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【艦これ】鳥海は空と海の狭間に
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968 :
◆xedeaV4uNo
[saga]:2018/07/08(日) 21:29:05.59 ID:gqgURpN+o
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆
朝日の昇り始めた海原に快活な声が通る。
「それでは白露、並びに時雨。ガ島への交換留学に行って参ります!」
白露の宣言に合わせて、他の白露型が思い思いの別れの言葉を一斉に言う。
一言二言を異口同音、ではなく本当に好き勝手に言うものだから。
「ちょっ、みんな同時に言われても聞き取れないってば!」
「こういうところは白露型って感じだよね」
時雨はしょうがないと言わんばかりだが、表情は満更でもなさそうだった。
ガ島の深海棲艦と停戦してから半年が過ぎると、艦娘たちを取り巻く環境はまた大きく変わりつつある。
その中で深海棲艦との交流も本格的に検討されて、それぞれが少数ずつ交換留学を行うと話が決まった。
あたしは栄えある第一陣として真っ先に名乗りを挙げ、そのまま艦娘を代表とする留学生として承認されたのでした。
さっすが、あたし。一番に愛されてるね。
「二人のことは二度と忘れないっぽい」
「や、たぶん正月とかには一旦帰ってくると思うからね?」
夕立が冗談だと思うけど、本気っぽい顔して言う。
すると夕立は不思議そうに首を捻った
「でも艤装とか持っていく許可は降りてるっぽい。護衛もついてるし危ないっぽい」
「あー、そこは一応は停戦中だしね。非武装にしたくても、まだ深海棲艦の本隊は敵のままだし……」
艦娘も深海棲艦も留学生は共に艤装や兵装の持ち込みが認められてた。
深海棲艦の主流とは未だに敵対してるし、ガ島の深海棲艦も主流からすれば裏切り者になる。
なので交戦する可能性は残ってるし、そんな時に戦力にもならない、自衛もできないのはという話だった。
「……そこまで互いに信用できてないのもあるかも」
時雨がそんなことを言う。
ただ時雨の言い分が間違えてるとも言えないので、何も言い返さなかった。
あたしとしては、そういう関係だからこそ橋渡しみたいにならないといけないと思ってるんだけど。
なんてことを考えてると風呂敷を持った春雨が寄ってくる。
「白露姉さん、差し入れにマーボー春雨を作ったんです。濃い目に味付けしたので日持ちすると思います……それと乾燥春雨も。水で戻せば一杯に増えますから!」
「あ、ありがと……」
勢い込んで渡されて、ちょっと引き気味になる。
もちろん厚意なんだから、ありがたくもらっちゃうけど。
受け取りながら、ちょっと気にかかってたことを尋ねる。
969 :
◆xedeaV4uNo
[saga]:2018/07/08(日) 21:34:00.91 ID:gqgURpN+o
「春雨も行ってみたかった?」
「興味はあります……でも、今の私が行くのもなんだか違う気がして……」
「そっか。入れ替わりで向こうから来る子に優しくしてあげてね?」
「はい、任せてください!」
眩しくなるような笑顔で言ってくれるんだから、本人の言うように大丈夫なんだなって思えた。
他の姉妹たちにも改めて挨拶していって、残すとこは最後の一組というか一人になった。
江風――の後ろに隠れるエメラルドみたいな髪をした妹。山風。
「姉貴たちにちゃんと挨拶してやってくれよ」
江風は後ろに隠れる山風をそれとなく前に押し出す。
山風は俯き気味に、だけど上目遣いに顔を合わせようとしてくる。
つくづく思うのは、今まで姉妹にいなかったタイプだ。
山風が着任して来たのは、ほんの一月前ぐらいだった。
あんまり馴染めないままだったなーと白露は振り返る。
積極的に話したりはしてたんだけど、どうもそういうのがあんまり得意な子じゃないらしい。
江風には気を許してるようなので、孤立してるってことはないし安心はしてる。
まあ、未だにちょっと警戒されてるような態度はちょっと寂しいけど。
「あの……あたし……」
「こういう時はね、行ってらっしゃいって言うんだよ」
「……行ってらっしゃい」
