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【ラブライブ!ss】海未「Printempsを倒します」【安価】
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398 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/10(水) 14:43:38.41 ID:pQ9Z2ZT7O
1
399 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/08/15(月) 22:05:37.11 ID:cGm+1epB0
海未(ありのままを伝えましょう。あとは彼女たちの判断です)
海未「…穂乃果は、私の命を奪おうとしてきました。…私が敵になるとわかってしまったからでしょう」
フミコ「え…海未ちゃんを…?」
海未「はい。…穂乃果は一刻も早く支配体制を崩壊させたかったのでしょう。…やってることは体制側の人間と変わりませんが」
海未「…私もそのまま終わるわけにはいかなかったので、……穂乃果を殺めました」
ミカ「……そんな…」
海未「…しかし、お互いに力を使い果たして…穂乃果は今でも意識が戻っていません」
海未「…あの日のクーデターは、ことりと…花陽がA-RISEを打ち倒し実権を掌握しました」
ヒデコ「そう、だったんだ…」
海未「…知っての通り、ことりには体制を仕切る統率力はありません。…この混乱の原因は、私と穂乃果にあるのです」
フミコ「…海未ちゃんは、どうしたいの?責任を負うの?」
海未「……私を信じる仲間のためにも、…革命を続けます。求めた結果が得られるまで」
ヒデコ「そっか…」
ミカ「…ありがとう、園田さん。何があったか知れて安心したよ」
ヒデコ「尚更穂乃果のこと、ほっとけなくなったね。…今の海未ちゃんを見て、穂乃果は何を思うかな」
フミコ「穂乃果に聞いてみなくちゃね!」
海未「…私の前に立ちはだかるなら、何度でも戦います。私の中に芽生えた穂乃果の理想を共有したいなら、喜んで手を取ります」
ミカ「穂乃果に伝えておくよ。園田さんが思い出と一緒に待ってるって」
フミコ「悔しいけど、穂乃果の一番の理解者は海未ちゃんだね」
ヒデコ「…だから、二人が争ってほしくないよ。…私の勝手な感想だけど」
海未「…その気持ちに応えられるよう、努力します」
400 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/21(日) 16:24:22.63 ID:XVE9G4WSO
>>400
ゲット
401 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/08/25(木) 01:33:26.29 ID:ESCruHpU0
海未「…ところで、皆さんは同じ顔の人間があちこちにいるという噂は知ってますか?」
ミカ「…そっち側でも噂になってるんだ」
ヒデコ「まあ、敵側からしてみれば不気味だしね」
海未「…?含みのある言い方をしますね」
フミコ「……実はね…」
フミコ「あの技術を確立して反抗勢力に提供したのは私たち…なんだ」
海未「……え?」
ヒデコ「……事の始まりは穂乃果の提案だった。『私たちの勢力って、人手が全然足りてないよね。…ラブカを使ってロボットみたいなのを作れないかな?』って」
ミカ「ラブカは人の想いの結晶。意志の力があればものを動かすことができるんだ」
フミコ「でも、ロボットを動かす駆動機関なんて専門外だし、人手として使える素材がなかったし」
海未「……では、同じ顔のあれは…?」
ミカ「……A-RISEの統堂英玲奈さんは、クローンの研究をしてた。とはいえ、成果は芳しくなかったみたいだけどね。パワードスーツを組み込むことでようやく操作できたとか」
ヒデコ「A-RISEがいなくなった後、その研究機関を偶然見つけて、…丁度いい器だと思ってラブカを持たせたら、…人格が発現したのよ」
海未「…それは……」
ミカ「確かに倫理観に反することだと思うよ。けど、発現した人格はラブカにされた人の意志そのものだった。…ただ使い捨てられるよりいいんじゃないのかな…?」
海未(…借り物の肉体に、切り離された魂。…異形と呼ぶ他ありません)
海未(…個人的には嫌悪感がありますが…今重要なのはそれではありません)
海未(統堂英玲奈が作ったクローンということは、兵力として使えるクローンということ。身体能力は驚異的なもののはずです。そしてラブカを核として動くということは、魔法を操ることができるということ)
海未(…Printemps側はかなり不利な戦いを強いられます)
402 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/08/25(木) 01:35:13.11 ID:ESCruHpU0
海未「……なぜ、A-RISE側に技術提供を?穂乃果の敵のはずですよ?」
フミコ「…ことりちゃんを完全に信頼するのは…できないから、かな…」
ミカ「…このままことりちゃんの勢力に支配されたら、何も変わらないよ」
ヒデコ「……穂乃果がやることに意味があるんだからね」
海未「………………」
海未(…ことりへの抑止力として、バラまいたのですか。…まあ、穂乃果ならその災いの芽をものともせず進みそうですが)
海未(しかし、私にとってはかなり厄介な存在ということがわかりました)
403 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/09/05(月) 23:08:32.17 ID:mrk7w/PF0
海未「……色々教えていただいて、ありがとうございました。…私はこれで」
ヒデコ「海未ちゃん。…海未ちゃんはこれからどうするの?…やっぱり、ことりちゃんのところに戻るの…?」
海未「…はい。穂乃果がいない今、ことりの側にいられるのは私しかいません。…一人にさせたら、取り返しのつかないことになります」
ミカ「……やっぱり三人揃ってないとダメだよ。今の園田さん、無茶してる」
海未「……はい。私は無茶することでしか事を成せない不器用者ですから」
フミコ「海未ちゃんばっかり苦難を背負う必要はないよ!……私たちと一緒に、穂乃果を助ける方法を探そうよ…!」
海未「………………」
海未(…穂乃果が……私の信じた穂乃果が戻って来たなら、ことりも道を踏み外すことはないでしょう)
海未(それは甘美で理想的な状況です。今の私が欲する未来です)
海未(……そうなれば、今まで積み上げてきた私だけの信念は溶けてなくなります。花陽と、凛と、希と。真姫や絵里やにこ、それからあんじゅがくれた“園田海未”は消え去ります)
海未(……私は“穂乃果の戦友”に戻ることになります)
海未(……私の心は…どちらを求めているのですか…?)
>>405
1,……あの頃に戻りたい。穂乃果と、ことりと、笑い合える時間に
2,…私を待っている人は、穂乃果とことりだけじゃありません
3,私は越えなければなりません。高坂穂乃果を
404 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/06(火) 10:21:50.11 ID:JacudnP2O
2
405 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/06(火) 17:19:14.93 ID:H4inI61A0
2
406 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/09/15(木) 20:08:16.20 ID:246i3woG0
海未「…私を待っている人は、穂乃果とことりだけではありません」
海未「私が作る世界を見たい、という仲間がたくさんいるのです」
ミカ「…そっか。もう、穂乃果の従者はやめたんだね」
ヒデコ「…海未ちゃんがリーダーの組織か。…案外穂乃果以上にうまくいくのかもね」
フミコ「…頑張ってね、って言いたいところだけど…穂乃果と敵対するなら応援できないかな…」
海未「ええ、わかってます。敵は叩き伏せて、仲間は導きますから」
海未「…穂乃果も、私の仲間にしてみせます」
海未(…それしか、穂乃果を殺めずにすむ方法がないですから)
407 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/09/15(木) 20:44:29.35 ID:246i3woG0
海未(ヒデコとフミコ、ミカはオトノキへ向かうと言って、車を出しました)
海未(花陽たちが穂乃果の蘇生に向かっているとは伝えてあるので、もし鉢合わせても…血腥い争いは避けてくれるでしょう)
海未(…情報は手に入れましたが、クローンにどう対処すればいいかは別の問題です。もう少し詳しく調査する必要がありそうです)
海未(……ことりと合流し、A-RISEの研究機関を調べてみますか)
海未「ことり、今戻りました」
ことり「海未ちゃん、おかえり」
海未「…どうしたんですか?そんな困った顔して」
ことり「なんかね…A-RISEのメンバーの目撃情報があってね」
海未「A-RISE?あんじゅならあの時いたじゃないですか」
ことり「そっちは問題ないと思う。今凛ちゃんと一緒に行動してるみたいだし」
ことり「…問題は綺羅ツバサと、統堂英玲奈。姿をくらましてたけど、さっきオトノキの方に向かったって…」
海未「……!」
海未(…とうとう動き始めましたね。…ツバサの蘇生は上手くいったということでしょうか)
海未(…しかし、なぜオトノキへ…?まさか…穂乃果を……!?)
海未「ことり、花陽は一緒にいましたか!?」
ことり「ううん。二人だけみたい。凛ちゃんのとこにもいないよ。…さっき連絡してみても応答しなかったし」
ことり「…A-RISEに報復されちゃったのかな…」
海未「っ…!」
海未(……花陽がついてないということは…蘇生させた後、…始末したということでしょう…)
海未(そして、次の標的は…穂乃果)
海未(…止めなければ、穂乃果も…)
海未(…手遅れになる前に、動かなければ…!)
