提督「鎮守府に温泉が湧いた」  (再編)

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115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/17(日) 16:14:12.01 ID:hqxNkcS+O
>>114
うるせぇsageろks
116 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/07/18(月) 00:36:50.42 ID:ZNrVo/mQo

   〜 さらに数日後  〜


シーン…



加賀「…あら、今日は工事の音がしませんね」

提督「連日の仕事だったから妖精さんたちも休みなんだろう。月月火水木金金てわけではないだろうしな」

加賀「それにしても妖精さんたちも毎日毎日カンカンと本当によく頑張ってくれてますね」

提督「ああ、資材の件はともかくとしてこちらが無理な注文をしたというのにありがたいことだよ」

提督「けど妖精さんたちが休みとなると直接妖精さんたちのところにもっていったほうがいいかなぁ」

加賀「提督、妖精さんたちに何か用事でも?」

提督「んー用事っていうかちょっと」コンコン

大淀「失礼します提督。頼まれていたものをお持ちしました」ガチャ
117 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/07/18(月) 00:45:38.51 ID:ZNrVo/mQo

提督「ああ、ありがとうございます大淀さん」

大淀「いえいえ、これぐらいお安い御用ですよ」

加賀「提督、いったい何を頼んだのですか?」

提督「いや、これだよこれ」ファサッ

加賀「これは…羊羹ですか」?

提督「それも間宮さん特製のな。ほら、頑張ってくれている妖精さんへの差し入れにしようと思ってね」

加賀「成程、そういうことでしたか」

提督「確か間宮さんの羊羹は妖精さんたちの大好物だっただろ」

加賀「というか妖精さんたちは甘いものは基本的に好きですね」

提督「だから間宮さんにお願いして用意してもらったんだ、で俺が直接取りに行きたかったんだけどちょっと手が離せなくて」

大淀「それで私が代わりに間宮さんのところに取りに行ってたんです」
118 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/07/18(月) 00:50:55.36 ID:ZNrVo/mQo

提督「妖精さんが休みだとは思ってなかったが、ちょうど休みならこれを食べてもらって十分休養を取ってもらおうか」

加賀「いいですね。きっと喜んでくれると思いますよ」

大淀「なんていっても間宮さんの羊羹は絶品ですしね」

加賀「ところで提督。差し入れにしてはずいぶん量が多いように見えますが」

提督「そりゃまあ妖精さんたち全員分ともなればこれぐらい必要だろ?それにいっぺんに食べなくてもお茶のたびに食べてもらってもいいし」

加賀「………」ジーッ

提督「悪いがやらんぞ」

加賀「失礼な、私がいつ欲しがりましたか?」

大淀「いえ、失礼ながら視線がものすごく欲しがっていましたよ」

提督「目は口程に物を言うってな」
119 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/07/18(月) 00:57:07.86 ID:ZNrVo/mQo

加賀「むぅ…とはいえ妖精さんたちの差し入れですし我慢しますか」コンコン

妖精C「失礼…提督」ガチャ

妖精A「ちょっちお邪魔するでー」

提督「おお、妖精さんたち。ちょうどよかったです」

妖精B「あら、丁度良かったとは?」

提督「いや、いまから妖精さんたちのところに伺おうと思っていたところでして」

妖精A「えっ、うちらになんか用事でもあったんかいな?」

提督「はい、せっかくの休みみたいなのでこれを食べてもらってゆっくり休んでもらおうと思いまして」

妖精C「これは……ま、まさかの間宮羊羹…!!」

妖精B「しかもこんなにたくさん、本当によろしいんですか!?」

提督「構いませんよ。これからも作業は続くでしょうしたくさん食べてください」

妖精C「何という慈悲。感謝…圧倒的感謝…!!」
120 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/07/18(月) 01:01:36.10 ID:ZNrVo/mQo

妖精A「いやー、ホンマにありがとうなー…って言いたいんやけどな」

提督「あれ、羊羹はお嫌いでしたか?」

妖精A「いや大好物や!!ってそうじゃなくってウチたちがここに来た理由なんやけど」

加賀「はい?」

妖精B「えっとですね、温泉施設の建築。すべて完了しました」

大淀「………えっ」

妖精A「まあまだ周りの覆いは外してへんけどこの後確認作業が終わったらすぐに外すから安心してーや」

加賀「       」

大淀「       」

提督「いやいやいや、何言ってるんですか!!まだ建築始めてから一週間もたってないですよね」

妖精C「ククク…そのために抜いておいた…素早い作業を可能にする手抜きのために何本か支柱を」

加賀「それ完全に駄目じゃないですか」
121 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/07/18(月) 01:07:53.20 ID:ZNrVo/mQo

妖精B「とまあ冗談は置いておきまして」

大淀「いや、むしろ冗談なんですかそれ」

提督「この速さだと手抜き工事と言われても納得しますけど」

妖精B「むー、失礼ですね。手抜き工事なんて私たちがするわけないじゃないですか」

妖精A「まあ工法その他についてはトップシークレットっつーことで一つお願いしたいんやけど」

妖精C「しかし、品質は保証する…妖精一同が自信をもって!!」

提督「…いや、正直工法がわかったところで真似できる気がしません」

加賀「いろいろと常識を覆してますからね」

大淀「また一つ妖精さんの謎が増えてしまいましたか」
122 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/07/18(月) 01:11:56.00 ID:ZNrVo/mQo

大淀「ところで確認作業とは?」

妖精A「そうそう、それなんやけどちょっとこの後時間大丈夫かいな?」

提督「時間ですが?仕事もとりあえず一区切り付きましたので大丈夫ですが」

妖精B「では加賀さんと大淀さんにもお願いしたいのですが施設の案内をしたいので一緒に来ていただけないでしょうか」

加賀「施設の案内ですが?」

妖精A「そうそう、というか案内もかねて内装や設備とかのチェックをしてもらいたいんやけど」

妖精C「我々でも確認はした。しかし、第三者との再確認は大事…見落としはあってはならない…」

加賀「はぁ…私は別に構いませんが」

大淀「施設の案内とは失礼ですがちょっと大げさすぎではないでしょうか?」
123 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/07/18(月) 01:16:56.43 ID:ZNrVo/mQo

妖精B「いえ、失礼ですが決して大げさではないですよ」

加賀「とはいえ温泉を見るだけとなると…」

提督「まあまあ、妖精さんたちが案内してくれるんだからここは一緒に行ってみようじゃないか」

提督「それに妖精さんたちの自慢の設備なんだからきっとびっくりすることがあるかもしれないぞ」

大淀「…そうですね。失礼しました。つい勝手なことを言ってしまって」

妖精C「我々は別に構わない。構わないが…びっくり、ねぇ…」ニヤニヤ

妖精A「果たして本当にビックリですむんかいなー?」ニヤニヤ

加賀「???」

大淀「???ずいぶん意味深ですね」

妖精B「まあまあ、あとは着いてみてのお楽しみというやつですよ」ニヤニヤ

提督「…なんか、とんでもないことになってるんじゃないだろうが」
124 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/07/18(月) 01:21:20.46 ID:ZNrVo/mQo

 〜  〜  〜

ゴゴゴゴゴ…

大淀「       」( ゚д゚)ポカーン

加賀「       」( ゚д゚)

提督「       」( ゚д゚ ) ナニコレ

妖精C「ククク、予想通り…予想通りの反応!!」

妖精A「つーわけで、これが提督の依頼で完成させた温泉施設、いや、スパリゾートといったほうがええかな?」

妖精B「まああくまで私たちのつけた名称ですけど…」



妖精s「「「スパリゾート カンコレです!!」」」 ババーン!!


