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メタナイト「ここが私の鎮守府か」吹雪「スーパー!」木曾「デラックスだな」
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146 :
◆2mgjnbn1c4bs
[saga]:2016/09/15(木) 23:08:44.57 ID:C1zECwWb0
加賀[初対面で変な人ですか]クルッ
吹雪「あ、ご、ごめんなさい!つい…」
加賀[いえ、気にしてないわ、ただ、あまりにもズバッと言うものだから]クルッ
吹雪「ううう……」
加賀[とりあえず座りなさい]クルッ
吹雪「あ、はい……」
スッ
加賀[ねぇ、吹雪さん]クルッ
吹雪「な、なんでしょう…」
加賀[やっぱりこの看板おかしいかしら]クルッ
吹雪「………」
吹雪「はい……かなり………」
加賀[やはりそうですか……]クルッ
加賀[ごめんなさいね、私、とある事情で声が出せなくて]クルッ
吹雪「え………そうだったんですか……」
吹雪「……変な人だなんて……ごめんなさい…」
加賀[いえ、いいのよ、本当の事なのだから]クルッ
吹雪「あう…ありがとうございます…」
加賀[………でも…]クルッ
加賀[貴方の所の提督が私の事を何も伝えてないとは思えないんだけど]クルッ
吹雪「うっ!!」ギクッ
加賀[……怪しい反応ね]クルッ
吹雪「いや……その……」ダラダラ
加賀[(゜゜)ジー……]クルッ
147 :
◆2mgjnbn1c4bs
[saga]:2016/09/15(木) 23:32:11.41 ID:C1zECwWb0
吹雪「そ、その看板凄いですね!!どうなってるんですか!?」
加賀[露骨に話を逸らしたわね]クルッ
吹雪「あぅ…」
加賀[…まぁいいわ、この看板は最近できた地下工場で作って貰った特注品なの]クルッ
加賀は少し得意げそうに看板を吹雪に見せる
吹雪「地下工場…あの人類初の無人工場ってニュースでやってたやつですか?」
加賀[そうよ、工場の試運転も兼ねて特別に許可が降りたの]クルッ
吹雪「へぇー………」マジマジ
加賀[まぁ、それはどうでもいいの]クルッ
加賀[これから同じ鎮守府で過ごすのだから私の事を知ってもらわないと]クルッ
そう看板に文字を浮かばせながら加賀は神妙な顔つきになる
吹雪「前の鎮守府から…引き渡された理由…とかですか…?」
加賀[…………そうね…]クルッ
吹雪「………言いたくなかったら言わなくても…」
加賀[それは駄目よ]クルッ
加賀[これから一緒に戦う仲間なのだから、隠し事は良くないわ]クルッ
加賀[それに、私も黙っておきたくないもの]クルッ
吹雪「そうですか…わかりました」
加賀[ありがとう]クルッ
加賀[まず、私が前居た鎮守府なんだけども…]クルッ
加賀[爆鎮守府って知ってるかしら]クルッ
148 :
◆2mgjnbn1c4bs
[sage saga]:2016/09/15(木) 23:53:29.57 ID:C1zECwWb0
ちなみに吹雪の背中にはずっと那珂ちゃんのサインが書いてあります
149 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/09/16(金) 00:27:26.90 ID:SCqGFupwo
乙ー
150 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/16(金) 02:57:52.01 ID:snNMBpbHO
無人工場…DDD…一撃死…う、頭が
151 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/16(金) 07:46:40.10 ID:sciInXrW0
よっしゃ!第一シーズンから見てやっと追い付いた!
152 :
◆2mgjnbn1c4bs
[saga]:2016/09/17(土) 20:48:38.74 ID:uFj2WzGt0
吹雪「知ってますよ、間宮さんの所のTVでニュースで映ってたのを覚えてます」
加賀[ニュースを見てるなら話が早いわ]クルッ
吹雪「確か謎の消滅事件があったんですよね」
加賀[そのとおりよ、それでその事件の元凶が私]クルッ
吹雪「へぇー、そうなんですか」
吹雪「………」
吹雪「………ん?今なんと?」
加賀[謎の消滅事件の元凶は私]クルッ
加賀[私の前の鎮守府は爆鎮守府で、私が爆鎮守府を消滅させたの]クルッ
吹雪「え」
吹雪「ええええええええええええええええええ!?!?」
加賀[静かに]バッ
加賀は慌てて吹雪の口を塞ぐ
吹雪「ンムグ!!」
加賀[今は夜中、いい?]クルッ
吹雪「」コクコク
スッ
吹雪「ごめんなさい、大声出して…」
加賀[いえ、驚くのも無理ないわ]クルッ
吹雪「でも…ニュースで爆鎮守府の艦娘は全員…」
加賀[異動手続きが完了したこと?]クルッ
吹雪「はい…」コクリ
加賀[私は除いてよ、今回の配属だって元々予定には無かったもの]クルッ
153 :
◆2mgjnbn1c4bs
[saga]:2016/09/17(土) 20:49:18.88 ID:uFj2WzGt0
吹雪「そうなんですか…?」
加賀[………確か、貴方の所の提督は別の世界から来た人らしいわね]クルッ
加賀[信じ難いけども]
吹雪「え、えぇ…そうですね」
加賀[私も写真では見たけど……まぁ、変わった提督よね、常に仮面つけてるなんて]クルッ
吹雪「まぁ……はい…仰るとおりで……」
加賀[まぁ、そんな提督だからでしょうね]クルッ
吹雪「…?」
加賀[貴方の鎮守府は厄介者を押し付けられたって事よ]クルッ
吹雪「………」
加賀[上からあまり良く思われてみたいだし、断りきれなかったんでしょ]クルッ
加賀[さぞ困ってるでしょうね]クルッ
吹雪「………んー」
加賀[どうしたの?]クルッ
吹雪「多分違いますよ」
加賀[………何?]クルッ
吹雪「司令官は自分から加賀さんを受け入れたんだと思います」
加賀[………なんでそう思うの?]
