提督「鎮守府に温泉が湧いた」  (再編)

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559 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/09/29(木) 02:23:55.66 ID:cyoQrMubo

あきつ丸「不覚!!まさか袋小路かと思ったら滑って逃げるという奇策を使うとは、しかも人質を取るとは何たる外道!!」

あきつ丸「しかし、自分は諦めないであります!こうなったらこれを通って秋津洲の所に向かって…」トントン

あきつ丸「ん?誰でありますか?悪いですが自分はこれからあやつを追いかける任務があるので邪魔をしないでほしいでありm」クルッ

香取「………ええ、邪魔はしませんよ」ゴゴゴゴゴ

鹿島「…ただ、この状況を無視してどこかへ行くというのは、ちょっと感心しませんねぇ」ゴゴゴゴゴ

あきつ丸「か、香取殿…に、鹿島殿。いえ、これは不可抗力といいますかその…」

香取「ええ、言いたいことは後で聞きます、ですから」ニコッ

鹿島「とりあえず、今は落ち着いて今自分が何をすべきか考えましょうか…」ニコッ

あきつ丸「       」チーン
560 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/09/29(木) 02:25:48.95 ID:cyoQrMubo

 〜   〜    〜


あきつ丸「……………」セイザー

秋津洲「………」セイザー

長門「お互いに悪い」キッパリ

あきつ丸「いや、しかしもとはといえば秋津洲殿が」

陸奥「そうね、原因としては秋津洲ちゃんがやった悪戯が大本の原因ね。で、そこは反省してる?」

秋津洲「も、もちろん反省してるかも」

長門「…とまあ、全面的に秋津洲が悪かったのは事実だが、その後が問題だ」

長門「いくら頭に血がのぼったからと言って周りに迷惑をかける行動は感心しないぞ、あきつ丸」

あきつ丸「くっ、そ、その通りであります…」
561 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/09/29(木) 02:28:59.45 ID:cyoQrMubo

長門「まぁ不幸中の幸いというか、吹雪たちには特に目立った怪我はなくてよかったといえばよかったが…」チラッ

香取「大丈夫ですよ深雪さん、怪我も何もありませんからしっかりしてください」

深雪「うーん、電がぁ、電がぁ……」グデーッ

電「電はここにいるのです」

磯波「い、電さん。多分電さんを呼んでるわけじゃないと思いますよ」

叢雲「というよりその呼びかけだと逆効果になりそうね」

暁「うーん、グルグル、ぐるぐるぅ…」グテーッ

鹿島「……ふぅ、まあ意識自体はしっかりしてますししばらくそっとしてあげましょうか」

響「ああ、それにしてもまさか滑り終わった後泡を吹いて倒れるなんて思ってもいなかったよ」

吹雪「暁ちゃんよっぽど苦手だったんだね」

白雪「まあ勇気を出そうとしていたところに秋津洲さんに一緒に強引に滑らされればこうもなりますかね」

陸奥「……色々ダメージを受けたみたいだから、あの二人には後でしっかりと謝っといた方がいいわよ」

秋津洲「はぁーい」

あきつ丸「…了解したのであります」
562 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/09/29(木) 02:32:57.66 ID:cyoQrMubo

吹雪「ま、まああきつ丸さんたちも反省してくれたみたいだし、大事にならなくて良かった…のかなぁ?」

叢雲「深雪と暁は結構なダメージを受けたけどね」

白雪「とりあえずある程度は回れましたし深雪ちゃんが回復したら一度プールから上がりますか?」

磯波「そうですね、他の施設も見てみたいですし」

初雪「賛成!!」ガバッ!!

叢雲「あんたいきなり元気になったわね」

白雪「そういえば初雪ちゃん、どこかから引き寄せられるものがあったんだっけ?」

初雪「うん、というより多分そこで引きこもるから後よろしく」

磯波「いえ、よろしくと言われましても…」

吹雪「まあ、とりあえずは深雪ちゃんの回復を待ってかないとね」
563 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/09/29(木) 02:36:10.71 ID:cyoQrMubo

ブゥゥゥゥン…


吹雪「………あれっ」

白雪「?どうしたの吹雪ちゃん」

吹雪「いや、私の気のせいかもしれないんだけど今何か飛んでなかったかな?」

叢雲「…別に何も感じないけど」キョロキョロ

初雪「水しぶきか何かじゃないの?」

吹雪「うーん、そうなの、かなぁ…」

深雪「…うーん………はっ!?」ガバッ!

叢雲「あっ、ようやく正気を取り戻したみたいね」

深雪「あ、アタシは一体どうなったのさ!?無事、無事なのか」

吹雪「大丈夫だよ深雪ちゃん。電ちゃんとはぶつかったけど何事もなかったから、ねっ」

磯波「ふぅ、深雪さんも意識がはっきりしたみたいですしこれで一安心ですかね」

初雪「うん、だからすぐに移動しようそうしよう」

叢雲「アンタは少しぐらいは深雪を労わってあげなさい!」
564 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/09/29(木) 02:44:15.90 ID:cyoQrMubo

〜  ??? 〜


ヲ級「………ヲッ」

ル級「…以上ガ偵察機ニヨルヲ級カラノ報告ニナリマス。姫様」

戦艦棲姫「……成程、随分タノシソウナコトヲシテイルナ」ニヤッ

チ級「ソレデ、ドウイタシマスカ」

戦艦棲姫「緊急招集ダ、全部隊、ココ二集結スルヨウニ伝エロ、姫級モ全部ダ!!」

ヲ級「ヲッ!!」ダッ

ル級「ハッ!!」ダッ

チ級「ショウチシマシタ!!」ダダッ

チ級『全部隊ノ集結、コレハタダ事デハナイ…遂二決着ヲツケルカ』

戦艦棲姫「フフフ…楽シミニシテオレヨ…」
565 : ◆KObYJPvVwhMN [sage]:2016/09/29(木) 02:45:49.07 ID:cyoQrMubo
とりあえずここまでになります
久々の投下だったためちょっと長めになってしまいました。というより感覚が空きすぎて申し訳ございません
それでは、また
566 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/09/29(木) 09:00:30.21 ID:OPh3sj/Po
>>564
…前回、深海棲艦側の描写レスだった気がするんだが、なぁ(汗

わるさめちゃんとほっぽちゃんのn(雷撃されました
567 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/29(木) 09:11:42.02 ID:MwGG5JF7O
乙です。
楽しみにしておれ……誰がかな?
568 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/29(木) 09:36:20.90 ID:/RsKYPUSO
乙です
569 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/29(木) 14:17:53.12 ID:pEKoFo9DO
以前も深海勢が絡むのか度々話題になってたし、その辺りはまあ、ね?


さてと……
( ゚∀゚)o彡゜ケツ!ケツ!
570 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/29(木) 16:15:51.81 ID:ShValoJFO
深海勢でるのか…勿論敵としてだよな?
571 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/29(木) 23:16:31.56 ID:Y0OUVtRM0
>>570
いや、わかんねぇぞ?
友達の家へ遊びに行く感覚かもよ?
572 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/30(金) 08:36:18.72 ID:FwTA2yaSO
(温泉を)楽しみにしとりよ
573 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/02(日) 17:08:41.65 ID:zVS72H+eO
前回は深海勢って出てたっけ?
574 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/02(日) 23:35:03.26 ID:VJKGmRy4O
出てないよ、雑談で色々言われてたけど。

沖夕とか礫夕とか名乗ってくるんじゃね?とか。
575 : ◆KObYJPvVwhMN :2016/10/05(水) 00:40:44.52 ID:7eSftuKeo

 〜 脱衣所 〜


利根「ふぁぁぁぁ、いい湯じゃったぁ〜」キラキラ

筑摩「そうですね、それにしてもお湯に浸かってるだけでここまで疲れだけでなく気分が高翌揚するというのが驚きです」キラキラ

利根「そうじゃな?言われてみれば不思議なものじゃな」

伊勢「あー、それについてはここの温泉になんだったか忘れたけどなんやかんや…とにかく色々な有効成分が含まれてるからだってさ」

筑摩「なんやかんやって、そんなに覚えられないぐらい多いのですか?」

伊勢「うん、なにせそれを試した時にちょっとした事件が起こったぐらいだし」

日向「ゴーヤが暴走した件だな、いや、暴走というか覚醒したみたいな感じだったか」

利根「……いまさらじゃが、この湯、本当に大丈夫なのかのう?」

伊勢「ま、まあ妖精さんたちがそのあたりは上手い事調整したって言ってたし大丈夫…なんじゃないの?」

日向「まあ副作用があったとしてもゴーヤみたいにちょっとタミフル状態にになるだけだから問題ないだろう」

筑摩「いえ、それはだいぶ問題だと思いますが」
576 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/10/05(水) 00:43:26.00 ID:7eSftuKeo

