ザコ「勇者と旅に出ることになった」

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589 :ザコ ◆yCN5hS2KDdU/ [saga]:2016/05/24(火) 19:56:04.39 ID:AvzDG0e40
>>584
勇者は男設定です。ただ急に性格が悪くなったり、一人称が変わったりで設定が驚くほどガバガバなので突然女化したりするかもしれません。

>>588
二個買ったのでわかると思ったのですが、勇者もザコも銅の方を買っています。高いんで。
590 :ザコ ◆yCN5hS2KDdU/ [saga]:2016/05/24(火) 19:58:02.63 ID:AvzDG0e40
ザコ「お、少し遅れちゃったか?」

宿屋の前に着くと炎勇者と賢者がいた。武闘家と戦士は来ないらしい。

賢者「ああ!結構待っ・・・た・・・」

賢者(同じやつ着けてるー!!!)

ザコ「おい、どうした?」

賢者「どういうことだ!?何故同じやつを!?」

ザコ「ああこれか?俺が買ったら勇者も欲しいって言うから買ったんだ」

賢者「くそがああぁぁぁ!!!」

ザコ「悪いな、お・そ・ろ・い・で」

賢者「ああああああぁぁぁぁ!!」

勇者「?」

炎勇者「そ、そろそろ行くか。大教会」
591 :ザコ ◆yCN5hS2KDdU/ [saga]:2016/05/24(火) 20:00:28.07 ID:AvzDG0e40
大教会。この町で一番大きい教会である。西の大陸にある聖の国からやってきた人たちが建てたんだとか。
だから大教会には聖の国の神聖騎士団がいたりする。

ザコ「でっか!!」

大教会なんて言うくらいだから大きいとは思っていたが、天井が遠い・・・

勇者「造りは女神様の神殿と似てる部分があるね」

西の大陸では光の精霊を精霊ではなく神というらしい。正直あれを見た後だと違和感がある。

神聖騎士「・・・」

入り口の前には神聖騎士が何人かいた。青色の鎧を着ていてこれがなかなかかっこいい。ってこっち見てんじゃん!恥ずかしいなぁもう!

中に入ると祈りを捧げているたくさんの人たちがいた。その横を通りこちらへとやって来る人影。

大司教「よくぞ来てくださいました、私は大司教と申します」
592 :ザコ ◆yCN5hS2KDdU/ [saga]:2016/05/24(火) 20:01:11.30 ID:AvzDG0e40
大司教「勇者様が二人も来てくださるなんて、光栄です」

大司教はこちらへと頭を下げた。

勇者「そんな、頭を下げる必要なんてありませんよ。僕達も同じ人間なんだから」

大司教「ありがとうございます、それでは勇者様、炎勇者様、どうぞこちらへ」

賢者「待ってください、俺達は?」

大司教「これから行くのはこの大教会の中でもごくわずかしか立ち入れない神聖な場所。すみませんが勇者様達以外はお連れできません」

賢者「え!?」

ザコ「なら仕方ないな、適当に見ていこう」

賢者「・・・俺は帰るよ」

ザコ(えぇ・・・まあけどあんまり宗教的なのに興味ないしな)

ザコ「俺も少し回ってから帰るよ」

炎勇者「そうか。では行ってくる」

勇者と炎勇者は地下への階段を降りて行った。
593 :ザコ ◆yCN5hS2KDdU/ [saga]:2016/05/24(火) 20:01:59.78 ID:AvzDG0e40
ザコ「さて、これからどうしようかな」

回るとは言ったものの、別に気になることは特に無い。このまま帰ろうか?

???「あ、またお会いできましたね」

振り返るとそこには見たことのある人がいた。忘れるわけが無い、ついさっき会ったばかりなのだから。

ザコ「あの時のウンディーネ!」

僧侶「僧侶といいます、この教会で働いているんです」

そしてその横にはもう一人、見知らぬ女の子がいた。

僧侶「この子は私の妹です。僧侶妹と言います」

僧侶妹「僧侶妹です!よろしくお願いします!」

ザコ「妹超元気!好きだぜそういうの!」

こちらもなかなかの美人。よく似ているが妹の方は髪が短いのでわかりやすいか。

ザコ「ん?てかなんで俺の名前を?」
594 :ザコ ◆yCN5hS2KDdU/ [saga]:2016/05/24(火) 20:03:07.11 ID:AvzDG0e40
僧侶妹「それはザコ様が新聞に載っていたからです!」

僧侶「勇者様の仲間ならここにも来るかと思いまして」

ザコ「なるほど、納得した」

あの小さな記事をどうやら見ていたらしい。おいおい、ついに俺も有名人か?

僧侶「それで、ザコ様はこれからどうなさるのですか?」

ザコ「それを今考えていたところで・・・とりあえず一旦宿屋に戻ろうかと」

僧侶「そうですか、ではまたお会いしましょう」

僧侶さんが手を握ろうとしてきたが途中で動きを止めた。やめろよ、傷つくぞ俺。

ザコ「は、はい!」

そう言って俺は大教会を出た。

「ザコ様、どうかご無事で」

最後にそう聞こえた気がした。
595 :ザコ ◆yCN5hS2KDdU/ [saga]:2016/05/24(火) 20:04:41.69 ID:AvzDG0e40
短いけど終わり。このスレ全部使って北の大陸冒険するので一つ一つを伸ばさねば。
596 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/24(火) 20:09:03.51 ID:/CM4QvF40

何気にザコ様がジワるww
597 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/24(火) 22:18:20.59 ID:v5KEbrjHo
ザコ様って最早煽りでしょww

598 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/24(火) 23:32:12.81 ID:rF1xNv8ro
599 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/25(水) 08:55:51.61 ID:Ac1g0ZpSo
>>589
お揃いのって言ってたな すまん
600 :ザコ ◆yCN5hS2KDdU/ [saga]:2016/05/26(木) 19:52:28.41 ID:3dYx23bm0
ザコ「てことで宿屋に戻ってきたけど、やることねぇー!!」

武闘家「!?」

ザコ「あ、ごめん」

武闘家「暇なら外の景色でも見てみたらどうだ?少しくらいなら暇つぶしになると思うぞ?」

ザコ「なるほど」

とりあえず窓の外を見ているが変わらない町並み。お、鳥が近づいてきてるぞ?でっかい鳥だなぁ・・・いや、屋根の上を跳んできてるしあれは人だな、うん人だ。

ザコ(人が屋根を使ってこっちに近づいて来てるんだ。手前の屋根で飛んで俺に向かって跳び蹴りを・・・)

ザコ「ってうわぁ!!」

跳び蹴りをギリギリのところでかわした。窓を突き破り誰かが部屋の中に。

ザコ「は!?は!?」
601 :ザコ ◆yCN5hS2KDdU/ [saga]:2016/05/26(木) 19:53:53.53 ID:3dYx23bm0
武闘家「!?」

ザコ「何もんだよこいつ!」

???「あら、避けられちゃった」

ザコ(女!?なら蹴られてもよかっ...)

オカマ「もぅ〜避けないで欲しいわぁ、あら!案外いい男じゃない!」

ザコ(良くねえ!全然良くねえ!)