吹雪「……多分ほっとけなかったんじゃないですかね…」
加賀[消滅事件の元凶よ?私]
吹雪「そんなの気にしませんよ」
加賀[気にしないって……]
吹雪「司令官はそんな人ですから」
加賀[…………]クルッ
吹雪「私達の司令官は変わってますけど………とってもいい人ですから」
吹雪「えへへ、かなり変わってますけどね、かなり」
加賀[…そうね…]
加賀[…貴方が言うなら…そうなんでしょうね…]クルッ
加賀[少し安心したわ]クルッ
吹雪「あ、やっぱり鎮守府が変わるのって不安なんですか?」
加賀[…そうだけど…貴方の顔を見たら不安なんて無くなったわ]クルッ
吹雪「?」
加賀[とてもいい顔で提督の事を話すのだもの]クルッ
154 :
◆2mgjnbn1c4bs
[saga]:2016/09/17(土) 20:52:38.50 ID:uFj2WzGt0
吹雪「そ、そうですか?」テレッ
加賀[えぇ…明日会うのが楽しみね]クルッ
吹雪「そうですね、明日に備えてもう寝ますか?」
加賀[そうね、そうしましょうか]クルッ
〜〜〜寝支度中〜〜〜
吹雪「それじゃあ、おやすみなさい」
加賀[おやすみなさい]クルッ
※加賀はメタナイトの"顔写真"しか見てないです
155 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/17(土) 21:23:55.43 ID:qHirHcxv0
顔…?
156 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/17(土) 21:27:59.11 ID:IXL9Ay0e0
まぁ顔だな
157 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/17(土) 22:15:16.38 ID:9qkIMGYb0
全身じゃないか
なんの心配もないな
158 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/17(土) 23:32:08.68 ID:S9qFIzLPo
まぁ顔に直接手足が付いてるなんて想像出来ないわなぁ
159 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/18(日) 00:43:45.15 ID:PJyDhDKRo
顔(全身)
160 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/18(日) 01:06:55.52 ID:ixHMmk270
正体見たらプププ鎮守府爆破しそう
161 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/09/18(日) 01:36:57.63 ID:3lJs3Bywo
乙ー
162 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/18(日) 02:39:51.25 ID:jGCixG9IO
プププ鎮守府なら破壊されても次の回には元通りになってるでしょ
163 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/18(日) 11:48:20.12 ID:ixHMmk270
デデデ城やハルバードかな?
164 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/18(日) 19:32:11.93 ID:rngLarAcO
乙
あれはワドルディやメタナイツが修復頑張ってるんじゃないかな
このスレの場合は妖精さん頼みになりそう
165 :
◆2mgjnbn1c4bs
[saga]:2016/09/18(日) 22:21:27.89 ID:E80d0IiO0
〜〜次の日〜〜
チュンチュン……
「………ちゃ…」
「…タちゃ…」
那珂「メタちゃん!!」
メタ「!?」ビクッ
那珂「早く起きて!遅れちゃうよ!!」
メタ「な、なんだ?」ムクリ
那珂「何だじゃないよ!!このままだと遅刻だよ!!」
メタ「ち…遅刻…?何にだ…?」
那珂「何言ってるの!!今日は私達のライブ初デビューの日でしょ!!」
メタ「で、デビュー…?………そういえばよく見ると昨日と服装が違う…何処にそんな衣装を…」
那珂「何言ってるの!それはメタちゃんもでしょ!!」
メタ「!?なっ…このキラキラした衣装は…!?」
那珂「薔薇背景も忘れちゃ駄目だよ!!」
ユビパッチン
ブワァッ
メタ「!?急に私の後ろにビューティフルな薔薇が!?」
メタ「…!?なんだ!?私はの口調が急にエレガントに!?」
那珂「だんだんいつもの感じに戻ってきたじゃん、愛と勇気のメタナイト!!」
メタ「………!!」
シャララララン……
メタ「……あぁ、そうだった、私は愛と勇気のメタナイト……」
メタ「エレガントでビューティフルな私はユーとユニットアイドルを組んだんだ」
那珂「やっと目が覚めた?さぁ!お客さんが待ってるよ!!」
\ワァァォァァァ!!/
\那珂ちゃんんんん!!/
\メタナイト様ぁぁぁ!!/
メタ「フッ…綺麗なお嬢さん達を待たせてはおけないな……」
メタ「さぁ!愛と正義のメタナイト、も〜れつセレブライブを始めよう!!」
那珂「うん!!」
メタ「HAHAHAHAHAHA!!」
シャララララン……
メタ「う…うう……」
メタ「( ゚д゚)ハッ!」ガバッ
メタ「夢か…」
166 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/09/19(月) 03:00:29.54 ID:1itXrT4Wo
乙ー
167 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/19(月) 08:54:38.94 ID:5pPdcobAO
も〜れつのメタナイトかww
168 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/19(月) 20:20:14.61 ID:65SbfIbMo
これはwwwwww
169 :
◆2mgjnbn1c4bs
[saga]:2016/09/19(月) 21:20:48.99 ID:LCU30OxN0
メタ「変な夢だった……」ムクリ
メタ「………?那珂?」キョロキョロ
提督は起き上がり、辺りを見渡すも自分以外だれも人影が見つからない
ハラリ……
メタ「…なんだ?マントから何か……」
カサッ
メタ「手紙…か?」
メタ「…ふむ…」ヨミヨミ
メタ「………」
メタ「………」
メタ「………」
メタ「………!」
メタ「くそっ!」
クシャッ
メタ「とりあえず吹雪達に会わねば…っ!」
バサッ
提督は手紙を握り潰し、すぐさま飛び立っていく
〜〜メタちゃんへ〜〜
昨日はありがとう、メタちゃんと喋れて凄く楽になれたよ
これからも一緒に居たいけど…
それでも那珂ちゃんは、もう、他人に迷惑かけたくないの
だからさようなら
私が無事だったらまた、吹雪ちゃんと握手しに来てね
〜〜みんなのアイドル那珂ちゃんより〜〜
170 :
◆2mgjnbn1c4bs
[saga]:2016/09/19(月) 21:22:13.72 ID:LCU30OxN0
メタ(駄目だ……!一人になっては駄目だ那珂…!)
メタ(孤独になっては駄目だ!)
