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ザコ「勇者と旅に出ることになった」
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696 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/06/19(日) 22:53:16.50 ID:VgTUkvHMo
>>695
乙!
ザコ15%よりザコ100%の方が弱そうに見えるwwwwww
697 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/06/20(月) 00:55:58.95 ID:/V1fd4pAO
乙
確かに100%ザコとか笑うわ
698 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/06/20(月) 09:13:36.83 ID:TEIvKxVfO
乙
ザコの中のザコ
ザコオブザコ
本気を超えたザコ120%
ザコ第二形態
結局どうしたって弱そうじゃないですかやだー
699 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/06/20(月) 12:32:01.61 ID:jHmgdJ9pO
ザコ様とかザコ君とかなんと言われても煽られてる感じww
700 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/06/20(月) 16:19:02.73 ID:I4RD2r2e0
所詮、ザコなザコなのだ
701 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/06/20(月) 16:19:33.33 ID:I4RD2r2e0
所詮、ザコはザコなのだ
702 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/06/20(月) 19:40:21.02 ID:S55zPoRUo
ザコが夢精するのは約束されてるから
指咥えて見てな
703 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/06/21(火) 00:06:46.05 ID:uVW44UO/0
イカくせぇなぁ
704 :
ザコ
◆yCN5hS2KDdU/
[saga]:2016/06/22(水) 22:35:58.53 ID:UvP0tJIX0
ザコ《15%》「よし!到着!」
勇者「うん、やっと・・・!」
ザコ《15%》「このまま乗りこむぞ!って思ったけど・・・」
勇者「やっぱりいるんだね」
大教会の前で仁王立ちする男?が一人。やっぱりあいつはオカマに向いてない。
オカマ「ウフッ?追いかけてきてくれたなんて嬉しいわ!」
ザコ《15%》「いやお前じゃねーよ!」
オカマ「もうっ!照れ隠しなんてしちゃって!」
ザコ《15%》(うぜぇ・・・)
勇者「ザコ、どうする?」
ザコ《15%》「そうだな、とりあえずお前は先に行けよ」
勇者「え!?」
705 :
ザコ
◆yCN5hS2KDdU/
[saga]:2016/06/22(水) 22:37:44.07 ID:UvP0tJIX0
ザコ《15%》「いやだってここで足止めくらってる暇はないだろ?」
勇者「けど・・・」
ザコ《15%》「心配すんなって、今は竜王の力もあるから」
ザコ《15%》「それにこういう展開ってだいたいは仲間に任せるだろ?」
勇者「そう・・・なのかな・・・?」
勇者は少しの間悩んだが、仲間を信頼することに決めた。
勇者「じゃあ任せたよ!」
オカマ「あら?行かせると思ってるのかしら?」
オカマは大教会へ向かって走り出した勇者を攻撃しようとする。が・・・
ザコ《15%》【防御の型・水流!】
その攻撃を俺は逸らした。
ザコ《15%》「思ってないから俺が残ったんだろうが!」キメポーズ!!
ザコ《15%》(あっ、多分今の俺超かっこいい!!)
706 :
ザコ
◆yCN5hS2KDdU/
[saga]:2016/06/22(水) 22:39:43.10 ID:UvP0tJIX0
オカマ「ウフッ?それもそうね」
ザコ《15%》「来いよオカマ野郎!俺と竜王の愛の力を見せてやる」
竜王「やめんか!気持ち悪い!」
ザコ《15%》「ええ!酷い!!」
オカマ「あら、仲良しなのね。お姉さん嫉妬しちゃうわ」マッスルポーズ
ザコ《15%》(お姉さんって・・・何だっけ・・・?)
ザコ《15%》「と、とにかく!行くぜオカマ野郎!!!」
オカマ「ウフッ?さあ、来なさい!!」
ザコ《15%》「・・・」
オカマ「・・・」
ザコ《15%》「・・・」
オカマ「・・・?」
707 :
ザコ
◆yCN5hS2KDdU/
[saga]:2016/06/22(水) 22:41:00.41 ID:UvP0tJIX0
ハートの記号が?になってるせいで、オカマがいちいち同意を求めるキャラみたいになってる・・・
708 :
ザコ
◆yCN5hS2KDdU/
[saga]:2016/06/22(水) 22:43:18.90 ID:UvP0tJIX0
オカマ「来ないのかしら?」
ザコ《15%》「ま、まずはお前の力を見定めようってだけだよ」
ザコ《15%》(俺の戦い方は、防御主体で隙をついて攻撃する感じなので、相手依存なのだ)
オカマ「そうなのね。なら行くわよ!【オカマキック!】」
ザコ《15%》「その糞みたいな特技名、どうにかしたほうがいいぜ【防御の型・水流!】」
確かにオカマの攻撃は重いが、竜化による補正があれば楽に逸らせる。
オカマ「あら、案外強いのね」
逸らされたことで体制を立て直そうとするオカマに俺は追撃する。
ザコ《15%》【攻撃の型・ブレインシェイク!】
ブレインシェイクは攻撃によって脳を揺らす技だ。
俺の攻撃は見事にオカマに直撃した。
709 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/06/22(水) 22:44:23.88 ID:mrxhCnQno
#9825;
#9829;
↑これの前に&を入れたらハートになるよ
710 :
ザコ
◆yCN5hS2KDdU/
[saga]:2016/06/22(水) 22:45:38.82 ID:UvP0tJIX0
俺は勝ちを確信した。
ザコ《15%》「イェーイ!オニス...これは俺の勝ち!」
オカマ「・・・悪いけど、そこまで大きなダメージは受けてないわよ?」
俺の確信は見事に外れた。オカマはピンピンしている。
ザコ《15%》「え、演技に決まってるだろうがい!!!」
オカマ「お返しよ。【オカマパンチ!】」
オカマの攻撃が俺に直撃する。
ザコ《15%》「あっ!これ糞痛え!」
竜王「接近戦じゃ不利じゃ!魔法で攻撃せい!」
ザコ《15%》「了解!」
俺は一度オカマから距離をとろうとするが・・・
オカマ「そう簡単に離れさせると思ってるのかしら?」
気づけば後ろに回り込まれていた。
ザコ《15%》「!」
711 :
ザコ
◆yCN5hS2KDdU/
[saga]:2016/06/22(水) 22:47:26.88 ID:UvP0tJIX0
頭を掴まれ、地面へと押し付けられる。
ザコ《15%》「なんて力だよ!こりゃ勝てないな!諦めます!」
オカマ「本当に諦めてくれると私も楽なのだけれど」