>>409
1,A-RISEの二人を追いかけます!穂乃果が危ない!
2,凛とあんじゅと連絡を取りましょう。あんじゅなら止められるかもしれない…!
3,まだ花陽を助けられるかもしれません…!A-RISEの施設を強行調査します!
408 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/15(木) 20:49:59.95 ID:qFHtiBZd0
ンミチャン!
409 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/16(金) 00:49:51.88 ID:58H00lotO
2…かな?
410 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2016/09/17(土) 02:14:27.64 ID:C/CBru3x0
2
411 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/09/23(金) 22:45:47.54 ID:NJOIpwbU0
海未「凛とあんじゅと連絡を取りましょう。あんじゅなら止められるかもしれない…!」
ことり「そうかもしれないけど…。凛ちゃんは今通信車両に乗ってないよ?どうやって連絡とろうかな…」
海未「盗賊団から離れて行動してましたか…面倒なことになりましたね…」
海未(磁気嵐のせいで、携行できる通信機器はせいぜい視認できる範囲くらいでしか機能しません。キャンセラーのついた電子戦用の機器でようやく長距離の通信が可能になります)
海未(凛とあんじゅとコンタクトをとるには…直接行くしかないようですね)
海未「…直接会いに行きましょう。A-RISEの通信機器を使わせてもらった方が、後を追うより確実です」
ことり「わかったよ、海未ちゃん」
ことり「凛ちゃんとあんじゅさんは…官邸跡地にいるって報告があったよ」
海未「距離はそこまで離れていません。すぐ向かいます」
海未(凛がなぜあんじゅとともにいるのか、一緒に行動していた希はどうしたのか、色々聞きたいことはあります)
海未(…ですが、穂乃果が亡き者になるかもしれないという焦りが足を早めました)
412 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/09/23(金) 23:46:04.84 ID:NJOIpwbU0
※視点が凛に切り替わります
__ハーバラ・旧官邸地下シェルター区画
凛(あんじゅさんの状態はあまり良くないみたいだった。魔力もそうだけど、体力的にもかなり疲弊してるらしい)
凛(自分自身が持つ魔力がそもそも少ないのに、ラブカで無理矢理増幅して魔法を扱ってるんだからね…。身体に負荷がかかるのは仕方ないよね…)
凛(……そんな状態でまたラブカで魔力を無理矢理注ぎ込んだら…。…あんじゅさんが、壊れちゃう)
凛(…やっぱり元気になってもらうのが一番だと思うから、ここでかよちんとあんじゅさんのお世話をすることにした)
あんじゅ「悪いわね…こんな不甲斐ない始末で」
凛「気にしないでいいよ、あんじゅさん。もう私たち、仲間でしょ?」
あんじゅ「…そうよね。仲間よね」
凛「そうそう。あんじゅさんにはやってもらわなきゃいけないことがあるから、その他の身の回りのお世話は凛に任せるにゃ」
あんじゅ「ふふ、こき使う気なのね」
あんじゅ「まあ、セキュリティはあの生体兵器がやってくれるし。凛ちゃんにやってほしいのは足りなくなった物資の調達かしらね」
凛「…うん。盗賊団のメンバーに言えば持ってきてもらえると思う」
あんじゅ「便利な配送サービスなことで。盗賊やめて運送業やればいいんじゃない?せっかく資本は揃ってるんだし」
凛「平和になったら考えてみるよ」
413 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/09/23(金) 23:47:03.67 ID:NJOIpwbU0
あんじゅ「……暇そうにしてるわね、凛ちゃん」
凛「だって、炊事お掃除洗濯、なんでもあの生体あさんがやっちゃうんだもん」
あんじゅ「英玲奈の遺伝子ね。ツバサも私も家事はからっきしだもん」
凛「実は凛もにゃ…」
あんじゅ「…じゃ、そんな凛ちゃんにお仕事をあげるわね」
凛「?」
あんじゅ「地上にある屋敷から、ここのコンピュータのアクセスプログラムを持ってきてほしいのよ」
凛「アクセスプログラム?」
あんじゅ「うん。アクセス権限が英玲奈にしか与えられてないから、動かせないのよね。通信を取りたくても取れないから、不便でしょ」
凛「…そうだね」
あんじゅ「たぶん英玲奈の部屋のどこかにあるはずだけど」
凛「……たぶん、同業者がいるにゃ。火事場泥棒ってやつが」
あんじゅ「下着泥棒とかだったら最悪ね。できれば私の部屋のものも持ってきてほしいけど」
凛(……でも、私がここを離れていいのかな?)
凛(例えば、生体兵器がコントロールを失ってあんじゅさんやかよちんを襲うことだってあり得るし…)
凛(刺客がセキュリティを掻い潜ってくるかもだし…)
>>415
1,すぐ戻ればいいよね!行ってきます!
2,不測に備えて待ってるにゃ。通信はこの街のメンバーのを借りるよ
3,ツバサさんと英玲奈さんが帰ってきてからでもいいんじゃない?
414 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/24(土) 00:33:20.06 ID:H09VlVRJO
来てたか。安価下
415 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/24(土) 00:44:49.94 ID:hBgBmMjEO
2が安定っぽいけど……
1で
416 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/24(土) 00:46:44.70 ID:3mRK73soo
たまには冒険しよう
1で
417 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/10/04(火) 22:20:40.58 ID:zLppQy+a0
凛「すぐ戻ればいいよね!行ってきます!」
あんじゅ「お願いね、凛ちゃん。端末に施設のマップデータを送ったから、それで場所を確認してね」
凛「うん!」
凛(…すぐ戻るとは言ってみたものの、やっぱりここはA-RISEの秘密が隠された施設。探索したくなるよね。だって、私は盗賊だよ?)
凛(他の同業者に漁られる前にその秘密を回収するのもいいよね)
凛「さて…どこへ行こうかな」
>>419
1,研究区画かぁ。あの生体兵器の秘密がここに…?
2,官邸にも倉庫があるんだ。何か面白いものがあるかも
3,ツバサさんの部屋って、妙なこだわりがありそうだよね
4,へへ、凛があんじゅさんの部屋を漁ってやるにゃ…
5,ううん、やっぱりプログラムをすぐ取りにいこう
・コンマ一の位偶数で野党と遭遇
418 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/04(火) 22:29:22.17 ID:CdMwfI3bo
3
419 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/05(水) 04:58:12.38 ID:h9QX5/y7O
3
420 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/10/08(土) 22:40:07.45 ID:Q2OQK/570
凛(ツバサさんの部屋って、妙なこだわりがありそうだよね)
凛(冒険して面白いのはそういう場所にゃ。行ってみよう)
__官邸・ツバサの部屋
凛「ここだね。ツバサさんの部屋」
凛「…ダイヤル式の錠なんて、今時なかなか…。…ツバサさんらしい、懐古趣味だにゃ」
凛「まあ、私の得意分野でもあるんだけどね」
凛(いくらツバサさんとはいえ、こういう専門分野の知識はないよね)
凛(私はこのタイプの錠は何度も開けてるし、手順に従ってやれば必ず開くにゃ)
凛(多少時間はかかるかもだけど、今私の邪魔をするのは同業者くらいだし)
凛(…とか言ってる間に解錠できちゃったよ。…1のゾロ目とか、裏の裏をかいたつもりなのかな…?)
凛「よし、わくわくしてきた!ツバサさんの秘密、絶対つかんでやるにゃ!」
「ごくろうさん。どこのシマの人間か知らないが、礼を言っておくぞ」
凛「!!」
凛(どうやら物陰から私が解錠するのを待ってたらしい。こずるいヤツにゃ)
凛(ここらへんをシマにしてる反社会組織の連中みたいだけど…)
凛(……どうしようかな?)
>>422
1,そうなんだ。じゃあ、私の用事が済むまで待っててね
2,ふーん、まあいいや。私は別のとこ漁らせてもらうね
3,……私のこと、知ってる?
