コブラ「俺が魔法少女ぉ?」キュゥべえ「そうだよ!」

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412 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/27(木) 08:30:25.61 ID:WhYHTmGA0
あの爺さん徳川キュウべぇなんて名前だったかねぇ?
413 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/27(木) 08:30:57.48 ID:T77E4eo6O
面白いじゃないか…もっともっと!!
414 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/27(木) 08:50:13.17 ID:1TlJfzOZO
少女が一人もいない件について
415 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/27(木) 09:37:05.14 ID:iYkk49Tuo
コブラもいいけどバキでも改めてスレたてて欲しいw
イガリwwwwwwww
416 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/27(木) 15:45:15.53 ID:lskY7ROHO
これはひどい(褒め言葉)
417 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/28(金) 19:27:44.43 ID:tFeSin6jo
まだだ、まだ海王が出ていない
418 : ◆rgRx/bLTG. [saga]:2017/05/02(火) 20:39:01.05 ID:Tbxrie5zO
…………………


キュウべぇ「僕と契約して魔法少女になってよ!」

烈「断る!」

キュウべぇ「なんでさ」

烈「貴様らの言う「魔法少女」なるものは中国拳法、こと少林寺においては200年前に通過しているッッ!!!!」

キュウべぇ「―!!?」

烈「遡ること清王朝末期、フリルの着いた民族衣装を纏った少女に魔導を習わしたことに起因する」

烈「それを見た光緒帝が「良見時々魔法少女的制服」と言ったのはあまりにも有名だ」

キュウべぇ「どういう意味だい?」

烈「魔法少女は見飽きたという意味だ…」

キュウべぇ「そ、そんなじゃあ日本の萌え文化は…」

烈「戦後70年でそこまでたどり着いたことは評価しよう。しかし…ッッ」

烈「もはや時代遅れの萌え文化なのだッッ!!!!」

キュウべぇ「〜〜〜ッッ!!!!」


………………………
419 : ◆rgRx/bLTG. [saga]:2017/05/02(火) 20:50:57.25 ID:Tbxrie5zO
……………………


ほむら「く、やはりワルプルギスの夜には勝てないの…?」

「脆弱だ」

キュウべぇ「勇次郎…」

勇次郎「戦略において、最早禁じ手とも言うべき時間停止能力」

勇次郎「それをもってしても倒せないとは」

勇次郎「脆弱と言う他無い」

ほむら「う、うるさい!」

勇次郎「所詮、魔法など子供だまし。力なき幼子が使うオモチャだ」

勇次郎「現に見ろ。貴様のこの綺麗な手を」

ほむら「…ッ!」

勇次郎「直接的接触など知らぬ、玉のような肌」

勇次郎「貴様、こんな手で…」

ほむら「…」

勇次郎「こんな手で人が殺せると思ったかッッ!!!!愚か者がッッ!!!!」

ほむら「〜〜〜ッッ!!!!」


………………………
420 : ◆rgRx/bLTG. [saga]:2017/05/02(火) 21:13:11.63 ID:Tbxrie5zO
…………………


ワルプルギスの夜から、赤い焔が吐き出された。

勇次郎「…」

勇次郎はそれを無抵抗で受け止めると、後方のビルに叩きつけられた。

勇次郎「摂氏800℃と言うところか…」

勇次郎「並みの皮膚ならば火傷どころではすまんな」

勇次郎「しかし…効かねぇ」

ほむら「あ、圧倒的タフネス…」

勇次郎「貴様らの言う魔法など所詮この程度と言うことだ!」

勇次郎「力を得ることを怠りッ!妥協しッッ!!あげく否定しッッッ!!」

勇次郎「追い求めたまさに「非力」の象徴ッッ!!それが「魔法」ッッ!!!」

勇次郎「勝てる訳もねぇ」

勇次郎はワルプルギスの夜に近づくと、静かに手を広げた。

勇次郎「見せてやろうッッ!!!!貴様ら落伍者が憧れた肉体による究極の破壊をッッ!!」

体がゆっくり捻れていく。

拳はまるで絹糸を織るように厳かに握られていく。

蓄積されたパワー。

しかし、ほむらの目を惹いたのは…


ほむら「お、鬼の顔…ッッ!!!」
421 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/02(火) 21:15:16.01 ID:rpz+4OMvO
これを体験してるのにほむらはコブラに驚いてるのか…
422 : ◆rgRx/bLTG. [saga]:2017/05/02(火) 21:24:22.87 ID:Tbxrie5zO
……………………


当時のことを暁美ほむらはこう語る。

ほむら「ええ、あのワルプルギスがね、吹き飛んだんですよ」

ほむら「はい、何倍も体格差のある魔女をですよ。はい、殴って…」

ほむら「すごい衝撃でしたよ。ほら、あのビル倒れてるでしょ。あれがぶつかったビル」

ほむら「ショック…でしたね。だってRPG食らってもびくともしないんですよ」

ほむら「そんなのを…人が殴って吹っ飛ばすなんて考えられます?」

ほむら「あ、ちょっとタバコ吸っていいですか…?」

ほむら「ふぅ」

ほむら「…」

ほむら「怖くはなかったですよ。ただ、なんて言うのかなぁ憧れ?とか恐怖を全部混ぜたような…」

ほむら「あ、そうそうそれです。イフ!…「畏怖」ってはじめて感じたなぁ…」




……………………
423 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/02(火) 21:34:48.52 ID:Q0gBg3e9P
コブラくんの方はクリボー倒したから、もうイベントが無くなってしまったのか・・・
424 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/02(火) 21:56:36.75 ID:3/l3osL2O
コブラもトンデモ系だと思ってたけど刃牙キャラも結構ぶっ飛んでたんだなぁ…
425 : ◆rgRx/bLTG. [saga]:2017/05/02(火) 22:27:07.01 ID:Tbxrie5zO
…………………

