艦これSS投稿スレ5隻目

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35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/16(土) 01:03:48.98 ID:+otqIGI4o
*エロ注意!
>>26の続き


鎮守府のとある昼下がり。


秋月「鎮守府のイチョウのギンナン、いっぱい採れましたね」

照月「ギンナン炊き込みご飯! 有り! ですね、うん!」

秋月「ネットに入れて土に埋めておけば、皮が剥きやすくなるそうよ」

照月「浮いた食費でパンの耳を買おうよ! ねぇ!」

秋月「そうですね……パンの耳……洋食……なんて贅沢……」


そこにキャデラックのリムジンが、テールスライドしながら登場。


提督「おらおら! 貧乏人はどきやがれ!」ギャリギャリギャリ

秋月「キャー!」

照月「ワァー!」

提督「大淀様のご出勤だ! ズガタッキェー!」


庁舎の正面に乗り付けたキャデラック。

提督が運転席から下りて、赤いカーペットを車から玄関までコロコロと敷く。


提督「どうぞ」ドアガチャ

大淀「ありがとう」ジュッ

提督「うぁ熱ぃい!」


提督の額で葉巻の火を消す大淀。

熱さで転げまわる提督。


大淀「あなた、自分の立場がわかっていませんね? あなたは艦娘より下なんですよ。秋月と照月に謝りなさい」

提督「へへーーーーっ」ドゲザッ

大淀「それとご飯をご馳走してあげなさい。あなたの金でね……」

提督「さすが大淀様、お優しい!」ペチッ

提督(くそっ! キャデラックのリムジンとか……スラムから成り上がったラッパーかっつの! いつか逆転してやる!)
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/16(土) 01:04:54.91 ID:+otqIGI4o
指令室では明石が待っていた。


明石「頼まれてた装置ができました!」

大淀「ありがとう! うふふっ♥」

提督「何が出来たんですか?」

大淀「新型の近代化改修装置の試作品です。これを使えば艦娘の機能の交換が出来るのです」

大淀「例えば……軽巡の対潜能力と潜水艦の開幕雷撃能力とを交換できます。すると対潜型の潜水艦ができるんです」

提督「ほほぉ」

大淀「まだ研究段階ですけどね……機能だけでなく部位も交換できるんです」ニタァ

明石「提督、科学の発展の礎となってください!」ガシッ

提督「え? なに? 両脇から抱えられて……やめろ……放せ! 俺をどうする気だ! グワーーーーッ!」


十分後。


大淀「私のナニと提督のアレを交換しました……これで明石と思いを遂げられます♥」

明石「大淀……♥」

大淀「明石……♥ ベッドに行きましょう♥」

提督「俺はどうすれば……」

大淀「大人しくしていてください。適当なことすると上層部に今までのことを言いますからね……」

提督「ヒェッ……」


仮眠室に消える大淀と明石。
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/16(土) 01:05:56.05 ID:+otqIGI4o
提督「せっかく女になったしな……風呂でも行くか……だわ……」


女風呂に堂々と入る提督。


提督(た、たまりませんわ……つるぺたやボインボインが目の前に……)


電「誰なのです? 司令官さんに顔が似ていますが……」

提督「俺……じゃなくて私は提督の……姉ですわ! オホホホ!」

愛宕「お姉さまですか!」

提督「は、はい……」

妙高「それはそれは……お背中を流しましょうか?」

提督「い、いえ……大丈夫ですわ」

提督(あれ? おかしいな……? 目の前につるぺた幼女、ボインボイン姉貴、モデル体型ギャルの裸体があるのに……そんなにグッとこない……)


提督は大人しく湯舟に入ると、あっさりと風呂場を出た。


三時間後。


大淀「うふふっ♥ クセになりそうですね♥ 名残惜しいですが元に戻しましょう♥」

提督「大淀様、ご満足して頂けましたか? オホホホ!」
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/16(土) 01:07:05.17 ID:+otqIGI4o
元に戻った大淀と提督は部屋に帰ったのだが……。


大淀「……あそこが『使用済み』になっている……どういうこと……???」

大淀「指令室の内線番号は……もしもし!!! 提督!!! どういうことですか!!!」

提督「あぁ……あれは……」


風呂を出た提督はブラブラしていた。そこに……。


憲兵「あなたは誰でありますか? ここは部外者立ち入り禁止であります!」

提督(やだ……憲兵さんカッコイイ……なんか下っ腹にキュンキュンくるわ……)

提督「その……提督の姉です……弟が心配で来てしまいました」

憲兵「そうでありますか……それで……なんで本官に寄りかかるのでありますか?」

提督「ちょっと……その……目まいが……」

憲兵「保健室にお連れするであります!」


保健室のベッドに寝かされる提督。


提督「ありがとうございます」

憲兵「いえいえ」

提督「憲兵さん……すこし恥ずかしいお願いがあるの……大声で言いたくないので……顔を近づけて下さる?」

憲兵「なんでありますか?」
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/16(土) 01:08:27.40 ID:+otqIGI4o
提督は近づいた憲兵の頭を掴み、チョークスリーパーで絞め落とした。


憲兵「ハッ!? なんで本官は手錠をされて、ベッドに縛り付けられてるのでありますか?」

提督「答えは……『愛ゆえに』……ですわ」

憲兵「チャックを開けるのを、止めるであります!!!」

提督「あら……元気がないですわ……えいっ!」ズッス

提督「わぁい! 立った! 立った! ●●●が立った!」

憲兵「はうっ!!! ア●ルに指を突っ込んで前●腺をグリグリするのは、止めるであります!!!」

提督「いただきます! むんッ!」ブチチッ

提督「むぅ……痛みさえも心地よい……!」ニヤリ

憲兵「本官の貞操が……ああ……」


提督「なぁーーーーんつことがあったな!」

大淀「」

提督「それから憲兵と電話番号とメアド交換してな! 『結婚を前提にお付き合いを!』なんて言われちまった」

提督「まったく俺もすみに置けないな! わは、わは、わーーーーっはっはっは!!!」

大淀「」


三分後。


大淀「提督のバカはどこです!?!?」ドアバーーーーン

電「司令官さんなら『グラーフを見つける旅に出ます。探さないで下さい』と書置きを残して、どこかに行ったのです……」


おしまい
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/16(土) 01:09:33.81 ID:+otqIGI4o
おはりです
ありしゃした〜
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/16(土) 01:10:32.81 ID:+otqIGI4o
>>34
数レスのまちがいです……
すまねぇ……
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/16(土) 09:23:52.02 ID:+wV43/uDO
>>33
せやで
主人公が神様になるために友達と喧嘩したりするハチャメチャドタバタラブコメディやで
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/16(土) 16:04:38.60 ID:qOuVKcqXO
陸奥「大人っぽくなりたい?」

