武内P「信頼していただけるのは嬉しいですが…」

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233 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/05/27(金) 00:48:53.51 ID:pP+SD+47o
奏「よく見てるのね」

ありす「CPの皆さんも各方面でご活躍されていて、プロデューサーさんも忙しいはずなのに…すごいです」

武内P「い、いえ…余計なお世話かと思ってはいるのですが、つい…不快に思われたのなら…申し訳ありません」サスリサスリ

文香「そんな事は…!」

武内P「さ、鷺沢さん…?」

文香「あ…いえ…その……」アセッ

文香「こちらこそ…申し訳ありません……ちゃんとしたお礼もできないままで…」

武内P「いえ、お礼ならあの時、していただきましたから」

奏・ありす「『あの時』…?」
234 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/05/27(金) 00:53:56.78 ID:pP+SD+47o
ありす「それで、結局プロデューサーさんはなんでクローネのプロジェクトルームに…?」

武内P「出来上がった資料を、専務に提出しようと思いまして」

武内P「ここに居ると伺って、来た次第です」

武内P「しかし、専務にもご用事があったようですね」

奏「新しい企画を色々と考えているみたいね、あちこち動き回ってるわ」

文香「急ぎの用なのでしょうか…?」

武内P「いえ…それほど急いでいる訳ではありません、少なくとも、来週末までに上げればいい資料ですから」

武内P「今日のスケジュール的にも…空きが多くなっていますので、また後程渡しに行くか、今日が無理なら後日でも構いません」

奏「今日この後は?空いてるの?」

武内P「はい、今日中に仕上げなければならない業務は既に終了しています、あとはお昼過ぎから小さな報告会…こちらには専務は出席されないようですね……」

武内P「その後、外部の方に会って、少々お話を…夕方にアイドルの皆さんの送迎、空き時間には次の企画の案を…」

奏(中々…過密なスケジュールね…これで空きが多い…?)

ありす(やっぱり、優秀な人なんだ…)

武内P「どうかされましたか…?」

奏「い、いえ…なんでもないわ」

奏「だったら、すこしお茶していかない?紅茶くらい淹れるわよ?それともコーヒーが良いかしら?」

文香「!」
235 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/05/27(金) 00:58:04.10 ID:pP+SD+47o
武内P「いえ、そのような事をしていただく訳には」

奏「いいのよ、折角のお客さんだもの、おもてなししなきゃ…ね?」

ありす「わ、私も、プロデューサーさんに、もう少し居てほしいです」

ありす「もしご迷惑でなければ、色々とお話を聞かせてください」

武内P「橘さん…?」

ありす「プロデューサーさんは優秀で、いつも冷静で…私の事も子ども扱いせずにちゃんと一人のアイドルとして扱ってくれますし…」

ありす「その…こういう事をいうと、生意気と思われてしまうかもしれませんけど…私の、目標とする大人の一人で…とても尊敬してるんです」

ありす「だから…」

武内P「…橘さんにそのように思って頂けているとは…光栄です」

武内P「そういうことであれば…大したお話もできませんが…」

奏「ふふ、決まりね、すぐに用意するわ」
236 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/05/27(金) 00:59:54.76 ID:pP+SD+47o
武内P「速水さん、申し訳ありません、私に何かお手伝いできることがあれば、お申し付けください」

奏「いいわ、お客様に働いてもらう訳にはいかないでしょう?」

武内P「……恐縮です…」サスリサスリ

武内P「鷺沢さんも…すみません、急にこのような…ご迷惑ではありませんでしょうか?」

文香「…私も…プロデューサーさんとは、お話をしたいと思っていましたから…」モジッ・・・

武内P「そう…ですか、そういっていただけると、ありがたいです」

文香「…いえ」ポー

武内P(…?何か、見られているような…?)

ありす(ほ、本当にどうしたんでしょうか…?文香さんは…)
237 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/05/27(金) 01:01:56.80 ID:pP+SD+47o
奏「はい、どうぞ」コトッ

武内P「ありがとうございます、速水さん」

武内P「…いただきます」

武内P「…とても、美味しいです」

奏「そう、良かったわ♪」

ありす「お茶請けがあればいいんですけど…ごめんなさい、用意が無くて」

武内P「いえ、お気遣いなく、お気持ちだけでも有難いです」

文香「……少々、お待ちください」
238 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/05/27(金) 01:03:02.77 ID:pP+SD+47o
文香「どうぞ…ありすちゃん、奏さんも…」コトッ

ありす「苺ショート…!」パァァ

奏「あら、ありがとう…そいうえば冷蔵庫に箱が入ってたわね…何かと思ったけど」

文香「かな子さんと共演した時に…おすすめのお店を何軒か紹介して頂いたんです…」

武内P「そうでしたか」

文香「それで…実際に食べてみて…凄く美味しかったものですから…クローネの皆さんと専務にと…」

武内P「…それでしたら、私が食べてしまっては数が合わなくなるのでは…?」

文香「私はお店で一度食べていますから…私の分は気にせずにお召し上がりください」
239 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/05/27(金) 01:07:06.84 ID:pP+SD+47o
武内P「いえ、そういう訳にも…」

