元お嬢様「安価とコンマで最終決戦?」元メイド「8ですぅ」

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422 : ◆k9ih1s9J/w [saga]:2016/09/10(土) 21:25:19.96 ID:eGG7ew+bo
ヒレア「ソピアちゃん!」

トール「ここにいたんですね! 心配しましたよ……」

ソピア「みんな!」

アン「あのお婆さんはどうなったんですかぁ?」

マリン「きゃー、死体ー!」

ソピア「あ、実は……」



トール「知将が……そうですか」

ソピア「ロットさんが倒れているのを見つけて見失っちゃった。どうして助けてくれたんだろう……」

イデア「彼は以前騎士団と懇意にしておりました。そのためでしょうか?」

アン「先に兵士を倒してくれていたのはロットさんだったんですねぇ……」

ヒレア「そんな、ニヒルマンが死んだなんて……」

ハルカ「この強そうな刺客は一人で倒したんだ?」

ソピア「うん。魔法で時間を止めたらすごく楽に勝てたよ」
423 : ◆k9ih1s9J/w [saga]:2016/09/10(土) 21:27:47.43 ID:eGG7ew+bo
中央収監施設、地下牢。

兵士「な、なんだ貴様らうぎゃっ!」

ソピア「ナイスショット!」

ハルカ「下からも上がってきたからこれで全員かな」

ソピア「戦の笛で防御力を上げてるけど、不意打ちには気を付けて」

ヒレア「このドアね」

イデア「ついにこの時が……!」

ソピア「待ち伏せが怖いからみんな下がってて」

ヒレア「私とソピアが突入するわ。合図したら来て」

トール「はい、気をつけてください」

ガチャッ


↓コンマ奇数…罠 偶数…何事もなく牢へ
424 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/10(土) 21:29:39.86 ID:WeDM6iNeo
もうクソ運なんて言わせない!
425 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/10(土) 22:09:30.14 ID:8m5KYv9wo
>>424
よくやった!
426 : ◆k9ih1s9J/w [saga]:2016/09/10(土) 22:51:15.06 ID:eGG7ew+bo
ガチャッ

ヒレア「……ふう。特に罠はないみたい」

ソピア「みんな、入っていいよ」

ざわっ

貴族「誰だ?」

貴族「兵士じゃない……?」

騎士「おお、イデア!!」

イデア「お父さん!」

騎士「後ろの彼らは……」

イデア「ご安心を。私の仲間です」

騎士「助かったのか……私たちは」

騎士「皆様、助けが来ましたぞおおお!!」

トール「鍵、ありました!」

ヒレア「増援が来た時のために上で見張ってくる。マリン借りるわ」

ソピア「行ってらっしゃい、お姉様」



貴族「うおおおお! 俺たちは助かったんだあああ!」

貴族「ありがとうございます!!」

貴族「早くッ! 早くアタクシたちをここから出すザマス!」

貴族「こんな遅くまで何をしていたのじゃ! 朕の妻と息子が処刑されてしまったではないか!」

貴族「押さないで! まだ鍵は開いてません!」

イデア「み、皆様、どうかお静かに」

トール「パニックですね……今開けたら飲み込まれますよ」

ソピア「これじゃ話ができない……」

老人「黙れええええい!!!!」

貴族「…………」

騎士「……っ!」ビシッ

老人「……ゴホンゴホン」

側近「ご無理はなさらないでください」

側近「イデア。経緯は不要だ、状況を話せ」

イデア「……はい。牢獄内の兵士の大半は気を失うか死亡しています。しかしここシスヤタ市の基地では王子率いる隊と共和国が戦闘を行っていて……」

ソピア「ねえトールくん……この方は?」

騎士「知らないと申すか!!」

ソピア「あ、す、すいません」

騎士「良いっ! この方こそ、我らが誇るサウソーシャ騎士団前団長」

騎士「長年の間フルフィリア王国を支えてきた王国軍三本柱の一人」

騎士「先の内線ではブラッドレイ中将率いる反乱軍と前線で戦い抜いた王国軍元帥」

騎士「騎士長様であらせられるぞ!!」

騎士長「…………」ボケー

ソピア(話聞いてないように見えるんですけど)
427 : ◆k9ih1s9J/w [saga]:2016/09/10(土) 23:21:41.18 ID:eGG7ew+bo
騎士長「……」ボソボソ

側近「はい、はい。……貴族の皆様! お聞きください! 騎士長様のお言葉です!」

側近「安全のため、もうしばらく牢で待機願います!」

わーわー ぶーぶー

側近「処刑される恐れはもうありません! もうしばらくの辛抱です!」

ソピア「あのー」

貴族「なんだ子供!」

ソピア「ロットって人の知り合いを探してるんですけど」

貴族「今それどころじゃないのが分からないのか!」

貴族「危険など知るものか! 助けに来たお前たちと騎士が我々を守ればいい話だろう!」

ソピア(なんて自分本位で向こう見ずな人たち。これじゃすぐ捕まるのも納得だよ)

ソピア(困ったな。ロットさんの恋人もお父様とお母様も見つからない……)


イデア「ソピア様。私たちは攻略班の連絡を待つことになりました」

ソピア「王子様が基地を制圧するのを、ここでですか?」

イデア「はい。奇襲を受ける可能性を考えて、私達はここで護衛に徹します」

ソピア「で、でも攻略班が負けたらとても護衛なんて……」

イデア「私も、騎士団員を連れて増援に向かうつもりでしたが……騎士長様の決定ですから」


側近「そこの少年、鍵を開けなさい」

トール「えっ、で、でも……」

側近「騎士長様のご命令です」

トール「は、はい、今すぐ!」

ガチャッ

騎士長「……」スタスタ

トール「あ、あの、一人でどちらへ……」

側近「王子の元へ向かうとのことです。我々には待機が命じられました」

トール「ちょっ、ええっ!? 危ないですって!」
428 : ◆k9ih1s9J/w [saga]:2016/09/10(土) 23:38:57.10 ID:eGG7ew+bo
女性「あら、お一人で行ってしまいました……」