バサッバサッ
メタ「……っ!見えたっ!」
そう言う提督の視界には自分達が前日泊まっていたホテルが見えた
スタッ
メタ「吹雪!!」
提督は勢い良くベランダに降り立つが、自分たちが泊まっていた部屋にはだれもいない
メタ「外に出たかっ…!」
バサッ
提督は部屋に吹雪が居ないとわかると、急いでベランダから飛び立ち、ホテルのフロントへと向かう
スタッ
ウィーン
メタ「失礼する」
メイド「あっ、メタナイト様、ご無事だったんですね、随分帰ってくるのが遅…」
メタ「吹雪はどこだ!」
メイド「ふ、吹雪様なら、海軍本部の方で保護され…」
メタ「海軍本部だと?」
メイド「は、はい、本日引き渡し予定の艦娘と一緒にいると…」
メタ「クソッ、さっきより離れてしまった!」
メイド「何かあったのですか…?」
メタ「車はすぐ出るか!?」
メイド「は、はぃ!!」
メタ「よし!本部の方に自分が行くと連絡しといてくれ!!」
ウィーン
メイド「…………」
171 :
◆2mgjnbn1c4bs
[saga]:2016/09/19(月) 21:24:24.65 ID:LCU30OxN0
前スレがもうすぐ1000いきます
1000レス目に艦娘の名前がきたら
その子がプププ鎮守府に来るゾイ
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1444559359/
172 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/19(月) 23:06:32.92 ID:M/egS2vAO
どうやら出遅れたようだ
173 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/19(月) 23:23:15.69 ID:65SbfIbMo
ピンクの悪魔が真っ先に食べそうな艦娘
174 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/09/20(火) 00:48:46.73 ID:KpeKR+aIO
乙ー
175 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/23(金) 22:52:07.49 ID:LpXTMenv0
辛抱って大事・・・けど待てないよぉ
乙
176 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/23(金) 22:53:22.18 ID:bQD/gTSWo
まったあと解放されたほうが気持ちいいだろ?
177 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/26(月) 20:58:44.41 ID:/GVpzPsp0
乙ー
178 :
◆2mgjnbn1c4bs
[saga]:2016/10/06(木) 22:26:54.34 ID:MSsvxJfV0
皆さんお久しぶりです、少しリアルで色々ありまして中々更新できませんでした、すいません
今日からいつもどうり更新していきまふ
179 :
◆2mgjnbn1c4bs
[saga]:2016/10/06(木) 22:29:01.09 ID:MSsvxJfV0
〜〜場所は変わって海軍本部〜〜
コンコン
吹雪「はーい」
ガチャ
海軍A「失礼、君達の提督から連絡があったぞ」
吹雪「ほ、本当ですか!」
加賀[良かったわね、吹雪]
海軍A「どうやらもうこっちに向かって来ているらしい、何やら急いでいたみたいだ」
吹雪「…どうしたんでしょう?」
海軍A「急用でもできたんじゃないか?とりあえず急いで支度を」
吹雪「わかりました」
〜〜海軍玄関〜〜
吹雪「どうしたんでしょうか…何かあったのかな…」
加賀[早く吹雪に会いたいんじゃないかしら]
吹雪「んー…そんな人ではないんですけど…」
ブロロロロ……
加賀[あ、あの車じゃないかしら]
吹雪「えーっと、あ、そうですね、司令官ー、こっち…」
ブロロロロ!!
車はドンドン近づいて来るがスピードを緩める気配がない
吹雪「え…ちょ」
ブロロロロ!!!!
吹雪「ひっ!」
キキィ!!
車は吹雪達にぶつかりそうな勢いで走ってくると、目の前でドリフト停車する
吹雪「」ドキドキドキ
加賀[………]
カチャッ
メタ「早く乗れ!」
180 :
◆2mgjnbn1c4bs
[saga]:2016/10/06(木) 22:31:04.34 ID:MSsvxJfV0
ブロロロロ…
車は吹雪達を乗せてせわしなく走り出す
吹雪「ど、どうしたんですか、そんなに急いで」
メタ「それなんだが…」
加賀[え、ちょっと待って、これどうなってるの]
加賀[これが提督?]
加賀[顔しかないけど?え?顔しかないけど!?]
加賀はクルクル看板を回すが運転席と助手席に座ってる二人は気付かない
加賀[ちょっと吹雪!!]
ユサユサ
吹雪「うああ!なんですか!」クルッ
加賀[これが提督なの?]
吹雪「そうですよ…というか写真見てたんじゃないんですか?」
加賀[この写真じゃわからないわよ!!]
スッ
吹雪「どれどれ………うわっ、ドアップですね…仮面しか写ってない」
加賀[でしょう!?]
吹雪「でも、言ったでしょ?かなり変わったひとだって」
加賀[………]
吹雪「で、それからどうしたんですか」クルッ
メタ「それから那加が…」
吹雪「ほうほう…」
加賀[………]
加賀[かなり変わってるどころの話じゃない!!]
加賀[大丈夫かしら……私……]
加賀[………あれ!?ちょっとまって!どうやって運転してるのよ!!]
バッ
加賀は勢い良く運転席に顔を出す
ガタン!
ドゴッ
それと同時に車が大きく揺れて座席に加賀は頭をぶつける
加賀「ゴフッ!!」
加賀「ーーーーーっ!?!?!?」ジタバタ
吹雪「な、なんですか今の揺れ!?」
メタ「………マズイな……」
提督が見つめる方向には煙があがっていた
181 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/10/07(金) 05:45:31.14 ID:vILFmFoeo
乙ー
182 :
◆2mgjnbn1c4bs
[saga]:2016/10/07(金) 22:41:47.99 ID:V3bhxg3w0
〜〜場所は変わって何処かの裏路地〜〜
那珂「えーっと…こっちで合ってたかな…」
那珂は一人、狭い裏路地を歩いていた
那珂「メタちゃんには悪いけど…もう私の事で迷惑かけたくないし…」
那珂「それにこんな裏路地なら大丈夫でしょ」
那珂「確かこっちに曲がったら海軍本部…」
ヒョイッ
那珂「……ん?」
悪男「ん…?」
バッタリ
那珂「………」
悪男「………」
悪女「どうしたの、急に立ち止ま……」
那珂「ヤバッ」
悪男「那珂だ!」
悪女「なんでここに!?」
カチャッ
二人は慌てて拳銃を構える
那珂(拳銃!……でもこの距離なら!)
