【ラブライブ!ss】海未「Printempsを倒します」【安価】

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482 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/07(土) 01:06:01.65 ID:ebXuZMl/0
にこ「まあ、何でもいいわよ。大人しくついてきてくれる?」

海未「嫌だといったら?」

にこ「撃つだけ。絵里や希にはスパイを始末したとだけ伝えるわ」

海未「………………」



海未(…話を聞いてくれる様子ではないですね。にこは私を捕らえるか始末するかしか考えてません)

海未(……私にできるのは、力ずくで黙らせるか、大人しく従うか…それとも…)

海未(どうしましょうか)





>>484

1,逆に捕らえて情報を聞き出しましょう。手っ取り早いです

2,彼女の意志に従いましょう。争いに来たわけではありません

3,…言葉を伝えることを諦めてはいけません。私の目的を伝えればわかってくれるはずです

4,隙を見て逃げ出しましょう。彼女に伝えられる言葉はないですし

5,従う振りをして油断したところをやりましょう。保険としてこの国を壊滅させる算段も講じておきます
483 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/07(土) 02:43:33.72 ID:+f3HLaLY0
かそく
484 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/12(木) 13:09:12.19 ID:KFS4bHPn0
3
485 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/14(土) 23:13:13.33 ID:ZGO3oP9r0
海未(…言葉を伝えることを諦めてはいけません。私の目的を伝えればわかってくれるはずです)



海未「…私は争いを望んでません。どうか武器を置いてくれませんか」

にこ「は?この状況で血迷ってんの?」

海未「ええ、いかれと言われるかもしれません。でもこれから盟友になるかもしれない人間に剣は向けられませんし、恫喝に屈するつもりもありません」

にこ「何か言いたいのよ?意味がわからないんだけど」

海未「あなたと、これからのことをもっと話したいんです。武器や謀略ではなく、言葉と心で」

にこ「………………」



海未(にこは息を長く吐き出すと、銃床を地面について手を目元に当てました)

海未(呆れられてる気もしますが、戦意はなくなったようですね。それだけでも十分です)



にこ「…あんたのそのバカさ加減は死んでも治らなさそうだわ。撃たれるかもしれないのによくもそう…」

海未「にこは撃たないと、信じてましたから」

にこ「……はぁ。まあ、いいわよ。このままほっといても無害そうだから、好きにすれば?一応国賓にって扱いだから同行させてもらうけど」

海未「にこ…ありがとうございます」



海未(にこの心を折るつもりはなかったのですが、図らずもそうなってしまいました)

海未(でも、これでいいんです。私のなすべきことは協力関係を取り付けることですから)
486 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/18(水) 23:44:06.69 ID:cO6CdNXz0
海未(にこは私と同行してくれるようですが、もう夜も遅いので休みましょう)



海未「時間も時間ですし、今日はここで一夜を過ごしますね。にこ、あなたはどうしますか?」

にこ「…わざわざ絵里のところまで帰る理由もないし、私もキャンプのボランティアに参加しようかしらね」

海未「にこの本来あるべき姿だと思いますよ」

にこ「あんたも手伝うのよ。タダ飯食らいは許さないからね」

海未「お安いご用です。本当はこういう仕事をやりたかったんです」




海未(…剣を振るうことくらいしか取り柄のない私に、できる仕事は限られてます)

海未(困っている人への根本的な救済はできませんが、不安を少しでも和らげられるのなら雑用でも喜んでやります)

海未(…それが積み重なれば、みんなの慈愛の気持ちを繋げられると信じて…)



にこ「さて、いくわよ海未」

海未「はい」
487 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/23(月) 23:51:12.82 ID:q0nhOImM0
にこ「私は配給の手伝いに行くから、あんたはゴミの処理をお願い」

海未「はい、任せてください」



海未(キャンプの管理は行き届いてるのか、治安的にも衛生的にも良好な状態に見えます)

海未(とはいえ、にこ達に同調した人間だけでは頭数が足りていないのは一目瞭然です。スタッフの顔には疲労の色が浮かんでます)

海未(休んでもらうためにも、私が代わりに何人分も働かないと)



海未「そんなフラフラでは避難した人たちも不安になってしまいますよ。少し休んでください」

「…そうしたいのはヤマヤマだけど、代わりにやる人なんていないし…」

海未「私がやります。引き継ぐ仕事も私にどんどん申し付けてください」

「そんな、ボランティアの人に代わってもらって休むなんて」

海未「できたばかりの国ですし、お互いに助け合って結束を確かめるのも悪くないと思いますよ」

「………………」



海未(スタッフさんはしばらくポカンとして、その後笑いながら言葉を続けました)



「ふふふふ。恐れ入ったよ、署長みたいに志の高いこと言うんだね」

海未「絵里みたいな…それは買いかぶりすぎですよ」

「さすがに署長が認めた人間だね。ここはあんたの言葉に従っておくよ」

海未「…はい。しっかり休んで、明日に備えてください」



海未(…やはり絵里たちが陰謀を企てているというのは杞憂でしょうか。付き従う者にまで私のことが伝わり、私の言葉に耳を傾けてくれる)

海未(……それくらい、私を警戒しているとも取れますが。真意は本人から聞くしかないでしょう)

海未(安易な思い込みで裏をかかれたくないですから)
488 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/27(金) 23:22:10.75 ID:3pVtwg530


海未(作業に没頭していたようで、気が付けば消灯時間になっていました。キャンプの人々は寝静まり夜番のスタッフが少人数巡回しています)

海未(いろいろと情報も聞けましたし、私もにこと合流しましょう)



