轟君!」
轟「それはテメェも同じだろっ…!」
ボォッ!!
イナサ「!!」
ゴオオオッッ…
轟「………っ!!」
イナサ「……まぁ、俺も負ける気さらさらないっスけど」ギュルルル…
轟(炎まで防ぎやがった…)
轟(ほぼ攻撃無効かよ)ダンッ…
イナサ(ん?後退した…)
シュタッ…
ガシッ
グシャッ
イナサ「?なんスか?またクザンさんの真似でも?」
轟「いいや…今回は…」
轟「剣じゃねえ」カチカチ…
轟(クリスタル・コメット…!)ブンッ…
ビュッ…
イナサ「氷の破片を投げるだけって…」
イナサ「単純すぎじゃないっスか!?」スッ…
轟「…」
クイッ
イナサ「!?」
イナサ(後…)
轟(そんな技でお前を倒せるわけわけないたろ…)
轟(軌道変え…狙いは後頭部!)
イナサ「…っと」
ゴオオオオオオッッ!
轟「!?」
轟(後ろから風が!?)
イナサ「前後左右360°…」
イナサ「ちゃんと防御できるようにはしてるっス」トントン…
轟(……スーツに空いている穴はその為か)
イナサ「こんな事もできるっスよ…」
轟「!?」グオッ
ゴオオオオッッッッ…
轟(引き寄せられ…)
イナサ「歯ァ食いしばるっス…」グッ…
イナサ「よっっっ!!!」ドガアアアッッッ!
轟「がっ…!!」
98 :
◆6Vre9lRf4.
[saga]:2016/09/08(木) 01:40:50.30 ID:CclOws8PO
ドガァアッ…
イナサ「…」
ドサッ
轟「く…」
イナサ「俺の真骨頂はまだまだこんなもんじゃないっスよ!」
イナサ「行きまっス!」
轟「……」
轟「俺だって…この数ヶ月ずっとぬるま湯に浸かってたわけじゃねえんだよ…」
スッ…
イナサ(地面に手ェつけて何をしようと…)
ボボォォッ!!
イナサ「あちっ!?」
イナサ(地面から火柱が…!?)
轟「お前を倒せない俺じゃトップヒーローどこらかプロにすらなれねえからな…」ニッ
轟(グランドイラプション…)
緑谷「…」ダダッ…
緑谷「ここから近いのは…」
緑谷「轟君…かな」
ドオオオォォッッ…
緑谷「衝撃が激しいな…」
緑谷「大きい気を感じる…まさか夜嵐君とか!?」
緑谷「急がないと…」
ボオッッ!
緑谷「!」ヒョイッ
緑谷「……君は…」
滑草「…どこで道草食っているかと思えば…」
滑草「その様子じゃ…まだ2人も脱落させてないようだな」
滑草「だがまぁ都合がいい。お前を倒せば丁度100人目」
滑草「せいぜい楽しませてくれ…」
緑谷(マジ?)
ゴッッ!
緑谷「!」ブオッ
滑草(速い!)
緑谷「だっ!」
ズドォオッ!
滑草「!!」
緑谷「………」
滑草「ククク…予想以上だ…」
緑谷(あまり効いてなさそう…)
99 :
◆6Vre9lRf4.
[saga]:2016/09/08(木) 13:04:29.01 ID:CclOws8PO
八百万「…」
ドガッバキッ…
八百万「まずいですわ…轟さん。イナサさんと交戦中…」
八百万「これではここから動くのは至難ですわ」
葉隠「う〜ん…私達も加勢できればなぁ…」
麗日「相手は轟と互角以上に渡り合える人なんでしょ?」
麗日「むしろ迷惑かかっちゃうよ…」
八百万「しかしここでやり過ごせるのも…」
葉隠「時間の問題だよね…」
轟「っ…」ズザザ…
イナサ「よっ」ズザザ…
ダンッ!
轟 イナサ「ああああっ!!」
ズドオオオッ!!
八百万「どうすれば……」
八百万(?)
ドガガァァァアッ!!!
八百万「!」
ゴト…
ドゴォオオッ!
緑谷「はぁ…はぁ…」
ドゴォオオッ!
滑草「ぜぇ…ぜぇ…」
八百万「緑谷さん!」
葉隠「…と誰?」
ドドドッッッ!
轟「っだぁぁっ!」
イナサ「ウオオオッ!!」
「見つけた!」
「あっちに雄英いる!」
ダダッ
麗日「気付かれた!?」
八百万(まずい…)
八百万(な、何から手をつければ…)
緑谷 滑草「…」
ダッッ!
シャッ
轟 イナサ「!?」
轟(いつの間に…)
イナサ(背後に…?)
緑谷 滑草「邪魔だああああっ!!」
ズドオッ!
100 :
◆6Vre9lRf4.
[saga]:2016/09/08(木) 19:09:09.50 ID:CclOws8PO
緑谷「……っ…」
イナサ「ご…」
滑草「…ちぃっ…」
轟「あっ…」
ヒュゥゥ…
ゴオオオオッッッ…
八百万「…え?」
麗日 葉隠「え?」
「え?」
ズドッ…
緑谷「おおおおっ…」グッ
ズドッ…
滑草「はあああっ…」グッ
ガッッッッ
目良「!?」
瞬「わっ…」
雨良「これは…」
ゴオオオオオ…
目良「…………ん……」
目良「…ようやく…見え…」
目良「!?」
雨良「うっわすごいね」
雨良「大半が平地になっちゃったね…」
瞬「ナメックvsOFA…」
瞬「さぁて…おてなみはいけんといこうか」
目良「せ、せ…せ…」
目良「脱落者…1200人!?」
「1200人〜!?
「そ…それって夜嵐の10倍…」
緑谷「……へっ」ニッ…
滑草「さっさと始めるぞ」
101 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/08(木) 19:33:30.55 ID:h1iHFRV/O
はたしてこの脱落のしかたはボールでなのか物理的になのか
102 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/08(木) 21:09:13.40 ID:tDLZS+VXO
1200人も負傷させた上地形も変えたなら不適格で落とされそう
103 :
◆6Vre9lRf4.
[saga]:2016/09/09(金) 00:39:33.19 ID:Rz4ErzIyO
きょ、今日中に戦闘を書くのはちと無理があった…
明日は第一次終わらせます
(結局キャラ紹介できてね…)
104 :
◆6Vre9lRf4.
[saga]:2016/09/10(土) 01:53:32.27 ID:mijl+k8D0
「おいおいおい…」
「な、なんでいつの間にか残り2人になってんだよ…」
「これって……」
緑谷「……」
滑草「これでもう邪魔者は消え去った」
滑草「さっさと始めるぞ」
「受験者にテロリスト混ざってんぢゃねーか」
「いやもう中止した方が良いってば…」
雨良(いや〜派手にやったねー)
雨良(まぁ君の事だから人にも被害が及ぶ程のパワーは出してないと思うけどね)
瞬「きは….きえてない」
瞬(という事は気絶してる…のかしら)
瞬(なんにせよ生きてるだけまだよかったわ)
「止めなくてもよろしいのでしょうか?」
目良「え…あ……うん…」
目良「とりあえずはいいんじゃない?続行で」
「え💧」
緑谷「だあっ!」
滑草「ちぇあっ!」
ガッ!
緑谷「ぐ…」ググッ…
滑草「う…」ググッ…
ミシミシ…
緑谷「がああああっ…」
ズザザッ…
「おお!地味な奴が押してる!」
滑草「………」
滑草「フッ」
緑谷「!?」ギュオッ!
緑谷(腕が伸びた!?)
滑草「っ……」ギュルギュルッ…
緑谷「うわわ…」
滑草「ああっ!」ブオッ!
ゴオオオッ…
緑谷「うおっ…」
キキィ…
緑谷「あ、危ない危ない」
緑谷「?」
滑草「うああっ!」ガッ!
グオオッ
瞬「あれは…さっきデクちゃんがやった技…」
「まるで超能力者のバーゲンセールかよ…」
105 :
◆6Vre9lRf4.
[saga]:2016/09/10(土) 21:17:22.93 ID:mijl+k8D0
緑谷「ごっ…」
緑谷「にゃろっ!」ダンッ!
雨良「天井を蹴り飛ばした」
滑草「そう来なくちゃ面白くない…!」
緑谷「…」
ズドオオオッ!
「どういう着地の仕方だよ…」
シュゥゥ…
滑草「………」
ドゴオォッ!!
滑草「ぐはっ…!?」
緑谷「捉えた!」
ガッ!
滑草「ちっ……」
滑草「舐めるな!」
ドガァッ!
緑谷「っあ!」
緑谷 滑草「がああああっ!」
ドガガガッ!
「どちらも一歩も引かんな…」
「力はほほ互角と見た」
「大体、実力が五分五分の戦いじゃ勝敗がつく大きい要因といや…」
瞬「どちらがよりしょうりにうえているかね」
瞬(いい例で言えば体育祭の時の爆ちゃんみたいな感じね)
瞬(舐めプってのは相手の力量が推し量れない奴のやる事であって…)
瞬(…いやあの子に言っても説得力ないんだけどさ)
瞬(そんでどちらがその執念が強いかっつぅと…)
ズドオオッ!
瞬「やっぱナメちゃんかな〜?」
ズザザッ…
緑谷「っとと…」
滑草「どうした…その程度か…」
滑草「手を抜いている貴様と戦ったところでこの戦闘は意味を成さない」
緑谷「…」
滑草「その気がないのならすぐにでも終わらせよう」
シャッ!
緑谷(消え…)
ゴオゥッ…
緑谷「危な…」
緑谷(掠ったぞ今!)
滑草「避けてばかりでは何も進まんぞ」
106 :
◆6Vre9lRf4.
[saga]:2016/09/13(火) 17:15:41.49 ID:qwd08nWxO
滑草「ああっ!」
ズドォッ!
緑谷「うあっ…」
ズザザッ…
緑谷「くっ…」ブンッ
ガッ
緑谷「お?」
緑谷(弾かれ…)
ゴッッ!
緑谷「っだ…」
バキィィッ!!
緑谷「がっ…」キキィィィ…
「おお…」
「今んところ緑の奴の方が優勢だな」
緑谷(僕の攻撃を一つ一つ的確に対処してる…)
緑谷(なら…)
シャッ
「消えた!?」
「どこいった!」
ザワザワ…
滑草「騒々しい奴らだ…」
滑草「ちぇあっ!!」ブンッ
ガッッ
緑谷「っ…」
滑草「よくこれを防いだな」
「上!?」
「いつの間に飛んでたのかよ…」
クルクルッ…
シュタッ
緑谷「はぁ…はぁ…」
滑草「どうした。俺はまだ傷一つ付けられてないぞ」
緑谷「滑草君…さっきから…攻撃するまでに構えてるけど…」
緑谷「もしかして…先読みしてる?」
瞬「さきよみ?」
滑草「…何」
滑草「ただ耳が音に敏感なだけだ」
滑草「足音…風…」
滑草「そして貴様の呼吸の変化…」
滑草「これ程の情報量ならばどんなバカでも次の攻撃を予測できる」
緑谷「そう…かなぁ?」
107 :
◆6Vre9lRf4.
