艦これSS投稿スレ5隻目

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254 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/08/20(土) 18:53:57.28 ID:rYDXmsD40
ドロップ記念に一つ
255 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/08/20(土) 18:55:41.97 ID:rYDXmsD40
【負けず嫌い】



アクィラ(ふんふんふ〜ん♪今日の朝ご飯はなんだろうな〜♪)

     (ニッポンの食事、初めはびっくりしたけど、慣れてみると案外美味しいのよねえ)

     (…いまだにオハシは使えないけど、そのうち、まあ、そのうち、ね!…うん)

アクィラ「Buon giorno!ねえマミーヤ、今日の朝ごはんはなあに?」

間宮「はい、おはようございます、アクィラさん。本日の朝食はですね…」

アクィラ「うんうん」

間宮「ご飯に、さけ、ほうれん草のおひたしに、味噌汁、きんぴらごぼうに…」

アクィラ「いいわね!好きなもの…」

間宮「あと、納豆ですね」

アクィラ「ばっかr…、えっ?ナットー?」

間宮「はい、納豆です。卵とネギもありますよ」

アクィラ「あ、あー。ナットー、ナットーかあ。アクィラ、ナットーはちょっと…」

グラーフ「Gorten morgen 間宮。今日の朝食は…ふむ、ナットーもあるのか」

間宮「おはようございます。納豆はお嫌いなら外しますよ?」

グラーフ「いや、いまだにあの匂いと食感には驚くが、嫌いというほどでもない。頂こう」

アクィラ(なっ?!グラーフはナットーを食べられるというの!?)

     (グラーフが食べられるのに、このアクィラが食べられないなんて…負けてられない!!)

グラーフ「…アクィラ?なぜ、先ほどからボーっと立っている?」

アクィラ「な、なんでもないわ!マミーヤ!!私にも、ナットー…クダサイ…」

間宮「いいんですか?無理して食べなくても…」

アクィラ「ダ、ダイジョウブヨ!」

間宮「はぁ…、そういうことなら…」
256 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/08/20(土) 18:56:42.34 ID:rYDXmsD40

グラーフ「席が空いていないな…。流石間宮、いつでも満席に近い」

アクィラ「あ、あそこ!三つ空いてるわね。よかった、座れそうよ」

グラーフ「アクィラは私と一緒でもいいのか?」

アクィラ「何言ってるの?同じセーキクーボじゃない!」

グラーフ「そうか。なら、あそこにしよう」

アクィラ(それに、グラーフがどうやってあのナットーを食べるのか気になるしね)

     (きっと、なにか秘密があるはずよ!なにか、あれを克服する秘密が!)グッ‼

グラーフ(…アクィラは、なぜ、ああも活きこんでいるのだろうか?)

      (ああ。午後の機動部隊演習に向けて、すでに精神を向上させているのか?)

      (ふむ。素晴らしい心構えだ。私も、負けていられないな)ウンウン

アクィラ(あ、でもすでに匂いで…、うわぁ、ダメだー、だめだめ!!)

     (…無事に食べられたら、ご褒美にジェラート食べよーっと、よしよし♪)
257 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/08/20(土) 18:57:25.50 ID:rYDXmsD40

グラーフ「いただきます」

アクィラ「イタダキマース…」

     (さあ、グラーフ!このアクィラに見せてみなさい!ナットー克服の、その秘密を!)



カンカン…、パンパカパーン!、マゼマゼ…、ネバネバ…



グラーフ(ふむ。このナットーは、やはり、不思議な食べ物だ。…異国の食文化は面白い)モグモグ

アクィラ「なっ?!あ…えっ?!」

グラーフ「ん?どうしたアクィラ?食べないのか?」

アクィラ「ナットーをそのまま、食べてる…」

グラーフ「ネギにタマゴ、ショーユを混ぜているが?」

アクィラ「そうじゃなくって…」

    (なにか、なにか特別なことをしてるって、そう思ってたのに!)

    (うぅ…、どうしよう……、でも、グラーフにできて、アクィラにできないのはなんかイヤ!!)
258 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/08/20(土) 18:58:10.19 ID:rYDXmsD40

「あの、私も、ここで食べていいですか?それとも、誰か座りますか?」


グラーフ「ん?ああ、五月雨か。いや、別に誰かを待っているわけではない」

アクィラ「うんうん。サミィも一緒に食べましょう」

五月雨「あ。ありがとうございましゅ!……っ〜!!…舌がいひゃい……」

グラーフ「ふふ。相変わらず、少し抜けているな」

五月雨「うぅ、そ、そういうのは思ってても言わないでくださいよぅ。それじゃ失礼しますね。…頂きます!」

アクィラ(あ、そういえば、この娘もナットー食べてる…うん、ちょっと聞いてみようかな)

     「ねえサミィ、ちょっといい?」

五月雨「モキュモキュ…?…はい、なんですか?」

アクィラ「ナットーって、…あ、えっと、そう!もっと美味しい食べ方しらない?」

五月雨「もっと美味しい、ですか?」

アクィラ「うん。匂いがあまり、その、ね?ネバネバは、まだなんとかなるけど…」

     「あ、もちろん、このままでも食べられるんだけど、ね!!」

五月雨「どうやって…うーん」

グラーフ「そのまま日本の流儀で食べるのが一番だと思うが?」

アクィラ「ほ、ほら!新しいものに挑戦するのも大事じゃない!」

グラーフ「なるほど。既存の概念にとらわれず、常に新しいものに取り組む、か。素晴らしいな」

アクィラ「で、でしょう!?ね、サミィなにか知らないかしら?」

五月雨「…そういえば、ちょっと待っててくださいね」
259 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/08/20(土) 18:59:33.43 ID:rYDXmsD40

五月雨「これとか、どうでしょうか?その、チーズ、です」

アクィラ「えぇ…?うそぉ…?」

グラーフ「…本当に合うのだろうか?」

五月雨「私も、試したことないんですけど、前ザラさんが言ってたんです」


ザラ『ナットーって、意外に乳製品と相性がいいの』

   『あの独特の匂いも少し和らぐしね?』

   『今、ナットーをこれを使った新作料理を考えてるのよ!よかったら五月雨も試食してね!』


アクィラ「ザラが?ふーん。でも、なぁ…」

五月雨「とりあえず、試してみませんか?」

グラーフ「ヒャクブンはイッケンにしかず、だったか。アクィラ、ちょうどいいのではないか?」

アクィラ「え、な、なにが?」

グラーフ「新しいものへ挑戦する。まさに今、その状況だろう?」

アクィラ「うっ…、え、えーい!いいわ!一緒に食べてみようじゃない!」
260 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/08/20(土) 19:00:25.16 ID:rYDXmsD40

五月雨「では、まずはチーズをご飯にたっぷり載せて、溶かします」

アクィラ「これだけなら…」

グラーフ「まだ、特に何とも思わないが…」

五月雨「次に醤油と納豆を、かけて、混ぜます!」エーイ!!

アクィラ「ううっ!!」

グラーフ「味の想像がつかない…」

五月雨「はい!できました!」

アクィラ「……」

グラーフ「…アクィラ」

アクィラ「わ、わかってるよ!…イ、イタダキマース」

     (コレで美味くなかったら、恨むわよ!ザラ!)パクッ

261 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/08/20(土) 19:03:34.87 ID:rYDXmsD40
モグモグ……モグ?……??



五月雨「ど、どうですか?」

グラーフ「大丈夫か?あまり行儀はよくないが、無理はせず吐き出しても…」

アクィラ「あ、れ?案外、だいじょう、ぶ?というより、意外に、おいしい?」

グラーフ「そうなのか?!…やはり、信じがたいが」

アクィラ「うんうん♪これならいけるわ!あー、やっとナットーも食べられるようになったのね!」

     「ありがとう、サミィ!」

五月雨「えへへ、お役に立ててよかったです!」





グラーフ「…ん?やっと?…アクィラ、そのままでも食べられるのではなかったのか?」

アクィラ「あっ…」

グラーフ「………」

アクィラ「あ、そうだわ!ねえサミィ!お礼にジェラートおごってあげる!」

五月雨「本当ですか?やったあ!」

グラーフ「なあ、アクィラ」

アクィラ「サミィはどの味が好き?」

グラーフ「…おい」
262 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/08/20(土) 19:04:08.55 ID:rYDXmsD40
終わり。
263 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/20(土) 19:21:14.67 ID:rYDXmsD40
(痛恨の誤字。あと、実際に食べてみても苦情は受け付けません)
264 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/20(土) 19:58:38.06 ID:kQ3NO1Lco
おつおつ
粉チーズとマスタード直接ナットーにぶちこんでもいけるよ
265 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/01(木) 22:57:14.08 ID:krZlMzsC0
提督「……なんだこれは」

大井「…………休暇届…ですね」

提督「いやいや!え?なにこの……え?」

大井「何やら体調が優れないらしく、急遽休みと」

提督「まぁ、それはいいんだよ?激務なんだ…仕方ない」

大井「……」

提督「でもさ!おかしくね!?五月雨涼風や妙高型四姉妹が同時に休暇って…」

大井「…………提督」

提督「こう、言いにくいんだが……まるでずるや――」

大井「祥鳳さんの休暇届があって瑞鳳さんのは無いですよ?」

提督「………………そうか」

大井「何より本当に病気です。私が確認しました」

提督「それ先に言ってくれ……ならいいが…いや良くないか」
266 :言い忘れてましたが2レスお借りします [saga]:2016/09/01(木) 22:58:21.03 ID:krZlMzsC0
大井「……こんなこともあるでしょう」

