悟空「オラの?」緑谷「ヒーローアカデミア!」爆豪「No.4」

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

222 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/03(土) 19:20:52.29 ID:8kE8Oq95O
>>221
前置きつけてるけどコイツss潰したいだけだから気にしないでイチは続けて
223 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/04(日) 06:52:20.86 ID:bDryW/8Ho
>>222
いや、ss潰したいわけじゃなくて正直な感想だろうよ
224 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/04(日) 07:37:18.74 ID:QkzTH+xmO
仮に痛くてもそれを言ってどうするのって話
雑談無用で淡々と書いて欲しいならそう言えば済む話だろ
225 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/04(日) 10:07:18.03 ID:ZJJ6bn5m0
とりあえず絵を描く才能がないのならやめとけっていう話だな
226 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/04(日) 11:05:08.70 ID:TGjsolBV0
これはくぅ〜疲を超える痛さ
227 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/04(日) 21:47:10.05 ID:tGuKGSaGO
もう冬休みか
自分の好みの話じゃないからって潰そうとするガキがウヨウヨ涌いてきたわ
228 : ◆G9HPr7nfxM [saga]:2016/12/05(月) 00:15:01.59 ID:RpXlmLo1O
荒れてるな…(´・_・`)
最近は多く投稿できてませんし
今日は頑張るぞ
229 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/05(月) 07:02:47.22 ID:dHiBC68L0
頑張ってください、楽しみにしていますから。
230 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/05(月) 07:24:25.80 ID:YJ7kKYyDO
>>1でないならsageでレス付けようか
231 :ヒーローは遅れ(ry ◆G9HPr7nfxM [saga]:2016/12/06(火) 07:25:52.79 ID:IoHsqX09O
緑谷「……」

緑谷(あれ…これってもしかして…)

雨良「ちょっ…み、見せなさい!」

雨良「何ちゃっかりおいしい役取っちゃってるの!?」ガンガン

雨良<水はいいから!ね!ねえ!?

緑谷「……あ…あの…香久山さん?」

緑谷「更衣室で着替えた方がよろしいのでは…」

緑谷「体調も崩れちゃうし…」

香久山「どちらにせよこの天候じゃびしょ濡れに決まってるじゃない」

香久山「聞かずとも自分から行動してるじゃない」

緑谷「…仰る通りでございます……」





バシャバシャ…

香久山「っぱぁ…」ザバァッ

緑谷「ふぅ…何とか間に合ったかな…」

香久山「ど………どう?」

緑谷「……うん!合格!」

香久山「や…やた…った…」ガクッ

緑谷「僕自身海に行った事無いから何とも言えないけど」

緑谷「少なくとも皆と同レベルまでには泳げる筈だ」

香久山「ふぅ…」

緑谷「…良かったね。これで胸張って皆と一緒に海行けるよ」ニコッ

香久山「………あり……」

緑谷「?」

香久山「あり…あ、ありが…」

香久山「ありが踏まれるでしょ!!!」ドガッッ

緑谷「そっち!?」

ドサッ

雨良<2日前にしてようやくマスターしたか…

雨良<これはあの子の成長幅が広いのか、或いは緑谷君がこういう事に長けていただけなのか…

雨量「何にせよ1週間ちょいであそこまで鍛えられるとはね…」

雨良「どっちも相当な根性あるね」
232 : ◆G9HPr7nfxM [saga]:2016/12/06(火) 10:31:06.39 ID:IoHsqX09O
緑谷「〜っかぁ疲れた…」

上鳴「ここ最近お前ため息つくの多いな」<どした?

緑谷「ああ…や、ただちょっと疲れただけだよ」

緑谷「最近授業もハードになってきたし」

上鳴「ああ…確かに」

上鳴「………つーかお前ここ1週間遅くまで何やってんの?」

上鳴「後髪濡れてるし」

緑谷(あ)

上鳴「それでいて塩素の匂いがする……」

上鳴「ま…まさかお前…!!」

上鳴「拳藤と一緒にプールでイチャイチャしてたのかぁぁぁっ!?」

緑谷「いや違う!断じて違う!」

上鳴「嘘つけ!じゃ何で濡れてるんだよ説明しやがれ!」

緑谷「ほ、ほら…窓からプールに誤って」

上鳴「誤らねえわ!!」

緑谷「……」

緑谷「か…上鳴君…もしかして嫉
上鳴「嫉妬してるわ!ダァホ!!」

緑谷「……」

上鳴「………あ」

緑谷「上鳴君って拳藤さんs
上鳴「それ以上イケナイ!」

上鳴「はぁ…はぁ…」

緑谷「……」

上鳴「………悪いか」

上鳴「悪いかよーーーっ!?」

上鳴「青春の1つしたって文句ねぇだろがぁぁぁっ!」

緑谷「も、文句なんて無いよ… 」

上鳴「……緑谷はいいよなぁ」

上鳴「お前は1学期からあいつと仲良くやってるから」

上鳴「正直羨ましいぜ」

緑谷「…そんな事ないよ」

緑谷「ただ僕は何時も彼女に助けられてる」

緑谷「命の恩人でもある」

上鳴「…」

緑谷「逆に緊張しちゃうよ。一緒にクラス委員になるなんて思わなかったから」

上鳴「……………」

上鳴「内心は嬉しく思ってるだろう」

緑谷「そ、そんな事ないよ…」

上鳴「でもよ、緑谷お前…」

上鳴「あいつと話す時顔下げるだろ」

緑谷「え…?」

緑谷<マジ?
上鳴<マジ
233 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/06(火) 10:36:32.34 ID:EMjaoihDO
目を合わせないようにしているのか…無意識に視線が胸よりになってるか、だな
234 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/06(火) 10:46:57.73 ID:DnKd6s6yO
上鳴の野郎、耳郎と上手く行ってなかったかこの野郎
235 : ◆G9HPr7nfxM [saga]:2016/12/06(火) 20:13:59.82 ID:IoHsqX09O
上鳴「いくらけしからんとはいえPPOPに視線を向けるのはレディーに失礼だぞ」

緑谷「向けてないよ!!」<PPOPって何!?

上鳴「冗談冗談」

上鳴「でも好きな人と顔を合わせる時真っ先に下を向くってデータがあるんだなこれが〜」

緑谷「そ、それは流石に…」

上鳴「何だよ〜お前も漢なら嫁候補の1人や2人作ってみろって…」

緑谷「よっ…嫁って…」

緑谷「そ…そんなの考えた事ないし…///」

上鳴「小のガキみてぇな事言うなよ…」

緑谷「そういう上鳴君はなんで拳藤さん好きになったんだよ?」

緑谷「まさかPPOPじゃ…」

上鳴「冗談つったろ!!」

上鳴「………いやその…あれだ」

上鳴「出会った瞬間惚れた」

緑谷「…………それだけ?」

上鳴「ふふ…これに至るまでには衝撃的なドラマがあってだな…」

上鳴「ま、それは後程のお楽しみっつー事で!」ガチャ

緑谷「えっ…ちょ…ずるいよ!自分は話させておきながら!」

バタン…

緑谷「む…もったいぶって…」

雨良<……

雨良(上鳴電気…体育祭にて拳藤同様3位にまで上り詰めた人呼んで-雷神-…)

雨良(が、それ以降目立った活躍は特にしていないね…)

雨良(特にその雄英1年の5本の指にも入る実力者であったにも関わらず期末試験では赤点という結果で終了)

雨良(…確かに特殊な試験ではあったが…)

雨良(彼の実力を持って知れば突破も可能だった筈だけど………ね)

雨良(校長が大人気なかったか…)

雨良「或いは……」
236 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/06(火) 20:15:28.19 ID:JCW1sYP30
こいつが裏切者か
237 : ◆G9HPr7nfxM [saga]:2016/12/06(火) 20:46:23.38 ID:IoHsqX09O
〜当日〜

緑谷「……っ……」

緑谷「さて…行きますか!」

<オー!

峰田「いやっはぁぁぁっ!夏だ!海だ!!JKだあああッ!!!」

轟(今日のノルマは八百万の写真50枚)

切島「すげえ熱気…皆これ程かってほど待ちわびてたんだな…」

耳郎「少なくともあの破廉恥3人衆は別目的だけどね」

上鳴「破廉恥とは失敬な!俺らはこれから1つの芸術作品を創造するんだよ!!!」

耳郎「Hな本のどこが芸術的なんだよ!!」

上鳴「お前らで言う所のアーッ♂みたいな芸術だよ!!!」

耳郎「私腐女子じゃねえから!!」

上鳴<マジ?
耳郎<マジ!

緑谷(…毎度思うけど上鳴君と耳郎さんって仲良いよなぁ…)

緑谷(上鳴君って耳郎さんとお似合いだと思うけど…)

八百万「それにしても本当に爆豪さんを置いていってよろしいのですか?」

緑谷「あの人は自分で1度決めた事は意地でも曲げないからなぁ…💧」

八百万「……いや…それもそうなのですが…」

緑谷「………」

緑谷「大丈夫だよ。かっちゃんなら心配いらない」

緑谷「いざとなったら物真君もいる」

八百万「あ」




物真「」ズゥゥン…




八百万(そういえば彼も来ていませんでしたわ…)<ワスレテタ

雨良<逆にいえばこれを隙と見るかもしれないけどね

緑谷「雨良さん…!」

雨良<もしもの話だけどね

緑谷「頼みますから今行くって時にそんな縁起でもない事を言わないでくださいよ…」

雨良<いやいや…実際ありえる事だし

雨良<それにこれから君は外部調査を行うしね

雨良<場合によっちゃ即帰舎もあるって事は入れておいた方がいい

緑谷「そう…ですね」

雨良「他に合流出来なかった者に関しては監視が付いている…」

雨良「恐らく殺される者はその真犯人と同一人物の監視者1名のみ…」

雨良「かなり危険な博打だが…」

雨良「さぁ…どう動く…」
238 : ◆G9HPr7nfxM [saga]:2016/12/06(火) 22:13:49.50 ID:IoHsqX09O
雨良「………」




「キャー!」

「あははー」

雨良「………」

雨良「核爆弾投下してやりたい」

雨良「あ、やば。他のモニターも見ないとね」



緑谷「あっつ…9月の中旬…まだ残暑が厳しいな」

峰田「残暑っつーか普通に夏だよなコレ」

峰田「ったく女の着替えの時間ってのは長いな…」

上鳴「だが美の宝庫だここは!ここで稼ぎに稼ぎまくってやるぜ!!!」

上鳴「うーん…いいね」パシャパシャ…

上鳴「うーむ…」パシャパシャ…

結美「……」

上鳴「うーん……?」

ドガッッ!!!

上鳴「☆%#\$…」

轟「上鳴!!」

緑谷「?……」

緑谷「げっっ」

ダダダッ…

緑谷「ごあっ」ダキッ

結美「久しぶり、出久君」

緑谷「ちょっ…ゆ、幸野さん…止め」

峰田「お、おい上鳴!また緑谷がナンパを!!」

上鳴「何っ!?」ガバッ

緑谷「してないよ!!ってか1度もした事ないし!」

結美「そうよ!出久君はナンパなんかしてないわ」

結美「私が望んで抱いてるだけよ!!!」

緑谷「それはそれで別の誤解が生まれる!!!」

轟「望んでって緑谷お前……」

緑谷「こ、これには深い訳が…」

轟「………作るのは勝手だがヤるのは少し…」

緑谷(セフレじゃないよ!!)

切島「何だ何だ?緑谷お前ガールフレンド作ってたのかよ!」

切島「よっ!この幸せ者!!」

緑谷「だから違うってばァァァァッッッ!!!!」




239 : ◆G9HPr7nfxM [saga]:2016/12/06(火) 22:28:46.44 ID:IoHsqX09O







耳郎「………」

八百万「…何を話していますの?緑谷さん達は」

耳郎(今のは幻聴……だなうん)

耳郎「か、仮免試験の話してたよ……💦」

八百万「そ、それならいいのですが…」

八百万<てっきり彼女ができたのかと…(ホッ

耳郎(ヒィッ)





緑谷(や、やばいやばいこれは…)

緑谷「ね…ねぇもう各自行動でいいんじゃないかな…」

切島「でもまだ女子が来てないぜ」

峰田「オイラ達は構わないぜ?」

上鳴「ここは我らのユートピア、ピチピチビーチ」

轟「クラスメイトでなくともターゲットはごまんといる」

土岡「………逆に監視したh
緑谷「はい解散!!!」

峰田<早くしろ!間に合わなくなっても知らんぞ!!(ダダダッ…

土岡「…………」





緑谷「うおおおおっ!!」ダダダッ…

結美「待ってよ〜」

緑谷「なんでいっつも僕を追いかけるんですか!?」

結美「何って私達カップルじゃない」

結美「一緒に泳ぎましょう?」

緑谷「くっそおおおっ!!」

緑谷「あまりこういう手は使いたくなかったが…!」クルッ…

スッ

結美「?」

緑谷「太陽拳!!!」

カッッ

結美「まぶっ……」


240 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/06(火) 22:30:08.58 ID:JCW1sYP30
久々だな
241 : ◆G9HPr7nfxM [saga]:2016/12/06(火) 23:43:46.49 ID:IoHsqX09O
結美「………ん…っ」

結美「…どこか行っちゃった…」

結美「気も消えたし…完全に見失った」

結美「まぁでも…」

ピッ…ピッ…

結美「追えるからいいや♪」




緑谷「はぁ…はぁ…」

緑谷「なんでこんな所に幸野さんが…」

緑谷「いや…というよりタイミングが…」

緑谷(まるで僕らがここに来る時間帯を知っているみたいに…)

緑谷(……)

緑谷(そんな事無いか…)

緑谷「何にせよ撒けたからいいや」

緑谷「…という事はもしかして士傑学校の皆も…?」

緑谷(轟君……また戦ったりしないよな?)