421 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/08(土) 22:41:47.30 ID:7gFQUTRvo
1
422 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/08(土) 22:53:57.60 ID:ZWdxGqlf0
3
423 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/09(日) 05:34:56.97 ID:lY/a1IWlO
凛が自分のこと私って言うのって興奮するな
424 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/10/17(月) 21:01:08.33 ID:e3IiucHK0
凛「……私のこと、知ってる?」
「は?」
凛「黄色い靴の盗賊団って、聞いたことないかな?」
「…お前がそれだとでも言ってるのか?警察や軍すら壊滅させられなかった、あの星空凛の」
凛「ご本人だって言ったら、どうする?」
「………………」
凛(…相手はウソかホントか判断に困ってるみたいだ。ホントなら、私の仲間との抗争は免れないし)
凛(ま、どちらにしても無力化はさせてもらうけど)
「…いや、こんなところにいる訳が…」
凛「続きは夢の中で考えるといいにゃ」
「…!!なに!?」
凛(重りのついたワイヤーを投げつけて隙だけの相手に絡ませた。その後、もらったラブカを強く握りしめてみると…)
バリバリバリ
「ぎゃぁぁぁあ!!」
凛「すっごい電撃…。これが凛の魔法…」
凛(死にはしないけど、意識を奪うくらいの電流が流れた。…これは便利かも)
凛「…さて、ツバサさんの部屋を物色しよう」
425 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/10/17(月) 21:23:25.33 ID:e3IiucHK0
__ツバサの部屋
凛「これは…なかなかお金になりそうなものばかり…」
凛(アンティークのついた家具とか、手入れの行き届いた蓄音機、ラックにかけられた木材と鉄の銃などなど。あっちの退役した兵士が隠居してる屋敷みたいな雰囲気だ)
凛(……あまり大量の荷物は持って帰れないから、ツバサさんの一番大切そうなものを探そう)
凛「フォトフレーム……あ」
凛「あんじゅさんと…英玲奈さん。…たぶん政権が樹立する前の写真にゃ…」
凛(…A-RISEのメンバーは、最初は海未ちゃんみたいに革命家として活動してたって聞いたことがある)
凛(軍の叩き上げ隊長のツバサさん、敏腕デカの英玲奈さん、出所不明のあんじゅさん。三人がクーデタを起こして国を乗っ取ったんだっけ)
凛(すすと返り血で汚れた笑顔の三人を見ると……)
凛「……ううん。海未ちゃんは違うよ。海未ちゃんは…ツバサさんたちみたいにはならない」
凛(……海未ちゃんの作る国は、…かよちんみたいな人を増やす国じゃない)
426 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/10/17(月) 21:41:02.01 ID:e3IiucHK0
凛「…さて、棚の中はっと」
凛「……?何かの報告書?」
凛(執務用の机の中に、いくつか文書が入ってた。…重要機密ってやつじゃないかにゃ?)
凛「……中継電波塔建設計画…こっちは…カンダーランドにおける非科学的技術使用者の抑圧…」
凛「……黄色い靴狩り…こわいこわい。…オトノキの反政府組織の調査報告…海未ちゃんのことかな?」
凛「……生体兵器による治安維持…。…これはマズイやつにゃ」
凛(さらっと目を通したけど、表沙汰にすると国家転覆の危機すら有り得るブラックな活動が多々あった。いや、もう転覆しかけてるんだけど)
凛(……もしツバサさんがまた実権を握った時に使えそうだから、これは拝借するにゃ)
凛(ヘンな連中に秘密をばらされるより、いいでしょ)
427 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/10/17(月) 21:55:21.46 ID:e3IiucHK0
凛「さて、一通りは見たかにゃ」
凛「どれをおみあげにしようかなー?」
凛(持って帰れそうなものはあまりなかったにゃ。部屋の家具とか設備ばっかで、手荷物が全然ないんだもん)
凛(あまり荷物を増やしたくないし、一つに絞ろう)
>>429
1,A-RISE三人の写真…これはツバサさんの宝物だよね
2,このライフル…たぶんツバサさんが愛用してたヤツにゃ
3,IDカード…地下の施設で使えないかな?
4,……やっぱ下着とか、プライバシーに係わるものは持ち帰るべきだよね?
428 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/17(月) 21:58:30.62 ID:W7ltYhhKo
2
429 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/17(月) 22:55:54.69 ID:ovm6MUABO
1
430 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/17(月) 23:45:53.79 ID:ct6JtSS6o
いいぞ面白い
431 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/10/25(火) 01:06:11.40 ID:xv7KzCNC0
凛(A-RISE三人の写真…これはツバサさんの宝物だよね)
凛(…こんな世の中でも、一番大切なのは人との絆だよね)
凛(だから、これにするにゃ)
凛「うーん。この後はどうしようかな?もう少し探索を続けようかな?」
>>433
1,あんじゅさんの秘密を暴いてやるのもいいよね
2,英玲奈さんの部屋に行ってさっさとプログラムをとってこよう
3,やっぱり倉庫からお宝のにおいがするにゃ
4,研究区画で危ないデータを頂いておくかな
5,…外に出て海未ちゃんを探しても、いいよね?
・コンマ一の位偶数で何者かと遭遇
432 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/25(火) 01:12:57.66 ID:6aalfVxro
迷うなこれは
433 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/25(火) 02:24:04.75 ID:11FIIy3V0
1
434 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/10/31(月) 20:27:49.84 ID:Egd2MM640
凛「あんじゅさんの秘密を暴いてやるのもいいよね」
凛「ツバサさん以上に謎の多い人だし、何か重大なことを隠してるかも」
凛「…よし、あんじゅさんの部屋を探ろう」
____あんじゅの部屋
凛(…あんじゅさんの部屋の扉に鍵はかかってなかった。…不用心だにゃ)
凛(これなら苦労なく侵入できる、と思ってノブに手をかけると…)
バチッ
凛「にゃ!!電気!?」
凛(…おかしい。私のグローブは絶縁だし静電気は起こらないはずなのに)
凛(…扉自体に魔法がかかってるのかな?そうなると侵入はできないかな)
凛「…侵入口がなければ作ればいいにゃ。丁度便利そうな魔法が使えるし」
凛「…まさか、部屋の壁にまで魔法はかけてないよね?」
凛(短剣に電気を這わせて扉の横の壁に突き刺すと、ゆっくりと貫通した。電熱で焼き切った感じかな)
凛(…どれだけの電力なんだろうね、私の魔法)
凛「…ふう。一丁あがりにゃ」
凛(私一人が入れるくらいの小さい穴を空けて、くぐり抜けたらロープで通せん棒をしておいた。またヘンな連中に妨害されてもアレだし)
凛「さて、ガサ入れガサ入れ♪」
435 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/10/31(月) 20:54:52.06 ID:Egd2MM640
凛(…予想通りというか、あんじゅさんの部屋はなかなかファンシーな趣味をしてるにゃ。パステルカラーで統一された家具やカーペット、クッションやぬいぐるみもたくさん)
凛(…けど、片付けができない性格なのか生活ゴミや脱ぎ捨てられた服が散乱してる。…見せしめに持ち帰ってあげようかな)
凛「…なんだろう。あのぬいぐるみから視線を感じるんだけど…」
凛「………………」
凛(気になってそのぬいぐるみを手にとってみると、突然色が抜けて雪だるまみたくなった。とっさに手を放して短剣を構える)
凛「な、なに!?」
『…にゃ?』
凛「にゃ…?」
凛(聞こえた声と共に、ぬいぐるみはフェルトをまとって新しい形をとった。オレンジの短髪、無邪気な笑顔、黄色の足元…)
凛(……これって、私…?)
凛「………………」
『ふう、大復活にゃ!…にゃ?』
凛「だ、誰!?何者!?」
『うーんと、あなたの魔力をもらって再起動しました、あんじゅさんの魔動人形だにゃ!』
凛「……あんじゅさんの?」
『うん。あんじゅさんが帰ってこないから電池切れしちゃったけど…これで会いにいけるにゃ!』
凛「……そっか」
凛(…特に害はなさそうだから、持って帰ろう。自分で歩いて動けるみたいだし)
436 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/10/31(月) 21:09:20.15 ID:Egd2MM640
凛「…私は星空凛。あんじゅさんに頼まれて必要物資を回収にきたの」
『そうなんだ…。それならお手伝いするにゃ!』
凛「え?」
『あんじゅさんとその仲間のお手伝いをするのが使命なの。そうやって作られたからね』
凛「…もしかして、あんじゅさんのお手製?」
『うん!ラブカと中の針金で動いてるのにゃ!』
凛「なるほどね…。…でも、その見た目は?なんで私に似てるの?」
『ラブカに宿る魔力で姿が変わるように細工されてるにゃ!あんじゅさんの遊び心だにゃ!』
凛「それは…面白いね」
凛(…思えば、変身する前は英玲奈さんに似てたかも)
凛「キミの名前は?名前がないと呼びづらいにゃ」
『うーん。前はえれなって呼ばれてたにゃ!けど、えれなって呼ぶ度に英玲奈さんも振り向いて、あんじゅさんが怒られてたにゃ!』
凛「…まあ、そうなるよね」
『うん、じゃあ今度は“りん”にするにゃ!魔力をもらった人の名前にするのが通例だし!』
凛「……そうだね」
凛(……紛らわしいことになりそうだけど、それはそれで面白そうだし、いっか)
437 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/10/31(月) 21:42:24.88 ID:Egd2MM640
凛「…さて、大事なものを探さないと」
りん『にゃ!』
凛(ベッドの上に端末があったにゃ。…どんな情報が残ってるかな)
凛「…磁気嵐の根源……仮死からの復活……。…魔法はそのために…?」
凛「……なんだろ、これ?地図の上から…何の紋様だろう…?…魔方陣ってやつ…?」
りん『それは磁気嵐を遮断する魔法にゃ!莫大な魔力が必要だけどね!』
凛「……そんなこと、ベラベラしゃべっていいの?」
りん『にゃ……』
凛「……聞かなかったことにしておくにゃ」
凛「……?古い拳銃が二丁?」
凛(およそこの部屋に似つかわしくないものがベッドの隣の棚に入ってた。自衛用とも思えないし)
りん『それ、英玲奈さんとツバサさんが一丁ずつくれたものにゃ!昔使ってたものだよ』
凛「………………」
凛(これは、思い出のつまった宝物なのかな…)
凛「……これは、契約書?……高坂穂乃果?」
凛(……外国の言葉で書かれた契約書だけど、サインはあんじゅさんと高坂穂乃果の文字。……マズイものを見つけた気がするにゃ)
凛(……これも回収にゃ)
凛「さて…他には……剣の鞘?」
凛(…そういえばあんじゅさんは剣を持って戦ってたっけ)
凛(……?あれ?あの剣って、どこから取り出したの?魔法で取り出したのかな?)
