武内P「信頼していただけるのは嬉しいですが…」

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287 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/07/18(月) 22:24:47.03 ID:NBAC0+oPo
きらり「で、でも…はっきりしない気持ちでアイドルやってたら…Pちゃん、がっかりしないかな?」

杏「んー?それは…」

きらり「それは…?」

杏「杏、プロデューサーじゃないから分かんない」

きらり「あ…う、うん、そうだよね…」

杏「杏じゃわかんないからー、プロデューサーに直接聞いちゃえばー?」

きらり「うぇ!?」

コンコン

きらり「!」
288 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/07/18(月) 22:26:20.73 ID:NBAC0+oPo
ガチャ

武内P「ただいま戻りました」

きらり「あ、Pちゃん!」

杏(うん、概ね予想通り、我ながら完璧なタイミング)

武内P「双葉さん、諸星さん、まだ事務所にいらっしゃったのですね」

杏「ほら、聞くなら今しか無いんじゃないのー?」コソッ

きらり「えっ?で、でも…」アセアセ

杏「だいじょーぶだって、思ってる事そのままぶつけちゃえば、意外に何とかなるもんだよ」

きらり「…杏ちゃん…うん、きらり、頑張ゆ!」

武内P「どうか…されましたか?」

きらり「Pちゃん!」ガタッ

武内P「は、はい、なんでしょうか…?」
289 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/07/18(月) 22:27:32.93 ID:NBAC0+oPo
きらり「あのね!きらり、いまから、ちょっとよくわかんない事ゆっちゃうかもだけど」

きらり「でも…」

きらり「笑わないで…聞いてね?」

武内P「!」

武内P(この…真剣な目…)

武内P「はい、わかりました…」
290 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/07/18(月) 22:28:37.11 ID:NBAC0+oPo
きらり「きらりね、アイドル、すぅっごく楽しんでるよ」

きらり「ファンの皆にも、アイドルの皆にも、Pちゃんにも、すっごく感謝してゆ…けど」

きらり「たまに…分かんなくなっちゃうの」

武内P「……」

きらり「ステージとか撮影とか、全力でやってるはずなのに、ちょーっとだけ、モヤモヤすゆの…」

きらり「それでね…?『きらり、このままでいいのかなー?』って考えちゃうの…」

きらり「Pちゃん…こんな気持ちで…アイドルやるの…ダメかなぁ?」

武内P「……」
291 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/07/18(月) 22:31:22.91 ID:NBAC0+oPo
武内P「諸星さん…私には、あなたの言う『モヤモヤ』が…一体何を指すのか…推し量りかねます…」

武内P「そのモヤモヤと言うものについて…詳しく触れないという事は…きっとそれは…私に、言いづらい事でもあるのでしょう」

武内P「しかし…と言うべきでしょうか…」

武内P「私は…今はそれでも…良いのだと思います」

きらり「!」

きらり「ほ、ほんとに?」

武内P「…自分の求めるものが何なのか、自分が果たしてどうありたいのか…分からなくなってしまうことも、確かにあります」

武内P「暗雲に阻まれ、道を見失いかけることもあるでしょう」

武内P「しかし、例え雲に隠れようとも、星は常に…そこに輝くものです」
292 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/07/18(月) 22:33:02.54 ID:NBAC0+oPo
武内P「諸星さん…いつも真っ直ぐで、輝くような笑顔のあなたは…とても、魅力的で、素敵だと思います」

武内P「私はいつまでも、あなたに…そんな笑顔で居てほしいと思っています」

武内P「…迷う事があろうとも、時に立ち止まることがあろうとも…あなたはあなたの行くべき道を考え、選び、歩いてください」

武内P「そして…そこに、共に歩む仲間が居る事も…忘れないでいてください」

武内P「…私たちは、あなたの味方です、今すぐでなくとも…諸星さん、あなたが望むなら、いつでも貴女の力になりますし、なりたいと思っています」

きらり「Pちゃん…」

武内P「私から言える事は…以上です…」

武内P「…申し訳ありません…自分の思いを伝えるという事が…不得手なものでして…」

武内P「上手く…伝わっていればいいのですが…」サスリサスリ
293 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/07/18(月) 22:35:01.11 ID:NBAC0+oPo
きらり「……」フルフル

武内P「あ、あの…諸星さん…?」

きらり「Pちゃぁあん!!」バッ

武内P「ッ!」

杏(おおー、受け止めた、流石プロデューサー)

きらり「えへへ…」ギュウ

武内P「諸星さん…どうされましたか…!?」

きらり「きらり、今、とーーーってもはっぴはっぴだから、Pちゃんにもおすそ分け!」
294 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/07/18(月) 22:37:37.87 ID:NBAC0+oPo
きらり「ねぇ、Pちゃん!」パッ