緑谷「さてと…ここで考えたって始めない」

緑谷「幸い僕は気を感知できるから誰がどこにいるかはすぐに分かる」

緑谷「何をしよう」

雨良<何って…聞き込み調査に決まってるでしょうが

緑谷「聞き込み?」

雨良<他の学校に散らばった子と対面できる機会なんてもうそうそう無い

雨良<今のうちに話したい事があるならした方がいい

雨良<まぁ、もう大体目星をつけたのならそいつと話してもいいけど

緑谷「はぁ…今日来てない人って誰なんですか?」

雨良<ええっと……

雨良<蛙吹、常闇、塩崎、泡瀬……

雨良<……後は拳藤かな

緑谷「……成る程」

緑谷(どうせなら常闇君や蛙吹さんとも話したかったけど…まぁ仕方ないか)

緑谷(今はここにいる皆から探り出さないと…)

緑谷「……誰と話そう」

緑谷(どうしても話したい人がここにいないなら電話して対応してもらおう)

>>242
242 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/06(火) 23:50:16.88 ID:xUSA036W0
寧ろ、居るキャラが誰か教えて欲しい
安価下
243 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/06(火) 23:52:03.65 ID:JCW1sYP30
八百万
244 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/06(火) 23:59:01.60 ID:jckJsII6O
万国吃驚掌って確か亀仙人でも撃てたよな?
つまり……
245 : ◆G9HPr7nfxM [saga]:2016/12/07(水) 00:49:43.39 ID:O71KX7Y7O
緑谷「………」

緑谷「やっぱりまずは…八百万さんに会ってくるか…」

雨良(やっぱりってのはよく分からないケド……)

雨良(……確か八百万はね……)

雨良(目の引くものとしては体力テストで彼に続いて2トップ…って事くらいかね)

雨良(後は…緑谷出久とクラス委員を努めていた……)

雨良(話によればもう彼女にはOFAの事も話しちゃったとか)<軽く口外破ってんぢゃねーか

雨良(それほど信頼のできる仲間と見れるね)

雨良(……わざと近づいてる…ってのは無いよね?)

雨良(駄目だ駄目ださっきから疑う事しかしてないね)

雨良(とりあえずしばらくは好きにさせておくか)






八百万「…緑谷さん!」

緑谷「すまない八百万さん…ちょっと先行っちゃってて…」スタスタ…

八百万「構いませんわ。私も遅くなってしまいましたし」

八百万「他の方々に挨拶はしましたか?」

緑谷「いや…まだ」

緑谷「ただ…最初に君と話したかったからさ」

八百万「………え///」

緑谷「少し歩きながら喋ろっか」

八百万「は、はい…っ!?」ギュッ

緑谷「行こ?」ニッ

八百万「へ。へひ……」

雨良(これ素なんだよな?天然なんだよな?)



八百万「…内通者…ですか?」

緑谷「ああ…本当はこんな事言いたくはないんだけど」

緑谷「雄英生徒に紛れてる可能性が非常に高い」

八百万「!」

緑谷「授業のカリキュラム奪取、USJ襲撃、夏季合宿での電波遮断+奇襲……」

緑谷「そして爆破テロ」

緑谷「今までの行動を見る限りとても外部者だけでどうこうできる範囲を超えている」

八百万「緑谷さんは…他の方を疑いますの?」

緑谷「決してそういう訳じゃない…ただ…」

緑谷「特に夏季合宿関連は当日までは職員のみしか知らないはずのトップシークレットだった」

緑谷「尚更…ウチが黒いんだよ…」

八百万「………」

緑谷「多分…薄々気がついてると思うんだ皆…」

緑谷「クラスの誰かがやったのかもしれないって…」

緑谷「今回ばかりは……情報が少なすぎる」
246 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/07(水) 07:14:53.88 ID:kAQi8ThnO
デクヨロいいね!
247 : ◆G9HPr7nfxM [saga]:2016/12/07(水) 20:44:42.01 ID:O71KX7Y7O
外出組
緑谷 轟 峰田 上鳴 土岡
八百万 耳郎 唯 香久山
麗日 飯田 瀬呂 青山 芦戸
葉隠 砂藤 尾白 口田 障子
円場 骨抜 庄田 鉄哲 発目
夜嵐 結美


爆豪 滑草 物真 拳藤
蛙吹 常闇 塩崎 泡瀬

表にしてみた
B組あたりで忘れがちな奴らが…
248 : ◆G9HPr7nfxM [saga]:2016/12/08(木) 01:15:12.06 ID:2MvC+vLlO
八百万「でも!」

緑谷「少し誤解が生じるから言っておくが僕が言っているのは『その可能性がある』って事だけで」

緑谷「クラスの誰かを疑ったりはしていない」

緑谷「ただ…今皆ここに集まってる……って事を認識しながら接してほしい」

八百万「……ええ」

緑谷「皆は元より僕は八百万さんの心配をしてるだけなんだ」ポンッ

緑谷「君の事はこれっぽっちも怪しいと思ってないし、寧ろ信頼してるから今こうして話してる」

緑谷「君は危険な目に会わせたくない」

八百万「は…はい…///」

八百万(頭!頭から手離して…)

緑谷「…それで八百万さんはこれからどうするの?」

八百万「わ…私、は…」

緑谷「……」

八百万「っ……み…」

八百万「峰田さんに用事がありましたのでーーー!!」ピューーッ

緑谷「……」

緑谷「行っちゃった」<速

緑谷「もしよければ一緒に周ろって言ったのにな…」

緑谷「…まぁ仕方ないか」

緑谷「さてと….じゃあ本格的に聞いていくか…」

緑谷「誰に聞こう?」

>>249
249 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/08(木) 01:19:10.26 ID:jaepo2sf0
オリキャラはキャラ把握できていないし、この中で頼りになるのは轟だけど……このスレの轟くんじゃ期待できないんだよね。正直
飯田君は色々面倒だし
安価下
250 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/08(木) 01:35:13.51 ID:nf+zRH1t0
かみなり
251 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/08(木) 04:27:39.34 ID:kOLc925GO
ヘタレやでヤオヨロッパイ早くしないと他の子に取られてまうで
上鳴と葉隠は気になるからgj
252 : ◆G9HPr7nfxM [saga]:2016/12/08(木) 18:16:00.93 ID:ZzNw/SW/O
上鳴「…」パシャパシャ…

上鳴「うひょー!なんて強烈…」

上鳴「うーん」パシャパシャ…

緑谷「上鳴君上鳴君」ヒョコッ

上鳴「うおっ!緑谷かよ!」

上鳴「頼むから折角のシャッターチャンスを奪ってくれるなよ…」

緑谷「あ…ごめん」

上鳴「お前もしかしてソロ?」

緑谷「いや…ん…まぁ…適当に廻ってるだけだけど…」

上鳴「つまらねぇな……」

上鳴「ほらもっと…こういう時こそ好きな女子と戯れたいとか無えのかよ?」

緑谷「え…で、でも…そんな…」

上鳴「でも……でも!?」

上鳴「まさかお前拳藤目的で来たんじゃ無えだろうな!?」

緑谷「ストップストップ!!違うから!!」

上鳴「驚かすなよ…」

緑谷「そんなつもりは全然無かったんだけど」

緑谷「……上鳴君こそ誰かと一緒に居ないの?」

上鳴「轟と峰田は一緒に写真撮るとまとめて女子に吊り上げられちまうからな」

上鳴「互いの利害の為にわざと分散させてる」

上鳴「それに今日は拳藤来てないしな」

緑谷「で…でも…ほら、耳郎さんとか」

上鳴「?ああ…耳郎?」

上鳴「あいつは…………」

緑谷「??」

上鳴「いや…なんでも無えよ」

上鳴「話はそれだけか?それとも…」

上鳴「俺と一緒にこの聖地の自然を堪能するか?」

緑谷「あ、結構です」

上鳴「ちっ…つれねぇな。ま、いいよ」

上鳴「いつでも参加は大歓迎だからよ…来たい時に来な」

緑谷「うん……」




緑谷「……」

雨良<…あまり収穫は無かったぽいね

雨良<何故緑谷君は上鳴君に話を…?

緑谷「…少し気にかかっていたので聞こうとしましたけど…」

雨良<?

緑谷「………」


上鳴『でもさ、確かに怖えけどよ』

上鳴『尾白動画見た?アレ見ると一本気っつーか執念っつーか…』

上鳴『かっこよくね?て思っちゃったわね?』
253 : ◆G9HPr7nfxM [saga]:2016/12/08(木) 20:46:19.74 ID:ZzNw/SW/O
緑谷(保須事件後のあの発言)

緑谷(…最初は冗談半分に受け流してたけど…)

緑谷(今思えば)

緑谷(あの言葉からそんな可愛らしいモノは感じられなかった…)

緑谷(……下らない嘘を言っている様な風には見えなかった)

緑谷「………」

緑谷(もし感化されたとしても)

緑谷(彼はそんな事する様な人じゃない…)

緑谷(思い違いに決まってる)

緑谷「……とりあえず他の人にも聞いてみましょう)

雨良<とすると?

緑谷「………」

緑谷(他に誰に聞くべきだろう?)

>>254
254 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/08(木) 20:58:47.92 ID:jaepo2sf0
葉隠
255 : ◆G9HPr7nfxM [saga]:2016/12/08(木) 23:18:59.75 ID:ZzNw/SW/O
緑谷「そうだ。葉隠さんと久しぶりに会おう」

雨良<例の透明少女だね

緑谷「透明…って言っても服が浮いてるからすぐに分かりますけどね」

緑谷「………う、うーん…」

雨良<どうしたの?

緑谷「それが…」

スッ

「だーれだ」

緑谷「うわわっわ!!」

ドサッ…

緑谷「いってて……」

葉隠「へっへへ…ドッキリ大成功ー」

緑谷「は、葉隠さんか…というか何回ドッキリさせれば気が済むの…」

葉隠「まぁまぁ良いではないかー」

緑谷「……あれ、葉隠さん。水着は?」

葉隠「ん?着てるよ!ほら」プラーン…

緑谷「紐!!」

雨良「紐ビキニとかなんて大胆な……」

雨良「……」

緑谷「丁度良かった。僕も今探してた所なんだ」

葉隠「ふふふ…そんな簡単に見つかったらつまらないよ」

緑谷「葉隠さん…あのさ………」

葉隠「緑谷君!早速泳ごうよ!」

緑谷「え…あー…」

緑谷「でもそのまっ…!」グイッ

葉隠「いいからいいから」



麗日「わわっ」

芦戸「よっ!」バシャバシャ

麗日「やったなー」バシャバシャ

芦戸「ぎゃっ!」

芦戸「あっはっは!びしょ濡れだわ!」

麗日「ひひー」

芦戸「久々にこう皆集まって遊ぶってのもいいねぇ」

麗日「うん!」

芦戸「そういや麗日って緑谷に会わないの?」

芦戸「またいつものイチャイチャ話聞いてみたいよぅ」

麗日「ん…まぁ…そうだ」<イチャイチャしてへんよ

麗日「……今頃デク君は八百万さんとイチャイチャしてるよきっと」

麗日「あたしが水差したらあかん」

芦戸「…麗日…」

芦戸「……?」

麗日「え…な」
256 : ◆G9HPr7nfxM [saga]:2016/12/09(金) 00:30:25.77 ID:NymMgdwzO
バシャァァッ!

葉隠「ぱぁっ」

緑谷「うぼっ!」

緑谷「な…なんでいきなり飛び込むの葉隠さ…」

麗日「……デク君」

緑谷「あ…う、麗日さん…また会っ
葉隠「よーし!じゃんじゃん泳ごー!!」

バシャバシャ…

麗日「……」

芦戸(……)

芦戸(あたしみたいなのが珍しいのかな…)<皆青春してるなぁ




緑谷「げぇ…ぜぇ…」

葉隠「さ、流石にはしゃぎ過ぎたかな…もう動けない…」プカプカ…

緑谷「ほ、本当だよ…」

緑谷「……でも…楽しいね」

葉隠「……」

緑谷「皆と泳ぐ海ってのがこんなに楽しいモノだって実感したの初めてだった」

緑谷「最近はドタバタしてたから…」

緑谷「尚更嬉しい……!」

葉隠「……そうだね」

緑谷「葉隠さんは?」

葉隠「んー…私は勿論皆と海に来た自体楽しいけど」

葉隠「………それよりも…」スクッ

緑谷(?なんで立った…)

葉隠「緑谷君と一緒に泳げた事がとっても嬉しいな」

緑谷「え……」

スッ…

緑谷「…え…えっと…葉隠さ…ん?」

葉隠「でも…これじゃ物足りない」

緑谷(な…何言ってるんだ…)

緑谷「や、止め…」

葉隠「嫌だ」

緑谷「ちょっ…顔…近……」

葉隠「……」











ピピピ…

緑谷「……」

緑谷「へ?」ピピピ…
257 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/09(金) 00:33:10.18 ID:tWJPvztt0
どっかのトラとうさぎのジェイクみたいに能力二つ持ちとか?
奪って個性増やす奴がいるんだから元々2つ個性持っていても驚かない
258 :ヒロアカの世界の携帯は完全防水です(防水ってレベルじゃねえ) ◆G9HPr7nfxM [saga]:2016/12/09(金) 00:46:30.86 ID:NymMgdwzO
緑谷「….で、電話…?」

葉隠「………」

葉隠<む〜

緑谷(だ、誰だか知らないがラッキー!)

