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【安価】赤城「間宮さん…天城姉さん)ギュッ 間宮「生きてますよ…」【艦これ×ティガ】
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633 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/29(月) 12:51:10.89 ID:VXqpPV8sO
乙です
634 :
◆X/f/70tIuYgp
:2016/08/29(月) 14:41:15.55 ID:8IJE7z/M0
男提督以外があきれ顔をしているなか後方で爆発音がなる
秋月「ヲ級とヌ級が中破しました!」
提督たちは戦艦の砲撃が届かない距離の相手(しかも狙ったかは知らないが空母のみ)に魚雷を当てたことに驚いていた
秋月「南方棲戦姫が単艦で向かってきます」
敵もこのままでは逃げられてしまうと考えたのであろう、全速力で距離を詰めてくる
ビスマルク「このままじゃ追いつかれるわね、どうする応戦する?」
提督「そうしたらすぐにほかの敵艦も追いついてくる、秋月とビスマルクは交代して狙いは甘くてもいいから射程に入ったら砲撃して少しでも進行を遅らせてくれ」
ビスマルク「了解」
635 :
◆X/f/70tIuYgp
:2016/08/29(月) 14:58:32.25 ID:8IJE7z/M0
海上
無線(U511)<うっ…あぁあぁあぁぁ…>
アートデッセイ「ユーちゃん、ユーちゃん!」
U-511に呼びかけるアートデッセイに対してレイキュバスが大きな鋏を振り上げる
青葉「アートデッ」
ドスン
名前を呼びきる前に鋏は叩きつけられた
青葉「そんな…」
636 :
◆X/f/70tIuYgp
:2016/08/29(月) 15:18:24.85 ID:8IJE7z/M0
ドゴォオオン
レイキュバス「キィイィイィ…」
レイキュバスは叩きつけていた鋏が木っ端みじんに吹き飛び倒れる、そのあとにはデラック砲を構えたアートデッセイが立っていた
アートデッセイ「ユーちゃん、応答してくださいッス」
無線からは何も応答がなく、アートデッセイは急いで海に向かっていく
青葉「待っていください、そんなボロボロな状態で…足も凍ったままじゃないですか」
アートデッセイ「そんなこと言ってらんないッスよ」
637 :
◆X/f/70tIuYgp
:2016/08/29(月) 15:19:00.49 ID:8IJE7z/M0
レイキュバス「キィイイイ!」
倒れていたレイキュバスは死んではおらず起き上がりアートデッセイに対して火炎弾を撃ちだす
アートデッセイ「邪魔なんッスよ!!」
↓2、アートデッセイは
1、回避してデラック砲
2、火炎弾ごとマキシマ砲で撃ち返す
アートデッセイ達のHP
提督達のHP◆◆
638 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/29(月) 16:17:34.97 ID:6l6p7ZuSO
ksk
639 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/29(月) 16:17:45.59 ID:b91tKYF6O
2
640 :
◆X/f/70tIuYgp
:2016/08/29(月) 17:26:30.87 ID:8IJE7z/M0
アートデッセイ「マキシマ砲発射!!」
レイキュバス「キィイ!」
ドドドゴォオオン
マキシマ砲を発射し飛んできた火炎弾ごとレイキュバスを撃ち抜きレイキュバスは爆散する
アートデッセイはそんなレイキュバスに目もくれず海中へと飛び出そうとすると乗っている氷塊が大きく揺れる
青葉「わわっ、何が!?」
アートデッセイ「海中で大きな爆発がおきたんッスよ」
ーーーーーーーーーーーーーーーー
時は少し戻り、海中
U511(く、苦しい…)
641 :
◆X/f/70tIuYgp
:2016/08/29(月) 17:44:41.91 ID:8IJE7z/M0
U-511をつかんだスヒュームはそのまま締め付けを強くしていく、振りほどこうと力を入れて触手はびくともしない
ググググ
U511「!!?」
強い締め付けに艤装は壊れ、潜水能力も落ちてしまい一気に酸素不足の苦しみもこみ上げる
スヒューム「レイキュバスが倒されたようですね…問題はありませんがあなたにはこのまま死んでもらいましょう」
デュン
U-511を一気に握りつぶそうと触手に力をこめる直前にビームによってその触手が切断される
U511(何が…)
攻撃が来た方向を見ると助け出した艦娘が目を覚ましていた
642 :
◆X/f/70tIuYgp
:2016/08/29(月) 17:58:21.11 ID:8IJE7z/M0
クラーコフ「散々…好き勝手に…」
しかし様子はふらふらとしており言葉も途切れ途切れになってしまっていてとても戦えるようには見えない
スヒューム「目を覚ますとは…」
U-511を後回しにし先にクラーコフを拘束しようとするが、クラーコフはエンジンを全開にして触手の合間を通り一気にスヒュームに近づく
クラーコフ「追尾ミサイル全弾発射!」
次の瞬間、先ほどのU-511の攻撃と数十倍の大爆発が起こる
スヒューム「くっ…」
スヒュームはそれに耐えきれずに海上へと逃げる、一方、クラーコフ自身もその衝撃に耐えられず再度意識を失い深海へと落ちてゆく
643 :
◆X/f/70tIuYgp
:2016/08/29(月) 18:28:55.29 ID:P3xeR2bl0
U511(助けて…浮上…しない……と)
助けようとするも酸素、体力共に限界のU-511も意識を失いそのままクラーコフの後を追うように落ちていった
ーーーーーーーーーーーーーーーー
海上、提督たち
ビスマルク「砲弾が二発飛んでくるわ、二時の方向へ避けて」
方向を変えるとすぐ左の海上に砲弾が着弾する
提督(まずいな、少しずつ狙いが正確になってきてる)
負けじとビスマルクも砲撃するが、南方棲戦姫も回避する
ビスマルク「次、六発来るわ、11時の方向へ」
644 :
◆X/f/70tIuYgp
:2016/08/29(月) 19:00:58.86 ID:P3xeR2bl0
ビスマルク(避けきれない)
このままでは秋月が被弾してしまうためビスマルクが秋月の前に出てかばう
秋月「ビスマルクさん」
ビスマルク「大丈夫、まだ小破レベル」
秋月「違います、上!」