暁「はい!陸奥さんみたいな綺麗で格好いい女の人になりたいんです!」

陸奥「そんなこと言ってくれるなんて、嬉しいわ……でも、そうねぇ…」

暁「………………」

陸奥「そ、そんなに見つめないで……」

暁「お願いします!」

陸奥「そう言われても……」

暁「…………」

陸奥「…………私がわかる限りでってことになっちゃうけど…いいかしら?」

暁「ありがとうございます!」

陸奥「……口調」

暁「口調……ですか?」

陸奥「必要以上の敬語は却って余裕がないみたいに感じちゃうから……そうね…いつも余裕のある、落ち着いた口調で話すのはどうかしら?」

暁「余裕……」




提督「おーい、暁ー」

暁「司令官?」

提督「少し相談したいことが」

暁「なにかし……!」

提督「?」

暁「…………ふふっ、なぁに?」

提督「?……あ、ええっと…あぁ、以前話してくれた装備についてだが」

暁「装備……あぁ、あのこと」

提督「主砲のほかに電探を乗せるか、はたまた魚雷にするか…どっちがいい?」

暁「そうねぇ……!要らないわ」

提督「そうか、いら……え?」

暁「何事にも余裕をもって行動しないといけないわぁ……そう思うでしょう?」

提督「いや…でも……そんなところで余裕を持たれても…」

暁「できる大人の女は、そういうところで気を使うのよ?」

提督「お、おう…!……なあ、暁」

暁「なにかしら?」

提督「実は、大人になるための儀式があってな?」

暁「えっ……そんなのが必要なの?」

提督「ああ。どうだ?試しに今夜――」
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/16(土) 16:06:06.31 ID:qOuVKcqXO
うちのれでぃ改二記念
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/16(土) 16:37:15.51 ID:PsWe7xb9o

儀式って何ですかね?(すっとぼけ)
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/16(土) 16:39:11.33 ID:uukYZl2Lo
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/16(土) 16:39:49.35 ID:uMqbEJFHo
暁ちゃんかわいい、乙です
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/16(土) 19:30:08.82 ID:demEw/Hk0
ネタSS一本。2〜4レスくらい?
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/16(土) 19:32:48.56 ID:demEw/Hk0
【とある提督と泊地水鬼】



「モウ…トベナイ、トベナイノヨ…」

(マタ、アノソラニ…)

(デモ、モウ、ムリナノ。トベナイノ…)

「…フフ、ウフフフ……」



「ああ、助かった!人がいた!」



「?!……ダレ?ナゼ、ココ二?」

「いや、海外に行こうとしたら船から落ちてしまってね…」

「たまたま流れる着いた島に人がいるなんてラッキーだった」

「…ニンゲン……カ」


(…ココデコロスノハ、カンタンダケド……)

(ドウセナラ、スコシ、アソンデカラニ…)


「ところで、ここがどこだかわかりますか?」

「というより、キミはなぜここに?一人なのかい?」

「ネエ?アナタハ、ソラヲトベル?」

「え?…いや、うーん……」


(フフフ、コマッテル。ドウセ、ムリニキマッテル)

(デモ、『ムリ』ナンテコタエタラ、ソノトキハ…)


「…難しいだろうけど、きっとできるさ!頑張れば、できる!」

「エ?」


(ナニ?ニンゲンノクセニ…、トベルトイウノ?アノ、ソラヲ?……フフ、ウフフフフ…)


「フザケナイデ!」

「?!」

「ニンゲンフゼイガ!…ワタシダッテ…トベナイノニ!!」



「アノソラヲ、トビタイノニ!!」

50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/16(土) 19:33:52.88 ID:demEw/Hk0

「……そうやって、キミは嘆くばかりなのか?何の努力もせずに?」

「?!」

「そうやって、言い訳してるんじゃないですか?」


(ウ、ウルサイ…)


「できないこと、無理だって、諦めてるんじゃないですか?」


(ダマッテ…)


「駄目だ駄目だ!あきらめちゃだめだ!」

「できる!できる!絶対にできるんだから!」

「ダマッテヨ!!ニンゲンノクセニ!!」

「…ガンバッテ、ドウニカナルナラ、コノコウゲキカラ、イキノコッテミテヨ!」

「え?」


ガシャッ!!


「なっ……うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」


ドォオオオオン!!!
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/16(土) 19:36:02.74 ID:demEw/Hk0
(ドウシテ…?ワタシハ、アノニンゲンヲウッタハズ…)

(ナノニ、ドウシテ、ワタシノウシロガ、モエテイルノ?)

(ドウシテ、ドウシテ、アノニンゲンハ…)


「ドウシテ、ムキズナノ?!」

「…打ち返したのさ。ラケットでね」



「ナニ、ソレ…」

「ほら、頑張れば、こんなことだってできる」

「……、アナタハ、デキル。…デキタ。デモ、ワタシハ…」

「…真剣だからこそ、ぶつかる壁がある。」

「エ?」

「キミがなやんでいるのは、真剣にその思いを叶えたいからだ」

「ア…」

「100回叩くと壊れる壁があったとする。」

「でもみんな何回叩けば壊れるかわからないから、90回まで来ていても途中であきらめてしまう。」

「でも…キミが次に叩く一回で!壁は打ち破れるかもしれないんだ!」

「?!」

「だから、あきらめないで。何よりも大切なのは、貴方自身がどうしたいかだ」

「……………、コノハクチカラ、ダシテアゲル」

「え?…ほ、本当かい?」

「コノコタチニ、ツカマッテ。スグ、ニンゲンノマチニツク」

「助かるよ!ありがとう!」







「……ワタシガ、ドウシタイカ…カ」

(…トリタチガ、ソラヲ、ジユウニ……)

「…マタ…アノソラニ……アア…キレイ……大きな翼…!」

52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/16(土) 19:36:45.20 ID:demEw/Hk0

「ご主人様!!まーた単身敵地に乗り込んで!!皆心配したんですからね!!」

「ごめんごめん。でも、彼女もこれで、前に進んでくれるといいけど」

「はぁー。まぁ、こういう平和的なのもきらいじゃないですがー」

「話し合いで解決しようなんて、上から酔狂な奴だって思われてるんですからね!」

「まあそうだよね。でも大丈夫!彼女たちも話せばきっとわかってくれる!」

「Don't worry! Be Happy!」
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/16(土) 19:38:17.88 ID:demEw/Hk0
終わり。MADとかでよくネタにされがちな彼ですが、私は好きです
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/17(日) 01:20:19.10 ID:khlmK6/k0
途中で違う人が交じってる
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/17(日) 01:23:13.24 ID:s+MusRczo
修造提督ワロタ
乙っした
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/18(月) 00:09:31.52 ID:CzaZAwKx0
お目汚し御免
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/18(月) 00:09:59.07 ID:CzaZAwKx0
瑞鳳「ねぇ龍驤」

龍驤「なんや?」

瑞鳳「ボーイッシュって知ってる?最近の男の人に人気な…ぞくせい?…なんだって」

龍驤「ほーん……どっからそんなこと聞いたんや?」

瑞鳳「このサイトよ」

龍驤「…………なるほど。要するに男っぽい奴っちゅうことやな」

瑞鳳「んー……たぶんそんな感じ。提督もボーイッシュな娘が好きって言ってたらしいよ」

龍驤「それ、どこで聞いたんや?」

瑞鳳「青葉」

龍驤「また青葉か……ところで瑞鳳」

瑞鳳「なに?」

「これはおいといて、一緒に開いているこの『女性 胸』って検索結果…なんや?」

瑞鳳「へ……ふぇっ!?」

龍驤「……あんたの気持ちもわからんでもないけど」

瑞鳳「ちちち違うの!これは……急上昇していた検索ワードで!つい!」

龍驤「ほーん」

瑞鳳「じ!じゃあ私は用事があるから!」

龍驤「あっ……そない逃げることないやん」

龍驤「でも、ボーイッシュ…男らしさ………!」
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/18(月) 00:11:14.43 ID:CzaZAwKx0
提督「……で、いきなりなんだ?」

