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提督「鎮守府に温泉が湧いた」 (再編)
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28 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/07/13(水) 01:13:21.36 ID:cX+q6B9To
黒潮「いやいや二人ともそんな冷静に分析せんと二人の安否を確かめんと」
初風「そうよ、と言ってもこの蒸気でよく見えないけど…あたっ」コツッ!
吹雪「初風ちゃん、どうしたの?」
初風「いや、何かが飛んできて頭に当たって…ってこれ」
黒潮「武蔵さんの眼鏡やないか!!」
陽炎「ま、まさか二人ともこの蒸気に巻き込まれて…?」
雪風「そんな!!な、長門さん、武蔵さん!返事をしてくださーーーい!!!」
オーイ、ブジダゾー!アンシンシロー!!
白雪「二人の声です!!どうやら無事だったみたいですね」
初風「はぁ〜良かった。万が一何かあったらどうしようかと思ったわよ」
吹雪「それにしても、石油じゃないとしたらこれって一体…?」
29 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/07/13(水) 01:16:25.72 ID:ieWnTMJiO
生きてたのか期待
30 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/07/13(水) 01:17:28.71 ID:cX+q6B9To
長門「…やれやれ、偉い目にあった」ケホッ
武蔵「ああ、おかげで私の眼鏡がどこかへいってしまったしな」
初風「あっ、武蔵さん。眼鏡ならここに」スッ
武蔵「おお良かった。そうか、さっきの衝撃でここまで飛ばされていたか」スチャッ
初風「って二人ともびしょ濡れじゃないですか!!」
雪風「ゴメンなさい。雪風が…雪風がこんなことを頼まなければ…!」グスッ
武蔵「何、私たちの事は気にするな。それよりもこれはとんでもないものを見つけたものだな」
長門「ああ、私も実物を見るのは初めてだが」
陽炎「えっ、お二人はこれがなんなのか分かるんですか?」
武蔵「ああ、さっき噴き出してきたことといいこの蒸気といい温度といい…恐らく温泉というやつだ」
31 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/07/13(水) 01:22:08.09 ID:cX+q6B9To
吹雪「温泉?」
長門「そうだな、天然の入渠場とでも思えばいい」
武蔵『ものによっては入渠以上の効果も期待できるらしいぞ、それにしても…」
ドバァァァァァァ!!!
長門「なかなか湯の勢いが止まらないな」
武蔵「恐らく今まであの地盤に押さえられていた反動だろうな。さて、どうしたものか」
黒潮「とりあえず提督に報告しておいた方がいいと思うで?」
初風「だいぶ大事になっちゃったしねぇ」
吹雪「あ、では私が司令官に報告してきます」
白雪「じゃあ私も吹雪ちゃんについていきます」
武蔵「分かった。まあ説明するものややこしい状況だがたのんだぞ」
二人「「は、はいっ!!」」
32 :
◆KObYJPvVwhMN
[sage]:2016/07/13(水) 01:24:19.74 ID:cX+q6B9To
今日はここまでです
以前のとは微妙に細部を変えていますがいかがでしょうか?
それにしても前回のスレを覚えている方がこんなにいるとは感無量です
あの後再開するかどうしようかと思っているうちに時間だけが経ってしまいまして…まあ、言い訳にしかなりませんが
それでは、また
33 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/07/13(水) 01:37:03.71 ID:e/4ZW+3FO
乙です。
前回のは楽しく読ませてもらってました、今回も楽しみにさせてもらいます。
34 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/07/13(水) 01:53:47.26 ID:ZOfsyubJo
今度は山無し谷無しにならないでね☻
35 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sagesaga]:2016/07/13(水) 02:03:48.59 ID:uzCvlE1AO
乙ですよ。
生存報告忘れなければエタにはならない。
これだけ注意。
続きを待つ。
36 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/07/13(水) 09:28:08.71 ID:J8p0ig+i0
というよりあれは9割がたあの頃湧いていた埋め荒らしのせいだろ
残り数レスだったから次スレを立てておいてもよかったけど、
>>1
にはそれほど非はなかったと思う
37 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/07/13(水) 22:09:16.75 ID:vQ+eEHfJO
提督「鎮守府に温泉が湧いた」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1413987982/
知ったか乙
別に荒らされてエタったんじゃねえぞこのスレは
38 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/07/13(水) 23:52:50.03 ID:FJlLluEio
うわまたやってんのか……
39 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/07/14(木) 00:06:19.77 ID:EFwGepCto
〜 現在に戻る 〜
提督「てな訳で、本当かどうか実際に見に来たわけだが…」モワァ
加賀「…本当だったみたいですね。周り中すごい湯気です」モワモワ
提督「ああ。まあ、それは置いといてだが」チラッ
鬼怒「おおっ!?なんだかわからないけどマジパナイねこれ!!」
阿武隈「うーん、ちょっとだけでも入ってみたいかも」
那珂「はっ、これは那珂ちゃんが突入レポートをやる流れ!?」
神通「那珂ちゃん、お願いですからおとなしくしていてください」
アイオワ「ワァーオ、こんなことがあるなんて流石ジャパニーズ」
グラーフ「つくづくジャパンという国は謎が多いものだな」
金剛「いやいや、こんなこといくら日本でも滅多にないデース…」
40 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/07/14(木) 00:10:52.53 ID:EFwGepCto
長波「いやー、こいつは朝から驚いたわー」
沖波「め、メガネが…曇ります」
巻雲「うぇーん、私もですぅー」
風雲「ちょっと、二人とも大丈夫?」
夕雲「湯気がすごいですからね。ほら巻雲さん、沖波さん、こっちですよ」
朝霜「二人とも足元には気をつけろよー」
青葉「『仰天!?鎮守府裏の謎に迫る!!』うーん、なんだかいい記事になりそうですねー」パシャパシャ
衣笠「青葉ー、あんまり近づきすぎると落ちちゃうわよー」
陸奥「はいはい、見学はいいけどあまり近づかないようにね」
大和「まだ安全かどうかわからないですから気を付けてくださいね」
加賀「野次馬が溢れかえっていますね」
提督「まあこれだけの大きさだとなぁ」
41 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/07/14(木) 00:17:30.02 ID:EFwGepCto
長門「おお提督か、待っていたぞ」
武蔵「状況は…まあ語らなくてもいいか。吹雪たちが説明してくれたろうし」
提督「あとはまぁ…見たまんまってことだな」
陸奥「といってもまだ安全かどうかわからなかったから私たちが監視してるけどね」
大和「あと駆逐艦たちの子が入らないように周りをロープで囲わせてもらいました」
提督「ああ、それにしても悪かったな。ずいぶんな手間を取らせたみたいだが」
陸奥「いいわよ別に。それにこんなこと初めてだから楽しんでやれたしね」
武蔵「もっとも、こんな事そうそうあってたまるかとは思うが」
大和「まあ、温泉が噴き出すなんてことは全体未聞ですしね」
提督「そうそう、結構な勢いでお湯がかなり噴き出したとも聞いていたが今は落ち着いているのか?」
陽炎「一応噴き出したのはあの時だけみたいです。ただまあ今はずーっとお湯が沸いてきてるような感じで」
不知火「収まった…と言いたいところですが経験がないためなんとも言えません」
加賀「今は何事もないことを祈るだけ、ですかね」
提督「だな」
42 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/07/14(木) 00:21:46.38 ID:EFwGepCto
加賀「ところで提督。事務的な話になるんですがこの温泉?はうちの所有物ということでいいのでしょうか?」
提督「うーん、詳しいことはわからんが確かここは対地戦訓練用の演習地だからたぶんうちのものでいい…はずだ」
吹雪「…一つ聞きたいんですが私たちが対地戦をすることってまずないですよね」
長門「念のための備えというものだろう。戦況がどう転ぶかなんて誰にもわからないものだ」
陸奥「まぁ基地攻撃はあったりするけど…本格的な対地戦は、ねぇ」
大和「もっとも、そうなったら私たちは役には立たないですけど」
武蔵「海の上にない艦娘などせいぜい砲塔替わりぐらいか?」
吹雪「艦娘としての利点をほとんど潰すようなものですしね」
提督「とりあえず後で大淀に聞いてみよう。そういうことには詳しいはずだしな」
加賀「それが賢明ですね」
43 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/07/14(木) 00:28:49.69 ID:EFwGepCto
提督「ところで…さっきから雪風が見当たらないんだが?一応この件の主役だろ」キョロキョロ
白雪「あっ、雪風ちゃんなら今黒潮さんと初風さんが慰めてます」
提督「???なんでまた」
白雪「ちょっと待っててください。今呼んできます」
提督「あ、ああ。頼む」
ユキカゼチャン、テイトクガキタカライカナイト、ホラ
提督「…いったい何があったってんだ?」
黒潮「おー、指令はん。お待たせー」
初風「ほら、雪風もいい加減泣き止みなさいよ」
雪風「うっ、うぅぅぅ…」
提督「おいおい、どうした雪風?」
雪風「ご、ごめんなさい…しれぇ」グスッ
雪風「雪風は、や、役に立てませんでしたぁぁぁ…」ビェェェェェン!!
