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ドイツ「地球立キチガイ学園にようこそ!今日も今日とて偽善に励むぞ!」
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282 :
◆pIxjj4GI1s
[saga]:2016/08/24(水) 21:50:18.41 ID:EV4eY7I60
第13話:ニポエルの訓戒
タイ「日本ちゃん大変よ!ゲイによる誘拐事件が発生したわ!」
日本「何だって、すぐに向かおう」
彼の名は日本、キチガイ学園唯一の童貞(チェリー)である。
一方で、彼は生徒達のアダルトコンテンツの提供役を司っている。
彼はいつしか、「エロを司る天使・ニポエル」と呼ばれるようになった。
彼の(自主的な)助手・タイは見事な美人であるが、ニューハーフである。
彼らは全校生徒の性癖を掌握するため、適宜カウンセリングをしたり、
エロに関連したトラブルを解決したりしているのだ。
つまり、キチガイ学園において誰よりも精神科医に近い存在と言えよう。
日本「誰が誰を誘拐したのだね?」
タイ「犯人は不明、誘拐されたのはペルーよ」
タイ「犯人はスウェーデンじゃないかしら?」
日本「いや、彼にしては日が浅すぎるんでね・・・」
日本「イタリア君を昨日カウンセリングしたからね」
タイ「ああ、イタリアちゃん何かげっそりしてると思ったら」
283 :
◆pIxjj4GI1s
[saga]:2016/08/24(水) 21:51:14.92 ID:EV4eY7I60
日本「イタリア君をあそこまでボロボロにして、二日連続はきついはず」
日本「イタリア君の心的外傷は深い。催眠術で悪しき記憶をねじふせたが」
タイ「それならスウェーデン君も相当疲れたはずね」
タイ「でも、他にゲイなんているの?」
日本「いないはずだ・・・しかし、把握できていないバイがいるかも」
タイ「あらら・・・しょうがない子がいるものね」
日本「ペルー君を第二のイタリア君にしないためにも、急がねば」
日本「さあ行かう、一家をあげて南米へ」
---<そのころ、某室>---
ペルー「うう・・・」
ペルーは手足を縛られ、目隠しもされていた。
ペルー「誰かあ!誰か、聞こえるかあ!」
ペルー「学校の中のはずだろ!誰か!誰か!」
ギシギシ・・・
284 :
◆pIxjj4GI1s
[saga]:2016/08/24(水) 21:52:19.77 ID:EV4eY7I60
ペルー「助けて!誰かに後ろから殴られたんだ!」
??「誰も、お前を助けには来ない」
-----南米病棟------
日本「ふむふむ、これがその脅迫状だと」
ブラジル「ええ、そうよ」
脅迫文は以下の通りであった。
『ペルーは預かった。
彼を攫ったのは、彼とセックスするためだ。
言っておくが、俺は男だぞ。
君たちが時間をかければかけるほど、彼は堕ちていくだろう。
彼をなるべく元の姿をとどめておきたいならば、
早めに俺たちを見つけて彼を助けることだな。』
日本「なるほど、ゲイだ」
タイ「身代金の要求も何もない・・・犯人は何がしたいのかしら」
日本「書いてある通りだと、ホモセックスなんだろう」
ブラジル「それ、あたしの部屋のポストに入れてあったのよねー」
ブラジル「で、一応ペルーを探してみたらマジでどこにもいないし!」
285 :
◆pIxjj4GI1s
[saga]:2016/08/24(水) 21:53:09.27 ID:EV4eY7I60
ブラジル「ぶっちゃけあたしペルーがどうなってもいいんだけど」
ブラジル「脅迫状見たのに誰にも言わなかったら怒られそうじゃない?」
ブラジル「とりあえず日本に言っとけば、ペルーも納得すると思ってぇ」
ブラジル「じゃ、あたしこれからポルトガルとデートだから。おまかせするわねー」
日本「ああ、ペルー君を全力で捜索するよ」
ブラジル「あーあ、惜しいわー・・・つまみ食いしたいんだけどな、あんたを」
日本「食べちゃ駄目って言われると食べたくなる心理かな?」
ブラジル「相変わらずねぇwじゃあね」
ブラジルは投げキッスをして、その場を去っていった。
日本「さて・・・犯人探しといきますか」
タイ「ええ」
日本とタイは、ベンチでコーヒーを飲みながら考えた。
日本「まずはこの脅迫文を分析しないことにはな」
286 :
◆pIxjj4GI1s
[saga]:2016/08/24(水) 21:54:02.66 ID:EV4eY7I60
タイ「犯人は本当に男なのかしら?」
日本「字は見る限り完全に男のものだね」
日本「まぁ、見た目が女性の可能性も捨てきれないが」
日本「君のように性同一障害でなおかつゲイかもしれないし」
日本「僕が性癖を把握してるのは大部分が男だから、女性ならお手上げだ」
タイ「疑惑のある女子はいないように思えるけど、レズはいても」
日本「わからないのはこの部分だ」
>君たちが時間をかければかけるほど、彼は堕ちていくだろう。
日本「ペルー君は完全にノーマルだ。どうやって隠れゲイが堕とせる?」
日本「実戦での練度が足りないはずなのに、なぜこうも断言できる」
タイ「本当は自信がないけど、ハッタリで書いたとか?」
日本「それならいいんだが、犯人が妄想を起こしていたら怖い」
日本「本人はテクニシャンだと信じているのに、ペルー君が理想の反応をしなかったら」
日本「無茶苦茶をやって、最悪ペルー君は殺されてしまうだろう」
287 :
◆pIxjj4GI1s
[saga]:2016/08/24(水) 21:54:46.22 ID:EV4eY7I60
タイ「それは大変!・・・でもさすがにそんな馬鹿なこと」
日本「ここはキチガイ学園だからね、十分ありうるさ」
日本「ただ、別の線も考えられる」
タイ「なあに?」
日本「犯人がペルー君を嬲殺したい場合だ」
日本「残忍な殺害方法を匂わすための表現にすぎないという」
タイ「それってどの道ペルー君死んじゃうってこと?!」
日本「まずは、彼に恨みを持ってそうな人間を洗おう」
---<そのころ、某室>---
ペルー「うわああ!く、来るなぁ!」
ペルー「俺はカトリック・クリスチャンだ!ゲイなんてごめんだよ!」
??「そう言ってられるのも今の内だ」
??「お前のマチュ・ピチュをめちゃくちゃにしてやる」
ペルー「うわああああああああああああああああああ」
288 :
◆pIxjj4GI1s
[saga]:2016/08/24(水) 21:55:28.39 ID:EV4eY7I60
-------------------------
ボリビア「え?ペルーを恨んでそうな奴?誰かな・・・」
アルゼンチン「満遍なく好かれて嫌われてる感じの奴だかんなぁ」
日本「そうだな、彼の性格的に恨みを買うことは少ないだろう」
アルゼンチン「あーそういやさ、あの守銭奴どもはどうだ?」
ボリビア「チリたち?結構ペルーと一緒にいるし、トラブルあったかもね」
日本「チリ君たちだね、話を聞くよ」
アルゼンチン「何にせよ、俺たちはペルーなんかにかまってる暇ないかんな##」
ボリビア「ふふふ・・・僕らはこれからベネちゃんの水着姿を拝みに行くからね##」
アルゼンチン「ぐひひひ、誘われてない守銭奴どもざまぁwww」
日本「ベネズエラさんの水着かぁ、羨ましいね」
タイ「ああ、もうじき女子の間で水着ファッションショーあるからだわ」
タイ「ベネちゃんやる気いっぱいねェ、あたしも頑張んなきゃ!」
日本「その頑張りぶりを男子は拝めないのがつらいね」
289 :
◆pIxjj4GI1s
[saga]:2016/08/24(水) 21:56:24.66 ID:EV4eY7I60
---<そのころ、某室>---
ペルー「ま、待ってくれ!とりあえず落ち着けよ!」
ペルー「よーく考えてくれ、なぜ俺なんだ?なぜ俺じゃなきゃだめなんだ?」
ペルー「ほら、お前ってさレイシストじゃん!俺は明らかなカラードだぞ!」
ペルー「ほぼ白人のアルゼンチンあたりを狙えばいいじゃん!なんで俺!?」
??「君が飢えていたとして、嫌いな野菜が目の前にあっても食べないのか?」
??「ぶっちゃけ自分より背が低ければ誰でもいいんだ」
ペルー「うわぁぁぁぁぁぁ」
------------------------
チリ「はあ!?っざっけんなよあの乞食ども!」
コロンビア「ペルーと金銭トラブルなんかないし、ゲイの性癖もないぞ俺たち」
エクアドル「ペルー誘拐されたとかマジかー・・・うわー・・・」
チリ「あの貧乏人どもは俺たちを貶めたいだけだ、奴らのほうが黒いぞ」
290 :
◆pIxjj4GI1s
[saga]:2016/08/24(水) 21:57:17.90 ID:EV4eY7I60
チリ「メルコスールの連中とは違って、俺たち太平洋同盟は社交的だからな」
エクアドル「こらこら、南米の仲間なんだから悪口は禁物だ」
コロンビア「最近ペルーと口論したことなんて一度もない、メキシコに聞けばわかるよ」
チリ「あ!中国なんか怪しいんじゃないか?」
チリ「中国には世話になってるけど俺たちの取引の邪魔もするから、ちょいと悪口をな」
コロンビア「でも中国って女好きだろ。美女侍らして露天風呂入りたがる奴だろ」
タイ「彼って手段を選ばないから、ハニートラップならありうるかもー」
エクアドル「まずペルーはゲイじゃないんですがそれは」
日本「中国君は自分の名誉が傷つくのを嫌うからそんな冒険しないよ」
タイ「でも中国君この前、9個の太陽を射抜いたゲイがカッコいいって言ってたわ」
日本「それは名前が"ゲイ"なだけで、神話のゲイ氏も中国君もゲイじゃないよ」
タイ「ややこしいわねぇ」
日本「ていうか中国君は昨日のヤシオリ作戦で、こんなことできる状態にないから」
チリ「じゃあ中国は犯人じゃないのか」
291 :
◆pIxjj4GI1s
[saga]:2016/08/24(水) 21:57:57.23 ID:EV4eY7I60
日本「メキシコ君に話を聞いてみるか・・・」