龍驤「うち!ボーイッシュやねん!」

提督「……確かに気が強いって意味では…まぁ、あながち間違いではないのかもしれないが」

龍驤「ちゃうちゃう!この独特なシルエットは、時代を先取りしてたんや!」

提督「……………………なるほど」

龍驤「どや?うちすごない?」

提督「…………龍驤」

龍驤「どないしたん?」

提督「ここでしばらく待機だ」

龍驤「へ?」



天龍「ったくよぉ……いきなり呼び出したりしてなんだ?」

木曾「そう言うな。俺達の力が必要なんだろ」

最上「でも、僕たちの理由って……なんだろう」

初月「…………さっぱりわからないな」

龍驤「……………………」

提督「龍驤、何か言ってみろ」

龍驤「い、いや……けど!こんなタイプのボーイッシュも有りちゃうかな?……なんて」

提督「あ゙あ゙ぁん?」

龍驤「調子のってすみませんでした」

提督「無乳とボーイッシュは全くの別物だ。いいな?」

龍驤「はい……」
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/18(月) 00:14:21.48 ID:CzaZAwKx0
友達がボーイッシュを履き違えていたのでむしゃくしゃして書いた
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/18(月) 00:18:27.24 ID:wQbmcUFGO
胸がボーイッシュ
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/20(水) 01:11:58.68 ID:rFbri4Pao
RJまじ天使……
乙っした
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/23(土) 23:54:06.26 ID:D+HYbFjDO
提督「鈴谷かわいい」

鈴谷「え……あ、あったりまえじゃん!」

提督「マジかわいい。世界一…比べるまでもなく一番かわいい」

「あ、あざーす……///」

「マジヤバイ。鈴谷かわいすぎ。あれだ。銀河系代表と言っても過言でない」

鈴谷「お?そこまで言っちゃう?…//…も、もっと誉めても良いのよー?…なーんて//」

提督「会話が続かなくなり、理由もなく駆逐艦の真似をする鈴谷かわいい。指輪渡したい」

鈴谷「ちょっ!ゆ……あ!あのさぁ!?いきなりそんなこと言うのは反則だって!」

提督「どうしても会話の主導権を握りたくてちょっと威圧してくる鈴谷かわいい」

鈴谷「んな!もぉーーー!提督どうしたの!?頭打った!?」

提督「心配して顔を覗き込んでくる鈴谷かわいい」

鈴谷「あ、当たり前じゃん!提督は鈴谷の上官なわけだし?鈴谷も大変だからさ!」

提督「…………上官…か」

鈴谷「あっ……い、今のは言葉のあやっていうか…そうなんだけどそうじゃないっていうか……あー!もう!」

提督「………………鈴谷」

鈴谷「!?……な、何?」

提督「かわいいケッコンしたいする」

鈴谷「えっ!?///」


―――― 艦娘と絆を結びました――
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/23(土) 23:56:04.88 ID:D+HYbFjDO
むしゃくしゃしてかいた
鈴谷の髪で作った麺を本人の前で美味しそうに啜りながら食べたい
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/24(日) 00:17:49.27 ID:jWJBvdU1O
乙〜
鈴谷かわいい
65 :62のおまけ [saga]:2016/04/24(日) 01:03:09.80 ID:dNPashK7O
提督「……さて」

鈴谷「提督ちーっす!相談したいことって何?」

提督「ん、来たか…話というのは他でもない。お前の髪の一番美味い食し方だ」

鈴谷「ふーん……へ?」

提督「これまで焼く、炒める、蒸す、茹でる、天日干し、揚げる……思いつく限りのことを試してきたが、どうにもしっくりこない」

鈴谷「えっ、ちょっと?」

提督「今のところ一番美味かったのはかき揚げにしたものだったが……」

鈴谷「ねぇ、ちょっとガチっぽくて怖いんだけど……そんなつまらない嘘つかなくても良い――」

提督「だが!」

鈴谷「ひっ!」

提督「お前も気づいただろう……そう、それでは鈴谷本来の味が楽しみにくいんだ!」

鈴谷「鈴谷本来って?えっ、いや、提督?何言ってんの?」

提督「いや……だから、鈴谷本来の独特な味がだな」

鈴谷「……………………」

提督「……鈴谷?聞いてる?」

鈴谷「……ぐすっ」

提督「!?!?す、鈴谷!?」

鈴谷「鈴谷のせい……だよね…」

提督「……え?」

鈴谷「鈴谷が…提督に仕事負担してもらって、そんなにお手伝い出来なかったから…疲れてこんなんになっちゃったんだよね?」

提督「えっ……え。いや、なんのことだ?」

鈴谷「ごめんね……鈴谷、ちゃんと仕事するから……ごめんね…」

提督「……………………」

鈴谷「だから……普通の!元気だった提督に戻ってよぉー!……っ」

提督(…………やべぇ。バラすタイミング見失った)

鈴谷「ごめんなさぁぁいぃー!だから戻ってよぉー!」
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/24(日) 02:18:32.22 ID:87yyqQNKo
乙おつ
終わったのかな? 続きが気になる……
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/24(日) 15:17:18.39 ID:87yyqQNKo
俺も投稿しよう
たまにはシリアスっぽいのを……
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/24(日) 15:18:12.88 ID:87yyqQNKo

『深海提督誕生』


男は海を見下ろす断崖に追い詰められた。

体に爆弾を巻き付けた男は、警官たちを一瞥すると笑みを浮かべる。


警官「もう逃げられないぞ。大人しく投降しろ!」

男「いやだね……撃てばいいだろ? どうした? やれよ? 俺は何十人と殺したテロリストだぞ?」


男はテロリストだった。

祖国への多国籍企業による政治介入を止めるよう、先進国で爆弾テロを実行。

被害は甚大で、数十人の犠牲者を出した。


警官「開き直るな! 何十人と殺したお前に正義はない。このテロリストが!」

男「俺は正義だとは思ってないぜ。ただ、お前らの繁栄は貧乏な国の犠牲で成り立ってることを思い出させただけだ」

警官「なんだと!?」

男「お前らの国の企業は、俺の国の資源を安く買いたたいて、製品にして売りつける。

買値を上げろと言えば、他の国から買うか……政治介入して政府を転覆させるか……」

警官「……」

男「どちらにしても、ろくなもんじゃねえ。俺の国は絶対貧乏を抜け出せないわけだ……」

警官「……」
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/24(日) 15:19:54.73 ID:87yyqQNKo