武内P「は、はい…」

きらり「きらりを見つけてくれて、ほんとにありがとう!」

きらり「きらり、精一杯キラキラなアイドルできるように、頑張るね!」

きらり「だから、これからも…よろしくおにゃーしゃー!」

武内P「……」

武内P「はい…!こちらこそ、よろしくお願いします」
295 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/19(火) 00:17:09.26 ID:EHKHxluAO
これが、尊いってやつか…
296 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/19(火) 00:37:23.73 ID:FHfmO7gXo
きらりは良い子だねぇ…
297 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/19(火) 02:20:53.85 ID:bCr+FnE/O
このポエムぶり
298 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/19(火) 10:45:30.44 ID:CxvkEfzL0
ポエム師範「流石は武内Pなんですけど…(机下に引き籠りながら)」
299 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/20(水) 21:02:28.64 ID:eqE6QRjs0
約一カ月ぶりか
嫌な予感がしていたから続きがきてくれて嬉しい
300 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/07/22(金) 03:44:51.48 ID:rR1FJaDfo
OMAKE 杏と武内P その後

武内P(その後、諸星さんは『今日は歩いて帰りたい気分』との事でご帰宅されました)

武内P「双葉さん…この後、ご予定が無ければお送りいたしますが」

杏「んー、あんがとー」グテー

武内P(随分お疲れのご様子ですね…)

武内P「…お疲れ様でした、完璧な仕事だったと、先方からも伺っております」

杏「もー、杏にこんなに働かせるなんて…過労で倒れちゃうよ」

杏「働いた分だけ休暇、はよ」

武内P「……検討しておきます」サスリサスリ
301 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/07/22(金) 03:47:59.51 ID:rR1FJaDfo
武内P「…本日はありがとうございました」

杏「だからー、お仕事のお礼はお休みでよろしくー」

武内P「いえ、仕事のことではなく…」

杏「んぇ?杏、なんかお礼言われるような事したっけ?」

武内P「諸星さんのお悩みを…聞いてくださっていたようなので」

杏「!」

武内P「諸星さんが私に相談して下さったのも、そのお陰なのではないかと…思いまして」

杏(妙な所だけ鋭いんだよねぇ…)

杏「杏、そんな大したことしてないよー?」

杏「いつもみたいにダラダラしながら思った事言ってただけだしねー」
302 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/07/22(金) 03:50:00.06 ID:rR1FJaDfo
武内P「確かに、双葉さんは…お休みを何より大事にされ…時にはやる気のないようなそぶりを見せる事もありますが」

武内P「しかし、その実、周囲の皆さんに気を配ってくださっています」

武内P「CIの他のお二人も、CPの皆さんも、そして私自身も…そのお気遣いと泰然自若とした様子には、大いに助けられています」

武内P「そこが双葉さんの魅力の一つでもあり…」

杏(…うー、なんなの、これ…いきなりこんなド直球で来られると…なんかこそばいよ…)ムズッ

杏(杏、可愛がられたり良く言われたりするの、慣れてるはずなのになぁ…)
303 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/07/22(金) 03:50:25.13 ID:rR1FJaDfo
杏「あのさぁ…」

武内P「はい…?」

杏「そういうの、直した方が後々のためにいいと思うけど…」

武内P「何か…失礼な事を申し上げてしまったでしょうか…?」

杏「…あー、もう、なんか…いいや…はぁ…自覚なしのがプロデューサーらしいっちゃ、らしいしね…」

武内P「…?」サスリサスリ
304 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/07/22(金) 03:51:17.61 ID:rR1FJaDfo
武内P「それでは車を回しますので、通用口までお越しください」

杏「ん、ちょい待ち」

武内P「はい?どうされましたか…?」

杏「杏、今日すっごい疲れちゃったからさ〜、もう歩くのも億劫なんだよね〜」

武内P「は、はぁ…それではどうすれば…?」

杏「だから〜、杏のことおぶって行ってよ〜」

武内P「ふ、双葉さん、それは…」

杏「いいじゃん、わざわざ別々に行かなくたって、一緒に行っちゃえばさぁ」

武内P「しかし…」

杏「あーあー…疲れちゃったなぁ〜、あんなキツイ番組に出されるなんて、夢にも思ってなかったからなぁ〜」

杏「……」チラッチラッ

武内P「……はぁ」サスリサスリ

武内P「……わかり…ました」
305 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/07/22(金) 03:52:56.53 ID:rR1FJaDfo
武内P「…それでは、どうぞ」

杏「ん、よいしょ…」ヨジヨジ

杏「よし、おっけー」

武内P(こんな所を誰かに見られたら…いや…ただおぶっているだけですし…あまりにお疲れのようなのでと、事情を話せば…)

杏(なんか防御発揮値下がってるな〜…スパッと断られると思ってたけど…)

杏「おー高い高い…」

杏「ちょっと硬いけどなかなか悪くない乗り心地だよ」

武内P「……では、歩きます」

杏「うむ、よきにはからえ!」
306 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/07/22(金) 03:53:37.11 ID:rR1FJaDfo
武内P「……」スタスタ