女性「そこのキミ。お名前はなんていうの?」

ソピア「えっ今私もそれどころじゃない」

女性「お返事は?」

ソピア「は、はい! ソピアです」

女性「ソピアちゃん、先生は動けないから代わりにソピアちゃんに頼みます」

先生「さっきのおじいちゃんに、武器を忘れてますよ、って伝えてほしいの。できる?」

ソピア「重大だった!」

トール「ソピアさん、どうしたんですか?」

ソピア「騎士長様へ伝言頼まれたところ。あとこの人になんとなく子供扱いされてる気がする」

先生「え、小学生だよね?」

先生「ソピアちゃんが言うこと聞いてくれないので先生が自分で伝えに行きます。だから鍵を開けて?」

トール「いやダメですよ!? 危ないですから!」

先生「大丈夫大丈夫。ほら、これを見て?」

トール「名刺? ウベローゼン東小学校教諭、○○。で、こっちは、フルフィリア王家は○○氏を英雄『教弾』として、えええ!?」

先生「うふふ。驚いた?」

ソピア「英雄の勲章! あの、もしかしてあなたはロットというガンマンをご存じでは?」

先生「ロット君ならお友達だけど、ソピアちゃんもお知り合いなの?」

ソピア「実は……」



先生「……そっか。ロット君が」

ソピア「ロットさんにはいろいろ助けてもらいました。今日の救出も、兵士の半分を倒したのはロットさんです」

ソピア「最期は、国内最強の殺し屋と、相討ちになって……」

先生「うん。分かった……。じゃあ、この指輪と拳銃、確かに受け取ったからね」

先生「……ここから出して」

トール「で、でも……」

先生「ロット君の、かたき討ち」

トール「英雄の勲章を持つ方が出ます! 邪魔しないでください!」
429 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/11(日) 00:04:27.17 ID:s2iqXImv0
懐かしいスレ

がんばれ
430 : ◆k9ih1s9J/w [saga]:2016/09/11(日) 00:06:59.04 ID:BTCy22mEo
20分後

貴族「おいまだなのか!?」

トール「まだそこまで経ってないような……」

貴族「黙れ平民! 私たちを閉じ込めるなんて、後で覚えてなさいよ!」

トール「僕が閉じ込めたことになってる……」

イデア「今までここにいた時間に比べればずっと短いはずなのに、何故なのでしょう」

アン「すっごくストレスが溜まってたんでしょうねぇ」

アン「アンたちは兵士と違って殴ったり蹴ったりしないから言いたい放題なんですよぉ」

ソピア「反乱起こされたの、貴族の方が悪い気がしてきた」

トール「実際そうだと思いますよ。共和国軍は基本的にほとんどの町で支持されてますから」

アン「ウベローゼンの貴族はおとなしい上に親切で礼儀正しいですから、他を知らないとびっくりしちゃいますよね」

アン「鉱山の町シスヤタと工業都市モスボラの貴族は大体、自分では働かないくせに偉ぶってますぅ」

アン「学園都市スクーニミーと商業都市ファナゼの貴族は頭いいんですけどプライドも一層高いんですよぉ」

アン「王都ティルベルクとリゾートの町プエルトマリハラの貴族は何も考えてません。話しやすいけどお馬鹿さんなんです」

イデア「あまりそんなことを言うものでは……」

ソピア「でも王宮に仕えてたアンが言うと説得力あるね……」

トール「サウソーシャ騎士団領と貴族の町ウベローゼンだけ評価高いんですね。……本当は?」

アン「ウベローゼンの貴族は平和ボケで騙されやすい。サウソーシャの貴族は頑固でつまらない、ですぅ」

アン「はっ!? 何言わせるんですかぁ!?」

イデア「固い……ですか」

ソピア「……ちょろいよりマシだと思います」
431 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/11(日) 00:15:26.77 ID:hDJWQl39o
平和ボケと言われても仕方がない
432 : ◆k9ih1s9J/w [saga]:2016/09/11(日) 00:21:12.08 ID:BTCy22mEo
ズシンッ!!