武闘家「お前、何者だ?」

オカマ「勿論あなたもクールでカッコいいわよぉ、嫉妬はしなくていいんだ・か・ら・」

武闘家「!?」ゾクッ

ザコ(言葉のキャッチボールが成立してないな。なんだこのオカマ)

武闘家「い、一旦逃げるぞ!」ダッ

ザコ(怖いんだな武闘家。わかるよその気持ち、俺もマジで怖い。貞操的な意味で)ダッ
602 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/26(木) 19:55:26.89 ID:pt89NsVr0
スレタイでポップ思い出した
603 :ザコ ◆yCN5hS2KDdU/ [saga]:2016/05/26(木) 19:55:37.53 ID:3dYx23bm0
オカマ「あらぁ、逃がさないわよぉ!」ダダダダダダダッ

ザコ「何あのオカマ!クソ速え!!」タッタッタッ

ザコ「武闘家!どうする!?っていねえ!逃げ足速すぎるぞあいつ!」タッタッタッ

オカマ「待ちなさぁ〜い!!」ダダダダダダダッ

ザコ「くそ、誰か一人くらい助けてくれてもいいんじゃ・・・」タッタッタッ

ザコ(ほとんどの人が驚いてない、というか気づいてないみたいな・・・なんだよこいつらマジ無慈悲!)タッタッタッ

ザコ「はぁ・・・はぁ・・・てかなんだよあのオカマ、体力ありすぎだろ」タッタッタッ

オカマ「安心して、殺したりしないわ!ただちょっと可愛がるだけよ!」ダダダダダダダッ

ザコ「それが嫌なんだろうが!」タッタッタッ

ザコ(くそ、埒があかねえ!)タッタッタッ
604 :ザコ ◆yCN5hS2KDdU/ [saga]:2016/05/26(木) 19:59:15.47 ID:3dYx23bm0
振り返り狙いを定めて・・・

ザコ『プラントラップ!』

オカマ「うお!!!なんだ!?」

すぐそこまで迫っていたオカマは恐ろしく低い声を出しながら転倒した。

ザコ(逃げるなら今の内!)ダッ

オカマ「ぜってえ逃がさ...逃がさないんだからぁ!!」

ザコ(素が出てるんだよなぁ・・・)タッタッタッ

うまいこと路地裏を利用し逃げ切ることができた。

ザコ「はぁ・・・はぁ・・・ここまで来れば大丈夫か?」

<ンッ...ソコ...ダメ...

ザコ「ファ!?」
605 :ザコ ◆yCN5hS2KDdU/ [saga]:2016/05/26(木) 20:01:04.06 ID:3dYx23bm0
ザコ(今明らかにアダルトゥーな声聞こえたよ!?なんか怖いしここから離れるか)

ザコ(・・・いやけどまあ?俺も男ですし?チラッと見るくらいならセーフっすよね)

ザコ「竜王、お前はここにいろ」

竜王「何故じゃ?」

ザコ「ちょっとアダルトゥーの階段登ってくる」

竜王「?」

俺は路地の奥へと進んでいく。

ザコ(よし、見えた!)

男[ザコ「チ◯コ破裂するっ!」]

女[ザコ「チ◯コ破裂するっ!」]

ザコ(イッチにはアダルトは早かったよ)

ザコ(けどまあ俺は他人の行為を見ながら一人でするほど悲しい人間じゃない。考えてみれば他人の行為を見るなんて最低だからな。よし!そうと決まれば早く戻ろう!)
606 :ザコ ◆yCN5hS2KDdU/ [saga]:2016/05/26(木) 20:02:01.09 ID:3dYx23bm0
ザコ「やあやあすまないね竜王」ケンジャー

竜王「!?」

ザコ「少々、二人のアダルトゥー行為が長かったのでね。いやはや、途中から見たはずなのに30分も続けるとは」ケンジャー

竜王(なんじゃ?何かが違う・・・)

ザコ「それでは行こうか、あのオカマが何者なのか、確かめなければならないからね」ケンジャー

竜王「わ、わかったわい」

ザコ「さて、調査開始といきましょうか」ケンジャー

竜王(さっきの数十分の間にザコに一体何が!?)

ザコ「どうしたんだい?竜王」ケンジャー

竜王「お主、今凄く気持ち悪いぞ」
607 :ザコ ◆yCN5hS2KDdU/ [saga]:2016/05/26(木) 20:04:33.87 ID:3dYx23bm0
このスレにしては珍しいアダルト?なイベント。>>1も30分には驚きっす。
608 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/26(木) 20:34:35.87 ID:ENn5AZOeo
竜王知識は豊富そうだけどな
609 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/26(木) 22:08:21.46 ID:HQYIXkpVo
竜は孤高なので繁殖ほとんどしないんでしょ(適当)
610 :ザコ ◆yCN5hS2KDdU/ [saga]:2016/05/27(金) 23:57:46.20 ID:eDfzQuRJ0
ザコ(ちゃんと元に戻ったよ!)

ザコ(さっきのはどっちも見たことのある顔だった。男の方は確か神聖騎士、女の方は大教会で働いてる人だ。聖職者なのにヤっていいのか?)

ザコ(とりあえずはあのオカマについて聞かないとな)

ザコ「すいません、この辺りでオカマを見かけませんでしたか?筋肉質で、すげえ威圧感がある・・・若干引いちゃうような」

老人「オカマ?見かけませんでしたなぁ」

ザコ(あれ?おかしい、この道は逃げるときに通ったはずだ。いや、さっきいた人が別の場所に行ってしまった可能性もあるな、店に聞いたほうが効果あるか)

その後、手当たり次第に聞いて行ったが誰もオカマのことを知らなかった。

ザコ(何でだ?逃げてるときに見た奴も知らない顔をしていた。どうなってる?)
611 :ザコ ◆yCN5hS2KDdU/ [saga]:2016/05/27(金) 23:59:10.51 ID:eDfzQuRJ0
<勇者side>

勇者(あれ?僕、何してたんだっけ?)

大司教「勇者様?どうかされましたか?」

勇者「あ、いえ。何でもありませんよ」

勇者(ザコ達と別れて、階段を降りて、それからの記憶が・・・)

勇者「あの、炎勇者は?」

大司教「もうお帰りになられましたよ」

勇者「そうですか、それでは僕も失礼します」

大司教「ええ、本日はありがとうございました」

この時の大司教さんの笑顔は、何だか不気味に思えた。
612 :ザコ ◆yCN5hS2KDdU/ [saga]:2016/05/28(土) 00:01:12.93 ID:krkBnJAy0
勇者(とりあえず宿屋に戻ろう)

<ヤメロ!ハナセ!

