ザコ「勇者と旅に出ることになった」

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177 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/07(木) 20:27:41.57 ID:akyzQ+HN0
多分今日はこれで終わり。
ザコをここまで外道にする気は無かった
178 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/07(木) 21:05:44.68 ID:ba5nDwGAO

ザコにここまでさせたエルフさんサイドに問題があると思うので、個人的にはザコに天晴れを差し上げたいと思います
179 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/07(木) 22:13:27.17 ID:7ewSs/6B0
>>177 乙!
武道家は付き合い短いのにザコのこと良く分かってるな
180 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/08(金) 02:32:52.21 ID:4oQ0tXXDO
乙!全然外道じゃない
本当に外道ならあそこでレイプしてた
181 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/08(金) 02:39:04.50 ID:3XCT+Afm0
畜生ザコは初見相手なら有効なトラップ毒針があるのか
182 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/08(金) 22:29:04.60 ID:wmgmfXSpO
ザコ「まだ着かないのか?」

三の町を出て2日が経過したが未だ次の目的地である壱の村に到着していない。

勇者「もうすぐだよ、もうすぐ」

ザコ(一時間前にも一回聞いたんですけどねぇ・・・ん?)

壱の村は橋を渡ってしまえばすぐそこなのだが、その橋の前に何かいる。

武闘家「あれは・・・?」

もう少し近づいてみるとそいつの姿が確認できた。あれはおそらく・・

ザコ「グ、グリズリー?」
183 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/08(金) 22:41:11.42 ID:wmgmfXSpO
勇者「いや、あれは普通のグリズリーよりも一回り大きいね」

武闘家「それに毛皮も普通のグリズリーと違い灰色だ」

ザコ「てことは?」

勇者「あれはグリズリーの上位種、ヒュージグリズリーだね。住処は山のもっと上のはずだけど・・・」

ザコ「降りてきたのか」

武闘家「くそ・・・面倒だな、ここは山と山の間の一本道、退けるのなら退きたいが、この辺りで野宿は危険だからな」

ザコ「マジかよ、あんな強そうな奴と戦わないといけないのかよ・・・」

ヒュージグリズリー「クマー!!」

ザコ「あ、でも鳴き声は可愛い」
184 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/08(金) 22:55:36.67 ID:wmgmfXSpO
ザコ「とにかくまずは遠くからの攻撃だな。まずは一発目!!」ヒュン

放った矢はヒュージグリズリーに向かって真っ直ぐに飛んでいき・・・
ドスッという音と共に右腕に突き刺さったが、浅い。ダメージは低いようだ。毒が効いてる様子もない。

ヒュージグリズリー「?」

武闘家「鉄製じゃ深くは刺さらないか」

勇者「僕の剣は鋼製だから問題ないけどね」

ザコ「おいおいおい、それってつまり?」

武闘家「下がってろ」

ザコ「」
185 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/08(金) 23:14:13.18 ID:wmgmfXSpO
武器に魔力を込めて強度をあげる、なんてこともできるらしいがもちろん俺にはできない、周囲を警戒しつつ戦いを眺めることしかできない。

ザコ(何かできないかな)

どうやら勇者と武闘家は苦戦しているようだ。もちろん俺も眺めるだけで終わる気はない。ので、魔法による援護を試みる。

ザコ(発動するのは中級魔法。時間はすげえかかるけど問題ない!遠くにいるんだし!いるんだし!!)セイスイゴクゴク

手のひらの先に球形の木の塊を作り出す。それを思いっきり回転させる。
狙うは頭、一瞬でもいいから怯ませる。

ザコ『呪文・ウッドキャノン!!』
186 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/08(金) 23:21:49.49 ID:wmgmfXSpO
木とはいえ中級魔法だ。弓よりも破壊力は高い。まあ、一回限りしか撃てないんだけど・・・
射出された木の塊はヒューグリの頭に直撃、ひるんでしまい体がぐらつく。

勇者「!?」

武闘家「!」

ザコ(おい勇者、驚いた顔で見るんじゃない!)

武闘家は間髪入れずヒューグリへ追撃。
続けて勇者が光魔法を纏った一撃でヒューグリを倒した。多分心臓部である魔石に攻撃したのだろう。

勇者「ザコ!倒したよ!!」ニッコリ

ザコ(血塗れで笑うなよ・・・怖いから)
187 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/08(金) 23:33:16.41 ID:wmgmfXSpO
ヒューグリを倒した俺たちは無事橋を渡りきった。

ザコ「それにしても武闘家が橋を渡る時あんなに怖が「言うな!!」

橋さえ渡ってしまえば壱の村に到着だ。ここまでくれば四の町までもうすぐ。俺が加護を手に入れて最強のアーチャーとなる(予定の)日は近い、はずだったが。

勇者「なんだよ・・・これ」

ザコ(破壊された家屋、まだ乾いていない血、泣き叫ぶ子供、傷を負った人たち。そこには平和な村の姿なんてなかった)

