【ゼノギアス×艦これ】提督「海上都市タムズに放り出された」

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/01/23(土) 21:03:31.62 ID:lbcXJvkIo
※ゼノギアス×艦これSSです。

※初スレ建て、初SSなのでおかしな所等あれば指摘をお願いします。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1453550607
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/01/23(土) 21:09:21.48 ID:lbcXJvkIo
?「……トク、……ートク」


「うぐ……いてて……」


?「テートク!!」


提督「うおっ!何だぁ!?」


?「あ、やーっと起きましたネ提督ぅ!皆さん、提督がウェイクアップしたヨー!」


提督「その声、金剛か?暗くてなんにも見えんぞ」

?「提督、ご気分はいかがですか?榛名、とっても心配しました」

?「おはようございます、提督」

?「提督さん起きたの?今のところ敵はどこにもいないっぽい」

?「提督おはよー。この非常事態にのんきだねえ」

?「提督、大丈夫?どこか動かないところはない?」


提督「榛名、加賀、夕立、北上、それに大鳳か。って事は、
ここにいるのは第一艦隊の全員か。他の連中はどうした?」


加賀「少なくともここにはいないわ」


提督「ここには?というか、ここはどこなんだ?さっきから感じる揺れから察するに海上のようだが」


榛名「榛名たちにも詳しいことは……。分かるのはここがコンテナの中だということくらいで、外の様子は何も……」


提督「そうか。じゃあ、そもそもの話から考えよう。
何で俺たちはこんな所にいるんだ?ここで眠っちまう前は……ええと……何してたっけ?」


金剛「何言ってるノテートクゥ!新海域の攻略のために皆でアタックするプランを考えてたところでショ!」


提督「ん、そうだったか。どうも記憶があやふやで……いだだだだ!!」
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/01/23(土) 21:15:36.80 ID:lbcXJvkIo
榛名「て、提督!大丈夫ですか!?」


提督「……いや、あんまし大丈夫じゃないレベルの痛みが頭に来てる。
ここに運ばれるときに頭でも殴られて昏倒させられたのかもな。皆は大丈夫か?」


榛名「あ、いえ、提督の頭のほうは多分そういうことはないと思います」


提督「あん?何でさ」


榛名「それは、その……頭の痛みはその……金剛お姉様が……」

夕立「あーっ!確かにさっきまでガンガン叩いてたっぽい!提督さん大丈夫?」


提督「……おい金剛」

金剛「だってテートクがいくら呼んでも起きないかラ!
このまま目が覚めないんじゃないかって気が気じゃなかったんですヨー!」


提督「……今はそんなこと言っている場合じゃなさそうだ。とりあえず問題なのは外の様子だな。
誰か開閉口を見つけてないか?コンテナならどこかにあるはずだが」ライターシュボ


加賀「あなたが寝ている間にとっくに見つけています。
でも、外の状況も分からないのに迂闊に開けられないわ」


提督「かと言ってこのままというわけにもいかんだろ。とりあえず開けてみて……」
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/01/23(土) 21:20:05.25 ID:lbcXJvkIo
ガッタン!ウィイイイイン


提督「うおあっ!何だ今の揺れ!全員無事か!?」


金剛「これぐらいノープロブレムネー!」

加賀「問題ないわ」

北上「私もへーきー。最初から寝転んでるから転んだりもしないし」

大鳳「だ、大丈夫よ、提督」

夕立「夕立も平気っぽい!」

榛名「榛名も大丈夫です!でも提督、これは……」


提督「ああ、この振動の仕方、何かに引っかかったな。
それに続くモーター音からして、どこかにワイヤーか何かで引っ張られてるんじゃないか」


大鳳「どうします、提督?もしかしたら深海棲艦かも……」


提督「んー、向こう側から開けてくれるまではとりあえず様子見だな。
味方かもわからんし、敵であれ味方であれ、
海の漂流物をわざわざ拾った後に中身も見ずにどっかに捨てることはないだろ。
もし敵だったらここが開いた瞬間に一点突破の奇襲をかける」