海未「にこ、お疲れ様です。そちらはどうですか?」

にこ「明日の支度を終えたところよ。後は寝るだけ」

海未「雑務班も今日の仕事は終えました。…私たちも休みましょう」

にこ「ええ。…その前に少し話でもしない?」

海未「はい、私もそうしたかったです」



海未(人に盗み聞きされそうにない屋上に出て、星一つ見えない夜空を見上げました。この磁気嵐は視界まで奪うのですか)

海未(にこはフェンスに寄りかかって静かに口を開きました)



にこ「…どう思った?今のこの国を見て」

海未「みんな復興への活力にあふれてて良い空気だと思いますよ。一つの目的に向かっている感じですね」

にこ「……そう。あんたは誉めるのが上手いのね」

海未「え?」

にこ「実際には物資の不足から来る略奪や変化を受け入れられない人間が反乱を起こしてるのよ、外では」

海未「……………」

にこ「あんたのとこへも物資を奪いにいったり法外な取引を持っていった人間もいる。それを絵里が必死になって抑圧してる」
489 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/27(金) 23:23:32.83 ID:3pVtwg530



にこ「…結局、国としてまとめることなんてできなった。…それが結果よ」

海未「………………」

にこ「…まだ、私たちは犠牲を払わなきゃいけないのかしらね…」



海未(A-RISEの失脚から続く動乱で、既に国力は機能していない状況。それでも国として人々を引っ張っていくにこたち)

海未(もう犠牲を出さないと思って旗揚げしたのに、犠牲者が増えるばかりでは…やりきれませんね)

海未(……いずれ、私も同じ状況に立たされるのは予想できます)

海未(……それでも、その道をゆくのでしょうか)



>>491

1,ここで諦めるのは、犠牲者の意志を踏みにじることと同じです。やり遂げなければいけません

2,…それでも、私はやります。あなた達の国をも救えるくらいに、大きくなります

3,あなた達では不可能でしたか。…国民も裏切り者を信用できないですしね

4,……泣き言ですか。…私の尊敬しているにこは、弱音など私に吐かないと思ったのですが
490 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/28(土) 01:05:51.14 ID:5psn1EKSO
1
491 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/28(土) 02:14:21.86 ID:7hss9ZN90
2
492 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/01(水) 22:51:11.09 ID:FltaVqYd0
追いついた、一年かけて書いてるSSなんだな乙
493 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/04(土) 00:08:47.01 ID:K32pja1Z0
海未「…それでも、私はやります。あなた達の国をも救えるくらいに大きくなります」

にこ「……つまりそれは、私たちが立ち行かなくなったら攻め滅ぼすってこと?」

海未「…そうなる前に私たちに助けてを求めてほしい、そう思えるくらいに頼れる隣人になると言っているのです」

にこ「………………」

海未「……とはいえ、無意味に民を困窮させ続けるのであればその時は…」

にこ「わかってるわよ、それくらい。そうならないように頑張るわよ」



にこ「完全に信頼はできないけど、それくらいの距離感が必要なのかもね。特に希は依存しやすいし」

海未「依存が深まれば癒着して、腐敗します。それでは前体制と何も変わらないですから」

にこ「A-RISE体制も腐敗を恐怖政治で隠してただけだしねぇ…。…まあ、それでも統率できてたのがA-RISEの手腕なのかもね」

海未「そうですね。彼女らから見習うべきものもあるかと」



にこ「…まあ、あんたの思惑はわかったわ。ベッタリ仲良くする気はないけど、見捨てるほど距離を置く訳でもない。お互い頑張って国を治めていきましょうね、と」

海未「お互い寝首をかかれないように、です。間者はどこに潜んでるかわからないですから」

にこ「ええ。…あんたのとこで迷惑かけてるバカどもの始末はこっちでやるから、心配なく」

海未「お願いします。お互いの成すべきを成せば上手くいきます」

にこ「……ホントにどうにもならなかったらあんた達の手も借りるかもだけど」

海未「……まあ、格安で承りますよ」
494 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/04(土) 00:29:30.02 ID:K32pja1Z0
にこ「頼れる隣人さんも見つけたことだし、私たちも休みましょ」

海未「ええ、では」



海未(同盟、までとは言わないまでも良い印象を持ってもらえたと思います。あとは正式に絵里や希と話をつけて…私も国へ帰りましょう)

海未(…今日はもう寝ましょう)



にこ「宿泊スペースも余裕ないから私と作業車のシートでだけど、いい?」

海未「ええ、さっきまでトランクで寝てましたので随分恵まれてます」

にこ「あんた…何してるのよ…」



海未(にこはやれやれとため息をついて私の肩に手を置きます。そのまま肩を押して歩き始めました)

海未(…一応、仲間と認めてくれたんでしょうか)



にこ「あんた…賞金首なんだからね。…私も盗賊とやPrintempsと手を組んだの許したつもりはないし、…気を付けなさいよ」

海未「はい、肝に命じておきます」



海未(…私たちを潰す手段も取れると。利用価値がなければ)

海未(仲間と呼ぶには少し物騒ですね…)
495 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/04(土) 01:23:05.49 ID:K32pja1Z0

海未(夕方眠ったせいか、なかなか寝付けず気が付けば朝日が窓から射し込んできました)

海未(にこは連日の疲れか寝息をたてて爆睡中です。…参りましたね)

海未(…磁気嵐も去ったことですし、ラジオでも聞きますか。…もちろん、にこを起こさないように車外の設備で)



海未「…あっちの様子をうかがい知れればいいのですが」


海未(チャンネルを手動であわせていると、ニュースらしき音声が入ってきました)