那珂「ていっ!!」
バシッ
悪男、女「……っ!?」
ガチャン!!
那珂「貰いっ!!」
ヒョイッ
悪男「なっ…!?」
那珂「逃げろっ!!」
スタタタタッ
悪女「待てっ!!」
183 :
◆2mgjnbn1c4bs
[saga]:2016/10/07(金) 22:42:46.32 ID:V3bhxg3w0
那珂「うっ……行き止まり……」
那珂は悪男達から走って逃げていたが、しばらくして少し広い袋小路に追い詰められてしまう
悪男「っ…はぁ!はぁ!」
悪女「や…やっと……捕まえた……わよ……」ゼェゼェ
那珂「む……た、たしかに追い詰められたけど、貴方達には屈しないよ!」
悪男「こいつ…」
那珂「貴方達には素手で負けるつもりは無いし、拳銃も無い!大人しく帰って!」
悪女「確かに艦娘相手に素手で勝て無い…でもね…」
悪女「だからといって私達は、引き下がれない、見逃せない」
悪女「アイドルなんかして………英雄気取りの貴方なんか特にね……」
悪男「そうだよ!!意地でも艦娘をこの世から消し去らねぇと気が済まないんだよ!!」
那珂「艦娘を…消し去る…!?」
悪男「あぁそうさ!!ただの深海棲艦と戦う為に作られた兵器が、俺達の居場所を……あの海を奪った!!」
悪男「お前たちは俺達からしたら深海棲艦と一緒なんだよ!!」
那珂「………あ………えっ…………」
那珂「私達が……深海棲艦と一緒………?」
悪女「なにショック受けてんのよ」
悪女「一緒に決まってるでしょ?深海棲艦も貴方達艦娘も」
悪女「化物じゃない」
184 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/08(土) 01:56:54.73 ID:TP7oRmLEO
艦娘が化け物ならメタナイトはどうなるんだろ
185 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/10/08(土) 05:01:36.77 ID:Geg9yQCLo
乙ー
186 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/08(土) 07:07:36.01 ID:jCBAZuWzo
乙
187 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/08(土) 10:07:18.40 ID:JRoCdOY7o
化け物(ピンク玉)
188 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/10(月) 14:32:33.73 ID:q823EzdTo
宇宙規模の化け物と比べられたら(ry
乙
189 :
◆2mgjnbn1c4bs
[saga]:2016/10/10(月) 19:55:25.37 ID:u18kZ4lA0
なーかなか更新できませぬ、ごめんなさい
しかし絶対に完結はさせます
今日もちょっとだけだけど許して…
190 :
◆2mgjnbn1c4bs
[saga]:2016/10/10(月) 19:56:37.57 ID:u18kZ4lA0
那珂「………化物」
グサリ
那珂「うぐぅ!!」
ガクッ
那珂は心臓を突き刺されたかのように感じ、膝をつく
悪女「あら、化物がいっちょ前に悲しんでるわよ、醜いったらありゃしないわ」
悪女「あんな化物の深海棲艦とやりあえるんだから貴方達も化物に決まってるじゃないの」
那珂「那珂ちゃんは………那珂ちゃんは……」ポロポロ
悪女「見た目に不釣り合いな怪力、同じ顔、入居でドンな傷も元通り」
悪女「化物以外の何なのかしら?」
那珂「那珂ちゃんは…………私は………」ポロポロ
悪女「安心しなさい、貴方達が居なくなっても私達は自分で深海棲艦を何とかするから」
そう言って悪女はチラリと悪男の方を見る
悪男「……あぁ、あれを使うのか、いいぜ、初めて使うにはもってこいだな」
ガサゴゾ
悪男「あぁ、あった、これだ……」
ポォ………
カバンから出した悪男の手に握られていたものは
金色の小さな王冠だった
191 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/10/11(火) 00:36:32.37 ID:dJ3J1v+jO
乙ー
192 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/11(火) 04:07:38.94 ID:QUeS32Hlo
乙乙
提督ー!はやくきてくれー!
193 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2016/10/11(火) 20:22:56.70 ID:xjLj5k4W0
マスタークラウン?
194 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/10/12(水) 04:28:06.68 ID:I8/Nq9KKO
さげー
195 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/12(水) 19:50:45.78 ID:he+ZvmKvO
いつも通り更新する(更新するとは言ってない)
196 :
◆2mgjnbn1c4bs
[saga]:2016/10/12(水) 22:42:41.81 ID:GL4ftJ3l0
その王冠は不思議な光を眩しいほどに放っており中央には蒼い宝石が埋め込まれてあり神々しく輝いていたいた
那珂「…………」
悪女「教えてあげるわ、この王冠の名はマスタークラウン、人間でも扱える無限のチカラを持つ最強の対深海棲艦用兵器」
那珂「人間でも扱える対深海棲艦用兵器……?」
悪女「……まぁ無限のチカラってのは言い過ぎだとは思うけどね…海軍本部から直接盗み出した代物だから凄いものではあるはずよ」
悪男「この前、海軍本部に忍び込んで取ってきたのさ」
悪女「どうやって作ったかは私達もわからないけどね」
那珂(………そういえば今回のライブ、宿泊が海軍本部から急にホテルに変更されたけど…もしかしてこれの王冠が理由で………)
悪女「海軍本部から取ってきた………この意味がわかる?」
那珂「……………」
悪女「海軍本部が艦娘の艤装ではなく人間用の兵器を作っている…つまり…」
悪女「貴方達艦娘が居なくなっても大丈夫なようにしていると言うこと」
悪女「海軍本部でも貴方達艦娘をよく思ってない奴がいるって事よ」
那珂「…………!!」
那珂「そんな………そんな……っ!?」
悪女「あーあ、絶望ねぇ」
悪女「そのまま絶望しながら死になさい」
スッ
悪男が悪女の言葉に合わせるように王冠を頭に乗せる
カッ
それと同時に王冠は先程よりも強く輝き出す
悪男「お……おぉ……チカラが……チカラが溢れてくる……」
フワァ…
悪男「お…おぉぉ!!浮いてる!!俺浮いてるぞ!!」
悪女「……凄いわね………」
悪男「ふん………!」
バチバチバチッ!!