文香「…ふふ……」

武内P「…?どうか、されましたか?」

文香「ケーキ一つでそこまで気にされると…こちらの方が申し訳なくなってしまいます…」

武内P「それは…申し訳ありません」サスリサスリ

武内P「それでは…今度は、私がなにかお土産の品を持って参りますので…」

文香「…!」パァ

文香「それは………はい…!是非…!」
240 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/05/27(金) 01:08:10.37 ID:pP+SD+47o

――
―――

武内P「もうこんな時間ですか…少し話し込み過ぎてしまったようですね」

ありす「プロデューサーさんのお話、凄く勉強になりました!」

武内P「そう言って頂ければ幸いです…私も、クローネの皆さんのお話を聞けて良かったです」

奏「いつでも聞けるわよ?ここに来ればね」

武内P「そうですね…機会があれば、是非また…」

奏「社交辞令でもうれしいわ♪」

武内P「いえ、決してそのような事は…」

武内P「お土産の約束もありますので……」

奏「…ふふっ、アナタって、本当に律義な人ね」クスクス

武内P「……」サスリサスリ
241 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/05/27(金) 01:12:11.71 ID:pP+SD+47o
             ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
武内P「鷺沢さんも…また、お会いしましょう…」

文香「…はい!」

武内P「では…」

奏(手でも振ってみたら…?)コソッ

文香(えっ…そ、そんな…)

奏(いいから、ほら♪)

文香「あ、あの、プロデューサーさん…」

武内P「はい?」

文香「その…さようなら…///」ヒラヒラ

武内P「!」

武内P「……はい、それでは、失礼します」ペコリ

ガチャ、パタン…
シーン

文香「…」ヒラヒラ ヒラ…

文香「――っ///」カァァ

文香(…変だと思われて…しまったでしょうか…)カァァ

ありす「ふ、文香さん!?どうしたんですか!?」

文香「ありすちゃん…私は、もう、日の当たる道を歩けません…一生書庫に籠って、生きていきます…」フラッ

ありす「文香さん!?」

番外編 終わり
242 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/27(金) 01:21:09.13 ID:E/UKRfte0
うわああああ!!!ぶひいいいいい!!!
243 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/27(金) 02:20:16.33 ID:/Vz417MTo
ちょっとふみふみ可愛すぎんよ〜(指摘)
244 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/27(金) 03:03:06.77 ID:e8jhVe+p0
ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙(俺の身体に染み付いた邪気の断末魔)
245 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/27(金) 12:10:21.22 ID:tUGPoynLO
さすが文武良道……
246 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/27(金) 12:47:23.88 ID:uUIvHGx80

ふみふみ可愛すぎ問題を以前から議題として挙げているのに一向に解決されねぇぞオラァ!!
247 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/27(金) 16:30:00.40 ID:za2AGY6YO
フレ夫がさん付けしてるとなんか新鮮
248 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/29(日) 17:08:33.60 ID:brz0nVmAO
おい、ふみふみが可愛すぎて胸が苦しいんだが?
249 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/30(月) 21:48:01.73 ID:iBed/M0DO
その苦しさに心地よさを感じるまでじっと耐えるんだ
250 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/07(火) 01:08:21.45 ID:aqXnnTMRo
ふーん
251 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/08(水) 10:29:12.19 ID:yACHGIwao
続きはよ
252 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/12(日) 10:56:37.52 ID:otC/2fBbO
舞ってる
253 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/06/17(金) 00:54:08.20 ID:mFOdLpS4o
テレビ局・楽屋

莉嘉「〜だとおもうんだけどー」

みりあ「あー!みりあもー!」

莉嘉「えー!みりあちゃんもなのー!?」

みりあ「うん、同じだねー♪」

莉嘉「きらりちゃんは!?どう思う!?」

きらり「うぇ!?え、えーっと…きらりはぁ〜…」

きらり「えーとね…うん、きらりも…」モジモジ

コンコン

ガチャ
武内P「失礼します」
254 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/17(金) 00:55:03.61 ID:9NFmDYw1o
待ちわびたぞ
255 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/06/17(金) 00:55:11.70 ID:mFOdLpS4o
きらり「あ!Pちゃん!」アセッ

武内P「…?」ペコリ

武内P「皆さん、本日はお疲れさまでした」

武内P「とてもいい結果が出せたかと思います、スタッフの皆さんの評判も良かったようです」

みりあ「本当!?やったー!」ピョン

きらり「うぇへへー、良かったにぃ☆」

莉嘉「まぁ、凸レーションにかかればこれくらいラクショーでしょ!」フンス!

