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▽【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-42冊目-【超電磁砲】 URI
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82 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/07/22(金) 01:54:17.50 ID:CA8tU/R00
ええぞええぞ
83 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/07/23(土) 11:01:49.09 ID:POG3RwLY0
もっと来いオラ!!
84 :
予告(本当に書くとは言っていない)
[saga]:2016/07/24(日) 03:03:53.46 ID:52uL8H3p0
数レスほどお借りします。
85 :
予告(本当に書くとは言っていない)
[saga]:2016/07/24(日) 03:05:21.68 ID:52uL8H3p0
パリ・コミューン発足145周年記念
ドイツ社会主義統一党発足70周年記念
スターリン批判&日ソ国交回復60周年記念
ソ連崩壊25周年記念
あと、来年でロシア革命100周年&ソ連建国95周年
86 :
予告(本当に書くとは言っていない)
[saga]:2016/07/24(日) 03:06:27.11 ID:4Im6P6F1O
バウムシュテッペン公国は、ザクセン州とバイエルン州、チェコの狭間に位置するシンガポール程度のごく小さな領邦国家である。かのルドルフ2世時代以来の歴史を持つこの小国は、しかしその小ささとは裏腹にルネサンスを背景とした高度な学術研究が栄え、歴代君主自身が優秀な科学者だった事もあって中部ヨーロッパにおける先進的な学問の中心地として長年その名を馳せてきた。
特に18世紀後半、幼くして即位したエンヒェン女公による啓蒙的専制以来の発展は目覚しいものがある。イギリスの産業革命に触発された学問の振興、工業化、そして近代的教育制度・機関(エコール・ポリテクニークなど他国の教育機関にも多大な影響を与えた)の整備。これらによって公国は比類なきまでに発展し、それらの科学技術や制度を輸出する事で神聖ローマ帝国及び後のドイツ、ひいてはヨーロッパ全体の近代化に大きく貢献した。そして、あまりにも成長のスピードが異常だったために悪魔と取引したとかエイリアンの技術提供を受けたとかあらぬ噂を流された。
しかし、その繁栄にもやがて終わりの時が来た。七年戦争、ナポレオン戦争、1848年革命、普墺・普仏戦争、第一次世界大戦……幾多の危機を乗り越えて独立を維持してきた公国も、流石にナチスドイツ相手ではどうしようもなく、1939年を以ってボヘミアと一緒に併合、直ちに民間人立ち入り禁止区域に指定された。そして、今では国そのものが親衛隊直轄の研究機関に成り下がり、日夜第三帝国の支配を正当化してアーリア人の優位性を裏付けるための研究や、戦争に勝利する為の軍事兵器開発が行われていた。その中には目を背けたくなるほど凄惨で非人道的な実験も含まれており、その代表格が超能力研究であった。現当主のテレスティーナ女公が筋金入りのファシストにしてサディストという事もあり(この事実はファシズムがブルジョアや資本家と不可分の思想であり、我らプロレタリアートと決して相知れる事のない不倶戴天の敵である事の紛れもない証左である)、それはそれは酷いものであった。
あ、その割に国名がユダヤっぽいじゃないかとかいう野暮なツッコミはなしでお願いします。
87 :
予告(本当に書くとは言っていない)
[saga]:2016/07/24(日) 03:08:18.79 ID:4Im6P6F1O
アーネンエルベ第一位・一方通行(ベシュロイニガー)親衛隊少将「ギャハッ! オラとっとと死にさらせ出来損ない乱造カレル・チャペックもどきがァ! オマエラなンざこの世に存在するだけであらゆる生命への冒涜なンだよォ!」ドゴッ
お前がそれを言うのか(驚愕)。彼は反射能力とベクトル操作能力と、「解析した現象から限りなく本物に近い推論を導き出せる」という優れた演算能力と病的なヒーローコンプレックス(厨二病)を持つロリペドホモガキである。(要するにバイであり、しかもイ◯ポである。クソちょび髭もさっさとこんな奴ガス室に送っちまえば良いのだ)何故かこんなナヨナヨした、英語にするとセロリアックみてぇな名前になる白モヤシがニェーメツ共の切り札『だった』らしい。何故過去形なのか。この後お話ししよう。
ミーチェク10032号「ご、ふっ……?」
一方通行(ベロリンガ?)「そンじゃ、そろそろ終わりにすっかァ……」
ミーチェク10032号「いま……だに……理解……でき……ません……なぜ……このような……実験が……」
一方通行(あれ? ベロ出しチョンマだっけ? モチモチの木?)「やれやれ、こンだけ殺されてりゃ流石に学習すると思ったンだがなァ……いくら見た目をそっくりにしても、所詮は模造品か……。いいぜ、今日は機嫌が良いから特別に教えてやらァ」
なめまわしポケモン(ベロベルト)「俺も詳しくは知らねェけどよォ、なンでもこの『超人進化実験(エベネ6シヒト)』とやらの目的はアーリア人をさらなる高次元の存在に進化させる事で、それはオマエラのオリジナルである第三位のガキを128回ブチ殺す事で実現するンだと」
エムレ(ベロゾール)「でも、第三位はたった一人しかいないから、そのクローンであるオマエラで代用するンだと。性能が本物より劣るから回数も2万回に増えるがな。つーわけで、オマエラの犠牲のおかげで人類は新たな段階に進化できるわけだから喜ンで死ンでくれや。恨むンならスラブの劣等人種に生まれたオマエラの『お姉様』を……」
ファマー・カミジョフ(上条当麻)赤軍准尉「ぐちゃぐちゃ言ってねぇで離れろっつってんだろ、ナチ豚!」ソゲブ
88 :
予告(本当に書くとは言っていない)
[saga]:2016/07/24(日) 03:10:12.76 ID:4Im6P6F1O
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!! 全ての能力者達の輝ける太陽、同志カミジョフ来た! これで勝つる!何を隠そう、このツンツン頭が印象的なアジア系少年こそが後のソ連邦英雄、カミジョフ准尉なのである。
アールグレイ(ベルガモット)「ンあ? 悪ィ、ロシア語はさっぱり分からなくてなァ。なンだオマエドイツ語話せるじゃねェか」
カミジョフ准尉「御託はいいからとっとと彼女から離れやがれってんだ犬畜生が!」ソゲブ
えーっと……一転攻勢さんだっけ?(ベ……何とかさん)「ハン、オマエ、当然俺が誰だか知った上で物言ってんだろォな? それに見たところ、オマエだけみてェじゃねェか。大方斥候ってとこだろォが、本隊はまだなンだろ? 俺は(理論上)ドイツ国防軍全軍よりも遥かに強ェンだ、ましてや一兵卒のオマエ如きじゃどォしようもない。生憎だがオマエにはどォする事も出来やしねェよ、大人しくそこで指加えて眺める事に徹するなら命ぐれェは……」
ウィリアム・オルウェル英陸軍大佐「貴様のこれから行くところは高次元ではなく地獄なのである」アッ-クア
セシル・アップヴィレッジ(上里翔流)米海兵隊少尉「とりあえず煉獄を望むか?」テンノゾ
乞食(ベガー)「ハァ!? ち、ちょっと待て! なンでオマエラまでここにいる!? さっきから俺の名前表記がおかしい事にツッコミたかったのにそンな気も失せちまったよ!」
カミジョフ准尉「こうしてソビエト、イギリス、アメリカの連合三国が揃ったわけだが……実は言い忘れてたけど、既に包囲始まってるんだよね。で、どうする? 素敵な悪あがきを続けるか? 蛆虫」ソゲブ
ベロニカは死ぬことにした(主演:真木よう子)「…………こっ、来いやあああァァァァァァァァァァ!!!!!!!」
89 :
予告(本当に書くとは言っていない)
[saga]:2016/07/24(日) 03:11:30.02 ID:4Im6P6F1O
第三帝国が断末魔の叫びを上げていた1945年4月27日(つまり、ビアージオの中の人が産まれるおよそ半年前)、第二次世界大戦最後の激戦の戦端がこの地において開かれた。
イワン・コーネフ元帥麾下の第一ウクライナ方面軍に米英の兵士を少々加えた総勢50万の兵が、かねてより包囲を進めていた公国の中心部目掛けて一気に突入したのだ。
僅か1万人という敵戦力の少なさに反して、連合軍は当初苦戦を強いられた。というのも、公国の守備隊が皆強力な超能力者ばかりで構成されていたからである。しかしそれも最初の2日ほどだけであり、程なくして二人の異能力者と一人の魔術師による活躍によって形勢は逆転。僅か1週間ほどで決着が付き、第一ウクライナ方面軍はその足でプラハに居座り続けるファシスト共をぶちのめしに行った。