コロンビア「メキシコならアメリカに会いに行くって言ってたぞ」
---<そのころ、某室>---
ペルー「わー待て待て!話をきこう!」
ペルー「おまっお前が誘拐なんて馬鹿げたことをするのに理由があるはずだ」
ペルー「だからその肉ぬんちゃくを振り下ろすのは待って!」
??「・・・っ」
犯人は拷問器具を床に置き、崩れだすように泣いた。
??「うう・・・うう・・・!」
ペルー(何だ?なんか深刻な悩みがありそうだな)
ペルー「つらいことがあるなら言ってみなよ、相談にのるよ」
??「・・・すまない」グスッ
??「俺にもわからないんだ、なんでこんなに苦しいのか」
ペルー(時間稼ぎのためだ、なんとか説得できるかもしれないし)
292 :
◆pIxjj4GI1s
[saga]:2016/08/24(水) 21:58:45.53 ID:EV4eY7I60
ペルー「苦しいのか?どういうふうに?」
そのとき、犯人はペルーの喉元にナイフを突きつけた。
??「説明なんかできるか!」
ペルー「っ」
ペルー「ででででも、そんなんじゃいつまでたっても解決しないぞっ」
ペルー「そ、相談できない悩みだから苦しんでんだろ」
??「・・・」
犯人はナイフを捨てた。
??「・・・そうなんだ」
??「俺はまともになんかならない・・・このさきもずっとだ」
??「親を死ぬまで泣かせる人生だと考えると、嫌になるんだ」
ペルー「・・・馬鹿にしたりしないから、全部あるだけ言いなよ」
293 :
◆pIxjj4GI1s
[saga]:2016/08/24(水) 21:59:27.75 ID:EV4eY7I60
-----------------------
日本「これは困ったことになったな」
日本「麻薬マフィアとアメリカンサイコ、一番嫌な組み合わせだ」
日本「レイプされたり皮を剥がされたりバラバラにされたりするかも」
日本「タイちゃん、危ないから僕から離れないように」
タイ「ええ」コクリ
2人は北中米病棟に入った。
タイ「きゃっ・・・」
アメリカの部屋では、邪な空気が漂っていた。
というのはつまり、アメリカとメキシコがやんちゃな物を炙っていたからだ。
日本「君たち、取り込み中悪いが話を聞かせてくれないか?できれば外で」
アメリカ「ああん?・・・ああ、うるせぇジャップだ」
アメリカ「やっぱマリファナにすべきだったか?」
日本「ちょっとだけだよ、本当にちょっとだ」
メキシコ「お前もどうだ?そっちのねーちゃん・・・ちぇっニューハーフか」
294 :
◆pIxjj4GI1s
[saga]:2016/08/24(水) 22:00:16.55 ID:EV4eY7I60
4人は部屋の外へ出て、近くのベンチで話した。
メキシコ「あー確かに最近ペルーと喧嘩してる奴なんて見てねぇなー」
アメリカ「ゲイに誘拐されるとかウケルなwwwひゃっはっ」
アメリカ「で?で?ゲイの書く脅迫文ってどんなのだ?見せろジャップ」
日本「なぜそこそんなに食いついてくるのだね?」
アメリカ「え?興味あんじゃん」
メキシコ「どうでもよくね?」
日本・タイ・メキシコ「・・・」
日本・タイ・メキシコ「・・・」ゴクリ
アメリカ「ち、ちがっ」
アメリカ「違うぞ俺は!」
メキシコは気配を消しつつタイの後ろへ移動した。
日本は熊に遭遇したときのように、目を離さずにゆっくり後退する。
タイ「あららら」
タイ「カミングアウト、応援するわ」ニッコリ
アメリカ「違う!」
295 :
◆pIxjj4GI1s
[saga]:2016/08/24(水) 22:01:04.65 ID:EV4eY7I60
日本「銃を置いて両手を挙げろ!」
日本「誰も君を否定したりしないから、暴れるのはよしなさい!」
メキシコ「マジかよ・・・」
アメリカ「本当に違うんだ、俺はゲイじゃない!」
アメリカ「興味ってのはあれだ、研究動物を見るような感覚だ!」
アメリカ少年は、柄にもあわず目に涙を浮かばせて叫ぶ。
アメリカ「じ、人類は・・・ボノボに!ボノボに学ばなければならない!」
アメリカ「ボノボは暴力性の少ない平和的な霊長類で」ガクガク
アメリカ「緊張状態の回避手段として、性行動で緩和する」ガクガク
アメリカ「メス同士で性皮をこすりつけあう『ホカホカ』をしてコミュニケーションを」
アメリカ「オス同士では『尻つけ』や『ペニスフェンシング』などを」グスッ
日本「これ以上いけない」
日本「社会学者じみたことを言い出すアメリカ君の精神状態は限界に達している」
日本「これ以上刺激すれば、彼は邪悪で自己流の正義活動を展開するだろう」
296 :
◆pIxjj4GI1s
[saga]:2016/08/24(水) 22:01:54.49 ID:EV4eY7I60
メキシコ「とりあえず、俺たちにはアリバイがあるからアメリカは白だ」
メキシコ「さっきまでオランダといたから、オランダに聞けば証明できる」
日本「ふむ、一応オランダ君にも話を聞かねば」
日本「今のところアメリカ君はグレーだ」
アメリカ「ちがああああう!違うっつってんだろうがジャップ!!!」
タイ「よしよし、今度カウンセリングにおいで」
日本とタイは欧羅巴病棟へ向かう。
---<そのころ、某室>---
ペルー「そっか、両親はお前を受け入れてくれないんだ」
??「俺のレイプ事件が発覚したとき、それよりもゲイであることを嘆いてた」
??「俺をここに送り込んだ後も、手紙一つくれない」
??「ここで友人はできたけど、気持ちが満たされることはない」
ペルー「自分を否定されてる気持ちになるんだな」
ペルー「その友達にそのことを話せばいいじゃないか」
??「友人達はクールだから、たぶんウザがるよ」
297 :
◆pIxjj4GI1s
[saga]:2016/08/24(水) 22:02:52.49 ID:EV4eY7I60
??「そうなったら友人までなくしてしまうよ・・・」
ペルー「そんなことないって、ちゃんと受け止めてくれるさ」
??「・・・お前っていいやつだな」
??「酷いことしてごめんな・・・俺って不器用だから」
ペルー「いいんだよそんなの、それよりもっと語らおう」
ペルー「俺達もう友達じゃないか」
-----欧羅巴病棟------
オランダ「ええ・・・?アメリカ?ああ、さっきまで一緒にいたぜ」
日本「じゃあアメリカ君は白だな」
タイ「何か不審な行動してる人物は見なかった?」
オランダ「不審な行動・・・?あーそういえば・・・」
オランダ「8人のスウェーデン兄弟が、ゴミ箱を重そうに引きずってたぞ」
オランダ「角砂糖運ぶアリみたいだなぁって、すごく覚えてる」
日本「何、スウェーデン君だと」
日本「彼の体力をなめてた」
タイ「仮定が覆されたわね」
298 :
◆pIxjj4GI1s
[saga]:2016/08/24(水) 22:03:52.98 ID:EV4eY7I60
日本「で、スウェーデン君はどちらへ?」
オランダ「体育館に入っていったけど」
日本「ありがとう。タイちゃん、行こうか」
タイ「急がないとイタリアちゃんみたいに」
オランダ「お前ら兄弟多すぎじゃね?」
-------体育館倉庫-------
スウェーデン「ありがとうな、こんなに話聞いてもらったの初めてだ」
ペルー「いいんだよ、お前も大変な人生を送ってきたんだな」
スウェーデン「もしかしたら俺が求めていたのはこれだったのかも」
スウェーデン「今なら最高の歌声を披露できる気がするんだがなぁ」
ペルー「今度聞かせてよw今歌ったらバレちゃうよ」
スウェーデン「おいおいw監禁されてる奴の言葉かよwww」
ペルー・スウェーデン「ははははは」
299 :
◆pIxjj4GI1s
[saga]:2016/08/24(水) 22:04:43.41 ID:EV4eY7I60
-----体育館倉庫前---------
日本「2人の声が聞こえる。ここにいるのは確実だな」
日本「タイちゃんはここで待ってて、危ないから」
タイ「でもっ相手はゲイよ!日本ちゃんの方が危ないわ!」
日本「僕は大丈夫さ。任せてくれ」
日本「女の子に怪我させちゃ、男が廃るよ」
タイ「##」
日本は体育館倉庫のドアを勢いよく開けた。
ガッチャン
ギギィィィィィィ
スウェーデン「!」
ペルー「にっ日本!?」
日本「誘拐犯及び被害者を治療しに来た」
スウェーデン「くっ、あんな情報量で場所がバレるとは・・・!」
300 :
◆pIxjj4GI1s
[saga]:2016/08/24(水) 22:05:57.50 ID:EV4eY7I60
ペルー「日本やめてくれ!スウェーデンは悪い奴じゃないんだ!」
日本「まぎれもなくこいつはゲイのレイプ魔だよ」
ペルー「違うんだよ!とにかく話を聞いてやってよ!」
日本「完全に昨日の被害者イタリア君の流れだよ」
ペルー「彼は孤独だったんだ!ここは治療の場のはずだ!」
日本「うるさいな、とりあえず君には少しの間黙っててもらおうかな」
日本はスタンガンをペルーに向ける。
スウェーデン「やめろ!俺が全部悪いんだから、こいつに危害は加えるな!」
日本「・・・ははぁ」
日本「君達、ストックホルム症候群とリマ症候群に罹ってると見えるね」
日本「君達二人ともカウンセリングが必要だ、哀しいね」
日本「とりあえずスウェーデン君にはそれなりの制裁が求められる」
ペルー「日本!お前、いつからそんなわからず屋に成り下がったんだ」
日本「何とでも言いたまえ、僕は至極まっとうだよ」
ペルー「もういいよ!スウェーデン、こいつ殺していいよ!」
301 :
◆pIxjj4GI1s
[saga]:2016/08/24(水) 22:06:45.23 ID:EV4eY7I60
スウェーデン「ファッキンイエローにはヒイヒイ言わしてやる・・・」カチャカチャ
スウェーデンはズボンのチャックを外し、ズボンを脱いだ。
日本「愚かな・・・」
スウェーデン「オムツを手放せない体にしてやるッ!」ダッ
モロ出しのスウェーデンが日本の半径1m以内に入ったとき、
ギギギッ
バレーボール用のポールが宙に浮かび、
ゴォォォォォォォォォン!!