そういわれ上を見ると敵艦載機が今まさにビスマルクを爆撃しようとしているところであった
ビスマルク「しまっ」
ドォオオン
645 :
◆X/f/70tIuYgp
:2016/08/29(月) 19:27:11.62 ID:P3xeR2bl0
爆弾が投下される前に艦載機は提督たちの前方から発射されたビームにより撃ち落とされる
ビスマルク「今のは」
秋月「アートデッセイさんの艦載機です」
前方を見るとガッツウイングスノーホワイトがこちらに向かって飛んできており、そのまま提督たちの頭上を越え南方棲戦姫へと向かっていきハイパワーニードルを発射する
南方棲戦姫「チッ…」
撃ち落とそうと砲撃するもスノーホワイトは優々と回避し、逆に攻撃を当てていく
ビスマルク「南方棲戦姫が止まったわ」
提督「よし、阿武隈と合流してアートデッセイたちのところへ向かおう」
646 :
◆X/f/70tIuYgp
:2016/08/29(月) 21:34:38.26 ID:8IJE7z/M0
氷上
水中の爆発から少しして海中に何かが上がってくる影が移る
アートデッセイ「青葉さん、何か来ます」
ザッパーン
青葉「あれは」
アートデッセイ「ユーちゃん! それにクラーコフも」
上がってきたのは左右のマニピュレーターでそれぞれU-511とクラーコフをつかんだ、先ほどU-511を案内した潜水艦の艦載機、ガッツマリンであった
無線(南提督)<勝ったと思うのはまだ早いですよ>
647 :
◆X/f/70tIuYgp
:2016/08/29(月) 21:45:40.27 ID:8IJE7z/M0
海中からスヒュームが上がってくるとそのあとを追うように先ほどより二回りほど小さいレイキュバスが数体上がってくる
無線(南提督)<こいつらはあくまで繁殖用に連れてきた固体ですが、貴方がたを仕留めるぐらいはできるでしょう>
アートデッセイ「ちょうどいいッス、ここでまとめて片付けてやるッスよ」
アートデッセイ(不味いッスね…)
U-511やクラーコフはまだ気を失っているし、青葉もアートデッセイ同様に疲労やダメージを負っている
青葉「大丈夫ですか?」
アートデッセイ「ぶっちゃけそんなに大丈夫じゃ無いッスね」
↓2、アートデッセイはどうする
1、リスク承知で二回目のマキシマ砲
2、デラック砲とデキサスビームの一斉砲火
アートデッセイ達のHP
648 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/29(月) 22:54:03.65 ID:cZ4cIdIBO
1
649 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/29(月) 22:54:13.13 ID:dVJw5ellO
2
650 :
◆X/f/70tIuYgp
[sage]:2016/08/29(月) 22:54:22.36 ID:8IJE7z/M0
昨日同様、加速させていただきます
651 :
◆X/f/70tIuYgp
:2016/08/29(月) 23:33:37.24 ID:8IJE7z/M0
アートデッセイ「でもユーちゃんもここまで頑張ってくれたんッスから」
デラック砲をかまえ、ガッツウイング2号機を並べる
アートデッセイ「やってやりますよ!」
ゴオオオオオン
たった三機と一隻の攻撃であるが、大爆発をおこし分厚い氷の大地を割る
青葉(凄い…)
「キィイイ」
レイキュバスのうち一体の甲殻にヒビが入り、もう一体の鋏がなくなっているが仕留められたものがいない
アートデッセイ「ちっさくても硬さはそのままッスか」
652 :
◆X/f/70tIuYgp
:2016/08/29(月) 23:44:41.79 ID:8IJE7z/M0
バシュ バシュ バシュ
反撃というかのように三体のレイキュバスが火炎弾を撃ち、それによってウイングを二機が落とされ、アートデッセイも巻き込まれる
アートデッセイ「ハァ…ゴホゴホ…」
青葉「アートデッセイさん撤退しましょう、もう無理です」
アートデッセイ「二人を…運んで逃げる…ハァハァ…のは難しいッスよ」
アートデッセイ「だから、何が何でも倒して見せます!」
デラック砲をかまえ、マキシマオーバードライブを接続、マキシマ砲の準備をする
ジュウウウウウ
アートデッセイ「っ」
653 :
◆X/f/70tIuYgp
:2016/08/29(月) 23:58:39.94 ID:8IJE7z/M0
艤装がオーバーヒートを起こし、触れている部分の皮膚を焼いていく
青葉「なにしてるんですか!」
アートデッセイ「離れてください、何が起こるかわからないッスから」
アートデッセイ(この一発撃つまではもってくださいッスよ)
アートデッセイ「マキシマ砲はっ」
ドゴォオオオオオオオオン
青葉「なっ」
まさにアートデッセイがマキシマ砲を撃とうとした瞬間、後ろからマキシマ砲よりも強力なビームがレイキュバスに放たれた
「キィイィィィ……」
654 :
◆X/f/70tIuYgp
:2016/08/30(火) 00:00:26.41 ID:Rm7JveiS0
レイキュバスたちはスヒュームもろともその光に飲み込まれボロボロと跡形もなく崩れ去ってしまった
青葉「一体なにが…」
アートデッセイ「これは…ネオマキシマ砲?」
二人は後ろを振り返るとそこには一人の艦娘が立っていた
「初めまして、本部所属のTPC製三番艦、プロメテウスです」
655 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/30(火) 00:01:52.47 ID:ttVZcRDnO
おお生き残ったかヒヤヒヤしたわ
656 :
◆X/f/70tIuYgp
:2016/08/30(火) 00:02:14.62 ID:Rm7JveiS0
戦闘終了
味方
アートデッセイ、大破
青葉、大破
U-511、大破
ビスマルク、小破
加賀、中破
秋月、小破未満
阿武隈、無傷
防衛鎮守府
施設の一部が破壊
人的被害、一般人ゼロ、艦娘負傷者多数・死亡者ゼロ
ラバウル、壊滅
敵
スヒューム、レイキュバス、ディゴン、全滅
…勝利S、ドロップ:クラーコフNF-3000
657 :
◆X/f/70tIuYgp
:2016/08/30(火) 00:09:14.42 ID:Rm7JveiS0
今日はここまでです、ゲランダは犠牲になりましたTPCの巨大メカがそろいましたやったね
クラーコフやプロメテウスについての設定安価をどこに挟むか決めかねてますが、とりあえずエピローグの開始です
↓2どこの様子をみる?