杏「……」ユサユサ

杏「なんかさ…プロデューサー…ちょっと変わったよね」

武内P「…そうでしょうか?」

杏「なんか全体的に柔らかくなったっていうか」

杏「ちょっと前だったらさ…絶対こんなことしてくれなかったでしょ」

武内P「……」

杏「まぁ、杏としてはその方が接しやすくていいんだけどね」
307 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/07/22(金) 03:54:42.96 ID:rR1FJaDfo
武内P「自分の事というのは…よく分からないものですが…」

武内P「良い方向に変わっているのだとしたら…それは、皆さんのお陰かと」

杏「んー、まぁ、そだねー、CPの皆の影響は、ちょっと…大きいかもね」

武内P「双葉さんのそういう率直な所は…美徳だと思います」

杏「でも、それはCPの皆も同じだと思うけど」

杏「プロデューサーと会って、皆も随分変わったと思うよ」

杏「そこまでながーい付き合いって訳じゃないけどさ、なんとなくそんな感じするよ」

武内P「いえ、私はそのような…皆さんに影響を与えられるような大した人間では…」

杏「そういう自己評価の低い所は変わらないね、謙虚って言うのかなんていうのか…」

武内P「性分ですので…」
308 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/07/22(金) 03:55:42.57 ID:rR1FJaDfo

―――
―――――

杏(この良い感じの揺れと温かみが…心地よくて…ますます眠くなって…きた…)ウトウト

杏「ん…ぷろでゅーさー…杏、もう寝るから…あとは適当に車に放り込んで、家に着いたら…起こして…」

武内P「ふ、双葉さん…!?」

杏「ぅ…ん……」ムニャムニャ

武内P(ほ、本当に寝てしまわれましたか…)

武内P(子供ができたら…こんな感じなのでしょうか…)

武内P(起こさないように、静かに行きましょう…)


?「あれは……?」
309 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/22(金) 05:25:07.56 ID:E/RPWC6j0
ふーん
310 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/22(金) 07:38:08.71 ID:06x1buwJ0
ふふーん
311 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/22(金) 08:09:22.84 ID:WgRbcXmTO
フンフフー
312 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/22(金) 09:09:53.84 ID:vw8duAVDO
フレデリカー
313 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/22(金) 09:36:15.91 ID:TAOs/bCyo
ダー、確かめるために、私と……アー、子作り?して確かめましょう
314 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/22(金) 12:04:52.91 ID:JRkOJq4KO
おそロシア
315 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/22(金) 21:41:23.19 ID:rQVLXneUO
 【このスレは無事に終了しました】

  よっこらしょ。
     ∧_∧  ミ _ ドスッ
     (    )┌─┴┴─┐
     /    つ. 終  了 |
    :/o   /´ .└─┬┬─┘
   (_(_) ;;、`;。;`| |
   
   【放置スレの撲滅にご協力ください】  
   
      これ以上書き込まれると

      過去ログ化の依頼が

      できなくなりますので

      書き込まないでください。


            SS速民一同
 【糞スレ撲滅にご協力ください】
316 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/23(土) 00:22:50.20 ID:374ZJ4rAo
317 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/23(土) 11:16:31.15 ID:0qgsQ29U0
318 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/23(土) 17:05:23.98 ID:tNqAW669O
319 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/24(日) 17:37:31.85 ID:Xrr+H3RIo
320 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/24(日) 18:29:33.02 ID:kRjon0bZo
321 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/24(日) 18:35:15.83 ID:QwA1slnTo
322 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/07/25(月) 02:58:24.61 ID:PGMHfXjNo
OMAKE 杏と武内P その後の後

車中

武内P「……」チラッ

杏「……」スピー

『なんかさ…プロデューサー…ちょっと変わったよね』

『全体的に柔らかくなったっていうか』

武内P「……」

武内P(私が…変わった…?……私は……変わる事が、出来たのだろうか?)

武内P(あの頃と比べて…前に…進めているのだろうか…)

武内P(聡明な双葉さんの言う事だ…決して…間違いではないのだろう…)

武内P(……しかし、もし、そうだとしたら…私は…)
323 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/07/25(月) 02:59:01.44 ID:PGMHfXjNo
杏「いやだぁ…離せぇ…」

武内P「!」

杏「あんずは…はたらかない…ぞぉ…」ムニャムニャ

武内P「寝言、ですか…」

武内P「…何とも、双葉さんらしいですね」クスッ

武内P「……」

武内P「双葉さんの家までは…もうすぐですね…」
324 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/07/25(月) 03:01:17.31 ID:PGMHfXjNo
武内P「双葉さん、到着しました」

杏「う…んん…」ムニャムニャ

武内P「双葉さん、起きてください、双葉さん」ユサユサ

杏「ん…んんー…」カクカク

武内P「双葉さ…ん?」

杏「飴…甘い…」ムニャムニャ

武内P(涎が…口元から垂れてしまいそうですね…揺らすのは止めて…)

武内P(確かこの辺りにティッシュが…あった)ゴソゴソ

武内P(これで拭き取りましょう…失礼します)ソッ

杏「飴…もっとー…」アーン

武内P「えっ」

パクッ
325 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/07/25(月) 03:05:15.28 ID:PGMHfXjNo
武内P「ふ、双葉さん!?」アセッ

武内P(ティッシュごと私の指が…!?ど、どうすれば…無理に引き抜いては爪などで傷をつけてしまう可能性が…)オロオロ

杏「んー?この飴なんか…外がザラザラで…中が…ぷにぷに…?」レロッ

武内P「!?」ビクッ

杏「う゛ーん…変な味…?」レロッ ピチャッ レロレロ

武内P「ッ!?」ゾクゾクッ

武内P(この感覚は…色々と不味い…!)