ザコ「そう簡単に諦められないのが俺のメンタル!竜化解除で2対1!」
俺から離れた竜王がオカマの後ろへと回り込んだ。
竜王「女男よ、妾が相手なのは誤算じゃったなぁ」
オカマ「あら、薄々思ってたけどかなり上位の存在なのねぇ」
竜王「ほれ、【竜の刻印】」
オカマ「ぐおっ!」
たった一撃でオカマは吹き飛ばされた。
ザコ「oh・・・」
竜王「ザコ、これ以上妾に魔力を使わせるでないぞ?」
ザコ《15%》「多分無理!」
712 :
ザコ
◆yCN5hS2KDdU/
[saga]:2016/06/22(水) 22:50:13.47 ID:UvP0tJIX0
ザコ《15%》「てかなんだよ今の技」
竜王「ただの発勁じゃよ。当てたところが凹むから周りが勝手に付けたんじゃ」
ザコ《15%》(言ってるってことは気に入ってんじゃねえか)
オカマ「ふふっ、今のは・・・効いたわよ?」
吹き飛ばされたオカマが戻ってきた。なんというリカバリー能力。
ザコ《15%》(こいつ、今までの戦いのダメージも蓄積されてるはずなんだけどな・・・なんて体力だよ)
ザコ《15%》「こうなったら、そろそろ勝ちにいかせてもらうぜ。『炎火!』」
オカマ「っ!」
ザコ《15%》(おっ!効いてる効いてるぅ!!」
オカマ「そろそろ私も本気で行かせてもらうわ」ムキッ
ザコ《15%》「」
オカマ「さあ、どうするのかしら?」ムキッ
ザコ《20%》「お前がそうくるなら、ちょっと無理をさせてもらう!」
ザコ《20%》(あれ?表記的に弱くなった気がする・・・)
713 :
ザコ
◆yCN5hS2KDdU/
[saga]:2016/06/22(水) 22:51:13.79 ID:UvP0tJIX0
今日はここまで。ザコの名前がザコである限り、強さが名前から出ることはないでしょう。
714 :
ザコ
◆yCN5hS2KDdU/
[saga]:2016/06/22(水) 22:52:10.63 ID:UvP0tJIX0
>>709
ありがとうございます
715 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/06/22(水) 23:19:06.22 ID:+DILW+6tO
乙♡
716 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/06/22(水) 23:28:06.30 ID:uXMadDpAO
乙♡
俺の携帯だと&aって表示される…
717 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/06/22(水) 23:44:48.00 ID:JKhVeLM4o
>>713
乙
♥
718 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/06/23(木) 01:03:47.37 ID:HwZRoC1zo
おつなのおおお♡♡♡❤︎❤︎
719 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/06/23(木) 01:11:42.22 ID:VeDPKmlDO
乙
おお!ハートだww
720 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/06/23(木) 10:51:08.72 ID:5PKgmW08o
おつ♡おつ
♥
721 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2016/06/25(土) 18:15:01.67 ID:era/AC0I0
オカマは本気になるとマッチョになるとかトグロ100%かな
722 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/06/25(土) 23:19:17.07 ID:hbYjBLNJo
>>721
強さで言うなら、恋姫無双の貂蝉とか……
723 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/06/25(土) 23:21:33.98 ID:3kfQtJX3o
本気になるとマッチョ……亀仙人……ビスケ……
724 :
ザコ
◆yCN5hS2KDdU/
[saga]:2016/06/26(日) 00:21:37.40 ID:+eRv+73k0
ザコ《20%》「っ!痛っ!痛たたたたた!!」
竜王「15%でギリギリじゃぞ?馬鹿なのかお主は」
ザコ《20%》「だって・・・5%ならいけるかと・・・痛っ!」
オカマ「あら?大丈夫なの?」ムキッ
ザコ《20%》「敵の・・・心配・・・してんじゃ・・・ねえ・・・よ!」
オカマ「それもそうね!行くわよ!【オカマパンチ!】」ムキッ
オカマは攻撃しようとこちらへと近づいてくる。正直ガチムチの男が近づいてくるのはマジで怖い。
ザコ《20%》「やっぱりタンマ!【完全防御!】」
俺は完全防御を使うことでオカマの攻撃を防いだ。
ザコ《20%》「キメラ・・・ほどの・・・強さじゃ・・・ないんだな・・・」
オカマ「まあ確かにあれほどの力はないわ。けど、連撃ならどうかしら?」ムキッ
ザコ《20%》「え?」
725 :
ザコ
◆yCN5hS2KDdU/
[saga]:2016/06/26(日) 00:23:29.48 ID:+eRv+73k0
そう言った次の瞬間。オカマは凄まじい速度で完全防御を攻撃し始めた。
ザコ《20%》「まじかよ・・・」
オカマ「思ったより硬いわねぇ」ムキッ
ザコ《20%》「おいマジでやめろって!あっ!」
オカマの攻撃により完全防御に亀裂が走った。それは徐々に広がっていく。
ザコ《20%》「おい!やめろ!おい!おいって!」
オカマ「ラストスパートよぉ!!!」ムキムキッ
オカマの攻撃は一層速度を増し、遂に完全防御を破壊した。
ザコ《20%》「!」
オカマ【Homosexual...smash!!】ムキッ
オカマの攻撃が俺に直撃した。
ザコ《20%》(こいつ・・・!)
ザコ《20%》(特技名がダサいこと、気にしてたのか・・・!!!)
726 :
ザコ
◆yCN5hS2KDdU/
[saga]:2016/06/26(日) 00:25:47.44 ID:+eRv+73k0
ザコ《20%》「おいオカマ野郎・・・!結局糞だぞ」
ザコ《20%》(homosexual smash。同性愛の粉砕。良いのかオカマ)
オカマ「あら、マシになったと思ったのだけれど」ムキッ
ザコ《20%》(あいつに勝つためには20%じゃなきゃダメだけど、このままじゃ俺の体がもたない。だから)
ザコ《20%》「おいオカマ野郎」
オカマ「何かしら?」ムキッ
ザコ《20%》「次の攻撃でお前を、倒してやる」
オカマ「へぇ〜、面白いじゃない」ムキッ
727 :
ザコ
◆yCN5hS2KDdU/
[saga]:2016/06/26(日) 00:28:34.91 ID:+eRv+73k0
オカマ「いいじゃない。その勝負、受けて立つわ」ムキッ
ザコ《20%》「はぁ・・・はぁ・・・あんた性格だけはいいな」
オカマ「それが私の自慢なの」ムキッ
ザコ《20%》「フッ、それじゃあ行くぜ!」
俺とオカマは同時に走り出した。竜王の力があっても、正直勝てるとは思えない。けど・・・
ザコ《20%》(なんか主人公の仲間補正とかで勝てそうな気がするから!全力でぶつかりに行く!!!)