提督「…へ?」
44 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/07/14(木) 00:34:26.03 ID:EFwGepCto
黒潮「あー、ちょっとウチたちが説明させてもらうわ」
黒潮「雪風はな、提督のため、というより鎮守府のみんなのために資源を掘り出そうとしていたわけや」
初風「それで結果は何もなし。というより長門さんたちまで巻き込んでこんなに大事にしてしまったのを後悔してるわけ」
黒潮「いやー、ウチたちがそんなことないって言っても自分が悪いって自分を責めるばっかりでな」
初風「まあ実際大事にはなったけどは事実だけど」
初風「けど、雪風一人で背負い込むことはないのに…」
提督「………」
雪風「ごめんなさい。ごめんなさい…ごめんなさい…」
提督「…雪風」ナデナデ
雪風「ふぇっ?」
45 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/07/14(木) 00:43:12.45 ID:EFwGepCto
提督「雪風、俺はな、雪風がみんなのことを思ってやってくれたことを責めるほど愚かじゃないぞ」ナデナデ
提督「結果的には雪風が思っていたようなことにならなかったにしてもだ」ナデナデ
雪風「し、しれぇ…」
提督「それにすごいじゃないか。過程はどうあれ温泉なんて掘り当てたんだ。もっと自慢してもいいんだぞ」
提督「だからな雪風。もう泣かなくていいんだ…な?」
雪風「し、し、しれぇぇぇぇぇぇ!!!!」ギューッ
提督「よしよし、よく頑張ったぞ。雪風」
長門「…まるで親子みたいだな」
陸奥「そうね。ちょっと過保護かもしれないけど」
加賀「…さすがですね提督」
提督「なに、頑張ったのは事実だろ。俺はそこをちゃんと褒めただけだよ」
加賀「…ええ、確かにそうです」
46 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/07/14(木) 00:45:04.46 ID:UjQOdUuZ0
雪風かわいい
47 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/07/14(木) 00:48:22.95 ID:EFwGepCto
加賀「確かにそうなんですが…」チラッ
提督「…えっ?」クルッ
陽炎s「「「「「「………」」」」」」ジトーッ
加賀「それを言うならあの子たちも頑張ったのでは?」
提督「…あっ」
吹雪「ええ、確かに雪風ちゃんが一番の功労者だと思いますよ。ええ」
白雪「けど私たちも頑張りましたよね。穴掘りは本当に重労働ですしたし」
初風「えこひいき、とまでは言わないけどひどい話よね」
陽炎「あー、このままだと筋肉痛でこれからの出撃に影響しそうだわー、どうしよー」
黒潮「そうやなー、そうそう疲れには甘いものがええって話やでー」
不知火「ほう、それは耳よりな話ですね。まあ今の状況ではそのようなことは望めないでしょうが」
加賀「…とのことですが」
48 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/07/14(木) 00:56:25.01 ID:EFwGepCto
提督「わ、悪い、みんなのことを忘れてたわけじゃないんだ。いや本当にだぞ」
初風「本当に〜?」
提督「ほ、本当だぞ!!よーし、お祝いもかねて今から間宮にいってみんなでアイスでも食べようか!!もちろん俺のおごりだぞ」
陽炎「とか言ってごまかそうとしてない?」
提督「そ、そんなわけないだろ。よ、よし、それなら特別におかわりも好きなだけ許可しよう」
黒潮「ほんまかいな!!」
提督「あ、あぁ…好きなだけ堪能してくれ」
陽炎s「「「「「「「やったーーーー!!」」」」」」」
提督「ふぅ、やれやれ……ん?」ガシッ
長門「…提督、確かに雪風が発見した。そして陽炎たちが掘った。ここまではいい」ジトー
武蔵「しかし結果的に掘り当てたのは私たちだ。そうだろう。なら…な?」ジトー
提督「お前たちもアイスが欲しいんか」
長門「甘いものは好物だ」
武蔵「アイスとならば尚更な」
提督「わかったわかった。長門たちの分も用意するさ」
大和「あ、なら私もご相伴にあずかりたいのですが」
陸奥「あっ、ならあたしもー」
提督「って大和たちもかいっ!!」
49 :
◆KObYJPvVwhMN
[sage]:2016/07/14(木) 00:58:01.23 ID:EFwGepCto
今日はここまでです
それでは、また
50 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/07/14(木) 06:01:57.42 ID:K0+z1oRD0
乙
51 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/07/14(木) 09:20:47.26 ID:v1BwKQ3XO
乙!
52 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/07/14(木) 11:59:38.30 ID:0VaPDWLk0
ぐらーふにアイオワに新規艦も増えてるのか乙
53 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/07/15(金) 00:46:10.91 ID:M/zEGGeEo
〜 〜 〜
提督「はぁ…アイスとはいえあの人数分をおごると出費が痛いな」ハァッ
加賀「まあ結果的にみんなが喜ぶ結果になったのですからよかったのでは?」
提督「…そういえばどさくさ紛れに加賀もアイスを食べてたよな?しかも支払いは俺持ちで」ギロッ
加賀「………のワの?」
提督「ベタなごまかし方をするな!!」
加賀「あの状況は仕方ありません。みんなが美味しそうにアイスを食べてるのに私だけ食べれないなんて拷問ではないですか」
提督「だったら自分で買えばいいだろうが」
加賀「いや、ノリ的に提督に支払いをお願いしても何とかなると思いまして」
提督「……まぁいい。もう終わったことだ」
加賀「では改めてご馳走様でした、提督」ペコリ
提督「いっとくけど次はないからな」
54 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/07/15(金) 00:49:53.15 ID:M/zEGGeEo
提督「しかし、問題はあれをどうするかだな」
加賀「?どうするって、安全性が確認できたらそのまま入浴できるようにすればいいのでは」
提督「もちろんそうするつもりだ。けどあのままじゃただの掘り出したままの泥風呂になるぞ」
提督「それに野晒しのまま入るっていうのも加賀達だっていやだろ?」
加賀「…確かに」
提督「一番いいのが専門の職人さんでも呼んで改装してもらうのがいいんだろうがさすがにそんなことはできないしな」
提督「いくら鎮守府内の敷地で掘り出したものとはいえ、そんな娯楽まがいのことを上が承認するとも思えないし」
提督「とはいえこればっかりは素人の俺ではどうにもならないのがなぁ…」
加賀「一応聞いておきたいのですが提督は建築等の経験は?」
提督「子供が作る積み木細工ぐらいしかできん」
加賀「ですよね……さて、困りましたね」
55 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/07/15(金) 00:54:43.60 ID:M/zEGGeEo
???「ふふふ、お困りですね。提督さん」スッ
加賀「!!誰っ!?」
???「誰とはこれまた失礼な。いつも一緒にいるじゃないですか」
???「しかし提督。建築、建造というのに私たちの事をお忘れでは?」
提督「あ、あなた達は…!!」
???「そう、この鎮守府にその妖精ありと言われている!!」
妖精s「「「われら、工廠妖精におまかせあれ!!!」」」ババーーン!!