どうやらあのヒュージグリズリーは橋の下の激流を渡った直後だったらしい。
つまり、俺たちの戦ったヒュージグリズリーは、俺たちに会う前に・・・
壱の村を滅ぼしていたのだ。
188 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/08(金) 23:34:50.71 ID:wmgmfXSpO
はい今日は終わり。中級魔法使えるなんてザコ強くね?って思った?残念!
発動に5分かかりました!!
189 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/08(金) 23:43:22.41 ID:wmgmfXSpO
渡るんじゃなくて往復でした・・・
橋を渡ってないのは知能が高いだけだから・・・(震え声)
190 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/08(金) 23:58:37.83 ID:Lv6H48EAO
乙乙
191 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/09(土) 00:02:58.78 ID:eZkM0P9B0
>>188 乙!
ザコだと5分勇者だと何秒?wwwwww
192 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/09(土) 15:23:39.35 ID:znuxeAuFO
おつ
193 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/09(土) 17:07:05.45 ID:86V82xCa0
5分かけて頭部にピンポイントで当ててひるませる程度...
194 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/09(土) 23:17:14.27 ID:UhynCA0gO
その日、僕たちはひたすらに怪我人の回復に努めた。だけど僕の初級回復魔法と薬草だけでは重傷を負った人たちを助けることはできなかった。

村の人達にに壊れなかった家の一つを使っていいと言われたけど僕は拒否して近くにテントを張ることにした。

ザコ「勇者」

勇者「何?」

ザコ「お前、あんまり重く受け止めるなよ?」

勇者「うん。けど僕がもっと早く目覚めてればこんなことにならなかったかもしれない」

ザコ「・・・ッ!」
195 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/09(土) 23:18:24.77 ID:UhynCA0gO
ザコ「そ、それを言うならつまらない喧嘩をして出発を遅らせた俺を責めろよ!!」

勇者「けど僕が早く起きていれば会うこともなかっただろ?」

ザコ「それなら鬼王との戦いでお荷物だった俺が悪い!!」

勇者「違う!あれは僕の不注意で!」

その時、僕はザコに殴られた。
普段のザコのパンチは全然痛くないのに、その時はなんだかいつもより痛かった。

ザコ「なんで、なんで全部自分の責任にしようとするんだよ、俺のことだってもっと責めればいいだろ!?」
196 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/09(土) 23:19:48.19 ID:UhynCA0gO
ザコ「それにこういうことはきっと他の場所で、何度でも起こる!いちいち抱え込んでても仕方ないだろ!?」

勇者「確かにそうだけど!頑張れば守れたかもしれなかったんだ!僕がもっと頑張っていれば良かったんだ!」

ザコ「なんでお前はそこまでしようと思えるんだよ・・・」

勇者「それは、僕が勇者だから。みんなの希望を背負ってるからだよ!」

ザコ「・・・」

ザコ「は?」

勇者「え?」
197 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/09(土) 23:27:51.28 ID:UhynCA0gO
ザコ「さっきから俺が悪い俺が悪いって何抱え込む必要のないこと抱え込もうとしてんだよお前」

勇者「え?え?」

ザコ「何なの?僕が勇者だから!(キリッ)とか言いやがってよ。カッコつけてんの?」

ザコ「それにもしもの話をいくらしたって何も変わらねぇよ。もっと前見ろよネガティブ勇者!!」

勇者「だ、だけど・・・」

ザコ「だからもしもの話をしたって意味無いって言ってるだろ!?同じこと何度も言わせんな!ムカつくから!!」
198 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/09(土) 23:31:10.01 ID:UhynCA0gO
勇者「う・・うん、そうだね。ここまでの惨状を見たのは初めてだったから・・・混乱してたよ」

ザコ「それから、お前は俺が加護をもらうまで同行してもらわないと困るんだ。
だからそんな落ち込むなよ?暗い旅なんてごめんだからな!」

勇者「うん。わかった!」

武闘家「どうやら問題無いみたいだな」

ザコ「武闘家、見てたのか」

武闘家「テント前であの声量の言い合いをされれば誰でも気づくだろう」

勇者「それは、ごめん」

武闘家「いや、気にするな」
199 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/09(土) 23:33:21.07 ID:UhynCA0gO
武闘家「勇者、お前は重く受け止めすぎなんだ。さっきザコも言ってたとおりねが、ねが・・・なんだったか?」

ザコ「ネガティブ」

武闘家「そう、それすぎるんだ」

勇者「武闘家・・・うん、ごめん」

勇者(確かに今回は僕らしくなかったな。気が動転しちゃった。気をつけないと。それにしても・・・)

