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本田未央「プロデューサーとのごはん」 その2
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539 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/15(日) 16:12:05.08 ID:F80AvxYso
ちょうど、昼に食べたメニューだ! 未央がいれば良いのに
540 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/15(日) 18:29:07.31 ID:pIlmPmyco
あったかいなあ
541 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/15(日) 19:17:37.07 ID:X0kpIETmO
乙
相変わらず未央が可愛い
そういえばカキバターって知らなかったわ
結構いい歳なんだが…
542 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/15(日) 20:04:03.39 ID:DIMYcP4Bo
どんどんプロデューサーからも甘えるようになってきていちゃいちゃが更に加速している
いいぞもっとやってください
カキバターに醤油かけるのも美味しいんだよなあ…食べたくなってきた
今回も乙でした
543 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/15(日) 21:08:16.28 ID:F8JA5WFGo
自分がバカ舌なのか運が良いのか分からんけど不味い洋食屋って出会ったことないな
544 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/15(日) 21:13:36.86 ID:hfIL/nSZo
接客のマズい店ならいくらでもあるけどなw
そういう店には二度と行かない
545 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/15(日) 23:49:23.36 ID:GP7daq3Ao
乙
このss見ると自分が美味しい店を知らないで人生損してるって気づかされる気がする
546 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/16(月) 09:17:09.75 ID:DMsaqCtYo
>>538
この店常連だけどホント美味いよね冬場限定のカキ系も夏場限定のビフカツも美味い
というか全部美味い
547 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/16(月) 21:56:55.85 ID:GEZpzuCqo
丁度夜会でやってた店か
548 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/17(火) 20:01:44.20 ID:DLfhT+7u0
更新きてた!お疲れ様です
相変わらず腹が減る・・・
549 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/22(日) 20:28:21.71 ID:kn6QbXkj0
やっぱこのSS最高だわ
550 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/21(火) 20:45:42.62 ID:/ymXPkNGO
ほ
551 :
◆Tw7kfjMAJk
[saga]:2017/03/13(月) 21:34:51.83 ID:5ZX/JYty0
――事務所
P「んー……」
未央(あ、プロデューサー。なんかうなってる。……どうしたんだろ?)
未央(疲れてるのかな……伸びをして……あ、そうだ。こっそり近付いて……っと)コソコソ
未央「……えいっ」ギュッ
P「んっ!? は、ちょ、なんだ!? 誰だ? 離れて……!」
未央「だーれだ♪」
P「未央か!」
未央「む、即答……誰かの声真似した方がよかったかな?」
P「いや、そんなことどうでもいいから離れろ。当てたんだからもういいだろ?」
552 :
◆Tw7kfjMAJk
[saga]:2017/03/13(月) 21:35:32.15 ID:5ZX/JYty0
未央「いやいや、当てたら離すとは言ってませんよ? プロデューサーくんが疲れているみたいだから、未央ちゃんが癒やしてあげようと思いまして」
P「……思いっきり頭に胸が当たってるんだが」
未央「癒されるでしょ?」
P「わざとか! お前、そういうこと軽々しくするなよな……」
未央「プロデューサーにだけだから大丈夫。ほらほら、未央ちゃんの胸をご堪能あれー」
P「っ……未央、お前、本当、早く離れてくれ」
未央「未央ちゃんのお胸では満足できない、と?」
P「そういう意味じゃなくてだな……」
未央「……えっちな気分になっちゃった?」
P「耳元でそういうこと囁くな!」
未央「……ふー」
P「っ! ……未央」
未央「怒らない怒らない。ほら、ぎゅー」ギュー
P「……あー、もう。これで癒やされてる自分の単純さが憎い」
未央「えへへ」
553 :
◆Tw7kfjMAJk
[saga]:2017/03/13(月) 21:36:01.14 ID:5ZX/JYty0
P「……」
未央「……」
P「……未央」
未央「ん? なにかな? プロデューサー」
P「……心臓」
未央「聞こえちゃった?」
P「聞こえちゃった、って……なら、早く離れろよ」
未央「んー……だーめ」
P「なんでだよ」
未央「恥ずかしいけど……でも、こうしているの、幸せだし……私も、安心できるから」
P「……そうか」
未央「うん」
554 :
◆Tw7kfjMAJk
[saga]:2017/03/13(月) 21:36:31.92 ID:5ZX/JYty0
P「……未央」
未央「うん?」
P「ありがとうな」
未央「どういたしまして。それでは、その代わりに……」
P「その代わりに?」
未央「仕事はいったんやめて、ごはん、行こ? ちょうどお昼だし、ね」
P「そうだな。それじゃあ、準備を……なあ、未央?」
未央「ん?」
P「離れてくれないと、準備ができないんだが」
未央「……もうちょっとだけ、こうしてちゃ、だめ?」
P「……ダメじゃない」
未央「……えへへ。デレデューサーだ」
P「……いつもデレてるだろ」
未央「えー。そうかなー?」
P「そうだよ」
未央「……うん。そうかも。未央ちゃんにはデレデレだもんね、プロデューサー」
P「語弊を招く言い方だな」
未央「でも、そうでしょ?」
P「……かもしれないが」
未央「……ぎゅー」ギュー
P「……ん」
555 :
◆Tw7kfjMAJk
[saga]:2017/03/13(月) 21:36:58.68 ID:5ZX/JYty0
――外
未央「それで、今日はどこに行くの? プロデューサー」
P「何も考えてなかったな……何が食べたい?」
未央「んー……元気が出るようなのとか?」
P「元気……あ、カツ丼とかどうだ?」
未央「カツ丼! カツ丼かー……うん、なんだか、食べたくなってきたかも」
P「じゃ、決定ということで……まあ、カツ丼以外にもあるけどな」
未央「でも、カツ丼が有名なお店なんでしょ? それじゃ、たぶんカツ丼を頼むかなー」
P「そうか? まあ、いつもそんな感じだな。気に入ったなら、また来ればいいだけだしな」
未央「そうそう。それじゃ、行こー」
556 :
◆Tw7kfjMAJk
[saga]:2017/03/13(月) 21:37:28.10 ID:5ZX/JYty0
――店の前
P「ってことで、ここだな」
未央「……喫茶店?」
P「だな。カツ丼の大盛りが有名……だと思う」
未央「ってことは、プロデューサーは大盛り?」
P「いや、ここの大盛りは本当に量が多いからな……大盛りにはしない」
未央「プロデューサーでもそうなんだ……」
P「俺はそこそこ食べる方かもしれないが、そこそこでしかないからな?」
未央「私からすればかなり食べる方だと思うんだけど……」
P「未央のお兄さんとか、俺より食べそうなんだが」
未央「それは……どうだろ? さすがに大盛りで有名―、みたいな店を一緒に行ったことはないから」
P「あー、それもそうか。そういうのは男友達とかと行くことが多いからな。それだと、家族だとしてもわかりにくいか」
未央「うん。でも、本当にカツ丼以外にも色々あるね……カツ丼以外のも、おいしいの?」
P「うまい。が、俺はカツ丼を頼むことが多いな」
未央「ということは、それだけカツ丼がおいしいということ?」
P「だな。少なくとも、俺は好きだ」
未央「ふむふむ……楽しみになってきた」
P「俺も話してたら楽しみになってきた……入るか」
未央「はーい」
557 :
◆Tw7kfjMAJk
[saga]:2017/03/13(月) 21:37:55.35 ID:5ZX/JYty0
――店の中
P「お、来たな」
未央「来ましたかー! ……ほうほう」
未央(普通の大きさでも十分に大きい……これは確かに、大盛りだとすごい大きさになりそう)
未央(でも、それよりも……なんか、すごい、おいしそう! たまごはふわふわとろとろで、出汁はひたひた。つゆだく、って感じ)
未央(光り輝く黄金の丼……みたいな? 味が濃そうだけど……うん、おいしそう)
P「じゃ、食べるか」
未央「うん! いただきまーす!」
P「いただきます」
558 :
◆Tw7kfjMAJk
[saga]:2017/03/13(月) 21:38:22.75 ID:5ZX/JYty0
未央(それじゃ、まずはカツとたまごをどかして……おお、ごはんもつゆにひたってる。これは予想よりも濃そうですなー)
未央(んー……カツは後で、最初はごはんとたまごから……っと)パクッ
未央「……んー!」
未央(おいしい! いつも食べているカツ丼とは全然違う。甘辛い出汁とふわふわとろとろのたまご、それから出汁の味がしっかりするごはんが口の中でほわっとほどけて……うん、おいしい!)