※大体鎮守府と同じぐらいの大きさです



提督「いやいやいや、なにこれ?ホテルやん!っていうか温泉ちゃうやん!?こんなんウチ依頼してへんって!?」

加賀「て、提督。理解不能すぎて口調が滅茶苦茶ですよ、まずは落ち着きましょう」

大淀「そ、そうですよ、こういう時は素数です。素数をどうかして落ち着きましょう。えーっと…」

加賀「大淀さんも落ち着いてください」
125 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/07/18(月) 01:26:28.91 ID:ZNrVo/mQo

提督「す、すまない…ちょっと取り乱してしまった」

大淀「すいません。お恥ずかしいところをお見せしてしまいまして」

妖精C「ククク…これが見たかった…愉悦、圧倒的愉悦!!」

加賀「いや、霧島さんたちの話からとんでもないことになっているとは思っていましたが本当にとんでもないことになってましたね」

提督「こんなことを聞くのもどうかと思うんですが…これ、本当に依頼した温泉ですか?」

妖精B「あら、だから言ったじゃないですか。予算に見合ったものを作ると」

妖精A「まあウチラもいろいろと頑張ったとけどなー」

大淀「あのー、明らかに予算オーバーしてる気がするんですが」

妖精A「まーまー細かいことは気にしない気にしない!!それよりも外側だけで驚いていたらこれから先が持たんでー?」

提督「これ以上驚かされる何かがあるんですか」
126 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/07/18(月) 01:31:17.63 ID:ZNrVo/mQo

妖精B「もちろんです!むしろこんなものは序の口ですよ」

加賀「…まあ、外側がこれだけ大きい以上そうなりますか」

妖精C「むしろ、これからが本番…本当のサプライズはこれから…!!」

妖精A「それにまだ肝心の温泉すら見てへんやん」

提督「ああ、そういえばそうでしたね」

妖精「さぁ、それでは改めて建物の中を案内していきますね」

大淀「…なんでしょう、だんだん怖くなってきたんですが」

提督「俺もだ。なんでだろ、こういうのって普通ワクワクするもんなのになぁ…」

加賀「自分の想像を遥かに超えたものを出させられると恐怖を感じるものなのですね」
127 : ◆KObYJPvVwhMN [sage]:2016/07/18(月) 01:34:44.29 ID:ZNrVo/mQo
今日はここまでです
加賀さんが落ち着いてるように見えるかもしれませんが、驚きが一周して逆に冷静になった感じです
それでは、また
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/18(月) 01:51:39.35 ID:q6+sEZrm0
乙!
とりあえず次回から入ってくのかね
温泉つったらこの曲は外せないよなぁ
てな訳で手前勝手ながら支援投下的な
http://sp.nicovideo.jp/watch/sm10429834?cp_in=wt_srch
129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/18(月) 02:26:07.91 ID:pE8X91WyO
乙です。
今回は大淀も一緒か、たのしみだな。
130 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/07/20(水) 00:41:37.41 ID:3kLy2CQ9o

〜 1F エントラスホール 〜


妖精A「まずは玄関やね。皆が集合しても大丈夫なように大きめに作っておいたで、あ、靴はそっちでスリッパに履き替えてなー」

提督「はい早速おかしいですね。なんですかここは」

加賀「玄関…というかホールですねこれ」

妖精B「?まあ呼び方的にはエントランスホールなので違いないですがなにか問題がありましたか?」

大淀「いえ、普通ホテルとかじゃないとこんなのはないのに何故ここにこんなのがあるのかという事に驚いているんです」

妖精A「そりゃー、狭い玄関やとみんなでいっぺんに来た時に難儀するからやけど」

妖精C「昔の人は言いました…大きいことはいいことだ…!!」

提督「流石にここまで立派だと逆にかしこまるんですが」
131 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/07/20(水) 00:47:07.78 ID:3kLy2CQ9o

妖精B「さて、それではメインとなる温泉に案内しますので正面の階段から二階に上がっていただけますか?」

提督「え、温泉なのに2階あるんですか?」

大淀「というより2階があることが前提なんですね。いえ、想定はしていましたけど」

妖精A「あー、そのあたりはちょっち事情があって」

加賀「というより1階にもこのホール以外の設備がありますよね。あれについては?」

大淀「それにこのどこからか聞こえてくる懐かしい音楽はいったい…?」

妖精「ククク…それは後のお楽しみ。全部いっぺんに紹介したらそれこそ風情がない…!!」

提督「まあいっぺんに紹介されても理解に苦しみそうなんで構いませんが」

大淀「ここまでくると一つ一つ心を落ち着かせながら見ていったほうがいいですね」

132 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/07/20(水) 00:53:05.11 ID:3kLy2CQ9o

〜  2F ロッカールーム 〜


加賀「うわぁ…」

妖精B「どうですか、この大きさなら全員が着替えをしても大丈夫ですよね」

妖精A「ちなみに収容人数は300人までや」

加賀「もう人数の上限がおかしいですよね。全員合わせてもそんな人数いないですよ」

大淀「いや、そもそもここの広さだけで鎮守府の入渠場ぐらいの大きさがあるんですが」

提督「しかも、これだけの広さでロッカールームっていうのがな…」

妖精C「こればかりは仕方ない…色々な設備を取り付けたらこれぐらいの広さになってしまったのだから…」

妖精B「ただし、お手洗いに洗面台。髪の長い艦娘さんのための業務用ドライヤーやちょっとした支度を整えるための化粧台を設置してありますのでみなさんに不自由をかけることはないですよ」

加賀「ここまでいたせりつくせりで不満を感じたら罰が当たります」

大淀「ですね」
133 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/07/20(水) 00:58:19.94 ID:3kLy2CQ9o

提督「…というかですね、あの自動販売機は何なんですか?」チラッ

妖精A「あー、あれはミルクスタンドや」

大淀「ミルクスタンド?」

妖精C「風呂上りの一杯…これに勝るものはない…!!そのためだけに設置した……t」

大淀「まあ、確かにお風呂上がりの牛乳は美味しいですけどそのためだけにとは…」

妖精B「といっても補充の関係もあって内容は普通の牛乳とコーヒー牛乳、それにフルーツ牛乳しか用意できませんたが」

提督「いやいや十分ですよ。むしろそれ以外に何かあるんですか?」

妖精A「イチゴ牛乳…これが置ければどれだけ良かったか…!!」

加賀「そのイチゴ牛乳にかける情熱はいったい何なんですか」

妖精A「とまあ冗談は置いといていよいよメインの紹介やでー」
134 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/07/20(水) 01:02:43.43 ID:3kLy2CQ9o

〜 2F 大浴場 〜


妖精B「はい、それではここがメインスペースの浴場になります、あ、まだ説明中なので入浴は控えてくださいね」

提督「いや、っていうより…浴場って一つじゃないのか?」

妖精C「冗談を…私達がそんな芸のないことをするわけがない…作ったさ、それこそ膨大な数を…!!」

妖精A「えーっと、メインの大浴場に、古代ローマをイメージしたテルマエ風お風呂。泡風呂打たせ湯水風呂露天風呂。それに和風に決めた檜風呂にえーっと」

加賀「いえ、もうけっこうです。膨大な数のお風呂があることはわかりましたので」

妖精A「ちなみに全部の湯が源泉かけ流しやから回復効果もばっちりやで」

大淀「となるとあの時のようなゴーヤさんみたいになる可能性も?」

妖精B「いえ、あの時は状況が状況でしたから流石にああなることはないかと…たぶん」

提督「妖精さんでも断言はできないんですか…」
135 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/07/20(水) 01:05:50.23 ID:3kLy2CQ9o

妖精A「そうそう、いう必要もないかもしれんけどサウナルームも完備しとったわ」

提督「なんでそんなサウナがあるのが当たり前みたいになってるんですが」

妖精C「冷えた牛乳を飲むためには外せない…これは必須ともいえる…!!」

加賀「本当に牛乳にこだわってますね」

大淀「…とりあえずお風呂については大体わかりました。それで一つ質問なんですが」

妖精A「ん、なんや?」

大淀「先ほどからちらっと見えてはいたんですけど、ここの下、要は1階部分に何かありますよね。あれはいったい…」

妖精「ああ、あれはプールですよ」

提督「そっか、プールか。道理で1階部分がふさがってるわけだー」

加賀「成程、それなら納得ですね」

大淀「そうですかーいえこれで疑問は解けました。ありがとうございます」


三人「「「………」」」ポクポクポク…


三人「「「プールぅぅぅぅぅぅ!!!!???」」」チーン!!
136 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/07/20(水) 01:09:39.92 ID:3kLy2CQ9o