加賀「た、確かに装備を一瞬で用意したり建造を数時間で行ってくれてはいますが…」
提督「いや、疑ってるわけではないんですが温泉なんて畑違いもいいところでは?」
妖精A「提督さん、うちらをなめてもらっては困るでー?」
妖精B「確かに畑違いなのは認めます。ただ、だからと言ってできないなんてことはないんですのよ」
妖精C「むしろ難解だとしたらこちらから望むところ…狂気の沙汰ほど面白い…!!」
提督「なんで一人だけ福本口調なんですか」
56 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/07/15(金) 01:02:57.34 ID:M/zEGGeEo
加賀「まあそれは置いといて、確かに建築というのなら間違いなく信頼はできますね」
提督「…むぅ、確かにな」
妖精B「まあ、提督さんたちが間違いなく満足できるものを用意できる自信はありますよ?」
提督「うーん、では申し訳ないのですが一つお願いできないでしょうか」
妖精A「毎度ー!!…っていいたいところなんやけど」
提督「ん?どうかしましたか」
妖精A「いやー、先立つものっていうかな、建造前に対価をいただきたいんや」
提督「対価?」
妖精B「まあ平たく言えば設備作成用の資材、及び私たちの給料ですね」
妖精C「仕事には対価が伴う…それはつまり仕事に対して責任を負うということ…!!これが私たちの出す条件…!!」
加賀「さっきは置いときましたが本当にあなたの口調は何を目指しているんですか」
57 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/07/15(金) 01:07:25.14 ID:M/zEGGeEo
提督「…まあ、こっちもただ働きしてもらうのも悪いと思うし別にそのあたりは構わないですが、実際どのぐらい必要なのですか?」
妖精B「えーっとですね、こちらに資料が用意してありますのでこれを見てお選びください」バサッ
加賀「えらく用意がいいですね」
妖精C「用意しておいた…こんなことがあろうかと!!」
提督「えーっと、何々…」
〜作成費用に対する温泉の完成図〜
○資材各1000 ドラム缶1缶
○資材各5000 ドラム缶6缶+簡易テント
○資材各10000 普通の温泉
○資材各30000 ちょっと大きめの温泉
○資材各50000 入渠場くらいの温泉
○資材各100000 ちょっとした旅館の温泉
○資材各200000 ???(オマケつき!!!)
※支払いは一括でお願いします 工廠妖精一同
提督「…なんですかこれ?」
58 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/07/15(金) 01:13:24.15 ID:M/zEGGeEo
妖精A「まあ見てもらったまんまやな。その資材に対して用意できるプランやで」
提督「まあいろいろと言いたいことはあるんですが…まずなんですかこのドラム缶っていうのは」
妖精C「名前の通りドラム缶風呂…!!缶に湯を張り入浴するだけ…実にシンプル…」
提督「もうそれ温泉でもなんでもないですよね」
妖精C「予算には予算に見合ったもの…所詮低予算プラン、甘えを捨てろ…!!」
提督「…で、流石にドラム缶を超えるとまともなものになっていくと。それなりに資材はかかりますが」
妖精B「といっても過度な期待はしないでくださいね。大体名前の通りですから」
提督「それにしても、最後のはなんなんですか?説明もないですし資材は法外ですし」
妖精B「失礼ですが法外ではないですよ。それに見合うものを、間違いなく、用意させていただきます。サプライズ的なものもあるのでですので詳しい内容は書きませんでしたが」
提督「しかしこんな膨大な資材、うちではとてもなぁ…」
59 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/07/15(金) 01:18:08.58 ID:M/zEGGeEo
妖精C「提督…嘘はいけない…」ニヤッ
妖精C「貴方は用意できるはず…しかも一括で!!」
提督「!?」
加賀「ああ、確かに今の資材量ならぎりぎり用意できますね」
提督「いや、あくまでそれは次の大規模作戦に備えてだな…流石にそれを使うわけにはな」
妖精A「じゃあその資材いつ使うの?」
妖精s「「「今でしょ!!」」」
提督「何言ってんですか!!」
加賀「もうこのネタも古いですね」
妖精C「いずれにせよ、最終的に決めるのは提督自信…こちらはそれに応えて、用意するだけ…!!」
60 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/07/15(金) 01:28:04.97 ID:M/zEGGeEo
〜 その時 提督室の外では 〜
???「むむむ、どうやらあれをどうするかについて何か話してるみたいね」
???「贅沢かもしれないけどできればいいお風呂ができるといいのです」
???「けど最終的に決めるのは提督だ、私たちにできることは流石にないよ」
???「それでもドラム缶とかは絶対にイヤよ!!レディが入るお風呂じゃないもの」
???「ドラム缶とレディの関係性がわからないけど確かにそうだね」
???「…!!そうだ!!こうこうこうしない?」ゴニョゴニョ
???「!!名案なのです」
???「成程、悪くないわ」
???「じゃあ私はちょっと他の子たちを呼んでくるわねー」
???「ああ、気を付けて」
61 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/07/15(金) 01:30:20.17 ID:M/zEGGeEo
〜 〜 〜
妖精A「というわけで提督はん。どれにするー?」
提督「うーん、ちょっと待ってくれ…」
妖精B「ええ、どうぞ」
提督『まずは最後のだが…まずないな。内容はともかく資源がすっからかんになったらこれからの攻略に支障がでるかもしれない』
提督『とはいえドラム缶は論外。というよりドラム缶なんか用意した日には艦娘総出でストでも起こされかねんしな』
提督『となると大体絞られるわけだが、まあうちには入渠場もあることだしそこまで大きいのはいらないだろ』
妖精B「提督さん、お決まりになりましたか?」
提督「ああ、それじゃあこの真ん中の普通の温泉d」ガタッ!
提督「?がたっ???」チラッ
62 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/07/15(金) 01:33:35.85 ID:M/zEGGeEo
〜参考BGM
http://www.nicovideo.jp/watch/nm8517016?ref=search_key_video
〜
ジーッ
雷 電 響 暁 「「「「」」」」ジーッ
提督「!!!」 ビクッ!!