キュウべぇ「まさか1人で倒したあげく、穢れまで飲み込むとは…」

キュウべぇ「圧倒的だね」

キュウべぇ「まさにハッピーエンドだ」

ほむら「ハッピーエンド…」

ほむら「そうね、食あたりしそうなレベルのね」

キュウべぇ「納得してないのかい?」

ほむら「どんなハッピーエンドでもまどかが魔法少女になった時点でNOよ」

キュウべぇ「手厳しいね。でも、まるで君の言い様は…」

ほむら「…」

キュウべぇ「やり直せるような言い方じゃないか」

ほむら「ええ、そうよ。御名答」

キュウべぇ「さよならかな」


ほむら「そうね。また『会いましょう』」

キュウべぇ「ああ、いい加減諦められるといいね」

ほむら「次は空手でも試してみるわ」

キュウべぇ「そうかい」


ほむらの盾が展開する。

目映い光がほむらを包むと、そこにほむらの姿はなかった




……………………


回想は終わる。
426 : ◆rgRx/bLTG. [saga]:2017/05/02(火) 22:30:44.63 ID:Tbxrie5zO
>>423

申し訳ありません
息抜きがてら回想書いたら自分で面白くなって調子に乗ってしまいました

ここからコブラです
427 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/02(火) 22:34:48.28 ID:rpz+4OMvO
この状況で契約してたんかい
428 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/02(火) 22:49:03.97 ID:Ptp37G5Ko
まさかと思うがまどかがバキみたいな力を望んでQBと契約したら
究極のバケモノに変化したとか…いわないよな
429 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/03(水) 09:13:07.40 ID:20qRi9v+0
完走した後で、おまけとして書けば良かったのに……
430 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/03(水) 10:36:00.97 ID:SNNKd2bpo
10話たからな
431 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/03(水) 16:04:07.76 ID:burjAO7to
こんな化け物だらけの世界なのになんで契約しちゃったんだ…
432 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/03(水) 17:19:06.70 ID:24Sef11Co
誰もタバコに突っ込まない……ワルプルギスの夜が既に撃退されてる衝撃的すぎるし仕方ないのか
433 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/03(水) 17:56:03.40 ID:D/94l9Z9O
正直とんでもない数ループしてて、こんなバケモンばっかり出てくるならタバコでストレス解消しててもおかしく無いし…
434 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/07(日) 00:10:34.41 ID:NEI48IiA0
次はチャック・ノリスの世界かな?
435 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/07(日) 01:05:13.18 ID:3jpUXAP5o
テッカマンとか出てきそう
436 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/08(月) 10:10:13.05 ID:EvsQ6Iyho
きっと筋肉に憧れて契約してしまったんだな…
437 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/11(日) 22:54:10.73 ID:k491orbJP
マジでクリボー戦で作者が燃え尽きてそう
待ってます
438 : ◆rgRx/bLTG. [saga]:2017/06/19(月) 07:10:28.83 ID:cfgh4UarO
今週中(日曜日含む)に終わらせます
439 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/19(月) 09:59:32.58 ID:ZOwRiONAo
まじかよ!!とんでもねぇまってたんだ!!
440 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/25(日) 08:49:16.20 ID:Tv9ZuVSa0
ホームパーティの準備して待ってるぜぇ
441 : ◆rgRx/bLTG. [saga]:2017/06/25(日) 21:28:44.84 ID:1F0Rc5OLO
第11話

【とあるバー】

キュウべぇ「時間遡行者、暁美ほむら」

ほむら「…」

バーテンがほむらの目の前にグラスを差し出した。

キュウべぇ「なるほど、合点がいったよ。君のことを知らなかったのも頷ける」

ほむら「…」

ほむらはグラスに満たされた白濁した液体を少量だけ口に含み、飲み込んだ。

キュウべぇ「そして、どうやら何度も繰り返してるようだね。それこそ、10や20できかないぐらいの数を」

ほむら「…」

ほむらは小さくため息をつくと、キュウべぇを小さく睨み付けた。

キュウべぇ「鹿目まどかの高い資質も君が原因だろう?」

ほむら「それは…っ」

二の句が継げない。

キュウべぇ「君が時間を超える度に彼女、そして、様々な関係物の因果が強くなる」

キュウべぇ「それは同時に魔法少女としての因子をも深く強くするようだ」

ほむらはグラスを不機嫌そうに傾ける。

すると、氷が音をたてて回転した。
442 : ◆rgRx/bLTG. [saga]:2017/06/25(日) 21:39:35.27 ID:1F0Rc5OLO
キュウべぇ「それだけですむなら話が早い。しかしね」

