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コブラ「俺が魔法少女ぉ?」キュゥべえ「そうだよ!」
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323 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/27(金) 20:51:10.04 ID:PnwNpdkcP
残ねん、オレはいないみたいだ!
324 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/28(土) 17:35:08.10 ID:TEORpH0iO
>>321
おまえはいかれとる
>>322
おまえも
おまえもや
>>323
>>1
おまえもいかれとるでえ‼︎
そやけどワシもいかれとるから
コミケには笑って参加しような!
325 :
◆rgRx/bLTG.
[saga]:2017/01/29(日) 12:21:54.82 ID:fISxicirO
とりあえず社畜って嫌だなぁと思いました
326 :
◆rgRx/bLTG.
[saga]:2017/01/29(日) 13:23:43.06 ID:i321wBFTO
【電車内】
「言い訳などさせるべきではない」
「女など所詮道具にすぎない」
ホスト「いやー、本当、女は人間扱いしちゃダメっすね〜」
「迂闊に用いると裏切る可能性すらある」
ホスト「まぁ顔殴るぞって脅せば、大概黙りますもんね」
「その程度か?」
ホスト「え?」
「俺ならば、皮を剥いで晒す」
ホスト「け、結構エグいこと言いますね…。あんまりやり過ぎると仕返しとか怖そう…」
「心配ない。俺の身体は特殊偏光ガラスで出来ている」
ホスト「特殊…変態?え?」
さやか「ねぇ、さっきの話だけど」
「ん?」
さやか「女って道具なの?」
さやか「心を込めてやったことも認めてくれないの?」
さやか「命がけでやったことにも応えてくれないの?」
さやか「ねぇ、教えてよ。でないとあたし…」
さやかのソウルジェムからどす黒い何かが溢れ出てくる。
それはさやかの身体を伝うように全身を蝕みはじめた。
「口の聞き方を知らんようだな」
327 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/29(日) 13:35:10.32 ID:z0WSmTgDO
コブラがいるならあいつもいるよな…
328 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/29(日) 13:42:42.38 ID:q6bES9WkO
ソルマァーック!
329 :
◆rgRx/bLTG.
[saga]:2017/01/29(日) 13:46:21.70 ID:i321wBFTO
男は立ち上がった。
こちらを向いた顔が街灯で照らされる。
しかし、そこにはおよそ、人の顔と呼べるものは無かった。
さやか「!?」
さやかは驚きのあまり後退りし、口に手を当てた。
金色の顔面に緑色の眼球。
「驚いたか。失礼なヤツだ」
ホスト「そうだそうだ!この人はなぁ、見滝原市No.1ホスト…」
男は、上着を脱ぎ捨てた。
透き通る身体は、逞しい金の骨格を讃えている。
さやか「な、なんなのこいつ」
ホスト「その名も『水瀬晶(みずせしょう)』さん!通称『クリスタルボーイ』さんだ!」
さやか「わ、訳がわからないけど、ヤバイことは分かる…」
さやかは男の右手を見た。
二股の巨大な鈎づめは鋭利に輝いている。
「時に貴様」
反応が一瞬遅れた。
さやかは魔法少女に変身する間もなく、先ほどの鈎づめに捕らえられた。
さやか「がはっ、ぐぅぅ」
「左手が銃の男を知らないか」
330 :
◆rgRx/bLTG.
[saga]:2017/01/29(日) 14:11:04.46 ID:i321wBFTO
さやか「ひ、左手…?」
クリボー「そうだ。ついでに言えば金髪のマッチョで背丈は貴様の2倍弱位の男だ」
知っている。
間違いなく心当たりはある。
大事なものを奪ったアイツ。
到底許せぬアイツを。
さやか「…」
クリボー「む、心当たりがありそうだな」
クリボー「わざわざホストなどに身を堕として、ヤツの好きな女の話を聞いて回った甲斐があった」
さやか「うん…知ってるよ」
クリボー「ほう、ヤツは、コブラはどこにいる」
さやかは恭介の顔を想像した。
もはや手に入らないその笑顔も、やはり愛しい。
そして、それがコブラの不幸により壊されることは遺憾であった。
さやか「そこまでは言わない」
クリボー「ほう…」
さやか「だって、あたしの大事な恭介の大事な人だもん」
さやかは、自分の発した言葉に涙した。
思うまいとする言葉を口にした。
その事実が少女を深く深く傷つけた。
クリボー「ならば貴様に利用価値などない」
さやか(あぁ、まさか魔女じゃなくて、こんなワケの分かんないやつに殺されちゃうんだ)
さやか(これも魔法少女の運命なのかな)
さやか(教えてよ…コブラ)
「待ちな」
暗がりに人影が見える。
クリボー「やはり来たか」
「その子はすでに俺がデートの予約ズミでね」
さやか「コブラ…」
またも目から大粒の涙がこぼれた。
しかし、これは、多分嬉しいんだと少女は思った。
331 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/29(日) 14:19:12.34 ID:Bjq7X4LsP
内心ではクリボーが一番喜んでそう
332 :
◆rgRx/bLTG.