武内P「…頼もしい言葉です」クスッ

きらり・莉嘉・みりあ「!」
256 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/06/17(金) 00:56:52.02 ID:mFOdLpS4o
みりあ「プロデューサー、笑ったー!」

武内P「え…?」

莉嘉「うん!今、『ふふっ』って感じで!ね、きらりちゃん!」

きらり「にゅふふー♪Pちゃんの笑顔、とーっても珍しいにぃ☆」

武内P「す、すみません…自分では意識していなかったのですが」アセッ

莉嘉「えー!?なんで謝るの!?すっごい自然でいい笑顔だったよ?」

みりあ「そうだよ!プロデューサーが笑ってくれると、皆も嬉しいよ?」

武内P「あ、あの……」サスリサスリ

きらり(Pチャン、照れてゆ…?)
257 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/06/17(金) 00:58:45.06 ID:mFOdLpS4o
武内P「も、問題が無ければ駅までお送りしますので…用意はできていますか?」

みりあ「うん!いつでも大丈夫だよ!」

莉嘉「よゆーよゆー♪さっきまでお話してたもん♪」

武内P「随分と、盛り上がっていたようですが…」

みりあ「そう!すっごく盛り上がってたんだよ!楽しかったー!」

武内P「そうですか…」

莉嘉「付き合ったり、結婚したりするなら、Pくんみたいな人がいいなーって!」

みりあ「ねー♪」

武内P「ゴフッ…!!」

きらり「わわっ!Pちゃん、だいじょおぶ?」

武内P「……は、はい」ケホケホ
258 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/06/17(金) 01:00:24.45 ID:mFOdLpS4o
ガチャ キョロキョロ バタン

莉嘉「どしたのPくん?」

みりあ「外に誰かいるの?」

武内P「いえ、居たら困るから確認したのですが…」

莉嘉・みりあ「?」

武内P「…城ヶ崎さん、赤城さん…そのような事を大声で言うのは…あまり好ましくないかと…」

莉嘉「コイバナくらい誰だってするし大丈夫だよー!」

武内P(…確かに、このくらいの年頃の女性なら…恋愛に関するトークは、良くするものなのでしょう…多分…)

武内P(それを頭ごなしに否定するのは…流石に気が引けますね…しかし…)

武内P「なるべく、場所と声量を考えるように、お願いします…」サスリサスリ

武内P「それと、私のような者をそういった話に出すのも…」
259 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/06/17(金) 01:09:56.95 ID:mFOdLpS4o
莉嘉「えー!?なんで!?」

武内P「何故と言われましても…」

莉嘉「だってPくん、オトナだし、頼りになるし、すっごくカッコいいよ?」

武内P「…それは、その…恐縮です」サスリサスリ

莉嘉「それとも、Pくん、アタシにそう思われるの、ヤなの…?」

武内P「い、いえ、決してそういうわけでは…」

莉嘉「やった!じゃあ何にも問題ないよねー♪」ギュー

武内P「…あの、抱き付くのは…控えていただけないでしょうか…?」サスリサスリ
260 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/06/17(金) 01:12:11.50 ID:mFOdLpS4o
莉嘉「えっへへー♪やだよーだ☆」

武内P「……」サスリサスリ

みりあ「ずるい!みりあもやるー!」ギュウ

武内P「あの、お二人とも……はぁ…」

きらり(そろそろ止めた方が良いかな…?)

きらり「はぁーい!二人とも、そろそろ行かないと、帰るの遅くなっちゃうよぉ?」

武内P「そう…ですね、諸星さんの言う通りです、あまり遅くなると、ご両親も心配されるでしょうし」

莉嘉「えー、もっとPくんとスキンシップしたかったのにー!」ブーブー

みりあ「また今度、だね!行こう!」タタタッ

莉嘉「うん!車まで競争だー☆」タタタッ

きらり「2人ともー!走っちゃダメだよー?」
261 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/06/17(金) 01:18:54.05 ID:mFOdLpS4o
帰り道・駅前

莉嘉「それじゃあ、バイバーイ」

みりあ「また明日ねー!」

きらり「うん!また明日、バイバーイ☆」

武内P「お気をつけてお帰り下さい」


武内P「諸星さんは事務所まで、でしたか?」

きらり「うん、杏ちゃんとお喋りしたいな〜って」

武内P「そうでしたか…翌日に疲れが残らない程度に…お気を付けください」

きらり「うん、ありがと、Pちゃん」

武内P「その、先程はありがとうございました、助かりました」

きらり「ううん、いいよ?」

きらり「皆Pちゃんが大好きだからぁ、甘えたくなっちゃうんだよ、きっと」

武内P「恐縮です…」
262 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/17(金) 01:19:25.21 ID:UNn6Jjcfo
更新きてる!
263 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/06/17(金) 01:21:38.61 ID:mFOdLpS4o
武内P「あまり激しいスキンシップは…良くないことだと思っているのですが……」

武内P「あっ、いえ、決して赤城さんや城ヶ崎さんとスキンシップを取ることが嫌だと思っているわけではないですが…」アセッ

きらり「わかるよ?」

武内P「えっ?」

きらり「Pちゃんはやさしいから〜、『ダメ』!って、言いづらいんだよね…?」

武内P「優しい…と、いうよりは、ハッキリしない…という感じ…なのでしょう、自分で言うことではないかもしれませんが…」

きらり「ううん、Pちゃんは、みーんなにやさしいよぉ?」

きらり「きらりのこともね、ただのおっきい子じゃなくて、ちゃーんと一人の女の子として扱ってくれるし」

きらり「だからね、きらり、Pちゃんがきらりを見つけてくれて、よかったぁって、思ってるんだ」

武内P「!」

武内P「諸星さん…」

きらり「うぇへへ…なんか恥ずかしいにぃ☆」
264 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/06/17(金) 01:26:58.34 ID:mFOdLpS4o