キュウべぇの前にもグラスが置かれた。

キュウべぇ「どうやら螺旋状に絡んだ因果がまるでブラックホールのように他の因果を吸い寄せる」

ほむら「…!」

キュウべぇはグラスに満たされた白濁した液体を少量舐めた。

キュウべぇ「経験があるんじゃないかな?まるでコミックヒーローみたいな連中に乱入されたことが」

ほむら「…あるわ」

キュウべぇ「だろうね」

キュウべぇ「君が繰り返せば繰り返すほど、鹿目まどかは強くなるよ」

キュウべぇ「それだけじゃない」

キュウべぇ「より強い因果も引き寄せることになる」

キュウべぇ「例えば、もうわかっていると思うけど…」

「内緒話かい?混ぜてもらおうか」

キュウべぇ「噂をすれば、だ」

ほむら「コブラ…」

コブラ「バーテンよ。コイツらと同じものを頼むぜ」

バーテン「かしこまりました」

コブラ「少しライムを垂らしてな」
443 : ◆rgRx/bLTG. [saga]:2017/06/25(日) 22:20:41.53 ID:WFdOeBB3O
コブラ「で、なんだい?恋のお悩みかい?俺は専門家だぜ」

ほむら「失敗するほうのかしら?」

コブラ「失礼なやつだな。そのとおりだよ」

キュウべぇ「年中発情期だ。相当敗けが込んでるんじゃないかな」

コブラ「本当に失礼なやつらだな」

ほむら「でも、あなたに助けられるかしら」

コブラ「誰を?」

ほむら「あなたの回りにいる娘達よ」

コブラ「さぁどうだろうな。関わった女は大概死んでる」

ほむら「笑えないジョークね」

コブラ「ジョークなもんか。隣で最後まで寝れたやつなんてアーマロイドくらいなもんさ」

ほむら「セクハラも込み、最低だわ」

キュウべぇ「やれやれ、僕はもうおいとまするよ」

ほむら「私も帰らせて貰うわ」

コブラ「なんだ、連れないな。アルコールには女が付き物だが」

コブラはバーテンが差し出したグラスを受けとると、すぐさま喉に流し込んだ。

コブラ「〜!!?」

コブラ「ミルクじゃねぇか!」

ほむら「未成年だもの。当たり前でしょ」

444 : ◆rgRx/bLTG. [saga]:2017/06/25(日) 22:47:11.73 ID:WFdOeBB3O
【まどか宅】

アナウンサー『モノレール爆破事件の続報です…』

アナウンサー『先日の爆破事件を受け、見滝原署に捜査室が設置され、テロの可能性も踏まえた本格的な捜査が開始されました』

アナウンサー『亡くなったとの証言のあった水瀬晶さんに戸籍等が確認されなかったことから』

アナウンサー『指定暴力団との関わりも懸念されています』

アナウンサー『唯一の生存者であるホストクラブ従業員の男性の意識が回復したものの、依然錯乱したままであり…』



まどか「うふふ」

絢子「やべぇ事件だなぁ。…何笑ってるんだ?」

まどか「え?いやぁ平和だなって」

絢子「おいおいこんな事件があったのに…」

まどか「そうなの?でも、みんな仲直りできたからさ〜」

絢子「中学生のケンカと比べられてもねぇ」

まどか「うふふ」

445 : ◆rgRx/bLTG. [saga]:2017/06/25(日) 23:29:03.96 ID:WFdOeBB3O
…………………


まどか「みんな仲良くできればいいね〜」

キュウべぇ「それが君の願いかい?」

まどか「うーん、どうだろ?」

キュウべぇ「今のところ君だけが魔法少女じゃないからねぇ」

キュウべぇ「戦隊モノで言うなら赤、青、黄、黒が揃ってる」

キュウべぇ「君のピンクが必要なんじゃないかなぁ」

ほむら「変な誘惑しないで貰えるかしら」

キュウべぇ「おっと、見付かっちゃったね」

ほむら「『今回』は魔法少女に成る必要なんて無いわ」

キュウべぇ「その言い方だと、以前まで大分死んでたみたいだね」

ほむら「…」

キュウべぇ「図星かい?まぁ君もこの人数でワルプルギスに負ければ諦めもつくだろう」

ほむら「余計なお世話よ」

キュウべぇ「せいぜい頑張るといいよ」

ほむら「消えなさい」

キュウべぇ「じゃあね鹿目まどか、暁美ほむら」

まどか「ほむらちゃん…」

ほむら「まどか、魔法少女になんて絶対になってはダメよ…」
446 : ◆rgRx/bLTG. [saga]:2017/06/25(日) 23:58:45.99 ID:WFdOeBB3O
【ほむらの部屋】

まどか「これがワルプルギスの夜?」

浮遊するディスプレイに逆さまの魔女が表示される。

まどか「ずっとここで準備してきたんだね」

ほむら「そうよ」

まどか「1人で倒せないくらい強い魔女なんだよね…」

まどか「でも、みんなで力を合わせれば絶対に勝てるよね」

ほむら「ええ、もちろんよ」

まどか「あのさ…相談なんだけどさ」

ほむら「なに?」

まどか「私も魔法少女になってみんなと戦いたいなぁ…って」

ほむらの表情が険しくなる。

握りしめた拳は血の気を失っていく。

ほむら「なぜあなたは、分かってくれないの…」
447 : ◆rgRx/bLTG. [saga]:2017/06/26(月) 00:14:54.39 ID:3RJgwXk/O
まどか「確かに4人で戦えば勝てるかもしれない」