りん『その剣を鞘から抜いた時に、魔法はこの世に解き放たれたにゃ!』
凛「え?」
りん『ラブカの剣が抜かれれば魔力が世界を覆うし、納めれば魔力は消え去るにゃ!』
凛「……この剣って、持った人にすごい魔力を与えるの?」
りん『うん!』
凛(…つまり、この剣をあんじゅさんが抜いたからA-RISEが台頭したし、戦乱の世が始まったと)
凛(……いざというとき、役立つかも。この鞘)
438 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/10/31(月) 21:52:17.66 ID:Egd2MM640
凛「さて、どれを持ち帰ろうかな。身重になるのもしゃくだし、どれか一つにしよう」
りん『選ぶにゃ選ぶにゃ!』
>>440
1,やっぱりこの拳銃かな…思い出の品だもんね
2,この端末にもあんじゅさんの役に立つ情報があるかも
3,魔剣の鞘…隠し持っておこう
4,お望みどおり服を持っていこうかにゃ、脱ぎ捨てたやつをね!
5,…ラブカが大量にあったけど、やっぱり回収しておこうかな
439 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/31(月) 22:43:36.35 ID:hZuYOfRnO
5
440 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/01(火) 01:39:43.16 ID:MWsR1fvnO
3
441 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/11/04(金) 21:52:30.52 ID:fmtJebtP0
凛「魔剣の鞘…隠し持っておこう」
凛「…あんじゅさんから剣を奪って鞘に納める時が来るかもしれないし…」
凛「…ここはもう用済みだね。…まだ探索を続けようかな?」
>>443
1,さっさと英玲奈さんの部屋からプログラムを入手して帰ろう
2,研究区画で生体兵器の情報を探ろう
3,倉庫に何かある気がするにゃ…
4,…やっぱり海未ちゃんを探しにいこう
5,……希ちゃんを連れてくれば、かよちんを助けられる…のかな…?
442 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/04(金) 22:04:55.93 ID:Ou+/vevZ0
3
443 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/05(土) 18:33:46.80 ID:LxVsCoGg0
3
444 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/11/09(水) 23:59:22.29 ID:Psv8N6MD0
凛「倉庫に何かある気がするにゃ…」
凛「使えそうな物資が見つけられるかもだし…持ち帰れなくても後で回収すればいいし」
凛「見るだけ見ておこう」
りん「にゃー」
凛「…ん?開いてる…」
凛「…というか、物色中かな」
凛(倉庫の扉は開いていた。一足遅れかな?)
凛(……まだ物音がするけど、仕掛けようか、それとも待ち伏せするか…)
>>446
1,面倒にゃ、叩いて黙らせるよ
2,待ち伏せして確実に無力化しよう
3,脅し半分で説得しよう
4,りん…キミなら注意を引けるよね
445 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/10(木) 00:04:29.02 ID:C3P2so52O
2
446 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/10(木) 22:17:30.67 ID:jgQQ9Jek0
2
447 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/11/14(月) 21:53:09.71 ID:QCpjh6ZP0
凛「待ち伏せして確実に無力化しよう」
凛「それまでは扉の裏で待機にゃ」
凛(どこの勢力の人かは知らないけど、私と同じ場所に潜り込んだのが不運ってことで)
凛(ワイヤートラップで拘束させてもらうよ)
「………………」
凛「………………」
凛(扉の向こう側から気配がする。たぶん一人だ)
凛(足音が近い。もう出てくるかにゃ?)
ガタン
凛「にゃ!?」
凛(半開きの扉は閉じられて内から鍵を掛けられた。その数秒後には窓ガラスを割る音が聞こえた)
凛(やられた!あっちも気づいてた!)
凛(でもなんで…?音も消してたはずなのに…)
凛(…もしかして、魔力を感じ取られた…?)
りん「中にいた人、なかなかの魔力を持ってたにゃー」
凛「やっぱり…。…魔法も考え物だね」
りん「りんは魔力を追跡できるけど…どうするにゃ?」
凛「…どうしようかな?」
1,…追うよ!大事なものが盗み出されたかもしれないし!
2,また先を越される前に、英玲奈さんの部屋のプログラムを取得しよう
3,研究区画のデータを他の誰かにとられるのはまずいよね…
448 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/11/14(月) 21:54:35.19 ID:QCpjh6ZP0
>>450
安価選択1,2,3で
449 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/15(火) 11:50:20.78 ID:qUWQM8uh0
1
450 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/16(水) 10:47:28.84 ID:Qvnjr05F0
1
451 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/11/16(水) 22:18:40.46 ID:5FJogA5n0
凛「追うよ!大事なものが盗み出されたかもしれないし!」
りん「にゃ!ヤツは正面ゲートの方に行ったにゃ!」
凛「うん!いくよ!」
凛(来た道を引き返して正面ゲートまで突っ走る。幸い相手の足は速くないみたいで先回りできそう)
凛(罠を仕掛ける時間はないけど待ち伏せはできるね)
凛「さて、どんな命知らずが潜り込んだのかにゃ?」
「あ…凛ちゃんだったか、やっぱり」
凛「!!ことり、ちゃん…!?」
凛(なんでことりちゃんがここに…?A-RISEにとどめを刺しにきた…?)
凛(ってか、海未ちゃんは一緒じゃないの…?…ことりちゃん一人だとキナ臭いにゃ)
ことり「ねぇ凛ちゃん。ここの地下施設の入り口を教えてくれないかな?けっこう迷子になっちゃったんだよね」
凛「…海未ちゃんは?」
ことり「海未ちゃんも入り口を捜索中だよ」
凛(海未ちゃんもいるんだ。…けど、いまいち信憑性がないなぁ)
凛(…騙し討ちの可能性もあるし、無力化してから海未ちゃんを探してもいい、かな…?)
凛「どうしてここに?A-RISEに何か用があるの?」
ことり「そうだね…穂乃果ちゃんが危ないから、ちょっとお手伝いしてもらおうと」
凛「…?」
凛(どういうこと?穂乃果ちゃんが危ない?)
凛(…穂乃果ちゃんの生命維持がもう限界近いから、急げってことなのかな…)
凛(……だとしたら、狙われてるのは…私?)
凛「……どちらにしても、ことりちゃんは信用できないにゃ。あなたのことは全然わからない」
ことり「…こうしてる間にも、穂乃果ちゃんが危ないの。言わないなら力ずくで聞き出すけど、いいかな?」
凛(……あっちも全然私を信用してないね。経歴が盗賊だし)
凛(…懐柔するか、力ずくか。難しいとこだね)
>>453
1,海未ちゃんのところに連れていって更正させないとね!
2,やめようよ、私もことりちゃんも海未ちゃんの仲間だよ?