神通「………」ムスッ

那珂「ねーねー神通ちゃん、さっきは那珂ちゃんたちもはしゃぎすぎたのは謝るからさー」

川内「そうそう、そんな難しい顔にならないでよ、ねっ」

神通「………」ムスーッ

那珂「もうっ、神通ちゃんってばー」

黒潮「あれ、お2人ともどないしたんですか?」

不知火「なにやら神通さんがだいぶ悩んでいるようですが」

那珂「あっ、ねぇねぇみんなからも何か言ってあげて!神通ちゃんさっきからずーっとこの調子で困ってるの」

川内「いやー、まああたし達がはしゃぎ過ぎて神通に迷惑をかけたのは分かってんだけどね」

陽炎「と、私たちに言われましても…ねぇ」チラッ

初風「まあいつも私たちが何かしら言われてる立場だから」

親潮「私達が何か言うなんて恐れ多いといいますか、その…」

川内「あー、ゴメンね。無理いっちゃって」
577 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/10/05(水) 00:46:39.31 ID:7eSftuKeo

不知火「…!!」ゾクッ

黒潮「ん、どうしたんや不知火?」

不知火「い、いえ、今何か悪寒がしまして」

初風「悪寒?」

神通「………ふぅ」

那珂「あっ、やっと神通ちゃんが反応してくれたー」

神通「えっ…あっ、失礼しました。つい考え事をしていたら周りを見えなくなってしまいまして」

川内「いや、それにしても深く考えすぎでしょ!結構わたしたちも声かけたのにさ」

神通「いえ、本当に失礼しました」ペコリ
578 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/10/05(水) 00:50:39.73 ID:7eSftuKeo

親潮「それにしても神通さんがそこまで深く考え込むなんて何か気になる点でもあったんですか?」

神通「いえ、今後の訓練メニューの見直しを考えていまして」

初風「………えっ」

神通「この温泉の疲労削減の効果を考えれば今以上に体力を使う訓練をおこなえるはずです。まあ入浴時間はありますがそれを差し引いても問題ないでしょう」

陽炎「えーと、それはつまり今以上に訓練が厳しくなる…と?」

神通「厳しくはないですね。ただ、より充実した訓練になるとは思いますよ?」ニコッ

陽炎s「      」チーン

那珂「うわぁ〜、陽炎ちゃんたちが一気に死線を潜り抜けてきたみたいな表情になっちゃったよ」

川内「…神通。いくらこれがあるからとはいえそんなに無理をさせるな…なっ」ポンッ

神通「???」
579 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/10/05(水) 00:52:43.56 ID:7eSftuKeo

天城「それにしても、お風呂の種類が本当に豊富で一日で巡るのはやはり無理ですね」

葛城「いや、そりゃそうでしょ、全部に入ってたらゆでだこになっちゃうわよ」

雲龍「……私は、今そんな気分よ///」ボーッ

葛城「って雲龍姉のぼせてるの!?」

雲龍「ちょっと温まりすぎたみたいね…けど、まだ大丈夫よ///」ボーッ

天城「いえ、万が一という事もありますしあちらで風に当たってください」

葛城「ちょっとお水持ってくるね」トテテ

雲龍「ありがとう…天城、葛城///」

葛城「それにしても雲龍姉ものぼせたならのぼせたって言ってよね」ワーワー

天城「まぁ、気持ち良すぎてついつい浸かりすぎたのかもしれませんし…あら、あちらがなにやら騒がしいですね??」ギャーギャー!
580 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/10/05(水) 00:55:01.25 ID:7eSftuKeo

飛鷹「アンタたちは本当にもうっ」ズルズル

ザラ「全くー!!」ズルズル

千代田「手間をかけさせないでよねーーー!!!」ズルズル


隼鷹「あはは〜ごめんごめん」グテー

ポーラ「うー、せかいがぐるぐるまわってみえますー」グテー

千歳「あぁー、すずしー」バタンキュー


龍驤「なんやなんや、これは一体何の騒ぎや?」

瑞鳳「って隼鷹さんたち全身真っ赤だけどなにしたらこうなるの!?」

祥鳳「あっ、瑞鳳。いえ、実は…かくかくしかじかで」

大鳳「……えーっと、つまりまとめるとあまりにも三人がサウナ室から出てこないから見に行ってみたら三人ともこんな風になっていたと」

龍驤「…で、そうなった大本の原因は酒をうまく飲みたかったからと…しょーもなっ!!」

581 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/10/05(水) 00:57:32.25 ID:7eSftuKeo

ポーラ「しょーもなくないですよー、おさけをおいしくのむのはぎむですー」

千歳「そーよそーよ」

隼鷹「うんうん、いいこといったぞーポーラ」

瑞鳳「ってお酒って言葉に反応した!!」

祥鳳「もう、なんなんですかね。この三人のお酒にかける執念は」

ザラ「はい、お水を持ってきてあげたからこれを飲んで少しは頭を冷やしなさい」

ポーラ「ありがとうザラねえさまー、けどポーラはもうちょっとアルコールのきいたのがほしいですー」

隼鷹「そうだねー、どうせならすいぶんをとるのもかねてビールなんかさいこうだねー」

千歳「さんせーい!」

飛鷹「アンタたちはぁねぇ…」
582 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/10/05(水) 01:00:14.15 ID:7eSftuKeo

鳳翔「……みなさん」ゴゴゴゴゴ

隼鷹「!!!」ビクッ

鳳翔「これだけ私たちに心配をかけて、さらに私達を困らせることを言うようなら………」

鳳翔「… … … 怒 り ま す よ ?」ニコリ

三人「「「は、はいっ!!」」」ビシィッ!!

千代田「鳳翔さん、ありがとうございます」ペコッ

鳳翔「いえいえ、困った子がいたらちゃんと注意しないといけませんから」

龍驤「さ、さすが鳳翔さんや。あの三人を一発で黙らせるなんて…」

大鳳「まあ間違いなく鎮守府で一番怒らせてはいけない人ですからね」
583 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/10/05(水) 01:03:47.31 ID:7eSftuKeo

妖精A「はーい、みんな注目してやー、今からちょっと連絡があるでー」

吹雪「あれ、妖精さんたち。どうかしたんですか?」

妖精B「いえ、渡したちの方で浴衣の方を用意させていただいたのでよろしければ着ていただけますでしょうか?」

深雪「浴衣ぁ!?」

妖精C「そう、浴衣…温泉とくれば浴衣。これはまさに定番中の定番…否定はさせない…!!」

叢雲「いや、まあ定番かもしれないけど」

妖精A「ちなみに今まで着てた制服はこっちで洗濯して後で届けるからその辺は心配戦でも大丈夫やで」

白雪「いえ、浴衣自体はありがたいのですがそこまでしてされるとなんだか申し訳ないですね」

妖精C「『気にするな!!』…と、どこかの大王も言っていたから大丈夫だ…問題ない…!!」

叢雲「ってだれよ大王って」

初雪「たぶんジュラ○星人じゃないの?」

妖精C「正解…っ! Congratulations…!」パチパチ

初雪「やった」

叢雲「いや、なんであんたはそんなくだらないクイズを即答できるのよ」
584 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/10/05(水) 01:04:58.25 ID:7eSftuKeo

磯波「それにしてもこの浴衣、浴衣自体も立派ですし数もありますが一体どこで頼んだんでしょうか」

妖精B「え、私たちが作りましたが」

深雪「…はい?」

妖精A「んー、まああれやな。なんか作ろうと思ってぱぱぱってやってみたらできたみたいな感じや」

磯波「ぱぱぱってやった…ですか」

白雪「簡単に言ってますけどかなりとんでもない事やってますよね」

妖精A「まーまー、固いことは言いっこなしやで」

吹雪「え、えーと、まあ気にしてても仕方ないしさっさと着替えちゃおうか」

白雪「そ、そうですね」
585 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/10/05(水) 01:08:28.36 ID:7eSftuKeo

扶桑「ふぅ、どうかしら山城?」ファサッ

山城「ね、姉さま…とてもよく似合ってます///」

長門「ほぅ、さすがに扶桑たちは着るのが早いな」

陸奥「普段の服が浴衣に近いというか、和服っぽいから慣れてるのねー」

長門「…で、こっちは」チラッ

大和「む、武蔵!!それでは胸元がはだけ過ぎよ!!もう少ししっかり着なさい!!」

武蔵「いいじゃないか。多少胸が見えていても普段と大差ないだろ?」

大和「普段は普段!だけどこれは浴衣なんですからちゃんと着て!!」

武蔵「むぅ、仕方ないな…」ガサガサ

長門「…私が言うのもなんだが、さすがにあれはないだろ…」

陸奥「確かにあっちの方が武蔵さんらしいんだけど、さすがにねぇ」
586 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/10/05(水) 01:11:34.47 ID:7eSftuKeo

飛龍「せーの、よーーーっと!」ギュー!