未央(これはこの出汁がおいしいのかなー……なんというか、全体的にレベルが高い。すごく、おいしい)
未央(えっと、それじゃあ、次はカツも一緒に……)パクッ
未央「……うん!」
未央(おいしい。衣がザクザクー、みたいな感じではないんだけど……カツ煮? みたいな? うーん、おいしい……)
559 :
◆Tw7kfjMAJk
[saga]:2017/03/13(月) 21:38:53.54 ID:5ZX/JYty0
P「どうだ? 未央」
未央「おいしいよ。想像していたのとは違ったけど、うん、甘めの出汁? つゆ? がいい感じ!」
P「だよな。やっぱりここはうまいな……大盛りじゃなくても、量は十分なくらいあるしな!」
未央「うん、量あるよね。……食べ切れるかな?」
P「食べきれなかったら俺が食べるよ。やっぱり濃い目だし、ちょっと飽きてくるかもしれないからな。その時はその時で味を変えたりしてもいいかもしれないが」
未央「うん。その時はお願い……でも、おいしいから食べきりたい……」
P「わかるぞ、未央。俺も初めて来て大盛りを頼んだ時はそんな感じだった……」
未央「初めて来て大盛りを頼んだんだ……」
P「いや、なんか、有名だったから……『いけるだろ』って思ったんだが……」
未央「ダメだったの?」
P「ギリギリだった。ただ、おいしく食べきるなら並だな、とは思ったな……」
未央「あー……」
P「……まあ、話してないで、食べるか」
未央「うん」
560 :
◆Tw7kfjMAJk
[saga]:2017/03/13(月) 21:39:37.66 ID:5ZX/JYty0
――店の外
未央「うおー……おいしかったけどお腹いっぱいだー……」
P「……ちょっと休めば良かったか?」
未央「いや、ちょっと……あそこに長時間いると……さらにお腹いっぱいになりそうで……」
P「あー……腹がいっぱいだと、料理を見ているだけでな……」
未央「うん……でも、ちょっと休みたいかも。プロデューサー、癒やして癒やしてー」
P「癒やすって……何をしろって言うんだよ」
未央「んー……私がした、逆?」
P「逆、って……つまり、こういうことか?」ギュッ
未央「そういうことそういうことー……頭をぎゅーってする代わりに、未央ちゃんの髪に頭を埋める権利をさしあげようー」
P「お前、俺をどういう人間だと思ってるんだよ……」
561 :
◆Tw7kfjMAJk
[saga]:2017/03/13(月) 21:40:08.27 ID:5ZX/JYty0
未央「未央ちゃん大好きな人―。そして未央ちゃんはプロデューサー大好きな人なのだー」
P「お前、腹がいっぱいでおかしくなってないか?」
未央「なってないなってない。んー……プロデューサーのお胸に癒やされる……」
P「俺の胸の何に癒やされるんだよ……」
未央「胸筋?」
P「胸筋か……」
未央「あとは、ほら、心臓の音を聞くと安心する、っていうやつ? プロデューサー、どきどきしてくれてるもん」
P「……そういうこと言われると恥ずかしいんだが」
未央「お、鼓動が強くなった」
P「実況するな……!」
未央「えへへ。しーあーわーせー」グリグリ
P「頭を胸に押し付けるな……あー、もう。そろそろ離れるぞ」
未央「もうちょっといちゃいちゃしてたいなー」
P「……お前な」
未央「ほら、私、お腹いっぱい。仕方ないでしょ?」
P「なくない。ほら、離れろ」
562 :
◆Tw7kfjMAJk
[saga]:2017/03/13(月) 21:40:36.34 ID:5ZX/JYty0
未央「ああー……まあ、いっか。十分癒やされましたし? プロデューサーも癒やされた?」
P「……まあ」
未央「なら良かった。それじゃあ、午後も元気に頑張ろー!」
P「……あ、未央。お前、そういや午後からレッスンじゃなかったか? そんな食べて良かったのか?」
未央「あ」
P「……未央?」
未央「……その、プロデューサーさん。ダンスレッスン以外には……なりません?」
P「ダンスレッスン以外でも動くだろ。まあ、その……頑張れ」
未央「……レッスンが終わったら、癒やしてほしいな」
P「……ああ」
終
563 :
◆Tw7kfjMAJk
[saga]:2017/03/13(月) 21:43:26.88 ID:5ZX/JYty0
これにて今回は終了です。
これは大阪にあるお店です! でもSS内では東京にあるという設定。都合のいい感じでお願いします。
今回はなんか未央にめちゃくちゃ癒やされたかったんです。ぎゅー、ってされたいなー……っていう欲求ですね。はい。
ここまで読んで下さってありがとうございました。
564 :
◆Tw7kfjMAJk
[saga]:2017/03/13(月) 21:46:10.84 ID:5ZX/JYty0
あとSSとは関係ないですが情熱ファンファンファーレ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
アレを絡めたネタとかにもしたかったんですが、まあ、またの機会に?
そして今年もバレンタインデーとかはスルーしてしまった……また書くかもしれないですけど、ちゃんとチョコは送ってる設定です。甘々な感じらしいです。はい。
改めてありがとうございました。
565 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/03/13(月) 22:58:22.35 ID:4N3lRbfKo
おなかすいたぞ乙
566 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/03/13(月) 22:58:36.03 ID:AssIBpBQO
ずっと待ってた
よかったらホワイトデー編書いてくださいお願いします
乙です
567 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/03/13(月) 23:26:46.00 ID:6zdCyLhno
乙です
568 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/03/14(火) 00:52:29.93 ID:syg0VjvvO
おー久しぶりだ
乙
未央とのいちゃコラ分に心が満たされていく…
569 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/03/15(水) 23:04:13.78 ID:b8HYW1YrO
乙
別にファンファンファーレのイベントが終わったからといって、
関連SS書いたらいけないわけではないんですよ?
570 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/03/22(水) 15:41:10.80 ID:FttuzevC0
いいっすね、ホント
571 :
◆Tw7kfjMAJk
[saga]:2017/04/22(土) 02:49:44.77 ID:MQmdAlGl0
――事務所
P「……なんか、腹が減ったな」
未央「お?」
みく「どこか行くの?」
アナスタシア「ごはん、行きますか?」
P「食いつきがいいな……なんだ? どこか行きたいところでもあるのか?」
572 :
◆Tw7kfjMAJk
[saga]:2017/04/22(土) 02:50:47.40 ID:MQmdAlGl0
未央「行きたいところ……行きたいとこ。私はないかなー。ちょうどお腹減ってたってだけ」
みく「みくもべつに……魚じゃなかったらいいにゃ」
P「そうか。アーニャは?」
アナスタシア「……なんでもいい、ですか?」
未央「いいよ! プロデューサーはいっぱいお店を知ってるからね!」
P「お前が言うのか……というか、俺はそこまで知ってるわけじゃないぞ?」
みく「でも、みくたちよりは知ってるでしょ?」
P「それは……まあ、そりゃあな」
未央「ってことで、アーニャ、何が食べたい?」
アナスタシア「ンー……食べたいのは、肉じゃが、ですね」
みく「そう言えば、アーニャンは肉じゃがが好きなんだったっけ」
アナスタシア「ダー。ロシア料理も好きですけど……どちらかと言えば、和食の方が好きかもしれません」
573 :
◆Tw7kfjMAJk
[saga]:2017/04/22(土) 02:51:27.53 ID:MQmdAlGl0
未央「でも、肉じゃが……肉じゃがかー。お店で肉じゃが、ってあんまり見ないかも。プロデューサー、知ってる?」
P「ああ、一応。居酒屋みたいなもんだが……『お酒も出す店』って感じだから、ギリギリセーフか?」
みく「お酒が出る店でアウトならだいたいの店がダメになっちゃうし、セーフじゃない?」
P「まあ、そうか。……でも、絶対酒飲みたくなるんだよな、あそこ」
アナスタシア「プロデューサー、お酒、飲みますか?」
P「さすがに我慢するよ。アーニャがもうちょっと大きくなったら、一緒に飲もうか」
アナスタシア「ダー♪ ミオもみくも、一緒に飲みましょうね?」
未央「そうだね! 楽しみ……って、割りともうすぐ?」
みく「もうすぐ、って言っても、あと二年以上はかかるけどね」
P「……そう言えば、お前らもう高三か。時が過ぎるのも早いな」