3,取引しよう。かよちんの蘇生を手伝ってくれるなら、私もことりちゃんのお手伝いするから
452 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/16(水) 22:47:05.78 ID:PS/djKGJ0
かそく
453 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/17(木) 02:21:43.50 ID:jUGa6Hqw0
3
454 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/11/21(月) 21:30:12.82 ID:tB7XmGE70
凛「取引しよう。かよちんの蘇生を手伝ってくれるなら、ことりちゃんのお手伝いするから」
ことり「?かよちゃんに、何かあったの?」
凛「A-RISEの作った生体兵器の暴走を止める時に…やられちゃったんだ」
ことり「………………」
凛(ことりちゃんは困ったような、悲しむような、よくわからない表情で黙りこんだ)
凛(…ことりちゃんの瞳には海未ちゃんしか映ってないかもしれないけど…かよちんだって同じ志を持った仲間だったはず。…乗ってくれると信じてるよ、ことりちゃん)
ことり「…かよちゃんは…。……うん」
ことり「いつだって、私と穂乃果ちゃんを正しい道に誘導してくれたのはかよちゃん。…海未ちゃんと穂乃果ちゃんの争いを止められるのも…」
ことり 「…わかったよ、凛ちゃん。私に任せて。かよちゃんの蘇生は私がやる」
凛「…ありがとう、ことりちゃん。あなた自身の判断に感謝するよ」
ことり「…その前に、まず穂乃果ちゃんの安全を確保しなきゃ」
凛「?どういうこと、それ。穂乃果ちゃんが危ないって」
ことり「A-RISEの綺羅ツバサと統堂英玲奈がオトノキに向かったって情報があって。…それって、穂乃果ちゃんの息の根を止めに行くってことでしょ?」
凛「………………。なんだ。それは違うよ」
ことり「え?」
凛「二人は逆に穂乃果ちゃんの蘇生に向かったにゃ。かよちんとの約束、でね」
ことり「ほ、ほんとに?」
凛「にゃ。あんじゅさんが地下にいるから、聞いてみるといいよ」
ことり「……なんだぁ。思い違いかぁ」
凛(壮大な思い違いをしてたらしいことりちゃんと…海未ちゃん)
凛(危機感が強いのはいいけど、疑ってばっかりだと自由な国なんてできっこないと思うにゃ)
凛(…その辺も海未ちゃんに言っておかないと)
455 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/11/21(月) 21:45:24.94 ID:tB7XmGE70
凛「さて、海未ちゃんを探して合流したいとこだね」
ことり「私が呼んでくるね。凛ちゃんはまだ用事があるみたいだし。正門前で落ち合うことにしよ?」
凛「うん、そうするね」
凛(…もうそろそろプログラムの回収に向かおう。早くしないとあんじゅさんに怒られそうだし)
凛(…はい。ここが英玲奈さんの部屋)
凛(…マップを見ないとわからないくらい変な場所にあるにゃ。…客室と客室の間って、…謀殺でもする気だったのかな)
凛「鍵は普通の客室と変わらないヤツだ。…偽装、なのかな」
凛「これなら簡単に開けられるにゃ」カチャカチャ
凛(でも、そんなに危機感がない訳がないのが英玲奈さん。開けたと同時に網膜認証が作動したから、反射的に電磁波で強制停止させた)
凛(魔法がなかったらアウトだったよ…)
凛「さて…捜索捜索♪」
456 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/11/21(月) 22:24:22.27 ID:tB7XmGE70
凛(中はまるで監視室のように、いくつものモニターとコンピュータが配置されてた。真ん中にベッドはあるけど…こんなところで寝れるのかな?)
凛(…えーと、アクセスプログラムは…マスターキーにくっついてるって話だけど…)
凛「……んー、全然探せないにゃ…。これは人間の住む部屋じゃないよ…」
りん「こまった時はベッドの下にゃ!」
凛「そんな思春期の少年少女の隠し場所なんて…あった」
凛(英玲奈さん、少年少女だったにゃ…)
凛(乱雑にしまわれた工具箱の中に、鍵束を見つけた。メディア媒体らしきものもいくつかあるし)
凛(それから…ツバサさんっぽいぬいぐるみと、あんじゅさんっぽいぬいぐるみが置いてある。…宝物、なのかな)
凛(あと、護身用なのかリボルバー式の拳銃も置いてある。…かなり使用感があるし、相棒だったりするのかな)
凛「…このアクセスプログラムを使えば、ここのコンピュータの情報を閲覧できる…」
凛「……さて、ここだけの話で覗いちゃおう♪」
凛「…リニアレール敷設計画……エネルギー資源としてのラブカ…」
凛「…密告者…監視協力…?…囚人への人体実験…?…すごいものを見ちゃったにゃ…保存保存」
凛「……個人データ…綾瀬絵里…?…絵里ちゃん、かなりにらまれてるにゃ」
凛「…データ用量がすごくて私の端末じゃ保存仕切れないにゃ。絞らないと」
凛「……いや、データだけ一つのコンピュータに圧縮して持ち帰ることもできるかな…」
凛「どれを持って帰ろう?」
>>458
1,二人のぬいぐるみにしよう。大切なものだよね
2,データを一つのコンピュータにまとめて持ち帰ろう
3,リボルバーにしよう。本領発揮できる武器は必要にゃ
4,…アクセスプログラム、複製しようかな。もしもの時役立つかも
457 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/22(火) 03:53:37.87 ID:Cf7pthfKO
1
458 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/22(火) 04:17:40.32 ID:WDHFgsc80
1
459 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/11/28(月) 22:21:54.79 ID:U+hG0IRJ0
凛「二人のぬいぐるみにしよう。大切なものだよね」
りん「にゃ。英玲奈さんは意外に子供っぽいところがあるにゃー」
凛「…A-RISEって、思ってたより人間味のある人達なのかもね」
凛「さて、ことりちゃんと合流しよう。正門前だね」
凛「…海未ちゃん、希ちゃんのこと言ったらどう思うかな…」
凛「……ううん。海未ちゃんならわかってくれる。信じる力を一番信じてるのは海未ちゃんだもん」
凛「おまたせにゃ、ことりちゃん。海未ちゃんも久しぶり」
海未「凛…!無事でよかった…!」
凛「にゃ?凛は危ない目になんて遭ってないよ?」
海未「A-RISEの施設に単身乗り込むなんてどうかしてますよ!協力者とはいえ、セキュリティが働いたら…!」
凛「ははは。私は盗賊、しかもリーダーだよ?そんなヘマしないって」
海未「…そう、ですよね。不要な心配でしたね」
ことり「まあ二人とも、あんじゅさんのところにいこうよ。…かよちゃんの様子も確認しておかないといけないし」
海未「はい…!花陽が…そんなことに…」
凛「…大丈夫にゃ。あんじゅさんと、ことりちゃんと海未ちゃん、そんで私が力を合わせれば。絶対かよちんを目覚めさせられるよ」
海未「はい…!」
460 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/11/28(月) 23:08:32.88 ID:U+hG0IRJ0
____官邸地下・シェルター区画
あんじゅ「はぁい、おかえり凛ちゃん。それから…ようこそ、海未ちゃん、ことりちゃん」
海未「お邪魔します、あんじゅ」
あんじゅ「まあ、話したいことは一杯あるだろうけど、私は早速あの二人と連絡取らないといけないからね。その後で」
凛「はい、これだよね。アクセスプログラム」
あんじゅ「マスターキーごと持ってきちゃったかー。ふふ、英玲奈の秘密を暴露してあげちゃおうかしらね♪」
凛「はは…」
ことり「?凛ちゃん、何かあったの?」
凛「にゃ…なんでもないよ」
海未「???」
海未(バツの悪そうな凛に微笑みかけてあんじゅは奥の部屋に入っていきました。…なぜでしょうね)
凛「あの、海未ちゃん」
海未「凛、聞きたいことが」
海未(思い切り被ってしまいました。凛も私に聞きたいことが?)
海未「…凛から先にどうぞ」
凛「にゃ…。希ちゃんのこと、なんだけど…」
海未「…私もそれを聞きたかったです。今どこで何をしてるんですか…?」
凛「……話せば長くなるんだけど…絵里ちゃんと、にこちゃんと一緒に、カンダーランドに新しい国を建てたんだ…」
海未「!!?」
ことり「えっ!?ホントなの、それ!?」
海未(あまりにスケールの大きい話に、頭の処理が追い付きません。旧体制側の反逆者が、まさかそんなとんでもないものだなんて…)
凛「…絵里ちゃんが警察署長してたのも、バウンティハンターしてたのも、全部カンダーランドの独立のための資金稼ぎだったんだ」
凛「それにカンダーランド出身のにこちゃんと、希ちゃんが同調して……」
凛「……海未ちゃんと一緒に、この国を改めることはできないって…。だから、ごめんなさいって…」
海未(…ごめんなさい、ですか。希は…私を裏切るような行為に罪悪感を感じているということでしょうか)
海未(希がラブカを売ってお金を稼いでいたのもカンダーランドのため。彼女の願いはそこにあるのは明白です)
海未(そこに…私が口を挟んでいいのでしょうか…?)