勇者「ん?」

賢者「あ、勇者様!助けて!助けてください!」

勇者(いや、気のせいか)

賢者「勇者様!?勇者様!?テントに潜り込んだのはすみませんでした!だから助け...」

男1「黙れよお前!」ドゴッ

賢者「あ、痛っ!」

声が聞こえる・・・気がする

勇者(なんだろう、このモヤモヤした気分)

勇者がその場を立ち去ろうとした時、ブレスレットが淡い光を放った。

勇者「!」
613 :ザコ ◆yCN5hS2KDdU/ [saga]:2016/05/28(土) 00:02:50.32 ID:krkBnJAy0
勇者「賢者!」

賢者「あ、勇者様!」

勇者「って終わってる」

男1「」

賢者「ええ、勇者様が俺を見捨てようとした間に」

勇者「そ、それは・・・」

賢者「嘘ですよ。何か事情があったってことはわかってます」

勇者「そっか・・・ほんとごめんね」

勇者「それで、この人は何者なの?」

賢者「それはこれから聞き出すところです」
614 :ザコ ◆yCN5hS2KDdU/ [saga]:2016/05/28(土) 00:04:56.08 ID:krkBnJAy0
賢者「勇者様、ブレスレットを貸していただけませんか?」

勇者「はい、どうぞ。それでブレスレットを使う意味ってあるの?」

賢者「それはですね、毒魔法を応用して情報を聞き出そうとしたんですが、すでに催眠魔法が掛けられているみたいなんです」

勇者「なるほど」

勇者(ってことは僕はさっきまで催眠魔法を掛けられていたってこと?一体いつ、どこで?)

正直思いつくところといえば一つしかない、だけどそれを認めたくない自分がいた。

賢者「とりあえずロープで縛っておきますか」

勇者「うん、そうだね。逃げられないために毒針の準備とそれから・・・」

賢者「!?」
615 :ザコ ◆yCN5hS2KDdU/ [saga]:2016/05/28(土) 00:08:12.19 ID:krkBnJAy0
<宿屋>
とりあえず僕たちは宿屋へと戻ってきた。いつまでも路地裏にいるわけにもいかないから。だけど・・・

勇者「!?」

部屋にはガラスが散乱していた。

賢者「どうやら襲撃に遭ったみたいですね」

賢者「俺が襲われたことを考えると、これは明らかに勇者一行を狙った犯行です」

勇者「そんな、いったい誰が?」

賢者「それを、今から聞き出しましょう。こいつから」

勇者「うん、そうだね」

男1「うっ・・・?ここはどこだ?」

賢者「あ、起きたみたいですね」

男1「てめえさっきの!」

賢者「君は、何故僕を狙ったんだ?」
616 :ザコ ◆yCN5hS2KDdU/ [saga]:2016/05/28(土) 00:15:56.64 ID:krkBnJAy0
男1「そんなの言うわけねえだろ!?」

賢者「じゃあ誰の命令だ?」

男1「それも言わねえ」

賢者「ではなんで従っている?」

男1「だからそれも言わねえって言って...っ!」

賢者「どうやらブレスレットの効果が出たみたいですね。着けておいて良かった」

男1「俺は・・・俺は・・・今まで・・・」

賢者(この調子だと魔法を使う必要はなさそうだな)

勇者「えっと、大丈夫ですか?」

男1「ああ。まだ混乱してるが全部思い出したぜ」

男1「大司教!あいつは絶対許さねえ!」
617 :ザコ ◆yCN5hS2KDdU/ [saga]:2016/05/28(土) 00:17:09.23 ID:krkBnJAy0
今日は終わり。引き延ばすはずだったのに終わり始めてる感が・・・
618 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/28(土) 00:40:09.84 ID:eWylElMDO
なんと!
619 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/28(土) 01:37:05.07 ID:M3+AS40a0
勇者が二ードレスのクルスみたいに女体化しないことを祈る
620 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/28(土) 10:20:38.78 ID:FpFTAPr1o
別にすっきり終わってもええんやで
621 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/28(土) 20:12:20.41 ID:7wWBr+kqO
炎勇者なんて居なかった。
オカマも居なかった、良いね?
622 :ザコ ◆yCN5hS2KDdU/ [saga]:2016/05/28(土) 23:06:00.12 ID:krkBnJAy0
<ザコside>

ザコ(調査を重ねた結果、ほとんどが誰も知らなかった。知っていたのはほんの少し、そいつらに共通していることは大教会に行かなかったということだ)

ザコ(いやそんな行かねえだろ、と思う人もいるかもしれないが。この町の大教会で祈るはめちゃくちゃ多い。旅の祈願だとか、恋愛の事とか。祈ると願いが叶うと信じられてるらしい)

ザコ(けど俺はなんともないぞ?どうなってんだ?)

戦士「それで、どうすんだ?」

現在、さっきの襲撃に遅れて気づいた戦士と合流。今後の対策を練っている。

ザコ「とりあえず教会に何かあるのは確かだ。今はその「何か」を探りたい」

戦士「なら教会の人間に聞くのが一番じゃねーか?」

ザコ「いや今日来たばっかなのに都合良く教会の人間と知り合ってるわけ・・・あるな」

戦士「あるのかよ」
623 :ザコ ◆yCN5hS2KDdU/ [saga]:2016/05/28(土) 23:07:25.45 ID:krkBnJAy0
ザコ「と言っても敵の懐に乗り込むわけにも行かねえし、この広い町の中から探すしかねえ」

戦士「さすがにきつくねえか?広すぎんだろ」

ザコ「いや、お前が思ってるよりも簡単だぜ。だって姉妹じゃ無い方は向こうから来てくれるからな」ニヤッ

戦士「?」

「見つけたわよー!!!!」

ザコ「来た!取っ捕まえるぞ!」

戦士「は!?」

オカマ「今度は逃がさないんだからぁー!」ダダダダダダダッ

戦士「よくわかんねえがやってやるぜ!」

オカマ「あら!あなたもいい男じゃない!まとめて可愛がってあ・げ・る・」

戦士「あ?悪いが俺は賢者みたいに、そっちの方に興味はねえ!!」
624 :ザコ ◆yCN5hS2KDdU/ [saga]:2016/05/28(土) 23:10:23.15 ID:krkBnJAy0
オカマ「くらいなさい!【オカマキック!】」

ザコ「ただのキックじゃねーか!」

が、その威力は凄まじい。地面が凹むほどの威力だ。これでもまったく気にしていない町の奴らはどうなんだ?こういうことが日常茶飯事なのか?

ザコ(いやさすがにそれはないか)

戦士「くっ、こいつ・・・なんて力だ!」グググッ

戦士はオカマの攻撃を手で受け止めるが押されている。

オカマ「あらあらー、男が女より弱くてどうするのよ・」グググッ

ザコ(戦士が押し負けるとかあいつオカマに向いてねえだろ。っとこのままじゃやべえな)

ザコ『ウッドキャノン!』

発射された木の砲弾はオカマに直撃。が、ダメージを受けた様子はあまり無い。

オカマ「おいてめぇコラァ!不意打ちとかざけんなよお前!」

ザコ「ひいぃ!こいつ超怖え!」
625 :ザコ ◆yCN5hS2KDdU/ [saga]:2016/05/28(土) 23:12:01.85 ID:krkBnJAy0
ザコ「く、来んなよぉ!『束縛プラント!!』」

オカマ「効かねえよ!」ブチッ

ザコ「ひいぃ!」

オカマ「てめえ一回痛い目見ねえとわからねえだ...」

戦士「よそ見してんじゃねーよ!オカマ野郎!」ドゴッ

オカマ「痛えなぁ!何すんだボケェ!ぶっ殺すぞ!」

戦士「やれるもんならやってみろやぁ!!」

オカマ「ぐっ・・・何!?」グググッ

戦士「うおおおおぉぉ!」グググッ

ザコ(どうする?狙うなら今しかない!けど俺の力じゃ・・・)
626 :ザコ ◆yCN5hS2KDdU/ [saga]:2016/05/28(土) 23:17:48.01 ID:krkBnJAy0
ザコ「竜王!なんか方法ないか?お手軽パワーアップ機能みたいなの」