「うん、行ってきます」
山風の頭を撫でてあげると、くすぐったそうに目を細めた。
まあ警戒されてても、嫌われてはいないようだしそれでよしとしよう。
言葉を直接交わしたのは妹たちだけだったけど、泊地の他の仲間も見送りに来てくれてた。
その人たちにも手を振ってから、あたしたちは輸送船に乗船する。
輸送船が出港してからも時雨と一緒に甲板に上がって、それぞれが水平線と地平線とに消えるまで離れようとはしなかった。
完全に見えなくなったところで白露が時雨に笑いかける。
「しっかし時雨までついてくるとはねー」
「もしかして嫌だったかい?」
「まさか。頼りになるし来てくれて嬉しいよ。ほんと言うと、かなり意外だったけど」
「ボクも思うところはあるからね。それに姉さん一人でも心配だし」
「あたしのどこに心配する要素があるってのよー……あれ?」
白露が何かに気づき、時雨も背後を振り返る形でそちらを向く。
反対側の舷に妖精がいた。水兵帽を被って猫を連れている。
970 :
◆xedeaV4uNo
[saga]:2018/07/08(日) 21:35:38.03 ID:gqgURpN+o
「妖精か。あんまり見かけないタイプな気がするけど」
そんな妖精に白露が向かってつかつか歩いていく。
時雨は不思議に思いながらも、そのあとを少し離れて追う。
猫の腹を触っている背中に声をかける。
「あなたもガ島に……って、この船に乗ってるならそうに決まってるよね」
話しかけられると妖精は猫から手を離して振り返る。
「その通りですよ、白露さん」
「あれ、名前知ってるんだ?」
「我々の中では有名人ですからね。後ろの方が時雨さんですよね。ご高名はかねがね」
妖精は笑顔を崩さずに頭を下げる。
その後ろで猫が興味あるのかないのか、寝そべりつつも上半身を起こして見ていた。猫はのどかそうな顔してる。
「あなた方は深海棲艦を受け入れたんですね?」
「そうなる、のかな? 色々あったし」
「コーワンたちが本気だったのは間違いないからね」
「っていうか、あなたもそういう気持ちがあるから、ここにいるんじゃないの?」
「……そうかもしれませんね。我々の場合、深海棲艦よりも彼女らに仕える小鬼に用があるのですが」
小鬼かぁ。そういえば私たちにとっての妖精が、深海棲艦にとっての小鬼みたいな話をホッポがしてたっけ。
「今は停戦。行く行くは和解……上手くいくと思いますか? もしかすると知れば知るほど相容れない相手だと気づいてしまうかもしれません」
妖精はほほ笑んだまま問いかけてくる。
時雨は硬い顔で妖精を見ていた。もしかしたら、と考えているのかも。
そして妖精の顔を見ていて、白露は直感的に思うことがあった。
971 :
◆xedeaV4uNo
[saga]:2018/07/08(日) 21:37:16.06 ID:gqgURpN+o
「……不安なんだね?」
「そう見えますか?」
「だって上手くいくか分からないから。それに妖精たちが深海棲艦や戦争をどう考えてるのか、あたしは知らないし」
妖精は何も言わない。笑顔を張りつかせたままの視線だけはこっちを見ている。
あたしとしては思うように言うだけだった。
「よくなると思って、そうなるようやってくしかないんじゃない。足踏みしてても何も変わらないんだし」
「問題が起きてからでは遅い、とも言えませんか?」
「そりゃあ考えなしでいいとは言わないけどさ。まずは動いてみないと分からないことってあると思う」
妖精は何も言い返してこない。別に言い負かそうとかそういうんじゃないけど。
「ただ闇雲に怖がったり避けようとするよりも、深海棲艦をもう少し信用してもいいんじゃないかな? あたしたちが今ここにいるのって、そういう気持ちがあるからだと思うんだよ」
甘い考えなのかなとも思うけど、そうでなかったらトラックでの戦いの時点でどうにもならなくなってたんだし。
だからあたしは信じたいし、信じてあげなきゃと思ってる。
「……ちょっと偉そうだったかな?」
「いえ、よく分かりました。すっきりするとは、こういうことなのでしょうね」
妖精はそんな風に言う。本当にすっきりしたのかは、ちょっとあたしには分からない。
この話はこれでお開きだった。
あたしとしては自分で言ったことを自分から反故にしないようにしようと、ちょっぴり思った。