461 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/11/28(月) 23:09:15.00 ID:U+hG0IRJ0
凛「…海未ちゃんとは対立したくないって、三人とも言ってた。だから…一回会いにきてって」
海未「…そうですか」
ことり「…ワナかもしれないよ。どのみちハーバラの国とは対立するだろうから、その有力者の海未ちゃんを亡き者にしたいのかもしれないし」
海未(……この場で判断するのは難しい問題ですが…。…私がどうしたいのか、ことりと凛に伝えなければ)
海未(…彼女たちも迷うことになってしまいます)
>>463
1,会って話さないとわかりませんね。罠であれば突破するまでです
2,…希は私を裏切りました。粛正しなければなりません
3,ハーバラが落ち着いてからでいいでしょう。急ぐ案件でもないです
4,…私は関与しません。あちらが平穏無事なら、関わる必要はありません
462 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/29(火) 03:16:36.06 ID:uFZOM6Hq0
3
463 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/29(火) 04:14:26.38 ID:mTXhRjUQO
1
464 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/12/05(月) 21:27:33.32 ID:sBs7sJqf0
海未「会って話さないとわかりませんね。罠であれば突破するまでです」
凛「海未ちゃん…!」
海未「…とはいえ、事情が変われば絵里や希に刃を向けざるをえません。…彼女らが、自国の権益のみを主張するのであれば」
ことり「…そう、だね。各地の有力者が独立したら収拾がつかなくなっちゃうし…特例として同盟するか、独立を認めないか決めないと」
凛「……大丈夫だよ、あの三人ならわかってくれるよ」
海未「こうなると、あちこちで反乱が起きる前にカンダーランドの国と話を付けなければならないのですが…。…ことり、あなたが一緒だと不要な疑いをかけられてしまいます」
ことり「わかってる。…私は、凛ちゃんと一緒にかよちゃんの蘇生を試みるよ」
海未「ことり…」
海未(…ことりの眼に、私は映っていませんでした。そこにいる凛と、大切な仲間の花陽。ことりの力を必要とする人を真っ直ぐ捉えています)
海未(…そうです。ことりの本質は穂乃果と同じだと思っています。目的に向かってがむしゃらに駆け抜けるという気質)
海未(違うのは、ことりの目的は特定の人であるということ。穂乃果のように誰も彼もと手を伸ばすのではありません)
海未(……やっと、力になりたい人を見つけたのですね。…私はあなたの助けを欲してなかったのですから)
海未「…わかりました。カンダーランドへは私一人で向かいます。凛、ことりをお願いできますか?」
凛「任せて!かよちんの復活のため、ことりちゃんの手足になるよ!」
ことり「お願い、凛ちゃん!」
465 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/12/05(月) 22:02:06.83 ID:sBs7sJqf0
海未「さて…あんじゅがそろそろ戻ってくる頃ですか」
凛「…噂をすればなんとやら、にゃ」
ことり「おかえりなさい、あんじゅさん」
あんじゅ「はぁい。戻ったわよ」
あんじゅ「ツバサと英玲奈はもうオトノキに着くって。…まあ、Printemps勢力が守ってるから簡単には穂乃果さんのとこにはいけなそう」
ことり「あはは…そうだよね」
あんじゅ「悪いんだけど、あいつらに手を出さないよう衛兵に命令出してくれない?ことりちゃん」
ことり「はい。…通信機は生きてるんですか?」
あんじゅ「ここの電波塔は生きてたみたいだし、あいつらも通信指令車で行ったしバッチリよ」
ことり「さすがですね。電波塔を増設して磁気嵐に負けない通信網を作ろうってしてたんですもんね」
あんじゅ「…ツバサのやつ、計画バレてんじゃん。あーあ、乗っ取られちゃうぞ」
凛「あ、はははは…」
海未「凛?さっきから変な笑いばかりですよ?」
凛「にゃ…うちの情報網から知っただけだよ?」
あんじゅ「ホントかしら?さっきから凛ちゃんの魔力が二つ感じられるんだけど、何か隠してない?」
凛「や、やっぱりあんじゅさんには隠せないかぁ」
海未(凛は観念したようで、ずだ袋を開けて中身を出しました)
海未(凛のことです。どうせ官邸を物色してたのでしょう)
「にゃ!狭っ苦しいとこは勘弁にゃ…」
あんじゅ「あら、ぬいぐるみ持ってきちゃったんだ」
ことり「!!!」
凛「うん…あんじゅさんの部屋に入ったら、ね…。動き出したんだ」
海未「…魔法の成せる業、ですか?」
あんじゅ「そういうこと。私のお手伝いさんとして作ったんだけど…英玲奈の魔力はきれてたかー」
凛「その代わりに私の魔力を吸ったみたいで。一人にするのも可哀想だから拾ってきた」
ことり「かーわいいー♪♪これ、もらっていい!?」ギュッ
「にゃぁぁぁ」
海未(凛そっくりの動くぬいぐるみはことりに抱きかかえられ、じたばたしてます。まあ、かわいいもの好きのことりの執着心が、そう易々と離してくれるとは思えませんが)
466 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/12/09(金) 22:26:24.40 ID:D/GjLIvs0
あんじゅ「まあ、気に入ったならあげるけどね。半分実験で作ったようなもんだし」
ことり「ほんと!?」
あんじゅ「あいつらの尻拭いのお礼ってことで。いいかしら、凛ちゃん」
凛「…本人に聞いた方がいいと思う」
りん「え!?見棄てちゃうにゃ!?」
ことり「私は見捨てないよー♪かわいいりんちゃん♪」
りん「にゃぁぁやめるにゃぁ」
凛「…早く私の魔力切れないかな。すごく複雑な気分だよ… 」
海未「よかったじゃないですか、凛自身の身代わりになってくれたんですよ?」
凛「真顔でこわいこと言うのやめて」
あんじゅ「じゃ、ことりちゃん借りるわね。海未ちゃんはどうするの?もう出発しちゃう?」
海未「はい、…花陽の様子を見た後に」
あんじゅ「まあ、知っての通り仮死状態よ。…大丈夫、私も協力するから。絶対上手くいく」
海未「お願いします。…あと、穂乃果と…真姫のことも」
凛「…ことりちゃん。海未ちゃんにはもう一人蘇生したい人がいて…それには穂乃果ちゃんの魔力が必要なんだ」
ことり「…事情は知らないけど、海未ちゃんのお願いなら聞くよ。…穂乃果ちゃんに頼んでみる」
海未「ありがとうございます、ことり。私のわがままを聞き入れてくれて…」
海未(花陽は居住スペースのベッドで生命維持装置に繋がれていました。見たことのない安らかな寝顔をして)
海未(…本来の花陽は、こういう人なのでしょう。戦乱とは無縁の、心優しい女性)
海未(凛の親友を、取り戻さなければなりません)
海未「…花陽。あなたが本来のあなたでいられるよう、この国を導いてみせます」
海未「ですから、…どうか無事で」
凛「大丈夫にゃ。絶対かよちんは海未ちゃんのところに帰ってくるよ」
海未「…お願いしますね、凛。…あなたにも祝福がありますように」
海未(…私にはこんなにも頼れる仲間がいて。…守らなければならない仲間がいる)
海未(…ならば、絶対成し遂げます。まず、隣にできた国と手を結ぶことから。大丈夫、彼女らはわかってくれます)
467 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/12/09(金) 22:34:22.70 ID:D/GjLIvs0
※
>>468
〜
>>470
まで安価選択、多いものに視点を当てます
1,海未
2,ことり&凛
3,ツバサ&英玲奈
468 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/12/09(金) 23:34:36.19 ID:DF5OEFYw0
1
469 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/12/09(金) 23:54:58.78 ID:C5JQqO8c0
1
470 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/12/10(土) 00:45:25.05 ID:RRq4DZWJO
1
471 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/12/10(土) 07:57:00.15 ID:pnW0HJeZ0
穂乃果は国のっとる前に海未に殺されたんだろ?実際に支配した訳でもなく
それで前体制と変わらんとか言って一方的に悪者にしてる海未が独善的すぎてイライラする
こんな奴がまともな世界に導けるわけないだろ
472 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/12/19(月) 22:34:55.54 ID:213YLM1N0
____ハーバラ・駅構内
海未(カンダーランドに戻るのに、列車を使おうと駅まできましたが…)
海未(…カンダーランドに関が設けられて検問をしているようで、貨物列車以外はストップしているようです)
海未(いくら独立するとはいえ、正式な声明も出していない状態で検問なんて…。…陰謀を巡らせてるのでしょうか)
海未「別の足を探さなければなりませんね」
海未「……おや?」
海未(またあの集落から河を渡るか貨物列車に忍び込むかなどと考えていたら、見覚えのある紫のたすきの二人組が駅から出ていくのが見えました)
海未(カンダーランドの僧兵…。…こんな情勢だから余計きな臭く思います)
海未(…ここをたつ前に彼女たちの目的を探っておくべきでしょうか…)
>>474
1,友好関係を築くのでしょう?ならば変に詮索するのは危ういです
2,…ならば私もカンダーランドへ潜入して、そこで情報を集めましょう
3,私たちに害を及ぼすかもしれません。…場合によっては排除します