[saga]:2016/09/13(火) 19:36:53.66 ID:qwd08nWxO
緑谷「じゃ…こういうのとかも平気なのかな?」
シャッ
滑草「諦めの悪いヤツめ…」
瞬「……」
目良「……」
ビュオッ…
滑草「そこだっ!!」ブオオッ
スカッ
滑草「何!?」
シーン…
「外した!?」
「というか…」
キョロキョロ…
「見失ってね?」
滑草(だ…駄目だ…何も聞こえん…どこにいる…)
滑草(微かに気を感じるが…)
緑谷「こっちこっち」トントン…
クルッ
滑草「き、貴様いつからそこに…!」
緑谷「0.12秒位前かな?」
滑草「…どんな手品だ…」
緑谷「簡単さ…」
緑谷「心を無にした」
緑谷「空の様に静かに」
緑谷「雷よりすばやく」
緑谷「士傑学校じゃ常識……」
緑谷「いや…それの上級版って言ったとこか…」
滑草「ポポの…やはり貴様…何故あそこを…」
緑谷「まぁ…巡り合わせというか…なんというか…」
緑谷「とりあえず」
緑谷「そんなお喋りしてる暇はないって事は分かったよね?」
滑草「無論…」
滑草「そのつもりだ」
真堂「…たた…」
真堂「なんだ今のは…地震?」
「妨害しちゃ駄目だよ揺」
真堂「違うよ…俺はしてないしてない」
真堂「…それにしても…外の状況が分からないな」
「そういえばさっきから全然来ないね通過者…」
真堂「どうなってるんだ?」
108 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2016/09/19(月) 23:47:42.33 ID:vMogypsw0
原作が追い越したな
109 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/20(火) 22:17:37.05 ID:sR3cnLOc0
オリ展開は全然いいんだけど
原作キャラが一気に削減してからのオリキャラ増加だと、なんだかな
滑草みたいにDB関係のオリキャラならともかく
その他は何とも言い難い臭さがある
110 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/21(水) 01:29:00.97 ID:lXZz6mKwo
注意書きあっただろ
臭いのはお前
111 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/27(火) 16:45:10.29 ID:hjuoqHOcO
はいエタったああああwwwwwwww
だっさwwwwwww
112 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2016/10/23(日) 23:12:03.12 ID:LtpOZ8Rn0
まだ更新されないのですか?
113 :
◆G9HPr7nfxM
[sage]:2016/11/03(木) 14:00:34.12 ID:o1Oj1CoXO
お久しぶりです。
>>1
です
一ヶ月更新できずに申し訳ありません
ここ最近忙しい身だったのであたふたしておりました
まぁ時間の合間を縫って絵の作成に励んではいましたが
描いてる途中に思ったのは
「あまりに類似してると著作権的にノーじゃね?」
というわけでそれは一旦中断しました
さらにトリップの後の言葉も忘れて慌てふためいて一ヶ月ようやく再開できる態勢までには整いました
結論から言うとエタりません。展開的には詰んではいませんし
ただオリジナルのキャラクターについては今後対処していきたいと思います。読み難いと思われるのは承知の上ですが出来る限りベストを尽くします
それでも読みたいという方だけどうぞ
114 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/03(木) 14:03:28.70 ID:d8AguVXYO
べ、べつにまってないんだからね!
115 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2016/11/03(木) 20:23:08.95 ID:27RqJJZe0
待ってました(^o^)
116 :
◆G9HPr7nfxM
[sage]:2016/11/03(木) 22:52:25.25 ID:o1Oj1CoXO
緑谷「ああっ!!」バギイッ
ゴォォッ…
緑谷「だっ!」ダダッ!
滑草「チッ…」ズズッ
ボォォッ!
緑谷「!気弾っ…」
ドオオンッ!
緑谷「げほっ…!?」
ドゴオォッ!!
緑谷「ぐぅっ…」ズズッ…
滑草「わだだだだだっ!!」ボボボ…
緑谷「!」
ドオオオオッ!!
「わあああっ!?」
目良「ちょ…衝撃…」
緑谷「ぐあああっ…」
滑草「苦しめ苦しめ…」
滑草「?」
グッ…
緑谷「TEXAS…」ボボボ…
ダダ…
滑草「何!?」
緑谷「SMASH!!!」
ズドオオオッ!!
滑草「っ……!!!」
ゴキゴキッ
滑草「ぐあお…あああっ…」
瞬「うで…?」
雨良「へぇ〜。わざと狙いやすい体勢にさせて腕を一本持ってった」
雨良「こりゃきつい一撃だねー」
滑草「があ…」
緑谷「片腕だけじゃまともに戦えないだろ…」
緑谷「今なら止める事もできるぞ?」
滑草「……ふふ…」
滑草「舐められたもんだ」ガシッ…
ブチィッ!
緑谷「!?」
滑草「うぉ…ああああっ!!」
ズボッッ!
滑草「はぁ…はぁ…」
緑谷「再生…した」
滑草「ふん…骨の1本や10本折ってみるがいい」
滑草「その程度俺にとっては無意味だ」
117 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/03(木) 23:16:24.05 ID:SOJLpVZAo
あんたそれしたら体力へるじゃない!無茶すんじゃないわよ!
118 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/03(木) 23:23:30.78 ID:x10Xm1m2O
た、卵は産むんだろうか
119 :
◆G9HPr7nfxM
[sage]:2016/11/03(木) 23:26:49.84 ID:o1Oj1CoXO
滑草「それにしてもその妙な個性が厄介だな」
滑草「貴様も神に多少なりとも鍛えてもらっている様だからな」
緑谷「………」
緑谷「なんで…なんで君みたいな人がここに居るんだよ?」
滑草「ん?」
緑谷「だって君はナメック星人だろ?」
「ん?いきなり動かなくなったな…」
「何か話してるぞ」
瞬「…」
緑谷「確かナメック星は一回破壊してその後新しい星ができたんじゃ…」
滑草「…そうかそうか」
滑草「どうやら神の野郎は何も教えてやってないらしい」
滑草「いいだろう。俺から説明してやる」
滑草「数年前の話だ。ナメック星に巨大隕石が落ちた」
滑草「大地は割れ、海は荒れ、津波によって村はほぼ壊滅状態にされていた」
滑草「後数日もすれば惑星が崩壊する程の危機に陥った」
滑草「だが、一つだけ逃れる方法があった」
緑谷「……宇宙船?」
滑草「そうだ」
滑草「だが俺達の文明じゃ住民全員が乗れる様な宇宙船を作る技術も、時間も無かった」
滑草「だが、星の命が尽きる前に小さな宇宙船が完成した」
滑草「まぁ、1人乗れてやっとってところだが」
緑谷「まさか…それが…」
滑草「そう、俺だ」
120 :
◆G9HPr7nfxM
[sage saga]:2016/11/04(金) 00:01:11.34 ID:pQGgp8ctO
滑草「その時俺はまだ数歳のガキだったからな」
滑草「だから他のナメック星人は俺を気絶させ無理矢理宇宙船に乗せて脱出させたんた!」
緑谷「…」
滑草「起きた時にはもう遅かった」
滑草「宇宙船には俺宛に手紙が置いてあったがそんな事はどうでも良かった」
滑草「俺は仲間を呼び続けた」
滑草「来る筈がないと言うのに…」
滑草「結局俺は諦めてどこかの惑星に着くのをただ待つしか無かった」
滑草「そして地球に辿り着いた」
滑草「だがどうだ」
滑草「ここに来てからもロクな事はない」
滑草「誰かに会えば悲鳴を上げられるか、化物と言われるか」
滑草「挙句の果てには大魔王の子孫と恐れられる…」
緑谷「…!」
雨良『古い言い伝えだと大魔王から人々を守ったとも言われてる…』
緑谷(あの大魔王の事か…)
滑草「何故だ?何故奴らは俺を1人生かした?」
滑草「何も知らずに一緒に死ねば良かったのではないのか?」
滑草「俺は勝手に運命を決められた!!」
滑草「それがこのザマだ!生きていたって苦しむだけなんだ!!」
滑草「所詮生き延びても俺に未練は無かったんだ!!」
緑谷「……!!!」
滑草「……だが死人をどうこう言ったって仕方があるまい」
滑草「考え方を変える事にした」
滑草「この星の奴らはどうやら未知の生命体を信用する事は出来んらしいからな」
滑草「ならば認めさせるまでだ」
緑谷「まさか…だから…?」
滑草「トップに成り上がれば誰も俺に口出しできない」
滑草「当たり前だ。この世界は弱肉強食」
滑草「オールマイトになればここの奴らにも見返してやれる」
緑谷「……」
滑草「まぁ、本来ならば今年雄英に入荷する予定だったのだがな」
滑草「神の野郎に別のヒーロー科に行けと言われたもんでここにしたという訳だ」
緑谷(そらそうだ…いきなりオールマイトに喧嘩でも売ったら大問題だ…)
緑谷( 全盛期ならまだしもあの時のオールマイトならこいつはやりかねない!)
滑草「…結果それも果たせず終い」
滑草「俺の目標は無くなってしまった」
滑草「…………が」
滑草「今日、実に運がいい」
滑草「まさかその後継者を殺すチャンスが与えられるとはなぁ…?」
緑谷「……」
121 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/04(金) 00:04:28.41 ID:9a2MYepTO
殺したらヴィランになってまうで
122 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/04(金) 00:08:46.35 ID:Ir/rSES1o
ころしたらあかん
123 :
◆G9HPr7nfxM
[sage saga]:2016/11/06(日) 00:24:07.92 ID:5zio6qnX0
緑谷「お前は…認められたいから…」
滑草「…?」
緑谷「認められたいからヒーローになりたかったのか…?」
滑草「ああ。その通りだ」
緑谷「…そんな理由でヒーロー目指してたのか…?」
滑草「………」
緑谷「…………」
緑谷「だったら根本的に無理だ」
滑草「!?」
緑谷「それじゃヒーローにはなれない」
滑草「何っ…だと!?」
緑谷「……」
滑草「ほざけえええっ!!」ボォッ!!!
緑谷「っ!」
滑草「貴様に…」
滑草「俺の何が分かるっ!?」
ボボボ…
緑谷「…く…」
滑草「俺はただただ修行した!!」
滑草「強くなる事!それが俺の唯一無二の生きる理由なのだ!!」
滑草「それまで無くせば俺は…俺は…!!」
滑草「何の為かも知らずにただひたすら生きなければならない!!!」
滑草「生きる理由を俺から奪うな!!!」
ボオオオッッ!!!
緑谷「!!」
ドオオオオンッッッ……
緑谷「……」
ミシミシ…
滑草「流石は現世界最強。俺の爆力魔波を食らってもまだ死なんとはな」
滑草「だが流石にそろそろ戦う力も気も失せただろう」
滑草「冥土の土産に…」
滑草「俺の新技でとどめを刺してやる…」
バチバチッ
「おいやべえよマジで」
「あいつ殺す気だ!?」
瞬「……」
雨良「……」
滑草「さらばだっ!!!」
124 :
◆G9HPr7nfxM
[sage saga]:2016/11/06(日) 03:09:57.41 ID:5zio6qnX0
ガシッ
滑草「!?」
緑谷「この至近距離…」
緑谷「これなら決められる…!!」
滑草「何っ…貴様まさか殆ど…」
緑谷「こんな攻撃…悟空さんや神様の修行に比べれば屁でもない」
緑谷「ここらで終わらせよう…」
グッ…
緑谷「LIGHTNING……」
滑草「クソッ……」ガシガシッ…
緑谷(両腕掴まれた!?)
滑草「ぐおおおっ!!」ブンッ
グオオッ…
緑谷(伸ばした…そういう事
緑谷「がっ!?」 ガッッ!
滑草「フン…文字通り手も足も出まい」ブンブンッッ!
緑谷「ぐああっ…」
ガガガガッッ…
緑谷(それだけ言うなら出してやるよ足も…!)
緑谷(気の剣を…!!)
ダンッ
「飛んだ!?」
緑谷(何っ…)
グオオッ
滑草「だっ!!」
グルグルッ…
緑谷「うおっ…」ギュッ
瞬「あら…」
雨良「あっちゃ…足を触手かのように伸ばし両足に絡ませて動けなくしちゃったか…」
雨良「万事ったかな?ん?」
緑谷「くっそ…」
滑草「貴様に俺は倒せん!」
滑草「俺はこのまま負け続ける訳にはいかんのだ!」
緑谷「だからそんな事したって…!」
滑草「今の内に始末してやる…!」
グオオッ…
「腕が縮み始めた!」
「どんどん近づいてくぞ…」
滑草「喰らえ!!」カパッ…
緑谷(口の中から気功波を出す気か…!)