『綺羅氏が復権の声明を出して一日ですが、周辺勢力はどのような反応でしょうか』

海未(…綺羅氏…綺羅ツバサが…?…穂乃果の蘇生に向かって……)

『やはりA-RISEを支持する人間はまだまだいますね。あちこちで歓迎するムードが出来上がってます』



『その反応が気になるのは…Printempsの勢力でしょうね。この混乱の原因ですから。Printemps側からの応答は未だにありませんが』

海未(……私がいないから、決め兼ねていると…。…一刻も早く連絡をとる必要があります)



『それから、カンダーランド独立派も黙ってはいないでしょう。情報はまだ伝わってないでしょうが』

『もう既に綺羅氏と統堂氏がカンダーランドへ向かっていると。果たしてその真意は』

海未(…二人が…?…だとすると、ものすごくまずい状況です)

海未(…言ってしまえば、にこ達は漁夫の利で国を得たというもの。そんな不届き者を支配者は看過しないでしょう)

海未(…直々に潰しにきた、のでしょうか)


海未(……一刻も早く国へ戻って指揮を取れないといけません。…ですが、それはにこ達を見捨てることになるのでは…?)

海未(……どうすればいいんですか…!?)





>>497


1,にこ達とA-RISEのクッション役にならなければ、この国は崩壊します

2,どうにかしてあんじゅと連絡を取りましょう。彼女なら、あの二人を止められるかもしれない…!

3,…いいえ、私が成すべきは私の国を守ること。彼女たちの意思決定に干渉するのはいけません

4,…私たちの国を守るのに、A-RISEと今敵対してはいけません

5,穂乃果のことが気になります。二人に確認しなければ
496 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/04(土) 02:09:40.37 ID:7yDnOH8V0
ksk
497 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/04(土) 02:13:56.90 ID:JP6EHMvtO
1
498 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/11(土) 21:46:20.18 ID:lSdv1ku20
海未「にこ達とA-RISEのクッション役にならなければ、この国は崩壊します。良き協力者になるかもしれない人たちを見捨てるわけにはいきませんね」

海未「にこと…絵里と希に伝えなくては」



海未(急ぎ作業車へと戻って就寝中のにこを起こしました。不機嫌な顔をしましたが、それどころではありません)



海未「にこ、寝てる場合じゃないですよ。事態は思ったより急転してます」

にこ「んあ……?ぁによ…」

海未「絵里と希のところに行きましょう、今すぐに」

にこ「…??」

海未「運転は私がしますから。絵里たちの場所を教えて下さい」

にこ「ふぁぁ〜あ、…魔女の潜んでた神社よ」

海未「あの神社、ですか」



海未(どんな思惑があるのでしょうか。確かに役場だと簡単に居場所が特定されますし、カモフラージュの意味はあるとは思いますが…)

海未(…何だか因縁めいたものを感じますね)

海未(……まあ、そんな話を眠そうなにこに話しても伝わらなさそうですし、寝かせてあげますか)



海未「……事情は絵里たちと一緒の時に話しますので、まだ寝ててください」

にこ「…そうさせてもらうわぁ…」

499 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/11(土) 22:12:04.87 ID:lSdv1ku20
____カンダーランド・神社



海未(さほど距離もなかったので、すぐにあの神社へと到着しました)

海未(石段から先は車ではいけないので徒歩ですが…にこはまだ起きる気配がありません)



海未「にこ、着きましたよ。ほら、起きて起きて」

にこ「あとから五分…」

海未「…もう、あなたもこの国の指揮する人間なんですよ?」

にこ「………………zzz」

海未「……仕方ありませんね…」



海未(…担いでいきましょう。にこは持ち運べるくらい小さいですし)

海未(…にこや私の武器も置いていくわけにはいかないので、米俵のように担ぐしかなさそうです)







____




海未「ぐっ…さすがに堪えますね…」



海未(左の肩ににこを担ぎ、背中に弓と鏑、腰に剣、右手にガンケース。その上でこの石段を登るのはさすがに辛いです)

海未(ようやく踏破し一息つけようよ腰を降ろすと、見覚えのある人物が視界に入りました)



海未「………………希」

希「う……海未ちゃん…?」



海未(掃除をしていたらしい彼女は、私の顔を見るなり手を止めなんとも言えない顔をします)

海未(私も、何と声をかけていいやらわからず鳥たちの声だけが響きます)



希「…それ…にこっち?」

海未「ええ…疲れで爆睡中ですが」



希「…よかった…報復にきたワケじゃないんやね…その様子じゃ」

海未「……あなたが仲間であることには変わりありませんから」

希「海未ちゃん…」



海未(希は安堵した表情で私の所に駆け寄ります)

海未(…希が私を裏切ったとは思っていませんので。希の欲することは私の願いの一部だということには変わりありませんから)
500 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/11(土) 22:51:50.99 ID:lSdv1ku20
希「でもどうしたん?こんなに朝早く。にこっちからはお昼前くらいに連れていくみたいなこと聞いてたんけど」

海未「急を要する事態が迫っているのです。A-RISEが、綺羅ツバサと統堂英玲奈がこの国へ向かっていると」

希「え?」

海未「私の国のラジオを傍受していたら、そんな情報が。事実の可能性が高いかと」

希「そんな…なんで…」

海未「…彼女らが復権を望むのなら、Printempsに対向できる足掛かりが欲しいのでしょう。…手始めに、どさくさに紛れて独立したこの国を平らげる気なのでは」

希「……ここまで上手くいってたのに…」



海未(魔女に魂を売り、仲間を信頼を反故にしてまで望んだ国。それが、早々に危機に晒される)