緑谷「ご…ごめん。誰かから呼ばれちゃった。また後でね!!」

ゴオオッッ…

葉隠「……」

葉隠「チッ」






緑谷「……えっと…?」ピッ…

緑谷「母さんか…」

緑谷(…なんで母さんから電話?)

緑谷(ま…まさか敵に…!?)

ピッ…

緑谷「母さん!?」

デクママ<う…うう…

緑谷「ど、どうしたの!?」

デクママ<い、出久………か、母さん…母さん

デクママ<感激(ドバァァアッッ

緑谷「………」

緑谷「へ」

デクママ<貴方いつの間にか彼女なんか作ってたの?

デクママ<まさかもうデキてるとは…

緑谷「あの…母さん?」

<ちょっ…違いますっておばさん!

緑谷「………い、今の声ってまさか…」

デクママ<しかも話によればこの間出久を助けてくれた子じゃないの!?

デクママ<お母さん1回お礼言いたかったの!!


緑谷「…な……なんで拳藤さんが?」

259 :最初は3回の予定だったけど把握できてない方もいたので1回目のはノーカン! ◆G9HPr7nfxM [saga]:2016/12/09(金) 00:59:34.26 ID:NymMgdwzO
デクママ<家を通りかかった所つかまえたのよー…

デクママ<何でも買い出しの帰り際だったっていうから

緑谷「あ…へぇ…」

緑谷「母さん…あの……」

デクママ<ん、何々?

デクママ<え?えええっ!?出久が友達と海に!?

デクママ<更に感動ッッッ(ドバァァアッッ

緑谷(……一応此間も言ったんだけどなぁ…)

緑谷「え…ん…じゃあ切るからね」ピッ…

雨良「……」

緑谷「………頼むからびっくりさせないでくれよ…」

緑谷(とりあえず無事なら良かった…)

緑谷(でも…)

緑谷(なんで家に?)

緑谷(確かに前僕の家に来た事はあるが…)

緑谷「………」

雨良「1回戻った方がいいんじゃないかな?」

緑谷「!」

雨良「このタイミングで君の家に潜り込むってのはかなり怪しいと思うけど」

緑谷「………」

緑谷「…いや…そんな事は…無いです」

緑谷「彼女も僕は何度も助けられてきた」

緑谷「僕を傷つける根拠がない」

雨良(…まぁそう言うよね)

雨良「……うーん…困ったねぇ」

雨良「あの子等に付けてた監視カメラ…」

雨良「全部同時に壊れたんだよね……はは」

雨良(笑えねー)

雨良(迂闊に行動は危険かも…ね)

緑谷「……」

緑谷「どうしようかな…」

緑谷「後誰と話そう」

>>260
260 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/09(金) 01:06:50.35 ID:+6sDgbI8O
耳郎
261 : ◆G9HPr7nfxM [saga]:2016/12/09(金) 22:34:49.52 ID:xpkhsw4L0
緑谷「……そういえば…」

緑谷(肝試しで一緒のペアでもあったし…)

緑谷(上鳴君ともよく接してもいた…)

緑谷(耳郎さんは双方に接点を持ってるぞ…)

緑谷「1回話を聞くのもいいかもしれないな…」





緑谷「……」

耳郎「………」

耳郎(えっと……)

耳郎(どったの八百万)

緑谷「…耳郎さん」

緑谷「ちょっと話したい事があるんだけどいいかな?」

耳郎「……え………」

緑谷「……」

耳郎(えっと……)

耳郎(あっそういう?)

耳郎「…あー…私で良ければ答えるけど」

緑谷「恩にきる!」

262 : ◆G9HPr7nfxM [saga]:2016/12/10(土) 00:52:29.87 ID:qMcEclMJ0
>>259
突然雨良さん移動してますね、普段通話中は<使います
緑谷「彼女も僕は何度も助けられてきた」 は正しくは
緑谷「彼女にも僕は何度も助けられてきた」


耳郎「肝試しの時の葉隠?」

緑谷「うん」

耳郎「…うーん…」

耳郎「というか…私等毒ガス食らってすぐ倒れちゃったから記憶が曖昧なんだよね」

耳郎「……でも確か……」

耳郎「先に葉隠が倒れた気がする」

緑谷「……そっか」

緑谷「それとさ…耳郎さん……」

耳郎「…?」

緑谷「その…最近…上鳴君とど
耳郎<ブシャァァ

緑谷「じ、耳郎さん?」

耳郎「げっげぇぇ…」

耳郎「な、なな何言わせようとしてんの…」

緑谷「いや……耳郎さんって上鳴君と仲良いイメージがあるからさ」

耳郎「……」

耳郎「マジ?」

緑谷「…え…いや…はい」

耳郎「……………」

耳郎「いや、別に」

緑谷(あっさり否定されたー!)

耳郎「別に私はあの馬鹿と仲が良かった訳じゃないし…」

耳郎「……それに」

緑谷「?それに…?」

耳郎「最近あいつとあまり話さないし」

緑谷「え……」

緑谷「でも今日の朝だって…」

耳郎「轟や峰田とよく連んでからは話すタイミングが合わなかったり…」

耳郎「後……」

耳郎「私自身の感覚からでしか答えらんないけど…」

耳郎「あいつ…自分から私と距離置いていると思うんだ」

緑谷「距離?」

耳郎「うん」

耳郎「前みたいにやたら絡んで来なくなったんだ」

耳郎「まるで私からわざと離れているような感じで…」

緑谷「……うーん…」





263 : ◆G9HPr7nfxM [saga]:2016/12/10(土) 01:22:33.48 ID:qMcEclMJ0
緑谷「………」

緑谷「結局考えまとまらずかぁ…」

緑谷「大体絞り込めた気もするけど…」

雨良<まぁ一先ず休んでもいいんじゃない?

雨良<大分聞けたしね

緑谷「いいんですかね?」

雨良<うん

雨良<君から得た情報とても参考になった

雨良<今の所皆に不穏な行動は見られないから後はパーっと楽しんでね

緑谷「…了解です。じゃ、海水浴満喫します!!」

ピッ

雨良「……」

雨良「さてと…じゃあ」

雨良「僕も準備するとしようかね…」





土岡「………へー…凄い凄い」

土岡「ここをこうして…ああして…ふむふむ」

緑谷「何見てるの?」ヒョコッ

土岡「わわっ…てまた君か…」

緑谷「あ…何ともメカメカしい💧」

緑谷「作り方が複雑すぎる…」

緑谷(そういえば…初対面の時もこういう本読んでたな…)

土岡「いや…これはまだ簡単な方だよ」

土岡「もっと酷いのはコンマ1ミリずれただけで結構価値落ちちゃうからね」

土岡「業界的にも複雑なんだよ」

緑谷「土岡君って…もしかしてサポート科…みたいな専門?」

土岡「まぁ雄英的に言えばそうだね」

土岡「戦闘よりもコスチューム作る方がよっぽど楽しい」

緑谷「いや…戦闘って楽しむモノじゃないけど?」<ってか泳げよ

土岡「僕はあらゆる部分が好きなサイズのドリルに変わるからね」

土岡「24時間どこでも作業可能なのさ」

土岡「試しに何かしら改造を施してあげようか?」

土岡「コスチューム、アイテム、ウェポン、ロボット、etc…」

土岡「何でもござれ。可能な限りご所望の商品を作成してあげよう」<ドラ○○んは半年かかるが

緑谷「……え…ああ…いいよ。僕コスチュームなら夏休み友達にちょっとばかしいじってもらったからね」

土岡「へぇ…やっぱり雄英のサポート科は優秀な人がお揃いで?」

緑谷「まぁね」

土岡「是非とも会ってみたいね」

緑谷(……サポート科の大半も亡くなった…もんなぁ)

緑谷(…………そういえば…)

緑谷(なんでこの2人は…雄英の試験に合格できなかったんだ?)
264 : ◆G9HPr7nfxM [saga]:2016/12/10(土) 14:24:59.07 ID:qMcEclMJ0
土岡「……雲行きが怪しくなってきたな」

緑谷「あ…確かに」

緑谷「雲がさっきより大分大きくなってる」

土岡「帰りの途中でどしゃ降りになりそうだ」

緑谷「……」

緑谷「あ、そうだ…香久山さん…」





峰田「ひゃー!中々集まったぜー!」

峰田「2桁台後半は下らねえよコレ!!」

峰田「おい轟!お前は何枚撮れた?」

轟「7枚」

峰田「うっお少ねぇっ!?なんでそんだけ!?」

轟「俺は八百万一筋だからな」

峰田「お……おう…」

轟「この7枚の内1枚を毎晩枕の下に置く」

轟「これからその厳選を行う」

峰田「そ。そりゃご苦労なこった…」

峰田「八百万は固いぞ〜?なんだかんだ言って緑谷と仲良いからな…」

轟「覚悟の上だ」

峰田「……緑谷かぁ…」

峰田「そいやあいつ今何してんだ?」

轟「さぁ?あれ以降は見かけてないぞ」

峰田「………この頃さ、緑谷ってなんか怪しいよな」

轟「怪しい?」

峰田「ああ…何というか…」

峰田「何か隠してるような気ィすんだよ」

峰田「夏休み前のあれだってさ」

峰田「その数時間前まで重傷負ってた奴には見えなかったし」

轟「あいつは元々回復早いやつだしな」

峰田「……それにあのオールマイトをぶっ殺した奴も納得いかねぇよ…」

峰田「相打ちしたっ…つうけどその間カメラ回んなかったんだぜ?」

峰田「そもそも正体分からずのまま終わっちまったしよぉ…」

轟「……」

轟「もしかして峰田…お前」

轟「緑谷が内通者だと思うのか?」

峰田「……可能性はあるだろ」

峰田「あいつオールマイト殺されたって聞いてどうだった?」

峰田「そうなんだって…肩落としただけだぞ?」

轟「………そりゃあまりの事でショックに…」

峰田「あのヒーローオタクがそれ聞いてすんなり受け入れると思うのかよ!!」

265 : ◆G9HPr7nfxM [saga]:2016/12/10(土) 20:41:45.11 ID:qMcEclMJ0
峰田「あいつオールマイトにめっちゃ憧れててここに来たんだろ!?」

峰田「だったらあっさり肯定するのかよ!?」

峰田「普通なら意地でも否定し続けるだろ!」

峰田「あのオールマイトが殺されたんだぞ!?」

峰田「尚更じゃねえかよ!!!」

轟「それ以上言うな峰田」

峰田「……」

轟「……確かにあいつは1学期から何かと単独行動取ることも多かったし」

轟「怪しい節はいくらかあったかもしれねぇ」

轟「何より俺は今みてぇな事考えた事も無かったわけじゃない」

轟「でもよ…」

轟「結局、俺にはそんな緑谷想像できなかった」

峰田「……あれが演技だって事もあり得るんだぜ?」

轟「逆にあそこまで命張って演技見せるか?」

轟「俺なら峰田、お前を捨ててるぞ」

峰田「……」


緑谷『皆ヒーローになりたい一心でここに来てるんだ!』

緑谷『それをお前1人で勝手に踏みにじるのは許せないぞ!』


峰田「…そうだよな」

轟「………それに」

轟「緑谷を裏切者って仮定しちまえば」

轟「今の自分を否定する事になるぞ」

峰田「………」

轟「…まぁ別にその可能性が100%無いなんて俺は断言できねぇし…」

轟「まずそもそもこんな奴を探し当てるなんて雲を掴むようなもんだ」

轟「この際内通者なんてどうでもいいんだよ」

峰田「!?」

轟「奇襲?結構結構」

轟「なら、それにも怯まない程度の力をつけるまで」

轟「今はその調査よりこっちの方が先決だ」






八百万「……はぁ……」

耳郎「…何というかさ……」

耳郎「もしかしてまた自信無くなってきてる?」

八百万「……」

耳郎「あんたは緑谷と数ヶ月学級委員で一緒になってたし」

耳郎「あいつ自身八百万に助けられた事だって何度もあるんだから」

耳郎「フラグの1つや2つ立ってるのにさぁ…」

八百万「…いえ…そういう訳では…」

耳郎「んじゃどういう訳なのさ」

266 : ◆G9HPr7nfxM [saga]:2016/12/11(日) 01:20:59.91 ID:/PrfDDaP0
八百万「……最近、緑谷さんは拳藤さんと行動する事が多くなってる気がしして…」

八百万「何か…喋りづらいというか…」

耳郎「そんな事言ってちゃ好きな人横取りされちゃうよ?」

八百万「それにここ数日放課後に緑谷さんに会おうとしても…」


緑谷『ごめんね…少し用事があって……』


八百万「そう言って断っていましたし…」

八百万「……もしかしたらって」

耳郎「まさか…そんな事無いって」

耳郎「だったら尚更早くアプローチしないとじゃん」

八百万「でも…どうやって?」

耳郎「ふ…こんな事があろうかと特別プランを考えてきた」

耳郎「耳貸して八百万」

八百万「え…ええ」

耳郎「……ー……」ゴショゴショ

八百万「!!??」





緑谷「……」

香久山「」バシャバシャバシャバシャ

緑谷「……….お、おお…」

雨良<見違える程上手くなったね…あの子

緑谷「ガンガン泳いでますね」

雨良<凄いね…カナヅチを2週間足らずであそこまで成長させるとは

雨良<君、もしかしたら教師に向いてたりね

緑谷「教師て…」

緑谷(…ヒーロー兼教師…)

緑谷(自分のヒーロー知識を後世に語り継ぐ…か)

緑谷(それはそれでいいかも…)

