武内P「信頼していただけるのは嬉しいですが…」

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183 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/05/19(木) 01:44:05.09 ID:JL724gb3o

―――
――――――

ずぶ濡れの大男が、私をじっと見つめている

大柄で屈強な身体、手配書に載っていそうな強面の顔―――誰かが、この人を最初に見たときに悲鳴を上げてしまったと、聞いた気がする……納得だ―――――――

だけど、その顔は、何か覚悟を決めたような、思わず見とれてしまうような、そんな顔でもあった

男は何かを諭すように、小さな子供に話しかけるように、何枚かの写真を、俯く私に見せながら語った、その顔に似合わない優しさで

そして、ぐずる私に、手放そうと思えば簡単に手放せる私に、それでも、世界に一人だけの、お姫様(シンデレラ)にそうするように、言ってのけたのだ

『私は…このままあなたを失うわけにいきません』

その言葉を聞いたとき、私は―――――――――――――――――――――

ピピピピピピピピピピ

未央「はっ!?」ガバッ

未央「あ…ゆ、夢か…」

未央「……」

未央「っだぁぁぁ!なに!?今の妙なモノローグ付きの夢は!?」バタバタ

未央(何!?何私は思い出改変してるの!?)ゴロゴロ

未央(『あなた達を』だから、『私は…このままあなた達を失うわけにいきません』だから!)
184 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/05/19(木) 01:54:00.55 ID:JL724gb3o
346プロ

未央(まさか夢に出てくるとは……)テクテク

未央(まぁでも…あの時のプロデューサーの言葉があったから、今の私があるって意味だと…凄く印象に残ってはいるんだよね)

未央(夢に出てきたのもそう言う意味…だよね?)

未央(……)

未央(か、考えても仕方ない…か)

ガチャ
未央「おはよーございまーす!」

武内P「本田さん、おはようございます」

未央「あ、ぷ、プロデューサー一人?」

武内P「はい、先程まで、ら…ん゛んっ…神崎さんがいらっしゃいましたが…仕事に向かわれました」

未央(ら…?)

未央「ふーん、そうなんだ」

武内P「はい…」ポリポリ

未央「…?」
185 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/05/19(木) 02:01:59.00 ID:JL724gb3o
未央「ニュージェネの仕事までは…まだちょっと時間あるね」

武内P「そうですね…島村さんも渋谷さんも、到着まではもう少し時間がかかるかと」

未央「じゃあ、あっちで雑誌でも読んでようかな」

武内P「分かりました、お時間になりましたら、声をかけさせていただきますので」

未央「うん!ありがとね!」

武内P「いえ…」


未央(ふぅ、あんな夢見たから妙に意識しちゃうかと心配だったけど…大丈夫、全然平気だ)

未央(…逆に、プロデューサーの方がちょっと様子が変だったような…?気のせいかな?)
186 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/05/19(木) 02:11:48.16 ID:JL724gb3o
未央「……」ペラッ

未央(おっ、美嘉姉載ってる…相変わらずカッコいいなぁ)

バタン!!

未央「!」

未央「な、なに…?」

アーニャ「プロデューサー!」

未央(アーニャ?どうしたんだろう、何か怒ってるみたいだけど…?)

武内P「あ、アナスタシアさん?どうかされましたか…?」

アーニャ「ужасный!どうして教えてくれなかったですか!」プクー

武内P「教えて…?連絡事項に不備はなかったはずですが…すみません、今すぐ確認を…」ペラ
187 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/05/19(木) 02:16:54.91 ID:JL724gb3o
アーニャ「Нет !お仕事じゃありません!」

武内P「仕事のこと以外…ですか…?すみません、思い当たる節が…」

アーニャ「346プロ以外の人が居ない時なら、プロデューサー、触り放題だと、聞きました」

未央「!?」

武内P「……」

未央(苦虫をかみつぶしたような顔…めっちゃ眉間に皺寄ってるし…)

アーニャ「ズルいです、私もプロデューサー、触ったり………したいです!」

未央(なんだろう今の間は…?)
188 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/05/19(木) 02:23:07.27 ID:JL724gb3o
武内P「待ってください…見解の相違が、あるように思えます」アセッ

アーニャ「だいじょーぶです、天井のシミを数えている間に終わります…」ジリジリ

武内P「あなたは何をするつもりなのですか…!?」

未央「はいストーップ!」

アーニャ「ミオ、邪魔をしないでください、今、良い所です」

未央「いやいやいや!何にも良くないって!」
189 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/05/19(木) 02:27:31.52 ID:JL724gb3o
未央「ダメだよ?プロデューサーが困ってるでしょ?」

アーニャ「プロデューサー、私に触られるの、嫌、ですか?」

武内P「いえ…その…そういった事はやはり…なるべく控えるべきだとは、考えています」

アーニャ「でも、ランコは、プロデューサーにたくさん抱き付いたと言っていました」

未央「…」ピクッ

武内P「神崎さん…」サスリサスリ
190 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/19(木) 02:31:08.62 ID:jfJcPkBSo
らんらんの懐き度はカンスト
191 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/05/19(木) 02:31:33.33 ID:JL724gb3o
アーニャ「私…ダメ…ですか…?」シュン

武内P(困りました…)

『プロデューサーさんが…本心でぶつかっていけば…きっと皆、分かってくれると思う…』

武内P(本心…そうだ…神崎さんも、最初こそ誤解をさせてしまいましたが、それを解くことができました)

武内P(神崎さんの場合は…最初、車の運転中に軽い注意程度に説明しただけでしたから…おざなりな印象を与えてしまったのでしょう…私の落ち度です)