勇者「俺、やっぱりザコを仲間にして良かったよ」ニコッ

ザコ「や、やめろよ恥ずかしい!!」

これからはもっと強く生きよう。僕はこの日そう誓った。
200 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/09(土) 23:36:12.15 ID:UhynCA0gO
今日はこれで終わり。
全然SS書いたことないのに結構壮大なの始めちゃったからやばい。
201 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/09(土) 23:37:42.47 ID:lOxJnJn4o

ええ感じやで
202 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/09(土) 23:37:51.88 ID:P0WpZgxcO
乙、がんばれ
203 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/10(日) 02:56:43.05 ID:H94qX5oDO

初めてかよww全力で応援する
204 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/10(日) 19:14:07.07 ID:JOw773530
乙乙
205 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/11(月) 22:55:49.42 ID:KkEgwr5tO
朝、俺たちは村長に呼び出されました。

村長「勇者様、今回は本当に、本当にありがとうございました...!」

勇者「いえ、助けられなかった人も多かったですし、感謝されるほどではありません」

村長「そんな!勇者様達がいなければ村の者はほとんどが死んでしまっていたでしょう!」

勇者「そう思ってくださるのなら良かったです」

ザコ(昨日の勇者ならここでネガティヴ化してたな)
206 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/11(月) 22:57:34.88 ID:KkEgwr5tO
村長「それで、何かお礼を・・・」

勇者「べ、別にそんなお礼目的でしたわけじゃないですし、村の状況も厳しいでしょうからお礼なんて・・・!」

武闘家「勇者、受け取っておけ」

勇者「え?」

武闘家「お前はそれだけのことをしたんだからな」

勇者「そ、そうかな?」

ザコ「ああ」

村長「では、どうぞ」

勇者「これは?」

村長「魔石でございます」
207 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/11(月) 22:59:03.68 ID:KkEgwr5tO
ザコ「魔石?」

勇者「簡単に説明すると魔力の結晶ってところかな」

勇者「身に付けると魔法の力を増幅させたりするんだ」

ザコ「へぇー便利なんだなぁ」

村長「この魔石の色は青。勇者様は水属性魔法を使うとお聞きしました。是非お使いください」

勇者「ありがとうございます」

ザコ(ということがありまして、なんと魔石を手に入れましたー!)

勇者「じゃあはい、ザコ」

ザコ「え?」
208 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/11(月) 23:00:09.23 ID:KkEgwr5tO
勇者「しばらくはザコが持ってていいよ」

武闘家「魔石は術式を書けば魔石の魔力を使って魔法を瞬時に発動することもできる。持ってて損はない」

ザコ「おお・・・ありがとう」

ザコ「でも青色なのに効果あるのか?」

勇者「そりゃ水属性魔法を使えば一番強化されるけど、他の属性でもそれなりには強化されるからね」

ザコ「へぇー」

ザコ(これで俺も、少しは役に立てるかな)

そして俺たちは壱の村を出発し、ついに目的地である四の町へと辿り着いた。
209 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/11(月) 23:00:59.73 ID:KkEgwr5tO
今日はこれで終わり。道中飛び飛びなのはすいません
210 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/11(月) 23:15:32.76 ID:c6RU8dqVO

勇者いいやつ
211 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/12(火) 00:43:07.64 ID:dNTcTU8DO
212 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/12(火) 20:55:48.05 ID:PZmkVeO4O
ザコ「四の町キター!!!」

勇者「やっと、だね」

武闘家「三の町より広いな」

ザコ「おうおう、いつ行く?いつ行きます?今すぐ行っちゃいますか?」

勇者「嬉しいのはわかるけどまずは宿取ったりしないと・・・」

武闘家「情報収集もしておかなければな」

ザコ「そうか!さっそく行こう!」

勇者「ま、待って!速いよ!!」
213 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/12(火) 21:26:43.98 ID:PZmkVeO4O
<図書館>

ザコ(てことで宿取った後情報収集中。いろいろ見てみたが今あることが大きな話題を呼んでいる)

「飛龍王誕生!世界に危機迫る!」
「竜王死亡か?」

ザコ(新たな王が誕生し、同時に竜王の目撃証言とかがピタッと止まったらしい)

ザコ(どうやら竜王ほどの力はないらしいが、龍より弱い飛龍っていったい・・・)

ザコ(ちなみに勇者と武闘家は町に聞きに行ってます)

ザコ(他は特に無いな・・・お?冒険者狩りか、怖いな)

勇者「あ、ザコいた。こっちは終わったよ?」

ザコ「ああ。俺も終わったところだし行こう」
214 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/12(火) 22:25:56.26 ID:PZmkVeO4O
勇者「特にこの町が困ってることはないみたいだし、行こうか」

ザコ「けどあと3時間くらいで日が暮れるぞ?」

勇者「女神がいる迷いの森まで30分と少しだから十分帰ってこれるよ」

ザコ「そうか、なら今日中に加護を貰えるんだな!!」ワクワク

武闘家(露骨にわくわくしてるな。わかりやすい)

