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【ラブライブ!ss】海未「Printempsを倒します」【安価】
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26 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2015/12/29(火) 11:48:18.65 ID:SfiKQt8Z0
うみくんがラブアローしか持ち合わせていない可能性が微レ存...?
27 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[saga]:2016/01/01(金) 20:48:05.99 ID:6O4yG+Ow0
海未「…本当に、私の命を奪う気なのですね」
穂乃果「…海未ちゃんが立ちふさがるなら」
海未「なら、私もあなたの命を取ります」
穂乃果「!!」
穂乃果「……そうだよね。海未ちゃんならそうするよね」
穂乃果「…ホントは私と同じで……バカだから!」
海未(穂乃果は地面に剣を走らせ、勢い良く切り上げます。その動きがはっきりと見えました)
海未(すかさず矢をつがえていた弓を投げ捨て、穂乃果に体当たりをします)
穂乃果「うあっ!」
海未「…そうですね。私はバカです」
海未「矢の使い方を間違えるくらいに」
海未(仰向けに倒れこんだ穂乃果に馬乗りになり、右手に握ったままの矢を眼球に向かって突き刺します)
穂乃果「……えっ…?」
海未(過度の興奮状態で痛みを感じなかったのか、目に矢が刺さったことを穂乃果は理解していないようでした)
穂乃果:体力6→3 (判定ダメージ2 技量ダメージ1)
28 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[saga]:2016/01/01(金) 21:01:10.73 ID:6O4yG+Ow0
穂乃果「…矢が、目、に…?」
海未「……最後の警告です。考え直すなら…私も今までの関係に戻れるよう努力します」
海未「…そうでないなら、…残念ですが手を下します」
海未(…脅し、といえば聞こえはいいですが、今の私は本当に穂乃果を殺めることに抵抗はありません)
海未(彼女の選択次第で、やってしまうかもしれません)
穂乃果「………………」
※穂乃果の選択→
>>29
コンマ1の位行動値判定↓
9,8,7→「…私の負け、だね…」
6,5,4,3→「出来るはずないよ、海未ちゃんに」
2,1,0→「まだ私は負けてないよ!」
29 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage]:2016/01/01(金) 21:25:47.86 ID:OrKWFd+Oo
ん
30 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[saga]:2016/01/01(金) 22:21:52.17 ID:6O4yG+Ow0
穂乃果「出来るはずないよ、海未ちゃんに」
穂乃果「考えてみてよ。海未ちゃんのこれからを」
穂乃果「私がいなくなったら、ことりちゃんと海未ちゃんと考えた作戦は失敗するんだよ?」
穂乃果「そしたら…もう誰もA-RISEを止められないよ?」
海未「あなたがいなくたって、私がやります」
穂乃果「そうだね…。だけどことりちゃんはどうかな?」
穂乃果「ことりちゃんは…海未ちゃんについてきてくれるかな?」
海未「………………」
穂乃果「……海未ちゃんらしくない、大それたことは考えない方がいいと思うよ?」
穂乃果「同じバカでもそんなことができるのは…海未ちゃんじゃなくて私だから」
穂乃果「黙って私についてくればいいんだよ。グズの海未ちゃん」
海未「……!」
海未(つまり私はあなたにとって傀儡でしかなかったと?一人では何もできない愚図だったと?)
海未(…だったら見せてあげますよ…!)
海未(私があなたにただ着いてきた訳ではないということを…!私は迫害されてきた人々を救うために力を尽くすということを…!)
海未(決してあなたのためではなかったということを!)
海未「…そんな風に思ってたんですね……」
穂乃果「そうだよ。海未ちゃんがどこか踏み外そうとする度に私が手を引いてきたんだ」
海未「では、もうあなたは必要ありません。私の道を示す人間が、こんな穢れた人間なら。一人でさまよっていた方がマシです」
海未(もう一本、矢を取り出して…今度は心の臓に向けて突き刺しました)
穂乃果「あっ………………」
海未(そして矢を抜き取ると、短い断末魔と共に穂乃果は動かなくなりました)
31 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[saga]:2016/01/01(金) 22:36:17.66 ID:6O4yG+Ow0
海未「………………」
海未(私もひどく興奮状態だったようです。いくら空気を吸っても体に酸素が行き渡らず、激しく脈が打つばかりです)
海未(ありえないことをしたと思っても、実感が湧かないのです)
海未「……行きましょうか」
海未(……彼女の遺体を間近で一瞥して、立ち上がろうとした時です)
穂乃果「……ひひ」
海未「…!?」
穂乃果「……一回くらい、海未ちゃんに勝ちたいんだよね……」
穂乃果「例え、命掛けでも!!」
海未(穂乃果は私の足首をつかみ、…その後は覚えてません)
海未(凄まじい光が辺りを包んで…何もかもを消し飛ばしていったとしか…)
海未(…穂乃果の持っていた、魔法の力とでもいうのでしょうか)
32 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[saga]:2016/01/01(金) 22:54:14.31 ID:6O4yG+Ow0
「ほ、穂乃果ちゃん!?まさかっ!?」
「う…嘘…。穂乃果ちゃん…海未ちゃん…」
「ことりちゃん、しっかりして!」
「何で…?何で二人とも……」
「…わからないけど…お互いを傷つけあったあとがあるから……」
「ありえないよっ!あんなに仲良しだったのにっ…」
「……ことりちゃん。始まる前に穂乃果ちゃんが言ってたこと、覚えてる?」
「………………」
「どんな結果になっても立ち止まらないで、って」
「………………」
「今は…A-RISEを倒そう?」
「………………」
「穂乃果ちゃんの残してくれた光は…私たちに力をくれたから」
「穂乃果ちゃんっ…!…うわぁぁぁん…!」
「絶対勝てるよ。……悲しむのは…その後にしよう?」
33 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[saga]:2016/01/01(金) 23:23:17.97 ID:6O4yG+Ow0
海未(……気がつけば、見慣れた部屋のベッドに横たわっていました)
海未(ここは…ことりの部屋、ですね)
海未(……なぜ?私は……穂乃果の発した光に巻き込まれて…)
海未(……穂乃果は…?)
海未(……いいえ。…間違いなく絶命したでしょう。あの出血量ではどんな治療も無意味でしょうし)
海未(そして……今頃になって自分のしたことの罪の大きさに悪寒が走りました。あの時の興奮が余計に罪悪感を煽ります)
海未(起き上がれもせずガタガタと震えていると、ドアが開いて人が入ってきました)
「……海未ちゃん。まだ…起きないか…」
海未(この部屋の主、ことりです。言葉の後に涙を拭ってベッドに近寄ります)
34 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[saga]:2016/01/01(金) 23:33:05.64 ID:6O4yG+Ow0
ことり「……置いてかないでよぉ…穂乃果ちゃんも…海未ちゃんも…」
ことり「三人一緒じゃないと…ダメなんだから……」
海未(涙を流しながら、独り言のように語りかけます。…その言葉がなおのこと私の心を突き刺していきました)
ことり「……もう、私どうしたらいいかわかんないよぉ……。…穂乃果ちゃんと海未ちゃんがいないと…街のみんなをどう導いていけばいいかなんて…」
海未(………………。…ことりの言葉を真に受ければ、穂乃果の作戦は成功してA-RISEを打倒したのですね)
海未(しかし、支配権を持ってもことり一人では癒着や裏取引の横行するこの社会を正すのはできないと嘆いているわけですね…)
ことり「海未ちゃんだけが頼りなの……。穂乃果ちゃんは…目を覚ますかどうかもわからないし…」
海未「…!?」
ことり「海未…ちゃん…?」
海未(穂乃果が…生きている!?)