海未(希の瞳は不安と、それ以上の闘争心を宿しています。A-RISEであろうと排撃してやろうと)

海未(……ですが、国力もない今剣を取れば国はバラバラになってしまいます。…それは止めなければ)



海未「…力んではいけませんよ、希。力で解決すれば、この国は形を保てなくなります」

希「…でも、そんな英雄が現れたら…みんな着いていっちゃうよ…」

海未「…私に任せてはくれないでしょうか」

希「え…海未ちゃんに…?」

海未「…あなた達の統治に干渉してしまうことは重々承知です。ですが…同じ志を持った人間を助けたいのです」

希「………………」



海未(陰謀なのか、真心なのか。希は私を疑っているのか信じているのか)

海未(……真心であることは真ですが、A-RISEの台頭を妨げたいという陰謀めいた意味もあると言えばイエスと答えます)

海未(……希は、判断しませんでした)



希「……絵里ちと一緒に考えるよ。海未ちゃんの提案は魅力的だけど…ウチ一人で決めていいことじゃない」

海未「賢明な判断です。私もいつまであなたの味方でいられるかわからないですから」

希「うん……そうやね」
501 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/20(月) 20:32:59.31 ID:qPUjdK6E0
____神社・架設テント



海未「お邪魔しています、絵里」

絵里「お久しぶりね、海未。こんなに早く来るとは思ってなかったけど」



海未(日が昇りきらない内に絵里は神社に現れました。その顔には疲労の色が見えます)



海未「…お疲れのようなので手短にいきます。ほら、にこも起きてください」

にこ「…起きてるわよ。さすがに」

希「ほんとにー?にこっち、ここにどうやってきたかってわかってないのにー?」

にこ「う、うるさいわね。寝ろって言ったのは海未よ」

絵里「人が寝ないで指揮取ってるときにヌケヌケと…。あなた達少し腑抜けてるんじゃない?」

海未「んんっ。そういう談話は後でお願いします。本題を切り出しますと…」



海未(3人に会話させているといつまで経っても本題を切り出せないので私から振ります)




海未「絵里、希からA-RISEのことは聞いてますね?」

絵里「ええ…まさか英玲奈のヤツがこんなに早く動くなんて…」

海未「…?統堂英玲奈のことを知ってるんですか?」

絵里「…私を警察の役職につけたのは英玲奈なのよ。飼い殺しにする気でいたみたいだけど」

海未「…まあ、こうして反旗を翻したわけですが」

絵里「元からそのつもりだったし。まあ、昔のよしみで適当なところで妥協点を見つけて、支配権を乗っ取ろうって魂胆みたいだけど」

海未「…その話、私に任せてはくれないでしょうか」

絵里「え?」
502 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/20(月) 21:15:26.68 ID:qPUjdK6E0
海未「このままいけばあなたのいうとおりこの国は乗っ取られてしまいます」

絵里「…そうね。今の私たちには、彼女らをはね除ける余力はないわ。落とし所次第では、提案を飲むことも考えてる」

海未「…まだそれは待ってください。私は…私たちはそんな乗っ取りを認めません。そんな事態が起こったのなら、私たちはカンダーランドと戦わねばなりません」

絵里「なら、どうするのよ。私たちはやっぱり戦わなきゃいけないって言いたいの?」

海未「…いいえ。私がA-RISEを牽制します。そんな腐敗を深めることをするならば打ち倒すしかない、と」



にこ「ちょっと、話が読めないんだけど」

希「A-RISEがうちらの国を乗っ取るなら、海未ちゃんは敵になるって。そういいたいんやろ?」

海未「ええ。そう突き付ければ、抑止力になるかと」




海未(どちらにも牽制の意味をもつ小狡い謀略です。絵里たちに恩を売り付け、A-RISEの台頭を妨害する陰謀屋の所業です)

海未(絵里は納得してくれるでしょうか)






>>505 コンマ1の位絵里の選択判定

0〜2:世話になるわね…ありがとう

3〜6:あなたの望みは何かしら?

7〜9:…なめないでもらえるかしら
503 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/20(月) 21:17:36.84 ID:e7HWdYJ9o
やあっ
504 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/21(火) 02:14:06.62 ID:HEIClt880
kskst
505 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/22(水) 01:54:39.25 ID:vX0lvxrb0
どうなるか
506 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/01(水) 00:24:26.86 ID:Ut/DuqZC0
絵里「あなたの望みは何かしら?私たちに恩を売り付けたいわけ?」

海未「…きれい事を言うつもりはありません。そう捉えるならそれで構いませんよ」


海未「あなた達にはこの国を続けてもらいたい。それが私の望む世界の一部となりますから」

希「……海未ちゃんの理想はどこにあるん…?全然見えなくなっちゃったよ…」

にこ「…まあいいじゃない。一方的な信頼を見せつけられても裏がありそうだし、こうやって利用してるしさせてる関係ならわかりやすくて」

絵里「…そうね。信頼はできないけど、信用はできるわ。英玲奈たちが共通の敵である限り」

海未「それでいいです。利害が一致している間はお互い助け合いましょう」



海未(これで、この国とA-RISEに割り込むことの正統性が裏付けされました)

海未(そしてお互いの不可侵も確認できましたし、役目を果たせたと言えるでしょう)

海未(あとは、A-RISEの二人をどう牽制するかです)



海未「では、これで。お世話になりました」

絵里「ええ。…連中はもうこの街に入ってるらしいわ。ここの石段の下で待ってたら会えるんじゃないかしら」

海未「…わかりました」
507 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/01(水) 01:09:33.97 ID:Ut/DuqZC0
海未(石段の一番下で待っていると、二人組の女が神社へ向かってくるのが見えました)