蒼龍「ちょっ、飛龍締めすぎだって、ここまできつく締めなくても大丈夫だってー」

飛龍「いや、蒼龍の場合は少し動いただけでもそれがはみ出る可能性があるからね、ちゃーんと縛っておかないとさ」キュッ

蒼龍「それにしても締めすぎよ、コレものすごく窮屈なんだけど」

飛龍「うーん、もう少し締めたいんだけどなー」

蒼龍「これ以上やったら今度は形が崩れるわよ!」

飛龍「じゃあこんなもんでいいかー、うーむ」


瑞鶴「むむむ、なんて贅沢な…」 ギギギ

翔鶴「ほ、ほら。浴衣とか和服とかはその、スレンダーな方が似合うっていうでしょ。だから浴衣だったら瑞鶴の方が似合ってるわよ」

瑞鶴「…ゴメン、翔鶴姉。それ全然慰めになってないわ」ズーン

翔鶴「あ、あぁ…ゴメンね、瑞鶴」
587 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/10/05(水) 01:13:17.94 ID:7eSftuKeo
夕雲「はいっ、高波さん。これで大丈夫ですよ」キュッ

高波「夕雲姉さん、ありがとうございます!!」

長波「いやぁ、さっすが夕雲姉。着付けから何やら完璧だわ」

清霜「本当だね。おかげで私達もばっちり着られたし」

早霜「…ただ、ちょっと、あれはねぇ」チラッ

朝霜「あー、まぁなんていうか。夕雲姉さんもあれがなければなぁ」チラ

巻雲「あのー、夕雲姉さ〜ん」

夕雲「あら、どうかしましたか巻雲さん?」

巻雲「いえ、ほかの皆はちゃんとしてるのにどうして巻雲だけ袖がダラーんとしてるんでしょうか〜?」ダラーン

夕雲「可愛いからです」キッパリ
588 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/10/05(水) 01:15:06.56 ID:7eSftuKeo

巻雲「……えっと」

夕雲「可愛いからです」

夕雲「失礼、他の皆さんも可愛らしいですが巻雲さんはその中でも特にその姿が可愛いからそうさせてもらいました」

夕雲「というよりしっかりした服装の巻雲さんなんてそれはもはや巻雲さんではありません」

巻雲「いえ、巻雲は巻雲ですけd」

夕雲「いえ、違います」クワッ!

夕雲「なので不便だとは思いますが巻雲さんはそのままでいてください、いいですね」

巻雲「…は、はい…」

沖波「な、なんで巻雲姉さんが絡むとあんな風になっちゃうんでしょうか?」

風雲「…ほんと、なんでかしら」

長波「まああれか、完璧な人なんて存在しないってことなのかね」
589 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/10/05(水) 01:18:59.26 ID:7eSftuKeo

秋津洲「はいっ、これで完成かも!!」キュキュッ

あきつ丸「むぅ…流石正月に着物を着こなしていただけはありますな。しっかりと結べているであります」

秋津洲「それにしても意外かも、浴衣の着方がわからなかったなんて」

あきつ丸「向こうにいたときはそんな余裕などありませんでしたからな」

秋津洲「そっか。ねぇ、あきつ丸…さん」

あきつ丸「ん?」

秋津洲「その、さっきは…調子に乗りすぎて本当にゴメン…なさい」

あきつ丸「……」

秋津洲「ただちょっと、あきつ丸…さんと遊びたくて、それで、その…悪気はなかったといえば嘘だけど、だけど私h」

あきつ丸「いいでありますよ」
590 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/10/05(水) 01:20:52.26 ID:7eSftuKeo

秋津洲「…へっ?」

あきつ丸「確かに自分も大人げない面もありましたしお互いに反省することにしましょう。それと…」

あきつ丸「……秋津洲殿の口からさん付けされると何やら不気味な気分になりますので、その…あきつん、呼びでいいであります」

秋津洲「ホント!!」

あきつ丸「と、とはいえどちゃんと節度を持っての対応をですn」

秋津洲「やったー、だからあきつん大好きかもー!!」ギューッ!!

あきつ丸「ちょ、いきなり飛びかかるなっ、というか少しは礼節をもって接っしろー!!」

瑞穂「…うん、とりあえずあの二人の仲直りは成功、ですかね?」

大淀「そうですね。もっとも、また秋津洲さんが何かをやらかさなければ、という前提はありますが」

明石「うんうん、正に雨降って地固まるってね」
591 : ◆KObYJPvVwhMN [sage]:2016/10/05(水) 01:21:58.36 ID:7eSftuKeo
今日はここまでです
しかしながら更新間隔がだんだんと遅くなって申し訳ありません
なんとか今年中には完結…できるよう頑張ります
それでは、また
592 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/05(水) 01:39:31.94 ID:Qcqgmbz7O
乙です。
焦らんでもいいっすよー年単位でちまちま進んでるスレもあるんだし、無理しないで落ちなければそれでいいんで。
593 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/05(水) 02:46:59.00 ID:HA9ELlOlo
乙かも!
594 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/05(水) 09:44:55.14 ID:Av1dVOISO
乙です
浴衣を着たってことはそろそろ一航戦の二人が本領発揮する宴会かな
595 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/05(水) 22:09:18.31 ID:SCL+K8Ii0
その前にもっちー初雪大ハッスルだ
596 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/06(木) 20:26:55.20 ID:ypk8iACZO
おつ
597 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/08(土) 20:09:36.68 ID:1fZw8s7A0
提督まだかな まだかな
598 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/10/11(火) 23:12:21.05 ID:EoJvR5a6o

由良「…うーん、なにかしらこれ?」

夕張「ん、そんなに悩んでどしたの?」

由良「いや、髪を乾かそうと思ってドライヤーがないかと探しにきたらこんなのがあって」 ズイッ

夕張「こんなの?んー、見た感じヘルメットかな?」

由良「確かにヘルメットっぽいけどちょっと違う気がするのよ。一応洗面台にあるわけだし」

妖精B「それについては私が説明しましょう」 ササッ

由良「妖精さん?」

妖精B「これは私たちがノリで作ったヘルメット型ドライヤーになります」

由良「ドライヤーですか?」

夕張「っていうかノリって言いましたよね今」

妖精B「そこはまあ気にしない方向で」

夕張「いや、すごく不安になるんですけど」

妖精B「さて、由良さんもそうですが髪の長い方が多いですから髪を乾かすのにはどうしても時間がかかりますよね」

由良「そうですね、確かに普通のドライヤーで髪を乾かすとなると長い時間がかかりますし、それでも均一に乾かなくて苦労したり…」

妖精B「そこで、そんな悩みを解決するために私たちが開発したのがこのヘルメット型ドライヤーなのです!!」

夕張「うーん、なんだか深夜の通販番組みたいなノリになってきたぞ」

599 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/10/11(火) 23:20:31.87 ID:EoJvR5a6o

由良「といっても見た感じはヘルメットですけど中はどうなってるのですか」

妖精B「えーと、内部の説明はその…禁則事項でして」

夕張「なんですかその未来技術みたいなのは」

妖精B「と、とにかく!皆さんが驚くことは間違いないです!!」

夕張「強引にまとめましたね」

妖精B「まあ、百聞は一見に如かずと言いますしまずは…あっ、吹雪さーん」

吹雪「ふぇっ?どうかしましたか」

妖精B「いえ、ちょっとこっちに来ていただいていいですか」チョイチョイ

吹雪「???はい」トテトテ

夕張「って、ちょっとまさか」

吹雪「どうかしましたか?それにこのヘルメットみたいなのh」カポッ

由良「あっ」

妖精B「というわけで実験d…じゃなかった、実演者として吹雪さんに体験してもらおうと思います」

吹雪「ちょっと!いきなりなんなんですか実演者って!っていうより今実験台って言おうとしましたよね!!」

妖精B「のワの?」

吹雪「なに誤魔化そうとしてるんですか!!」

妖精B「というわけで実演を始めたいと思いマース」

吹雪「お願いですから私を無視して話しを進めないでくださーい!!」
600 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/10/11(火) 23:26:45.68 ID:EoJvR5a6o

吹雪「な、なんだか良く分からないですけどかぶり心地はそんなに悪くはないですね」

妖精B「はい、どんな長い髪の方でも対応できるような構造になっていますので」

吹雪「えっと、つまりこれはドライヤー、でいいんですよね?」

夕張「うん…たぶん、ね」

吹雪「な、なんでそんなに不安になるような事を言うんですか」

妖精B「さーて、それでは早速スイッチオン!!」カチッ

夕張「おおっ、ドライヤーの音だ」 ブーン

由良「へぇ〜ヘルメットの中で均一的に乾かしていくのね」

吹雪「けどこれだとちょっと時間がかかりそうな気がするんですが」ブォーン

妖精2「安心してください、そろそろ始まりますので」 ゴゴゴゴゴ

吹雪「…始まる?」サッ、ワールド!