ザコ《20%》(さっそくだけどパクらせてもらうぜ!竜王!)
ザコ《20%》【竜の刻印!!!】
オカマ【Queer...smash!!!】ムキムキッ
俺とオカマの攻撃がぶつかりあった。
728 :
ザコ
◆yCN5hS2KDdU/
[saga]:2016/06/26(日) 00:29:59.59 ID:+eRv+73k0
オカマ「・・・!?」
確かに俺とオカマの攻撃はぶつかりあったが。
ザコ《20%》(あくまで俺がぶつけたのは完全防御を纏った弱めの竜の刻印!)
完全防御はヒビが入っているものの、衝撃を防ぎきった。まあオカマの攻撃に押し出されて肩は脱臼してしまったが・・・
ザコ《20%》(本命は二発目だ!!)
半泣き状態で俺はオカマに全力で攻撃する。
オカマ(これは・・・かわせないわねぇ・・・)
ザコ《20%》【竜の刻印!!!!!】
俺の攻撃がオカマへと直撃した。
オカマは吹き飛ばされ、大教会の壁へと激突した。
729 :
ザコ
◆yCN5hS2KDdU/
[saga]:2016/06/26(日) 00:31:29.70 ID:+eRv+73k0
ザコ「はぁ・・・はぁ・・・」
満身創痍の状態で俺はオカマが吹き飛ばされた方を見る。これで倒せてなければ負けが確定したと言っていい。
ザコ(補正来い補正来い補正来い補正来い補正来い補正来い補正来い補正来い補正来い補正来い補正来い補正来い!!!!)
だが俺の願いむなしく、煙が晴れた時に一人の男が立っていた。
オカマ「今のは危なかったわぁ」
ザコ「まじ・・・かよ・・・」
オカマ「あなたにしては良くやったわ。後でお姉さんとたっぷり楽しみましょうね?」
ザコ「悪いけど、それはごめんだ」
このまま負ければ、オカマは勇者のところへ向かうだろう。疲労した勇者じゃオカマには勝てない。
ザコ(だから俺は、あいつの仲間として、こいつを行かせるわけにはいかないんだ)
730 :
ザコ
◆yCN5hS2KDdU/
[saga]:2016/06/26(日) 00:34:22.68 ID:+eRv+73k0
<ウオオオオォォォォォ!!!!!
オカマ「あら、勇者ちゃんの声ね。あの感じだと大司教様を倒しちゃったみたいねぇ。勝った後の相手を倒さないといけないのは心が痛むわぁ」
ザコ「大司教を倒された割には怒りとかないんだな」
オカマ「まあ私は半分傭兵みたいな感じだから、そこまで怒ってはないわ」
ザコ「なら諦めてくれたりしないか?」
オカマ「それは無理ね。男なら力で証明してみなさい?」
ザコ「それが無理だったから困ってるんだけどな・・・」
オカマ「うふっ、安心して。あなたは頑張ったから責任を感じる必要はないわ。それじゃあ、もう終わりにしましょう」
オカマ【homosexual...smash!】
俺はオカマの攻撃によって吹き飛ばされた。
731 :
ザコ
◆yCN5hS2KDdU/
[saga]:2016/06/26(日) 00:35:56.68 ID:+eRv+73k0
ザコ(くそ・・・勝てなかった・・・)
ザコ(補正なんてなかったんだな。このまま壁にぶつかって終わり。だけど・・・)
ザコ(そんなのは嫌だ!!)
ザコ(考えろ!どうやったら勝てる?どうすれば今の状況から脱出できる?)
ザコ(思い出せ、教えてもらったことを・・・!)
ザコ(っ!そうだ、あの技なら!)
ザコ【防御の型・旋風!!!】
旋風は水流の応用版で、風の流れを逸らす技だ。これを使うことで俺は吹き飛ばされる軌道を変えた。俺は上へと飛んで行く。
ザコ(上手くいった!上手くいった!!)
732 :
ザコ
◆yCN5hS2KDdU/
[saga]:2016/06/26(日) 00:37:42.15 ID:+eRv+73k0
ザコ(けどこっからだ!もう一回!)
ザコ【防御の型・旋風!!!】
もう一度軌道を変えて大教会に入ろうとしているオカマに向かって一直線に飛んで行く。
オカマ「!」
ザコ(気づかれた!けど今更止まれるか!!!)
オカマ「うふふっ、やっぱりあなた面白いわよ!!!【queer...smash!】」ムキムキッ
オカマは俺に向かって全力で攻撃しようとしてくる。あれを受けたらさすがに終わりだ。
ザコ(だからさらにもう一回!!!)
ザコ【防御の型・旋風!!!】
オカマ「!」ムキッ
俺はオカマの攻撃を上手く回避した。
オカマに隙ができた。攻撃のチャンスだ!俺の力だけじゃ勝てないから、オカマの攻撃の威力を利用する!
旋風からの応用技・・・
ザコ【攻撃の型・突風!!!】
俺の起死回生の一撃がオカマに直撃した。
733 :
ザコ
◆yCN5hS2KDdU/
[saga]:2016/06/26(日) 00:39:38.17 ID:+eRv+73k0
ザコ「はぁ・・・はぁ・・・もう立たないよな?」
オカマ「立てないわよ?喋れはするけど」
ザコ「うお!びっくりさせんなよ!」
オカマ「あらごめんなさい。安心していいわ、あなたの勝ちよ」
ザコ「それはわかってるよ。俺の完全勝利、お前は完敗、つまり俺の方が格上、お前は俺以下」
オカマ「そこまで言われるとイラッとするけど、まあその通りね」
ザコ「さて、勇者の前に新たなる敵とか出てこられても困るし、俺は行くぜ?」
オカマ「あら、動けるの?」
ザコ「いや死にかけだよ、意識朦朧としてるよ、両腕動かねえよ。どっちかというと回復目的だよ」
そう言うと俺は立ち上がり、大教会の中へと入っていった。
734 :
ザコ
◆yCN5hS2KDdU/
[saga]:2016/06/26(日) 00:46:42.13 ID:+eRv+73k0
大教会の中は不自然なほど静かだった。魔法陣の上を避けて奥の階段へ向かう。
ザコ「ここか」
俺は階段を降りていった。正直もう死にそう、苦しい、早く回復したい。
ザコ(長えよこの階段。なんなの?俺を殺したいの?)