――
―――
事務所前
武内P「それでは、私は他の方の送迎がありますので、失礼します」

きらり「うん!送ってくれてありがとね☆」

武内P「いえ、それでは…」


きらり(な、なんか今日は…お喋りしすぎちゃった気がするにぃ…)

『だからね、きらり、Pちゃんがきらりを見つけてくれて、よかったぁって、思ってるんだ』

『!』

きらり(あのときのPちゃんの顔…とーっても、嬉しそうだった)

きらり(きらりにそう思われて…嬉しいって思ってくれたんだ…///)

きらり「っ…///」プシュー

きらり「うっきゃー!恥ずかすぃーー!!」ダダッ
265 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/17(金) 01:47:31.85 ID:acI614PE0
やっぱきらりって天使だわ
266 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/17(金) 02:12:38.87 ID:mnNtKImAo
いや女神だよきっと
267 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/17(金) 02:35:21.52 ID:ZDO9OFJRO
あぁ…きらり可愛いよぅ…可愛いよぅ…
268 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/17(金) 02:43:37.36 ID:IOkT7gVy0
武きらは武うづと並んで大天使同士のカップリングだからな
素敵やん?
269 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2016/06/17(金) 04:30:56.40 ID:H9V3kSTW0
書き込めない
270 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/17(金) 17:21:04.87 ID:vIPDaguUo
あ^〜
271 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/17(金) 20:30:16.04 ID:YTD5jET40
武きらはいい……浄化される
272 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/19(日) 10:03:16.19 ID:F2RW84CtO
ここが理想郷か……
273 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/21(火) 14:58:11.48 ID:bL5qBuY+0
生存報告希望
274 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/21(火) 14:58:40.84 ID:bL5qBuY+0
誤爆失礼
275 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/03(日) 06:04:33.69 ID:mym9pCvF0
保守
276 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/10(日) 10:51:08.76 ID:fBunX/JiO
277 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/14(木) 05:41:59.44 ID:G84y/2r00
きらりん可愛すぎぃ・・・
278 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/07/18(月) 22:05:32.83 ID:NBAC0+oPo
事務所
ガチャ
きらり「たっだいまー!」

シーン

きらり「あれれぇ〜?杏ちゃーん?」

シーン

きらり「あーんーずーちゃーん?」

杏「んぁ…だ、誰だぁ、杏の眠りを妨げるのは…?」モゾ

きらり「あ、居たー!杏ちゃん!おっつおっつ☆」

杏「あぁ…なんだ、きらりか、お疲れ〜」グデー
279 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/07/18(月) 22:07:43.63 ID:NBAC0+oPo
杏「午後はバラエティの収録と…タイアップ企画の広告写真の撮影だったんだっけ…?」

きらり「うん、そうだよ〜?とーっても、楽しかったにぃ☆」

杏「タフだなぁ…今日は一日働き通しだったのに…それは杏も同じだけど…」

きらり「今日は忙しくなるって言ってたもんね」

杏「なんでプロデューサーもあんな体張ったバラエティばっかり取って来るんだろう…」

杏「まったく、これだけ杏に働かせたんだからお休みもその分…いや、実働時間の倍の休憩プラス臨時の休日くらいくれないと割に合わないよ…」グッタリ

きらり「でもでも、お仕事楽しいでしょー?」

杏「…疲れるし、寝てる方が良いけど」

きらり「良いけどぉ?」ジー

杏「まぁ…夢の印税生活のためだしね…仕方ないよ…」

きらり「……んふふー♪」

杏「…な、なんだよー、にやにやして…」
280 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/18(月) 22:09:27.40 ID:/rHOwk4zo
もう始まってる!
281 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/07/18(月) 22:10:29.95 ID:NBAC0+oPo
きらり「杏ちゃんは、アイドル楽すぃ…?」

杏「さっきも言ったじゃん、仕事は疲れるし〜」

きらり「仕事だけじゃなくって…杏ちゃんも、アイドルになって、色々、変わったことあるよね…?」

杏「……」

きらり「きらりはね…?アイドルになって、毎日とーってもはぴはぴしてるにぃ」

きらり「かわいーい衣装を着て、きらっきらのステージに立ってー…応援してくれる人たちがいてー…大切な、仲間がいて…」

きらり「きっとぜーんぶ、アイドルにならなかったら手に入らなかったんだろうなーって思うの」

杏「まぁ…そうだろうね…」
282 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/07/18(月) 22:12:23.03 ID:NBAC0+oPo
きらり「だけどね?今までは…それが誰のためって、全然考えたことなんてなかったんだぁ」

杏(…!)