とはいえ、戦いは壮絶なものであった。軍属・民間人合わせて双方に20万近い死傷者を出し、無傷な建物や設備はごく1割にも満たず、直前に郊外で行われた「ゲパックシュタット(英語ではバゲージシティ)攻防戦」をも凌ぐほどの被害となった。また、数世紀に渡って蓄積されてきた貴重な試料や研究データも戦いの混乱で略奪や焼失によって散逸し、その多くが失われてしまった。この事はアレクサンドリア大図書館炎上……ほどではないにせよそれに匹敵するほどの損失である。
中でも最も戦闘が激しかったのが首都・レーンケルン(現在の第1・第7学区に相当)である。しかし一方で、クローン達のオリジナルであり、長年行方不明となっていた電気系能力者のチェコ人少女、ミロスラヴァ・ミーチェク嬢(御坂美琴)他多くの罪なき人々が旧公宮(現・労働人民文化宮殿)の地下牢から救出されたりしたので必ずしも悪い事ばかりではなかった。
90 :
予告(本当に書くとは言っていない)
[saga]:2016/07/24(日) 03:16:45.76 ID:4Im6P6F1O
大戦終結後の1947年、公国では反ナチ派住民の抵抗組織(共産党系)による革命政権が樹立、ファシズムに与した旧公家を追放して君主制を廃止する事が決定された。その後、旧公国は米英仏の干渉に脅かされないようソ連軍の保護下に入った。
ソ連軍の庇護を受けつつ、イギリスから政治的亡命を行ってそのまま帰化した科学者アレクサンドル・エドゥアルドヴィチ・クロウリーによる指導の元、バウムシュテッペン人民共和国では研究設備の再興や社会保障制度の整備、企業国有化などの改革が推し進められた。そしてドイツ民主共和国の成立が相成った1949年、独ソ両国の友好を祈念してドイツ領に復帰し、スターリン学園都市(スターリン・ウニベルジテートシュタット)に改称した。こうして、この学園都市の歴史は始まったのだ。
この映画は、戦禍から不死鳥の如く蘇ったこの学園都市がやがて東側世界の学問の中心、ひいては全世界の学生達の理想郷となり、冷戦終結の混乱を乗り越えてもなお学問におけるヨーロッパ統合の要として燦然と光を放ち続け、ついには世界文化遺産に登録されるまでの過程を追った一大ドキュメンタリーである……!
『学園都市が東ドイツにあった時にありがちなこと』
公開日未定!
91 :
予告(本当に書くとは言っていない)
[saga]:2016/07/24(日) 03:19:06.33 ID:4Im6P6F1O
以上です。いつから書けるか全くメドが立っていないものの、アイデアだけはあったのでここに投稿させていただきました。時期は決まっていませんが、そのうち書きたいと思っています。
ありがとうございました。
92 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/07/24(日) 06:24:25.36 ID:DTPwYefR0
どういうことなの……
93 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/07/24(日) 09:58:28.05 ID:5p1SwH580
あん?
94 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/07/25(月) 19:47:00.45 ID:l+y21hZo0
短編で面白いのが読めるのか?
95 :
去鳴「来ちゃった☆」上里「」
[sage]:2016/07/30(土) 11:16:46.20 ID:qqHM8vB/0
何レスかお借りします。上里と去鳴、新約15巻バレ微有?
96 :
去鳴「来ちゃった☆」上里「」
:2016/07/30(土) 11:17:32.23 ID:qqHM8vB/0
キーンコーンカーンコーン
上里「……ふぅ」
上里「(さて、この後はどうしようかな。また生徒会の手伝いにでも…)」ガヤガヤ
上里「(…?何か騒がしいな)」
去鳴「おーい、お兄ちゃーん。おーい。」
クラスメイトA「何だ、あの子…レインコートに…半裸…?」
クラスメイトV「確実にうちの生徒じゃないよな…痴女か?」
上里「」
97 :
去鳴「来ちゃった☆」上里「」
:2016/07/30(土) 11:17:59.04 ID:qqHM8vB/0
去鳴「あ、いた。お兄ちゃん、やっほー」手フリフリ
上里「…なんでお前がここに居るんだ…!」
去鳴「そりゃ勿論、お兄ちゃんを迎えに来たに決まってるっしょ?」
上里「迎えに来たって…」
クラスメイトC「上里と痴女が親し気に話してる…どういう関係だ…?」
クラスメイトD「さっきお兄ちゃんとか呼んでたような…まさかそういうプレイ…」
上里「…とりあえずここから離れるぞ」
去鳴「おっけー」
98 :
去鳴「来ちゃった☆」上里「」
:2016/07/30(土) 11:19:17.18 ID:qqHM8vB/0
上里「…それで、目的は何なんだ?」テクテク
去鳴「ん?目的って?」テクテク
上里「とぼけるな。わざわざ来たって事は何かしら理由があるんだろう?」
去鳴「妹がお兄ちゃんに会いに来るのに理由なんていらないよん。…あぁ、でも。強いていうなら、お兄ちゃんが上条ちゃんに手出してないかどうか確かめに来た、かな?」
上里「…」
去鳴「そんな睨まないでよ。何度もいうけど、私はお兄ちゃんの味方だよ?」
去鳴「上条ちゃんを[
ピーーー
]ことがお兄ちゃんのためにならないから止めてるだけであって。そもそもお兄ちゃんには[
ピーーー
]とか殺さないとか、そういう次元に来てほしくないの。そういうのは私みたいな狂人で十分」
上里「…もう[
ピーーー
]気はないよ。だからもう帰れって」
去鳴「冷たいなぁ、たった一人の妹なんだからもっと優しくしてよー」
99 :
去鳴「来ちゃった☆」上里「」
:2016/07/30(土) 11:20:01.05 ID:qqHM8vB/0
上里「義理だろ」
去鳴「義理でも妹は妹だもん」
上里「…」ハァ
去鳴「〜♪」
上里「…大体さ、お前。なんであんな事したぼくに、まだ普通に話しかけられるんだ?」
去鳴「あんな事って?」
上里「…意識の向きを変えて、精神世界に閉じ込めたのはぼくだ」
去鳴「やったのはお兄ちゃんの取り巻きどもでしょ」
上里「頼んだのはぼくだ」
去鳴「そ。で、それがどうかした?私はそんな事もう忘れたし、まぁ私みたいな奴を暴れないように、ってのは誰もが考えることだからね。お兄ちゃんが気にすることないよ」
100 :
去鳴「来ちゃった☆」上里「」
:2016/07/30(土) 11:20:44.01 ID:qqHM8vB/0
上里「…」
去鳴「…じゃ、悪いって思ってるなら…お詫びに私の言うこと聞いてくれる?頼みたいことがあるんだけど」
上里「…頼みたい事?」
去鳴「嫌そうな顔しないでってば。…そのさ、私、学園都市来たの初めてだし。色々あったからロクに観光もできてないんだよね。だから私とデー…じゃ、じゃなくて。案内してよ。学園都市。お兄ちゃんも来たばっかとはいえ私よりは詳しいっしょ?」
上里「…ぼくじゃなくて上条に頼めばいいじゃないか」
去鳴「…こ、この鈍感兄貴め…。ええい、私はお兄ちゃんと一緒に行きたいの!それぐらい分かれバカ!」
上里「…」
去鳴「…」
上里「………分かったよ。案内すればいいんだろう、案内すれば」
去鳴「!」パァ
上里「まぁ、妹が暴走しないように手綱を握るのも兄の役目だろうし。…で、どこに行きたいんだ?」
去鳴「うーん、そうだなぁ…」
上里「…」
去鳴「…」
去鳴「お兄ちゃんと一緒なら、どこだっていいよ」ギュッ
101 :
去鳴「来ちゃった☆」上里「」
:2016/07/30(土) 11:21:36.98 ID:qqHM8vB/0
終わり。去鳴ちゃんが思ってた以上に可愛かったのと去鳴ちゃんが出演するSSがないのでむしゃくしゃして書いた。
オチはない。お目汚し失礼しました。
102 :
ID加速中
◆tgZGQxzvtQ
:2016/07/30(土) 11:21:55.11 ID:ikwHXQEG0
ジャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアップ
103 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/07/30(土) 19:36:26.86 ID:KHcyUPsk0
去鳴ちゃんかわわ
104 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/01(月) 09:08:51.60 ID:1I1aZTp20
サロメ
105 :
番外個体「ミサカ、まだ一年も生きてないし」
[sage]:2016/08/15(月) 20:22:26.76 ID:s2KG6f480
何レスかお借りします。番外通行。多分他の人が114514回ぐらい同じようなネタ書いてると思うけど許してください。
106 :
番外個体「ミサカ、まだ一年も生きてないし」
[sage]:2016/08/15(月) 20:23:05.77 ID:s2KG6f480
番外個体「ロリっていえないこともないよね?」
一方通行「…」