竜王「簡単な話、お主が竜化すればいい」

ザコ「ふぁ!?どゆこと!?」

竜王「妾の力を使い竜化することによって人の姿よりも強くなれるというわけじゃ」

ザコ「な、なるほど。それで俺はどのくらい竜化できるの?」

竜王「15%」

ザコ「お、結構多い。か?」

竜王「仮に勇者達が使えば20%は行くぞ」

ザコ「お、おう。微妙だな、%を引き上げたりとかできないのか?」

竜王「やろうと思えばできる。だが竜化は負担は大きい、それに竜化は無理にやりすぎると意識が凶暴化してしまうからのう」

ザコ「なるほど、それは怖いしやめておくよ」
627 :ザコ ◆yCN5hS2KDdU/ [saga]:2016/05/28(土) 23:25:31.57 ID:krkBnJAy0
ザコ「よし行くぞ!【竜化・15%!】」

体から少し角が生え、少し尻尾が生え、少し爪が鋭くなり、体に少しだけ黒い鱗っぽいのが現れた。

ザコ「なんていうか、思ってたのよりショボいな」

竜王「まあ妾も魔力が弱まっておるからのう」

ザコ「けど贅沢は言ってられないよな。これでも充分なくらいのパワーアップだし。さあ行くぜ!戦闘再開だ!」

ザコ「ってやってる間に戦士がイナバウアー状態になってる!!」

戦士「せ・・・背中がもたねぇ・・・」グググッ

オカマ「早く倒れちゃいなさいよ!」グググッ
628 :ザコ ◆yCN5hS2KDdU/ [saga]:2016/05/28(土) 23:38:42.82 ID:krkBnJAy0
ザコ《15%》「戦士の背骨が折れない内に行くぜ!」

ザコ《15%》【攻撃の型・バーストスマッシュ!】

バーストスマッシュは相手を吹き飛ばす技だ。相手との距離をよく取れる。

オカマ「あら?」

攻撃はオカマに直撃。オカマは吹き飛ばされ壁へと激突した。

戦士「ふぅー、助かったぜ。ってなんかトゲトゲしくなったなお前」

ザコ「そうか?生えたり変わったりしたのはわかるけど。・・・鏡見てえ」

オカマが吹き飛んだ方を見る。どうやらまだやる気らしい。俺TUEEEEEには程遠いな。

オカマ「まだ・・・まだ・・・これからよ?」
629 :ザコ ◆yCN5hS2KDdU/ [saga]:2016/05/28(土) 23:48:13.22 ID:krkBnJAy0
ザコ「ふっ、いいぜ?もう一度吹き飛ばして・・・ってあれ?」

戦士「戻った・・・なぁ」

竜王「・・・」...zzz

ザコ「寝てる!?確かにもう暗くなっちまったけど!」

オカマ「もう終わりなのかしら?」

ザコ「ああくそ!やってやるぞ!主に戦士が!」

戦士「はぁ!?俺だって押し負けるんだぜ!?」

ザコ「気合だ気合!」

オカマ「さあ、可愛がってあげるわ・」

戦士「まあここまで来たらやるしかねえわな」

ザコ「俺が微力だけど援護するから。頑張ってくれ」

戦士「他力本願前提なのはどうかと思うぜ?」
630 :ザコ ◆yCN5hS2KDdU/ [saga]:2016/05/28(土) 23:56:28.59 ID:krkBnJAy0
オカマ「くらいなさい!【オカマキッ...】っ!?」

オカマが光魔法で吹き飛ばされた。と、いうことは・・・

勇者「倒される前に間に合ったね」

賢者「殺られてなかったか」

僧侶妹「良かった・・・」

ザコ(一人だけおかしい気がするのは気のせいかな?)

勇者「ザコ!戦士!無事で良かった」

賢者「ザコは殺られれば良かったんだけどな」

ザコ「なんかお前酷くない?」

僧侶妹「ザコ様!」

ザコ「お、おお・・・また会えて嬉しいけど、やっぱり様付けは慣れないな」
631 :ザコ ◆yCN5hS2KDdU/ [saga]:2016/05/28(土) 23:57:40.28 ID:krkBnJAy0
今日は終わり。完全に空気な炎勇者と武闘家。次は出てくるから・・・多分。
632 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/29(日) 02:47:19.96 ID:Xv0StQ+DO
乙乙
633 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/29(日) 04:30:24.64 ID:uqzkTV5r0

やっぱりオカマ居た…
夢じゃなかったか…
634 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/30(月) 20:15:48.52 ID:gct1IEJR0
うえきの法則みたいだな
635 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/05(日) 20:11:05.66 ID:/3YGLIowo
まだですか?
636 :ザコ ◆yCN5hS2KDdU/ [saga]:2016/06/05(日) 22:11:46.33 ID:12ajYtyhO
オカマ「あらやだ、勇者一行が集まってきちゃってるじゃない」

ザコ「僧侶妹ちゃんを抜いても四対一、かわいそうになってくるな」

勇者「けど同情なんてしてる暇はないよ」

ザコ「わ、わかってるよ」

オカマ「話は終わったかしら?ふふっ、残念だけどお姉さんはあなた達と戦う気はないの」

賢者「けど俺達にはあるんだ。悪いけど捕まってもらう」

オカマ「怖いわねえ。あら?そういえば、何で妹ちゃんがいるのかしら?」

僧侶妹「え?あっ、私は・・・」

オカマ「なるほどね。あんたの姉、裏切っちゃったのね?」

僧侶妹「!」

ザコ(何このシリアス)
637 :ザコ ◆yCN5hS2KDdU/ [saga]:2016/06/05(日) 22:14:38.21 ID:12ajYtyhO
オカマ「ふふっ、さあ!私を捕まえてごらんなさ...」

勇者『シャイン!!』

ザコ『ウッドキャノン!』

賢者『激流!』

オカマ「あっ、やだ!さすがに同時攻撃は卑怯じゃ・・・やあん!」

同時魔法攻撃を受けたオカマは効いてるのか効いてないのかよくわからない悲鳴をあげる。さすがにこれで効いてないのなら化け物だが・・・

オカマ「てめえら、そんなにお望みなら血祭りに上げてやるよ!!」

ザコ(お怒りの様子。効いてる・・・よな?)