ソピア「な、なに……?」

イデア「揺れましたね……外ですか?」

トール「外は……ヒレアさんたちが! 急ぎましょう!」

ガチャン

ハルカ「はあ、はあ……大変!!」

トール「増援ですか!?」

ハルカ「うん……2人だけ……だけど……」

ソピア「でもお姉様とマリンなら……」

ハルカ「魔導長と英雄が来たの!!」
433 : ◆k9ih1s9J/w [saga sage]:2016/09/11(日) 00:23:45.21 ID:BTCy22mEo
続きは明日、安価は最低でも一か所はあるのでよろしくお願いします
434 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/11(日) 00:24:58.28 ID:wSgykI2Ao
おっつおっつ
435 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/11(日) 00:29:59.27 ID:WbD4DrZoo
おつー
436 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/11(日) 01:02:43.41 ID:hDJWQl39o
乙乙
437 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/11(日) 18:34:52.44 ID:M2I1WGExO
おつおつ
楽しみが戻ってきて嬉しい
438 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/12(月) 18:17:04.93 ID:EPNwoFRwO
これは、知将の動きとかを証拠にして、黒幕の存在や革命や共和国軍の謎を示唆出来ないかな。
ともかく再開して良かった。
439 : ◆k9ih1s9J/w [saga sage]:2016/09/13(火) 00:52:46.52 ID:f4RkT1vao
今夜投下するつもりでしたが時間がなかったため火曜夜に始めます、すいません
440 : ◆k9ih1s9J/w [saga sage]:2016/09/14(水) 04:00:40.79 ID:SIYFmZdJo
間に合わなかった……2日間忙しいので金曜日に、遅くても土曜日には……!
441 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/14(水) 04:23:05.97 ID:1Z9Mpo/Lo
楽しみにしてますー♪
442 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/20(火) 02:00:39.47 ID:IzYY9Lp2O
全然予告通りに更新できてないな…
いや忙しいんだろうけど、その日に更新できるか分からないのなら無理って言ってくれた方がまだいいと言うかさ
443 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/20(火) 07:02:28.90 ID:HCefLf2do
まあ最悪エタらなければいいかと
444 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/23(金) 22:18:30.12 ID:3owhtkE1O
間空きすぎて>>1も飽きちゃったんやろな
445 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/28(水) 12:10:24.69 ID:xfsDKjziO
もうダメだな
強化パートで時間食いすぎた
446 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/01(土) 01:54:01.44 ID:vUhuZ/Ax0
最初から見てたから非常に残念
447 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/09(日) 14:32:15.05 ID:fXyf7I/HO
パート化すると結局こうなるんだな

だらだらとやり続けるかエタるかのどっちか。完結するのなんて稀という
448 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/09(日) 21:19:07.29 ID:JwbH3pqx0
まだわからんだろうが
449 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/09(日) 22:24:28.54 ID:StFsONt2o
きっと2ヶ月後に戻ってくるさ
450 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/09(日) 23:09:26.85 ID:w18/vcSlo
というか噴火あったけど大丈夫なんかな
友人とこが凄かったって話聞いたばかりでちと気になった
451 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/20(木) 11:12:05.48 ID:aQzzHpHO0
保守

せめて生存報告だけでも
452 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/24(月) 18:37:47.74 ID:YImZu3etO
こういうのって一度勢いを失うと一気にモチベガタ落ちするからなぁ
453 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/30(日) 20:43:15.08 ID:zmkkdFtio
こういう書き込みがモチベガタ落ちするとは思わない?
454 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/31(月) 21:12:26.67 ID:6tOmdisOo
多分これ見てモチベなくなったなら致命的
気持ちが奮い立たないならそこまでの作品だったってことだよ
455 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/31(月) 23:09:23.47 ID:pWPAIIspO
そういう書き込みがされるレベルになってる時点でもうどうしようもないというか
456 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/02(水) 20:16:43.56 ID:kDNnbGnLO
あと2週間……
保守だけでもいいから戻ってこないだろうか
457 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/14(月) 00:04:12.99 ID:YArC9xTv0
ついに2ヶ月かぁ…
458 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/14(月) 00:18:28.56 ID:4aZpc33xo
後半はインフレしてたが面白かった
2年間乙でした
459 : ◆k9ih1s9J/w [saga sage]:2016/11/14(月) 00:36:03.07 ID:Q5mCxDzpo
続きを書きたい…けれども書く時間が取れないんです
一応保守
諦めたら依頼出して終わりにします
460 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/14(月) 05:42:35.16 ID:BIhkjMsUo
待つよ
461 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/14(月) 06:12:02.58 ID:XsZaMikLo
>>384から>>396みたいな時期もあったし待つのは平気よー
462 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/17(木) 08:47:52.22 ID:gD4QHrt80
まってるまってる
463 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/25(金) 12:33:22.67 ID:xVPHbGZtO
まつぞ
464 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/25(金) 20:36:57.31 ID:EtjrooCzO
というか、>>1>>1で書けない間もここでの反応とか気になっちゃうだろうし、一旦依頼出して落としちゃえば?

書く時間できた時に、また新しく立て直して過去スレへのリンク貼れば大丈夫だと思うのよ
465 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/11/25(金) 21:11:58.37 ID:uvBHvDsj0
コンマゾロ目ならソピアが16歳に戻る
466 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/14(水) 13:14:53.11 ID:XkZGYZ7T0
割と真面目に一度落としたほうがいいのでは