番外個体「ね?って聞いてるじゃん」
一方通行「…あァ、そうかもしンねェな」
番外個体「だよね。ミサカはロリ、ロリロリロリロリロリ〜」
一方通行「(遂にイかれちまったか?)」
番外個体「という事で第一位。ミサカと×××××しよ?」
一方通行「」ブーッ
番外個体「うわっ汚!」
107 :
番外個体「ミサカ、まだ一年も生きてないし」
[sage]:2016/08/15(月) 20:23:59.06 ID:s2KG6f480
一方通行「……、…急に何言ってやがンだ、オマエは?」フキフキ
番外個体「いや何、ほら。最終信号とミサカ以外の妹達のほとんどが例のあの人にれんあいかんじょー、っての抱いてんじゃん?だからミサカもそれがどういうのか気になってさ」
一方通行「それがどうしてさっきのネジが外れた発言に繋がンだよ」
番外個体「だって恋=×××××じゃないの?」
一方通行「…マジ顔で聞くな…。…いや、確かに×××××は恋の一部かもしンねェが、イコールで結びつく事は…ねェんじゃねェか?」
番外個体「何で疑問形なのさ」
一方通行「俺がそンな物のに縁があるとでも?」
番外個体「第一位は妹達の死体に×××××してそうなイメージあるし」
108 :
番外個体「ミサカ、まだ一年も生きてないし」
:2016/08/15(月) 20:24:38.93 ID:s2KG6f480
一方通行「………………………妹達の記憶はてめェだって共有されてる筈だろ。だったら×××××はしてねェって事ぐらい分かンだろうが」
番外個体「(凄い顔)だからあくまでイメージだって。…じゃあさ、恋って何?」
一方通行「…」
番外個体「教えて教えて」
一方通行「黄泉川や芳川に聞け」
番外個体「仕事人間とニートに聞いても分かる訳ないじゃん。ねぇねぇ教えてよー、学園都市最強の頭脳なら分かるでしょー、ねぇねぇー」ユサユサ
一方通行「チッ。…あー、よく知らねェが、出来るだけそいつと一緒に居たくて、出来るだけそいつの声聞きたくて、出来るだけ他の奴と関わって欲しくなくて、傍にいるだけで心臓がクソうるさくなる…みてェな感じじゃねェの(確か、打ち止めがよく見てる恋愛ドラマでこンな事言ってた気がする)」
109 :
番外個体「ミサカ、まだ一年も生きてないし」
:2016/08/15(月) 20:26:30.19 ID:s2KG6f480
番外個体「…」
一方通行「ンだよ」
番外個体「…ぶっ、あっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃあの一方通行が真顔で!恋について語るとか!超ウケるんだけど!ひーっ」
一方通行「オマエが聞いてきたンだろォが」
番外個体「あー…面白かった。くふっ、…というかそれは恋じゃないでしょ」
一方通行「何で断言すンだよ」
番外個体「だってそれだと、ミサカあなたに恋してる事になるし」
一方通行「………は?」
110 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2016/08/15(月) 20:27:16.23 ID:s2KG6f480
番外個体「ミサカ、あなたの事たっくさんいじめたいから出来るだけあなたと一緒に居たいし、あなたの発言に文句付けたいから沢山声聞きたいし、あなたが他の人と一緒に居たら何かアレでムカつくし、あなたの傍にいるだけで何かアレでアレだからドキドキするし、アレがアレでアレだから閉じ込めておきたいし」
一方通行「途中から何か変じゃねェか、オイ」
海原「変じゃなくて恋ですよ」
番外個体「なーに言ってんの、そんな訳ないじゃん。ミサカがこんなモヤシに恋なんて…、恋、なんて…」
一方通行「…」
番外個体「……………」バチバチッ
一方通行「がッ!?」
番外個体「……………」スタスタ
一方通行「…っ、………」ビクンビクン
111 :
番外個体「ミサカ、まだ一年も生きてないし」
:2016/08/15(月) 20:28:29.14 ID:s2KG6f480
番外個体「………あのモヤシ本当に馬鹿じゃないの、ミサカがあんな奴に…、というかミサカは悪意の塊だし?一方通行を[
ピーーー
]為に生まれた存在だし?アイツに恋なんてする訳ないっつうの、あひゃひゃひゃ」
番外個体「………」
番外個体「…そんな訳、ないし」
芳川「ただいま。…あら、こんな所で寝てると身体冷やすわよ?」
黄泉川「何か焦げ臭いじゃんね。何か料理でもしたじゃん?」
打ち止め「もー、いつもはミサカに床で寝るなって言うくせに自分が寝てるじゃん、ってミサカはミサカはここぞとばかりにあなたの頭をツンツンしてみたり!」ツンツン
一方通行「…………………何なンだ一体…」
112 :
番外個体「ミサカ、まだ一年も生きてないし」
:2016/08/15(月) 20:29:31.07 ID:s2KG6f480
おしまい。一方通行と番外個体が中々出てこないのでむしゃくしゃして書いた。最初に書いた通りネタ被りしてるだろうけど許してね。
113 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/15(月) 20:42:25.21 ID:SeDoPVqT0
ワーストたんかわいい
114 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/15(月) 21:30:55.10 ID:UmKqY3apo
やるやん
115 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/18(木) 00:05:34.44 ID:2v8Va9Am0
短い話をこれから投下します アイテム
116 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2016/08/18(木) 00:06:27.43 ID:2v8Va9Am0
アイテムのアジト
滝壺「………」
絹旗「超どうしたんですか、滝壺。そんな浮かない顔をして…」
滝壺「実は…その…昨日、はまづらの部屋を掃除していたんだけど…そしたら、その…ベットの下にこんなものが…」
麦野「あ?なんだそりゃあ…?」
117 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/18(木) 00:08:36.30 ID:2v8Va9Am0
浜面「うぃーす、わりいわりい、遅れちゃって…実はちょっと寝坊しちまってよお」
一同「……」
浜面「って…あ、あれ?どうしたんだお前ら、怖い顔して…も、もしかして遅刻したこと怒ってるのか…
けど、フレンダもまだ来てないみたいだし、」
麦野「おい、なんか変態がきてしゃべってんぞ、2人とも。誰か相手してやれよ」
絹旗「超お断りですね、麦野。顔をみるのもお断りです」
滝壺「はまづら…」
浜面「ちょ、おいおい、なんだよお前ら!俺が一体何したって…
って、そ、その机に置いてある本、そ、それは、もしかして俺の…!」
机の上においてあるちょっとHな本
118 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/18(木) 00:10:35.22 ID:2v8Va9Am0
浜面「も、もしかして滝壺が持ってきたのか!?ち、ちがうんだって、これは…そう!実は友達が持ってきてそのまま部屋にあっただけで…」
滝壺「その割には…ベットの下に大切そうに保管してた」
浜面「いやいや、そ、それは違…、け、けど、この本、水着のグラビアしか載ってないし…別に、これくらい、健全じゃあ…」
麦野「あのさあ、スケベづら君、頼むからこれ以上近づかないでくれる?気分悪くなるから」
浜面「スケベづら君!?俺のことかそれ!?」
絹旗「超同感ですね。それと、視線をこちらに向けないでもらえます?妊娠してしまいますので」
浜面「そこまで!?」
119 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/18(木) 00:13:26.68 ID:2v8Va9Am0
フレンダ「あー、ごめんごめん遅れちゃって、ちょっと妹の相手してたらさあ…遅れちゃったってわけよ…」
浜面「ふ、フレンダ!い、いいところに来た、ちょっと助けてくれよ、こいつらが…」
フレンダ「ふぇ?どったの浜面。それにみんなも怖い顔して」
麦野「おい、フレンダ。そこのド変態づら君に近づくなよ。…ひどい目にあうぞ」
絹旗「ええ、超気を付けてください…犯されちゃいますよ」
浜面「うおおおおーーーいい!」
フレンダ「え、なになに?」
120 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/18(木) 00:17:20.17 ID:2v8Va9Am0
……
フレンダ「ははあ、浜面の部屋にこんな本がねえ…まあけど、結局さ、浜面も年頃の男のコってわけよ。
まして、普段からこんなキモイんだし…私にしてみたら、さもありなん、って感じ?」
浜面「え?普段から…き、キモチわるい…?そ、そうなの、俺、そうなの?
