セーラ「うんコマ劇場Cやで!」爽「マジで」

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/24(日) 20:46:20.22 ID:RceW4n2k0


その37.〜イソップ寓話「北風と太陽と便器」の巻〜


昔々、ある所にそれはそれはドエロな神様が二人おりました。

一人は、風を操る風神「北風」であり、もう一人は光を操る天空の神「太陽」でした。

二人の趣味は共通していて、女子高生の服を脱がすことでしたが、そのやり方については少し考えが違いました。


北風(爽)「ククク・・・ なんといっても、嫌がる女の子の身ぐるみをムリヤリ引っぺがす… あの時の興奮といったらそりゃもう… 我を忘れるほどだぜっ!」ゲスススススゥ・・・

太陽(久)「あら、あなた分かってないわね。 いい? 恥ずかしがりながらも、自発的に服を脱いでいく女の子をゆっくり鑑賞する… それこそがエロスの極みってものよ?」フフン


お互いのフェティシズムについて議論を交わす二人の前に、一人の少女が現れました。


宥「クロちゃんの便秘が全然治らないよぉ… 早くイチジク浣腸買ってこないと…」トコトコ



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1461498380
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/24(日) 21:00:13.17 ID:RceW4n2k0

・爽「獅子原爽のトイレ探訪記!」ユキ「行ってらっしゃい」(千里山〜鹿老渡編)  
 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1454750353/
 の番外編

・1作目→セーラ「うんコマ漫画やで」爽「いいね!」
     http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1440279360/

・2作目→セーラ「うんコマ漫画Aやで」爽「なるほど」
     http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1442960250/

・3作目→セーラ「うんコマ漫画Bやで」爽「よっしゃ!」
     http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1454244055/

・意見、文句、支援、非難、叩き、荒らし、乗っ取りetc.なんでも歓迎、だけど批判多き場合は途中で閉じます。

・今回は四コマ漫画というよりは、童話や昔話、神話などをパロったトイレ・うんこ話を劇場風にお届けします。 いままで通りちんたらちんたらテキトーに続きます。
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/24(日) 21:22:02.21 ID:RceW4n2k0

久「あら、あのコかわいいわね。 どう?北風さん? こうして議論してるだけじゃラチがあかないから… どちらが先にあのコの服を脱がすことができるか、勝負しない?」

爽「おう、おもしろいじゃねーか。 その勝負・・・ノッたぜ!」カッ

久「あなたが先攻でいいわよ」

爽「よっしゃ! 一瞬でフルヌードにしてやるぜ… オッラアアアアァァッ!!」ビュッゴオオオォ―――ッ!

宥「!?」
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/24(日) 21:29:40.78 ID:RceW4n2k0

 ヒュゴオオォォ―――――ッッ!!


北風はその口から猛烈な突風を吹き起こし、少女の服を脱がしにかかりました。

しかし・・・


宥「う、は、はわわわわ… すごい風だよぅ… でも、クロちゃんのために、早く浣腸買いにいかないと…!」ググググ・・・


その少女は両手でしっかりと上衣をおさえ、両足を踏みしめて前進し、どんなに風が強く吹いても全くひるむ様子もありません。


爽「ふ、ふぅ、ふうううぅ〜〜〜・・・! ち、ちくしょう! あのコ意外とガードかてぇな… やっべ、息吹き過ぎて酸欠で頭クラクラしてきた…」フラフラ

久「フフ… じゃ、私の番ね」ニタリ
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/24(日) 21:36:19.22 ID:RceW4n2k0

久「さぁ、いいコだから、私にあなたのキレイな肌を見せてちょうだい・・・!」ピカアァァ―――ッ!


太陽がMAXまでその輝きを増し、灼熱光線が大地をギラギラと照りつけ、みるみるうちに気温が上がっていきます…!