未央「ちょっと大人になった未央ちゃんたちにドキドキしちゃう?」
みく「する?」
アナスタシア「しますか?」
574 :
◆Tw7kfjMAJk
[saga]:2017/04/22(土) 02:51:58.32 ID:MQmdAlGl0
P「ああ。こいつら受験生になったけど大丈夫かなってドキドキする」
未央「それは今言わないで」
みく「やめて」
P「……自分で言っててなんだが、お前ら結構勉強できる方なんだから、そこまで心配いらないだろ? な、アーニャ」
アナスタシア「ダー。私、大学生になるのも楽しみですよ? 二人は違いますか?」
未央「いや、大学生になること自体は楽しみなんだけど……みんな、かなり忙しそうだったから……」
P「アイドル続けながらだもんな。というか、お前ら全員進学か? そりゃ、個人的には進学を進めてはいるが」
みく「それはやっぱり、つぶしがきくから?」
P「だな。それに、大学で何かやりたいことが見付かるかもしれない」
アナスタシア「私、星についてもっと知りたい、ですね」
P「アーニャもこう言ってるし……あ、そう言えばアーニャ。もう志望校とかは決めてるかもしれないが、一応、宇宙とか天文関係に強いところを調べておいたからまた資料を渡すよ。どこがどういう研究をしているのか、ってのもある程度まとめておいた。参考にしてくれ」
アナスタシア「スパシーバ、プロデューサー。ちゃんと確認しますね」
575 :
◆Tw7kfjMAJk
[saga]:2017/04/22(土) 02:52:52.73 ID:MQmdAlGl0
未央「お、おお……み、みくにゃん、見た? なんか……受験生っぽいこと話してる……」
みく「みくたちも受験生だけどね。志望校、まだ決めてないからそろそろ決めなきゃいけないかな……」
P「やっぱり周りの子とかは決めてる子も多いのか?」
みく「はっきりと決めてるー……って子はそんなに多くないかな。『あそこに行きたい』って決めてる子も結構いるけど、ある程度のレベルを決めている、ってくらいの子が多いと思うにゃ」
P「そんなもんか。確かに、高三になる前に志望校、あるいはある程度のレベルを決めて、そこからクラス分け……みたいなものもするところもあるだろうしな」
未央「むぅ……この一年は頑張らないといけない、ってことかな」
みく「もっと前から頑張るべきだけどね」
未央「正論は耳に痛いからやめてほしい」
アナスタシア「でも、ミオは勉強、できますね?」
P「そうなんだよな。こいつ、これで勉強できるからな」
みく「ちょっとむかつくにゃ」
未央「ちょ、ひどくない? うう、アーニャー、なーぐーさーめーてー」ギュー
アナスタシア「ふふっ……いいこいいこ、ですね」ナデナデ
P「完全に子ども扱いなんだが……というか、さすがにそろそろ行くか。話はあとでもできるし、お前らも準備してこい。準備できたら行くぞ」
未央「はーい」
みく「うん」
アナスタシア「ダー♪」
576 :
◆Tw7kfjMAJk
[saga]:2017/04/22(土) 02:55:26.66 ID:MQmdAlGl0
――店内
未央「ほうほう、こういう感じですか」
P「どういう感じだよ」
未央「なんか、ドラマで見るような感じ?」
みく「あー……ちょっとわかるかも」
P「わかるか?」
アナスタシア「いい雰囲気のお店、ですね、プロデューサー」
P「お、気に入ってくれたか、アーニャ。さてさて、早速何を頼むか考えていくか」
未央「メニューはある、けど……壁にも色々貼ってあるね」
P「メニューに載ってないのが壁にあったりするから注意だな。肉じゃがは確定として……」
みく「Pチャンはいつも何を頼むの?」
P「枝豆と唐揚げが確定で、揚げ出し豆腐とかも割りと頼むな。出し巻きたまごとかも個人的には好みだな。酒を飲む時じゃなかったら生姜焼きとかもいい。あと、カレーとかもある。これがまたうまくてな……」
未央「たくさんあるんだね」
アナスタシア「ンー……迷いますね」
577 :
◆Tw7kfjMAJk
[saga]:2017/04/22(土) 02:56:37.52 ID:MQmdAlGl0
みく「あ、とん平焼き。とん平焼きなんてあるにゃ。Pチャン、みく、とん平焼きほしい」
P「さすがはみく。お目が高い。うまいんだよなーとん平焼き。って、ソースの味なら大阪出身だし、みくのが詳しいか?」
みく「どうだろ。わからないにゃ」
アナスタシア「あ、お刺身もありますね」
みく「……アーニャン? いや、頼んでもいいけどね。みくは食べないってだけで」
未央「ポテトサラダとかもあるんだ。おいしい?」
P「割りとなんでもうまいぞ、ここは。あー、ホタルイカの沖漬けとかもいいな……」
みく「そういうの頼んだらお酒欲しくなっちゃいそうだけど」
P「ぐ……わ、わかってるよ。こういう時はな、酒の代わりに白ご飯を食べるんだよ!」
アナスタシア「あんまり食べ過ぎちゃダメ、ですね? プロデューサー」
P「……気遣いありがとう、アーニャ」
578 :
◆Tw7kfjMAJk
[saga]:2017/04/22(土) 02:57:16.50 ID:MQmdAlGl0
未央「餃子にハムエッグに野菜炒めに、焼きそばとかもあるんだ。お茶漬けに卵かけごはんにウィンナーに……おでんとか、筑前煮とかも? うーん……これだけあると、迷っちゃうなー」
みく「もう適当に頼んじゃう? もし余ったらPチャンが食べてくれそうにゃ」
P「そういう適当なのやめてくれ。……えーと、今のところ確定なのは、肉じゃがにとん平焼き、それから枝豆か」
みく「枝豆確定なんだ……」
アナスタシア「私、揚げ出し豆腐がほしいです」
P「お、それじゃあ揚げ出し豆腐も確定、っと。他は?」
未央「白ご飯……って、やっぱりいるかな?」
P「俺は欲しい。んー……白ご飯があるならそんなにいっぱい頼む必要もないか?」
みく「かもね。食べきれなかったら困るし……もしまだ何かいりそうだったら、あとで頼めばいいんじゃない?」
P「それもそうだな。じゃ、とりあえずこれで頼むか。いいか?」
アナスタシア「ダー」
みく「みくもいいよ」
未央「うん! ……あ、唐揚げやっぱりほしいかも」
P「了解。それじゃ頼むな。すみませーん!」
579 :
◆Tw7kfjMAJk
[saga]:2017/04/22(土) 02:57:55.35 ID:MQmdAlGl0
――
P「まずは枝豆、だな」
未央「みんなで適当につまんでもいい?」
P「もちろん」
未央「それじゃ、いただきまーす。……ん、おいしい」
みく「粒がしっかりしてるね」
P「ここのはちょっとかためなんだよな。それで豆の味がしっかり感じられる。これがいいんだよなー」
アナスタシア「ん……おいしいですね。あと、ぽちぽち、楽しいです♪」
未央「枝豆って、こうやって食べるのがいいよねー。なんだか、ずっと手を動かしちゃう」
P「それも醍醐味だよなー。手が止まらなくて、いつの間にかなくなってる」
580 :
◆Tw7kfjMAJk
[saga]:2017/04/22(土) 02:58:30.14 ID:MQmdAlGl0
みく「……Pチャン、ペースはやくない?」
P「それは謝る。でも、止まらないんだよ……クッ、静まれ、俺の右手……!」
アナスタシア「プロデューサー、どうかしましたか?」
P「……ふざけてただけだから、ちょっと本気目に心配されると困るな」
みく「アーニャンの前でやるからにゃ」
P「みくが冷たい……アーニャ、癒やしてくれ……」
アナスタシア「みく、プロデューサーをいじめちゃ、めっ、ですよ?」
みく「今のみくが悪いの!?」
未央「まあまあ、おふざけはそれくらいにして、そろそろ来そうですよ?」
みく「未央チャンに『おふざけはそれくらいにして』って言われるのは複雑だけど……そうみたいだね」
581 :
◆Tw7kfjMAJk
[saga]:2017/04/22(土) 02:58:57.38 ID:MQmdAlGl0
P「ん……一気に来たな。どれから食べるか……」
未央「未央ちゃんは唐揚げから! んっ……熱々……でも、おいしい!」
みく「衣は結構薄めだね。噛んだだけでじゅわっと汁が溢れ出てくるにゃ」
アナスタシア「味もしっかり付いてますね? 味は濃いめ?」
P「だな。じゃあ俺は揚げ出し豆腐……あー、うまい。なんで揚げ出し豆腐ってうまいんだろうな……」
みく「みくはとん平焼きー。……うん、おいしいにゃ。たまごはとろとろで、ソースの味もしっかりしてて。みくはとん平焼きはソースが甘めなのが好みなんだよね」
未央「とん平焼きって、たまごと豚バラ肉……だったっけ? それにソースをかけたー、みたいな」
P「だな。って、関西には多いけど、こっちにはそこまで多くないか。未央とアーニャは初めてだったりしたか?」
未央「私は一応食べたことあるかな。アーニャは?」
アナスタシア「私は初めて、ですね。……んん、おいしいです!」
582 :
◆Tw7kfjMAJk
[saga]:2017/04/22(土) 02:59:24.40 ID:MQmdAlGl0
P「こういうソースの味ってなんでこんなおいしいんだろうな。何と言うか、においだけで食欲が刺激される。あと、とん平焼きってすぐなくなるんだよなー」
みく「とん平焼きにも色々あるけど、具材としてはそこまで多くないからね。お好み焼きよりも『ファーストフード』って感じがあるにゃ」