ザコ「へへへへへへっ」ワクワク
215 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/12(火) 22:27:33.51 ID:PZmkVeO4O
ザコ(てことでやって来ました。加護の女神がいる場所は四の町から西へ少し行った迷いの森の先にある。迷わせんなよ馬鹿)

勇者「嬉しいことに魔物がいないおかげで楽だけどね」

武闘家「迷いの森と言っても、魔物達を避けるために敵意を持った物を迷わせるだけだからな」

ザコ「へぇ〜」

ザコ(敵意持たないようにしよう・・・)

勇者「ほら、もうすぐ開けた場所に出るよ」

ザコ「本当だ。早いな」
216 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/12(火) 22:32:40.98 ID:PZmkVeO4O
そこには大きな神殿のような建物があった。

勇者「すごい・・・」

ザコ「でかいな」

驚いたのは湖の上に神殿が浮かんでいるところだ。橋を渡り神殿を目指す。

武闘家「まさかこんなところがあったとはな」

ザコ「おっ、魚!」

勇者「うあっ、噛まれた」

神殿の入り口に着くとその大きさがよくわかる。さすがに城よりは小さいが森の中にあるにしては大きい。精霊って贅沢!
217 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/12(火) 22:33:21.14 ID:PZmkVeO4O
今日は終わり。毎度5レスくらいが基本になってしまっている・・・
218 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/12(火) 23:54:29.95 ID:H+B0GTnAO
乙乙
この先どんな展開になるのか楽しみ
219 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/13(水) 00:46:10.23 ID:lHqP76oDO

何レスでもいいからエタらないで
220 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/13(水) 08:51:49.04 ID:UjfN5vWPO
おt
221 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/13(水) 13:46:30.13 ID:veL0JJMLO

ザコは加護もらってもザコなのか、はたまたザコからチートにランクアップなのか…
222 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/13(水) 16:14:39.69 ID:luwlzA6P0
ザコから初級冒険者くらいにはなれるかも
223 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/13(水) 18:20:01.03 ID:UAoQ+up2O
ザコなりに色々経験した分はどう還元されるんだろう
224 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/13(水) 21:42:58.74 ID:dqQ91mC0o
加護なし雑魚なのに時間さえかければ中級魔法を使えるようになったし結構強くなるんじゃ...
225 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/14(木) 16:14:48.14 ID:Pwo+dE8Oo
加護は性能に影響してるからそこはわからんぞ
226 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/15(金) 22:40:47.91 ID:MtujaOipO
加護の女神「よく来ましたね、勇者、武闘家、ザコ...w」

ザコ(こいつ今ちょっと笑ったな?)

勇者「お久しぶりです女神様。それで、ここに来た理由は」

加護の女神「すでに知っています。そこの無加護の者の件でしょう?」

勇者「はい」

ザコ「なあ勇者、なんでお久しぶりなんだ?」

勇者「それは僕に光の加護を与えてくれたのが彼女だからさ」

ザコ「え?」
227 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/15(金) 22:51:29.15 ID:MtujaOipO
加護の女神「ええ、私が光の精霊ですよ」

ザコ「マジかよ。女神大変だな」

勇者「それで、ザコに加護を与えてくれる精霊はいたんですか?」

加護の女神「その件についてははっきりと言います」

ザコ「は、はい!」

勇者「・・・」ゴクリ

武闘家「・・・」ソワソワ

加護の女神「ありませーんwwwwww」

ザコ「は!?」
228 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/15(金) 22:54:09.99 ID:HaY/qoOOo
物扱いで草
229 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/15(金) 22:56:17.74 ID:MtujaOipO
ザコ「はああぁぁぁ!?」

加護の女神「まあまあそういうことは客間で話しますからwwwこんな玄関前で話さなくてもいいでしょう!」

ザコ「ざけんなボケ!!キャラ維持しろよ!!!」

<客間>
ザコ「どういうことだよ!!!」

加護の女神「まあまあ、ちゃんと理由があるんですよ」

武闘家「理由?」

加護の女神「ええ」
230 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/15(金) 23:04:08.16 ID:MtujaOipO
加護の女神「いやだって?最近は人口が急速に増加したせいで精霊と人間の数の比率が合わなくなりましたからwww」

ザコ「笑いながら言うな!!」

加護の女神「なんとかして加護を与えてもらおうと私だって頼んだんですよ?

加護の女神「けど「これ以上加護与えたら過労死するんでパスっす」とか、「女神だからって調子のんなババア!!」とか、色々言われて無理だったんですよ」

ザコ(精霊口悪!!)