オカマ「妹!てめえの姉に裏切ったことを後悔させてやるよ!できるだけ、酷く!醜く!殺してやる!」

ザコ(このオカマァ!情緒不安定すぎるだろ!!)
638 :ザコ ◆yCN5hS2KDdU/ [saga]:2016/06/05(日) 22:16:34.44 ID:12ajYtyhO
勇者「させない」

オカマ「あ!?」

勇者「誰かを傷つかせるようなこと、絶対にさせない!」

オカマ「そうかそうか、なら口だけじゃないってとこ見せてみろよ!」ダッ

オカマは一直線にこちらへと向かってくる。怒りは最高潮のようだ。

勇者「ザコ!」

ザコ「りょ、りょりょ了解!『プラントラップ×4!』」

オカマ「おわ!てめえ!つまらねえことしやがって!!」

ザコ「ひぃ!!」

奴は足を引っ掛け転倒した。が、すぐに体制を立て直そうとする。

賢者「させないよ。『毒ガス:麻痺!』」

賢者の杖から出現した紫色の煙がオカマを包む。

オカマ「っ!?何だこれ、体が・・・」
639 :ザコ ◆yCN5hS2KDdU/ [saga]:2016/06/05(日) 22:18:57.00 ID:12ajYtyhO
賢者「・・・やったか?」

ザコ「おまっ!馬鹿!!!」

オカマ「やられて・・・ねぇよ!麻痺毒なんかで俺がやられるか!」

勇者「そうだね、けど止めの攻撃の援護にはなった」

立ち上がり勇者を狙おうとするオカマの前に戦士が立ちふさがった。

戦士「終わり・・・だ!!」

戦士の全力の一撃をくらいオカマは地面へと倒れた。起き上がる様子はない。

ザコ「はぁ・・・はぁ・・・もう立たないよな?」

勇者「さすがに、これで立たれたらだいぶ困っちゃうよ」

賢者「さて、今の内に情報を聞き出すとしましょうか」

賢者『精神侵食』

オカマ「!」ビクンッ

ザコ(今更だけど、毒魔法の汎用性って凄いな)
640 :ザコ ◆yCN5hS2KDdU/ [saga]:2016/06/05(日) 22:21:40.19 ID:12ajYtyhO
勇者「主犯が誰かとどんな事をしているかは僧侶妹さんに聞いてわかった。だから今知りたいのはどうやって町の人達を洗脳したかだ」

オカマ「それは・・・」

話を聞くに大教会の特定の床の下に魔法陣が仕込んであり、その上に乗った人をまとめて洗脳していたらしい。
さらに祈らなかった人には教会の人間が個別に近づいて洗脳魔法をかける。そうすることで今の状況を作り出していたみたいだ。

ザコ(僧侶さんが俺の手を握らなかったのはそういうことか。救ってくれる事を期待して、触れるギリギリで触れなかったんだな。洗脳したと見せかけるために)

別に僧侶さんは俺が嫌いで触れなかったわけじゃなかったんだ!!!!

ザコ(やったぜ!!!!)
641 :ザコ ◆yCN5hS2KDdU/ [saga]:2016/06/05(日) 22:24:29.57 ID:12ajYtyhO
ザコ「で、どうするんだ?」

勇者「そりゃあ一つしかないよ。このまま攻め込む!大教会の魔法陣さえ確認できれば悪事の証拠になるからね」

賢者「俺、町一つ相手にするなんて初めてです」

勇者「ぼ、僕も初めてなんだけどね」

戦士「へっへっへ、ワクワクしてきたぜ」

僧侶妹「皆さん・・・」

勇者「僧侶妹さん、絶対助けるから。君のお姉さんも、町の人達も」

ザコ(勇者ぁ!僧侶妹ちゃんは渡さねえかんな!!!)

勇者「・・・?」

賢者「ならとりあえず炎勇者様と武闘家を呼びに行きましょう」

勇者「うん。そうだね」
642 :ザコ ◆yCN5hS2KDdU/ [saga]:2016/06/05(日) 22:26:34.56 ID:12ajYtyhO
勇者「・・・?待って、何かこっちに来てる」

ザコ「え?まさか敵の援軍か何かか?」

賢者「いや、周りに変化は無...」

戦士「っ!上だ!!」

僧侶妹「!?」

復讐者「勇・・・者ぁ!!」

ザコ「は!?」

早めに気づいたことで、突然の奇襲を
無事に回避できた。

勇者「僧侶妹さん、下がってて!」

僧侶妹「は、はい!」

着地した時に発生した煙が晴れ、奴が姿を現す。

復讐者「ククッ、お前たちが戦ってくれたおかげで、探す手間が省けたぜ」

勇者「復讐者・・・!」
643 :ザコ ◆yCN5hS2KDdU/ [saga]:2016/06/05(日) 22:28:19.41 ID:12ajYtyhO
テストが終わったんで久しぶりの投稿です!さあ、ここからはククッ・・・タイムの時間。何回言うのだろう。
644 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/05(日) 23:25:31.93 ID:pbjwicQ+o
テス乙
645 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/06(月) 07:07:56.55 ID:2DOeTaP/o
テストも投稿も乙

81回……かな?
646 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/06(月) 22:08:00.63 ID:coWdnMLzo
81^81回…かな?(インフレ感)
647 :ザコ ◆yCN5hS2KDdU/ [saga]:2016/06/07(火) 22:20:23.88 ID:VPI0HEMt0
復讐者「さあ、今度こそ殺らせてもらうぜ、勇者ぁ!!!」

勇者「!」

復讐者の体は、前回のような魔物らしいものではなく、まるで岩のようだ。
その腕で勇者を攻撃しようとする。

戦士【アックスシールド!】

が、その攻撃を勇者と復讐者の間に割り込んだ戦士が防いだ。

復讐者「あ?」

賢者『激流!』

復讐者「ぐおっ!」

賢者の発動した魔法によって遠くへ吹き飛ばされる。確かにあいつは強いけど、今回は数の差でこっちが有利だ。

復讐者「チッ、めんどくせーな」

復讐者がチラリと僧侶妹ちゃんの方を見る。まさか・・・

復讐者『ストーンキャノン!』
648 :ザコ ◆yCN5hS2KDdU/ [saga]:2016/06/07(火) 22:21:41.07 ID:VPI0HEMt0
復讐者の放った岩の砲弾が僧侶妹ちゃんの方へ飛んでいく。突然のことで驚いたけど、この距離なら間に合う!

ザコ【防御の型・水流!】

岩の砲弾の軌道をそらし、無事に攻撃を防いだ。

復讐者「不意打ちも効かねえか」

勇者「お前・・・!」

復讐者「ククッ、いいぜ?好きだけキレてくれても、その方が楽しいからなぁ!」

復讐者の攻撃が勇者に直撃し、吹き飛ばされる。

賢者「っ!お前!『スプラッシュソード!』」

杖から発生した水の刃が復讐者を切り裂く、が・・・

復讐者「ククッ、その程度か?」

賢者「そんなっ!」

復讐者『ストーンキャノン』

賢者が吹き飛ばされた。
649 :ザコ ◆yCN5hS2KDdU/ [saga]:2016/06/07(火) 22:26:30.40 ID:VPI0HEMt0
復讐者「おいおいどうした!?その程度かよ!!」

勇者(駄目だ、硬すぎる。狙えるとしたら顔くらいしかない・・・)

賢者「はぁ・・・はぁ・・・痛っ」

僧侶妹「だ、大丈夫ですか?『リカバリー!』」

賢者「中級回復魔法か、ありがとう」

戦士「下がってろ賢者!俺がやる!」

戦士【闘魂切断!!!】

復讐者(攻撃力だけで言えばこいつが一番か。さすがにきついな)

復讐者『ストーンピラー』

地面から出現した岩の柱が戦士を突き上げる。かなりの勢いで吹き飛ばされた。

戦士「ぐおっ!マジかよ!」

勇者(まともに受けなかった。てことは戦士の攻撃ならダメージを与えられるのか)

賢者(なら戦士の攻撃を援護する!)