海未(にこのものより古そうな小銃を持った小柄な人と、軽武装の長身な人)

海未(……何度となく見た、支配者の顔でした)



「ここがあんじゅの使ってた神社ね」

「ようやくか。お前が勝手な予測であちこち回るから余計な時間を使っただろうが」

「はいはい反省してますよー長官殿」

海未「…綺羅ツバサに、統堂英玲奈ですね?」

「…?君は…君が園田海未か」



海未(長身の人…英玲奈は手配書と私を照らし合わせて納得したようでした。そして口を開きます)



英玲奈「こんなところで会うなんて、君も陰謀屋だったのかな?」

海未「そんな大ぞれたことじゃありませんよ。ただ友人に会いにきただけで」

英玲奈「友人、か」



海未(特に英玲奈は警戒するでもなくその場から動きません。血の気は薄いようですね)

海未(何か言いたげな英玲奈を尻目に、小柄な人…綺羅ツバサが言葉を発します)



ツバサ「園田海未さん、穂乃果さんがあなたを探してたわよ」

海未「穂乃果が…?」



海未(約束は果たしてくれたようですね。そこは安心しました)



ツバサ「あなたがおこなった革命を各地を回って見て、自分がどうしたいか決めたいって。それからあなたの下へ行って、てね。あ、もちろんあなたの仲間のドクターのことは話しておいたわよ」

海未「…その件に関しては、お礼を言わせてもらいます。ありがとう」

ツバサ「礼を言われる筋合いはないわよ。だって、穂乃果さんが私と手を組んでくれるかもしれないから」

海未「は…?」



海未(意味がわかりませんでした。穂乃果が、A-RISEと組む…?)
508 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/01(水) 01:11:19.54 ID:Ut/DuqZC0

ツバサ「まあ、世間話はさておき。…私たちを待ってたのよね?何でかしら?」

海未「それはこちらが聞きたいです。…まあ大方、絵里をゆすってこの国の支配権に干渉しようという魂胆なのでしょうけど」

ツバサ「それもいいけど、ねぇ」

海未「……?」



海未「…どちらにせよ、あなた達が私の国や絵里たちの国に干渉するのであれば、私は全力であなた達を斬ります。お覚悟を」

ツバサ「肝に命じておくわ。…本当に言われた通りね、あなた」

英玲奈「…では、失礼するよ」



海未(二人は表情を崩さず私を通り過ぎ、石段を登り始めました)

海未(…私の読みは外れていたのでしょうか?それとも駆け引きをしている?)

海未(その不敵な笑みをしばらく忘れることができませんでした)
509 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/01(水) 01:17:42.48 ID:Ut/DuqZC0
※視点1,2,3のいずれかを選択します



>>512 選択

1,凛&ことり&あんじゅ

2,穂乃果

3,海未
510 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/01(水) 11:27:00.52 ID:/vc5AkG+O
511 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/01(水) 13:47:40.91 ID:giPyDcUQO
ksk
512 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/01(水) 13:49:45.55 ID:MMQIW+F20
1
513 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/05(日) 11:44:50.95 ID:rD3ydeaS0
1
514 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/07(火) 22:54:43.03 ID:lYaRWHBo0
____ハーバラ・官邸跡



凛「かよちんを助ける方法、か。どれがいいのかな」

ことり「ラブカを集めるか、希ちゃんを連れてくるか、だね。希ちゃんの方は難しそうだけど」

あんじゅ「そりゃそうだけど。まあ、ラブカを集めて私がやるってのもなかなか時間がかかりそうよ」



凛(海未ちゃんがカンダーランドへ向かって翌朝。残った私たちはかよちんをどう助けるか作戦を考えていた)

凛(…あと、それからのことも)



あんじゅ「凛ちゃんは押収したラブカは使いたくないって言うし」

凛「あれはカンダーランドから魔法を奪い取るための策だもん。自分たちで使うつもりはなかったにゃ」

ことり「そうなると、新しく作るしかないよ?」

凛「……それはダメだよね。もう作らせないよ」

あんじゅ「じゃあ、ばらまいた分を回収するの?」

凛「…悪党からなら、気兼ねなく回収できるよね。そうしようか」

あんじゅ「骨が折れることで…。ま、あなた達らしいけど」



凛(海未ちゃんだって、多分この意見には賛成するはずだよ。こんなきれいにまとまる選択、他にはないにゃ)



ことり「じゃあ、魔法を使った事件の場所を洗っておくね」

凛「ことりちゃん、お願い。近場から攻めていこうよ」

あんじゅ「じゃあ私は旧体制側の様子でも探るかな。あっちにも出回ってると思うし」

凛「うん、ツバサさんと英玲奈さんの後の様子も気になるし。私も各地の団員から情報を集めるよ」
515 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/07(火) 23:17:06.96 ID:lYaRWHBo0
凛(ことりちゃんとあんじゅさんが情報収集のために官邸から出てしばらくすると、人が一人廃墟に向かってきた。どんな物好きだろう)

凛(…まあ、こんなところに来る人間は普通じゃないのは当たり前なんだけどね)



「…ここ、だよね」

凛「にゃ?どうしたの、キミ」

「私と、海未ちゃんが戦って、全部が始まった場所」

凛「……え?」



凛(官邸の外壁をじっと見つめて一人言をつぶやく女の子)

凛(…予想が正解だとしたら、この人は…)



凛「もしかして…高坂、穂乃果ちゃん?」

穂乃果「…へ?私のこと、知ってるの?」

凛「うん。海未ちゃんの…友だちでしょ?」

穂乃果「友だち、なのかな。もうよくわかんないや」



凛(穂乃果ちゃんは困ったように笑顔を作りながら答えた)

凛(……どうしよう。ここにとどまってもらって海未ちゃんと話をしてもらうべきか、それとも…)






>>517

1,海未ちゃんはここに帰ってくるよ。それまで待っててくれないかな?