武内P(しかし…今度は誤解をさせないように、より慎重に説明すればいいのです)
192 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/05/19(木) 02:37:44.31 ID:JL724gb3o
武内P(まずは相手と目線を合わせ、声は努めて優しく、そして冷静に…)

武内P「アナスタシアさん…」ジッ

アーニャ「っ…はい」ドキッ

武内P(肩に手を置いて、触れ合うことが嫌ではないことを伝え…)

武内P「よく、聞いてください」ポフッ

武内P(私がアナスタシアさんの事を好意的に思っていることを理解していただいて)

武内P「…勿論…私個人としては、アナスタシアさんのようなお綺麗な方に、そう思っていただけるというのは、大変光栄なことです…」

未央「な!?プロデューサー!?それ完全に火に油…」

アーニャ「!」パァァ

武内P「しかし、プロデューサーという立場上…」

アーニャ「プロデューサー…!Я счастлив!嬉しいです!」ギュッ

アーニャ「やっぱりプロデューサーは、アーニャのнадеждаです!Я тебя люблю!プロデューサー!」

武内P「あ、アナスタシアさん!ですから…!」
193 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/05/19(木) 02:39:44.60 ID:JL724gb3o
武内P「い、一旦落ち着いてください」

アーニャ「あ、Я сожалею…ごめんなさい…つい」

武内P「いえ、分かっていただけたのなら…」

アーニャ「続きは二人きりの時に…ですね?」

武内P「アナスタシアさん」

アーニャ「ふふふ、とっても楽しみ、ですね♪」

武内P「…アナスタシアさん、待ってください」
194 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/05/19(木) 02:42:03.60 ID:JL724gb3o
武内P「行ってしまいました…」

未央「プロデューサー、なんであんな事言ったの、あんなの絶対状況悪化するって」

武内P「…そういう…ものでしょうか」

未央「そういうものでしょうかって…」

武内P「私としては…アナスタシアさんに落ち着いてもらうための発言の…つもりだったのですが」

武内P「…上手くいかない、ものですね」

未央(プロデューサー…鈍感が過ぎるよ…)

武内P(次にアナスタシアさんと二人きりになった時…どのように対応すればいいのでしょうか……)サスリサスリ
195 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/19(木) 04:45:56.06 ID:FACrhuaOO
待ってた
196 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/19(木) 09:46:47.59 ID:SKwHB4gx0
>>182
???「ちょっとモフりすぎでごぜーます…」モフモフ
197 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/20(金) 07:45:28.49 ID:7IVKOFg70
ヤッター
続き来てる
198 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/20(金) 08:30:11.83 ID:ukUAYFjfO
皆可愛い
199 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/05/20(金) 23:56:55.51 ID:2LZzmbnZo
未央「……ところでさ、プロデューサー?」

未央「らんらんに抱き付いたりしてるっていうのは…本当なの?」

武内P「!」

武内P「い、いえ!私から神崎さんにそのような行為はしていません」アセッ

未央「おやおや〜?その言い方だとらんらんからプロデューサーにはしているように聞こえちゃうぞ?」

武内P「……」サスリサスリ

未央「え、ほ、本当にしてるの…?」

武内P「色々と…事情がありまして…」
200 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/05/21(土) 00:00:06.66 ID:I5jRVsNio
未央「そ、それならさ…私も…」

武内P「え…?」

未央「い、いや…えーっと、その…」

未央(って、何言い淀んでんの私!こんなの全然キャラじゃないじゃん!)

未央(こ、こうなったらヤケだ!本田未央、女見せます!)

未央「あ、アイドルの扱いに差をつけるなんてひどいことしないよね!ということは!私も抱き付いても問題ないよね!?」

武内P「!? 本田さん!?」
201 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/05/21(土) 00:02:00.89 ID:I5jRVsNio
未央「問答無用!と、とりゃあ!」ガバッ

ガチャ

未央「こ、これがらんらんを虜にするプロデューサーのボデーですかぁ」ムニュムニュ

未央(勢いでいったけど…恥ずかしい……)

未央(……見た感じもそうだけど、やっぱりがっしりしてるなぁ…)ムギュムギュ

武内P「……ッ」

武内P(流石NG随一のプロポーションの持ち主…これは…意識するなと言う方が…)

武内P(だ、ダメだ、アイドルの皆さんに対しそのような事を…)

未央(でも、なんだか暖かくて…優しい感じもする…)ドキドキ
202 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/05/21(土) 00:03:37.60 ID:I5jRVsNio
武内P「ほ、本田さん、いけません、このようなことは…」

未央「えー、い、良いじゃん誰も見てないって」

未央「それにらんらんだけこんな得するなんてズルいしさ」

武内P(な、何が得なのでしょうか…?)

未央「…それともプロデューサーは未央ちゃんじゃ不満かな…?」チラッ

武内P「い、いえ…不満などという事は…本田さんも…とても、魅力的な方ですので…」

未央「えっ、あ…そ、そうかな…?」カァァ

武内P「いえ…魅力的な方だからこそ、というべきでしょうか…やはりこういったことは控えていただいて…」
203 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/05/21(土) 00:04:59.47 ID:I5jRVsNio
武内P「本田さんは…そのように意識したことはないと思いますが…私も…男性なのですから…」

未央(だ、男性…!?男性って何!?ど、どど、どういう意味…!?)シュゥゥゥ

未央「う、うん…」

武内P「では、離れていただいて…」

未央「…えーっと…ごめん、今はちょっと…無理…かも…」

未央(ヤバい、今絶対赤くなってる…こんな顔、プロデューサーに見せられないよ…)