男が手のひらを上に向け力を込めると黒い球体のようなものが出てくる
悪男「おお!凄い!!凄いぞ!!!」
悪女「ちょっと、確かに凄いけどあそこにいる化物を先にやっちゃってよ」
那珂「………うぅ……」シクシク
悪男「……あぁ…そうだったな!!」
ブオン!!
197 :
◆2mgjnbn1c4bs
[saga]:2016/10/12(水) 22:43:38.71 ID:GL4ftJ3l0
ドォォン!!
激しい爆発音と共にあたりに煙が舞い上がる
悪男「おぉ、凄い威力」
モクモク
悪女「確かにね…でも」
那珂「けほっけほっ!!」
悪女「当たらないと意味ないわよ」
煙が晴れると、那珂の姿と、那珂の目の前の地面が大きくえぐれているのが見える
那珂「………ひぃっ!!」
悪男「悪い悪い、まだチカラの調整が出来てなくてヨォ」
悪女「今の爆音で誰か来るかもしれないわ、早く済ませて」
悪男「了解了解……ふンッ!!」
バチバチバチッ!!
那珂「に…逃げな」
ブオン!!
ドゴォォォォォォ………ン
ガタン!?
ドゴッ?
車が大きく揺れて座席に加賀は頭をぶつける?
加賀「ゴフッ!!」?
加賀「ーーーーーっ!?!?!?」ジタバタ?
吹雪「な、なんですか今の揺れ!?」?
メタ「………マズイな……」
198 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/10/13(木) 06:31:02.97 ID:ZXZJma1SO
乙ー
199 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/13(木) 21:05:34.86 ID:shCdSuv6o
深海棲艦どころか星を征服できそうな奴キター
乙ー
200 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/14(金) 13:23:22.10 ID:CiezwPRa0
マスタークラウンが出てきたということはどっかの大彗星さんがメタナイトと再開できる可能性が……?
201 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/14(金) 23:56:35.55 ID:NxvGeQwq0
バカなやつやなぁ。自我がなくなるぞ
202 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/15(土) 08:49:05.77 ID:FLi9WdUjO
王冠に精神乗っ取られ待ったなし
203 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/16(日) 22:08:30.62 ID:6Re3ULsV0
ランディアが怒って海軍本部ごと襲いに来そう
204 :
◆2mgjnbn1c4bs
[saga]:2016/10/19(水) 22:21:54.51 ID:Umz3keuR0
辺りは先程よりも土煙が上がっており何も見えない
悪女「これで那珂も……」
「けほっけほっ……」
悪女「なっ…!?」
那珂「ま…また外れた…?」
煙が晴れると先程と同じように那珂の目の前の地面が大きくえぐれているのが見える
悪女「ちょっと!何して……………!?」
悪男「わ…悪イ……チカラの制御が…うまク…」
バチバチバチッ
悪女が振り返ると悪男の様子が明らかにおかしい
悪男「ドンドンチカラが溢れてきテ…抑え…」
ドクン
悪男「抑えキれなくて…制御ガ……」
ドクン
悪男「せ…セ…制御……セイギョ……チカラが……溢れ……アフ……レ……」
ドクン
悪女「ち、ちょっとまずいんじゃないの!?その王冠取った方が…」
ドクン
悪男「アアアアアアオオオオオオオオアアア!!!!!」
悪女「!?」ビクッ
バチバチバチッ
悪男が雄叫びを上げたかと思うと王冠が変形していき禍々しい形へと変貌する
ドロリ
それに合わせるように王冠からドス黒い液体の様な物が溢れ悪男を包み込んでしまう
ドロドロドロ……
悪女「な…なにこれ…」
液体が全身を包み込んでしまうと顔の部分から黄色い瞳が2つと口がパックリ開いてそこからもう一つ大きな目玉がギョロリと出てくる
205 :
◆2mgjnbn1c4bs
[saga]:2016/10/19(水) 22:22:33.44 ID:Umz3keuR0
悪女「ひっ!?」
悪男「………」
ギョロリ
那珂「えっ」
口の中の目玉が動いたかと思うと那珂の方を見る
那珂(ーーーーーっ!!まず……)
バッ
悪男が腕を上に上げる
ジャキン!!
すると那珂の足元から禍々しい色をした棘が突如出現する
那珂「っ!!」
タラ……
那珂は直感で守りの体制になり、辛うじて頬に切り傷程度で済む
悪男「………」ドロドロドロ…
那珂「………」
那珂(まずい…まずいまずいまずい!)
那珂("アレ"は相手にしちゃ駄目だ!!)
那珂(私の中の危険信号が"アレ"とは関わるなと緊急ベルを鳴らしている!!)
那珂(“アレ“が何か、どうなってるかはわからないけど逃げないとヤバイ!!)
悪男「………」スッ
バチバチバチッ
悪男は手を掲げると再び黒い球体が出てくる
那珂(後ろは行き止まり、つまり逃げるとしたら…)
悪男「………」
ブオン!!
那珂「ここしか無いっ…!!」ダダッ
ドゴォォン!!
バッ
悪男「………!」
那珂は黒い球体をギリギリで避けて後ろで爆発した爆風を利用して二人の間を物凄いスピードで駆け抜けていく
那珂「やった!このまま本部に……」クルッ
悪男「…………」スッ
バチバチバチッ
那珂「えっ」
那珂が振り返ると悪男が黒い球体を一度に6つ出しているのが見える
那珂「それはまz…」
ブオン!
206 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/19(水) 23:23:01.88 ID:s0rq8nHSo
グッバイ那珂ちゃんフォーエバー
乙
207 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/20(木) 02:43:31.26 ID:wsoWAF4Qo
乙
ソウルは初見ウォーターだったお陰で余裕だったな…
208 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/10/20(木) 03:04:01.72 ID:XzzzeiT7o
乙ー
209 :
◆2mgjnbn1c4bs
[saga]:2016/10/20(木) 23:30:39.53 ID:jdrfHJsx0
那珂「ひぃぃぃ!!」
ドォン!ドォン!ドォン!ドォン!
