どうやら穂乃果がRPGの世界に入り込んだようです 2

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1 : ◆G2i9TD/uc6FP [saga]:2016/07/02(土) 22:23:27.86 ID:tlm9Emas0
【どうやら穂乃果がRPGの世界に入り込んだようです】の2スレ目です

μ'sメンバーのイメージ崩壊の可能性があります。

この作品は>>1の勝手な妄想です。
完全不定期でかなり投稿ペースが遅いですが、よければお楽しみください。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1467465807
2 : ◆G2i9TD/uc6FP [saga]:2016/07/02(土) 22:25:37.69 ID:tlm9Emas0
物語系SSなので、前スレから読むことを強く推奨します。


前スレ

・どうやら穂乃果がRPGの世界に入り込んだようです
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1408880001/
3 : ◆G2i9TD/uc6FP [saga]:2016/07/02(土) 22:42:31.92 ID:tlm9Emas0
#31【勇気ある者たち】


ジョカル「さて、みな傷は治ったかの?」


海未「全員ある程度は回復しました」


ジョカル「さて…μ'sよ、本当にありがとう」


ジョカルは深く頭を下げる。


穂乃果「えっ!?ジョカルさん!?」


ジョカル「お主らがおらんかったら、この神殿はやられていた」


絵里「顔をあげてください。勝てたのは、ここで転職したからですよ?」


ジョカル「ありがとう…」


真姫「しめっぽい感じはなしにしましょ?」


にこ「あ、そういえば…結局穂乃果の職業ってなんなの?」


穂乃果「それがまったくわかってなくて…」


ことり「でも、穂乃果ちゃんは絶対に強くなってたよ。あのゴッザスっていう幹部…転職前だったらあっという間にやられてたと思う…」


海未「そんなに強かったんですか?」


穂乃果「うん…とてもね。最後に少し動揺してたから勝てたってところもある」


花陽「…とても強いんですね。魔王軍幹部は」


希「そりゃあ魔王の手下の中でとっても強い者のことやからね」


凛「凛も戦いたかったにゃ…」


ジョカル「すまぬが、職業について話してもいいかの?」


穂乃果「はい!」


ジョカル「お主の職業は、いわば完全に新規の職業じゃ。じゃから名もないし効果もわからない」


ジョカル「よって、今ここで名前を決定することにした」


真姫「それでいいのかしら…」


ジョカル「お主の職業は【勇者】じゃ」


穂乃果「勇者!?」


ジョカル「あの勇気、強さ。立場からしても勇者じゃが、立場を関係なくしても勇者というにふさわしい戦いっぷりじゃった」


ジョカル「じゃから、職業について記す書物にはこう載せておこう」


ジョカル「『悪を切り裂く者たちの筆頭となる力を持った存在』とな」


穂乃果「っ…」
4 : ◆G2i9TD/uc6FP [saga]:2016/07/02(土) 22:44:04.22 ID:tlm9Emas0
前スレから連稿なので今回はここまでです。
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/02(土) 23:58:12.65 ID:Ts9VZus40
二刀流かっこいい
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/03(日) 00:01:25.67 ID:WoGsMoc+0
http://i.imgur.com/fWy9JdR.jpg
誰か二刀流描いてないかな
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/09(土) 16:22:46.22 ID:9aO6nkWAO
乙です!
穂乃果は勇者だったか!
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/13(水) 22:18:05.10 ID:IK3b9IBB0
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/14(木) 20:17:37.46 ID:kzI4O4+50
10 : ◆G2i9TD/uc6FP [saga]:2016/07/14(木) 22:14:09.43 ID:sxkiEoxE0
ことり「勇者…穂乃果ちゃんにぴったり!」