P「いか焼きみたいなもんか?」
みく「そうかも」
アナスタシア「いか焼き、ですか?」
未央「屋台で売ってる感じの?」
P「あー、そうじゃなくてだな……なんて説明すればいいんだ。粉もんなんだが……」
みく「クレープみたいなのを想像すればいいかな。小麦粉の生地でイカの切り身を包んで、それにソースを塗るの。もちもちしてて、おいしいにゃ」
未央「ほうほう……大阪に行った時にでも食べたいですなー」
アナスタシア「おいしそう、ですね? アーニャ、もちもち、好きです」
P「じゃ、また大阪に行く時にでも食べに行くか。……んー、やっぱりうまいな、とん平焼き。白ご飯で食べるのもまた良い……」
583 :
◆Tw7kfjMAJk
[saga]:2017/04/22(土) 03:00:09.32 ID:MQmdAlGl0
未央「それじゃ、そろそろ……今回の大本命、肉じゃがにとりかかりますかー!」
アナスタシア「ダー♪」
みく「牛肉、じゃがいも、玉ねぎ、しらたき、人参……みくの家でつくるのとだいたい同じかも」
P「まあ、そこまで変わらないんじゃないか? しらたきとか人参とかは家によりそうだし、あと、絹さやとかも入れるとこは入れるか」
未央「まあ、それはいいとして……早速、食べてみましょうか!」
P「だな」
アナスタシア「……ンー、フクースナ♪ おいしいです!」
みく「あ、結構じゃがいもがゴロゴロしてるね。お店のって、ほくほくしてるイメージだったかも」
未央「確かに。でも、ゴロゴロしてるけど、味がしっかりと染み込んでて……これ、おいしいね!」
アナスタシア「なんだか、お家の味、みたいですね?」
みく「ん、そう言えば、そんな感じかも。みくの家とは味付けがちょっと違うはずなんだけど……懐かしい味がする」
584 :
◆Tw7kfjMAJk
[saga]:2017/04/22(土) 03:00:37.42 ID:MQmdAlGl0
P「そうだな。確かに、家でつくるような肉じゃがだ。それがまた良いんだよ……」
未央「おふくろの味、ってやつ? プロデューサーも女の子の得意料理が肉じゃがだったりしたら嬉しい派?」
P「まあ、よく言うよな。女の子の得意料理が肉じゃがだったら嬉しい、って。個人的には肉じゃがにこだわらなくてもいいな。料理が得意なのもべつに必要ってわけじゃない。もちろん、得意だったら嬉しいが」
未央「ほうほう……つまり、プロデューサーくんは未央ちゃんにメロメロ、ってわけだね!」
P「お前料理そこそこって自分で言ってなかったか?」
未央「ふっふっふ……未央ちゃんも修行しているのですよ。今の私の料理を食べたら、プロデューサーはきっと漫画みたいなリアクションをするね」
P「そこまでか。それは楽しみだな。いつか食べたいところだ」
未央「お、それじゃあまた食べる? プロデューサーは何食べたい?」
P「んー、その時の気分にもよるからな……どうするか」
未央「また考えておいてね。私、頑張るから」
P「ああ。期待してる」
未央「うん。期待していてくれたまえ? プロデューサーくんっ♪」
みく「なんで二人はみくたちの前でいちゃいちゃしてるの?」
アナスタシア「私たちもいちゃいちゃ、しますか?」
みく「なんでそうなるにゃ」
585 :
◆Tw7kfjMAJk
[saga]:2017/04/22(土) 03:01:07.96 ID:MQmdAlGl0
P「……さ! それじゃ、肉じゃがを食べ進めるか!」
未央「だね!」
みく「あ、流された。……まあ、いいけど」
アナスタシア「肉じゃがとごはん、合いますね?」
P「そうそう、肉じゃがの牛肉と玉ねぎを乗せて簡易牛丼、みたいにするのが良いんだよな」
未央「あ、それおいしそう。私もやろーっと」
みく「とん平焼き、最後の一切れだけどもらっていい?」
P「俺はいいぞ」
みく「ありがと。それじゃ、もらうね」
未央「私は唐揚げをまたもらおーっと。唐揚げとごはんも合うよね」
P「ごはんはなんにでも合うからな! 厚揚げ豆腐とごはんでもいける」
586 :
◆Tw7kfjMAJk
[saga]:2017/04/22(土) 03:01:34.09 ID:MQmdAlGl0
アナスタシア「ンー……♪ ぜんぶ、おいしいです。幸せ、ですね?」
P「そうだな。幸せだ」
未央「こんな美少女たちと一緒にごはんが食べれて?」
P「……まあ、それもある」
未央「私たちも、プロデューサーと一緒にごはんが食べれて幸せだよ」
P「……そう言ってくれると、嬉しいよ」
みく「いい雰囲気のところ悪いけど、アーニャンが肉じゃがどんどん食べ進んじゃってるよ」
P「マジか! アーニャ、アーニャ、俺ちょっとしらたきほしい」
未央「私はお肉!」
アナスタシア「ダー♪ それじゃ、取り分けますね」
587 :
◆Tw7kfjMAJk
[saga]:2017/04/22(土) 03:02:29.60 ID:MQmdAlGl0
みく「そう言えば、まだ何か頼むの?」
P「んー……俺はまだいけるが、お前らは?」
未央「まだちょっと入るかも?」
アナスタシア「私もです」
みく「みくも。……まあ、残ったらPチャンが食べるでしょ?」
P「……あんまりいっぱい頼むなよ?」
未央「私、ちょっとカレー食べたいかも!」
みく「あ、みくもちょっとほしいかも」
アナスタシア「私も少しほしいです」
P「また結構大きいのを……ああ、もう、俺も食べたくなってきた。ここのカレーは一日置いたカレーっぽくて、たまにめちゃくちゃ食べたくなるんだよな」
未央「そう言えば、出し巻きたまごもおいしかったんだっけ?」
みく「ちょっとほしいかも」
アナスタシア「ダー」
P「わかった! それも頼むか! ……というか、もう、好きなの頼むか! すみませーん!」
終
588 :
◆Tw7kfjMAJk
[saga]:2017/04/22(土) 03:06:37.10 ID:MQmdAlGl0
これにて今回は終了です。
こういう店、好きなんですよねー。なんか、頼んだらなんでも出してくれそうなくらいなんでもある感じなのに、何を頼んでもおいしいっていう。ずるい。
今回はあんまりいちゃいちゃしてないですね。まあ複数人の時はだいたいこんな感じ? あと、食べているシーンで終わるっていうのは初めてかも。
孤独のグルメも始まって色々とごはんが食べたくなる季節ですね。スープカレーが食べたいです。でも今これ書いてて出てきたの食べたくなってきました。肉じゃがも、考えてみるとあんまり食べる機会ないなー……。
ここまで読んで下さってありがとうございました。
589 :
◆Tw7kfjMAJk
[saga]:2017/04/22(土) 03:11:10.06 ID:MQmdAlGl0
あとSSとは関係ないですが劇場アニメ始まりましたね。
いったいどの回がアニメ化するのか全然読めないです。未央はどの回かなー、とか考えてます。この三人の回とか個人的には好きです。
ちょっと話題が遅いですけど、最近はカーナビニュージェネちゃんと一緒にドライブするのが楽しいです。未央が結構喋ってくれる。未央の台詞に台詞を返してさらにこの台詞を言ったらたぶん未央はこう言うだろうなーとかどんどん考えていくのも楽しいです。
改めてありがとうございました。
590 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/22(土) 05:13:07.64 ID:ZEy/uVg3o
乙、今回も良い話だった
591 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/22(土) 08:56:13.05 ID:OcKXPpI/o
乙です
592 :
◆Tw7kfjMAJk
[saga]:2017/04/26(水) 05:49:30.23 ID:ljJVn8eK0
――外
未央「甘いものが食べたい」
P「ん? なんだ、いきなり」
未央「未央ちゃんは仕事で疲れたのです……疲れた人には甘いものが必要なのです……そうは思いませんかね? プロデューサーくん」
P「ああ、お疲れ様。でも、いつもならもうちょっとガッツリしたものー、とか言わないか? 肉とか」
未央「確かにお肉も好きだけど、今日は甘いものを軽く食べたい気分なの! というか、自分でもそう思わせるような言動をしてきた自覚はあるけど、私も一人のかわいい女の子。そして女の子と言えば甘いもの、でしょ?」
P「自覚あるのかよ。……でも、そうだな、甘いもの、食べに行くか」
未央「お、いいの?」
P「いいよ。いつものことだろ?」
593 :
◆Tw7kfjMAJk
[saga]:2017/04/26(水) 05:50:07.42 ID:ljJVn8eK0
未央「えへへ、それはそうだけど……改めて、未央ちゃんのわがままを聞いてくれるプロデューサーは優しいなーって」
P「これくらいのわがままならいくらでも。それで、どこか行きたいところはあるのか?」
未央「うーん……プロデューサーはオススメとか、ある?」
P「オススメ……いくつかは知ってるけど、こういうのは未央の方が知ってるだろ?」
未央「かもね。でも、今日はプロデューサーのオススメのお店に行きたいなー」
P「今日は、って言ってるけど、いつも、じゃないか?」