>>1が宣言した上で落とすのならもう一度立つまで気長に待ちますし
467 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/14(水) 15:17:11.50 ID:Ntce0bvho
荒らしとかで進行をリセットしたいとかならともかく
忙しくて出来ないだけなら大人しくまっときゃいいだけじゃね?
老婆心だが作者の為とかいう勘違いをしていろんなスレに迷惑かけんようにな
468 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/14(水) 20:22:44.59 ID:tNaep1GxO
1ヶ月空く前に1度レスするだけの簡単なお仕事だしな
469 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/15(木) 00:50:22.51 ID:lNFVngnvO
まぁ大人しく待つけども、いつ頃再開できるかの見通しが立ってるなら教えて欲しいなぁ…
470 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/15(木) 09:32:59.81 ID:7JpkpQ7AO
モチベは下がってるけど未練もあって落とすに落とせないとかそんなとこだろ
471 : ◆k9ih1s9J/w [saga sage]:2017/01/13(金) 01:10:06.63 ID:xFWOq5BLo
保守
2月下旬には続きを書きます
読者ほぼいなくなったと思うので大きな分岐点までしばらく安価がなくなると思います
472 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/13(金) 01:12:51.01 ID:872fucqQo
後ひと月後か…
473 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/13(金) 07:32:49.19 ID:2eQIghNIo
更新が半年空くのはつらい
474 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/13(金) 09:50:37.00 ID:Pwdm4gGFo
いるんだよなぁ
生存報告乙
完結までついていくよ
475 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/13(金) 20:01:54.97 ID:uKkojmE8o
>>1
楽しみにしてる
476 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/18(水) 09:59:39.12 ID:pf8tKQt7O
楽しみにしてるよ
477 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/04(土) 23:15:15.90 ID:edb9+fom0
2年ぶりに見に来た
ずっと楽しみに待ってる
478 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/11(土) 21:01:58.47 ID:GDkXjHRE0
まだ続いてたのか(´・ω・`)
479 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/18(土) 11:23:07.39 ID:6eLdol0T0
そろそろ下旬だけど更新はできそう?
480 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/26(日) 01:50:40.61 ID:8sSWR8Dy0
更新楽しみです(((o(*゚▽゚*)o)))
481 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/26(日) 15:21:18.75 ID:Lj6uG6MzO
無理なら報告だけでもしにきてくれー
482 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/27(月) 10:54:13.74 ID:di6rTweyo
まあ今日明日無理ならホワイトデー頃には来るでしょ
483 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/10(金) 23:14:04.63 ID:KKLBpgIq0
明々後日までには報告だけでもきてくれー…どうせ落とされないとは思うが
484 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/12(日) 13:41:08.57 ID:Jjfc+qlkO
まだ?
485 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/14(火) 16:57:33.79 ID:ebYD+rKO0
ダメくさいかぁ
486 : ◆k9ih1s9J/w [saga sage]:2017/03/14(火) 19:37:46.91 ID:L+3XEl4Eo
生きてます。お待たせしてます。16日か17日に監獄編の続きを投下します。
4月から引っ越して環境が変わるため、もしかしたら完全終了の可能性もありますが、逆にどんどん進められるようになるかもしれません。
487 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/14(火) 19:58:24.57 ID:DHZl1CSBo
待ってた
488 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/14(火) 21:35:53.51 ID:1M6Wx3Tfo
乙乙
楽しみにしてます
489 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/14(火) 21:50:29.58 ID:1+2vAwAmo
舞ってた
490 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/18(土) 00:05:10.40 ID:sQMmhpwv0
無理だったか、待ってる
491 : ◆k9ih1s9J/w [saga sage]:2017/03/20(月) 22:51:05.97 ID:yse7e/Izo
引っ越し準備で忙しくこのままだと更新が1週間以上後になりそうなのでコンマ判定の所まで投下します
492 : ◆k9ih1s9J/w [saga sage]:2017/03/20(月) 22:52:39.47 ID:yse7e/Izo
数分前……

ハルカ「ヒレアさん、2人だけで行かせてよかったと思う?」

ヒレア「大丈夫よ。騎士長って人、あの教官長と同じ位にいた人なんでしょ?」

ヒレア「第一、王子様とレオナールたちで十分勝てると思うわ。ほとんどの強者はこちらに集中していたんだから」

ヒレア「それよりも、近づいてくる敵はいない?」

ハルカ「うん……。動くものは見えないね」

マリン「モンスターの気配はないわー♪」

ヒレア「そう。何かいる気がしたらすぐに言ってね。霧を出すから」

マリン「……ヒレア、霧!! おかしいわー!」

ヒレア「わかった! で、でも何が」シュウウ

マリン「町にいた気配も全部消えてるのー!」

ハルカ「騒ぎになってるからみんな避難したとか……」

バヂィッ!!

魔導長「ほほう。お見事」

拳魔「姿を消していたのによく気づきましたね」

ハルカ「ち、近いっ……!」

魔導長「お嬢ちゃん、霧は消しなさい。わしの雷の盾は破れんよ」

ヒレア「……何の用? 牢獄はご覧の通り、制圧したわ」

拳魔「だからこそですよ。自分は記者である前に一フルフィリア国民ですから」

拳魔「英雄の勲章を賜っておきながら、有事の際に動かないわけには参りませんからね」

魔法兵「魔導長様! 住民の避難が完了しました。戦闘許可も下りています! ここは私が!」

魔導長「待ちなさい。キミに勝ち目はないよ。わしに任せて先に戻っていなさい」

魔法兵「ですが……!」

魔導長「邪魔になるんじゃよ。ほら、帰った帰った」
493 : ◆k9ih1s9J/w [saga sage]:2017/03/20(月) 22:53:32.14 ID:yse7e/Izo
魔導長「一応聞くが……どいてくれる気はないかい?」

マリン「ないわー!」

ハルカ「ソピアさんに手は出させない」

魔導長「……先に手を出したのはキミたちじゃろうに」

魔導長「軍を欺き、強者たちを殺めた罪、たとえ神が許してもわしが許さんよ」バチチチッ!

ハルカ「……っ!」

ヒレア「ひるまないで。このおじいさんは電気しか使えない。私たちなら十分勝てるわ」

マリン「恐いならソフィーを呼んできてー」

ハルカ「わかった」ダッ

魔導長「ほうほう、舐められたものじゃのう」

拳魔「普段まったく戦わないからですよ」

拳魔「さて、魔導長への密着取材と参りたいところですが、お一人での相手はお辛いでしょう」

拳魔「僭越ながら、こちらの妖精の相手は自分が引き受けます」

マリン「ワタシをただの妖精だと思ってるのかしらー?」ギュギュギュ

拳魔「人型に変化……いや、これは!」

拳魔「いやはや、これは衝撃の事実です! まさかラヌーンの海神がまだ生きていたとは!!」

拳魔「そして英雄『神殺』の使い魔に堕ちていたとは!!」

拳魔「なんて、まあ知ってましたがね」
494 : ◆k9ih1s9J/w [saga sage]:2017/03/20(月) 22:54:53.19 ID:yse7e/Izo
ドゴォンッ!!