海未「はい、しっくりきますね」


穂乃果「そ、そうかなぁ…」


にこ「職業『勇者』っていうのもなんだか変なものね」


希「ええやん?」


にこ「別に批判してるわけじゃないわよ!」


花陽「そういえば、どうしてジョカル神殿を守っていた結界が破れたんでしょうか…」


ジョカル「さっき確認してきたのじゃが、結界は張られておったのじゃ」


凛「どういうこと?」


真姫「魔物が進軍してくるときにだけ結界が破られたってこと?」


ジョカル「そういうことじゃ。おそらく魔王軍の何者かがやったのじゃろう」


ジョカル「この神殿の結界はこの創世神様が張られたらしいからのう。その結界を破るとは、たいした能力者じゃ」


花陽「魔王軍にはそんな大魔法使いが…」


凛「その魔法使いも私たちで倒そうよ!」


海未「そうですね!私たちがやらなければ」


ことり「そういえば…穂乃果ちゃん、あの2本目の光の剣はどうしたの?」


海未「二本目の剣?」


穂乃果「ゴッザスに完全にやられてたんだけど、どうしてか力がこみあげてきて魔力の剣を作れたんだ」


絵里「転職したからできたのかしらね?」


ジョカル「わしも見ておった。素晴らしかったぞ」


穂乃果「自分でもどうしてできたのか分かってないんだ。でも、よくわかったことは一つだけあって…」


海未「それは??」


穂乃果「魔力の剣を作った時、すっごく切なかった。胸がはち切れるくらいに」


希「…不思議やねぇ」


真姫「ずっと思ってたけれど、穂乃果は不思議なところが多すぎるわよね」


にこ「それはにこも思う。まずその剣のつかいっぷりよ、なぜかできた。なんてそんなのありえないはずよ」


花陽「魔法がない世界から来たのに魔力があるだなんて、それもおかしいよね」


凛「穂乃果ちゃんの身体能力って、前の世界ではそうじゃなかったんだよにゃ?」


穂乃果「もう!!みんなしていじめないでよ!!」
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/14(木) 23:00:58.11 ID:Zwl/OI0SO
ほのかわいい
12 : ◆G2i9TD/uc6FP [saga]:2016/07/14(木) 23:07:17.58 ID:sxkiEoxE0
ジョカル「ひとまず、今日はここでしっかり休みなさい。宿屋は運よく壊されていないからそこで休むといい、お金はもちろんいらないよ」


絵里「じゃあお言葉に甘えて今日は休みましょうか。全員疲れているだろうから」


μ's全員は宿屋に宿泊する。
夜中全員が寝静まった後、穂乃果はまだ起きていた。


穂乃果「……なんなんだろう、あの切ない気持ち」


穂乃果「剣を出した時、少しの間だけ感じてそのままスーッと消えていったあの感情。一瞬だったけど、たしかにすごく切なかった」


穂乃果は首につけているオレンジのネックレスを見つめる。


穂乃果「…これが、何か特別な意味を持っているの?」


穂乃果は手に取って見つめる。


穂乃果「…どうしてこの世界にいきなり来たんだろう?どうして戦えるんだろう?どうしてこの世界にはμ'sが存在してて、他のみんなも元の世界のみんなと同じ顔、性格をしているんだろう」


穂乃果「ラシュータはどうしてだらけだよ…」


穂乃果「…ジーズに行けば、わかるかもしれないもんね」


穂乃果「疲れたや…寝よう」


穂乃果は深い眠りについた。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


???「ホノカ、聞こえますか?」


ホノカ「あなたは…」


ホノカ「私、死んじゃったの?」


???「ええ…。でもあなた達はよくやってくれました。奴は確実に弱っています。」


ホノカ「でも…私は…あなたに『魔王を倒してくれ』と頼まれたのに…」


???「本当に、すまないことをしたと思っています。あなたには…」


ホノカ「いえ…あなたが謝ることじゃないですよ」


???「…奴は、ラシュータを破壊しようとしています」


ホノカ「そんな…」


???「奴をあなたたちが弱らせてくれたおかげで、迎え撃つことができます。あとは何とかします」


ホノカ「そっか…よかった…」


???「ですが、完全に倒せるかはわかりません。復活してしたときに、私が力を取り戻しているかどうかもわかりません」


???「そこでです。あなたたちμ'sの魂を私に託してくれませんか?」


ホノカ「どういうことですか?」
13 : ◆G2i9TD/uc6FP [saga]:2016/07/14(木) 23:24:00.26 ID:sxkiEoxE0
ホノカ「………そっか、わかりました」


???「説明は無用、ということですか?」


ホノカ「はい。私は大丈夫ですけど、他のみんなは…」


???「もう他の8名にも了承を得ています。あなたが最後です」


ホノカ「そうでしたか…よかった」


ホノカ「意識が…」


???「時間が残されていないのです。あなたは今魂だけの存在ですから」


ホノカ「…じゃあ、最後に少しお願いをしてもいいですか?」


???「ええ、内容次第ですが」


ホノカ「お母さんとお父さんに『ありがとう』と伝えてほしいんです」


ホノカ「あと、ユキホには『ごめんね』って伝えてください」


???「わかりました。ですが、あなたに伝えないといけないことがあります」


???「フラリードが破壊されたことにより、フラリードに関する記憶がラシュータからなくなってしまうのです」


???「ですから、あなたがフラリードに旅をしに行ったことはみなの記憶から無くなり、あなたは突然いなくなったことになるでしょう」


???「それでも、伝えておきますか?」


ホノカ「はい、お願いします」


???「わかりました。では、これからあなたの魂を私が預かります」


ホノカ「はい」


ホノカ「…頑張ってね、『オリジナル』の穂乃果。だめなときは、背中を押すから…」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


穂乃果「っ!!」


穂乃果はガバッと起きる。


まだ明朝で海未も起きていなかった。


穂乃果「……っ」


穂乃果はゆっくりと眠りについたのだった。


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