武内P「どうか…されましたか………はっ!?」

武内P「あ、あの、これは……」アタフタ

未央「どうしたの…あっ…」

ちひろ「……」ニッコリ

このあとメチャクチャ説教された
204 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/05/21(土) 00:08:38.69 ID:I5jRVsNio
武内P「…」ズゥゥン

未央(め、メチャクチャ落ち込んでる…)

未央「あ、あはは、ごめんね、プロデューサー、ちょっと調子乗りすぎちゃったかな」ポンポン

武内P「いえ、責任は全て毅然として断れない自分に…ありますので…」シュン

未央(しょんぼりしてるプロデューサー…アリかも…)

武内P(私は一体どうすれば…)ウムム

ガチャ

卯月「おはようございまーす!」

凛「おはようございます」

未央「あ、しまむー、しぶりん、お、おはよう…」

武内P「おはようございます…NGs、全員集合しましたね…」

武内P(とにかく…今は、気持ちを切り替えて…仕事をしましょう)
205 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/21(土) 00:15:13.26 ID:zk/ivkoco
?「ストライキにゃ…」
206 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/05/21(土) 01:34:02.27 ID:I5jRVsNio
OMAKE? ちひろのお説教

ちひろ「…仮にもアイドルとプロデューサーなんですから、適切な距離感を〜」

未央(うぅ…足痺れてきた…)

武内P(もう20分近くは…お話を聞いていますからね…)サスリサスリ

ちひろ「…二人とも、聞いてますか?」

未央「は、はい!聞いてます聞いてます!聞いてますよぉ!」

武内P「はい…申し訳…ありませんでした…」

ちひろ「…」ムスッ

武内P「あの…千川さん…何か怒っていらっしゃいますか…?」

ちひろ「……怒ってなきゃお説教なんてしませんよ…?」ニッコリ

武内P「…いえ、それは、その、そうなのですが…何か、別の事で怒っていらっしゃるような…」

ちひろ「…」

ちひろ「鈍感なんだかそうじゃないんだか…もう」ボソッ
207 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/05/21(土) 01:35:05.32 ID:I5jRVsNio
武内P「…今回の事は、大方、私に非がありますので…本田さんの事はもう…許してあげてください」

未央「そ、そんな!私が調子に乗りすぎたんだし、プロデューサーだけに辛い思いさせるわけには…」

武内P「いえ、そう思って頂けているだけでも十分です」

ちひろ「…!」ピーン

ちひろ「そう…ですねぇ」

ちひろ「では、私はもう少し、プロデューサーさんとお話がありますので、席を外してもらっていいですか?」

未央「えっ、でも…」

ちひろ「でも…なんですか?」ニコッ

未央(ひ、人を殺せそうな笑顔…)

未央「な、何でもないです」
208 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/05/21(土) 01:36:51.17 ID:I5jRVsNio
パタン

ガチャリッ!

武内P「な、なぜ鍵を閉めるのですか…!?」ビクッ

ちひろ「プロデューサーさんは少し異性に対して油断し過ぎだと思います」プクー

武内P「あの…仰っている意味が良く…理解できないのですが…」

武内P「異性に対して油断をしてはいけないのは…通常、アイドルの皆さんの方で…」

武内P「そもそも私など、油断以前にそういう浮ついた話など全く縁が無く…」

ちひろ(わざと言ってるんですかね…本当に…)

ちひろ(やっぱり少し、自分を省みてもらう必要がありそうですね…)
209 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/05/21(土) 01:37:54.03 ID:I5jRVsNio
ちひろ「…あ、でも、正座させたのは、やりすぎたかもしれませんね、すみません」

武内P「い、いえ…自戒の意味もありますし…罰は甘んじて受ける所存です…」

ちひろ「立てますか…?」スッ

武内P「はい、足が…かなり…痺れていますが、問題ありません」フラッ

ちひろ「そうですか…」フフフ

ちひろ「えいっ」トンッ

武内P「なっ!?」ポフッ

武内P(ソファーに押し倒されてしまいました)
210 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/21(土) 01:39:04.55 ID:9z0rILL4O
キマシタワー
211 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/05/21(土) 01:39:36.50 ID:I5jRVsNio
ちひろ「だから言ったじゃないですか…プロデューサーさんは異性に対して油断し過ぎだって」

武内P「千川さん…!?何を…」

武内P(馬乗りになってきました…振りほどこうにも、ソファは狭く、すぐ横にはテーブル…無理にすると千川さんが怪我をしてしまう可能性も…)

ちひろ(抵抗しないのは…私を気遣ってくれてるからでしょうね…やっぱり…)

ちひろ(嬉しいけど、ちょっと複雑な気もします…)

ちひろ「あんまり無防備だと…私みたいなのに…がぶっと、食べられちゃうかもしれませんよ…?」ギュ…

武内P(そのまま、身をゆだねるように…私と千川さんの体が密着して…)

武内P「!」
212 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/21(土) 01:40:01.05 ID:2WXas2pQo
いいゾ
213 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/05/21(土) 01:41:53.26 ID:I5jRVsNio
武内P「……」ウムム…

ちひろ「ぷ、プロデューサーさん…?」

ちひろ(え…?な、なんでしょう…この苦悶の表情は…?)

武内P「……」ムムム…

ちひろ(あ…も、もしかして私…重い?)