杏(あっ…そういう事かぁ…)

杏(ほんっとにもう…罪と言うかなんというか…)

きらり「もちろん、応援してくれるファンの皆のために、もっともーっときらきらしたきらりを見せたいし、お歌もダンスも、上手になりたいにぃ」

きらり「…きらりはいつだって、きらきらしてはっぴはっぴなきらりで居たいから、それを叶えてくれるアイドル、一生懸命頑張るよ」

きらり「それでぇ、きらりを信じてくれるアイドルの皆のためにも、きらり、もっともーっと頼れるきらりになりたいにぃ」

きらり「この気持ち、ぜんぶぜんーぶ本当で、きらりの大切な気持ちだけどぉ…」
283 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/07/18(月) 22:14:04.91 ID:NBAC0+oPo
杏「プロデューサーのことも、それと同じくらい大事に想っちゃってる…?」

杏(本当は『それより大事に』なんだろうけどなぁ…こう言わないと話しづらいよねぇ…)

きらり「!」

きらり「…うん…えへへ…杏ちゃんは何でもお見通しだねぇ」

杏「何でもは知らないよ、知ってる事だけー…」

きらり「…?」キョトン

杏「い、いや、何でもない」
284 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/07/18(月) 22:15:35.33 ID:NBAC0+oPo
きらり「でもね、きらりがそう思ってるの、Pちゃんはどう思うかな…って考えちゃうの」

きらり「Pちゃんは、すっごくすっごく真っ直ぐに、きらり達に『アイドル』として活躍して欲しいって思ってくれてるはずだから…」

きらり「もしかしたら、迷惑に思われちゃうかなーって…」

杏(……)

杏「……まぁ、良いんじゃない?」

きらり「え?良いって…?」

杏「あ、いや、迷惑に思われても良いとかそういうんじゃなくて…そう焦って思いつめないでさぁ、もっと肩の力抜いて」

きらり「ど、どおゆうこと…?」
285 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/07/18(月) 22:20:26.11 ID:NBAC0+oPo
杏(そろそろ…かな?)チラッ

杏「別に速攻で勝負かけなきゃいけないって状況でもないんでしょ?」

杏「確かに、あの頭の堅ーいプロデューサーの事だから…こっちの望んでる答えは、今はまだくれないんだろうけど」

杏「きらりがアイドル楽しいんだったらさ…今は色々考えながらアイドルやって、それからでも遅くないと思うんだよねぇ」

杏「何かを手に入れるには何かを捨てなきゃいけないなんてのはそうせざるを得なかった人が後から言った結果論に過ぎないんだよ」

杏「多分まだまだ時間はあるし…じっくりやっていってもいいんじゃない?」

杏「少なくとも、杏はそうしてるよ〜、『急いては事を仕損じる』とか『果報は寝て待て』なんて、昔の偉い人も言ってるしねー」

きらり「『そうしてる』…って?」
286 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/07/18(月) 22:23:37.53 ID:NBAC0+oPo
杏「まぁ…そういう事だよね…」

きらり「!」

杏「ぶっちゃけ、プロデューサーってかなり優良物件だしね〜」

きらり「ゆうりょお…?」

杏「だってあの歳でこんな大手の会社のでっかいプロジェクト任されるくらい会社から信頼されてるし、実際プロジェクト成功させてるし、担当アイドル皆売れっ子でお金いっぱい持ってそうだし…」

杏「見た目に似合わず…優しいしね」

きらり「杏ちゃん…うん、きらりもそう思うよ」ニコ

杏(あからさまにライバル宣言してるのに…はぁ…こういう所が放っておけないというか…)

杏「ま、色々言ったけど…杏は杏らしく、のんびりやってくことにしてるんだー」
287 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/07/18(月) 22:24:47.03 ID:NBAC0+oPo
きらり「で、でも…はっきりしない気持ちでアイドルやってたら…Pちゃん、がっかりしないかな?」

杏「んー?それは…」

きらり「それは…?」

杏「杏、プロデューサーじゃないから分かんない」

きらり「あ…う、うん、そうだよね…」

杏「杏じゃわかんないからー、プロデューサーに直接聞いちゃえばー?」

きらり「うぇ!?」

コンコン

きらり「!」
288 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/07/18(月) 22:26:20.73 ID:NBAC0+oPo
ガチャ

武内P「ただいま戻りました」

きらり「あ、Pちゃん!」

杏(うん、概ね予想通り、我ながら完璧なタイミング)

武内P「双葉さん、諸星さん、まだ事務所にいらっしゃったのですね」

杏「ほら、聞くなら今しか無いんじゃないのー?」コソッ

きらり「えっ?で、でも…」アセアセ

杏「だいじょーぶだって、思ってる事そのままぶつけちゃえば、意外に何とかなるもんだよ」

きらり「…杏ちゃん…うん、きらり、頑張ゆ!」

武内P「どうか…されましたか?」

きらり「Pちゃん!」ガタッ

武内P「は、はい、なんでしょうか…?」
289 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/07/18(月) 22:27:32.93 ID:NBAC0+oPo
きらり「あのね!きらり、いまから、ちょっとよくわかんない事ゆっちゃうかもだけど」

きらり「でも…」

きらり「笑わないで…聞いてね?」

武内P「!」

武内P(この…真剣な目…)

武内P「はい、わかりました…」
290 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/07/18(月) 22:28:37.11 ID:NBAC0+oPo
きらり「きらりね、アイドル、すぅっごく楽しんでるよ」