〜 1F プールエリア 〜


提督「マジだ。マジでプールがあるわ…」

大淀「これだけの大きさなら、確かに1階部分からは入れませんね」

妖精B「温泉だけだと駆逐艦の子たちが飽きちゃうと思ってつい作っちゃいました」

加賀「なんでそんな思い付きみたいな感覚で作っちゃうんですか」

妖精C「ククク…悪ノリ、圧倒的悪ノリ……!!」

提督「悪ノリの方向がとんでもない方向に間違ってますよ!!」

妖精A「えー、せっかく作ったんに嬉しくないんかいな?」

提督「いえ、嬉しいですけどまさかここまでとは…」

大淀「もう温泉ってレベルを超えてますよねこれ」

妖精B「プールの温水には源泉を使用してますのでこれも一応温泉ですよ」

加賀「いえ、そういう問題ではないんですけど…」
137 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/07/20(水) 01:14:54.38 ID:3kLy2CQ9o

妖精A「ちなみにこっちも上の浴場に負けずに種類は豊富やで。流れるプールにウォータースライダー、波の出るプールに純粋な水泳のための専用プール。それこそ遊び方は様々や」

妖精B「それからこちらでは浮き輪やボール。それにちょっとしたボートの貸し出しもしてます。もっともそのあたりはセルフサービスですが」

妖精A「なので片づけるのだけは自分たちでしてもらうで」

大淀「いえいえ、それぐらい問題ないです。むしろやらせてください」

妖精C「その中でもおすすめはこれ…DASH村村長型アヒルさんゴムボート(鳴き声付き)……!!」ガァガァ

提督「なんでこんなものまで作っちゃったんですか」ガァ?

妖精C「この造形…鳴き声…可愛いかったから仕方ない……!!」ガァガァガァ

提督「本当に自由にやってますね」ガァ゙!!

加賀「………けど、ちょっと乗ってみたいですねこれ」ボソッ

大淀「……ええ」ボソッ

提督「えっ?」
138 : ◆KObYJPvVwhMN [sage]:2016/07/20(水) 01:16:40.42 ID:3kLy2CQ9o
今日はここまでです
前のスレでも思ったんですがこの温泉施設。彼岸島の大きさぐらい巨大になってる気がするんですよね…まあ面白そうならそれでいいんですが
それでは、また
139 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/20(水) 01:29:05.06 ID:dvXWWU0DO
おつー
彼岸大陸がなんだって?
140 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/20(水) 12:19:31.39 ID:LoQtg/ex0
風呂上がりの一杯は格別だよな(コーヒー牛乳派)
141 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/20(水) 12:37:53.41 ID:eM8+M00po
温泉鎮守府…
142 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/20(水) 13:46:23.58 ID:N/K0zX8AO

乙です。

……多分、この鎮守府これから艦娘には困らないだろーなー(呆然)


課金で資材かき集めるから、うちの鎮守府にも作って下さい。
143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/20(水) 14:30:16.77 ID:iHeaR8QHo
入渠で順番待ちしないであろう事は羨ましいわ
資材投下で出来るならうちにもほしい
144 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/07/21(木) 00:41:06.85 ID:nVfA1t9Mo

妖精B「さて、以上で温泉及びプール施設の紹介は終わりますが何か足りないものとかありましたか?」

提督「いや、もうほんとおなかいっぱいです」

大淀「温泉で癒されるというより遊びすぎて逆に疲れそうですね」

加賀「ええ、まあ間違いなくみんな喜ぶとは思いますが」

妖精「ん、今疲れるかもしれないって言うた?」

大淀「あ、いえ別にそれが悪いというわけじゃなくてですね」

妖精C「ククク…なら簡単な事。疲れたならば癒せばいい……!!」

提督「はい?」

妖精B「そんな人はこちらをどうぞ!!」
145 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/07/21(木) 00:49:20.36 ID:nVfA1t9Mo

〜 2F リラクゼーションルーム 〜


提督「…なんですかここは?」

妖精A「要はリラックスできるものが欲しいんやろ?そういう時はここを利用して頂戴な」

妖精C「静かな空間と、ゆったりとしたマッサージチェアの極上のひと時を貴方に……」

加賀「なんですかその宣伝文句みたいなのは」

妖精B「まあ平たく言えばただの休憩室みたいなものですね」

大淀「ただの休憩室に普通マッサージチェアなんてないと思うのですが」

妖精C「有名な言葉がある…常識に囚われてはいけないと……!!」

提督「それたぶんどこかの世界限定だと思いますよ?」
146 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/07/21(木) 00:54:11.35 ID:nVfA1t9Mo

加賀「まあこの際マッサージチェアはいいでしょう。しかし、この周りにある本はいったい…」

妖精A「ああ、なんか面白そうな漫画を詰め込んでみたんや」

妖精B「漫画だけではなくちょっとした小説もありますよ、リラックスには読書もいいですし」

大淀「それにしてもまたずいぶんありますね。まるで漫画喫茶みたいです」

提督「うわ、こち亀が横一列に収納されてるわ」

加賀「こちらはパタリロが」

妖精C「ちなみにここでは飲食自体は自由…しかし、本を汚すのはご法度……!!」

妖精B「みんなで使う施設はみんなで綺麗に使いましょうね」

提督「…ここ、初雪とか望月を放り込んだら絶対出てこなくなるな」

妖精A「さあさあまだまだ施設案内は続くでー、お次はこちらや!!」
147 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/07/21(木) 01:02:18.04 ID:nVfA1t9Mo

〜 ジム 〜


妖精B「はい、こちらは見たまんまですがジムになっております」

加賀「これは説明されなくてもわかりますね。さも当たり前のようにあるのはこの際置いといて」

妖精A「ロードランナー等いろんなマシンを置いといたから軽く鍛えるのには最適やで」

妖精C「その気になればここで鍛え、温泉に入り疲労を取りまた鍛えという永久機関も可能……!!」

提督「いや、いくらできたとしてもそんなことする奴は…ああ、長良あたりがやりそうだな」

大淀「長門さんや武蔵さんもでしょうか」

加賀「後は能代さん辺りが阿賀野さんを鍛えるために連れて来るかもしれませんね」

妖精B「はい、それでは次行きますよー」
148 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/07/21(木) 01:12:03.90 ID:nVfA1t9Mo

〜 2F アミューズメントパーク 〜


参考BGM http://www.nicovideo.jp/watch/nm4443899


大淀「…ああ、さっきから聞こえていたのはこの音楽でしたか」

妖精B「はい、温泉といえばやっぱりゲームセンターですよね」

加賀「そういうものなのですか?」

提督「いや、違うと思う。まああったとしても温泉のゲームセンターというとあまり大きいイメージはないが」

妖精C「そのひなびたイメージをぶち壊す……!!それが目標…!!」

妖精A「もちろん昔懐かしのアーケードゲームもあるし最新の筐体やプリクラクレーンゲームもなんでもござれや」

大淀「ちなみに料金は?」

妖精A「景品が絡むもの以外は基本無料やね」

提督「もう普通の温泉どころがゲームセンターまで超えてますよこれ」
149 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/07/21(木) 01:17:04.12 ID:nVfA1t9Mo

妖精B「そうそう、大人向けのゲームももちろん取り揃えていますよ」

妖精C「全自動麻雀卓…ダーツ…スマートボール、ポーカー台やビリヤード台…これをこなせることこそレディの嗜み……!!」

提督「それ言うと暁が絶対に誤解しますので本人の前で言わないでくださいね」

妖精A「あとは定番の卓球台やボーリング場。子供向けのトランポリン付きボールプールやマニア向けのミニ四駆コースと歌好きのためのカラオケルームも完備してるで」

妖精B「静かに映画を見たい人のためにシアタールームもあります」

大淀「いえ、もう多すぎて何が何だか…」

加賀「まるでラ○ンドワンですね」

提督「それにしてもこんな大量の遊具…といっていいかわからないですが一体誰が作ったんですか?」

家具妖精職人「わ た し で す」ドン!!