提督「……早く元気になることを願うしかないな」

大井「……あ。バケツを使ってはどうでしょう」

提督「この前の作戦で使いきっちゃったんだよ…」

大井「提督の給料は部下のためのものでしょう?」

提督「えぇ……まぁ、そのくらいはするか…」

大井「…………そういえば」

提督「ん?」

大井「アイテム屋さんも閉まってました」

提督「えっ」
267 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/01(木) 23:01:52.05 ID:krZlMzsC0
早く元気になっていただきたい
268 : ◆CkJpyqQpNo [saga]:2016/09/02(金) 16:55:26.77 ID:dfgHQw5G0
短いのを書く練習をしてみました



提督「初月、海に行くぞ」

初月(窓の外を指さす)「すぐそこが海だが」

提督「こんな海はどうでもいいんだ、これはニセモノの海だ。やっぱり海といえばビーチですよ」

初月「砂浜?」

提督「そうそう。こっちの海ばかり見ていてはいけない。西の海に行く。車は用意してある」

初月「遠出だな…。暇だからいいけど」

………

提督「着いたぞ」

初月「んー…僕のカレーチャンポンは…どこだ…」

提督「それは二時間前に食べた昼食だ」

初月「…もっと食べたかった」

提督「わかったわかった。いいから水着に着替えろ。ほら、これだ。ちゃんと艦娘が着れる、法定に基づいた仕様にしてある」

初月「わざわざ買って、手続きまでしてくれていたのか。なんだか悪いな。…? なぜこんなに布地が少ない」

提督「すまない、自明の理だから初月には言うまでもないだろうが…布地が多いほど材料がたくさんいるから高価なんだ」

初月「なるほど。言われてみれば自明だ。そういうことか…」

提督「俺がもっと高給取りの提督ならよかったんだけどな…」

初月「そんなこと気にするな。布地が少なくても構わない…僕は嬉しい」

提督「初月…泣かせるぜ」(泣きまね)

………

初月「こんな感じか。やはり布が少ないな…。しかしその分、全身で水を感じられるかもしれない」

提督「似合っているぞ」(カメラで撮る)(色々な角度から撮る)

初月「なぜ僕を撮っている」

提督「夏の想い出というやつさ。よし、こんなものか。さあ行くぞ、海へGOだ」

初月「うん。…なんだかわくわくしてきた」

提督「そうだろうそうだろう。海で戦いばかりやっていてはいかん」

初月(ビーチに降りる)「人が少ないな…」

提督「少しシーズンから外れてるからな。この時期はこんなものなのさ。さて、泳…」

初月「提督よ、あれはなんだ」

提督「ん、あれは海の家だな…。ビーチで遊ぶものや、夏っぽい食べ物を売っている店…」

初月「行こう」

提督「…はいはい」

………
269 : ◆CkJpyqQpNo [saga]:2016/09/02(金) 16:57:37.46 ID:dfgHQw5G0
不知火「いらっしゃいませ」

陸奥「はーい、いらっしゃーい」

初月「あれ…艦娘がいる」

提督「こんなところでバイトをしているのか…」

不知火「アルバイトではありません。ここは西の海の鎮守府です。副業として焼きそばやビーチボールを販売しています」

提督「なんてこった…こんなところに来ても鎮守府から逃れられないとは」

初月「深海棲艦許すまじだな」

陸奥「ところでアナタ、ずいぶんとセクシーな水着ね?」

初月「そうか? 何だか恥ずかしいな。布が少ないから安価なんだ」

陸奥「なにその理屈……はっはーん」

提督「さーて何を買おうかなー」

陸奥「いっぱい買ってくれるとお姉さん嬉しいわー」

提督「わかってますってお嬢さん。初月、好きなだけ食べるといい」

初月「本当か! …いや、無理をしなくてもいいんだぞ」

提督「お前のためならなんてことはないさ」

初月「提督…。ありがとう」

不知火「…かわいそうな駆逐艦娘ですね」

陸奥「そう? あの水着、なかなか手が出せないブランドよ。うちの人もプレゼントしてくれないかしら」

不知火「…価値を理解していなければ、あまり意味が無い気がします」

初月「では、このとうもろこしと焼きそばとラーメンを全て頼む」

陸奥「あら、驚異的な売り上げになりそう」

提督「好きなだけと言ったのは俺だが、遠慮がないな。しかし、そんなにたくさん食べられるのか? これから海に入るんだぞ」

初月「提督は食べないのか?」

提督「人間はそんなに食べられないんだよ」

不知火「じー」

陸奥「じー」

提督「…お嬢さん方もよろしければどうぞ」

陸奥「あらあら、いいのかしら〜」

不知火「では遠慮なく」

初月「うん、人数が多いほうが食事は楽しいな」

提督「そういうことにしておこう」

………

不知火「またのご来店をお待ちしています」

陸奥「いつでも来てねー、うちは年中無休だから」

提督「…この副業、それで成り立つものなのか…?」

初月「よし、行くぞ提督、海だ」

提督「準備運動…は艦娘にはいらないか。俺は念入りにやっておくから、先に行っててくれ」

初月「わかった。海だ…!」(じゃぶーん)

提督「いっちに、さんしっと…」

提督「…よし、これでいいか。…あれ? 初月の姿がない」
270 : ◆CkJpyqQpNo [saga]:2016/09/02(金) 16:59:51.16 ID:dfgHQw5G0
提督「おーい、どこへ行った。(ざぶざぶ)まさか艦娘が溺れるわけも…」

初月「提督!」(ばしゃっ)

提督「うお、後ろか! 初月には潜水艦の素質もあるな」

初月「そうかな? …今気づいたが、彼女たちは高級な水着を着ているな。僕にはまだまだあの水着は早い」

提督「あー、うん。そうか」

初月「よし、もっと泳ぎを磨かなくては。提督。あのブイまで競争しないか」

提督「…んんんん。遠くないか…?」

初月「そうかな?」

提督「まあいいさ。俺も海軍の人間だ。ひとつ、やってみよう」

初月「それでこそ男だ。負けないぞ!」

提督「超人兵器に勝つ自信は全くないが、それはそれとして意地を通す!」

初月・提督「よーい…はじめ!」

提督(うおおおおおお!)(ばしゃばしゃばしゃ)

初月「……!」(ザンッ、ザンッザンッ)

提督(水を切る音が違う…! こんなに重くて鋭い音がするものなのか!?)(ばしゃばしゃばしゃ)

初月「……!?(ザンッ…) ……! ……!?」

提督(しかし諦めるわけには…! もってくれ、俺の椅子にくくりつけられた生活で鈍った肉体よ…!)(ばしゃばしゃばしゃ…ぱしっ)

提督「ぷはっ! …あれ!? か、勝ったのか!? なんで!?」

提督(両手を見ながら)「も、もしや俺にも超人としての才能が…刀剣男子とかになって女の子にキャーキャー言われる未来が…!」

提督「……あれ? 初月はどこだ」

初月「…!? …!」(ばしゃんばしゃばしゃ)

提督「ずいぶんと後ろのほうに…水遊びか? 何やってんだ、あいつ」(すいすい)

提督「おーい、初月!」

初月「てっ、提督! 来るな! 来ると撃つぞ!」

提督「この距離で撃たれると真反対の方向でも洒落にならない。…どうしたんだ、初月…なんで胸を隠している」

提督(あっ)

初月「こ、こないで…見ないで…」

提督「わ、悪い!」

提督「…外れてしまった? 見当たらない?」

初月「うん…泳いでいたら、金具が取れていたみたいで…気がつくのが遅れてしまった」

初月「こうなったら僕は鎮守府まで泳いで帰る他ない。提督は先に帰ってくれ」

提督「落ち着け」

提督「…そうだ、艦娘法に基づいて発信機をつけてあるんだった」

初月「本当か?」

提督「ああ、ちょっと待っててくれ、陸に上がって俺の携帯と…代わりになる水着を用意してくる」

初月「わかった…頼む…」

………
271 : ◆CkJpyqQpNo [saga]:2016/09/02(金) 17:02:14.13 ID:dfgHQw5G0
提督(だだだだだ)「ぜーはー、はあ…水着だ、水着をくれ」

陸奥「あら、いらっしゃい。どうしたの?」

提督「彼女の水着がなくなってしまった」

不知火「外して何をしていたのですか?」

陸奥「そういうことを聞かないの」

提督「そういう発想をするんじゃない! 泳いでたら外れてしまったんだよ」

陸奥「デザイン重視だったもんねー」

提督「だから水着が必要なんだ」

不知火「この鎮守府の名物水着を出しましょう。…これです」

提督「名物? ってこれ、スクール水着じゃないか。…いや、ひょっとして潜水艦用の…?」

陸奥「発注数を間違えちゃったのよ。だから、艦娘仕様を外して売っているの」

不知火「それがこの副業を始めるきっかけなのです。なぜかみんな、おまけとして売り出したビーチボールや焼きそばのほうを買っていきますが」

提督「そりゃそうだろ。…まあいいか、艦娘用ならちょうどいい。仕様を外されてても、上から着るなら問題ないだろう」

不知火「今なら3着セットで19%オフです」

提督「そんなにいらない」

不知火「遊泳用、日常用、ベッドの上用にしてはいかがでしょうか」

提督「いらん! 俺は普通の水着のほうが好きだしな」

陸奥「あれは普通だったかしら」

提督「スク水よりはおかしくないはずだ。とにかく、ひとつもらっていく」

不知火「毎度ありがとうございます」

陸奥「またねー」

提督「ああ、じゃあな。初月、今行くぞ」だだだだっ

………

初月(……こうして、戦うでもなく、泳ぐでもなく、ただ水の中にいるというのは初めてだな)