緑谷「……」

ゴオオオッッ…

緑谷「お…そろそろ天気がヤバそうだ」

緑谷「後一泳ぎしてさっさと帰るか……」

267 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/11(日) 03:55:07.17 ID:9tChT9yOO
頑張れヤオヨロ
268 : ◆G9HPr7nfxM [saga]:2016/12/11(日) 23:46:07.20 ID:TY3fSqOFO


<ワーワー

緑谷「ふぅ」ザバァッ

緑谷「気持ち良かったー」

緑谷「…そろそろ帰った方がいいか…」

緑谷「皆を呼ぼう」

緑谷「ん?」

香久山「…」キョロキョロ…

緑谷「どうしたんだ…?」

バシャバシャ…

緑谷「何してるの?香久山さん」

香久山「……何でもないわよ」

緑谷「何か探してる様に見えたけど…」

香久山「…」

緑谷「僕も手伝うよ?」

香久山「………ント」

香久山「ペンダント」

緑谷「ペンダ…あ」

緑谷(…言われてみれば…そんな感じの付けてたな…)

緑谷「分かった…僕が探す」

緑谷「君はここで皆が来るのを待ってて」

香久山「でも…」

緑谷「大丈夫。すぐ戻ってくるから」

ザバァッ

香久山「……」






葉隠「……うーん…」

葉隠「残念。居るなら声を掛けようと思ったんだけどな…」

葉隠「まぁいいや…緑谷君は後でも」

葉隠「さーてと…」

スッ

葉隠「………不思議〜」

葉隠「どんな手品か知らないけど…」

ジャキ…

葉隠「ワオ」

「……爆発物使用罪…個性濫用罪…及び殺人罪の疑いで逮捕しますねっと…」

雨良「葉隠透君」

葉隠「いつの間に私の背後に…全く気を感じなかったよ?」

葉隠「あ、それとここ女子トレ」

雨良「はいはい話を逸らさないでね」

269 : ◆G9HPr7nfxM [saga]:2016/12/12(月) 00:16:07.24 ID:YS4Yz6TgO
雨良「大人しくすれば優しくしてあげるし」

雨良「言う事聞かなきゃそれなりのお仕置きが待ってるんだけどね…」

雨良「てな訳で早速ついてきて貰おうか?」

葉隠「早速無茶なお願いが来たね…」

雨良「当然。そこにあるちょーっと危なっかしい物体も回収しないとだし」

雨良「ま、抵抗するならするでこっちにも手はあるしね」

葉隠「怖いなぁ」

雨良「平然とそうやって人を殺せる君の精神の方が怖いね、僕は」

葉隠「……はいはい、分かりました〜。ついて行きますよー」

葉隠「…今はしないけどねっ」

雨良「?」

ジャキ…

雨良「………」

「………」

雨良「なるー。そういう事か」

雨良「僕はまんまと囮にかかっちゃった訳だね」

葉隠「ふふふ…どうやらその銃はワープさせる事は出来ないみたいだね」

雨良「……」スッ…

葉隠「黒霧さんとは違った個性かぁ…」

雨良「やはり…内通者か!」

葉隠「なんでわかったの?」

雨良「緑谷君が言ったろう…気を感じなかったってね…」チラッ…

雨良「気を扱えない筈の君が何故…」

葉隠「………ぷっ」

葉隠「ハッズレー。私じゃないよ」

雨良「何…っ!?じゃあ何故黒霧の事を…!」

葉隠「…ーん…そもそも勘違いしてるから言わせてもらうけど」

葉隠「私、葉隠透じゃないよ」

雨良「…………は?」

雨良「何の冗談だ…だったら君は何だって言うんだ?」

葉隠「さぁ?」

雨良(口調からして渡我被身子…?いや彼女は変身しか出来なかった筈だ…)

雨良(もしや他の者の個性…?)

雨良(いずれにしろ今の内に叩いておきたいね)キョロキョロ…

「……何の映像?それ」

雨良「?……何って」

雨良「女子トイレ」

葉隠「「!?」」

フッ…

雨良「こっちこっち」

「っいつの間に…」クルッ…

雨良「さーどうする?あっという間に形成逆転だー」ジャキ…
270 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/12(月) 01:33:57.56 ID:CprVpkVA0
>>57で言ってたな
271 : ◆G9HPr7nfxM [saga]:2016/12/12(月) 02:17:45.62 ID:YS4Yz6TgO
緑谷「……」ゴボゴボ…

緑谷(とはいえ…どう探す?)

緑谷(というかペンダントってどんな飾りだったっけ)

緑谷(勢いで来ちゃったからなぁ…)

緑谷(せめて分かりやすい特徴とかないかな…)

緑谷(例えば光ってる石とかっ!)

緑谷(…てある訳ないか…)

緑谷「……?」

キラキラ…

緑谷(え…光っ…)

緑谷(あ…段々小さく)

緑谷(行かせるか!!)




香久山「………」

切島「緑谷の奴おっせぇな…」

上鳴「あいつから呼んどいて待たせるたぁどういうこった」

八百万「他の方は皆来たのですが…」

ポツポツ…

唯「んー?」

ザァァァ……

峰田「げっ…雨が降ってきやがった…」

耳郎「とりあえず雨宿りした方がいいね」

土岡「だね」

スタスタ…

轟「……?」

香久山「……」

轟「何してる…ずぶ濡れに」ガシッ

香久山「………」ザァァァ…

轟「ここで…待ちてぇのか?」

<止めて!私の家族が!!!

轟「?」

ライフセーバー「ちょっ…落ち着いて下さい!」

ライフセーバー「この悪天候の中捜索は困難かつ危険極まりない!」

ライフセーバー「貴方も溺れてしまう!!」

「私の弟がまだ居るの!!!」

轟「…なんだ?遭難者?」

「嫌…嫌だ…死んじゃうよ!!!」

ライフセーバー「万に1つ死なない可能性があるのならばそれを信じるべきだ…っ!!」

「そんな簡単に見捨てられるかぁ!!」

香久山「っ」キッ…

パシッ

轟「かっ…香久山!?」
272 : ◆G9HPr7nfxM [saga]:2016/12/12(月) 02:45:53.11 ID:YS4Yz6TgO
雨良「大変だったんだよ?何せ1万以上の数の中からここの監視カメラの映像を探してたんだからね」

雨良「流石の僕でも30秒かかった」

「……」

葉隠「へぇ…」

葉隠「大体貴方の手品のタネは見抜けたかも…」

葉隠「つまり…貴方の個性は見ている『モノ』を見ている『場所』に転送する」

葉隠「一見使い方に困る個性だけど…」

雨良「どんな能力も磨けば磨く程その真価を発揮する」

雨良「君達も実践済みの筈だよね…」

雨良「さぁ…そろそろ拘束させてもらえないかな」

葉隠「……嫌だって言ったら?」

雨良「……はぁ、仕方ない。じゃあ強行手段に出るしかないね」

雨良「とりあえず…」

雨良「…ん?」ピッ…

ザーッ

雨良(……ハッキング?)

「………」

「態々来てくださったのですから…」

「折角なら私のドッカワイイベイビー達を見ていって下さいよ」

雨良「……はっ。そういう事かよ…」

「……」ニッ

♪〜

雨良「……」

「……」

葉隠「………お?」

葉隠「ごめんごめんちょっとお呼び出し…」ピッ…

<……何をしている、渡我

<我々が今回成すべき目的は『太陰石』の発見だった筈だ

<貴様、何処で道草を食っている

葉隠「ん〜いや…ちょっと手間を省こうと…」

<大方またここ一帯を爆破して敵の戦力の減少を図ってたのだろうが…

<相手はあのOFAだぞ?

葉隠「え〜。でもこの場には君もいるんだし、3対1なら殺れるんじゃ」

<Drの命令だ。反抗するのか?

葉隠「はいはーい。聞きますよっと」ピッ

葉隠「って事だから、帰るよメーちゃん」

「了解です」

雨良「ま…待て!」

葉隠「今回は逃しちゃったけど…緑谷君はまた今度貰いに行くよ」

葉隠「楽しかったよ、また遊ぼ?」フッ…

雨良「…っそが…!」

雨良「……何?」

ドサッ
273 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/12(月) 06:53:43.96 ID:Df/ZE1QeO
なかなか熱い展開になってきたな
274 : ◆G9HPr7nfxM [saga]:2016/12/12(月) 10:09:46.13 ID:YS4Yz6TgO
雨良「うおっと」ガッ

雨良「…?」

葉隠「………」

雨良「……今黒霧のワープで逃げ出した」

雨良「なら何故葉隠は転送しなかった…」

雨良「…分からん」

葉隠「………ん……」

雨良「お……」

葉隠「んん…」

葉隠「ここは……」

雨良「…気がついたかい?ここはWC……」

雨良「あ」

葉隠「………っ……」

葉隠「キャァァァァ変質者ァァァァッ!!!」

雨良「勘弁してくださいねもぉぉぉっ!!!」




香久山「っは…」バシャバシャ…

香久山(!)

「…」

香久山「見つけたっ…!」

バシャバシャ…

香久山「もう大丈夫だよ」

香久山「さっ、早くお姉ちゃんと…」ガッ…

香久山「!?」

「…………」

香久山(意識が無い!早く浜辺に…)

香久山「っ…」バシャバシャ…

カッッ

香久山「あっ…」ゴロゴロ…

香久山(雷…さっきより酷くなってる…!)

香久山(急がな…)

ゴオオオッッ

香久山(!?波……)

ザバァッ…

275 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/12(月) 10:55:12.88 ID:Z+JTOk/DO
サポ科の発明娘と電話の相手(推定♂)が何処かに居て、どうやってたか判らないけど、葉隠の体をトガちゃんが操っていた?

発明娘が居れば人間コントローラー的なのを作れそうだけど、トガちゃんが何(誰)に変身していたのかは判らないな
確か、血を摂取した相手に変身できるんだったよね?
276 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/12(月) 11:52:30.48 ID:o2367ut60
チチ「悟空さ!」ズチュグチュ

悟空「チチぃ!!」パンパン
277 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/12(月) 12:00:14.73 ID:8eMSMAnc0
思ったけど、この世界の設定的には過去に誰かドラゴンボールで個性を人々に現れるようにした裏設定もあるのかな?
デンデがあれになった時点で遠い昔なんだろうけど……
278 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/12(月) 12:54:20.63 ID:o2367ut60
悟空「チチの乳はオラ好きだぞ」
279 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/12(月) 14:56:46.39 ID:o2367ut60
チチ「悟空さ!」ズチュグチュ

悟空「チチぃ!!」パンパン
280 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/12(月) 14:57:50.81 ID:o2367ut60
チチ「悟空さ!」ズチュグチュ

悟空「チチぃ!!」パンパン
チチ「悟空さ!」ズチュグチュ

悟空「チチぃ!!」パンパン
チチ「悟空さ!」ズチュグチュ

悟空「チチぃ!!」パンパ
ンチチ「悟空さ!」ズチュグチュ

悟空「チチぃ!!」パンパン
281 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/12(月) 15:04:10.23 ID:o2367ut60
チチ「悟空さ!」ズチュグチュ

悟空「チチぃ!!」パンパン

悟空「チチオラも、もう・・・ッ」

チチ「いいだよ悟空さ」



ドュルルルルル

チチ「悟空さ・・・///気持ちよかったぞ」トロォ
282 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/12(月) 17:44:05.99 ID:Yo8t7VUnO
末尾0の痛さときたら
283 : ◆G9HPr7nfxM [saga]:2016/12/13(火) 10:30:52.27 ID:7G2OMqpWO
香久山「っ…」

ゴボ…

香久山(このままだと流される…!)

香久山(早く態勢を…)

香久山「………っ…っ」

香久山(駄目……息が持たな…)

「………」

香久山「……」」




ガシッ…

香久山(!?)

ザバァァァッ!

香久山「………な…」

緑谷「……」

香久山「なんで…」

緑谷「しっかり掴まってろよ!」

ゴオオッッ

「おおーー!」

「飛んだ…」

ゴロゴロ…

「やばい!雷が…」

緑谷「………」

カッッ

緑谷「!」シャッ

「消えた!!」

轟「…」

緑谷「よっ」シュタッ

284 : ◆G9HPr7nfxM [saga]:2016/12/13(火) 23:57:21.25 ID:7G2OMqpWO
香久山「…あ…」

緑谷「ほら…もう大丈夫」

弟「…あ、ありがどう…」

弟「わわっ」ガシッ

姉「わぁぁん!」

姉「ごめんね…ごめんね、助けられなくて…」

弟「ね…姉ちゃん…痛い…」

姉「本当にありがとうございます!後少し遅かったら…」

姉「この御恩は忘れません!!」

緑谷「い、いえ…そんな大した事は…」

姉「……?あれ…貴方」

姉「もしかして何処かで会った…?」

緑谷「え……た、多分これが初対面かと…」

姉「そっそうですよね!すみません…勘違いしちゃいました…」

緑谷「はは…別に構いませんよ」

香久山「……」

緑谷<今度は迷子になるんじゃないぞー
弟<うん!