グオオッ…
125 :
◆G9HPr7nfxM
[sage saga]:2016/11/06(日) 03:24:34.24 ID:5zio6qnX0
緑谷(多分一撃必殺を狙おうとしたら再生されるだけだ…)
緑谷(あの技を出すならやっぱり…)
緑谷「……君は勘違いしてる!!」グググッ
滑草「?」ボボ…
緑谷「オールマイトを倒したってお前はNo.1ヒーローになれる訳じゃないんだ!!!」
滑草「今更何を…!!」
緑谷「強いから皆に信じられる訳じゃないんだよ……!!」
緑谷「皆から……」
緑谷「沢山の人から託されるから強くなるんだぁぁぁっ!!!」
滑草「抜かせぇぇっ!!」ボボ!
「危ねぇっ!!」
「ひいいっ!?」
緑谷「うおおっ………」グググッ…
滑草「!?」
ブォッ…
滑草「ぐっ…」
滑草(奴め…力を直前で抜いてその反動で……!?)
雨良「切島君と戦った時の戦法か」
ググッ…
緑谷「LIGHTNING SMASH!!!」
滑草(ただの正拳1発で俺を……)
ズドオオッ!!
滑草「ぐぼぉぉっっ…!?」
緑谷(狙いは口ぃいいいっ!!)
ボオオオッッ…!
126 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2016/11/06(日) 13:25:41.94 ID:tf0BLxV20
乙
127 :
◆G9HPr7nfxM
[sage saga]:2016/11/07(月) 00:42:52.90 ID:/M1u69rzO
シュル…
緑谷(緩まった…!)
滑草「ぶごっ……」
ヒュゥゥ…
ズドォォッ…
滑草「…………」
緑谷「っと」シュタッ…
緑谷「ふぅ…」
緑谷(流石はナメック星人…地球人の何十倍の戦闘力を誇ってる)
緑谷(今思えば、確かにナメック星が残ってるならそこに行ってドラゴンボールをもらえばいいだけだからなぁ…)
緑谷(知らない間に神様の故郷でそんな事が…)
緑谷(悟空さん…これ知ってたらどうしたのかな…)
緑谷「滑草君……」
滑草「………」
滑草「っ!!」キッ!
緑谷「え…」
滑草「魔貫光殺砲!!!」ギュオオッ!
ズドッッ!!
緑谷「ぐあっ…!?」
目良「ふあ?」
滑草「へへ…相打ちには…してやった…ぞ……」
ガクッ
緑谷「痛て…ててて」
緑谷「これは…急所………」
ドサッ…
「……」
「全員…倒れちまった」
ザワザワ…
「どうすんだよこれ…」
「もう続行できないんじゃ…」
「だからって十数人のまま二次に行くのは……」
目良「…………」
目良「あーえー…」
目良「そう…ですね」
目良「ただいま通過した者以外の全受験生が気絶しております」
目良「ま、運も実力の内と言いますかなんというか…」
目良「とりあえずアレですね、ええ」
目良「今失格になっていない42名」
目良「全員通過って事でどすか」
「……………」
「ええええええええええっ!?」
128 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2016/11/07(月) 00:53:47.92 ID:tp/sJBtV0
これギャングオルカやばくね
129 :
◆G9HPr7nfxM
[sage saga]:2016/11/07(月) 01:02:30.85 ID:/M1u69rzO
「…さん…」
「緑谷さん…」
八百万「緑谷さん!?」
緑谷「ん…っ」
緑谷「八百万さん…?」
八百万「ご無事で何よりでしたわ…」
緑谷「それはこっちの…」
緑谷「あれ…ここって…」
八百万「一次試験通過者の控え室ですわ」
緑谷「通過……あ…終わったのか」
緑谷「………」
緑谷「八百万さん…?」
八百万「え…?」
緑谷「皆は!?皆通過したの!?」ガバッ!
緑谷「それに拳藤さん……」
八百万「お、落ち着いて下さい!私達のクラスは全員合格していますわ…」
八百万「ご安心を」
緑谷「そうか…良かった」
八百万(…何故拳藤さんを真っ先に心配したのでしょうか?)
緑谷「とりあえず他の人にも声掛けてくるよ」
緑谷「心配してるだろうし…」スタッ…
八百万「あ…でもまだ…」
ズキズキ
緑谷「くっ…」
八百万「どうなさいました!?」
八百万「まさか…貫通している所が…」
緑谷「い、いや…大丈夫…」
八百万「…手?」
緑谷(…副作用か…)
緑谷(ライトニングスマッシュは気を開放した状態から気の集中を無理やりする捨て身の技…)
緑谷(腕の周りに気を纏わせ)
緑谷(パンチと同時に相手に気功波をぶつける)
緑谷(簡単に言ってるがこれは結構な博打で)
緑谷(強力な分腕が暫く痺れる…)<感覚無くなる位に
緑谷「あの技はあまり使いたくなかったんだよな〜…」
八百万「?」
緑谷「誰と会話しよう?」
>>130
130 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/07(月) 01:55:57.75 ID:yvW01PuN0
心配した拳藤さん
131 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/07(月) 02:26:51.81 ID:UY6Y7g4jO
1は緑拳推しか
132 :
◆G9HPr7nfxM
[sage saga]:2016/11/07(月) 14:21:39.54 ID:/M1u69rzO
緑谷「拳藤さん…」
拳藤「…お、デク起きたん?」
緑谷「大丈夫だった?さっきの」
拳藤「え…まーうん」
拳藤「どうにかした」
緑谷「その手…大丈夫?」
拳藤「ちょっと切られちゃっただけだよ」
拳藤「唾でもつければすぐ治る」
緑谷「…そっか」
緑谷(あの人…やっぱり…)
緑谷(拳藤が手こずる程の実力者か…)
緑谷(何であれ厄介な事に変わりない)
拳藤「それよりデクこそ怪我は?」
緑谷「いや…まぁ痛くないって言ったら嘘だけど…」
緑谷「動けないって程でもないから平気だよ」
拳藤「ふーん…」
目良<ただいまより2次試験を開始致します
目良<受験生の方は係員の指示に従って下さい
緑谷「あ、もう始まるのか」
拳藤「行こ、デク」
緑谷「あ…うん」
スタスタ…
八百万「またもや出し抜かれた…!!」ゴゴゴ…
轟<何やってんだ八百万こっちだぞ
八百万<ちょっ…
133 :
◆G9HPr7nfxM
[sage saga]:2016/11/07(月) 14:23:28.46 ID:/M1u69rzO
緑谷「拳藤さん…」
拳藤「…お、デク起きたん?」
緑谷「大丈夫だった?さっきの」
拳藤「え…まーうん」
拳藤「どうにかした」
緑谷「その手…大丈夫?」
拳藤「ちょっと切られちゃっただけだよ」
拳藤「唾でもつければすぐ治る」
緑谷「…そっか」
緑谷(あの人…やっぱり…)
緑谷(拳藤が手こずる程の実力者か…)
緑谷(何であれ厄介な事に変わりない)
拳藤「それよりデクこそ怪我は?」
緑谷「いや…まぁ痛くないって言ったら嘘だけど…」
緑谷「動けないって程でもないから平気だよ」
拳藤「ふーん…」
目良<ただいまより2次試験を開始致します
目良<受験生の方は係員の指示に従って下さい
緑谷「あ、もう始まるのか」
拳藤「行こ、デク」
緑谷「あ…うん」
スタスタ…
八百万「またもや出し抜かれた…!!」ゴゴゴ…
轟<何やってんだ八百万こっちだぞ
八百万<ちょっ…
134 :
◆G9HPr7nfxM
[sage saga]:2016/11/07(月) 14:24:09.19 ID:/M1u69rzO
緑谷「拳藤さん…」
拳藤「…お、デク起きたん?」
緑谷「大丈夫だった?さっきの」
拳藤「え…まーうん」
拳藤「どうにかした」
緑谷「その手…大丈夫?」
拳藤「ちょっと切られちゃっただけだよ」
拳藤「唾でもつければすぐ治る」
緑谷「…そっか」
緑谷(あの人…やっぱり…)
緑谷(拳藤が手こずる程の実力者か…)
緑谷(何であれ厄介な事に変わりない)
拳藤「それよりデクこそ怪我は?」
緑谷「いや…まぁ痛くないって言ったら嘘だけど…」
緑谷「動けないって程でもないから平気だよ」
拳藤「ふーん…」
目良<ただいまより2次試験を開始致します
目良<受験生の方は係員の指示に従って下さい
緑谷「あ、もう始まるのか」
拳藤「行こ、デク」
緑谷「あ…うん」
スタスタ…
八百万「またもや出し抜かれた…!!」ゴゴゴ…
轟<何やってんだ八百万こっちだぞ
八百万<ちょっ…
135 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/07(月) 15:51:57.99 ID:H+BwUroGO
落ち着け
136 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/07(月) 15:52:41.93 ID:H+BwUroGO
落ち着け
137 :
↑エラーが発生した結果
◆G9HPr7nfxM
[sage saga]:2016/11/07(月) 16:23:04.58 ID:TH9+s4e4O
緑谷「ここか…」
緑谷「随分少なくなったなぁ…」
拳藤「通過者60名だからな〜」
緑谷「60!?それって5割どころか4%にも達していないじゃないか…」
拳藤「ま、まぁ色々あったんだよ💧」
拳藤(自覚あるんだよ、な?)
緑谷「そっか…」
拳藤「これから何すんだろ」
目良「えー皆様。第一次試験突破おめでとうございます」
目良「どの方も迅速そして臨機応変に対応できていたと思われます」
目良「まぁちょっとしたハプニングは起こった訳ですが」
緑谷 滑草「???」
(自覚あるんだよ、な?)
目良「兎にも角にもこの様な生存競争というのは私達にとっては日常茶飯事みたいな事であって」
目良「実際今の所ヒーロー活動だけで食っていけるのは」
目良「40人中1人とされています」
「!?」
目良「残りの39人は1、2年経だずに辞職…」
目良「まぁ、経済的な理由じゃないケースも幾つかありますが…」
目良「今の割合だと20〜30人中に1人と言った所でしょうか」
目良「ヒーロー問わず社会はこれ程甘くはないという意識を持って今後試験を受けて頂ければ幸いです」
麗日「ふむふむ」
麗日(ただでさえ安定した収入を得るだけでも至難ってのに…)
麗日(道は険しいんやなぁ…はは)
目良「ではこれより第二次試験を行いたいと思います」
目良「お手元にある資料をご覧下さい」
切島「ん?資料なんて…」
切島「うおっ!?いきなり現れた!?」スッ…
緑谷(雨良さんってこれに関わっているのかな)ピラッ…
雨良「流石にこんな大量の資料を一斉送信は骨が折れるね…」
目良「まず今から貴方達には15のチームに分かれてもらいます」
目良「1枚はそのチームの名前が書かれているかと思います」
緑谷(D……AからOか)
目良「そのチームに分かれたら記載されている番号の部屋に向かって下さい」
目良「係員に聞けば案内してくれると思います、多分」
(多分!!)
目良「それじゃ早速お願いします」
138 :
↑エラーが発生した結果
◆G9HPr7nfxM
[sage saga]:2016/11/07(月) 16:25:05.54 ID:TH9+s4e4O
緑谷「ここか…」
緑谷「随分少なくなったなぁ…」
拳藤「通過者60名だからな〜」
緑谷「60!?それって5割どころか4%にも達していないじゃないか…」
拳藤「ま、まぁ色々あったんだよ💧」
拳藤(自覚あるんだよ、な?)
緑谷「そっか…」
拳藤「これから何すんだろ」
目良「えー皆様。第一次試験突破おめでとうございます」
目良「どの方も迅速そして臨機応変に対応できていたと思われます」
目良「まぁちょっとしたハプニングは起こった訳ですが」
緑谷 滑草「???」
(自覚あるんだよ、な?)