初月(しっくり来る感覚はある。それはそうだ。船は普通、陸には上がらない)

初月(でも…今は)

提督(ざばざば)「ふー…。またせたな、初月。代わりの水着だ」

初月「提督…ありがとう。…! こ、これは…! こんなに布地が…!」

提督「…ん? …あ、そっか。あー、あの店、意外に超高級品だけを扱う店でな。特別に安くしてもらった」

初月「…でも、相当な値段になったんじゃないか。やっぱり泳いで帰ったほうが…」

提督「そんなことを初月にさせるわけにはいかないだろ? あっち向いてるから、上から着てくれ」

初月「うん。…なんだか、無力感がある」

提督「なに?」

初月「僕は提督に何もしてやれない気がする…」
272 : ◆CkJpyqQpNo [saga]:2016/09/02(金) 17:04:08.09 ID:dfgHQw5G0
提督「わはは」

初月「わ、笑うことはないだろ…」

提督「俺なんか、してもらってばっかりに思えてるけどな」

初月「え…」

提督「海に付き合ってもらったり、水着を着てもらったりな…。まあ、見る側が変われば互いの見え方も違うってことだ」

初月「そう…なのか」

提督「俺は楽しんでるから、いいんだ。これで初月が楽しんでくれているなら、お互いが相手のためになってるってことだ」

初月「それは…僕が楽しんでいるのは間違いない…。でも、やっぱり…ありがとう」

提督「照れるぜ。初月も、ありがとな」

初月「…もうこっちを向いてもいいよ」

提督「おう。高級な水着も似合っているぞ、初月」

初月「…そうかな」

提督「まあでも、安価とはいえさっきの水着も持って帰らないとね…こっちのほうだ」

初月(…そうだ。あれも、提督にもらったものだ。だから…)

初月「こっちか! よし、行くぞ!」(ザザザザザ)

提督「早い! 早いって!」

………

初月「まさか水着が無人島に流れ着いていて、そこに深海棲艦が住み着いていたとは思わなかったな」

提督「ああ、ひどい目にあった。まあなんとかなった今ではいい想い出だ。着替えも終わって、後は帰るだけってわけだ」

初月「提督。帰りは僕が運転しよう」

提督「おお? じゃあ、お願いしようかな。ナビもあることだし」

初月「ゆっくりと休んでいてくれ」

提督「そうさせてもらおうかな…頼む…ぐー」

初月「寝つきがいい…。では、行くか」

初月「……」

初月「その前に…少しだけ…」

初月「…………」(どきどきどき)

初月「…ん……」

初月「……はぁ……」

提督「んー…」

初月「ッ!!」

提督「くー…」

初月「…はぁ…」

初月「…提督。…………。行くか」

初月(この気持ちは…また来年にでも…)

おわり
273 : ◆CkJpyqQpNo [saga]:2016/09/02(金) 17:38:29.73 ID:dfgHQw5G0
おわらず

雷「え? 布地が少ないほど安い? 何言ってんの…。へー、高級ブランドじゃない」

雷「うわ、この写真…着ているところを見るとえぐいわね。軽量化にも程があるわ。角度も下からすぎない?」

雷「は? 高級水着? それはね、スクール水着って言って学校とかで使う…まあ、大人は着ない水着よ」

雷「って、司令官が? まさか、3日起きて3時間寝てすぐ遊びまわるあの人が、そんなに寝つきがいいわけないでしょ」


ドドドドドドド
チュドーン


暁「きゃー!」

睦月「わひゃー!」

フルアーマー初月「提督のバカはどこだ!」

雷「ふ、吹雪ちゃんと雲龍さんと、南の島へ遊びに行ったのです!」


………


吹雪「司令官、こんな布地が多い高級水着を…感激です!」

雲竜「うん、高級なのはいいんだけど…ちょっと、サイズが小さくない?」

提督「いやいや、よく似合っているぞ。二人ともさすがの着こなしだ」

提督(あの後、やっぱりこれはこれでいいかなと思って、三点セットにしてもらった甲斐があったな)

ビービー

提督「ああ、もしもし? 初月が? 全速力? あと1時間でここへ?」

吹雪「どうかしましたか?」

提督「いや、なんでも。よし、二人とも、あの豪華客船に乗って東の大陸へ渡るぞ!」

吹雪「ええっ! でもとてもチケットが高いんじゃ…」

雲竜「あまり無理はしないで…」

提督「気にするな、お前らのためだからな…これくらいなんでもないさ」

吹雪「司令官…」

雲竜「その…何と言ったらいいのかわからないけれど…嬉しい…」

提督「いいのいいの。よーし、次のビーチが俺たちを待っているぜ!」


274 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/02(金) 18:54:27.79 ID:yUZ4Lb2PO
面白い…面白いが!雲竜で台無しだよ……
275 : ◆CkJpyqQpNo [sage]:2016/09/02(金) 19:15:54.73 ID:dfgHQw5G0
雷のセリフだけ正しい字という…
直し忘れですね、失礼しました>雲竜
276 : ◆CkJpyqQpNo [sage]:2016/09/02(金) 19:17:28.57 ID:dfgHQw5G0
しかも雷じゃない、電だよ!!!
間違いの連鎖…人はいつ誤植を忘れることができるのか…
277 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/02(金) 19:22:26.95 ID:eoBsEdu9o
誤植=深海棲艦説
雲龍とかに高級な水着とかテロだろ
おつ!
278 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/09/02(金) 22:11:45.85 ID:5b3+6/4M0
雲龍の、スクール水着を見てみたい!
おやなぜ九九式艦(爆撃音
279 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/08(木) 01:10:03.71 ID:wWQKbKPZO
キャラ描写の練習的な感じで2レスほどお借りします。不知火と会話しているのは誰?的な
題材が凄く古くて申し訳ないです……
280 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/08(木) 01:34:51.19 ID:wWQKbKPZO
キャラ描写の練習的な感じで2レスほどお借りします。不知火と会話しているのは誰?的な
題材が凄く古くて申し訳ないです……
281 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/08(木) 02:22:00.39 ID:wWQKbKPZO
※2回書き込んでしまい申し訳ない

【今さら私服ネタ】


不知火「おや、今日は貴女も非番ですか、珍しいですね。それで、何か不知火に御用でしょうか?」


不知火「外出用の私服を購入したいから選ぶのを手伝ってほしい?別に構いませんが……。今の格好に何か不満でも?」


不知火「え、何々……」


不知火「今度司令と…逢引き!?なるほど、それは妬けますね。いや、大丈夫、武士の情けで黙っておきます」


不知火「しかし、なぜ不知火なのですか?姉妹艦のみなさんとか、例の航戦や軽空母の方が適任でしょうに」


不知火「え?フリフリなものばかり着せたがるので恥ずかしい?そういうギャップがあるのはまだ早い…?つくづく面倒ですね」


不知火「夕立とか五月雨とか、あの軽空母ならもっと凛々しいものも選んでくれるのでは?」


不知火「司令にすぐバレそう?フフ…、まあ、そうかもしれませんね。なるほど、サプライズにしたいと」


不知火「それでは、陽炎に相談しましょうか?ご心配なく、18駆は貴女の味方です」


不知火「それは不味い?他の型のネームシップに頼ると姉が悲しむ?そんなものでしょうか」


不知火「不知火が陽炎に黙って夕雲に頼ると……確かにヘソを曲げそうですね、一理あります」


不知火「だからと言って、巻雲に頼ることもないと思いますが……あ、何目を逸らしているんですか?今は晴天ですよ?」
282 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/08(木) 02:25:02.87 ID:wWQKbKPZO

不知火「ならば霞や霰は……朝潮型はちょっと……?満潮や朝雲に聞かれると怒られますよ?」


不知火「仕方ないですね…、ならばこの陽炎型二番艦が助けになりましょう」


不知火「浜風も呼んで来ましょうか?知らない仲でもないでしょう?磯風と違ってこのような時頼りになる」


不知火「…え、サイズが違いすぎるから…まあ、確かにそうですね。同感です……」


不知火「天津風なんか、ええ、下着の趣味が合ってしまいそうで怖い?貴女にも怖いものがあるのですね。フフ…冗談ですよ」


不知火「その一つ上の姉はもっと苦手?そうでしょうね。あの子が何であんなに笑顔でいられるのか、不知火にもわかりません」


不知火(でも、時々思うんです。貴女があの子の姉だったら、陽炎型だったら…もう少し多くを救えたのでは……)


不知火(いえ、これは白露型に失礼な話ですね……)


不知火「おや、その雑誌は……ほう、このようなものを考えている、と…」


不知火「なるほど、キュロットですか。スパッツとはまた違った趣がありますね。フフ、この胸のリボン、これは特に良い」


不知火「え、もっと長いほうが引っ張られやすくてよい…?どういう意味でしょうか?犬のリードじゃあるまいし……」


不知火「何ですか、その小破した時みたいな表情は…!?その、まさか、えーと……」


不知火「……不知火は何も聞いてません、何も知りません。これは完全に不知火の落度です。だからその中破したみたいな表情はやめて下さい」


不知火「ほ、ほら、この赤いリボン、貴女のネクタイにもよく似ている。不知火とお揃いの色でどうでしょうか?」


不知火「あの子ほどじゃないですが、ちょっとしたのr…ご利益があるかもしれませんよ。司令と添い遂げる的な……」


不知火「どういう意味かといいますと……『不知火』が沈んだとき、乗員の方々も全員…ああ、そんな怖い顔をしないで下さい」


不知火「大丈夫です。あの人がいる限り、もう、絶対に沈みませんから…貴女も、この不知火も」



おしまい
283 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/08(木) 02:30:11.96 ID:wWQKbKPZO
という訳で9月7日竣工日記念おめでとう(なお現在26時30分)
284 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/08(木) 08:15:26.53 ID:YNMDz4ffo
おめでとう58!(違)
こういう私生活が描写してある作品増えねーかな
285 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/01(土) 19:33:58.76 ID:2CtuA9DdO
急に伊達メガネ私服時雨が来たので、こんな感じだったらという妄想
今回のコーディネートのお手伝いは、きっとバルジの具合も知っているあの艦
1レスお借りします。
286 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/01(土) 19:37:59.14 ID:2CtuA9DdO
時雨「……で、かけてみたけれど、どうだい?」