今回登場した艦娘、人物の中から
658 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/30(火) 00:12:10.59 ID:G0/Mxn06O
アートデッセイ
659 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/30(火) 00:12:17.23 ID:qR9FD7fKO
わるさめ
660 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/30(火) 00:16:50.57 ID:M8fU5ysuo
乙
無事に終わってなによりだな
秋月、照月、男提督の問題はエピローグで解決するのかしら
661 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/30(火) 00:18:26.82 ID:L7DtHmaIO
おつおつ
結構ギリギリだったけどどっかで選択肢ミスってたら死んでたとかあったのかな?
662 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/30(火) 00:30:52.17 ID:qjmdYvOuo
乙です
663 :
◆X/f/70tIuYgp
[sage]:2016/08/30(火) 00:41:32.86 ID:Rm7JveiS0
>>660
そこらへんの話は最初は今回の途中に挟むつもりでしたが本筋とは関係ないプラス長いのでカット、別の回、ってかガゾートの時に持ち越しにしました
なので今回のエピローグの安価で照月を選んでも対した内容はありません
>>661
轟沈の仕様は今まで通りです、HPゼロ以降の安価で今回選んだのと別のを選んでいたらU-511&クラーコフかアートデッセイが沈んでいました
664 :
◆X/f/70tIuYgp
:2016/08/30(火) 22:44:31.81 ID:Rm7JveiS0
防衛鎮守府、港
ディゴンたちを殲滅してから数時間後、日が落ちても鎮守府はまだ被害状況の確認などであわただしい状況が続いていた
わるさめ「…」
現在、倉庫内も滅茶苦茶にされているためとりあえず近くに艤装だけおいて港に来ていた
「これは、どこに運んだらいいですか」
「向こうのトラックはいっぱいだから一旦、駐車場横の建物に運んでくれ」
事態の収拾のためわるさめのことを知らない艦娘、軍関係者も多く出入りしているため、なるべく目立たないようにしていた
あきつ丸「ここにいたのでありますね、探したでありますよ」
665 :
◆X/f/70tIuYgp
:2016/08/30(火) 22:48:38.69 ID:Rm7JveiS0
わるさめ「ゴメンナサイ、何処二居レバ良イノカワカラナカッタノデ」
あきつ丸「別に責めているわけではないでありますよ」
そういってわるさめの横に立つ
あきつ丸「…さっき助けた二人からありがとうございますって伝えてと頼まれたであります」
作業をしている人達に視線を向けたままそう伝えるとわるさめは驚く
なんでも、エリアルベースは結局避難させる途中に質問攻めにあい上手くごまかせず喋ってしまったらしい
あきつ丸「それも含めて罰としてエリアルベース殿だけこの件の後始末の作業に参加しているでありますよ」
よく見ると瓦礫やディゴンの死体をエリアルベースの艦載機が運んでいた
666 :
◆X/f/70tIuYgp
:2016/08/30(火) 23:03:23.84 ID:Rm7JveiS0
わるさめ「エリアルベースサン、迷惑カケテゴメンナサイ」
あきつ丸「…」
わるさめ「…ナニカ?」
あきつ丸「…なんでもないであります、流石にその服は大きかったでありますな」
わるさめ「エ? 確カニソウデスネ」
背丈もそうだが、体型…というかはっきり言ってしまえば胸のサイズが大きく違うため、まさにブカブカという表現がぴったりの姿であり、実は深海棲艦とはバレてはいないが結構目立っていたりもする
あきつ丸「そうそう、倉庫もボロボロになってしまったので鎮守府に移るまでわるさめ殿は自分と武蔵殿の部屋にお世話になることになったであります」
わるさめはあきつ丸が自分の名前を呼んだことに内心驚きつつ少しうれしそうに返事をした
↓2どこの様子をみる?
今回登場した艦娘、人物の中から
667 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/30(火) 23:04:42.61 ID:v7nWqijJO
阿武隈
668 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/30(火) 23:04:48.58 ID:mHpl9gGWO
秋月
669 :
◆X/f/70tIuYgp
:2016/08/31(水) 00:24:12.58 ID:pfxBBaOZ0
今日はここまでで
選ばれて考えながらだと1日1人ぐらいのペースになりそうなのでもう先にもう一人分安価をとってしまいます
ちなみに明日は投稿できない可能性大です
直下、今回登場した艦娘、人物の中から
670 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/31(水) 00:38:23.65 ID:ohGj/F/cO
春雨
671 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/31(水) 00:51:39.62 ID:XF/9LFzSO
アートデッセイ
672 :
◆X/f/70tIuYgp
:2016/09/05(月) 23:07:43.56 ID:wtPBSIkD0
入渠ドック
提督達が防衛鎮守府に帰還後、怪我の酷いアートデッセイ達と仁淀は医務室に、それ以外は怪我を負ってない阿武隈以外は入渠していた
秋月「アートデッセイさん達やこっちのほうも大変だったようですね」
ビスマルク「そうね…でも、アートデッセイの奴、ユー一人に海中の相手を任すなんて」
合流してからアートデッセイ達の戦闘の状況を聞いたビスマルクはスヒューム相手にU-511一人で向かわせたことに対してアートデッセイに食って掛かったいた
秋月「…」
秋月はビスマルクの愚痴に対して発言に同意するわけでもアートデッセイのフォローをするわけでもなく沈黙してしまう
加賀「…あの状況ではそうするしかなかったのだから仕方のないことでしょ」