男は爆弾の起爆スイッチに手をかけた。


男「それだけじゃねえ! 鉱山の権利争いにまで介入しやがって……」

警官「……」

男「民族独立過激派というチンピラに資金提供して飼いならし、鉱山を占拠させて、安値で資源を買う……」

警官「……」

男「俺はアカでも民族主義者でも原理主義者でもねえ! 俺がテロリストになったのは……その民族独立過激派が……俺の妹の結婚式で……爆弾テロをしたからだ!」

警官「!?」

男「チンピラになびかない村の有力者が出席していた……それだけだ……それだけで、妹夫婦ごと爆弾で吹き飛ばしたんだ……」


警官たちが気圧される。


警官「妹さんには同情する……しかし、テロをしても妹さんは喜ばんぞ!?」

男「妹が喜ぶかどうかは関係ねえ……俺は考えたよ……なぜ妹は死んだのか……結局、俺の祖国が弱いからだ……。

金も知識も人材もない……政府や役人は腐敗し……祖国に命をかけるやつもいない……。だから外国の企業ごときにいいようにされるんだ……」

警官「それと、テロがどう関係するんだ……?」

男「本気になった人間が三人いれば、世界を変えられる……俺はそう思う……。祖国のために命を捨てるやつが一人、ここにいるとアピールした。

世界中から見えるように、デカい花火を打ち上げてな。俺のやり方は間違っているが、どこかの三人が本気になってくれれば、それでいい……」
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/24(日) 15:21:32.98 ID:87yyqQNKo

別の警官が前に出た。


警官「偉そうなことを言うな! お前は平和と秩序の敵だ!」

男「世界の平和とは……秩序とは……国の階級の……身分の固定だ。富める国はますます富み、貧乏な国はますます貧乏に。

だれだったか……トマ・ピケティだかが言っていたな……。『戦争によって富の再分配が起きる』と……。

富める国は再分配なんて望んじゃいない。だから平和なんだ。そんな平和をありがたがっているのか?」

警官「……」

男「祖国はもともと王政だった。腐敗もあったが、別に国民は困っていなかった。国王は富国強兵を目指して、国民に教育を施し、産業の保護・育成を始めた。

それが金持ち国への挑戦と見えたんだろうな……。なぜか民主化運動が勃発してな……。先進国からの強い圧力もあって、選挙をしたよ。

結局、狂信的な宗教原理政党が政権についてな……科学よりも宗教の教えを優先する素敵な政府だ……。もうすぐ教育も産業も壊滅するだろうよ……」


男は起爆スイッチを高く掲げた。


男「しゃべりすぎた……俺は、このくそったれな平和を……恨んで……恨んで……恨みぬいて死ぬ……お前らを道連れにな……」


その時、警察の狙撃手が男の眉間を打ち抜いた。

男がガクンと崩れ落ち、海に落ちる。
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/24(日) 15:23:08.68 ID:87yyqQNKo

男の死体は、海を流れて……。


男「ここは……まさか……!?」


目覚めた男は、男の生家にいた。

内戦の爆撃で消え去ったはずの、貧しくも幸せだった小さな家。


女「お兄ちゃん、気がついた?」

男「バカな……妹そっくりだが……お前は誰だ?」


女は男の妹に瓜二つだが、肌は純白で瞳は赤かった。


女「ふふっ……この姿と家はサービスよ」

男「ここはどこだ?」

女「現実と夢の境界……」

男「俺は……どうなったんだ?」

女「現実のあなたはとっくに死体になって、海にプカプカ浮かんでるわ」

男「!?」

女「でもあなたは運がいい……あなたの強い怨念が奇跡を起こして、地獄の扉を開けてわたしを呼びだした」


女がこぼれそうな胸元を押し上げて、顔を近づけささやいた。


女「取引しましょう……わたしは『深海棲艦』。船の悪魔とか怨霊とかと思ってくれればいいわ。あなたの魂と引き換えに、あなたの望むことをしてあげるわ」

男「何が出来るんだ?」

女「船を沈めることができる。どんな船を何隻でも。ゴムボートでもタンカーでも……あなたが望むなら戦艦でもね……」
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/24(日) 15:25:09.02 ID:87yyqQNKo

男はくくっと笑う。


男「船を沈めることが、俺の望みだというのか?」

女「ええ、そうよ。世界の秩序やルールを決めているのは『海』を支配している国。わたしならその支配を壊せるわ」

男「どういうことだ?」

女「近代以降、世界の覇権を握った国はオランダ、イギリス、アメリカ……もれなく海洋国家よ。『海』を支配して貿易で莫大な国富を築いた……。

今の支配者は……国じゃなくて、アメリカの覇権を政治献金で乗っ取った『多国籍企業』かしら……」

男「……」

女「でね……もし『海』の支配を失ったら……物流が途絶えたら……覇権国家の築いた秩序、ルールは崩壊するでしょうね……」


女は満面の笑みを浮かべる。


女「彼らの言う『平和』さえもね……」


男は息の飲んだ。


男「おまえ……俺の心を読んだのか……」

女「まあね……それで妹さんと家を再現できたわけだし……。それでどうするの? 契約する?」

男「魂を差し出したら、俺はどうなるんだ?」

女「それは教えられないわ」

男「まあいい。今さら魂なんぞ惜しくない。俺が心配なのは、お前の能力だ」
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/24(日) 15:27:02.91 ID:87yyqQNKo

女は笑う。


女「証拠を見せてあげたいけど、契約しないと実体が持てないし能力も使えないし……そうだわ……仮契約しない? 一週間のお試し契約。それで能力を証明するわ」

男「いいだろう。仮契約だ」


男は差し出された契約書にサインした。


女「ありがとう」


女が手を差し出し、握手をする。

女は泊地棲姫と名乗った。


男「礼は後にしろ。期待外れなら本契約せんぞ」

泊地棲姫「ご期待にそえると思うわ」


にこりと笑う泊地棲姫。


泊地棲姫「船を沈めると、一緒に沈んだ人間の数に応じてポイントが貯まるから、それも期待してね」

男「ポイント?」

泊地棲姫「沈んだ人間の魂がポイントになるの。貯まったポイントで新しい『深海棲艦』を地獄から呼んだり、小悪魔を使役して施設を拡充できるのよ!」

男「ふん。すべては能力を見せてもらってからだ……」


数日後、某国の原子力空母が沈没。

深海提督誕生の瞬間であった。


おしまい
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/24(日) 15:27:56.43 ID:87yyqQNKo
おはりです
ありしゃした
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/24(日) 20:36:13.01 ID:ABNjZwpX0
乙です
中々に興味深い話で…
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/24(日) 23:22:19.96 ID:ABNjZwpX0
うちであった怖い話
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/24(日) 23:24:36.56 ID:ft1PGAN+O
大井「え?新しい仲間?」

提督「おう、ちょうど二人建造が終わる頃で…どうだ?一緒に来るか?」

大井「え、えぇ……ちっ」

提督「えっ、今舌打ち――」

大井「いえ、なんでもないの」

提督「そ、そうか……」

大井「はい」

提督「…………」

大井「…………」

提督「い!いやぁーどんな娘か楽しみだなー!」

大井「……私としてはそれほど楽しみではないです」

提督「えっ……じ!じゃあ早速開けるぞー!」

大井「……また邪魔な娘が――」

球磨「……クマー」

提督「おお!」

大井「」

提督「大井!お前の姉じゃねぇか!」

大井「」

球磨「よろしくだクマー」

大井「!……よ!よろしくお願い――」

球磨「邪魔な娘かもしれないけど」

大井「」
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/24(日) 23:25:44.92 ID:ft1PGAN+O
提督「え?邪魔?なんのことだ?」