吹雪「!!!」オラオラオラオラオラオラオラオラ!!

吹雪「ちょっ!このなかで一体何が起こってるんですか!?」ムダムダムダムダムダムダムダァ!

妖精B「そのヘルメットのなかにはマイナスイオン発生装置やその他諸々が組み込まれていまして、そのおかげで短時間で髪を美しく乾かせるんです」キングクリムゾン!

吹雪「いやいや、これ絶対装置とかそういうのじゃないですよね!!明らかにスタンド的なものを感じるんですけど!!」カテイヲスットバシ、ケッカダケガノコル!

妖精B「気のせいですよ、それにスタンドなんて非科学的なものが存在するわけないじゃないですか」クラエ、メイドインヘブン!

吹雪「それ言ったら私たち全否定な気がするんですけど!!」トキハ、カソクスル !!

由良「な、なんていうか個性的な装置ね」

夕張「いやー、だけどこれ見てる分には楽しいわ、コレ」

吹雪「やられてる身としてはこの後の仕上がりがすごく心配なんですけどこれーーー!!!」バイツァ、ダスト!!
601 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/10/11(火) 23:31:39.27 ID:EoJvR5a6o

〜 三分後 〜

吹雪「………」ツヤツヤ

由良「か、髪の艶とかがすごく綺麗…それにとってもさらさらね」

夕張「それよりも乾かす時間とっても早いわこれ。。いや、ちょっとというかかなーり気になるところもあるけど」

妖精B「艦娘のみなさんは人数が多いですからね、『短時間で美しい髪を』を目指してみました」

吹雪「……ものすごく釈然としないんですけど、文句のつけようがないです。コレ」サラッサラ!

妖精B「気に入ってくれましたか、それは良かったです」

深雪「うわっ、吹雪髪さらさらじゃん!すっげー」

白雪「へぇ、あのドライヤーでこんなにさらさらになったんだー。…というより吹雪ちゃん大丈夫?なにかすごく疲れてる顔してるけど」

吹雪「だ、大丈夫だよ…多分。アハハ…」

磯波「そ、それじゃあ私もやってみます」カポッ!

叢雲「まっ、物は試しにやってみましょうかね」カポッ!

夕張「…由良もやってみる?」

由良「…少し落ち着いて、勇気が出たらやってみる、かな」
602 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/10/11(火) 23:50:46.56 ID:EoJvR5a6o

叢雲「ちょ、ちょっと何なのよこれー!!!」ドラララララァ!

磯波「あ、あわわわわ…」ゴールド、エクスペリエンスダ!!

如月「か、髪が痛む…というよりどうなっちょうのよこれ!?」ワァナァビィィィィィィ!!

睦月「だ、大丈夫だよ如月ちゃん。睦月がついてるからってうおおおー!!」ヤッタァァアバァァァァ!!

大淀「あーーーかーーーしーーー!!」アリアリアリアリアリアリィ

明石「これは私は関与してないってーーー!!!」アリーウ"ェ、デルチ!!



矢矧「………」

能代「………」

阿賀野「うわぁ〜盛り上がってるぅ」

酒匂「なんだか楽しそうだね〜」

矢矧「いや、髪を乾かすのに盛り上がるとか普通ないわよ」

能代「けど吹雪ちゃんの仕上がりを見ると…これもあり、なのかしら?」
603 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/10/11(火) 23:53:52.38 ID:EoJvR5a6o

ガシャン!!

長月「ふぅ、さて、と」スッ

皐月「お先にもーらいっと!!」パシッ!!

長月「あっ、こら皐月!それは私が選んだやつだぞ」

皐月「へっへ〜、こういうのは早い者勝ちだよ!!」

長月「そんなことはどうでもいい!!とにかく返さないと私も怒るぞ!!」

菊月「なんだ長月、怒鳴るなんておまえらしくもない」

長月「いや、皐月のやつが私が狙っていたフルーツ牛乳を横取りしたんだ」

皐月「横取りなんてひどいなー、ただ自動販売機から出てきたところをさっと取っただけじゃないか」

長月「それを横取りというんだ!!」
604 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/10/11(火) 23:59:18.65 ID:EoJvR5a6o

菊月「全く…子供じゃあるまいしまた次を選べばいいだけだろうが」ハァッ

長月「…ま、まあ、それはそうだが」

菊月「そんなくだらない事で事で争っていたらいつか大けがをするぞ、長月」

長月「くっ、まさか菊月に諭されるとは…まあいい。確かに菊月のいう事にも一理あるし改めて並びなおしてフルーツ牛乳を手にいれt」

文月「あっ、ごめんね〜私のでフルーツ牛乳終わっちゃったみたい」

長月「………」

菊月「………」

長月「…菊月、それは?」

菊月「…フルーツ牛乳だが」

長月「よし、それなら交換しy」

菊月「しないぞ」

長月「……つ なにをしても うばいとる」

菊月「あー、もうコーヒー牛乳で我慢しろっ!!」

長月「うるさい!!私は今はフルーツ牛乳の気分なんだー!!」ウガー!!
605 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/10/12(水) 00:03:55.46 ID:QX3os/rmo

ギャーギャー、ワーワ!!


卯月「まったく、牛乳ぐらいで大喧嘩するなんてみーんなまだまだ子供だぴょん」ハァッ

弥生「…けど、卯月の持ってるの、フルーツ牛乳だよね。それをあの二人に渡せば喧嘩は収まるんじゃないの?」

卯月「え、えーと、喧嘩をすればそれもまた成長を助ける結果になるからうーちゃんはあえて心を鬼にしてこれを隠してるんd」サッ

弥生「長月、これ、卯月がこれあげるから喧嘩は止めなさいだって」パシッ

卯月「えっ、ちょっとまtt!!」

長月「えっ、けど…本当にいいのか?」

卯月「いやいや、うーちゃんはそんなのm」ムグッ

弥生「みんなで仲良くしてほしいから…だから喧嘩は止めて、だって…」

長月「…分かった。ありがとう。卯月」

卯月「ど、どういたしまして…だ、ぴょん…」

弥生「…うんうん、お姉さんらしいよ。卯月」ナデナデ

卯月「流石にあの状況になったらうーちゃんだって嘘ぴょんなんて言えないぴょん…それにしても弥生の意地悪…」シクシク

弥生「…さっき、盾にされたお返し…」ジトーッ

卯月「うぅ、まさか弥生にこんな形で意趣返しされるなんて…」
606 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/10/12(水) 00:07:59.24 ID:QX3os/rmo

アイオワ「WOW!!これがあのシネマにも出てきたビン入りミルクね!!」

マックス「正確には日本の銭湯の特色品としてだけど」

リットリオ「あの映画は私たちが見ても新鮮で面白かったです。あそこまで濃い顔の人はイタリアにもあまりいませんけど」

ローマ「それにしても日本人はよくこんなものを思いつくものよね。この形状と言い中身といい」

レーベ「けどお風呂上りにはピッタリだと思うよ」

グラーフ「そうだな、えーと、飲むのにはまずキャップを外してと」キュポッ

ビスマルク「みんなちょっと待ちなさい!!」

リットリオ「どうしたんですかビスマルクさん?」

ビスマルク「いい、この瓶入りミルクには日本で常識となっている飲み方があるらしいのよ。それを教わってきたからみんなでその飲み方で飲みましょう!!」

マックス「…なにそれ、初耳よ」

プリンツ「嘘じゃないですよ!その証拠に駆逐艦の子たちはみんな同じ飲み方をしてました」

アイオワ「なるほど、日本のレーギサホウみたいなものなのね」
607 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/10/12(水) 00:11:57.97 ID:QX3os/rmo