香久山「……はぁ…」

緑谷「香久山さん…無事かい」

香久山「お陰様で」

緑谷「後…これ」スッ…

香久山「……!」

緑谷「何とか見つけられたから良かったよ」

香久山「……」

緑谷「それじゃ行こ?こんなびしょ濡れじゃ風邪引くし」

香久山「」コクリ…

スタスタ…

轟「……ったく…」

轟「テメェはガキでも出来る事をしねぇのか」

香久山「っ!」

轟「それともできねえのか?」

香久山「……っ…」

緑谷「?」

香久山「……た…」

香久山「助かった……ありがとう」

緑谷「……」

緑谷「ああ…どういたしまして!」ニッ …
285 : ◆G9HPr7nfxM [saga]:2016/12/14(水) 00:22:43.80 ID:Yg9TvaD2O
雨良「……」

雨良「今回は捕獲失敗か…」

雨良「まぁそう上手く捕まえさせてくれないよね〜」

雨良「今回はまだ敵連合の情報を手に入れただけマシか…」

雨良(…こんな事もあろうかと盗聴器を付けておいて正解だったね)

雨良「……それとこれは……」スッ

ウィンウィン…



ガタンゴトンガタンゴトン…

上鳴「zzz…」

峰田「おっぱいイッパイ……」

八百万「どんな夢を見ているのかしら…?💧」

八百万「皆さん1日中はしゃいでましたものね」

緑谷「……」


緑谷<スミマセン雨良さん

緑谷<これそちらに転送させてもらってもいいですか?

雨良『ん?どれどれ…』


ガタンゴトンガタンゴトン…

緑谷(あれは…昆虫系の小型ロボット…?)

緑谷(一体誰が…)

緑谷「……」

八百万「緑谷さん…?」

緑谷「……ん?どうしたの?八百万さん」

八百万「いえ…ただ何か考え事をしていた様ですので…」

八百万「私で良ければ手伝いますわ」

緑谷「…ううん。ただ少しぼうっとしてたみたいだ」

緑谷「最近ドタバタしてたから…」

八百万「そう…ですか」

緑谷「八百万さんは今日楽しかった?」

八百万「え、ええ!勿論ですわ!」

八百万「皆で美味しい物を食べたり、広い海で泳いだり…」

八百万「私こういう経験した事あまりないので」

緑谷「そっか」

八百万「………」

緑谷「八百万さん?」

八百万「…緑谷さん」

八百万「来週の火曜日…って何か予定が入っていますの?」

緑谷(火…って確か創立記念日だったっけ…)

緑谷「あ…空いてるけど…」

八百万「もし…よろしいのであれば……その…」

八百万「一緒に…お出かけでも…しませんか?」

緑谷「え」
286 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/14(水) 00:41:50.14 ID:1bnSsPoq0
そろそろドラゴンボールのキャラの子孫が敵として登場してもおかしくないな!(押しつけ)
例えばバクテリアあたりとか……
287 : ◆G9HPr7nfxM [saga]:2016/12/14(水) 00:52:55.55 ID:Yg9TvaD2O
※八百万の誕生日を間違って記憶していた事もあって少し日数おかしくね?ってなってるかもだがまぁ気にせんでくれ(涙)
……あやっべ言っちまった








緑谷(……いきなりその日にお出かけって…)

緑谷(なんでかなぁ…そりゃまぁ嬉しいけど…)

緑谷(……来週…23……)

緑谷(あ)

緑谷(八百万さんの誕生日だ)

緑谷(尚更断る理由が無いな)

緑谷「OK、僕は構わないけど…」

緑谷「出かけるって言ってもどこ…」

八百万「これを」スッ…

緑谷「え…」ピラッ

緑谷「こ…これって…」



耳郎『こいつは私が通りかかった商店街でやってたくじ引きでたまたま当たった』

耳郎『USJのペアチケット』

耳郎『使い道に困ってたとこなんだよね』

八百万『こ…こんな物もらってしまっても良いのですか?』

耳郎『全然全然!私一緒に行くような相手いないし…』

耳郎『捨てるよかよっぽどいいよ』

耳郎『ただこのチケットをドブに捨てるような結果にしたら許さんからな…』ゴゴゴ…

八百万(やはり使いたいのでは…)

八百万(だけど折角もらったチャンス)

八百万(最大限まで有効活用しなければ…)ギュッ





緑谷「……こ、これってどうやって…」

八百万「通りかかった商店街でやったくじ引きでたまたま当たりましたの」

八百万「ですから何方か1人に渡そうと思っていましたが…」

緑谷「……」

緑谷(あ…あまりにも出来すぎている…)

緑谷(相手が誕生日の時に…遊園地で…男女ってこれじゃまるで…)

緑谷(デデデデデッ…)

緑谷「///」プシュゥゥ…

八百万「…それで…お付き合いしていただいてもよろしいでしょうか?」

緑谷(お、お付き合い…!?いやいや!この用事に付き合うって意味だろ自分の馬鹿!!)

緑谷「う…うん。、ありがたく使わせていただくよ…///」

八百万「それでは…その日に…」

緑谷「お…おーけー///」

八百万(………せ…成功…し…た…)
288 : ◆G9HPr7nfxM [saga]:2016/12/14(水) 02:35:42.58 ID:Yg9TvaD2O




カタカタカタ…

塚内「……ふむ」

塚内「成る程。こりゃ大手柄じゃないかい?」

雨良「そう…ですかね」

雨良「そんな大それた事をした覚えはないですけどね」

塚内「お陰で2つ程判明した事がある」

塚内「まず盗聴器の解析の結果…」

塚内「その敵連合から思わぬ発言があった」

雨良「……それって合計3人…って所ですか」

塚内「ああ。これは裏を返せば『私達の他には1人しか味方が居ませんよ』みたいな言い方だ」

塚内「つまり…少なくとも判明した・不在だった者を除いて内通者は1人しかいない」

塚内「これは極めて重要な情報だ」

雨良「でも…敵前でそんなご丁寧に教えるうっかりさんなんているのかどうか…」

塚内「さぁ…確かにその可能性があるけど…」カタカタカタ…

塚内「ただ聞いた感じそんな嘘をついている様な感じはしなかった」

雨良「ほー?そりゃ長年事件を追い続けてる警官の勘ってやつかね」

塚内「…まぁ勘というか個性というか」

塚内「声質は全く変わってないし脈拍数も同様」

雨良「『超聴力』ねぇ…僕も是非使ってみたいものだ」

雨良「それあれば大抵の事件は解決できるしね」

塚内「失敬な…当然心理学も使ってるんだぞ?」

塚内「それに…必ずしも当たる訳じゃないしな」

塚内「結局の所推測止まり…まぁ常人にしてみたら異様に高い確率で当たるけど」

雨良「…というか個性使って尋問したら早い気がするけどねぇ…」

塚内「勘弁してくれ。相手にも僕のデータが割れてるってのに…」

塚内「当たった瞬間お陀仏だ」

雨良「9割方そのオチでしょうね」

塚内「ただでさえ今切羽詰まってる状況なのに…」

塚内「どの面下げてオールマイトに会いに行けって言うんだか」

雨良「……同僚の仇…ですか?」

塚内「仇というか…色々託されちゃったからな」

塚内「緑谷君達は全面的に協力してあげないと…」

雨良「……」

289 :※因みにこれ数日後 ◆G9HPr7nfxM [saga]:2016/12/14(水) 07:54:44.44 ID:Yg9TvaD2O
塚内「そして2つ目は監視カメラ…音声からでも言える事だが」

塚内「あそこに居た内通者の1人は発目明だという事だ」

雨良「あって数秒で僕のネットワークをハンキングするとは…」

雨良「多分片手で数え切れる位の人数だと思いますね」

塚内「驚きなのは内通者がA組でもB組でもない所」

塚内「ヒーロー科じゃなきゃ監視ってのも無理があるような…」

雨良「………それに体育祭や1学期の成績を見る限り…」

雨良「それ程の能力があるとは思えない」

雨良「ま、少なくともこいつを作る位の技術はありそうだけど」

塚内「小型ロボットか…」

雨良「どうやらこれにも監視カメラが付いていたみたいですね」

雨良「緑谷君の情報によればこの機械はある石を奪って海底に潜んでいたそうな…」

塚内「ある石…?」

雨良「ええ。実際は本人に返しちゃって手元に無いけどね」

雨良「何でも光っていた…とか」

塚内「……」

塚内「まだ気になる事は山の様にある」

塚内「マイクの死因…今回同行しなかったヒーロー科達の動機…」

塚内「引き続き、調査を頼むよ」

雨良「はい」

塚内「警察も出来る限り尽力していく。何かあれば言ってくれ」

290 :〜某基地にて〜 ◆G9HPr7nfxM [saga]:2016/12/14(水) 13:21:47.64 ID:Yg9TvaD2O


Dr.ウィロー「……」

「…先日調査したデータの解析が終了しました」

Dr.ウィロー「そうか」

Dr.ウィロー「やはり例の?」

「ええ。地球には存在する物質では無いですね」

「恐らく…それかと」

Dr.ウィロー「なんとも物騒な石を形見にしてるものだ」

Dr.ウィロー「…元来月は日光の反射によって輝いていると言われている」

Dr.ウィロー「だが古来からの言い伝えによれば滅びた文明が口先々に言う言葉は決まってコレらしい」

Dr.ウィロー「今日はとても美しい満月だと」

Dr.ウィロー「つい昨日まで新月や三日月だったにも関わらずだ」

Dr.ウィロー「月も最期は輝しく命を絶つらしい」

Dr.ウィロー「何故だと思う?」

「……」

Dr.ウィロー「……最も…1番私が驚いた事は…」

Dr.ウィロー「何故地球人風情がこんな代物を持ってるかという事だがね」
291 : ◆G9HPr7nfxM [saga]:2016/12/14(水) 18:58:18.03 ID:Yg9TvaD2O
上鳴「はぁぁぁ!?」

上鳴「八百万と明日出かけるだってぇぇぇっ!?」

緑谷「うん」

上鳴「おっま…それってまさかデー
緑谷「違うよ!!」

上鳴「お…おう」

緑谷「明日八百万さんの誕生日なんだ…折角だから何か振舞ってあげたいからね」

上鳴「へー…お前が八百万にねぇ…」

上鳴「んで、どこ行くんだ?」

緑谷「……ゆ…ゆーえすじぇ…」

上鳴「テンメッ結局ただのイチャラブデートじゃねえかアァン!?」グイグイッ

緑谷「くっくるし…やめて死んでしまいます」

上鳴「いいよなモテ男は休日にカップルで遊園地行けんだからよ?」

緑谷「モテ男じゃないし…後付き合ってない…」

上鳴「そんな事言って内心はスゲェ嬉しい癖してよぉ」

緑谷「べ…別にそんな…///」

上鳴「図星かなー?」ニヤニヤ…

緑谷「……た、確かに楽しみ…ではあるけど…」

緑谷「で…デデデートなんてそんな大げさな…」

上鳴(こいつら両想いなんだよなぁ…多分打ち明ければ即効成立するんだが)

上鳴(……デートねぇ…)

上鳴(俺も行きてぇな)

雨良<………




八百万「これもいいし…あ、でもこっちも…」

八百万「あ〜でも…やっぱりそれかな…」

八百万「いや、意外とこれもいいかも?」

耳郎「……」

耳郎(数十着って…デパートじゃあるまいし…)

耳郎(普通ぱっと見て服なんか3分で決まるもんじゃないの?)

耳郎(まぁ私がデリカシーないってだけかもしれないけど…)

耳郎「……30分もかかる?普通……」

八百万(明日は緑谷さんとあんな事やこんな事を〜♪)

八百万(そして最後に……)

八百万(そ…想像しただけで気絶しそうですわ…)

八百万(ですがこの時の為に模擬練習や文献調査はバッチリ行ってきましたわ!)

八百万(抜かりはないですわ!!)

耳郎(…………ま、ギャルゲーに手出さなかっただけまだマシか…)
292 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/14(水) 19:17:43.94 ID:1bnSsPoq0
お嬢様だからそもそもゲームという発想はないんだろう……
293 : ◆G9HPr7nfxM [saga]:2016/12/14(水) 23:11:46.19 ID:Yg9TvaD2O
上鳴「いいよなぁ緑谷。八百万とお出かけの予定があるんだとよ」

峰田<何ーー!?

上鳴「しかもマジもんのUSJ」

峰田<ビャァァァッ!?

上鳴「2人の仲かなり進展したよなぁ…」

上鳴「そう思わんかね?轟君」

轟<…………

上鳴(やべぇ…完全にショートしちゃってますわ)

轟<いや別に(ボオオッ

上鳴「頼むから殺気剥き出しの炎出すのはやめてくれません!?」<燃える!





上鳴<それでよ、明日緑谷達に尾行しようかと思って…

峰田<いいな!写真撮りまくってタイムラ○ンに貼り付けたろ!

轟「…」

上鳴<勿論2人共空いてるよな!?

峰田<おう!

轟「…すまねぇ。俺…ちょっと野暮用があって…」

上鳴<え…

轟「断る訳にもいけねぇ。ある奴と会う約束がある」

轟「お前ら2人だけで行ってくれ」

上鳴<わ…分かった…

ピッ

轟「……」

ピラッ……

轟「果し状か…」

九月二十三日正午某公園にて決闘申す
轟焦凍殿

轟(まさかどさくさに紛れて海水浴に来ていたとは…)

轟(…仮免の時の決着か……)

轟「上等だっ……!」
294 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/15(木) 09:51:59.72 ID:zDLcNoum0
このスレの轟は本当に応援できない
ちょっとキモオタな感じが入ってて……
295 : ◆G9HPr7nfxM [saga]:2016/12/15(木) 12:54:06.10 ID:zMxX805RO
コケコッコ〜

緑谷「………」

ジリリリ…

緑谷(結局眠れず終いだったなぁ……)ジリリリ…

緑谷(だって女子と水入らずのお出かけなんて初めてだもんなぁ…)ジリリリ…

緑谷(ってか僕の人生でこんな恋愛沙汰が起こるとは…)ジリリリ…

緑谷(しかも15の身空でなぁ…)<あ、16だった

上鳴<うっせ
緑谷<あ、ごめん





八百万「………」

八百万(来るの早過ぎた)

八百万(やはり念のため5分前行動の15分前に集合場所に来たのはまずかったかなぁ…)

八百万(後……6。あ、5分になった…)

八百万「……」

スタスタ…

八百万「!」

緑谷「おはよー……」

緑谷「……あ、待たせちゃった?」

八百万「いっいいえ!そんな事は…」

緑谷「……」

八百万「……」

緑谷(綺麗な服…あ、後香水も)

八百万(ラフな格好…でも襟もあるし意外とシャキッとしてる…)

緑谷(……可愛い…)
八百万(……カッコいい……)

緑谷「……あ、じゃ…じゃあ早速行こっか…早く行かないと混むし…」<

八百万「え、ええ!そうしましょう!!」

緑谷<ははは

八百万<おほほ…



296 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/15(木) 13:07:41.92 ID:1H66iicwO
頑張れデクヨロ
297 : ◆G9HPr7nfxM [saga]:2016/12/15(木) 17:41:25.52 ID:zMxX805RO
上鳴「ターゲット確認ターゲット確認ポイント23応答せよ」

峰田<えーこちらポイント23、ターゲット特に異常なし

上鳴「了解。そのまま任務を続行せよ」

峰田<………あのさぁ

峰田<なんでオイラ達轟に付いてってるの?