2,ツバサさん達から聞いてるかもだけど、とあるドクターを蘇生してほしいんだ。そこまで案内するよ

3,私、星空凛。海未ちゃんと一緒にこの街をよくしていこうとしてるんだ

4,あなたの仲間のかよちん…小泉花陽ちゃんが重体で…。一緒に助けてくれないかな?

5,海未ちゃんはここにはいないよ。それじゃ、私は急ぐから
516 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/08(水) 00:32:10.06 ID:QLuqRLVl0
4
517 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/08(水) 00:56:12.11 ID:AAIMumpCO
4

>>454でことりちゃんの事もこうやって説得してるから一番沿ってる気がする
518 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/10(金) 13:12:25.56 ID:NLQCrwkQ0
キャラクター性が破綻してストーリーが支離滅裂になるし、矛盾が生じそうなところは安価にしない方がいいんじゃないか?
逆に安価の醍醐味だと言われればそうかもしれないが…
519 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/15(水) 23:26:21.48 ID:vIDSFk+t0
凛「あなたの仲間のかよちん…小泉花陽ちゃんが重体で…。一緒に助けてくれないかな?」

穂乃果「えっ…かよちゃんが…?」

凛「うん…A-RISEの作った生体兵器と戦って…それで…」

穂乃果「…戦うの苦手って言ってたのにな。何がかよちゃんを駆り立てたんだろう…?」

凛「海未ちゃん、だよ。海未ちゃんの理想に夢を見て、かよちんもその手伝いをしてたんだ」

穂乃果「そっか…」



凛(穂乃果ちゃんは下を向いたまま少しだけ笑うと、しんみりと言葉を続けた)



穂乃果「…私は、海未ちゃんに負けたんだね。志も飲み込まれて、仲間も奪われて、そして戦いにも負けた」

凛「………………」

穂乃果「もう、私には何も残ってないや。何でかA-RISEの二人に助けられて…共闘の誘いを断って…あてもなくさまよってたけど…」

凛「………………」

穂乃果「…何か、バカらしくなってきちゃった。海未ちゃんとことりちゃん、それにかよちゃんがそれだけうまくやってるなら、私のいる意味ってあるのかなぁ…?」



凛(まるで穂乃果ちゃんから生気を感じられない。自分がいなくてもこんなにうまく回るなら、自分の存在意義を見失う、よね…)

凛(ならなおさら放っておけないにゃ!)



凛「かよちんは助けを待ってる。それが穂乃果ちゃんだったらどれだけ嬉しいことだと思う?」

穂乃果「…私?」

凛「そう、穂乃果ちゃん。かよちんの仲間なんでしょ?仲間を助けるのは当たり前だけど、ありがたいことにゃ」

穂乃果「…そう、だよね」


穂乃果「わかったよ、凛ちゃん。私にもお手伝いさせて。…私の生きる意味が欲しいんだ」

凛「もちろん、よろしくにゃ!」



凛(海未ちゃんのためにも穂乃果ちゃんを繋ぎ止めたいと思ったけど…)

凛(今は、このさまよえる女の子に道を示してあげたいと思ったにゃ)
520 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/15(水) 23:47:53.94 ID:vIDSFk+t0
____官邸地下・居住区



穂乃果「…かよちゃん、…こんな寝顔なんだね」

凛「うん…ぎらぎらしてた時とは全然違うよね…」



凛(かよちんの顔が見たいとってことで、穂乃果ちゃんを居住区へ案内した)

凛(かよちんの肩に手をおいて耳元でささやくと、穂乃果ちゃんはすぐに私の方に振り向いた)



穂乃果「…ありがとう、凛ちゃん。今、やっと生きてる感じがするよ」

凛「生きてるよ、穂乃果ちゃんは。だから、今度はかよちんを、ね?」

穂乃果「うん…!」



凛「さて、と。まだ情報は集まってないし。行き当たりばったりでいこう」

穂乃果「?何を探すの?」

凛「ラブカにゃ。あんじゅさんが国中にばらまいたから、それを使って悪さする奴らがいてね」

穂乃果「あー、なるほど。悪党を成敗しつつラブカを集めてかよちゃん蘇生の魔力にしようと」

凛「正解にゃ」

穂乃果「あの人、初めからそのつもりだったんだ…」

凛「にゃ?」

穂乃果「A-RISEのあんじゅさん。あの人からラブカをもらったんだけどね。もう、わけわからないね」

凛「うん。私もあの人のことは全然わからない」



凛(やっぱり、あの契約書は本当だったんだ)

凛(…でも、全く意味がわからない。ラブカを敵である穂乃果ちゃんに渡す理由って…?)