武内P「双葉さん!双葉さん!!起きてください!!」

杏「うーん、うりゅひゃいなー……」パチッ

杏「って…ふぇ……?」

武内P「……」

杏「……」
326 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/07/25(月) 03:07:35.66 ID:PGMHfXjNo

――
―――

武内P「どうぞ…この水で…口をゆすいでください…」

杏「ん……ありがと……」

武内P「…何と言いましょうか…申し訳ありませんでした…私が余計な事をしなければ…」

杏「べ、別にいいよ…こっちこそ…なんかゴメン」

杏(流石の杏もこれは少し恥ずかしいけど…)

武内P「いえ…」

武内P「その…それでは…まだ事務所に用があるので…失礼します」

杏「あ、あのさ!」

武内P「!」

杏「杏、別に気にしてないから、えーっと…」

武内P「はい、お気遣い…ありがとうございます…では」

杏(『お気遣い』…バレてるなぁ、これは…本当、変な所だけ鋭いんだから)
327 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/07/25(月) 03:08:48.40 ID:PGMHfXjNo
杏 自室

杏(あの、杏が目を覚ました時の、プロデューサーの顔…)

杏(なんか我慢してるみたいな…すごく焦った顔……)

杏(くすぐったかったのかな…それとも……)ポフッ

杏(………)カァァ

杏「ぬわぁぁああああ!!もう!しばらく忘れられそうにないって!あんな顔ぉ!!」ゴロゴロ

OMAKE おわり
328 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/25(月) 06:33:33.12 ID:Ndh/S4ps0
プリクラースナ!
寝たふりをして涎をたらせば、プロデューサーの指を……フフッ
329 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/25(月) 07:18:37.26 ID:aIOJVtL5o
かわいい
330 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/25(月) 19:29:19.37 ID:zq5HkDdWo
おつおつ
相変わらずキャラの台詞というか口調が脳内再生半端ない
331 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/26(火) 16:27:34.45 ID:fJ2YZ/g60
なんでCoの人たちはいろんなスレに書き込めれるのでしょうか?
332 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/30(土) 12:10:14.96 ID:7ihAf+izo
ふーん、なんで渋谷さんの出番が無いのかな?
333 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/31(日) 16:38:57.16 ID:MsCUJzEBo
乙です
334 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/10(水) 20:22:19.26 ID:UKTlXATh0
待ってるよ
335 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/10(水) 22:37:03.86 ID:1qWwyFDLo
素晴らしい 今なら人にやさしくできそうです
336 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/22(月) 00:22:21.81 ID:y8DBcXkSO
また貴重な>>1が亡くなってしまったか
337 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/08/26(金) 05:57:52.98 ID:b5sWyQLoo
346カフェ

武内P「……」

美嘉「プロデューサー!」

武内P「城ヶ崎さん…おはようございます」

美嘉「ごめんごめん、待った?」

武内P「いえ、私も今来たところです」

美嘉「撮影、思ったより押しちゃってさ」
338 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/08/26(金) 06:00:23.18 ID:b5sWyQLoo
武内P「そうですか…こちらこそ申し訳ありません、お忙しいところにお呼びたてをしてしまい」

美嘉「いいって、ちゃんと気、遣ってくれてるしねー」

武内P「…」

美嘉「今日はこの後、仕事入ってないし」

美嘉「どうせスケジュール調べて空きの多い日に呼んでるんでしょ、アンタのことだから」

武内P「それは…はい、極力ご迷惑にならないようにと…担当の方にお聞きになりましたか?」

美嘉「ううん、なんとなくそうかなーって」

武内P「そうですか…」
339 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/08/26(金) 06:01:49.97 ID:b5sWyQLoo
美嘉「それで、今度は何の相談?またみりあちゃんの事?」

武内P「いえ、本日は…」

菜々「美嘉ちゃんにプロデューサーさん!こんにちは!」

美嘉「あ、菜々ちゃん、やっほー、今日はバイト?」

武内P「安部さん、おはようございます」ペコリ

菜々「たまたまスケジュールが空いてる日にヘルプ頼まれちゃって…まぁ、このお店にはお世話になってますからねー」
340 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/08/26(金) 06:02:28.10 ID:b5sWyQLoo
菜々「ところで…」チラッ