ことり「海未ちゃん…!?目が覚めたの…!?」
海未「ことり…」
ことり「よかった…!ホントによかった…!」
海未(ことりは横たわる私に覆い被さるように抱きつきました。その温かさで私もようやく生きている実感と…多少震えが止まりました)
35 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[saga]:2016/01/01(金) 23:48:13.69 ID:6O4yG+Ow0
海未「…ごめんなさい…。穂乃果は……」
ことり「謝らなくていいよ…!海未ちゃんがいてくれればことりはなにもいらないよ…!」
海未「ですが…」
ことり「わがまま言わないから…もう、一人にしないで…!」
海未 (ことりは相当追い込まれていたようです。わんわん泣きながら私を放してくれません)
海未(聞きたいことはたくさんあるのですが、この状態では難しそうです)
海未「…その…穂乃果、は?」
ことり「穂乃果ちゃんは……」
海未「いえ……やめておきます。…私が手を下してしまったのですから」
ことり「…まだ、生きてるよ」
海未「………………」
ことり「魔力を全部使い果たして、身体と精神が繋がらない状態、だけど……」
海未「魔法、ですか」
36 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[saga]:2016/01/02(土) 00:13:43.71 ID:O4+xJxei0
ことり「そう。魔法」
ことり「簡単に言えば、魔法の力さえ補充できれば穂乃果ちゃんも意識を取り戻すんだ」
海未「…しかし、あれだけの致命傷を受けて身体は生きているのですか?」
ことり「それは……。私たちの仲間が方法を探してくれてるけど…」
海未「………………。この話はやめにしましょう。どの道私と穂乃果の考えは相容れないのですから」
ことり「え……」
海未「穂乃果のやり方はあの支配者たちと何ら変わりません。相容れないものを排除していく。かつて描いた理想とは真逆です」
ことり「そ、それは…」
海未「それに、穂乃果は他人の意志など眼に入ってないのです。私もことりも仲間という名の傀儡に過ぎないということなのでしょう」
ことり「な、何を言ってるの…?」
海未「…私はまっぴらごめんです。そんな人間と一緒に行動したくないです」
ことり「そんな…」
海未「……やめましょう。こんな話をするのは」
ことり「………………。…うん」
37 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[saga]:2016/01/02(土) 00:41:52.84 ID:O4+xJxei0
海未「それより現状を知りたいです。私はなぜここにいるのか、ハーバラは今どうなってるのかなど、知りたいことは山ほどあります」
ことり「そ、そうだね」
海未(ことりから状況を聞き出しました)
海未(予想通り…クーデターは成功し、A-RISEの3名を拘束。前政権の支配者たちと利権に群がるものたちもろともを街から追放したということ)
海未(その一部が蜂起し現政権…ことりともう一人が組むPrintempsを打倒しようと画策していること)
海未(そして私は…一度死亡するほど焼かれたというのですが、ことりの魔法によって一命をとりとめ3日眠っていたということ)
海未(この3日で大分状況は変化したようですね)
海未「……これからことりは、どうするつもりですか?」
ことり「…穂乃果ちゃんを助けたい。穂乃果ちゃんと海未ちゃんがいないと…みんなをまとめるなんてムリだもん」
ことり「海未ちゃんも……力を貸してくれるよね…?」
海未(不安げな顔で私を見つめることりですが…)
海未(命を助けてくれた恩義があるとはいえ、穂乃果の…私の理想を踏みつぶす敵の手伝いなど…)
海未(ですが、今私にできることは考え付かないですね。レジスタンス組織に与するのも、旧支配者の肩を持つということですし…)
海未(どうしましょうか)
>>38
選択↓
1,ことりのお願いは断れないです
2,あなたも穂乃果と同類でしたか
3,穂乃果が目覚めた時、支配権を破棄させるのであれば
38 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage]:2016/01/02(土) 01:12:50.58 ID:M+m7BUwLo
2
39 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage]:2016/01/02(土) 01:15:34.16 ID:9MB0f5sH0
おもしろい
安価なら2で
40 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[saga]:2016/01/06(水) 20:34:51.54 ID:RibAcYAs0
海未「あなたも穂乃果と同類でしたか」
ことり「…え」
海未「自分の目的のためなら、平気で人の心をにぎり潰すような…下衆なのですね」
海未「…私の気持ちがわかりますか?」
海未「信じていた人間が一番嫌いな下衆で…それでもすり寄ってきた時の悲しみがわかりますか?」
海未「…今日中には出ていきますので、…部屋から出ていってください。このままその顔を見ていると…叩っ切ってしまいそうです」
ことり「あ……う……」
海未(ことりの表情は、本気で恐怖を表していました。そして、悲しみも)
海未(一瞬だけ目線が合った時に全てを察してしまったのでしょう。私の悲哀と憤怒を)
海未(ことりは何も言わず、部屋から走り去っていきました。……下手をすれば逆上されて命を奪われていたかもしれませんが、ことりにはできなかったのですね…)
41 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[saga]:2016/01/06(水) 20:49:23.79 ID:RibAcYAs0
海未(身体に異常はないので、荷物をまとめたらすぐにことりの家を後にしました)
海未(「今までお世話になりました」と簡単な書き置きをのこして)
海未「さて、どうしましょうか」
海未(私が望むのは誰も虐げられられない平和な世界)
海未(混沌とした現状からそれを作りあげるには…)
海未(……考えが浮かばないですね)
海未(今はハーバラの街で起こるトラブルを解決していくことくらいしか、私にはできないですし)
海未(……後は、穂乃果やPrintempsが使った…魔法に対抗できるものを用意すること、ですか)
海未「とりあえず、追放された者が集うガウラの方へ行ってみましょう」
42 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[saga]:2016/01/06(水) 21:00:48.77 ID:RibAcYAs0
海未(列車に乗ってガウラの街まで来ましたが…)
海未「ここが本当に…?どんな抗争があればこんな廃墟に…?」
海未(激しく戦闘していたのか、高層ビルの窓は残らず割れてアスファルトは歪み崩落しています。駅近くの大きな道路というのに、人や自動車の往来もありません)
海未「……ここの誰かに事情を聞かないと埒が明きませんね」
海未(人のいそうな場所…どこでしょうか?)
>>43
場所選択↓
1,警察署
2,病院
3,学校
4,ショッピングモール
5,教会
43 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage]:2016/01/07(木) 04:42:10.81 ID:zv9ffqWio
4
44 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[saga]:2016/01/07(木) 23:12:27.95 ID:J9N+0hn90
海未(…近くに複合商店街がありましたね。そこなら人がいるでしょう)
海未(…と思ったのは浅はかでした。ここには誰もいません)
海未(そして…それ以上に衝撃だったのは…)
海未「これは…ひどいですね…。こんなに荒らされているなんて」
海未(まさしく略奪です。食料品店からは根こそぎ食べ物がなくなり、衣料品は服としてではなく雑巾のように使われたあとがありました)
海未(……そこまで物資に困窮する状況であると。この難民キャンプはもはや無法地帯であると。そう思ってしまいました)
海未「……ここにいてもしょうがないですね。別の場所にいきましょう」
海未(…と踵を返した時、突然声をかけられました)
「そこの剣士さん!ちょっと手を貸して!」
海未「…?私ですか?」
海未(声をかけたのは私より背の低い、軽装な女性です。走ってきたのか少し息切れしています)
45 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[saga]:2016/01/07(木) 23:31:29.70 ID:J9N+0hn90
「人がガレキの下敷きになってるの!私一人じゃどけられないから、力を貸してほしいの!」
海未「お安いご用です。案内してください」
海未(弱い人を助けるのに理由はいりません。手遅れになる前に救出しますよ!)
「ここだよ!」
海未「はい。…ワイヤーが邪魔して動かなさそうなので、切断します。少し離れててください」
「うん!」
海未(剣を抜いて払い抜けばガレキに絡んだワイヤーは簡単に切れました。…彼女は少し驚いたようですが、私の技は大木だって両断できます)
海未「さあ、どかしますよ」
「いくよっ…えいっ!」
海未「とうっ!」
海未(…思いの外彼女は力持ちらしく、私が力を入れずとも大きな棚を動かしました。…ワイヤーさえ切れれば私は不要でしたね)
「キミ!意識はある!?大丈夫!?」
海未「…打撲は多少ありますが、命に別状はないみたいですね。安静にしていれば意識を取り戻すと思いますよ」
「なら、病院に連れていかなきゃ!剣士さん、片方の肩持って!」
海未「はい」
海未(正義感の強いことで。…私も正義感には自信があったのですが…)
海未(…少し、人を信用できなくなってるのかもしれませんね)
46 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[saga]:2016/01/08(金) 00:01:32.30 ID:QJDdOY9w0
__病院
海未(病院にたどり着いた私たちは、その壮絶な光景を目の当たりにしました)
海未「…なんてけが人の数ですか…受付まで使ってるなんて」
「お医者さんの数も足りてないにゃ…」
海未「幸い、この方は特別な治療が必要ないのですが…」
「寝かせてあげるベッドもないよ…」
海未(…病院の入り口で途方にくれていると、医者らしき人が私たちに話しかけてきました)
「怪我人かしら?どんな状態かわかる?」
海未「意識はないですが、外傷は足と背中に打撲があるだけです。安静にできる場所はないですか?」
「重体ではないのね。ならエントランスの簡易ベッドで容体を見るわ。こっちに来て」
「あ、ありがとうございます!」
海未(鋭い眼のドクターは無表情のまま案内してくれました。連日の勤務で疲労がたまっているのでしょうか)
海未(ドクターに指示されるまま、ベッド呼ぶには貧相なマットの上にけが人を運びました。そして簡単に診察したあと、ドクターは立ち上がります)
「この人はあなた方のご家族?」
「ううん、違うよ。ショッピングモールでガレキの下敷きになってたから助けたんだよ」
「……義理がないなら、お引き取り願える?ご覧の通り人が住まうスペースもないのよ」
海未「そのようですね。では、お願いします」
「ちょっと!その言い方はあんまりだよ!助けた人の安否がわからないままなんて後味悪いじゃん!」
「トラブルは最小限にしたいの。患者もスタッフもピリピリしてるから」
海未「そうですよ。医者のコンディションが患者の行く末を決めてしまうのですから。ドクターの指示に従いましょう」
「……うん」
海未(納得はしていないようですが…)
海未(彼女の底抜けな思いやりに、何だか昔の穂乃果を思い出しました。あの、眩しくて暖かい太陽のような面影を)
47 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[saga]:2016/01/08(金) 00:33:04.85 ID:QJDdOY9w0
__病院・屋外
「ありがとね、剣士さん」
海未「大したことはしてないですよ。見つけたのはあなたですし」
「…でも、何かお礼がしたいにゃ。お医者さんとケンカになりそうなのを止めてくれた件も含めて」
海未「大丈夫です。あなたの正義感を私ももらいましたから。大切なことを思い出した気がします」
「正義感なんて、そんな…」
「あ、いた!どこ行ってたんですか!」
「にゃ!?何で私を探しにきたの!?単独行動だって言ったじゃんか!」
「姐さん一人にするのが怖いからですよ!この情勢ですし!」
海未(…どうやらお連れの方が迎えにきたようですね)
「すみません、そこの剣士さん。姐さんがお世話になりました!」