[saga]:2017/01/29(日) 14:44:30.62 ID:i321wBFTO
クリボー「女のピンチならすぐに来ると思っていた」
コブラ「そういうことするからおたくはモテないんだぜ」
クリボー「減らず口を…」
さやか「コブラ…」
コブラ「よう、探したぜ。クリスタルボーイよ、男の勝負がしたいんだろう?離せよ」
クリボー「ふん」
さやかは解き放たれるやいなや、コブラに駆け寄った。
さやか「ごめん!あたし、あんたにたくさん酷いことしたのに…」
コブラ「よせよ、過ぎたことは気にすると身体に毒だぜ」
逞しい身体が優しくさやかを抱きよせる。
さやか「本当に…ごめん」
赤いタイツに涙の染みが広がる。
コブラ「なぁに、いいってことよ」
クリボー「再会の挨拶は済んだか」
コブラ「ああ、これが終わったら続きをするさ」
クリボー「残念ながら貴様はここで死ぬ。この列車の終着駅は地獄だ」
コブラはさやかを2、3度 撫でると、クリスタルボーイを見据えた。
コブラ「もちろん、降りるのはお前だけだがな!」
333 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/29(日) 14:45:18.72 ID:irlX3dcrO
ホストはどんな気分でこれを見てるのか
334 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/29(日) 15:12:26.92 ID:hmtpwEjFo
コブラがホストもおとす可能性
335 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/29(日) 21:20:43.01 ID:vcc6PInoO
相変わらずクロス物では清々しいまでに完璧に鬱フラグぶっ壊してくれるぜ
336 :
◆rgRx/bLTG.
[saga]:2017/01/29(日) 23:42:39.35 ID:gPE08gEeO
さやか「あぶない!」
仕掛けたのはクリスタルボーイであった。
伸びた右腕の鈎づめがコブラに真っ直ぐ飛ぶ。
コブラ「見え透いてるんだよ!」
さやかを抱き抱えたままコブラは伏せた。
ゴガァン!!
大きな破壊音。
隣の車両まで開いた大きな穴が威力を物語っている。
さやか「す、すごい」
クリボー「流石だな」
コブラ「なぁに、長年の仲だ。一晩限りの女より分かりやすい」
クリボー「では、これはどうかな」
クリスタルボーイは右腕勢いよく戻すと、鈎づめをコブラに向けた。
コブラ「また腕を伸ばすわけじゃあるまい」
クリボー「なぁに長年の仲だ。同じ手が通用するとは思っていない」
コブラ「…避けろさやか!」
クリボー「遅い!」
右腕に内蔵されたビームガン。
そこから放たれたのは数発の強大なエネルギーを内包した光弾。
一度だけ使っているのを見たことがあったが…
これの威力はその時の比では無い!
コブラ「くっ!」
床、壁、コブラを追うように弾着する。
コブラ「さ、さすがにヤバイぜ」
337 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/29(日) 23:44:15.00 ID:Bjq7X4LsP
唐突に始まるガチバトル、嫌いじゃないぜ!
338 :
◆rgRx/bLTG.
[saga]:2017/01/30(月) 00:00:52.09 ID:snYOa/U6O
穿たれた穴から満月が見える。
車体は繋がっているのが不思議なくらいに破壊されてしまった。
クリボー「起きろコブラ。まともに当たってはいないはずだ」
瓦礫の下からコブラが這いずり出てきた。
コブラ「まったく。オープンカーとは洒落てるじゃないか」
クリボー「気が利いているだろう」
コブラ「ついでに美女とシャンパンを頼もうか」
クリボー「そのサービスは地獄の悪魔に頼むといい」
クリスタルボーイはコブラの首を掴むと、おもむろに持ち上げた。
クリボー「俺ができるサービスなんてこれくらいなものだ」
そのまま床に開いた穴にコブラを押し付けた。
どうやらこのまま落とすつもりらしい。
コブラ「くっ、ぐぉぉ」
クリボー「安心しろ。落ちたくらいでは死なないだろうからな。先に…」
コブラ「なんだ?ママに電話でもさせてくれるのか?」
クリボー「首を切り落としてから、レーザーで身体を穴だらけにしてやる」
コブラ「そのサービスにチップは払えないぜ!」
クリボー「ふっ、貴様の命で釣りがくる。…っ!」
透明な身体は吹き飛ぶと、頭から瓦礫に突っ込んだ。
さやか「大丈夫!?」
コブラ「悪いな」
339 :
◆rgRx/bLTG.
[saga]:2017/01/30(月) 00:30:12.81 ID:snYOa/U6O
さやかに斬り飛ばされたクリスタルボーイは、まるで何事も無かったように起き上がった。
さやか「全力で切ったんだけど…」
クリボー「残念だが、その程度ではこの特殊偏光ガラスに傷ひとつつくことはない」
さやか「コブラ、ヤバくない?」
コブラ「…」
珍しく黙るコブラこそ、クリスタルボーイの強さを物語っている。
さやか「サイコガンは…?」
クリボー「それが効かないのはそいつが一番知っているはずだ」
コブラ「ヤツに光線兵器は効かない」
さやか「物理…物理ならいけるのよね?」
コブラ「良くないことを考えてる顔だぜ」
さやか「あたしの剣に魔力をありったけ込めて一点集中させれば…」
コブラ「そのためにヤツの懐に飛び込むのか?自己犠牲は聖書の中だけにしてくれ」
さやか「コブラが助けてくれるんでしょ?」
さやかは不敵な笑みを浮かべた。
そして、剣を突き出すと残りの魔力を込めた。
コブラ「…女の尻は好きだが、他人の尻を拭くのは好きじゃないんだがね」
さやか「はぁ」
さやかは冗談を聞き流すと、クリスタルボーイに向かって走り出した。
340 :
◆rgRx/bLTG.