時雨「よく似合ってるって……?よかった」


時雨「私からすれば時雨さんは鳥海さん並みの見張りスキルがあるから?それは光栄だね、うん」


時雨「ふふ、おそろいのネクタイと……この首飾りも、やっぱりペアルックみたいだね。カメラもあるから首まわりがちょっとくどいかな」


時雨「提督はわんこ好きだからアピール抜群?首輪ってこと?提督には失望したよ……嘘だけど」


時雨「そういえば、なんで首飾りが琥珀色……アンバーの語源はもともと鯨からとれる龍涎香のことだって?君も大概だね……」


時雨「これで僕も大鯨型二番艦『犬鯨』!?君にも失望したよ……何照れてるんだい?」


時雨「え?せっかくだから凛々しいポーズをとってほしい?」


時雨「ポケットにこう手を突っ込んで…蔓をこう持ち上げて…うぅ、やっぱりちょっぴり恥ずかしいかな」


時雨「でも、この姿勢で君の隣に立つのはちょっときまりが悪いな…。君の方が女性らしい格好なのに、僕の方が背が低いからね」


時雨「え?どうせこれから隣を歩くのは提督だから心配ない?か、からかうのはよしてくれないかな///」


時雨「……って、青葉さん、いつの間に?今の撮っちゃったのかい?提督に見せる?そ、それはちょっとまだ……」


時雨「このカメラで手を打たないかって……?見せる気満々じゃないか!勘弁してくれないかな……」



おしまい
287 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/10/01(土) 19:38:23.90 ID:2rE9/K8C0
      /!   ,.::'::::::::::::::::::::::::::::::ヽ            ヽ、:::::::::::::::::::::|
     ,.イ  | /::::::::::::;: ‐''"´ ̄ ̄``'、ヾヽ     ,,..      `''‐、_::::::::|
      /::|  レ':::::::::::/      ___. ゙、、_ノ7/,/::(_      ,. -‐''"::::i
     ,'!::::!  ヽ:::::::/       ,.ィ':::::::::::゙,``'i、;;;;ノノハ;__::::`‐...,,_', \::::::::::/  
    .!|::::::゙,    \    /   !::::::::::::i.  |/   /ヘ'''  '=、-、ヽ ヽ:;ノ、  
    l l::::::::ヽ    `''‐-r'′   l:::::::::::::| l7    /    ̄     /rへ,i 
    .i '、:::::::::\     |     |:::::::::::::| !  _,.`         /f i } ||. 
    ゙, ヽ::::::::::::`ヽ.、_,l     !::::::::::::;' / `トヽ ̄         /ィ ノ ,.ノ 
     ヽ \:::::::::::::::::::/     /:::::::::::// ノ/ニニ二ヽ      /、_,.r'"  
      \  `ヽ:、:::/   /:::::::::::/ /_``   'ゝヽ    /        
       ` 、,../    ,/::::::::;:∠-‐'′ ``'ー-‐'゙`   ,. /
            ` ‐-;-'--‐ <.  ヽ、       ,.. - '" /    
__ ,,.. -─一¬ヾ´ヽ、;;;;;;;;;;;``;;;.、 `''ー---‐ ''"´   /ヽ、  
   このレスを見た人間は十三日以内に死にます。
     ※あなたに訪れる死を回避する方法が一つだけあります。
     それはこのコピペを一時間以内に7つ、別のスレに貼り付ける事です
     ごめんなさい。死にたく
288 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/01(土) 19:40:56.19 ID:2CtuA9DdO
そしてtwitterと某誌に流出……と

失礼しました。
289 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/01(土) 20:52:33.92 ID:84Bux71Xo

それと青葉gj
290 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/02(日) 22:05:42.43 ID:gYVY6IeXo
2レスほどお借りします
なんJネタ有り注意
291 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/02(日) 22:06:09.56 ID:gYVY6IeXo
―艦娘を運用する海軍。その資金源は国民の税金であるのは事実。しかしそれだけでは国民の理解を得られないと判断した大本営はとある提案を鎮守府に投げかけた―


大和「…で、大本営は私達に何をやれと?」

龍驤「海上で自由に動き回れるうちらを使ぅて民間船の警備でもやるんかいな?」

提督「ふむ、それもあるのだが…」

摩耶「んだよ。はっきりしねぇな」

提督「秘書艦を経験したことのある者ならわかるだろう。会計関連や法律の関連に携わることもあることを」

雷「そりゃあもちろんよ」

矢矧「書類をまとめるだけが仕事じゃないからね。当然でしょ」

提督「そして艦娘の中には頭脳派と称する者もいる」


霧島>ガタッ
鳥海>ガタッ
大淀>ガタッ


提督「そこでその知識を生かして海上での困り事以外にも手を差し伸べようというのが大本営の提案だ」

黒潮「んで、具体的に何やるんかは決まっとるん?」

提督「大本営は各鎮守府に案を提出させ、その中で最適案を選りすぐって決めるとのことだ」

大和「ということは、各々の鎮守府でやることを決めて発表しろということですか」

摩耶「なんだそりゃ!?あたし等に丸投げかよ」

提督「そう腐るな。ここで出された案が採用されれば大本営から特別ボーナスも出るぞ」

矢矧「それで?何か案はあるのかしら?」

提督「ああ。既に考えてある」

雷「流石司令官!で、なにやるの?雷に頼ってもいいのよ?なんでもやるわよ!」

提督「実はな…」


―――――
―――
292 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/02(日) 22:06:35.83 ID:gYVY6IeXo
―数日後―


龍驤「なんやの?全員集めて」

矢矧「いったい何の用事かしら?」

提督「ああ。先日話していた大本営に提出する案のPVが完成したから皆に見てもらおうと思ってな」

摩耶「ああ、あれかぁ。出来たのか」

黒潮「ほな早ぅ見せてぇや!」

提督「そう焦るな。じゃあ再生するぞ」


―・―・―


モニター<借金と深海棲艦でお困りの方は鎮守府事務所で手続きを

モニター<代表は日本軍大本営の〇〇

モニター<昨年、100万円を超える過払い金があった方は1万人以上

モニター<また、漁獲量も海上警備で〇〇%UP

モニター<いくら借金が減り、いくら漁獲量が増えるのか、5分で無料診断。お電話は

モニター<ゼロイチニーゼロ、サンジュウ、サンノ、ヨン。サンジュウ、サンノ、ヨン。33-4

モニター<借金問題と、深海棲艦問題は、全国何処でも『ち〜ん守府事務所』


―・―・―


艦娘全員<( ゚Д゚)゚Д゚)゚Д゚)ポポポポカーン

提督<ドヤァ


―勿論却下されました。ついでになんらかの別の制裁やツッコミが有ったとか無かったとか…―



293 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/02(日) 22:07:41.01 ID:gYVY6IeXo
ラジオで新宿事務所のCMを聞いて思いついた
一度でいいからなんJネタを含んだやつをやってみたかった
反省はしているが後悔はしていない

ありがとうございました
294 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/02(日) 23:57:21.31 ID:dXBGWDVjo
おつやで
295 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/07(金) 05:02:24.60 ID:qf31HgFKo
2レス借ります。
296 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/07(金) 05:03:16.62 ID:qf31HgFKo

???「歴史的に大阪警備府は、呉鎮守府の固有の領土である!」

Bismark「Sieg Heil! Sieg Heil!」

???「柱島の不届き者は今すぐ呉鎮守府の指揮下に置かねばならない!」

Prinz Eugen「Sieg Heil! Sieg Heil!」

???「そして東方生存権を確保するために、舞鶴鎮守府もまた、呉鎮守府のものにしなければならない!」

Graf Zeppelin「Sieg Heil! Sieg Heil!」

???「大規模作戦を遂行するために、佐世保鎮守府の資源は我々が管理する必要がある!」

Z1「Sieg Heil!  Sieg Heil!」

???「よって、今すぐ呉の提督を提督の座から引きずり落とし、

  私こそが新たな呉鎮守府の提督、いや総統となるべきなのである!」

Z3「Sieg Heil! Sieg Heil!」

???「今こそ団結を! そして勝利への階段を上らなければならないのである!」

U-511「Sieg Heil! Sieg Heil!」

297 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/07(金) 05:03:46.14 ID:qf31HgFKo