提督「貴方ですか!!」

家具妖精職人「いやー、最近はあまり家具も作る機会もなくてヒマでヒマで、で、ちょっと暇つぶしのために作ってみたらこれがまたはまっちゃいまして」キラキラ

大淀「それで職人魂に火が付いたと」

家具妖精職人「いやー、久しぶりに楽しませてもらいましたわ」キラキラ

提督「それより筐体とか家具で片づけていいのでしょうか…?」
150 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/07/21(木) 01:24:44.09 ID:nVfA1t9Mo

〜 1F 大宴会場 〜


妖精A「温泉でゆっくりして、思い思いに寝たり遊んだりした後はやっぱり宴会でしょ!!」

妖精B「というわけで1階は大広間の宴会場にしちゃいました」

提督「これはまた…大きい、ですね」

加賀「ま、まあ人数も多いですからこれぐらいでちょうどいいのでしょうか?」

大淀「……そ、そうですね。というよりそういうことにしておきましょう」

妖精B「ちなみにテーブルや布団なんかも別のところにしまってありますのでもし宴会等で使うようでしたら自由に使ってください」

提督「テーブルはともかく何故布団まで?」

妖精C「勿論…酔いつぶれた時のため……」

提督「もういっそここで旅館でもやったほうがいいのでは?」

加賀「間違いなくお客さん呼べますね」

大淀「いえ、一応軍施設なので旅館はちょっと…」
151 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/07/21(木) 01:28:47.27 ID:nVfA1t9Mo

妖精B「さて、これだけ広い宴会場だと食事を作るのも運ぶのも大変ですよね」

大淀「まあ、確かに鎮守部の厨房から運んでくるとなると重労働ですね」

妖精B「しかしご安心ください!!ここの隣に大規模な厨房を用意させていただきました!!」

妖精A「間宮さんや伊良湖さんの意見を取り入れた厨房やから使い勝手も折り紙つきやで」

妖精C「調理器具にしても様々なもの用意している…つまり、存分に腕が振るえる環境だという事……!!」

妖精A「といっても肝心の材料は用意してへんけど」

妖精B「そのあたりは各自でご用意のほうお願いしますね」

提督「いえ、もう本当に充分ですから」

加賀「これで材料まで用意されていたら恐怖でしかないです」

大淀「そもそも普通の人がここ使いこなせるんですね?」
152 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/07/21(木) 01:33:02.78 ID:nVfA1t9Mo

 〜 〜 〜 

妖精B「さて、これで全施設の紹介が終わりましたがいかがでしたでしょうか?」ニヤニヤ

提督「正直妖精さんたちを舐めていました。本当に申し訳ございません」orz

加賀「私も反省しております」orz

大淀「大変失礼いたしました」orz

妖精C「ククク…これが私たちの実力…舐めてもらっては困る……!!」

提督「いえ、本当になんてお礼を言っていいのやら」

妖精A「まあうちらも楽しくやらせてもらったし別にええって。それにちゃーんと対価はもらったしね」

妖精C「むしろ、これらを最大限に使って欲しい……!それこそ本望……!!」

提督「妖精さん……」
153 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/07/21(木) 01:35:26.16 ID:nVfA1t9Mo

大淀「…あっ、そういえば今気づいたんですが」

提督「ん、どうした?」

大淀「いえ、そういえば提督専用になるとは思うんですが男湯がなかったような気がしまして」

加賀「そう言われてみれば…」

提督「いや、さすがに妖精さんたちが忘れるなんてことは…」

妖精s「「「………」」」

妖精s「「「あっ」」」

提督「ってマジで忘れてたんですか!?」

妖精A「いやー、うちらとしたことがうっかりしてたわ」

妖精B「ま、まあ提督なら水着を着て入れば問題ないと思いますよ…たぶん」

妖精C「むしろそこからTOLOVEる的な展開が……!!」

提督「あるわけないでしょーが」
154 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/07/21(木) 01:38:51.41 ID:nVfA1t9Mo

加賀「まあ、作ってしまったものは仕方ないですし妖精さんの言う通り水着を着て入浴すればいいのでは?」

提督「お前なぁ…一応男なんだが気にしないのか?」

加賀「別に、提督ですし」

大淀「そうですね。提督なら問題ないです」

提督「頼むから少しは気にしてくれよ…」

加賀「まあ一部の子たちは驚くかもしれませんけど」

大淀「驚いた衝撃で爆撃される可能性もありますね」

提督「まったく笑えないわな」

加賀「後はみんなと入る時間をずらすぐらいでしょうか?」

提督「……はぁ、そうするしかないか」
155 : ◆KObYJPvVwhMN [sage]:2016/07/21(木) 01:41:30.31 ID:nVfA1t9Mo
今日はここまでです
…前のスレ以上にアミューズメントパークのほうがえらいことになりましたね
ちなみにミニ四駆のコースは思い付きで入れました。面白そうなので後悔はしていませんが
それでは、また
156 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/21(木) 03:46:46.36 ID:aXOohr9AO
乙ー

プライズゲーム以外は基本無料か。
駆逐艦達は休みに入り浸るな。

後管理は誰が?妖精さん?

筐体自体は家具つうか建具の範疇か?
小さな奴は鉄製家具の応用で、基盤は買って配線は明石さんも協力か?

憶測ばかりで申し訳ねえ
続き待っとります。

157 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/21(木) 03:56:11.56 ID:uayIFYED0

なんかもう普通に遊びに行きたいわwwwwww
158 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/21(木) 04:38:49.09 ID:/kZ4NVXK0
乙です。
さてさて皆の反応が楽しみだなぁ。
159 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/21(木) 09:47:11.88 ID:eWV1uAlSO
乙です
見える、見えるぞ宴会場で歌う那珂ちゃんの姿が
160 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/21(木) 09:59:34.40 ID:LhcqZsxDO
明石、夕張、島風でミニ四駆合宿が始まりそう
161 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/21(木) 10:12:46.06 ID:WiKOf90tO
提督用に離れ位なら後からでも作れるだろう…覗こうと思えば覗ける離れか二人きりになれる離れか
162 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/21(木) 12:37:13.00 ID:5/0DdffO0
俺の休日がほぼすべて詰まってる…
乙乙
163 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/07/21(木) 17:30:44.75 ID:u/W4Dbzx0
ああああ
164 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/07/22(金) 01:16:48.87 ID:rTqfea2Po

大淀「しかし、これだけの大きな施設となりますと維持が大変ではないですか?流石に細かなメンテナンスは私達ではできませんし」

提督「そうだな。仮にできたとしても夕張や明石、何とか頑張ってもらって秋津洲ぐらいか」

妖精A「何やそんな心配かいな?それなら問題あらへんよ」

妖精B「機材等のメンテナンスや点検清掃等については私たちがアフターサービスとして行いますので安心してください」

提督「いやいや、いくら何でも妖精さんたちにそこまでさせてしまうわけにはいきませんよ」

妖精C「問題ない。それにその分の経費はちゃんといただく…具体的には開発の失敗や大型k」モガッ!

妖精B「しーっ!!」

加賀「今ものすごく不穏なことが聞こえた気がしたんですが」

大淀「もしかして、あれって意図的に…?」

妖精A「い、いやーさて何のことやらアハハハハ」

提督「…まぁ、聞かなかったことにしておきましょう。仮にそうだとしても内容的には魅力的ですし」
165 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/07/22(金) 01:23:11.13 ID:rTqfea2Po

加賀「ところでこの施設の電力等はどうしているのですか?外側から確認した限りでは鎮守府から電力を引いているようには見えませんでしたが」

提督「いや、地中にケーブルでも埋めて引いているんだろ。いくらなんでも妖精さんたちだって電力を作り出すことができるわけが」

妖精B「え、できますけど」

大淀「…できちゃうんですか」

妖精「いや、さすがに電力を無から用意することなんてできへんよ。ただ温泉の熱やら太陽光やら波力発電やらを組み合わせて発電する方法をとらしてもらってるけど」

妖精B「さらに水道の水も地下から汲みあげていたりします」

提督「まるでドラ○もんの世界みたいですね」

妖精C「最悪鎮守府が襲撃されたとしても、ここだけは自力で活動することも可能……!!」

提督「だったらもういっそここを鎮守府にしないか?」

大淀「流石に無理です。気持ちはわかりますが」

加賀「鎮守府よりも住み心地よさそうですしね」
166 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/07/22(金) 01:30:42.26 ID:rTqfea2Po