そうして、いきなり頭に閃きが走る。思うままに時雨と妖精に向かって宣言した。
「あ、そうだ! 島には私が一番最初に上陸するんだからね? 抜け駆けは絶対になしだよ!」
「……当日はこの子が粗相をしないよう見張っておきますね」
猫は眠たそうにあくびしている。なんというか……心強く感じた。
972 :
◆xedeaV4uNo
[saga]:2018/07/08(日) 21:41:07.18 ID:gqgURpN+o
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆
トラック泊地に海の見える高台があり、そこには慰霊碑が設置されていた。
後々になって第二次トラック沖海戦と名づけられた海戦の戦没者を偲ぶためのものだ。
その戦いでは決して多くないながらも人間、そして深海棲艦が死んでいる。
海戦からはおよそ二年の月日が流れていた。
正確にはあと一ヶ月でニ年が経つ。
「つまり、あんたが逝ってからはもう二年過ぎてるんだ……早いもんだよな」
墓の前で木曾はそう声をかける。
慰霊碑の置かれた区間には他にいくつかの墓があり、その内の一つがガ島で果てた初代提督の墓だった。
あまり大きい墓ではないが、来るやつが多いのかよく手入れされている。
それでも久々に来たのもあるし、墓石を掃除して酒を供える。
墓といっても、ここに提督の体はない。
海にまつわる慰霊碑や墓標なら往々にして起きる話だ。
ただ、この墓には提督のしていた指輪が納められている。
墓を立てるに当たって鳥海が提供した物だ。
「吹っ切ったってことなんだろうな、あいつは。あんたはそういうの寂しく思うのか……それとも喜ぶのかね」
どっちか二つに一つなら喜びそうだな。そんな気がしてならない。
それからしばらく近況報告する。
自分のこと、姉さんたちのこと。トラック泊地の再編を機に、それぞれ異動先が二つに分かれてしまったけど上手くやっていた。
ヲキューたち深海棲艦もだいぶ馴染んできて、少なくともどこの泊地でも現場レベルじゃ完全に受け入れられてる。
一方で深海棲艦そのものとの交戦は未だに続いてるのも報告した。
穏やかな二年だったけど、この半年は北方方面の動きが活発で迎撃戦も多かった。
そうした動きもあってか、今年はこちらも大規模作戦を実行するのが決まっている。
欧州への派兵だってさ。いつの間にこんなことになったんだろうな。
深海棲艦との戦いはまだ続いているが、それでも終わりは見えてきたように思う。
俺も作戦に参加しなくちゃならない。
もしかすると、こうして墓前に来てやれるの今回が最後になるかもしれなかった。
胸の内でそんなことを考えていると、後ろに人の気配を感じた。
振り返ってみると摩耶がいた。摩耶はさわやかに笑うと片手を上げる。
973 :
◆xedeaV4uNo
[saga]:2018/07/08(日) 21:42:30.97 ID:gqgURpN+o
「久しぶり。最後に会った時とあんま変わらないな」
「それはお互い様だろ。元気にしてたか?」
「まあな。あたしにも挨拶させてくれよ」
半歩ぐらいずれると、手ぶらの摩耶は墓に向かって黙礼した。
それが済むと摩耶と色々話すことになる。久々に会えば積もる話も多い。
やっぱり北のほうって寒いのかとか向こうの魚って旨いのかとか、そんな取り留めのない話をしてから。
「木曾も遣欧艦隊入りだっけ?」
「来月にはシンガポール入りだよ。ということは摩耶もか?」
「うん。うちからはあたしと第八艦隊だな。藤波はどうにか理由つけて辞退したがってたけど」
「藤波?」
「そういや木曾は会ったことないんだっけ。夕雲んとこの妹の一人で」
「ああ、島風と競い合ってるってやつか」
そう言うと、摩耶が不思議そうな顔をする。
どうして知ってるんだと言いたそうな顔に、先に答えてしまう。
「実は鳥海と手紙のやり取りはしててな。なかなか気に入ってるみたいじゃないか」
文面では抑え気味だが、慈しんでるような印象を受けた。
「まあ肩を並べて同じ戦場で戦う機会はなさそうなんだけどなあ」
「教導艦になったからな、鳥海のやつ」
「今じゃ深海棲艦の面倒も見てるからな……これも知ってたか?」
頷き返す。
第二次トラック沖海戦の後から現在もトラック泊地が要所であるのには変わりない。
それに加えて深海棲艦の受け入れ先としても最も活発な場所になっていた。
