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本田未央「プロデューサーとのごはん」 その2
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802 :
◆Tw7kfjMAJk
[sage saga]:2019/12/01(日) 23:07:37.67 ID:D3C3PKle0
凛「それで、未央。私のも飲む?」
未央「ん、ちょっといただこうかな。しぶりんのは……梅酒?」
凛「梅酒はうめぇ酒だからね」
未央「ん?」
凛「え? ……あ」
卯月「凛ちゃん……」
P「今のは……」
凛「忘れて。お願い。……ここ最近、何回も聞いたから」
卯月「……た、たしかに、梅酒はうめぇ酒ですからね!」
凛「ぐっ」
未央「しまむー……またおいうちを」
卯月「えぇっ!? そ、そんなつもりは……!」
P「だが、梅酒は確かに飲みやすいしおいしい酒だよな。凛もちょっとハマってるみたいだし」
凛「……ハマってるってわけじゃないけど、お酒を飲むときは頼むかな」
P「誰かさんの影響で?」
凛「……それは否定しない」
未央「ほほう。しぶりんお気に入りのお酒、というわけですな? それは期待が膨らみますなぁ」
卯月「梅酒……次は梅酒にしようかな」
P「ほどほどにな」
未央「それじゃ、しぶりん、もらうね?」
凛「うん」
未央「じゃ、いただきー」ゴクッ
未央「……お」
未央(確かにおいしい。けっこう甘いし……あ、でも、さっきのよりお酒って感じがするかも。でも、そんなに嫌な感じじゃないような……)
未央「……これは『お酒』って感じするね。でも、おいしい」
凛「そう。良かった」
未央「うん。しまむーのもしぶりんのもおいしかったなー……次はどうしよ」
P「の前に残ってるビールな」
未央「……忘れてたのに。プロデューサー、飲まない? 間接キスだよ?」
P「飲まない。飲みたいところだが、ここで甘やかすのは良くないからな。ここは心を鬼にして……」
凛「……飲みたいところなんだ」
卯月「……プロデューサーさん」
P「そこだけピックアップするのやめてくれないか? そういう意味じゃないからな? ただビールがあるならって話で」
未央「……間接キスは、いやなの?」
P「いや、それは……四面楚歌やめろ!」
803 :
◆Tw7kfjMAJk
[sage saga]:2019/12/01(日) 23:09:44.79 ID:D3C3PKle0
――
凛「……ふぅ。けっこう食べたね」
卯月「たべましたねー……ふわ」
凛「眠いの? 卯月」
卯月「ちょっとだけ……」
凛「そっか。……プロデューサー、卯月、眠いんだって」
P「……すまん、いま、そっちに意識を割く余裕がない」
凛「うん。見てればわかるよ。……未央、調子に乗って飲みすぎるから」
未央「……ぅん? なぁに、しぶりん?」
凛「……何と言うか、本当、個室で良かったね」
P「ほんとにな……」
未央「えへへー……プロデューサー、プロデューサーだー……」
P「近い近い近い近い」
未央「んー……酔ってるからー……しかたないのー……」
P「仕方なくない。仕方なくないから。……早く帰らないとまずいな」
未央「帰っちゃうの……? 私、今日はプロデューサーとずっといっしょにいたいな……」
P「ぐっ……!」
未央「……どきどき、してる? 実は、私も、どきどきしてたり……ほら」
P「ちょ、当たってる! 当たってるから! 凛が見てるから……!」
凛「私が見てなかったらいいの? 私たち、帰ろうか?」
P「いてください! お願いだから! 俺の理性のためにも!」
未央「……むぅ。私とふたりっきりはいやなの?」
P「そうじゃなくて……! ……なぁ、凛」
凛「なに? プロデューサー」
P「……酔った未央、危険すぎる」
凛「大丈夫だよ。たぶんプロデューサー限定だから」
P「何が大丈夫なんだよ……」
凛「それに、たぶん、そんなに……」
P「……そんなに?」
凛「……ううん。なんでもない。まあ、初めてのお酒なんだし、おおめに見てあげれば?」
P「我慢しろって?」