未央「そうとも言うー」
P「まったく……それじゃ、行くか。未央はもう知ってて、行ったこともあるかもしれないが、俺も食べたくなってきたからな」
未央「ほうほう、それはいったい?」
P「クレープだな。確か、前に美嘉とかがSNSに上げてたような……」
未央「美嘉ねー! それじゃ、私も知ってるかなー。行ったことあるかどうかはわからないけど!」
P「まあ、行ってみないとわからない、か」
594 :
◆Tw7kfjMAJk
[saga]:2017/04/26(水) 05:50:37.53 ID:ljJVn8eK0
未央「だね。あ、そう言えば、美嘉ねーが食べた時って、プロデューサーも一緒だったりしたの?」
P「いや? その時は違うな」
未央「じゃあ、プロデューサーは一人で行ったってこと?」
P「一人で、ではないな。あの時は……凛と藍子が一緒だったか」
未央「しぶりんとあーちゃん? ってことは……カフェみたいな? あーちゃんのオススメ、とか?」
P「違う違う。藍子じゃなくて、凛の勧めで行ったんだよ」
未央「しぶりんが? ちょっと珍しいかも。チョコレートじゃないのに」
P「お前の中の凛、チョコレート好き過ぎだろ……凛も美嘉か誰かから聞いた、って口ぶりだったからな。それでちょうど話題に出たから、じゃあ行ってみるか、って流れでな」
未央「それでおいしかった、と」
P「そういうことだ」
未央「ほうほう……なんだか、期待できますなー」
P「期待させて食べたことあったら悪いけど、な。……とりあえず、行くか」
未央「おー♪」
595 :
◆Tw7kfjMAJk
[saga]:2017/04/26(水) 05:51:14.29 ID:ljJVn8eK0
――店の前
未央「ここ?」
P「ああ。持ち帰り専門店、だな」
未央「ほうほう……なんだか、雰囲気もいい感じだね。おいしそう」
P「その反応だと、来たことはなかったか」
未央「うん。美嘉ねーが上げていたのを見た記憶はあるけど、それくらいかなー」
P「そうか。それで、未央は何にする?」
未央「んー……色々あるんだね。あと、思っていたよりも高級……」
P「それはそうだな。でも、せっかくだ。高いのでもいいぞ?」
596 :
◆Tw7kfjMAJk
[saga]:2017/04/26(水) 05:51:49.51 ID:ljJVn8eK0
未央「高いの……いや、でも、こういうところって、高いのだからっておいしいってわけでもないでしょ? そもそも、いちばん安いのでも高いし……プロデューサーのオススメは?」
P「俺? 俺は……こう言うとなんだが、初めてならいちばんシンプルな、焼きメレンゲと生クリーム、ってやつだな」
未央「ほうほう……じゃあ、私はこれにするね」
P「いいのか? もっと高いのじゃなくても」
未央「ううん、私も、初めてならシンプルなのの方がいいかなー、って思うから。……それに、おいしかったら、また来ればいいでしょ?」
P「また連れてこい、って?」
未央「ダメ?」
P「……いいよ。それじゃ、俺もこれにするか。頼んでくる」
未央「はーい。待ってるね、プロデューサー」
597 :
◆Tw7kfjMAJk
[saga]:2017/04/26(水) 05:52:19.50 ID:ljJVn8eK0
――
P「ん、これだ」
未央「ほうほう、これが……なんか、高級感漂う、って感じだね」
P「だな。……食べるか」
未央「うん! それじゃ、まずは一口……」カプッ
未央「……ん!?」
未央(うわっ! うわ、うわ〜っ! すごい、これ、おいしい!)
未央(生地は香ばしくて、でもしっとりとしていて、もう、生地からおいしいんだけど、生クリームもまた良くて、それから、焼きメレンゲ、焼きメレンゲがさくっとした食感で、口の中ですぐに崩れて……すっごくおいしい!)
未央(これ、ちょっと感動的かも……なんだか、昔想像していた『雲を食べてみたい』って夢が叶ったみたいな感じ……それくらい、おいしい)
未央(あー……美嘉ねー、しぶりん、あーちゃん……知っていたなら教えてよ……これ、もっと早く知りたかったかも……!)
598 :
◆Tw7kfjMAJk
[saga]:2017/04/26(水) 05:52:46.35 ID:ljJVn8eK0
未央(あー、でも、もし先に知ってたら初めてがプロデューサーと一緒じゃなかったかもしれないわけで……いや、まあ、初めてがプロデューサーと一緒じゃないといけないってわけでもないんだけど、でも、うーん……もういいや! とにかく、もう一口)パクッ
未央「ん〜!」
未央(おいしい! 生地がちょっとカリッと香ばしいのと、焼きメレンゲのさくっとした食感。これがもう楽しくて、そこに生地のしっとりとしたのと生クリームが合わさって……なんだか、天国みたい。夢心地、って感じ)
未央(ここ、知っちゃいけない店だったかもしれない……結構なお値段するのに……か、通っちゃいそう……)
P「どうだ? 未央」
未央「すっごくおいしい! 知っちゃったのちょっと後悔するくらいおいしいし、知らなかったのを後悔するくらいおいしい!」
P「あー……その気持ち、わかるかもしれない。なんだろな、これ。本当にうまくて、すぐなくなる。他のも絶対おいしいんだろうが……」
未央「このシンプルなのがもうめちゃくちゃおいしいってわかってるもんね」
P「そうなんだよ。だから、なかなかなー……」
599 :
◆Tw7kfjMAJk
[saga]:2017/04/26(水) 05:53:17.11 ID:ljJVn8eK0
未央「……それじゃあさ、プロデューサー」
P「ん?」
未央「次来る時は……どっちかがこれを頼んで、もう一つは、別のにしない? そうしたら、どっちも食べられる……でしょ?」
P「いいのか?」
未央「もちろん。いつものことでしょ?」
P「まあ、そうなんだが……なんか、一つ食べ切りたくなっちゃいそうなんだよな」
未央「……それはありえそうだけど、我慢してほしいな。ほら、大好きな未央ちゃんの間接キス付きだし?」
P「……それを言われると、素直にうなずけなくなるんだが」
未央「そう? ……でも、嬉しくない?」
P「黙秘する」
未央「あ、ずるーい」
P「大人はずるいもんなんだよ。……さて、もう結構な時間になってきたし、事務所に帰るか」
未央「ん、そうだね。暗くなる時間が遅くなってきたからあんまり感じなかったけど、もうこんな時間か」
600 :
◆Tw7kfjMAJk
[saga]:2017/04/26(水) 05:53:49.42 ID:ljJVn8eK0
P「送るか?」
未央「んー……いいや。プロデューサーも、遅くなっちゃうし」
P「俺はべつにいいんだが」
未央「私がよくないの! それとも、私の家に泊まる? 私の部屋に入っちゃう?」
P「泊まらないし入らない。……というか、そんなこと、簡単に言うなよな」
未央「プロデューサーじゃないと言わないよ。信じてるから」
P「……そうか」
未央「……でも、たまにはもうちょっと強引になってくれてもいいんですよ?」
P「っ……そういうことは、言うな」
未央「むらむらしちゃうから?」
P「そういうことは言うな! ったく……」
未央「えへへ、ごめんね、プロデューサー。……でも、本心だから、ね」
P「……わかってる」
601 :
◆Tw7kfjMAJk
[saga]:2017/04/26(水) 05:54:28.91 ID:ljJVn8eK0
未央「……えへへ」
P「なんだよ」
未央「なんでもなーい。プロデューサーもえっちだなーって思っただけ」
P「なっ……お前なあ、それを言うなら言わせてもらうけど、お前も結構えっちだからな?」
未央「えっ……そ、それを女の子に言うのはどうかと思うなー!」
P「お前から言っておいて何言ってんだよ。未央のえっち」
未央「だーかーらー! ……うう、これ、思ったより恥ずかしい……」
P「俺もいつもそう思っているんだから、お互い様だ」
未央「……プロデューサーは、私がえっちだったら、嫌?」
P「おっ……お前、ここでそれを言うか」
未央「……どうなの?」
P「……嫌じゃない、けど」
未央「そっか。そうなんだ。……ねぇ、プロデューサー」
P「……なんだ」
未央「……プロデューサーの、えっち」
P「ぐっ……否定できない……」
602 :
◆Tw7kfjMAJk
[saga]:2017/04/26(水) 05:55:09.57 ID:ljJVn8eK0
未央「……こ、これでもうお互い様! 終わり! プロデューサー、早く帰ろっ!」
P「そ、そうだな! 帰るか!」
未央「え、えっと……きょ、競争! 駅まで競争しよう!」
P「そ、そうだな! 競争! 競争するか!」
未央「うん! えっと、その……よ、よーい、どん!」
P「あっ! ちょ、未央、そのタイミングずる……はやっ! ちょ、はやい! 未央! 未ー央ー! ちょっと、ちょっと待ってくれ。さすがに現役アイドルに本気出されると勝てないんだが――」
終
603 :
◆Tw7kfjMAJk
[saga]:2017/04/26(水) 05:59:00.23 ID:ljJVn8eK0
これにて今回は終了です。
このお店は好きなんですよね! 個人的に初めて食べた時は感動するくらいでした。結構なお値段しますけど、それだけおいしいと思ってます!