ちひろ(そんな筈は…最近新しいコスプレに向けて…あの際どい水着着るのにお肉余ってたらカッコ悪いとか思って減量してたし…)アワアワ

武内P「…千川さん…申し訳ありませんでした」

ちひろ「な、なんで謝るんですか…?」
214 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/05/21(土) 01:43:54.90 ID:I5jRVsNio
武内P「その、慣れない事を…させてしまったようなので…」

武内P「私に注意を促すためとはいえ…このような…」

ちひろ「な、何を言ってるんですか、プロデューサーさん、私だってこれくらいの事は…」アセッ

武内P「その…大変申し上げにくいのですが…顔が、真っ赤になっています…」

ちひろ「え…?」

ちひろ「っ!」バッ

ちひろ(え、う、うそ…?)ペタペタ

ちひろ(あ、熱い…)プシュゥゥウウ

ちひろ(というか、押し倒したのに顔真っ赤なの指摘されて動揺してるって…)カァァ
215 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/21(土) 01:46:21.23 ID:bZjNwn8mo
やはり武内P×千川は鉄板ですよ鉄板!
216 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/05/21(土) 01:47:07.58 ID:I5jRVsNio
ちひろ「こ、こほん…とにかくですね…」クルリ

武内P「…はい」

ちひろ「えーっと、その、あれです…なんですか…その…えー…」

ちひろ(わー、冷静に考えると恥ずかしすぎますよ、これ!)グルグル

ちひろ「と、兎に角!今後は気を付けるようにしてください!」

武内P「は、はぁ…」

ちひろ「じゃあ、私はこの後用事がありますので…」

武内P「はい…」

ガチャガチャ
パタン

『あれ?終わった…?』

『うわぁああああん!』

『ちょっ!?どこ行くの!?ちひろさん!?ちひろさーん!?』

武内P「……」

武内P(わ、私は…なんて事をさせてしまったのだろう………)ズゥゥゥゥン
217 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/21(土) 01:47:14.82 ID:hEvN4Ho9o
ふーん
218 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/21(土) 04:05:34.64 ID:he6fo6Sa0
ふーん!
219 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/21(土) 07:04:09.06 ID:qiJU+3H20
>未央(ひ、人を殺せそうな笑顔…)

きっと交番にいる武内Pを迎えに行った時みたいな顔したんだろうな…
220 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/21(土) 08:57:02.98 ID:6jZ+i819o

http://i.imgur.com/PICOUVS.png
221 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/05/21(土) 12:05:46.54 ID:jIYq00030
>>220
ヒエッ
222 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/21(土) 12:06:40.53 ID:3dakRtpT0
>>220
prpr
223 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/21(土) 12:23:09.63 ID:AmjEcnbDO
>>220
目を開けたら真っ赤な目してそう
あるいは白目と黒目が逆転してるか
224 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/21(土) 19:35:50.89 ID:5xiH4XB10
>>223
何時からちひろに目があると錯覚していた?
225 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/21(土) 19:39:21.79 ID:i3RTeuv1O
>>220
怖い(直球)
226 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/21(土) 21:07:45.08 ID:+WstAwvOo
>>220に似た画像で、ちひろの顔がワラキアの夜になってたのがあったような気がしたんだが、見つからんかった。
SR引く→『カット!』→SR引く→『カット!』→SR引く→『カット!』→……『カットカットカットカットカットカット!!!!!』
みたいな画像だった気がしたんだが……。
227 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/05/27(金) 00:36:02.14 ID:pP+SD+47o
番外編(?)

武内P(企画書は書きあがりましたね…午後は何を…そうだ、あの新しい方の企画を…)

コンコン

武内P「失礼します」ガチャ

フレデリカ「あー!CPのプロデューサーさんだー!」

周子「ホントだ、どったの?敵情視察?」

武内P「あ、いえ…」

フレデリカ「えー、CPが敵ってなんかヤだな」

周子「んー、確かに…じゃあどうしよっか」

武内P(どうしようかとは一体…?)

周子「よし!CPのプロデューサーさんがクローネも担当する事にしちゃおう」

フレデリカ「あー、それいいねー!よろしく!プロデューサーさん♪」

武内P「あ、あの…」
228 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/05/27(金) 00:36:45.55 ID:pP+SD+47o
ガチャ

ありす「おはようございます」

奏「おはよう…あら?」

文香「どうしました…?あっ」

武内P「おはようございます…お邪魔しています…」ペコリ

ありす「珍しいですね、CPのプロデューサーさんがクローネのプロジェクトルームにくるなんて」

奏「凛たちに用事かしら?」

武内P「いえ、今日は…」

周子「じゃじゃーん!ここで重大発表〜♪」

フレデリカ「なんと!このプロデューサーさんが、クローネの仲間入りを果たしました〜!」

武内P「!?」
229 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/05/27(金) 00:37:37.46 ID:pP+SD+47o
周子「あれ?クローネの担当になるんじゃなかったの?」

奏「…ふふ、それも面白そうね」

ありす「えぇ!?」

文香「!」

フレデリカ「それもいいけどー、プロデューサーさんがフリフリ衣装でオンステージとか!楽しそう!」

周子「あとはこのイケボでファンの皆に愛を囁いたり?」

フレデリカ「わーお、情熱的〜!」

文香「……」

文香「…///」カァァ

奏「2人とも、その辺にしておきなさい、プロデューサーさんが困ってるわよ?」

武内P「……」サスリサスリ
230 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/05/27(金) 00:39:53.72 ID:pP+SD+47o

ありす「なんだ…二人の冗談だったんですか…」

文香「そ、そうですよね…プロデューサーさんにはCPがありますし…」

奏「あら?残念そうね…?」ウフフ

文香「い、いえ…そんな事は…」

ありす「それより、周子さん、フレデリカさん、専務が呼んでましたよ」

周子「あー、あの企画の事かなー?」

フレデリカ「よーし!出発進行だー!」

武内P(嵐のような…方々ですね…)
231 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/05/27(金) 00:42:36.41 ID:pP+SD+47o
奏「ごめんなさい、騒がしくて…驚いたでしょう?」

武内P「…いえ、とても賑やかで、良いと思います」サスリサスリ

奏「…なるほどね」ジーッ

奏「ふふ…」

武内P「どうかされましたか…?」

奏「凛やアーニャに聞いてた通り、とてもチャーミングな人みたいね」

武内P(チャーミング…?一体どんな話をしているのだろうか…?)