凛「わからないことはおいといて、どこにあると思う?ラブカ」

穂乃果「うーんとね…」





>>522

1,学校かな?木を隠すならなんとかで、避難所に潜んでるかも

2,繁華街かな?悪党のアジトもありそうだし

3,警察署かな?混乱に乗じて警察が悪さしてるかも

4,緩衝地帯かな?独立側の人たちもいるだろうし
521 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/16(木) 02:11:13.64 ID:roGRT9E30
ksk
522 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/16(木) 03:28:39.50 ID:0Gpc5rD0O
2
523 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/24(金) 00:32:07.18 ID:lplHQHY+0
穂乃果「繁華街かな?悪党のアジトもありそうだし」

凛「うん、そうだね。繁華街にいこう。マトモな人はいないかもだけど、逆を言えば倒していい人ばっかりってことにゃ」



凛(穂乃果ちゃんは聞いたとおりにリーダーシップがある人だ。海未ちゃんとはまた違う言葉にできない説得力のあるオーラ)

凛(…なんとなく、かよちんが惹かれたのもわかる気がするにゃ、根っこはそんなに悪い人でもなさそうだし)





____ハーバラ・繁華街



凛「非常事態だけあって、がらんどうだね」

穂乃果「…不思議な感覚だね。海未ちゃんとことりちゃんと一緒に来た時はすごく面白そうな街だったのに」



凛(高層ビルの向こう側を眺めようとする穂乃果ちゃん。その笑顔に少し痛みを感じたのは、…なんでだろう)




穂乃果「……魔法の気配は感じないね」

凛「私も。力のある悪党なら持ってると思ったんだけどなー」

穂乃果「…気を付けよう。何かおかしいと思う」



凛(おかしい、のかなぁ?ただ単純に魔法を使う人がいないだけだと思うんだけど)



穂乃果「……あ、人が倒れてるよ」

凛「この顔…有名な賞金首だと思ったにゃ」

穂乃果「ホント?…だとしても、おかしくない?警察に謝礼金もらうなら身柄を放置するわけないし」

凛「…そのとおり、なんだよね。誰かに倒されたとは思えないね…でも他にこの人が路上に倒れてる理由がわからないよ」

穂乃果「………………」
524 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/28(火) 20:47:59.03 ID:0TKJplOH0
凛「まあ、私たちが助ける義理もないし行こう」

穂乃果「…そうだね。ラブカも持ってなさそうだし」



凛(私と穂乃果ちゃんが後ろを向いた瞬間、異様な気配が迫ってくるのを感じた。殺意を噛み殺していた猛獣が狩りを始めるように)



穂乃果「!!凛ちゃん!!」

凛「くっそ…!」



凛(猛獣は私に飛び掛かってきた。反応がなんとか間に合ってその顎を短剣で押さえつけて踏ん張るけど…)



凛「な…なにコイツ…?」

穂乃果「どうみても生き物じゃないよね…!魔法でできた化け物だよ…!」

凛「…ぅにゃあ!」



凛(穂乃果ちゃんの言ったとおり化け物だ。シルエットのように影のない一色の、犬の形をしたもの)

凛(何をしてくるかわからないから、一旦相手の首を弾いて穂乃果ちゃんの隣まで後退した)



穂乃果「…倒すしかないみたいだね。誰の思惑か知らないけど」

凛「うん…!穂乃果ちゃん、手伝って」

穂乃果「もちろんだよ」
525 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/28(火) 21:17:32.03 ID:0TKJplOH0
>>527

・凛の行動選択
・コンマ一の位行動値判定
・コンマ十の位犬の影の行動選出



<凛(8/6/10)のコマンド>

1,直接攻撃(短剣)
2,ワイヤー(行動成功時、次ターン相手は行動成功しなくなる)
3,魔法攻撃(雷属性)
4,防御






>>528

・穂乃果の行動選択
・コンマ一の位行動値判定
・コンマ十の位犬の影の行動選出


<穂乃果(8/8/9)のコマンド>

1,直接攻撃(剣)
2,魔法攻撃(光属性)
3,補助魔法(相手の技量−1)
4,防御






※穂乃果のステータス
・(体力/技量/敏捷)=(8/8/9)
・属性:陽(光と炎)
・特性:根性(体力が0になった時、1回復し、自爆コマンドが使用可能になる。行動成功時、自分と相手に8ダメージを与える)



※犬の影のステータス

・(体力/技量/敏捷)=(10/8/8)
・属性:魔

<コマンドテーブル>
9,8,7→直接攻撃
6,5,4,3→魔法攻撃(魔属性)
2,1,0→防御

526 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/29(水) 08:42:11.34 ID:MYZFheyBO
ksk
527 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/29(水) 08:43:26.39 ID:iXGEZlR+0
クリティカル来い
528 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/29(水) 19:12:54.51 ID:mZPZwkDQO
1
529 :>>527 [sage]:2017/03/29(水) 23:58:03.33 ID:iXGEZlR+0
ごめん、選択し忘れてた
2
530 :※凛の行動は529で判定します [saga]:2017/04/10(月) 21:25:47.12 ID:XnLwYxPv0
※凛10>犬8の行動値テーブル

9,8→凛行動失敗

7,6→両者行動成功

5,4,3,2,1,0→犬行動失敗



(凛:ワイヤー)(犬:魔法攻撃)(行動値:3)






凛「はたして攻撃が通るかわからないけど、短剣で触れたから打撃は通るはず!」



凛(ワイヤーの先を壁に括り着けて走りながら引っ張る)

凛(敵意を感じなかったのか犬は私を目のない視線で追うだけで意識は穂乃果ちゃんに向かってるみたいだ)



凛「こっちだよ!」



凛(犬の足元にワイヤーが通ったところでUターン。犬の足を括って転ばせた)

凛(あとは縛るだけ!)