今回は前回から割りと短いスパン。そのぶん長さも短い? かもです。いつもなら会話シーンも食事シーンももうちょっと長めかな?
次回も割りと早めに書けたらいいなーと思います。次はまた複数人……の予定ですが、未央と二人で今回よりも短いやつになる可能性もありますね。
ここまで読んで下さってありがとうございました。
604 :
◆Tw7kfjMAJk
[saga]:2017/04/26(水) 06:03:02.31 ID:ljJVn8eK0
あとSSとは関係ないですがまた東京のオススメのお店とかあったら教えてほしいです。いえ、前に教えてもらったのすら全然行けてないんですけれども。
そろそろまたチェーン店のとか書きたいなーと思いながらもどれを書こうか迷い中ー、みたいな状態です。次はチェーン店ではない……と思いますが。
ここまで読んで下さってありがとうございました。
605 :
◆Tw7kfjMAJk
[saga]:2017/04/26(水) 06:03:29.23 ID:ljJVn8eK0
あ、改めてありがとうございました、でした。どうでもいいですけれども。
606 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/26(水) 06:29:25.42 ID:6hF9Up6Vo
乙、こいつらのイチャつき度が上がってる気がして最高だよ
607 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/26(水) 09:34:54.93 ID:BPrV5CNJo
乙です
608 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/26(水) 19:42:04.87 ID:gnERu92qo
乙
中間3位おめでとう
609 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/01(月) 13:20:15.90 ID:I1WQVmW9O
ご飯というよりおやつだけど、広尾の散歩通りにある「AND THE FRIET」美味かったで
じゃがいもの品種やカット毎に色んな種類を選べて、それを自家製のディップにつけて食べる
ディップもたくさん味があるから何回通っても飽きがこないね
未央というより加蓮が好きそうなとこですがw
610 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/05/15(月) 02:24:32.70 ID:+MJ/oSBdo
未央総選挙2位おめでとうございます
やっぱり楓さんは別格で強かったけど…来年こそは!
611 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/15(月) 07:42:58.97 ID:xgtq4wnUO
ゆーて20万評差だし去年のしまむーほど高い壁でもない
612 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/22(月) 04:08:40.83 ID:n3zCZvH0O
クレープっていいよね
あまあまでラブラブって感じがあって
とりあえず乙です
613 :
◆Tw7kfjMAJk
[saga]:2017/06/22(木) 00:57:37.21 ID:wYdz8+Er0
未央「むむ……」
P「どうした? 未央」
未央「あ、プロデューサー……プロデューサーなら、いいかな?」
P「いいかな? って言われてもな。何の話だ?」
未央「プロデューサーくんは、フライドチキンとピザが融合したものを食べたことはあるかな?」
P「フライドチキンとピザ……って、そういうことか。未央なら一人で行くかとも思ったんだが」
未央「いやー。さすがに未央ちゃんでもあれを一人で食べるのはちょっと厳しいと言いますか。女の子だけでー、って言うのも、ちょっと厳しそうだし」
P「まあ、付き合ってくれる子もそんなにいないか」
614 :
◆Tw7kfjMAJk
[saga]:2017/06/22(木) 00:58:04.13 ID:wYdz8+Er0
未央「そゆことそゆこと。ってわけで、行かない? プロデューサー」
P「ん、行くか。俺も今回のはまだ行ってなかったからな」
未央「今回の……ってことは、前回のは行ったの?」
P「ああ。前のは、思っていたほどはこってりじゃなかった、って感じだったが……今回のは期待できそうだ」
未央「むぅ……私も好きなことは知ってるんだから、連れて行ってくれたらよかったのにー」
P「俺が行ったのは割りとギリギリだったからな。未央はもう行っていたのかと思っていたんだよ」
未央「まあ、今回連れて行ってくれるなら許してしんぜよう」
P「ありがたき幸せ。それじゃ、行くか」
未央「おー♪」
615 :
◆Tw7kfjMAJk
[saga]:2017/06/22(木) 00:58:31.16 ID:wYdz8+Er0
――店の中
未央「まさか三ツ星フィレサンドなんてものがあるなんて……」
P「まあ、アレを二人でわけるならそれも食べてちょうど、ってなもんじゃないか?」
未央「プロデューサー基準で言わないで……もしお腹いっぱいになったら、またプロデューサーにおんぶでもしてもらおうかなー」
P「アレ、結構疲れるからできればやめてほしいな」
未央「アイドルをおんぶできるなんて、むしろ幸せじゃないかな?」
P「それとこれとはべつだ」
未央「えー……あ、来たよ」
616 :
◆Tw7kfjMAJk
[saga]:2017/06/22(木) 00:59:28.91 ID:wYdz8+Er0
P「ん……それじゃ、どっちから食べる?」
未央「CHIZZAからで!」
P「そうか。……やっぱり、箱に入っている状態でもうインパクトあるな」
未央「開けよ開けよ」
P「わかった。それじゃ、オープン」
未央「おおー……思ったより、大きくない?」
P「どれくらいの大きさを想像してたんだよ……」
未央「宅配ピザ……みたいな?」
P「そんなもん食いきれるか」
未央「プロデューサーならいけるかなーって」
P「無理だよ……でも、今回のはチキンの上にビーフを乗せるとかいうバカみたいなことをしているからか、さらにインパクトが強いな」
未央「フライドチキンの上にチーズにプルコギ! ……大きさは思っていたほどじゃなかったけど、これはこれは、健康に悪そうな……」
P「でも、だからこそうまそうなんだよな……ザ・ジャンク! って感じで、最高だ」
未央「未央ちゃんもこういうのはこういうので大好きですよ。……とりあえず、一切れもらうね」
P「ああ。俺も一切れ……っと」
617 :
◆Tw7kfjMAJk
[saga]:2017/06/22(木) 01:00:00.99 ID:wYdz8+Er0
未央(……あれ? 手で持つだけで油でべとべとになるかと思ったけど、それほどでもない……そう言えば、プロデューサー、前回のは思っていたほどこってりじゃなかった、って言ってたっけ)
未央(フライドチキンの部分は油でギトギトって感じじゃなくて、結構あっさりなお肉を使っているのかな? まあ、それでも十分こってりな気はするけど……)
未央(……まあ、食べてみないとわからないってことで、いただきまーす)パクッ
未央「……んー!」
未央(ジャンク! これぞジャンクフード、って感じだ! 一口食べただけでガツン! ってくる。前のはどうだったかわからないけど、これはこってりしてる……でも、それがいい!)
未央(この土台に使われているチキンは……フィレサンドのチキンっぽいかも? チキンだけなら割りとあっさりめだけど、チーズとマヨネーズ、それからプルコギでこってりがどどどーんと上乗せされて、一気に口の中がこってりになるような……なんか、うまい表現が見つからないけど、そんな感じ)
未央(……プルコギも甘辛い味付けでいい感じ。ピザ屋さんのプルコギみたいな……確か、ここのお店の系列にピザ屋さんもあったんだっけ? なら、それと同じか、それに近い感じだったりするのかも。割りとそんな感じするし!)
未央(肉々しくてジューシーで……これはなかなかすごいね。でも、量はさすがに食べられないかなー。手も、最初はあんまり汚れないかな、って思ったけど、気付けば油でギトギトになってるし)
618 :
◆Tw7kfjMAJk
[saga]:2017/06/22(木) 01:00:30.56 ID:wYdz8+Er0
未央(んー……それじゃ、次は三ツ星フィレサンドにいってみよー。ミツボシと言えば未央ちゃんですからね。これはきちんと食べて確かめなければ!)