武内P「あの…速水さん…」

奏「なにかしら」

武内P「顔が…近いです…」

奏「あら、ごめんなさい♪」

武内P「…」サスリサスリ
232 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/05/27(金) 00:46:37.46 ID:pP+SD+47o
武内P「…鷺沢さん」

文香「は、はい…なんでしょう…?」

ありす(文香さん…なにか様子がおかしくありませんか?)ヒソヒソ

奏(ふふ…そうかしら…?)ヒソヒソ

武内P「その後、体調はいかがでしょうか…?」

文香「あ…はい、お陰様で…まだ、本番前は、緊張しますが…体調を崩すことはなくなりました…」

武内P「そうですか、それは何よりです」

武内P「オータムフェス以来、気には掛けていたのですが…なかなかお話しする機会も持てず…」

武内P「その後番組でご一緒した時は、お元気そうだったので、一応、安心してはいたのですが」

文香「…見ていてくださったのですね……」ボソッ
233 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/05/27(金) 00:48:53.51 ID:pP+SD+47o
奏「よく見てるのね」

ありす「CPの皆さんも各方面でご活躍されていて、プロデューサーさんも忙しいはずなのに…すごいです」

武内P「い、いえ…余計なお世話かと思ってはいるのですが、つい…不快に思われたのなら…申し訳ありません」サスリサスリ

文香「そんな事は…!」

武内P「さ、鷺沢さん…?」

文香「あ…いえ…その……」アセッ

文香「こちらこそ…申し訳ありません……ちゃんとしたお礼もできないままで…」

武内P「いえ、お礼ならあの時、していただきましたから」

奏・ありす「『あの時』…?」
234 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/05/27(金) 00:53:56.78 ID:pP+SD+47o
ありす「それで、結局プロデューサーさんはなんでクローネのプロジェクトルームに…?」

武内P「出来上がった資料を、専務に提出しようと思いまして」

武内P「ここに居ると伺って、来た次第です」

武内P「しかし、専務にもご用事があったようですね」

奏「新しい企画を色々と考えているみたいね、あちこち動き回ってるわ」

文香「急ぎの用なのでしょうか…?」

武内P「いえ…それほど急いでいる訳ではありません、少なくとも、来週末までに上げればいい資料ですから」

武内P「今日のスケジュール的にも…空きが多くなっていますので、また後程渡しに行くか、今日が無理なら後日でも構いません」

奏「今日この後は?空いてるの?」

武内P「はい、今日中に仕上げなければならない業務は既に終了しています、あとはお昼過ぎから小さな報告会…こちらには専務は出席されないようですね……」

武内P「その後、外部の方に会って、少々お話を…夕方にアイドルの皆さんの送迎、空き時間には次の企画の案を…」

奏(中々…過密なスケジュールね…これで空きが多い…?)

ありす(やっぱり、優秀な人なんだ…)

武内P「どうかされましたか…?」

奏「い、いえ…なんでもないわ」

奏「だったら、すこしお茶していかない?紅茶くらい淹れるわよ?それともコーヒーが良いかしら?」

文香「!」
235 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/05/27(金) 00:58:04.10 ID:pP+SD+47o
武内P「いえ、そのような事をしていただく訳には」

奏「いいのよ、折角のお客さんだもの、おもてなししなきゃ…ね?」

ありす「わ、私も、プロデューサーさんに、もう少し居てほしいです」

ありす「もしご迷惑でなければ、色々とお話を聞かせてください」

武内P「橘さん…?」

ありす「プロデューサーさんは優秀で、いつも冷静で…私の事も子ども扱いせずにちゃんと一人のアイドルとして扱ってくれますし…」

ありす「その…こういう事をいうと、生意気と思われてしまうかもしれませんけど…私の、目標とする大人の一人で…とても尊敬してるんです」

ありす「だから…」

武内P「…橘さんにそのように思って頂けているとは…光栄です」

武内P「そういうことであれば…大したお話もできませんが…」

奏「ふふ、決まりね、すぐに用意するわ」
236 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/05/27(金) 00:59:54.76 ID:pP+SD+47o
武内P「速水さん、申し訳ありません、私に何かお手伝いできることがあれば、お申し付けください」

奏「いいわ、お客様に働いてもらう訳にはいかないでしょう?」

武内P「……恐縮です…」サスリサスリ

武内P「鷺沢さんも…すみません、急にこのような…ご迷惑ではありませんでしょうか?」

文香「…私も…プロデューサーさんとは、お話をしたいと思っていましたから…」モジッ・・・

武内P「そう…ですか、そういっていただけると、ありがたいです」

文香「…いえ」ポー

武内P(…?何か、見られているような…?)