ザコ(やばい俺何したらいいんだろ。何もしなかったら後でお前何やってたんだよ的なことになっちゃうわけで(ry
650 :ザコ ◆yCN5hS2KDdU/ [saga]:2016/06/07(火) 22:28:01.74 ID:VPI0HEMt0
勇者(けど自分からダメージを与えるのを諦めたわけじゃない)

勇者『シャイン・レーザー!』

レーザーは球体として発射していた光魔法を光線として発射する魔法だ。
形を変えてしまうことで威力が落ちるがその分利点がある。

復讐者(光は厄介だが、防御に特化すれば!)

勇者(顔を防ぎにきた!読み通り!曲がって!)

復讐者「!?」

その利点とは軌道をある程度変えられるということだ。そのおかげで相手の防御をかわして攻撃できる。

勇者の放った光線が復讐者の顔面に直撃した。

復讐者「ぐっ、あ!?」

ザコ(これは活躍のチャンス!)

ザコ『束縛プラント!!』

復讐者「!」
651 :ザコ ◆yCN5hS2KDdU/ [saga]:2016/06/07(火) 22:33:09.33 ID:VPI0HEMt0
復讐者がつるによって動けなくなったところで戦士が落下してきた。

戦士「落下速度も加えてくらえ!!」

戦士【闘魂切だ...】

復讐者「研究者ぁ!!!」

勇者「!?」

研究者「はいはい、わかってますよ。一体目、あの戦士を狙え」

キメラ1「ガアアァァァァァァ!!」

突如現れた謎の生物が、落下中だった戦士を吹き飛ばした。

戦士「なんだ!?こいつ!」

ザコ「キメラ!?」

研究者「さあ、お前は残りの奴らを
全員殺せ」

キメラ2「ゴアアァァァァ!!!」

勇者「二体目!?」

研究者「さてさて、今回は騎士の援軍は無し、しかも二体。武術大会のようにはいきませんよ?」
652 :ザコ ◆yCN5hS2KDdU/ [saga]:2016/06/07(火) 22:34:49.71 ID:VPI0HEMt0
今日は終わりです。
このスレの戦闘はだいたい始まったと思ったら終わってる気が・・・
いやぁ、文才が欲しいですね。
653 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/07(火) 22:36:22.84 ID:PcigDsDJ0
分かりやすいから良いと思うけど
654 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/08(水) 13:01:03.73 ID:KQOK9CSAO


長けりゃいいってもんでもないよ
655 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/11(土) 09:11:27.82 ID:jFHSymxeO
痛々しい
656 :ザコ ◆yCN5hS2KDdU/ [saga]:2016/06/11(土) 20:44:24.77 ID:sI4suYrJ0
>>655
否定できない・・・
657 :ザコ ◆yCN5hS2KDdU/ [saga]:2016/06/11(土) 20:45:38.02 ID:sI4suYrJ0
ザコ(敵の援軍・・・!一人とキメラ二体か)

戦士を吹き飛ばした方は鳥のような大きな羽根が生えている。体の色は白色で、手足は異様に長い。顔はワニのようで牙は鋭い。

対して俺達の前に立っている方の体の色は黒色で、体は鬼のようだ。顔は馬のような形をしていて、右腕が肥大化している。

キメラ1「グアアァァァァ!!」

戦士「気持ち悪い体しやがって、叩き潰してやるよ」

キメラ2「ゴアアァァァァ!!」

ザコ「なんだこの馬男、武術大会で出会った奴はまだかっこよさがあったぞ!」

勇者「個々の戦力的にほぼ逆転されたって言ってもいいよね」

賢者「はい、なかなかに厄介ですね。冒険者狩り、ここまでだとは」

僧侶妹「きゃああ!」

勇者「!?」
658 :ザコ ◆yCN5hS2KDdU/ [saga]:2016/06/11(土) 20:48:09.76 ID:sI4suYrJ0
オカマ「うふふっ、捕まえたわよ!」

賢者「しまった!」

オカマ「勇者達!こうなったらこの女も姉も!両方共たっぷり可愛がってあ・げ・る・」

勇者「そんなことはさせない!」

オカマ「なら、私をつかまえてみなさ〜い!!」ダッ

ザコ「っ!待っ...!」ダッ

研究者『氷壁』

突如現れた氷の壁が行くてを阻む。

ザコ「!?」

研究者「行かせませんよ?こっちは勇者の絶望する顔が拝みたいのでね」

ザコ「お前・・・!」
659 :ザコ ◆yCN5hS2KDdU/ [saga]:2016/06/11(土) 20:50:22.84 ID:sI4suYrJ0
<勇者side>
復讐者「ククッ、俺一人で苦戦してたのに+一体だ。さあどうする?」

勇者(くそ!早く追いかけないと!)

賢者「勇者様!まずはあいつらを倒すことを考えましょう」

勇者「あ、ああ・・・そうだね」

キメラ2「ゴアァ・・・!」

<戦士side>
戦士「さて、こっちはタイマンか。来いや!!白鳥ワニ野郎!!」

キメラ1「グアアアァァァァ!!」

<ザコside>
ザコ「どけよ、お前!!」

研究者「ハハッ、そう言われてどくやつがいると思います?」

ザコ「いや思わないけどさ。とりあえず言っておこうみたいな感じでですね」
660 :ザコ ◆yCN5hS2KDdU/ [saga]:2016/06/11(土) 20:51:43.06 ID:sI4suYrJ0
戦士「さあ、行くぜ!」

キメラ1「ガアアァァ!!」

戦士「これだけ頭がでかけりゃ、狙いやすいな。まずは一発!【兜割り!】」

キメラ1は戦士の攻撃を急上昇することでかわす。

戦士「そんなこともできんのか。ならまずはその翼からだ!」

戦士はキメラ1に向かって跳んだ。そして斧を翼に向かって振り下ろした。しかしキメラ1はそれを簡単にかわす。

キメラ1「ガアアァァ!!!」

そしてキメラ1は戦士を地面へと叩き落とした。

戦士「ぐおっ・・・!」

地面へと激突し、ダメージを負ってしまう。その隙を奴は逃さない、戦士へ向かって急降下する。

戦士「チッ、【アックスシールド!】」
661 :ザコ ◆yCN5hS2KDdU/ [saga]:2016/06/11(土) 20:54:25.81 ID:sI4suYrJ0
キメラ1の攻撃が戦士へ直撃した。斧で防いだことで軽減したはずなのだが、それでもダメージは多い。

戦士「ぐっ!これ・・・は、中々の・・・パワーじゃ・・・ねえか・・・」

キメラ1「ガアアァァァァァァ!!」

キメラ1は戦士へ何度も何度も攻撃する。戦士はその猛攻をただ耐えることしかできないでいた。

戦士(チッ、リーチが長すぎる。中距離じゃ分が悪い・・・)

そう判断した戦士は後ろへと跳んだ。
遠距離なら奴は攻撃できない。体勢を立て直す十分なチャンスができる。

が、その考えは甘かった。キメラの力は色々な魔物が混ざっている分未知数だ。たとえ外見に現れていなくても他の魔物の力が混ざっていたりする。それはキメラ1も例外じゃない。