スウェーデンの頭を直撃した。
スウェーデン「キュウ!」バターン
スウェーデン少年は頭から血を流して倒れた。
幸い致命傷ではないようだ。
タイ「今すごい音がしたけど!」
ガッシャァァン
タイが心配して倉庫内を見ると、丁度宙に浮いていたポールが落ちた。
302 :
◆pIxjj4GI1s
[saga]:2016/08/24(水) 22:07:31.67 ID:EV4eY7I60
タイ「えっなになに!?今の何!?」
ペルー「に、日本お前・・・超能力者だったのか!?」
日本「違う、これは呪いなのだ」
日本少年は神妙な面持ちで語り始める。
日本「我が一族は男女を問わず代々恐ろしい呪縛があってね・・・」
日本『自他問わず、自分にエロいことが関わりそうになると発動する呪いなのだ』
日本『エロいことを阻止するために、超常現象が引き起こされる』
日本『ご先祖はこの呪いを時に神風、時に祟りと呼んだ』
》鎌倉日本「くっそー元に痛い目遭わせることはできたが童貞も卒業できん!」
日本『ただし、この呪いは一族全員に反映されるものではなく』
日本『僕の父上や曽祖父、それからずっと前の祖先の一人は呪いの影響を受けなかったと聞く』
》太閤日本「はっはっは!じゃんじゃん女を持ってこォい!///」
》明「くっそ」
303 :
◆pIxjj4GI1s
[saga]:2016/08/24(水) 22:08:38.07 ID:EV4eY7I60
日本『ところがこの幸運たちの次世代がその分を埋め合わせをすることになる』
日本『幸運世代の次世代は、呪いが強化されるのだ!』
日本『祖母は女好きの曽祖父の反動で呪いが非常に強く、精神を病んだそうだ』
》葡萄牙「ぐおお!ちょっと手を繋ごうとしただけ」チュドーーン
》英吉利「ぐあああ!まだ何もしてない」チュドーン
》江戸日本「もう嫌!男なんて全員エッチなことを考えてるんだわ!」
》江戸日本「扉に鎖をつけて引篭もってやるんだから!キライキライ!」
》江戸日本「あなた達もエロいこと考えてるんでしょう!去勢しなさい!」
》清・阿蘭陀「ええ・・・」
日本『そして父は幸運世代であり、その上一族きっての絶倫男だったのだ』
タイ「あらあら・・・///」
タイ「・・・あら?でもそれじゃあ・・・まさか!」
日本はまぶたを閉じ、静かにうなずいた。
日本「・・・その反動で僕の呪縛は、歴代最大の強さを誇るわけだ」
ペルー「なんてこった」
304 :
◆pIxjj4GI1s
[saga]:2016/08/24(水) 22:09:29.63 ID:EV4eY7I60
日本「今回は吉と出たが、普段は専ら自分の性欲によって発動するわけで」
日本「僕の脳はいつしか、防衛反応からエロいことを考えるのを放棄した」
日本「僕は世界で一番澄んだ目で八意永琳様を拝んでいるよ」ホロリ
タイ「あなたの童貞は、その呪縛のせいだったのね」
ペルー「不幸すぎる」
日本「だから、僕は僕にしかできないことをするつもりだ」
日本「本当にこの世界は病んでいる。兵器や武器が売買され、地面は血を吸う」
日本「本当に人類の心は凶暴で、悪疫が世界中を満たし、死は充足している」
日本「本当に法廷の掟は投げ捨てられている」
日本「本当に正義の名だけは世界中に広がっている、だが人類が為すのは不正だけ」
日本「素晴らしいだろうな、世界に争いごとがなかったなら」
日本「素晴らしいだろうな、人類が酔い、その口に喝采があったなら」
日本「素晴らしいだろうな、人類が毎夜安らかに眠れたならば」
日本「素晴らしいだろうな、人類が等しく無知であったなら」
305 :
◆pIxjj4GI1s
[saga]:2016/08/24(水) 22:10:27.55 ID:EV4eY7I60
日本「だから僕は二次元への移住を勧める、世界よ次元を超えるべし!」
日本「そうすれば僕らは退院できるに相違ない!」
日本少年の熱い弁の後、ペルー少年はカウンセリング室へ、
スウェーデン少年は医務室へと運ばれた。
手術担当はドイツである。
ペルー少年は催眠治療によって、ストックホルム症候群から解放された。
日本とタイは、なかなか帰ってこないスウェーデンを待っていた。
日本「命に別状はなさそうだが、何針か縫うらしい」
日本「記憶を喪失してればいいんだが」
日本「催眠術をかけた後、ああいう手合いは想像妊娠をしてやっかいだ」
日本「可愛い女の子ならまだしも、とんだ罰ゲームだ」
タイ「童貞が運命づけられている日本ちゃんには特に酷ね」
タイ「でも、日本ちゃんは将来どうするの?そんな呪いを背負って」
日本「そうだな、養子をとったらどうかとも勧められているが」
日本「ロボットを育てるとかどうかな?アトムみたいな良い子をさ」
タイ「あらあら##」
純粋無垢なヒューマノイドの少年少女たちが、平和な世界を築き上げるのは
もはやSFの世界の話ではないのかもしれない。
306 :
◆pIxjj4GI1s
[saga]:2016/08/24(水) 22:12:23.42 ID:EV4eY7I60
>>>>>>>【ボーナスステージ】!!!!!!!
オランダ『俺のいる世界はどこかおかしい』
オランダ『俺の知ってる人間たちは、皆羽が生えてたり肌が紫色だったりする』
ルクセンブルク「ちょっと、話を聞いてるのネーデルラント!」
オランダ「お前って女なのに鼻からチ○コ生えてんだな」
ルクセンブルク「はぁ!?サイッテー!」パァン
オランダ『事実を言ったらぶたれる理不尽な社会だ』
オランダ「ブリテンよぉ、お前ら10人とも全身毒キノコ生えてんのはヤバい病気なのか?」
イギリス「一体何のお話でしょうか?消えるのは10人のニガーたちですよ」ニッコリ
ウォンウォンウォン
ドイツ「やあネーデルラント、風車ってのはいいものだね。風力発電は最高のエコだ」
ドイツ「音がうるさいのと、鳥がぶつかって死骸が地面でいっぱいになるのを除けば」
オランダ「だろうな、お前の鱗粉が風に乗って飛んでるぜ。タンポポみてぇに」
オランダ『その時、ドイツの腹部から蜂の幼虫が出てきたんだが、奴は平気だったんだ』
307 :
◆pIxjj4GI1s
[saga]:2016/08/24(水) 22:13:15.34 ID:EV4eY7I60
ザバァッザバァッ
ベルギー「おい!僕を水車にくくりつけるなんてどういうことだ!」ザバァ
ベルギー「ごぼっ・・・死ヌッ・・・がば・・・助けてェ」
オランダ「お前、鰓があるから平気だろ?鱗もあるじゃん」
オランダ『欧羅巴病棟はチューリップに囲まれた素敵な場所だぜ』
-------[人物紹介]--------
タイ:人身売買によるショックで記憶障害を起こし、送られてきた美女。
ニューハーフになった経緯の記憶は消滅しているが、彼女は満足らしい。
可愛い女子達や日本と仲良く接するが、隙あらば内臓を盗る心づもり。
彼女もビッチなためか、アダルトコンテンツを扱う日本の助手をしている。
ペルー:コカイン中毒と診断されて、この学校に送られてきた。
人にコカインを服毒させるのは、生贄として神に捧げるためである。
人当たりは良いほうで、日本他は彼を良い人だと評しがちである。
カトリック・クリスチャンらしい。
ブラジル:窃盗症及びセックス依存症と診断されて送られてきた露出狂ビッチ。
典型的なヤリマンであるが、そのぶん男性人気も高い。
実は男子顔負けのサッカー技術の持ち主である。
もちろん彼女も薬をやってる。特にポルトガルのセフレ。
308 :
◆pIxjj4GI1s
[saga]:2016/08/24(水) 22:13:57.23 ID:EV4eY7I60
ボリビア:コカイン中毒と診断されて、この学校に送られてきた。
貧しい家の生まれで、チリたちから「黄金の玉座に座る乞食」と揶揄される。
実は低所恐怖症。
アルゼンチン:強迫性パーソナリティ障害と診断されて、この学校に送られてきた。
混血ではあるが外見はほぼ白人に見え、本人も自分は白人だと主張する。
闇両替をよくしており、大量の偽札を持っている。
イギリスを嫌っており、彼との喧嘩が絶えない。スペインと仲が良いらしい。
チリ:全般性不安障害と診断されてこの学校に送られてきた。
南米病棟で一番裕福で優等生な少年。
しばしば南米病棟の貧しい生徒達を軽蔑する発言がある。
消しゴムをカッターナイフで彫ってモアイ像を作るのが得意。
コロンビア:コカイン中毒と診断されて、この学校に送られてきた。
悪友にアフガニスタンやメキシコがいる。実はかなりヤバい男。
その名前から、アメリカに「祖母ちゃんと同じ名前かよw」と絡まれる。
エクアドル:全般性不安障害と診断されてこの学校に送られてきた。
影が薄いが、一応南米グループのリーダーである。
将来の夢は獣医らしく、多様な生命体に興味津々。
メキシコ:反社会性パーソナリティ障害と診断されて、この学校に送られてきた。
キチガイ学園屈指の麻薬の売人で、悪友にアフガニスタンやコロンビアがいる。
またアメリカとも仲が良いが、アメリカにウザがられることも。
カナダやイギリスとは折り合いが悪い。
オランダ:重度の麻薬中毒と診断され、治療のために送られてきた少年。
常に物が何重に重なって見えるなど、奇妙な世界に生きている。
園芸の趣味があり、特にチューリップを好む。
極度のカナヅチ&水恐怖症の持ち主でもある。EUグループの一員。
309 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/24(水) 22:14:22.17 ID:BzWU279co
これって……ヘタリアみたいなもの?