ヒレア「いきなり雷撃なんてひどい」

ヒレア(フュネッサの亡霊を一撃で戦闘不能に追い込んだ雷撃……でも私には効かないわ)

ヒレア(人はいないけど家畜・庭木・虫から少しずつ生命力を分けてもらえば十分回復できる)

魔導長「ひどいのはキミたちじゃよ」

魔導長「わしはな……珍しく怒っているんじゃ」

ヒレア「……あなたは話が分かる人だと思ってた。もう一度、ソピアと話をしてくれない?」

魔導長「断る」

魔導長「わしがキミを許したのは勇敢な若者の善意あってこそ……」

魔導長「だが、ソピア・ウィンベルは共和国に反旗を翻すために吸血鬼の力を手駒として利用した!」

ヒレア「違う!」

魔導長「違うものか!」

魔導長「キミは、善良な市民が、反乱に参加しこれだけの兵士を倒すというのじゃな!?」

ヒレア「他に……方法はないじゃない」

ヒレア「自分の家族が死ぬっていうのに、黙って見てるなんてできるわけない!」

魔導長「……そうか」

魔導長「じゃが、わしにも軍人としての責任がある」

魔導長「監獄を襲った暴徒の鎮圧、そして討ち損ねた吸血鬼の殲滅じゃ」

魔導長「悪く思うな、セイッ!!」ドン

ヒレア「っ!? 飛ばされ……!」

ドン ドドン

魔導長「英雄の青年が近くにいては困るからのう」シュン

ヒレア(私の手前に連続で雷を落として弾き飛ばすなんて……器用な使い方もできるのね)

ヒレア(しかももう追い付いてきた……)

魔導長「放電照射!」バリバリ

ヒレア「くっ!」バシュッ

ヒレア(魔導長さんにも恩義はあるけど、今はもう私達の敵。本気で私を殺そうとしてる!)

ヒレア(やるしかないわ……!)
495 : ◆k9ih1s9J/w [saga sage]:2017/03/20(月) 22:57:08.06 ID:yse7e/Izo
ヒレアは上空から魔導長の首に狙いをつけ、短剣を構えて急降下した。

ヒレア「!」ギュン

魔導長「こっちじゃ」ヒラリ

ヒレア「嘘……!?」

魔導長「わしは雷の速度で動くことができる。何度やっても無駄じゃよ」

ヒレア「どうかしら!」クイッ

バヂィッ!

ヒレア「霧の刃まで……!」

魔導長「無駄じゃと言ったぞ。わしの全身を覆う雷の壁は全ての魔法と飛び道具を瞬時に分解する」バチバチ

魔導長「こうして話している間にもキミは雷で焼かれ続ける。さあ、どうする?」バチバチ

ヒレア「たぁぁ!」ギュン

魔導長「ほい、ほいっと」ヒラヒラ

魔導長「いつか魔力が切れると思ったか。根競べじゃな!」

ヒレア(この人は危険すぎる!)

ヒレア(監獄からできるだけ離さなきゃ……!)

ヒレア「はぁ、はぁ……」ギュン ギュン

魔導長「……そろそろ良いな」

ヒレア「なにが」

魔導長「奥義『雷獄』!」パチッ

カッ
496 : ◆k9ih1s9J/w [saga sage]:2017/03/20(月) 23:00:23.80 ID:yse7e/Izo
ヒレア(意識が飛んだ……)

ヒレア「……けほっ、さ、再生……できない?」

ヒレア「うっ、森がずっと向こうまでなくなってる……」

ヒレア「草も、虫も、残ってないの……?」

魔導長「大した生命力じゃな」

ヒレア「!」ビクッ

魔導長「あの日、わしがウベローゼンで吸血鬼退治を若い子たちに任せた理由がわかったかい?」

魔導長「……もし全力で戦えば、市民は全滅、町一つが地図から消えてしまうんじゃよ」

魔導長「町は避けたが森をこれだけ焼き払ってしまった。加減が効かんでのう」

ヒレア「不便、ね……」

魔導長「全くじゃ。おかげで守るべきものが多くなるにつれて戦う事ができなくなってしまった」

魔導長「キミは敵だが、一つお礼を言わせてもらおう。久しぶりに全力で力を解放できて楽しかったよ」

ヒレア「……」

魔導長「人の心を持つ相手で気分は悪いが、捕縛できぬ怪物は殲滅するしかあるまい」

魔導長「暴れると余計長引くよ」バリッ

ヒレア「い、いや……! やめて!」

魔導長「死の恐怖で失禁してしまったか。むう、やはり心苦しいのう」

魔導長「電熱分解」バチバチ ヂィィィ

ヒレア(あ、熱い……!)

魔導長「欠片も残さず蒸発しなさい」
497 : ◆k9ih1s9J/w [saga sage]:2017/03/20(月) 23:01:58.16 ID:yse7e/Izo
一方、妖精マリンと英雄『拳魔』は無人の町で戦闘を開始していた。

マリン「ソフィーのためなら容赦しないわー!」ムクムク

拳魔「まあ使い魔ですからねぇ」

拳魔「ほう、人型からさらに変形を……これが海神の真の姿ですか?」

マリン「教えナイ……」キュイイン

拳魔「答えて頂かないと取材になりませんよ、ってチャージだ危ない」バッ

マリン「逃がさナイ……」ザアア

町中の水が集まりマリンと拳魔を覆うドームになる。

拳魔「これは素晴らしい! そして美しい!」

拳魔「いやあ、実演ありがとうございます! 水と月光さえあれば海の魔法は使えるんですね!」

マリン「黙レ……」ゴウ

パァン

拳魔「なるほど、この威力は自分には真似できません」

マリン「マネ……?」

拳魔「はい。では取材は終わりです。お疲れさまでした」

拳魔「後は……その身に叩き込んであげましょう。フルフィリアには存在しない、最強の武と魔を!」
498 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/20(月) 23:03:24.03 ID:lsA/B0jko
来てたか
待ったかいがあった
499 : ◆k9ih1s9J/w [saga sage]:2017/03/20(月) 23:03:39.66 ID:yse7e/Izo
拳魔「グラヴィティ……」グググ