狭い裏路地を激しい爆発を避けながら那珂は走り抜けていく
悪女「ちょっと!やりすぎよ!!」
悪男「…………」バチバチ
悪女「このままじゃ周りの民間人に被害が…」
悪男「………」フワッ
悪女「ちょっと!!」
悪男は悪女の話に耳を貸さず、那珂を追いかける様に飛んでいってしまう
悪女「…いったいどうなってるのよ……っ!!」ダダッ
ドォンドォンドォンドォン!!
那珂(足を止めたら殺られる足を止めたら殺られる足を止めたら殺られるうううううう!!!!)ダダダダ!!
裏路地を必死に走り去って行く那珂の視界、横路地にふと人影が入る
子供「……?なんだろ、凄い音がする……」
那珂「………えっ」
那珂が横路地を過ぎると同時に子供が悪男の前へ出てくる
子供「?」ヒョコッ
悪男はそんな事を気に留めず球体を飛ばす
ブオン!!
子供「………なに?」
那珂「危ない!!!」
バッ
210 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/20(木) 23:44:04.36 ID:gZ06UnNn0
おらSwitchにカービィ新作あくしろよ
211 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/10/21(金) 02:32:39.64 ID:/pAG9RNxo
乙ー
212 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/21(金) 18:33:57.60 ID:m1NVEDM70
おつ
213 :
◆2mgjnbn1c4bs
[saga]:2016/10/22(土) 19:16:40.50 ID:2lca9XUV0
1スレ目から言ってますが本作は普通に轟沈、死亡の描写があるので悪しからず
214 :
◆2mgjnbn1c4bs
[saga]:2016/10/22(土) 19:19:54.77 ID:2lca9XUV0
那珂「……………ボク……大丈夫?……怪我は……無い……?」
子供「うん…大丈夫…」
子供と悪男の間に割り込んだ那珂の背中は焼け爛れていた
那珂「良かった……早く……逃げて……」
悪男「…………」バチバチバチッ
ドォン!!
那珂「あぐぁぁぁ!!」
子供「お、おねーちゃん……」
那珂「うっうぅぅ………っっ!!」
那珂「ご……ごめんね、怖がらせちゃって……」
ドォン!!
那珂「ーーーーーっっっっぁ……あっ……!!」
ビチャッ
地面に大量の血が滴り落ちる
子供「おねーちゃんつらそう……」
那珂「お……おねーちゃんは……大丈夫だから……は…早く……」
ドォン!!
那珂「ーーーっがぁぁうっっ!!逃げて!!早く!!」
子供「」ビクッ
那珂が大声で叫ぶと子供は驚く様に横路地へと消えていった
那珂「……よか……っ……」
ドサッ
那珂「…………………」
悪男「…………」ジロッ…
那珂(あぁ……駄目だ……意識が薄れていく……)
那珂(背中が熱い………背中は熱いのに………背中から熱が出ていくみたいに…身体が冷たく……)
那珂(冷……た…く…………)
那珂(………)
那珂(…)
悪男「………」
悪女「何やってるの!!」バチン!!
悪男「………」ギョロリ
悪女「私達の目的は艦娘であって、守るべき民間人を危険に晒しちゃ…」
バシッ!
悪女「きゃっ!?」ドサッ
悪男「………」バチバチバチッ
悪女「え、まさか」
バチバチバチッ
悪女「やめてやめてやめて」
バチバチバチッ
悪女「やめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめて!!!」
悪女「やめ」
ヒュッ
ドォン!!
215 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/10/23(日) 02:39:05.48 ID:hrZOWd4oo
乙ー
216 :
◆2mgjnbn1c4bs
[saga]:2016/10/24(月) 22:53:40.05 ID:JbCVclxy0
メタ「近いぞ!吹雪、加賀、艤装の準備を!」
吹雪「言われなくとも準備できてます!」
加賀[私も大丈夫よ]
吹雪「加賀さんも大丈夫だそうです!」
メタ「よし…」
提督達は連続して聞こえる爆発音の方へと車を急がせていた
メタ「もうすぐ近くだと思もうんだが……!?」
そう呟いた瞬間、横路地から子供が飛び出してくる
メタ「っ!!」
キキーーーッ!!
急いで急ブレーキをする提督、車は子供にぶつかるギリギリの所で停止する
吹雪「うわぁぁっ!?」
ゴンッ
加賀「ゴフッ」
加賀「まっっーー!!!」ゴロゴロ
メタ「吹雪、加賀大丈夫か!?」
吹雪「加賀さんが顔ぶつけて悶絶してます!」
メタ「そうか、吹雪、子供も大丈夫か聞いてきてくれ」
吹雪「はい!」
ガチャ
217 :
◆2mgjnbn1c4bs
[saga]:2016/10/24(月) 22:54:21.52 ID:JbCVclxy0
吹雪「きみ、大丈夫?」
子供「う、うん…」
子供は驚いたのか車の前でへたり込んでしまっていた
吹雪「そう、良かった、でも急に飛び出したら駄目だよ?」
子供「ごめんなさい…」
吹雪「じゃあ私達急いでるから、ごめんね?一人で大丈夫かな?」
子供「ま、まって」
吹雪「どうしたの?やっぱり何処か痛んだりして…」
子供「この路地の先でおねーちゃんが困ってるの、助けてあげて!」
そう言って子供は自分がでてきた横路地を指差す
吹雪「おねーちゃんが困ってる……?」
子供「そ、そうなの!変な王冠を被ったドロドロした化物がおねーちゃんを虐めてた!」
吹雪「……!」ハッ
吹雪「司令官!!」
メタ「あぁ、那珂かも知れない、いくぞ!」
吹雪「はい!ありがとうね僕、おねーちゃんは私達が助けてあげるからね!」
そう言って吹雪は急いで車に戻る
バタン
ブォンルルルルル!!
メタ「狭い路地だから少々荒い運転になるぞ!」
グォン!
提督は狭い路地を無理矢理車を通らしていく
ガリガリガリ!!
加賀[擦ってる!擦ってる!]