大井「さ、さぁー!?なんでしょう?ねぇ?」

球磨「おい」

大井「」

球磨「中は外からの声が聞こえるクマ。よく覚えておくといいクマ」

大井「」

提督「えっ?……えっ?」

大井「」

球磨「じゃあ!もう一人もさっさと出してあげるクマ」

提督「そ、そうだな…?大井?」

大井「……はっ!」

提督「大丈夫か?」

大井「え、えぇ!早速開けましょう!では――」

北上「…………ア、アタシは…軽巡、北上」

大井「」

提督「おお!連続で姉妹じゃん!」

北上「…………ま、まぁよろしくー……」

大井「」
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/24(日) 23:26:30.19 ID:ft1PGAN+O
皆さんもご注意を
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/25(月) 00:26:05.30 ID:IJibXOriO
乙です
大井さんには悪いけど、笑っちまった
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/29(金) 10:21:39.99 ID:39qn5wE+O
今更ながら三周年記念
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/29(金) 10:22:07.25 ID:39qn5wE+O
大将「失礼する。私は――」

提督「何が三周年だ!」

大井「…………」

大将「…………」

提督「とどのつまり、戦争が三年目に突入したということだろ!?」

大井「……その通りです」

大将「…………」

提督「そんなことを祝う軍人がいるか!」

大井「………いえ」

大将「…………」

提督「その曲がった考え、俺が叩き直して――」

大将「やめなさい」

提督「大将殿!?こ、これは見苦しいところを!失礼しました」

大将「うつつを抜かす輩がいないか抜き打ちで訪ね回っているのだが……どうやら杞憂だったらしいな」

提督「はっ!わが鎮守府はそのような甘ったれた輩は、私が叩き直す覚悟です!」

大将「見ていたからわかる」

提督「すみません……頭に血が昇ると、周りが見えなくなる質でして……」

大将「よいよい。むしろ安心した……さて、私はそろそろ帰るとするかな」

提督「そうですか!ご苦労様――」



夕立「提督ー!言われてた食堂の飾り付け、終わったっぽい!」

大将「……」

提督「」
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/29(金) 10:23:20.27 ID:39qn5wE+O
大井っちよ、永遠に
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/29(金) 19:28:54.87 ID:S3vxZseeo

ワロタ
夕立さん……
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/04(水) 00:04:32.54 ID:AK70Nt8c0
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/05/07(土) 17:47:50.25 ID:FMGuP+bO0
2〜3レスほど。事前にピザの画像検索でもするとよりわかるかと
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/05/07(土) 17:48:49.77 ID:FMGuP+bO0
【食堂にて】

コネコネ…,コネコネ…

ローマ「ふぅ…。これでいいかしら」

五月雨「あれ,ローマ,さん?」

ローマ「え?ああ、五月雨」

五月雨「何を作っているんですか?」

ローマ「ああ、これのこと?少しお腹がすいたからピッツァでもと思って」

五月雨「ピザですか?…でも、もうおやつの時間ですけど」

ローマ「私、今日非番だし、起きたのちょっと前だったの」

五月雨「そういえば昼食のときいませんでしたよね」

ローマ「ええ、だから軽く何か食べようかなって」

五月雨「軽く?…えっと、そうだったんですね」

ローマ「?…ところで、貴女はなぜここに?」

五月雨「え?あー、えっと…」

クキュルルルルル…

ローマ「…ああ、貴女も?」

五月雨「…なにか、おやつでもないかなって」

ローマ「それ知ってるわ。ギンバエってやつでしょう?」

五月雨「うぅ…、ちょ、ちょっとくらいならいいかなって」

ローマ「へぇ、ふーん」

五月雨「で、でもローマさんだって!」

ローマ「私はちゃんと許可をとってるもの」

五月雨「あぅ…」

ローマ「なんてね、別に説教する気なんかないわ。ちょっとからかっただけ」

    「貴女,反応がおもしろいんだもの」

五月雨「ええ?!ひ、ひどいです…」

ローマ「ふふ、ごめんなさい。お詫びに、ピッツァでもどう?」

五月雨「え?いいんですか!あ、で、でもあんなに量が多いものはいいかなって」

ローマ「んー、まあ、ちょっとテーブルで待っててくれないかしら」

五月雨「えっと…わかりました?」
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/05/07(土) 17:52:15.97 ID:FMGuP+bO0


ローマ「お待たせ」

五月雨「えっ?これがピザなんですか?なんだか白くて、具もないですけど」

ローマ「?…ああ、こっちではトマトソースが主流みたいだから、そう思うかもしれないわね」

    「これは『クワトロフォルマッジ』という名前のピッツァなの」

五月雨「くあとろふぉ、るまっじ?」

ローマ「クアトロ・フォルマッジ。意味は、4種類のチーズ」

五月雨「へぇ〜…、あの、ローマさん、これは?」

ローマ「これは蜂蜜よ」

五月雨「えっ、蜂蜜をかけるんですか?!」

ローマ「ブルーチーズに少し癖があるから、かけたほうがきっとおいしいと思うわ」

五月雨「あ、はい、それじゃあ頂きますね。んっ…、甘じょっぱい。おいしいです!」

ローマ「そう?ありがと。はむっ…まあ、久しぶりに作ったにしては上出来ね」

五月雨「なんだかお菓子みたいですね」モキュモキュ

ローマ「もともとピッツァは軽食だし、これは甘い味付けだからちょうどいいとおもって」

五月雨「はい!私、もっとピザってこう大きくて、パイみたいなものだと思ってました」

ローマ「えっ?…どういうこと?ちょっとその話、詳しく聞かせてくれない」

五月雨「えっ?あ、あの…この前アイオワさんが作ったピザはもっとこう…ドォーンって感じで…」



アイオワ『Hey!これがUSAのRepresentative food!Pizzaよ!!』



     「っていいながら何だか大きなパイを皆さんにふるまっていたので…」


ローマ「…へえ、ふーん、そう、そうなのね……リプレゼンタティブ…代表ですって?」

五月雨「あ、あの…」

ローマ「ちょっと、用事ができたみたい。それ全部食べていいわ」

五月雨「えっ?」

ローマ「許せない…目にものを見せてやるわ…」

五月雨「あ、えっ、ローマさん?ローマさん?!」





十数分後、演習海域にて戦闘行為を確認。
消費された燃料・弾薬の補給、及び修理に要した鋼材は、莫大な量であったという。
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/05/07(土) 17:54:26.65 ID:FMGuP+bO0
終わり。アイオワが遠い
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/08(日) 00:25:59.56 ID:ryvznjBbo

いいめしテロでした……
夜中だけど、ピザくいたくなった
しかし、ローマもさみちゃんも、かわいいね
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/08(日) 01:46:05.14 ID:6srhvbmyO
ピザに蜂蜜って旨いのだろうか
食ったことないわ
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/05/08(日) 12:09:42.67 ID:4mONOMYr0
クワトロ・フォルマッジオは美味いよ
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/08(日) 13:35:06.91 ID:ryvznjBbo
下ネタがあるこのスレ、エロ用の掲示板に移転すんのかな?
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/14(土) 23:20:52.56 ID:usCQdauMo
数レスかります
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/05/14(土) 23:26:45.98 ID:usCQdauMo

【出会っちまった……】


五十鈴「」

初音ミク「」


那珂ちゃんルートで鎮守府に初音ミクが慰問に来たのだが……。


初音ミク「ど……どいうことなの……? ただでさえオワコンと言われて落ち込んでるのに……?