マリン「動きガ……」

拳魔「破魔掌!」パキィン

マリン「……!!」ボロボロ

圧倒的な量の精霊の塊である海神に物理的な攻撃を行うと、触れた側が消滅してしまう。

だが、拳魔の放った正拳突きは、海神の身を、そして攻撃用の円盤を抉り破壊していた。

マリン「この技、どこかデ……」

拳魔「破魔連打!」ドドド

マリン(よ、避けないとー!)

拳魔「追いかけっこは嫌いなんですよ!」ググググッ

マリン(動けないならもう迎え撃つしかないわー!)

マリン「全て、壊れロ……」ドッ ゴオオ ダン

大量の塩の塊、青い暴風、深海の色をした魔弾が乱射される。

一つ受けるだけでも致命の攻撃が、海神の正面を隙間なく埋め尽くした。

拳魔「おお怖い、だけど町を守るのも英雄の務めです」

拳魔「反射気功壁!」

全ての攻撃が斜め上へ跳ね返され、上空で消え失せた。

マリン「その技、スパイ達ノ……」

拳魔「気付きましたか」

拳魔「お察しの通り、ジャルバ王国の武術と魔導帝国ノーディスの重力魔術ですよ」

拳魔「正式に教わったわけではありませんがね。ジョーさんとマトイさんを取材した際に、いただきました」

拳魔「組み合わせればこれほど強力だというのに、対立している二国は実に勿体ない事をしています」

マリン「ラヌーンの民の、仇……」ゴゴゴ

マリン(ちょっとー! ワタシがリーダーよー!)

島の妖精(こいつは許せないねー)

マリン(この人がラヌーンを滅ぼしたわけじゃないわー!)

島の妖精(ごめんねー。こいつを倒せるならその二国にも勝ったようなものだからねー)

マリン「貴様を滅ぼス……」

拳魔「祖国への情が残っていましたか」

拳魔「分かりました。では僭越ながら……」

拳魔「自分はただの記者ですが、フルフィリアとジャルバとノーディスを代表して、ラヌーン国の残滓に終止符を打ってさしあげましょう!」バッ
500 : ◆k9ih1s9J/w [saga sage]:2017/03/20(月) 23:04:09.10 ID:yse7e/Izo
それは一方的な戦闘であった。

どれほど強力な攻撃を放とうとすべて返され、回避も防御もできない攻撃が海神を少しずつ削っていった。

拳魔「メテオ空芯打!!」ゴゥゥゥ

ズシンッ!!

そしてついに、高く跳び上がり勢いを付けた拳魔の一撃が体の中心を貫通し、主導権を奪っていた島の妖精の意識が途絶えた。

マリン「無念……」

拳魔「いやあ手強かったです。反射をミスしていれば負けていました」

拳魔「おや?」

ハルカ「こっち!」

トール「ひ、ひどいクレーターです……」

ソピア「マリン!?」

拳魔「英雄『神殺』と仲間たち……」

拳魔「残念でしたね。貴女の強さの源である使い魔はもう倒しました」

ソピア「トールくんとハルカさんは地下に戻ってて。ここは私が何とかする」

マリン「そ、ソフィー! ダメ、逃げてー!」

拳魔「まだ動けるんですか、化け物め!」

拳魔「はああああ……」コォォ

マリン「うっ……」ズシン

拳魔「破魔重圧連打!!」

ソピア「マリィィィィィン!!!!」


↓1 ヒレア、コンマ末尾0以外でセーフ
↓2 マリン、コンマ末尾0以外でセーフ
501 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/20(月) 23:09:23.99 ID:mxNsVrmKO
助かれ
502 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/20(月) 23:13:38.67 ID:lsA/B0jko
ギリギリを攻めるコンマ神
503 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/21(火) 21:31:32.37 ID:O+ku36/go
雷はたしかアダマンタイトで避雷針したことあったな
504 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/24(金) 00:05:50.23 ID:y7OkJpR10
更新来てたのか。
続き待ってる。
505 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/25(土) 07:36:05.72 ID:SOMt+NNy0
軍が麻薬密売な関わってるとかで揺さぶりかけれないかな?
感情論に頼らず理詰めな方向性で。
506 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/29(水) 23:02:54.76 ID:Q71Myvbc0
もう全然覚えてないやwwww
507 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/29(水) 23:35:16.94 ID:Wx3hJLxRO
推理しろって言われてもまともな答えを出せる自信がない

こっから先はコンマだけでもいいかもね
508 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/21(金) 11:33:00.54 ID:o/k6EgJwO
4月が更新出来るかどうかの分かれ道って言ってたしもう厳しいか…?