310 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/25(木) 00:14:35.91 ID:W8aBsS+w0
いや、愉快な人達が集まったエデン(精神病院)の話だよ^q^
311 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/25(木) 05:35:17.16 ID:TOUVZpqD0
えーりん( ゚∀゚)o彡°えーりん( ゚∀゚)o彡°
312 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/27(土) 23:40:40.64 ID:ur1lnoPn0
ホシュ
313 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage ]:2016/08/28(日) 22:08:15.35 ID:O08XdCKy0
続きマダー?
314 :
◆pIxjj4GI1s
[sage]:2016/08/29(月) 16:09:26.48 ID:SyiHBZPI0
>>313
ちょっと考え中です
ドイツの緊急事態系で何かできないか考えてます
すみません
315 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage ]:2016/08/30(火) 22:50:54.54 ID:I8ylurWJ0
保守
316 :
◆pIxjj4GI1s
[sage]:2016/09/01(木) 12:14:09.69 ID:nMvIxawI0
ちょっとここ数日忙しいのと、ネタ収集のため
今週は投下無理かもしれません
すいません
317 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2016/09/02(金) 10:43:19.29 ID:X3Y+Insp0
大丈夫だ、問題ない
318 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/05(月) 13:14:33.65 ID:KCP14Xwf0
ほしゅ
319 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/08(木) 11:15:27.60 ID:7S5cHq040
ほ
320 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/13(火) 16:47:07.74 ID:S3jw4eEK0
保守
321 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/13(火) 21:38:50.66 ID:ZZ65Tm5a0
今週からできると聞いて(シュタッ
322 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/13(火) 22:57:17.59 ID:wC/ET/Pn0
保守
323 :
◆pIxjj4GI1s
[sage]:2016/09/15(木) 21:49:06.78 ID:BdVIRDOX0
>>321
すいません、もう少しかかりそうです
14話のオチは決まったんですが、アフガニスタンあたりを出せないかなぁと考えてるところで・・・
324 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/16(金) 17:43:02.90 ID:YFkmBWJn0
>>323
気にしないでエタラなければいい
325 :
◆pIxjj4GI1s
[sage]:2016/09/18(日) 18:39:41.41 ID:tZSHSQE00
>>324
何が何でも大日本帝国編を書くまでは頑張ろうと思ってます
326 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/25(日) 17:45:28.80 ID:3aVSwQAZ0
ほ
327 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/28(水) 18:39:10.99 ID:AvqZF5/E0
ほ
328 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/28(水) 18:49:09.33 ID:PEoNyJOF0
ほす
329 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/02(日) 23:53:34.06 ID:0BadB0HT0
保守
330 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2016/10/04(火) 19:00:46.78 ID:RajryCTV0
まだですか?
331 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/04(火) 22:08:17.70 ID:9/EhDvLI0
>>330
落ち着いて深呼吸して素数を数えて落ち着こう(←一番落ち着いてない)
332 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/05(水) 19:42:30.85 ID:ptLf2pbW0
用事が少し片づいたので、そろそろ書きかけの14話を仕上げようと思っています
遅筆ですみません
333 :
◆pIxjj4GI1s
[sage]:2016/10/05(水) 19:44:24.37 ID:ptLf2pbW0
酉を付けるの忘れてました
334 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/06(木) 12:46:26.49 ID:N4aIszB20
禿げしく舞ったる
335 :
◆pIxjj4GI1s
[sage]:2016/10/07(金) 21:18:38.40 ID:jEdS9pI50
予想より長くなりそうなので、前後編に分けることにしました
前編分の人物紹介を完成させてから、今晩中に14話(前編)を投下したいと思います
本当に遅筆ですみません
336 :
◆pIxjj4GI1s
[saga]:2016/10/07(金) 22:23:55.51 ID:jEdS9pI50
第14話:見えざる敵を防げ:前編
キチガイ学園全病棟に警告音が響き渡った。
放送担当はドイツである。
ウーー!ウーー!
ドイツ「「全校生徒の皆さん、ただいまより緊急事態に向けた訓練を行います」」
ドイツ「「緊急事態に備え、生徒は10日間の食糧や5日分の水、現金を準備しましょう!」」
ドイツ「「それでは各自自由にグループを作って、せいぜい対策を練ってください」」
ベルギー「「おい、"せいぜい"ってどういう・・・ぐぁっ」」
ダン!ダン!ダン! ベルギー「ぁぅぅ・・・」 ダン!ダン!
ドイツ「「放送は以上!」」
ピーーーーィィィン・・・ガガガッ
ブツッ
カナダ「おい、ベルギーどうなったんだよ・・・怖いよ!」
イギリス「あいつらやべぇな・・・」ブルブル
337 :
◆pIxjj4GI1s
[saga]:2016/10/07(金) 22:25:02.34 ID:jEdS9pI50
アメリカ「俺は結構好きな行事だぜ」
イギリス「ま、俺らはこれでいいとして何人くらい集めんだ?」
オーストラリア「お、親分!俺たちは同じメンバーでやんしょ?」
イギリス「あん?たりめぇだろ、兄弟も同然でぇ!」ビシッ
オーストラリア「おやぶぅぅぅぅん!一生ついてきやすぜぇぇぇ!##」ウルウル
ニュージーランド「いつものいけ好かねぇ親分よりこっちの親分のほうが好きだァ」
カナダ(騒がしい連中だ)チッ
生徒達は各自グループを形成し、緊急事態に備えて如何に対策すべきかを議論した。
グループ形成の経過は省く。
------------------------------
【グループ1:ロクデナシ対策会議】
フランス「本日も議長を務めさせてもらうフランスだ」
フランス「だいたいEUのメンバーなわけだが、他の奴らも紹介はいらないな」
フランス「前に書いてある通り、"ロクデナシ"とどう付き合うか考えていこう」
ドイツ「忌々しき問題だよね」
ベルギー「さっきの謝れよ偽善者め・・・」ボロボロ
338 :
◆pIxjj4GI1s
[saga]:2016/10/07(金) 22:26:03.98 ID:jEdS9pI50
フランス「その対象者は具体的に誰かと言うと」
フランスは前のホワイトボードに名前を書いていく。
・イギリス(←ローストビーフ)
・シリア
・イラク
・ロシア
フランス「こんなところだな?他に意見がある人は・・・いないみたいだ」
トルコ「議長、質問が」
フランス「どうぞ」
トルコ「ご存知の通り、俺はEUグループにまだ入れていない」