[saga]:2017/01/30(月) 00:51:06.09 ID:snYOa/U6O
袈裟斬り。
逆袈裟。
右薙ぎ。
唐竹割。
クリボー「速いな。しかし、」
傷ひとつついていない。
さやか「くっ」
関節などの可動する部分でさえ、見た目の柔らかさ以上に歯が立たない。
クリボー「いつまでも遊びに付き合うわけにはいかない」
クリスタルボーイはさやかの襟首を左手で掴むと、すかさず持ち上げた。
さやか「う、あ…」
魔力は底を尽きかけている。
クリボー「残念だが、女でも容赦なく殺させてもらう」
さやか「…」
残りの僅かな気力がさやかの身体を突き動かした。
剣の切っ先をクリスタルボーイの左肩にコツンと当てる程度だが。
クリボー「悪足掻きもここまでだな」
コブラ「いいや。まだだぜ!」
クリボー「なに!」
コブラはサイコガンを構えている。
クリボー「サイコガンは効かん!お前では俺を倒せん!」
コブラ「知ってるさ!お前を倒すのは間違いなくさやかだ!」
サイコガンから光線が放たれた。
車内を一直線に通過する光。
それはさやかの剣の柄頭を直撃すると激しい閃光を辺りに散りばめた。
341 :
◆rgRx/bLTG.
[saga]:2017/01/30(月) 01:16:07.62 ID:snYOa/U6O
痛烈な閃光とともに、割れるような破壊音が車内に響いた。
コブラ「女を大事にしないからそういうことになるんだぜ」
立ち尽くすクリスタルボーイの左上半身は粉々に砕けていた。
足元には、さやかが息も絶え絶えに伏している。
クリボー「なるほど、剣をサイコガンで撃ち出したか」
コブラ「どうする?続けるかい?」
クリボー「俺がやめると思うか」
コブラ「思わんね」
クリボー「貴様一人ならこの右腕で十分だ!」
クリスタルボーイは飛ぶようにコブラに接近すると鈎づめを振り回した。
コブラはそれをすんでの所で避けた。
そして、力一杯、拳を透明な腹部に打ち立てた。
コブラ「うぉぉ!」
クリボー「むっ!」
失われた左上半身から全身にヒビが走る。
そして、音を立てて崩壊が始まった。
クリボー「な、なんだと!この完璧な身体が…!うぉぉ!」
呆気ないほど一瞬で、クリスタルボーイはその場に粉々に崩れ去った。
コブラは形の残った鈎づめを車外に蹴飛ばした。
コブラ「な、降りるのはお前だっただろ」
342 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/30(月) 03:23:58.63 ID:4b2wZYIP0
台詞回しがええのう
343 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/30(月) 09:34:36.82 ID:x//bEbrQ0
クリボーは何回死ぬんだ
344 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/30(月) 11:52:35.61 ID:tCNNwEfA0
何度でも蘇る
不死身のスーパーマンてわけさ
345 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/30(月) 12:04:52.59 ID:szZdOesBo
原作でも
・コブラの左腕を切り落とした後に返り討ち
・ロケットパンチで粉砕
・屈折率計算して体内で反射させ続ける
・アーリマンの力で復活も最初と同じ方法で倒される
と4回殺されてるからな
346 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/30(月) 12:10:07.07 ID:SX22uIZk0
コブラならワルプルギスの夜も口説き落とせそうだな
347 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/30(月) 22:19:54.35 ID:tCNNwEfA0
あんな女のどこがいいのよ?大きけりゃいいんならホルスタインとでも結婚するのね!
348 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/30(月) 22:30:35.48 ID:b0TOUXOXP
少女が出てこない場面が一番面白いという不具合
349 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/01/30(月) 23:29:09.59 ID:XtmweIv70
鉤爪(かぎづめ)とはこう書く
おつ
350 :
◆rgRx/bLTG.
[saga]:2017/01/30(月) 23:36:27.02 ID:HokDEXb1O
>>349
あら恥ずかしい
忠告ありがとうございます
普段の生活で間違えないように気を付けるわ
351 :
◆rgRx/bLTG.
[saga]:2017/02/11(土) 22:30:22.30 ID:KVn6t2+SO
【駅】
暖かい。
身体の痛みが抜けていく。
混濁した意識が晴れていく。
「よう、気がついたかい」
徐々に開けてくる視界には厚い胸板が映った。
さやか「…?」
おかしい。
確かに、魔力を使い果たしたはず。
真っ黒なソウルジェムの中で、穢れが自我を覆い尽くすのを感じたはずだ。
それは「死」であり、「生誕」であると直感で感じたはず。
さやか「生きてるの?」
コブラ「さぁな、天国かもしれん。なにせイケメンに抱かれてるんだ」
さやか「地獄じゃん…」
コブラ「酷いな」
さやかは視線を床に落とした。
グリーフシードが10個ほど転がっている。
さやか「…ありがとう」
コブラ「その笑顔でお釣りがくるさ」
さやかはコブラの胸板に顔を埋めると、聞こえないようにそっと呟いた。
さやか「恭介が好きになっちゃうのもしょうがないかもね…。あたしだってこんなことされたら…」
コブラ「えっ?」
さやか「何でもない!」
少女は、はねのけるように飛び上がると笑顔でそう応えた。
352 :
◆rgRx/bLTG.