鳥海はどこかで戦う以外の自分を見つめていたのだろう。
深海棲艦との交流が活発化したのを機に、教導艦として転進の道を歩み始めた。
974 :
◆xedeaV4uNo
[saga]:2018/07/08(日) 21:44:53.85 ID:gqgURpN+o
「摩耶からしたらどうなんだ。鳥海の教導艦ってのは?」
「向いてるさ。なんたって鳥海だぞ」
「理由になってないな」
思わず笑ってしまう。でも摩耶の言いたいことは分かる。
戦うだけが全てじゃないと、鳥海は身を以って証明したいんだろう。
ただでさえ、あいつは戦いの中で多くを見て多くを失ったとも言える。
「行き着くところに行き着いたんだろうな」
「……だろうな。鳥海のそんな姿を見せてやりたかったって、ここに来ると考えちゃうよ」
摩耶は提督の墓標を見つめる。そんな摩耶に答える。
「……見なくても分かってたんじゃないかな。鳥海が戦う以外の道を見つけるってのは」
「だといいな……」
あいつはどこかで戦後を考えていた。
提督という立場なら当然なのかもしれないが、終わりの先というのを意識していたように思う。
今の俺たちはその終わりの先に向かっている。
あるいはもしかすると、すでにそこに進んでるのかもしれない。
そして今の道には提督の残した足跡みたいなのが確かに存在してる。
「でもやっぱり……もっと俺たちを見ていてもらいたかったよ」
「木曾……」
あんたがいなくてさみしいよ。
ここに来た時ぐらいはそう思ってもいいよな……提督?
975 :
◆xedeaV4uNo
[saga]:2018/07/08(日) 21:48:29.25 ID:gqgURpN+o
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆
「ネーネー、ネネッネー」
ハミングのような声が重なって聞こえてくる。
そう聞こえるのは二人で声を出しているからで、声の主は二人のネ級だった。
波止場で待ち合わせていた私に彼女たちは声をかけてくる。
「こんにちは、艦娘のお姉さん」
挨拶してきた彼女たちの背はそれほど高くなく、二人とも表情にはまだあどけなさを残している。
彼女たちはよく似た顔立ちながら、前髪の分け方が左右で違うし目の色も赤と金色と分かれている。
左分けのほうが赤で、右分けが金色。あのネ級の赤と金の瞳を思い出す。
彼女たちとは初対面だけど、あらかじめ来るのは知らされていた。
私は彼女たちを笑顔で迎える。
初めからそうするつもりだったし、会ってみたら自然とそうなっていた。
驚いたのは、彼女たちの言葉が流暢だったこと。
「言葉が上手いって? 白露ねーさんとか時雨ねーさんが教えてくれたからね」
赤い目のネ級が胸を張る。意外と大きそう。
「いっちばーんって言っててかわいいんだよ。え? 知ってるの?」
「前にお世話になった方と出立前に言ってたではありませんか」
「そうだっけ?」
「たまに思うんですけど、ネズヤって鳥頭ですよね?」
「むっ、方向音痴のネマノに言われたくないなあ」
ほっとくとこのまま脱線しそうな二人を軌道修正。
金目のほうのネ級が慌てた様子で謝ってくる。
「ごめんなさい……そういえばちゃんと名乗っていませんでしたね。私がネマノであっちがネズヤ。語呂が少々悪い名のような気もいたしますけど……」
「えー。せっかく白露のねーさんが考えてくれたのに?」
「それには感謝してますけど、もっとこう……エレガントな感じにしてほしかったんですの!」
「またそういう訳の分かんない感覚で話すー」
茶化すように笑うネズヤに、ネマノは頬を膨らませる。
白露さんがこういう名前をつけてしまった理由が分かったような気がした。
そんなことを考えているとネマノがじっとこっちを見ていた。
976 :
◆xedeaV4uNo
[saga]:2018/07/08(日) 21:49:25.18 ID:gqgURpN+o
「あの……以前にどこかでお会いしませんでしたか?」
「もしかして口説き文句?」
「どうしてそうなりますの!」
「でも、実はわたしもそんな気がしちゃうんだよね……これって運命?」
「そっちのほうがよっぽど歯の浮いた口説き文句ではなくて?」
私が何か言う前に二人はどんどん話を進めていってしまう。
あえて口を挟まないでいると、今度はネズヤのほうがこっちに気づいて叫ぶように言う。
