アムロ「女性にしか扱えない兵器か...」【クロスオーバー】

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/05/08(日) 21:07:02.77 ID:FrHoj9Xw0
CCAアムロがISの世界に行ったら?な作品
誰も書いてないみたいなので書いてみようかと

注意
・初心者です
・独自設定入ります
・書き溜めはないです

のんびり雑談交えながら進めていきたいです
宜しくお願いします

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1462709222
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/08(日) 21:11:30.36 ID:UNOuI0Ee0
大人が子供の世界に割り込むとは・・・
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/08(日) 21:15:51.39 ID:FrHoj9Xw0
アクシズが緑のオーロラに乗っかって遠くに漂っていく。
それに張り付く白い機体と赤いボールの様なものも一緒だ。

アムロ「暖かい...これが人の可能性なんだね、ララア...」

アムロ「僕もシャアもこの光をもっと早くから出せていれば、道を間違えなかったのかな...?」

白い機体の中に乗る男性、アムロ・レイは自らの死を悟っているようだった。
白い機体ことνガンダムは関節が既に限界を迎えていて、何を弄ってもびくともしない。
ノズルのガスも使い尽くしており、アポジモーターさえも吹かすことが出来ない。

しかし、突然緑色の暖かい光が強くなる。
次の瞬間には、アクシズの近くに漂っていたνガンダムと赤いボールの様なものは消えていた。
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/08(日) 21:17:20.65 ID:FrHoj9Xw0
>>2
実はそこで悩んでます。思考停止してサイコフレームのパワーで小さくなってもらいましょうかね
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/08(日) 21:21:40.25 ID:+J20KzTfO
この組み合わせ、以前にもあったような…
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/08(日) 21:27:15.94 ID:QPhAgwRz0
前のはファーストアムロだったな
大人の頼りなさと孤軍奮闘ぶりがまさに「哀戦士」だった
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/08(日) 21:27:40.85 ID:ESuqLWiuo
適当な理由付けて同い年スタートでもなんでもいいんだぜ
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/08(日) 21:30:16.89 ID:FrHoj9Xw0
光が交錯し、自らが浮いているのか立っているのかすら分からぬ空間にアムロは居た。
目の前では数多の白鳥が飛び交い、場所が場所ならとても綺麗に思えただろう。

アムロ「ララア、そこにいるのかい?」

飛び交う白鳥に語りかける。そこにララアがいることを信じて。

ララア「私はずっとここに居たわ。貴方と大佐の中で、ずっとずっと」

白鳥が褐色の少女となり、声を発した。

アムロ「僕とシャアは分かり合うことが出来なかった」

アムロ「いくら連邦が腐りきっていても、武力で解決するのは間違っているのに」

ララア「私は貴方達の中でしか生きられない。だから、何も言えないわ」

アムロ「じゃあ俺に、シャアが地球を核の冬にすることを黙って見てろって言うのか!」

ララアの俺にもシャアにも優しくするような、お見通しといった態度が気に食わない。
聞きたいのはそんな曖昧な事ではない。

アムロ「シャアが、勝手な幻想を抱かなければエゥーゴでどうにか出来た筈なんだ!」

ララア「でも、貴方は宇宙(そら)には上がれなかった」

アムロ「ッ...だが、アイツが早とちりさえしなければハマーンが出てくることも無かった」

ララアは哀しげな眼をして、こっちを見つめてくるだけだ。
言いたいことは分かる「どうしてお互い否定しあうことしか出来ないの?」と問い掛けてきている。

アムロ「俺は...僕には...まだ分からないんだ...」

アムロ「だから、僕は...」
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/08(日) 21:34:17.85 ID:FrHoj9Xw0
ララア「それは貴方が見つけるのよ、大佐と一緒に」

ララア「貴方なら、それが出来るから」

一方的にララアが言い終えると、どんどんと遠くなっていく。
自分が引っ張られているのか、ララアが遠のいていくのか、どっちなのかは分からない。
視界が朦朧としてくる。
自分の体を見れば手が歪み、足が歪み、自分の体が自分で無いような気さえする。

アムロ「光が、広がって...」

意識が途切れた。
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/08(日) 21:50:42.10 ID:FrHoj9Xw0
???「おい、どこから侵入してきた?答えろ。生憎と容赦はせんぞ」

意識が、感覚がハッキリとしてくるが頭痛がヒドイ。
眼を開ければ、気の強そうな黒髪の女性が此方を鋭い目で見据えていた。

アムロ「生きて...いるのか...?」

???「聞いているのか!どこから侵入してきた!」

次の瞬間には首筋にカタナが突き付けられていた。
生きていることに驚いてしまって、反応するどころでは無かった。

アムロ「分かった、投降する。意識を失っていてどのように入ったかは分からない」

余りに胡散臭い回答ではあるがこれが真実。
黒髪の女性は此方を見定めるかのように眼を覗き込み、嘘が無いと悟ったのかカタナを降ろしてくれた。

???(投降などという言葉が出てくるということは、この身なりで軍人か?)