グラーフ「しかしミルク一つの飲み方にそんなのがあるのか。つくづく不思議な国だ」

レーベ「というよりそれ自体がどことなく嘘っぽい気もするんだけど気のせいかな?」

マックス「奇遇ね。私もそう思ったわ」

ローマ「…ちなみに、2人ともそれは誰から聞いたの?」

ビスマルク「漣よ!あと秋雲ね!」

グラーフ「…二人には悪いが、それ、完全にからかわれているぞ」

プリンツ「むー、そんなことありませんよ!!」

リットリオ「まぁまぁ、試すだけならいいじゃないですか。ここはビスマルクさんたちを信じてやってみましょうよ」

レーベ「…そうだね。それにあんまり否定しちゃうとすねちゃうし」

マックス「はぁ…誰が初めに言ったかは知らないけど大きい暁とはうまい事言ったものね」

ビスマルク「ん?今何か言ったかしら?」

マックス「何でもないわ。ただの独り言よ」
608 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/10/12(水) 00:15:59.67 ID:QX3os/rmo

ビスマルク「いい、みんなキャップは外したわね」キュポッ!!

アイオワ「オッケーよ!!」

リットリオ「こっちも大丈夫です」

プリンツ「それではまずは腰に手を当ててください」ガシッ

ローマ「…こんな感じかしら?」ガシッ

ビスマルク「そうそう、そうしたらビンを持ってるほうの小指を立てる!」クイッ!

マックス「…小指を?」

レーベ「…た、立てたけど」クイッッ!

ビスマルク「そうしたら後はビンを口に近づけて一気に飲むだけよ!!」ゴクッ

プリンツ「はいっ!!」ゴクゴク


ゴクゴクゴクゴク…


リットリオ「ふぅ〜お風呂上がりの冷えたミルクってこんなに美味しいんですね」

アイオワ「それにこの容器のおかげかしら?とてもデリシャスに感じるわ!!」

ビスマルク「どうっ、これが日本の正しいビン入り牛乳の飲み方なのよ」ドヤァッ

ローマ「…百歩譲って腰に手を当てるのは分かるわ。飲みやすいし」

グラーフ「しかし小指を立てるのはまったくわからないのだが」

プリンツ「えーと、確か赤い仮面の人がやっていたからとか秋雲さんたちは言っていましたけど」

マックス「誰よ赤い仮面の人って」
609 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/10/12(水) 00:17:54.91 ID:QX3os/rmo

漣「赤い仮面の人が良く分からい人はトニーたけざきのガンダム漫画を見ましょう。ガルマ相手に暴走したシャアが見れますよー」

秋雲「ただし原作のシリアスは崩壊してるしある程度の下ネタに耐えられないと辛いかもよ〜」

曙「アンタたちは間違った知識をビスマルクさんたちに教えるなっつーの!!」ポカッ!!
610 : ◆KObYJPvVwhMN [sage]:2016/10/12(水) 00:19:06.56 ID:QX3os/rmo
今日はここまでです
最後にものすごくマイナーなネタを放り込んで申し訳ございません。
けどあの小指を立ててジュースを飲むシャアの姿が印象に残りすぎてつい出してしましました。

それでは、また
611 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/12(水) 00:32:24.00 ID:EnOQPk0wo
乙なのです。
612 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/12(水) 01:27:06.84 ID:kRxKfdDJO
乙です。
風呂の映画ツーと、電話や溶鉱炉の前に居る人の映画か?
613 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/12(水) 06:40:21.49 ID:ifl6X2+Qo
吹雪は不憫可愛い
614 :運営終了は犯罪 [sage saga]:2016/10/12(水) 07:16:23.92 ID:N8YTJFXe0
イケメン金髪王子須賀京太郎様に処女を捧げるss知の分禁止破瓜描写未だですか
615 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/12(水) 09:53:55.63 ID:XWOoD4iSO
乙です
イタリア 銭湯 平たい顔族


これで検索すると出る映画のことだな

616 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/13(木) 21:42:09.18 ID:wwlJoa1HO
おつ
617 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/17(月) 22:07:48.93 ID:8w2M52fEo
トニーたけざきはネタのいじり方がおかしい
そういや単行本には未収録の話し合ったような
618 : ◆KObYJPvVwhMN :2016/10/18(火) 22:14:19.85 ID:qp6gO5yfo

青葉「さーて、古鷹さんたちのおかげで無事に浴衣への着替えも完了しましたし、早速行くとしますか」

加古「おー」

衣笠「ちょっと、二人だけでどこに行くつもりなの?」ガシッ

古鷹「なんだか嫌な予感がするのだけれど…」

青葉「ふっふっふっ、ずばり、今日の夕飯の独占取材です!!」

古鷹「夕飯の独占取材?」

青葉「そうです!!提督も言っていましたが今日の夕飯は間宮さんたちが腕によりをかけて作ってくれるそうじゃないですか」

衣笠「あー、まあそんなことを言ってたわね」

加古「となったらやっぱり内容が気になるのは人情でしょ、だから私たちがそのびっくりするようなちょっと取材しようかなーって思ってるわけよ」
619 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/10/18(火) 22:19:11.58 ID:qp6gO5yfo

衣笠「なるほど、あんたたちの言いたいことは分かるわ。けどね…」

古鷹「取材なら間宮さんたちも協力してくれるとは思うけど、それならなんでカメラを置いていくのかな?」

青葉「えーっと、それは…ほら、衣笠にさっき取り上げられたのもありますが」

加古「ぶっちゃけると素早く動くのに邪魔になるからかな」

古鷹「え、取材なら素早く動く必要はないよね」

青葉「い、いえ取材は常に迅速な行動こそが肝心でしてそれでですね」

衣笠「…分かったわ。あんたたち取材だとか言いつつ夕飯のつまみ食いに行くつもりね?」

青葉「ぎくっ!?」

加古「な、何故それに気づく!?」

衣笠「いやあんたたちのその不自然な行動を見てれば嫌でも気づくわよ」
620 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/10/18(火) 22:27:49.95 ID:qp6gO5yfo

古鷹「ねぇ、青葉。加古。つまみ食いなんて間宮さんたちに悪いからやめようよ。夕飯の楽しみにとっておこう。ねっ?」

青葉「くっ、さすが古鷹さん…はい、確かにそうだと思います。ですがっ!!」クルッ

加古「私たちにだって譲れないものがあるんだーーー!!」ダダダダダー!!

衣笠「あっ、こらーーー!!待ちなさーい!!」

青葉「一番に報告しますんでそれで勘弁してくださーい!!」

衣笠「…はぁ、あの二人は…こういう時だけ本当に素早いんだから」

古鷹「間宮さんたちを困らせないといいんだけど…」

衣笠「本当、そっちが心配よね」

赤城「すいません、今、つまみ食いという言葉が聞こえたのですが」ヌッ!

621 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/10/18(火) 22:34:59.97 ID:qp6gO5yfo

古鷹「うわっ、赤城さん!?」

赤城「教えてください、それは私の気のせいですか?いえ、気のせいであってほしいのですが」

衣笠「いえ…実は今加古と青葉の二人が間宮さんの所につまみ食いに向かっているところでして。情けない話ですが」

赤城「な、なんて事を…」

加賀「赤城さん、さっき聞こえた内容はまさか…!!」

衣笠「加賀さんも聞こえてたんですか!?」

赤城「…青葉さんと、加古さんが向かったと…」

加賀「今から止めに行くのは…無理、ですね」

赤城「…ええ。残念ですか」

古鷹「えっ、ど、どういうことなんです?」

赤城「……まあ、あとで本人たちに聞いてみるといいと思いますよ」

加賀「もっとも、正常に話せれば、ですが」
622 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/18(火) 22:35:23.65 ID:I103k7QA0
正々堂々と取材申込みすれば試食位は出来るだろ?

取材受けるかは置く。


つか被るタイプのドライヤーってちょっと小洒落た美容室に有るよな?