加賀「…?どうしたんですか、何か動揺していますが」
提督「!!ちょ、ちょっとタンマ!!」
妖精A「はいはーい、考えなおすのも自由やでー」
提督『なんだ、あの何かを訴えかけるような目線は!?』
提督『あれか、もう少し高いのがいいってか!!しかし、うちの財政ではこれ以上は…』
提督「う、うぅぅん…」
提督『し、仕方ない。ワンランク上げて入渠場サイズにしよう』
提督『上手くいけば入渠代わりにも使えるかもしれないしな…うん、そうしよう』
63 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/07/15(金) 01:38:37.07 ID:M/zEGGeEo
提督「失礼、じゃあ資材50000の入渠場サイズで…」
〜 参考BGM 略 〜
ジーッ
提督『また視線を感じる…しかし、もう次はごまかされんぞ、たとえ第六駆逐隊がいたとしても…』クルッ
暁型 初春型 白露型「「「」」」ジトーッ
提督「ぐふぉっ!?」
加賀「てっ、提督!?さっきからなにか動きがおかしいですが大丈夫ですか」
妖精C「ククク…なにかに踊らされてる…見えざる手に…!!」
提督『なっ、なっ、なっ…』
提督『なんか増えてるーーー!!!』
提督「すいません、ストップ、ストップで!!」
提督『なんで、なんで増えてるんねん!!っていうか話し広まるの早くね!?』
提督『というより物量で押すのは卑怯やろ!あんな視線を浴びせられて俺にどないしろっていうんや!』
提督『…ランクアップの要望だよな、絶対に…あの視線は』
提督『分かった。飲むさ。だから頼む、これで満足してくれ…!!』
64 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/07/15(金) 01:42:19.47 ID:M/zEGGeEo
提督「……で、では二番目の大きめの温泉場で…」
〜 参考BGM って言うかこれお父さん犬の先駆けだよね 〜
ジーッ
提督『……』
提督『…ああ、理解してたさ。たぶんこんな展開になるだろってね』
提督『けど、まさか全員とかそんな訳の分からない展開はないだろう…だよな』クルッ
駆逐艦全員「「「「「「「」」」」」」」ジトーッ
提督「 」チーン
加賀「提督…ああ、今ようやく理解できました」チラッ
提督「………」
妖精C「さあ、ここが正念場…この視線を浴びてもなお鬼となるか、はたまた聖人となるか…!?」
妖精B「こっちとしてはそろそろ決めてほしいんですけどー」
妖精A「さあさあ提督はん、どないします?」ニヤニヤ
65 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/07/15(金) 01:44:53.91 ID:M/zEGGeEo
提督「………」プッチーン
提督「い、一番…」
妖精B「一番?」
提督「一番高いプランで頼むわこんちくしょーーーー!!!」
妖精s「「「毎度ありー!!」」」
駆逐艦全員「「「「「「「バンザーイ!バンザーイ!!!」」」」」」」キャキャ!
加賀「提督…」
提督「ハハハ、あんなに純粋で無邪気な視線の暴力には勝てなかったよ…」
妖精B「それでは倉庫から資材を回収し終わったらすぐに作業に取り掛かりますね」
妖精C「しかし、これだけは言っておく…私たち嘘はつかない。資源に見合う価値のあるものを作り上げると…!!」
妖精A「ほな、ウチラは作業があるんでこれで失礼するでー」
妖精B「それでは、私たちも頑張りましょうか」
妖精s「「「おーっ!!」」」
66 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/07/15(金) 01:50:13.30 ID:4cSkywwnO
67 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/07/15(金) 01:53:30.27 ID:M/zEGGeEo
大淀「あら、なにやら大変なことになったみたいですね」ガチャッ
提督「大淀さんですか…ええ、大変なことになりましたよ。主に資源が」
大淀「まあまあ、またいいことがありますって。ところで提督。一つお願いがあるのですが」
提督「なんですか?資材以外でしたら大丈夫ですよ」
大淀「いえ、施設の建造に辺り大本営に報告書を提出しなくてはいけないのでいくつかの書類に記入をお願いできないでしょうか」
提督「あー、やっぱりそういうのって必要なんですか」
大淀「はい、流石に勝手に建築すると後で何を言われるか分からないので」
提督「となると妖精さんに行って建造のほうは止めてもらったほうがいいですかね、いつ許可がおりるか分からないですし」
大淀「大丈夫ですよ、その辺りは私が調整しておきますから」
提督「分かりました。では申し訳ないのですがその辺りはお願いいたします」
68 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/07/15(金) 01:56:54.51 ID:M/zEGGeEo
提督「それとこれは私が言っても効果があるかわからないですが、できればうちの鎮守部のみで使いたいのでそのあたりを調整してくれとありがたいのですが」
加賀「またずいぶん限定的にするんですね」
提督「いや、万が一だがお偉いさんが集まるようになったらそっちを優先しないといけないだろ?」
提督「いずれはそれでもいいと思うが、せめてこの戦闘の間ぐらいはみんな専用にしてやりたくてな」
大淀「ふふっ、優しいんですね。提督も」
提督「本当は率先してご機嫌取りにでも使えばいいんでしょうが、私にはそんな気がないものでして」
大淀「了解しました。まあできるだけ提督の希望に添えるよう伝えておきます」
提督「ええ、よろしくお願いいたします」
加賀「とりあえず現状できることはこれぐらいでしょうか」
提督「そうだな。はぁ…しかしどうなることやら」
加賀「そうですね。とりあえずは資源集めから始めましょうか」
提督「だな」
69 :
◆KObYJPvVwhMN
[sage]:2016/07/15(金) 01:58:16.87 ID:M/zEGGeEo
今日はここまでです
しかし連日の深夜更新は堪えますね
実際もっと早い時間から投下できれば楽なんですがなかなか時間的に難しいものでして…まあ愚痴にしかなりませんが
それでは、また
70 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/07/15(金) 02:31:02.30 ID:sOM/3AP7o
乙!
無理しないでね
71 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/07/15(金) 04:49:25.96 ID:oYAQ9gYr0
乙です。
追加されてる部分を探すのも楽しいかもしれない、そして妖精Cは相変わらずその口調か。
72 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/07/15(金) 09:36:04.24 ID:BcYf60NEo
>>69
リトライktkr
今でしょの下りはたしかに元スレの時はなかった気がw
あと、投下時間やペースは
>>1
の負担の無いようにしてくだされ。
妖精C変わんねーなーw
73 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/07/15(金) 09:55:20.65 ID:ByapbKFSO
乙です
74 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/07/15(金) 19:48:21.79 ID:UYS10Fv/O
乙
実はこのアイフルのくだりが一番好きだったりしてw
75 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/07/16(土) 00:26:18.76 ID:bCOHM2vNo
〜 数日後 〜
カーンカーンカーン! ハイ、ドイタドイター!
