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元お嬢様「安価とコンマで最終決戦?」元メイド「8ですぅ」
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◆k9ih1s9J/w
[saga]:2016/03/15(火) 23:28:23.34 ID:RsbDNa0jo
フィナ「……キモッ!!」
ソピア「がーん!」
フィナ「子供だったら攻撃できないとでも思って魔法で変身してきたってわけ!?」
ソピア「そ、そういうわけじゃ……」
フィナ「よくもまああたしの前にノコノコと顔を出せたね!」
ソピア「そ、それは、謝りたくって……」
フィナ「謝る?」
ソピア「こんな騒動に巻き込んでしまったこと。私がエルミスと一緒にいなかったらフィナはアサシン協会に付け込まれなかったかもしれないから……」
ソピア「正体を隠して、あなたに関わって、ごめんなさい……」
フィナ「……そうだよ。あんたさえいなければあたしがこんな目に遭う事は無かったんだ」
フィナ「あたしはね、もう逃げられないんだ……!」
フィナ「殺し屋の道を進むしかないんだ……!」
フィナ「どんなに逃げても嫌がっても、最後はアサシン協会の本部で洗脳されて冷酷な殺人マシーンにされるのがオチなんだ!!」
ソピア「ううん、そんなこと……」
フィナ「あんたに何が分かるっていうの!?」
ソピア「ごめんなさい……」
フィナ「……責任とってよ」
ソピア「責任……?」
フィナ「死んでって言ってるの。わかる?」
フィナ「あたしが死ぬより辛い目に遭うのに、あんただけ笑って生きるなんて許せない」
フィナ「ほら、短剣貸すから。ここを切ると痛みが少なく簡単に死ねるよ。長く苦しみたいならここ」
フィナ「あ、でも見苦しいからあたしの前で死なないで。どっか行って」
ソピア「できないよ……」
フィナ「ふざけるな!!」ガシッ
ソピア「うっ……!」
フィナ「だったら! だったらあたしが代わりに……ッ!?」
その時、フィナは見てしまった。
部屋の鏡に写る、自分にこんな目ができるのかと驚くような冷たい眼差しを。
そして、離れた場所から視線を感じた。師匠のものだろう。
今の会話も聞かれたはずだ。この幼い少女がソピア・ウィンベルだと言う事はすでに分かっているはずだ。
その師匠は遠くからでもソピアを殺せるのに殺していない。つまり。
フィナ「う、うああああああああっ!!!!!」
恨みから生じた殺意と人殺しになりたくない願いの狭間で板挟みになったフィナは……
↓コンマ 奇数…自傷 偶数…逃亡
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