きらり「ファンの皆にも、アイドルの皆にも、Pちゃんにも、すっごく感謝してゆ…けど」

きらり「たまに…分かんなくなっちゃうの」

武内P「……」

きらり「ステージとか撮影とか、全力でやってるはずなのに、ちょーっとだけ、モヤモヤすゆの…」

きらり「それでね…?『きらり、このままでいいのかなー?』って考えちゃうの…」

きらり「Pちゃん…こんな気持ちで…アイドルやるの…ダメかなぁ?」

武内P「……」
291 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/07/18(月) 22:31:22.91 ID:NBAC0+oPo
武内P「諸星さん…私には、あなたの言う『モヤモヤ』が…一体何を指すのか…推し量りかねます…」

武内P「そのモヤモヤと言うものについて…詳しく触れないという事は…きっとそれは…私に、言いづらい事でもあるのでしょう」

武内P「しかし…と言うべきでしょうか…」

武内P「私は…今はそれでも…良いのだと思います」

きらり「!」

きらり「ほ、ほんとに?」

武内P「…自分の求めるものが何なのか、自分が果たしてどうありたいのか…分からなくなってしまうことも、確かにあります」

武内P「暗雲に阻まれ、道を見失いかけることもあるでしょう」

武内P「しかし、例え雲に隠れようとも、星は常に…そこに輝くものです」
292 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/07/18(月) 22:33:02.54 ID:NBAC0+oPo
武内P「諸星さん…いつも真っ直ぐで、輝くような笑顔のあなたは…とても、魅力的で、素敵だと思います」

武内P「私はいつまでも、あなたに…そんな笑顔で居てほしいと思っています」

武内P「…迷う事があろうとも、時に立ち止まることがあろうとも…あなたはあなたの行くべき道を考え、選び、歩いてください」

武内P「そして…そこに、共に歩む仲間が居る事も…忘れないでいてください」

武内P「…私たちは、あなたの味方です、今すぐでなくとも…諸星さん、あなたが望むなら、いつでも貴女の力になりますし、なりたいと思っています」

きらり「Pちゃん…」

武内P「私から言える事は…以上です…」

武内P「…申し訳ありません…自分の思いを伝えるという事が…不得手なものでして…」

武内P「上手く…伝わっていればいいのですが…」サスリサスリ
293 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/07/18(月) 22:35:01.11 ID:NBAC0+oPo
きらり「……」フルフル

武内P「あ、あの…諸星さん…?」

きらり「Pちゃぁあん!!」バッ

武内P「ッ!」

杏(おおー、受け止めた、流石プロデューサー)

きらり「えへへ…」ギュウ

武内P「諸星さん…どうされましたか…!?」

きらり「きらり、今、とーーーってもはっぴはっぴだから、Pちゃんにもおすそ分け!」
294 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/07/18(月) 22:37:37.87 ID:NBAC0+oPo
きらり「ねぇ、Pちゃん!」パッ

武内P「は、はい…」

きらり「きらりを見つけてくれて、ほんとにありがとう!」

きらり「きらり、精一杯キラキラなアイドルできるように、頑張るね!」

きらり「だから、これからも…よろしくおにゃーしゃー!」

武内P「……」

武内P「はい…!こちらこそ、よろしくお願いします」
295 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/19(火) 00:17:09.26 ID:EHKHxluAO
これが、尊いってやつか…
296 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/19(火) 00:37:23.73 ID:FHfmO7gXo
きらりは良い子だねぇ…
297 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/19(火) 02:20:53.85 ID:bCr+FnE/O
このポエムぶり
298 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/19(火) 10:45:30.44 ID:CxvkEfzL0
ポエム師範「流石は武内Pなんですけど…(机下に引き籠りながら)」
299 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/20(水) 21:02:28.64 ID:eqE6QRjs0
約一カ月ぶりか
嫌な予感がしていたから続きがきてくれて嬉しい
300 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/07/22(金) 03:44:51.48 ID:rR1FJaDfo
OMAKE 杏と武内P その後

武内P(その後、諸星さんは『今日は歩いて帰りたい気分』との事でご帰宅されました)

武内P「双葉さん…この後、ご予定が無ければお送りいたしますが」

杏「んー、あんがとー」グテー

武内P(随分お疲れのご様子ですね…)

武内P「…お疲れ様でした、完璧な仕事だったと、先方からも伺っております」

杏「もー、杏にこんなに働かせるなんて…過労で倒れちゃうよ」

杏「働いた分だけ休暇、はよ」

武内P「……検討しておきます」サスリサスリ
301 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/07/22(金) 03:47:59.51 ID:rR1FJaDfo
武内P「…本日はありがとうございました」

杏「だからー、お仕事のお礼はお休みでよろしくー」

武内P「いえ、仕事のことではなく…」

杏「んぇ?杏、なんかお礼言われるような事したっけ?」

武内P「諸星さんのお悩みを…聞いてくださっていたようなので」

杏「!」

武内P「諸星さんが私に相談して下さったのも、そのお陰なのではないかと…思いまして」

杏(妙な所だけ鋭いんだよねぇ…)

杏「杏、そんな大したことしてないよー?」

杏「いつもみたいにダラダラしながら思った事言ってただけだしねー」
302 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/07/22(金) 03:50:00.06 ID:rR1FJaDfo
武内P「確かに、双葉さんは…お休みを何より大事にされ…時にはやる気のないようなそぶりを見せる事もありますが」