ぶっちゃけ落とされる気配ないけど保守
509 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/21(金) 18:13:11.91 ID:LmrP63fdO
完走が一番嬉しいしいくらでも待てるけど、もしもう無理で落とすことになったら黒幕の正体と前スレの「一人だけ本当のことを言っている」が誰なのかは教えてほしい
510 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/01(月) 22:23:17.39 ID:NEwQGF940
数レス投下しては2ヶ月ってやってたら何年かかるかわからないな。非安価ならともかくここ安価スレなのに
511 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/11(木) 00:51:33.57 ID:VEpG4PPI0
まー5月20日近くでまた戻ってくるべ。更新するかは知らんけど
512 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/17(水) 06:51:07.59 ID:eZaYSrBZ0
ぶっちゃけもうやる気ないだろ
513 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/17(水) 11:15:33.80 ID:obAoSoiRO
もういっそ書き溜めて非安価で終わらせればいいんじゃないの。これから先の展開は今までの行いの清算ってことで
514 : ◆k9ih1s9J/w [saga sage]:2017/05/20(土) 00:50:03.98 ID:svxAH1iFo
魔導長「ん?」

魔導長「『雷獄』で焼けた範囲に誰か入ってきおった」

シュッ

レン「うわぁ!」

魔導長「ここは危ないから引き返しなさ……うん? キミはわしの孤児院の子じゃないか」

レン「ま、魔導長さん……こんな森で何をしているんですか?」

魔導長「それはわしが聞きたいのじゃが……」

レン「誰かいる!」ダッ

魔導長「あ、こら、待ちなさい!」

レン「ひ、ヒレア!?」

ヒレア「レン……?」

レン「誰にやられたんだ! まさか……」

ヒレア「……」コクリ

レン「そ、そんな……!」

魔導長「キミ、危ないからそこをどきなさい」

レン「……嫌です」

魔導長「キミも襲われたんじゃろう。第一、キミは彼女を嫌っておったろう」

魔導長「助ける義理があるのかい?」

レン「仲直りしたんだ。ソフィアさんのおかげで、ヒレアはもう大丈夫だ」

レン「今のヒレアは悪い子じゃない! だからおれは助ける!」

魔導長「だが、監獄を襲撃し、多くの兵士に被害が出たのじゃぞ。死人も出ておる」

レン「そ、それは……何か考えがあるんだと思う」

魔導長「教えてあげよう。ソフィアさんの正体は逃亡貴族。監獄に囚われた貴族を助けるために彼女はこの子を利用したんじゃよ」

レン「……分かんないよ」

魔導長「ふむ」

レン「分かんないから、おれは分かるまでここをどかない!」

魔導長「そう来たか……」

魔導長「しかし、どかないのならキミを巻き込む事になるが……それでいいのかね?」

レン「っ!?」

レン「ヒレアに手は出させないからな」

魔導長「どきなさい」バチッ

レン「どくもんか!」

魔導長「言う事を聞きなさい!」バチバチ

レン「魔導長さんこそ、やめろよ!」

魔導長「邪魔だと言ってるのが分からんか小僧ッ!!!!」ヂヂッ バリバリ

ドォン!
515 : ◆k9ih1s9J/w [saga sage]:2017/05/20(土) 00:50:37.95 ID:svxAH1iFo
魔導長「ふぅ…………」ヂヂッ

ヒレア「……?」

レン「ま、守れた……」

魔導長とレンの間には棺桶型の防御魔法、黒魔盾が出現していた。

白魔術による攻撃を除き、正面で受けさえすればあらゆるものを閉じ込める事のできる、攻防一体の万能魔法だ。

レン「やったぞ! おれの魔法が通じた!」

ヒレア「まだよ!」

魔導長「……」バチッ ヂヂッ

魔導長「帰る。次の機会にしよう」

レン「えっ」

魔導長「こんな精神状態で……取り返しのつかないミスをしてからじゃ遅いからのう」パリリ

魔導長「電気が漏れ出てるようでは、わしもまだまだじゃな……」スタスタ

ヒレア「……」

レン「……行っちゃったな」

ヒレア「レン……ありがとう」

レン「あ、ああ! こっちこそありがとう!」

ヒレア「何が?」

レン「いや、なんでもなかった。今のはおれがおかしいな」

レン「なんか、興奮してんだ。勝てたし! それに、こわかったし……」

ヒレア「恐かったね……」

レン「あの、さ。おれ、ソフィアさんに重要な話が合って急いできたんだけど」

ヒレア「そういえば、ウベローゼンで違法ハーブを配ってる組織に殴り込むって言ってたわね」

レン「うん。でも直前で事件が起きて……案内してもらえるか?」

ヒレア「ええ。私も、ソフィアを迎えに行かないと」スクッ

レン「って、うわっ、ヒレアもらしてる! ばっちぃ!」

ヒレア「バカっ!」
516 : ◆k9ih1s9J/w [saga sage]:2017/05/20(土) 00:52:35.03 ID:svxAH1iFo
ソピア「マリィィィィィン!!!!」

拳魔「うおおおお、おわあっ!?」ダダダダ スポッ

トール「敵が……消えましたね」

ハルカ「落とし穴でもあったのかな……」

拳魔「っと」ピョン

拳魔「誰ですか、こんな物掘ったのは!」

龍殺「私だよ〜」

ソピア「『龍殺』さん!」

ハルカ「知り合い?」

ソピア「私と同じくらいの年の普通の子に見えるけど、ああ見えて英雄の勲章を授与されてる子」

ソピア「本当なら共和国軍の六勇が対処しないといけないような古の神竜を一人で倒したって言われてる」

龍殺「拳魔さん、何してるのかな〜?」

拳魔「ああ、神殺さんことソピアさんが反乱を起こしたので、戦闘中なんですよ」

龍殺「じゃあこれなあに〜?」

拳魔「これは失敬。さっきの攻撃で町を壊してしまいましたか。ただ悪いのはそこの青く発光してる妖精で」

龍殺「パンケーキのおばちゃんのお店〜」

拳魔「はい?」

龍殺「ここの美味しかったのにな〜」

拳魔「は、はあ」

龍殺「おばちゃん怒るだろうな〜」

拳魔「後日、謝罪に伺いましょう」

龍殺「私も怒ってるよ〜!」

拳魔「それは申し訳ない」

龍殺「問答無用の〜、ドラゴ〜ン、パ〜ンチ」

拳魔「あはは、そんなゆっくりパンチぐおわあ!?」ドォォン
517 : ◆k9ih1s9J/w [saga sage]:2017/05/20(土) 00:53:37.89 ID:svxAH1iFo
トール「当たってないのに吹っ飛びましたよ……」