未央(えーっと……おお、バンズからちょっと違うんだね。さすが三ツ星。ベーコンと……これ、なんだっけ。ラタトゥイユ? が入ってる。あと、チーズも)
未央(バンズはふわふわ……もちもち? なんだか、このバンズだけでもおいしそうな感じ。さてさて、お味のほどは……)パクッ
未央「……ん!」
未央(あ! これおいしい! チキンフィレサンドは結構食べてるけど、これはこれでいいなー。チキンの旨味はいつも通りなんだけど、そこにベーコンとチーズが合わさって、さらに旨味が強力になっている……的な?)
未央(あと、ラタトゥイユもいい仕事してる気がする。これは……酸味? かな? バンズもいいなー……小麦味、って当然か)
未央(いつものはいつものでいいけど、贅沢なお味。うん、余は満足じゃー……なんちゃって)
619 :
◆Tw7kfjMAJk
[saga]:2017/06/22(木) 01:00:59.42 ID:wYdz8+Er0
――店の外
P「うまかったな、未央」
未央「うん、おいしかったー……でも、あんまり食べ過ぎるのはダメだね」
P「それはまあ、なんでもな。しかし、個人的には前のよりもガツンと来て良かった。やっぱりこういうのは、やるならバカみたいにこってりしたものにしてほしいよな。何なら、さらにこってりと、油まみれになるみたいなのでも俺はよかったんだが……」
未央「それだと私はキツそうだからやめてほしいかも……私は今回くらいでいいかなー」
P「三ツ星フィレサンドもよかったな。さすが三ツ星」
未央「さすが私」
P「なんでだよ。……そう言えば、未央、大丈夫なのか?」
未央「うん? 何が?」
P「苦しくなってないか、って。おんぶが必要かどうか、だな」
未央「意外と大丈夫だったね。でも、おんぶしてくれるなら頼んじゃおっかなー?」
P「ならしない。自分で歩け」
未央「はーい。あ、ねぇねぇプロデューサー。今度の仕事のことなんだけど……」
終
620 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/22(木) 01:03:05.50 ID:3wU1/M7zo
乙、久々の更新嬉しい
621 :
◆Tw7kfjMAJk
[saga]:2017/06/22(木) 01:04:55.97 ID:wYdz8+Er0
これにて今回は終了です。
前のCHIZZAの時書いてなかった……ですよね? なかったはず。書いてたら矛盾が生じちゃいますがスルーして下さい!
あと、そもそもCHIZZAも三ツ星フィレサンドももうやってないかもしれない……やってなかったら書くの遅すぎましたね。すみません。やっているならどっちもおいしかったのでオススメです!
今回は間空いた割に短め! 書いてる途中のを抜かしてちょっと短めの書いたらささっとできたので、これくらいの長さのをぽんぽん書いた方がいいのかもしれない……。実際できるかどうかはわからないのですが!
ここまで読んで下さってありがとうございました。
622 :
◆Tw7kfjMAJk
[saga]:2017/06/22(木) 01:10:07.04 ID:wYdz8+Er0
あとSSとは関係ないですがしんげき! さんふらわー! めっちゃ良い……かわいい……。
しんげきいつまでも続いてほしい……さんふらわーCD発売楽しみ……メロディも歌詞も好き……色んな感情があふれる……。
次回は複数人……って前も言ってできなかったしさらにめちゃくちゃ間が空いたりとここに書いたことあんまり実行できてない感あるのでどうなるかわかりません! 早めに更新できたらいいな……とは思います。
改めてありがとうございました。
623 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/22(木) 02:08:12.50 ID:KdNAsz6/o
おつおつ
624 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/22(木) 14:55:57.22 ID:OtAnKdsFo
乙です
625 :
◆Tw7kfjMAJk
[saga]:2017/07/22(土) 01:27:23.24 ID:OOe6VR2K0
――事務所
P「中華を食べたい」
菲菲「ワタシ、作ろうカ?」
未央「お! ふぇいふぇいの中華? 久しぶりに食べたいかも!」
P「あー……そう言われると俺も食べたくなってきたが、そうじゃなく」
のあ「……外食?」
P「だな。……というか、のあ。いたのか」
のあ「……貴方が認識していなかっただけ。でも、そう言われるのは……なかなかに、新鮮ね」
P「確かに、俺ものあに気付かないなんて、自分でも驚いた。ごめんな」
のあ「いいえ……非難しているわけではないわ」
P「そうか?」
のあ「ええ……だから、続きを」
P「ん。まあ、のあの言う通り外食に行きたい……中華を食べに行きたいな、と思ったんだよ」
未央「ほうほう……つまり?」
P「……お前ら、一緒に行かないか?」
菲菲「行くヨー!」
のあ「行くわ」
未央「私はもちろん! それじゃ、行こー!」
626 :
◆Tw7kfjMAJk
[saga]:2017/07/22(土) 01:28:55.97 ID:OOe6VR2K0
――外
未央「それで、どこの中華屋さんなの?」
P「んー……そんなに遠くない。歩いて行ける距離だな」
未央「ほうほう。近所の中華屋さん……なんだか、いい感じの響きですなぁ」
P「そうか? ……というか、菲菲にも来てもらったが、口に合うかな。菲菲は香港出身だから……広東料理?」
菲菲「うーん……たぶん、大丈夫ダヨ? 日本のお店は日本人の舌に合うようになっていることも多いし、別物だからネ」
P「まあ、だいたいそういう店だよな。一応、今回行くところは四川料理……と言っているが、まあ、それだけじゃないっぽいからな」
のあ「四川料理……香辛料による刺激……麻と辣ね」
未央「まーとらー?」
P「麻辣味。唐辛子の辛さと花椒の辛さだな。四川料理と言えばコレのイメージが強いな」
未央「ほあじゃお……聞いたことはあるね!」
P「花椒がそこまで使われている料理ってあんまり食べる機会はないからな。でも、言ったことなかったか?」
未央「あったっけ? うーむ……思い出せない」
627 :
◆Tw7kfjMAJk
[saga]:2017/07/22(土) 01:29:35.50 ID:OOe6VR2K0
P「今回行くところは……確か、担々麺が人気だな」
菲菲「担々麺……香港にもあるケド」
P「香港式の担々麺は日本式に近いんだっけか。今回行くところは……どうなんだろうな。他のところで食べるのとは違うんだが、本場に行ったことがあるわけじゃないから、四川の感じかどうかはわからない」
のあ「……汁は、どれくらいあったのかしら?」
P「汁……それは、割りと普通だったかな」
のあ「それなら……貴方の言う本場……四川省で食べられているものとは違うかもしれないわ。本場では、汁なしが多いから……」
未央「汁なし担々麺?」
菲菲「コンビニで売られているのを見たことあるネ!」
のあ「そうね……私も、なかなか好きよ」
未央「あれはおいしいよね。……あ、そう言えば、あれに入ってるのって……花椒?」
P「だな。と言うか、未央はまだいいとして、菲菲とのあもコンビニに行ってそういうの買ったりするんだな……」
菲菲「便利だからネ!」
のあ「便利だから」
未央「……未央ちゃんが『まだいい』扱いされたのはちょっと思うところがあるけど、二人の口からそういう言葉を聞くと……なんか、イメージが……」
P「どうしてか、あんまりないよな。でも、よく考えればお前らもコンビニくらい行くよなぁ……」
のあ「……P」
P「ん? なんだ、のあ」
のあ「あそこにあるのが、今日行くところかしら」
P「んー……あ、そうだな。もしかして、行ったことあったか?」
のあ「いえ、ないわ。ただ、話から推測するとここと思ったのよ」
未央「へぇ……たかみー、すごいね。私、全然わからなかったよ」
菲菲「ふぇいふぇいもわからなかったヨ! すごいネ!」
のあ「……言われるほどではないわ」
P「まあ、『担々麺』って思いっきり書いてはあるからな……とりあえず、入るか?」
未央「うん! 入ろー!」
628 :
◆Tw7kfjMAJk
[saga]:2017/07/22(土) 01:30:07.96 ID:OOe6VR2K0
――店の中
未央「ほうほう……なんだか、街の中華屋さんー、って雰囲気とはちょっと違うね」
P「かもな。で、何にする?」
菲菲「ワタシは担々麺!」
未央「私もー!」
のあ「私も」
P「俺もだな。あと、麻婆豆腐とか、餃子とかも頼みたいな。それでいいか?」
未央「うん!」
菲菲「麻婆豆腐に、餃子カー……うん、楽しみだネ!」
のあ「どれほどの刺激が得られるのか……期待しているわ」
P「それじゃ、頼むな。すみませーん」
629 :
◆Tw7kfjMAJk
[saga]:2017/07/22(土) 01:30:43.64 ID:OOe6VR2K0
――
未央「まずは麻婆豆腐と餃子が来たね。」