武内P「しかし、その実、周囲の皆さんに気を配ってくださっています」

武内P「CIの他のお二人も、CPの皆さんも、そして私自身も…そのお気遣いと泰然自若とした様子には、大いに助けられています」

武内P「そこが双葉さんの魅力の一つでもあり…」

杏(…うー、なんなの、これ…いきなりこんなド直球で来られると…なんかこそばいよ…)ムズッ

杏(杏、可愛がられたり良く言われたりするの、慣れてるはずなのになぁ…)
303 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/07/22(金) 03:50:25.13 ID:rR1FJaDfo
杏「あのさぁ…」

武内P「はい…?」

杏「そういうの、直した方が後々のためにいいと思うけど…」

武内P「何か…失礼な事を申し上げてしまったでしょうか…?」

杏「…あー、もう、なんか…いいや…はぁ…自覚なしのがプロデューサーらしいっちゃ、らしいしね…」

武内P「…?」サスリサスリ
304 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/07/22(金) 03:51:17.61 ID:rR1FJaDfo
武内P「それでは車を回しますので、通用口までお越しください」

杏「ん、ちょい待ち」

武内P「はい?どうされましたか…?」

杏「杏、今日すっごい疲れちゃったからさ〜、もう歩くのも億劫なんだよね〜」

武内P「は、はぁ…それではどうすれば…?」

杏「だから〜、杏のことおぶって行ってよ〜」

武内P「ふ、双葉さん、それは…」

杏「いいじゃん、わざわざ別々に行かなくたって、一緒に行っちゃえばさぁ」

武内P「しかし…」

杏「あーあー…疲れちゃったなぁ〜、あんなキツイ番組に出されるなんて、夢にも思ってなかったからなぁ〜」

杏「……」チラッチラッ

武内P「……はぁ」サスリサスリ

武内P「……わかり…ました」
305 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/07/22(金) 03:52:56.53 ID:rR1FJaDfo
武内P「…それでは、どうぞ」

杏「ん、よいしょ…」ヨジヨジ

杏「よし、おっけー」

武内P(こんな所を誰かに見られたら…いや…ただおぶっているだけですし…あまりにお疲れのようなのでと、事情を話せば…)

杏(なんか防御発揮値下がってるな〜…スパッと断られると思ってたけど…)

杏「おー高い高い…」

杏「ちょっと硬いけどなかなか悪くない乗り心地だよ」

武内P「……では、歩きます」

杏「うむ、よきにはからえ!」
306 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/07/22(金) 03:53:37.11 ID:rR1FJaDfo
武内P「……」スタスタ

杏「……」ユサユサ

杏「なんかさ…プロデューサー…ちょっと変わったよね」

武内P「…そうでしょうか?」

杏「なんか全体的に柔らかくなったっていうか」

杏「ちょっと前だったらさ…絶対こんなことしてくれなかったでしょ」

武内P「……」

杏「まぁ、杏としてはその方が接しやすくていいんだけどね」
307 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/07/22(金) 03:54:42.96 ID:rR1FJaDfo
武内P「自分の事というのは…よく分からないものですが…」

武内P「良い方向に変わっているのだとしたら…それは、皆さんのお陰かと」

杏「んー、まぁ、そだねー、CPの皆の影響は、ちょっと…大きいかもね」

武内P「双葉さんのそういう率直な所は…美徳だと思います」

杏「でも、それはCPの皆も同じだと思うけど」

杏「プロデューサーと会って、皆も随分変わったと思うよ」

杏「そこまでながーい付き合いって訳じゃないけどさ、なんとなくそんな感じするよ」

武内P「いえ、私はそのような…皆さんに影響を与えられるような大した人間では…」

杏「そういう自己評価の低い所は変わらないね、謙虚って言うのかなんていうのか…」

武内P「性分ですので…」
308 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/07/22(金) 03:55:42.57 ID:rR1FJaDfo

―――
―――――

杏(この良い感じの揺れと温かみが…心地よくて…ますます眠くなって…きた…)ウトウト

杏「ん…ぷろでゅーさー…杏、もう寝るから…あとは適当に車に放り込んで、家に着いたら…起こして…」

武内P「ふ、双葉さん…!?」

杏「ぅ…ん……」ムニャムニャ

武内P(ほ、本当に寝てしまわれましたか…)

武内P(子供ができたら…こんな感じなのでしょうか…)

武内P(起こさないように、静かに行きましょう…)


?「あれは……?」
309 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/22(金) 05:25:07.56 ID:E/RPWC6j0
ふーん
310 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/22(金) 07:38:08.71 ID:06x1buwJ0
ふふーん
311 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/22(金) 08:09:22.84 ID:WgRbcXmTO
フンフフー
312 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/22(金) 09:09:53.84 ID:vw8duAVDO
フレデリカー
313 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/22(金) 09:36:15.91 ID:TAOs/bCyo
ダー、確かめるために、私と……アー、子作り?して確かめましょう
314 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/22(金) 12:04:52.91 ID:JRkOJq4KO
おそロシア
315 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/22(金) 21:41:23.19 ID:rQVLXneUO
 【このスレは無事に終了しました】

  よっこらしょ。
     ∧_∧  ミ _ ドスッ
     (    )┌─┴┴─┐
     /    つ. 終  了 |
    :/o   /´ .└─┬┬─┘
   (_(_) ;;、`;。;`| |
   