階段を降りると一本道真っ直ぐにが続いていた。これがまた長い。
ザコ(もうやだこの教会)
真っ直ぐに進んでいくと開けた場所に出た。
ザコ(やっと・・・見つけた・・・)
そこにはいた、満身創痍の勇者が、倒れている大司教や神聖騎士達が、頬を赤らめ勇者を見る僧侶さんと僧侶妹ちゃんが・・・
ザコ「あっ・・・」
俺は今日が勇者のハーレム創設記念日であることを察し、涙しながら意識を失った。
735 :
ザコ
◆yCN5hS2KDdU/
[saga]:2016/06/26(日) 00:47:49.42 ID:+eRv+73k0
今日はこれで終わり。
ハート関連ばっかりだけどレスが多くて嬉しい。
ザコにメインヒロインなんてなかった。
736 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/06/26(日) 00:49:54.91 ID:E8brXd09o
乙なの♡
737 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2016/06/26(日) 01:11:30.13 ID:oHlab5oF0
毒針使ってれば余裕で勝てたんじゃね?
738 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/06/26(日) 07:49:54.08 ID:RUgZL0Jq0
ザコすげえ
739 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/06/26(日) 08:03:26.15 ID:d7LarNAjo
結局勇者に持っていかれる
ザコの春なんてこないんか
740 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/06/26(日) 14:05:45.39 ID:aEOr1jr1o
乙です
ザコがんばれ♡
741 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/06/26(日) 22:46:29.58 ID:/RcgWAVjO
おちゅ
742 :
ザコ
◆yCN5hS2KDdU/
[saga]:2016/06/27(月) 20:44:11.52 ID:48740ncq0
病室で目覚めた俺の視界に最初に入ってきたのは僧侶さんだった。
どうやら俺は五日も寝ていたらしい。
その間に体の傷はほとんど回復していた。さすがは教会だらけの町だ。
僧侶「本当にありがとうございました。私達のために迷惑をおかけして」
ザコ「良いって良いって!頼まれたんなら断れないし!(勇者が)」
あの後、大司教達教会の幹部と神聖騎士団の一部の人間達は騎士団によって捕まった。
復讐者とその仲間にも、キメラは倒せたものの逃げられてしまったらしい。
ただ納得がいかないのは、大司教は復讐者にそそのかされた事になることだ。大陸同士の仲を保つためだと言われたが、悪人だからといってそういうことをして良いとは思えない。
勇者もそれには怒っていたようだが、それが変えられることはなかった。
743 :
ザコ
◆yCN5hS2KDdU/
[saga]:2016/06/27(月) 20:45:21.86 ID:48740ncq0
次に聞かされたのは新しい仲間についてだった。
ザコ「え!?僧侶妹ちゃんが仲間に!?」
僧侶「そうです。私も誘われたのですが、この町を元の良い町へと戻さなくてはならないので」
ザコ「なるほど・・・」
勇者の奴め、幻の「両手に花」を実現させようとしていたのか・・・なんて奴だ!
ザコ(けど男三人のパーティに女の子が入って大丈夫なのだろうか。勇者パーティの姫、略して勇パーの姫とかになったりしないだろうか・・・)
その後、僧侶さんは俺にもう一度お礼を言うと病室から立ち去った。
俺は彼女の後ろ姿を見て思った。
ザコ(やっぱりハーレム反対!!!!!)
744 :
ザコ
◆yCN5hS2KDdU/
[saga]:2016/06/27(月) 20:46:34.40 ID:48740ncq0
そしてそれから数十分後のことだった。勇者が駆け足でやって来た。
勇者「ザコ!!」
ザコ「っ!びっくりしたぞおい。病院なんだから静かにしろよ・・・」
勇者「あっごめん。それで、怪我は大丈夫なの?」
ザコ「ああ。二日後には退院できるってよ。さすが六の町なだけあるよな」
勇者「なら良かった・・・それで、話は聞いた?」
ザコ「おう。大司教達と復讐者達のその後と、僧侶妹ちゃんの話をな」
勇者「そっか。なら後は炎勇者さん達のことは?」
ザコ「あ、それは聞いてなかったな」
745 :
ザコ
◆yCN5hS2KDdU/
[saga]:2016/06/27(月) 20:48:27.58 ID:48740ncq0
勇者「まず戦士は右腕が大変な状況だったけどなんとか治療できたみたいだよ。後遺症が残る可能性も奇跡的にないんだって」
ザコ(良かった。けどなんで戦士には仲間補正がかかってるの・・・?)
勇者「炎勇者さんと武闘家は軽傷、賢者は体の骨がバッキバキだったみたいでしばらくは入院するらしいよ」
ザコ(うわぁ・・・それはやだな)
勇者「それから、これからの予定なんだけど。とりあえずザコが退院した次の日には出ようと思うんだ」
ザコ「え?早くない?俺にスパルタすぎない?」
勇者「僕達としてはもう少しゆっくりしたいんだけど、今港町に向かってクラーケンが近づいてきているみたいなんだ」
ザコ「・・・え?」
746 :
ザコ
◆yCN5hS2KDdU/
[saga]:2016/06/27(月) 20:49:14.05 ID:48740ncq0
クラーケン。巨大なタコのような姿をしていて、船を次々に沈めてきたため、人々から恐れられている。
クラーケンが近づいた港では、船を出さない決まりになっているため、勇者はクラーケンが港町の近くに着く前に船を出したいのだ。
ザコ「なるほどな。それなら納得だ」
勇者「ってことだから、それじゃあ僕は行くね」
ザコ「ああ。またな」
そう言って勇者は病室から出て行った。
竜王「ふむ、この時期にクラーケンが近づいてくるとは・・・勇者は中々の悪運の持ち主のようじゃのう」
ザコ「時期とかあんのか?」
竜王「そりゃあもちろんあるぞ。だいたいこの大陸にクラーケンが来るのは冬じゃからな」
ザコ「マジかよ、クラーケンと戦いたくなんてないぞ俺」
747 :
ザコ
◆yCN5hS2KDdU/
[saga]:2016/06/27(月) 20:50:21.00 ID:48740ncq0
竜王「お主、全然知識がないくせになぜクラーケンの知識はあるのか?」
ザコ「おいおい知らないのかよ『船乗りタンゴと海の悪魔』を」
竜王「何じゃそれ」
ザコ「始まりの町じゃ有名なんだぞ!俺はこの話を何回も読んでるからクラーケンの怖さはわかってるつもりだ」
竜王「言っておくが、本のクラーケンと実物のクラーケンは比べものにならんからな?」
ザコ「わかってるよ。タンゴ率いる船乗り達を全滅させるほどだからな・・・」
竜王「ちょっと待て、死ぬのかタンゴ」
ザコ「ああ。手も足も出ずにな。初めて読んで以来、海が怖くて小さい頃は海が嫌いだったなぁ・・・」
竜王(最近の人間達の教育はどうなっているんじゃ・・・)
748 :
ザコ
◆yCN5hS2KDdU/
[saga]:2016/06/27(月) 20:51:38.67 ID:48740ncq0
ザコ「まあクラーケンがどんなに恐ろしくてもお前がいるし大丈夫だろ」
竜王「お主、妾にばかり頼っていては強くなれんぞ」
ザコ「おいおい、魔王軍との戦いが終わるまでは一緒なんだし大丈夫だろ」
竜王「む、むぅ・・・」
ザコ(あ、困った顔をしてらっしゃる)
ザコ「まあ俺だって強くなれる機会がやってきたんだ。お前にできるだけ頼らないようにやれるだけのことはやるよ」
竜王「それならいいのじゃが・・・」
正直、この時の俺は魔王軍と戦うということを、軽く見ていたと思う。
だから、この時の俺は思ってもいなかった。
749 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/06/27(月) 20:53:09.92 ID:3LggM7nCo
イカやろ
750 :
ザコ
◆yCN5hS2KDdU/
[saga]:2016/06/27(月) 20:54:04.98 ID:48740ncq0
竜王との別れの日が、すぐそこまで迫っているということを・・・
751 :
ザコ
◆yCN5hS2KDdU/
[saga]:2016/06/27(月) 20:56:20.17 ID:48740ncq0
クラーケン・・・
イカ固定ではないんですよね。タコのものもあるし。
752 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/06/27(月) 20:56:31.89 ID:34/9S9NT0
Ω<ナ、ナンダッテー!?