艦これに押されまくって、ニコニコ御三家から脱落しかかってるところに、自分そっくりで、

お胸がデカい艦娘って、どういうことなの? どういうことなの……?」

時雨「扶桑……? いや、山城……? いや、人違いかな……ごめんね……」

加賀「赤城さん……? ごめんなさい……人違いね……」


そこに……。


龍驤「……わかるで、その気持ち……」

初音ミク「あなたは……?」

龍驤「通りすがりの軽空母や。あんさんの気持ち、ようわかるで!」ガシッ

初音ミク「ありがとう!」ガシッ


また一人……。


結月ゆかり「わたしも混ぜて下さい……」

初音ミク「ええ!」ガシッ

龍驤「歓迎するで!」ガシッ

結月ゆかり「ありがとうございます」ガシッ


またまた……。


十六夜咲夜「……」ガシッ

初音ミク「……」ガシッ

龍驤「……」ガシッ

結月ゆかり「……」ガシッ



またまたまた……。


如月千早「……」ガシッ

初音ミク「……」ガシッ

龍驤「……」ガシッ

結月ゆかり「……」ガシッ

十六夜咲夜「……」ガシッ


ここにジャンルを超えた貧乳同盟が締結されたのである。
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/05/14(土) 23:27:45.86 ID:usCQdauMo

一方……。


巡音ルカ「……」ガシッ

長門「……」ガシッ

城ヶ崎美嘉「……」ガシッ


同時に、ロリコン……いや……幼女が好き過ぎる御三家同盟も同時に締結されたのであった。


おしまい
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/14(土) 23:27:57.53 ID:jwY12kuyO
ゴメン全く面白くないわ
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/14(土) 23:28:14.08 ID:usCQdauMo
おはりです
ありしゃした
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/31(火) 04:19:07.58 ID:IcUIEqDjo
数レス借ります
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/05/31(火) 04:21:55.43 ID:IcUIEqDjo

【アル中探偵 隼鷹 ―償いの報酬―】


隼鷹「那智……あんた……殺したいヤツっている?」

那智「いや、いない。どうした?」

隼鷹「あたしもさぁ、さっきまではいなかったよ。でも今はいる。誰かがウイスキーをぶちまけた……。断酒しているあたしの部屋にね!」


あたしは隼鷹。横須賀で探偵をやってる。

戦後、軍を放り出されたあたしは、艦娘の経歴を買われて婦警になった。

そこでドジを踏んじまってね……。

強盗との銃撃戦で、無関係の女の子を撃っちまった。

その子は命をとりとめたけど、視力が戻らない。

ショックを受けたあたしは酒に溺れて、入院、退職のお決まりコース。

それから色々あって……探偵になった。


那智「よく電話してくれた。今、部屋か?」

隼鷹「いや……部屋を出た……」

那智「そうか……酒の誘惑に打ち勝ったんだな……」

隼鷹「まぁ……そうだねぇ……でも……そう……あたしは飲まなかった……」

那智「すぐそちらに行く。一人にしておきたくない。頑張れ!」

隼鷹「あぁ……うん……」


現在、あたしはとある事件の調査をしている。このウイスキーは犯人からの嫌がらせだろう。

実際、断酒中のあたしに、これはこたえた。もし誘惑に負けて酒を飲んでいたら、人格が崩壊したかもしれないねぇ……。
101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/05/31(火) 04:24:59.97 ID:IcUIEqDjo

で、その調査ってのは……。


隼鷹「あたしは、今日一日……断酒出来ました……だいたい一年、酒を飲んでません……」


ある日、あたしは横須賀の断酒会に参加していた。

断酒会ってのは、酒を止めたい人間が集まって、酒害の経験を話し合う会。

那智は断酒会の助言者、断酒を助けてくれる人。

酒の誘惑に負けそうになった時、少しでも酒が飲みたくなった時、那智はいつでも相談に乗ってくれる。

仕事中でも、休み中でも……。


??「あんた……元艦娘か……」

隼鷹「あなたは?」

元提督「俺は元提督。艦娘と話がしたかったんだ。会の後、コーヒーでもどうだい? ああ、警戒しないでくれ。口説いたりはしない」


カフェで元提督は話し始めた。


元提督「俺は……いわゆるブラック鎮守府の提督だった……轟沈させた艦娘も一人や二人じゃない……過労で自殺したのもな……」

隼鷹「……」

元提督「戦後……毎晩その娘たちが夢に出てな……そのままアル中ってわけだ……」

隼鷹「……」

元提督「……すまなかった……」

隼鷹「……あたしに言ってもしょうがないよ……」

元提督「……そうだな……」

隼鷹「……」

元提督「……『断酒のための十二ステップ』ってあるだろ……。第八ステップ……我々が傷つけた全ての人々の表を作り、その全ての人たちに埋め合わせをする気持ちになる……。

第九ステップ……その人たち、または他の人々を傷つけない限り、機会あるたびに直接埋め合わせをする……」


元提督は手帳を取り出す。


元提督「第八ステップで俺が傷つけた艦娘のリストを作った。これから第九ステップ。彼女たちに謝罪や埋め合わせをしようと思ってる」

隼鷹「……そうかい……」

元提督「艦娘たちは、どう思うかな?」

隼鷹「……正直、わかんないねぇ……」

元提督「そうか……」

隼鷹「……」

元提督「今日はありがとう……誰かに聞いて欲しかったんだ……」

隼鷹「うまくいくことを願ってるよ……」


過去の償い……あたしの心に鋭い痛みが走った。
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/05/31(火) 04:28:26.40 ID:IcUIEqDjo

その後……。


隼鷹「元提督が殺された?!」

ゲイ提督「そうなんだ……」


ゲイ提督は元提督の助言者。元提督にリストを作らせたのは彼だ。


ゲイ提督「彼はリストの艦娘を訪ねていた。そして艦娘は彼を激しく恨んでいる。となるとリストの艦娘が犯人である可能性が高い。

恨んでる提督が目の前に来て、カッとなって思わず……ってね。それでこのリストのコピーを警察に渡したんだけど……」

隼鷹「けど?」

ゲイ提督「警察は強盗殺人と考えているようで、まともに取り合わないんだ。落ちぶれたアル中の元提督が死んだところで、誰が悲しむって感じ」


ブラック鎮守府の闇は深い。過去をほじくり返されると海軍のお偉方も都合が悪い。警察としても面倒だ。

だから犯人不明のまま、さっさとケリを付けたいのだろう。


ゲイ提督「僕が彼にリストを作らせた。ということは僕が彼を殺したようなもの。責任を感じている。隼鷹さん、このリストの艦娘を調査してほしい……」


あたしは依頼を受けた。

リストの艦娘たちを訪ねてみると……。


明石「ええ、来ましたよ提督……資材横領の罪をなすりつけたことを謝罪したいって……殴ってくれてもいいって……。ひっぱたきましたよ、何回も……。

そしたら……胸が一杯になって……涙があふれて……なぜか提督と抱き合って、二人で大泣きしました……」


長門「ああ……来たとも……無謀な作戦に意見した私を更迭したことを謝罪したいとな……消えろと言ったが玄関の前から動かなくてな……。

怒鳴ったらやっと行ったよ。なに? 死んだ? ははっ、そうか……すばらしい……今日はいい日だ……」


ポーラ「ええ〜〜、来ましたとも〜〜。でも〜〜、どうでもいいことでした〜〜。昔、ポーラのお酒を盗んだって〜〜。

忘れてました〜〜、そんなこと〜〜、本当に〜〜。頑張れ〜〜、頑張れ〜〜、提督ぅって、応援しちゃいました〜〜」


大淀「はい、来ました。私から金をだまし取ったことを謝罪したいと。あのお金は……大きな声では言えないようなお金でしたから、正直、どうでも良かったんですが……。

あの頃はお互い騙し騙されという感じで、単にゲームに一回負けたという気持ちでしたから……。気にしてないと言いいました」


リストの艦娘はシロのようだねぇ……。じゃあ、犯人は……?
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/05/31(火) 04:31:53.22 ID:IcUIEqDjo