凛「これでどうにゃ!」

穂乃果「おお、すごいね凛ちゃん!すばしっこさと早業がマッチしてる!」

凛「ふふん。私も名の売れた盗賊だもん、名前負けはしないよ!」



凛(犬の足の一本をワイヤーで巻き付けて、身動きをとれなくした)

凛(何をされるかわからないし、まずはこうだよね)






犬:体力10→7(判定ダメージ3、次ターン単独行動成功しなくなる)


531 :凛:穂乃果:犬=8:8:7 [saga]:2017/04/10(月) 21:43:25.63 ID:XnLwYxPv0
※穂乃果9>犬8の行動値テーブル

9,8→穂乃果行動失敗

7,6,5,4→両者行動成功

3,2,1,0→犬行動失敗



(穂乃果:剣)(犬:魔法、単独行動成功無し)(行動値:1)






穂乃果「私もいくよ、凛ちゃん!」

凛「うん!」



凛(穂乃果ちゃんは海未ちゃんとは違う両刃の剣を鞘から抜いて犬の首筋を突き刺した。無駄のない剣技は海未ちゃんのものとそっくりだね)

凛(身体の自由を奪われた犬に避ける手段はなく、いとも簡単に貫通する)



穂乃果「…!やっぱりまだ倒れないか。てか、生き物の弱点をついてもあまり効果はないみたいだね!」

凛「!!穂乃果ちゃん、危ない!」

穂乃果「おっと。ありがと凛ちゃん」



凛(…やっぱり動きが洗練されてる。…海未ちゃんと同門の弟子と言っても違和感がないくらい)

凛(…長い間、海未ちゃんと剣技を磨きあってたんだ。素人の私にもわかるよ)



穂乃果「足を引きちぎって抜けるなんて、…それも狼の習性なのかな」

凛「感心してる場合じゃないよ。暴れられたら抑えられない」

穂乃果「そだね。早いこと終わらせよう」






犬:体力7→4(判定ダメージ3)
532 :凛:穂乃果:犬=8:8:4 [saga]:2017/04/10(月) 21:47:18.02 ID:XnLwYxPv0
>>534

・凛の行動選択
・コンマ一の位行動値判定
・コンマ十の位犬の行動判定




>>535

・穂乃果の行動選択
・コンマ一の位行動値判定
・コンマ十の位犬の行動判定
533 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/04/12(水) 00:51:48.83 ID:Yx0ZbOIS0
ksk
534 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/13(木) 20:37:13.09 ID:dWJkyLNo0
えい
535 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/13(木) 20:39:40.19 ID:lYlUM73MO
ほの
536 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/23(日) 22:01:13.97 ID:ixykCShDO
1
537 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/26(水) 21:11:46.25 ID:FUw4WGNQ0
※コマンドが選択されていないので再安価




>>538 凛の行動選択・コンマ判定


>>539 穂乃果の行動選択・コンマ判定
538 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/27(木) 00:54:26.74 ID:7aWLFN6wO
2
539 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/28(金) 08:21:52.30 ID:R3iBzkF+O
1
540 :凛/穂乃果/犬=8/8/4 [saga]:2017/05/02(火) 00:05:44.61 ID:lArrExo60
(凛:ワイヤー)(犬:直接攻撃)(行動値:4)






凛「手負いだけど…確実に!」



凛(確実に動きを封じるために、足で死角をとってから首にワイヤーをかける)

凛(足のない犬は反応できても動きがついてこないから無抵抗と同じ。簡単に吊し上げられた)



凛「さて、もう抵抗できないね」

穂乃果「うん。これで終わりだよ」






犬:体力4→2、次ターン行動成功しない
541 :凛/穂乃果/犬=8/8/2 [saga]:2017/05/02(火) 00:36:55.09 ID:lArrExo60
(穂乃果:剣)(犬:魔法攻撃)(行動値:0)







穂乃果「凛ちゃん、そのまま押さえてて」

凛「うん。けど、どうしたの?」

穂乃果「いやね、魔法で作られた生き物なら調べたら何か手がかりがありそうで」



凛(そう言いながら穂乃果ちゃんは剣を突き立てて犬のお腹をかっさばいた)

凛(字面的にはスプラッターな感じだけど、血は出ないしそもそも生き物かどうかも怪しいからね。抵抗はなかった)



穂乃果「…ラブカだ」

凛「え?」

穂乃果「身体の中に一個ラブカが入ってた。…多分これが原因なんじゃないのかな」

凛「……でもこれ、ヒビ入ってるよ」



凛(犬から取り出したラブカには、大きなヒビが走ってた。そこから魔力が抜けるみたいに光る粉が噴出してる)

凛(……でも、わかったのはそれだけ。なんで犬の中に入ってたのか、なんで犬が襲ってきたのか、その理由を知る手がかりにはならなかった)



穂乃果「でもまあ、一応魔力としては使えるね。もらっておこうよ」

凛「…そだね。あんじゅさんに見せたらこの犬の正体もわかりそうだし」

穂乃果「…あれ?凛ちゃん、あの人と知り合い?」

凛「まあね。かよちんの蘇生のお手伝いしてもらってるんだ」

穂乃果「そうだったんだ…」



凛(穂乃果ちゃんが剣を引き抜くと犬は光る粉になって姿を消した)

凛(穂乃果ちゃんはバツの悪そうな顔をして剣を納めた。…あんじゅさんのこと苦手なのかな)






犬:体力2→0
542 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/29(月) 23:27:34.07 ID:CGF/IZuoO
543 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/09(金) 06:42:24.19 ID:vYz+MNFlO
気長に待ってる
544 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/27(木) 01:34:14.54 ID:z9Y20hzFO
ラブライブに関しては人が多いラブライブ板と人は少ないがちゃんと管理されてるしたらばのラブライブss用の板があるからここでやる理由は基本的にないんだよね
545 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/27(木) 01:36:16.81 ID:OA9m5KB1O
誤爆
546 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/25(月) 19:14:14.27 ID:Kqy65rzdO
横から失礼するぜ。俺ガイル荒らしのハチマ○コことnikkolのpixivとtwitterのアカウントだぜ

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