加護の女神「だからまあ、無加護なりに頑張ってくださいよ。最近は無加護だって増えてるし?なんとかなりますよ多分」

ザコ「適当なこと言うなよ!!!」
231 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/15(金) 23:13:42.80 ID:MtujaOipO
勇者「ザコ・・・」

ザコ「あぁ、俺なんのためにここまで頑張ってきたんだろ」

武闘家「援護に特化すれば加護無しでも戦えるはずだから、そう落ち込むな」

ザコ「良いよなー、強い奴は。人生イージーモードですか?俺は人生ハードモード。はは・・・」

加護の女神「プッ、あはははははははははははwwwww「は、はい!」とか言っちゃってwwww」

ザコ「もうやだ!!」

「力が・・欲しいか?」

ザコ「ん?」
232 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/15(金) 23:19:25.04 ID:MtujaOipO
「力が・・欲しいか?」

ザコ「幻聴が聞こえる・・・」

加護の女神「精神までイカれましたか?」

「来い、妾のところまで・・・」

ザコ「なるほど。こっちかあああぁぁぁぁ!!」ダッ

勇者「ザコ!?」

加護の女神「そっち立ち入り禁止!困らせないでください!!」

「早く・・・足遅い」

ザコ「だま・・れぇ・・・」ハァハァ
233 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/15(金) 23:28:36.10 ID:MtujaOipO
ザコ「ここ・・か?」ハァハァ

「ようやく来たか」

そこは結界に囲まれた質素な部屋だった。そこにいたのは黒髪ロングの、幼女。目は黄色で尻尾のようなものも生えている。

「時間がない、急いですませるしかないのう」

ザコ「あんたは誰だ?」

竜王「よくぞ聞いてくれた!妾は元魔王軍七幹部第二位!竜!王!!」

ザコ「いや、嘘はやめよ?お前みたいなロリが七幹部なわけないだろ?」

竜王「ロリとか言うでない!時間があまり無いのだ。おいお主、強くなりたいのだろう?」

ザコ「ああ」
234 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/15(金) 23:34:49.28 ID:MtujaOipO
竜王「なら妾と契約するのじゃ!さすれば貴様は大いなる力を手に入れられるであろう!」

ザコ「は?」

竜王「妾はこの結界の外に出たい。お主は力が欲しい。契約し、お主の中に入れば妾は外に出れて貴様は妾の力が使える。良い条件であろう?」

ザコ「確かに」

加護の女神「駄目です!」

竜王「くっ、もう来よったか」

加護の女神「自暴自棄になって魔王軍の者と契約などしてはなりません!!ましては幹部の一人!精神を蝕まれて乗っ取られるのがオチです!」

ザコ「確かに」

竜王「どっちなのじゃ!?」
235 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/15(金) 23:37:16.95 ID:MtujaOipO
竜王「ええい!早く妾と契約するのじゃ!」

加護の女神「そんなことしてはなりません!」

竜王「するのじゃ!」

加護の女神「なりません!」

竜王「するのじゃ!!!」

加護の女神「なりません!!!」

ザコ「えっと・・・」

勇者「ザコ!」

ザコ「勇者・・・」
236 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/15(金) 23:40:36.20 ID:MtujaOipO
加護の女神「勇者!これはあなたの責任です!」

勇者「ええ!?」

加護の女神「なんとしてでも止めなさい!!」

勇者「うーん・・・」

竜王「ず、ずるいぞ!」

加護の女神「時と場所を考えるべきでしたね!竜王!!」

竜王「わ、妾は別に魔王に忠誠を誓っていたわけでは無い!復讐をしたいとも考えておる!!」

加護の女神「嘘ですね!魔王軍の奴らはいつもそう言うのです!」
237 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/15(金) 23:42:28.17 ID:Ak0MMNsxo
この竜王絶対可愛いやん
238 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/15(金) 23:43:21.82 ID:MtujaOipO
竜王「妾を信じるのじゃ!ザコ!」

加護の女神「いいえ!騙されてはなりません!!」

ザコ「ああ、くそ。どっちを信用するべきなんだ?」

勇者「ザコ!!」

ザコ「ん?」

勇者「僕は、君がどっちを選ぼうと構わない。竜王の言葉を演技と取るか真実と取るかは君しだいだ」

武闘家「俺も勇者と同じ意見だ」

ザコ「そうか」
239 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/15(金) 23:48:03.63 ID:MtujaOipO
ザコ(普通なら女神の方を信じるべきだと思う。だけど俺は竜王の言ってることが嘘だとは思えない。それに・・)

加護の女神「なんて曖昧なことを言うのです!馬鹿なのですか!?」

勇者「ご、ごめんなさい」

ザコ(この女神の言うことに従うのはムカつくから)

ザコ「俺は・・・俺は竜王と契約する!」

加護の女神「馬鹿なことを・・・」

竜王「よく言ったのう!ザコ!!」
240 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/15(金) 23:54:09.99 ID:MtujaOipO
ザコ「それで竜王、どうやったら契約できるんだ?」