「ほら、変な目で見られちゃってるじゃん!」
どちらかというと、このネズヤのほうが身振り手振りと何かと動きのある子だった。
思わず失笑しながら、そうじゃないと伝える。
「あなたたちは私が知ってるネ級とは、ずいぶん違うんだなと思って」
そう言うと二人は驚き、それから顔を見合わせた。
「……姫様が教えてくれました。私たち双子の前にいたネ級は一人だけだったと」
「私たちもそのネ級……姉さんをなんとなく心に感じることがあるんだよ。夢で見るような……?」
「似てはいないんですね……分かってはいましたけど」
それから二人は一転して黙り込んでしまい、声をかけづらい雰囲気になってしまう。
やがて金色の、ネマノのほうが口を開く。
「あの……あなたのお名前よろしいですか? わたくしとしたことが大切なことを忘れていましたわ」
確かに名乗りそびれていた。
深呼吸一つ。実を言うと、ちょっと緊張してる。
「私は鳥海です。よろしくお願いしますね」
よかった、ちゃんと言えた。
ぶっきらぼうになってしまうんじゃないかと思っていたから。
二人のネ級は声を揃えて言う。
「あなたに会えて、とても嬉しいです」
満面の笑顔が向けられていた。
見上げれば蒼い空。浮かぶ雲は筆で刷いたようなかすれかたで、太陽は温かく眩しくて。
見下ろせば青い海。光を浴びて白く輝きながら、永遠に絶えそうにないうねりを見せて。
良いことも悪いことも、この世界には多くがあふれている。
ここが私の生きる世界。多くの日常と非日常が混ざり合う、空と海の狭間。
忘れ得ぬ想いを胸に、私は今日もここにいます。
了
977 :
◆xedeaV4uNo
[saga]:2018/07/08(日) 21:57:08.97 ID:gqgURpN+o
これにて完結です。長い間、お付き合いいただきありがとうございました。
ううん、何か最後だし書こうと思ったのですが、あんまり思い浮んでこないもんですね。
一つだけ言えるのはもう一年は早く完成させたかったけど、延び延びになっても完結まで持って行けたのはどこかのどなたがたが読んでくれたお陰だなと。
世辞でもなんでもなく本当に、ありがとうございました。またどこかでお目にかかれれば幸いです。
978 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/07/08(日) 22:25:19.58 ID:srXSez0+0
大作お疲れ様
スレ埋まりそうでずっと書き込みできなかったけどやっと書ける
いい作品をありがとう
979 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/07/09(月) 16:00:39.29 ID:XI6WNKc40
おつ、読み終わった。
合計何文字くらいだったんですか?
980 :
◆xedeaV4uNo
[saga sage]:2018/07/12(木) 19:48:49.71 ID:gGHabxYMo
>>978
ありがとうございます。いい作品になってくれてるなら、自分としても肩の荷が下りる感じですわ
>>979
おつありです。ざっくりですが四十九万文字ほど。なんで五十万弱ですね……こんなに書くことになるとは
これからのことなんですが、これをハーメルン辺りに持っていってみようかなと最近は考えてます
過去作でしか説明してない人間関係あったりとかで、実際にこれをこのまま持っていっていいかは悩みどころですが
なんにせよ、本当に移るならひっそりここでまた告知だけしようかとは思ってます
981 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/07(火) 12:09:57.72 ID:lXnx6W9fO
遅くなったけど乙でした
最初から追ってたけど読みごたえあって面白かった
982 :
◆xedeaV4uNo
[saga sage]:2018/08/11(土) 19:23:01.92 ID:hWyG4Heeo
>>981
最後まで付き合っていただきありがとうございます。面白かったって言うのは作者にとっては最高の褒め言葉だと思っております
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