トルコ「俺はだいぶ前から入りたいと言っているのにまだ駄目だとあんたらは言う」
トルコ「シリアやイラクの世話をしたら入れてくれると言うから俺は頑張ってるわけだが」
トルコ「本当に俺をEUグループに入れてくれる気はあるのか?」
フランス「彼の質問に答える人は?」
全員「・・・」シーン
フランス「・・・・・・おい、誰かいないのか」
トルコ「議長が答えてくれてもいいんだぞ?」
339 :
◆pIxjj4GI1s
[saga]:2016/10/07(金) 22:27:13.32 ID:jEdS9pI50
フランス「あー、えーと、あれだよ」
フランス「まだシリア達が安定しないし、EU加入の儀式って結構時間かかるからサ」
トルコ「儀式って何だ、初めて聞いたんだが」
フランス(俺だって知るかよ、でまかせなんだから)
フランス「秘密の儀式なんだよ、それをやらなきゃ友情は築けないんだ」
フランス「特に儀式では豚肉を使う場面があるから、慎重にルールを改定する必要もあるし」
フランス「お前を入れたい気持ちは山々なんだが、準備ができてないんだ」
トルコ「本当かなぁ。俺を入れたくなくて嘘ついてんじゃないのかな」
スペイン「本当だよ」 ルーマニア「本当に本当」 ハンガリー「ちょーマジ」
バチカン「ムスリムなんか入れてたまるものか」ボソッ
イタリア「パーパ・バチカン!思ってても言っちゃダメです!しーっ」ヒソヒソ
トルコ「最近なんだかお前らが信用できなくなっててさー」
トルコ「もっと真剣にクルアーンを読んで実践しようかと思ったり」
トルコ「ロシアってもしかして言うほど悪い奴じゃないのかもと思ったり」
ドイツ「それは間違いだ!僕らは完全に君の味方で、ロシア君は完全に敵だよ!」
ウクライナ「そうよ、あいつがいい人なわけないでしょう?」
340 :
◆pIxjj4GI1s
[saga]:2016/10/07(金) 22:28:03.96 ID:jEdS9pI50
ドイツ「だいたい、ロシア君と手を組んだらアメリカ君が黙っちゃいないよ」
トルコ「それはそうだな・・・うん」
ドイツ「それに君が熱心なムスリムになったら、ブルストが食べづらくなるじゃないか」
フランス「もう質問はないな、トルコ」
トルコ「うーん・・・なんか釈然としないけどいいや」
フランス「それじゃー次、裏切り者のイギリスをどういじめるかについてだ」
ボツワナ「・・・」
その中で唯一の黒人ボツワナは、シリアたちの不安からこのグループに参加したものの、
全く話題に入れずにいた。
そこで、同様に唯一の黄人参加者の中国に話しかける。
ボツワナ「ねぇ中国君、なんだか僕らに馴染みの無い話ばかりだね」
ボツワナ「僕も何か話そうと思うんだけど、全く思い浮かばないよ」
中国「何を言ってるんだ?お前は何も喋る必要がないぞ、トークン・ブラック」
ボツワナ「とーくん・・・?僕はボツワナだよ」
中国「わかってるよ、俺はさしずめトークン・アジアンと言ったところか」
中国「連中に誘われたからここに来たんだろ?」
ボツワナ「う、うん・・・シリア君たちも怖いし」
341 :
◆pIxjj4GI1s
[saga]:2016/10/07(金) 22:29:01.47 ID:jEdS9pI50
中国「それは黒人を入れることで自分達は平等な人間だと思いたいからだよ」
中国「お前のここでの仕事は、連中に混じって座ることだけだぞ」
ボツワナ「えっそんなあ」
中国「ほら、あそこのスウェーデンを見てみろ。奴もそうさ」
ボツワナ「でも彼は白人だよ」
中国「全身虹色の服を着てるだろ、あれは性的マイノリティとしての参加だ」
中国「本当はみんなゲイなんか仲間に入れたいとは思ってない」
ボツワナ「そ、そうだったのか・・・難しいなぁ」
中国「難しいのは今だけだろうな、いずれこの問題は消滅するからな」
中国「奴らは自分たちを特別にする根拠がなくなるだろう」
中国「ドイツがソーセージとビールを排除する日も近いぜ」
ボツワナ「なんだか、君の話も難しいよ」
中国「ちなみに俺には発言権があるんだ、すまんな」
ボツワナ「?」
中国「俺はこのトークン・アジアンの席を高値で買ったからな」
342 :
◆pIxjj4GI1s
[saga]:2016/10/07(金) 22:29:50.15 ID:jEdS9pI50
中国「奴らは金のためなら靴の裏を舐めることも厭わん連中だ」
中国「既に奴らは俺の言いなりだ」
中国「おい、鼻からミミズを入れるとかどうだ?」
フランス「いいなぁそれ!」
ドイツ「素晴らしいアイディアだと思うよ中国君!」
ボツワナ(ほ、ほんとうだ・・・)
----------------------
【グループ2:大災害・テロ対策会議】
日本「えー、恐れ入ります。本日議長を務めさせていただきます日本です」
日本「中国君がやたらグループ1の席を買ったことを僕に自慢してきました」
日本「決して羨ましくはないのに何か負けたような、不思議な気持ちです」
日本「遺憾の意を示しつつ、彼の持ち物全部に"天安門事件"と書いたらスッキリしました」
日本「それでは爽やかに議論を始めていきましょう」
インドネシア「すっげぇ清々しい気分になったよ」
ベトナム「日本、お前いつからそんな良い仕事をするようになったんだ?」
韓国「なんて酷いことを・・・中国君は一族の刺客に消されるかもしれないわ」
台湾「水道局の人たちが来るのよ」
343 :
◆pIxjj4GI1s
[saga]:2016/10/07(金) 22:30:39.83 ID:jEdS9pI50
日本「それじゃ、まずはスクリーンを見て欲しい」
日本はホワイトボードの前にスクリーンを出して、
パワーポイントを起動させた。
――毎日懸念すべき災厄――
・地震
・津波
・火災
・火災旋風
・保険
・救援物資
・精神的ケア
・原発(別項)
・台風
・水害
・人は用水路が気になる
・農作物被害
・テロ
・赤軍
・カルト宗教団体
・新興宗教の判断
・イスラム過激派
・空港乱射
・ハイジャック
・大使館占拠
・誘拐
・人質事件
・自己責任か否か
・立て篭もり
・カップラーメン
・地下鉄サリン
・図書館(個人情報保護の観点)
・誤認逮捕の懸念
344 :
◆pIxjj4GI1s
[saga]:2016/10/07(金) 22:31:38.46 ID:jEdS9pI50
・火山噴火
・予知は可能か
・火砕流
・危険性の認識
・北朝鮮の死亡
・原発事故
・プロフェッショナル人材の育成
・マニュアル
・老朽化
・地震
・代替案
・核兵器
・核クラブメンバーの意見
・北朝鮮
・核武装論
・核拡散
・コールタールの可能性
・核兵器のない世界の実現
・非核三原則
・核兵器に代わる超兵器
・神の杖(アメリカ君所持)
・HAARP?(アメリカ君所持)
・問題児
・支那畜
・露助
・シリア
・北朝鮮
・アメ公
日本「こんな感じで参考資料を用意したよ。お手元のレジュメもご覧ください」
シンガポール「ちょっと待った、これ全部議論するわけ?」
345 :
◆pIxjj4GI1s
[saga]:2016/10/07(金) 22:32:31.87 ID:jEdS9pI50
フィリピン「毎日これだけの心配してたら身が持たないよ」
日本「・・・君たち、死ぬぞ?」ギロリ
フィリピン「ひい!」
日本「これ全部が一人の人生で経験することだってありうるのだよ」
日本「我々は既に、何が何でもカボチャを作れらねばならない時代に突入している」
韓国「はい!意見があるわよ議長!」
日本「何だいパンちゃん」
韓国「地震の項目に『流言発生に伴う虐殺事件』が抜けてるわよ!」
日本「おっと、忘れていたよ。ありがとうパンちゃん」ニッコリ
韓国「日本があたしに感謝してる!嬉しい!あたしの勝ち!##」
日本「それと、その下に『プロパガンダ利用の防止』も足しておくね」
韓国「何を・・・何を言ってるの」
そのとき、北朝鮮はパニックを起こした。
火山噴火と核兵器の文字に反応したらしい。
北朝鮮「うおおおおお白頭山が!白頭山が噴火するのかぁぁぁぁぁ!」
韓国「キャーーッお兄ちゃんがパニック起こしたぁぁん」
346 :
◆pIxjj4GI1s
[saga]:2016/10/07(金) 22:33:18.06 ID:jEdS9pI50
日本「パンくん落ち着いて、噴火してるのは君の頭のほうだ!」
北朝鮮「ノドン!テポドン!ムスダン!余の怒りだ!ウワァァァン」
北朝鮮は暴れて、妹を突き飛ばして日本を殴った。
ポコンポコンポコン ※殴っている音
韓国「ああ、アメリカ君がいれば・・・サードがあれば・・・」ガクガク
ポコンポコンポコン ※殴っている音
日本「たいして痛くはないが癪だ・・・ヘイトスピーチが言えたなら」
韓国「ヘイトスピーチ反対!」キッ
日本「だろうね」
そのとき、それまで無言だったインドが立った。
インド「うるさい黙れ」
347 :
◆pIxjj4GI1s
[saga]:2016/10/07(金) 22:34:10.26 ID:jEdS9pI50
インド「ブッダがお前に対して微笑んでいるぞ」
インドはポケットから何やらスイッチを取り出し、ONを押した。
ヒュッ・・・!