[saga]:2017/02/11(土) 22:58:10.11 ID:KVn6t2+SO
先ほど合流した杏子は不満そうに口を尖らせた。
杏子「なんだ、結局このゴリラに助けられたのか」
さやか「まぁね」
キュウべえ「さすがだね。まるで奇跡だ」
コブラ「奇跡を起こすのは得意なんでね」
コブラは葉巻に火を灯した。
まどか「ほんとに、ほんとに良かった…!!」
まどかは先程からさやかに抱きついたまま離れない。
キュウべえ「それだけのグリーフシード。よく見つけたね」
コブラ「モテるんだ」
キュウべえ「どうやらそのようだね」
コブラ「なんだ、らしくない「返し」だな」
キュウべえ「魔女を引き寄せてる。でなきゃこんなに魔女と会わない」
コブラ「何が言いたい。悪口か?」
キュウべえ「トラブルメーカーなんだよ。君は」
コブラ「なんだ、誉めるなよ」
353 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/11(土) 23:16:17.33 ID:16f+AcQIo
魔女も女だからなぁ
354 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/11(土) 23:24:20.63 ID:HVZxnEpa0
>>353
言われてハッとした…確かにそうだわ…
355 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/11(土) 23:43:29.83 ID:Uj4mkF0zP
コブラ絶好調だなwwww
356 :
◆rgRx/bLTG.
[saga]:2017/02/18(土) 21:03:15.00 ID:jC6/vZVqO
【番外編・ホストクラブ】
女「クリちゃんいる〜」
担当「はい、クリちゃんご指名で〜す」
ホスト一同「ありがとうございまぁ〜す!」
あからさまに羽振りのいい女は、案内を無視すると飛び跳ねるように奥の座席に向かって行った。
「よく来たな」
女「もー毎週金曜はクリちゃんの日だもん〜!」
ホストA「めぐみさん俺は?」
女「あんたはオマケ」
ホストA「冷てぇー!」
クリボー「なにを飲むんだ?」
女「ワイン!」
クリボー「は?」
女「ウッソー!寅さん(トラディション約130万円)入れちゃう!」
クリボー「はい!寅さんオーダー貰いましたぁ!」
ホスト一同「ホントにホントにありがとぅ〜す!」
担当「クリボーさんのコール入りまぁす!」
357 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/18(土) 21:12:21.52 ID:H5/VVsO7O
この時点でもう笑うしかないんだけど
358 :
◆rgRx/bLTG.
[saga]:2017/02/18(土) 21:16:35.25 ID:jC6/vZVqO
クリボー「今日も来ました!」
ホスト一同「ハイハイ!」
クリボー「またまた来ました!」
ホスト一同「ナニナニ!?」
クリボー「素敵な!」
ホスト一同「ステキナ!」
クリボー「姫様〜からの贈り物!」
ホスト一同「トラトラトラ〜のトラディション!」
クリボー「そしたら行くよ!魂込めて!」
ホスト一同「一世一代寅さんコール!」
クリボー「こんな透けてる私の身体!」
女「クリちゃんいいぞー!」
クリボー「あなたのお酒で隅の隅まで!」
ホスト「透けてすーけて!奥の奥まで!」
クリボー「愛でまみれて満たされていきます!」
ホスト「ハイハイ!ハハハイ!ハイハイハイハイ!」
クリボー「一生一生みんなでみんなで!」
ホスト「金が尽きるまで!」
クリボー「愛させて!頂きます!」
ホスト「イェイ!」
歌い終わると、クリスタルボーイは2つのグラスになみなみと酒をついだ。
そして、女の耳元で囁いた。
クリボー「終電までには帰るんだな。でないと…」
女「バカ…。帰る先なんて決まってるわ…」
359 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/18(土) 21:26:33.61 ID:bF9/VyPVP
そういやクリボー酒は好きだったな
360 :
◆rgRx/bLTG.