け、けど、ほら、フレンダもこう言ってるわけだし、お前らいい加減、機嫌治して…」
絹旗「いや超みないでって言ってるじゃあないですか変態…着床させる気ですか、キモチわるい」
浜面「その言い方のほうがキモチわるいと思うけど!?」
麦野「はあ、ホント勘弁してくれよ、ド変態キモ男づら君」
浜面「どんどん俺の名前長くなっていってんな!?明らかに呼びにくいだろうがあ!」
121 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/18(木) 00:20:24.57 ID:2v8Va9Am0
フレンダ「(……)」
フレンダ「………、あーー、けど、そういえばさあ、このページのこの女、ちょっと麦野に似てない!?」
浜面「え?」
麦野「」ぴくっ
フレンダ「ほらほら、このページの女…顔といいスタイルといい…麦野そっくりじゃん…何よりおっぱい大きいしさ」
浜面「え、あ、ああ!そ、そーだな、そういえば似てるかも!か、顔も美人だし、スタイルも抜群だしなっ!」
麦野「…………」
122 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/18(木) 00:26:24.08 ID:2v8Va9Am0
麦野「はあ…、なるほどねえ、やっぱ浜面君は変態よねえ…
私、に似たグラビアアイドルが載ってる本をベットの下に大切に保管してたなんて…ったくさあ…」
麦野「…けどまあ、その変態もほとほどにしなさいよ…、ま、そもそも、私は、別にどーでもいい話なんだけどさあ…」
浜面「あ、ああ…」
浜面「(や、やった、麦野のやつ、ちょっと機嫌が直ったぞ!フレンダの何気ない一言が効いたのかな!?よかった、よか…)」
絹旗「……おっぱい好きは、脂肪たらふく食って、痛風でのたうちまわればいいのに…」
シュッシュッ…
浜面「(と、思ったら今度は、絹旗のほうがさらに機嫌悪そうな顔にぃぃ…!!
や、やばい!!なんか素振りはじめてんですけどっ!?今にも殴りかかってきそうな雰囲気なんですけどっ)」
123 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/18(木) 00:28:52.11 ID:2v8Va9Am0
フレンダ「あー、しかも、こっちのページのスレンダーな女はさあ、なんか絹旗そっくりじゃん…このショートカットの女」
絹旗「」ぴくっ
浜面「あ!……ああ、そ、そうだな!確かに、このきれいな足といい、整った顔立ちといい、絹旗そっくりだな!」
絹旗「………」
124 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/18(木) 00:31:42.43 ID:2v8Va9Am0
絹旗「………、ふう…、やっぱ浜面は超浜面ですね…、私似のスレンダーな女のグラビア写真を大切に保管してるなんて…、やっぱ超キモチわるい…」
絹旗「けど、まあ、よくよく考えてみたら、超ドーテーの哀れな浜面の楽しみを、私達がどうこう言うのもなんですから…
今回は大目にみてあげますかね、やれやれ…」
浜面「(や、やった、麦野も絹旗も機嫌治したみたいだ!ナイスフォロー、フレンダ!)」
滝壺「はまづら…どういうこと…!!」ぎりっ…!
浜面「って、超ド級の爆弾きたああああーーーーー!!」
125 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/18(木) 00:38:39.73 ID:2v8Va9Am0
滝壺「2人に似たグラビアの本を大切にしてるなんて…もしかして、浜面は2人のことが…!わたし、じゃなくて…」
浜面「ち、ちがうんだ、滝壺!こ、これは、つまり、あの、そのお…」
浜面「そ、そう!本当に、好きな人っていうのはさ!!グラビアの本なんかで代用することなんかできないんだ!
好きな人を、雑誌のグラビアの似た人で代用して、汚すような真似、俺にはできない、ってことだよ!」
滝壺「……」
浜面「っていうかそもそも、滝壺は、こんな本に載ってるグラビアアイドルの連中より、はるかに可愛いんだから!
こんなグラビアアイドル似に似た女のコ程度に、俺の心が動くわけないじゃないか!」
滝壺「はまづら…」
126 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/18(木) 00:39:49.30 ID:2v8Va9Am0
滝壺「そうだったんだ…はまづらのキモチ、よくわかった…けど、こんな本をみるのもほどほどにしてね」
浜面「ああ、こんな本、処分するよ!こんな汚れ本!こんな本必要ねーよ!だって、俺にはさ、滝壺がいるんだからさ!」
滝壺「はまづら…!」
イチャイチャ…
127 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/18(木) 00:43:24.34 ID:2v8Va9Am0
浜面「ふう、これで一件落着って、どあああああ!!」
ボゴウ!!
絹旗「あっれえー、おっしい、超外してしまいました」
浜面「ききき、き、絹旗!おま…何行きなり、殴りかかってきてんだ、あ、あぶねーだろうがああ!」
絹旗「大丈夫ですよ、浜面。私似のグラビアが載ってる「汚れ本」を所有している浜面のことですから。
『窒素装甲』で全力で殴っても、ちゃんと死ぬくらいで済みますから」にっこり
浜面「さらっと、超絶変なこといいやがったぁぁ!!あ、あっれえ、お、おかしいな、日本語なのに、行ってる意味が全然わかんねえ!!」
128 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/18(木) 00:46:09.91 ID:2v8Va9Am0
浜面「ちょ、麦野!黙って見てないで助けてくれよ!絹旗が急に襲い掛かって…」
麦野「……よし、絹旗。そのまま足止めしてなさい。そこのド変態の腹に大きな穴あけるから」キュイイイイン
浜面「って、ぎゃあああ!ま、まるい光の玉があああ!!麦野のすぐ横で膨らんでるうう!な、なじぇえええ!!
や、やめて、ビーム発射する臨戦態勢に入るのやめてえええ!」
129 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/18(木) 00:48:36.09 ID:2v8Va9Am0
ちゅどーーーーーん!
浜面「うあわあああ、た、たすけてえええーーーーー!!」
麦野「こらあああ、逃げんなド変態がああああーーー!!!」
絹旗「おとなしく殴られろごらあああああーーーー!!!」
浜面「うわわああああ!!!な、なんでえええええええーーーーー!!!!!」
…………
フレンダ「あーあ、結局さあ………、フォローするだけ無駄だったってわけよ」
おしまい
130 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/18(木) 00:49:39.22 ID:2v8Va9Am0
なんか気まぐれで書きました 感想おまちしてます
131 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/18(木) 00:51:46.75 ID:ZDoHalVSO
>>130
乙
フレンダ似はいたんですかねえ?
132 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/18(木) 00:57:35.20 ID:2v8Va9Am0
>>131
いたんだろうけど、きっとフレンダがスルーしたんでしょう
133 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/18(木) 09:37:20.88 ID:xd4bthow0
浜ちゃん・・・・・・
134 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2016/08/20(土) 02:01:32.46 ID:VQvrkZXk0
おっふ…………
135 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/22(月) 00:25:37.66 ID:y8DBcXkSO
エロネタぶっこむとRに飛ばされそうで怖いわ
136 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/30(火) 15:25:56.87 ID:nqEUQ12b0
はま〜ん(笑)
137 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/31(水) 00:15:23.48 ID:1qPkD1iSO
かまちー 作品を紹介するSSを書きたくなってきたぞ
138 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/31(水) 08:06:07.97 ID:WEZrZb8a0
>>137
書くのよ!!!