凛「うん。誕生日なんだし……わがままくらい、聞いてあげなよ」
P「……わかった。でも、ほんと、耐えられるかどうか」
凛「耐えられそうになかったら蹴ってあげるから大丈夫」
P「何が大丈夫なんだよ。いやでもそうなったらお願いします」
凛「うん、了解」
未央「……プロデューサー、ずっとしぶりんと話してる」
P「えっ、いや、これは、その」
未央「今日の主役をもっとかまいなさーい! 罰としてー……一生私の面倒をみる刑に処ーす!」
P「それ罰じゃな……じゃない。何言おうとしてんだ俺は。あぶな……ほんとあぶないな、酔い未央……」
未央「じゃあハグの刑? ぎゅーっ!」
P「それは生殺しの刑だからやめああああああああああやわらかいやわらかいやわらかい」
未央「……えへへ」
804 :
◆Tw7kfjMAJk
[sage saga]:2019/12/01(日) 23:10:33.19 ID:D3C3PKle0
凛「……」
卯月「……? りんちゃん?」
凛「ん、なんでもない」
卯月「そうですかー。……みおちゃん、しあわせそうです」
凛「……うん」
卯月「おさけをのむと、ふわふわしますからねー……なんだか、きもちよくなっちゃいます」
凛「そうだね。……でも」
卯月「?」
凛「……たぶん、そんなに、酔ってないよ」
卯月「……? どういうことですか?」
凛「だから……卯月、ほんとに眠そうだね」
卯月「ちょっとだけですー……」
凛「……はぁ」
凛「私も、もっと飲んでおけばよかったかも」
終
805 :
◆Tw7kfjMAJk
[sage saga]:2019/12/01(日) 23:18:16.52 ID:D3C3PKle0
これにて今回は終了です! たんじょうびぎりぎり……。
なんだかんだでそこそこ続いてる影響でこのSSの未央さんもお酒が飲める年齢に! びっくり! もしかしたら数え間違えてるかもしれない……。たぶん合ってるはず。
今回はごはん要素あんまりないですね。お酒しかない。そのお酒の描写もあんまり多くない。個人的には「ビールがおいしくないわけじゃなくて単に舌が合っていないだけ」とか「ビールにも色々と種類があってその中から自分の舌に合うものを探していったり自分の味覚を拡張していったりすることに楽しみがあるんだよ」みたいな感じのことを書きたかったところではあるんですけれど、まあそこんところは次回以降で! 渋谷の凛ちゃんは……まあ、まだあんまりお酒飲んでない設定なんで。卯月もですが。
余談ですが酔い酔い凛さんは酔い酔い凛さんでいちおう設定がありますが書く予定は特にないです。酔い酔い未央さんは……どうなんですかね? どうなんでしょう。そもそもまたお酒を飲む回を書くかどうかがわからないみたいなところあります。
とりあえず今日はそんなところで! イベントめっちゃ多いですね! 忙しい! 嬉しい多忙? ですかね? 時間がかかるイベントと時間がかかるイベントが重なるのほんと……嬉しい悲鳴が出てしまう……しかしアイプロ後半戦めちゃくちゃ楽しみだなぁ……はぁ……未央……上位いけるかなぁ……がんばろ。
本田未央さん、誕生日おめでとうございます。これまでも、これからも、あなたのことを応援しています。
ありがとうございました。
806 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/12/02(月) 07:53:16.50 ID:eUFfgM6To
乙
807 :
◆Tw7kfjMAJk
[sage saga]:2020/12/01(火) 22:54:27.80 ID:XVWavLz90
未央「実は、今日は未央ちゃんの誕生日だったりするんですよねー。……ちらっ」
P「祝っただろ?」
未央「祝われたけどー……祝われ足りないと言いますか」
P「情勢的に無理だな。そもそも今日は仕事も長引いたしな」
未央「それそれ。ほんとなら実家に帰ってホームパーティーとしゃれこもうとしていたのに……」
P「はいダウト。それなら家に連絡してるはずだからな。そんな様子はなかったし、もしするならもうちょっと安全な日にするだろ。つまり日を変えて今週末にでもするか、あるいは一昨日かそのあたりにでもやったか」