ところが、


宥「・・・あ、なんだか、ちょっとあったかくなってきた… ふぅ、これぐらいならちょうどいいかも♪」テクテクテク


熱帯の如き強烈な太陽光が降り注いでいるといるというのに、なんとその少女はマフラーすら脱がずに、元気に歩き始めてしまいました。


久「え? はれ? どうなってんのこれ・・・ もう真夏の暑さだっていうのに、あのコどうして何も脱がないの?」
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/24(日) 21:41:19.24 ID:RceW4n2k0

爽「結局両方ダメだったな… 今回は引き分けだな」

久「そうね。 あーあ、あのコのストリップ、見たかったんだけどな…」


二人の神様があきらめて、その場を立ち去ろうとした、その時・・・!

道の脇から、妖しげな声が少女に向かってかけられたのです。


?「もし、そこのお若い方・・・ ちょっと待ってくれんかのう?」

宥「え?」
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/24(日) 21:50:50.63 ID:RceW4n2k0

少女に向かって声をかけたのは、最新式ウォシュレットを備えた洋式便器でした。


便器(いちご)「どうやら先を急いでいるようじゃが… 急がば回れとはよう言うたもんじゃ。 ここらで一発、スカッとうんこしていったらどうかのう?」

宥「……」


天使のような笑顔で少女に微笑みかける洋式便器(いちご)・・・

確かに、少女は、自らの下腹部に不穏な圧力をかけて迫り来るモノを感じていました。


宥(薬屋さんまではまだ遠い… 確かに、ここでうんこをしておいた方が、いいかも…)

いちご「どうじゃ? ちゃちゃのんの便座はポカポカあったかくて気持ちよいんじゃぞ〜?」ニコニコ

宥「あ、そうなんですか? それじゃ、お世話になりますね♪」ヌギッ!


久「!? ちょっと! あのコ、いきなりパンツを脱いだわよ…?」

爽「な、何をォ…? 一体何が起きてるんだ?」
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/24(日) 22:14:19.01 ID:RceW4n2k0

宥「ふぅ―― っむぅ・・・」ブリブリブリィ・・・


爽「お、おいおいマジでどうなってんだよ…? 私たちがいくらやっても何も脱がなかったあのコが、尻を丸出しにして自分からアイツに密着させてる…!」

久「く…! なんて羨ましい…! こ、これは、一体、どんなトリック…?」


さらに・・・


いちご「さぁ、仕上げじゃぞぉ〜〜…♪ww」プシャアアアアアァァ・・・・!

宥「あ、あ、はあぁん! キモチイイヨォ・・・///」


久「うぇ? ちょ、アイツ、あのコのお尻の穴を洗い出したわ…?!」

爽「ま、マジか…? クソォ! なんて極悪非道なプレイを…!」ギリッ


 ジャッバアァァ〜〜〜・・・・・


宥「ありがとうございます便器さん! おかげでとってもスッキリしました♪」ペコリン

いちご「気をつけてなぁ〜」テカテカ


少女がその場を去ると、すぐさま北風と太陽は便器のもとへと走りよりました。


爽「お、おいおいお前! さっきのはどういうワケだよっ! なんであんなに簡単にあのコはパンツを脱いだんだよっ?」

久「しかも、自分からお尻を突きつけてくるなんて・・・ 一体、どんな魔法を使ったのよ?」

いちご「フフフ… ええか? 人間は誰しも、“うんこ”というものをするんじゃ… そこにつけこめば、パンツを脱がすくらい造作もないことなんじゃぞぉ…」クックック・・・

爽「うんこ…? そ、そうか、その手があったか…!」

いちご「デュフフフフ… ちゃちゃのんにかかれば、どんな麗しいガードのカタいお嬢さんも、イチコロじゃ…! ちゃちゃのんは今まで、何千人ものすばらなお尻を堪能してきたんじゃぞ…!」グフォフォフォフォォ・・・

久「くっ! いいわね… は〜あ〜… 私、なんで太陽なんかに生まれてきたのかしら… 私も便器に生まれてくれば良かったわ…」

爽「チキショウ…! 私も… 次生まれ変わるときは、絶対便器になってやるっっ!!」


二人の神は自らの運命を呪い… 便器に弟子入りして脱がしのテクを磨こうとしましたが、結局無駄な努力となり、いかに便器が他を超越したレジェンドであるかを思い知りましたとさ。