提督「なぁ時雨」

時雨「何? 僕は提督を逆レして絶対に孕むために膣トレの真っ最中なんだけど」

提督「お前怖いこというな、まぁいいや寝室のセキュリティは51cm砲耐弾だし問題ないや。

   何であいつがあんなヒトラー風の演説してるんだ?」

時雨「あぁあれは何かかの国のコメディアンがやってたのを真似したくなったんだって。

   あとマクゲーリングさんから基地航空隊用の爆撃機が準備できたって電話があったよ」

提督「おっ、そいつはいい知らせだな。

   しかしいいのか……」

Warspite「勝利を! 次なる勝利を! 永続の勝利と千年王国を!」

ドイツ艦s「Sieg Heil! Sieg Heil!」

時雨「まぁお腹が空いたら皆止めるんじゃないかなぁ?」

提督「そうなのか……。しかし何でイギリス艦がヒトラーのまねしてるんだよ全く……」

おしまい

298 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/07(金) 05:06:07.04 ID:qf31HgFKo
何でスパ子がヒトラーごっこしてるのかと言いますと、
モンティ・パイソンのスケッチ「Mr.Hilter」のせいです。

あのスケッチはパイソンズの中で一番好きですね。
それでは失礼します。
299 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/07(金) 11:43:27.43 ID:lg7Xye+eO
スパ子よりも時雨が気になって仕方ない
300 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/10(月) 21:15:40.30 ID:iF/0x2Byo
スレ立てするほどでもないのでここで投下します。
いいネタ浮かんだと思ったら完全にラノベ(アニメ)のパクリでした。
301 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/10(月) 21:16:39.95 ID:iF/0x2Byo
隼鷹「よう、提督。今度お偉いさんに招かれて、でっかい祝賀会に出るらしいな?」

提督「そうなんだよ。ったく、めんどくせえなあ」

提督「俺、そういうパーティ的な席ニガテなんだよ」



提督「それもあんな偉い奴らが出て来るのなんて、今まで行ったことねーし」

隼鷹「まあ、そう言うなって。出世するにつれ、そういう仕事は増えてくってもんさ」

提督「そんなモンかねえ……出世するつもりなんてないんだがなあ」
302 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/10(月) 21:17:17.88 ID:iF/0x2Byo
飛鷹「ところであなた、もうパートナーは決めたの?」

提督「パートナー?」

飛鷹「そのパーティとやらに同伴してくれる人よ」


隼鷹「そういう畏まった場には、近しい異性をパートナーとして連れていくもんだぜ?」

提督「おおう、流石は元・豪華客船。上流層の知識には余念がないな」
303 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/10(月) 21:17:54.69 ID:iF/0x2Byo
飛鷹「そうねぇ。大抵は妻か……未婚の男性の場合は、その……フィアンセ、とか」

提督「フィアンセぇ!?」


飛鷹「その反応を見るに、どうやら特定の相手はいないようね」

飛鷹「……いないのならいいのだけれど」


提督「いや良くないだろ!? 現にいないから困っているんだし」

隼鷹「いやー、いないのがいいんだよ。なあ、飛鷹?」


飛鷹「じゅ、隼鷹っ!」

隼鷹「かかっ、そんなに慌てなさんなって」


提督「?」
304 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/10(月) 21:19:06.77 ID:iF/0x2Byo
提督「いやしかし、これはまずいな。急いで相手を探さないと」

隼鷹「なら飛鷹を連れて行けばいーんじゃね?」

飛鷹「な!?」


提督「ほぉ……いいのか?」

飛鷹「ちょ、ちょっと。何でわたしが――」


隼鷹「だって飛鷹、好きだって言ってたじゃん」

飛鷹「なっ、なな、なぁぁぁぁ!?」


隼鷹「こういうフォーマルなパーティに出るの」

飛鷹「な、なっ……え? パ、パーティ?」
305 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/10(月) 21:20:06.17 ID:iF/0x2Byo
隼鷹「そう、パーティ。作法やなんかはお嬢時代に一通り学んでるだろ?」

提督「そっか。なら、一緒に出てくれるとありがたいな」


飛鷹「そ、そうね。パ、パーティの方なら、そうね」

提督「飛鷹さえ良ければ、だけど」

飛鷹「それは、その……か、かまわないわ」


隼鷹「ふふん、だって“好き”なんだもんな?」

飛鷹「じゅ、隼鷹―――っ!!」



終わり
306 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/10(月) 21:23:19.71 ID:iF/0x2Byo
どうもでした。飛鷹さんもツンデレ艦だよ、提督への行為はダダ漏れだけどね。
公式ボイスにツンはないとかそんなのは知らん。
307 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/10(月) 23:21:53.32 ID:p8fmadH5O
乙した
308 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/10(月) 23:29:02.29 ID:7MYcGLKYo
おつおつ
309 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/11(火) 23:28:12.28 ID:pMtyk4Lko
1つ落とします
310 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/11(火) 23:28:39.81 ID:pMtyk4Lko
提督「風邪ひいたしぬぅ」

叢雲「死ぬわけないでしょ!!」

提督「叢雲に怒鳴られたしぬぅ」

叢雲「喧嘩売ってるの?」

提督「げっはげほ、喉痛い」

叢雲「ほら、ホットミルク作ったから飲みなさい」

提督「蜂蜜は?」

叢雲「いれたわよ」

提督「わーい、叢雲大好きー」

叢雲「気持ち悪い」

提督「ひどい」

叢雲「それ飲んだら寝なさい、ちょっとポカリ買ってくるから」

提督「ありがとうさん」

叢雲「ったく」
311 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/11(火) 23:29:14.14 ID:pMtyk4Lko
ーーーーーーーーーーーーーー

叢雲「戻ったわってなにピコピコやってるのよ!!」

提督「あっ」

叢雲「あっ……じゃないわよ!! あれほど早く寝なさいって言ったのに!!」

提督「いやー、せっかくの休みだし積みゲーでも消費しようかなって」

叢雲「風邪で休みになっただけでしょ!!」

提督「す、すみません」

叢雲「はぁ……これじゃあ監視が必要ね」

提督「えっ!! 叢雲が一緒に寝てくれるの!?」

叢雲「しょうがないでしょ」

提督「でも風邪が移るしなー」

叢雲「あんたが治らない方が大変なのよ……認めたくないけど」

提督「わーい、」

叢雲「ったく、本当に早く直しなさいよ」

提督「ほら、さっさと布団にハイレヨ」

叢雲「本当にムカつくわね……」

提督「叢雲暖かいなりー」

叢雲「おいこらっ……変なところ触ったらぶっ飛ばすわよ!」

提督「えー、変なところってここかなー?」

叢雲「あっ……ちょっ……触るな!!」

提督「ぐはっ………いいパンチだったぜ………ガクッ」

叢雲「ガクッって自分で言うの……」

叢雲「はぁ…………ふぁ〜ぁ……私も最近連勤だったから寝ようっと……」

提督「…………」

叢雲「…………」

提督「…………」

叢雲「…………」

提督「叢雲起きてる?」

叢雲「…………スー……スー…………」

提督「……お疲れ様」



このあと二人とも風邪で寝込んだのは言うまでもない
312 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/11(火) 23:29:48.70 ID:pMtyk4Lko
終わり

風邪ひいたから叢雲か電ちゃんに看病して欲しい
313 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/11(火) 23:33:54.06 ID:m1mCMUt8o
おつ
初期艦は何だかんだかいがいしく看病してくれそう
314 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/12(水) 21:11:14.04 ID:b0+nBjAlo
そう言えばここってエロ書いちゃいけないの?
315 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/12(水) 22:07:59.17 ID:/1A66jZRO
当たり前じゃん
Rで書けよ
316 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/13(木) 00:22:34.72 ID:dU4myjTQo
Rに投稿スレないからなー
317 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/13(木) 01:20:22.36 ID:O9TRJtG9O
単発スレ立てればいいじゃん
318 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/04(金) 21:27:16.69 ID:FUFoRaD2O
金剛『ッ結婚カッコカリ!!?』 比叡「ッヒエエエエエエエ!!?」

これの続きってないの?
319 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/04(金) 23:37:45.65 ID:k8LaMqorO
>>318
自演宣伝作者くっせえぞ
320 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/10(木) 23:03:50.92 ID:GjnEev1S0
1レスお借りします
321 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/10(木) 23:04:33.21 ID:GjnEev1S0
大井「夕食作りますけど……何が良いですか?」

提督「えー……オムライスとか、久しぶりに食べたいなぁ」

大井「わかりました」

提督「当然ケチャップでラブって書くんだぞ」

大井「そんなことしませんからね!?」



大井「………さて」

L

大井「……っ」

LO

大井「……ふぅ…」

LOVE

大井「〜〜〜っっ!」



大井「……できました」

提督「おう。ありがと……ん?」

□○▽日

提督「えっ」

大井「早く食べてください」

提督「なんだ……この…え?」

大井「っ…………」
322 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/10(木) 23:06:34.10 ID:GjnEev1S0
大井っちはツンヤンデレかわいい
323 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/12(土) 03:25:53.10 ID:JhRgNIJIo
乙やで。
9レス借ります。
324 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/12(土) 03:26:30.49 ID:JhRgNIJIo

提督「明日は観艦式か……」

提督「そろそろ明日の準備しとかななぁ」

提督「もう艦娘の子らは終わったやろし、ワイの分もやってまうか」

提督「せやったら善は急げ、やな」



鹿島「あら、提督さん、明日の準備ですか?」

提督「おう鹿島、せやねん、もう自分ら終わった思ってたんやけど、まだおったんやね」

鹿島「やっぱり皆が一気に集まりますしね、どうしても作業が遅れるんですよ」

提督「まーしゃないわな。んじゃそこ使わせてもらうわな」

鹿島「はい、提督さんのいつものセットは確か……」

提督「あー大丈夫や、誰もいじってへんかったらそこらへんに……、あったわ」

鹿島「提督さんは結構ズボラに見えますけど、真面目に手入れしてますよね、いいことです」

提督「まー格好だけでも取り繕ってなかったら怒られるしな。

   そこらは提督養成学校で痛い程叩き込まれたで」
325 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/12(土) 03:27:03.93 ID:JhRgNIJIo