[saga]:2017/02/18(土) 21:35:22.59 ID:jC6/vZVqO
座席に落ち着いたクリスタルボーイは、ヘルプに来た新人に酒を継がせた。
クリボー「今日はあまり飲んでいないようだが」
女「クリちゃんが言ってた…、コブラって男のことなんだけど」
クリボー「なにか分かったか?」
女「やはり見滝原にいるわ。詳細は社の連中に調べさせてる」
クリボー「ほう、よくやった」
女「ご褒美のキスもしてくれないのね」
クリボー「客に媚びるつもりはない」
女「そんな風に冷たいクリちゃんも好き…」
クリボー「やはり酒が足りないようだな」
クリスタルボーイは空になったグラスを取ると、鈎爪で器用にボトルを持ち上げた。
そして、なみなみとグラスに酒をついだ。
女「なーに持ってんの!なーに持って!」
ホスト一同「飲みたいかーら持ってんの!」
クリボー「な、ぬかった…」
女「帰ったらまだ一緒に飲むんだし…いいでしょ?」
クリボー「…」
ホスト一同「のーんでのんでのーんでのんでのんで!のーんでのんで」
クリスタルボーイは一気にグラスを空けるとグラスを高く掲げた。
女「クリちゃんかっこいー!」
見滝原の夜は深い。
ネオンの灯りは闇の帳に足をとられた者の道標なのかもしれない。
【番外編…完】
361 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/18(土) 21:41:34.79 ID:+JkPeLleO
クリボーさん真面目にホストやってたんすね……
362 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/18(土) 21:45:28.64 ID:bF9/VyPVP
まあ地球だと殺し屋の需要は少なそうだし、大金と情報を得るためにはホストみたいな仕事をやらざるを得なかったのかもしれない
363 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/19(日) 00:36:55.22 ID:gNTojhuFo
コールノリノリでやってるし意外に楽しんでそうで笑う
364 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/19(日) 06:36:29.66 ID:3Z5CmvF0O
ソルマァーック
365 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/02/19(日) 13:22:52.34 ID:VUHdcXrW0
そのアホみたいなノリで一人の実直なホスト見習いが命を落とした事実
正直あの手の遊びって何が面白いのか
366 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/19(日) 14:05:11.02 ID:KmpP89Nfo
酔っぱらいは箸が転がっても笑えるんだよ
367 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/19(日) 23:38:03.45 ID:ara1+hJC0
おれはああいうノリは嫌いじゃないが
まぁ側から見てると訳わからんのはしょうがないな
何でも楽しく感じるし何でも楽しもうするんだよ
368 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/27(月) 19:53:06.61 ID:3/Bz899XO
マダー?
369 :
◆rgRx/bLTG.
[saga]:2017/03/15(水) 17:59:30.15 ID:RgiO2ScdO
三連休で書きまする
370 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/03/17(金) 08:55:18.71 ID:ksrOyk0ko
最近見はじめたけど超乙
ほんと台詞回しとか最高
ゆっくりでも無理せず続けてくれると嬉しい
371 :
◆rgRx/bLTG.
[saga]:2017/03/20(月) 23:57:38.86 ID:UNdokrLrO
よっしゃまだアディショナルタイムだな
372 :
◆rgRx/bLTG.
[saga]:2017/03/21(火) 00:23:36.19 ID:dvJm6f5aO
第10話
【学校】
かずこ「じゃあ自己紹介してもらえるかしら」
ほむら「暁美ほむらです」
かずこ「はい!拍手ー!そこの空いてる席に座ってもらえるかしら」
ほむら「はい」
幾度と繰り返して来た光景。
代わり映えのないその会話は、まるでテープを再生するかのようにも聞こえる。
しかし、今回はノイズがはいったようだ。
かずこ「実は転校生はもう1人います」
ほむら「え?」
かずこの案内に導かれて来たのは小柄な少年だった。
かずこ「自己紹介してもらえるかしら?」
少年「メンドクセェ…」
かずこ「な、なんですと…?」
少年「名前は範馬刃牙。とりあえずよろしく」
373 :
◆rgRx/bLTG.
[saga]:2017/03/21(火) 00:38:39.26 ID:dvJm6f5aO
少年は教室を見渡すと一言呟いた。
刃牙「親の都合で1ヶ月ばかりこの学校に世話になるよ」
ほむら(どこにでもいるありふれた不良少年ってとこかしら…)
【休み時間】
ほむら「鹿目さん、保健室に連れてってもらえるかしら」
まどか「あ、うん。わ、分かった!」
刃牙「俺も案内してもらっていいかな」
まどか「え、う、うん、いいよ…」
まどかの顔から恐怖が滲み出ている。
久しく見ないステレオタイプな不良少年への対応が分からないのだ。
それでも明るく努めようとするまどかの優しさに気付いたのか、刃牙は優しげに笑顔を見せた。
刃牙「いや、あはは。ちょっと肘を擦りむいちゃってさ」
まどか「あ、そうなんだ!じゃあ、早く行こう」
374 :
◆rgRx/bLTG.
[saga]:2017/03/21(火) 00:41:39.41 ID:dvJm6f5aO
【廊下】
ほむら「確かこっちよね」
まどか「えっ?詳しいね」
ほむら「…」
まどか「あのさ…名前、カッコいいよね」
ほむら(きたわね。またいつものパターン)
まどか「刃牙くん」
刃牙「はじめて言われたよ」
ほむら(…)
ほむら(そっちかよ!!!)
まどか「やっぱりね。怖いけど強そうだよね」
コブラ「へぇ、見る目あるねぇ。ケンカには自信があるぜ」
ほむら(うるさい黙れ)
375 :
◆rgRx/bLTG.