キメラ1「ガアァァァァ!!」

キメラ1が吐き出した何かが戦士の右腕に触れた。
662 :ザコ ◆yCN5hS2KDdU/ [saga]:2016/06/11(土) 20:59:46.28 ID:sI4suYrJ0
途端、右腕に激痛が走った。

戦士「ぐっ、あああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

ザコ「!?」

キメラ1が吐き出したのは溶解液だ。すでに戦士の肌の表面は溶けてしまっている。

戦士(痛みで右腕が動かねえ・・・)

キメラ1が動けない戦士の元へ近づいていく。

戦士「チッ、俺が右腕を使えないだけで負ける男だと思うなよ!?」

戦士がキメラ1目掛けて跳んだ。

そして時を同じくして、勇者達もまた、キメラ達によって追い込まれていた。
663 :ザコ ◆yCN5hS2KDdU/ [saga]:2016/06/11(土) 21:06:35.41 ID:sI4suYrJ0
復讐者「おいおい、さすがに差が開きすぎてねえか?」

勇者「ハァ・・・ハァ・・・」

復讐者「つまんねえなぁ、そろそろ終わらせるか」

勇者(くそ、このままじゃ負ける・・・!僕は強くなってきたんだ!中央警備の人たちに鍛えてもらったんだ!こんなところで、負けられない!)

キメラ2「ゴアァ?」

復讐者「お、まだやる気か。まだまだ闘りたりねえからな!楽しませてみろよ!」

勇者「うおおおぉぉぉぉぉ!!」

勇者【シャイニングスラッシュ!】
664 :ザコ ◆yCN5hS2KDdU/ [saga]:2016/06/11(土) 21:15:04.41 ID:sI4suYrJ0
復讐者「!」

復讐者は身構えるが、勇者は復讐者を素通りした。

復讐者「!?」

勇者の狙いは最初からキメラ2の方だった。

突然のことにキメラ2は対応できず、左腕を切断された。

キメラ2「ゴアアァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!」

勇者はキメラ2の反撃により吹き飛ばされた。

復讐者(やられた!)

復讐者「くそが!『ストーンキャ...』」

賢者「水属性 毒属性・・・!『毒沼!』」

足がハマった影響で狙いがズレ、復讐者の放った魔法は勇者には当たらなかった。

復讐者「チッ!あの野郎・・・!」
665 :ザコ ◆yCN5hS2KDdU/ [saga]:2016/06/11(土) 21:23:46.53 ID:sI4suYrJ0
復讐者「まずはてめえからだ。死ね」

賢者「!」

賢者は復讐者の攻撃をまともに受けてしまい、気絶してしまった。

勇者「賢者・・・!」

復讐者「人の心配してる場合か!?」

勇者の目の前にキメラ2が現れた。

勇者「しまっ...!」

キメラ2「ゴアアアァァァァァァ!!!」

勇者は防御の構えをとったところでキメラ2の攻撃が直撃する。

勇者(くっ、なんてパワーだ!重すぎる!)

キメラ2の攻撃を防ぎきれずかなりのダメージを受けてしまった。
そこに復讐者が追撃しようと近づく。
666 :ザコ ◆yCN5hS2KDdU/ [saga]:2016/06/11(土) 21:27:17.04 ID:sI4suYrJ0
復讐者「死ね!!」

勇者「!」

復讐者の攻撃が勇者の顔面へ直撃した。

勇者「ガハッ・・・!」

復讐者「はぁ・・・はぁ・・・終わった、な」

復讐者「さて、あの戦士の方はもう死にかけか・・・ならザコの方に行かせるか」

ザコ「は!?」

研究者「どうやら勝負あったみたいですね?」

ザコ「マジかよ・・・」

復讐者「ククッ、さあ行ってこい」
667 :ザコ ◆yCN5hS2KDdU/ [saga]:2016/06/11(土) 21:28:41.11 ID:sI4suYrJ0
勇者(体が・・・動かない・・・)

勇者(守るって約束したのに、僕は大教会にたどり着くこともできないなんて・・・)

キメラ2「ゴアアアァァァァァァ!」

勇者(このままじゃザコが・・・!)

勇者「復讐者!やめろ!」

復讐者「あ?やめるわけないだろ?お前は仲間が死ぬところを黙って見てろ!」

キメラ2「ゴアアアァァァァァァ!!」

ザコ「くそ!【完全防御!】」

キメラ2の攻撃を防ごうとする。が、完全防御はキメラ2の攻撃を受け、粉々に砕けた。

ザコ「は・・・?」
668 :ザコ ◆yCN5hS2KDdU/ [saga]:2016/06/11(土) 21:30:51.63 ID:sI4suYrJ0
攻撃を受け吹き飛ばされるも、ダメージは軽減できた。

ザコ(痛え・・・さすがに次は耐えられないぞ!?)

復讐者「チッ、防がれたか。だがそれも無駄な足掻きだ、やれ!」

キメラ2「ゴアアアァァァァァァ!」

キメラ2がザコに攻撃しようとしたその時、二人の間に勇者が割って入った。

ザコ「勇者・・・!」

勇者は回復魔法である程度回復したものの、初級ではそこまでの回復はできない。動くのがやっと、そんな状態で勇者はキメラの前に立ち塞がった。

勇者「まだ・・・まだ何も守れてないんだ!助けられてないんだ!救えてないんだ!だから僕は、負けるわけにはいかないんだ!!!」

キメラ2の攻撃が勇者に当たる直前。突然キメラ2が吹き飛ばされた。

復讐者「!?」

炎勇者「よく言ったな」

武闘家「それでこそ勇者だ」

勇者「炎勇者・・・!武闘家・・・!」
669 :ザコ ◆yCN5hS2KDdU/ [saga]:2016/06/11(土) 21:32:13.73 ID:sI4suYrJ0
今日はこれで終わり。
ここからシリアスなルートか今までのテンションのルートか二通りあるのですがどうしましょうか・・・
670 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/11(土) 21:37:25.42 ID:RQgT32EPO
否定的なレスは荒らしだと思ってスルーできるようになっとけ
671 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/11(土) 22:00:05.89 ID:dluo7Bo5o
今までルートでいいよ
672 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/11(土) 23:10:09.22 ID:URnx8YfDO
やりたいようにやれば良い
難癖付ける奴は何やっても付けるから構わない方が良い
673 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/12(日) 08:20:42.94 ID:JiSdPfhwo

お願いだからこっちに聞かないでくれ
674 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/12(日) 22:29:56.02 ID:GHwOKO2po
別に聞くのはよくね?
675 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/12(日) 22:33:24.81 ID:9G/yMjcDO
荒らし目的の意見も出るから聞かない方が安全って事なんだろうよ
676 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/12(日) 22:49:22.13 ID:vhQHydRmo
聞くよりは作者自身で決めてほしい感がある
読者同士で意見割れて荒れたりとかするかもしれないし
677 :ザコ ◆yCN5hS2KDdU/ [saga]:2016/06/14(火) 22:32:44.07 ID:Qrg94clU0
復讐者「チッ、前と似たような展開になってきたな」