鹿島「最初の頃は練習巡洋艦の仲間も居なくて、大井さんが教官やってたそうですね」

提督「せやせや、大井は厳しかったでぇ……。っと明日の天気って晴れやっけ?」

鹿島「予報ですと晴れですね、またどうして?」

提督「それはやな……、どの靴履いていくかってのに非常に重要でな」

   雨の日に革ソールの靴履いてみ、下手したら死ぬで」

鹿島「そこは根性で歩くんですよ」

提督「やっぱ艦娘とは死生観が違うなぁ。昔まだリーマンやった頃にやな、

   革底の靴履いてて雨に降られてやな、駅の地下道で思いっきり滑ったことがあってやなぁ……」

鹿島「歩き方が悪いんです、そんなんですとオシャレできませんよ」

提督「オシャレより命やでホンマ、でや、この虎の子の革靴をやな、まずは紐外して、

   んでブラシでついてるホコリを払うんや、縫い目のところとか念入りにな」

鹿島「その辺りは艦娘の艤装とも一緒ですね。砲の負革とか」

提督「まぁ同じ革やからな、んで終わったらクリーナーで汚れやら、

   古いクリームを落とす。これ怠ったら下手したらカビるからな。

   何年も放置してへんかったら大丈夫やろけど」
326 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/12(土) 03:27:37.80 ID:JhRgNIJIo

鹿島「クリーナーかけるだけでも綺麗になりますよねぇ」

提督「せやろ、んで終わったらクリームを少し、米粒数粒分を布かペネトレイトブラシに取ってやな、

   まんべんなく塗り込んでいくんや」

鹿島「提督さんは無難に黒い靴に黒いクリームなんですね」

提督「あー養成学校の先輩に何か聞いたなぁ、敢えて別の色のクリーム塗って、

   深みを出すとか何とか……、確か紺やといい感じになるとか聞いたわ」

鹿島「その辺りのテクニックは提督さん達で色々あるみたいですねぇ」

提督「せやねん。提督って仕事柄いうか、伝統やったっけ?

   そういうんで身に着けるものに拘るようになるよなぁ」

鹿島「大日本帝国だった頃は、候補生は寄港先で最高のものを仕立てる、

   帽子ですとボルサリーノだとか、背広だとサヴィル・ロウのお店で仕立てるのが、

   伝統だって言われていましたしね」

提督「まぁ今のご時世、わざわざヨーロッパくんだりには行かれへんから、

   地元のテーラーとかで仕立ててもらってるけどな」

鹿島「地元にお金落とすのも海軍さんの大事なお仕事ですから」

提督「せやな、地元や寄港先でよく食べよく遊ぶように言われたモンやわ、

   よっしゃ、塗ったクリーム乾いたな、んだらホコリ払ったブラシとは

   別のブラシで、クリーム塗った表面を慣らしていくんや。

   こうすることで余分なクリームを取るって魂胆やな」
327 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/12(土) 03:28:06.33 ID:JhRgNIJIo

鹿島「やらない人もいますよねそれ」

提督「まぁワイの場合はおまじない程度にやるって感じやな。

   んで払い終わったら、布でツヤを出すんや」

鹿島「見違えましたねぇ」

提督「うん、綺麗なったわ、んじゃ最後にワックスやけど……、

   ここでワイの拘り見せるで」

鹿島「何です?」

提督「これも先輩から聞いたんやけどな、靴ワックスで磨く時にやな、

   少しお酒を混ぜると何か成分がしみやすくていいらしいんや、

   せやからこの置いてたワインを一滴ワックスに混ぜてやな、つま先とかかとの部分に塗るんや」

鹿島「何かおしゃれですねぇ」

提督「何か格好ええやろ、世の中にはこれをシャンパンでやる気取った連中も居るらしいけどな、

   流石にそこまでは、って感じやわ」

鹿島「拘る人は拘るんですねぇ」

提督「まぁ酒なんぞアルコール入ってたら皆一緒やろこの場合は。

   流石に焼酎とかやとアルコール分多すぎるやろから、靴自体色落ちしそうやし

   止めといた方がええやろな」

鹿島「ポーラさんが見たら怒りそうですよねこれ」
328 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/12(土) 03:28:37.20 ID:JhRgNIJIo

提督「ええ薬やろ、まぁワックス塗って、後はひたすら、顔が写るまで磨くんや」

鹿島「ピカピカですねぇ」

提督「拘る連中はライターでワックス焦がしたり何か色んなテクニックがあるらしいけどな。

   陸自の特別儀仗隊なんかそういうノウハウ一杯持ってるらしいわ。

   ワイは革まで焦がしそうやから絶対やらんけどな」

鹿島「火使うのはちょっと怖いですよね」

提督「せやろせやろ。本職は怖いわぁ。んじゃ後は紐通して、靴は終わりやな」

鹿島「お疲れ様です」

提督「言うてもワイは着るものだけに気ぃつけたらええだけやからな。

   艤装までやらなアカン自分らよかは楽よ。お疲れさんやねホンマ」

鹿島「艤装は大事な相棒ですからね、しっかり手入れをするのも艦娘の務めです」

提督「鹿島はええ子やなぁ、よし、次はシャツやな。一種軍装やからほとんど見えんけど、

   そこで手抜いたらアカンねん」

鹿島「いい心がけです」

提督「んじゃアイロンやで。ここで大事なんは糊なんか使わんことや。

   糊使った方がパリっとするって言うけどやな、あれはシーツとか浴衣のやり方や。

   シャツには糊は使わん。せいぜい袖と襟くらいや」
329 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/12(土) 03:29:03.16 ID:JhRgNIJIo

鹿島「って塩婆が言ってたんですよね」

提督「何や読んだことあるんかい。まぁ、あんまりバリバリしてるんもワイ嫌いやしな。

   シーツも糊無しがええ位や」

鹿島「でも鳳翔さんはシーツに糊使いますよねぇ」

提督「鳳翔さんホンマ上手いからなぁ、糊効いてるのに、ふわっと柔らかいとかびっくりやで。

   大昔に大洗行った時以来やぞあんなん」

鹿島「自分でやると大体パリパリになっちゃいますからね」

提督「あれホンマどうやってんやろなぁ、まぁアイロンは拘るんはそんなところだけやなぁ」

鹿島「手際いいですね」

提督「まぁ前まで防衛大学なんかはアイロンがけ専門学校って揶揄される位に、

   こういう教育は厳しかったらしいし、そのノリでワイらも叩き込まれたんやろ」

鹿島「士官たるもの一人前に何でもできないといけませんしね」

330 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/12(土) 03:29:29.37 ID:JhRgNIJIo

提督「大日本帝国の将校やったら従兵付くんやっけ? でも今の提督には付かんからな。

   ワイがやらなアカンねん。鳳翔さんに頼んだ方が上手くできるやろけど、

   まぁ自分のことってのもあるし、あんまり頼ったら堕落しそうでなぁ」

鹿島「丸投げしちゃいたくなるって気持ちは分かりますねぇ。

   でも鳳翔さんも大変ですから、一緒にやらせてもらってますけど」

提督「ええ心がけやで、鳳翔さん一人に全部は絶対アカン。

   皆で協力してやっていかなあっという間に機能不全やからな。

   よっしゃ次はスラックスいこか。プレッサー使ったら一発やけど、

   ここは敢えてアイロンや」

鹿島「手間かけますねぇ」

提督「まぁアイロンの方が綺麗に折り目つくらしいで。ワイは違い分からんけど。

   シワを伸ばす時は裏返して、当て布をしながらアイロンの重さだけで、

   サーっとやるんがええんや。んで表返して、折り目をしっかりつける」

鹿島「大変ですねぇ、まぁプリーツのスカートよりは楽に見えますけど」

提督「あれいちいち折り目ごとにやらなアカンやろしなぁ。んで終わったらハンガーかけて保管や。

   上はまぁ、シャツと一緒のノリでええな。階級章とかは外さなアカンけど」

331 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/12(土) 03:30:37.60 ID:JhRgNIJIo

鹿島「エポレットとかはどう洗います? 私達も結構悩んでまして……」

提督「あれなぁ、ワイはブラシで適当に汚れ払う位やなぁ、洗うとか無理やろあれ」

鹿島「ですよねぇ」

提督「まぁ普段やったら制服もアイロンせんでも、ハンガーアイロン言うんやっけ、

   あれで蒸気当てたらいけるわ。時間無いときは霧吹きで湿らせてから干すな。

   それで匂いとかは取れるわ。ファブリーズは繊維が詰まる言うて嫌われてたなぁ。

   ホンマかどうか知らんけど」

鹿島「まぁ今回は観艦式用に気合い入れてますからね」

提督「せやせや。毎日こんなんやってたら仕事する暇あらへんで。

   よっしゃ次は帽子やな。革の部分に透明無色の保革クリームを適量塗り込んで、

   乾拭きするんや。ベルトも同じやな。間違っても靴用のクリームはアカンで。

   手とか服に靴クリームの色ついて大変なことなるからな。

   んじゃ後は帽子はブラシで汚れ取っておしまいや」

鹿島「お疲れ様でした」

提督「あんがとさん。てか鹿島終わってたんやったら先帰ってもよかったんやで」

鹿島「折角提督さんもいますし、おしゃべりしたかったんです」

提督「さよか。んじゃこの後ちょっとカウンターバーで引っ掛けよか」

鹿島「お供します、ふふっ」

332 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/12(土) 03:31:04.81 ID:JhRgNIJIo

香取「ここまでは順調なんですよねぇ」

川内「でもあと一押しが足りないんだよねぇ」

大井「あぁもぅ! 提督も鹿島ちゃんを押し倒したらいいのに!