武内P「?」

菜々「今日はお二人でお食事ですか?いいですねー」

武内P「いえ、城ヶ崎さんに少しお話があるもので…」

菜々「そうなんですかー」
341 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/08/26(金) 06:03:27.32 ID:b5sWyQLoo

菜々「でも、プロデューサーさんと美嘉ちゃんって、仲良いですよね」

美嘉「えっ!?そ、そうかな?」

菜々「はい!なんというか、お二人の間の雰囲気がいいというか、どことなく親しげというか」

武内P「そうでしょうか…?」

美嘉(ま、周りからはそんな風に見えてたんだ…)ドキドキ
342 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/08/26(金) 06:04:46.33 ID:b5sWyQLoo
菜々「ナナはあんまりプロデューサーさんと付き合い長いってわけじゃないからアレですけど、人伝にプロデューサーさんって馴れるまでちょっととっつき辛いって聞いてたものですから」

菜々「こんな風に仲睦まじくお話してるのが意外というか微笑ましいというか…」

武内P「とっつき辛い…やはり私は人にそのような印象を与えてしまっているのですね…」ズーン

菜々「あ、ああ!ごめんなさい!そういう意味で言ったんじゃないですよ!?ほら、ナナだって普通に話せてますし、まぁ、それは人生経験の差ってやつかもしれないですけど」

美嘉「人生経験…?菜々ちゃんって高校生だよね?」

菜々「あっ!そ、そうですよ、ナナはJKなんですよ!?いたいけなJKとも普通に話せてるんですから自信持ってください!ね!?」

武内P「……はぁ、ありがとう、ございます」サスリサスリ
343 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/08/26(金) 06:05:49.08 ID:b5sWyQLoo
菜々「あとは、とっつき辛いっていっても『馴れるまで』って言ってましたから、その娘も」

菜々「馴れたらかわいいところもカッコいいところもあるとも言ってましたねー、ふふっ」

武内P「そうですか…」

武内P(か、かわいい…?)

武内P「それにしても私と城ヶ崎さんが親しげに見える…ですか」

菜々「はい、とっても♪」

美嘉(そっちの話題触れるんだ…)ドキッ

武内P「………」

武内P「…そうですね…もしかしたら、そういう風にみられるようなところも、あるのかもしれません」サスリサスリ

美嘉「!」

美嘉(え!?なにこの反応!?てっきり「私としては、そのようなつもりは全くないのですが…」とかいうかと思ってたのに)

武内P(城ヶ崎さんには色々とお世話になっていますから…無意識のうちにそういう態度を取ってしまっているのかもしれません…度が過ぎないように気を付けなければ…)

菜々(何かすれ違いが起きているような気もしますが…これも青春ですね、きっと)ウフフ
344 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/08/26(金) 06:07:49.90 ID:b5sWyQLoo
菜々「あっ、そうだ、注文取りに来たんでした…ごめんなさい、つい話しちゃって」

武内P「いえ…それでは、私はアイスコーヒーを…城ヶ崎さんは何にいたしますか?」

美嘉「……」モジモジ

武内P「…城ヶ崎さん?」

美嘉「えっ!?ご、ゴメン!なになに!?」アセアセ

武内P「ご注文は…何になさいますか?」

美嘉「あ、えっと…じゃあアイスティーで」

菜々「アイスコーヒーとアイスティーをお一つずつですねー、少々お待ちくださーい」
345 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/08/26(金) 06:09:12.48 ID:b5sWyQLoo
武内P「それで、本日お越しいただいた理由についてですが…」

武内P「城ヶ崎さんには、お礼をと…」

美嘉(仲がいいと見られるようなこともある…って事は…)

美嘉(ある程度距離が近くなきゃ、そんなこと思わないよね…)エヘヘ

武内P「……?」

武内P「あの…先ほどからご様子が……どうかされましたか?」

武内P「もし体調がすぐれないようなら…」

美嘉「あ、いや、そういうんじゃないから…大丈夫、ちょっとボーッとしてただけ」アセアセ

武内P「そう…ですか?それならいいのですが…」
346 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/08/26(金) 06:10:05.61 ID:b5sWyQLoo
美嘉「で?何の話だっけ」

武内P「はい…城ヶ崎さんには…一度お礼をしなければと、かねがね考えていたのですが…」

美嘉「お礼…?アタシ、なんかお礼されるようなことしたっけ?」

武内P「先日の赤城さんの件…それに、凸レーションのコラボイベントの際にもご迷惑をおかけしましたし、NGsのバックダンサーの事もあります…」

美嘉「殆どアタシが勝手にやったことじゃん、そんなに気にしなくていいのに」

武内P「いえ、そういう訳にも…私個人としても…城ヶ崎さんにはとても感謝をしていますので…どうか」ズイッ

美嘉「!」ドキッ

美嘉「…アンタ、そういうところ変わんないよね、ほんと」

武内P「…?」
347 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/08/26(金) 06:11:12.03 ID:b5sWyQLoo
武内P「勿論、かえってご迷惑ということであれば、無理にとは言いませんが…」サスリサスリ