海未「いえいえ、お気になさらず」
「さ、帰りますよ!みんな待ってます!」グイッ
「あ、待ってよ!私、星空凛!また会ったら絶対お礼するからねー!」
海未「そうですね。またどこかで」
海未(星空凛、ですか。どこかの令嬢なのでしょうか。お付きの人間がいるなんて)
海未(……まあ、それは置いて。この難民キャンプの情勢を少し探りましょう)
海未(病院で少し聞き込みをして、気になる情報をいくつか入手しました)
海未(まず、現政権に対する反抗作戦ですが…指揮をとるのは実戦経験のある警察署の署長だとか。警官や軍人、大体の役人はPrintempsに鞍替えしているということなので、人材は乏しいようですね)
海未(そして…“魔法を売る”怪しげな巫女がこの街に現れたという噂も耳にしました)
海未(穂乃果やことりに魔法を授けたのもその巫女かもしれませんし……。探して話を聞く必要がありそうですね)
海未(そうと決まれば徹底的に探します。手がかりは多くはありませんが)
48 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[saga]:2016/01/08(金) 01:04:39.20 ID:QJDdOY9w0
海未「…方言でしゃべる巫女、背中に長刀…見つければ間違えることはないですが、所在が見当もつきませんね」
海未「…魔法なんて禁忌のものを売るからにはがめつい性格なのでしょうか?だとすると今も誰かに魔法を売ってる?」
海未「……だからと言って、商店街で売ってるわけでもなさそうですし…」
「ま、待てー!ドロボー!」
海未「!!」
海未(条件反射のごとく、身体が走り始めました。建物をネズミのように登っていった影を追いかけます)
海未(私に壁登りの技はありませんが、壁に剣で切れ目を入れて無理やり登ります)
海未(その異様な光景にビックリしたのか、犯人が屋上で足を止めてこちらを凝視していました)
「うっそ、やっぱりタダ者じゃないよ!あの剣士さん!」
海未「さあ、観念なさい。火事場泥棒などと卑劣な行為、許しません」
「あはは…こりゃマズイかも」
海未「って…あなたは…!凛ではないですか!」
海未(見間違えるわけありません。さっき正義感を見せてくれた少女が、ハート型の宝石を持って私の目の前にいます)
凛「こ、これには事情があるの!」
海未「事情、ですか?盗みを働くほどの」
「関係ないよ。それは禁忌のものだから、勝手に使われると困るんよ」
49 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage]:2016/01/08(金) 07:58:30.83 ID:O/9yoQdu0
乙
50 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[saga]:2016/01/08(金) 21:19:42.32 ID:QJDdOY9w0
海未(私の後を追ってきたのか、盗まれた本人も屋上へ来たみたいですね。壁の傷だけでよじ登るなんて、ただ者ではなさそうですが)
海未(目線をそっちに向けると、紅白のエキゾチックな衣装に…柄の長い槍のような刃物)
海未(……あれ?この人は…もしかして…)
海未(私がまさに探していた人ではないですか?しゃべり方も妙なイントネーションですし)
凛「そんな危ないもの売って、儲けようっていうの!?どうかしてるよ!」
「関係ないやろ。うちがなにしようが」
凛「じゃあ、街のこの有り様は何!?Printempsに魔法を売ったからみんなこんなに苦しんでるだよ!それでもあなたは知らんぷりするの!?」
「正義を語るんやね、天下の大泥棒のクセして」
凛「!!」
海未(まくし立てるようにしゃべる凛のせいで会話に入れませんが…)
海未(状況を整理すると、まずこの巫女はPrintempsやこの街の人間に魔法を売り荒稼ぎしていたと)
海未(その状況を見かねた…盗賊の凛は魔法の元になるあのハート型の石を奪った、と)
凛「剣士さん!力をもう一度貸して!私も悪党だけど…街がこんなことになるのはイヤなんだよ!」
「うちはただ商売しとっただけ!こんなことになるなんて微塵も思ってなかったんよ!」
海未「………………」
海未(…さて、私はどうしましょうか。この状況は法や倫理では正しい判断ができないような気がします)
海未(私が選ぶべき道は…)
>>52
選択↓
1,どちらもモラルを乱す悪、両成敗です
2,Printempsに力を授けたというのなら、私の敵です
3,あなたから魔法が失われるのは、私にとっても不都合です
4,私の立ち入るべき問題ではないです、立ち去りましょう
51 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage]:2016/01/08(金) 21:54:50.21 ID:OmQgRKTRo
3
52 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage]:2016/01/08(金) 22:22:00.10 ID:r2asnqfpO
4
53 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage]:2016/01/09(土) 13:24:50.41 ID:NA+yPDBl0
2
54 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[saga]:2016/01/10(日) 00:04:51.53 ID:pl17cVRY0
海未(…私の立ち入るべき問題ではないですね。魔法の出所がわかったところで、対抗手段が得られるわけではないですし。彼女から魔法を買い取るお金もないですし)
海未(この抗争に巻き込まれてPrintemps側にも反体制派にもマークされるのは避けたいですからね。立ち去りましょう)
海未「…面倒ですね。当事者同士で解決してください。では」
「ちょっ。剣士さん、この状況でどっかいくん!?」
海未「保安官にでも見られたら面倒じゃないですか」
凛「正義より大切なこともあるんだよ!?」
海未「私には関係ないですし、興味もありません」
海未(……凛のいうこともわかりますが…私のなすべきことはそうではないのです)
海未(……行きましょう)
55 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[saga]:2016/01/10(日) 00:27:33.39 ID:pl17cVRY0
海未(…建物を裏から飛び降りると、表に野次馬や警官が集まっているが見えました。騒ぎになっているみたいですね)
海未(まあ、関係ありません。去りましょう)
「何か騒がしいわね。ケンカでもあったの?」
海未「おや…あなたは」
海未「さっきの先生ではないですか」
「?…あ、さっきの剣士さん」
海未(病院にいた鋭い眼光のドクターが、リアカーを押して毛布を運んでいました。仕事中でしたか)
「…何があったかわかる?場合によっては私も出動しないといけないのよね」
海未「悪人同士の抗争ですよ。警察の方に任せればいいんじゃないですか?」
「そうね。…でも、物騒よね」
「こんな毛布なんかでも追い剥ぎに遭いそうで怖いわ」
海未「悪人にとっては、相手が医者だろうがなんだろうが構わないですからね」
「うーん。…剣士さん、ちょっとお手伝いというか…護衛をお願いできるかしら」
「……この毛布の下に、貴重な薬品が入ってるのよ。もちろん、報酬は出すわ」
海未(報酬は…踏み倒されることはないでしょう。医者ですし)
海未(…この薬で、多くの人の命を救えるのも事実です)
海未(さて、どうしたものでしょうか)
>>56
選択↓
1,お受けします。
2,お断りします。
3,報酬はどれだけ出せますか?
56 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage]:2016/01/10(日) 00:42:22.82 ID:3O9UX9k0O
1
57 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[saga]:2016/01/10(日) 01:16:10.74 ID:pl17cVRY0
海未「お受けします。その薬で多くの人を救ってください」
「ありがと、美しい剣士さん」
「自己紹介がまだだったわね。今はフリーのドクターの、西木野真姫よ」
海未「元反体制派の園田海未です。微力ながらお供させていただきます」
真姫「元…?…つまり、A-RISEを打倒する…Printemps寄りだったってこと?」
海未「まあ…はい。訳あって、彼女たちとは袂を分かちました」
真姫「そう…。複雑なのね」
海未「真姫も今はどこにも所属していないということですよね?」
真姫「そうよ。元々勤めてた国立病院はPrintempsに付き従う連中が多かったし。でも、…弱い人たちを見棄てるのは奴らも変わらなかったから、私は出ていった」
海未「…似た者同士なのかもしれませんね。人の心を捨てきれず、人の世から離れていくところが」
真姫「嫌いじゃないけどね、そういうの」
海未「真姫は戦えますか?自衛はできないと私も正直守りきれるかどうか…」
真姫「見くびらないでくれる?軍医にもなれるよう、最低限の訓練は受けてきたわ」
真姫「それに、魔法についても少し調べてみたし」
海未「?」
58 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[saga ]:2016/01/10(日) 01:48:24.85 ID:pl17cVRY0
※属性について
・各キャラには属性が2つ備わっており、魔法攻撃や防御で優劣があります。攻撃側が優勢の場合、ダメージが1増加。防御側が優劣の場合、ダメージが1減少。
・属性の優劣のテーブルはこちら(→が劣勢、攻防同属性の場合は防御優勢)
炎→森→地→雷→氷→炎→…
光→魔→幻→闇→光→…
例)海未は(氷)と(魔)の複合属性の[海]属性なので、(雷)と(光)が弱点で(炎)と(幻)に耐性があります
※特性について
・各キャラには条件つきの特性が備わっています。
例)海未の特性→一閃(相手が行動失敗したとき、行動の効果を倍加)
※真姫のステータス
・(体力/技量/敏捷)=(8/8/7)
・選択可能な行動→短機関銃(間接攻撃)
劇薬(直接攻撃)
鎮痛剤(体力回復2、行動値判定なし)
・属性→火(炎と闇の複合属性)
・特性→再生(ダメージを2以上受けた→体力回復1。体力0の時は無効)
59 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[saga]:2016/01/10(日) 02:13:33.45 ID:pl17cVRY0
海未「よく調べましたね…」
真姫「もう出回ってるのよ、魔法。これで悪事を働いてる奴らもいるみたいだし」
真姫「中でも、列車を襲撃したり駅を占拠する悪党のせいで流通が麻痺してるのが痛いわね」
海未「………………」
海未(…この街の情勢は混乱していくばかりです)
海未(こんなのが、あなたの望みだったのですか…?穂乃果…ことり…)
真姫「…しかしまあ、誰もいないわね。みんな野次馬に行ったのかしら?」
海未「病院までの帰り道は短いとはいえ、誰ともすれ違わないのは不可解ですね」
真姫「人避けの魔法でも使ったんじゃないの?」
海未「…根拠のない推測しかできそうにないですね」
海未(…それが返って警戒心を強める結果になったと、犯人に言ってやりたいですね)
海未(この後の奇襲に即座に反応できたんですから)
真姫「……あまり見たくないものね」
海未「?」
真姫「あそこ。ガレキで隠してるけど、あの下に遺体があるのよ」
海未「!…それは嫌ですね…」
真姫「さっさといきましょ」
海未(真姫が瓦礫の横を通り過ぎようとした時です)
海未(瓦礫から突然手が伸びて、彼女の足を掴んだのです)
真姫「きゃっ!」
海未「っ!!」
海未(即座に剣を抜き死体の腕を切り落としました。ドス黒い血飛沫がアスファルトに点を打ちます)
海未(しかし、瓦礫は動きを止めず、死体は立ち上がります)
海未「……本当に遺体、ですよね?生きてないですよね?」
真姫「し、知らないわよ!ありえないって!」
海未「来ますよ!武器を構えて!」
真姫「わ、わかってる!」
60 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[saga]:2016/01/10(日) 02:30:40.50 ID:pl17cVRY0
・
>>61
海未(9/9/8)の行動選択↓
剣(直接攻撃)
弓(間接攻撃)
防御
コンマ1の位行動値判定
対 遺体(10/5/3) の行動値テーブル↓
9→海未行動失敗、被ダメージ1
8,7,6,5→両者行動成功
4,3,2,1,0→遺体行動失敗、4から行動値が減るごとに与ダメージ1増加。特性によりダメージ倍加。
遺体の行動→コンマ十の位判定
9,8,7→防御
6,5,4,3→直接攻撃
2,1,0→???