竜王「お主はもう契約する意思を示したから、後は触れるだけでよい」

ザコ「なるほど」

加護の女神「触れさせ・・ませんよ・・・」

竜王「年をとると体力無いのう」

加護の女神「あなただって・・・見た目の割に年は取ってるでしょう・・・」

ザコ「マジかよ」

竜王「人間どもが言うごーほーろりという奴じゃな!」

ザコ「自分で言うものなのか?それ」
241 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/15(金) 23:59:50.12 ID:MtujaOipO
加護の女神「ふふ、しかし触れさせなければこっちのもの!」

ザコ「はい、タッチ」ポン

加護の女神「」

竜王「これで契約成立じゃ。宜しく頼むぞ、ザコ」

ザコ「ああ。よろしく」

加護の女神「はぁ・・・もう何があろうと知りませんよ!?」

ザコ「黒髪ロリに乗っ取られるなら本望だぜ」

勇者「うわぁ・・・」

ザコ「冗談に決まってるだろ。ひくな馬鹿」

加護は手に入らなかったけれど、ロリと契約することになりました。
242 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/16(土) 00:01:33.55 ID:PXapXB+kO
今日はこれで終わりです。
まさかの光の加護...!とか
新発見!無属性の加護...!とか
加護無し!ガチの雑魚...!とかは考えてました。
243 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/16(土) 00:03:03.90 ID:vl2mtv4sO
おつ
携帯で書くの大変そう
244 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/16(土) 00:03:54.00 ID:t0lHbYEgo

竜王との契約に期待
245 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/16(土) 01:12:05.72 ID:G5I+4CSAO

女神ムカついた
246 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/16(土) 01:46:16.25 ID:DpAk4r3DO

一瞬ARMSスレかと思った
247 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/16(土) 03:23:24.83 ID:pvDcbPQQ0
女神が黒幕か…
248 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/16(土) 11:42:46.74 ID:cfUKQdCy0
確かに黒髪ロリに乗っ取られるんだったら俺もザコでもいいかも
249 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/16(土) 16:40:12.90 ID:Lwv5mK5S0
ザコ「で、勢いで契約はしたけど。なんで竜王なんかがここにいるんだ?」

竜王「それは妾が自らの意思で魔王軍についていたわけではないからじゃ」

加護の女神「嘘ですね!」

竜王「事実じゃ。妾は本来魔物と人間の戦いなどに興味はない。だが仲間を人質に取られたのでな、仕方なく協力していたのじゃ」

加護の女神「嘘ですね!」

ザコ「黙っとけ!!」

加護の女神「なっ!無加護ごときが私に暴言を吐かないでください!帰るときに迷わせますよ!?」

勇者(こんな性格悪かったんだ・・・)
250 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/16(土) 16:42:23.64 ID:Lwv5mK5S0
ザコ「でも人質がいるのになんで抜け出してきたんだ?」

竜王「仲間はすでに殺されていたのじゃ。妾を騙していたのじゃ、奴は!」

ザコ「奴?」

竜王「魔王七幹部、おそらく現在第三位。鬼王」

勇者「鬼王・・・」

ザコ「あいつそんなずる賢いことできたのか。もっと単細胞だと思ってたぜ」

竜王「獣王なんかは単細胞じゃぞ。基本戦うことしか考えておらん」

勇者(有力な情報、かな?)
251 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/16(土) 16:45:02.26 ID:Lwv5mK5S0
竜王「とにかく奴だけは絶対に妾が殺す」

ザコ(ロリが殺すって言ってる。怖い)

武闘家「どうせ魔王と戦うならいつかは七幹部とも戦うことになるはずだ。やることは変わらないだろ」

勇者「うん。そうだね!」

ザコ「えぇー、俺あいつ怖いから戦いたくないんだけど」

竜王「何を言っておる。契約上協力するしかないのだぞ?」

ザコ「え!?お前の願いって結界の外に出ることなんじゃ」

竜王「契約すれば出れるのだからそれを願いにするはずないであろう」

ザコ「ええ!?」

勇者「じゃあこれからも旅についてくるしかないんだね!!」

ザコ「えええ!?」
252 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/16(土) 16:46:53.69 ID:Lwv5mK5S0
加護の女神「というかまずそんな簡単に信じて良いのですか!?後悔しても知りませんよ?契約解除は今のうちですよ?」

ザコ「しないっていうかなんでそんな敵対心むきだしなんだよ」

加護の女神「決まってるでしょう!勇者には魔王を倒してもらわなければ困るのです!」

ザコ(おお・・・!やっぱ女神っぽいところあるんだな)

勇者「どうしてです?」

加護の女神「他の光の精霊達と賭けをしているのです。どの勇者が先に魔王を倒すか!」

ザコ(やっぱりクズじゃねーか)
253 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/16(土) 16:48:03.10 ID:Lwv5mK5S0
ザコ「って、そんなにたくさん勇者っているのか?」