北朝鮮「えっ 」
日本少年は乱れたシャツを整えて、パソコン操作を続けた。
一同は静かに資料を見た後、白熱した議論を展開した。
北朝鮮少年の座席には、熊のぬいぐるみが置かれていた。
-------------------------
【グループ3:新世界秩序計画会議】
アメリカ「あー、議長は俺がやるからな」
カナダ「イェーイ」
一同はアメリカに拍手を贈る。
パチパチパチ
348 :
◆pIxjj4GI1s
[saga]:2016/10/07(金) 22:35:11.38 ID:jEdS9pI50
アメリカ「今日の議題はこれだ」
・ロシアのクソ野郎
・中国のサバノビッチ
・EUグループのクソ共
・暴走偽善者ドイツ
・ナード日本のイチャモン
・邪悪なムスリム共
アメリカ「こいつらが俺たちの邪魔をするわけだ、異論はないな」
イスラエル「ああ、そいつらは特に悪いゴイムさ」
イスラエル「だが、ここにいる君たちは善いゴイムだよ」
アメリカ「わかってるぜ」
イギリス「善良なるアングロサクソンでぃ」
アイルランド「へへへ」
イスラエルはアイルランドを見て、アメリカに小声で尋ねた。
イスラエル「おい、なんでここに貧乏人がいるんだ?」
アメリカ「つれないこと言うなよ、あいつも俺の友達だぜ?」
アイルランドたちは、アメリカの用意した禍々しいほどに鮮かな色の菓子を食べる。
アイルランド「このグループだとお菓子いっぱい食えるんだろ?」モシャモシャ
イギリス「そうだぞ」クッチャクッチャ
オーストラリア「ぜーんぶアメリカのおごりだ」ムシャムシャ
カナダ(馬鹿ばっか)
349 :
◆pIxjj4GI1s
[saga]:2016/10/07(金) 22:35:50.88 ID:jEdS9pI50
アメリカ「あー、じゃあまずロシアから」
アメリカ「こいつは最大の要注意人物なわけだ、そして強い」
イスラエル「だが貧乏だ」
アメリカ「しかしやっかいなことに、俺たちの企みをいち早く嗅ぎつけるのが奴だ」
イスラエル(俺の計画には誰も気づいていないと思うがな)
ニュージーランド「あいつの言うことを信じる奴なんていんのかよ」
カナダ「皆の前で『アメリカの秩序には従わない!』とか言ってたけど妄言扱いさ」
イギリス「ドイツは実はロシアの大親友だって噂があるぞ」
カナダ「ドイツの恋人のポーランドのほうがやっかいじゃないか?」
イギリス「それでも力があるのはドイツだって」
イギリス「EUグループは実質ドイツの私物だぜ」
アイルランド「うんうん」
オーストラリア「でもドイツぁブルーチームだぜ」
オーストラリア「やっぱロシア込みで危ねぇのはレッドチームの中国だ」
アメリカ「お前、中国と仲良くなかったっけ?」
オーストラリア「ちげーし!くそジャップの嘘なんか信じるなよ!」
イスラエル「中国は成金だからな、気に食わん」
350 :
◆pIxjj4GI1s
[saga]:2016/10/07(金) 22:36:43.93 ID:jEdS9pI50
アメリカ「ところで俺は、ジャップはアジアの裏ボスだと睨んでるんだが」
オーストラリア「ジャップが?まっさかぁ!」
オーストラリア「それだけはありえねぇってwwおめぇが一番わーってるはずだぁ」
カナダ「日本は君に忠実な犬だよ」
アメリカ「ああ、俺もそうだと考えてきたんだが・・・奴は妙なことをするから」
アメリカ「早朝にTakamimusubiとかいう奇妙な悪魔に祈ってやがるし」
アメリカ「デカいカラスに話しかけているのを見たこともある」
アメリカ「中国は奴の何かに警戒している節がある」
アメリカ「奴は宇宙人のスパイかもしれない」
イスラエル「そういえば、俺に『君と僕は遠い親戚かもしれない』とか言ってくるな」
イスラエル「俺の金でも欲しいのかと勘ぐっちまうよ」
カナダ「それってただの変な奴じゃないの?ここは精神病院なんだし」
イギリス「やたら"治療"を連呼するあたり怪しいかもな」
オーストラリア「えー?そっすかぁ?」
アメリカ「放っておいたら、何をしでかすかわからないヤツだ・・・」
アメリカ(常に監視が必要だ)
351 :
◆pIxjj4GI1s
[saga]:2016/10/07(金) 22:37:30.60 ID:jEdS9pI50
イスラエル「それよりも、一番警戒すべきは中東グループのムスリムじゃないかな?」
アメリカ「ああ、そろそろサウジアラビアをぶっ殺す頃合かなとは思ってるんだ」
オーストラリア「ひゅーっわくわくする」
イスラエル「あいつらは卑劣だ、俺の帽子をトイレに投げ捨てたりするし・・・」
カナダ「帽子って皿みたいなほう?黒いツバ付のほう?」
イスラエル「どっちもだ・・・」シクシク
イスラエルが陰湿なイジメの数々を思い出して泣いていると、
少女バルバドスが飲み物を持ってきた。
バルバドス「まぁ!どうしたのイスラエル君!」
イスラエル「いや、なんでも・・・なんでもない」
バルバドス「いいえ、きっと例のイジメっ子共を思い出していたんでしょう?」
イスラエル「違うんだ、そんなくだらないことで泣くわけない・・・」グスグス
バルバドス(キューーーン!///)
バルバドス「温かいお茶飲んで、落ち着いてね」ニッコリ
バルバドスはメンバー全員に飲み物を配る。
352 :
◆pIxjj4GI1s
[saga]:2016/10/07(金) 22:38:22.05 ID:jEdS9pI50
バルバドス「はい、コーヒー」
アメリカ「あんがと」
バルバドス「はい、ホットチョコレート」
カナダ「ありがとう、バルバドスさん」
バルバドス「はい、ミロよ」
オーストラリア(黒人女の入れたやつかよ・・・)
バルバドス「はい、お紅茶ですよ親分」
イギリス「え・・・あ、ああ」(紅茶か・・・)
アイルランド「紅茶だーーっ俺超好きーー#」
全員に飲み物が行き渡った。
しばらくすると、何やら様子のおかしいメンバーが現れた。
イスラエル「んん・・・?何だ・・・なんか、頭がボーッとする」
イスラエル「それになんか変な気分だ・・・///」ボー
バルバドスはイスラエルの首元に手を当てる。
バルバドス「まぁっ大変!本当に熱っぽいわ!」
バルバドス「わたしが!わたしが彼を保健室に連れて行くわね!」
アメリカ「頼むぜ」
353 :
◆pIxjj4GI1s
[saga]:2016/10/07(金) 22:39:11.30 ID:jEdS9pI50
部屋を出て行く際に、バルバドスはアメリカにウインクをした。
アメリカ(一体どんな媚薬を盛ったのか気になるが、それはさて置き・・・)
そのとき、イギリスが頭を押さえて苦しみ始めた。
イギリス「ぐあぁぁっ・・・やめろ、ヤメロォォ」ジタバタ
アイルランド「い、イギリスぅ!どうしちまったんだよ、頭痛いのか?!」アワアワ
イギリス「これは、これは俺の体だぞ・・・嫌だ・・・嫌だぁ」ジタバタ
イギリスはしばらくの痙攣の後、静かになった。
アイルランド「おい・・・イギリスが!やばいよ、医務室に連れて行かないと」
イギリス「その必要はありません」
床に倒れていたイギリスは立ち上がり、何事もなかったかのように席に着いた。
アイルランド「あ!いつものくそったれイギリスに戻っちゃった!」
イギリス「どうも、お間抜けアイルランド君」
アイルランド「ほら見ろ、くそったれだ!」
イギリス「さて、準備は整ったようですね」
アメリカ「ああ、そろそろ薬が回る頃だ」
そこでようやく、アイルランドは周囲の異様さに気がついた。
354 :
◆pIxjj4GI1s
[saga]:2016/10/07(金) 22:40:23.90 ID:jEdS9pI50
アイルランド「な、何だよお前ら・・・何を企んでるんだよぉ・・・」ガクガク
イギリス「ケルトの血が必要でしてね、私の代わりに君が選ばれたのです」ニッコリ
アメリカ「俺、ドイツよりも腕はいいんだぜ」
アメリカはメスを手にして不気味に笑う。
アイルランドはすぐに部屋を出ようとしたが、カナダたちによって出口は封鎖されていた。
そもそも、猛烈な眠気に襲われたために、彼は歩く事もままならなくなっていた。
アメリカ「ウィッカーマンの用意はできた」
世界政府を志す闇の勢力も、一枚岩ではないのだ・・・
と、Godot MacGuffin先生の調書に書かれていたとかなんとか。
-------[人物紹介]--------
インド:反社会性パーソナリティ障害と診断されたため、この学校に送られてきた。
キチガイ学園に来る以前は、レイプ&殺人のセットは当たり前だったと言う。
本人のカーストは並のようだが、格下だと見なした相手にはとことん強く出る。
(キチガイしかいないためか)当校では大人しいほうだが、短気な面もある。
カナダ:自己愛性パーソナリティ障害と診断されて、この学校に送られてきた。
非常に温厚な性格で、周囲の生徒からはなぜ彼がここにいるのか疑問を持たれている。
どこからどう見ても模範生だが、誰もいない場所では恐ろしい一面を出すようだ。
メープルシロップとプーティンが大好きとのこと。
アイルランド:マリファナ中毒と診断されて、この学校に送られてきた。
イギリスのことが大嫌いで、イギリスが酷い目に遭えば彼は心躍るという関係。
熱心なカトリック教徒であり、素行も(当校の中では)模範的である。
バルバドス:キチガイ学園の生徒だと思われているが、実は彼女は清掃等の非正規職員である。
同僚のセーシェルやルクセンブルクたちと共に、キチガイ学園に配属されてきた。
入院してきたイスラエルに一目惚れしたらしく、彼に猛アタックを試みる。
オーストラリアたち同様に、イギリスを親分と呼んでいる。黒人の女の子。
355 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/08(土) 13:31:57.06 ID:7wLV344i0
乙 北朝鮮が人形にwwwwwwwwwwwwww
356 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/10(月) 12:09:38.83 ID:95nD/s1W0
乙
357 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/14(金) 21:56:28.77 ID:JSDl3yyc0
ほしゅ
358 :
◆pIxjj4GI1s
[sage]:2016/10/19(水) 15:26:12.40 ID:0t0gSzl30
すみません、あと3日は更新無理っぽいです・・・
359 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/20(木) 02:34:36.27 ID:nHZl87jN0
つまり3日経っても更新されない場合は
>>1
飲みに危険が及んだってことか
360 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/23(日) 10:14:58.52 ID:Ki1/jWrK0
>>1
の身に何が・・・!