未央「う、鋭い。……でも、せっかくの誕生日に仕事が長引いたの、ちょっとは罪悪感を覚えたりしない?」
P「しないこともない。だから、この後は付き合うよ」
未央「……罪悪感を覚えるから、付き合ってくれるの?」
P「それは、違うが……。未央、聞き方がいやらしいぞ」
未央「それはプロデューサーが反省することじゃないかな? 照れ隠しだったとしても、ね」
P「……悪かったよ。罪悪感とか関係なく、俺が未央を祝いたかっただけで――いっしょにいたかっただけだ。これでいいか?」
未央「よろしい。それじゃ、誕生日デート、だね」
P「どこも行くとこないけどな」
未央「それは言わない。お店とかも……この時間だと、閉まってるかな」
P「だな。……散歩かドライブくらいか? でも、なにか食べたい気分だな」
未央「じゃあ、コンビニ? ……あ」
P「ん? ……ああ、ここのスーパー、まだ開いてる時間だったか」
未央「……ね、プロデューサー。ごはん、いっしょにつくるのはどうでしょうか」
808 :
◆Tw7kfjMAJk
[sage saga]:2020/12/01(火) 22:55:03.83 ID:XVWavLz90
――店の中
未央「メニューは?」
P「残ってる食材次第だろ。……まあ、なくはない、か」
未央「あ、お肉とかも一応ある。あんまりないけど」
P「何が食べたい?」
未央「プロデューサーこそ。って、私が誕生日だからか。うーん……そんなに時間がかからないやつ? 手間はちょっとかかってもいいから」
P「長時間煮込むようなのじゃなくてってことか。で、誕生日っぽいやつ……あるか?」
未央「そもそも『誕生日っぽい料理』ってなんだって話だもんね。ちょっと豪勢なの?」
P「豪勢なものはないんだよな……あ、高いステーキ肉なら残ってるけど」
未央「ステーキはあんまり気分じゃないかな……」
P「どっちだよ」
未央「と言うか、べつに豪勢じゃなくてもいいんだよ。大事なのは心だから」
P「単に『気分じゃない』ってのをいいように言うな……」
未央「うーん……今日は、鶏肉の気分!」
P「じゃあ鶏肉で。鶏肉の……なんだ?」
未央「時間かからないやつ、時間かからないやつ……あ、丼物!」
P「丼か……親子丼とかか?」
未央「とかね。あ、でも、ごはんがいるか」
P「それはなんでもそうじゃないか? まあ、ごはんがなくてもいいかもしれないが」
未央「早炊きだったらつくってる間に炊けるかな? それともレンチン?」
P「最近のレンチンごはんもおいしいからな……それでもいいかもな」
未央「じゃ、決定! 今日のごはんは親子丼です。材料買って、お家に帰ろー!」
P「……家?」
809 :
◆Tw7kfjMAJk
[sage saga]:2020/12/01(火) 22:55:36.62 ID:XVWavLz90
――女子寮内・未央の部屋
P「……うーん。これはグレー」
未央「なんか言った?」
P「いや……まあ、何と言うか。誰にも見つからずに来ちゃったな、と」
未央「寮監さんには会ったけどねー」
P「それはまあな。ただ、他のアイドルとか、そういう……な。と言うか、共用キッチンを使うんじゃないのか」
未央「共用キッチンのほうが大きいし、設備も揃ってるんだけどね。ふたりだけだし、いいかなって」
P「……まあ、いいけど」
未央「それと、こっちのほうが秘密感が出て……いいでしょ? ドキドキ、しない?」
P「悪い意味ではする」
未央「悪い意味かー」
P「……親子丼、さっさと作ろう。なんか、眠くなってきた。このままだと帰るのが危ない」
未央「泊まってかないの?」
P「泊まるわけないだろ……」
未央「つれないなー。それじゃあ料理とまいりましょう。はいはい、手を洗って洗って」
P「じゃあ、俺は……だしでもつくっとくか」
未央「そのうちに私は鶏もも肉を一口大に切り分けます。あと玉ねぎを薄切りに。はい、具材完成!」
P「早いな。それじゃあこれに入れてちょっと煮て」
未央「その間にごはんをチン!」
P「溶き卵を回し入れて……ちょっと半熟め、これくらいか?」
未央「それじゃ、丼に入れたごはんの上にかけて……完成! 親子丼!」