673 :
◆X/f/70tIuYgp
:2016/09/05(月) 23:10:09.14 ID:wtPBSIkD0
ビスマルク「それはわかってるけど、一歩間違えればユーは沈んでたのよ」
ビスマルク自身アートデッセイに対して本気で怒っているわけではなくどちらかといえば愚痴に近いがその言葉に対し秋月の表情が曇る
加賀「ビスマルクさん」
ビスマルク「へ?」
それに気づいていないビスマルクの名前を呼び睨むとビスマルクも秋月の様子に気が付いて慌てたようにフォローを入れる
ビスマルク「いや、秋月、別にあの時に私たちを置いてく選択をしたのは痛ッ!」
あまりにドストレート過ぎるビスマルクを加賀が肘で叩く
加賀「あの時はほとんどほかの選択肢がなかった、それに今回は普段とは大きく違う状況だったけど、戦場では非情な選択をしなければいけない場面はあるわ」
674 :
◆X/f/70tIuYgp
:2016/09/05(月) 23:13:36.16 ID:wtPBSIkD0
ビスマルク「そうそう、結局皆無事だったんだしそれでいいじゃない」
秋月「…確かに結果はみんな助かりました…でも、あの時、男提督さんが来てなければお二人がどうなっていたか」
ビスマルク「そんなもしもの話をしてもしかたがないわ、それに秋月が機関室に来てくれたからあそこまでたどりつけたのよ」
秋月「…」
その言葉に余計に秋月の表情が曇り、加賀とビスマルクが怪訝な顔をする
秋月「皆さんと合流するために男提督さんと別れることにした時、皆さんのことを考えてそうした自信がないんです」
ビスマルク「どういうこと?」
秋月「あの時、というかその前に男提督さんと色々ありまして、皆さんを助けるためというより男提督さんの判断に逆らっただけなのかなって」
675 :
◆X/f/70tIuYgp
:2016/09/05(月) 23:21:59.29 ID:wtPBSIkD0
加賀「何時如何なる時でも冷静でいなければならないそれは艦娘として当然のことよ」
秋月「はい」
加賀「結果としてそれで助かったのだから言えたことではないけど確かに感心はしないわね」
秋月「はい…、入渠が終わったので先に失礼します」
加賀にはっきりと言われさらに落ち込んだ様子で、ドックからでようとする
加賀「でも、五航戦の妹の方や金剛さんをはじめとして感情で動く艦娘も多くいるわ」
秋月「え?」
加賀「それぞれの艦娘の性格や状況に合わせ適切な指揮をとるのが司令官の仕事よ、だから貴女も提督を信頼しているなら、自分一人で考えこまずに提督に相談するといいわ」
676 :
◆X/f/70tIuYgp
:2016/09/05(月) 23:24:45.60 ID:wtPBSIkD0
秋月「はい、助言ありがとうございます」
そういって振り返り加賀に一礼するとドックから出て行った
ビスマルク「…」
加賀「なんですか」
ビスマルク「いやぁ、加賀がそんなにアトミラールのことを信頼しているとはねー」
加賀「提督の指揮官としての能力の話です」
ビスマルク「そーね、そういうことにしとくわ」
677 :
◆X/f/70tIuYgp
:2016/09/05(月) 23:29:02.28 ID:wtPBSIkD0
鍛錬場
エリアルベース「ハァ…ハァ…」
わるさめ「ナンデ、私マデ…」
鍛錬場の隅でエリアルベースとわるさめが疲労から横になっていた
武蔵「なんだ、まだそうしてたのか」
そこにシャワーで汗を流した武蔵と春雨が戻ってくる
あきつ丸とわるさめは武蔵の部屋に行ったところ、今日一日の件でへばってしまっているエリアルベースを鍛えるために鍛錬場に行くことにした武蔵達についていきそのまま一緒にトレーニングをすることになったらしく
そこにわるさめを探していた春雨が合流、先ほどまで五人でトレーニングをしていた
春雨「大丈夫二人とも、はい飲み物」
わるさめ「アリガト」
エリアルベース「ありがとうごさいます」
678 :
◆X/f/70tIuYgp
:2016/09/05(月) 23:34:42.94 ID:wtPBSIkD0
あきつ丸「心配するほどきついことはしてないでありますよ、それよりこの二人の体力のなさのほうが心配になるであります」
エリアルベース「私は、元々基地として、設計されてますから…動き回るのは、ちょっと…それに、艤装ありなら問題なく動けますし…」
武蔵「いつも艤装があるとも限らないだろ」
補足しておくと、わるさめがここまで体力がないのは捕まっている間、運動どころか自由に動き回ることすらできなかったのと、義足であることが原因である
武蔵「汗を流して来るといい」
そういわれ、二人立ち上がるとヨロヨロとシャワー室へむかっていき、そのあとをあきつ丸がついていった
武蔵「さて、戻ってくるまで片付けとくか」
春雨「はい」
679 :
◆X/f/70tIuYgp
:2016/09/05(月) 23:45:04.76 ID:wtPBSIkD0
春雨「あの、武蔵さん」
武蔵「なんだ?」
春雨「飛龍さんが言っていたんですが、自分からわるさめちゃんをあずかるって言ったそうですね」
武蔵「まぁそうだな、と言っても陸奥秘書艦が倉庫が壊れたからほかに移す必要があると言ってたから、なら引き受けようかといっただけだがな」
春雨「その…それはどうして?」
武蔵「どうして? 他に場所もなさそうだったからだが…そうか、私が自分で見張りたいから預かったと考えてるのかな」
春雨「あの、いえ、そんな…」
武蔵「別に隠さなくてもいいぞ、飛龍も色々言ってたしな」
武蔵「安心しろほんとに何か考えがあってのことじゃない、そもそもゴチャゴチャと考えるのは性に合わないからな」
680 :
◆X/f/70tIuYgp
:2016/09/05(月) 23:48:22.35 ID:wtPBSIkD0
武蔵「考えることも大切だが、目の前のことをしっかりと見ることも大切だ」
武蔵「特に大切なことほど目に見えた事実よりも在りもしないだたの想像を優先しがちになるしな…」
春雨「そうかもしれませんね…」
武蔵「そんなに深刻に考えてても仕方がないさ」
エリアルベース達が戻ってくるのを見て春雨の頭を軽く叩いたあと立ち上がる
春雨「はい」
武蔵「それじゃおやすみ」
春雨「おやすみなさい」
681 :
◆X/f/70tIuYgp
:2016/09/05(月) 23:54:45.22 ID:wtPBSIkD0
今日はここまで、夏風邪が長引いてると言っていましたがぶり返しましてここ三日間ぐらい寝込んでて投稿できませんでしたすみません