加賀「今日も早くから妖精さんたちが工事作業をしてますね」
提督「あの後すぐに足場を組んだりしてあっという間に作業場が完成したからな。流石というかなんというか」
加賀「そのせいで工廠がしばらくの間使用不可になるとは思いもしませんでしたが」
提督「なんでも工廠妖精さん総出で作業するかららしいが、幸いこっちは今のところ装備に不足はないからそこまで問題はないがな」
加賀「それ以前に装備を開発する資材がありませんけど」
提督「それを言うな」
加賀「しかし、あれだけ駆逐艦の子たちの視線をあびれば提督の決断も無理もないかと思いますよ」
提督「…いや、あれは反則だよなぁ…」
加賀「ですね」
76 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/07/16(土) 00:32:49.68 ID:bCOHM2vNo
加賀「もっとも、今回の一件一番災難を被ったのは潜水艦の皆さんかもしれませんが」
提督「いや、遠征以外に失った資源を戻すのにはあの一帯での哨戒クルージングは一番効率のいい方法だしそれは加賀もわかるだろ?」
加賀「もちろん分かりますよ。潜水艦による敵補給艦の撃滅及び資源回収。効率面から考えてもこれは燃費のかさむ私たちにはできないことです」
提督「だろ?だからまあ」
加賀「とはいえ普段の倍以上のクルージングは流石に酷だと思いますが」
提督「…あとでお詫びじゃないけど間宮券を配りに行こうと思ってるんだが許してくれるかな?」
加賀「まあ今の事情を知らないわけではないでしょうから許してくれると思いますよ」
提督「一応遠征部隊の皆にも普段以上の輸送任務をお願いしてるけど、まだまだ目標は遠いなぁ…」ハァ
加賀「いっそ資材も湧いてくる温泉だったらよかったですね」
提督「それはそれで怖そうだがな」
77 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/07/16(土) 00:41:47.34 ID:bCOHM2vNo
加賀「そういえば提督、昨日鳥海さんと霧島さんに何かを依頼していましたが何かあったんですか?」
提督「ああ、雪風が掘り当てた温泉の調査をしてもらおうと思って」
加賀「調査ですか?」
提督「そうそう、調査といっても源泉の温度とか効能とかその辺だけど」
提督「まぁ長門達が浴びても問題なかったみたいだから大丈夫だとは思うが念には念を入れとこうと思って」
加賀「それであの二人ですか」
提督「あの二人ならある程度正確なデータを用意してくれそうだろ。実際頭脳面では二人とも優秀だしな」
加賀「戦闘に関しては完全な肉弾戦派ですけどね」
提督「計算したら殴ったほうが早いって結論になったんだろ、たぶん」
78 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/07/16(土) 00:48:47.47 ID:bCOHM2vNo
提督「一応妖精さんにも事情を説明して二人が来たら協力してやってほしいって頼んだから今日中にはデータができるとおもうぞ」
加賀「いや、いくら何でも流石にそれは…」
提督「いや、俺もそう思ったんだが妖精さんが『できらぁ!!』って言ってたからなぁ…」
加賀「…何者なんですかね、妖精さんって」
提督「知らん」コンコン
提督「…っと、まさか噂をすればってやつか、どうぞ」ガチャッ
大淀「失礼します、提督」
加賀「よかった、大淀さんでしたか」
大淀「?何かあったんですか」
提督「いや、こっちの話です」
大淀「???まあ提督がそういうのならそれでいいですが。それで提督。一つお知らせすることがありまして」
79 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/07/16(土) 00:58:53.17 ID:bCOHM2vNo
提督「お知らせ?あー、あの上に提出する書類の件ですか」
加賀「あの後上に出す用の書類を結構な数を書きましたからもしかしたらそれの不備ですか?」
提督「もしくはその次に出す書類の作成か?まったく役所仕事というかなんというか…」
加賀「まあこういうものは時間がかかるものですし」
提督「まっ、まだまだ工事は続きそうだしそこまで急がなくてもいいか」
大淀「あー、いや、そうではなくてですね」
提督「ん?」
大淀「書類による手続き、及び大本営からの許可。すべていただきました。オールオッケーです」
加賀「………」
提督「………はいっ?」
80 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/07/16(土) 01:07:09.87 ID:bCOHM2vNo
大淀「それで最終確認として提督に確認してもらおうと思いまして…で、それがこちらになります」バサッ
加賀「失礼…これは、本当、みたいですね」パラパラ
提督「…マジだ。全部チェックが入ってるわ」パラパラ
大淀「はい、これで建築に関する問題は大体なくなったと思いますが」
加賀「いや、確かにそうですけどまだ提出する書類を書いてから数日しか経ってませんよね」
提督「というか普通書類とかだけじゃなく色々と申請なり調査なりがあるんじゃないんですか?なんでこんなに早く」
大淀「そうですね…まああえて言うなら向こうの皆さんが 熱 心 に 仕事をしてくれたおかげでしょうか?」ニコッ
提督「 」
加賀「 」
81 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/07/16(土) 01:15:08.97 ID:bCOHM2vNo
提督「お、大淀…さん、何か、なさったんでしょうか?」
大淀「いえ、私は特に何も?」
大淀「ただこちらとしては こ の 鎮 守 府 の 重 要 性 を少し説明したら皆さん熱心に仕事をしてくださっただけですよ」
加賀「えっと、それって脅しってことでは」
大淀「脅しだなんてそんな、まあもしかしたら向こうは私たちが 反 乱で も す る の かと思ったのかもしれませんね」ニコニコ
大淀「私がしたことと言ったら少しだけ 何 か あ っ た 場 合 の 危 険 性 を オ ー バ ー に説明した…それだけです」ニコニコ
大淀「そうそう、提督が心配したように完成した施設を全体の療養所にする等の 勝 手 な こ と を 言ってきましたのでそのようなことがないように少しだけ お 願 い してきました」ニコニコ
大淀「なので提督の懸念していた事態もないと思います、これで一安心ですね」ニコニコ
提督「………」
加賀「………」
提督「……なあ加賀」
加賀「はい」
提督「今ほど大淀さんが味方でよかったと思ったことはないわ」
加賀「奇遇ですね。私もです」
82 :
◆KObYJPvVwhMN
[sage]:2016/07/16(土) 01:16:26.97 ID:bCOHM2vNo
今日はここまでです
大淀さんは裏表のない素敵な人です
それでは、また
83 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/07/16(土) 01:43:22.48 ID:UQFW26wY0
裏表の無い、おおよどのおもて(表)なしの精神
84 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/07/16(土) 01:47:52.01 ID:o8awqx2bO
表裏のない・・・
つまり大淀はどっちが胸でどっちが背中か分からn
85 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/07/16(土) 02:01:15.49 ID:hJQ9xgzAO
おい、
>>84
の方に凄まじい量の砲弾が飛んでったぞ
86 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/07/16(土) 02:53:59.10 ID:phwUxkITO
>>84
バカだなぁそんなの一発で分かるだろ?揉んでみて凹凸が大きめなら表だよ
87 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/07/16(土) 02:55:02.45 ID:XW7RSQDJo
>>84
無茶しやがって・・・
88 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/07/16(土) 02:57:37.55 ID:Cj384AVpO
まな板の上にレーズンが二つ
89 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/07/16(土) 05:59:07.73 ID:8edtrkBno
つまり
>>88
の状態でRJは100%の完成d
90 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/07/16(土) 17:10:47.74 ID:OkxmJ9hH0
>>89
馬鹿だなぁ、そこは大ほ(ゴシャァ
91 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/07/16(土) 20:18:13.54 ID:kBMaOHLjO
おまいら…
貧乳はステータスなんだから馬鹿にするんじゃないよ!!
92 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/07/16(土) 21:31:33.41 ID:bCOHM2vNo
; ._..__Λ_..__ ・ ;
; /; ::::\; :
;:/ :: 。・ :: :;;;;ヽ : ・
/ :: 。 ・ ::: | ;
; ⌒⌒⌒⌒||⌒⌒⌒⌒ ;
; ___ ||
ヽ==@==|| ∧___∧
;・ (´・ω・ ||(´・ω・`) なにやらひどい差別があると聞いてきましたが
; ( .つO(つ■∪ 少しお時間よろしいでしょうか?