美嘉「そういう訳じゃないけど…うーん、アタシ的にはそんな大したことしてないつもりだし、なんか悪いような…」ブツブツ

武内P「どんなことでも構いません、私にできることなら何でもお申し付けください」

美嘉「!」

美嘉「な、何でも…?」

武内P「はい、城ヶ崎さんの望むことで、私にできることであれば…」

美嘉(何でも…)ポワポワ

美嘉「ッ!」カァァ

美嘉(って違う違う!何でもってそういうのじゃないから!)ブンブン

武内P「?」
348 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/26(金) 10:19:52.80 ID:DCJnqiQG0
ん?今
349 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/26(金) 10:26:53.45 ID:/lMIFhg8O
なんでもするって
350 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/26(金) 11:30:28.98 ID:/z5t1RmWO
それでも武内Pの安全が十分確保されそうな安心感
351 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/26(金) 11:30:40.03 ID:0sC2WFyeo
ふーん
352 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/26(金) 13:58:31.00 ID:j4Jt+WKPo
やはり武内Pの正妻は美嘉だった
353 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/26(金) 21:33:06.09 ID:kFehunTWo
354 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/29(月) 17:50:15.84 ID:+MMOzbfv0
お、いよいよ正妻の出番か
355 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/05(月) 02:34:26.30 ID:i2i4I0fp0
おつおつ
やはりカリスマギャルは一味違うな
356 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/19(月) 18:40:59.41 ID:65i0+CpJ0
保守
357 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/20(火) 15:28:55.69 ID:hWDHw0pw0
此処も更新止まっていたか…
358 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/23(金) 16:47:09.57 ID:Rw7Eq7BPO
359 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/28(水) 09:05:12.36 ID:+H0thTqlo
待たれよ
360 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/07(金) 05:42:12.82 ID:AspbTFgi0
待てぬ
361 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/07(金) 22:42:48.08 ID:uGVARFjoO
                       _/   L
                 . -―‐' -/  | >-.、
               /      /   .「~> 、 >-、
              / /   -′   |    ヽ 〉-V
                / /   ,       `     ',  ヤ¨∨
            / / ,. -‐′       、   !  !  l  ∨
           /   ′          ヽ  l  |  .!   ∨
          i゜  ̄ {                  |   !   |
      ,...r‐. i   /~ <   y          i   '.,  .l  /
    γ台、}′|  |ゝ .  fッ 、    r   _  ィ′‐- ヽ/  ト、
    5¨ヽノ  | l  `    ̄ ̄     <゚  fッ ノ   .〃   /| i
   r与.Y゚    ', ヽ、       l   /    ¨ニ -'   〃___/ .! l
  / ̄`く.      「ヽ 1     l   /            / /  .} |
 l¨ >‐_ }       } |l !      l   /     _,  /- ′  /  |
 {Y/. −~¨ニヽ._,.| l:!       l  /     / /¨フ~^ーr―'/l ./
  |  {  / _,. -' |マ>、 `ー'  〔_    〃,ヘ.__/,/ ∧/^ヽ
  |  ./l   /    r'丶.\:::>.、 __,.............〃/     \ /, イ  |
 弋 ┤l  .ト、   l   \`ヾ::::::::::::::::::::>'´ /`ー----――'__/  .|
   `¨l.人 | ' _ ! /  \  ̄`¨´,. -<´> ._,. -―<_{  |
    ∧  {/  .`v'     { ̄ ̄`| /´    `l     / !\_/
     \ ヽ.  ∧     { /   レ’      l    /   | /
        ̄`ヽ/ ヽ.    |′  {       l ./     /
           `ー-ゝ.___{    ∧     /~{    ./
                  `ー-'-‐ヘ.___,/___{_,/
362 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/20(木) 05:23:01.27 ID:hRUb7OblO
エタはよくないにゃあ
363 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/20(木) 08:57:27.43 ID:FXVfIA5hO
頼むぞ
364 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/24(月) 03:11:00.00 ID:QAiZjsGNo
数日後

武内P「……」カタカタカタカタ

ピリリリリ

武内P「!」

武内P(メール…城ヶ崎さんからですね…)

武内P「……」

武内P(…これは……)
365 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/24(月) 03:11:36.31 ID:QAiZjsGNo
さらに数日後

――
―――
美嘉「なんかゴメンね、こんな急になるなんて」

武内P「スタッフの方々には、すでに話を通してありますので…」

美嘉「何か言われなかった…?」

武内P「いえ…少々急でしたので、多少戸惑っていらっしゃるご様子も、無かったわけではないのですが…」

武内P「…少しお話をして、了承という形になりました…特に不評を買うようなことはありませんでしたので、ご安心ください」
366 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/24(月) 03:13:03.08 ID:QAiZjsGNo
美嘉「そんなすんなり…流石、CPの担当プロデューサー…って感じかな?」

武内P「いえ、城ヶ崎さんであれば故意はもちろんの事、過失、理由如何にしろ収録の妨げになるようなことはしないだろうという信頼があってこそです」

美嘉「信頼…信頼ねぇ…」

武内P「…どうか、されましたか?」

美嘉「ふふ、そこは否定できないなーって思ってさ」

美嘉「一応、色々と積み上げてきた大切なものがあるわけだしね★」ニッ

武内P「!」

武内P「ええ…そうですね…本当に…」
367 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/24(月) 03:16:51.03 ID:QAiZjsGNo
美嘉(と、なんとなーく良い事を言ったのはいいんだけど…)

美嘉(なんでアタシはせっかくの「何でも」のチャンスを……!)