[saga]:2017/03/21(火) 00:42:12.87 ID:dvJm6f5aO
あ、間違えた
コブラ→刃牙
376 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/03/21(火) 01:04:15.45 ID:uJD9mPem0
刃牙まで混ざるのか……(困惑)
377 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/03/21(火) 01:06:09.11 ID:XR+6vLyro
何故唐突に刃牙が…
378 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/03/21(火) 01:29:16.71 ID:m/oug54Zo
ほむほむ毎周色んなのと遭遇かよww
379 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/03/21(火) 03:57:24.35 ID:4iA9LocB0
期待してた分がっかり
何で今更そういう展開になっちゃうのか・・・
380 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/03/21(火) 04:22:10.07 ID:EUaQRFGoo
何故刃牙が出てくるのか
それならそれで別にスレ立ててやりゃいいのに
超展開過ぎてついてけんわ
381 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/03/21(火) 07:36:58.65 ID:yxlcEqsA0
ええ…!?
382 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/03/21(火) 08:33:39.28 ID:pwuOEdrKO
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!?刃牙が
383 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/03/21(火) 08:41:48.91 ID:IlOzp9bEo
ま、まあまだ過去の回想とかかもしれないし
384 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/03/21(火) 11:38:56.03 ID:vqsT3TcAo
酉バレしてるんじゃね?
ググったらヒットするし
385 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/03/21(火) 19:43:40.25 ID:o3rTGPIoP
ウイスキーをガソリンで割って飲んじまったんだろ
すぐに治るさ
386 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/03/21(火) 19:48:43.28 ID:jMzwksrqO
なんか他のスレでもつい最近急に変わったのがあったけど、まぁなんとも言えん
387 :
◆rgRx/bLTG.
[saga]:2017/03/21(火) 22:10:27.48 ID:yAiYlPl+O
あ、ごめんなさい本人です
過去回想の一部で別のクロスやろうと思ったけど、余計そうならやめます
388 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/03/21(火) 22:11:54.03 ID:I65VNOl0o
回想でしょ?短いのならいいんじゃない?
長いならやめといた方がいいけど
389 :
◆rgRx/bLTG.
[saga]:2017/03/21(火) 22:35:07.15 ID:yAiYlPl+O
あ、もう4レスくらいでささっと終わらそうと思ってました
390 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/03/21(火) 22:39:49.03 ID:aTmVvBLmo
ならやっちゃえ
391 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/03/21(火) 23:17:52.90 ID:Ko1RR6YbO
所詮ssは
>>1
の[
田島「チ○コ破裂するっ!」
]だから好きなようにやればいいよ(煽りじゃなく)
392 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/03/22(水) 10:04:25.12 ID:Gxs5lG6go
俺もそう思う
>>1
がやりたいようにやればいいと思うよww
唐突過ぎて吹いたけど ありじゃないかなってww
393 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/03/22(水) 20:51:42.71 ID:dbxfVg9+o
そんなに短いのにスパッと貼り終えて切り替えない
>>1
のやり方にも問題がある
394 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/03/23(木) 01:41:26.53 ID:u8YRuAnQO
>>1
のスレだし自由にやって問題無いけど揚げ足とって騒ぎ立てたり不満を持って文句言いたがる連中がいるから注意はしといた方がいいと思う
395 :
◆rgRx/bLTG.
[saga]:2017/03/23(木) 17:40:22.01 ID:q1hOKBeCO
いやいや、貴重な意見で本当に嬉しい
他の人の視点を得られるのは偉大だと思います
そんで本当に遅筆で申し訳ない
案外暇がない
396 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/03/23(木) 19:30:43.69 ID:SwD3r81fo
回想入れるってアナウンスしとけばザワ付かなかったと思うよ!
397 :
◆rgRx/bLTG.
[saga]:2017/03/23(木) 21:28:40.72 ID:q1hOKBeCO
あーなるほど
いきなり始まるのもオツかなと思ったけどダメぽい
398 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/03/23(木) 21:44:49.53 ID:ek0LdcTRO
中断したときに「過去回です」とアナウンスするか現在に追い付くまでスパッとやっちゃうかすればゴタゴタはしなかったかもね
原作もメガほむ回想とか割と唐突だったからそれみたいなことをやりたかったんだろうなと言うのはわかる
399 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/03/23(木) 21:47:11.00 ID:kOKLLpmMo
まあ転校の時だから回想ってのはわかった
ただ、別作品のキャラだったからどこかの誤爆かと思われたのだろう
400 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/03/23(木) 21:48:25.85 ID:8TeOylIW0
回想だとしても1回限りで、その後のほむらが影響を受けてる記述もないし
何の意味があるんだろう?
401 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/03/24(金) 09:48:52.49 ID:l/W5qeGHo
でも行き成り過去回です!と言われても?になるし
まあ回想だったら1行目に回想とか一言入れるだけで違ったかも?
402 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/17(月) 00:20:41.09 ID:JHQnBAvN0
保守
403 :
◆rgRx/bLTG.
[saga]:2017/04/24(月) 07:30:48.94 ID:dgZsenUAO
26日の夜に書きますね
404 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/24(月) 07:55:27.24 ID:y1DoU7tWO
待ってる
405 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/24(月) 10:05:47.04 ID:aPi15IF3o
待ちまくってる!!
406 :
◆rgRx/bLTG.
[saga]:2017/04/27(木) 00:02:51.18 ID:ca72fuUlO
………………
まどか「刃牙くん!逃げて!」
小悪魔の凶刃が刃牙を貫いた。
かのように見えた…ッッ!!