623 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/10/18(火) 22:41:53.71 ID:qp6gO5yfo

衣笠「そう言えば赤城さんたちが間宮さんたちのところにつまみ食いに行ったっていう話は聞かないですね?お2人なら習慣化していてもおかしくないのに」

加賀「それはどういう意味かしら」ギロッ

古鷹「あっ、すいません。つい普段のイメージから想像してしまったといいますかその」

衣笠「古鷹。それフォローになってないって」

赤城「…恥ずかしい話ですが、私達も過去一度だけやろうとしたことはあります」

古鷹「…やっぱりあるんですか」

加賀「ですが、もうあんな危険なことは二度としません」ブルッ

赤城「ええ、私たちが間違っていたんです」ブルッ

衣笠「お2人がそんなに怯えるって…そんなにヤバいんですか?」

赤城「ヤバいといいますか、まさにあそこは戦場です」ガタガタ

加賀「ええ、それも地獄のような…ですね」ガタガタ
624 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/10/18(火) 22:46:28.61 ID:qp6gO5yfo

〜 1F 厨房 〜


青葉「ふふふっ、さーて、それでは取材を開始しちゃいましょうか」

加古「まあ取材という名のつまみ食いが主な目的だけどな」

青葉「いいじゃないですか、実際に味わってみて伝えるのも記者としての使命です!!大先輩として彦○呂さんやヨネ○ケさんたちがいるじゃないですか」

加古「あの人たちは本業じゃないと思うんだけど」

青葉「もう、細かい事を気にしちゃだめですよ、とにかくレポートをですね…ん?」

加古「どうした青葉?何かあったか?」

青葉「うーん演説?ですかね、間宮さんの声だとは思うんですがこっちから聞こえるんですよ」

加古「料理前に演説?どういう事?」

青葉「ここからだとちょっと分からないですね、とりあえずもう少し近づいてみましょうか」サササッ
625 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/10/18(火) 22:53:06.14 ID:qp6gO5yfo

※警告

この後ですが、間宮さん及び伊良湖ちゃんのキャラが崩壊っていうレベルで済まされないぐらい壊れます
というより文も多少おかしい部分もあります。 ご注意ください
626 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/10/18(火) 22:54:16.67 ID:qheZ4oDn0
ああ、あの演説か……w
627 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/10/18(火) 22:56:14.79 ID:qp6gO5yfo


間宮「みなさん、私は料理が好きです」

間宮「みなさん、私は料理が好きです」

間宮「みなさん!私は、料理が大好きです」

間宮「和食が好きです、洋食が好きです、中華が好きです、フレンチが好きです、イタリアンが好きです、エスニック料理が好きです、麺料理が好きです、ジャンクフードが好きです、スイーツが好きです!!」

間宮「焼いて、煮て、煮詰めて、炙って、茹でて、蒸して、炒めて、煮込んで、生で、揚げて…」

間宮「この厨房で行われるありとあらゆる調理行動がだぁいすきです」

間宮「肉をカリカリになるまで焼いてその肉汁でソースを作るのが好きです」

間宮「ガチガチに筋張った肉をトロトロに煮込んだときなどは心が躍ります」

間宮「新鮮な魚を持ち味を損なわぬように捌くのが好きです」

間宮「魚を旨みをそのまま閉じ込めて蒸し焼きにして、うまくいったときなど胸がすくような気持ちになります」

間宮「たくさんの野菜をいっぺんに調理するのが好きです」

間宮「見たことのない野菜をありとあらゆる方法で調理し、それが上手く当てはまったときなどは絶頂すら覚えます」
628 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/10/18(火) 23:02:09.29 ID:qp6gO5yfo

間宮「みなさん、私は修羅場のような調理を望んでします」

間宮「みなさん!私に従ってくれる給付艦のみなさん!!」

間宮「あなた達はどんなどんな調理を望みますか?」

間宮「圧倒的な調理を望みますか?」

間宮「提督の期待に答えるような調理を望みますか?」

間宮「艦娘の全員を満足させられるような調理を望みますか?」

給付艦組一同「「「「「調理!、調理!調理!」」」」」

間宮「いいでしょう、ならば大調理です」

間宮「私たちは今まさに振り下ろされる包丁そのものです」

間宮「提督、そして艦娘の皆さん達を満足させるのに普段の料理ではもはや足りません!!」



間宮「大 調 理 を ! !」


間宮「一 心 不 乱 の 大 調 理 を !!」
629 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/18(火) 23:08:26.13 ID:onIZGbvHo
これだから日本人(ジャップ)は
そ ん な だから衰退するのだ
630 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/10/18(火) 23:11:31.67 ID:qp6gO5yfo

間宮「しかし、今の状況は決していいものとは言えません」

間宮「何分急な話だったため材料の買い出し等に今の今までの時間がかかってしまいました」

間宮「私たちに残された時間は決して多くはないです」

間宮「…では質問します。時間がない分、私たちは品数を妥協すべきでしょうか?」

給付艦組一同「「「「「否っ!!」」」」」

間宮「では、手のかかる料理はやめにしますか?」

給付艦組一同「「「「「否っ!!」」」」」

間宮「その通りです。確かに時間は多くないですし、私たち自体人数は多くはないです、しかし皆さんは調理に関して言えば一騎当千の古強者だと私は信じています」

間宮「ならば、それならば不可能はないはずです!!!」

間宮「さあ、かつて彼女達を裏で支えた実力を今一度全員に知らしめてあげましょう」

間宮「調理を!!一心不乱の大調理を!!」

給付艦組一同「「「「「間宮殿!!給付艦間宮殿!!間宮総料理長殿!!」」」」」」ウォォォォォッ!!

631 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/10/18(火) 23:14:41.55 ID:qp6gO5yfo

間宮「さて、みなさんの覚悟を聞かせてもらったところで改めて担当を指定します」

間宮「料理全般の指揮は私が執ります。では、伊良湖…伊良湖さんはいますか?」

伊良湖「こちらに」スッ

間宮「伊良湖さん、あなたにはデザート全般の指揮をお任せします。あなたの実力を出し切ってください」

伊良湖「分かりました。しかし、質問なのですがどんな種類のものをどれだけ用意すれば満足してもらえるでしょうか?」

間宮「伊良湖さん。根本的に違っていますね」フルフル

伊良湖「…といいますと?」

間宮「満足してもらうのではなく、満足させるのです」

間宮「量についても同様です。彼女達の食欲は大変旺盛、並みの量では満足してもらえないと考えたほうがいいでしょう」

伊良湖「…しかし、そうなると一体私はどうすれば」

間宮「簡単なことです。あなたが思いつくものを思いつくだけ作りあげればいいのです」

間宮「量、種類について一切妥協はしなくていいです、なぜならここが私たちの戦場なのですから」

伊良湖「はっ!了解しました!!」
632 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/10/18(火) 23:17:22.50 ID:qp6gO5yfo

間宮「他のみなさんも肝に銘じて置いてください」

間宮「自分達は今修羅場にいると、自分の実力以上を出し切る覚悟で望むと!!いいですね」

給付艦組一同「「「「「はっ、間宮総料理長殿」」」」」

間宮「なに、難しく考えることはないですよ。手について物を刻み、目に付いたものを調理すればいいのです」

間宮「全てはこの機会を用意してくれた提督のため…」

間宮「そして、提督を慕う全ての艦娘のために」

間宮「総員、第一種戦闘配置!!」

給付艦組一同「「「「「はっ!!」」」」ザザッ!

間宮「さぁ、みなさん。『御馳走』を作りますよ」




青葉「      」

加古「      」
633 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/10/18(火) 23:20:54.61 ID:qp6gO5yfo

青葉「や、ヤバいです…これは」ガタガタガタガタ

加古「な、なんつーか、触れちゃいけないものに触れちゃった…な」ガタガタガタガタ

青葉「そ、そうですね、いえ、取材はやめましょうか」

加古「そ、そうだな。うん、衣笠たちも心配してたし帰ろうか」

間宮「さて、調理開始…といきたいところですが」

伊良湖「ええ、何やらネズミが紛れ込んでいるみたいですねぇ」

給付艦組一同「「「!!!」」」ギロッ!!

2人「「ひぃっ!に、逃げないt!」」

間宮「そこですねっ!!」シュッ!!

カカカッ!!