武内P「それでは、こちらがスタジオになりますので…」

美嘉「あ、うん…ありがと…」

ガチャ

莉嘉「あー!Pくんとお姉ちゃんだー!」

みりあ「ほんとだー!」

きらり「あれあれ〜?今日のゲストって美嘉ちゃん…なのぉ?」キョトン

愛梨「台本には書いてなかったと思いますけどー…もしかしてサプライズでしょうか?」

美嘉(なんで…なんでとときらの収録の見学に…ッ!)
368 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/24(月) 03:24:07.57 ID:QAiZjsGNo

武内P「後程ほかの出演者の方々にも説明いたしますが、本日は見学という形で、出演するという訳では…」

莉嘉「えー!?なんでなんで!?お姉ちゃんも一緒に出ようよー!」

美嘉「あはは、機会があればまたね、それにそういうこと言うならアタシにじゃなくて…」チラッ

武内P「そう、ですね…企画、検討しておきます」

莉嘉「ほんと!?絶対だよ!」

武内P「ええ、城ヶ崎さんさえよろしければ、会議の方で本格的に提案してみますので」

莉嘉「そんなの良いに決まってるじゃん!」

武内P「あ…いえ、城ヶ崎さんというのは…つまり…美嘉さんの都合が合えば、ということで…」

美嘉「!」ドキッ

莉嘉「え?あっ、そっかー」

美嘉(な、名前で呼ばれた…)
369 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/24(月) 03:26:20.41 ID:QAiZjsGNo
莉嘉「二人とも城ヶ崎さん呼びだと分かり辛いね」

武内P「申し訳ありません…」

莉嘉「アタシのこと、名前で呼んでもいいんだよ☆」

武内P「…検討しておきます」サスリサスリ

莉嘉「もー、Pくんそればっかりなんだから!」プクー

武内P「……申し訳…ありません」

みりあ「みりあも、名前で呼んでくれたら嬉しいなー!」

武内P「検討……しておきます」

みりあ「あー!また言ったー!」

キャッキャッ


愛梨「ふふ、CPの皆さん、仲が良いですよね」

きらり「うん、みーんなとっても仲良しさんだにぃ☆」
370 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/24(月) 03:29:42.80 ID:QAiZjsGNo
武内P「それでは…その、美嘉さん」

美嘉「ひゃ、ひゃい!」ドキッ

みりあ「ひゃい…?」

武内P「スタッフの皆さんにお礼とご挨拶を…」

美嘉「あ、う、うん!そうだよね!じゃあ、みんな、また後でね」

莉嘉「うん……?」

莉嘉「お姉ちゃん、なんか変だった…?」

きらり「にゅふふ〜、なんでかな〜?」
371 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/24(月) 03:30:24.34 ID:QAiZjsGNo

――
―――
美嘉「なんか…スタッフさん達、思ったより歓迎ムードだったね」

武内P「城ヶ崎さんは今や押しも押されぬトップアイドルの一人ですから…」

武内P「…先ほどは…申し訳ありませんでした」

美嘉「え?申し訳なかったって、何が?」

武内P「その…急に苗字ではなくお名前で呼んでしまい…不快に思われたのではないかと…」

美嘉「そんな、全然そんなことないって!気にしすぎ」

武内P「それならいいのですが…」

美嘉「アンタ、気ぃ遣いすぎなんだって、もっと肩の力抜いてもいいのに」ペシペシ

武内P「恐縮です…」
372 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/24(月) 03:31:10.51 ID:QAiZjsGNo
美嘉「アタシは、その…嬉しかったし」

武内P「!」

武内P「……」サスリサスリ

美嘉「……」

美嘉「あ…えっと今のは…」アセッ

武内P「……そうですか…」

武内P「そう言っていただけると…私も嬉しいです」

美嘉「〜ッ!」

美嘉(プロデューサーってこんな人懐っこそうな顔する人だったっけ…)

武内P「あの…どうかされましたか…?」

美嘉「な…なんでもない…です…」カァァ

武内P(なぜ敬語……?)
373 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/24(月) 03:31:56.97 ID:QAiZjsGNo

――

美嘉「……」

美嘉(プロデューサーのあんな顔…初めて見たかも…)

美嘉(CPの皆は…もっと色んなプロデューサーの顔、知ってるのかな…?プロデューサーのすぐ隣で歩いてるんだもんね…)

美嘉(羨ましい……)

美嘉(アタシも…もっと一緒に居られたら)