218 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/25(火) 01:09:27.31 ID:Rj9THXZF0
加賀さんが早乙女玄馬みたいになってて草
219 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/10/25(火) 05:10:47.95 ID:VkPkCSmeO
乙ー
220 :
◆2mgjnbn1c4bs
[saga]:2016/10/25(火) 23:13:18.93 ID:xEnc+yfE0
悪女「やめ」
ヒュッ
球体が放たれる前に一つの人影が間に割って入る
ドォン!
那珂「っっっっっっがああうあううう!!!!」
悪女「………え?」
ポタッポタッ
那珂の背中からはいまだに血が溢れていた
那珂「あ……っ……よか……った…間に合……った……」
悪女「な……何やってるの!!私は艦娘の助けなんか……」
那珂「ほっとけ……なかった…から…」
ブオン
ドォン!!
那珂「かっ………っぅ………!!」
悪女「やめて!!私を助けないで!!艦娘の貴方が私を救わないで!!!」
悪女「そんなの私の誇りが許さない!!貴方に助けられるくらいならいっそ……」
ブオン
ドォン!
那珂「あ!!!っっぁぁ………!!」
悪女「やめて!!どけて!!」
那珂「い……やだ………」
ギュウウウウ……
痛みを我慢するように那珂は手を強く握りしめる
那珂「私だって……艦娘としての……」
那珂「アイドルとしての………うっ………意地があるもん………」
悪女「貴方…………」
バチバチバチッ!!
そんな二人をよそに悪男は力を集中させているのか先程の球体よりも更に大きな球体を作り始める
悪女「な…さっきの5倍ぐらいはあるわよ!?あんなのが当たったら……!」
那珂「…………」グッタリ
悪女「ちょっと!なに目を閉じてるの!目を開けなさいよ!!」
那珂(もう駄目だ……さっき庇う為に飛び出した時に力使い果たしちゃった……)
バチバチバチバチバチバチッ!!
悪女「あああ!!もう駄目だわ!!」
那珂(これが那珂ちゃんの最後かぁ……もう一度メタちゃんや吹雪ちゃんとも会いたかったな……)
那珂(……爆鎮守再建……叶わなかったなぁ……)
那珂(…………提督……元気かな………)
那珂(…提督…提督…………)
那珂「…提督………!」
ドォォン!!
メタ「那珂ぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
221 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/10/26(水) 02:42:19.46 ID:2t6v+DRSO
乙ー
222 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/26(水) 02:56:31.22 ID:BT/TzVrso
乙
やばいよぉ……
223 :
◆2mgjnbn1c4bs
[saga]:2016/10/26(水) 23:35:38.37 ID:DTSOPWPv0
最近筆の調子がいい……様な気がする……
秋刀魚は取れてないけど…
224 :
◆2mgjnbn1c4bs
[saga]:2016/10/26(水) 23:36:46.43 ID:DTSOPWPv0
ガリガリガリ!!
加賀[擦ってる!擦ってる!]
吹雪「ちょっと!?無理し過ぎでは!?」
メタ「かまわん!!」
ガリガリガリ!!
メタ(先程の子供が言っていた『王冠を被ったドロドロした化物』…………)
提督の脳裏に過去の記憶が過る
『ブラボー、ブラボー、さすがは星のカービィ…』
『オォ…ついに手に入れタゾ…コレぞ無限のチカラを持つ…マスタークラウン!』
『そう、まずハ手ハジメにキミらの星…ポップスターから支配してアゲルヨォ!』
メタ(信じ難い…アレがこちらの世界にある訳がない…しかし本当だったとしたら…!!)
吹雪「司令官!向こうに何か見えます!」
メタ「!?」
走らせている車の先には二人の人影が倒れており更にその奥には巨大な黒い球体を掲げている人影が見える
加賀[なに……あれ……]
メタ「くそっ!!」
提督は声を荒らげるとどこからともなく携帯を取り出す
プルルル…
ガチャ
木曾「どうした、もう鎮守府に着くのか?」
メタ「木曾!私の剣はすぐそばにあるか!?」
木曾「あ?どうした急に」
メタ「どうなんだ!!」
木曾「………誰にも触られないよう隠してある、すぐ取ってくる、待ってくれ」
メタ「頼む!」
225 :
◆2mgjnbn1c4bs
[saga]:2016/10/26(水) 23:37:37.57 ID:DTSOPWPv0
メタ「吹雪!加賀!このまま突っ込む!衝撃に備えろ!」
吹雪「えっ!?このまま突っ込むと手前の二人も引いて…」
メタ「吹雪!私の合図と共に真下に砲撃しろ!」
吹雪「そ、そんな事したら車が…」
メタ「那珂の命には変えられん!!」
加賀[………!]
メタ「いいか!?………………撃てっっっ!!」
吹雪「どうなっても知りませんよ!」
ドォォン!!
吹雪は合図と共に真下に砲撃し、その砲弾は車の床を突き抜け地面へと着弾する
ドォォン!
その勢いで車は中に浮き那珂と悪女を飛び越えていく
メタ「那珂ぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
那珂「め…たちゃ……ん……?」
那珂が薄っすら目を開く、そこには自分達を飛び越えて球体に突っ込んでいく車が見えた
悪男「…………!?」
ビカッ
ドォォォォォン!!
226 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/10/27(木) 03:39:08.27 ID:gCifcWJBO
乙ー
227 :
◆2mgjnbn1c4bs
[saga]:2016/10/27(木) 19:50:16.88 ID:oosQOqaX0
今日から艦これACイベント始まりましたね……そしてカービィwii5周年でもあります!更新するよ!
228 :
◆2mgjnbn1c4bs
[saga]:2016/10/27(木) 19:50:46.77 ID:oosQOqaX0
ドサッ
メタ「ぐっ!!」
ゴンッ
吹雪「ウッ」
ドシャッ
加賀「ベッ」
車は爆発四散して提督は背中から、吹雪は頭から、加賀は前から地面に激突する
メタ「くっ……皆無事か!」
吹雪「」
加賀「」
提督が声掛けるも返事がない
メタ「くそっ!」
悪男「………!?!?」
悪男は目の前でモロに爆発したせいか顔を覆って悶ている
メタ「………」チラッ
メタ(…やはりあれはマスタークラウン…何故アレがこちらの世界に…)
メタ(いや、考えている余裕は無い、早くアレを破壊しないと手が付けられなく…)
悪女「助かった…?…何が起こって…」
悪女「なっ!?プププ鎮守府の…メタナイト…!?」
メタ「むっ…」
メタ(あれは…昨日那珂を襲ったうちの一人か…)
悪女の方を向いた提督の視界には同時にボロボロになっている那珂の姿があった
メタ「………貴様、那珂にいったい何を…」
悪女「ひっ!?」
メタ「…?」クルッ
バチバチバチッ!!