妖精A「さてさて、説明のほうも大体終わったしウチラは表の足場を片づけてくるんで後は好きに使ってーな」

提督「ええ、本当に丁寧な説明を最後までありがとうございました」

妖精B「いえいえ、こちらこそあんなにたくさんの羊羹、本当にありがとうございます」

妖精A「これが終わったらみんなで仲良く分けて食べさててもらうでー」

妖精C「作業終了後の熱い番茶…そして羊羹……、至福!まさに至福の時……!!」

妖精B「それじゃあ失礼しますねー」トテテテテテー

大淀「……行ってしまいましたね」

加賀「本当にサプライズの連続でしたね。提督」

提督「………ブツブツ」

大淀「提督、どうかしましたか?」
167 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/07/22(金) 01:32:25.89 ID:rTqfea2Po

提督「いや、ちょっとな…なあ大淀、加賀。ちょっと相談したいことがあるんだが」

大淀「相談したいことですか?」

加賀「別に構いませんが」

提督「ああ、実はだな…」ゴニョゴニョ

大淀「………!!へっ、い、いえ、確かに任務自体は終了してますので可能といえば可能ですが」

加賀「遠征部隊の皆さんもそろそろ帰還する頃合いですのでできないことはないですけど…しかし提督。本当によろしいのですか?」

提督「勿論だ。最も、この後間宮さんのところに聞きにいかないといけないからそれ次第だがな」

大淀「け、けどそこまで提督がすることではないのでは」

提督「まあ俺が好きでやることだ。気にしなくていいさ」
168 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/07/22(金) 01:37:02.44 ID:rTqfea2Po

加賀「……わかりました。では私達はどうすればいいですか」

提督「そうだな。俺は間宮さんのところに行ってちょっとできるかどうか聞いてくるからその間に二人は鹿島と香取を呼んで事情を説明してくれないか?」

大淀「お二人をですか?」

提督「駆逐艦のみんなの誘導係をお願いしたいんだ。いくら広いといっても混み合うことは確実だからな」

加賀「不必要な混乱を避けるためですか。了解です。それではちょっとお二人のところに行ってきます」

大淀「ふふっ、なんでしょうか。こうしているとまるでお祭りの準備みたいですね」

加賀「あまりこういう機会もなかったですからね」

提督「さて、それじゃあ俺も間宮さんのところに行ってくるよ」
169 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/07/22(金) 01:40:02.97 ID:rTqfea2Po

 〜 〜 〜 

提督「…というわけでして、急な話で申し訳ないのですがお願いできないでしょうか」

間宮「わかりました。私達でよければ精一杯頑張らせていただきます」

伊良湖「それで作業のほうは向こうの厨房を使わせてもらってもいいんですね」

提督「はい、素人目で見てもかなり立派な設備でしたので快適な調理ができるかと思います」

伊良湖「そういえば少し前に厨房に関する意見を妖精さんたちが聞きに来ていましたがそのためだったんですか」

間宮「それにしても…本当に予算のほうは提督さんが出す形でよろしいのですか?失礼ながら提督さんが自腹を切らなくても」

提督「いえ、今でも皆には遠征等でかなりの苦労をかけていますのでその罪滅ぼしのようなものですよ」

提督「自虐に聞こえるかもしれませんが、自分にできることはこれぐらいしかありませんので」
170 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/07/22(金) 01:44:24.79 ID:rTqfea2Po

伊良湖「提督さん……」

間宮「………わかりました。間宮、いえ、給付艦一同全力を尽くさせていただきます!!」

伊良湖「あっと驚かせるようなメニューにしますのでどうか期待していてくださいね!!」

提督「ええ、こちらこそお願いいたします」

間宮「さて、そうなると材料がまるで足りないわ、ちょっと買い出しに行ってこないと」

伊良湖「あっ、私が買い出しに行ってきますので間宮さんはメニューを考えていていただけませんか」

間宮「あら、じゃあ伊良湖ちゃんお願い。材料は後で連絡するから」

伊良湖「はいっ、了解です!!」



提督「さて…これで準備は万全だな」
171 : ◆KObYJPvVwhMN [sage]:2016/07/22(金) 01:46:16.30 ID:rTqfea2Po
今日はここまでです
内容紹介のほうは終わりましたので次回より、いよいよスパリゾートカンコレ編始動です
それでは、また
172 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/22(金) 01:48:37.61 ID:9W4lp2vWo
173 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/22(金) 01:53:13.88 ID:AWqtj4570

カンコレ編始まると提督がほとんど出なくなるよな
再編だから加筆に期待
174 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/22(金) 13:19:47.93 ID:1ze76ZoAO

乙。

これだけの規模のモノを維持するのに資材でオケ。

遠征艦隊の志願者が激増したりして。
後提督相手に不埒な商売する誰かがいるな(願望)

175 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/22(金) 19:05:44.28 ID:FXVVC5sX0
俺ガイルのSS以外アップすんなww
176 : ◆wcPz4KwFa. [sage]:2016/07/22(金) 19:42:57.41 ID:y1P01xq9O
何言ってんだこいつ
177 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/23(土) 22:57:27.96 ID:M2jrEWNO0
おつおつ。続編ずっと待ってたから嬉しい
178 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/25(月) 22:19:25.38 ID:rZdcPS330

今後も提督に出番を!
179 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/25(月) 23:53:45.78 ID:7+h0A0yf0
いいねぇ
こういうの個人的にワクワクして好き
180 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/07/26(火) 00:25:00.47 ID:9LHgq9Ajo

  〜 〜 〜 

提督「戻ったぞ。間宮さんたちはオッケーだそうだ」ガチャッ

鹿島「あ、提督さん。お疲れ様です」

提督「おお、香取に鹿島。急に呼び出して悪かったな」

香取「いえ、別に構いませんよ」

加賀「これからの事については提督が出かけてる間に二人には説明しておきました」

大淀「二人ともその程度なら問題ないとのことです」

鹿島「はい、そういう事でしたら私たちも慣れていますので」

提督「ありがとう。さて、これで問題はないな」

香取「しかし提督。本当にいいのですか?皆さん頑張ってくれていますがまだまだ資源のほうは回復しきっていませんが」

提督「いいさ。それにせっかくの記念日なんだ。今日ぐらいはそんなこと忘れたっていいだろ」

大淀「まあここまで準備した以上今更変えるのも難しいですけどね」

提督「そうだな、さて…やるか」
181 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/07/26(火) 00:31:30.01 ID:9LHgq9Ajo

  〜 そのころ鎮守府では 〜

天龍「おーい、遠征部隊帰投したぞー」

龍田「天龍さん達もお疲れさま〜。まあ私たちもついさっき帰投したところだけど」

文月「うーん、今回も頑張ったよ〜」

長月「資源のほうはすでに搬入済みだ」

卯月「ふふん、うーちゃんたちにかかればこんなの楽勝なんだぴょん!」

弥生「…さっきまでもう疲れた〜ってずっと泣き言言ってなかった…?」

卯月「うっ!?」

菊月「まあまあ、それは忘れてやろうじゃないか」

皐月「そうそう、それにこっちのほうが卯月らしいしね〜」

卯月「うぅ〜みんなしてうーちゃんの事をいじめるんだぴょん」シクシク

如月「ふふっ、よしよし」ナデナデ
182 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/07/26(火) 00:39:11.65 ID:9LHgq9Ajo

初春「ほら、泣いてないでお茶が入ったから飲んだらどうじゃ?」スッ

卯月「あっ、それならいただくぴょん!!」

初霜「みなさんもどうぞ。少しでも休んで疲れを癒してください」

如月「あら、ご馳走様です」ゴクゴク

子日「いいっていいって、こういう時はお互い様だよ〜」

若葉「それに疲労回復も大事な任務だ」

初霜「もうっ、またそんな言い方をして」

若葉「えっ、そ、そう言われても…」

初春「まったく、若葉も変わらんのう」

183 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/07/26(火) 00:43:14.17 ID:9LHgq9Ajo