――探偵隼鷹が横須賀を舞台に活躍する


提督(恋人)「プロポーズの答えを聞かせて欲しい」


――恋の行方は?


鳳翔(女の子の母)「もう……来ないで下さい……」


――過去の償いは?


飛鷹(婦警)「皆、待ってるから。いつ戻ってきてもいいよ」


――姉との関係は?


青葉(情報屋)「きょーしゅくですが、その人の『ソブリケイ』……ニックネームを教えてもらえますか?」


――事件の行方は?


隼鷹「提督……本当のアル中は、ワンカップ酒は買わないんだぜ。紙パック……給食の牛乳のような紙パックの酒を買うんだ……。

なぜかって? 飲めないんだよ……手が震えてさぁ……ストローじゃないと飲めないのさ……。だから百円の紙パック……。

あたしはさ……そこまで一度、落ちたんだよ……」




アル中探偵 隼鷹 ―償いの報酬―

2016年 夏 公開予定無し
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/31(火) 04:33:46.58 ID:IcUIEqDjo

おはりです。

ありしゃした。

ローレンス・ブロックのマット・スカダーシリーズを読んで、衝動的に書いた。

隼鷹さんとマット・スカダーが、俺の頭の中でリンクした……。

※このSSはローレンス・ブロック『償いの報酬』にインスパイアされてます

105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/31(火) 07:55:35.59 ID:sWV2IRlm0

公開しないのか…
106 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/01(水) 20:51:11.56 ID:qHc6CFg50
SSを書く前、アル中の気持ちになるために紙パック日本酒飲んでみたけど……あれはストレートじゃのめないわ
甘酒かって思うほど甘ったるくて、微妙なアルコールの味……
ロックにしたら、やっとマシになった
甘さが弱まって、うっすら苦みが出て、やっと酒っぽくなった
あれをストレートでチューチュー飲むのは、本当に終わってる
アル中の終着駅がコンビニの紙パック酒ってのが、良くわかった
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/06/02(木) 19:59:45.15 ID:Q165vVD1O
数レスお借りします
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/06/02(木) 20:00:39.79 ID:Q165vVD1O
提督「終わったァァァ!!」

大井「お疲れさまでした……」

提督「大井もお疲れ!」

大井「…………テンション高いですね」

提督「そりゃあな!なんたってかの国からの新たな戦力が加わったんだ!テンション上がるだろ!」

大井「……親潮」

提督「………………え?黒潮?」

大井「親し――」

提督「え!?何!?聞こえない!」

大井「…………」

提督「…………ぐっ……」

大井「……冗談ですよ。あまりにうるさかったのでつい言っただけです」

提督「…………ごめんな…」

大井「…………提督は頑張りました。今回は運がなかっただけですよ」

提督「…………」

大井「今作戦、私が見る限り提督に落ち度は全くありませんでした」

提督「……そうかな…」

大井「えぇ。ですから、そう悔やまないでください。誰も提督を責めませんよ」
109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/06/02(木) 20:03:01.22 ID:Q165vVD1O
提督「……そっか……よし!夏こそ親潮を助け出すぞ!」

大井「えぇ!頑張りましょう!」

提督「まずは遠征だな!さっそく遠征部隊を呼んでくれ!」




舞風「…………ねぇ提督」

提督「ん?お、来たか!さっそくだが遠征を――」

舞風「萩風は?」

提督「…………え……?」

大井「あっ」

舞風「嵐は?」

提督「あ……ら…し…………?」

舞風「提督、約束してくれたよね?」

提督「……………あ……あぁ…あ……」

大井「提督落ち着いて!深呼吸!深呼吸です!」

舞風「提督の嘘つき!大っ嫌い!」

提督「」


提督「」
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/02(木) 20:04:11.32 ID:Q165vVD1O
萩風と嵐と親潮をうちに下さい
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/03(金) 01:40:44.52 ID:1b3kSulRO
乙です
胃が痛くなるSSですな……
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/06/11(土) 19:52:44.48 ID:8XJht3fZ0
2レスほど。最近暑くなってきたので、こんな涼しい話はいかがでしょうか
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/06/11(土) 19:55:18.05 ID:8XJht3fZ0
【とある艦娘が電車でお出かけしたようです】


ガタンゴトン…、ガタンゴトン…

(ん…、ぅううん…)

ガタンゴトン…、ガタンゴトン…

(あ、あら?いやだ…寝ちゃってた?…外、真っ暗ねえ…)

(門限も過ぎちゃってるわ…いやん、司令官に怒られ…)

ブゥウウン…ブゥウウン…

(って、はぁ…、さっそく司令官からのお電話ねえ…)

ピッ

「…もしもし?」

「おい…今何時だと思ってる?外出許可はしたが、宿泊は許した覚えは…」

「ごめんなさい、今帰りの電車なの。でも、寝過ごしちゃって…」

「電車?なら、最寄りの駅で降りて場所を教えてくれ。通話なんて他の乗客も迷惑だろう」

「はぁ…ぃ?…あらぁ?」

「どうした?」

「この車両、誰もいないみたい。お話しても大丈夫よ」

「そうか。まあ本来ならマナー違反だが仕方ない。今どこだ、次の駅は何て名前だ」

「ええっと…?…路線図が見当たらないわ」

「そういう車両もあるか、別の車両は?」

「ちょっと待ってね」


ガタンゴトン…、ガタン…、ゴ、トン……


「あ、駅に停まるみたい。降りて場所を確認するわね」

「了解。近場なら車で迎えに行く」

「あら、ドライブデートのお誘いかしら?」

「おい…」

「いやん、怒らないで。わかってるわ」

114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/06/11(土) 19:56:09.26 ID:8XJht3fZ0

ぷしゅぅぅぅぅぅぅ…

「降りたわ、司令官」

「おい、外で司令官は…」

「ふふ、駅に誰もいないから大丈夫よ」

「ならいいが、外では艦娘とばれるような言動は慎めと普段からあれほど…」

「もぅ、お説教なら帰ったらちゃぁんと聞きますから、ね?」

「はぁ…それで?そこはどこだ?なんて名前の駅なんだ?」

「ええっと…あら!ふふふふふ…」

「?…なに笑ってる?」

「だって、ふふ、こんな偶然なんてあるのねえ…」









「だって、この駅、私の名前なんだもの」




115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/06/11(土) 19:56:50.51 ID:8XJht3fZ0
終わり