目良「兎にも角にもこの様な生存競争というのは私達にとっては日常茶飯事みたいな事であって」
目良「実際今の所ヒーロー活動だけで食っていけるのは」
目良「40人中1人とされています」
「!?」
目良「残りの39人は1、2年経だずに辞職…」
目良「まぁ、経済的な理由じゃないケースも幾つかありますが…」
目良「今の割合だと20〜30人中に1人と言った所でしょうか」
目良「ヒーロー問わず社会はこれ程甘くはないという意識を持って今後試験を受けて頂ければ幸いです」
麗日「ふむふむ」
麗日(ただでさえ安定した収入を得るだけでも至難ってのに…)
麗日(道は険しいんやなぁ…はは)
目良「ではこれより第二次試験を行いたいと思います」
目良「お手元にある資料をご覧下さい」
切島「ん?資料なんて…」
切島「うおっ!?いきなり現れた!?」スッ…
緑谷(雨良さんってこれに関わっているのかな)ピラッ…
雨良「流石にこんな大量の資料を一斉送信は骨が折れるね…」
目良「まず今から貴方達には15のチームに分かれてもらいます」
目良「1枚はそのチームの名前が書かれているかと思います」
緑谷(D……AからOか)
目良「そのチームに分かれたら記載されている番号の部屋に向かって下さい」
目良「係員に聞けば案内してくれると思います、多分」
(多分!!)
目良「それじゃ早速お願いします」
139 :
↑エラーが発生した結果
◆G9HPr7nfxM
[sage saga]:2016/11/07(月) 16:25:49.45 ID:TH9+s4e4O
緑谷「ここか…」
緑谷「随分少なくなったなぁ…」
拳藤「通過者60名だからな〜」
緑谷「60!?それって5割どころか4%にも達していないじゃないか…」
拳藤「ま、まぁ色々あったんだよ💧」
拳藤(自覚あるんだよ、な?)
緑谷「そっか…」
拳藤「これから何すんだろ」
目良「えー皆様。第一次試験突破おめでとうございます」
目良「どの方も迅速そして臨機応変に対応できていたと思われます」
目良「まぁちょっとしたハプニングは起こった訳ですが」
緑谷 滑草「???」
(自覚あるんだよ、な?)
目良「兎にも角にもこの様な生存競争というのは私達にとっては日常茶飯事みたいな事であって」
目良「実際今の所ヒーロー活動だけで食っていけるのは」
目良「40人中1人とされています」
「!?」
目良「残りの39人は1、2年経だずに辞職…」
目良「まぁ、経済的な理由じゃないケースも幾つかありますが…」
目良「今の割合だと20〜30人中に1人と言った所でしょうか」
目良「ヒーロー問わず社会はこれ程甘くはないという意識を持って今後試験を受けて頂ければ幸いです」
麗日「ふむふむ」
麗日(ただでさえ安定した収入を得るだけでも至難ってのに…)
麗日(道は険しいんやなぁ…はは)
目良「ではこれより第二次試験を行いたいと思います」
目良「お手元にある資料をご覧下さい」
切島「ん?資料なんて…」
切島「うおっ!?いきなり現れた!?」スッ…
緑谷(雨良さんってこれに関わっているのかな)ピラッ…
雨良「流石にこんな大量の資料を一斉送信は骨が折れるね…」
目良「まず今から貴方達には15のチームに分かれてもらいます」
目良「1枚はそのチームの名前が書かれているかと思います」
緑谷(D……AからOか)
目良「そのチームに分かれたら記載されている番号の部屋に向かって下さい」
目良「係員に聞けば案内してくれると思います、多分」
(多分!!)
目良「それじゃ早速お願いします」
140 :
↑エラーが発生した結果
◆G9HPr7nfxM
[sage saga]:2016/11/07(月) 16:32:17.23 ID:TH9+s4e4O
おうう…何故か知らんがOMOI…
連投あったらすみません
141 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/07(月) 16:56:26.43 ID:6PvxIf/+O
連投だらけだから時間置いてみたら?
142 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/07(月) 16:57:51.83 ID:6PvxIf/+O
連投だらけだから時間置いてみたら?
143 :
◆G9HPr7nfxM
[sage saga]:2016/11/07(月) 18:07:29.68 ID:TH9+s4e4O
拳藤「デクは?」
緑谷「僕はDだね」
拳藤「そっか、私はG」
緑谷「まぁそりゃ同じ出身の人をチームには入れないよね」
目良(あみだで決めたなんて言えない)
拳藤「残念。私の出番はなさそうかな?」
緑谷「大丈夫大丈夫。さっきみたいなヘマはしないから」
拳藤「ま、精々頑張りな?」
拳藤「じゃ」
緑谷「……」スタスタ…
緑谷(また借り一つできちゃったなぁ…)
緑谷(拳藤さんにはホント、助けられてる)
緑谷「…」
緑谷「いっ!?」ポンポン
緑谷(さっきの…!)クルッ…
麗日「デ、デク君どったの?」
緑谷「う…麗日さんか…」
緑谷「何でもないよ」
麗日「ねぇ、もしかしてデク君ってDチーム?」
緑谷「?なんで分かったの?」
麗日「い、いや…乙女の勘っていうかなんというか…」
麗日「Dはデク君のDだからね!」
緑谷「…ははっ」
緑谷「流石麗日さんだ。敵わないや」
麗日「???」
緑谷「15…って事は後2人居る筈だけど…」
「おーいDの人いますかー?」
緑谷「あ!あっちにいるな」
麗日「はーい!」ダダッ…
緑谷「………」
士傑娘「………」
傑物娘「………」
麗日「………」
緑谷(どうしてこうなった)
144 :
◆G9HPr7nfxM
[sage saga]:2016/11/07(月) 21:01:07.58 ID:TH9+s4e4O
緑谷(なんでよりにもよって女子しかいないんだよぉっ!?)
緑谷(せめて知らない人でもいいから男の生徒来てーー!)
緑谷(しかも1人はさっきの女の子!)
緑谷(また尋問される〜)<ヒィィ
緑谷「…ええと…その…」
士傑娘「また一緒に頑張りましょうね!」ダキッ
緑谷「ぎゃっ!?」
麗日(大胆!)
緑谷(麗日さんタスケテ…)
傑物娘「と、とりあえず自己紹介しとこっか、始まる前に」
傑物娘「私は『凸川凹美(とつがわへこみ)』」
凹美「よろしくね!」
緑谷「よ……よろしぷ…」
士傑娘「おっと。挨拶が遅れたわね」バッ
緑谷<やっと拘束から外れた
士傑娘「『幸愛結美(ゆきのけみ)』だよ、よろしく!」
緑谷「よ、よろしくね…結美さん……」
麗日「2人はその…知り合いなの?」
緑谷「いいいいや!あのその…さっき!」
結美「さっき知り合ったの、ねー」
緑谷(ひぃぃぃっ!?)
麗日「?そ、そうなんだ…」
目良<zzz…マイクのテスト中…zzz…
4人「………」
目良<皆様無事仮想街に着きましたか?
凹美「あ、眠い人だ」
目良<ではこれから二次試験の説明をさせていただきます
目良「えー、ではまず貴方方に把握してほしい事は2つ程あります」
目良「1つは試験に行うにあたっての設定です」
香久山「設定?」
目良「話は至ってシンプル。街に監禁されている人物が2人います」
目良「その人達を救出すれば二次試験通過となります」
緑谷(救助訓練か…)
目良「ただし先程も述べた通り、ヒーローに必要とされるものの一つに」
目良「如何に迅速に行動出来るかというものがあります」
目良「この試験の制限時間は10分とさせていただきます」
目良「10分経つと監禁場所が爆発します」
上鳴「お、おお…」
耳郎「ありがちなシチュエーションだ」
145 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2016/11/08(火) 08:18:58.95 ID:jGDtzL8H0
今週のヒロアカ見たけどアイツの正体がアイツだったとは
146 :
◆G9HPr7nfxM
[sage saga]:2016/11/08(火) 19:18:46.01 ID:C1dVR6+wO
へい今日の更新始めるザマス
今日は特に閲覧注意…
147 :
◆G9HPr7nfxM
[sage saga]:2016/11/08(火) 19:35:17.13 ID:C1dVR6+wO
目良「まぁ究極的に言うと爆破テロが起こる前に被害者を救出せよって事ですな」
目良「ただまぁ悠長に敵が待ってくれている訳でもなく積極的に妨害してきます」
目良「それらの障害を見事掻い潜ってください」
目良「最後にこちらから判明している情報を一つ報告しておきます」
緑谷「?」
目良「模擬戦闘とは言え1から情報収集をするのでは10分を軽くオーバーしてしまうでしょう」
目良「そこで一つ重要な情報を与えておきましょう」
目良「地図に書いてある交差点付近に錠の鍵が落ちています」
目良「それを使って監禁されている者を解放してあげましょう」
目良「以上ルール説明でした」
目良「何か質問のある方がいらっしゃるのであれば係員に申しつけてください」
目良「では1分後に始めます」
麗日「渡された資料は4つ…」
結美「この仮想街の地図とチームの名前が書かれた名前…」
凹美「後………」
緑谷「ち、チー………」
緑谷「チーズ?」
凹美「あのーなんでチーズの写真が配られてるんですか?」
係員「その質問にはお答えできません」
凹美<えー
緑谷「……黄一…イ番?」<四字熟語?
結美「なんかの暗号かな?」
麗日「というかウチのと違うね」
緑谷「うーん…」
緑谷「あの…最後に一つ確認ですけど…」
緑谷「この試験の通過条件というのは……」
係員「被害者を爆破時間までに解放する事…つまりは…」
係員「錠で鍵を開けた者を指しますね」
緑谷(つまりただ救出すればそのチーム全員クリアって訳じゃないのか……?)
緑谷(…鍵…被害者…)
緑谷(………何か嫌な予感が……)
係員「ではご武運を祈ります」
凹美「よーし皆張り切ってこー!」
目良<3
麗日(ノリ軽いなぁ…)
目良<2
結美「…ふふ」
目良<1
緑谷「………」
目良「GO!!」
148 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2016/11/08(火) 20:15:35.71 ID:jGDtzL8H0
まさか・・・
149 :
◆G9HPr7nfxM
[sage saga]:2016/11/08(火) 22:06:57.60 ID:C1dVR6+wO
まぁ本編に入りたいとこなんですが実際に見ないと分かりにくいと思うんで
さぁ皆も暗号解読してみよー
結美 ロ高イイ
麗日 ガビアル
凹美 看高板層
緑谷 黄一イ番
(多分難易度超易)
そしてこれから例の仮想街地図も貼ります
(つーか写真を貼り付けした事ないから成功するか心配)
最低限必要な箇所だけ書いたんで雑とかなコメントはしないでね
150 :
◆G9HPr7nfxM
[sage saga]:2016/11/08(火) 23:28:21.31 ID:C1dVR6+wO
https://imgur.com/gallery/oRgyo
151 :
◆G9HPr7nfxM
[sage saga]:2016/11/08(火) 23:29:09.59 ID:C1dVR6+wO
http://imgur.com/gallery/oRgyo
152 :
◆G9HPr7nfxM
[sage saga]:2016/11/08(火) 23:31:01.88 ID:C1dVR6+wO
左北
右南
上東
下西
ですな(一応設定上)
153 :
◆G9HPr7nfxM
[sage saga]:2016/11/09(水) 00:40:31.26 ID:2K7orfPaO
緑谷「とりあえずさっき言った鍵のある場所に移動しよう!」
麗日「うん!」ダダッ…
結美「思ったより緩いルールね」
凹美「ねー。これって結局10分以内に被害者を探し出すだけの事だもん」
凹美「なんで10分も時間が要るのかなぁ?」
緑谷「ま、まぁ移動時間とその被害者の位置特定の事を考えるとそれ位の時間になるんじゃないかなぁ?」
凹美「そっかぁ」
緑谷「……」
緑谷「よし…ここだな!」
緑谷「鍵がどこかに隠されてる筈だ!見つけよう!」
麗日「あるというか…」
麗日「彼処に堂々と置かれてるけど…」<箱
緑谷「ええええっ!?」
緑谷(てっきり謎解きやらパスコードやらで時間稼ぎするのかと思った…)
緑谷(なんでそうも簡単に…?)