まどか「でも、もしかしたら誰か死んじゃうかもしれないんだよね?」

ほむらは俯いたまま喋らない。

まどか「私はいつもみんなに守ってもらってばっかりで、何もできなくて…」

まどか「そんなのは嫌なの。私もみんなの力になりたい。誰も傷ついて欲しくない」

まどか「それができる力が欲しいの」

ほむら「何度も…」

ほむら「何度も言ってきたわ!前回も、前々回も!あなたを魔法少女にしないために!」

ほむら「やり直してもやり直してもあなたはいつも通り自分を大切にしない!」

ほむら「私の気持ちだけがどんどん先に行って、あなたは変わらない!」

まどか「ほ、ほむらちゃん」

ほむら「絶対に守ってみせるわ。あなたを魔法少女になんてさせない…」

まどか「じゃ、じゃあコブラくんに頼んで宇宙海賊にしてもらえばみんなと戦えるよね…?」

ほむら「そういう問題じゃない!」

まどか「!?」ビクッ
448 : ◆rgRx/bLTG. [saga]:2017/06/26(月) 00:33:12.76 ID:3RJgwXk/O
…………………

学者「雷雲がかなり集まってます。異常気象ですよこれは」

学者「緊急避難警報を発令しましょう」

…………………

タツヤ「キャンプいくのー?」

絢子「そうだよ〜」

タツヤ「わーい」

まどか「さやかちゃん、杏子ちゃん、マミさん…ほむらちゃん」

【ビルの屋上】

ほむら「来るわ」

杏子「本当に来やがったな」

マミ「とんでもない魔力ね」

さやか「ほ、ほんとに勝てるのかよ〜」

ほむら「…絶対に勝つわ」

ほむら「必ず決着をつけてやる…!」
449 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/26(月) 23:31:05.83 ID:CZ7DVhfjo

ミルクと分かってて同じの頼んだんだと思ってたらコブラさんww
450 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/26(月) 23:56:37.72 ID:pqEMF/vr0
アイスミルク、ダブルでね(ノンアル)
451 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/27(火) 05:20:55.78 ID:qZU9KIsA0
ライムミルクってどんな味なんだろうな

レモンだと乳脂肪分が凝固して呑めたものじゃなくなるらしいが
452 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/27(火) 09:14:41.85 ID:PcCQeqI4O
固まる原因はクエン酸らしいからライムでも固まるんじゃないかな
453 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/27(火) 09:28:52.61 ID:9AXGUF/go
クエンけど飲めるんだな
454 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/27(火) 10:08:04.56 ID:Wz/kbSklO
>>453
455 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/27(火) 16:27:07.90 ID:NlvCqq/ro
クエン(喰えん)けど飲めるっていうギャグなんだからわろてあげなきゃ
俺は評価するぞ
456 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/09(日) 01:32:36.51 ID:PWM2X9vR0
更新マダー?
457 : ◆rgRx/bLTG. [saga]:2017/08/04(金) 17:40:40.81 ID:q8R90DidO
ああぁぁぁ明日書きます
458 : ◆rgRx/bLTG. [sage]:2017/08/06(日) 00:01:29.59 ID:ErpYnI65O
あかん書いてる暇ない…
日を改めます
459 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/09(水) 02:33:18.64 ID:2y1hrR3fO
待つぞ
460 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/25(金) 11:20:12.57 ID:OOpGOJVxO
ほし
461 : ◆rgRx/bLTG. [sage]:2017/08/29(火) 22:24:39.82 ID:rnGSR6h6O

………………

【市民ホール】

絢子「おい、どこ行くんだ」

まどか「ママ…。私…友達を助けに行かないと」

絢子「そんなものは消防署に任せろ」

まどか「私でなきゃダメなの」

絢子「てめぇだけの命じゃ無いんだ!勝手なことするんじゃねぇ」

まどか「分かってる!!…分かってるの。ママやパパが私のことどれくらい大事にしてくれたか」

絢子「だったら…!」

まどか「でも、それと同じくらい何度も何度も大切にしてくれた人がいるの」

まどか「何度も何度も繰り返して私を守ろうとしてくれた人が…」

絢子「お前じゃなきゃダメなんだな。じゃあ私もつれていけ」

まどか「ダメなの!私以外にできないの!」

絢子「…ヘマしねぇな?騙されてる訳じゃないな?」

まどか「うん」

絢子「でも、お前1人で…」

「話は聞かせて貰ったぜ」

絢子が振り替えると、そこには金髪の大柄な外人が立っていた。

絢子「は?…へ?」

「俺にまかせな。保護者というにはちょっと危険な男だがね」

絢子「誰…?」

まどか「コブラくん…」

絢子「知り合い!?」
462 : ◆rgRx/bLTG. [saga]:2017/08/29(火) 22:25:58.83 ID:rnGSR6h6O
………………