139 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/01(木) 17:51:25.23 ID:yQbqTTsc0
数レス借ります
140 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/01(木) 18:02:12.68 ID:yQbqTTsc0
レディリー「第一回かまちー作品を紹介しましょう会!!」
フロイライン「いえーい!」
レディリー「司会解説は黒幕ことレディリー・タングルロードと」
フロイライン「エレメント?マイクロ波?なにそれおいしいの?のフロイライン・クロイトゥーネです」
フロイライン「ところでレディリーさん」
レディリー「何ですかフロイラインさん?」
フロイライン「なんで私達が司会に選ばれたんですか?」
レディリー「口調にくせがなくて書きやすいからよ」
フロイライン「SS書きの闇を垣間見た気がします」
レディリー「さて改めて、かまちー作品を紹介しましょう会の説明をするわね。これは鎌池和馬先生の作品をまだ読んだことの無い人のために私達が作品を面白おかしく分かり易く紹介していく会よ」
フロイライン「それで、第一回はなにを紹介するんですか?」
レディリー「今回紹介する作品は、初回に相応しいこちら!」
『とある魔術の禁書目録』
フロイライン「一回スレタイを見直したほうが良いんじゃないですか?」
141 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/01(木) 18:04:53.77 ID:yQbqTTsc0
レディリー「やっぱりこれを紹介しないことには始まらないと思ったのよ」
フロイライン「それにしても、えー……」
レディリー「さすがに私も今更『とある魔術の禁書目録』の紹介をグダグダやっていく気はないわ。今回は1巻のあらすじとちょっとした小話をして終わるつもりよ」
フロイライン「それはよかった」
とある魔術の禁書目録 あらすじ
自分の部屋に、純白のシスターがいきなり空から降ってきた。「ありえねえ…」上条当麻はつぶやくが、そのシスター姿の少女はこう言った。自分は魔術の世界から逃げてきた―と。ここは“超能力”が“一般科学”として認知された、アンチ・オカルトの学園都市。上条は『インデックス』と名乗る謎の少女の言動をいぶかしむが、二人の前に本当に“魔術師”が現れて―!期待の新人が贈る学園アクションストーリー登場!
レディリー「これが『とある魔術の禁書目録』の1巻のあらすじね。ここから鎌池先生の伝説が始まったのよ」
フロイライン「期待の新人って思いっきりあらすじに書かれていますね。まあ売るためには嘘でもそう書きますよね、それで肩透かしだったなんてこともよくあります」
レディリー「しかし鎌池先生は違った。売れなかった時の事も考えて1巻完結で書いたけど、これが無名の新人では考えられないほどバカ売れしたのよ」
レディリー「そしてすぐに続編が決定。2巻はわずか17日で完成させたらしいわ。この速筆で『とある魔術の禁書目録』をどんどん世に出していった」
フロイライン「アニメが放送される2008年までに16巻も書いていたんですよね」
レディリー「アニメと言えばこれは知ってるかしら?次回予告でも言ってるキャッチコピーのこれ」
科学と魔術が交差するとき、物語は始まる―――!
レディリー「これ実は10巻のあらすじで初めて出てきたのよ」
フロイライン「へぇー、そうなんですか?」
レディリー「ええ、それまでも似たようなのはあったのだけれど、一字一句同じなのは10巻のあらすじが初めてよ」
142 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/01(木) 18:06:16.34 ID:yQbqTTsc0
フロイライン「アニメしか知らない人は1巻から出ていると思っている人が多いかもしれませんね」
レディリー「ええ、それと同じくらい1巻から白井黒子が登場していると思っている人もいると思うわ」
レディリー「さて、第一回かまちー作品を紹介しましょう会もこの辺でそろそろ御開きにしましょうかしらね」
フロイライン「本当に1巻のあらすじと小話しかしてません。これ本当に必要だったんでしょうか?」
レディリー「始まりは皆大体こんなものよ。しかし、少し疲れたわね」
フロイライン「これぐらいで疲れてては先が思いやられますね」
レディリー「それでは皆さん、また会うその日まで」
フロイライン「さよならさよならさよなら」
おわり
143 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/01(木) 23:30:14.08 ID:+mdwoksB0
人選雑すぎワロタwwww
144 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/05(月) 14:31:41.51 ID:aB9gXM310
数レス借ります
145 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/05(月) 14:32:43.73 ID:aB9gXM310
レディリー「第二回かまちー作品紹介しましょう会ー!!」
フロイライン「いえーい!」
レディリー「前回が好評じゃなくても続けます。司会解説のレディリー・タングルロードです」
フロイライン「同じく司会解説のフロイライン・クロイトゥーネです」
フロイライン「いやー、しかしレディリーさん」
レディリー「なんですフロイラインさん?」
フロイライン「前回の内容酷かったですね」
レディリー「いきなりそれ言う?」
フロイライン「まず人選が酷い」
レディリー「話した内容関係無いじゃない」
フロイライン「人選が雑すぎます。私達原作じゃ会ってもいないのに」
レディリー「いいのよ、ここじゃ女子会開くくらいの仲なんだから」
フロイライン「あの集い女子会だったんですか?てっきりレディリーさんが臓物ぶちまける会かと思っていましたよ」
レディリー「誰がそんな会好き好んで開くのよ。さて、無駄話はこれぐらいにして今回のかまちー作品紹介しましょう会を進行していくわよ」
レディリー「それでは改めて、かまちー作品を紹介しましょう会の説明をするわね。これは鎌池和馬先生の作品をまだ読んだことの無い人のために私達が作品を面白おかしく分かり易く紹介していく会よ」
フロイライン「それで、今回は何を紹介するんですか?」
レディリー「今回紹介する作品はこちら!」
『へヴィーオブジェクト』
146 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/05(月) 14:38:14.80 ID:aB9gXM310
レディリー「この作品は『とある魔術の禁書目録』に続く鎌池先生2作目の長編小説よ」
フロイライン「今のところ11巻まで出ていますね」
レディリー「今月には12巻も出るわ。そんな『へヴィーオブジェクト』の第1巻のあらすじがこちら」
結局、戦争はなくならなかった。でも、変化はあった。くだらない殺し合いが淡々と続く中にも、変化はあった。超大型兵器オブジェクト。それが、戦争の全てを変えた。戦場に派遣留学した学生・クウェンサーは、整備基地で、奇妙な雰囲気を持つ少女と出会う。その少女は『エリート』と呼ばれていた―『オブジェクト』のパイロットとして。近い将来。このちっぽけな少年は、少女のために、最強の兵器『オブジェクト』へと、生身で立ち向かうことになる。これは、そのきっかけとなる出会いだった―。
レディリー「時は近未来、人間同士の争いはなくならず国連が崩壊して世界は『正統王国』『資本企業』『情報同盟』『信心組織』の四大勢力に別れ争い続けていた。その戦争に登場する超大型兵器『オブジェクト』は戦争の全てを変えたの。『へヴィーオブジェクト』はそんな世界で『オブジェクト』に戦いを挑む少年と少女の物語よ」
フロイライン「超大型兵器『オブジェクト』は全長50mの本体にレーザー、下位安定式プラズマ砲、レールガン、コイルガンを撃てる砲を100門近く備えています。移動速度は500qを超え、ボクサー並の俊敏性があります。さらに装甲は核兵器の直撃にも耐えられる頑丈さです」
フロイライン「『オブジェクト』を操縦するパイロットは『エリート』と呼ばれます。『オブジェクト』は、その圧倒的強さに機関銃も戦車もミサイルも戦闘機も敵わず、戦場から消えていきます。戦争は『オブジェクト』同士の戦いによって勝敗が決まる戦死者の出ないクリーンな戦争になったのです」
レディリー「ま、すぐにクリーンな戦争なんてこの世のどこにも無いことを思い知らせれることになるんだけれどね」
レディリー「世界観も説明したことですし、次はキャラクターの紹介をしましょうか」
レディリー「まずは『へヴィーオブジェクト』のメインヒロイン、ミリンダ・ブランティーニ。正統王国』軍に所属する『第一世代オブジェクト』『ベイビーマグナム』の『エリート』よ。階級は中尉。愛称は「お姫様」、金髪に、色白な肌で繊細な体格の少女で年齢は14歳で身長155cm、体重39kg。スリーサイズはB79W56H80よ」
レディリー「ちなみに御坂美琴のスリーサイズはB78W56H79と胸もお尻もミリンダに負けてるわ。さらに身長161cmの為、155cmのミリンダよりさらに胸が小さく見えr」
フロイライン「やめてさしあげてください」