結美「とにかく開けてみましょう」
緑谷「そ、そうだね」
スタスタ…
緑谷「………」
緑谷「開けた瞬間ボカンってのは無いよね?」
麗日 結美 凹美「どうぞどうぞ」
緑谷(こうなるよね)
緑谷(仮定の話をしてたらそれこそ時間がもったい無い)
緑谷(最悪反射で避けられる自信はある!)パカッ
緑谷「…………え」
麗日「どう…だった?」チラッ
結美 凹美「」チラッ
麗日 結美 凹美「…………え」
緑谷「鍵…2個しか無い」
係員『被害者を爆破時間までに解放する事…つまりは…』
係員『錠で鍵を開けた者を指しますね』
緑谷(わざわざアナウンスしてくれる位なんだ。恐らくこれ以外にあるとは考えにくい…)
麗日(つまりこれって…)
緑谷「………必ず誰か…」
緑谷「2人は脱落する?」
154 :
◆G9HPr7nfxM
[sage saga]:2016/11/09(水) 00:46:25.33 ID:2K7orfPaO
係員『鍵で錠を……?』
係員『錠で鍵を開けるんだよな?』
このミスは酷い
今日は意外と時間がかかってしまった
展開的に丁度いいのでここまで(2レスだけェ…)
155 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/09(水) 01:31:30.73 ID:c5GTRLIBO
そういえば葉隠とかどこいったの?
156 :
◆G9HPr7nfxM
[sage saga]:2016/11/09(水) 20:06:00.07 ID:2K7orfPaO
↑別のグループ(通過しやした)
157 :
◆G9HPr7nfxM
[sage saga]:2016/11/10(木) 17:14:13.90 ID:RaLn9qmDO
目良「残っている半分の生徒が元雄英」
目良「しかもA組は全員通過と来ましたね」
目良「相変わらず偏ってますね〜」<大体予測はついてたけど
目良「まぁ構いませんけどね」
目良「多分これで半分減らすから」
158 :
◆G9HPr7nfxM
[sage saga]:2016/11/10(木) 17:16:56.15 ID:RaLn9qmDO
緑谷「………必ず誰か…」
緑谷「2人は脱落する?」
麗日「嘘…」
凹美「ぇぇ…え…」
結美「…」
緑谷(…お、落ち着け落ち着け)
緑谷(これはつまりあれか…?)
緑谷(残り2つの鍵を10分以内に探せって事なのか?)
緑谷(そんなのほぼ無理だろ…!)
緑谷(いくら狭い敷地だとしても建物一軒一軒調べられる訳ないじゃないか…)
緑谷(…どうする…)
緑谷「みっ…みん…」
凹美「…」
結美「…」
麗日「…っ…」
緑谷(まぁ皆考える事は同じだよな…)
緑谷「え…ええっと…」
ガッ!
緑谷「っ…!」
凹美「………」
ボコボコッ
麗日「ちょっ…待っ」
ピョーーーンッ
結美「おー飛んだ飛んだ」<バネみたい
麗日「デッデク君追わなくていいの!?」
緑谷「ここで騒ぎを起こしたら仮想敵がやって来るかもしれない」
緑谷「深追いはできないよ」
緑谷「それに………」
緑谷「ああするのが普通なんだ」
麗日「普通って…」
緑谷「これは鍵争奪戦じゃない。そんな事皆分かってる」
緑谷「だけど最終的にこの鍵を使って錠を開けるのには代わりない」
緑谷「恐らくこの町の中から探し出すんだろうけどこうもしてる間に時間は刻一刻と迫ってる」
緑谷「だったら先手を取った方がいいだろ…?」
麗日「……」
緑谷(…迂闊だった…)
緑谷(わざわざ同校の人を連れてくるのはチーム同士で争わせる為だったのか…)
緑谷(多分僕達が2個独占する可能性があって凸川さんは奪ったんだろう)
緑谷(…ここで僕がすべき選択は…)
緑谷「……麗日さん。幸愛さん」
緑谷「鍵か僕か選んでくれないか?」
麗日「!!」
結美「…」ニヤッ…
159 :
◆G9HPr7nfxM
[sage saga]:2016/11/10(木) 20:38:50.40 ID:RaLn9qmDO
麗日「え、選べって…」
緑谷「僕はすぐにそんな逃げ道には走りたくない」
緑谷「どちらかというと2人のどちらかに保険をかけたいんだ」
緑谷「多分クリアしようがなんだろうが後数分はこのフィールド内だから最悪戻ってきて協力してくれても構わない」
緑谷「けど…もしもの事があった時…」
緑谷「犠牲は少なくしておきたい」
麗日「で、でも…」
緑谷「頼む…鍵を持ったまま3人不合格なんてしたくない」
緑谷「どちらか先に…行ってくれ…」
結美「……」
結美「じゃあ私
麗日「私が行くよ」
結美「!」
緑谷「麗日さん…」
麗日「私だって本当はデク君にそれ託したいけど」
麗日「デク君は私の事知っててそう言ってくれたもんね…」
麗日「その気持ちを踏みにじる訳にはいかないよ」
麗日「逆に失礼だしね」
緑谷「……」
結美「あ、私はいいわよ、別に」
結美「同じクラスメイト潰し合うのはお互い気が引けるものね」
緑谷「……決まりかな」
緑谷「麗日さん、任せた!」
麗日「任された!」
麗日「戻れるならすぐそっち行くから!!」
ゴォォッ…
緑谷(これでいい…)
緑谷(後は残ってる可能性に賭けてみるだけだ)
緑谷(大丈夫!2人で協力すれば何とかなるさ!)
緑谷(……とはいえ…2つの鍵を見つけて尚且つ被害者も探さないと行けないとなると…)
緑谷(……後6、7分…)
緑谷「…………」
緑谷「……あ」
緑谷(やばい。致命的なミスを犯してしまった…)
緑谷「…………え………と…」クルッ
結美「やっと…2人になれたわね」
緑谷「………」
緑谷(麗日さぁぁぁぁん!?)
160 :
◆G9HPr7nfxM
[sage saga]:2016/11/11(金) 16:05:09.31 ID:5wDNqb+kO
結美「嬉しい…もしかして私とお話したくてここに残ったの?」
緑谷「い、いいいいえ別にそんな…」
緑谷(マジかよ…1分1秒時間無駄にできないってのに!)
緑谷「今それどころじゃないんですよ!」ダダッ
結美「待ってよ」
ダダッ…
緑谷(速っ…!)
結美「私はただ貴方と…」
緑谷「だから試験後でお願いしますってばぁぁぁっ!!」
緑谷「ふ…ふぅ…」
緑谷(建物の陰でやり過ごそう)
緑谷(くそっ….後5分弱…)
緑谷(ああは言ったもののそんな容易に探せるる様なモンなのか!?)
緑谷(だがまず分かる事は10分以内にクリアできる試験なのだから片っ端から探すという事は絶対に無いはずなんだ!)
緑谷(とするとやっぱりキーになってくるのは…)
緑谷「……」
緑谷「黄色…1…?黄い1番……」
緑谷(…これだけじゃ分かる訳無いだろ…っ!)
緑谷(何とかしないと何とかしないと…)
結美「悩んでるなら手貸すよ?」
緑谷「ぐあああっ!?」ババッ
結美「びっくりした…」
緑谷「こっこここっちが驚いたよ!!」
結美「うーん…そんなに私とお話するの嫌なの?」
緑谷「というか…なんで僕と話さないといけないんだ?」
緑谷「この試験中じゃないと駄目な事でもあるの?」
結美「…………」
結美「なんとなく」
緑谷(なんとなく!)
緑谷(そろそろ我慢の限界なんだが…💧)ギュッ
結美「そうだなぁ…」
結美「じゃ一緒に恋話しよ?」フッ
緑谷「!?」クルッ
161 :
◆G9HPr7nfxM
[sage saga]:2016/11/12(土) 00:19:26.79 ID:ZHSP4gtq0
緑谷「こ、恋話…ってあのコイバナ?」
結美「うん」
緑谷「い、いや…その…そういうのは普通女子同士での会話なんじゃ…」
結美「………」
緑谷(後5分も無い…こんな事してる場合じゃない…)
緑谷(そんな事分かり切ってるけど…)
緑谷(何故か…何故か知らないけど)
緑谷(身体が動こうとしない…)
結美「……君」
結美「好きな子いるでしょ」
緑谷「………!」
緑谷「す、好きな人っ………て」
緑谷「何を根拠に…」
結美「…私分かっちゃうんだ」
結美「一目見るだけで、ああこの人はそういう感情を持ってるなぁ…」
結美「そういう顔してる」
緑谷「…別に…そんな…」
緑谷「そ、そもそも女子とお近づきになる事さえままならないのに…」
結美「そうやって誤魔化しても無駄だよ?」
結美「本当は…内心はそう思ってない」
緑谷「なんで…」
スッ…
結美「心拍数上がってる」
結美「ほら…ドクンドクン言ってる」
緑谷「…な、な…にを…」
結美「………私ね」
ガシャン
緑谷 結美「ん」
仮想敵「………」
緑谷 結美「……………」
緑谷「がああああっ!?」グイッ
結美「きゃっ///」
ダダッ
目良<後5分〜
162 :
◆G9HPr7nfxM
[sage saga]:2016/11/12(土) 22:22:27.24 ID:ZHSP4gtq0
緑谷「クソォォォオオッ!?」
結美「手繋…//」
緑谷(そんなの気にしてる場合じゃねぇぇぇぇ!?)
緑谷「っ……」ダダッ
緑谷「波ぁぁああっ!!」ボオオッ!
ドオオオッッ
緑谷「はぁ…はぁ…」
結美「助けてくれてありがとう」
結美「やっぱり闘ってる時の貴方は素敵ね」
緑谷「だから…今は…」
緑谷「ん?」
ゴォォッ…
凹美「あ!見つけた!!」
緑谷「あの子は…!さっきの!」
シュタッ…
凹美「…お、お願い!助けて!」
緑谷「た…助けてって…鍵はもう…」
緑谷(もしかして被害者…)
凹美「それが………」
凹美「捕まってる人!手錠だけじゃなくて足錠もされてたの!!」
緑谷「!」
凹美「このままじゃ皆不合格に…!」
緑谷(成る程…そういうカラクリか…)
緑谷(抜け駆けした人が被害者を探してる間残されている人達は鍵を探し始める…)
緑谷(そうやって分散する様計算してたのか…!)
緑谷(完全に読まれてる)
緑谷「そりゃ言われている情報は一部の鍵の場所だけで鍵が何個か、被害者は何人か、錠は何個なのかなんて事一度も話されてない!これを10分で攻略するなんて…ほぼ無理なんじゃ無いのか…?後4、5分だ…その間にどうやって探す?麗日さんが来たところでどうなる?状況は変わらない…」ブツブツ…
結美「困ったわ…」
結美「恋話する時間が後ちょっとしかない!」
緑谷(そういう問題かぁぁぁっ!!)
緑谷(どうするどうするもう時間は無い…)
緑谷(どうすればいい…!)
緑谷(……)
緑谷(ここで諦めてたまるか…!)
緑谷(そうだ…皆繋いでくれたんだ)
緑谷(簡単に捨てられるかよっ…!)