【市街】

魔弾が空を縫うように飛ぶ。

時折、刄閃が瞬く。

マミ「暁美さん!」

ほむらは合図に呼応すると、時間を止めた。

空間が停止する。

さやか「き、切っても切ってもキリがないよ!」

杏子「諦めるんじゃねぇ!」

魔法少女たちの足にはマミのリボンが結びつけられている。

停止した時間は「共有」されていた。

ほむら「退いて!」

あらかじめ用意されていた迫撃砲が堰を切るように砲煙をあげた。

打ち上げられた放物線は導かれるように魔女へ跳び、宙空で時間を失った。

ほむら「くらいなさい…!」

動き出した時間が魔弾を突き動かす。

弾着の噴煙が魔女を包んだ。

ワルプルギス「イャァァア!!アハハハ!」

さやか「効いてない…っ!」

杏子「化け物かよ…」
463 : ◆rgRx/bLTG. [saga]:2017/08/29(火) 22:32:35.02 ID:rnGSR6h6O

杏子「聞いてたよりもずっと強ぇーじゃんよ!」

ほむらはきゅうべぇの話を思い返した。

纏められた因果。

ならば、ワルプルギスが「前回」より強くなることも例外では無いのだ。

ほむら「誤算だわ」

4人がかりでも傷ひとつつかない存在にまで昇華している可能性は十分考えられた。

ほむら「だからと言って…」

ほむらは対戦車ロケット筒を担いだ。

諦めると言う選択肢はだいぶ前の今頃に捨てていた。

ほむら「やられるわけにはいかない」

マミ「当然ね」

さやか「当たり前っしょ」

杏子「負ける趣味はないっつーの」

決心は固まった。

しかし、

杏子「って、おい…」

ほむら「な…」

所詮は意思でしかない。

圧倒的超質量のビルが宙に浮く。

ワルプルギス「キャハハハハ」
464 : ◆rgRx/bLTG. [saga]:2017/08/29(火) 22:48:06.08 ID:rnGSR6h6O
…………

気が付くと、周囲は瓦礫の山だった。

ほむら「……くっ」

差は歴然であった。

4人の魔法少女という切り札をもってしても敵わない。

ほむら「みんなは…?」

杏子「ここだぜ…」

杏子の肩から止めどなく血が流れる。

杏子「ニセモンの身体でも痛いもんはやっぱ痛いんだな」

ほむら「他の二人は?」

杏子「マミはあっちで気を失ってる。さやかは意識はあるけど、もう身体を直すだけの魔力が残ってない」

ほむら「絶望的ね」

そのとき、大きな魔力の反応がほむらたちを揺さぶった。

杏子「…見つかった!」

また、ダメだった。

しかし、落ち着いてはいた。

どうせ、また同じ日常を繰り返すだけの話だ。

どうしてこうも諦めることばかり上手くなってしまったのだろうか。

自問自答は空を切った。
465 : ◆rgRx/bLTG. [saga]:2017/08/29(火) 23:03:22.84 ID:rnGSR6h6O
瓦礫の隙間から浮かび上がる橋が見える。

ほむら「壮観ね」

杏子「いってる場合か!」

どうやらここまでのようだ。

毎度恒例の後悔と怒りがほむらの瞼を熱くする。

ほむら「1度くらい…」

頬を一筋の涙が伝う。

ほむら「私の願いを叶えてよ」

十分な高さまで浮いた悪意はほむらたちに向いた。

絶望するにはいい高さだ。

ほむらは目を瞑って、盾に触れた。

そのとき、


「まかせな!ご注文の流れ星だぜ!」


一筋の光が橋を弾き飛ばした。

杏子「な、なんだ!?」

ああ、そうだ。

おせっかいなのが今回はシナリオに組み込まれてた。

そう、あれは




ほむら「あれは、紛れもなくヤツだわ」

466 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/29(火) 23:08:51.84 ID:YJJGL7D5O
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
467 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/29(火) 23:10:23.34 ID:GUghYO+uO
ヒュー!
468 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/29(火) 23:26:47.91 ID:s9KEiJ2ao
コーブラー♪
469 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/01(金) 20:40:24.48 ID:erT/G/Igo
フフフフーン
470 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/21(木) 09:11:24.47 ID:hcQC8I69O
マーダー?
471 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/30(土) 21:02:10.60 ID:UFWcCToy0
ジラしてくれるねぇ
472 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/17(火) 19:00:26.34 ID:vJIwOVjIO
しえん
473 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/21(土) 21:45:52.66 ID:Y8eGUqTY0
ほしゅ
474 : ◆rgRx/bLTG. [saga]:2017/10/24(火) 12:52:57.54 ID:iMKgl06bO
こんしゅうかきます
475 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/24(火) 14:31:30.15 ID:V8S1ZzOfo
ヒュー!!
476 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/29(日) 19:17:58.57 ID:nNkpDOdpO
エタらなければいつでもいいのよ
477 : ◆rgRx/bLTG. [saga]:2017/10/29(日) 22:56:03.90 ID:97VyX1lgO
明日休み頂いてたから曜日感覚間違えてましたw
今日は日曜なんですな
478 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/29(日) 23:45:53.97 ID:6NdlAmELo
体大事に
479 : ◆rgRx/bLTG. [saga]:2017/10/30(月) 00:52:45.76 ID:fMYW7oQBO
すみません勘違いしました
酒入れてしまったんで、明日かきます
480 : ◆rgRx/bLTG. [saga]:2017/10/31(火) 01:28:22.57 ID:4JrKpTChO
光線は浮かび上がった橋に2、3個の赤い穴を開けた。