望月「ふぃ〜じゃあ次の引継ぎよろしく〜」

睦月「睦月たちはちょっと休憩するの」

綾波「はい、了解しました」

吹雪「さて、次は私たちの番だね」

白雪「そうですね、ほら、初雪ちゃんも起きて」ツンツン

初雪「むぅ…もう少し休ませて」

叢雲「何言ってんのよ、ほら、起きなさいって」グイグイ

敷波「む、叢雲ちゃんちょっと強すぎるよ」

深雪「まあじゃんけんで負けたのを恨むんだね、その代わり深雪さまはゆっくりさせてもらうわ」

漣「同じくドロンさせてもらいますよー」

叢雲「まったく…じゃんけんで勝った子が一回休みなんて誰が決めたんだか」

曙「とりあえずあの態度を見てると漣をはったおしたくなるわ」
184 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/26(火) 00:46:12.16 ID:dZQPJdvAO
龍田の天龍さん呼びは新鮮だなww
185 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/07/26(火) 00:47:03.35 ID:9LHgq9Ajo

敷波「それにしても休みがあるとはいえこの遠征の連続はきついね」

潮「け、けど元をただせば私たちが原因みたいなものだし仕方がないと思うよ」

漣「すべてはあの妖精さんたちの資源の要求が悪いんや。あんなに資源を奪うような真似をするから…」

綾波「まあ後押しをしたのは全部私達ですけど」

曙「それもこれも全部スパッと決めないあの糞提督が悪いのよ。いやならいやってはっきり言えばいいのに」

敷波「じゃあ曙だったら私たち全員に見つめられてあんなふうに決断迫られてもスパと自分の意思を通せる?」

曙「うぐっ、そ、それは…」

朧「それに私たちは恵まれてるほうだと思うよ」

潮「私たちはほかの皆と協力して回せるけど潜水艦の人たちは代わりの人がいないから…」

朧「疲れていてもずーっとあのまんまだしね」

那珂「はいはーい、次のみんなもそろそろ準備してー」

神通「次の遠征も油断せず行きましょうね」

駆逐艦s「「「「「「はーい」」」」」」
186 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/07/26(火) 00:48:07.38 ID:9LHgq9Ajo
あ、すいません変換ミスってました…とりあえず天龍さんじゃなくて天龍ちゃんという事でお願いします
187 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/07/26(火) 00:53:16.43 ID:9LHgq9Ajo

ゴーヤ「まーいにちーまーいにーちーゴーヤはオリョールのー、うーみーで彷徨い、嫌になっちゃうよー」

イムヤ「ちょっとその歌はやめてよ、聞いてるだけで気が滅入ってきちゃうじゃないの」

イク「そうなの、たとえ辛くても今は体を休めることが重要なの」

ゴーヤ「分かってるでち、けど歌ってないと正直やってられないんでち」

ろー「でっち、すごい疲れてる?」

ゴーヤ「むしろろーがなんでそこまで疲れてないのかが不思議でち」

ろー「???だって、みんなとの任務が楽しいから?」

ゴーヤ「ああ、そういう事…」

イムヤ「まあろーちゃんらしいんじゃないの?とはいえ任務のためとはいえ私たちって頑張りすぎてるよね」

シオイ「あー、この前みたいにあの温泉にまた入りたいなー」

ハチ「そうだね、けどまだ施設自体が工事中だからしばらくは無理だと思うよ」

シオイ「あー、温泉にドボーンってしたいよーーー!!!」ジタバタジタバタ

イムヤ「はいはい、シオイもわがまま言わない」ピンポンパンポーン

ハチ「あら…放送なの?」
188 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/07/26(火) 00:58:59.62 ID:9LHgq9Ajo

大淀『あー、マイクテスマイクテス…今から提督より大事な報告があります。みなさん、よく聞いてください』

摩耶「んだ…提督からの放送?こんな平時にまた珍しいな」

古鷹「もしかして大本営から何か報告でもあったのかな?新しい深海棲艦拠点が見つかったとか」

加古「えー、それはないと思いたいなー。出撃すると疲れるし眠いし」

衣笠「あんたが眠いのはいつもの事じゃないの」

青葉「それにしても古鷹さんのいう事があってたとしても提督がこんな風に放送で皆に伝えますかね」

高雄「そうですね。それにもしそうだとしたらもう少し大淀さんたちも慌てていてもおかしくないですけどそんな動きはなかったですし」

愛宕「そうねー、となるとなにかしらね」

妙高「しかし、仮に出撃命令だとしたら資源の少ない現状私達でも全力が出せずにジリ貧で終わるかもしれませんし違うことを祈りたいですね」

羽黒「けど、そうするとこんな風にわざわざ報告することなんてないんじゃないでしょうか?」

足柄「なんかこうパーッと明るくなる話題だったらいいわね。こうパーッと」

ポーラ「そうですね〜おまけにお酒もついて来ればなおいいです」

那智「足柄はただ騒ぎたいだけだろうが」

ザラ「ポーラもただ飲みたいだけでしょ」
189 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/07/26(火) 01:05:09.06 ID:9LHgq9Ajo

鈴谷「んー、あっ、もしかしてこの前出たあの温泉のことだったりして!?」

最上「いやいや流石に違うでしょ。確かにあれには驚いたけどまさか提督がそんなことでこんな風に報告するなんて…」

提督『あー、急な話で申し訳ない。今回鎮守府で発見された温泉の事で皆に報告がある』

熊野「…そのまさかでしたわね」

三隈「それにしてもわざわざそんなことでこんな放送するなんて一体どうしたのでしょうか」

筑摩「そうですね。緊急というわけでもないと思いますし」

利根「それにしてもわざわざ鎮守府の皆にこんな風に報告したいとは提督もお子ちゃまじゃのう?筑摩」

筑摩「…ええ、そうですね。姉さん」

鈴谷「……ごめん熊野、今ってつっこむところだよね」

熊野「鈴谷。それは絶対にやめたほうがいいですわ」
190 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/07/26(火) 01:09:39.78 ID:9LHgq9Ajo

提督『えーっと、にわかには信じられない話だと思うが…妖精さんに頼んだ施設のほうが今日、完成した』

矢矧「…えっ、確か温泉が見つかったのってまだ一週間経ってないわよね」

能代「そうね。で、そのあとなんやかんやあって提督が妖精さんたちに依頼したのは知っているけど」

夕張「施設の建造時間…一体どうなってるのよ」

阿賀野「たぶん妖精さんたちの力でカンカン作ったんだよきっと」

酒匂「そうそう、妖精さんたちって色々とすごいもんねー」

球磨「それにしてもそれだけのために報告するなんて提督も大袈裟だクマ」

多摩「そうだにゃ。それにそれだけの事なら紙にでも書いて掲示板にでも貼り付けておけばいいにゃ」

木曾「ね、姉さんたち結構辛辣だな」

球磨「まあよほど大型の施設が完成したのなら話は別だけど時間的に考えて全員入れるわけがないクマ」

多摩「せいぜい何人かが一緒に入れれば上等ぐらいの大きさだにゃ」

大井「わ、私は狭くても北上さんと入れれば別に…むしろ狭いほうがグットというk」

北上「はいはい、まだ報告があるみたいだから大井っちもおとなしく聞こうねー」
191 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/26(火) 01:13:32.39 ID:baASpKxvO
グット…?
グッとくるのグッととグッドをかけてるのかな?
192 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/07/26(火) 01:15:34.41 ID:9LHgq9Ajo

提督『さて、温泉施設についてだが…これについては説明できない』

アイオワ「watt?もしかしてベリーデンジャラスだったりするの?」

ローマ「いや、たかが温泉でそれはないでしょ…たぶん」

リットリオ「あら、ローマが言いよどむなんて珍しいですね」

ローマ「正直ここの妖精たちならやりかねないと思ったのよ」

ビスマルク「そうなると提督がこう言いよどむのが不自然ね」

プリンツ「そうですねー、もしかして説明できないぐらいの内容なのかも」

グラーフ「説明できないぐらいの内容の温泉っていったい何があるというのだろうか…」

ビスマルク「きっとちょっとしたリゾートみたいになってるのよ」

プリンツ「わぁっ、それは素敵ですね!!」

アイオワ「オウっ!!それはナイスデース!!」

ローマ「まだ何も言っていないのになんでここまで盛り上がれるのかしら?」
193 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/07/26(火) 01:20:36.38 ID:9LHgq9Ajo