レディリー「次に紹介すのは主人公、クウェンサー・バーボタージュ。。『正統王国』軍に所属する学生で、サラリーマンの父親を持つ『平民』出身。年齢は17歳。サラサラした金髪をしており、その容姿はスカートを穿くかズボンを穿くかで性別が変わると言われている。普段の態度は不真面目だが行動力があり、どちらかというとポジティブ思考。将来、大金持ちになりたいたオブジェクトの設計士を目指して王立テクノアカデミーに在籍している。そのための最短コースとして戦地派遣留学に志願し、第37機動整備大隊に配属されてるわ。兵科は工兵で、爆弾を用いて敵の進路を塞いだり味方の進路を確保するといった任務を主としている。読者の間ではボンバーマンだの素面でラリってる男なんて呼ばれているわ」
レディリー「次はもう一人の主人公、ヘイヴィア・ウィンチェル。。『正統王国』軍に所属する兵士であり有力貴族『ウィンチェル家』の嫡男でもある、兄と妹が複数人いるわ。階級は上等兵。年齢はクウェンサーと同じく17歳で短い茶髪に、多少筋肉質な体格の少年よ。普段の態度はクウェンサーと同じで不真面目、どちらかというとネガティブ思考。ウィンチェル家の家督を継いで当主になるためのに必要な武勲を積むべく軍に入り、半年間の短期訓練課程を終えて[上等兵として第37機動整備大隊に配属されたわ。本来の兵科は、レーダー分析官だけど、実際はクウェンサーと共に戦場に駆り出されて歩兵のような任務をすることが多いわ。モテない男と平民から殺意を向けられることもあるわ」
レディリー「最後に紹介するのは主人公たちの上司、フローレイティア・カピストラーノ。『正統王国』に所属する女性将校で階級は少佐。『貴族』出身。かなりの和風マニアであり、簪で髪を止めて煙管を咥え、自室の内装も全て和風で統一している。第37機動整備大隊の実地指揮官だが実地と遠隔を合わせて複数の部隊を指揮しており、規模を踏まえると本来なら少佐ではなくもっと上の階級になるはずだが、女性という理由から少佐で留置されているわ。うっすらと青みを帯びた長い銀髪に、紫色の瞳をしており、年齢は18歳。身長は173cm、体重は51kg。スリーサイズはB97W58H81のボンキュッボンのグラマラス美女よ」
レディリー「ちなみに御坂美琴のスリーサイズは」
フロイライン「やめてさしあげてください」
レディリー「この魅力的なキャラクターたちがいかにして最強の兵器『オブジェクト』を破壊していくのかというのが本作の見どころになるわね」
フロイライン「弱点を探し、罠を張り、策を弄して、はったりをかましたり、吹っ飛ばされたり、眼球を光でやられたり、鼓膜がいかれたりして常に死にかけてる主人公達を応援しながら『オブジェクト』が破壊される爽快感を味わいましょう」
147 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/05(月) 14:41:07.85 ID:aB9gXM310
レディリー「後、もう一つ見どころとしては、キャラクター達の会話が面白いわ。特に主人公二人の軽口はまるでB級アクション映画を見ているようよ」
フロイライン「ちょっと小難しい言い回し、ポンポン出る下ネタにセクハラ発言、スラングは面白いですが、慣れてない人には臭いセリフに聞こえてしまいますね」
レディリー「そういう人は日曜洋画劇場とか木曜洋画劇場とか見たことないのよ。合わないと思ったら早々に諦めるのが得策よ」
レディリー「原作は第1巻が作品の基本となるスターターパックで1巻を読んだ後はどの巻から入っても楽しめるような構成を想定して書かれているわ。それでも私は発刊順に読み進めていくのをお勧めするけど、その際は1とか2とかナンバリングがないので順番を間違えないように注意が必要よ」
フロイライン「原作小説から入りにくい人はコミックもあります。へヴィーオブジェクト、へヴィーオブジェクトS、へヴィーオブジェクトAを読んだ後に、小説を読むというのも良いですよ」
レディリー「アニメからという選択肢もあるわ。OPを歌うのはALL OFFさんよ。ちなみに私はNever Gave Upが好き、こんなに気に入ったのはジェニー・リンド以来かしら」
フロイライン「出たー、社長の常套句」
レディリー「さて、今回のかまちー作品を紹介しましょう会もそろそろ御開きにしましょうか。前回と比べて今回は中々良かったんじゃないかしら?」
フロイライン「前回が酷すぎただけでは?」
レディリー「なんで貴方はそんな辛口なのよ…」
レディリー「それでは皆さん、また会うその日まで」
フロイライン「さよならさよならさよなら」
おわり
148 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/05(月) 18:49:28.79 ID:1K+/RLbq0
みこっちゃん完全にとばっちりwwwwwwwwww
149 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/07(水) 00:13:41.61 ID:JfonXYVSO
ミコっちゃんはアスリート体型だからねしかたないね
150 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/07(水) 01:06:04.95 ID:KFeQq/Rfo
いうてHOの二人は死んだこともなければメインヒロインに心バッキバキに折られたこともないし
他作品の主人と比べれば平和な日常を送ってるよね
151 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/08(木) 00:31:22.76 ID:wvWz9Y47o
少し借ります。
滝壺と麦野がだらだらと女子会()をする話です
152 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/08(木) 00:32:12.66 ID:wvWz9Y47o
浜面「うぉ、酒臭ぇ!」
麦野「おいおい、年頃の娘捕まえて臭いとは何だ」
滝壺「おかえりぃ、はまづらぁ……
ごめんねぇ、夜遅くまで仕事して頑張ってるのに、宴会してて」
浜面「まぁ、いいけどよ。
誰かに迷惑かけてるわけじゃねぇんだし。
でも、未成年だよな二人とも」
麦野「ああん?
未成年に見えないってか?
ケバいとか言うつもりか、焼き切ってやる」
滝壺「ダメだよ麦野。
切っちゃったら私が困る。子供は二人欲しいんだから」
浜面「ダメだ、完全に酔っ払いだ」
滝壺「酔っぱらったっていいじゃない。うふふふ」
麦野「っていうか、そこでぼぉっと突っ立ってんじゃなくってさ。
浜面も飲めよ」
153 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/08(木) 00:32:50.97 ID:wvWz9Y47o
浜面「まぁ、誘ってくれるなら飲むけどさ。
先にシャワー浴びてからな、汗臭いから」
滝壺「こっちは酒臭いから大丈夫、はまづらも応援してあげる」
浜面「よくねぇっつうの、デオドラント的に」
麦野「シャワーが先だっていうんならさっさと済ませてきな。
ついでになんかツマミ作れ」
浜面「文脈が全くつながってないぞ
ともかくシャワー浴びてくるわ」
滝壺「……行っちゃった。
ここは乱入すべきかな?」
麦野「乱入してどうするんだよ。
あんた、少しまわりすぎ」
滝壺「アルコール抜く意味で熱いシャワーもありだと思うよ。
まぁ、でも意外と乙女なむぎのにそーいう度胸がないからやらないけど」
麦野「なんだそりゃ、なんでそこで私が出てくる」
滝壺「むぎのも一緒だったら乱入しようかなって」
154 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/08(木) 00:33:29.45 ID:wvWz9Y47o
麦野「滝壺、あんたねぇ」
滝壺「一人じゃ怖いもん。
あー、でもやっぱりシャワーは違うかも。
夜の混浴の露天風呂とかだったら突入できるんだけど」
麦野「あ、それはなんとなくわかるわ。
シャワーだと近すぎるっていうか、近すぎて怖いっていうか。
露天風呂だと空間的にひらけているからちょっと安心できそう」
滝壺「露天風呂だとそんなに明るくないしね。
スタイルに自信なくても誤魔化せそう」
麦野「……滝壺、スタイルいいじゃない」
滝壺「むぎのに言われると、ちょっとむっとしちゃう。
持てるものの余裕っていうか、いやみっぽい」
麦野「あんたがそれを言うか。
こちとら作り物の整形ボディだよ。
顔だって特殊メイクの化け物さ」
滝壺「元と変わらないじゃない。
気になるのなら直せばいいのに。
治す、かな?」
155 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/08(木) 00:34:23.21 ID:wvWz9Y47o
麦野「……ツケが返せないうちは無理だよ。
返しきれるかどうかもわからないしさ」
滝壺「むぎのにそんなこと言われちゃったら私たちみんな何もできなくなっちゃうよ。
はまづらだったら許してくれるって、むぎのも言ってたじゃない。
その言葉でいつも開き直ってるのに、ずるいよ」
麦野「ずるい、か。ずるいよなー、私もさ。
ずるいっていうか、いつもまでもぐじぐじとしててさ。
加害者の分際で被害者意識で傷ついたふりして、浜面に同情かけられようとして」
滝壺「欲しいのは同情じゃないんでしょ?」
麦野「……うっさい」
滝壺「ずるいよね、むぎのは。
はまづらは確かに私を選んでくれたのに、それでもね、ロシアであんなに抱きしめられちゃって。
私、ものすごく嫉妬したのに、でもものすごく納得もしちゃって。
そして、それとおんなじぐらいむぎのは可哀想だなって、思っちゃった」
麦野「納得? 可哀想?」
滝壺「だって、むぎのはこれからの一生、あの瞬間以上に幸せになることはできないんだよ?