それは暫くすると轟音を上げて爆発した。

ワルプルギス「!?」

ワルプルギスの夜は理解できない。

四散し、地面に落ちる橋の残骸も

爆炎に浮かぶシルエットの存在も

コブラ「若い娘に嫉妬かい」

ワルプルギス「キャハハハハ!」

コブラ「やぁひどいな」

ほむら「…来なくても良かったのに」

そう言いつつも、ほむらの顔は笑顔で綻んだ。

コブラ「若い娘が集まるパーティーがあるって聞いてきたんだが…ここかい?」

ほむら「そうよ」

ほむらは立ち上がると、ワルプルギスを見据えた。

ほむら「生憎、シャンパンは無いけど」

空には無数の鉄骨が浮かび上がっている。
481 : ◆rgRx/bLTG. [saga]:2017/10/31(火) 01:41:52.41 ID:4JrKpTChO
杏子「な、なんだよあれ」

コブラ「天気予報は…」

ほむら「今日は雨よ」

鉄骨が降り注ぐ。

まるで、豪雨だ。

コブラ「予報通りだ!傘を持ってくれば良かったぜ!」

ほむら「…っ!」

避けるだけで精一杯だ。

ふと、他の魔法少女の事が頭をよぎる。

杏子は大丈夫だろうが、他の二人は…。

コブラ「安心しな!ここにいる!」

男の小脇には二人の少女が項垂れている。

ほむら「さすがね」

コブラ「パーティーは女の子と踊るもんさ」
482 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/31(火) 01:56:27.71 ID:q7zi4HcKo
ヒュー!両手に華だな!
483 : ◆rgRx/bLTG. [saga]:2017/10/31(火) 02:02:46.02 ID:4JrKpTChO
鉄骨が荒々しく突き刺さるアスファルト。

砂ぼこりは雨と風ですぐさま収まりを見せた。

コブラ「催し物にしちゃハデ過ぎないか」

ほむら「主役に言って欲しいわね」

ワルプルギスの夜は直も奇声をあげている。

まるでコブラの来襲を喜んでいるようだ。

マミ「ん…」

さやか「…え?あれ?」

コブラ「やぁお目覚めかい?」

マミ「こ、コブラ!」

さやか「なんでここに」

コブラ「招待状を貰ってね」

ほむら「…キュウべえ」

キュウべえ「そんなに睨まないで貰えるかな」

キュウべえは隠れていたまどかと共に這い出てきた。

キュウべえ「まぁ大方の予想通り大敗北だね。コブラを呼んだのは大正解だろう?」

484 : ◆rgRx/bLTG. [saga]:2017/10/31(火) 02:29:08.82 ID:4JrKpTChO
ほむらは一瞬怒ったような顔を見せた。が、溜め息を着くと真顔に戻った。

ほむら「そうね。助かったわ」

キュウべえ「で、どうするんだい?コブラ」

コブラ「…」

コブラはワルプルギスを眺めた。

コブラ「ありゃバリアの類いか?」

キュウべえ「そう、それもうんと強力なヤツさ」

まどか「…どうするの?」

コブラ「ああいうのは中から壊すのがオツなのさ」

杏子「それが出来れば苦労しねーって」

コブラ「アテがあるのさ」

コブラは通信端末を取り出した。

コブラ「……やぁレディ。久しぶり。いや、悪かったって…」

通話口から怒号が聞こえる。どうやら若い女性のようだ。

コブラ「あぁそうだ。頼むぜ。すぐだ」

コブラは溜め息を着くと通信端末をしまった。

ほむら「…どうなの?」

コブラ「ああ、すぐに来るぜ」

さやか「何が?」

コブラ「タートル号さ!」

485 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/31(火) 08:40:56.14 ID:kNCczCznO
まさかタートル号まで持ってくるとは……
486 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/31(火) 08:54:18.11 ID:bmLQYzm8O
いい女代表のレディも来るのか…良いぞ!良いぞ!
487 : ◆rgRx/bLTG. [saga]:2017/11/04(土) 11:56:32.44 ID:JbMqHQ7KO
「それ」は異常な速さで飛来し、異常な早さで制止した。

まさに「ピタリ」という表現が確実なほどに。

コブラ「定刻通りだ」

『何ヵ月も帰らないと思ったら、若い子に囲まれて…、随分いい趣味になったじゃない!コブラ!』

コブラ「レディ…彼女らだって立派な「レディ」なんだぜ」

宇宙船から拡声器を通じて聞こえる女性の声は美しさと怒気を含んでいた。

マミ「あの方は…?」

さやか「もしかして…彼女?」

コブラ「秘密さ」

少女らは納得したような、しないような顔を見せた。

レディ『あの大きな彼女は?』

ワルプルギスはこちらに意を介する事なく破壊を繰り広げている。

コブラ「口説いてる最中さ」

『じゃあ私は彼女にシールドを最大出力で発生させたタートル号をぶつければ良いのね』

コブラ「スーパーブラスターも頼むぜ!」

レディ『了解よ!』

タートル号の周囲にエネルギーが発生する。

488 : ◆rgRx/bLTG. [saga]:2017/11/04(土) 12:38:30.71 ID:JbMqHQ7KO
キュウべえ「素晴らしいエネルギーだ。いい値段するんじゃないかな?」