753 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/06/27(月) 20:57:02.34 ID:3LggM7nCo
そうなんだ
ごめん
754 :
ザコ
◆yCN5hS2KDdU/
[saga]:2016/06/27(月) 20:58:09.63 ID:48740ncq0
ってことで今日はここまでです。
すぐそこまで迫っていると書いてあるものの、だいたいその場その場で書いてるのでどうなるかはわかりません・・・
まあ、長めのすぐだと思ってください・・・
755 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/06/27(月) 21:00:16.92 ID:gtkK60gM0
マザー2みたいに覚醒パワーアップイベントないかな
756 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/06/27(月) 21:45:37.03 ID:jD0algjko
乙
一回離れてまた戻ってきそう
757 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/06/27(月) 22:00:06.44 ID:9OpJN4BLo
>>755
(ザコの役目では)ないです
758 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/06/27(月) 22:37:26.81 ID:8kSvq/jAO
戦闘力が追いついてないけどザコ20%に覚醒パワーアップしてるだろ?
戦闘力が追いついてないけど
759 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/06/28(火) 19:22:20.15 ID:9cP+LfS6O
ザコさんは既にもう名乗ろうと思えばフツウを名乗れるんだぞ!
760 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/06/28(火) 19:39:05.79 ID:PFiMelQ2O
たとえフツウ120%でもやっぱり弱そうなんだけど
761 :
ザコ
◆yCN5hS2KDdU/
[saga]:2016/07/03(日) 00:06:13.02 ID:HMflCLCq0
俺が退院し、ついに町を出ることになった。
勇者「それじゃあ、僕達は行くよ」
賢者「勇者様!また会えますよね!?ね!?」
ザコ(ホモ必死すぎ)
勇者「ああ。旅をしてればきっと会えるよ」
戦士「今度会う時は必ずお前より強くなるからな!」
武闘家「ああ。望むところだ」
僧侶妹「炎勇者様、本当にありがとうございました」
炎勇者「礼はもう散々聞いたさ。君も旅を楽しんでくれ」
僧侶妹「はい!」
戦士と賢者の傷の治療のため、炎勇者達はこの町に残ることになった。なので炎勇者達とはここでお別れだ。
762 :
ザコ
◆yCN5hS2KDdU/
[saga]:2016/07/03(日) 00:07:18.95 ID:HMflCLCq0
炎勇者「では、またな」
戦士「またな!」
賢者「また会いましょうね!!!また!!!また!!!」
ザコ(ホモ必死すぎ)
勇者「うん!またね」
こうして俺達は炎勇者達と別れた。短い間とはいえ、共に戦った仲間だ。寂しくないといえば嘘になる。
ザコ(また会おうぜ。炎勇者、戦士、ホモ賢)
勇者「それじゃあ、僕達はもう行こうか」
ザコ「おう」
この時、俺はあいつの歪んだ感情を理解できていなかった。もし理解できていれば、ああはならなかったのだろうか・・・
763 :
ザコ
◆yCN5hS2KDdU/
[saga]:2016/07/03(日) 00:08:05.87 ID:HMflCLCq0
俺たちが六の町を出る時には、たくさんの人達が集まっていた。
仲間である俺たちもそれなりの人気が出てきたようで、武闘家にも黄色い声援が飛んでいる。
<ユウシャサマー!
<ブトウカサマ!コッチムイテー!
<ソウリョイモウトー!ガンバレヨー!
<ユウシャサマ!アリガトウゴザイマシタ!
<ウオーン!ソウリョイモウトチャーン!!
ザコ(あれ・・・?)