轟「……」スタスタ…

上鳴「なんでって…バッキャロー」

上鳴「轟が八百万関連の用事を断ったんだぞ?あの轟がだぞ?」

峰田<そりゃ諦めたor飽きたんじゃ…

上鳴「いや…数日前まであんなに熱心にヤオヨロッパイ総集編を作っていたんだ」

上鳴「あいつにそんな変化は起きてないはずだ」

峰田<じゃあなんで尚更…

上鳴「だからだよ。そこまでして重要な案件って果たして何ですかって話」






緑谷「……」<ワーワー

八百万「……」<ワーワー

緑谷 八百万((本当に来てしまった…))

緑谷「すごい人数…」

八百万「流石は日本で1、2を争うテーマパークの事だけはありますわ…」キョロキョロ…

緑谷(あ)

八百万(あ)

男「」イチャイチャ…

女「」イチャイチャ…

緑谷「……」

八百万(……きょ…今日は…私達が…)

緑谷(今の人達……みたいに?)

八百万(い…いやいや!こ、これはお出かけ!そう!単なる外出!)

緑谷(今日は八百万さんの誕生日!それを祝う為に来たんだ!)

緑谷 八百万((決してデートではない!!!))

緑谷「……」

八百万「……」

緑谷(い…今シンクロしたような…)

八百万(気のせい…ですわよね?)

緑谷「と…とりあえず何乗ろっか!!ほ、ほら…早く決めないと楽しむ時間減っちゃうし!」ピラッ

八百万「そうですわね!そ、そうしましょう!!」

緑谷「ふむふむ…」

八百万「ふむふむ…」

緑谷 八百万((顔近))

緑谷「…先八百万さん決めていいよ?」

八百万「え……わ、分かりまし…た」

八百万「それじゃ………」
298 : ◆G9HPr7nfxM [saga]:2016/12/15(木) 20:46:08.74 ID:zMxX805RO
八百万「……」

ガタン…ガタン…

八百万(……勢いにのってジェットコースターに乗ってしまいましたわ…)

八百万(あれ…これって乗ったら死ぬ?)

緑谷(じぇ…ジェットコースターかぁ…)

緑谷(中学までは苦手だったけど…)

緑谷(あ…あんな激しく修行してこんな強くなったんだ)

緑谷(こ、こんな衝撃ぐらいどってこと…)

グオオオッ

緑谷 八百万「「いいいいっ!?」」

ゴオオオオッッ…

八百万「キャァァァァ!」

緑谷「ギャァァァ!?」




緑谷「」

八百万「………」

緑谷「……ジェットコースターやめない?」

八百万「…はい(涙)」






緑谷「わわっと…」

八百万「過度に回さないようにしませんとね」

グルッ

緑谷「ヤッホー!」

八百万「ははは…」

グルグル…



「ウ゛ア゛ア゛…」

八百万「ひっ…」

八百万「キャァアッ!!!」バンバンバンッ

「」

八百万「……ん?」

緑谷「す…すごい八百万さん…1人で全滅させちゃった…」

八百万「お、おほほ……これでも狙撃は得意なので…」

八百万(は…恥ずかしい…)

スタッフ「な…なんて奴だ…!」





緑谷「え…エルモだ」

緑谷「写真撮ってもらおうか?」

八百万「是非!」

エルモ(リア充爆ぜろ!!)パシャパシャ
299 : ◆G9HPr7nfxM [saga]:2016/12/15(木) 21:11:19.54 ID:zMxX805RO
緑谷「……結構乗ったねー…」

八百万「ええ…少々はしゃぎ過ぎてしまいましたわ」

緑谷「いいよいいよ。この位のテンションの方がかえって楽しい」

緑谷「でも、そろそろ昼ご飯にしようか」<もう11時半だ

八百万「はい」

<ワァァァ…

緑谷「…何だ?騒がしいな」

八百万「あれは……」

「はーい!皆ー!」

「今日も私のライフ見に来てくれてありがとー!!」

「今回は超特別にUSJに来ちゃいましたー!」

緑谷「…ヒーロー?アイドル?」

八百万「見た事ありませんわね…」

八百万「すみません。あの方って…」

「え、君達ポップステップ知らないの?」<♪〜

緑谷「ポップステップ………あ」

緑谷「居たな…そんな人」

八百万「ご存知ですの?」

緑谷「あぁ…巷じゃフリーアイドルで有名な女性だよ」

緑谷「ま、最近じゃ兼自警団って噂だけどね」

八百万「自警団……それってつまり…」

緑谷「悪い言い方で言えば非合法的ヒーローだ」

八百万「……」

八百万「というか…何故緑谷さんはそんなに知っていますの?」

八百万「まさか…貴方もファンなのですか?」ゴゴゴ…

(うおっ!?)

緑谷「え…違うけど」

八百万「そ…そうでしたか…」

(い、今何か恐ろしい気配を感知したぞ…)

(そ…そうだ…今はポップステップ…)

緑谷「っと…話が逸れた」

緑谷「じゃご飯は何処で食べようか」

八百万「うーん…」



300 : ◆G9HPr7nfxM [saga]:2016/12/15(木) 21:37:54.25 ID:zMxX805RO
轟「……」ザッ…

「…ジャスト10分前…」

「いや〜流石はエリート高校生。10分前行動は心掛けてるんスか?」

轟「そういう訳じゃねぇよ」

轟「こっちだってテメェが思ってる程暇じゃねぇんだよ」

轟「大体、そっちは学校あるんじゃねぇのか?」

「仮病使ったっス!」

轟「…よくもそんな開き直れるもんだなぁ…」

轟「そんなに早く俺とケリつけたかったのか?」

「……平日のこの時間帯なら人も少ないでしょ…」

轟「…あっそ」

轟「相変わらずお前の考えてる事は想像つかねぇな」

轟「イナサ」

イナサ「………」

イナサ「…というか仮免の時はそっちから仕掛けてきたんスけどねぇ…」

轟「まさか…あそこ以外での場所で会うとは思わなかったからな…」

轟「本当はそこで決着をつけたかった」

轟「元はと言えば、イナサが雄英推薦を蹴った原因を作ったのも…」

轟「俺だからな」

イナサ「…」




上鳴(木に隠れてる

上鳴「……お、おい見たか?」

峰田「ああ…何だありゃ…」

上鳴「あいつあのダイナミックDKと話してるぜ…」

峰田「でもなんで…」

上鳴「八百万の話によりゃ確か雄英の推薦試験で轟抜いてトップの成績だったって奴だ」

峰田「それを…蹴ったのか」

上鳴「………まさか轟お前……」

上鳴「そっち系だったのか」

峰田「なんで腐思考になるんだよ!!」

上鳴「とにかく…そのDK二乗と何かしらの関わりがあるのは間違いない…」

上鳴「こりゃ胸アツだぜ…」

峰田「………分かりにくいからそのあだ名やめねー?」




轟「そろそろ時間だ…」

イナサ「鐘が開始の合図っスよ…」

301 : ◆G9HPr7nfxM [saga]:2016/12/15(木) 23:33:49.08 ID:zMxX805RO
店員「お…お代金…53万円となります…」

緑谷「割って25万か…」

八百万「札束が100枚あるので出しにくいですわね…」

店員「……」

「……えっと…千円100枚…って事だよな」

「そんな持ってんなら両替するだろ普通…」

「後それだと足りない」

雨良(僕の収入どの位だと思う?)<1割くらい分けてるよ

ウィィ…

<ありがとうございましたー

緑谷「美味しかった…思い切って60品も頼んじゃったよ」

八百万「私もデザートを沢山食べてしまいましたわ」

緑谷「お腹も膨れたし、ちょっと買い物でもする?」

八百万「あ、そういえばお土産も頼まれていましたし…」

八百万「丁度いいですわね」




八百万「ここもまた混んでますわ…」

緑谷「少し離れても迷っちゃいそうだね…」

ギュッ

八百万「えっ///」

緑谷「ほら…手を繋いでおけば離れないよ」

八百万「は…はい……///」

緑谷(……)

緑谷(何してるんだろう自分…///)

302 : ◆G9HPr7nfxM [saga]:2016/12/15(木) 23:44:38.69 ID:zMxX805RO
緑谷「………?」

緑谷「っわ…綺麗な飾り…」

八百万「タイムターナーネックレス…と言うみたいですね」

緑谷「えーっと…?あの有名なハ○ー・ポ○ターの登場人物が付けていたネックレスでこれは…」

八百万「緑谷さん!似合いますか?このネックレス」

緑谷(話聞いて)

緑谷「………」

緑谷(夢中になる程欲しいのかな?)

緑谷「八百万さん。お店の物を勝手につけちゃ怒られるよ」

八百万「あ…ご、ごめんなさい」

緑谷「……でも似合ってるよ。滅茶苦茶可愛い」

緑谷(あ…)

八百万「………はっ!」

八百万「///」

緑谷(何言っちゃってんだよ自分〜!?)

緑谷(い…いや…実際…そうですし?)

緑谷(さらっと言ったから顔赤らめてるよ!そりゃ恥ずかしい!!)

緑谷(畜生ぉぉぉ!でも…)

緑谷(やっぱり…可愛いなぁ)

緑谷「……じゃ、じゃあそれ…僕買おうか」

八百万「え!?そんな悪い…私が払いますわ」

緑谷「いいからいいから!今日は君の誕生日!日頃の感謝を込めて君にプレゼントしたいしさ」

八百万「でも……」

緑谷「……それじゃ、2人で一緒に買う?」

緑谷「お揃いのネックレス…何だか照れ臭いけど…///」

緑谷(……さっきから言いたい放題言いやがって…自分の馬鹿野郎……)

八百万「…あ…い…お…う……」

八百万「……分かりました。そうさせていただきます」ニッ

緑谷(………)

緑谷(まぁ…喜んでくれるならいっか)

緑谷「後…」

緑谷「折角なら誰かにお土産買っておくか?」

緑谷「……誰にしよう」

>>303
303 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/16(金) 00:05:49.68 ID:ZDOAytdU0
二人とも大食いだな、サイヤ人の末裔なんじゃないのか?
304 : ◆G9HPr7nfxM [saga]:2016/12/16(金) 00:29:19.99 ID:SDSV8f/fO
>>305
305 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/16(金) 00:43:10.00 ID:g5tOvYy8O
耳郎
306 : ◆G9HPr7nfxM [saga]:2016/12/16(金) 02:27:05.83 ID:SDSV8f/fO
緑谷「……」

緑谷(突如何か耳郎さんに買わなければならない衝動に駆られてしまった…)

緑谷(後この間協力してくれたからそのお礼も兼ねて…)<というかそっちメインだがな

緑谷<蛙チョコ!面白いな

八百万<えるもち…



ガッシュ「……」

ガッシュ「よし。もう直ぐ作戦決行だ」

ガッシュ「準備は整ったか」

明「ええ勿論♪」

「……」

ガッシュ「正直貴様なぞがいなくてもこの俺1人で片付くんだがな」

「Drの命令だ。本当は私だって行きたくないんだぞ」

「第一立場としてもこちらが上の筈だ」

ガッシュ「果たして貴様の様な雑魚が役に立てるかな…?」

「試してみるか?」

ガッシュ「いいぜ。その言葉後悔させてやる」

明「まぁまぁ、とりあえずその決闘は後にして今は任務に集中しましょう」

ガッシュ「ハッ。たった1匹の餓鬼の処理などたわいもない」

「……」






轟「……っ!」ダダッ…

イナサ「距離を取っても無駄っスよ!!」

轟(また吸われ…)

ゴオオオッ!

轟「チィ…!」ボオオッ

イナサ「氷だろうが炎だろうが…」

イナサ「吹き飛ばすだけっス!」

ゴオオオッ

轟(くっそ…火が…)

イナサ「また1発入れるっス……」

イナサ「よ!!!」ブオッ…

ドガァァッ!