???「拘束させてもらうが、悪く思うな」

アムロ「ああ、分かってるさ。意図せずとはいえ侵入しちまった俺が悪いからな」

両手を手錠で拘束され、付いてくるよう言われる。
木が生い茂っていたが、それを抜ければ大きな建物が建っていた。
どうやら、何処かの研究施設かどこかに侵入してしまったようだ。
連邦直属の施設なら、身の保証は確保されるだろう。

アムロ(地球に落ちたのか...νガンダムとアクシズ、シャアと色々と気になることがある)

アムロ(しかし、余り喋りすぎるのは危険だな。モルモットにされたら堪ったもんじゃない)

黒髪の女性と共に施設に入り、部屋に入れられる。
強引に座らせられると机を挟むようにして目の前に黒髪の女性が座った。

???「再度聞かせてもらう。どうやって此処、IS学園に侵入したのだ?」

アムロ「IS学園?」

これから、自分でも思ってもみない程に厄介事に巻き込まれる原因となった学園...
『IS学園』に来てしまった俺の、最初の一日だ。
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/08(日) 21:53:02.37 ID:FrHoj9Xw0
凄い書いた気でいるのに大したことない文量に驚き。
SSって思っていたより大変なんですね。
今日は一先ず区切りがいいので終わりにします。
明日も九時から十時位まで書くことになりそうです。
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/08(日) 21:54:48.68 ID:ESuqLWiuo


それにしてもISはクロス先としては優秀すぎるな
ガンダム主人公の何人がIS学園の生徒になったことか
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/08(日) 22:01:59.78 ID:QPhAgwRz0
場所を問わないなら
アムロ、カミーユ、バナージ、シーブック、ドモン、ヒイロ、ガロード、キラ、シン、刹那

は見た
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/08(日) 22:12:57.01 ID:hErE/o3J0
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/08(日) 22:32:46.22 ID:6pfrLfKZo
乙です
メジャーな部分は大体クロスしてんなw
そういやフルメタも面白かった
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/08(日) 22:54:27.81 ID:8fMSfbwUO
アムロやカミーユやキラやバナージはワンパターン
ハーメルンとかに死ぬほどあるし
シャアやリディみたいなライバルキャラで書いて欲しかった
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/08(日) 22:55:56.69 ID:OmVQZlfmO
ゼハートとかピッタリハマりそうだけど一個もないな
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/09(月) 00:21:22.04 ID:cxPkr/tpo
グラハムもあるぜ!若返ってたけど
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/09(月) 00:47:53.34 ID:RNADL3Kp0
ボトムズとのクロスも面白かったな
ほのぼのしてるキリコが見れた
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/09(月) 09:11:04.13 ID:lpQ6ck6J0
キリコは戦争始まった一番エゲツナイやつじゃないか……

何番煎じでも俺はアムロ初めてだから期待するよ。
独自性出すならアムロ含めて数人入れてもよかったかもね
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/09(月) 09:38:14.54 ID:af5TjFUro
まぁ好きに書くといいさ
期待してる
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/05/09(月) 12:12:28.27 ID:1doae14Mo
期待
一応言うけど「ララァ」だったはず
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/09(月) 13:06:33.00 ID:Say2M0PO0
ユウカジマもクロスしてたな
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/09(月) 15:27:39.64 ID:2qpFUkJOO
ベジータもあったな
割と何でもありそう
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2016/05/09(月) 18:23:51.27 ID:sgY0EaVeO
矢車さんもあるぞ
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/09(月) 19:54:43.79 ID:oZzeymt/o
ベジータとか、ISより確実に強いと思うんですが……。
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/09(月) 20:40:20.84 ID:ra4lDSfD0
SS書いてみて、色々とレス付くことがこれだけ嬉しいことと気付きました。
頑張っていきます。
これが完結したらリディとかの書かれていないキャラのも書いてみたいですね。

>>22
散々ララアとか書いてて、実際はララァでした...
うう...皆様脳内補完しといてください、お願いします。
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/09(月) 20:57:16.67 ID:ra4lDSfD0
アムロ「IS学園?」