361 :
◆pIxjj4GI1s
[sage]:2016/10/25(火) 19:52:35.23 ID:qpr5W0r70
>>360
すいません、生きてます・・・
明日にはなんとか更新したい・・・
362 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/25(火) 21:03:29.52 ID:+1MT3iK20
舞い踊るための準備体操してくる
363 :
◆pIxjj4GI1s
[sage]:2016/10/26(水) 19:59:55.26 ID:4/g0g0Js0
待ってくださる方すいません
用事が入ってしまったので今日も無理そうです
明日には更新するつもりです
364 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/27(木) 12:41:38.07 ID:Sg1AgEyX0
準備体操するための道具買ってくる
365 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/29(土) 01:50:43.02 ID:KtVfZ+bg0
(´・ω・`)
366 :
◆pIxjj4GI1s
[sage]:2016/10/29(土) 01:56:30.71 ID:NRtABYaS0
本当にすみません
後は人物紹介だけなので、今日中には出せます!
待たせすぎてすみません!
367 :
◆pIxjj4GI1s
[sage]:2016/10/29(土) 11:53:33.54 ID:NRtABYaS0
お待たせしました!前回の更新から3週間も経ってしまいました
前回トルコの人物紹介を忘れていたので今回に回しました
あと、人物紹介の空白スペースが面倒な上にスマホで非常に見づらいので、
今更ながら仕様を変えることにしました
368 :
◆pIxjj4GI1s
[saga]:2016/10/29(土) 11:55:36.09 ID:NRtABYaS0
第15話:見えざる敵を防げ:後編
【グループ4:イスラエル対策会議】
ヨルダン「えーっと、今日の議長を務めるヨルダンですよろしくー」
パチパチパチ・・・
ヨルダン「えー、今日の会議内容はそのまま、イスラエルのいじめ方を考えることだよ」
サウジアラビア「最近マンネリ化してるもんな」
イラン「あいつの帽子、もう隠せる場所がなくなってきてるしな」
シリア「ていうか、あいつにちゃんと効いてるのかな?俺たち優しすぎるんじゃない」
カタール「過去のEUグループのイジメを超えられない感はある」
バーレーン「いや〜あれ常人には思いつかないえげつなさだったし」
クウェート「ジュース注射はないわー・・・なんか打ち上げ花火とかも使ってたし・・・」
イラク「あんだけイジメられたのに形成逆転するとかパネェなあいつ」
ヨルダン「パレスチナ、なんか意見あるかな?」
パレスチナ「・・・」
369 :
◆pIxjj4GI1s
[saga]:2016/10/29(土) 11:56:28.69 ID:NRtABYaS0
満身創痍のパレスチナは、パソコンで文字を打つ。
カチカチカチ・・・
「あいつに半端なイジメは効かない。腹いせに俺が殴られる回数が増えるだけ」
その文面を見て、一同(サウジアラビア以外)は思わず涙ぐんだ。
ヨルダン「そ、そうだよね・・・」ホロリ
モロッコ「あいつ、強すぎるんだよ」ホロリ
エジプト「早く喉、治ればいいな・・・」ホロリ
イラン「畜生!パレスチナのためにもあいつをぶっ殺さないと!」
アラブ首長国連邦「サウジアラビア、何か良い考えを持ってそうだね」
サウジアラビア「はっw顔に出てたか?」
サウジアラビア「いや〜〜ユダヤは潰さなきゃなって考えてただけだ」
サウジアラビアは表情に気持ちを出してしまったことを反省して、
いつもの反笑いを保ちながら考える。
サウジアラビア(アメリカの助けがなくなれば、イスラエルはすぐ殺れるさ)
サウジアラビア(最近のアメリカは目に見えて俺を煙たがっている)
サウジアラビア(俺を潰す計画を、クソな友人達と語らっていることだろう)
370 :
◆pIxjj4GI1s
[saga]:2016/10/29(土) 11:57:19.68 ID:NRtABYaS0
サウジアラビア(今まで俺を利用することも多々あっただろうに、忘恩の野郎め)
サウジアラビア(おそらく―――イラク・リンチの件で俺を責めて金を毟る腹だ)
サウジアラビア(俺は奴に結構な額を貸してる・・・その前にそれを回収するしかない)
サウジアラビア(それをすれば奴だけにとどまらず、全校生徒が痛い目を見るだろうが)
サウジアラビア(知ったことか!皆ジャハンナムへの道連れにしてやる!)
サウジアラビア(だが、まだ言わない―――時を待て)
サウジアラビアは急に真剣な顔になり、勢いよく席を立った。
ヨルダン「サウジ?」
サウジアラビア「・・・」
サウジアラビア「イスラエルの帽子をさ・・・」
ゴクリ
全員が息を呑んで耳をサウジアラビアに傾ける。
サウジアラビア「・・・アフガニスタンの帽子とすり替えようじゃないか」
全員「!!!」
371 :
◆pIxjj4GI1s
[saga]:2016/10/29(土) 11:58:13.98 ID:NRtABYaS0
クウェート「そ、それは・・・そんなことをしたらイスラエルは死んでしまう!!」
カタール「恐ろしすぎる・・・」
シリア「うっわー・・・」
イラン「マジで?確かにイスラエルはどうあがいても殺されるだろうケド」
ヨルダン「待ってよ、帽子をすり替えるのがまず命がけなんだけど?!」
EUグループの過去のイジメを凌駕するサウジアラビアの提案。
簡単でしょぼいように思えるこの方法のどこが恐ろしいのか?
まず前提として、アフガニスタンがかなりヤバい奴であること、
そして、彼が帽子(Pakol、パコール)を愛用して常にかぶっていること、
とにかく、アメリカやロシアも手を出せない梟悪な人物だということがある。
彼の目を掻い潜って、イスラエルの帽子とのすり替えに成功したとしよう。
イスラエルは当然、自分の帽子が別人のものと替わっていることに気がつく。
アフガニスタンの方も同様である。
イスラエルがアフガニスタンの帽子だと気がつかずに怒って捨ててしまった場合、
彼は殺されるだろう。
帽子の持ち主に気がついて、イスラエルがアメリカに助けを求めても、
アメリカは助けてくれないだろう。ロシアも同様である。誰も助けない。
イスラエルがアフガニスタンに帽子を返しに行っても、
怒ったアフガニスタンに恐ろしい責め苦を施されて殺されるだろう。
アフガニスタンの方はイスラエルの帽子だとすぐにわかるだろうから、
自らイスラエルを殺しに出向くのだ。
つまり、イスラエルの助かる道を考えるほうが難しい。
372 :
◆pIxjj4GI1s
[saga]:2016/10/29(土) 11:59:05.40 ID:NRtABYaS0
サウジアラビア「・・・で、そのすり替え悪戦を実行するのは」
サウジアラビア「エジプトだ」ニコッ
エジプト「そんなあ!」ガーン
ヨルダン(よかった、俺じゃなくて)
エジプト「でもでもでも・・・ベリーダンスのDVD送ってもらう予定だし!」
エジプト「それ見るまで死ぬわけにはいかんよ!」
サウジアラビア「安心しろ、音楽も踊りもハラムだから見る必要がない」
サウジアラビア「むしろ見たら目が腐る上にジャハンナムに行くことになるぞ」ニヤッ
エジプト「ハラムじゃない!」
サウジアラビア「 ハ ラ ム だ 」ギロリ
サウジアラビアはシャムシールをちらつかせる。
エジプト「あうう・・・」
果たして死ぬのはエジプトかイスラエルか?
エジプトは無事ベリーダンスのDVDを視聴できるのか?