ソピア「古の神竜は死んでなくて自分の中にいるって言ってた」

ハルカ「ってことはあの子のパワーは……」

龍殺「ドラゴ〜ン、しんこきゅう〜」ボォォォ

拳魔「この炎の勢い! さては彼女も古の神竜を殺さずに味方につけましたか!」

拳魔「ストップ! 話し合いましょう!」

拳魔「大人にはパンケーキよりも大事なものがあるんです!」

龍殺「う〜ん、でも私は、牢屋に閉じ込められた人を助けに来た人を止めるのは大事じゃないと思うな〜」

拳魔「あ、そこは忘れてなかったんですね」

拳魔「貴女、まさか貴族の味方をするつもりですか?」

龍殺「ううん〜。私は正しい方の味方〜。みんなが笑ってる方がいいよね〜」

拳魔「まだ貴女は小さいので知らないかもしれませんが、貴族はみんなの幸せを奪っていたんですよ」

龍殺「でも誰も死なないのが一番しあわせだよ〜?」

拳魔「はあ……子供特有の夢物語ですねぇ」

拳魔「いいですか。貴族を外に出すと」

龍殺「あなたも誰も殺さずに国を侵略から守ったんでしょ〜?」

拳魔「いや、最後まで聞いて下さいよ」

龍殺「あのね〜、夢は力で叶えるものだって、ドラゴンが教えてくれた〜」

拳魔「まあ、ある意味そうですが」

龍殺「みんなをしあわせにするために〜、あなたを力ずくで倒すよ?」

龍殺「ドラゴ〜ン、じだんだ!」ドゴゴゴゴ

拳魔「それ、自分が幸せになってませんが!?」

拳魔「ちょっと! パンケーキ店以外の建物も壊れてますから! 地震を止めてください!」

拳魔「瓦礫がこちらに……まさか!」ズシン

龍殺「ドラゴンのおふとん〜」

龍殺「神殺ちゃん〜、拳魔さんを地中に封印したよ〜!」

ソピア「めちゃくちゃだ……」
518 : ◆k9ih1s9J/w [saga sage]:2017/05/20(土) 00:55:03.76 ID:svxAH1iFo
龍殺「牢屋の中は揺れてないから安心してね〜」

ソピア「あ、ありがとうございます……」

マリン「……」ガタガタ

ソピア「マリン、もう大丈夫だよ。なんで震えてるの?」

マリン「危険極まりないモンスターの片方、起きてるわー……」

ソピア「あ、軍の飛行要塞で言ってたね。古の神竜の事だったんだ」

マリン「プレッシャーで消滅しそうー……」

龍殺「ん〜?」

拳魔「噴射破魔掌!」ドォン!

ソピア「あっ、封印が……」

拳魔「はあ……こんなに苦戦したのは初めてかもしれません」

龍殺「まだやる〜?」スッ

拳魔「武器になりそうにない小さなスコップで一体何をするつもりですか」

龍殺「うふふ〜」(掘るジェスチャー)

拳魔「……降参です。ここで諦めても貴女に足止めされても結果は変わらないでしょう」

龍殺「己の実力を信じずしてそれでも男か〜! byドラゴン」

拳魔「自分は戦士ではないので、貴女から得られる技もないなら諦めますよ」

拳魔「ソピア・ウィンベルさん……貴女が新聞の一面を飾るのを楽しみにしていますよ」

ソピア「……共和国新聞でなく王国新聞の第一号を飾りますからね」

拳魔「それもそれで面白そうですね、では」スタスタ

ボコッ

龍殺「逃がさないよ〜」

拳魔「痛っ!? いきなり地面から飛び出ないでくれませんかねぇ!?」

龍殺「このまま逃がしたら後でまた邪魔しに行くでしょ〜」

拳魔「そんなまさか」

龍殺「事件が終わるまで私と遊んでてね〜」

拳魔「……は?」

龍殺「私がどうやってドラゴンさんを倒したか話してあげるから〜」

拳魔「……もう一声」

龍殺「ドラゴンさんの恥ずかしい秘密暴露しちゃう〜」

マリン「キャアアアーッ!!」

龍殺「ドラゴンさんが、海神さんも恐れおののく程の圧力を出してるから、ホントに知られたくない話だよ〜」

拳魔「聞かせていただきましょう」
519 : ◆k9ih1s9J/w [saga sage]:2017/05/20(土) 00:56:11.18 ID:svxAH1iFo
龍殺「神殺ちゃん、がんばってね〜。ばいば〜い」

ソピア「うん、バイバイ……」

ハルカ「あの子、絶対ドラゴンいなくても曲者だよ」

トール「同感です」

ソピア「一緒に来てもらえば六勇の誰か一人くらい倒せたかも……」
520 : ◆k9ih1s9J/w [saga sage]:2017/05/20(土) 00:57:43.96 ID:svxAH1iFo
地味に6スレ目>>995を回収
今後、ごく一部除き基本的に安価無しで書きます
ここからはもはや自己満足、期待せずにどうぞ
521 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/20(土) 02:42:43.68 ID:7q4GYgnuo

見てるよ
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