???「知らないとは言わせないぞ。いくら情勢に疎くてもIS<インフィニット・ストラトス>は知っているだろう?」

IS、無限の成層圏などという大層な名前の着いた何かだ。
そもそもMSがあるというのに成層圏如きで何を騒ぐ理由があろう。
しかし情勢に疎くても知っていると断言される程には有名なモノなのだろう。

アムロ「すまないが、俺の記憶には無い」

アムロ「というよりも、自分の名前くらいしか覚えていることが無いんだ」

???「はあ...此処に来てよくそのようなな白々しいことを言ってくるとは...」

???「呆れてものも言えんな」

流石に白々しいことこの上ない。
しかし、何としてでも情報を引き出さなくてはならない。
サイコフレームの共振によってまだ何が起こったかはわかってはいない。
俺からアクシズ等の事を話して根掘り葉掘り聞かれるよりは聞きに徹する方が良いだろう。

???「自分の名前位は分かるといったな。名は何だ?」

アムロ「俺はアムロ、アムロ・レイだ」

???「アムロ・レイ、か。当然だが聞いたことのない名だな」

アムロ(俺の名を知らないということは...)

アムロ(やはり別世界なのかもしれないな)

不思議と焦りはしなかった。
死を確信していたからだろうか。ある程度達観した冷静な考えを持つことが出来た。

???「私の名は織斑千冬だ。此処、IS学園で教師を務めている」

千冬「お前のことを百歩譲って信用してやる。資料を持ってきてやるから、ここで大人しくしていろ」

そう言ってから多少の苛立ちを含んだ足取りで、織斑千冬と名乗った女性は部屋を出ていった。
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/09(月) 21:09:14.03 ID:ra4lDSfD0
アムロ(これからどうしたものか...)

このまま拘束れたままだとして、何れは警察機関に捕まるはずだ。
俺の身分を証明する物は全くといって無く捕まったら最後、一生牢屋生活になるだろう。

アムロ(しかしあの女性から何かを感じたが...一体何の感覚だったんだ?)

もしも、俺に一年戦争時の鋭い感覚があったのなら理解できよう。
しかし他者を受け入れて先に進むというのは、大人ではしがらみに囚われて難しくなっていく。
そういった意味で俺のニュータイプとしての能力は確実に低下している。

アムロ(それよりもこの世界での身の振り方を考える方が先決だな)

考えても答えの出ない考えは生産性が皆無だ。
この状況ではそんな無駄な思考よりも現実的な俺の課題を考えていくことの方が得策だ。

アムロ(まず俺の戸籍情報が無いことをどう言い訳するかだな)

アムロ(素直に異世界の住人だと言ったら十中八九、精神病棟に世話を任されちまう)

アムロ(だが、ハッキリと言わない限りは...)

しかし思考が混濁していく。
自分でも気付かなかったが、マトモに考えることも出来ないほどに体は疲弊していたのだ。
最初こそ睡眠欲に抗っていたものの結局睡魔に負け、眠りに落ちた。
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/09(月) 21:24:03.38 ID:ra4lDSfD0
千冬「おい、大丈夫か?」

アムロ「ン...」

少しずつ意識が覚醒していく。
すぐ目の前には女性の顔があり、少し驚いたが表情には出さず姿勢を正す。

千冬「この状況で眠れるとは...余程精神が図太いのだな」

アムロ「誉め言葉として受け取っておくよ」

織斑千冬から発せられた皮肉を軽くあしらうと少しムッとしていたが資料をこちらに差し出してきた。
教師と言うだけあって、しっかりとした物を持ってきてくれた。

千冬「これが資料だ。ISについてやIS学園のこと、多少の世間の風潮が記してある」

千冬「記憶喪失のお前にも分かりやすい物を選んできてやった」

アムロ「感謝するよ。監視を付けるのは構わないが、拘束を解いてくれないか?」

アムロ「これじゃ自分の手で資料を捲ることすら出来ない」

言いながら、しっかりと拘束された両手を掲げる。
女性は少し考えてから、先程まで寝ていたことも踏まえてか両手の拘束は解いてくれた。

千冬「監視は私一人だけで充分だ。怪しい素振りがあったら首が胴体から離れると思え」

教師として疑問に思える事を堂々と言われたが、元々俺は侵入者という立場なのだ。
これだけしてもらっているだけ破格の待遇と云えよう。

アムロ「では遠慮なく資料を読ませてもらうよ」

そこにはマルチフォームスーツという一種のパワードスーツの兵器、ISの事から書いてあった。
基本的に女性にしか扱えないことから、恐らく機密に触れない程度でISの事が詳しく書かれている。
それから読み進め、IS学園の事や女尊男卑の社会的風潮など一頻りの情報を手に入れることができた。
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