研究者「どうします?」

復讐者「あ?このまま殺るに決まってるだろ」

キメラ2「ゴアアアァァァァァ!!」

炎勇者「あれがキメラか、初めて見たな」

武闘家「俺もだ」

ザコ「お前ら!ほんとギリッギリに来たな!」

炎勇者「それはすまない・・・」

勇者「でも来てくれてありがとう。もう少しでやられてたよ」

武闘家「いや、礼はいいさ。仲間だろ?」

勇者「・・・!うん!」
678 :ザコ ◆yCN5hS2KDdU/ [saga]:2016/06/14(火) 22:33:40.84 ID:Qrg94clU0
武闘家「よし勇者、ここは俺たちが引き受ける。お前は大教会へ向かえ」

勇者「え?けど・・・」

武闘家「今の体力の消耗してしまっているお前じゃ迷惑だ。回復しつつ大教会に向かった方が効率がいいだろ?」

勇者「けど・・・」

勇者はそう言いながらチラリと炎勇者の方を見た。勇者が心配しているのは強さの問題じゃない。

武の国での出来事を勇者は思い出していた。光魔法を使う復讐者の仲間。奴が炎勇者である可能性が無いわけではないからだ。

武闘家「勇者」

勇者「武闘家、何・・・?」

武闘家「お前、炎勇者が向こうの仲間かどうか気にしてるだろ」

勇者「!」
679 :ザコ ◆yCN5hS2KDdU/ [saga]:2016/06/14(火) 22:35:42.83 ID:Qrg94clU0
武闘家「その反応だと当たってるみたいだな」

勇者「だって・・・」

武闘家「考えてみろ、戦闘の影響で結構大きな音が立ってるんだ。もうすぐ町の人たちが集まってくると考えていい、ならそこで炎勇者が裏切るメリットはないだろう?」

勇者(確かに、「勇者」っていう肩書きはかなり便利だ。今ここでその肩書きを手放すなんて考えにくい・・・)

武闘家「それに、今のお前に何ができるんだ?」

勇者「っ!それは・・・」

武闘家「大教会への道のりを回復しながら進んで万全に戦えるレベルなんだ、今ここに残ったところで高が知れてる」

勇者「・・・そうだね。わかった、大教会に向かうよ。任せたよ、武闘家、炎勇者」

炎勇者「任された。が、本人の前でそういうことを言うなよ・・・」

武闘家「フッ、もしもの為に釘を刺しておいたのさ」

ザコ(え?何この俺の空気感)
680 :ザコ ◆yCN5hS2KDdU/ [saga]:2016/06/14(火) 22:37:29.45 ID:Qrg94clU0
勇者「行こう!ザコ!」ダッ

ザコ「え?あ?え?りょ、了解!」ダッ

武闘家「と、いうことだ。お前たちの相手は俺達が引き受ける」

復讐者「あ?行かせると思ってんのかよ!!!」

復讐者が走り出したと同時に研究者が魔法を放ち、キメラ2も同時に走り出す。

キメラ2の攻撃を武闘家が防ぎ、研究者の魔法を炎勇者が防ぐ、そうなると復讐者を止める者は誰もいない。

復讐者(馬鹿が、敵に背を向けることが自殺行為だってわかってないのか!?)

勇者「違うさ」

復讐者「!?」

勇者「僕が君に背を向けてるのは、仲間を信じているからだ」

勇者がそう言った瞬間、復讐者は横から飛んできた何かにぶつかり吹き飛ばされた。
681 :ザコ ◆yCN5hS2KDdU/ [saga]:2016/06/14(火) 22:40:28.61 ID:Qrg94clU0
復讐者「こいつは、キメラ1・・・!まさか・・・」

戦士「そのまさかだ」

復讐者「!」

戦士「俺がそう簡単に負けるとでも思ったか?冒険者狩りぃ・・・」

復讐者「ハハッ、嘘だろ?お前、右腕使えねえはずだろ?」

戦士「ああそうだぜ。つまりそれは失敗作ってことだな、そいつは俺には弱すぎた」ニヤッ

復讐者「おいおいマジかよ。ここまで強いのは計算外だぜ。本命の勇者とザコにも行かれるし・・・こりゃあ撤た...」

武闘家「そう簡単に逃がすと思うか?」

すでに復讐者の目の前には武闘家が迫っていた。

復讐者「だよなぁ・・・」

武闘家の攻撃が復讐者に直撃した。
682 :ザコ ◆yCN5hS2KDdU/ [saga]:2016/06/14(火) 22:41:46.91 ID:Qrg94clU0
復讐者「ククッ、面白いじゃねえか」

立ち上がりながら復讐者はそう言った。

復讐者「仲間思いで、正義感があって、優しくて、本当に尊敬するよ」

炎勇者「そう思うのなら、君だって変われ...」

復讐者「普通なら・・・な」

武闘家「?」

復讐者「俺はそういうの見てると虫唾が走るんだよ。お仲間同士の友情ごっこなんて俺にはどうでもいい、本性をさらけ出せよ。なんか裏でもあるんだろ?」

武闘家「いや、俺は心から勇者達を助けたいと思っている」

復讐者「チッ、なんだそりゃ。イライラしてくるぜ」
683 :ザコ ◆yCN5hS2KDdU/ [saga]:2016/06/14(火) 22:43:15.92 ID:Qrg94clU0
復讐者「おい研究者、切り替えだ」

研究者「はぁ・・・逃げるの面倒なんですけど」

復讐者「あ?うるせぇ早くしろ」

研究者「はいはい、わかりましたよ」

研究者はポケットから注射器を取り出し、中の液体を復讐者に注入した。

武闘家「?」

炎勇者(あのキメラが守ってるから迂闊に近寄れないな・・・)

研究者「さあ、切り替え完了です。死なない程度に殺ってください」

復讐者「ああ」
684 :ザコ ◆yCN5hS2KDdU/ [saga]:2016/06/14(火) 22:45:04.28 ID:Qrg94clU0
復讐者「お前らがその甘ったれた思考で来るならそれでいいや。俺が真正面からねじ伏せてやるよ」

戦士「いいぜ」

武闘家「やれるものならやってみろ」

復讐者「ククッ、全員殺して、勇者に見せつけてやるよ!お前らの死体を・・・な!!」

そう言った復讐者の体は、武の国でのように魔物のような肌へと変化していた。

キメラ2「ゴアアアァァァァァ!」

キメラ2の咆哮が合図となり、戦闘が始まった。

復讐者『灼熱!』
研究者『氷結弾』

戦士『飛斬!』
武闘家『突風起こし!』
炎勇者『シャイン!』
685 :ザコ ◆yCN5hS2KDdU/ [saga]:2016/06/14(火) 22:47:06.81 ID:Qrg94clU0
今日はこれで終わり。
これからはやりたいようにやらせてもらいます!ただ、何分得意ではないので、たまにザコの武器購入の時みたいにアドバイスしていただくとありがたいです。
686 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/14(火) 22:53:52.76 ID:9vt4cZ3p0
687 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/15(水) 00:56:08.80 ID:s75tXuEDO
乙乙
688 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/15(水) 12:44:48.82 ID:R2WVFC7Po
この話一番の人格者は間違いなく武闘家ですね
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