加護の女神「東西南北の大陸に一人ずつ光の精霊はいます。なので精霊の数は四人です」

ザコ「四人もいればもう少し与えることもできるんじゃないか?」

勇者「そう簡単にはいかないんだ。光の加護を受けられる人間はごく僅かしかいないらしいからね」

加護の女神「最近は一大陸に二人ほどいますね。ちなみにこの大陸は勇者と炎勇者の二人です」

ザコ「それじゃあ八人だろ?結構少なくないか?」
254 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/16(土) 16:52:01.19 ID:Lwv5mK5S0
加護の女神「いえ!多すぎます!昔は四つの大陸合わせて一人しかいなかったのですよ!?多くて二、三人が普通でした」

竜王「魔王もさすがに焦っていたのじゃ。だからこそ妾達龍を仲間にしようとしたのじゃよ」

ザコ「なるほど」

ザコ「けどそういえば新しい王は飛龍王だったぞ?おかしくないか?」

竜王「飛龍達は妾達を裏切って妾が魔王軍に入る前から魔王側についていたからの。もちろん奴らもまとめて殺すつもりじゃ」

ザコ「怖い・・・」
255 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/16(土) 16:54:32.04 ID:Lwv5mK5S0
勇者「そ、それじゃあ僕達はそろそろ帰りますね。長話しすぎたから急がないと」

加護の女神「そうですか。勇者、賭け事を無しにしても人類のために必ず勝ちなさい」

勇者「はい!」

かくして俺の加護を手に入れるための旅は終わった。加護は手に入らなかったけど、竜王の力を手に入れることができた。

竜王「そういえばお主、記憶にぷろてくとがかかっておるの」

ザコ「プロテクト?」

竜王「ああ。記憶の一部を無意識に封印しておる」

ザコ「まじかよなんか怖いな」
256 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/16(土) 16:57:36.19 ID:Lwv5mK5S0
ザコ「ってここどこだ?勇者と武闘家はどこ行った?」

竜王「どうやら迷ったみたいじゃの」

ザコ「え?」

加護の女神『帰るときに迷わせますよ!?』

ザコ「あ・・・!」

竜王「本当に実行するとはのう」

ザコ「あの・・・糞女神いいいぃぃぃぃぃぃぃ!!!!」

加護を手に入れるための旅は終わったけど、また新しい旅が始まった。
今度は魔王軍を倒すための旅だ。
257 :ザコ ◆yCN5hS2KDdU/ [saga]:2016/04/16(土) 16:59:40.81 ID:Lwv5mK5S0
とりあえず終わり。
個人証明みたいなのやってみました。
できてなかったら恥ずかしい。
258 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2016/04/16(土) 17:01:09.09 ID:x9eUpBpUo
個人証明ってなんのことだ?と思ったら酉のことかw
259 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/16(土) 17:06:22.19 ID:6XCHamzaO
ザコおめでと
おつおつ
260 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/16(土) 17:42:44.91 ID:pbAaqrReO
女神陰湿すぎワロタ
261 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/16(土) 23:29:30.92 ID:G5I+4CSAO
女神カス
262 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/16(土) 23:32:01.66 ID:CSaVybUbo
ゴッカスかな?

263 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/17(日) 05:44:25.50 ID:CQlkQata0

鳥はつけといた方が良いかもなそれで出来てるよ
264 :ザコ ◆yCN5hS2KDdU/ [saga]:2016/04/17(日) 12:43:22.70 ID:l+oSLSFW0
現在俺たちは武の国に向かっている。四の町には特に大きな問題もなかったため、クエストを受けて金を稼いだらすぐに出発した。

竜王「さっきから何を言っているのじゃ?」

ザコ「うおっ!突然出てくるなよ」

竜王「しょうがないであろう!暇なのじゃから!」

勇者(現在ザコの首から黒い蛇みたいなのが生えてます)

ザコ「幼女化しないのか?」

竜王「この姿が一番楽なのじゃ」

ザコ「けど首から黒蛇生えてるとか嫌なんだけど。絶対変な目で見られるし」

竜王「安心せい、町ならともかく国になら契約者がいることは多いからあまり珍しくはないわい」
265 :ザコ ◆yCN5hS2KDdU/ [saga]:2016/04/17(日) 12:49:43.91 ID:l+oSLSFW0
ザコ(違和感あるなぁ・・・)

こういう不便なところもあるが竜王の力というのは便利だ。竜王のブレス攻撃を応用して火属性呪文を再現できるから手数が増える。

ゴブリンA〜C「ギギィー!!」

武闘家「ん、ゴブリンか」

ザコ「ここは俺に任せろ」

武闘家「あ、ああ」

ザコ「くらえ。『火炎!』」

俺の手のひらから炎が放射される。それはゴブリンのところに届く前に広がっていき、三体まとめてダメージを与えた。

勇者「全体攻撃できるのは便利だね」
266 :ザコ ◆yCN5hS2KDdU/ [saga]:2016/04/17(日) 12:58:09.13 ID:l+oSLSFW0
ザコ「まあまだ初級並の力しか出せないけどな」