結美「うーん…せめて全員集まれば対策練られるんだけどな」
凹美「うぅ…」
緑谷(そうだ…全員…)
緑谷(………分散……)
緑谷「ああっ!?」
163 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2016/11/12(土) 22:48:08.42 ID:Jfvahmmn0
来てた
164 :
◆G9HPr7nfxM
[sage saga]:2016/11/13(日) 00:02:07.35 ID:LJY69CPs0
緑谷「迂闊だった…」
緑谷「そういう事か!」
結美「?」
緑谷(これは鍵争奪の心理戦での仲間割れが目的じゃないんだ…)
緑谷(いや…それもあるけど…そうこれは…)
緑谷(自動的に仲間を分散させる為にこんな試験を出したんだ!)
緑谷「そういう事なら話は早い!」
緑谷「はぁぁあっ!!」ボオオッ!
凹美「え、え…なんでいきなりビーム…」
緑谷「麗日さんを呼ぶ為さ!」
緑谷「多分そう遠くない所に…」
ゴォォッ…
麗日「デク君!?」シュタッ…
緑谷「ほら来た!」
麗日「いきなり個性出すから驚いたよ…どうしたの?」
緑谷「麗日さん…鍵は開けた?」
麗日「え…あ、まぁ」
緑谷「それじゃその時の状況を詳しく説明してくれ」
麗日「じょ、状況って…?」
緑谷「些細な事でもいい…時間が無い!」
麗日「ええと…そうだな…」
麗日「まず被害者は手錠と足錠されてて…」<赤い服着てたな
麗日「後なんか知らんけどチーズの写真も」<うちらのと撮ってた方向逆やったけど
緑谷「…………」
緑谷「なるほど…」
緑谷「ようやく全てのロジックが繋がった」
麗日「ロジック…?」
緑谷「この四文字の言葉、そしてこの写真の謎!」
緑谷「解けた…!!」
165 :
◆G9HPr7nfxM
[sage saga]:2016/11/13(日) 03:09:23.18 ID:LJY69CPs0
緑谷「時間が無い。簡潔に話すよ」
緑谷「まず、3人共あの4つの文字が書かれた紙を見せてくれ」
麗日 結美 凹美「???」
緑谷「そして並べると」
緑谷 黄一イ番
結美 ロ高イイ
凹美 看高板層
麗日 ガビアル
緑谷「こうなる」
結美「うーん…無理やりやれば文にできなくはないけど…」
緑谷「いえ…皆見落としがちなポイントがある」
緑谷「どうやら被害者によって着ている服が違うみたいなんだ」
凹美「服って…あ!」
凹美「そういえば…こっちは青だった!」
麗日「えっ!?」
緑谷「これは1文字目と3文字目が赤、2文字目と4文字目が青となっている」
緑谷「即ち正しくはこう読む!」
黄イ一番
ロイ高イ
看板高層
ガアビル
麗日「あ…これ…」
緑谷「一番高イ高層ビル…」
緑谷「これでもう1つ…青服の被害者の鍵の居場所が掴めた」
結美「でも赤い人の鍵が分からないわね…黄色い看板ががあるだけじゃなんとも…」
緑谷「そう…1番分かりにくい所がここ」
緑谷「誤植という事で見逃してるかもしれないがこやこにあるはずのるがない」
緑谷「じゃあどこに行ったか?」
緑谷「答えは…地図だ」
凹美「地図…?」
緑谷「うん。二人共、さっき見たチーズの写真ってのは今僕達が持ってる物と反対の向きに撮られてたんだよね?」
麗日「うん…………ってまさかデク君…」
緑谷「そのまさか…洒落にならないシャレって言った所かな」
緑谷「地図の見方は逆。南を上にする」
結美「でもそれだけじゃなんとも…」
緑谷「皆一回空に行こう」
166 :
◆G9HPr7nfxM
[sage saga]:2016/11/13(日) 16:20:54.17 ID:LJY69CPs0
緑谷<よいしょ
凹美<わわっ
麗日<おんぶいいなぁ
結美<おんぶいいなぁ
緑谷「…やっぱりだ」
緑谷「屋根や屋上に赤いペンキで塗られてる所がある…!」
結美「所々見あたるわ」
麗日「でもこれが何の…」
緑谷「少し待ってて!」ゴォォッ
麗日 結美「?」
緑谷「……ここと…後…」カリカリ…
凹美「……あ!!」
緑谷「よしっ…一旦戻ろう!」
シュタッ…
麗日「で…何か書いてたけど…」
緑谷「これ見て」
結美「ん…」
凹美「ル…3パツヤ!」
麗日「黄色い看板がある散髪屋さん!?」
緑谷「そう!もう1つの鍵の行方はここにある3つの散髪屋のどれか!」
結美「つまり残り3分で最大4つも回らないといけないの…?」
凹美「鍵と被害者の場所が分かったとしてもそんな簡単には…」
緑谷「……いや、多建物内は捜索しなくてもいいと思う」
緑谷「一々隅から隅まで探す時間はそもそも10分間じゃほぼ無理だ」
緑谷「多分さっきみたいに屋上とかに箱があるオチなんじゃないかな」
緑谷「…結美さん」
緑谷「先…青の方の監禁場所に向かってくれ」
結美「え…鍵は…?」
緑谷「鍵は…」
緑谷「2分以内に2つ共探し出す!」
167 :
↑多建物→多分 後苗字呼びだったねコレ
◆G9HPr7nfxM
[sage saga]:2016/11/13(日) 20:55:19.93 ID:GpNIbseWO
緑谷「時間はもうそんな残っていない…」
仮想敵「…」
緑谷「敵はお願いします!麗日さん!凸川さん!」
麗日「うん!」
凹美「任せなさい!」
緑谷「それじゃ幸愛さん!!」
結美「承知!」
緑谷「っ!!」ゴォォッ…
目良「通貨したのは…今の所2チームですか…」
雨良「んー…まぁこれからが本番ですからね」
雨良「ラストスパート…どうなるかね」
緑谷「あった!1個!!」
緑谷「これを先に!!」ゴォォッ
目良<後100秒
緑谷「幸愛さん!!これ!!」
結美「ありがと」
結美「健闘祈るわよ」
緑谷「ああ!」
ゴォォッ…
結美「……」
結美「…やっぱり……」
緑谷「ここも違う!くそ…後は…」
目良「後1分!」
雨良「……」
緑谷「ここか!!」
緑谷「この箱…」パカッ
緑谷「やった!ビンゴ…!」
緑谷「後はこれを…」
緑谷「……どこだっけ」
目良「後30秒!!」
瞬「……」
168 :
◆G9HPr7nfxM
[sage saga]:2016/11/13(日) 21:15:20.06 ID:GpNIbseWO
ダダダダ
緑谷「居た!!」キキーッ
緑谷「無駄に可愛い人形!!」<へのへの顔!
緑谷「これを…!」スッ…
麗日「デク君…」
目良<後10秒!!
緑谷「くそ…鍵が…!」カチャカチャ
目良<5!4!3!
緑谷「よしっ!開けられた!」
目良<2!1!
緑谷「ん」
ドオオオオンッッ…
凹美「ええええっ!?」
麗日「爆発って架空の設定じゃ無かったのーー!?」
目良<いや…こっちの方が醍醐味あるかなと💧
結美「二人共!」
麗日「あ、幸愛さん…」
結美「あの子は…?」
麗日「……」
結美「………そっか…」
麗日「デク君…」
「はぁ…はぁ…」
麗日「!?」クルッ…
緑谷「な…何とか間に合ったー…っ」ドサッ
麗日「デク君……」
目良<……
目良「おやおや…10チームとは…」
目良「これまた予想外に多く残りましたな」
雨良「それ程今回は優秀な種がいたんでしょうね」
雨良「結果だけ見れば取れ高は例年より低いですがね」
目良「終わりと始まりの世代……か」
目良「何にせよこの40人が台風の目となるのは確実でしょうな」
169 :
◆G9HPr7nfxM
[sage saga]:2016/11/14(月) 02:04:36.56 ID:PimeEYiCO
八百万「緑谷さん!」
緑谷「八百万さん…」
八百万「緑谷さんも合格なさったのですね?」
緑谷「まぁ…」
緑谷(後0.0001秒遅かったらお陀仏だったけど…)
緑谷「他のメンバーは?」
八百万「……まだ何とも」
緑谷「そっか…」
目良「zzz…zzz…」
緑谷「………」
八百万「………」
目良「ふぁ……」
目良(あ、もう始まってる感じこれ?)
目良「え〜………」
目良「皆さんおはようございます」
「おはようございます…💧」
目良「二次試験通過おめでとうございます」
目良「正直これ程までに高い確率で残るとは思いませんでした」
目良「自己利益を第一優先に考える…」
目良「それはこのヒーロー社会で最も論外な思考と言えましょう」
目良「そして1人の力だけでは解決できない…」
目良「その時どう対応するか…一次試験でも二次試験でも」
目良「チームワーク…コミュニティ能力を試すというコンセプトがありました」
目良「君達はまだ芽。これからも様々な困難が待ち構えているでしょう」
目良「ですが断言させていただきます」
目良「貴方方の様な人間…少なくとも生存競争を勝ち抜きこの場に残った受験生40名全員には英雄になる資格と素質はある!」
目良「……とまぁ私個人の見解ではありますがお話させていただきました」
目良「道は拓かれた…後は…」
目良「貴方自身で決まるのです」
目良「自分の夢を…希望を叶える為に」
目良「……では3次試験の内容を発表致します」
上鳴「ちょ…まだあんのかよ…!」
葉隠「あんまりだぁ〜!?」
目良「3次試験は………………」
緑谷「……」
八百万「内容は…?」
目良「面接です」
「……………」
「?????💧」
目良「…………」
目良「面接です」
「!!!???」
170 :
◆G9HPr7nfxM
[saga]:2016/11/15(火) 00:42:47.10 ID:GhRPzuFmO
緑谷「…なんというか」
緑谷「これで…終わりなのかな?仮免試験て」
八百万「お、恐らくそうです…わね」
緑谷「一気に緊張感が抜けたけど…まぁ」
緑谷「そっか…これで皆…仮免許取れるのかな」
八百万「仮とは言え…半年でヒーロー活動が公認になるとは思いもしませんでしたわ」
緑谷「状況が状況だ。オールマイトが殉職しちゃったんだから」
緑谷「早く若い芽を紡がなきゃならない」
八百万「果たして私達にそれ相応の活躍が出来るのか…」
緑谷「……気楽に…とまでは言わないけどそんなに気負わなくてもいいよ」
緑谷「まだ僕達が先陣切って戦う訳じゃないからね」
緑谷「兎に角今は力をつける事だけ考えよう」
緑谷「僕ら子供が出しゃ張る訳にはいけない」
八百万「……そうですよね」
緑谷「……」
八百万「…?どうなさいました?緑谷さん…」
結美『……君』
結美『好きな子いるでしょ』
結美『…私分かっちゃうんだ』
結美『一目見るだけで、ああこの人はそういう感情を持ってるなぁ…』
結美『そういう顔してる』
緑谷(……)
緑谷(今もそんな顔してるのかな…)
緑谷(今までそんな事一度も意識した事無かったけど…)
緑谷(…八百万さんと話してると胸の所が何かもやもやする…)
八百万(緑谷さんったらこっちを見つめてどうしたのかしら…)
八百万(も、もしかしてこちらに気が…?)
八百万(い…いやいや!そんな事は…)ブンブン
八百万「……」チラッ
緑谷「……」ジーー
八百万(え…脈あり?///)
<受験番号318の方どうぞー
緑谷「あ、呼ばれたみたいだ」
緑谷「それじゃまたね八百万さん」
八百万「………え、あ!はい!」
スタスタ…
結美「………」
171 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/15(火) 00:46:29.89 ID:ryxa1crTO
ヤオデク良い雰囲気なのに妙な胸騒ぎがする不穏な空気
172 :
◆G9HPr7nfxM
[saga]:2016/11/15(火) 13:19:06.85 ID:GhRPzuFmO
緑谷「失礼します…」
緑谷「………」シーン…
緑谷「誰もいない…?」
<はいはい面接官は僕ね僕
緑谷「あ…雨良さん…」
雨良<お疲れ様。一先ず試験はこれで終了
雨良<合否は一週間後出されるけどね、まぁここまで来て免許皆伝無しってオチはないだろうね
緑谷「そうですか…」
緑谷「はぁ……」
雨良<お、流石のオールマイトも1000人相手はきつかったかね?