提督『えーっと、説明できない理由についてだが…妖精さんたちが頑張ってくれたおかげで種類があまりにも多いからだ』

提督『施設についても同様だが、全員が同時に入っても問題ない。それぐらいの大きさはある』

大和「全員って…私達だけでも結構な人数になると思うんですが」

武蔵「しかし提督が嘘をつくとは思えない、それにこんな放送をするぐらいだから真実なのだろう」

霧島「…やはり私たちの予想していた通りになりましたか、いえ、提督の反応を考えるとそれ以上なのかしら」

榛名「けどそんなに大きなお風呂に入れるなんてとっても楽しみです!!」

金剛「うんうん、、榛名の言うとおりネー!」

比叡「それぐらい大きいお風呂なら思いっきり泳いでも怒られませんね、姉さま!!」

金剛「そ、それはさすがにもうしないヨ…」

大和「さりげなく古傷をえぐられてますね」

武蔵「一度入渠上で思い切り泳いで注意されてたからな。まあ比叡にはまったく悪気はないのだろうが」
194 : ◆KObYJPvVwhMN [sage]:2016/07/26(火) 01:23:09.70 ID:9LHgq9Ajo
とりあえず今日はここまでです
誤変換多いですね…なんとも申し訳ない
というかアイオワが想像以上に難しいです。英語交じりなんで特に
それでは、また
195 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/26(火) 07:15:08.12 ID:XTCEvujYO
うぉぉぉ!
エタった名作が復活するなんて嬉しいぞ!
これから購読致しますぜ
196 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/26(火) 07:37:47.13 ID:MUe+zX1CO
無理に皆を出そうとすると話が全然進まなくなるべ
197 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/26(火) 09:54:24.28 ID:VHDNJhbSO
乙です
198 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/07/26(火) 23:33:47.36 ID:9LHgq9Ajo

扶桑「フフフ…けど知ってるのよ。きっと私たちが入ろうとすると何かあるのよ」

山城「お湯が急に冷たくなったり逆に熱くなったりしてまるでダ○ョウ倶楽部のようなリアクションを取らされたりするんですね分かります」

伊勢「いやいや、さすがにそれは考えすぎでしょ」

日向「それに妖精さんが建造した施設だ。山城達が作ったのならいざ知らずその心配はないだろうさ」

山城「……なんだろう。納得はできるけど何故か釈然としないこの気持ちは」

陸奥「それにしてもすごいじゃない。長門たちが頑張った甲斐があったわね」

長門「なに、私たちは最後の仕上げをしたにすぎないさ」

陸奥「あら、謙遜?」

長門「事実を言っているだけだ。それに一番褒められるべきはあれを発見して途中までとはいえ一生懸命掘ってくれた雪風たちだ。そうだろう?」

陸奥「ふふっ、そうね」
199 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/07/26(火) 23:38:14.69 ID:9LHgq9Ajo

提督「さらに付け足すようになってしまうが、温泉の他にもかなりの規模を誇るプールが併設されている。こちらも温泉同様みんなで自由に使ってほしい」

大潮「わぁお!!プールまであるんですか!!」

満潮「もう本当に中は一体どうなってんのよ?」

霰「……たぶん、カオスなことになってると思う」

朝潮「カオス…ですか、というと?」

荒潮「きっとサメでも出てくるんじゃないかしら〜?」

山雲「渦潮もあるかもしれないわ〜」

朝雲「あなたたちのそういう発想はどこから出てくるのよ」

霞「冗談もほどほどにしときなさい。ただでさえ朝潮は真に受けやすいっていうのに」

朝潮「サメ…となると艤装は装備していかなくては、それに渦潮対策に電探の調達も…」ブツブツ

満潮「はいはい、朝潮も真剣に受けとめないの!!」
200 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/07/26(火) 23:43:08.76 ID:9LHgq9Ajo

響「良かったね暁。温泉だけじゃなくてプールもあるんだったら退屈しないね」

暁「ちょ、な、なんでそれを暁にいうのよ!!暁はそんなプールぐらいで喜ぶようなお子様じゃないわ!!」

電「けど、プールの内容がとっても楽しみなのです」

雷「そうね、妖精さんの事だからボートとかウォータースライダーとかも用意してるかも知れないわね」

暁「!!!」ピクッ

響「どうしたんだい?そんなのじゃ喜ばなかったんじゃ?」

暁「べ、別にちょっと気になっただけよ」

響「そう、まあ私は楽しみだけどね。プールで遊ぶことなんてなかったしさ」

暁「ちょ、なんで今それを言うのよーーー!!」ウガー!!

雷「まったく、素直に楽しみだって言って意地を張らなければいいのに」

電「お姉さんとしての意地だと思うのですよ」
201 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/07/26(火) 23:47:00.36 ID:9LHgq9Ajo

提督『…というわけでだ。今日は温泉施設完成記念としてこの後の任務、及び遠征予定は全部キャンセルという事にする』

長良「えっ、じゃあこの後全部オフ!?」

五十鈴「…という事になるのかしら。それにしても提督もずいぶん思い切ったわね」

名取「け、けどそうするとこの後私達はどうしたらいいのでしょう?」

鬼怒「うーん、流れ的に考えると温泉に行けってことかな?」

由良「そうなるわね。で、ゆっくり疲れをとってほしいという事なのかしら」

阿武隈「うーん、温泉かぁ〜一体どんな感じなんだろうね」

長良「どうせなら筋肉痛に効くといいなー。そうすれば筋トレも捗るのに」

五十鈴「効くんじゃないの?というより少し筋トレの事は忘れなさいよ」
202 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/07/26(火) 23:51:58.43 ID:9LHgq9Ajo

提督『そうだ、伝え忘れてしまったが、温泉施設の中にはゲームコーナやリラクゼーションルームがある…こちらも使用制限等はないので好きに使ってほしい』

江風「マジでっ!?」ガタッ

涼風「おおっ、ずいぶん太っ腹じゃん!!」ガタッ

海風「ゲームコーナーですか…パック○ンとかのイメージですけど」

春風「イ○ベーダーとかありますかね?」

五月雨「あ、○リオブラザーズとかやってみたいですね」

村雨「なんで三人ともそんなにセレクトが古いのよ」

夕立「よーし、夕立いっぱい遊びつくしちゃうっぽい!!」

白露「あっ、私だって負けないよー!?」

時雨「……ゲームコーナーか…1943がないといいな」

村雨「それは絶対にないから安心しなさい」
203 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/07/26(火) 23:57:11.25 ID:9LHgq9Ajo

※時雨の言っていた1943について http://www.nicovideo.jp/watch/sm168613?ref=search_tag_video

色々とあかん(FC版では名称が違うらしいです)
204 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/07/27(水) 00:02:15.17 ID:IirkOGIXo

嵐「それにしても司令が忘れるぐらいってことは何かほかにもありそうだな」

舞風「そうだね。ちょっと探検してみるのも面白いかも」

萩風「けど、探検する余地のある施設っていったい何なんでしょうね?」

野分「えーと、私に聞かれても…」

望月「まあなんでもいいからあたしは休めるスペースがあればそれでいいや」

初雪「同じく…」

三日月「もうっ、二人ともそればっかりなんだから」

叢雲「まあこの二人の場合こっちのほうがらしいって言えるのかしらね」
205 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/07/27(水) 00:08:47.23 ID:IirkOGIXo

陽炎「それにしてもまさか雪風の思い付きでやったあれがこんな事態になるなんてね」

不知火「流石に私達でもここまでは想定できませんでした」

黒潮「いやーそれもこれも全部雪風のおかげやね」

時津風「うんうん、えらいえらい」ナデナデ

浦風「そうじゃね、雪風はよくやってくれたのぅ」ナデナデ

雪風「えへへ、雪風はそんな…///」

初風「というか雪風のほうがお姉さんなのになんでああいう構図が似合うのかしら?」

時津風「まあ雪風なんだからいいんじゃないの?」

親潮「そうですね。たぶん私がやっても違和感しかないでしょうし」

陽炎「なになに、だったらあたしがなでてあげようか〜?」

初風「はいはい、わかったからあっちでおとなしくしてなさいって」
206 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/07/27(水) 00:15:21.80 ID:IirkOGIXo

磯風「しかしこの後の遠征の予定がなくなったのは素直にうれしいな」

浜風「この後は私たちの当番でしたしね」

谷風「いやー、こいつはラッキーだったね」

秋雲「これも普段からの行いがいいからかなー?」

磯風「いや、それはないな」キッパリ

秋雲「うえっ!?即否定はひどくない?」

浜風「それを今度巻雲さんの前で行ってみたらどうですか?ものすごく恨めしい目で見られると思いますよ」

磯風「毎度のごとく手伝わせてるしな」

谷風「あー、秋雲はそうかもねー」

秋雲「誰も否定してくれないこの状況…ひどい」シクシク
207 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/07/27(水) 00:20:24.56 ID:IirkOGIXo

提督『さて、それで今夜は温泉施設内の宴会場で完成記念もかねて大宴会を行う』

隼鷹「宴会!?」ガバッ

千歳「宴会!宴会って言ったよね今!?」ガタッ!