後、三人ぐらいのつもりなので一気に安価をしてしまいます(セットで書くつもりの人もいますので三人ぐらい)
逆にすでにわるさめ、秋月、春雨で出てきた人も選べます
↓2、3、4、今回登場した艦娘、人物の中から
682 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/06(火) 00:47:46.47 ID:ebP8TdZ7O
ksk
683 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/06(火) 00:47:55.41 ID:f7xtP20eO
アートデッセイ
684 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/06(火) 00:48:18.89 ID:HPSFe1lLO
男提督
685 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/06(火) 00:49:23.11 ID:5QHpvfx1O
朝潮
686 :
◆X/f/70tIuYgp
:2016/09/06(火) 23:45:44.65 ID:12w0Xz6M0
事件から次の日、明け方
医務室
既に治療を終えたアートデッセイと青葉は一般の病室に移っていた
提督「そうか、プロメテウスか…」
アートデッセイ「はい」
スヒューム達を一掃した艦娘、プロメテウス
アートデッセイ「私がマキシマ・オーバードライブを使用した巨大戦艦の試作機として作られたのに対して、その発展系であるネオマキシマを使用したプロメテウスは言わば巨大戦艦の完成形ッスから、戦ったら…」
ネオマキシマ・オーバードライブ、アートデッセイが使用しているマキシマの発展系ではあるが、性能は大きく違う
マキシマは既存のエンジンをはるかに上回る高性能エンジンであるのに対して、ネオマキシマは移動で使用すれば火星まで数十分で到達するほどの速度をほこり、兵器として使用すれば小惑星すら破壊できるほどの圧倒的な威力となる
687 :
◆X/f/70tIuYgp
:2016/09/06(火) 23:54:43.21 ID:12w0Xz6M0
提督「まず勝てないか…」
アートデッセイ「はい…」
俯いたままアートデッセイは悔しそうに返事をする
提督「なに、心配するなお前にはプロメテウスと違って艦載機が扱える、そもそも、プロメテウスは味方なんだから能力の勝ち負けは気にする必要はないだろう」
アートデッセイ「そう…ッスよね」
口では大丈夫と言っているものの提督もアートデッセイも不安が消えている様子はなかった
アートデッセイ「ユーちゃんとクラーコフのほうは?」
提督「二人とも意識を取り戻していないが、ユーについてはすぐに目を覚ますだろうって、クラーコフについては衰弱が激しいらしく命に別状はないが暫く起きないだろうって」
688 :
◆X/f/70tIuYgp
:2016/09/07(水) 00:01:54.31 ID:6QS6MXfC0
アートデッセイ「一先ず無事でよかったッス」
提督「ただ、ユーのほうは体は大丈夫なんだが、艤装のほうがボロボロらしくてな…完全な修復ができないらしい」
アートデッセイ「それって、ユーちゃんはもう艦娘としては復帰できないってことッスか?」
提督「いや、修復はできなかったがそれを基に新しい艤装を作れそうだと工廠の人が言っていたよ」
アートデッセイ「よかった〜」
提督「それじゃ、ゆっくり休んでいてくれ」
そういって提督は部屋から出ていく
アートデッセイ(クラーコフにプロメテウス…フツーに考えれば戦力が増すことを喜ぶべきなんッスけどね…)
689 :
◆X/f/70tIuYgp
[sage]:2016/09/07(水) 00:09:14.53 ID:6QS6MXfC0
今日はここまで、明日で視点ごとの話は終えて全体エピローグを終わらせたいです
終わったら次の話は決定済みです
タイトルは「心なき光」
690 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/07(水) 00:18:39.55 ID:LkTWk/h2O
乙
691 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/07(水) 00:35:56.26 ID:lT1pv+iCo
乙です
692 :
◆X/f/70tIuYgp
:2016/09/08(木) 01:26:35.19 ID:odo3IXa90
防衛鎮守部、休憩室
此処に提督達が帰還したのが遅かったため、男提督と阿武隈はそのまま休憩室を借りて泊まることになったのであった
男提督「…」
阿武隈「なに見てるんですか?」
部屋に戻ってきた阿武隈が男提督が何かを見てるのを見つけ何かと覗き込むとそれは前線基地が作られる前にラバウルに召集された時に誰か(十中八九青葉)が撮った写真であった
男提督「さっき艦の調査に来てた人から渡された艦内に残ってた南提督の私物だ」
そのなかの一枚、阿武隈に追われている男提督とそれと見て苦笑している南提督とその周りにいる数人の艦娘が写った写真であった
阿武隈「…」
693 :
◆X/f/70tIuYgp
:2016/09/08(木) 01:27:07.14 ID:odo3IXa90
この写真自体は昔のものであるが、それは数週間前までの日常の光景であった
男提督「一か月前はこんなことになってるとは微塵も思わなかったのにな」
阿武隈の表情が曇るのを見て、男提督が阿武隈の頭をなでる
男提督「お前の性じゃないんだからそんな顔をすんな」
阿武隈「はい…」
男提督(普段だったら前髪がーとかいうのにコイツも結構きてるな)
スヒュームたちが使っていた艦内からは"生存者"は発見できなかった、ラバウルに関しても奪還作戦が計画されていない以上、生存者は絶望的だ
阿武隈「艦隊のみんなにもですけど、照月ちゃんや青葉さんにラバウルや南提督のことを伝えるの、気が重いです」
694 :
◆X/f/70tIuYgp
:2016/09/08(木) 01:27:54.15 ID:odo3IXa90
青葉は状況とスヒュームの発言からほとんど知っているはずだが改めて言わなければならないだろう
男提督「別にお前が言う必要はないぞ」
阿武隈「…いえ、私が言います」
男提督「そうか、じゃあこれを青葉に渡しておいてくれ」