473 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/12/21(水) 00:23:57.89 ID:SNH/P36R0
2
474 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/12/21(水) 01:17:06.21 ID:36MMCkFY0
2
475 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/12/23(金) 13:34:17.75 ID:UelLKceM0
もう少し安価少なくてもいいんだよ
476 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/12/28(水) 23:56:13.21 ID:uEqxuTpU0
海未(…ならば私もカンダーランドへ潜入して、情報を集めましょう)
海未(凛ほど上手くやる自信はないですが、バレた時はバレた時です。別の手を打ちましょう)
海未(貨物列車に潜伏して、カンダーランドへ行きましょう)
海未「…車両を列車で輸送?この情勢で?」
海未「…まあ、好都合です」
海未(貨物の集積所には、少し不可解な物資がありました。銃器や燃料、その他機械類…とても、敵になるかもしれない国に輸送していいとは思えないものが)
海未(…この国にも裏であちらと繋がっている人間がいるのかもしれませんね)
海未(貨物の中には乗用車があります。トランクに身を隠せば目立たずたどり着けるでしょう)
海未「さて…少し、休みますか」
海未(休息できる時に休んでおかないと、次に眠れるのはいつかわかりませんから)
海未(希…絵里…にこ…。あなた達は……)
477 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/12/29(木) 00:17:23.56 ID:aQNost4J0
____カンダーランド・集積所
海未「………………ん」
海未「…揺れが収まった…。到着しましたか」
海未(トランクで爆睡してたようです。外に出てみると、もう日が沈みかけていました)
海未(何事もなかったのは幸いですね。…一応、私は賞金首らしいので)
海未「長居は無用ですね、泊まれる場所を探しましょう」
海未(列車をあとにして、市街地へ歩みを進めます。どうやら郊外に集積所があるようなので、急いで街へ向かいましょう)
海未「夜に行動すれば警備の手薄なところへ忍び込めますね」
海未「ですが、危険を伴いますし…大人しく休むべきでしょうか」
>>479
1,危険は避けます。夜が明けるのを待ちましょう
2,人の集まりそうなところ…宿屋で情報を集めてみますか
3,僧兵の件もありますし…寺社に忍び込んでみましょう
4,警察署…絵里の部下を調べますか
5,まだ難民キャンプは存在してます…潜り込むのもありですね
478 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/12/30(金) 19:59:35.67 ID:bD/kdw6w0
1
479 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/01/03(火) 19:23:00.92 ID:sF+TymotO
5
480 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/03(火) 19:25:55.54 ID:sF+TymotO
すまんsage忘れた
481 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/01/07(土) 00:48:06.01 ID:ebXuZMl/0
海未「まだ難民キャンプは存在してますね…潜り込むのもありですね」
海未「恐らく学校が使われているはず…向かってみましょう」
____カンダーランド・学校
海未(日が落ちる前に何とか学校へたどり着きました。予想通り戦乱で帰るべき場所を失った人間や私たちの国から密入国してきた人間がいて、ほぼ全ての部屋に明かりがついてます)
海未「さて…私も難民を装って情報を集めましょう」
「あんた、こんな時間に外出?」
海未「いえ、今ここへ来たばかりです。行くあてもないので、こちらにお世話にはなれないでしょうか」
海未(校舎の昇降口で様子を確認していると、後ろから私へ向けられた声が。何やら疑っているような口振りなので、やんわりと自分の状況を説明しました)
海未(…しかし振り返ってみると、私に向けられたのは声だけではないことがわかりました)
「あんたの神経のつくりは全然わかんないわね、海未」
海未「…にこ。なぜあなたがここに?」
にこ「私の勝手でしょ。むしろこっちのセリフだわ、それ」
海未(私に後ろから呼び掛けたのは、カンダーランドの国の主要人物…矢澤にこでした。その手には小銃を携えて)
海未(……あの時の件もありますし、疑われているのは間違いないでしょう)
にこ「確かに星空凛に来いって伝えてとは言ったけど、スパイまがいのことするのは承知しないわよ」
海未「…信用はしてくれないのですね」
にこ「当然よ。…盗賊とつるんで、Printempsを乗っ取って勢力を拡大なんて…悪党じゃない」
海未「正義を騙るつもりなどないです。必要であればどんな汚れ仕事だってやり遂げますよ」
にこ「…あんたのそういうとこ、嫌いだわ」
海未(…信用うんぬんではなく、嫌いと)
海未(これでは…懐柔は難しそうですね…)
482 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/01/07(土) 01:06:01.65 ID:ebXuZMl/0
にこ「まあ、何でもいいわよ。大人しくついてきてくれる?」
海未「嫌だといったら?」
にこ「撃つだけ。絵里や希にはスパイを始末したとだけ伝えるわ」
海未「………………」
海未(…話を聞いてくれる様子ではないですね。にこは私を捕らえるか始末するかしか考えてません)
海未(……私にできるのは、力ずくで黙らせるか、大人しく従うか…それとも…)
海未(どうしましょうか)
>>484
1,逆に捕らえて情報を聞き出しましょう。手っ取り早いです
2,彼女の意志に従いましょう。争いに来たわけではありません
3,…言葉を伝えることを諦めてはいけません。私の目的を伝えればわかってくれるはずです
4,隙を見て逃げ出しましょう。彼女に伝えられる言葉はないですし
5,従う振りをして油断したところをやりましょう。保険としてこの国を壊滅させる算段も講じておきます
483 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/07(土) 02:43:33.72 ID:+f3HLaLY0
かそく
484 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/12(木) 13:09:12.19 ID:KFS4bHPn0
3
485 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/01/14(土) 23:13:13.33 ID:ZGO3oP9r0
海未(…言葉を伝えることを諦めてはいけません。私の目的を伝えればわかってくれるはずです)
海未「…私は争いを望んでません。どうか武器を置いてくれませんか」
にこ「は?この状況で血迷ってんの?」
海未「ええ、いかれと言われるかもしれません。でもこれから盟友になるかもしれない人間に剣は向けられませんし、恫喝に屈するつもりもありません」
にこ「何か言いたいのよ?意味がわからないんだけど」
海未「あなたと、これからのことをもっと話したいんです。武器や謀略ではなく、言葉と心で」
にこ「………………」
海未(にこは息を長く吐き出すと、銃床を地面について手を目元に当てました)
海未(呆れられてる気もしますが、戦意はなくなったようですね。それだけでも十分です)
にこ「…あんたのそのバカさ加減は死んでも治らなさそうだわ。撃たれるかもしれないのによくもそう…」
海未「にこは撃たないと、信じてましたから」
にこ「……はぁ。まあ、いいわよ。このままほっといても無害そうだから、好きにすれば?一応国賓にって扱いだから同行させてもらうけど」
海未「にこ…ありがとうございます」
海未(にこの心を折るつもりはなかったのですが、図らずもそうなってしまいました)
海未(でも、これでいいんです。私のなすべきことは協力関係を取り付けることですから)
486 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/01/18(水) 23:44:06.69 ID:cO6CdNXz0
海未(にこは私と同行してくれるようですが、もう夜も遅いので休みましょう)
海未「時間も時間ですし、今日はここで一夜を過ごしますね。にこ、あなたはどうしますか?」
にこ「…わざわざ絵里のところまで帰る理由もないし、私もキャンプのボランティアに参加しようかしらね」
海未「にこの本来あるべき姿だと思いますよ」
にこ「あんたも手伝うのよ。タダ飯食らいは許さないからね」
海未「お安いご用です。本当はこういう仕事をやりたかったんです」
海未(…剣を振るうことくらいしか取り柄のない私に、できる仕事は限られてます)
海未(困っている人への根本的な救済はできませんが、不安を少しでも和らげられるのなら雑用でも喜んでやります)
海未(…それが積み重なれば、みんなの慈愛の気持ちを繋げられると信じて…)
にこ「さて、いくわよ海未」
海未「はい」
487 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/01/23(月) 23:51:12.82 ID:q0nhOImM0
にこ「私は配給の手伝いに行くから、あんたはゴミの処理をお願い」
海未「はい、任せてください」
海未(キャンプの管理は行き届いてるのか、治安的にも衛生的にも良好な状態に見えます)
海未(とはいえ、にこ達に同調した人間だけでは頭数が足りていないのは一目瞭然です。スタッフの顔には疲労の色が浮かんでます)