声援を聞いていると、俺はある違和感を覚えた。
764 :
ザコ
◆yCN5hS2KDdU/
[saga]:2016/07/03(日) 00:09:37.35 ID:HMflCLCq0
ザコ「俺のファンは・・・?」
勇者「き、きっとシャイな人達ばかりなんだよ。うん、そう、きっとそう」
ザコ「良いよ・・・結局俺のファンなんていないんだよ!」
「ザコくーん!!!」
ザコ「俺のファ...いや待てこの声は・・・」
オカマ「もう行ってしまうのね?」
ザコ「なんでてめえがいるんだよ!」
オカマ「私はあくまで大司教達に洗脳された人間の一人。しばらくはこの町から出れないけれど、牢獄に入れられることはなかったわ」
ザコ「えぇ・・・この際捕まれよ」
オカマ「うふっ、私を捕まえられるのは、あ・な・た・だ・け」
ザコ「・・・」ゾクッ
ザコ「お、俺行くからぁ!!」
765 :
ザコ
◆yCN5hS2KDdU/
[saga]:2016/07/03(日) 00:10:37.88 ID:HMflCLCq0
勇者「えっと・・・良かったね」
ザコ「良くねえよ!!!」
武闘家「お前のことをわかってくれる奴がいつかは現れるさ」
ザコ「武闘家・・・」
なんだか武闘家のおかげで元気が出てきた気がする。
勇者「好きになってくれる人か・・・僕にもできるかな?」
ザコ「は?」
勇者「え?」
ザコ「お前、鈍感系なのかよ・・・」
勇者「???」
766 :
ザコ
◆yCN5hS2KDdU/
[saga]:2016/07/03(日) 00:11:41.58 ID:HMflCLCq0
ザコ「お前のことを好きな奴はいるんじゃないか!?案外身近に」
勇者「うーん、僧侶妹は別に僕のこと好きじゃないよね?」
僧侶妹「は、はい...///」
勇者「ほら、ね?」
ザコ【雑魚の刻印!!!!!!!!】
勇者「ぐあっ」
俺は最近流行りの鈍感系主人公に一撃お見舞いしてやった。
勇者「うぐっ、地味に痛い」
ザコ「天然たらしが!!!」
勇者「ええ!?」
767 :
ザコ
◆yCN5hS2KDdU/
[saga]:2016/07/03(日) 00:12:37.58 ID:HMflCLCq0
そうして俺達は六の町を出発した。
何回かの魔物との戦闘を終え、進んでいくとすぐ分かれ道へとたどり着く。
ここから真っ直ぐ行くと九の町、右左に曲がると七の町だ。
クラーケンが近づいているらしいから、少し急がないといけないな。
勇者「よし、じゃあ行こう!」
ザコ「おう!」
武闘家「ああ」
僧侶妹「行きましょう!」
俺達は進み始めた。未来への淡い期待を持ちながら、ただ前へ前へ。
この先起こることなんて、何も知らずに。
768 :
ザコ
◆yCN5hS2KDdU/
[saga]:2016/07/03(日) 00:14:30.19 ID:HMflCLCq0
とりあえず六の町編終了ですね。見返してみるとそれなりに長い。スレの残りも少ないので駆け足気味になるかと・・・
そういえば、旅立ってからどれくらい経ったのか把握してない。やばい・・・今何月だよ・・・
769 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/07/03(日) 01:19:22.57 ID:gIABzPSDO
>>768
乙
足りなくなったら次スレ立てれば良いんだぜ?
770 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/07/03(日) 01:43:21.95 ID:/ZqZgztOo
>>768
乙!
雑魚の刻印付けられたらスゲー屈辱的だな
771 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/07/03(日) 01:57:11.08 ID:qBiZRrJd0
もちろん最後は勇者とザコがくっつくんだよな?
ホモでも良いぞ!!!
772 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/07/03(日) 15:01:06.14 ID:WYJCM0KFo
ナチュラルに賢者を数の外にする畜生勇者
773 :
ザコ
◆yCN5hS2KDdU/
[saga]:2016/07/10(日) 22:20:01.91 ID:HYACr4vJ0
六の町を出て二日経過。女の子が仲間に加わってドッキドキっス。
虎型魔獣「ニャー」
ザコ「おお・・・見た目とのギャップ凄えなおい」
武闘家「まあ、油断しないでいこう」
現在の戦い方は、前衛が武闘家、中衛が勇者、後衛が俺と僧侶妹といった感じ。
武闘家が率先して攻撃し、勇者は呪文で攻撃しつつ前衛に出たりする。そして後ろから僧侶妹が回復し、それを俺が護衛する。
俺暇じゃないんですかね、とか思うんだが、案外来るので焦る・・・
そうこうしているうちに武闘家が虎型魔獣を倒した。魔獣なので剥ぎ取らなければならない。
そこで俺様参上!華麗に剥ぎ取っていく。
774 :
ザコ
◆yCN5hS2KDdU/
[saga]:2016/07/10(日) 22:20:53.88 ID:HYACr4vJ0
正直これくらいしないと役に立ってる気がしない。マジで。
俺はナイフを取り出し、ギルドで換金できる部分を慎重にとっていく。
ザコ「よし、終わったぞ」
今回は特に収穫なし、残念。
勇者「そろそろ日が暮れるね」
すでに太陽が落ちかけ、暗くなり始めている。少し準備を始めるのが遅れたけど、これくらいなら問題無い。
すぐにテントの準備を終えた。
さすがに男三人のテントに女の子が入ったらいろんな意味でやばいのでテントは二つご用意。
夕食を食べたら特にやることは無い、
風呂?水魔法使えば脱がなくてもあら不思議!溢れ出る清潔感!
ザコ(何だよ、水場行けよ、あっ!見ちゃった!みたいな展開こいよ。マジで)
俺の願いむなしく無事夜は明けた。
そして、七の町に到着だ。
775 :
ザコ
◆yCN5hS2KDdU/
[saga]:2016/07/10(日) 22:22:12.92 ID:HYACr4vJ0
ザコ(正直七の町には何もありません。挙げるなら酒場が多いくらい。なので各々装備を直してそれで終わり)
それじゃあ暇なので町をぶらぶらと回ることにする。
僧侶妹「ザコ君!」
ザコ(お?お?)
僧侶妹「私もついていっていいかな?」
ザコ(はい、このSS恒例の口調変化。みんなはもう慣れたかな?いやまあ今回の場合は、僧侶としてではなく仲間として的な感じで理由はあるんですけどね、ええ、はい)
ザコ「いいけど、別に目的なんか無いぞ?」
僧侶妹「うん、それはわかってるんだけど。初めての旅だから、いろいろ見ておきたくて」
ザコ「そっか、ならちゃんと周りに注意しとけよ?ククッとか変な笑い方する奴に捕まったりしたら助けられないし」
ザコ(もうね、最高っすよ。これはメインヒロインっすよ。まあ僧侶妹が好きなのは勇者なんですけどね!!)
776 :
ザコ
◆yCN5hS2KDdU/
[saga]:2016/07/10(日) 22:23:32.35 ID:HYACr4vJ0
と、二人で町を歩いていると酒場が目に入った。俺みたいな奴にはまだはやいね。
ザコ(・・・?)