攻撃的で情け容赦なくて、我儘で、そのくせ傷つきやすくて、本当は甘えたがりで。
現実を理解しても一切妥協ができなくて自分を止められない。
そんなむぎのを認めてくれる人は、きっと世界中でただ一人だけだから」
156 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/08(木) 00:35:47.08 ID:wvWz9Y47o
麦野「持てるものの余裕でいやみってやつ?」
滝壺「言ってるでしょ、私は、むぎのに嫉妬してるんだって」
麦野「……私は、諦めてねーから」
滝壺「知ってる。そんなむぎのを私は応援している」
麦野「滝壺、あんた本気でバカでしょ」
滝壺「バカだよ、そんなの、知ってるよ。ずっと前から。
うん、この際だから全部言っちゃおうかな」
麦野「何をさ」
滝壺「私、ずっと死にたかった。
正確に言うとね、『意味を持って死にたかった』」
麦野「……」
滝壺「暗部なんてところに居て、数秒後にはひき肉になっているかもしれない世界で。
すっごく命の価値は低いのに、私はやっぱり『特別な存在』で居たかったの。
殺してばっかりの私たちだから、もし、『誰かを助けるために死ぬことができたのならば私は特別なんだ』って、
そんなこと考えて。
だから体晶を使うことも抵抗がなかった。だって、特別なことなんだから」
157 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/08(木) 00:36:49.73 ID:wvWz9Y47o
麦野「……そっか、滝壺、あんた……」
滝壺「そうだよ。
私が第二位からはまづらを守ったのは、そのため。私のため。
はまづらである必要なんてなかった。『誰でもよかった』んだよ。
それなのにさ、はまづらは私を守るためにむぎのと戦った。
無能力者が超能力者に立ち向かうのって、きっとすごく怖いことなんだと思う。
がたがた震えて、びくびくおびえて、それでも私のために戦ってくれた。
……だから、私は怖いんだ」
麦野「本当に、浜面のことが好きになったから、か。
なんだよ、のろけ話じゃねぇかよ」
滝壺「だって、私ははまづらが望んでいるような綺麗な女の子じゃない。
もっとドロドロとした曖昧でお腹の中真っ黒な気持ちの悪い生き物なんだよ?
それでも、そんな私でも、はまづらにだけは嫌われたくなんかないの。
明日が来ることが楽しいって思えるようにしてくれた人の一番大切な存在でいたいの」
麦野「なんでそういうこと私に言うかね」
滝壺「むぎのだけはわかってくれると思うから」
麦野「理解はできる。納得もできちまう。
けど、なんていうかさ……」
滝壺「切ない?」
麦野「……」
158 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/08(木) 00:37:49.13 ID:wvWz9Y47o
滝壺「ごめんね、むぎの。
でもね、むぎのにはわかっていてもらいたいの。
私はね、もし私とはまづらがうまくいかなくなったとき、はまづらを幸せにする女の人は
むぎのだったら良いなって、思ってるから」
麦野「今度は理解できないし納得もできないよ。
バックアップって言われて、嬉しいわけないじゃん」
滝壺「うん。
やっぱりドロドロしていてうまくまとめられないんだ。
でも、全部本当の気持ちだから」
麦野「酔いすぎだよ、滝壺」
滝壺「うん、お酒の力借りないと吐き出せなかったかも」
麦野「そろそろソフト系に変えるか。
安いチューハイか、コークハイあたりでどう?」
滝壺「うーん、カルアミルクある?」
麦野「カルアの原液はビンあったと思うけど、牛乳あったかなぁ」
浜面「ふぅ、さっぱりした。
確か牛乳なら今朝あったぞ、麦野」
159 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/08(木) 00:38:54.96 ID:wvWz9Y47o
麦野「ちょうどいいタイミングじゃない、浜面。
カクテルの注文が2つだ。
カルアミルクとカリモーチョ、カリモーチョが私で」
浜面「うへぇ、このワインをコーラで割るのかよ?
もったいねぇ」
麦野「いいんだよ。
で、あんたは?」
浜面「俺は缶ビールでいいや」
滝壺「あ、あとおつまみなんか作って、はまづら」
浜面「つまみ?
ま、いいけどよ。
簡単に作れる奴にしないと……
お、枝豆余ってるじゃん、これ使っていいか?」
麦野「んー、構わないわよ。
コンビニで買ってきた安物だけど」
浜面「じゃ、これを頂いてっと。
あとは冷蔵庫に……ジャガイモがあって、ひき肉と玉ねぎがあるな。
よし、少し時間かかるけどいいよな?」
160 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/08(木) 00:39:42.91 ID:wvWz9Y47o
滝壺「一時間とかじゃなけりゃいいよ。
飲みながら待ってる」
浜面「ほいな。とりあえずカルアとカリモーチョ。
すぐ作っちまうからさ」
浜面「まずは一品目。
枝豆のペペロンチーノだ」
浜面「材料はこんな感じかな。
@枝豆 適当
Aオリーブオイル 大さじ1
Bにんにく 1かけら
C鷹の爪 1/2本 」
浜面「枝豆をさやから出して、ボールに分けておく。
コンビニで買ってきた塩ゆで枝豆なんで下味はついている。
あとは、弱火〜中火で温めたオリーブオイルににんにく、鷹の爪で香りと辛さを移してやって、
強火で30秒ほど枝豆を炒めてやれば出来上がりだ。
普通の枝豆と違って手で食べられないのが欠点だな。
小鉢にとって、スプーンで食べてもらおう」
161 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/08(木) 00:40:36.80 ID:wvWz9Y47o
浜面「んでもって、2品目。
ジャガイモのそぼろあんかけ」
浜面「材料はこんな感じ。
@ジャガイモ 大1
Aひき肉 30g程度
B玉ねぎ 小半分
C紅ショウガ 適量
D鶏がらスープ 中さじ1
E片栗粉 適量
F塩コショウ 適量
G水 コップ半分 」
浜面「まずはジャガイモを2センチ角で賽の目切りして、ラップしてレンジでチン。
その間にひき肉、みじん切りにした玉ねぎを塩コショウして炒めて、
で、火が通ったジャガイモを投入。
水に溶かした鶏がらスープも投入
崩れないように、でもって軽く透明感が出るぐらいに火を通して。
で、片栗粉でとろみをつけたら小鉢に盛り付けて。
最後に紅ショウガで彩りつけてやれば完成だ。
これも小鉢スプーンだな。あんってことを考えるとレンゲの方がいいか?」
162 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/08(木) 00:41:19.06 ID:wvWz9Y47o
浜面「ほれ、お前らできたぞー」
麦野「遅い。
もう一杯開けちゃったぞ」
滝壺「浜面の背中見ながらだとお酒進むのが早いね」
浜面「この酔っ払いどもが。
いまさらツマミ必要か?」
滝壺「はまづらがお腹すかせてるじゃない」
麦野「私も酔っぱらった頭で包丁握りたくなかったし。
理由づけしてやっただけ感謝しろ」
浜面「ありがたくて涙が出ますよ、と。
ともかく、せっかく作ったんだから熱いうちに食えよ」
滝壺「そうだね、いただきます。
まずは枝豆からかなぁ」
麦野「……こりゃ、どうやったって外れないわ。
これだまずかったら暴動がおこるレベルの組み合わせじゃない」
浜面「ニンニクと唐辛子の組み合わせは汎用性高いからなぁ」
163 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/08(木) 00:42:15.50 ID:wvWz9Y47o
滝壺「うん。確かにおいしい。
おいしいんだけど、枝豆の食べやすさがなくなっちゃったよね」
浜面「まぁなー。
さや付きでペペロンチーノにしてもアリなんだけど、そうすると手が汚れるしな」
麦野「味はさいこーなんだけどね。
おツマミって感じじゃないね。一品料理だ」
滝壺「うん、じゃあ次はジャガイモのあんかけを」
麦野「……これも外れないなぁ。
鶏がらスープとひき肉、玉ねぎの餡かけで、癖のないジャガイモだろ?