: u−u´ .`u−u
…すいません、話の流れ的になんとなくやってみたくなりました
今日もまた深夜投稿予定です
93 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/07/16(土) 22:08:10.09 ID:HBU+niey0
いや、これは差別ではなく事実d(文面はここで途切れている)
94 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/07/16(土) 23:12:44.26 ID:UK2l+Q2AO
sagaは半角
95 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/07/17(日) 00:29:49.78 ID:1xQv+eSBo
大淀「あら、提督も大袈裟ですね」
提督「いや、決して大袈裟じゃないんですが…」コンコン
鳥海「失礼します提督」ガチャッ
霧島「先日頼まれた温泉の調査の件で報告に上がりました…あら」
鳥海「なんだかすごい空気ですが何かあったんですか?」
提督「あ、えーと。なんでもないよ」
加賀「そうですね、ちょっと身の危険を感じたぐらいで」
霧島「…まあ提督がそういうのなら」
大淀「私のほうも提督に報告することは終わりましたのでどうぞ」
加賀「それにしても早かったですね」
霧島「ええ、妖精さんがだいぶ資料をまとめていてくれてたので調査自体はスムーズに進みました」
鳥海「多少想定外なこともありましたが、それは後で報告することにします」
96 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/07/17(日) 00:38:59.33 ID:1xQv+eSBo
提督「想定外?」
大淀「お二人がそういうとは珍しいですね」
霧島「いえ、本当に私たちも本当に驚いたので…まあ置いておきましょう」
鳥海「えーと、では改めまして温泉の内容ですが」
霧島「源泉の温度は60℃とやや高めですが有害成分の混入など入浴の妨げになりそうなものはほぼ見られません」
霧島「また湯量のほうにつきましても妖精さんの話だと安定して湧き出ているため源泉がそう尽きることはないだろうとのことです」
鳥海「むしろなんでこんな源泉が今まで見つからなかったのかと不思議がっていましたが」
提督「やっぱ雪風の力か?」
鳥海「流石に私たちでもそこまではわかりませんが…どうですかね」
加賀「しかしこれで温泉に関する心配事は解消されたのですから喜んでいいのでは」
97 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/07/17(日) 00:43:44.48 ID:1xQv+eSBo
霧島「あー、申し訳ありません。心配事について一つだけお伝えしたことがありまして」
提督「うん?」
大淀「まだ何かあるのですか」
鳥海「いえ、先ほどお伝えしなかった温泉の効能についてなんですが」
提督「あー、肩こりリウマチに効くとかそういうやつか」
大淀「私としても肩こりに効くかどうかは知りたいですね。事務仕事が多いのでどうしても疲れますし」
加賀「疲労を和らげる効果があるのならその分鍛錬も有効にできますね」
霧島「えっとですね、その効能なんですが…」
鳥海「………測定、不能でした」
提督「……はい?」
98 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/07/17(日) 00:49:25.50 ID:1xQv+eSBo
加賀「いや、測定不能とはわけがわからないのですが」
霧島「正確には様々な有効成分がこれでもかと含まれていまして、大体なんにでも効いてしまうため何に効くのかがわからない状態です」
鳥海「高速修復材とまでいってしまいますと少し大げさですが、それに近いものはあると思います」
提督「…それって、人が入っても大丈夫なのか?」
霧島「ええ、その辺は確認しましたので大丈夫です。大丈夫ですが…なんなんでしょうね、これ」
鳥海「なんていいますか…こんな温泉前代未聞です」
大淀「そこまで言い切ってしまいますか」
霧島「はい。これに関しては妖精さんたちもお手上げでした」
加賀「妖精さんたちがお手上げってどれだけすごいのですか?」
鳥海「…私たちもそう思いまして、とりあえずどれだけすごいのかを確認してもらうために潜水部隊の皆さんに協力してもらったのですが」
99 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/07/17(日) 00:54:37.74 ID:1xQv+eSBo
〜 〜 〜
ゴーヤ「…はぁ!?ゴーヤたちにそのドラム缶風呂に入れと?」ギロッ!!
ろー「で、でっち、怒ってるて!!」
ゴーヤ「ふん、別に怒ってないでち」
霧島「申し訳ありません。しかし温泉の効能がどれぐらい効果があるのかを確かめたいものでして」
イムヤ「まあ、協力自体は別に構わないんだけど」
イク「正直その少しの時間でも休憩が欲しいの」
ハチ「普段の二倍以上のスケジュールでの働きで本を読む時間すらないし…」
シオイ「できれば他の人にお願いしたいんですが」
鳥海「いえ、温泉の効能としても疲労回復にもかなりの効果があるらしいので皆さんの疲労も癒されるかと思いますよ」
ゴーヤ「ふん、そんなのガマの油並みに信用できないでち」
ろー「???がま、アブラ???」
ハチ「ろーちゃん。日本のたとえだよ」
イク「それにしてもゴーヤも変な例えをするのね」
100 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/07/17(日) 01:01:51.88 ID:1xQv+eSBo
イムヤ「けどものは試しに入ってみる?最悪のぼせたらさらに休憩できそうだし」
シオイ「そうだね、いっそのぼせるようにいっそもぐっちゃおうかな?」
ハチ「ドラム缶の中でもぐったら間違いなく頭をぶつけるからやめたほうがいいよ」
イク「そもそもいくら調査といってもドラム缶風呂はどうかと思うの」
鳥海「申し訳ございません、なにぶん時間がなかったものですので」
シオイ「まあこういうのもたまにはいいんじゃないの?ちょっとキャンプっぽくってさ」
ろー「うん、ろーちゃんもやってみたいですって!!」
霧島「すいません、ご協力感謝します」
ろー「ねっ、でっちも入ろ?ねっ!!」
ゴーヤ「でっちじゃないでち…はぁ、仕方ないでちねぇ」ブツブツ
101 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/07/17(日) 01:07:35.66 ID:1xQv+eSBo
参考BGM
http://www.nicovideo.jp/watch/sm22929175?playlist_type=deflist&mylist_sort=1&ref=my_deflist_s1_p1_n101
シオイ「ふぁー!!いいお湯だったーーー!!!」ザバーン!!
霧島「協力ありがとうございました。それで、体調のほうはどうですか?」
イク「びっくりするぐらいバッチリなの!!」キラキラ
イムヤ「いや、こんな短時間で効果があるかと思ったけどこれはすごいわ」キラキラ
ハチ「体が軽い…こんな気持ちになったの初めて」キラキラ
イク「いくら体が軽くなったかと言って余計なフラグは立てなくてもいいの」
シオイ「けど本当にこのお湯すごいですよ!晴嵐さんもこんなに喜んでるし」キララ
イムヤ「それはそれで本当に大丈夫なの?」
鳥海「では皆さん体調のほうの回復はかなりされたということで」
ろー「はいっ!!ろーちゃん達もばっちり回復しました!!ね、でっち」キラキラ
ゴーヤ「………」キラキラ
102 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/07/17(日) 01:12:14.57 ID:1xQv+eSBo
ろー「…?で、でっち?」
霧島「ゴーヤさん!?何か具合でも悪くなt」
ゴーヤ「でちぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!」グォォォォォォ!!!