その時俺は、異変に気付いた。得体の知れない恐怖を感じ、俺は僧侶妹と物陰に隠れる。
僧侶妹「ざ、ザコ君!?」
ザコ「静かに」
そう俺が促すと僧侶妹も口を閉じて酒場の様子を伺う。
そして数秒後、あられる人影。ニタニタ笑いながら酒場から出てきたそいつは、男の生首を両手で抱えていた。
ザコ「!」
そのままそいつは闇の中へと消えていった。俺も僧侶妹も、数秒の間呆然としてしまった。
僧侶妹「ザコ君!」
僧侶妹に声をかけられ、我に返った俺は、今しなければいけないことは何かを考えた。
777 :
ザコ
◆yCN5hS2KDdU/
[saga]:2016/07/10(日) 22:24:39.76 ID:HYACr4vJ0
ザコ(正直あれ見た後だと可能性は薄いけど・・・)
ザコ「僧侶妹ちゃんは酒場に行って、助けられそうな奴がいるか見てきてくれ。中は酷いことになってると思うけど、やれるなら回復を。俺はあいつが戻ってこないか見張ってるから」
僧侶妹「う、うん」
俺の説明を聞いた僧侶妹はすぐに酒場の中へと入っていった。想像はつく、恐らく酷い惨状になっていることだろう。
だが彼女はすぐに出てこなかった。助けられそうな人に回復魔法をかけているのか・・・ちょっと凄いな。俺ならきっと失禁するから。
感心していると、遠くから足音が聞こえてきた。さっきのやつの音と似ている。早く逃げて、警備隊でも呼ばないと。
俺は僧侶妹にそのことを伝えるため、すぐに酒場へと入った。
まず視界に入ってきたのは、一面赤に染まった床。そしてテーブルの上に乗せられた生首。
ザコ「え・・・あ・・・ぎゃああああああああああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
失禁はしなかったが、失態はおかしてしまった。
778 :
ザコ
◆yCN5hS2KDdU/
[saga]:2016/07/10(日) 22:26:10.61 ID:HYACr4vJ0
今日はここまで。見返すと少しは文章力も上がった・・・のでしょうか?
全て終わったら後付けのところを整理して、自己満の完全版でも書きたいですね。
779 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/07/10(日) 23:44:12.31 ID:rXLfhRBto
乙
780 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2016/07/10(日) 23:45:31.38 ID:PLqoPWiZ0
乙
781 :
ザコ
◆yCN5hS2KDdU/
[saga]:2016/07/17(日) 21:31:43.91 ID:t5d4Y+xx0
ザコ(やべぇやっちまった!)
ザコ「僧侶妹!は、早く逃げよう!」
僧侶妹「けどまだこの人が・・・」
男「いや、俺はいいから・・・早く逃げるんだ・・・」
男の傷はまだ治りきっていない。ここで俺達が逃げれば確実に助からないだろう。ただ、俺達が残ったところであいつに勝てる保証も無い。
ザコ(勇者なら、勇者ならどうする?見捨てるか?いや、あいつなら・・・)
あいつならきっと、見捨てるようなことはしない。
ザコ「僧侶妹は回復を続けろ!」
僧侶妹「は、はい!それで、ザコ君は?」
ザコ「俺はあいつと戦ってくる。僧侶妹は、回復が終わり次第すぐにここから離れて警備隊を呼んでくれ!」
僧侶妹「はい!」
782 :
ザコ
◆yCN5hS2KDdU/
[saga]:2016/07/17(日) 21:34:49.03 ID:t5d4Y+xx0
僧侶妹にそう指示した俺は酒場の外へと出る。奴もちょうど到着したらしい。それにしても、死というものを間近で見たからか、今までより恐怖心が強い。
ザコ(マジで怖え。けど、勇者の仲間として、やらなきゃダメなんだよな)
ザコ《15%》「さあ来いよ!」
俺は恐怖心を押し殺してそう言った。
???「・・・?魔物の匂い」
ザコ《15%》「へ?」
???「アハッ、なるほど。契約者なんだ」
ザコ《15%》「だ、だったらなんだよ」
???「だったら・・・面白いし、僕のコレクションに加えようかな」
ザコ《15%》(コ、コレクション?って嫌な予感が・・・)
???「だからその首、掻っ切っちゃうことにするよ」ニコッ
ザコ《15%》「ほらやっぱり!!!思った通りだ!!」
783 :
ザコ
◆yCN5hS2KDdU/
[saga]:2016/07/17(日) 21:38:20.71 ID:t5d4Y+xx0
奴は二本のナイフを取り出した。そのナイフは、血で濡れている。
ザコ《15%》「ひっ・・・」
竜王「臆するな、来るぞ!」
ザコ《15%》「りょ、了か...」
恐怖心に負けないように、気持ちを切り替えようと前を見た時、奴はすでに俺の目の前にいた。
???「良い首。斬りがいがありそう」
ザコ《15%》「!!!」
ザコ《15%》【バーストswavrmp!!!】
バーストスマッシュを発動したのだが、驚きすぎて変な声になってしまった。後あいつ・・・
ザコ《15%》(女だったのかよ!)
ちょっと内心ドキドキしてる自分がいる。
784 :
ザコ
◆yCN5hS2KDdU/
[saga]:2016/07/17(日) 21:39:59.21 ID:t5d4Y+xx0
???「あぁ!凄くドキドキするしワクワクする!君は首を斬られた時どんな顔をするのか、凄く気になるよ!」
ザコ《15%》「そんなことに興味を持って欲しくないんだけどな!『炎火!!!』」
???「炎呪文か・・・面白いから嫌いじゃないよ」
そう言った奴は炎を簡単にかわし、真正面からこちらへと向かってきた。
ザコ《15%》「さすがに舐め過ぎてるぞ!【防御の型・火炎!】」
奴の攻撃をそらしてから、一撃を加える。
???「ぐっ・・・!アハッ、その技面白いね!」
ザコ《15%》「そりゃどうも!」
785 :
ザコ
◆yCN5hS2KDdU/
[saga]:2016/07/17(日) 21:42:36.99 ID:t5d4Y+xx0
奴は一度俺から離れ、体勢を調える。
???「なら、これならどう?」
そう言ってまた奴はこちらへと向かってきた。正面からの攻撃は効かないとわかったはずなのに・・・
ザコ《15%》「来い!!」
俺にある程度近づいた奴は、俺に向かって思いっきり跳んだ。もちろん、真正面からなら充分逸らすことができる。
ザコ《15%》【防御の型・火え...】
が、そう甘くはなかった。奴の跳ぶ方向が、空中で突然変わったのだ。
ザコ《15%》「!?」
奴は俺の真横を通り、すれ違いざまに俺の横腹を切り裂いた。
ザコ《15%》「痛っ・・・!」
???「んー、ちょっと浅かったかな?」
ザコ《15%》「うっ、はぁ・・・はぁ・・・」
斬られたことがきっかけで、押さえ込んでいた恐怖心が一気に押し寄せてきた。
???「あ・・・良いよその顔!もっと、もっと見せて?」ゾクゾク
786 :
ザコ
◆yCN5hS2KDdU/
[saga]:2016/07/17(日) 21:43:15.87 ID:t5d4Y+xx0
今日はこれで終わり。
展開早くしすぎた問題発生中。
787 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/07/17(日) 21:56:25.10 ID:HMuDEiQWo
>>786
乙!