(カン)
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/24(日) 22:32:37.15 ID:RceW4n2k0

その38.〜「もらせメロス」(前編)の巻〜



 ザワザワ・・・  ガヤガヤガヤ・・・  ザワザワザワァ・・・・


校内にあるイチョウ並木が黄色く色づき始めた10月のある日のこと、有珠山高校では、全校をあげての文化祭が催されていた。

そして、多くの観客が集まっている講堂の壇上に、麻雀部部長、桧森誓子が立った…


誓子『皆様、大変長らくお待たせいたしました。 これより、各文化部による演劇大会を始めさせて頂きます。』

誓子『トップバッターを務めますのは、この夏、インターハイでベスト8にもなった、麻雀部メンバーによる劇です。 実は、インハイで知り合った全国の高校生たちにも、助っ人に来て頂いてます』

誓子『みんなで部活の合い間を縫って、一生懸命練習しました。 どうぞ楽しんでいって下さいね♪』

誓子『では、始めます。 あの太宰オシャムの名作・・・ 「もらせメロス」です。 どうぞ!』


 パチパチパチパチパチパチ・・・


大して多くもない拍手の中… その、恐るべき幕は、ゆっくりと開いていった…





10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/24(日) 23:00:17.70 ID:RceW4n2k0


メロスは激怒した。 必ず、かの邪智暴虐の王を除かなければならぬと決意した。


それは、メロスが妹の結婚式のために、花嫁衣装やら祝宴の御馳走やらを買いに、はるばる山を越えてウスザーン村から王のお膝元である都サッポロへとやって来た日のことであった。

まず、食料を買い集めたメロスは、都の大路をぶらぶらと歩いた。
メロスには竹馬の友があった。 ユアーンティウスである。
今はこの都サッポロで、服飾デザイナーとして働いていた。
メロスは、オーダーメイドで作ってもらった花嫁衣装を譲り受けに、その友をこれから訪ねに行くところであった。

しかし、その途中で、メロスは鬼太郎のような髪型をした少女が道端でサメザメと泣いているのを見つけ、声をかけた。


爽(メロス)「ヘイ彼女ォ! どったの? ほら笑って笑って! こんなにかわいいホッペちゃんが困ってるぜ?」ナデナデ

女好きのメロスは馴れ馴れしくその少女の頬をなぜてあげたが、彼女は泣き止むことなく、こう言った。

ナルカ「王様が、美少女のうんこを集めているのです」

爽「え、なんで?」

ナルカ「お金になるからだそうです。 実は私も今夜、城へ行って、多くの観衆の前で排便をしなくてはいけないのです」

爽「ナンダトォ…? たくさんのうんこを集めているのか?」

ナルカ「はい、このホッカイドー国の美少女は皆、城に連れてかれました。 そこで毎晩開かれるうんこオークションに出演させられているのです。 この国一番の美少女と噂される琴似栄のヨシダさんも連れていかれました」

爽「なんと、驚いた。 国王はスカトロマニアか?」

ナルカ「いいえ、国王自身はそういった趣味はないそうですが、美少女のうんこを他国へと売りさばいて国の収益としているそうです。 しかし、うんこ要員としてかり出される私たちは、人前でうんこしたり、自分のうんこを徴収されたりするのが嫌でたまりません」


聞いて、メロスは激怒した。


爽「なんてうらやまけしからん王だ! この国中の美少女うんこを集めてウハウハ言ってるとは…!」

爽「しかも、この国の美少女といったら、まずは私に声をかけねーとおかしいだろ! 愚かな王はこの私が成敗してやるぜ…!」

ナルカ「え、いえ、だから王自身がスカトリアンなわけでは・・・」


メロスは人の話を聞かない女であった。
まだ話している少女の言葉を無視し、スタスタと王城に入っていった。

たちまち彼女は兵士たちに捕えられ、懐から短剣が出てきたので、騒ぎが大きくなってしまった。
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