鳥海「!!!」
ゴーヤ「んーっ!!馴染む、実に馴染むでち!」
イムヤ「何がそんなに馴染んだのよ」
シオイ「と、とりあえず気分が悪くなったってことではなさそうだね」
ゴーヤ「気分が悪い?否っ!!否でち!!」
ゴーヤ「そう、この気持ち!!最高にハイってやつでちぃぃぃぃ!!!」
ハチ「なんかジョジョっぽいことを言い出したけど…」
ろー「で、でっち、落ち着いてって!!」
103 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/07/17(日) 01:16:46.52 ID:1xQv+eSBo
ゴーヤ「落ち着いていられないでち!!この勢いならオリョール海を単独完全攻略も可能!!」
ゴーヤ「待ってろ深海棲艦!!ゴーヤが正義の鉄槌を下してやるでちぃぃぃぃぃぃ!!!」ドドドドドドド
霧島「………」ポカーン
鳥海「………」ポカーン
イムヤ「…ねぇ、ゴーヤに何があったかわかる?」
シオイ「た、たぶん一番疲れていたから一番温泉での疲労回復が多くて、それであんなテンションになったんだと思うよ」
ハチ「刃牙でいうところの毒手から回復した後に砂糖水をがぶ飲みして体力を回復させたような感じかな」
イク「まぁイクたちも体調が回復したから気持ちもわからないこともないけど」
ロー「で、でっち…別人みたい」
イク「まあ気のすむまで回ってくれば頭も冷えると思うの」
104 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/07/17(日) 01:21:25.01 ID:1xQv+eSBo
〜 〜 〜
霧島「…とまあこんな感じになりまして」
鳥海「その後本当に単騎でオリョール海を周回。敵補給基地を何回か制圧した後もとの状態に戻りました」
大淀「ああ、それであんなよくわからない報告が来ていたのですか」
提督「報告って?」
大淀「いえ、あの辺りに関する任務が瞬く間に達成されたとの報告がきていたので疑問には思っていたのですが…」
霧島「たぶんそれ全部ゴーヤさんがやってくれたのだと思います」
鳥海「私たちが言っていた想定外とはそのことです」
加賀「…提督、私はよく知らないのですが温泉というのはすべてこんなものなのですか?」
提督「違う、少なくとも俺の知ってる温泉にはない」
大淀「どことなくMOTHER2の温泉を彷彿させますね」
105 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/07/17(日) 01:27:49.89 ID:1xQv+eSBo
霧島「それでは提督。私たちの報告はこれで終わりますが、最後に少しいいでしょうか?」
提督「どうした。そんなに改まって」
鳥海「いえ、今回建造している施設なんですが…」
霧島「確かにほかの人からも提督が駆逐艦の皆にねだられて資材を全投入したという話は聞いていました」
提督「ねだられてというか無言の圧力だったがな」
鳥海「それで、先ほど温泉の調査の関係で妖精さんたちの現場に入らせてもらうことができたのですが…」
霧島「明らかに資材量を超えるような巨大施設が作られていたのですけど」
提督「…はい?」
106 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/07/17(日) 01:30:57.73 ID:1xQv+eSBo
鳥海「作業自体は途中という感じでしたが、それでもかなりの大きさの鉄骨の基礎が張り巡らされていました」
霧島「まだ何とも言えませんが、もしかしたらこの鎮守府よりも大きな建物ができるのかもしれません」
提督「………」
加賀「………」
大淀「………」
鳥海「その反応を見ますと、提督さんたちも知らなかったみたいですね」
霧島「…どうします?」
提督「いや、どうしますって言われてもなぁ」
大淀「ま、まあ許可自体は取ってあるので問題はないと思いますが」
加賀「…なるようになりますよ。提督」ハァッ
107 :
◆KObYJPvVwhMN
[sage]:2016/07/17(日) 01:32:02.29 ID:1xQv+eSBo
今日はここまでです
ところで温泉の効能についてなんですが…胸の発育に効果のある温泉てないもんですね。いや深い意味はありませんが
それでは、また
108 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/07/17(日) 01:55:10.83 ID:G6tDHXKiO
乙
109 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/07/17(日) 01:57:51.05 ID:Yek/3Sjk0
乙
次の更新がッ!楽しみでたまらないッ!
でちぃぃぃぃぃぃぃぃ!!
110 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/07/17(日) 04:14:44.36 ID:YiHDPvXf0
こんなのゴーヤじゃないわ!ただのイオナよ!(戦力的な意味で)
111 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/07/17(日) 09:49:49.01 ID:f+WfDEQSO
乙でち
ゴーヤ「でちでちでちでちでちでちでちでちでちでちでちぃぃぃッ!!」
とスタープラチナ張りに魚雷撃ちまくったんだろうな
112 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/07/17(日) 10:02:10.55 ID:qw6CCo52O
乙です。
でっち……前はなかったやり取り楽しいなぁ、そういや前の時はまだ新米で5000のドラム缶とか10000のとか言ってたな……ウチの鎮守府にも200000のくれ、大和なんて都市伝説なんや……。
113 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/07/17(日) 10:41:18.02 ID:1lJWRcbJ0
胸の発育に効果のある温泉ねぇ
一時的な物でよければ一応ありますよ……子宝の湯というものが
114 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2016/07/17(日) 16:10:15.04 ID:11FhRCBZO
そのうち深海棲艦も入りに来るようになったら平和な海になるな。
115 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/07/17(日) 16:14:12.01 ID:hqxNkcS+O
>>114
うるせぇsageろks
116 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/07/18(月) 00:36:50.42 ID:ZNrVo/mQo
〜 さらに数日後 〜
シーン…
加賀「…あら、今日は工事の音がしませんね」
提督「連日の仕事だったから妖精さんたちも休みなんだろう。月月火水木金金てわけではないだろうしな」
加賀「それにしても妖精さんたちも毎日毎日カンカンと本当によく頑張ってくれてますね」
提督「ああ、資材の件はともかくとしてこちらが無理な注文をしたというのにありがたいことだよ」
提督「けど妖精さんたちが休みとなると直接妖精さんたちのところにもっていったほうがいいかなぁ」
加賀「提督、妖精さんたちに何か用事でも?」
提督「んー用事っていうかちょっと」コンコン
大淀「失礼します提督。頼まれていたものをお持ちしました」ガチャ
117 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/07/18(月) 00:45:38.51 ID:ZNrVo/mQo
提督「ああ、ありがとうございます大淀さん」
大淀「いえいえ、これぐらいお安い御用ですよ」
加賀「提督、いったい何を頼んだのですか?」
提督「いや、これだよこれ」ファサッ
加賀「これは…羊羹ですか」?