そういうと一枚の紙と箱を阿武隈に渡す
阿武隈「これは…指輪? ケッコンカッコカリ?」
男提督「あぁ新しくできた強化システムを効果の確認もかねて前線基地の提督に早めに渡されてたんだけど…言ってなかったっけ?」
阿武隈「聞いてませんよ!」
695 :
◆X/f/70tIuYgp
:2016/09/08(木) 01:28:36.49 ID:odo3IXa90
用紙の方には南提督の名前が書かれておりあとは相手の艦娘の名前を書けばよい状態であった
阿武隈「こんなの渡しても余計につらくするだけじゃ」
男提督「それが耐えられないぐらいならやめたほうがいい」
阿武隈「そんな…」
男提督「んじゃ頼んだ」
と言って阿武隈の肩をつかんで半回転させ扉のほうにむけ押すと阿武隈はまだ不満そうにしていたがそのまま部屋を出て行った
男提督「はぁ…」
阿武隈が出て行ったのを見ると先ほどの写真の中から一枚取り出す、本部に飾ってあった掛け軸から提督達が集まって食事した写真を男提督がとったものであり、真ん中に置かれたオムライスにはケチャップでラバウルで朝食をと書かれている(写真は実際には昼食)
それを手帳に挟むと、残りを南提督の遺族に送る準備を始めた
696 :
◆X/f/70tIuYgp
:2016/09/08(木) 01:29:29.90 ID:odo3IXa90
昼、医務室
朝潮「…」ニコニコ
無言のまま笑顔でアートデッセイに向き合う
アートデッセイ「ひゃっ!! 朝潮ちゃん、やめっ〜〜〜っ!!」
朝潮「どうかしましたか?」ニコニコ
笑顔を崩さずにアートデッセイに尋ねるが手は止めない
アートデッセイ「あ、青葉しゃん」
青葉「どうぞお構いなく」パシャパシャ
同室にいる青葉に助けを求めるもそれを無視して写真を取る
697 :
◆X/f/70tIuYgp
:2016/09/08(木) 01:31:09.60 ID:odo3IXa90
青葉「それにしてもそんなに痛いんですか?」
いま朝潮はアートデッセイが昨日凍らされた足を触っており、触られるたびにアートデッセイは大きく反応する
アートデッセイ「いや、痛くはないんッスけど…正座した時の痺れのすごいのがずっと続いてる感じなんッスよ」
朝潮「アートデッセイさん、全くいつも無茶しすぎです」
アートデッセイ「でも、昨日も言ったッスけど、敵が強かったからしょうがなかったですし、それにみんな無事だったんッスから」
朝潮「無事…ですか、さっきお医者さんに聞きましたが足が中まで凍ってたらいくら艦娘といえど切断するしかなかったそうじゃないですか!」
青葉「そうだったんですか!?」
アートデッセイ「あっそれは…あはは…ひっや!? スイマセン…」
朝潮が笑ってごまかすアートデッセイの足を軽くなでる
698 :
◆X/f/70tIuYgp
:2016/09/08(木) 01:31:57.06 ID:odo3IXa90
青葉「まぁまぁ、アートデッセイさんがいなかったら勝てませんでしたし」
アートデッセイ「ほら、そういう事ッスよ」
朝潮「むぅ…、足は大丈夫なんですか?」
アートデッセイ「1日もすれば痺れも引くだろうって」
朝潮「それじゃごはんをもってきますので、ゆっくり休んでくださいね」
アートデッセイ「っ〜〜〜!!」
そういうと布団を足の上に勢いよく乗せると、アートデッセイは痺れで悶絶していた」
青葉「いや、結構Sですね」
そういって悶絶しているアートデッセイの写真を撮っていると部屋がノックされる
阿武隈「青葉さんいますか?」
699 :
◆X/f/70tIuYgp
:2016/09/08(木) 01:36:11.49 ID:odo3IXa90
本部、会議室
スクリーンにはネオマキシマ砲によって蒸発するスヒュームたちが映りそれを見たほかの軍の高官や提督達がざわつく
上官「見てもらった通りプロメテウスを使えばこの前提出した作戦を決行し太平洋の制海権を取り戻すことも可能でしょう」
「ラバウルが壊滅した今やるべきことなのでしょうか?」
上官「だからこそだ! 脅威はもはや深海棲艦ではない、海外諸国のいくつかの国では巨大生物に対して核による攻撃を行うことを検討している」
怪獣被害はすでに世界中で起きており、通常の兵器では効果は薄く機動力も足りない結果、艦娘による陸海上での戦闘が主な対処法になっていた
それでも、足止め程度にしかならないことも多く、さらに艦娘を保有していない内陸の国の被害は甚大であった
上官「現在、巨大生物に対して有効なダメージを与えられるのは一部を除くと空母戦艦クラスの艦娘と空軍のエースパイロットのみだ」
700 :
◆X/f/70tIuYgp
:2016/09/08(木) 01:37:05.51 ID:odo3IXa90
上官「しかし、それらは限られた戦力であり、これから更なる巨大生物の出現を考えれば国家間の連携は必ず必要となるでしょう」
そこまで話すと、少しまだぶつぶつと不満や疑問の声が聞こえるが、そのまま説明を続ける
作戦はいたってシンプルで高火力艦で編成した艦隊でハワイ島までの敵基地をすべて修復不能まで破壊
その後、ハワイにある米国の基地に向かい補給休憩後、数週間をかけて敵残党、増援も撃破し東京からハワイ島までの海路を完全に確保するというものであった
「敵基地をすべて破壊と簡単に言うが、燃料はともかく弾薬が足りないだろう」
上官「その点は問題はない、後半の特に敵航空戦力が集中しているMI島など大きな基地はプロメテウスによる長距離砲撃によって島ごと破壊する」
島ごと破壊すると平然と言ってのけたことに会議室が再度騒然となる
「あそこはアメリカの島ですよ!」
上官「アメリカにはすでに許可をとっている」
701 :
今日はここまでです
◆X/f/70tIuYgp
:2016/09/08(木) 01:44:11.42 ID:odo3IXa90
元帥「それで艦隊の編成は」
上官「はい…、プロメテウスをはじめとした本部の第一艦隊、そして
↓5隻、アートデッセイ以外の今まで出てきた重巡、戦艦、空母のみの中から
ただし選べない艦があります、それを選んでしまった場合は名無し艦になります
702 :
今日はここまでです
◆X/f/70tIuYgp
:2016/09/08(木) 01:50:19.55 ID:odo3IXa90
訂正、↓1〜5で一隻ずつ選択です
703 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/08(木) 03:01:54.77 ID:cgWJOu/FO
エリアルベース