加賀「随分と悠長ね。この外がもう敵地のど真ん中だったらどうするつもり?」


提督「もしそうだったらここでどんな事を考えようが無駄だろうな。
であれば、とりあえずこの様子見&奇襲作戦で行く、って考えじゃ駄目か?」


加賀「……うまくいくといいけど」


提督「まあ俺を信じろって。あ、もう艤装は展開しとけよ」
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/01/23(土) 21:21:07.17 ID:p9Arm2Q70
ゼロブレなら見るしかない、期待
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/01/23(土) 21:27:08.55 ID:lbcXJvkIo
ガクン ドスン


提督「っとお。どっか安定したところに置かれたな。よし、こっちも準備だ」


榛名「提督、陣形はどうしましょう?」


提督「こう縦長だと複縦陣しかねえな。夕立、北上、2人は最前だ。俺が合図したら撃ちまくれ」


夕立「腕が鳴るっぽい!」ガチャ

北上「りょーかい」チャッ


提督「頼むぞ。金剛、榛名、お前らは一つ後ろだ。
ここは狭いからな、いきなり戦艦の砲撃なんてかましたら大惨事だ。少なくとも俺は木っ端微塵になっちまう。
つーわけで、突破口が開いたところで外に出てから砲撃してくれ」


金剛「まっかせテー!」ガッシャン

榛名「榛名、了解です!」ガッシャン


提督「空母組は最後列だ。そんで大鳳、お前は最前組の射撃と同時に偵察機を飛ばしてくれ。
加賀は待機だ。偵察機の情報次第で攻撃機を出すか決める」

加賀「準備はできています」スッ

大鳳「やるわ!」ジャキ


提督「よおし!そんじゃ総員、射撃準備!」


ギギギギイィィー


……


「おお!?中に人がいるぞ人が!」


提督「……は?」


「おいおいマジか!」「こんなコンテナ一つで漂流とは変わった奴らだなあ!」
「あん?なんだお宝じゃねえのかよ」「あのお姉ちゃん大砲もってるー!」
「あのお姉ちゃんだけ如雨露もってるよー!なんでだろ?」
「コラ!あぶねーからガキ共はどっか行ってろ!」ザワザワ


加賀「……提督、これはどうするの?」


提督「あー、うん、とりあえず射撃中止。少なくとも敵じゃなさそうだ」
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/01/23(土) 21:39:48.68 ID:lbcXJvkIo
〜ねじレベーター内〜


北上「うええ疲れたぁー」


夕立「やっと開放されたっぽいー」

提督「ずっと質問攻めだったからな。まあ、海に漂ってたコンテナから人が出てくりゃ当然か」


榛名「それにしても大きい物資搬入口でしたね。一体何を搬入するんでしょう?」

提督「確かにな。それに、集まってきた人が教えてくれたここの名前が
『海上都市タムズ』だと言うのもわからん。そんな町聞いたことないぞ」

金剛「英国にもそんな街はないヨー」


提督「まあ、ここがどこにせよ、話に聞いた『艦長』とやらに会ってみるしかなさそうだな。
これで最上階まで行けるらしいが」ポチッ


ガタンッ ウオオオオン……


提督「お、動いた動いた」\マワスンジャネェー!ウェーーー!/


  ***


〜4F ブリッジ〜


艦長「よお!コンテナん中で漂流してたってのはおめぇらだな!」


夕立「せ、せ、せ、セイウチが……」

大鳳「喋ってる……」

金剛「ワッザ……」

提督「マジかよ……」

加賀「……驚いたわね」

北上「確かに初めて見たかも」

榛名「榛名もびっくりです……」


艦長「んー?どうしたおめぇら?急にボーっとして」


提督「あ、ああいや……ゴホン、この度は漂流中の我々を救助していただき、ありがとうございます。
私は横須賀鎮守府を預かる提督の……」


艦長「まあまあそう堅くなりなさんな。それに礼もいらねえぜ。
俺たちゃこいつでおまんま食ってるからな。海からの拾いモンを粗末にしちゃバチが当たるってもんだ」
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