コブラ「戦艦が買えるぜ」

キュウべえ「そうかい。まぁワルプルギスの夜にぶつかれば無事で済まないだろうけど。保険に入ってることを願うよ」

コブラ「…」

コブラが冷や汗をかいているその横で、少女らは悶々とした表情を浮かべた。

マミ「…」

さやか「…」

まどか「…」

それは、幼い彼女らが知ってか知らずか、初めて抱く嫉妬の情念であった。

ほむら「…まどか」

彼女もまた、湧き出る嫉妬を胸に感じていた。


とたんに大きな衝突音。

目を向けると、タートル号はその機体をワルプルギスの夜にぶつけていた。

489 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/11/04(土) 15:41:20.91 ID:sGWSE97SO
QB地球からとっくに離脱を選ぶんじゃないか 文明レベルが低いならまだしも宇宙進出していて宇宙警察的な銀河パトロールもいるのに





490 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/06(月) 22:36:49.26 ID:VC80ICBK0
乙ほむ
サイコガンとかもソウルジェムとおんなじ系譜のエネルギー機関だったりするんだろうか?
あとコブラって親しい人と話してる時よりも、見ず知らずの奴を煽ってる時の方が生き生きしてる気がする

>>489
銀河パトロールはかなりのザル警備だぞ
宇宙が広すぎて全く人手が足りず、ほとんどの惑星が無政府状態だし
491 : ◆rgRx/bLTG. [saga]:2017/11/24(金) 19:12:07.15 ID:bWMCCssRO
レディ『コブラ!タートル号はもう限界よ!あとは自分で格好つけなさい!』

レディの激励とともに、タートル号はスーパーブラスターを照射する。

バリアが波打ち、轟音を発した。

そして、音をたてて崩れ去る。

コブラ「さすがレディだぜ。美味しいとこを残しといてくれる!」

タートル号が悲鳴にも似た破壊音をあげている。

ほむら「今なら…!」

杏子「ああ、やれるさ!」

さやか「頼むよコブラ!」

コブラは親指を立てると、左手の義手を抜き去った。

レディ『コブラ、忘れてないわね!』

コブラ「ああ、もちろんさ!」

魔法少女たちはそうするのが当たり前であるかのように、コブラに寄り添った。



レディ『サイコガンは、心で撃つのよ!』
492 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/24(金) 19:51:39.81 ID:Ctrv7dfYO
ヒュー!
493 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/12(金) 21:04:08.82 ID:tVtKtJsA0
おいおい、まだかい?
クリスマスプレゼントを待ってるんだが
494 : ◆rgRx/bLTG. [saga]:2018/01/18(木) 12:34:21.40 ID:v9SZGxkQO
すみません、週末かきます

多分おわるかな
495 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/18(木) 18:28:09.54 ID:BB4dwx1i0
コブラは鬱クラッシャーではあるが、ヒロインは全員死ぬ定めなのだ
496 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/19(金) 23:25:41.48 ID:oruSihhMo
待ってるぞ
497 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/20(土) 01:38:52.48 ID:Dre8WbUyo
止まるんじゃねえぞ
498 : ◆rgRx/bLTG. [saga]:2018/01/21(日) 22:51:52.77 ID:26ulWlW0O
うおおおかくぞぉぉぅ
499 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/21(日) 22:54:21.41 ID:NIR3Zs7O0
消しゴム掛けは任せろ!
500 : ◆rgRx/bLTG. [saga]:2018/01/21(日) 23:13:38.19 ID:26ulWlW0O
サイコガンの銃口が淡く光る。