強いて文句つけるんならデンプンだからお腹がすぐ膨れそうってところかな?」
滝壺「それはマイナスにならないよ。
紅ショウガがいいアクセントになってる。
ご飯が欲しくなるね」
浜面「デンプン+デンプンの組み合わせで怒るやつもいるけどなー。
白い飯ともよく合うんだぜ、滝壺の言うとおりにさ」
麦野「むしろそっちが主だろ。
酒のツマミとしてもアリだけど、どっちかというとご飯のおかずだよ、これ。
いや、味は結構好みなんだけどさ」
浜面「いいだろ別に。冷蔵庫が作れって言ったんだから、俺は悪くねぇ」
滝壺「うん、はまづらは悪くない」
164 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/08(木) 00:43:13.73 ID:wvWz9Y47o
麦野「そうだね。浜面は悪くない。
繰り返しになるけど、この味は好みだよ、私としては」
浜面「まるっきり褒められてる気がしないんだが」
麦野「じゃあ飲め。
鬱屈してるところがあるんなら吐き出しちゃえ」
浜面「飲ませる前になんか俺に言うことないか?」
滝壺「あ、うん。
ご馳走様でした。
美味しかったよ?」
麦野「なんだかんだ言ったけど、満足はさせてもらったわ。ご馳走様」
浜面「はいはい、お粗末さま。
じゃ、俺も飲むかな。軽く一杯程度」
滝壺「なんで?
たくさん飲めばいいじゃない。私、まだ飲み足りない」
浜面「とりあえず、自分の顔がどれぐらい赤くなっているか理解してから言おうな、滝壺。
いくら恋人でもリバースフォローは勘弁してほしいわ」
麦野「まだ青くなってないから大丈夫でしょ。
悪酔いする前にセーブしてるから、付き合えって。
それに、浜面がシャワー浴びてる間にある程度吐き出しちゃったしね、お互い」
浜面「おいおい、吐いたら胃が荒れるし、それで俺に料理作らせて食ったのか?
絶対後で後悔するぞ、二人とも」
滝壺「ふふふ。そういう意味で吐き出したわけじゃないから大丈夫だよ。
はまづらには絶対聞かせられない心情を吐露しただけ。
だから、はまづらも応援して?
私も、むぎのも、ずっとね?」
165 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/08(木) 00:45:53.18 ID:wvWz9Y47o
以上です
滝壺さんを可愛く書くのって難しいと思います。
非常に受け身なキャラですし、「誰かの反射」としての配役が非常に多い
そんな中で、浜面を守るために垣根と戦う道を選んだ、という一点
ここをどういう風に解釈するかは重要だと思います
166 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/08(木) 00:58:31.96 ID:6vP3H8DSO
乙
167 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/08(木) 05:33:12.54 ID:rjeGIeOc0
いいね
168 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/08(木) 08:21:40.82 ID:J401VoIUo
浜面が料理するSS……見覚えがあるぞ
ともかく乙
169 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/08(木) 13:53:04.63 ID:nW7bTEPt0
乙です
アイテムいいね
170 :
学園都市は燃えているか
[saga]:2016/09/17(土) 23:35:00.98 ID:O0+B/fX00
数レスお借りします。
以前書いたネタの焼き直し。
171 :
学園都市は燃えているか
[saga]:2016/09/17(土) 23:36:43.95 ID:O0+B/fX00
あるドキュメンタリー番組の予告
山根 基世アナ「学園都市、と聞いて、あなたはどのようなイメージを抱かれますか? 科学文明の偉大な総本山、最先端技術の発信地、学生たちの理想郷……。しかし、それらはこの世界最強の都市国家のほんの一面に過ぎないのです。
都市の繁栄、ひいては世界の発展を支えた、高度な科学技術。それらは、多くの名もなき子供たちの犠牲なくして実現できなかったものでした」・・・
172 :
学園都市は燃えているか
[saga]:2016/09/17(土) 23:38:32.77 ID:O0+B/fX00
山根 基世アナ「実験動物として金銭で売買され、『消費される』子供たち。『少年兵』として、時には自分たちと同じ子供たちも手にかけることを強いられる子供たち。 『学生達の街』に住みながら、教育を受ける権利はおろか人として生きるための最低限の権利すら保障されない学生たちがいたという現実。
崩壊からすでに5年を迎えた今でも戦後処理の続く学園都市。近年新たに発掘された大量の資料に加え、今回のNHK取材班による綿密な取材調査によって、学園都市の歪んだ実態が次々と明らかになってきました」・・・
173 :
学園都市は燃えているか
[saga]:2016/09/17(土) 23:41:26.47 ID:O0+B/fX00
M・Mさん(当時14歳)「最初は筋ジストロフィーの治療に使うから、と聞かされたんです。君の力で多くの人が救えるって。
当時はまだ幼かったから何の疑問も抱きませんでした。それがまさかあんなことに……今でもあの子たちには申し訳ないと思っています」
H・Sさん(当時16歳)「突然、ものすごく怨念のこもった声で呼びかけられたんです。振り返って唖然としました。上司が女の子、それも元同僚の半身死体を引きずって来たんですから。
なんでも敵組織に情報を売ったとかで……」
山根 基世アナ「この番組では、豊富な資料と数々の証言に基づきながら学園都市の知られざる素顔を明らかにしつつ、これらの惨劇を生み出した現代文明の闇に迫ります。
NHKスペシャル『学園都市の光と闇』の記念すべき第1回、『科学の街の子供たち』。今回は、街の子供たちの実情に迫ります」
174 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/09/17(土) 23:50:03.99 ID:O0+B/fX00
以上です。「新・映像の世紀」を見た時の、現実に学園都市があったらこんなドキュメンタリーが作られてそうだなという突拍子もない思いつきがきっかけです。
チラ裏にて失礼致しました
175 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/18(日) 00:27:55.68 ID:SvBwiZCco
乙
関係ないけどIDなんか凄いな
176 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/18(日) 21:36:58.63 ID:ZZHHNjOd0
〜この物語より遥か未来〜
ーINDEX NETWORKー
『日本の首都、東京の西部に位置する都市、学園都市。
ここは内戦と魔術師の侵略により混迷を極めていた。
そこで、世界を救う真の英雄を見極めるため幻想殺しという名の腕をはめる試練が与えられた。
腕に選ばれし者こそ真の英雄、カミジョー。だが、選ばれた者は100万人にも及んだ。
これはカミジョー同士を競わせ不要な人材を淘汰し、本当の意味で世界を救うことができるカミジョーを選ぶ計画だったのだ……』
実在性ミリオンカミジョー
177 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/18(日) 21:37:33.17 ID:ZZHHNjOd0
って話を昔書こうとしたけど挫折した
178 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/18(日) 22:09:41.07 ID:wU9xuRmto
上条さんの右手には台座付いてそう
179 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/09/21(水) 16:29:02.76 ID:MBcQ8A4BO
20レスほど貰います
料理できない垣根くんが料理系男子を目指す話です
未元定規要素あります
180 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/09/21(水) 16:29:49.85 ID:MBcQ8A4BO
――スクールアジト
垣根「何で最近のハンバーガーはこんなに薄いんだろうな、もう紙だろ」モグモグ
ゴーグル「ピクルスも小さいっスよね」
心理定規「もっと高いバーガーの店で買えばいいじゃない」
垣根「この安っぽい味が食べたいんだっつーの」
ゴーグル「偶に食うとめちゃ美味いっス」
垣根「まぁ俺は週5くらいで食ってるけどな」
心理定規「飽きるでしょ」
垣根「フィッシュバーガーとかも食ってるから別に」
ゴーグル「バーガー食べないときは何食べてるんスか」
垣根「菓子パンとか焼きそばパンとかカップ麺」
心理定規「健康に悪そうね」
ゴーグル「垣根さん胃が痛いとか言ってた時もたこ焼きとか食べてましたしね」
垣根「あー、あのとき風邪で胃腸の調子悪かったんだよな」
心理定規「お粥とか食べなさいよ」
181 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/09/21(水) 16:30:30.49 ID:MBcQ8A4BO
垣根「だってお粥って売ってんのまずそうじゃね?」
心理定規「作ればいいじゃない」
垣根「作ったことねぇ」
ゴーグル「最近はどの炊飯器にもお粥にする機能ついてますよ」
垣根「俺炊飯器持ってねぇけど」
ゴーグル「えっ!?」
心理定規「自炊しないの?」
垣根「面倒臭ぇだろ」
ゴーグル「今まで1回も料理したことないんスか?」
垣根「ない。まぁ俺天才だからしようと思えばめちゃくちゃ美味しく作れるけどな」
心理定規「やったことないのに自信満々ね」
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