青葉「ひぃっ、フォーク!!?」

加古「な、なんでフォークが刺さるんだよぉぉ!!」
634 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/10/18(火) 23:26:31.37 ID:qp6gO5yfo

間宮「ああ、失礼しました。ネズミではなく青葉さんたちでしたか」

伊良湖「申し訳ございません。見ての通り気が立っているものでして」

加古「い、いえ、こ、こちらこそ…」

青葉「そ、それではこれd」

間宮「お詫びはします。しますが…青葉さんたちが何故ここにいたかを教えていただけないでしょうか?」

青葉「え、ええ、えええとその取材、取材でして」

間宮「成程、皆さんに今日の夕食について伝えたかったと…そういう事ですか」

加古「は、はい、イエス」

伊良湖「それにしても不思議ですねぇ。取材というのならカメラやメモなどもっていてもおかしくないはずですが」

伊良湖「…何故、お二方とも、何も持っていないのでしょうか?」
635 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/10/18(火) 23:30:48.45 ID:qp6gO5yfo

加古「あー、え、えっと、そのー、コレハ、ソノ」

伊良湖「というよりも取材でしたらもう少し堂々と入ってきていただければ私達も対応できたのですが」

伊良湖「…何故、隠れるようにいたんですか?」

青葉「いえ、それは、つまり、そのー」

間宮「…申し訳ございません。誤解かもしれないので先に謝っておきますね」

間宮「……貴方たち。もしかしたら、ええ、本当に仮の話ですが」

間宮「つ ま み 食 い を、しにきたとか…そんなことはありませんよね?」ニコッ

青葉「       」

加古「       」
636 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/18(火) 23:32:43.97 ID:+3FzcnkA0
青葉ハンバーグの加古ソース添えww
637 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/10/18(火) 23:39:17.60 ID:qp6gO5yfo

間宮「…あくまで、これは個人的に思っていることではあるんですが」

間宮「私には、どうしても許せないものが2つあります」

間宮「一つは食べられることなく処分されていく料理を見ること。そしてもう一つが…」

間宮「せっかく作った料理を横から つ ま み 食 い さ れ る ことです」

間宮「もっとも、海軍にはギンバイという風習があったのでもしかしたらつまみ食いもその一環で行われてもおかしくはないでしょう」

間宮「しかし、他の誰もが許してもこの私は許しません!!」

間宮「私たちの戦場ともいえるこの調理場をいを無断で荒らすもの…そんな人たちはどうなるか、分かりますよね」

伊良湖「見敵必殺!!」

給付艦組一同「「「見敵必殺!見敵必殺!見敵必殺!」」」

間宮「…まあ、つまり、そういう事です」


青葉「       」チーン

加古「       」チーン
638 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/10/18(火) 23:44:31.97 ID:qp6gO5yfo

伊良湖「…あれ、もしかしたら」

間宮「どうしましたか、伊良湖さん?」

伊良湖「いえ、お2人は提督さんの所に差し入れを持っていきたかったのではないかと思いまして」

間宮「……成程」

伊良湖「提督さんも仕事中でしょうし、頑張ってる提督さんのために差し入れをもって行きたくもなりますよね」

間宮「確かにそうですね、では、そんな提督さんに渡せる何かいいものでもありますか?」

伊良湖「それぐらいならすぐ準備できます」ガサガサ

間宮「…さて、では今準備していますのでお2人で提督の元に届けていただけます?」

青葉「あ…ああ…は」

加古「は…はい」

伊良湖「間宮さん、準備できました」スッ

間宮「ではこちらをお願いします。…ああ、それと」

青葉「ひゃいっ!!」ビクッ!

間宮「……いえ、一応言っておきますが」



間宮「 次 は な い で す よ ?」ニコリ



青葉「       」

加古「       」
639 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/10/18(火) 23:47:19.68 ID:qp6gO5yfo

〜 提督執務室 〜


提督「…ふぅ、こっちの資料はこれでよしっと、で、こっちの報告書は…」カキカキ

コンコン

提督「ん、どうぞ」

青葉「失礼しますー」ガチャッ

加古「頑張ってる提督のために差し入れもってきたぜー」

提督「おお、すまないな2人とも」

青葉「いえいえ、これぐらいお安い御用ですよ。それにしても提督もさぼらず頑張っていますね」

加古「まったく、提督も真面目だねぇ。多少手を抜いてもわかりゃしないと思うんだけど」

提督「そういう事やってると後々めんどくさい事になるんだよ。もっとも、俺にできることと言ったらこれぐらいしかないからな」
640 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/10/18(火) 23:52:17.10 ID:qp6gO5yfo

青葉「またまた謙遜してー。みんな提督には感謝しているんですよ?」

加古「そうそう、こういう補給とかの細かい作業を提督がやってくれてるからこそみんな安心して戦えてるんだから」

提督「当たり前だろ。決戦の時に必要なものがなくて結果的に負けました、なんて自体は避けたいからな」

加古「当たり前ねぇ、まあ、そりゃそうなんだけどさ」

青葉「その当たり前が出来なかったんですよねぇ。いや、戦力の差もありましたけど」ハァッ

提督「あっ…悪い。嫌な事を思い出させたか」

加古「いや、まぁあれも仕方ないっちゃ仕方ないんだけど」

青葉「…物資切れの恐怖は前の時に散々味わいましたからね」

加古「正直もうあんなのは御免だわ」


641 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/10/18(火) 23:55:41.61 ID:qp6gO5yfo

提督「あっ、えーっと、それで、温泉はどうだった?楽しんでもらえたか?」

加古「いやぁ、なんていうかさぁ…なんだよあれ」

青葉「みんな楽しんでましたよ。ええ…ただ、あれは流石にやりすぎなんじゃないですか?」

提督「うん、俺もそう思った」

加古「はじめ入ったときはなんだこのホテルって思ったよ、いやマジで」

青葉「妖精さんたちどれだけ全力出したんですか?」

提督「知らん。むしろこっちが聞きたいぐらいだ」

加古「…で、中も中で回り切れないぐらい風呂はあるわプールまであるわ」

青葉「まだ私達も全部見てませんがまだまだ色々とあるんですよね」

提督「…ああ。俺も良く分かってないけど。まぁ、みんなが楽しんでくれてるようなら何よりだわ」
642 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/10/18(火) 23:58:39.02 ID:qp6gO5yfo

青葉「ところで司令官、まだお仕事の方は終わりそうにないんですか?」

提督「ようやく半分っていったところだな。夕食までには何とかなるさ」

加古「え、じゃあ提督風呂入んねーのか?せっかくあんのに」

提督「…あそこ、男湯がないんだ」

青葉「???それがどうかしましたか?」

提督「いやいや、そんなところにのこのこ入っていけるかっつーの!!」

青葉「みんな別に気にしないと思いますよ?水着も着てますし。ねー」

加古「まあ今更だよな」

提督「お前たちが気にしなくとも俺が気にするんだよ!!」

加古「ふーん、提督も変わってんな」

提督「いや、お前たちがオープン過ぎるだけだから。まぁ俺は食事の後にでもゆっくり入らせてもらうさ」

青葉「じゃあその姿を青葉が記念に」

提督「撮るんじゃないぞ」

青葉「ちぇー」
643 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/10/19(水) 00:00:13.48 ID:8aEyvfiMo

提督「いやぁ、それにしても甘いものの差し入れは嬉しいな。間宮さんたちに渡されたのか?」パクッ

青葉「     」ビクッ

加古「     」ビクッ

提督「…うん、美味い!!いやぁ、疲れが吹っ飛んでいくわ」モグモグ

青葉「     」

加古「     」

提督「さて、これを食べたらもうひと頑張りするか…ん、どうした二人とも」

青葉「…さい」ガタガタ

加古「…なさい」ガタガタ

提督「……青葉、加古?」

青葉「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい」ハイライトオフ

加古「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい」ハイライトオフ

提督「お、おい、2人とも、しっかりしろーーー!!!」
644 : ◆KObYJPvVwhMN [sage]:2016/10/19(水) 00:01:41.48 ID:8aEyvfiMo
今日はここまでです

いやぁ、前回よりも間宮さんたちがヤバい事になっちゃいました
実際つまみ食いされたぐらいならここまで怒らないとは思います…たぶん

それでは、また
645 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/19(水) 00:03:34.60 ID:MJwr7Zj9o
乙ー
646 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/19(水) 00:19:03.36 ID:B915M3DG0
乙、これを省略するはずがないよなww