海未(休んでもらうためにも、私が代わりに何人分も働かないと)
海未「そんなフラフラでは避難した人たちも不安になってしまいますよ。少し休んでください」
「…そうしたいのはヤマヤマだけど、代わりにやる人なんていないし…」
海未「私がやります。引き継ぐ仕事も私にどんどん申し付けてください」
「そんな、ボランティアの人に代わってもらって休むなんて」
海未「できたばかりの国ですし、お互いに助け合って結束を確かめるのも悪くないと思いますよ」
「………………」
海未(スタッフさんはしばらくポカンとして、その後笑いながら言葉を続けました)
「ふふふふ。恐れ入ったよ、署長みたいに志の高いこと言うんだね」
海未「絵里みたいな…それは買いかぶりすぎですよ」
「さすがに署長が認めた人間だね。ここはあんたの言葉に従っておくよ」
海未「…はい。しっかり休んで、明日に備えてください」
海未(…やはり絵里たちが陰謀を企てているというのは杞憂でしょうか。付き従う者にまで私のことが伝わり、私の言葉に耳を傾けてくれる)
海未(……それくらい、私を警戒しているとも取れますが。真意は本人から聞くしかないでしょう)
海未(安易な思い込みで裏をかかれたくないですから)
488 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/01/27(金) 23:22:10.75 ID:3pVtwg530
海未(作業に没頭していたようで、気が付けば消灯時間になっていました。キャンプの人々は寝静まり夜番のスタッフが少人数巡回しています)
海未(いろいろと情報も聞けましたし、私もにこと合流しましょう)
海未「にこ、お疲れ様です。そちらはどうですか?」
にこ「明日の支度を終えたところよ。後は寝るだけ」
海未「雑務班も今日の仕事は終えました。…私たちも休みましょう」
にこ「ええ。…その前に少し話でもしない?」
海未「はい、私もそうしたかったです」
海未(人に盗み聞きされそうにない屋上に出て、星一つ見えない夜空を見上げました。この磁気嵐は視界まで奪うのですか)
海未(にこはフェンスに寄りかかって静かに口を開きました)
にこ「…どう思った?今のこの国を見て」
海未「みんな復興への活力にあふれてて良い空気だと思いますよ。一つの目的に向かっている感じですね」
にこ「……そう。あんたは誉めるのが上手いのね」
海未「え?」
にこ「実際には物資の不足から来る略奪や変化を受け入れられない人間が反乱を起こしてるのよ、外では」
海未「……………」
にこ「あんたのとこへも物資を奪いにいったり法外な取引を持っていった人間もいる。それを絵里が必死になって抑圧してる」
489 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/01/27(金) 23:23:32.83 ID:3pVtwg530
にこ「…結局、国としてまとめることなんてできなった。…それが結果よ」
海未「………………」
にこ「…まだ、私たちは犠牲を払わなきゃいけないのかしらね…」
海未(A-RISEの失脚から続く動乱で、既に国力は機能していない状況。それでも国として人々を引っ張っていくにこたち)
海未(もう犠牲を出さないと思って旗揚げしたのに、犠牲者が増えるばかりでは…やりきれませんね)
海未(……いずれ、私も同じ状況に立たされるのは予想できます)
海未(……それでも、その道をゆくのでしょうか)
>>491
1,ここで諦めるのは、犠牲者の意志を踏みにじることと同じです。やり遂げなければいけません
2,…それでも、私はやります。あなた達の国をも救えるくらいに、大きくなります
3,あなた達では不可能でしたか。…国民も裏切り者を信用できないですしね
4,……泣き言ですか。…私の尊敬しているにこは、弱音など私に吐かないと思ったのですが
490 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/28(土) 01:05:51.14 ID:5psn1EKSO
1
491 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/28(土) 02:14:21.86 ID:7hss9ZN90
2
492 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/01(水) 22:51:11.09 ID:FltaVqYd0
追いついた、一年かけて書いてるSSなんだな乙
493 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/02/04(土) 00:08:47.01 ID:K32pja1Z0
海未「…それでも、私はやります。あなた達の国をも救えるくらいに大きくなります」
にこ「……つまりそれは、私たちが立ち行かなくなったら攻め滅ぼすってこと?」
海未「…そうなる前に私たちに助けてを求めてほしい、そう思えるくらいに頼れる隣人になると言っているのです」
にこ「………………」
海未「……とはいえ、無意味に民を困窮させ続けるのであればその時は…」
にこ「わかってるわよ、それくらい。そうならないように頑張るわよ」
にこ「完全に信頼はできないけど、それくらいの距離感が必要なのかもね。特に希は依存しやすいし」
海未「依存が深まれば癒着して、腐敗します。それでは前体制と何も変わらないですから」
にこ「A-RISE体制も腐敗を恐怖政治で隠してただけだしねぇ…。…まあ、それでも統率できてたのがA-RISEの手腕なのかもね」
海未「そうですね。彼女らから見習うべきものもあるかと」
にこ「…まあ、あんたの思惑はわかったわ。ベッタリ仲良くする気はないけど、見捨てるほど距離を置く訳でもない。お互い頑張って国を治めていきましょうね、と」
海未「お互い寝首をかかれないように、です。間者はどこに潜んでるかわからないですから」
にこ「ええ。…あんたのとこで迷惑かけてるバカどもの始末はこっちでやるから、心配なく」
海未「お願いします。お互いの成すべきを成せば上手くいきます」
にこ「……ホントにどうにもならなかったらあんた達の手も借りるかもだけど」
海未「……まあ、格安で承りますよ」
494 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/02/04(土) 00:29:30.02 ID:K32pja1Z0
にこ「頼れる隣人さんも見つけたことだし、私たちも休みましょ」
海未「ええ、では」
海未(同盟、までとは言わないまでも良い印象を持ってもらえたと思います。あとは正式に絵里や希と話をつけて…私も国へ帰りましょう)
海未(…今日はもう寝ましょう)
にこ「宿泊スペースも余裕ないから私と作業車のシートでだけど、いい?」
海未「ええ、さっきまでトランクで寝てましたので随分恵まれてます」
にこ「あんた…何してるのよ…」
海未(にこはやれやれとため息をついて私の肩に手を置きます。そのまま肩を押して歩き始めました)
海未(…一応、仲間と認めてくれたんでしょうか)
にこ「あんた…賞金首なんだからね。…私も盗賊とやPrintempsと手を組んだの許したつもりはないし、…気を付けなさいよ」
海未「はい、肝に命じておきます」
海未(…私たちを潰す手段も取れると。利用価値がなければ)
海未(仲間と呼ぶには少し物騒ですね…)
495 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/02/04(土) 01:23:05.49 ID:K32pja1Z0
海未(夕方眠ったせいか、なかなか寝付けず気が付けば朝日が窓から射し込んできました)
海未(にこは連日の疲れか寝息をたてて爆睡中です。…参りましたね)
海未(…磁気嵐も去ったことですし、ラジオでも聞きますか。…もちろん、にこを起こさないように車外の設備で)
海未「…あっちの様子をうかがい知れればいいのですが」
海未(チャンネルを手動であわせていると、ニュースらしき音声が入ってきました)
『綺羅氏が復権の声明を出して一日ですが、周辺勢力はどのような反応でしょうか』
海未(…綺羅氏…綺羅ツバサが…?…穂乃果の蘇生に向かって……)
『やはりA-RISEを支持する人間はまだまだいますね。あちこちで歓迎するムードが出来上がってます』
『その反応が気になるのは…Printempsの勢力でしょうね。この混乱の原因ですから。Printemps側からの応答は未だにありませんが』
海未(……私がいないから、決め兼ねていると…。…一刻も早く連絡をとる必要があります)
『それから、カンダーランド独立派も黙ってはいないでしょう。情報はまだ伝わってないでしょうが』
『もう既に綺羅氏と統堂氏がカンダーランドへ向かっていると。果たしてその真意は』
海未(…二人が…?…だとすると、ものすごくまずい状況です)
海未(…言ってしまえば、にこ達は漁夫の利で国を得たというもの。そんな不届き者を支配者は看過しないでしょう)
海未(…直々に潰しにきた、のでしょうか)
海未(……一刻も早く国へ戻って指揮を取れないといけません。…ですが、それはにこ達を見捨てることになるのでは…?)
海未(……どうすればいいんですか…!?)
>>497
1,にこ達とA-RISEのクッション役にならなければ、この国は崩壊します
2,どうにかしてあんじゅと連絡を取りましょう。彼女なら、あの二人を止められるかもしれない…!
3,…いいえ、私が成すべきは私の国を守ること。彼女たちの意思決定に干渉するのはいけません
4,…私たちの国を守るのに、A-RISEと今敵対してはいけません
5,穂乃果のことが気になります。二人に確認しなければ
496 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/04(土) 02:09:40.37 ID:7yDnOH8V0
ksk
497 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/04(土) 02:13:56.90 ID:JP6EHMvtO
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