何故か「ククッ……良い顔だ」と脳内で変換された
788 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/07/17(日) 22:27:40.70 ID:MEFJEzlq0
乙
僧侶妹がマミったかと思った
789 :
ザコ
◆yCN5hS2KDdU/
[saga]:2016/07/20(水) 22:28:25.01 ID:pYwOEE7x0
ザコ《15%》「うぅ……」
ザコ《15%》(怖い怖い怖い怖い怖い!!!)
???「アハッ、安心して?すぐに終わらせてあげるから!!!」ダッ
ザコ《15%》(動かなきゃ、動かなきゃ死ぬ。けど……)
???「首、頂き」
奴の持つナイフが、俺の首へと近づいてくる。俺は、奴に首を切り落とされた。と、思ったのだが。
ザコ(生きてる……?)
俺の目の前では、黒髪の少女が奴の攻撃を防いでいる。
ザコ「竜王……」
790 :
ザコ
◆yCN5hS2KDdU/
[saga]:2016/07/20(水) 22:31:22.60 ID:pYwOEE7x0
竜王「ザコ!怯えるのは勝手じゃが、それで死ぬのは許さんぞ!!」
???「何……こいつ……!」グググッ
奴は竜王の力に押されている。なんとか姿勢を維持するのに必死な状態だ。竜王はそこから一歩下がり、奴の重心が前に偏ったところで……
竜王【竜の刻印】
一撃を叩き込んだ。
???「っ!かはっ……!」
奴は悶え、後ずさりする。
ザコ「ごめん、それからありがとう。竜王」
竜王「ふんっ!お主にはまだまだ戦ってもらわんと困るからのう」
ザコ「なんだかちょっと酷いな……」
けど、気づけば俺の中の恐怖心は消えてしまっていた。
ザコ(よし、落ち着いてる。もうビビらねえ)
ザコ《15%》「さあ、再開しようぜ!」
791 :
ザコ
◆yCN5hS2KDdU/
[saga]:2016/07/20(水) 22:32:55.50 ID:pYwOEE7x0
???「怯えたと思ったらすぐ元気出して、せっかくいい顔してたのに。イライラする」
ザコ《15%》「へへっ!ムカつきたきゃムカついとけよ!この首刈り女!!!」
???「何そのあだ名……まあいいや。どれだけ希望を持ったって、全部潰せばまた見られるよね」
ザコ《15%》(怖いこと言うけど、集中だ集中!)
ザコ《15%》(まずはあの、空中移動の謎を解かないとな)
ザコ《15%》「さあ来いや!!」
???「なら遠慮なく!」ダッ
奴は、真正面から俺の方に向かってきた。が、油断はできない。
???【~~~~~】
奴が何かを言った瞬間。突然進む方向が変わった。
ザコ《15%》「!」
だが、動きが変わるのは予想済み。
ザコ《15%》「そこだ!【防御の型・水流!!】」
首を狙いに来た奴の攻撃を、ギリギリのところで逸らした。予測済みでギリギリ。実力の差を痛感する。
792 :
ザコ
◆yCN5hS2KDdU/
[saga]:2016/07/20(水) 22:34:54.94 ID:pYwOEE7x0
???「!」
ザコ《15%》【攻撃の型・ボーンクラッシュ!】
ボーンクラッシュは、相手の骨を一撃で粉砕する特技だ。相手の行動を制限することができる。
その一撃を、足めがけて振り下ろした。のだが……
???「まだまだ甘いね」
また、空中で突如別方向に移動し、俺の攻撃をかわした。
ザコ《15%》「!」
そのまま腹部に蹴りを入れられ、痛みで膝を着く。この時点で、俺は既に理解していた。
???「アハッ、首がガラ空き……」
ザコ《15%》「空けてんだよ!【プラントラップU!!】」
???「!?」
空中移動のからくりを。
793 :
ザコ
◆yCN5hS2KDdU/
[saga]:2016/07/20(水) 22:39:38.93 ID:pYwOEE7x0
???「なっ……!」
壁と壁の間に張ったツルが腕に引っかかり、奴は俺に攻撃できないでいた。
ザコ《15%》「へへっ、俺は目だけは良いんだ。だからお前の空中移動のタネも、全てわかった!」
奴が空中で移動する方向を変えられた理由。それは……
ザコ《15%》「糸だ。お前は糸を使うことで移動する方向を変えたんだ」
???「…………!」
ザコ《15%》「暗さと細さでわかりにくいけど。壁と壁の間に糸を張ってそれを足場にしたんだ」
ザコ《15%》「正直、あんな細いのを足場にできるのは凄いよ」
???「……アハッ、アハハハハッ!まさか初見でからくりがわかるなんて。凄いよ」
???「……あっ、褒めても刈るのをやめたりしないからね?」
ザコ《15%》「やっぱりか……」
794 :
ザコ
◆yCN5hS2KDdU/
[saga]:2016/07/20(水) 22:41:00.99 ID:pYwOEE7x0
ザコ《15%》「で、俺もツルを使ってお前の技を再現させてもらったぜ」
ザコ《15%》「まあ、足場として使うなんてキチガイじみた技は使えないけど、トラップとしては十分に使えるよ」
???「へぇ……アハッ!面白いや、ほんと」
ザコ《15%》「フッ、俺が相手なのが悪かったな。これに懲りたらもう殺しなんてやめろ」ドヤァ!!
俺がそう言うと、少し間を置いて奴は言った。
???「それは無理だよ!僕は今凄くワクワクしてるんだ。だから、もっともっと楽しませ...」
<アノムコウデス!
<アッチカ!イソゲ!
???「!」
ザコ《15%》「へへっ、どうやら時間切れみたいだな」
795 :
ザコ
◆yCN5hS2KDdU/
[saga]:2016/07/20(水) 22:42:33.86 ID:pYwOEE7x0
ザコ《15%》「さすがに警備隊に囲まれたらお前も勝てないだろ?」
???「確かにそうだけど……不完全燃焼のままじゃ終われない」
ザコ《15%》「え?」
???「君の首、刈りたいの。刈りとらずにはいられないの!!」ダッ
ザコ《15%》「っ!しまっ……」
完全に油断していた。
かわすことも、完全防御を発動することも間に合わなくて……どんどん首にナイフが近づいてきて……俺は死を覚悟した。
僧侶妹「だ、駄目!」ヴンッ!
???「!?」
のだが……
気付けば、奴は僧侶妹によって吹き飛ばされてしまっていた。
ザコ「へ?」
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