美嘉(…せめて…今日一日だけでも……)

美嘉「あのさ…」

武内P「はい?」

美嘉「ちょっとわがままなお願いかもしれないんだけど…」

「あっ、居た居た!プロデューサーさーん!城ヶ崎さーん!撮影、始まりまーす!」

美嘉「…!」

武内P「はい、ありがとうございます、すぐに向かいます」

武内P「城ヶ崎さん、今何か…」

美嘉「あ…ううん!なんでもない!ほらっ、行こっ?」

武内P「は、はい……」
374 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/24(月) 04:57:39.14 ID:w37yUgtTO
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375 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/24(月) 04:57:48.17 ID:SGXrGd++O
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        i<uY {ru フ \ _/i              >、__ ノ、
        |  i i/  /r‐ァ‐'′            _/   \  }
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376 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/24(月) 04:57:56.24 ID:w37yUgtTO
、              f∧
 ` 、             i. ∧
     i          i. ∧
    |           i  ∧
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./      >‐┴―‐- .{    i>' ´> ―― v'  _  -  _ \
      /           ! >'´   〔    ・ /‐       ‐`   \
     /          i'´      }  ≧==≦      , 、       {_
    /_       //        .{            /ニニニ≧=ァ‐‐′
   ,    ‐--- ァ'´  ,        i       _ ィ≦ニニニニニニニ/
   i       /   ./       /   /二二ニニニニニニニニニニ/
   |        ,   /       /   /ニニニニニニニニニニニ>‐┘
ー―∨       i   ト、 __ /\  /ニニニニニニニニニニ /
    ∨    ∧   V       |    /ニニニニニニニニニニ /
     V >'´   、  ∨_   !  /\ニニニニニニニニニ{
      `<     \  __ } ̄ ̄       ヽニニニニニニニニ、
          <_>'´  i         `<ニニニニニニ≧ __
                 ` <        >‐‐ ´   /
                        <           
377 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/24(月) 04:58:04.04 ID:u8N7wjy7O
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378 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/24(月) 04:58:21.57 ID:C0jqlDACO
                      _   ≠=‐
              /  _ ィr ク/  ∠´
            /{ , -‐'    \     \
        r 、 / /        V     } ̄ ̄ ` 、
    /!   v∧ !           v     }       ∧
    ., .i ivi__ V∧ ̄` 、         }    ,     / ∧
    .! i i   V ∧   \      i    /   ∠ _.∧
    .i  v    V .∧    V   /ー‐f′        /
    V      .ト、 ∧、__  }> '    ∨          ノ、
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                     ̄ ̄
379 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/24(月) 09:38:17.24 ID:bEZm3ddQO
美嘉ねえカワイイ
380 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/24(月) 12:32:04.96 ID:IMyRH68Co
乙です
381 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/24(月) 18:08:46.55 ID:TX23e0hz0
良かった……
続きがきて本当に良かった……
382 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/25(火) 02:10:05.93 ID:bX9ulXSMo
きたきた
383 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/26(水) 14:20:35.14 ID:TD+lJG1r0
イワークも嬉しがってる
384 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/31(月) 07:59:24.30 ID:oCUseLgKO
 【このスレは無事に終了しました】

  よっこらしょ。
     ∧_∧  ミ _ ドスッ
     (    )┌─┴┴─┐
     /    つ. 終  了 |
    :/o   /´ .└─┬┬─┘
   (_(_) ;;、`;。;`| |
   
   【放置スレの撲滅にご協力ください】  
   
      これ以上書き込まれると

      過去ログ化の依頼が

      できなくなりますので

      書き込まないでください。


            SS速民一同
 【糞スレ撲滅にご協力ください】
385 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/17(木) 15:22:51.44 ID:Xv3hYR6N0
( ・∀・)
386 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/11(日) 05:48:31.42 ID:FEGRVwK/O
新章は近々始めますが、それにあたって作者からお願いがあります。といっても、単に「作品の連載中、読んでる人は随時コメントをして欲しい」という、それだけです。連載が終わってから纏めて、とかではなくて、“連載中に”コメントが欲しいのです。

ここでもmixiのコミュニティでも再三言ってることですが、私はSSの作者として、「SSとは読者とのインタラクションの中で作っていくものである」というポリシーを持っています。
つまり、読者からの声がなく、作者が淡々と書いて投下しているだけという状況では、全く意味がないということです。それなら「書かない方がマシ」といっても大袈裟ではありません。
特にこの都道府県SSは、本来3年前に終わっている作品を、需要があると言われて新たに書き続けているものです。投下しても1件2件しかコメントが付かないのでは、その「需要」があるのか否かさえ曖昧になります。
全ての読者にレスを求めるのは酷な事だと思いますが、出来る限り「ROM専」というのはやめて下さい。少なくとも、一夜投下する度に10〜20件くらいのレスは付いてほしいです。この数字は、私の考える、SSが正常に連載の体裁を保てる最低限度のレス数です。
連載を続けるにあたり、そのことだけは、皆さんにお願いします。
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