704 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/08(木) 03:02:41.19 ID:iEEYki9PO
瑞鶴
705 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/08(木) 03:04:55.51 ID:/zJAMgI7O
そろそろ復帰してそうな大和で
706 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/08(木) 03:06:51.43 ID:uR67X3JmO
大鳳
707 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/08(木) 03:08:14.82 ID:+gnmkLQ6O
ビスマルク
708 :
◆X/f/70tIuYgp
:2016/09/11(日) 17:57:34.29 ID:X9I2rhC30
本部、会議室
上官「石室司令のところからエリアルベース・武蔵・飛龍、提督のところからアートデッセイ・ビスマルク・大鳳、ほかの各鎮守府から、補給風早、護衛に重巡洋艦二隻の計15隻の艦隊を予定してます」
編成を告げたところで石室司令が手を上げる
元帥「どうかしたかね」
石室「防衛鎮守府はこの作戦への参加を辞退します」
予想外の石室の判断に会議室が騒然となる
上官「なぜ」
石室「各国の協力はこれから先かならず必要になるでしょう…、しかし、防御すべきことを尽くさずして攻撃するべきではない…私は、そう思いますが」
709 :
◆X/f/70tIuYgp
:2016/09/11(日) 18:09:50.66 ID:X9I2rhC30
上官「そういって、護りを固めても今回の様に常識を超越した怪物どもが現れただけでこの様だ」
元帥「落ち着き給え上官」
立ち上がりそうな勢いの上官に対して元帥がたしなめる
元帥「考えはわかるが石室司令がいうことも最もだ、敵は一つではないのだからな、それに、防衛鎮守府は作戦への参加の是非はそこの司令官に決める権限がある」
上官「…」
ーーーーーーーーーーーーーーー
道中、車内
赤城「それで石室司令が抜けた分の戦力もこちらでだすことに」
提督「あぁ、正規空母に関してはうちの鎮守府が一番戦力がそろっているしな」
710 :
◆X/f/70tIuYgp
:2016/09/11(日) 18:19:11.33 ID:X9I2rhC30
赤城「誰にするんですか?」
提督「空母のほうはまだ決めていないが…戦艦は決めてる」
そこまで言ったところで車を止める
ーーーーーーーーーーーーーーー
鎮守府、執務室
女提督の一件でボロボロになったままの執務室がノックされる
提督「入ってくれ」
大和「失礼します」
大和のことが心配なのか扉から赤城と間宮が覗いている
711 :
◆X/f/70tIuYgp
:2016/09/11(日) 18:29:35.76 ID:X9I2rhC30
大和「提督、このたびはまことに申し訳ありませんでした」
そういって深々と頭を下げる
大和「私のせいで皆さんに迷惑を、間宮さんに大けがまで…罰は受けるつもりです」
提督「…そうだな、大和」
大和「はい」
提督「すまない」
大和「提督?」
提督「大和、君の様子がおかしいことなど気付くチャンスはいくらでもあった、それなのに防げなかったことをゆるしてくれないか?」
712 :
◆X/f/70tIuYgp
:2016/09/11(日) 18:43:41.22 ID:X9I2rhC30
提督「それと、できればこれからも艦隊の一員として鎮守府を支えてもらいたい」
大和「はい、もちろんですが、あの…ですが、よろしいのでしょうか提督?」
提督「女提督について一番最初に気が付いていたのは大和だったろ、そんな優秀な艦娘を処分するわけないだろう」
間宮「よかったですね、大和さん」
結論が出たところ外で見ていた赤城と間宮(それとハネジロー)が入ってきくる
提督「間宮さん、体は大丈夫ですか?」
間宮「はい、戦闘はしませんがこれでも艦娘ですから」
提督「それじゃあ改めてよろしく頼む大和」
大和「はい!」
ED -君だけを守りたい-
713 :
◆X/f/70tIuYgp
:2016/09/11(日) 18:51:21.33 ID:X9I2rhC30
提督「よかったら、艦隊の一員としてこの鎮守府を支えてほしい」
大和「はい、もちろんですが、あの…よろしいのでしょうか?」
提督「女提督の不審な点にいち早く気が付いたのも大和だ、そんな優秀な艦娘を処分したりはしないさ」
間宮「よかったですね」
結論が出たところで執務室内に赤城と間宮(とハネジロー)が入ってくる
提督「間宮さん、体は大丈夫ですか?」
間宮「戦いはしませんけど艦娘ですから」
提督「改めてよろしくたのむ大和」
大和「はい!」
ED -君だけを守りたい-
714 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/11(日) 18:51:56.35 ID:S07qPiYq0
青空があるかぎり〜 風は時を運ぶよ〜
715 :
◆X/f/70tIuYgp
:2016/09/11(日) 18:52:37.06 ID:X9I2rhC30
次回予告アツクナレタイヨウ
アートデッセイが苦戦したスヒュームたちを一撃で倒した戦艦プロメテウス
それはアートデッセイ達最大の危機のはじまりであった
次回、ウルトラマンティガ&ウルトラマンダイナ 光の星の戦士たち
第一章「心なき光」
716 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/11(日) 19:22:50.57 ID:ITTEsFh30
敵は誰なんだ(すっとぼけ)
初戦が一番怖いな、轟沈ってか跡形もなく吹き飛ばされないといいが
717 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/11(日) 21:18:45.18 ID:F9S+LRBMo
乙です
718 :
◆X/f/70tIuYgp
:2016/09/11(日) 22:29:26.82 ID:X9I2rhC30
TSUBURAYA
KADOKAWAGAMES
719 :
◆X/f/70tIuYgp
:2016/09/11(日) 22:29:56.14 ID:X9I2rhC30
トラック泊地