   納屋でズブりよ納屋で!」

北上「鎮守府に納屋ってあったっけ……?」

神通「四人ともお暇そうですね、当直手伝って下さいますか……?」

四人「「「「アイエエエエエ!?」」」」

おしまい
333 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/12(土) 03:31:32.51 ID:JhRgNIJIo
ちなみに雨の日に革底の靴履いて思いっきり滑ったのは実話です。
あの時は怖かったww

では失礼します。
334 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/12(土) 11:27:07.11 ID:X7CpmUUy0
335 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/14(水) 20:55:54.88 ID:63FLITHtO
ほしゅ
336 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/26(月) 12:35:40.02 ID:Qfwtjoko0
ほしゅ
337 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/30(金) 20:15:14.92 ID:gQF4+JkOo
数レス借ります。
338 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/30(金) 20:17:03.23 ID:gQF4+JkOo

大淀「提督は……女性経験が有るのですか?」

提督「無い」キッパリ


ここは鎮守府のゲストルーム。堂々と童貞宣言する提督。


提督「兵道に色恋は不要。無駄でしかない。そういう話なら帰らせてもらう」

大淀(これは童貞をこじらせてますね……間違いない……)


一週間前……。

クリスマスで盛り上がる鎮守府。しかし提督は普段通り執務をしていた。

そこに艦娘たちがやって来て……。


卯月「しれいかぁ〜ん、メリクリだぴょん! プレゼント、欲しいぴょん♪」

提督「……そのような話、時間の無駄だ。早く執務室から出なさい」

卯月「わかったぴょん……しれいかんなんて、ぷっぷくぷーだぴょん……」シュン


次は……。


榛名「提督……もし良かったら、この榛名とクリスマスパーティ……一緒に行っていただけませんか?」

提督「……パーティに意味を見出せない。話は終わりだ」

榛名「……失礼いたしました……」シュン


そして……。


羽黒「あっ、あの! 司令官さんっ! こっ、このプレゼント、よ、よかったら、受け取ってくださいっ!」

提督「……部下と個人的な物品のやり取りはしない。帰りたまえ」

羽黒「……そ、そうですか……」シュン


最後に……。


如月「司令官、もうクリスマスですって! 本当に如月も驚いちゃう。今夜は二人で、お祝いしましょ♪」

提督「……年末年始も関係ないし、部下と個人的な交流はしない。出て行きたまえ」

如月「……えっ……ふぅーん……如月は、いつでも大丈夫なのですけれど……」シュン

339 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/30(金) 20:19:54.07 ID:gQF4+JkOo

翌日の海軍軍令部。


大淀「……という感じなんです」

元帥「うーん、いかん、いかんぞ! 部下と馴れ合うのは論外だが、これでは信頼関係が生まれない。

それは、もっといかん! 今は上手く回っても、状況が厳しくなれば、組織が一気に崩壊しかねん」

大淀「提督は軍人気質で、とても真面目なのは分かるのですが……」

元帥「四角四面というか、融通が利かないというか……。人の上に立つには、もう少し丸くなってもらわんと……」

大淀「もともとガードの硬い方ですが、艦娘には特に壁を作っているように思えます」

元帥「女性になれてないから、扱いがわからんのかもな。こういう時は、一回、『経験』してしまうに限る」

大淀「……」

元帥「大淀君、頼まれてくれないか?」

大淀「はい。お任せください」ニコッ


その後……。

ここは鎮守府のゲストルーム。意味深なダブルベッドがある。


提督「こんな所に呼び出して、折り入って話とはなんだ?」

大淀「提督、部下とのけじめをつけるのは良いと存じますが、それも限度があります。

もう少し打ち解けてもよろしいのではないでしょうか?」

提督「そんな他愛もない話をするために呼び出したのか」


無表情のままの提督。


提督「軍は計算で動く。そこに感情の入る余地はない。部下との交流など意味が無いばかりか、

規律が緩むキッカケにしかならん。それにだ」

大淀「……」

提督「艦娘との情に溺れて破滅する提督を何人も見てきた。私は決してお前たちに心を許すつもりはない」

大淀「お言葉ですが、提督は余裕が無いように思えます。そのような姿は、部下の不安しか生みませんよ。

まるで世間知らずの箱入り娘のようですから。この人に命を預けていいのか心配になります」

提督「……なんだと?」

大淀「提督は男性の部下より、艦娘に特に冷たいように思われます」

大淀「提督は……女性経験が有るのですか?」

提督「無い」キッパリ


堂々と童貞宣言する提督。


提督「兵道に色恋は不要。無駄でしかない。そういう話なら帰らせてもらう」

大淀(これは童貞をこじらせてますね……間違いない……)

大淀「待ってください!」

提督「待たん」
340 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/30(金) 20:22:51.35 ID:gQF4+JkOo

大淀が提督の手を取る。


大淀「小娘に子供みたいと言われて、逃げるのですか! そんなに艦娘が怖いのですか!

一回、経験してみればいいじゃないですか!」

提督「!」

大淀「なんでこの部屋に呼んだのか……提督なら分かっているはずです……」

提督「くっ……どうすればいいんだ……」

大淀「……裸になってベッドに寝てください……」


渋々服を脱ぐ提督。


提督「……これでいいのか……」

大淀「……恥ずかしいから目をつぶっていて下さい……///」

提督「……こうか……」

大淀「……ええ……///」


目をつぶると、突然、パシャ、というシャッター音。


提督「なんだ! おおよ……ど……」


なぜか目の前にスマホを持った元帥。


元帥「提督ちゃーーん。盛り上がってるとこ悪いのう」ニタニタ

提督「元帥閣下……なぜここに……?」

元帥「真面目すぎる君を、ちょっと柔らかくしようと思っての」

提督「柔らかく……?」

元帥「一回、『経験』してみんか? ワシとな!」ニマァ

提督「大淀は……?」

元帥「彼女にそんなこと、させるわけないじゃろ! ワシも海軍の端くれ、艦娘を愛しておるからな」

提督「」

元帥「もし断ったら、この裸でアホ面の写真を君のご実家に送るかもしれん。軍人の名門のな」

提督「」
341 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/30(金) 20:23:49.66 ID:gQF4+JkOo


提督が逃げようとすると、ドアが開いた。


ビリー提督「コンバンワー! 兄上です!」

提督「たっ助けてくれ!」

元帥「ホッホwwww 彼はワシが呼んだ仲間じゃよ」

ビリー提督「いやぁ、スイマセーン」ガシッ


ビリー提督がヘッドロックで提督の動きを止める。

それを見た元帥が、服を脱ぎ始めた。筋肉質でガッチリ熊体型。体毛が濃く、うっすら脂肪が乗ったジューシーな体。

レザーのブーメランパンツが黒く光る。


提督「ひっ……」

元帥「なに、心配いらん。天井の染みでも数えていれば、すぐじゃて」

ビリー提督「イザァ……♂」

元帥「ようこそ……『男の世界』へ……」

提督「あっ……あっ……ああああああああ!!!♥」

342 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/30(金) 20:26:12.22 ID:gQF4+JkOo

その後……。

鎮守府に視察にきた元帥。


元帥「大淀君……柔らかくなったのはいいんじゃが……」


ちょうど、提督が射撃訓練中の艦娘に差し入れをしている。


提督「みんな〜〜お疲れ様〜〜! クッキーのさしいれよ〜〜!」クネクネ


わらわら駆逐艦たちが集まって、クッキーをほお張った。


提督「いっぱい焼いたから、そんなにガッツかないの! アプリコットジャムもあるんだからね!」クネクネ

元帥「……ちょっと柔らかくなり過ぎじゃないかね?」

大淀「もともと固かったので、その反動が大きかったみたいですね。でも大丈夫だと思いますよ」ニッコリ


射撃場の双眼鏡をのぞく提督。


提督「摩耶ちゃん、ちょっと調子悪いのかしら? 的に全然当たってないじゃない」

摩耶「うっせ! オカマ野郎は黙ってな!」

提督「ダメよ、摩耶ちゃん。オカマを舐めちゃダメ。ワタシ、軍人の家系だから、

小さいころから鉄砲(意味深)をイジってたのよ? 腰と尻が大事なのよ! 的に当てたかったら……」

摩耶「当てたかったら……」

提督「腰をこう!」クネッ

摩耶「こう?」クネッ

提督「尻をこう!」プリッ

摩耶「こう?」プリッ

提督「射てッ!」

摩耶「!」ドーーン


双眼鏡を覗き込む提督。


提督「当たったわよ♥」

摩耶「へっ……提督……やるじゃねえか」


この提督が後に「オネェ提督」と呼ばれ、目覚しい戦果をあげたことは言うまでもない。
343 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/30(金) 20:26:58.62 ID:gQF4+JkOo
おはりです。
ボツネタの良い供養になりました。
ありしゃした。
344 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/30(金) 20:53:40.61 ID:bBF4iE3Uo
おつおつ
元帥…w
345 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/01/05(木) 22:55:16.71 ID:PLHL9nUY0
久々に投稿 数レス
346 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/01/05(木) 22:56:47.77 ID:PLHL9nUY0
【まっけんちーず】


〜マルハチサンマル〜

提督「おはようございます、五月雨さん…、今日も一日、執務頑張りましょう…、はぁ…」

五月雨「提督?!どうしたんですか、そんな元気なさ、あの、提督、この書類の山は?」

提督「年始休み明けということで…やることが、文字通り、見ての通り、山積みです」

五月雨「あっ…、えっと、これは、いつまでに」

提督「今日中です」

五月雨「えっ?」

提督「今日中です」

五月雨「聞き間違え「 今 日 中 で す 」…うわぁ」

提督「適宜休憩をとっていただいて結構ですが、正直、今日は覚悟してください」

五月雨「うっ、は、はい!!」




〜ヒトフタマルマル〜

五月雨「提督、お昼は?」

提督「とっていただいて結構ですよ」

五月雨「ではなくて!提督の…」

提督「…一食くらい抜いても、死にません」

五月雨「あっ、それなら、うん、お付き合いします」

提督「本当に、自由に休憩に行っていただいても「大丈夫です!はい!」…ありがとうございます」

347 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/05(木) 22:58:25.57 ID:PLHL9nUY0

〜ヒトナナマルマル〜

五月雨(この報告書、ああもう!江風ってば適当に報告しずぎ!!!)

