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どうやら穂乃果がRPGの世界に入り込んだようです 2
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◆G2i9TD/uc6FP
[saga]:2024/02/02(金) 15:11:22.91 ID:fYMmDu6D0
転送先は裏路地。
もう日が落ちており、薄暗く人通りもほとんど無い。
凜「村長さんの言うとおりだにゃ」
ことり「これからどうしよう?」
海未「まずは情報収集でしょうね。なぜ私たちが指名手配されたのか調べなければ」
希「せやね。けど、いくら魔法がかかっているとしてもローブ姿で固まって行動するのは危険や」
希「全員バラバラに分かれて街を散策しよう。30分後にここ集合でどうやろうか?」
花陽「うん、いいと思う!」
ことり「大きい道は通らないほうがいいかもね」
海未「ええ、そうですね。ひとまず今の私たちには情報が足りていませんから、なんでもいいので情報を集めましょう」
希「みんないい?1人だとしてもばれたらおしまいや。バレそうになったら逃げること!」
穂乃果「わかった!よし…それじゃあ30分後またここで!」
6人は散開し、探索を始めた。
別々の道を歩くメンバーたち。5分くらい歩いて、全員が別々の方向へ。
穂乃果(といっても、何からすればいいのやら・・・)
穂乃果(とりあえず、城でも見てこようかな?)
城へと進んでいく穂乃果。この城下町の大きさには驚いている。
穂乃果(お城遠いなぁ・・・)
穂乃果(大きい国には結構行ってるけど、ここまで大きいのははじめてだなぁ・・・)
少し街をこそこそと歩いていると、街の広場から小さな光の柱が出現する。
穂乃果「!?」
光の柱から長方形の光が出現し、そこに兵士が映った。
街の人「お、こんな時間に映像クリスタルが動いたぞ。何かあったのかな」
穂乃果(凄い。モニターみたいなものかな…?)
映像の兵士「国民に告ぐ。ゴールゴストを脅かす大罪人”μ's”が我が国に入り込んだ」
穂乃果「!?」
映像の兵士「国民は直ちに家に避難せよ。再度知らせがあるまで外出を禁ずる!」
街の人「な!?お、おい帰るぞ」
街の人は一緒に行動していた人たちとそそくさと帰ろうとする。
街の人「そこのローブのあんた!ぼさっとしてないで帰ったほうがいいぞ!」
穂乃果「え!?あ、は、はい…」
男「その必要はない」
穂乃果の返事を遮るように男の声がする。
声のほうを向くと、大剣を背負った筋肉質の男が立っていた。
彼の声を聞いてまわりの住民たちはざわつく。
男「早く避難するんだ。ここは危険だぞ!」
筋肉質の男がそういうと、ざわついていた住民たちはバタバタと帰りだす。
穂乃果「…」
穂乃果は男をじっと見つめる。
男「まんまと餌にかかったものだな、μ's」
穂乃果「やっぱり、気づいていたんですね」
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