それに呼応するように少女たちのソウルジェムもこうこうとひかりだした。

キュウべえ「驚いたな。そのサイコガンもまた、願いをエネルギーに変えるんだね」

コブラ「そうさ」

ワルプルギスが危険を察知して、飛翔した。

キュウべえ「どうするまどか?契約してコブラに加勢するかい?」

ほむら「…まどか!」

まどか「大丈夫だよ、ほむらちゃん。私は魔法少女にはならない」

コブラ「来なよ!」

コブラは首を振ってまどかを誘った。

まどか「願いは叶えて貰うものじゃないの。自分から叶えにいくんだよね?」

コブラ「そう、それが」

まどかがコブラに触れた瞬間、光がより増した。

コブラ「宇宙海賊なのさ!」




光の柱はワルプルギスを撃ち抜いた。

断末魔はない。

辺りは静寂に包まれ、風の音すら聞こえない。

501 : ◆rgRx/bLTG. [saga]:2018/01/21(日) 23:26:10.22 ID:G5zD6NB/O
【金星軌道上:タートル号】

さやか「おわぁー!マミさんあれ!!」

マミ「わぁ、キレイ。金星ね」

レディ「驚いたかしら?」

杏子「レディさんの格好の方が驚いたけど…」

キュウべえ「地球の文明レベルなら驚くことだらけだろうね」

まどか「ほんとに宇宙に来たんだ…」

コブラ「おっと、顔をあんまり出すなよ。ヴィーナスは嫉妬深いんだ」

レディ「あら、他人の嫉妬なんか気にしないでしょう」

コブラ「えーと、さぁ、乾杯だ。金星ツアーはまだ始まったばかりだからな」

キュウべえ「宇宙海賊にも弱点はあるようだね」

まどか「あれ?ほむらちゃんは?」

コブラ「多分操縦席だろう。呼んでこよう」
502 : ◆rgRx/bLTG. [saga]:2018/01/21(日) 23:35:30.29 ID:G5zD6NB/O
【タートル号:操縦席】

コブラ「よう」

ほむら「コブラ…」

コブラ「みんな待ってるぜ」

ほむら「……………」

ほむらはコブラを少し見つめた。

ほむら「ありがとう、コブラ」

コブラ「なぁに、いいってことよ」

ほむら「あの子のあんな笑顔、本当に久し振りに見た」

目線は宇宙に浮かぶ星々に移った。

ほむら「そう、それこそ何十年も待った気がする」

コブラ「大袈裟だな」

ほむら「ほんとよ。私だけじゃ無理だった」

コブラ「そうかい。まぁ女の子の笑顔を見るためだったらお安い御用さ」

ほむら「ええ、あなたならそうなんでしょうね」

コブラ「ところでさ」

コブラは両手をだらしなく挙げた。

コブラ「俺に向けてるそれはなんだい?」

コブラの視線の先には銃口が覗いていた。
503 : ◆rgRx/bLTG. [saga]:2018/01/21(日) 23:46:34.49 ID:G5zD6NB/O
コブラ「銃を突きつけられる趣味はないんだがね。特に女の子からは」

ほむら「あら、でも慣れてるでしょう?」

コブラ「…確かに、何度かある」

ほむらは依然として構えた銃を下ろさない。

コブラ「ハイジャックかい?洒落たことするね」

ほむら「…今回は珍しい成功例よ。」

コブラ「?」

ほむら「多くの魔法少女が生存し、ワルプルギスの夜を倒し、まどかは魔法少女にならなかった」

ほむら「完璧だったわ。1つを除いて」

コブラ「ほう。何が気に食わなかったんだい?」

ほむら「…あの子の笑顔が私に向いていないことよ」

ほむら「そう、どんなに成功しても、それは耐えられない」

コブラ「俺としたことが、一番助けなきゃならないのを見落としてたらしい」

ほむら「…あなたのせいでは無いわ。これは私のエゴよ」

ほむらは銃を下ろすと、盾を展開した。
504 : ◆rgRx/bLTG. [saga]:2018/01/21(日) 23:59:28.95 ID:G5zD6NB/O
コブラ「やり直すのかい?」

ほむら「ええ、ありがとうコブラ。あなたのお陰で私が求めていることが分かったわ」

コブラ「餞別だ。持ってけよ」

コブラはホルスターからパイソンを抜くとほむらに渡した。

ずしりと重い77マグナムを両手で充分感じると、ほむらはそれを盾にしまった。

ほむら「否定しないのね」

コブラ「どんな女も嫉妬に身を焦がすものさ」

ほむら「じゃあ、さようなら。もう二度と会うことはないでしょう」

コブラ「ああ、今度は笑顔の君とドライブに行きたいもんだ」

歯車が回る。

ほむらの時間は遡る。

そして、コブラが瞬きをする間もなくそこからほむらはいなくなっていた。

コブラ「残念だが…」

コブラは宇宙を眺めるとタバコに火をつけた。

コブラ「君みたいな女を、みんなは魔女って言うんだぜ」




ほむら「私は何度でも繰り返す。私の願いを叶えるために」





終わり
505 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/22(月) 00:01:53.07 ID:Y9P4lwZJo
おおーとうとう完結したか!おつ!

ほむらは馬鹿だなぁ。コブラはずっと同じ場所に留まる訳じゃないんだから
今くらい別の相手を見ててもいいだろうに…
506 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/22(月) 00:04:32.08 ID:sGsjNbRo0

自分で助けるために契約したし仕方ないか
507 : ◆rgRx/bLTG. [saga]:2018/01/22(月) 00:05:34.09 ID:jvRUBNT5O
長々、だらだらと、書かせていただきましてありがとうございました。

終わり方はずっとこうしようと決めてました。

色々意見を書いてくれたり、保守してくれたりと色々ありがとうございました。

これで、終わりです
508 : ◆rgRx/bLTG. [saga]:2018/01/22(月) 00:09:18.59 ID:jvRUBNT5O
さて、html化しなきゃいけないんですよね?
久々過ぎて忘れてしまいましたが…(;^ω^)
509 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/22(月) 01:46:35.27 ID:tw3DXYMC0
何か打ち切りエンド臭がただよう
ソードマスターコブラみたい
510 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/22(月) 09:28:05.72 ID:+HWKaV3Z0
お疲れ様でした。乙。
511 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/22(月) 09:46:05.64 ID:zpqF/mzDo
最後の最後が良かったな……
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