ありす(ほ、本当にどうしたんでしょうか…?文香さんは…)
237 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/05/27(金) 01:01:56.80 ID:pP+SD+47o
奏「はい、どうぞ」コトッ

武内P「ありがとうございます、速水さん」

武内P「…いただきます」

武内P「…とても、美味しいです」

奏「そう、良かったわ♪」

ありす「お茶請けがあればいいんですけど…ごめんなさい、用意が無くて」

武内P「いえ、お気遣いなく、お気持ちだけでも有難いです」

文香「……少々、お待ちください」
238 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/05/27(金) 01:03:02.77 ID:pP+SD+47o
文香「どうぞ…ありすちゃん、奏さんも…」コトッ

ありす「苺ショート…!」パァァ

奏「あら、ありがとう…そいうえば冷蔵庫に箱が入ってたわね…何かと思ったけど」

文香「かな子さんと共演した時に…おすすめのお店を何軒か紹介して頂いたんです…」

武内P「そうでしたか」

文香「それで…実際に食べてみて…凄く美味しかったものですから…クローネの皆さんと専務にと…」

武内P「…それでしたら、私が食べてしまっては数が合わなくなるのでは…?」

文香「私はお店で一度食べていますから…私の分は気にせずにお召し上がりください」
239 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/05/27(金) 01:07:06.84 ID:pP+SD+47o
武内P「いえ、そういう訳にも…」

文香「…ふふ……」

武内P「…?どうか、されましたか?」

文香「ケーキ一つでそこまで気にされると…こちらの方が申し訳なくなってしまいます…」

武内P「それは…申し訳ありません」サスリサスリ

武内P「それでは…今度は、私がなにかお土産の品を持って参りますので…」

文香「…!」パァ

文香「それは………はい…!是非…!」
240 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/05/27(金) 01:08:10.37 ID:pP+SD+47o

――
―――

武内P「もうこんな時間ですか…少し話し込み過ぎてしまったようですね」

ありす「プロデューサーさんのお話、凄く勉強になりました!」

武内P「そう言って頂ければ幸いです…私も、クローネの皆さんのお話を聞けて良かったです」

奏「いつでも聞けるわよ?ここに来ればね」

武内P「そうですね…機会があれば、是非また…」

奏「社交辞令でもうれしいわ♪」

武内P「いえ、決してそのような事は…」

武内P「お土産の約束もありますので……」

奏「…ふふっ、アナタって、本当に律義な人ね」クスクス

武内P「……」サスリサスリ
241 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/05/27(金) 01:12:11.71 ID:pP+SD+47o
             ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
武内P「鷺沢さんも…また、お会いしましょう…」

文香「…はい!」

武内P「では…」

奏(手でも振ってみたら…?)コソッ

文香(えっ…そ、そんな…)

奏(いいから、ほら♪)

文香「あ、あの、プロデューサーさん…」

武内P「はい?」

文香「その…さようなら…///」ヒラヒラ

武内P「!」

武内P「……はい、それでは、失礼します」ペコリ

ガチャ、パタン…
シーン

文香「…」ヒラヒラ ヒラ…

文香「――っ///」カァァ

文香(…変だと思われて…しまったでしょうか…)カァァ

ありす「ふ、文香さん!?どうしたんですか!?」

文香「ありすちゃん…私は、もう、日の当たる道を歩けません…一生書庫に籠って、生きていきます…」フラッ

ありす「文香さん!?」

番外編 終わり
242 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/27(金) 01:21:09.13 ID:E/UKRfte0
うわああああ!!!ぶひいいいいい!!!
243 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/27(金) 02:20:16.33 ID:/Vz417MTo
ちょっとふみふみ可愛すぎんよ〜(指摘)
244 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/27(金) 03:03:06.77 ID:e8jhVe+p0
ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙(俺の身体に染み付いた邪気の断末魔)
245 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/27(金) 12:10:21.22 ID:tUGPoynLO
さすが文武良道……
246 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/27(金) 12:47:23.88 ID:uUIvHGx80

ふみふみ可愛すぎ問題を以前から議題として挙げているのに一向に解決されねぇぞオラァ!!
247 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/27(金) 16:30:00.40 ID:za2AGY6YO
フレ夫がさん付けしてるとなんか新鮮
248 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/29(日) 17:08:33.60 ID:brz0nVmAO
おい、ふみふみが可愛すぎて胸が苦しいんだが?
249 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/30(月) 21:48:01.73 ID:iBed/M0DO
その苦しさに心地よさを感じるまでじっと耐えるんだ
250 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/07(火) 01:08:21.45 ID:aqXnnTMRo
ふーん
251 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/08(水) 10:29:12.19 ID:yACHGIwao
続きはよ
252 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/12(日) 10:56:37.52 ID:otC/2fBbO
舞ってる
253 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/06/17(金) 00:54:08.20 ID:mFOdLpS4o
テレビ局・楽屋

莉嘉「〜だとおもうんだけどー」

みりあ「あー!みりあもー!」

莉嘉「えー!みりあちゃんもなのー!?」

みりあ「うん、同じだねー♪」

莉嘉「きらりちゃんは!?どう思う!?」

きらり「うぇ!?え、えーっと…きらりはぁ〜…」

きらり「えーとね…うん、きらりも…」モジモジ

コンコン

ガチャ
武内P「失礼します」
254 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/17(金) 00:55:03.61 ID:9NFmDYw1o
待ちわびたぞ
255 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/06/17(金) 00:55:11.70 ID:mFOdLpS4o
きらり「あ!Pちゃん!」アセッ

武内P「…?」ペコリ

武内P「皆さん、本日はお疲れさまでした」

武内P「とてもいい結果が出せたかと思います、スタッフの皆さんの評判も良かったようです」

みりあ「本当!?やったー!」ピョン

きらり「うぇへへー、良かったにぃ☆」

莉嘉「まぁ、凸レーションにかかればこれくらいラクショーでしょ!」フンス!