   (「夜戦でイ級後期型を撃沈できてよかったです」とか、日記じゃないんだから!)

提督「どうです。そっちのほうは?」

五月雨「…妹の戦果報告書がひどいなあって思います」

提督「いえ、そうではなくて。進捗ですね」

五月雨「あっ、は、はい!もうすぐ内容のチェックは終わるので、最終確認お願いします!」

提督「…なんとか、今日中には終わりそう、ですね」

五月雨「本当に、『今日中』ですね」

提督「付き合わせてしまい申し訳ありません」

五月雨「いいんです!私、秘書艦ですし、それに…」
  
   「艦隊設立初期から、ずっとこうやってやってきたじゃないですか!ね?」

提督「…本当に、私は良い娘に出会えましたね」

五月雨「ふぇ?!…え、えへへへ。うん!あと一息です!提督、頑張りましょう!」

提督「はい」



〜フタサンサンマル〜

五月雨「や、やっと、お、おわ、終わったぁぁああああ…」

提督「はい、これで、ふぅ…大方、片付きましたね」

五月雨「うう、疲れました。お風呂に入って、ゆっくり寝たいです…ね」

提督「戸締りがありますし、ちょっとデスク周りの片付けもしたいので、先にあがって下さい」

五月雨「は、はい。提督、お疲れ様でした。お先に失礼しますね」

提督「はい、本当にお疲れ様でした。……ふぅ」

  (これ以上、付き合わせてはいけませんね。あと少し、自分で片づけましょう)
348 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/05(木) 23:00:01.39 ID:PLHL9nUY0
〜中央庁舎・廊下〜

????(あれ、こっちだったかしら?それとも、こっち?)

????(Oh my god . Where’s my room?)

五月雨(今日は本当に疲れました。結局、お夕飯も食べてないし…)

   (お腹すいたなあ…)

????(あ、あの娘!!確か、秘書艦だった娘よね?)

????「Hey!!そこの、貴女!!」

五月雨「えっ?あれ?どうしてサラさんがここに?」

サラトガ「Sorry.アイオワとBath roomに行ったは良いのだけど、帰り道がわからなくて…」

五月雨「そのアイオワさんは?」

サラトガ「先にあがって、部屋に戻ってるって言ってたわ」

    「きっと、サラが道がわからないの、うっかり忘れてしまったんだと思います」

五月雨「そうだったんですね。わかりました!海外艦の寮はこっち…」

   クキュルルルルル…

サラトガ「What’s?この音は?」

五月雨「あぅ…」

サラトガ「サミィ?」

五月雨「あ、やっぱりサミィなんですね。じゃなくて、ほんといったい何の音 クキュルルルル… っ!!」

サラトガ「Ah…、その、サミィ、Hungryなの?」

五月雨「…今日一日執務で忙しくて、朝ごはんしか食べてないんです」

サラトガ「それは大変!!」
  
    (こんなに細い娘が食べていないなんて!きっと倒れてしまうわ!!)

    「ねえサミィ、食堂はどっち?」

五月雨「この廊下をまっすぐ行って…」

サラトガ「今すぐ行きましょう!Hurry!!」

五月雨「え?サラさん!あ、ちょっ」
349 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/05(木) 23:02:28.10 ID:PLHL9nUY0

〜食堂〜

五月雨「あの、サラさん、いったい何を?」

サラトガ「サミィは座ってて?サラが今料理をつくりますから」

五月雨「え、そんな!いいですよ!少しくらい食べなくても大丈夫 クキュルルルル… あぅ…」 

サラトガ「フフッ、でも体は食べたいって。簡単なものだから、ちょっとだけ待ってて下さいね」

五月雨「あ、はい」





サラトガ「できました。Macaroni and cheese です

五月雨「まっけんちーず?…あ、マカロニとチーズ」

サラトガ「That's light. 簡単にできて、お腹もいっぱいになるの。よかったらどうぞ」

五月雨「本当にいいんですか?」

サラトガ「ええ、もちろん」

五月雨「い、いただきます!!」

モキュモキュ…モキュモキュ…

五月雨(味は、うん、やっぱりチーズですね!ちょっと大味ですけど…、おいしい!)

   (量もあって、これはお腹もいっぱいになりますね。うん)

サラトガ(口いっぱいにほおばってる。とってもお腹がすいてたのね)

    (まるでハムスターみたい。フフッ、So cute.)






サラトガ「どうでしたか?本当は、ターキーサラダサンドウィッチでも作れればよかったんですが」

五月雨「いえ!これもおいしいですよ!ありがとうございます!」
   
サラトガ「そう?よかったわ」

五月雨「はい、まさかこの時間に暖かい料理が…食べられ…ふぁあ…」

サラトガ「サミィ?」

五月雨「うう…ん、疲れて…お腹いっぱいで、ちょっと眠く…」

サラトガ「今日は忙しかったって言ってましたものね」

五月雨「…はい。だから…んん」

サラトガ(眠たげな目、必死にこするしぐさ、ちいさくて、かわいらしくって)キュン

五月雨(ここで寝ちゃダメ!でも、とっても、ねむくって…   わぷ!!!さ、サラトガさん?」

サラトガ「眠かったら、寝てもいいんですよ?」ギュッー

五月雨「え、で、でも」

サラトガ「サミィは今日一日、がんばりました。だから、ゆっくり、お休みしても大丈夫」ナデナデ

五月雨(サラトガさんの腕の中、あったかい。それに柔らかくって、いい匂いもして、なんだか毛布みたい………ん…)

サラトガ「……Good night サミィ」
350 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/05(木) 23:03:36.56 ID:PLHL9nUY0


「Hey Sara!Where are you!」

サラトガ「Iowa? I’m Here!」

アイオワ「You! Why are you……Hmm? どうしてこの娘と一緒に?」

サラトガ「誰かさんが私を置いていくから道に迷って、たまたまね」

アイオワ「Oh… Ah...Sorry」

サラトガ「Never mind」クスクス

アイオワ「それにこれって、Cheese? なに?料理でもしたの?」

サラトガ「サミィ、今日ほとんど食事してないらしくって、だから、Macaroni and cheese をね」

アイオワ「それで、お腹いっぱいで寝ちゃったと」

サラトガ「ええ。とってもかわいいわ」ナデナデ

アイオワ「Hmm…」

サラトガ「?」

アイオワ「でも、この娘どうするの?」

サラトガ「え?アイオワは、この娘の部屋は…?」

アイオワ「Destroyer’s dormitoryの場所はわかるけど…、Room numberまでは知らないわ」

サラトガ「Oh my god. どうしましょう?」

アイオワ「とりあえず、My roomに連れていきましょう?この娘小さいし、私たちのベットでも大丈夫よ」

サラトガ「そうね、そうしましょうか」

351 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/05(木) 23:07:14.13 ID:PLHL9nUY0

〜翌朝〜

白露「ていとくー!!五月雨ここにいない?!」

提督「白露さん?いえ、昨日は日付が変わる前には、五月雨さんにあがっていただきましたが」

白露「えっ?そうなの?じゃあ、いったいどこに…」

提督「部屋に、いなかったんですか?」

白露「同じ部屋の春雨に聞いたら、そもそも部屋に帰ってきてないって」

提督「五月雨さんに限って、無許可でどこか遊びにいくなんて考えられませんし…」

白露「まさか、…誘拐、とか?」

提督「鎮守府内で考えにくいとは思いますが…、、一応その線も含め、まずは捜索ですね」

白露「わかった!とにかく伝えるね!!」

提督「あ、あまりことは大きく!!……言ってしまいましたか」







〜アメリカ艦自室〜


サラトガ「Hmm…」

アイオワ「Good morning Sara. Here you are」

サラトガ「Coffee ? Thanks.  んーでも、静かで、いい朝……、ちょっと外が騒がしい?」






「サミィがさらわれたんだって!キヨシーが言ってた!」

「そんな!?」

「…それが本当なら、犯人を、すこし、懲らしめてやらないとね」

「ポーラ!五月雨が見つかるまで、今日は飲んじゃダメだからね」

「大丈夫ですザラ姉さま、さすがにそこはわかります。早く見つけてあげないと」

「グラーフたちはもう探してるんですって、私たちも!」







サラトガ「…Oh my god」

アイオワ「…Give me a break」

五月雨「」スピー
352 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/05(木) 23:09:22.75 ID:PLHL9nUY0
終わり ひまを見つけて、アイオワとかコマとか、ドイツ艦もかけたらいいなあって思いました。(小並感)
353 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/05(木) 23:15:29.47 ID:pCjkAuIHO
五月雨ちゃんマジ天使
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