ほむら「なっ…」
刃牙「遅いネェ…」
まどか「し、白羽取り…!?」
刃牙「暴力ってのはさ。こうやるんだぜッッ!」
掌底が小悪魔の顎に炸裂。
脳を揺さぶられた小悪魔はその場で悶絶している。
キュウべぇ「顎への的確な打撃…。ヤるねぇ」
刃牙「セッ!」
水月に止めのつま先が刺さる。
小悪魔「ーッ!」
キュウべぇ「徹底的だね…。君こそ魔法少女にふさわしいよ」
………………………
407 :
◆rgRx/bLTG.
[saga]:2017/04/27(木) 00:21:05.74 ID:ca72fuUlO
…………………
マミ「あっ…」
お菓子の魔女は口を広げて、マミに、襲いかかった。
「油断ハヨクナイ」
お菓子の魔女「!?」
噛みついた感触は間違いなく乙女の柔肌ではなかった。
例えるならそれは、「鋼鉄」ッッ!!
違和感はそれで終わらない。
「柔ラカイナ…。マルデ弾力ガナイ」
眼前に立つ男性の口から吐き出されたのは、間違いなく魔女の一部だった。
マミ「ジャックさん!」
キュウべぇ「バイティングだね…。歯は人体で最も鋭利で凶悪な凶器だ」
さやか「く、詳しいね」
ジャック・ハンマー「サァ魔法ノ時間ダ」
ジャックは小瓶から異常な量の薬物を摂取した。
顔色がみるみる代わり、筋肉が隆起していく。
キュウべぇ「彼も魔法少女だったんだね」
さやか「いや、違う。絶対違う」
408 :
◆rgRx/bLTG.
[saga]:2017/04/27(木) 00:57:34.33 ID:ca72fuUlO
………………………
芸術家の魔女「…」
使い魔が二人の男性を取り囲んでいる。
まどか「二人とも逃げて!!」
「言われてますよ、お養父さん」
「バァーカ言ってんじゃねぇ、克巳よ」
マミ「普通の人じゃ使い魔は倒せないわ」
克巳「ですって」
独歩「俺は善良な一般市民だぜ?」
使い魔の一匹が独歩に襲いかかった。
独歩はそれを穏やかな開き身でかわした。
そして、水月、人中に打突を与えたのちに指が埋まるほど深く目を突いた。
使い魔「ギャ、ギャァァ!!」
克巳「善良な一般市民ね…」ククッ
独歩「おい、なに笑ってんだ」
克巳「いやぁ、善良な市民の鑑ですよ。でも、僕の方がもっとね…」
克巳の背後から使い魔が飛びかかった。
克巳は華麗な転身で身を翻した。そして
パン!
乾いた破裂音。
使い魔の腹部は克巳の正拳が貫いている。
克巳「もっと善良な市民ですよ。「一般的な」ね」
独歩「よく言うぜオメェ」
克巳「どうです?こんな雑魚よりあの凱旋門もどきわ壊しに行きません?」
独歩「おいおい…」ニンマリ
克巳「ダメですか?」
独歩「そんな楽しそうなことやらないわけネェだろうよ」
まどか「ま、マミさん。私たち多分いらない…」
マミ「そ、そうね」
……………………
409 :
◆rgRx/bLTG.
[saga]:2017/04/27(木) 01:21:56.10 ID:ca72fuUlO
……………………
委員長の魔女「〜ッ!!」
本部「一教だな。肘が決まった」
委員長の魔女「ガァ!」
本部「小手を取られたな。無駄な動きが仇を為したな」
委員長の魔女が宙を回転する。
本部「天地返し。自身の力で回転力は上乗せされる」
そして、そのまま地面に突き落とされた。
本部「破魔崩しだ。あれでは立てはしまい」
一人の老人が魔女の亡骸からひょっこり立ち上がった。
本部「お見事です。渋川先生」
渋川「なぁに、あんなしょんべん臭いのに負けるかよ」
キュウべぇ「合気だね、相当な達人とお見受けするけど」
渋川「お、話の分かるネコじゃねぇか」
キュウべぇ「僕と契約して魔法少女になってよ」
渋川「…なっちゃおっかな」
本部「先生…」
…………………
410 :
◆rgRx/bLTG.
[saga]:2017/04/27(木) 01:43:56.28 ID:ca72fuUlO
……………………
杏子「チキンウィングアームロックッッ!!」
銀の魔女「ぐわぁぁぁ!」
銀の魔女はすかさずはねのける。
しかし、それに呼応するように腹部へタックルがぶつかる。
そして、そのまま魔女は持ち上げられた。
杏子「バックブリーカー!?いや、これはッッッッ!」
魔女の膝と顎が完璧にホールドされる。
脇腹と腰に激痛がはしる。
杏子「アルゼンチンバックブリーカーだァァ!!」
銀の魔女「〜〜〜〜〜〜ッッ!!!!」
杏子「魔女、すかさずタップ!」
カンカンカン!!
杏子「ここでゴング!決まったぁぁ!!」
杏子「鮮やかにして残酷!シンプルにして強力!」
杏子「イ・ガ・リ!イ・ガ・リ!イ・ガ・リ!」
猪狩「シャァ!」
……………………
411 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/27(木) 01:52:01.85 ID:tQMcIA53O
クッソwwwww腹痛いwwwww
412 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/27(木) 08:30:25.61 ID:WhYHTmGA0
あの爺さん徳川キュウべぇなんて名前だったかねぇ?