61 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage]:2016/01/10(日) 02:53:49.78 ID:EcciOnF30
弓
62 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[saga]:2016/01/12(火) 01:38:09.13 ID:xiRX+Nmz0
海未「まず距離を取りますよ!真姫、下がってください!」ヒュッ
真姫「う、うん!」
海未「……効いていない?」
海未(確かに矢は遺体の胴に刺さりましたが…怯む動作を見せません)
海未(…まあ、いいでしょう。真姫を後退させる隙は作れました)
63 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[saga]:2016/01/12(火) 01:51:02.43 ID:xiRX+Nmz0
真姫「や、やってやるわよ!生きていない生命体なんてこの世に存在し得ないんだから!」
>>64
真姫(8/8/7)の行動選択↓
1,短機関銃(間接攻撃)
2,劇薬(直接攻撃)
3,鎮痛剤(体力満タンのため選択不可)
4,防御
>>64
コンマ1の位行動値判定
9→真姫行動失敗、被ダメージ1
8,7,6,5→両者行動成功
4,3,2,1,0→遺体行動失敗、行動値4から与ダメージ1ずつ増加
>>64
コンマ十の位遺体(10/5/3)の行動判定
9,8,7 →防御
6,5,4,3→直接攻撃
2,1,0 →???
64 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage]:2016/01/12(火) 01:59:10.00 ID:gVsW0GswO
1
65 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[saga]:2016/01/12(火) 02:18:14.89 ID:xiRX+Nmz0
真姫「どんな仕掛けか知らないけど、脳が弱点なのは多細胞生物の常よ!」
海未(彼女は白衣の裏から小さめの銃器を取りだし、引き金を引きました。絶え間ない炸裂音とともに遺体の頭部から血が弾けます)
海未(…銃器は非常に強力ですが、所持制限が厳しくごく一部の旧体制派くらいしか扱えない代物です)
海未(…真姫もかつてはA-RISEに忠誠を誓った、というのでしょうか)
真姫「効いてるみたいよ、海未。まだ倒れないみたいだけどね!」
海未「ですが行動に異常をきたしてますね。これならすぐに鎮圧できるでしょう」
遺体:体力10→2(判定ダメージ5 技量ダメージ3)
66 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[saga]:2016/01/12(火) 02:25:02.75 ID:xiRX+Nmz0
海未「さあ、終わらせてあげましょう」
>>67
海未(9/9/8)行動選択(剣、弓、防御)
コンマ1の位行動値判定
コンマ十の位遺体(2/5/3)行動判定
>>69
真姫(8/8/7)行動選択(短機関銃、劇薬、防御)
コンマ1の位行動値判定
コンマ十の位遺体行動判定
67 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage]:2016/01/12(火) 03:06:22.19 ID:mv7fSYP20
弓
68 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage]:2016/01/12(火) 03:30:57.48 ID:uCDMn+wTO
ksk
69 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage]:2016/01/12(火) 14:34:14.60 ID:U4CLntR2O
劇薬
70 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[saga]:2016/01/14(木) 23:49:48.18 ID:PNyMtVTI0
真姫「物理がダメなら今度は化学よ!」
海未(真姫はリアカーから怪しげなマークのついた瓶を取り出して、ガラスの破片に中身を塗りました)
海未(そして、ためらいなく遺体の心臓のある部分へと突き立てます)
真姫「強烈な凝固剤なら、動脈を塞ぐことだってできるわ。血液が循環しないなら、人の身体は動かせないはず…!」
海未「考えましたね…。ですが、そんな薬を使ってよかったのですか?」
真姫「いいのよ。希釈しないと使い物にならない薬品だから。多少減っても問題ないって」
海未「…こう見えて横柄なのですね。まあ、効果はあったみたいですね」
真姫「当然よ。自然の摂理なんだから」
海未(遺体はピクリとも動かなくなりました。…真姫の気転に助けられましたね)
遺体:体力2→0
71 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[saga]:2016/01/15(金) 00:29:49.36 ID:5zAhVXBh0
海未「…しかし、気味が悪いですね。死者が生者を襲うなんて」
真姫「まあ、十中八九魔法よね。誰かがゾンビを作り上げる魔法を放ったとか、じゃない?」
海未「………………」
『…すごいなぁ。あの状況で冷静に戦うなんて』
『さすがはことりちゃんが認める戦士、だね』
『…でも、ことりちゃんを悲しませる奴は許さないよ』
海未(……何やら気配がします。穂乃果が使った魔法とは違う、混沌とした力を…)
海未(…瓦礫から?…よく考えるとおかしな点があります)
海未(建物の外壁の破片にしては量が多過ぎますし、“全て”コンクリートです)
海未「……!」シュバッ
真姫「ど、どうしたのよいきなり!コンクリートなんか切って!」
海未「姿を現しましたね!魔法使い!」
「ぴゃあ!看破されちゃったの!?」
海未(遺体を操っていた人物は瓦礫に擬態していました。…恐らく、私たちを襲撃したのも計画的犯行でしょう)
海未(それはつまり…Printempsに対する明確な反逆者、園田海未を抹殺するために送り込まれた刺客ということでしょう)
海未「目的がなんであれ、死者を冒涜する行為は許されませんね。成敗します!」
「こ、怖いなぁ…。…でも私にも大事な使命があるから負けられないよ!」
真姫「あ、あんたは…Printempsの…」
海未「!?真姫、知ってるのですか!」
真姫「ええ。クーデターの首謀者の、小泉花陽よね?わざわざ実効支配者自ら出向くなんて、海未は余程のお尋ね者なのかしら?」
海未(Printempsは、穂乃果とことり、あともう1人で構成していると聞きましたが…)
海未(まさか、直々に始末にくるなんて…)
海未(小泉花陽。死者をも操る魔法の使い手、ですか)
海未(……彼女を無力化できれば、Printempsの支配は恐らく崩壊させられます)
海未(ならば、尚更負けられません!)
72 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[saga]:2016/01/15(金) 00:46:05.15 ID:5zAhVXBh0
※花陽のステータス
・(体力/技量/敏捷)=(9/7/7)
・行動パターン…
9,8→地の魔法(地属性魔法攻撃)
7,6→魔の魔法(魔属性魔法攻撃)
5,4→回復魔法(体力 2、行動値判定なし)
3,2→防御
1,0→???
・属性→土(地と魔)
・特性→反撃(防御成功した場合、相手にダメージ2)
73 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[saga]:2016/01/15(金) 00:58:21.89 ID:5zAhVXBh0
海未(彼女は丸腰ですが…異様な気配を感じます。慎重にいかなければ)
>>74
↓
海未の行動(剣、弓、防御)選択
行動値コンマ1の位判定
花陽の行動コンマ十の位判定
※海未8>花陽7 の行動値テーブル
9,8→海未行動失敗。行動値が増えると被ダメージ1ずつ増加
7,6,5,4→両者行動成功
3,2,1,0→花陽行動失敗。行動値が減ると与ダメージ1ずつ増加
74 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage]:2016/01/15(金) 01:08:30.19 ID:imzaNa+EO
剣
75 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[saga ]:2016/01/18(月) 21:49:01.69 ID:G01K+icR0
海未(…迂闊には攻められませんね。真姫を守ることを念頭に置かないと)
海未(……ジリジリと摺り足で距離を縮めますか)
花陽「いいのかな?私に魔法を唱える時間を与えて」
海未「挑発のつもりですか?私も戦いには慣れているので相手のペースに乗せられることはないですよ?」
花陽「さすがだね。でも、挑発じゃないんだよね」
海未(先程からただ私に声をかけているだけですが…。もうすでに魔法を放ったとでも?)