「全艦一斉砲撃!」
ドドドン
戦艦四隻による一隻砲撃によって大爆発が起きる
「どうだ!」
ドォオオン
爆炎の中から砲撃が飛んでくるのと同時に煙が晴れ深海棲艦の艦隊が姿を現す
「きゃあ!」
720 :
◆X/f/70tIuYgp
:2016/09/11(日) 22:45:35.91 ID:X9I2rhC30
「艦載機の発艦不能、制空権取られます!」
傷ついた空母を守る形で陣形を組んで砲撃を続ける
戦艦水鬼「ガラクタドモガ、ムダナコトヲ」
護っている戦艦を敵空母の艦載機が攻撃する
「くそっ…」
ドドドドドドドドド
艦隊の上空を飛んでいた敵艦載機が無数の砲撃によって撃ち落とされていく
「何が…」
721 :
◆X/f/70tIuYgp
:2016/09/11(日) 23:14:34.05 ID:X9I2rhC30
砲撃が飛んできた方向を見ると二隻の艦娘がいた
「それでは記録を開始します」
片方がそういうともう一隻の艦娘、プロメテウスが敵艦隊に突っ込んでいく
戦艦水鬼「イッセキデカテルトオモッテイルノカ」
戦艦水鬼をはじめとする戦艦が向かってくるプロメテウスに砲撃をしていくがプロメテウスは回避しさらに距離を縮める
艦載機を落とされた空母も新たに艦載機を発艦して攻撃していくが、雨の様に降り注ぐ砲弾、爆弾を上を見ることもぜずに簡単に回避する
そのまま敵艦隊の目の前まで来て戦艦水鬼と目が合うとプロメテウスはニヤリと笑った
戦艦水鬼「コイツ」
プロメテウスの顔が戦艦水鬼が見た最後となった
次の瞬間プロメテウスの艤装のバルカン砲が火を噴き深海棲艦を一掃したのであった
722 :
◆X/f/70tIuYgp
:2016/09/11(日) 23:15:11.97 ID:X9I2rhC30
第一章 心なき光
723 :
◆X/f/70tIuYgp
:2016/09/11(日) 23:35:56.79 ID:X9I2rhC30
スヒュームの一件から4日後、本部
上官「今見てもらったのが昨日のトラック泊地での戦闘の様子だ」
集められた作戦に参加する艦娘と提督達がその様子を見て驚愕する
上官「プロメテウスは火力の高さが最大の強みではあるが、そのほかにも艦娘と深海棲艦、怪獣との戦闘、演習の全データをインプットしておりどんな状況においても対応し回避、防御ができる」
その後、作戦の確認を一通り行い話を終える
上官「それでは明日の作戦に備えてやすんでくれ」
ーーーーーーーーーーーーーーー
本部廊下
瑞鶴「アートデッセイ、プロメテウスってどんな奴なの?」
724 :
◆X/f/70tIuYgp
:2016/09/11(日) 23:38:54.07 ID:X9I2rhC30
アートデッセイ「さっき動画見たじゃないッスか」
瑞鶴「能力面じゃなくって性格のほうよ」
アートデッセイ「性格ッスか? 活動時期が違うのとプロメテウスに関しては色々あったから詳しくは…」
↓1、アートデッセイに対する呼び方
↓2〜5、その他、特徴
相反する安価の場合は基本先のものを優先
決定事項(目の色、赤)
725 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/11(日) 23:40:33.60 ID:E8CFFx94O
アートデッセイ氏
726 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/11(日) 23:43:29.60 ID:4vrxmjhQO
艤装の色が黒色と赤色が入り混じった色になってる
727 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/11(日) 23:44:57.08 ID:N0th9aZ3O
黒髪
728 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/11(日) 23:46:33.89 ID:zpXK16kQO
肌は真っ白
729 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/11(日) 23:46:47.94 ID:UHfibWQ/O
長身
730 :
◆X/f/70tIuYgp
:2016/09/12(月) 00:28:33.50 ID:SWIVsPWe0
プロメテウス「私がどうかしましたか?」
二人が振り向くとそこには話のプロメテウスが立っていた
プロメテウス「こんにちは、そちらは?」
アートデッセイ「防衛鎮守府から出るはずだった飛龍さんの代理で瑞鶴さんッスよ」
プロメテウス「代理は加賀氏ではないのですね」
瑞鶴「なによ、私じゃ不満なの」
プロメテウス「いえ、加賀という空母が正規空母一の艦載機運用能力と聞いていたのでてっきりそちらが来るのかと」
瑞鶴「たしかに加賀さんより同時運用できる艦載機の数は少ないけど実力なら私だって負けてないわ」
731 :
◆X/f/70tIuYgp
:2016/09/12(月) 01:03:13.20 ID:SWIVsPWe0
プロメテウス「そうですか」
そういうとプロメテウスは瑞鶴に顔を近づけ見つめる
瑞鶴「なによ」
プロメテウス「期待してます」
笑ってそういったプロメテウスに対して瑞鶴は一瞬、寒心に襲われるが、そのままプロメテウスが立ち去ったことによってそのまま忘れ去られた
ーーーーーーーーーーーーーーー
本部、宿舎
瑞鶴「あーもう皆して加賀加賀加賀ってそんなに加賀がすきかー!!」
与えられた部屋に戻った瑞鶴は布団に寝そべると手足をバタつかせながら叫ぶ
アートデッセイ「一番加賀って言ってるのは瑞鶴さんッスけどね」
732 :
◆X/f/70tIuYgp
:2016/09/12(月) 01:27:23.57 ID:SWIVsPWe0
大和「瑞鶴さんはどうしたんですか?」
アートデッセイ「さっき飛龍さんの代理は加賀さんが来ると思ってたって言われて」
瑞鶴「…やっぱり私じゃ頼りない?」
ビスマルク「加賀と比べちゃうとね」
はっきりと言われ呻きながら布団を転がる
大鳳「でも、実力不足なら作戦にさせたりしないって」
ーーーーーーーーーーーーーーー
三日前、鎮守府から防衛鎮守府に戻ってきてから少しして
提督「それで、アートデッセイ・ビスマルク・大鳳のほかに武蔵の代わりに大和、飛龍の代わりに加賀に行ってもらいたいんだが」
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