イナサ「……?」

轟「く…ぐぐ…」ギギッ…

イナサ「…へぇ。焼けた髪で氷の刃を…」

轟「…っ…」ギギッ

バッ

クルクルッ…

轟「…」シュタッ

イナサ「意外と器用…っスね」
307 : ◆G9HPr7nfxM [saga]:2016/12/16(金) 03:20:59.71 ID:SDSV8f/fO
轟「…やっぱりその個性厄介だな」

轟「【吸収・放出】」

イナサ「……」

轟「あらゆる物体を名の通り吸ったり逆に放ったりするが…」

轟「その余りの風力の強さに台風も起きると言われる…」

轟「なんつー当たり引きやがって」

イナサ「君も大概じゃないっスか。轟君」

イナサ「半冷半熱なんて個性2つ持ちって言ってる様なもんス」

イナサ「本当に…君が羨ましいっスよ」

轟「お前はそうやって…ずっと俺の事追っかけてたもん…な」

イナサ「…………」






イナサ(……轟君とは小学生の頃からの知り合いっス)

イナサ『……』

轟『……』

イナサ(最初、轟君と隣になった時は緊張し過ぎて挨拶の1つもまともに出来なかったっス)

イナサ(でも…あれは遠足の時…)

ピキッ

イナサ『…?』

ズッッ

イナサ『!!』

イナサ(1人逸れて崖から落ちそうになったんス)

イナサ『ひっ…』

ガシッ

轟『…大丈夫?』

イナサ『へ…』



イナサ『ありがと…後ちょっとで落ちちゃったかもしれないよ』

イナサ『なんで僕がここにいるの分かったの?」

轟『匂い』

イナサ『そんなにくさい?』

イナサ『………あの…その…本当に…あり…がとう』

轟『気にするなって。俺達友達だろ?』

イナサ『………』


イナサ(あの日から…君に憧れた)

イナサ(だから沢山努力して…轟君の様な…カッコいい男になろう…)

イナサ(カッコいいヒーローになろうと思ったっス)

イナサ(まぁ、結局いつも轟君と並んでベスト2って結果で終わってたっスけどね)

イナサ(でも…その数年後…)

イナサ(中学3年の時っス)
308 : ◆G9HPr7nfxM [saga]:2016/12/16(金) 03:36:58.32 ID:SDSV8f/fO
イナサ『いや〜雄英かぁ…行ってみたいっスねー!』

イナサ『轟君はどう思うっスか?』

轟『ああ』

轟『プロになりてぇなら必須条件だろ』

イナサ『まぁ俺達は推薦受けるから少しは余裕持てるかもっスけど…』

イナサ『……やっぱり轟君みたいなスゴイ人達がゴロゴロ居るんスよね…』

イナサ『俺もそんなレベルについていけるのかな…』

轟『……イナサなら行けるさ』

轟『お前は強ぇ』

轟『それに頭も切れてるし、正義感ある』

轟『俺が保証する』

イナサ『いやぁそこまで褒められると照れるっスよ〜』

イナサ『推薦試験の成績で、今度こそ轟君を抜かしてやるっスよ!』<覚悟しろ!

轟『面白ぇ。上等だ』




イナサ(……結果)

イナサ(俺は轟君に勝ったっス)

イナサ『……嘘…』

轟『してやられたな…俺もまだまだか』

イナサ(最初は信じられなかったっスよ…夢にも思わなかったから…)

イナサ(でも…自分だって…努力すれば…)

イナサ(轟君と同じ土俵に立てるって……)

イナサ(そう思い上がってたっス)



『スゲーよな。轟と夜嵐が雄英ダブル合格だってよー』

イナサ『?』

『まぁあいつらただのチーターだからなぁ』<次元が違うよ次元が

『しかも夜嵐が成績1位だったんだろ?』

『マジか!轟超えたんか!?』

イナサ(ふふ…やっぱり皆も驚いてるっスねぇ…)

『でもさぁ…聞いた話によると』

『轟の奴、半冷だけ使って合格したんだってさ」

イナサ『!!??』




イナサ(…轟君は…手を抜いていたっス…)

イナサ(半分の力しか出してない轟君に何とか勝っただけなんス…)

309 : ◆G9HPr7nfxM [saga]:2016/12/16(金) 04:48:16.87 ID:SDSV8f/fO
イナサ『どういう事っスか!?』

イナサ『なんで…なんで右しか使わなかったんスか!!』

轟『これまでの傾向から考えた結果、それだけで充分だったってだけだ』

イナサ『ちょ…い…意味分かんないっスよ!!』

イナサ『雄英って…あのオールマイトが通っていた日本一のヒーロー科高校っスよ!!』

イナサ『何故そんな舐めプレイをしたんスか!?』

イナサ『それとも…君の雄英にかける思いってのはそんなちっぽけなモンだったんスか!?』

轟『……』

轟『お前には関係ねぇだろ』

イナサ『!?』

轟『お前は俺を越してトップの成績で入れるだろ…』

轟『良かったじゃねぇかよ』

イナサ『………………』



イナサ(……その時ようやく思ったんス…)

イナサ(そもそも俺にそんな対等に話す権利なんて無かったって…)

イナサ(俺は初めからずっと…遥か遠くから見下されてただけだって…)

イナサ(何に怒りを覚えたって…手を抜いた轟君じゃなくて…)

イナサ(それについて行く事だけで必死だった自分に……!!!)





轟「……」

イナサ「エンデヴァーの事とか…君の身内の事は全然知らねぇっスし」

イナサ「今更知りたいとも思わないっス…」

イナサ「俺が目指すのはただ一つ…」

イナサ「君を超える事…それだけだ」

轟「……そうか」

イナサ「正直がっかりしたんスよ?雄英があんな簡単に破壊されて…」

轟「……」

イナサ「轟君の腕も…落ちちゃったんスかね…?」

轟「……」

轟「だから?」

イナサ「!?」

轟「御託はいいんだよ…お前は結局俺より強くなったのか否か」

轟「そうだろ」

轟「俺だってこの数ヶ月ただ怠けていた訳じゃねぇんだよ…」

轟「こちとら軽く死ねる位の修羅場何度も潜り抜けてんだよ」

轟「ここらで躓くようじゃオールマイトなんてなれっこねぇ」

轟「ましてやプロヒーローにさえもだ!!」

轟「お前がその気なら…」

轟「俺もそれに応えられるだけの力を見せなきゃならねぇ」

轟「覚悟しろよ…数ヶ月前の俺とは…」

轟「重さが違えよ…!!!」
310 : ◆G9HPr7nfxM [saga]:2016/12/17(土) 00:42:05.56 ID:nATML2zz0
緑谷「……」

八百万「次はどこに向かいましょう?」

緑谷「お腹が膨れたからできれば激しく動くのは避けたいなぁ」

緑谷「後結構荷物出たし」

八百万「そうですわね…」

緑谷「……」

八百万「♪〜」

緑谷「…楽しそうだね、選ぶの」

八百万「緑谷さんは楽しくないのですか?」

緑谷「あっ…いやそういう事じゃないけどさ…」

緑谷「アトラクション乗る時だけじゃなくてさ…ここに来る時も、行列で待ってる時も」

緑谷「飽きなさそうに待ってるからさ」

緑谷「…もしかして遊園地来るの初めて?」

八百万「…………」

八百万「……私の父はある企業の社長を務めていて…」

八百万「母もその秘書として働いてました」

八百万「私は八百万家の名に恥じぬように幼い頃から英才教育を受けて来ましたわ」

八百万「ですので娯楽や流行等は固く禁じられていましたの」

八百万「……私嬉しいです」

八百万「羽をちょっと広げたら、こんなにも楽しい世界があったなんて思わなかった」

八百万「今…こうしている事がとっても幸せで…」

緑谷(……)

緑谷(そっか…そうだよな)

緑谷(八百万さんはウチ1番の大富豪で世間知らずだ)

緑谷(だったら…)

緑谷「…ああ、僕もだ」

緑谷「また、来たいな遊園地」

八百万「……ええ」

緑谷(もっと一杯…楽しい事を教えてあげよう…)

緑谷(それが僕が今出来る精一杯の恩返しだ)

緑谷「次はディ○ニーとかどうかな…」

八百万「あ、いいですね!私ダッフィーに是非会いたかったですのよ!」

緑谷「それだとシーの方になるね…そうだな…彼処は…」

緑谷「って…気が早いな…まだUSJだって周りきってないのに」

八百万「ふふ…いえ……」

八百万「とても…楽しみでつい…」

八百万「………」

八百万「……私…友達とこんなに沢山接したの…緑谷さんが初めてです」

八百万「いつも…私の隣に居てくれる」

八百万「………緑谷さん…」

緑谷「…え…や、八百万…さ…」

八百万「私………私……あ…貴方の事…が……」

緑谷(ちょ…八百万さん…それってまさ…)
311 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/17(土) 01:25:19.61 ID:OCpkUXFtO
いけ!
312 :>>310ベンチで休憩中 ◆G9HPr7nfxM [saga]:2016/12/17(土) 01:41:06.85 ID:nATML2zz0
イナサ「重み…?」

轟「…」

イナサ「…目つきが中学の時と変わってるっスね」

イナサ「まるで…霧が晴れたような…」

イナサ「一体君の身に何が起こっていたのか」

イナサ「気になるっスが今はまず…」

イナサ「この勝負のケリをつけるのが先っス!!!」

ゴオオオッ…

轟「ぐおっ…!」ゴオ…

イナサ「どうっスか!俺の個性は!!」

イナサ「使用範囲に制限も無い!ただ君は吹っ飛ばされるか吸われるかされるまま!!!」

轟「同じ技何度もやるたぁ…芸の無ぇ」

イナサ「負け惜しみは聞きたくないっスね…」

イナサ「それに…今回は違う…」

轟「!?」

イナサ(とどめは拳が当たった瞬間放出に切り替えて空の彼方まで吹き飛ばしてあげるっスよ…)

イナサ(さーて…何キロ飛ぶかな人間ロケット)

轟「……」

轟(今まで俺は親父に報復する為にヒーローを目指してきた…)

轟(でも…なりきれなかった…本当は心の隅でほんの少しだけ拒絶していたんだ…)

轟(とんだ勘違いをしてた……!!!)

轟「……っそういうのを…!」

バッ

イナサ(左手を後ろに…)

轟(なりたいモノを全力で……!)

轟(俺の親父も…オールマイトもそうだった!!)

轟(それが俺の…ヒーロー主義だって……!!!)

轟「個性にかまけた馬鹿ってんだよ!!」

轟(借りるぞ爆豪…)

轟「爆速!!!」

イナサ「!!」

轟「ターボッ!」ボオオッ!

イナサ(炎の勢いに乗って加速した!?)

イナサ(すぐに放出に…)

轟(この至近距離で…)

轟(間に合うと思うかぁぁぁ!!!)カチカチ…

イナサ「!?」

ドゴオオオオッッ!!!

轟「……グラス………スマッシュ…」

イナサ「かはっ……」

上鳴(デケェ氷の塊で殴られた…ありゃ痛ぇ)

ドサッ
313 : ◆G9HPr7nfxM [saga]:2016/12/17(土) 01:54:44.09 ID:nATML2zz0
轟「……」

イナサ「はぁ…はぁ…」

イナサ「…やっばり…轟君には敵わないっスねぇ…」

イナサ「……あんなに努力したのになぁ…」

轟「……士傑お得意の空気戦法は使わなかったのかよ」

イナサ「使うタイミングが図れなかったスねぇ…」

イナサ「……轟君。俺は後どの位頑張ったら…超えられるっスか…」

轟「…一生かかっても駄目だな」

イナサ「へっ。どうせそんな答えが返ってくると思ってたっスよ……」

轟「……」スッ…

イナサ「……」

ガシッ…

峰田 上鳴(……イイハナシダッタナー)







ドォオオオンッッッ!

八百万「はっ…」

緑谷「な…何だ…?」





ズドッ…

脳無「〜」





轟「…ところでさっきからこっちを覗いてる奴らがいるんだが」

イナサ「偶然っスね…俺も同じ事思ってたとこっス」

峰田 上鳴(バレターーー!?)

轟「そこの3人組、出てきやがれ」

イナサ「盗撮は立派な犯罪っスよー」<盗撮とは決まってないがな

峰田「え」

上鳴「3人…?」

「………ふふははは…」

「バレてしまったか…恐ろしいガキ共だ…」

「いいだろう…相手をしてやる」

ザッ…






タード ビネガー ゾルド「 ……我等魔族四天王成り!!!」

轟「……」

イナサ「……もう1人は?」
314 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/17(土) 02:04:28.33 ID:4ib9fCB3O
やっぱり邪魔が入ったか
少年誌のお約束だな
315 : ◆G9HPr7nfxM [saga]:2016/12/17(土) 23:19:40.77 ID:nATML2zz0
ダダダダ…

「キャァァァァ!」

「ヴィ…敵だっっ!!」

緑谷「な…何だ…!何が起こった!?」

八百万「でも……かなり大きな気を持つ者が複数居るのは確かですわ!!」

八百万(それにしても何というタイミングで…💧)

緑谷「八百万さん!向かおう!!」

八百万「はい!!」

ゴオオッッ!




脳無「〜!!」

ポップ「ちょっ…何あれ…!」

「あ…あれニュースにあったバケモンじゃねぇかよ!!」ダダダダ…

「うわ〜生で見たわ写真撮らねえと…」ダダダダ…

「そんな呑気な事言ってる場合か!!」

脳無「ッッッ!!!」ボオオッ

「火ぃぃぃぃ!?吐いたぁぁあっ!?」

「おお凄い凄い」

ガシガシッ…

ポップ「くっ…!」

ダンッ!

ボオオッ!!!