真姫「!!海未っ、足元!!」
海未「えっ?」
海未(私が足元へ視線を向けた時には、まるで蛇のように連なった瓦礫が足に絡み付いていました。力は強く、そのまま転ばされました)
海未「くぅっ!」
花陽「うーん。まだ連結が甘いかな?引っ張っただけでちぎれちゃいそうだよ」
海未(瓦礫の蛇は彼女を守るように前に立ち、とぐろを巻いています)
海未(……どうやら、あれを倒さなければ彼女に触れることも叶わないようです)
海未:体力9→7
76 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[saga]:2016/01/18(月) 21:59:28.25 ID:G01K+icR0
真姫「大丈夫!?海未!?」
海未「ええ、転んだだけです」
真姫「ならよかった。…安心して反撃できるわ」
花陽「……先生も海未ちゃんの仲間なの?」
>>77
・真姫の行動(短機関銃、劇薬、鎮痛剤、防御)選択
・コンマ1の位行動値判定
・コンマ十の位花陽の行動判定
※真姫7=花陽7の行動値テーブル
9,8,7→真姫行動失敗、行動値増加ごとに被ダメージ1増加
6,5,4,3→両者行動成功
2,1,0→花陽行動失敗、行動値減少ごとに与ダメージ1増加
77 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage]:2016/01/18(月) 22:02:26.14 ID:PveRkmoBO
劇薬
78 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[saga]:2016/01/18(月) 22:35:47.24 ID:G01K+icR0
真姫「あなたは岩石の魔法を操るようね」
花陽「半分正解かな。大地と魔物を司る土属性。先生は聡明だね」
真姫「お褒め預りありがとう。でも操るのが物質なら対処法はあるわ!」
海未(真姫は薬品が入った瓶をそのまま彼女へ投げつけました)
海未(それを感知した瓦礫の蛇は瓶を尻尾ではたき落とします)
真姫「……ふふふ。やっぱり焼けたわね」
花陽「あ、危ないなぁ。というか、すごく熱いよこの薬!?」
真姫「酸じゃ溶かすのは難しいと思ったから、熱反応を起こす調合をしてやったわ。これじゃあなたのエレメントは瓦礫に行き渡らないわよね?」
海未(……?真姫の言っていることがわからないのですが…)
花陽「…すごいなぁ。魔法の本質を推測だけで見抜いちゃうなんて」
花陽「けど、詰めが甘いよ!」
海未(薬品がぶちまけられた瓦礫の蛇はピクリとも動かなくなりましたが、彼女はその焼けた瓦礫を超能力のように浮かばせ真姫に飛ばします)
海未(反応が遅れた真姫は、肩に瓦礫を受けてしまいました)
真姫「うっ!あっつ!」
花陽「まだアツアツだよね。…そっか、熱すれば威力も上がるか…」
真姫:体力8→7
花陽:体力9→9
※花陽は行動判定1,0で“ゴーレム錬成”を行います。
・ゴーレム(1/7/7)が戦闘に参加し、花陽に対する攻撃をかばいます。
・ゴーレムが行動するのは、花陽の行動判定で1,0が出た時で、行動タイプなしの地属性攻撃を行います。
79 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[saga]:2016/01/18(月) 22:48:25.44 ID:G01K+icR0
海未「真姫、さっきの薬品の理屈がわからないのですが」
真姫「推測だけど、魔法は自然の摂理を過剰反応させて起こすものだと思ってるわ。だから…岩石が高熱を帯びたら溶岩になって…地属性ではなくなる、って感じだと思う」
海未「……なるほど。溶岩は彼女の魔法の範疇ではないと。冷め始めた岩しか操れなかったと」
真姫「それで理由になるでしょ。さあ、行くわよ!」
海未(…ひょっとして、真姫はものすごい天才なのではないでしょうか?私には思いもよらない事象でしたので)
海未(…まあ、種が割れたとくらいに思って、戦いに集中しましょう)
>>80
・海未の行動(剣、弓、防御)選択
・コンマ1の位行動値判定
・コンマ十の位花陽の行動判定
>>82
・真姫の行動(短機関銃、劇薬、鎮痛剤[海未・真姫選択]、防御)選択
・コンマ1の位行動値判定
・コンマ十の位花陽の行動判定
80 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage]:2016/01/18(月) 22:53:05.44 ID:uVgpvRCmO
剣
81 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage]:2016/01/18(月) 23:16:09.39 ID:J14mfPnT0
ksk
82 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage]:2016/01/19(火) 00:30:47.55 ID:x7BVV5fEO
劇薬
83 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[saga]:2016/01/19(火) 01:42:41.77 ID:c6CBzGg80
海未「真姫、援護は頼みましたよ!」
真姫「任せて!」
海未(相手だって攻略法をこうもあっさり見つけ られて焦っているはず。なら、畳み掛けるが吉!)
海未「えぇいやぁ!」
花陽「か、壁を走ってる!?何てスピードなのぉ!?」
海未「取りましたぁ!」
花陽「いっ…!」
海未(地属性というならば、地面に足をつけていなければ効果は薄いと考えました)
海未(壁づたいで上から叩けば、反撃も難しいですし。予想通り彼女は腕に瓦礫をまとわせ剣を防ぎます)
海未(……ですが、私とて修行を積んでいます。岩石は切れないものではないのです)
花陽「いったぁ……コンクリートを切り裂くなんてどんな技なの…」
花陽:体力9→6(判定ダメージ1+技量ダメージ2)
※回復が選択された時体力満タン状態だった場合、または行動判定で失敗となる数字が出た場合、行動失敗となります。
84 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[saga ]:2016/01/19(火) 02:00:46.22 ID:c6CBzGg80
海未「真姫、続いてください!」
真姫「うん、行くわ!」ヒュン
海未(真姫は先程と同じ熱反応を起こす薬品を彼女に投げつけました。私が彼女の視界を遮っているので気付かれていないようです)
ガシャン
花陽「あ、あつっ!?熱いっ!」
真姫「傷口に染みるでしょ?」
花陽「え、えげつないよー!このドSドクター!早く傷を塞がないと!」
海未(慌てているのか、冷静なのかわからない様子でのたうち回る姿は少し滑稽ですね)
海未(しかし、驚異的なことを目の当たりにしました)
花陽「ふ、ふうぅ。何とかなったかなぁ」
真姫「え……傷がなくなってる」
海未「砂利で塞いだとでもいうのですか…?」
海未(大地を司るというなら、土を身体に変えるのも納得できそうですが…。これでは泥人形と変わらないですよ)
花陽:体力6→6(判定ダメージ1+技量ダメージ1−回復2)
85 :
残り体力:海未7/真姫7/花陽6
[saga]:2016/01/19(火) 02:25:21.69 ID:c6CBzGg80
花陽「海未ちゃんもすごく強いけど…ドクターさんも頭が良くて手強いね…」
花陽「私もパワー全開でいくよ!」
海未「……!」
海未(まるで地震の初期微動のように、地面が小刻みに揺れ始めました。……彼女から感じる混沌とした力もさらに強くなっています)
海未(本気、ということですか。…冷静に行動すべきですね)
海未「真姫、私の後ろについてください。……危険だと判断したらすぐに逃げてください」
真姫「…わかった。海未、あなたも逃げるのよ」
海未「ええ。死ぬつもりはありません」
花陽「いくよ!」
※次のターン、花陽は大技を繰り出します。
・ダメージ5、攻撃タイプと属性は無し
・行動値テーブルが変動します
→対海未(8>7)
9,8,7→海未行動失敗、被ダメージ5
6,5,4→両者行動成功、与・被ダメージ5
3,2,1,0→花陽行動失敗、与ダメージ5
→対真姫(7=7)
9,8,7,6→真姫行動失敗、被ダメージ5
5,4→両者行動成功、与・被ダメージ5
3,2,1,0→花陽行動失敗、与ダメージ5
86 :
残り体力:海未7/真姫7/花陽6
[saga]:2016/01/19(火) 02:30:57.09 ID:c6CBzGg80
真姫「…ここで打って出るべきか」
海未「身を守るべきか…」
>>87
・海未の行動(剣、弓、防御)選択
・コンマ1の位行動値判定
>>89
・真姫の行動(短機関銃、劇薬、鎮痛剤、防御)選択
・コンマ1の位行動値判定
87 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage]:2016/01/19(火) 02:38:00.45 ID:2uZMmuhCo
防御
88 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage]:2016/01/19(火) 02:41:48.89 ID:ZSCYXdeG0
ksk
89 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage]:2016/01/19(火) 02:46:14.66 ID:ZvW9AGaaO
機関銃
90 :
体力:海未7/真姫7/花陽6