武内P「…頼もしい言葉です」クスッ

きらり・莉嘉・みりあ「!」
256 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/06/17(金) 00:56:52.02 ID:mFOdLpS4o
みりあ「プロデューサー、笑ったー!」

武内P「え…?」

莉嘉「うん!今、『ふふっ』って感じで!ね、きらりちゃん!」

きらり「にゅふふー♪Pちゃんの笑顔、とーっても珍しいにぃ☆」

武内P「す、すみません…自分では意識していなかったのですが」アセッ

莉嘉「えー!?なんで謝るの!?すっごい自然でいい笑顔だったよ?」

みりあ「そうだよ!プロデューサーが笑ってくれると、皆も嬉しいよ?」

武内P「あ、あの……」サスリサスリ

きらり(Pチャン、照れてゆ…?)
257 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/06/17(金) 00:58:45.06 ID:mFOdLpS4o
武内P「も、問題が無ければ駅までお送りしますので…用意はできていますか?」

みりあ「うん!いつでも大丈夫だよ!」

莉嘉「よゆーよゆー♪さっきまでお話してたもん♪」

武内P「随分と、盛り上がっていたようですが…」

みりあ「そう!すっごく盛り上がってたんだよ!楽しかったー!」

武内P「そうですか…」

莉嘉「付き合ったり、結婚したりするなら、Pくんみたいな人がいいなーって!」

みりあ「ねー♪」

武内P「ゴフッ…!!」

きらり「わわっ!Pちゃん、だいじょおぶ?」

武内P「……は、はい」ケホケホ
258 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/06/17(金) 01:00:24.45 ID:mFOdLpS4o
ガチャ キョロキョロ バタン

莉嘉「どしたのPくん?」

みりあ「外に誰かいるの?」

武内P「いえ、居たら困るから確認したのですが…」

莉嘉・みりあ「?」

武内P「…城ヶ崎さん、赤城さん…そのような事を大声で言うのは…あまり好ましくないかと…」

莉嘉「コイバナくらい誰だってするし大丈夫だよー!」

武内P(…確かに、このくらいの年頃の女性なら…恋愛に関するトークは、良くするものなのでしょう…多分…)

武内P(それを頭ごなしに否定するのは…流石に気が引けますね…しかし…)

武内P「なるべく、場所と声量を考えるように、お願いします…」サスリサスリ

武内P「それと、私のような者をそういった話に出すのも…」
259 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/06/17(金) 01:09:56.95 ID:mFOdLpS4o
莉嘉「えー!?なんで!?」

武内P「何故と言われましても…」

莉嘉「だってPくん、オトナだし、頼りになるし、すっごくカッコいいよ?」

武内P「…それは、その…恐縮です」サスリサスリ

莉嘉「それとも、Pくん、アタシにそう思われるの、ヤなの…?」

武内P「い、いえ、決してそういうわけでは…」

莉嘉「やった!じゃあ何にも問題ないよねー♪」ギュー

武内P「…あの、抱き付くのは…控えていただけないでしょうか…?」サスリサスリ
260 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/06/17(金) 01:12:11.50 ID:mFOdLpS4o
莉嘉「えっへへー♪やだよーだ☆」

武内P「……」サスリサスリ

みりあ「ずるい!みりあもやるー!」ギュウ

武内P「あの、お二人とも……はぁ…」

きらり(そろそろ止めた方が良いかな…?)

きらり「はぁーい!二人とも、そろそろ行かないと、帰るの遅くなっちゃうよぉ?」

武内P「そう…ですね、諸星さんの言う通りです、あまり遅くなると、ご両親も心配されるでしょうし」

莉嘉「えー、もっとPくんとスキンシップしたかったのにー!」ブーブー

みりあ「また今度、だね!行こう!」タタタッ

莉嘉「うん!車まで競争だー☆」タタタッ

きらり「2人ともー!走っちゃダメだよー?」
261 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/06/17(金) 01:18:54.05 ID:mFOdLpS4o
帰り道・駅前

莉嘉「それじゃあ、バイバーイ」

みりあ「また明日ねー!」

きらり「うん!また明日、バイバーイ☆」

武内P「お気をつけてお帰り下さい」


武内P「諸星さんは事務所まで、でしたか?」

きらり「うん、杏ちゃんとお喋りしたいな〜って」

武内P「そうでしたか…翌日に疲れが残らない程度に…お気を付けください」

きらり「うん、ありがと、Pちゃん」

武内P「その、先程はありがとうございました、助かりました」

きらり「ううん、いいよ?」

きらり「皆Pちゃんが大好きだからぁ、甘えたくなっちゃうんだよ、きっと」

武内P「恐縮です…」
262 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/17(金) 01:19:25.21 ID:UNn6Jjcfo
更新きてる!
263 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/06/17(金) 01:21:38.61 ID:mFOdLpS4o
武内P「あまり激しいスキンシップは…良くないことだと思っているのですが……」

武内P「あっ、いえ、決して赤城さんや城ヶ崎さんとスキンシップを取ることが嫌だと思っているわけではないですが…」アセッ

きらり「わかるよ?」

武内P「えっ?」

きらり「Pちゃんはやさしいから〜、『ダメ』!って、言いづらいんだよね…?」

武内P「優しい…と、いうよりは、ハッキリしない…という感じ…なのでしょう、自分で言うことではないかもしれませんが…」

きらり「ううん、Pちゃんは、みーんなにやさしいよぉ?」

きらり「きらりのこともね、ただのおっきい子じゃなくて、ちゃーんと一人の女の子として扱ってくれるし」

きらり「だからね、きらり、Pちゃんがきらりを見つけてくれて、よかったぁって、思ってるんだ」

武内P「!」

武内P「諸星さん…」

きらり「うぇへへ…なんか恥ずかしいにぃ☆」
264 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/06/17(金) 01:26:58.34 ID:mFOdLpS4o