「あ…あぶねぇえ…助かりますた!!!」

ポップ「何ぼさっとしてんのよ…」

シュタッ…

ポップ「私があの敵を引きつけとくから…その内に!!」

「わ、分かりやした!!」

<逃げるどーー!
<ちょ…もっと撮らせて…

ガサガサ…

緑谷(木に隠れてる)

緑谷「…嘘だろ…なんでここに奇襲を…」

八百万「しかも1体じゃない…3体居ますわね」

緑谷「面倒くさい事になってきたぞ…というかポップの個性初めて見た」

緑谷「跳躍か…」

八百万「時間稼ぎって…そんな事したら…」

緑谷「警察が来ようがプロが来ようが被害が拡大するだけだ…」

緑谷「やるなら今の内にケリをつけておきたい」

八百万「でも私達には……」

緑谷「あるよ…資格なら」

八百万「………あ」

八百万「仮免許…」
316 : ◆G9HPr7nfxM [saga]:2016/12/18(日) 01:47:01.74 ID:vAEcRqHL0




相澤『仮免許……緊急時にのみ許可されるヒーロー資格だ』

相澤『まぁ、元々ヒーロー資格自体余程の事態が起こらない限り濫用は禁物な訳だが』

芦戸『仮免許……って言っても何が違うの?』<モノホンと

相澤『そうだな…』

相澤『やっぱりその使用範囲が狭い所か』

相澤『プロヒーローは市民が敵に襲われる・または襲われそうになった場合に独断で活動できるが…』

相澤『仮免許の場合、まず既に被害が出ているかという前提条件が現れる』

切島『え』

瀬呂『そ…それってつまり…襲われそうになっただけの場合は…助けちゃいけないのか?』

相澤『ま、そういう事になるな』

蛙吹『殺されそうになっている人間を見捨てるってのは少し納得いかないわね』

蛙吹『それに自分が被害者側になったら、わざわざ今回取る必要性が無いわよね』

相澤『そこは正当防衛にもよるから何とも言えないな』

相澤『大概、この免許は第三者が襲われたという状況を想定する』

相澤『そもそも、その現場に鉢合わせた場合自分も被害が及ぶ可能性は超高いからな』

相澤『もしその敵(仮)が被害を出しておらず、違法行為してない者だったら…』

相澤『誤って武力行使してしまった時にはその責任を当事者が取らなきゃならねぇ』

相澤『本当にその敵が街の被害に干渉していたのか…という立証が可能である時初めてこの仮免許の使用が許可される』

相澤『あくまでこれは例外のケースを想定して作った資格だ。大抵は皆使用せずに本免許まで行くよ』

相澤『それ程お前達は今相当ヤバい状況に陷ってる事を自覚しておけ』

緑谷『…』

相澤『そしてさっきの条件に加え、プロヒーローまたは警察が対応できない状況下でなければならない』

相澤『例え前述の条件だけクリア出来たとしてもそこにプロが居るなら話は別だ』

相澤『第一プロ達の加勢に入っても邪魔になるし、何より本来個性の使用が出来るのはプロヒーローだけなんだ』

相澤『仮免許は援護が来るまでの時間稼ぎと思ってくれてもいい』

相澤『敵が暴れて八方ふさがりの際にのみ使える人命を救ける為の最終手段だ』

相澤『頼むから私怨関連で仮免許使うのは止めてくれよ』

相澤『学校的にも手に負えなくなるからやられると』

緑谷 飯田 轟(反省してます)





317 : ◆G9HPr7nfxM [saga]:2016/12/18(日) 03:31:10.03 ID:vAEcRqHL0
緑谷「今回はもう負傷者も出てるし僕達も狙われてる!」

緑谷「法には反しない」

八百万「…ですがもし殺害してしまったら…」

八百万「そう簡単に倒れてくれるような相手でもないですし…」

緑谷「そこは気絶させて捕獲するよ」

緑谷「八百万さん。アレ作れる?」

八百万「アレって……」

八百万「……はい。多分可能ですわ」

緑谷「よし。ありがとう」

緑谷「雨良さん、例の。転送できます?」

雨良<勿論。スタンバイOKだ!

雨良<今からそっちに送るからね!

雨良<程々に戦うようにね

緑谷「はい」

八百万「……」

八百万(誰と話してるのでしょう?)

緑谷「…ここをこうして…」ピッピッ

緑谷「ほい」ピッ…

バシュゥゥ…

八百万「くっ…け…煙?」

八百万「……え」





脳無「〜!!」

ドガァァッ!

ポップ「っぷな…」

ポップ(じ…地面割ってる…!)

脳無「ーッ!!」ダダッ!

ポップ「は…速……」

脳無「ッッッ」プンッ…

「待て!!!」

脳無「!?」

「…私が来た!」

ポップ「え……」

ポップ「だ、誰よ……」クルッ

「…私の名前を教えてやろう」

「悪は絶対許さない!」バッ

「正義の味方…!!」ババッ…

緑谷「グレートサイヤマンだっ!!!」

ポップ「……グレートサイヤマン?」

八百万「……確か……」

雨良<ま、コスチュームに多少手を加えてヘルメットつけただけなんだけどねー

318 : ◆G9HPr7nfxM [saga]:2016/12/18(日) 23:10:14.18 ID:QYT1PvYyO
雨良「緑谷出久という人間は余りにも世間に名を轟かせてしまった」

雨良「それは裏社会にも然り。敵達にとっては第一危険人物としてブラックリストに載ってる程に至る」

雨良「彼が姿を晒したまま、戦うのは様々な危険が伴ってくる」

雨良「だから何かしらのカモフラージュが必要だった」

雨良「そこで自警団だ」

雨良「コスチュームを装着し、ごく普通の自警団の1人として活動すれば!緑谷出久という事を隠し通せる!」

雨良「マスコミでその正体を露わにされる心配も無い!!」

雨良「これはいわば唯一政府公認の自警団!!!」

雨良「グレートサイヤマンΔだ!!!」

雨良「グレートサイヤマンは大昔に出現したヒーローの原点とも言える存在からMr.サタン同様に伝説の戦士と語り継がれてるけど」

雨良「それに関する資料等が少なすぎる為、今じゃ都市伝説程度の話になって誰も信用してないしね」

雨良「知らないのが多数だ」

雨良「一応、過去のデータ的には4代目って事になるね」

雨良「少し前まではこの処理がいかんせん大変だったからねぇ」

雨良「でも、仮免許なら正当な手段として始末できるからこちらの作業の手間も幾らか省ける」

雨良(まぁ…言ってしまえばこの子、既に何度も犯罪行為しちゃってるからなぁ)

雨良(そこら辺は突っ込まない方がいっか…)

雨良「さぁ…脳無狩り開始だ!」





緑谷「だぁぁぁっ!!!」バキィッッ!

脳無「!?」

ドサッ…

脳無「「ッッッーー!!」」

緑谷「…」スッ……

ドガァァッ!

脳無「カッ…」

緑谷「…ハァァッ!!!」ズドォォッ!!

脳無「〜……ッーー…」

ドサッドサッ…

緑谷「いっちょあがり…」

ポップ「…あ…ありがと」

緑谷「あ…お怪我はありませんか?」

ポップ「え…ま、まぁ…」

緑谷「良かった…とりあえず、脳無は僕が何とかしておくので貴方も避難を…」

ポップ「は…はい!」

ダダッ…

八百万(…な、何あれ…緑谷さん。いつの間にあんなスーツを…)

八百万(今の名乗り方もとてもカッコ良かったですわ!!)

八百万(……それにしてもグレートサイヤマン…どこかで聞き覚えが…)

緑谷「八百万さん!今の内にあれを!」

八百万「あ、はい!!」

319 : ◆G9HPr7nfxM [saga]:2016/12/19(月) 00:21:50.56 ID:elpU8VrBO
パチパチ…

八百万「!?」

緑谷「誰だ!」

ガッシュ「いやはや、お見事お見事」

ガッシュ「何処の馬の骨かは知らんが、まさかこの怪物共を一撃で墜とすとは…」

ガッシュ「どうやらターゲットとは違う人間の様だが…どの道邪魔者には変わりなさそうだ」

緑谷「ターゲット…?」

ガッシュ「だが態々この俺が手を下すまでも無い」スッ…

緑谷「……何だよそれ」

ガッシュ「このドラッグはトリガーと言って個性の能力を極端化する代物だ」

ガッシュ「ま、俺もこれの説明を詳しく聞かされてないが…」

プシュゥゥ…

脳無「!!」

ガッシュ「要は打たれた奴は凶暴化する…そういう事だ」

脳無「ガァァアッ」メキメキ…

緑谷(うっわ…気がかなり大きくなったよ…)

八百万【だ…大丈夫ですの?緑谷さん】

緑谷【ん……ちょっと…面倒くさい事になったかもね…】



明「個性因子誘発物質?」

「ああ。それを摂取した者は細胞が活性化され、個性がより強力になる」

「いわゆるドーピングだな」

明「へーすごい!」

明「どの位の効果があるんですか?それ」

「個体にもよるが…大抵、摂取した場合は2〜3倍程度戦闘力がアップする」

明「なら、なんで最初から脳無にそれを打たないんですかね」

「それは制御が効かなくなるからだ」

「トリガーは個性を一時的に発達させる代わりに使用者の理性を弱める」

「そうなれば脳無に指示を出す事も出来なくなってしまう」

「まぁ、今回の様な【使用目的】なら話は別だが」

「ほら、早く作業を進めろ」

「でなければ奴に妨害される」

明「え、ガッシュさんはやられる前提何ですか?」

「当たり前だ。あの程度の者では囮になれる実力すらない」

明「可哀想ですよ」

「事実だ。だから念の為トリガーも渡しておいてやったんだからな」

「まぁ……AFOを倒した者にとっては脅威でも何でも無いかもしれないが」
320 : ◆G9HPr7nfxM [saga]:2016/12/21(水) 00:27:02.70 ID:gFsyT/OhO



緑谷「はぁ…はぁ…」

脳無「…ッッ…ッ」

八百万「つ…強い…」

ガッシュ「フッ。所詮人間風情が。やはりこの程度か」

ガッシュ「お遊びはそこまでだ。脳無」

ガッシュ「破れ」

脳無「!!」シャッ

緑谷「!?」

ズドドドッ!!

緑谷「ぐおあぁぁっ!!?」

ドガァァッ!

八百万「緑谷さん!?」

ヒュゥゥ…

ズザザ…

緑谷「……っ…」

ガッシュ「フッ。下等種族が…粋がるからこうなる」

ガッシュ「我々魔族に敵うわけ無いだろう!!」

ガッシュ「ハッハッハッ」

緑谷「よっと」シュタッ

ガッシュ「ハッ!?」

緑谷「コスチューム結構汚れちゃった…」パンパン

ガッシュ「……何……」

緑谷「……で、個性をどうするドラッグって?」

ガッシュ(馬鹿な…深手どころか…ダメージすら与えられていない…!?)

ガッシュ(この俺よりも数倍強い怪物になった筈だぞ…?)

ガッシュ(どういう事だ…)

緑谷「さてと…あまりゆっくり話す時間も無い」

緑谷「とっとと終わらせるぞ…!!」

脳無「「「オオオッッッ」」」シャッ…

八百万「また来る…!!」

緑谷「……」

脳無「ーッッ!!!」ゴオオオッッ

緑谷(前方から2人…後方から1人…)

緑谷「ならっ!!」バッ

ガッシュ(あの速さで見えるのか…!?)

緑谷「はぁああっっ!!!」

ボオオオッッ!!

脳無「「「!!??」」」

ドオオオンッッ!!!

八百万(なんて気功波…!!)ゴオオオッッ…
321 : ◆G9HPr7nfxM [saga]:2016/12/21(水) 16:00:38.80 ID:/H+ks8BY0
緑谷「八百万さん!!」

八百万「ええ!!」ブンッ

ガシッ

緑谷「ナイスッ…!」

ヒュッ!

脳無「〜……」シュルッ…

カチッ…

ボオオオッ!!

脳無「「「ッッッーー!!」」」ギチィッ!!

緑谷「捕縛完了!!」

八百万「期末試験の成果がこうも役立つとは……」スタスタ…

緑谷「エチノール合金か…凄いな…」

ガッシュ「…き…貴様ら…一体何者なんだ…?」

緑谷「……まずその前にお前らが答えるべきなんじゃ無いのか?」

緑谷「先に僕らが質問したきりなんだが…」

ガッシュ「……」

ガッシュ「これはこれは。挨拶が遅れてしまっていたな」

ガッシュ「私の名前はガッシュ。ガーリックJr様に仕える魔族四天王の1人だ」

八百万「が、ガーリックJr…?」

ガッシュ「貴様らが知らないのも無理は無い。太古から君臨している偉大なる神なのだからな」

八百万「神…?一体何を…」

緑谷「……」

緑谷「それ…本当ですか?」ボソッ

雨良<うん。恐らく後2、3分で準備完了といったところだろう

緑谷「……」

緑谷【……八百万さん】

八百万【どうしました…?緑谷さん」

緑谷【本当はこいつから色々聞き出したい所なんだけど】

緑谷【緊急事態だ。今すぐ離れないといけなくなった】

八百万【緊急事態?それって…】

緑谷【今は話す時間が無い。兎に角相手は今僕らに怯えている】

緑谷【出来ればこいつを足止めする様時間稼ぎをしてほしい…】

緑谷【…できるかな】

八百万【…………】

八百万【何が起こっているかはさっぱりですが……分かりましたわ】

八百万【何とかしますわ】

緑谷「辱い!!!」ゴオオオッ!!

ガッシュ「なっ…」

ガッシュ「奴め…まさか狙いが分かって!?」

ガッシュ「逃がすか!!」

八百万「そうは行きませんわね」ザッ…

ガッシュ「……邪魔するな、女」

八百万(……)
351.48 KB Speed:0.1   VIP Service SS速報VIP 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 続きを読む
名前: E-mail(省略可)

256ビットSSL暗号化送信っぽいです 最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!(http://fsmから始まるひらめアップローダからの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)


スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)