[saga]:2016/01/22(金) 00:08:10.83 ID:9dkPjL5O0
海未(……相手が行動を起こすまで様子を見た方がよさそうですね)
海未(振動が強すぎて歩くのもままならないですし)
真姫「…こんなに隙があるなら逆にチャンスじゃない?妨害して止められたなら一番いいでしょ?」
海未「!!真姫、いけないっ!」
花陽「!!」
海未(彼女へ放たれた弾丸は…まるで津波のようにめくれ上がったアスファルトに飲み込まれ消えました。そして、波は入り江に吸い込まれるがごとく尖った槍の形を取ります)
海未(あまりに常識外れな光景に立ちすくむ私の上を波は通り越して、後ろの真姫へと向かいます)
真姫「あっ、ぐぅっ……」
海未「ま、真姫っ!しっかりしてくださいっ!」
花陽「…難しいなぁ、やっぱり魔法で戦うのって。ただ力を解放するだけじゃ武器にならないもん」
花陽「けど…あなた達を倒すくらいはできそうだね」
海未(真姫は急所こそ避けたようですが、変形したアスファルトが太ももを貫通してます。非常にまずい状態です…)
海未(…いいえ。冷静になりなさい園田海未。狼狽える前に真姫の安全を確保する最善策を打たなければ)
海未(彼女を倒す。できる限り素早く)
真姫:体力7→3(判定ダメージ5−特性による回復1)
91 :
体力:海未7/真姫3/花陽6
[saga]:2016/01/22(金) 00:28:14.78 ID:9dkPjL5O0
海未「真姫、立てますか?」
真姫「ええ…何とか」
海未「……一回でいいです。銃で威嚇射撃してください。その間に接近して剣で一撃入れます」
真姫「そ、それは…。…海未にも当たるかもしれないわ…!私…射撃はあまり上手じゃないし…」
海未「時間がありません。あなたの傷が悪くなる前に彼女を倒さなければならないのです。…多少の損害は覚悟しています」
真姫「……わかったわ」
花陽「…どう来るの……?」
※連携技について
・味方の行動値が同じ数字、もしくは足して10になる場合、連携技が発動します
・連携技が発動すると敵は行動失敗となり、ダメージは(連携した味方の技量の和−敵の技量)となります
>>92
・海未の行動(剣、弓、防御)選択
・コンマ1の位行動値判定
・コンマ十の位花陽の行動判定
>>94
・真姫の行動(短機関銃、劇薬、鎮痛剤[海未/真姫]、防御)選択
・コンマ1の位行動値判定
・コンマ十の位花陽の行動判定
92 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/01/22(金) 00:30:37.23 ID:UTjhxqGg0
剣
93 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/01/22(金) 00:36:04.23 ID:P6N0a56/O
ksk
94 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/01/22(金) 00:42:28.79 ID:1HwvPtxcO
鎮痛剤 真姫
95 :
体力:海未7/真姫3/花陽6
[saga]:2016/01/22(金) 01:48:41.10 ID:9dkPjL5O0
海未「行きますっ!はぁっ!」
真姫「ま、待って!まだ準備がっ!」
花陽「焦っちゃったのかな?海未ちゃん」
花陽「残念だけど、手負いの敵を生かしておくほどぬるくないんだよね、私」
花陽「…ごめんね、先生?」
海未「…!?」
海未(正面から向かう私には目もくれず、彼女は真姫のいる方向に手の平を向けます)
海未(…彼女の、混沌とした力が手の平に集中するのが目に見えてわかりました)
花陽「魔法の基礎となる魔属性、パワーだけ出すならこれが一番なんだよね…」
花陽「だから、もう助からないよ」
海未「真姫っ、避けてっ!!!」
海未(集められた力は赤黒い光条となって私の横をかすめました。空気が裂けるような音が耳を塞ぎ、眩しくもないのに目を塞がずにはいられないです)
海未(…その後の状況を確認するまでには少し時間がかかりました)
花陽「……またやっちゃった…。…ことりちゃん、また泣いちゃうよ…」
海未「………………!ま……真姫………?」
海未(……最悪の結末でした)
海未(…赤黒い閃光を受けたであろう真姫の肩は、まるで燃え尽きた炭のように白化し、風に吹かれただけでパラパラと粉々になって宙を舞います)
海未(目を見開いて自分の肩を見ていた真姫でしたが…傷口に触れて筋繊維が灰塵と化した時、断末魔と共に倒れ込みました)
真姫「いやあああぁぁァァアアアアっっ!!」
花陽「………………」
海未「………っっぇああああ!!」ザッ
花陽「あうっ……!」
海未(もはや衝動のように降り下ろした剣は、敵の胸部に肉薄し私の顔に血の斑点を描き出しました)
海未(…穂乃果と戦った時と同じです。敵を殺めることになんの抵抗もなくなってしまいました)
真姫:体力3→0
花陽:体力6→3(判定ダメージ1+技量ダメージ2)
96 :
体力:海未7/花陽3
[saga]:2016/01/22(金) 01:57:45.61 ID:9dkPjL5O0
海未「……所詮あなた達は奴らと変わらないっ…!力で異端を排除する独善なんですっ…!」
花陽「…世の中には変えられないし、変えちゃいけないルールだってあるんだよ」
海未「そんなもの、私が思い描く理想には必要ないんですっ……!」
>>97
・海未の行動(剣、弓、防御)選択
・コンマ1の位行動値判定
・コンマ十の位花陽の行動判定
97 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/01/22(金) 01:59:28.78 ID:PP4zZF50o
弓
98 :
体力:海未7/花陽3
[saga]:2016/01/22(金) 02:15:24.96 ID:9dkPjL5O0
花陽「…ことりちゃんも言ってたけど、怒るとほんとうに怖いね。まるで魔物だよ」
海未「魔物で結構ですっ!人を苦しめる輩を喰らい尽くせるならっ!」
花陽「…でも。魔物を狩るのもまた人間だよ」
海未(先程と同じ、赤黒い閃光が敵から放たれたます。……ですが、不思議と危険だとは感じられません)
海未「こんなものぉぉお!!」
花陽「き、効いて…ない…?もしかして海未ちゃんも魔の属性を備えてた…?それとも気合い…?」
海未:体力7→7(判定ダメージ1−属性耐性1)
99 :
体力:海未7/花陽3
[saga]:2016/01/22(金) 02:18:34.92 ID:9dkPjL5O0
海未(あと、一撃。あと一撃決まれば…!)
>>100
・海未の行動(剣、弓、防御)選択
・コンマ1の位行動値判定
・コンマ十の位花陽の行動判定
100 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/01/22(金) 02:28:02.20 ID:UTjhxqGg0
剣
101 :
体力:海未7/花陽3
[saga]:2016/01/24(日) 01:58:07.58 ID:3cMCMuHa0
花陽「今の海未ちゃんはどんな隙にでも食らいついてきそうだね…。怖いなぁ」
海未(瓦礫が浮かび上がり、敵の装甲として貼り付きます)
海未(…チャンスです!)
海未「たあぁぁあっ!」
花陽「海未ちゃんの技ならコンクリートだって切り裂いちゃうだろうけど、枚数を重ねれば!」
海未「ふんっ!」バキッ
花陽「あがぁっ!」
海未(走った勢いを殺さず、そのまま敵の膝にローキックを入れます。予想外の外道な技に敵は対応できてません)
海未(…こうしてやると、剣を降り下ろせば頭を叩き切れる状況になります)
海未(………………私は迷わず全力で剣を振り抜きました)
ガッ
海未「……何を思いとどまってるのですか、私は…」
花陽「う…あ……」
海未(…全力で、敵の肩を切り落としました。この後に及んで、命を取るのをためらいました)
海未(……なぜ、なんですか。私…)
花陽:体力3→0(判定ダメージ4×特性による倍率2+技量ダメージ2)
102 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/01/24(日) 02:15:20.50 ID:3cMCMuHa0
海未「…真姫っ!しっかりしてくださいっ!」
真姫「………………」
海未(完全に意識がありません。…肩は…腕が取れてしまってもおかしくないくらいに損壊しています)
海未(……呼吸も脈も、もう数分ともたないでしょう。…私に、真姫を助けられる手段は……ありません)
海未「…ごめんなさい、真姫。約束、守れませんでした……っ」
海未(……今の状況では遺体を葬ることもできないので…私には、優しく抱きしめてあげることしかできません)
海未(…その後、そっと真姫をリアカーに寝かせて黙祷しました。…無力な私を許してください……)
103 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/01/24(日) 02:30:24.69 ID:3cMCMuHa0
海未「……でも、…あなたは生きています」
花陽「は…あ…、なん…で……ずらした…の?」
海未「…わかりません。私の潜在意識がなぜかそうさせたとしか…」
海未(…ですが、私は許せないはずです。街をこんな状況にし、仲間を殺めた人間を許せるはずがない)
海未(……いまなら改めて彼女にとどめを刺すこともできます。…ですが、思いとどまった理由もも知りたいです)
海未(…どうするべきなのでしょう…?)
>>104
・海未の行動を選択↓
1,問答無用…!処断しますっ…!