>実際つまみ食いされたぐらいならここまで怒らないとは思います…たぶん
それが一航戦の「つまみ食い」でも?
647 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/19(水) 01:22:01.90 ID:CyzV4PXXO
乙です。
前は大淀か加賀辺りが持ってきたんだっけか?いや高翌雄?まぁ青葉も加古もブジデナニヨリデスネー。
648 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/19(水) 10:33:01.62 ID:y2ulvTqdo
おつ
まぁ提督たちもイベ前はピリピリするし多少はね?
649 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/19(水) 10:42:40.05 ID:a8lyZi8So
前回はこの演説提督が見ててそっ閉じしたんだっけか
650 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/21(金) 18:53:50.90 ID:3SRwEIRJ0
間宮と伊良湖でこれだと鳳翔さんは…いや、考えないでおこう…
651 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/10/26(水) 01:17:06.48 ID:aNqz4xexo

〜 リラクゼーションルーム 〜



ゴーヤ「あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”ぁぁぁ〜」ゴウンゴウン

イク「ゴーヤ、いくら気持ちよかったとしてもその声はどうかと思うの」ゴウンゴウン

ゴーヤ「だっでごのまっざーじじぇあががらだにものすごくあっでぇ〜」ゴゴゴ

イムヤ「これ疲れが取れる前にゴーヤが色々と壊れるんじゃないの?」

イク「否定はできないの」

シオイ「けど気持ちは分かるけよ。、このマッサージチェアに座ってると体のコリがどんどんほぐれていくもん。隠れている疲れまで消えちゃいそうだよ〜」ゴウンゴウン

ろー「ねぇねぇでっち、それが終わったら他の所に行ってみようよ〜」ユサユサ

ゴーヤ「だからでっち呼ぶなし。それにゴーヤは夕飯までここでずっと癒されてるからろーちゃんは一人で行ってくるといいの」
652 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/10/26(水) 01:21:47.22 ID:aNqz4xexo

ろー「むー、ろーちゃんはでっちと一緒がいいのー!!」ジタバタ

ゴーヤ「ふん、何と言われようとゴーヤは夕飯までここにいるでち」

シオイ「もう、ゴーヤも強情だな〜」

イムヤ「まあ普段散々疲れてるから気持ちは分からなくはないけどね」

ハチ「ふふっ、なんだか二人を見てると休日に出かけたい子供をなだめるお父さんを見てるみたい」

シオイ「ああ、確かにそんな感じに見えるね」

イク「正に頑固おやじなの」

ゴーヤ「勝手にゴーヤを子持ちみたいにしないでほしいんだけど」

ろー「もうっ、そんなに癒されたいのならこうするって!!」カチカチッ



マッサージ強度   弱   中   強    つ最強



ゴーヤ「ちょ、何をいじくってるでち!?」
653 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/10/26(水) 01:25:40.65 ID:aNqz4xexo

シオイ「さ、最強?」

ゴーヤ「いや、なんでマッサージチェアにこんな項目が…ってぇぇぇぇえ」バキバキバキバキ

イムヤ「ちょ、骨の鳴ってる音がここまで聞こえてるんだけど!!」

ハチ「さ、さすが最強…」

ゴーヤ「いや、そんなこと納得してないでちょっと止めてぇぇぇぇぇぇ!!!」グニィィィィィィl!!

ろー「ふーんっ!」

ハチ「あら、ろーちゃんが完全に拗ねちゃったの」

イク「それにしてもこれ見てる分には面白いけれど本当に大丈夫なの?」

シオイ「ま、まぁドライヤーの例もあるし妖精さんの事だし大丈夫…じゃ、ないかな?」

イムヤ「最悪修復材もあるしね」

ゴーヤ「ちょ、聞くだけでも恐ろしい事言わないでぇぇぇぇ!!」ガガガガガガ

654 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/10/26(水) 01:28:59.55 ID:aNqz4xexo

望月「ん〜、初雪。それどこまで読んだ?」ペラペラ

初雪「…もう読み終わる」ペラッ

望月「おう、じゃあ次そっち貸してくれない?」

初雪「…ん」 バサッ

望月「いやー、それにしても直観通りここは極楽だわ。暑くもなく寒くもなくマッサージも出来て漫画も読み放題でオマケに飲み物もあると。まあ全部セルフサービスだけど」

初雪「…多少の不便は仕方ない」

望月「だよねー、あと残念なのはネット環境がないって事だけど、流石にそこまでを望むのは贅沢ってもんかな」

初雪「…それがあったら私ずっとここに引きこもれる自信がある」

望月「あー、アタシも自信あるわ。その前にたぶん長月あたりに連行されるだろうけど」

初雪「……だったら、こっちに引き込めばいい」キラッ

望月「引き込む?無理無理。他のみんなが黙ってないよ。っていうかそれはそっちも同じでしょ」

初雪「………」コクッ
655 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/10/26(水) 01:32:49.15 ID:aNqz4xexo

三日月「全く、いきなり姿が見えなくなったと思ったらやっぱりここに来てたんですか」ハァッ

白雪「確かに2人がここを楽しみにしてたのは分かってましたがせめて一声かけてくれほしかったんですけど」

初雪「…そこは素直にゴメン。けど、気づいたら行動に移してた」

望月「それに下手したらここに来る前にどこかに連行される可能性もあったしなー」

三日月「そんなことしないですよ」

望月「んー、だったらさっきアタシが気を失った時の事を聞きたいんだけど」

三日月「まぁ2人ともここで大人しくしてる分には問題ないですかね」

望月「いや、だから気を失ってるときの事をさ」

白雪「そうですね。それではお2人とも食事の時にはちゃんと来てくださいね」

初雪「…大丈夫。食事の時間は絶対に守る」

三日月「もっちーもお願いしますよ」

望月「いや、私の質問は無視かよ」
656 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/10/26(水) 01:45:47.51 ID:aNqz4xexo

望月「全く、あの二人も大概お節介だよな。そう思わないか?」

初雪「…うん。けどああやって気にかけてくれるのは嬉しいよ」

望月「初雪もか…まぁ、アタシもだけど。本当にお節介な奴らだと思うよ。そりゃあ姉妹艦だし当然なのかもしれないけどさ。だけど…」

初雪「……だけど?」

望月「こんな奴に気を使わなくてもいいのに…って思いたくもなるんだよ。アタシなんか放って置いてくれればいいのにってね。けど、その優しさが何だか本当に嬉しくて、その…申し訳なくてさ」

初雪「………」

望月「だからこそ、こんなアタシだけどみんなを守りたいとも思うし大事にしたいって思ったり…ってナシナシ!!こんなんアタシのキャラじゃなかったわ。ってことで初雪も今のは忘れて」アワアワ

初雪「………」

つスマホ

望月「ちょっと、なんだよそのスマホ。ってまさか今の!?」

初雪「……ぶいっ」 REC

望月「ちょっ!ま、マジで消してっ!!んなもん他のみんなに見られた日には」

初雪「…残念、もう送信した」ピッ!

望月「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁ!?」

初雪「…まぁ、怒られることはないと思うよ?」

望月「もっとタチが悪いっつーの!!」
657 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/10/26(水) 01:50:44.47 ID:aNqz4xexo

隼鷹「んー、なんか騒がしーな?」

千歳「いいじゃないの。そこまでギャーギャー言い合ってるわけじゃないんだから」

ポーラ「きっと痴話喧嘩みたいなもんですよ〜」

飛鷹「アンタたちは人の事よりも自分の体のことを心配してなさい」

千代田「そうそう」

隼鷹「ふぁ〜い」

ザラ「それでは私たちはほかの場所を散策してきますから3人共安静にしててくださいね」

千代田「く、れ、ぐ、れ、も、お酒なんて飲まないように!!」

千歳「大丈夫よ。っていうよりどれだけ信用ないのよ私達」

ポーラ「そうですよ〜私たちの事を少しは信用してください〜」

飛鷹「こういう時に普段の行動が物を言うのよ」

千代田「というよりお酒のためにあんなゆでだこになった姿を見れば信用なんてできなくなるでしょ」

ポーラ「いや〜あれはポーラ達にも想定外でした〜」
658 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/10/26(水) 01:51:54.37 ID:aNqz4xexo

隼鷹「いや〜それにしても3人のおかげでだいぶ回復したわ」

千歳「本当、感謝してもしたりないわね」

飛鷹「だったら今度からはあんな無茶なことはしないでよ」

ザラ「流石に今度あんなことがあったら面倒見ませんからね!!」

ポーラ「了解で〜す」

飛鷹「はぁ…まったく」

千代田「それじゃあ私達も行きましょうか」

ザラ「そうですね、それじゃあまた食事の時に」スタスタ

ポーラ「は〜い、いってらっしゃ〜い」
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