116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/11(土) 20:40:04.68 ID:XLp29Jxgo
乙、千葉県か
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/12(日) 00:12:51.55 ID:vhtPbn34O

きさらぎ駅か。懐かしいな
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/12(日) 07:14:17.45 ID:LCejtXrOO
如月かな
119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/06/12(日) 09:28:54.77 ID:ELbmc/BP0
3〜4レス。飯ネタ
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/06/12(日) 09:30:53.23 ID:ELbmc/BP0
【夜の食堂兼ラウンジにて】


リットリオ「ねえローマ,今夜はどうしましょうか?」

ローマ「そうね。…ビスマルクなんかどう?」

プリンツ(!!…イタリア艦がビスマルク姉さまの話をしてる。なんだろう)

リットリオ「いいわね、ビスマルク。…おいしそうだわ」

ローマ「ええ、たまにはいいと思うの」

プリンツ(ビスマルク姉さまが、おいしそう?!それって…)




リットリオ『大人しくして!!』

ビスマルク『何あなた達!!なにするの!!離しなさい!!』

ローマ『いい下着つけてるじゃない。もっとよく見せなさいよ』

ビスマルク『あなた達の言う通りになんかなるわけないでしょう?!』

リットリオ『二人に勝てるわけないわ!!』

ビスマルク『馬鹿言わないで!!私は絶対勝つわよ!!んあーっ!!』




プリンツ(…なんてこと。そんなのダメ!!ビスマルク姉さまは、わ、私が守るんだから!!)

リットリオ「それじゃあさっそく準備に…」

プリンツ「そ、そんなこと絶対させない!!するなら、この私を倒してからにして!!」

ローマ「えっ…、はぁ?ちょっと、なんなの?なんのつもり?」

リットリオ「えっと、オイゲン…さん?」

プリンツ「夜にビスマルク姉さまを頂いてボーノ・ボーノなんか絶対許さないんだから!!」

ローマ「なによボーノ・ボーノって…いや、わかるけど…」

リットリオ「ビスマルク姉さま?…ああ、そういうことですか。ねえ、オイゲンさん」

プリンツ「な、なに?」

リットリオ「一緒に食べませんか?ビスマルク」

プリンツ「ふぇっ?!」
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/06/12(日) 09:32:28.68 ID:ELbmc/BP0

プリンツ「こ、これがビスマルク姉さま!!」

ローマ「いや、姉さまは余分よ。にしても、まさかこんな勘違いするなんてね」

プリンツ「うぅ、ごめんなさい…」

リットリオ「まあまあ…、それも仕方ないです。もともとは同じ人からとった名前だし」

プリンツ「でも、何でこのピザはビスマルク姉さまなの?」

ローマ「だから姉さまは…、まあいいわ。ピッツァの上に目玉焼きがのってるでしょう?」

プリンツ「うん。…えっ?これがビスマルク姉さまの由来?」

リットリオ「かの宰相は、半熟の目玉焼きを乗せたステーキが大好物だったそうです」

ローマ「だから、半熟の目玉焼きを乗せたピッツァをビスマルクねえ…んん、ビスマルクというの」

プリンツ「へえー」

ローマ「というか、食べないの?冷めちゃうけど?」

プリンツ「うん、おいしそうなんだけど、きっと、おいしいんだろうけど…」

リットリオ「どうかしました?」

プリンツ「ビスマルク姉さまだって思うと、なんだか食べるのがもったいないような」

ローマ「…あー、そう、そうなのね。まあ、いいけれど」
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/06/12(日) 09:35:51.54 ID:ELbmc/BP0


ポーラ「あ〜、いい匂いがしますね〜。これは、ピッツァかなぁ」フラフラ…



プリンツ「あ、あなたは…」

ポーラ「あれ〜何だか珍しーい組み合わせですね〜。おお、やっぱりピッツァ!いただきまぁす」

ローマ「あっ」

リットリオ「あら?」

プリンツ「あああああっ?!」

ポーラ「んー、ボーノ!!…んあ?」

プリンツ「あ、ああっ、ビスマルク姉さまが、ぐすっ、わた、私の…ふぇっ…」

ポーラ「あ、あれ〜?」

プリンツ「ああああああん!!ポーラがビスマルク姉さまをボーノ・ボーノぉぉぉぉぉ!!!」

ザラ「ちょっとポーラ!!あなたまだ執務ちゅ…なにやってるのポーラ!!!」

ポーラ「あ、ザラ姉さま…」

プリンツ「ポーラが、ポー、ぐすっ、ああああああん!!」

ザラ「ポーラ、あなたなにしたの!?なんでオイゲンが泣いてるの!!」

ポーラ「えっ?えーっとき、記憶にない…」

ザラ「 ま た お 酒 飲 ん だ の ね ? ! 」

ポーラ「き、記憶にないってそういう意味じゃ…あ、まってザラ姉さま、ちょっ」








ローマ「姉さん…これ」

リットリオ「ローマ、"Il tempo tutto cancella."  よ」

ローマ「ああ、そう…」
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/06/12(日) 09:37:22.38 ID:ELbmc/BP0
終わり。イタリアは飯ネタで書きやすいから好き
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/12(日) 23:54:04.98 ID:CbvkrBk2O

それにしてもこの時間に飯ネタ投下とは……
125 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/12(日) 23:58:04.50 ID:CbvkrBk2O
失礼。私がこの時間に見たのが悪かった
126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/13(月) 19:21:26.31 ID:IC2nYHkDO
書いてもいい?
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/13(月) 21:36:07.20 ID:/OWIXHkIO
>>126
いいとも
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/14(火) 02:14:08.69 ID:3cykvk5xO
嫌どす
129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/16(木) 00:20:25.69 ID:25zziKovO
書かないのかな…?
なら私がお先に
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/06/16(木) 00:22:29.56 ID:25zziKovO
提督「なぁ白露」

白露「ん?なぁに?」

提督「『にんげんっていいな』って歌があるんだが…知ってるか?」

白露「……うーん…知らない!それがどうしたの?」

提督「その歌詞の一部に、『おしりを出した娘一等賞』ってのがあるんだ」

白露「え!一番!?」

提督「あぁそうだ。しかもその競技は、かくれんぼだ」

白露「かくれんぼ…?それの一番ってどういうことなの?」

提督「わからない。わからないが…逆に考えるんだ」

白露「逆?」

提督「おしりを出してしまえば一番になれるんだよ!!!」

白露「本当!?そんな裏技があったんだ!」

提督「……どうだ?一番になりたくないか?」

白露「なりたい!」

提督「なら話は早い!!早速おしりを――」

憲兵「やぁ」

提督「」
131 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/16(木) 00:24:28.84 ID:25zziKovO
白露は一番になれるって言っとけば何しても許してくれそう(偏見)
132 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/16(木) 14:40:27.29 ID:vUJwUq4to
乙です
日ぺ昔話をまっさきに思い出した俺はしぬべき
133 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/17(金) 03:22:26.79 ID:w/Vjg0TTO
ワロタ
憲兵さんの安定感……
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/17(金) 03:30:20.91 ID:GaKBwylHo
数レス。
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