――
―――
事務所前
武内P「それでは、私は他の方の送迎がありますので、失礼します」

きらり「うん!送ってくれてありがとね☆」

武内P「いえ、それでは…」


きらり(な、なんか今日は…お喋りしすぎちゃった気がするにぃ…)

『だからね、きらり、Pちゃんがきらりを見つけてくれて、よかったぁって、思ってるんだ』

『!』

きらり(あのときのPちゃんの顔…とーっても、嬉しそうだった)

きらり(きらりにそう思われて…嬉しいって思ってくれたんだ…///)

きらり「っ…///」プシュー

きらり「うっきゃー!恥ずかすぃーー!!」ダダッ
265 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/17(金) 01:47:31.85 ID:acI614PE0
やっぱきらりって天使だわ
266 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/17(金) 02:12:38.87 ID:mnNtKImAo
いや女神だよきっと
267 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/17(金) 02:35:21.52 ID:ZDO9OFJRO
あぁ…きらり可愛いよぅ…可愛いよぅ…
268 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/17(金) 02:43:37.36 ID:IOkT7gVy0
武きらは武うづと並んで大天使同士のカップリングだからな
素敵やん?
269 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2016/06/17(金) 04:30:56.40 ID:H9V3kSTW0
書き込めない
270 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/17(金) 17:21:04.87 ID:vIPDaguUo
あ^〜
271 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/17(金) 20:30:16.04 ID:YTD5jET40
武きらはいい……浄化される
272 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/19(日) 10:03:16.19 ID:F2RW84CtO
ここが理想郷か……
273 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/21(火) 14:58:11.48 ID:bL5qBuY+0
生存報告希望
274 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/21(火) 14:58:40.84 ID:bL5qBuY+0
誤爆失礼
275 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/03(日) 06:04:33.69 ID:mym9pCvF0
保守
276 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/10(日) 10:51:08.76 ID:fBunX/JiO
277 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/14(木) 05:41:59.44 ID:G84y/2r00
きらりん可愛すぎぃ・・・
278 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/07/18(月) 22:05:32.83 ID:NBAC0+oPo
事務所
ガチャ
きらり「たっだいまー!」

シーン

きらり「あれれぇ〜?杏ちゃーん?」

シーン

きらり「あーんーずーちゃーん?」

杏「んぁ…だ、誰だぁ、杏の眠りを妨げるのは…?」モゾ

きらり「あ、居たー!杏ちゃん!おっつおっつ☆」

杏「あぁ…なんだ、きらりか、お疲れ〜」グデー
279 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/07/18(月) 22:07:43.63 ID:NBAC0+oPo
杏「午後はバラエティの収録と…タイアップ企画の広告写真の撮影だったんだっけ…?」

きらり「うん、そうだよ〜?とーっても、楽しかったにぃ☆」

杏「タフだなぁ…今日は一日働き通しだったのに…それは杏も同じだけど…」

きらり「今日は忙しくなるって言ってたもんね」

杏「なんでプロデューサーもあんな体張ったバラエティばっかり取って来るんだろう…」

杏「まったく、これだけ杏に働かせたんだからお休みもその分…いや、実働時間の倍の休憩プラス臨時の休日くらいくれないと割に合わないよ…」グッタリ

きらり「でもでも、お仕事楽しいでしょー?」

杏「…疲れるし、寝てる方が良いけど」

きらり「良いけどぉ?」ジー

杏「まぁ…夢の印税生活のためだしね…仕方ないよ…」

きらり「……んふふー♪」

杏「…な、なんだよー、にやにやして…」
280 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/18(月) 22:09:27.40 ID:/rHOwk4zo
もう始まってる!
281 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/07/18(月) 22:10:29.95 ID:NBAC0+oPo
きらり「杏ちゃんは、アイドル楽すぃ…?」

杏「さっきも言ったじゃん、仕事は疲れるし〜」

きらり「仕事だけじゃなくって…杏ちゃんも、アイドルになって、色々、変わったことあるよね…?」

杏「……」

きらり「きらりはね…?アイドルになって、毎日とーってもはぴはぴしてるにぃ」

きらり「かわいーい衣装を着て、きらっきらのステージに立ってー…応援してくれる人たちがいてー…大切な、仲間がいて…」

きらり「きっとぜーんぶ、アイドルにならなかったら手に入らなかったんだろうなーって思うの」

杏「まぁ…そうだろうね…」
282 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/07/18(月) 22:12:23.03 ID:NBAC0+oPo
きらり「だけどね?今までは…それが誰のためって、全然考えたことなんてなかったんだぁ」

杏(…!)

杏(あっ…そういう事かぁ…)

杏(ほんっとにもう…罪と言うかなんというか…)

きらり「もちろん、応援してくれるファンの皆のために、もっともーっときらきらしたきらりを見せたいし、お歌もダンスも、上手になりたいにぃ」

きらり「…きらりはいつだって、きらきらしてはっぴはっぴなきらりで居たいから、それを叶えてくれるアイドル、一生懸命頑張るよ」

きらり「それでぇ、きらりを信じてくれるアイドルの皆のためにも、きらり、もっともーっと頼れるきらりになりたいにぃ」

きらり「この気持ち、ぜんぶぜんーぶ本当で、きらりの大切な気持ちだけどぉ…」
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