P「……すぐだったな」
未央「すぐだったねー。……あ、飲み物、用意してなかったね。ちょっと待ってて。冷蔵庫から取ってくるね」
P「じゃあ、その内に俺はトイレでも…………いや、やめとくか」
未央「いや我慢されるほうが心配だから変な遠慮せずに行って?」
810 :
◆Tw7kfjMAJk
[sage saga]:2020/12/01(火) 22:56:41.85 ID:XVWavLz90
――
未央「それじゃ、改めて……いただきます!」
P「いただきます」
未央(プロデューサーと私、共同作の親子丼。割といい感じにできた……と思う)
未央(見た目はいい感じにおいしそうだけど……とりあえず、一口)パクッ
未央「……うん」
未央(あ、おいしい。ふつうにおいしい。ちょっと濃いめ、甘めな感じで、プロデューサーの好みの味って感じだ。あー、これ、ごはんと合う。やさしい味の親子丼もおいしいけど、こういうしっかり味がついた親子丼も好きだなー。私はこっち派かも)
未央(あとは…………べつにコメントないかな。卵もいい感じってくらい? いや、ちょっと固めだけど、それはこういうものだと思うし。お店みたいなふわとろ親子丼はなかなか難しいですよ、やっぱり)
P「ん……割とうまくできたな」
未央「だね。これならお誕生日ごはんでも満足の出来ですよ」
P「なら良かった」
未央「ただ、ちょっとパーティー成分が足りないので……かんぱーい!」
P「はい、乾杯。って言っても、これは酒じゃ――うん?」
未央「あ、飲んじゃった」
P「……未央。これは?」
未央「お酒だねー」
P「……終電、まだだったよな」
未央「まだだよー。だから、今日は未央ちゃんに付き合いたまえ」
P「お前な……まあ、今日くらいはいいか」
未央「朝まで語り合わそうではないかー」
P「『今日くらい』って言ったよな? ……ほどほどになら、いくらでも」
811 :
◆Tw7kfjMAJk
[sage saga]:2020/12/01(火) 22:58:18.53 ID:XVWavLz90
――
未央「――とか言ってたのに、ね」
P「……スゥ……スゥ」
未央「寝ちゃったよ、プロデューサー。……私よりは、強かったと思うけど」
未央「疲れてたのかな? 割と眠そうだったもんなー……でも、プロデューサーにしては迂闊だったね」
未央「……明日は、私もプロデューサーも、ちょっと大変かもね。この時間に誰とも会わなかったことはまだ可能性あるかなって感じだけど、朝だとさすがに……だし」
未央「そう考えると、起こすのが吉――なんだけど」
P「……ん……スゥ……」
未央「……起こさなくても、いいかな」
未央「ごめんね、プロデューサー。服、しわになっちゃうと思う。お風呂にも入ってないし、歯磨きもしてないし。他にも寝る前にやることとかやれてないかな」
未央「でも……この誕生日プレゼントは、捨てるにはちょっと惜しいから」
未央「だから、おやすみ。プロデューサー」
未央「……いつも、ありがと」
終
812 :
◆Tw7kfjMAJk
[sage saga]:2020/12/01(火) 23:01:26.78 ID:XVWavLz90
これにて今回は終了ですがまるまる一年ぶりですね。遅すぎる。
書いては没、書いては没、書いては没、みたいな感じでしたね。いつも同じような感じなのに。何を没にするようなことがあると言うのか。とは思いますがまあ個人的なあれやこれやですね。個人的なあれやこれや。どれやねん。
ありがとうございました。
813 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/04/30(金) 00:56:19.77 ID:/MwUV/H80
うおおおおお
生きとったんかワレェ!!
814 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2021/05/23(日) 21:33:48.74 ID:l6E1r4IP0
また時間があったらお願いします🙏
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