   【放置スレの撲滅にご協力ください】  
   
      これ以上書き込まれると

      過去ログ化の依頼が

      できなくなりますので

      書き込まないでください。


            SS速民一同
 【糞スレ撲滅にご協力ください】
316 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/23(土) 00:22:50.20 ID:374ZJ4rAo
317 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/23(土) 11:16:31.15 ID:0qgsQ29U0
318 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/23(土) 17:05:23.98 ID:tNqAW669O
319 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/24(日) 17:37:31.85 ID:Xrr+H3RIo
320 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/24(日) 18:29:33.02 ID:kRjon0bZo
321 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/24(日) 18:35:15.83 ID:QwA1slnTo
322 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/07/25(月) 02:58:24.61 ID:PGMHfXjNo
OMAKE 杏と武内P その後の後

車中

武内P「……」チラッ

杏「……」スピー

『なんかさ…プロデューサー…ちょっと変わったよね』

『全体的に柔らかくなったっていうか』

武内P「……」

武内P(私が…変わった…?……私は……変わる事が、出来たのだろうか?)

武内P(あの頃と比べて…前に…進めているのだろうか…)

武内P(聡明な双葉さんの言う事だ…決して…間違いではないのだろう…)

武内P(……しかし、もし、そうだとしたら…私は…)
323 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/07/25(月) 02:59:01.44 ID:PGMHfXjNo
杏「いやだぁ…離せぇ…」

武内P「!」

杏「あんずは…はたらかない…ぞぉ…」ムニャムニャ

武内P「寝言、ですか…」

武内P「…何とも、双葉さんらしいですね」クスッ

武内P「……」

武内P「双葉さんの家までは…もうすぐですね…」
324 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/07/25(月) 03:01:17.31 ID:PGMHfXjNo
武内P「双葉さん、到着しました」

杏「う…んん…」ムニャムニャ

武内P「双葉さん、起きてください、双葉さん」ユサユサ

杏「ん…んんー…」カクカク

武内P「双葉さ…ん?」

杏「飴…甘い…」ムニャムニャ

武内P(涎が…口元から垂れてしまいそうですね…揺らすのは止めて…)

武内P(確かこの辺りにティッシュが…あった)ゴソゴソ

武内P(これで拭き取りましょう…失礼します)ソッ

杏「飴…もっとー…」アーン

武内P「えっ」

パクッ
325 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/07/25(月) 03:05:15.28 ID:PGMHfXjNo
武内P「ふ、双葉さん!?」アセッ

武内P(ティッシュごと私の指が…!?ど、どうすれば…無理に引き抜いては爪などで傷をつけてしまう可能性が…)オロオロ

杏「んー?この飴なんか…外がザラザラで…中が…ぷにぷに…?」レロッ

武内P「!?」ビクッ

杏「う゛ーん…変な味…?」レロッ ピチャッ レロレロ

武内P「ッ!?」ゾクゾクッ

武内P(この感覚は…色々と不味い…!)

武内P「双葉さん!双葉さん!!起きてください!!」

杏「うーん、うりゅひゃいなー……」パチッ

杏「って…ふぇ……?」

武内P「……」

杏「……」
326 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/07/25(月) 03:07:35.66 ID:PGMHfXjNo

――
―――

武内P「どうぞ…この水で…口をゆすいでください…」

杏「ん……ありがと……」

武内P「…何と言いましょうか…申し訳ありませんでした…私が余計な事をしなければ…」

杏「べ、別にいいよ…こっちこそ…なんかゴメン」

杏(流石の杏もこれは少し恥ずかしいけど…)

武内P「いえ…」

武内P「その…それでは…まだ事務所に用があるので…失礼します」

杏「あ、あのさ!」

武内P「!」

杏「杏、別に気にしてないから、えーっと…」

武内P「はい、お気遣い…ありがとうございます…では」

杏(『お気遣い』…バレてるなぁ、これは…本当、変な所だけ鋭いんだから)
327 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/07/25(月) 03:08:48.40 ID:PGMHfXjNo
杏 自室

杏(あの、杏が目を覚ました時の、プロデューサーの顔…)

杏(なんか我慢してるみたいな…すごく焦った顔……)

杏(くすぐったかったのかな…それとも……)ポフッ

杏(………)カァァ

杏「ぬわぁぁああああ!!もう!しばらく忘れられそうにないって!あんな顔ぉ!!」ゴロゴロ

OMAKE おわり
328 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/25(月) 06:33:33.12 ID:Ndh/S4ps0
プリクラースナ!
寝たふりをして涎をたらせば、プロデューサーの指を……フフッ
329 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/25(月) 07:18:37.26 ID:aIOJVtL5o
かわいい
330 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/25(月) 19:29:19.37 ID:zq5HkDdWo
おつおつ
相変わらずキャラの台詞というか口調が脳内再生半端ない
331 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/26(火) 16:27:34.45 ID:fJ2YZ/g60
なんでCoの人たちはいろんなスレに書き込めれるのでしょうか?
332 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/30(土) 12:10:14.96 ID:7ihAf+izo
ふーん、なんで渋谷さんの出番が無いのかな?
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