勇者「けど木と火って場合によっては燃えそうだよね」

ザコ「やめろ」

竜王「安心せい!妾は氷属性のブレスも出せるからのう。これで三属性じゃ!」

ザコ「へぇー、思ったより凄いんだなぁ」

竜王「お主・・・絶対妾が竜王であることを忘れておるじゃろ」

ザコ「そそそんなこたぁねぇっすよ!!」

武闘家(わかりやすいな)
267 :ザコ ◆yCN5hS2KDdU/ [saga]:2016/04/17(日) 13:10:08.93 ID:l+oSLSFW0
勇者「みんな、武の国が見えてきたよ」

ザコ「おお、外壁しか見えない」

武闘家「近そうに見えてまだまだ着くまでかかるからな」

ザコ「よし竜王、飛ぼうぜ!」

竜王「良いぞ。体が耐えきれなくなって死んでもよいのならな」

ザコ「え?死ぬの?」

竜王「まだ妾の全て力を受け止めきれるほどの器ができておらんからな。羽を生やせるほどではないわい」

ザコ「まじかよ」
268 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/17(日) 13:19:11.26 ID:l+oSLSFW0
その日は野宿をして過ごし、そして次の日。ついに武の国へと辿り着いた。
国の形は円形でドーム型の結界が覆っている。

ザコ「でっかいなぁ・・・」

俺と勇者の住んでいた始まりの国も大きかったがそれよりも大きい。
とりあえず宿屋に荷物を置いた後、別行動をすることになった。

勇者「とりあえず僕は国王様への謁見に行ってくるよ」

ザコ「ああ、わかった。武闘家はどうするんだ?」

武闘家「武器を見て回るに決まってるだろう!?」ワクワク

ザコ(露骨にワクワクしてるな)

ザコ「さて、何をするかな」
269 :ザコ ◆yCN5hS2KDdU/ [saga]:2016/04/17(日) 13:20:09.70 ID:l+oSLSFW0
今はとりあえず終わり。
武の国で何をしよう・・・
270 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/17(日) 13:43:19.04 ID:wzcUtZGP0
天下一武闘会だな
271 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/17(日) 13:56:06.78 ID:gGIt3Jm9o
今度こそ修行パートかな
272 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/17(日) 15:38:32.31 ID:FRgeHgLAO
竜王の器となりうる肉体を手に入れる
修行で
273 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/17(日) 16:00:13.88 ID:4uUscPK+o

さっさと力使えるほうがいいよな
木と合わせた技とか
274 :ザコ ◆yCN5hS2KDdU/ [saga]:2016/04/17(日) 16:57:37.95 ID:l+oSLSFW0
ザコ「とりあえず武器を新調することにした」

竜王「私営店に来るとは、お主に目利きの才能があるとは思えんがな」

ザコ「おいおいおい、俺は目だけは良いんだぜ?」

竜王「ほうほう」

ザコ「弓とかクロスボウ、スリングショットとか色々あるな」

ザコ「ん?これは?」

「それは銃だね。西の大陸で広く流通している遠距離型の武器だよ」

ザコ「あっ・・・騎士さん!」

女騎士「やあザコ君。すっかり元気になったね」

ザコ「はい。三の町ではお世話になりました」
275 :ザコ ◆yCN5hS2KDdU/ [saga]:2016/04/17(日) 17:06:14.40 ID:l+oSLSFW0
女騎士「君はここで何をしているんだい?」

ザコ「ぶ、武器を買いにきまして」

女騎士「なるほど、君は何を使っているんだい?」

ザコ「弓と魔法です」

女騎士「魔法はどういう系統の魔法を?」

ザコ「攻撃系とトラップ系です」

女騎士「・・・?弓を使うのに遠距離攻撃の魔法を使うのかい?」

ザコ「ええ、まあ」
276 :ザコ ◆yCN5hS2KDdU/ [saga]:2016/04/17(日) 17:15:08.23 ID:l+oSLSFW0
ザコ「俺は斬ることのできる武器を持つと震えちゃって」

女騎士「なるほど、何かトラウマがあるんだね」

ザコ「俺の覚えている限りでは何も無いんですけど」

女騎士「なるほど・・・」

女騎士「とりあえず弓ならこれなんてどうかな?」

めっちゃ高いの渡された。やべぇよやべぇよ。

ザコ「お金そんなに無くて・・・」

女騎士「なら掘り出し物を探すしか無いね」

ザコ(ついに俺の『眼』を使うときが来たか)
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