413 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/27(木) 08:30:57.48 ID:T77E4eo6O
面白いじゃないか…もっともっと!!
414 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/27(木) 08:50:13.17 ID:1TlJfzOZO
少女が一人もいない件について
415 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/27(木) 09:37:05.14 ID:iYkk49Tuo
コブラもいいけどバキでも改めてスレたてて欲しいw
イガリwwwwwwww
416 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/27(木) 15:45:15.53 ID:lskY7ROHO
これはひどい(褒め言葉)
417 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/28(金) 19:27:44.43 ID:tFeSin6jo
まだだ、まだ海王が出ていない
418 :
◆rgRx/bLTG.
[saga]:2017/05/02(火) 20:39:01.05 ID:Tbxrie5zO
…………………
キュウべぇ「僕と契約して魔法少女になってよ!」
烈「断る!」
キュウべぇ「なんでさ」
烈「貴様らの言う「魔法少女」なるものは中国拳法、こと少林寺においては200年前に通過しているッッ!!!!」
キュウべぇ「―!!?」
烈「遡ること清王朝末期、フリルの着いた民族衣装を纏った少女に魔導を習わしたことに起因する」
烈「それを見た光緒帝が「良見時々魔法少女的制服」と言ったのはあまりにも有名だ」
キュウべぇ「どういう意味だい?」
烈「魔法少女は見飽きたという意味だ…」
キュウべぇ「そ、そんなじゃあ日本の萌え文化は…」
烈「戦後70年でそこまでたどり着いたことは評価しよう。しかし…ッッ」
烈「もはや時代遅れの萌え文化なのだッッ!!!!」
キュウべぇ「〜〜〜ッッ!!!!」
………………………
419 :
◆rgRx/bLTG.
[saga]:2017/05/02(火) 20:50:57.25 ID:Tbxrie5zO
……………………
ほむら「く、やはりワルプルギスの夜には勝てないの…?」
「脆弱だ」
キュウべぇ「勇次郎…」
勇次郎「戦略において、最早禁じ手とも言うべき時間停止能力」
勇次郎「それをもってしても倒せないとは」
勇次郎「脆弱と言う他無い」
ほむら「う、うるさい!」
勇次郎「所詮、魔法など子供だまし。力なき幼子が使うオモチャだ」
勇次郎「現に見ろ。貴様のこの綺麗な手を」
ほむら「…ッ!」
勇次郎「直接的接触など知らぬ、玉のような肌」
勇次郎「貴様、こんな手で…」
ほむら「…」
勇次郎「こんな手で人が殺せると思ったかッッ!!!!愚か者がッッ!!!!」
ほむら「〜〜〜ッッ!!!!」
………………………
420 :
◆rgRx/bLTG.
[saga]:2017/05/02(火) 21:13:11.63 ID:Tbxrie5zO
…………………
ワルプルギスの夜から、赤い焔が吐き出された。
勇次郎「…」
勇次郎はそれを無抵抗で受け止めると、後方のビルに叩きつけられた。
勇次郎「摂氏800℃と言うところか…」
勇次郎「並みの皮膚ならば火傷どころではすまんな」
勇次郎「しかし…効かねぇ」
ほむら「あ、圧倒的タフネス…」
勇次郎「貴様らの言う魔法など所詮この程度と言うことだ!」
勇次郎「力を得ることを怠りッ!妥協しッッ!!あげく否定しッッッ!!」
勇次郎「追い求めたまさに「非力」の象徴ッッ!!それが「魔法」ッッ!!!」
勇次郎「勝てる訳もねぇ」
勇次郎はワルプルギスの夜に近づくと、静かに手を広げた。
勇次郎「見せてやろうッッ!!!!貴様ら落伍者が憧れた肉体による究極の破壊をッッ!!」
体がゆっくり捻れていく。
拳はまるで絹糸を織るように厳かに握られていく。
蓄積されたパワー。
しかし、ほむらの目を惹いたのは…
ほむら「お、鬼の顔…ッッ!!!」
421 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/02(火) 21:15:16.01 ID:rpz+4OMvO
これを体験してるのにほむらはコブラに驚いてるのか…
422 :
◆rgRx/bLTG.
[saga]:2017/05/02(火) 21:24:22.87 ID:Tbxrie5zO
……………………
当時のことを暁美ほむらはこう語る。
ほむら「ええ、あのワルプルギスがね、吹き飛んだんですよ」
ほむら「はい、何倍も体格差のある魔女をですよ。はい、殴って…」
ほむら「すごい衝撃でしたよ。ほら、あのビル倒れてるでしょ。あれがぶつかったビル」
ほむら「ショック…でしたね。だってRPG食らってもびくともしないんですよ」
ほむら「そんなのを…人が殴って吹っ飛ばすなんて考えられます?」
ほむら「あ、ちょっとタバコ吸っていいですか…?」
ほむら「ふぅ」
ほむら「…」
ほむら「怖くはなかったですよ。ただ、なんて言うのかなぁ憧れ?とか恐怖を全部混ぜたような…」
ほむら「あ、そうそうそれです。イフ!…「畏怖」ってはじめて感じたなぁ…」
……………………
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