緑谷「いや…まぁそれもそうなんですけど…」
緑谷「というか…僕ってなんで一次試験合格したんですかね」
雨良<ん?
緑谷「ほら…僕滑草君と戦った時に多大なる被害を及ぼした気が…💧」
雨良<ああ…あれは少し議論したけどね
雨良<確かにね、敵を倒しゃいいって話じゃないし
雨良<人命助けたから結果オーライじゃ済まないのがヒーローだからね
緑谷「…」
雨良<ただ…君達の場合は人に被害がこれっぽっち及んでない」
雨良<普通あんな衝撃が出るなら死人の1人や10人は出てもおかしくはない
雨良<それと………
雨良<君達は少なくとも1人は受験生を救助してた
雨良<そういう点もあってのこの結果だろうね
雨良<多分普通なら即失格だったろうね
緑谷「な…成る程…」
緑谷(助けた……って結美さんの時のか…)
緑谷(滑草君は一体誰を助けたんだ?)
緑谷(僕の知り合いなら後で礼言っとこ)
葉隠<へくち
雨良<さてと…まぁね仮免の話は置いといてね…
緑谷「………嫌な予感はしてましたけど…」
緑谷「わざわざ出てくるって事は…」
雨良<……
雨良<敵連合に新たな動きが見られた
雨良<…どうやら、ある敵と協定を結んだらしい
緑谷「ある敵……?」
雨良<………
雨良<先代神の候補者の1人……
雨良<その子孫
173 :
◆G9HPr7nfxM
[saga]:2016/11/15(火) 17:32:28.47 ID:GhRPzuFmO
緑谷「神の候補者…?何故そんな」
雨良<かつて先代神とその座を争っていた魔族だ
雨良<結果神に認められずそれそれを不服とし戦争を起こした元凶でもある
緑谷「え…そんな奴が…?」
雨良<…とはいえこれ1200年以上前の話だけどね
緑谷(1300………悟空さんが居た頃の更に300年前か…)
緑谷「つまり…その魔人の生まれ変わりが…」
雨良<ああ…名はガーリックJr
雨良<これ以外の情報は何も掴めていないね
雨良<だが敵連合絡みとなるとロクでもない事になりそうだしね
雨良<気をつけてね、もしかすると…
雨良<街の1つや2つ消えかねない戦いが起こるかもしれない
緑谷「………」
上鳴「A組全員合格したってよぉぉぉっ!?」
峰田「よいしょおおおっ!」
<ウォォッ
緑谷「皆喜んでるね」
八百万「当然ですわ…まさか20人揃って念願の免許取得が出来ましたもの」
切島「これで晴れて俺達はプチヒーローっつー訳だな!」
瞬「みんなおつかれー」
瞬「きょうはもうじゅぎょうないからここでかいさんね」
瞬「たぶんなかにはたこうのひととこうりゅうしたいってこもいるだろうし」
緑谷(……他校の人か…)
瞬「じゃ、きょうはここまで!」
緑谷「八百万さん、すぐ帰る?」
八百万「あ…私はもう帰りますが…」
緑谷「そっか」
八百万「轟さんはやはり夜嵐さんの所へ向かいましたわね…」
緑谷「ふーん……」
八百万「緑谷さんはどうしますの?」
緑谷「僕はまぁ…」
緑谷「……ちょっと行ってくる」
スタスタ…
八百万「?」
174 :
◆G9HPr7nfxM
[saga]:2016/11/15(火) 20:56:25.38 ID:GhRPzuFmO
緑谷「………」
スタスタ…
緑谷「………君は……」
緑谷「君は一体何者なんだ?」
緑谷「幸愛さん」
結美「……?」
結美「あ、さっきの人!」
結美「恋話の続きしに来たんだね」
緑谷「御託はいい。質問に答えてくれ」
結美「つれないなぁ」
結美「何者って…そうだな」
結美「貴方のファンよ、ファン」
緑谷「ふぁん?」
結美「そ」
結美「貴方はやっぱり私の思った通りの人だったわ」
結美「今日1日見て分かったわ」
緑谷「……そうだよね」
緑谷「1次試験の前からずっと見張ってるからね」
結美「えへへ…バレてたかぁ」
緑谷「……なんで僕を追ってる?何が目的なんだ?」
結美「だから…もう何度も言ってるでしょ?」
結美「それとももっとはっきり言った方がいいのかな?」
緑谷「?」
結美「…………」
結美「私は貴方の事が好きなの」
緑谷「……!?」
175 :
◆G9HPr7nfxM
[saga]:2016/11/15(火) 22:43:43.87 ID:GhRPzuFmO
結美「必死になって皆を助けようとする」
結美「貴方のそんな姿が好き」
結美「世界一格好いい」
緑谷「な、な…」
結美「貴方の顔も…体も…」
結美「全部綺麗」
結美「一瞬で虜になっちゃう」
緑谷(こ、これはあれなのか?世に言うあれなのか?)
緑谷(こ、ここここっこっくっこここっ…)
結美「……もしかしてされるのは初めてなのかな?」
結美「えへへ…緑谷君の初めてもらっちゃった…」
緑谷「…っ……」
雨良<………
雨良(こいつモテるよなぁ……)
緑谷「だ…だってさっきっ…僕には好きな人かは居るって…」
結美「好きな人がいる人に恋しちゃいけないの?」
緑谷「っ…そ、それに…僕と君は今日会ったばっかりで…」
結美「初対面の人を愛したらいけないの?」
緑谷「いや…そのっ…」
結美「……」
緑谷「……///」
緑谷(そんなに見つめないでくれぇぇぇ!!)
結美「私だって貴方を想う気持ちじゃ誰にも負けないよ?」
結美「だから一緒に居よ?」
緑谷「え…あ…へ」
結美「私と付き合いたく…ないの?」
緑谷「っ…別に…そういう訳じゃ……」
結美「…そうだよね」
結美「好きな人の事すぐに諦めきれないよね」
緑谷「………」
結美「今きっと迷ってるのよね」
結美「心の中で想いを馳せている人…」
結美「貴方には2人いるもの」
緑谷「…………!」
緑谷(…そう…なのかな)
緑谷(確かに…八百万さん以外で…)
緑谷(もやもやする場面は何度かあった…………)
緑谷(かもしれない)
緑谷(…………)
176 :
◆G9HPr7nfxM
[saga]:2016/11/16(水) 18:52:45.04 ID:z3EQaVG3O
緑谷「……そ、そんな簡単に決めていい話じゃ…ないと思う…」
緑谷「本当は嬉しいんだ…僕の事こんなに見てくれる人がいるんだって…」
緑谷「でも…僕…そういうのは…まだよく分からないというかなんというか」
結美「……?」
緑谷「えええっと…」
結美「つまり…OK……って事?」
緑谷「あ、いやそ
結美「やった〜〜!!」
結美「これから恋人同士ねよろしくね!」
緑谷「は、はい………?」
緑谷(なんか流された…)
緑谷(保留って選択は…なかったか)
緑谷(こ、恋人ってあれだよな?)
緑谷(つまり…一緒に手繋いだりしたりする…)
結美「…」スッ…
緑谷「ひゃび!?」
緑谷(お。女の子にこんな間近に…)
緑谷(しかも顔触られてる…)
緑谷(これは八百万さんの時と同じ……)ドキドキ…
結美「私が貴方をどれだけ愛してるか…」
結美「試してもいいんだよ?」
緑谷「え…」
結美「…」
緑谷(ちょっあ…顔近づけ…)
雨良(見たら負けだ見たら負けだ見たら負けだ)チラッチラッ…
拳藤「あっ、デク居た!」
緑谷「ぎゃぁぁぁっ!?」
拳藤「……どうしたの奇声上げて」
緑谷「い、いやいやいや!何でも?💧」
緑谷(キスされそうになった!み、見られたか!?)
拳藤「何してるかと思ったら…なんださっきの奴か」
結美「どーもどーも」
緑谷「け、拳藤さんはどうしたの?」
拳藤「ああ、ちょっと話したい事があって…」
拳藤「……取り込み中だったかな?」
緑谷「…あ〜うん…そういう訳でも…」
結美「おっと…もうこんな時間。そろそろ帰らないと」
緑谷「え」
結美「ごめんね〜本当はもっと話したかったんだけど…」
結美「また今度。ね」
緑谷「……う、うん」
結美「それじゃまたね出久君」
結美「一佳ちゃん」ニコッ
緑谷「……」スタスタ…
177 :
◆G9HPr7nfxM
[saga]:2016/11/16(水) 19:43:15.91 ID:z3EQaVG3O
緑谷(ああ〜怖かった…)
緑谷(…ま、まぁ可愛かったけど…)
緑谷(……さっき紹介したから僕は良しとして)
緑谷(なんで幸愛さんは拳藤さんの名前知ってたんだ?
緑谷(………………)
緑谷(体育祭で準々優勝した人だもんな…)
緑谷(そりゃまぁ眼中に入らない訳ない…か)
拳藤「…………」
緑谷「拳藤さん?」
拳藤「……あ、どした?」
緑谷「何か少し今固まってたけど」
拳藤「ん〜ちょっと気にかかっただけ」
緑谷「…それで、話したい事って?」
拳藤「え…………あ〜……」
拳藤「…その……」
拳藤「あいつと何話してた?今」
緑谷「?」
緑谷「あいつって…今の?」
拳藤「……」
緑谷「あ…そ、そうだな…」
緑谷(あんな内容話せるか!!)
緑谷(な、なんて言えば誤魔化せるかな)
緑谷「その…仮免試験の話を…」
拳藤「ふーん……」
緑谷「………もしかして拳藤さんって…」
緑谷「幸愛さんと知り合いなの?」
拳藤「…ま、そんな感じのヤツかな?」
緑谷「へ、へぇ…」
拳藤「…………
…く…た」ボソッ
緑谷「?」
拳藤「な、なんでもないない!」
緑谷「ならいいんだけど」
拳藤「……そうだ!デク、今日一緒に帰らない?」
緑谷「へ?」
拳藤「いや〜何だ…」
拳藤「試験終わりでパーっとなんかしたいっつーの?」
拳藤「どうよ」
緑谷「…僕は構わないよ?」
拳藤<どっか喫茶店寄ろか
緑谷<イイネ
178 :
◆G9HPr7nfxM
[saga]:2016/11/16(水) 21:58:44.16 ID:z3EQaVG3O
「ええ…はい」
「1日見た限り特に怪しい様子は見えませんでした」
「あの人達もちゃんと仕事こなしてるみたいで安心しましたよ僕」
「それにしてもカッコよかったよ」
「特に最後不意打ち食らった所なんかさ…」
「最っ高に興奮した」
<………
<ああうん。とりあえずよく分からないけど
死柄木<そいつの声聞くと無性にイラつくから止めろ
緑谷「てへへ」
緑谷「そんなに似てたかなぁ」
死柄木<気味悪くなる位一致してるぞおい
死柄木<よくそんな血を集められたな
緑谷「たまたま良い具合に戦いを長引かせて傷つけてくれたんですよ」
緑谷「お陰で簡単に摂取する事に成功しました」
緑谷「これが緑谷君の体かぁ…」
緑谷<ここがこうなってあそこが…
死柄木「……JKってこんなもんなの?」
荼毘「俺に聞くな聞くな」
死柄木<…まぁ喜ぶのはお前の勝手なんだけど
死柄木<兎に角そっちが上手くやってくれてんならいいんだ
死柄木<安心したよ
緑谷「………」
死柄木<そんじゃ早くこっち戻ってこいよ
死柄木<こちとらテメェ待ちなんだからな
死柄木「じゃなきゃ折角来て下さった客様に失礼だろ?」
緑谷<あ、もしかしてもう来てるの?