千代田「お姉、いきなりテンション上がりすぎだよ〜」

飛鷹「隼鷹も少しは落ち着きなさいって…まあ無理だろうけど」

龍驤「しっかし大宴会なんてまた思い切ったことするなー提督も」

祥鳳「それ以前に宴会ができるほど広い宴会場があるというのが気になるのですが…」

瑞鳳「そうだね、どれだけ広いのかな?」

鳳翔「あら、そうなると私も手伝いに伺ったほうが」

龍鳳「あっ、それでしたら私も」

大鳳「いえ、お二方は普段から色々とやってくれてますから今日ぐらいはまかせっきりでも大丈夫かと思いますよ」

208 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/07/27(水) 00:27:21.84 ID:IirkOGIXo

提督『宴会料理は今回は間宮さんたちに依頼してある。期待してくれ、というか俺も期待している』

赤城「間宮さん!!料理!!」ガバッ

飛龍「あー、爆弾発言飛び出したねこれ。こりゃ今日の宴会は荒れるぞー」

蒼龍「リミッターを外したみたいにひたすら食べ続けるからね」

翔鶴「わ、私たちで止められるかしら…?」

瑞鶴「やめといたほうがいいよ、それに赤城さんに加えて今はいないけど加賀さんも入って来るんだよ。私たちじゃどうにも出来ないって」

雲龍「宴会料理…いったい、何が出るのかしら…」

葛城「というか食べきれるかな?いや、間違いなく美味しいんだろうけど」

天城「食が細いというのもこういう時は少し残念ですね」

赤城「あっ、もし残すようでしたらこちらに回していただければ全部処理しますのでご安心ください」

飛龍「いや、そういう問題じゃないと思うんだけど…まあいいか」
209 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/07/27(水) 00:40:00.67 ID:IirkOGIXo

あきつ丸「むぅ、しかし、これではまるで…」

瑞穂「あきつ丸さん、どうかしたんですか?」

あきつ丸「いえ、自分はここに来たのは海軍と共に深海棲艦を打倒するために派遣されてきたのであります」

あきつ丸「それなのに温泉で羽を伸ばした後に宴会とは…これでは将校殿に申し訳ないと思った次第でありまして…」

瑞穂「ああ、確かにそれは悩みますね」

まるゆ「けどあきつ丸さん。今日はせっかく提督さんが用意してくれたんですから楽しみましょうよ」

瑞穂「そうですね。私が言うのも失礼かもしれませんが将校さんもあきつ丸さんにそこまで張り詰めていて欲しくないと思いますよ?」

あきつ丸「む、むぅ…」

秋津洲「もー、だからあきつんはかたっ苦しいって思われるのかも!!こういう時はパーッと過ごせばいいの」

あきつ丸「誰があきつんでありますか!?」

瑞穂「あ、アハハ…まあ秋津洲さんらしいというかなんというか…」


210 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/07/27(水) 00:47:11.11 ID:IirkOGIXo

提督『それと万が一の事態に備え…まぁ、考えたくはないが温泉に入る際は皆には水着を着用して入浴してほしい』

初月「成程。最悪襲撃があったとしてもそのまま出撃体制ができるようにという事か」

島風「えー、だったらこのままでもいいのにー」

初月「いや、さすがにそれは駄目だろう」

照月「けど水着ですか、あの時買っておいたのが役に立ちますね、秋月姉」

秋月「ええ、シーズンオフで80%offになったのを待って皆の分をまとめて買った甲斐がありました!!」

初月「まさか僕の分も買っておいてくれたなんてね…まあ嬉しいけど」

リットリオ「私たちは向こうから持ってきたのでいいかなー」

レーベ「向こうだと水着で入浴は当たり前になってるところもあるしね」

マックス「それにサイズは変わってないし問題はないわ…素直に喜べないけど」

島風「えー?変わってないほうが良くない?体に馴染んでるん訳だし」

マックス「体はそれでいいかもしれないけど、せめて、ね…」クッ

島風「???」
211 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/07/27(水) 00:53:21.89 ID:IirkOGIXo

神風「み、水着…?」

レーベ「えっ、神風さん水着がないんですか?」

神風「いえ、正直こんな事なかったから準備していなかったというか」

秋月「あっ、それでしたら私たちのを一着貸しましょうか?」

神風「いえ、最悪入らずに見学というのも悪くないしそれで…」

春風「神風お姉様。ご安心ください。こんなこともあろうかと水着でしたら神風お姉様の分も用意してありますので」

神風「あ、ありがとう?というかよくサイズがわかったわね」

春風「これも妹の務め、ですよ」ニコッ

リットリオ「ふぇ〜そこまで準備してるなんて立派だね」

マックス「いえ、あれはそれ以上のものを感じるのだけれど…」
212 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/07/27(水) 00:58:07.58 ID:IirkOGIXo

提督『それでは最後に皆準備が出来次第温泉に向かって欲しい…のだが、人数が多い駆逐の皆は鹿島と香取の誘導に従ってほしい。俺からは以上だ』

夕雲「あら、まあ人数を考えたら仕方ないですかね」

巻雲「そうですね夕雲姉さん」

長波「まっ、バラバラで行ったら間違いなく騒ぎを起こしそうなのもいるしな」チラッ

朝霜「ん?今あたい達の事を見なかったか?」

清霜「ひどーい!!絶対そんなことしないのにー」

風雲「といいつつ絶対あちこち走り回るでしょう?問題はそこよ」

清霜「うぐっ!?」

朝霜「しゃーねーじゃん。気になるものは気になるんだしさ」

沖波「まあ集団行動では致命的ですね」

早霜「まさにトラブルメーカー…」ボソッ

朝霜「んだと!?」

夕雲「はいはい、喧嘩はそこまでにして自分たちの部屋に戻って水着を用意しましょうね」
213 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/07/27(水) 01:01:20.80 ID:IirkOGIXo

提督『それでは最後に、みんな怪我をしないように楽しんでくれ。では』プツッ

シオイ「やったー!!思いっきりどぼーんできる!!」

イムヤ「久々の休暇ねー、よーし、私たちも思いっきり楽しみましょうか」

ハチ「私達は水着はこのままでいいのかな?」

イク「指定はなかったから着慣れたこの水着でいいと思うの」

シオイ「というより私達これ以外持ってないけどね」

ろー「だって、でっちも楽しもう、ねっ!!」

ゴーヤ「……アハハハハ」

ろー「で、でっち…?」
214 : ◆KObYJPvVwhMN [saga]:2016/07/27(水) 01:05:06.59 ID:IirkOGIXo

ゴーヤ「そう、オリョールやバジーカレーとか回ってきたけど今度はヤスミ海域でちかいやぁ世界は広いでち」

ろー「しっかりしてでっち!!そんな海域はないって!!」

ゴーヤ「ああ、そうでちね、エンカイ沖だったかQカ海域だったか。いやぁ、今度はあまり対潜要員がいない海域だと嬉しいでちねぇ…」

ハチ「いけない、急に休みって言われて脳が追い付いてないみたい」

イク「こういう時は荒治療が一番なの。というわけでろーちゃん。一発かましてやるのね」

ろー「は、はいっ!!」ゴスッ

ゴーヤ「ごふぅっ!!」バタッ!!

イク「うん、あとは目を覚ませば元通りになるはずなの」

イムヤ「なんというか、ゴーヤも哀れね…」
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