2,捕虜として、利用価値があります
3,見せしめに、反体制派へ突き出します
104 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/01/24(日) 02:52:11.24 ID:amJUMMKEO
2
105 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/01/27(水) 01:44:43.11 ID:hf2BPvie0
海未「…捕虜として、利用価値があります。ご同行願いましょうか」
海未「……下手に逆らわないように、……これで拘束しますね」
海未(重機で使われていたと思われる太いワイヤーを切り出し、彼女の首へ巻き付けます)
海未(……力を入れて引けば、頸椎がへし折れるように)
花陽「…さすがに、…脳髄がやられ、たら再生…できないし、なぁ……。…大人し、く従うよ…」
海未「完全な不死身という訳ではないのですね。…穂乃果がそうであったように」
花陽「そう、だね。こうや、って捕まえられ、ちゃうと…抵抗できない、し」
海未「ふむふむ…」
海未(こうしている間にも彼女の傷はどんどんふさがり、流れた血があるべき場所へ戻っていきます)
海未(……大地が生命の源、というのはその通りなのかもしれませんね)
花陽「これから…どうする、の?」
海未「……真姫を病院に送り届けます。…病院は彼女の安否を知らなければならないでしょうし」
花陽「……ふふ。すごく冷静、だね、海未ちゃん」
海未「これでも腹の虫は収まる気配がないのですが。…あまり気に障ることを言うなら首から下を発狂するまで痛めつけてもいいのですよ?」
花陽「こ、怖いなぁ…」
106 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/01/28(木) 22:33:42.64 ID:GdAhrNDW0
__病院
「…そうですか。…西木野先生は……」
海未「…ええ。私のせいです。私を付け狙う者との戦いに巻き込まれて……」
「……延命もできますが、意識を取り戻すかは不明ですし…魔法で受けた傷は治し様がありません」
海未「わかりました…。…すみません」
海未(病院について、院長らしき人に真姫を引き渡しました。…守りきれなかった罪の意識から視線を合わせられません)
「……しかしあなたは、こうしてPrintempsの現体制のトップを打ち負かせた。…これで混乱が収まり治療の必要な人間が減るのなら、西木野先生も本望でしょう」
海未「…慰めはやめてください……。私の非力さが犠牲を増やしてしまったのは事実なんです…」
海未(…私のやりたいことはPrintempsから街を解放するというのではなく…人の力になりたいだけなのですから…)
花陽「高慢だね。海未ちゃんは何もわかってないよ」
海未「………………」
花陽「力を振るえば誰かが傷つく。当たり前のことだよ。誰も傷つけず海未ちゃんが力を振るう方法なんてないのに」
海未「………………。何が言いたいのです?」
花陽「…海未ちゃんや穂乃果ちゃんが前に目指していた誰も傷つかない世界なんて、ありえないよ。…バカな穂乃果ちゃんでさえ理解したのになぁ」
海未「…!!」
海未(無意識の内に彼女の胸ぐらを掴んでました。しかし、驚く様子もなく不敵に笑っています)
海未(……穂乃果を唆したのは、この人間なのですかっ…)
花陽「…さすがに病院ではやめようね?患者さんも驚いてるよ」
海未「………………」
107 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/01/28(木) 23:03:03.72 ID:GdAhrNDW0
海未(…彼女の言うとおりなのは腹立たしいですが、ここは収めましょう。…まだ聞く機会はあります)
海未(彼女から手を離すと当時に、エントランスの扉が開きました)
海未(…また、患者が増えたのでしょうか…)
「すみませーん!ここの責任者は在籍してますかー!?」
海未(入ってきたのは、警察部隊の装備をした女性です。…先程の巫女と盗賊の制圧をしていた方と思われます)
海未(……ふと、その警官と目線が合いました)
「……あなた。…園田海未ね?」
海未「?」
「そして、そのリードで繋がれているのは小泉花陽。…すごい組み合わせね」
花陽「……あ。これまたマズイ人がきちゃったよ」
海未「え?」
花陽「この警官さん…絢瀬絵里ちゃんは元は凄腕のバウンティハンターで、反体制派の指揮を取ってる人だよ」
海未(…つまり。絶賛指名手配犯の花陽は彼女にとってはかっこうの獲物という訳ですか…)
絵里「調べられてるのね。まあいいわ。二人とも大人しくして」
海未「わ、私は」
絵里「言い訳は署で聞くわ。懸賞金もかかってる凶悪犯と同行してるっていう時点で、あなたも聴取の対象よ」
海未「……!」
海未(職権濫用…。いえ、もう法など機能してないのと同じですから、なんでもありなのでしょう)
海未(……ここで拘束されれば、花陽を手放すことになります。それが悪いのかはわかりませんが)
海未(…どうしましょうか)
>>108
選択↓
1,逃げますよ、花陽!
2,…聴取に協力させていただきます
3,そちらが力で抑えつけるなら、こちらも力で!
4,私は彼女と関係ないので。失礼します
108 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/01/28(木) 23:27:10.97 ID:ixxDQdwKO
1
109 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/01/31(日) 00:01:55.49 ID:iAF3fb990
海未「逃げますよ、花陽!」
花陽「うぇえ!?」
海未(彼女の手を引いて、一気に警官を突っ切ります。幸い、一人だったので簡単に突破できまして)
絵里「ちょっ!待ちなさいっ!」
海未「法も何もないなら、あなたの指示に拘束力はありません!」
絵里「力ならあるわよ!」
海未(警官は携えていた…散弾銃を私達の背中に撃ち込んできました)
花陽「あ、危ない!」ガッ
海未「…アスファルトがめくれ上がった…あなたの魔法ですか」
花陽「痛いのは勘弁だからね…」
海未「…何のつもりですか、私を守るなど」
花陽「特に理由はないよ。海未ちゃんは敵じゃないから守っただけ」
海未「…意味がわかりませんが、まあいいでしょう。今のところは敵対するつもりはないと、そう理解しておきます」
花陽「それでいいよ」
絵里「……逃げられちゃったわね。…手の空いた制圧班、指名手配犯の追跡を」
絵里「魔法…あれが…。…とんでもないものを敵にしちゃったのかも」
絵里「ね、希?」
「ははは…絵里ちも皮肉を言うようになったんやなぁ…」
絵里「あなたのせいだからね」
絵里「…ま、情状酌量してあげるから、取り引きしましょう?」
絵里「魔法…あれに対抗できるのは、やはり魔法よね。…我々にその技術を提供しなさい」
「あー…ちなみにうちに拒否権は」
絵里「ありません。拒否した場合は反逆罪で最悪極刑ね」
「あちゃー…」
110 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/01/31(日) 00:36:34.33 ID:iAF3fb990
海未「まだつけられてるようですね」
花陽「…うん。警察が…4人追ってきてる」
海未「わかるのですか?」
花陽「見える範囲くらいなら足音で判別できるから」
海未「……あなたは魔法を上手く使いこなしていますね」
海未(…彼女が敵なのが恐ろしいくらいに)
海未(しかし、いくら魔法で探知できても、状況は打開できません)
海未(何か別の手を打たなければ)
花陽「海未ちゃん、これからどうするの?ガウラの方でもお尋ねものになったみたいだし」
海未「………………」
花陽「…決めてないんだね。まあ、状況は最悪だしね」
花陽「私が行方をくらましても、Printempsの政権に群がる権力者はことりちゃんをまつり上げて圧政を続けるだろうしね。それで…ことりちゃんにはそれをまとめるリーダーシップはないし」
花陽「穂乃果ちゃんが目を覚まさない限り、何も変わらないんだよね」
海未「……あなたの目的は、穂乃果の蘇生ですか?」
花陽「そう。だから、ある人を探してるの」
海未(花陽がポケットから一枚の紙を取りだしました。…どうやら、指名手配書らしいです)
海未(そして…私はこの人物に心当たりがあります)
海未「星空…凛」
花陽「穂乃果ちゃんを目覚めさせるには、凛ちゃんの魔力が必要なの。…光の魔力がね」
花陽「同じ属性の魔力をイグニッションにして、魔法活動を再起動させるって仕組みなんだけど…私の知る限り光の魔力をもつのは凛ちゃんしかいない」
海未「………………」
海未(ここで、花陽に凛と出会ったことを話すべきでしょうか)
海未(凛と出会えば、…穂乃果は目を覚ますことになります。…それがいいのか悪いのかは判断できません)
海未(ただ私が利用されただけ、という結果にもなりえますし、穂乃果が改心する機会を得られるとも考えられます)
海未(………………)
>>111
1,凛と、この街で出会いましたよ
2,そうですか。情報ありがとうございます
3,…つまり、炎の魔力を持つ人間ならば真姫を蘇生できると
111 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/01/31(日) 00:50:38.58 ID:zllagNjq0
3
112 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga ]:2016/01/31(日) 01:43:33.47 ID:iAF3fb990
海未「つまり、炎の魔力を持つ人間ならば真姫を蘇生できると」
花陽「…理論上は。もちろんその人が魔法を十分に扱えないといけないけど」
花陽「まあ、真姫先生の方は問題ないかな。魔力はしっかりあったし、たとえ絶命しても魔力が肉体を循環すれば蘇生するはずだよ」
花陽「……そして、炎の魔力を持ってる人を私は知ってるんだ」
海未「……誰なんですか」
花陽「穂乃果ちゃん、だよ」
海未「!!」
花陽「偶然にも利害が一致したね。真姫先生を蘇生するには穂乃果ちゃんの力が必要で、穂乃果ちゃんを目覚めさせるには凛ちゃんの力が必要」
花陽「海未ちゃんが真姫先生を蘇生させたいなら…私と力を合わせて凛ちゃんを探すのが一番なんじゃないかな?」
海未「……そうですね。真姫はこのどうしようもない世界に必要な存在です」
海未「あなた達をどうこうするのは、真姫を蘇生させてからでもいいですし」
海未「……協力しましょう。…星空凛の行方は知っています」
花陽「!!?」
海未(彼女はこれまでの余裕な表情から一転して、渇望するような目で私に迫ります)
花陽「ど、どこにいるの!?教えて!」
海未「恐らく、ここの警察に捕まったか、警察を撒いたと思います。あなたに会う前に盗みをしてたのを見ましたから」
花陽「そうなの!?じゃあ、…警察の追っ手を捕まえて情報を吐かせなきゃ!」
海未「やり口が汚いですね。まあ、私も同じことを考えましたが」
海未(……奇妙な共同戦線ですが、真姫に、穂乃果に酬いれるなら苦ではありません)
海未(花陽と共に戦います)
絵里「……うーん。気配を探知されてるみたいね。困ったわ」
「しょ、署長!大変ですっ!」
絵里「なに?トラブル?」
「確保した盗賊のリーダーが、脱走しました!」
絵里「は?」
「しかも、魔法を売りさばいていた巫女を連れて!」
絵里「…ウソ。……さすがに伝説の盗賊は違うわね」
絵里「……私も現場に出るわ。さて、久々に腕がなるわね」
113 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/01/31(日) 04:58:34.28 ID:MT1CcPHp0
乙
絡み合いだしたな
114 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/02/04(木) 21:20:34.73 ID:t4JPa8KO0
花陽「さすがに四人を相手にするのはまずいよね。何か分断する方法はないかな?」
海未「警察は二人一組で行動すると聞いたことがあります。二人だけをおびき寄せて叩くのは可能かと」
花陽「そうなんだ。あとは合流されないようにすればいいんだね」
花陽「なら、簡単だよ」
海未(何か作戦を思い付いたのでしょうか。歩きながら地面を眺めています)
花陽「アリ地獄、で分断しようかな」
海未「アリ地獄?…砂場はないですよ?」
花陽「砂はないね。でも地下に引きずり込むだけなら路面を陥没させればいいよね」
花陽「丁度ここの下が下水道の合流地点みたいだし、ぴったりだと思わない?」
海未「なるほど…いい作戦ですね」
海未(Printempsのブレーンは彼女なのかもしれませんね。穂乃果は…小細工などできないですし、ことりも大ぞれたことはしない性格ですし)
花陽「海未ちゃん、悪いんだけどここで待機してて。私は下で準備するから」
海未「わかりました。…では」
海未(彼女の首につないでいたワイヤーを剣で切断しました。…恐らく花陽も私の力を利用したいと思っているでしょうし、逃げることはしないでしょう)
花陽「頃合いかなと思ったら地面を二回鳴らして。それで崩落させるから」
海未「お願いします」
115 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/02/04(木) 21:41:51.62 ID:t4JPa8KO0
海未(花陽は裏路地の方へ入って穴を掘ったみたいです。姿はこれで捉えられません)
海未(私は近くにあったベンチに腰をかけて警察が来るのを待ちます。花陽の探知が正確なら、すぐに見つかるでしょう)
「いた。ターゲットよ」
「のんきにベンチでくつろいじゃって…」
「……あれ?小泉花陽は?一緒じゃないの?」
「さあ?逃げられたんじゃない?」
「まあ、いいわよ。署長からは発砲許可は出てるし。力ずくで確保して聞き出せば」
海未(……建物の屋上で隠れているつもりですか。こんなゴーストタウンみたいな場所では音は驚くほどよく聞こえるのですよ?)