死柄木「ったりめぇだ。お前がのんびり遊んでる間にもつ来ちまったんだよ」
「まぁそう急かすな」
「我々は特別これといって時間に追われる様な事はないからな」
「忙しい身だろう。焦らなくてもいいのだぞ」
死柄木「という訳だ。ま、堪忍袋が切れる前にさっさと帰ってこいってこった」
緑谷<らじゃー
トガ<それじゃ帰還しまーす
ピッ
死柄木「ったくあのメンヘラにも困ったもんだぜ」
荼毘「恋話したら1時間は止まらねぇからな」
死柄木<……したのか
179 :
◆G9HPr7nfxM
[saga]:2016/11/17(木) 21:00:45.23 ID:17Cd3J+pO
塚内「……」
塚内「なんだい、急に僕を呼び出したりして…」
塚内「何か情報でもお探しかな?」
塚内「イレイザーヘッド」
相澤「……ご無沙汰です」
相澤「出来ればこの様な形でお会いしたくは無かったのですが…」
塚内「……仕方ないさ」
塚内「あれからヒーローも教師も辞職しちゃって…」
塚内「まぁあれだけの事があって責任が追及されないのもおかしな話だが」
塚内「…哀れなもんだ」
塚内「お互い苦労してるよ」
相澤「……」
塚内「………で、聞きたいのは例の?」
相澤「ええ」
相澤「マイクの死因について聞かせてくれませんか」
塚内「何度も言ってるだろう」
塚内「プレゼントマイクは刃物による刺殺」
塚内「揺るぎない事実だ」
相澤「本当にそうなんですか?」
塚内「何故疑う?」
相澤「……調べてたんですよ」
相澤「夏季合宿の間に」
塚内「夏季合宿の?」
相澤「あそこまでの事仕出かしておいてウチらが不在の時何も仕掛けてこないとは思っていませんでしたよ」
相澤「だから念の為ですが周辺の環境データをとっていたんですよ」
相澤「そしたらあら不思議」
相澤「……爆発以前からもう紫外線が他の場所と比べて強かった」
塚内「何が言いたい?」
相澤「塚内さんはわざと公表しなかったのでしょう」
相澤「当たり前です」
相澤「死因がバレたら途端に犯人が誰だか分かってしまう」
塚内「………!!」
相澤「マイクの本当の殺害方法は……」
相澤「感電死…………ですよね」
塚内「…」
180 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2016/11/17(木) 21:08:27.90 ID:mZELoNyH0
誰だ犯人は
181 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/17(木) 21:36:45.25 ID:GlxiDHLG0
上鳴じゃないことを祈るよ
182 :
◆G9HPr7nfxM
[saga]:2016/11/18(金) 18:01:09.74 ID:wuLagocsO
塚内「……居たよな、金髪の子」
塚内「思い当たる節でも?」
相澤「……いえ」
相澤「実際他者でも可能な事ではあります」
塚内「…まぁそもそも内通者がやったという証拠すらないからな」
塚内「死因がどうとかでどうにかできる範囲じゃないだろう」
塚内「まぁだが…」
相澤「最低でも2人は怪しまれますよね」
塚内「………」
塚内「上鳴君と物真君か」
拳藤「〜」
拳藤「んまー///」
緑谷「そ、そう?なら良かった」
拳藤「ケーキ最高ー!」
モグモグ…
緑谷「……」
雨良<チーズケーキ♪チーズケーキ♪
緑谷(出費が)
緑谷「はぁ…」
拳藤「ねぇデク。これ何円だっけ」
拳藤「今日手持ち少ないからさ」
緑谷「え、僕が払うよ君の分も」
拳藤「え」
拳藤「ちょっ…悪いってそれは…」
拳藤「私が言い出しっぺなのに払わないって…」
緑谷「いいからいいから」
緑谷「今日のお礼も兼ねて」
緑谷「それに……」
緑谷「………いいや、なんでもない」
拳藤「???」
緑谷「気にしないで?」
拳藤「……あ、ああ」
183 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2016/11/18(金) 18:28:46.40 ID:ToqXiT960
モノマネが犯人か
184 :
◆G9HPr7nfxM
[saga]:2016/11/18(金) 20:59:30.83 ID:1pAV61R10
死柄木「さてと…」
荼毘「…」
トガ「…」
死柄木「役者は揃ったみたいだな」
トゥワイス「…」
Mr.コンプレス「…」
黒霧「では早速始めましょうか」
ガーリックJr「敵連合の皆の衆ご機嫌様」
ガーリックJr「私はガーリックJrという者だ」
ガーリックJr「以後よろしく」
トガ「へー…魔人って聞いたからどんな化物かなって思ったけど」
トガ「案外チビなんだね」
トゥワイス「いや俺はイカしてると思うぜこのボディー!」
トゥワイス「耳もキモいし肌も緑だし気味悪い!!」
黒霧「なっ…貴様ら…」
ガーリックJr「ああ止せ止せ。大抵の奴は皆そう反応するさ」
ガーリックJr「まぁ普通はそんな事嫌でも言わんが」
ガーリックJr「貴様らからは恐怖が感じられない」
ガーリックJr「私がかつて神と対立したあの魔凶星人と知っておきながら尚平然とその様な態度を取れるとは…」
ガーリックJr「大した度胸だ。嫌いじゃない」
死柄木「とりあえず俺らと手ぇ組むって事は」
死柄木「あんたらだけじゃ手厳しい案件があるから手伝え……」
死柄木「そういうことだな?」
ガーリックJr「大体主旨は合ってるな」
ガーリックJr「正直私達だけで手が足らんことも無いが…」
ガーリックJr「…気になる情報を得たんでな」
ガーリックJr「恐らくこれは貴様らにとっても利益のある話だと思うぞ?」
死柄木「どういう事だ?」
ガーリックJr「我々はある『物』を探している」
Mr.コンプレス「物?」
ガーリックJr「その通り。地球上には決してない筈の物質だ」
荼毘「どういう事だ?」
ガーリックJr「その名を『太陰石』」
死柄木「?」
ガーリックJr「………この事実を聞けば、貴様らもこの石を欲しくなるだろうな」
ガーリックJr「これは……………………
185 :
◆G9HPr7nfxM
[saga]:2016/11/19(土) 00:47:07.86 ID:FfBBQCg00
拳藤「…悪いなぁ奢ってもらっちゃって」
緑谷「いいよ…気にしなくて」
拳藤「後でちゃんと返すからな」
緑谷「い、いや…返す必要は…というか返したら…」
拳藤「?私が返しちゃいけない理由でもあんの?」
緑谷「……ないです」
拳藤「にしても彼処のケーキ美味しかった〜」
拳藤「次モンブラン食べたいな」
緑谷「……」
拳藤「…あたしさ…」
拳藤「実は友達誘って遊ぶって機会結構無くてさ」
緑谷「?」
拳藤「雄英ん時はさ皆A組に負けないぞーって張り切ってて内篭もりきりでさ」
拳藤「今思えばB組はA組程仲深めてなかったからこういう差開いたのかなぁ……って気もするんだ」
緑谷「…」
拳藤「…だから楽しかった」
緑谷「そっか………それを言ってくれるだけでも嬉しいよ」
拳藤「………とか言ってたら寮到着〜♪」
緑谷「今日はここまでか」
拳藤「んじゃ、また明日!」
緑谷「うん」
スタスタ…
緑谷「……」
拳藤「…」スタスタ…
緑谷「…………」
緑谷「待って!!」
拳藤「?」
緑谷「け、拳藤さん……」
緑谷「誕生日……おめ…でとう」
拳藤「……………」
拳藤「っ…まさかデク……」
緑谷「……その…昨日小大さんから聞いたから…」
緑谷「プレゼント…とかは用意できなかったけど」
緑谷「僕……クラスの皆に凄いお祝いされたから…」
緑谷「1番嬉しかった誕生日プレゼントだった」
緑谷「だから…その分皆に返そう……みたいな」
拳藤「…………」
拳藤「……誕生日ケーキ……貰ったの数年振りなんだよね」
緑谷「え?」
拳藤「ありがと…デク」
緑谷「…???」
186 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/19(土) 02:39:33.95 ID:8hAqdGzv0
いつか、キスされそうだな。デク
187 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/19(土) 03:45:43.10 ID:LqmxWOBYO
八百万とはしたんだっけ?
188 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2016/11/19(土) 08:34:43.00 ID:pYbGRrGA0
悟空に邪魔された
189 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/19(土) 08:50:26.30 ID:WDCneyDDO
sageろよ
190 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2016/11/19(土) 16:02:21.65 ID:eIOWqOQs0
追い付いた おもろい
191 :
◆G9HPr7nfxM
[saga]:2016/11/21(月) 00:18:27.56 ID:VxAtS9+eO
今日はちょこっとだけ…
少々準備に手間がかかってしまった…
192 :
◆G9HPr7nfxM
[saga]:2016/11/21(月) 01:32:34.94 ID:VxAtS9+eO
現在…9月中旬
残暑が激しいです
上鳴「………」
上鳴「あ、あぢぃ…」
切島「2学期始まってもう数週間経つってのに…」
切島「気温が下がる気が一向にしねぇ」
耳郎「それどころか…最近暑くなってきてない?」
八百万「地球温暖化ですか…恐ろしいですわね」ゴォォッ…
上鳴「あの…八百万さん?」
上鳴「できればその扇風機我々にもお貸しいただければ…」
緑谷「って言ってるし八百万さん…」
八百万「生憎全員分の機械を作る程糖分は残っておりませんので」
八百万「ほら、緑谷さん」ゴォォッ…
緑谷「あ、ありがとう…」
爆豪「何甘っちょれぇ事言ってんだテメェらは…」ダラダラ…
轟「俺が冷やしてやろうか」
拳藤「ったく…だらしねぇな」
拳藤「暑さぐらいでなよなよして!それでもお前ら男か!!」
土岡「ごめん女でいいや」
滑草「…」
香久山「風くらい自分で起こしなさい」
ゴォォッ…
上鳴(個性使ってるだけだろうに……)
上鳴「がぁぁぁっ!くっそ!これだから夏は大嫌いなんだよ!!」
峰田「何を騒いでいる上鳴氏」
上鳴「峰田!?」
峰田「夏が大嫌い?貴様それでもDKなのか?」
上鳴「テメェ今俺の事馬鹿にしたな!?」
峰田「ドン○ーコン○じゃねえよ!!」
峰田「いいか!?夏ってのはあれだそう!暑い!」
上鳴「だから何だよ!暑いから過ごしにくいつってんだろ!?」
峰田「いいや。違うね」
峰田「夏の醍醐味!それは!!」
瞬「はーい。きょうはすいえいでーす」ガラッ
上鳴 轟「」ガタッ
峰田「夏の季節にだけ与えられた特権よ」
緑谷(季節感無いなんて言えないなぁ)<今11g(ゲフンゲフン
緑谷「?」
香久山「………」
193 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2016/11/21(月) 02:17:42.49 ID:nMhhUgxL0
感電しそう
194 :
◆G9HPr7nfxM
[saga]:2016/11/21(月) 04:35:28.98 ID:VxAtS9+eO
香久山「ここからは私のターンよ」
つー訳で今週中にはオリキャラ設定画を描く予定です
ヒロイン度々変わるからねこのSS
多分オリキャラいきなり出されてもヨクワカラネェ!って人が多いと思うから
せめてキャラのイメージは掴めてほしい
…………まぁ描き始めて1、2ヶ月の奴にエ○い絵を求められても……ねぇ?
可愛さは保証しない!!
ん?他のキャラ?
随 時 描 い て く (いつ描くかは言っていない)<制服のデザインとか決めてないから雄英verにするつもりだしウヘヘ
後まぁ…こっからサービス回なわけなんすが…
気が向いたら誰か描くかも?
195 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/21(月) 09:15:03.12 ID:yLoVBfC30
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