提督「それも間宮さん特製のな。ほら、頑張ってくれている妖精さんへの差し入れにしようと思ってね」
加賀「成程、そういうことでしたか」
提督「確か間宮さんの羊羹は妖精さんたちの大好物だっただろ」
加賀「というか妖精さんたちは甘いものは基本的に好きですね」
提督「だから間宮さんにお願いして用意してもらったんだ、で俺が直接取りに行きたかったんだけどちょっと手が離せなくて」
大淀「それで私が代わりに間宮さんのところに取りに行ってたんです」
118 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/07/18(月) 00:50:55.36 ID:ZNrVo/mQo
提督「妖精さんが休みだとは思ってなかったが、ちょうど休みならこれを食べてもらって十分休養を取ってもらおうか」
加賀「いいですね。きっと喜んでくれると思いますよ」
大淀「なんていっても間宮さんの羊羹は絶品ですしね」
加賀「ところで提督。差し入れにしてはずいぶん量が多いように見えますが」
提督「そりゃまあ妖精さんたち全員分ともなればこれぐらい必要だろ?それにいっぺんに食べなくてもお茶のたびに食べてもらってもいいし」
加賀「………」ジーッ
提督「悪いがやらんぞ」
加賀「失礼な、私がいつ欲しがりましたか?」
大淀「いえ、失礼ながら視線がものすごく欲しがっていましたよ」
提督「目は口程に物を言うってな」
119 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/07/18(月) 00:57:07.86 ID:ZNrVo/mQo
加賀「むぅ…とはいえ妖精さんたちの差し入れですし我慢しますか」コンコン
妖精C「失礼…提督」ガチャ
妖精A「ちょっちお邪魔するでー」
提督「おお、妖精さんたち。ちょうどよかったです」
妖精B「あら、丁度良かったとは?」
提督「いや、いまから妖精さんたちのところに伺おうと思っていたところでして」
妖精A「えっ、うちらになんか用事でもあったんかいな?」
提督「はい、せっかくの休みみたいなのでこれを食べてもらってゆっくり休んでもらおうと思いまして」
妖精C「これは……ま、まさかの間宮羊羹…!!」
妖精B「しかもこんなにたくさん、本当によろしいんですか!?」
提督「構いませんよ。これからも作業は続くでしょうしたくさん食べてください」
妖精C「何という慈悲。感謝…圧倒的感謝…!!」
120 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/07/18(月) 01:01:36.10 ID:ZNrVo/mQo
妖精A「いやー、ホンマにありがとうなー…って言いたいんやけどな」
提督「あれ、羊羹はお嫌いでしたか?」
妖精A「いや大好物や!!ってそうじゃなくってウチたちがここに来た理由なんやけど」
加賀「はい?」
妖精B「えっとですね、温泉施設の建築。すべて完了しました」
大淀「………えっ」
妖精A「まあまだ周りの覆いは外してへんけどこの後確認作業が終わったらすぐに外すから安心してーや」
加賀「 」
大淀「 」
提督「いやいやいや、何言ってるんですか!!まだ建築始めてから一週間もたってないですよね」
妖精C「ククク…そのために抜いておいた…素早い作業を可能にする手抜きのために何本か支柱を」
加賀「それ完全に駄目じゃないですか」
121 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/07/18(月) 01:07:53.20 ID:ZNrVo/mQo
妖精B「とまあ冗談は置いておきまして」
大淀「いや、むしろ冗談なんですかそれ」
提督「この速さだと手抜き工事と言われても納得しますけど」
妖精B「むー、失礼ですね。手抜き工事なんて私たちがするわけないじゃないですか」
妖精A「まあ工法その他についてはトップシークレットっつーことで一つお願いしたいんやけど」
妖精C「しかし、品質は保証する…妖精一同が自信をもって!!」
提督「…いや、正直工法がわかったところで真似できる気がしません」
加賀「いろいろと常識を覆してますからね」
大淀「また一つ妖精さんの謎が増えてしまいましたか」
122 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/07/18(月) 01:11:56.00 ID:ZNrVo/mQo
大淀「ところで確認作業とは?」
妖精A「そうそう、それなんやけどちょっとこの後時間大丈夫かいな?」
提督「時間ですが?仕事もとりあえず一区切り付きましたので大丈夫ですが」
妖精B「では加賀さんと大淀さんにもお願いしたいのですが施設の案内をしたいので一緒に来ていただけないでしょうか」
加賀「施設の案内ですが?」
妖精A「そうそう、というか案内もかねて内装や設備とかのチェックをしてもらいたいんやけど」
妖精C「我々でも確認はした。しかし、第三者との再確認は大事…見落としはあってはならない…」
加賀「はぁ…私は別に構いませんが」
大淀「施設の案内とは失礼ですがちょっと大げさすぎではないでしょうか?」
123 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/07/18(月) 01:16:56.43 ID:ZNrVo/mQo
妖精B「いえ、失礼ですが決して大げさではないですよ」
加賀「とはいえ温泉を見るだけとなると…」
提督「まあまあ、妖精さんたちが案内してくれるんだからここは一緒に行ってみようじゃないか」
提督「それに妖精さんたちの自慢の設備なんだからきっとびっくりすることがあるかもしれないぞ」
大淀「…そうですね。失礼しました。つい勝手なことを言ってしまって」
妖精C「我々は別に構わない。構わないが…びっくり、ねぇ…」ニヤニヤ
妖精A「果たして本当にビックリですむんかいなー?」ニヤニヤ
加賀「???」
大淀「???ずいぶん意味深ですね」
妖精B「まあまあ、あとは着いてみてのお楽しみというやつですよ」ニヤニヤ
提督「…なんか、とんでもないことになってるんじゃないだろうが」
124 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/07/18(月) 01:21:20.46 ID:ZNrVo/mQo
〜 〜 〜
ゴゴゴゴゴ…
大淀「 」( ゚д゚)ポカーン
加賀「 」( ゚д゚)
提督「 」( ゚д゚ ) ナニコレ
妖精C「ククク、予想通り…予想通りの反応!!」
妖精A「つーわけで、これが提督の依頼で完成させた温泉施設、いや、スパリゾートといったほうがええかな?」
妖精B「まああくまで私たちのつけた名称ですけど…」
妖精s「「「スパリゾート カンコレです!!」」」 ババーン!!
※大体鎮守府と同じぐらいの大きさです
提督「いやいやいや、なにこれ?ホテルやん!っていうか温泉ちゃうやん!?こんなんウチ依頼してへんって!?」
加賀「て、提督。理解不能すぎて口調が滅茶苦茶ですよ、まずは落ち着きましょう」
大淀「そ、そうですよ、こういう時は素数です。素数をどうかして落ち着きましょう。えーっと…」
加賀「大淀さんも落ち着いてください」
125 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/07/18(月) 01:26:28.91 ID:ZNrVo/mQo
提督「す、すまない…ちょっと取り乱してしまった」
大淀「すいません。お恥ずかしいところをお見せしてしまいまして」
妖精C「ククク…これが見たかった…愉悦、圧倒的愉悦!!」
加賀「いや、霧島さんたちの話からとんでもないことになっているとは思っていましたが本当にとんでもないことになってましたね」
提督「こんなことを聞くのもどうかと思うんですが…これ、本当に依頼した温泉ですか?」
妖精B「あら、だから言ったじゃないですか。予算に見合ったものを作ると」
妖精A「まあウチラもいろいろと頑張ったとけどなー」
大淀「あのー、明らかに予算オーバーしてる気がするんですが」
妖精A「まーまー細かいことは気にしない気にしない!!それよりも外側だけで驚いていたらこれから先が持たんでー?」
提督「これ以上驚かされる何かがあるんですか」
126 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/07/18(月) 01:31:17.63 ID:ZNrVo/mQo
妖精B「もちろんです!むしろこんなものは序の口ですよ」
加賀「…まあ、外側がこれだけ大きい以上そうなりますか」
妖精C「むしろ、これからが本番…本当のサプライズはこれから…!!」
妖精A「それにまだ肝心の温泉すら見てへんやん」
提督「ああ、そういえばそうでしたね」
妖精「さぁ、それでは改めて建物の中を案内していきますね」
大淀「…なんでしょう、だんだん怖くなってきたんですが」
提督「俺もだ。なんでだろ、こういうのって普通ワクワクするもんなのになぁ…」
加賀「自分の想像を遥かに超えたものを出させられると恐怖を感じるものなのですね」
127 :
◆KObYJPvVwhMN
[sage]:2016/07/18(月) 01:34:44.29 ID:ZNrVo/mQo
今日はここまでです
加賀さんが落ち着いてるように見えるかもしれませんが、驚きが一周して逆に冷静になった感じです
それでは、また
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