「そうね。あ、でも殺しちゃダメよ。急所は外して」
「はいはい。狙撃手も楽じゃないわね」
海未(狙撃……。スコープの反射光が目立ってますよ?)
海未(……この距離なら弓でも狙えます。先手を取るのも悪手ではないかと)
海未(どうしましょうか)
>>116
選択↓
1,立ち往生したトラックを盾にしてやり過ごしましょう
2,撃たれる前に牽制して、引きずりだします
3,当てて敵の戦力を削ぎます
116 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/02/04(木) 21:48:42.62 ID:crzX6QwvO
1
117 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/02/04(木) 22:14:12.99 ID:t4JPa8KO0
海未(下手に騒ぎにすると作戦が失敗しますね。遮蔽物を探してやり過ごしましょう)
海未(あのトラック…あれなら身を隠せそうです)
「ターゲット、移動してる。…ち、見えなくなった」
「気づかれた?…なら正面からね。二対一なら余裕でしょ」
海未(うまくいきましたね。建物を降りてこちらに向かってきます)
海未(私もベンチに戻って花陽に合図を出せるようにしましょう)
「動かないで。指名手配犯の逃亡に協力したのは立派な違法行為よ。拘束させてもらう」
海未「………………」ニコッ
「…なによその余裕こいた顔は」
海未「…失礼。あまりにも稚拙な作戦でしたので」コンコン
「な、なんですってぇ!?」
花陽「作戦っていうのは敵にバレちゃいけないんだよね」
海未(花陽の嘲笑するような声と共にアスファルトに亀裂が走り、警察の二人の足元だけ崩落しました。最小限の音しか鳴らず、遠くなら荷物を地面に降ろしたくらいにしか聞こえないでしょう)
「きゃぁあっ!」
「か、陥没ぅ!?」
花陽「ようこそ、アリ地獄へ」
海未(私も下へ降りましょう)
118 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/02/04(木) 22:22:23.43 ID:t4JPa8KO0
海未「とうっ」
花陽「ナイス判断だよ、海未ちゃん。完璧だね」
海未(悪臭たちこめる地下には暗がりから紫の眼を覗かせる花陽と、汚水にまみれた警察二人)
海未(作戦はうまくいったみたいですね)
花陽「さて、仕上げだよ」
海未「はい。無力化します」
「うえぇぇ…。気持ち悪い……」
「ちょっ…小泉花陽もいるわ……!やつら…手を組んだの…?」
119 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/02/04(木) 22:50:21.39 ID:t4JPa8KO0
海未「行きます!」
花陽「援護はまかせて」
>>120
・海未(9/9/8)の行動(剣、弓、防御)と行動対象(狙撃手、突撃手)選択
・コンマ一の位行動値判定
・コンマ十の位相手の行動判定
>>122
・花陽(9/7/7)の行動(地魔法、魔魔法、回復魔法、召喚魔法、防御)、行動対象(狙撃手、突撃手)選択
・コンマ一の位行動値判定
・コンマ十の位相手の行動判定
※花陽のステータス
・(体力/技量/敏捷)=(9/7/7)
・特性:反撃(防御成功したとき、相手に2ダメージ)
・属性:土(地と魔)
・コマンド↓
防御
地属性魔法
魔属性魔法
回復魔法(体力 2)
召喚魔法(ゴーレム召喚。行動タイプなし地属性攻撃。一度だけ身代わりになり、その際消滅。複数体召喚は不可)
※狙撃手(5/6/7)(雷属性)のコマンド↓
9,8,7→直接攻撃(ナイフ)
6,5,4,3→間接攻撃(狙撃銃)
2,1,0→防御
※突撃手(7/5/6)(森属性)のコマンド↓
9,8,7,6,5,4→間接攻撃(散弾銃)
3,2,1,0→防御
120 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/02/04(木) 23:00:13.78 ID:xNbDqLn80
弓
狙撃
121 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/02/04(木) 23:28:41.34 ID:2Fu+5ZpkO
ksk
122 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/02/05(金) 00:11:46.86 ID:kpSRGmlSO
魔属性魔法
突
123 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/02/05(金) 00:51:17.46 ID:mHx93gjQ0
※海未8>狙撃手7の行動値テーブル
9,8→海未行動失敗、行動増加毎に被ダメージ増
7,6,5,4→両者行動成功
3,2,1,0→狙撃手行動失敗、行動値減少毎に与ダメージ増
花陽「さて、この魔法はどうかな」
海未(花陽はまぶたを閉じて両手に赤黒い光を溜めます。魔属性の魔法…でしょうか)
狙撃手「全部あんたらの手のひらの上ってこと?なめたマネしちゃって!」
海未「!」
海未(速い!姿勢を屈めたまま…狙撃手は花陽に向かって飛び掛かりました)
海未(割って入るしかなさそうですね!)
海未「ふんっ…」
狙撃手「んっ…浅いね…」
海未(精神統一をしている花陽をかばうように相手の突進を身体で受け止めます)
海未(ナイフを素手で止めてしまったので傷はありますが…まあ、問題ないです)
海未「はっ…!」
狙撃手「おっと、危ない」
海未「ちゃんと受け身を取れるとは、なかなか訓練されてますね」
狙撃手「そちらこそ。いい背負い投げじゃない」
海未:体力9→8
124 :
残り体力:海未8/花陽9/狙撃手5/突撃手7
[saga]:2016/02/05(金) 01:11:16.07 ID:mHx93gjQ0
※花陽7>突撃手6の行動値テーブル
9,8→花陽行動失敗、行動値増加毎に被ダメージ増
7,6,5,4→両者行動成功
3,2,1,0→突撃手行動失敗、行動減少毎に与ダメージ増
突撃手「な、なにあれ…?あれが…魔法?」
突撃手「何かされる前にやらないと!」
海未(もう一人の…軽装の警官は散弾銃で花陽を撃ちます。暗い地下下水道に光が放たれます)
花陽「……怖いね、弾丸って」
突撃手「え…?」
花陽「あんまり持ってたくないから返すよ!」
海未(前にかざした両手はまるでそこだけ時間を止めたようでした。散弾はすべて赤黒い光に捕らえられ、次の瞬間には方向を360度変えて警官を襲います)
突撃手「うあっ!!」
花陽「うーん、集中すると無防備になっちゃうなぁ…」
海未「の割には余裕みたいですね」
花陽「放ちたい魔法が妨害されるのはイヤだけどね」
突撃手:体力7→4(判定ダメージ1 技量ダメージ2)
125 :
残り体力:海未8/花陽9/狙撃手5/突撃手4
[saga]:2016/02/05(金) 01:18:05.33 ID:mHx93gjQ0
海未「敵もなかなかのやり手と見ました。油断なきよう」
花陽「だね。連係も考えていかないと」
>>126
・海未の行動、行動対象選択
・コンマ一の位行動値判定
・コンマ十の位相手の行動判定
>>128
・花陽の行動、行動対象選択
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