メタ「なっ!?」
悪男「ウォォォォォォ!!!」
229 :
◆2mgjnbn1c4bs
[saga]:2016/10/27(木) 19:51:23.11 ID:oosQOqaX0
先程の爆発に腹を立てたのか悪男の手には片方に六つ、両手で12の球体が発生していた
メタ「まずい!」チラッ
吹雪「」
加賀「」
メタ「ぐっ…」チラッ
悪女「あ…あぁぁ…」
那珂「………」
メタ(気絶してる吹雪と加賀が………しかし二人の方へと行くと那珂達を助ける時間が…)
悪男「!!!!」
ブオン!
悪男が腕を振ると同時に12の球体が飛び散っていく
メタ「くそっ!」
バッ
ガシッ
提督は吹雪と加賀の方へと飛んで行き、二人が球体にぶつからないよう庇う様に前へ出る
それと同時に
メタ「那珂ぁぁぁぁ!!」
那珂「………めた…ちゃ…」
メタ「受け取れぇぇぇぇ!!」
ブンッ!!
シュルシュルシュル!!
提督は勢よく何かを投げたかと思うと、その物体は凄いスピードで回転しながら那珂に向かって飛んでいく
ズポッ
那珂「んぐぅ………?」
その物体はぴったり那珂の口へと入り込んだ
……パチッ
230 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2016/10/27(木) 20:24:52.15 ID:C4b1FtnK0
無敵キャンディかな?Mトマトかな?
231 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/27(木) 20:30:12.26 ID:wcowZTpe0
夢の泉で投げてたアレかな?
232 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/10/27(木) 23:49:01.19 ID:3fnam16+O
乙ー
233 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/28(金) 05:41:33.43 ID:QY4afLmVO
メタナイトが投げるものと言ったらギャラクシアでしょ
234 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/28(金) 09:36:09.54 ID:qW98nzeV0
マスターソードかもしれんぞ
235 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/28(金) 20:21:11.73 ID:zQ/cwso00
>>233
>>234
剣を投げたら口の中へ〜♪
…って、口ん中が大変なことになるやないかぁ!!
236 :
◆2mgjnbn1c4bs
[saga]:2016/10/28(金) 22:39:56.71 ID:aFAHxjCL0
那珂(…………ん…口に何か……)
パチッ………
那珂(…なんだろ……美味しい……)
パチッ……パチパチッ……
那珂(…あれ……?………身体から元気が溢れて……!!)
パチパチパチパチッ!!
那珂「むぅーーー!!」ムクリッ
悪女「」ビクッ
那珂「今ならなんでも出来そう!!」
パチパチパチパチパチパチッ!!
悪女「え…なに…?那珂の体が輝いて…」
元気良く立ち上がった那珂の体はピカピカと輝きを纏っている
ビュウッ!!
悪女「あっ!後ろから球体が!」
那珂「むっ!」
那珂「とりゃぁぁぁ!!」
バシッ!
パァン!!
後ろから迫って来た球体を那珂はビンタで簡単に破裂させる
悪女「!?!?!?」
ビュウッビュウッビュウッ!!
那珂「やっ!はっ!とりゃあ!!」
パァン?
パァン?
パァン?
237 :
◆2mgjnbn1c4bs
[saga]:2016/10/28(金) 22:40:28.88 ID:aFAHxjCL0
那珂「那珂ちゃん無敵モードォォォォオオオオ!!!」
ウォォォォ!!
那珂は雄叫びを上げながらガッツポーズをとる
悪女「そんな馬鹿な…」
メタ「いや、那珂の言う通りだ」
悪女「え…?」
声のする方を見ると吹雪、加賀を庇ったせいか少しダメージを受けた提督がいた
メタ「今、那珂が口に含んでいる飴は『無敵キャンディー』と言って、口に含んでいる間は無敵になれるアイテムだ」
悪女「無敵キャンディー……?」
メタ「それでも無敵でいられるのは数秒程度……しかし数秒でいい!数秒の間、時間さえ稼いでくれれば…」
メタ(できればこの手はあまり使いたくなかったが…)
バチバチバチッ!
メタ「くそっ!またか!」
悪男は先程と同じように大量の球体を作り上げていく
那珂「任せてっ!!」
ダッ
那珂は皆の盾になるように悪男へと突っ込んでいく
メタ「無理をするな那珂!」
メタ(そう、『無敵キャンディー』はあくまで無敵になれるだけ…回復アイテムでは無い…)
那珂「大丈夫!今の私ならみんなを庇えるから!」
メタ(嘘をつくな那珂…)
悪男へと突っ込んでいく那珂の背中は依然として痛々しかった
メタ(今も背中の痛みで立っているのがやっとだろうに…)
238 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/10/29(土) 03:23:12.14 ID:vqA5JR2hO
乙ー
239 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/29(土) 14:09:45.53 ID:CrssWWrQ0
乙
240 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/31(月) 02:46:05.36 ID:dPcRyOL3o
乙
トリック オア トリート ゾイ
241 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/31(月) 10:29:19.91 ID:2MRVqgsko
おつ
プププランドのお菓子はピンク玉が食べつくした頃かな
242 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2016/10/31(月) 18:11:19.27 ID:1xCdPmBQ0
おかしをくれなきゃイタズラ(殺戮)しちゃうよ
243 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/31(月) 18:42:04.36 ID:DueZu3sjO
>>242
sageなきゃイタズラするぞオイ
244 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/03(木) 22:48:03.48 ID:i9ep2oCV0
追いついた 待ってるZ0Y
245 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/21(月) 23:44:11.16 ID:vbWKmCId0
気長に待ってるZOY
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