菲菲「麻婆豆腐……辛そうダネ」
P「実際、結構辛い。まあ、適当に食べていくか」
のあ「……私は、麻婆豆腐からいただくわ」
未央「じゃあ、私は餃子から!」
菲菲「ふぇいふぇいも餃子からもらうヨ!」
P「ん。じゃ、俺は麻婆豆腐から……いただきます」
菲菲「いただきます」
のあ「いただきます」
未央「いただきまーす」
630 :
◆Tw7kfjMAJk
[saga]:2017/07/22(土) 01:31:14.99 ID:OOe6VR2K0
未央(さてさて、この餃子だけど……焼餃子で、結構大きい。大ぶりの餃子だね)
未央(見ているだけじゃわからないし、それじゃあ早速……)パクッ
未央「……あふっ」
未央(んっ、熱っ、噛んだらなんか、すごい、肉汁が……ふぅ。ちょっと落ち着いた)
未央(これ、おいしいなぁ……噛んだ時に溢れ出してきた肉汁にはちょっとびっくりしたけど、お肉と野菜の旨味がいっぱい、って感じの餡に、カリッとした皮。なんだか、小籠包と餃子を組み合わせたみたいな感じ? なかなかに新感覚かも)
未央(うーん、おいしかった。じゃあ次は、麻婆豆腐を……の、前に)
未央「プロデューサープロデューサー」
P「ん、なんだ?」
未央「麻婆豆腐って……その、私が食べられるくらいの辛さ?」
P「うーん……どうだろうな。のあはどう思う?」
のあ「……私より、Pの方がわかっていると思うけれど」
P「それじゃあ、麻婆豆腐の感想で」
のあ「……この刺激は、なかなかのものね。花椒が効いている。ピリッと舌が痺れるような刺激……でも、同時に強烈な旨味もある。……私はこれにさらに山椒を入れるけれど、これなら、食べられるんじゃないかしら」
未央「ほほー……たかみー、ありがとう! 餃子はおいしかったけど、熱いから気を付けてね」
菲菲「本当に、おいしかったけど熱かったヨ……」
P「あ、そういや、注意してなかったな。忘れてた」
未央「もー……まあ、いいや。とりあえず、麻婆豆腐ももらうね」
菲菲「ふぇいふぇいももらうヨ」
P「ん。それじゃ、俺は餃子を……」
631 :
◆Tw7kfjMAJk
[saga]:2017/07/22(土) 01:32:19.65 ID:OOe6VR2K0
未央(さてさて、それじゃあ、麻婆豆腐をもらおっかなー。えーと、これを使って食べればいいのかな? ちょっとすくって……)パクッ
未央「ん……? ……んっ」
未央(あっ、これ、結構辛い。ぴりぴりする。これにさらに山椒を入れるって、たかみー……でも、うん、おいしい。たかみーの言う通り、辛さの中にしっかりと旨味もあって、食べやすい)
未央(というか、この刺激が、さらなる一口を求めてしまう……! 花椒が効いていて、でも強すぎるわけじゃなくて……このバランスがそうさせているのかな。あー、もう一口!)パクッ
未央(辛い! でも、おいしい! ……ちょっと、ごはんが欲しくなるかも。って、食べてから考えても遅いんだけど。……次来る時は、ごはん、あったら頼もうかなー)
未央(あ、そう言えば、菲菲は――)
菲菲「……」
未央「……菲菲、辛い?」
菲菲「……ちょっと、辛いネ。でも、おいしいヨ」
のあ「そう。……食べられないのなら、私がもらったのだけれど」
菲菲「……あげないヨ?」
のあ「とらないわ」
未央「……みくにゃんとかにしてるのを見ると、あんまり信じられないんだけど」
のあ「みくはみくだから」
未央「答えになってないのに、なんか納得しちゃう……!」
632 :
◆Tw7kfjMAJk
[saga]:2017/07/22(土) 01:32:54.63 ID:OOe6VR2K0
P「まあ、みくとのあのはじゃれ合いみたいなもんだからな。そう他の人には――ちょ、のあ! それ、俺の餃子……!」
のあ「……余計なことを言うから」
P「お前……あー、もう、いいや。担々麺もそろそろ来るみたいだし」
未央「……たかみーがそういうことするの、ちょっと意外かも」
菲菲「……意外ダネ」
P「そうか? ……いや、まあ、確かに、俺も最初はアンドロイドか何かかよってくらいに思ってたからなぁ……」
のあ「私は人間よ」
P「知ってるよ。今はもう」
のあ「……そう。それなら、いいわ」
未央「私たちはアンドロイドだと思っていたわけじゃないんだけど」
菲菲「勝手に巻き込まないでほしいネ」
P「はっはっは。……さて、担々麺が来たな」
未央「流した……」
633 :
◆Tw7kfjMAJk
[saga]:2017/07/22(土) 01:33:31.42 ID:OOe6VR2K0
のあ「……ん。この香りは……」
菲菲「おいしそうだネ! 見た目だと……濃厚?」
P「割りと。と言っても、くどいほどじゃない……と思う。まあ、食べてみればわかる」
未央「だね。それじゃ、いただきまーす、っと」
未央(まずは……うん。スープを一口)ズズ……
未央「……ん」
未央(おお、やっぱり濃厚。クリーミーな感じ。辛さはそこまででもないけど、甘さもあって、ゴマの風味も結構あって……でも、うん、プロデューサーの言ってた通り、くどくない)
未央(それじゃ、次は具を混ぜて……あ、思ったよりも麺が多い。ということは、麺が売り、だったりするのかな? とりあえず、食べてみて……)ズズ……
未央「……ん!」
未央(あ! これ、いい! おいしい! 麺自体はつるつるしてるんだけど、スープがスープだから、絡みついてくる。そして、後味に辛さがぴりっと引き締めて……これ、ずるずるいけちゃう!)
未央(んー……おいしい。麺をずるずる啜るのが気持ちいいし、味もおいしい。何よりくどくないからいくらでもいけちゃいそうになる。濃厚なんだけど、ずるずるといっちゃって……)
未央(……ん。ちょっと、口の中が辛くなってきたかも。汗も出てきたし……でも、不快じゃない。むしろこれがいい。お箸が止まらない)
未央(担々麺って、そう言えば、そんなに食べたことなかったような気もするけど……おいしいな)
未央(……また、来たいかも)
634 :
◆Tw7kfjMAJk
[saga]:2017/07/22(土) 01:35:55.82 ID:OOe6VR2K0
――店の外
未央「おいしかったね、みんな」
菲菲「お腹いっぱいだけどネ……」
P「麺にスープが絡むからなぁ……見た目より量があるよな」
のあ「……また、一人で来るかもしれないわ」
P「お、のあも気に入ってくれたか」
菲菲「その時はふぇいふぇいも行きたいネ。今日で味も量もわかったから、次は調整するヨ!」
未央「おっとぉ? 他のメニューは気にならないのかな〜?」
菲菲「あっ……確かに、他のメニューも気になるネ。その時は……」
未央「うん。分け合おうとも、ふぇいふぇい。たかみーも、いい?」
のあ「……ええ。その時は、一緒に行かせてもらいましょう」
P「いいのか?」
のあ「一人で来る時は勝手に来るから」
P「ああ、そういう……」
未央「せっかく近くにあるんだし、他の子も連れて来たいよね」
菲菲「そうダネ。確か、辛くないメニューもあったカラ……」
のあ「……私が誘うとしたら……」
P「あー……そろそろ帰るぞ。まだ余裕はあるが、一応な。お前らの予定は、確か……」
終
635 :
◆Tw7kfjMAJk
[saga]:2017/07/22(土) 01:40:18.46 ID:OOe6VR2K0
これにて今回は終了です。
中華のおいしいところが近所にあると嬉しいですよね。いや、中華に限らずおいしいところが近所にあると嬉しいんですけれど。
担々麺ってそんなしょっちゅう食べはしないんですけど、おいしいところで食べると「おいしい……」ってなりますね。なりました。
ここまで読んで下さってありがとうございました。
636 :
◆Tw7kfjMAJk
[saga]:2017/07/22(土) 01:44:20.03 ID:OOe6VR2K0
あとSSとは関係ないですが上位来たり色々ありましたね……。Mobage版にはフリトレがあるからやさしい。
作中でPがのあさんのことを「のあ」呼びにしているのはべつに複雑な設定とかはないです。そう言えば大人組ってあんまり出したことなかった? ような気もしますね。これからもちょくちょく出していきたいような? そもそももうちょっとペース早めたいような。
たぶん次回は結構いちゃいちゃしちゃうんじゃないかなーと思っています。予定ですが。
改めてありがとうございました。
637 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/22(土) 02:16:23.92 ID:oXOqOE6To
おつおつ
638 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/22(土) 02:31:57.40 ID:bd7nap0yO
乙
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[ Aramaki★
クオリティの高いサービスを貴方に
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