それはまた別のお話・・・
-------------------------
グループ5は主に中南米グループ、グループ6には阿弗利加病棟の生徒が集まったが、
ゲーム三昧だったり喧嘩三昧だったりでまともに会議を行っていないので、
ここでは詳細を省くことにする。
373 :
◆pIxjj4GI1s
[saga]:2016/10/29(土) 12:00:14.11 ID:NRtABYaS0
-------------------------
【グループ7:スタンっ子倶楽部超会議】
スタンっ子倶楽部、名前に「スタン」の音を持つ生徒達が結成したサークルである。
主な活動内容はゲームやテスト勉強である。
ウズベキスタン「えっとー、今日の司会は俺だよ!」
ウズベキスタン「今日はー、カザフスタンの両親が離婚を回避したことのお祝い!」
ワーッパチパチパチ
カザフスタンがホワイトボードの前に立つ。
カザフスタン「心配させたね、どうやら両親の冷え切った関係は改善されたみたいだ」
カザフスタン「名前がカザフエリになるかと思ったけど、変わらないよ!」
ワーッパチパチパチ
トルクメニスタン「よかったね!メロンの日じゃないけど、メロン持って来たよ!」
タジキスタン「これからもスタンっ子倶楽部のメンバーだ!」
普段はなかなか参加できないメンバーも、祝いの言葉を贈った。
タタールスタン「おめでとう!やっぱりスタンじゃないとな」
バシコルトスタン「おめでとーっ」
ダゲスタン「おめでとう」
上の3人はキチガイ学園の生徒ではなく、
ロシアの従者として交代制で送りつけられている。
374 :
◆pIxjj4GI1s
[saga]:2016/10/29(土) 12:03:15.09 ID:NRtABYaS0
カザフスタン「ありがとう、でも君たちロシア君についてなくていいの?」
タタールスタン「いーのいーの!あいつと居ると気分だだ下がりだし」
ダゲスタン「金で雇われてるだけの関係で、別に友達じゃないし」ボソッ
バシコルトスタン「坊ちゃんが文句言っても、旦那様は妄言だと思って無視するよきっと」
タタールスタン「今日たまたま当番でよかった!」
ウズベキスタン「しぇ〜〜あのロシア君をそんな風に言えるなんてすごいや!」
祝いの様子を少し冷めた目で見る少女が居た。
パキスタン「はぁ、バッカみたい。なんてくだらないことで悩んでるの?」
そこへ、"帝国の墓場"と恐れられる少年・アフガニスタンが彼女に声をかける。
アフガニスタン「お前にはどんな深刻な悩みがあるんだ?ハニー」
パキスタン「誰がハニーよ、死ね!」
アフガニスタン「俺だって嫌だよ、冗談じゃねぇぜ!」
パキスタン「アンタが自分で言ったんじゃないのさ!」
アフガニスタン「だってお前、俺の奥さんかってくらい凶悪女じゃん」
パキスタン「凶悪女って何よ、アンタに言われたかないわ」
パキスタン「あたしだって年頃なんだから、悩みの一つや二つはあるのよ」
375 :
◆pIxjj4GI1s
[saga]:2016/10/29(土) 12:04:04.57 ID:NRtABYaS0
パキスタン「年頃だし、退院したらきっと親に決められた相手と結婚させられる・・・」
アフガニスタン「まさかお前、嫌なのか?」
パキスタン「当たり前でしょ!自分で選んだ人と結婚したいわよ、そりゃ!」
アフガニスタン「じゃあお前、自分の子にも自由に結婚させるのかよ?」
パキスタン「バーカ!そんなことしたらガソリンかけて焼き殺してやるわよ!」
アフガニスタン「だと思った!やっぱりお前はいい女だ」
パキスタン「でしょ?アンタに褒められてもちーっとも嬉しくないけどね!」
アフガニスタン「んだよぉ、アメリカか中国だったら嬉しいのかよ」
パキスタン「バーカね、アンタが嫌いでアメリカと仲良くしてるだけだし」
パキスタン「インドが嫌いで中国と仲良くしてるだけだし!嬉しくもないわ」
アフガニスタン「そういや、さっきインドの奴が例のスイッチを押したってさ」
パキスタン「・・・嘘」
パキスタンは取り乱してアフガニスタンの胸倉を掴む。
アフガニスタンはニヤニヤと笑う。
パキスタン「あいつが?あたしより先にあれ使ったの?」
アフガニスタン「ああ、おかげで北朝鮮が消滅したらしいぜ」
376 :
◆pIxjj4GI1s
[saga]:2016/10/29(土) 12:04:56.66 ID:NRtABYaS0
パキスタン「くそったれ!あたしが先に使うつもりだったのに!」
パキスタンは悔しがって、壁を思い切り殴る。
パキスタン「くそがくそがくそがくそが!ぶっ殺してやるインドめ!」ドンドンドン
アフガニスタン「おいおい、どうせなら俺の殺人トレーニング手伝ってくれよ」
パキスタン「わかってるわよ!・・・あっななな、何言ってるのよ」
パキスタン「アンタと仲良く見えるじゃないの!ちょっとだけだからね」
アフガニスタン「何だお前、俺をまた危険なトレーニングに誘うつもりだな!」
パキスタン「何よ、邪悪なトレーニングに誘ってるのはアンタの方でしょ!」
アフガニスタン「そうはさせるか!」 パキスタン「こっちのセリフよ!」
仲がよかったり突然大喧嘩を始めたりする不思議な関係であった。
アフガニスタン「まぁいい、喧嘩はなしにしてやんちゃタイムにしよう」
アフガニスタンはポケットからやんちゃな物をチラつかせる。
アフガニスタン「メキシコとコロンビアにも後であげよっと」
アフガニスタン「フィリピンにもあげようかな?」
パキスタン「ちょっと、さすがに今はまずいわ。皆がいるもの」
アフガニスタン「えー・・・・・・仕方ないか」ハァ
377 :
◆pIxjj4GI1s
[saga]:2016/10/29(土) 12:06:16.87 ID:NRtABYaS0
彼はしぶしぶやんちゃな物をポケットに戻した。
アフガニスタン(しょうがないから脳内麻薬で我慢しとこう・・・)
彼は目を瞑って、妄想にふけった。危険な妄想である。
彼は金槌を持っていて、アメリカの頭部を思い切り砕いた。
アメリカはよろけたが、彼は素早くアメリカの胸を殴る。
アメリカは即死だが、なおも金槌で殴り続ける。
次にロシアを見つけて―――
・・・これ以上は説明できないような残虐なことを妄想ではやってのけた。
実際理性がなければ、彼は現実でも行動に移すだろう。
彼は気分が著しく高揚して、不気味に笑い出す。
アフガニスタン「ククク…アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \/ \/ \」
そこへ割ってパキスタンが声をかけた。
パキスタン「ちょっと、帽子かしなさいよ」
アフガニスタン「あ!?この帽子は何人たりとも渡さねぇぞ!」
パキスタン「何よ、ほつれてるから直してあげようと思ったのに」
アフガニスタン「ん?・・・ああ、ほんとだ」
パキスタン「ほら、かしなさいよ。アメリカには絶対内緒ね!」
アフガニスタン「しかたねぇなぁ」
パキスタン「しかたないわねぇ」
378 :
◆pIxjj4GI1s
[saga]:2016/10/29(土) 12:11:15.07 ID:NRtABYaS0
ドタドタドタドタ・・・
ガラッ
ベラルーシ「ねぇ!ロシア君知らない!?」
ウズベキスタン「えー?誰か知ってるー?」
タタールスタン「知るわけねーよ!あんな暗くて怖い奴」
ベラルーシ「何で従者が知らないんだよ!もう、何で僕を誘ってくれないの!」
ベラルーシ「ロシアくぅぅぅん!!親友の僕がここに!ここにいるよ!」
ベラルーシはロシアを求めて学校中を探したが、一向に見つからなかったという。
-------------------------
【グループ8:反新世界秩序計画会議会議】
教務室近くの職員専用トイレで、ロシアは便座に座っていた。
ロシア「えー、本日議長を務めるロシアだ。よろしく」
パチパチパチ・・・ ロシア「いいぞー!」 ロシア「ガンバレー!」
ロシアは一人で何役も務めた。
ロシア「この会議は、グループ3の新世界秩序計画会議に反対するものだ」
379 :
◆pIxjj4GI1s
[saga]:2016/10/29(土) 12:12:08.49 ID:NRtABYaS0
ロシア「何か意見のある者は?」
ロシア「はい、議長!」
ロシア「ロシア君、どうぞ」
ロシア「私は潜入捜査によって、奴らの計画書を入手しました!」
ロシア「さすが諜報担当、仕事が速いな」
ロシア「内容を簡単に述べますと、奴らはケルト魔術を使う模様」
ロシア「やはり・・・奴らはイイスス・ハリストスの敵だ」
ロシア「おお、神よ!邪悪なアメリカやEUを正してやってください!」
ロシア「議長、アメリカの手下・日本の奴が金の力で我々を誘惑しますが」
ロシア「ああ、かなり深刻だよな」
ロシア「父さんがお小遣いをくれれば問題は解決するんだがなぁ」
ロシア「我々の父はビタ一文くれませんからね」
ロシア「おかげですっかり貧乏人扱い」
ロシア「だが、日本の誘惑に負けない!秘蔵エロDVD4枚も返さない!」
ロシア「議長、従者のチェチェンが我々を殺そうと企んでいる問題について」
ロシア「うう・・・あいつ、こっちに送られる度に嫌がらせをするんだ」
380 :
◆pIxjj4GI1s
[saga]:2016/10/29(土) 12:12:59.22 ID:NRtABYaS0
ロシア「父さんに何度手紙で訴えても、まともに取り合ってくれない!」
ロシア「ついには弟のイングーシの方も毒されてきたと言うのに」
ロシア「もしかして我々、父に愛されてないのでは」
ロシア「・・・・・・」
ロシア「・・・そそ、そんな、そんなわけ」
ロシア「待って!待ってください議長!」
ロシア「なんだよぉ」
ロシア「偉大なるお父様は、我々を愛してくださっていたのです」
ロシア「これが証拠です!」
ロシアは小包を開けて中身を確認する。
ロシア「これは・・・RS-28!」
ロシア「邪悪なアメリカ達はこれをサタン2と呼んで恐れることでしょうね」
ロシア「フランスなんかは一撃で木っ端微塵に出来る威力です」
ロシア「父さん・・・」
議長は涙を流したので、右手はハンカチで拭いてあげた。
ロシア「わかったよ、父さん」
ロシア「俺はこれを使って邪悪なアメリカ達を駆逐するよ!」
こうして、会議は終了した。
381 :
◆pIxjj4GI1s
[saga]:2016/10/29(土) 12:13:56.42 ID:NRtABYaS0
>>>>>>>【ボーナスステージ】!!!!!!!
北朝鮮「うーん・・・ハッ!」
北朝鮮少年が目を覚ました。
なぜか彼はパンツ一丁で外に居た。
彼は思わず乳首を手で隠して、あたりを見回す。
北朝鮮「ボク・・・じゃない、余はなぜパンイチなんだ!?」
北朝鮮「ややっ、それにしても・・・ここは、学校の外にじゃないか!」
彼はキチガイ学園の防壁の外に出てしまったようだ。
これは、ブッダの微笑みのご利益なのかもしれない。
北朝鮮「改めて思うけど、監獄みたいな学校だよなぁ」シミジミ
北朝鮮「やった!あの恐ろしい世界から脱出できたぞ!」
北朝鮮「どうやら、余はついに縮地の術を体得したようだな」シシシ
※縮地法とは、道教における瞬間移動のような方術である。
この術は、北朝鮮の歴代将軍が使えることで国民には知られている。
『将軍様、縮地法を使う』という歌を参考すべし。
北朝鮮「余はついに、白頭神秘の術を体得したぞ!やっほーい!」
喜ぶのも束の間、彼は武装した特殊部隊に囲まれていた。
隊員「手を挙げろ!妙な動きをしたら即撃つ!」
北朝鮮「ヒエェェェ」
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