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【ラブライブ!ss】海未「Printempsを倒します」【安価】
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201 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/02/23(火) 02:20:14.16 ID:LCuwyPmVo
ksk
202 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/02/23(火) 02:36:59.81 ID:RF88XK8lO
召喚
ソーサレス
203 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/02/23(火) 03:49:18.65 ID:dZWIf0EjO
支援 花陽
敵の選択が必要ならソーサレス
204 :
残り体力:絵里8/花陽9/にこ5/ハンター5/ソーサレス5
[saga]:2016/02/24(水) 22:01:09.77 ID:rnf87KpO0
※敵が複数で、味方に支援or回復の場合、相手のパーティーの最も敏捷の高いキャラで判定します
※にこ9>ハンター6の行動値判定
9→にこ行動失敗、被ダメージ1
8,7,6,5→両者行動成功
4,3,2,1,0→ハンター行動失敗、行動値現象毎に与ダメージ1増加
(にこ:花陽へ支援魔法)(ハンター:弓)(行動値5)
にこ「花陽」
花陽「?なにかな、にこちゃん」
にこ「そんな怖い顔しないで。女の子はいつも笑顔でなきゃ♪」
絵里(妖しく光る花陽の眼は別の意味で怖いわね…)
絵里(その表情がお気に召さなかったのか、にこは花陽の手をとってウィンク。笑顔を促す)
花陽「……ありがと。何か…捨てちゃった大切なものを少しだけ取り戻せた気がするよ」
にこ「笑顔は花陽ちゃんの力になるにこ♪ほら」
ハンター「…緊張感あるのかしら!?なめてるの!?」ヒュン
絵里「!!にこ!!」
絵里(痺れを切らした賊の一人は矢を放った)
絵里(それはにこの腕に刺さったけど、彼女は笑顔を崩さない)
絵里(一体…何なの…?)
花陽「これがにこちゃんの魔法かぁ…。笑顔の魔法。すごく素敵だね」ニコッ
ハンター「……ひっ」
絵里(笑顔でにらむ花陽は余計怖い気がするんだけど…)
絵里(でも、花陽の身体からは赤黒い魔力が弾けて溢れてるみたい。…本当に魔法、なのかしら)
にこ:体力5→4
花陽:技量7→8
205 :
残り体力:絵里8/花陽9/にこ4/ハンター5/ソーサレス5
[saga]:2016/02/26(金) 22:55:22.97 ID:tWwFJC6t0
※絵里8>ソーサレス5の行動値テーブル
9→絵里行動失敗、被ダメージ1
8,7,6,5→両者行動成功
4,3,2,1,0→ソーサレス行動失敗、行動値減少毎に与ダメージ増加
※敵が回復を使用する際、最も体力の減ったキャラを回復します
(絵里:閃光弾)(ソーサレス:回復魔法)(行動値6)
絵里「花陽!にこ!伏せて!」
花陽「へ?」
にこ「オーケー!花陽も!」ガバッ
花陽「うわぁ!」
絵里(私がフラッシュバンを使うのを察したにこは、ムリヤリ花陽を伏せさせた)
絵里(手慣れてるわね…元は軍人かしら)
ソーサレス「うっ!眩しいっ…!」
絵里「こっちよ!」
ソーサレス「あうっ…!」
絵里(視覚聴覚がダメになってるところ悪いけど、背負い投げで転ばせてお腹にエルボーを打ち込んだ)
ハンター「くそっ…!このっ…!」ヒュン
絵里「おっと。見えないのによく矢を放てるわね」
ソーサレス「…さすがに…効きましたわね…」
絵里「……魔法、ね。すごく面倒な相手だわ」
絵里(この魔法使い、お腹の露出した服装だから狙ったけど…内出血してたのがもう引いてる)
絵里(この再生の魔法、どう対策すればいいかしら)
ソーサレス:体力5→5(判定ダメージ1+技量ダメージ1−回復2)
ソーサレス:敏捷5→4
206 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/02/26(金) 23:17:48.29 ID:jtAPCDeu0
ぶひいいいいん
207 :
残り体力:絵里8/花陽9/にこ4/ハンター5/ソーサレス5
[saga]:2016/02/26(金) 23:24:21.78 ID:tWwFJC6t0
※花陽7>ソーサレス4の行動値テーブル
9→花陽行動失敗、被ダメージ1
8,7,6,5→両者行動成功
4,3,2,1,0→ソーサレス行動失敗、行動値減少毎に与ダメージ増加
(花陽:召喚魔法)(ソーサレス:回復)(行動値1)
花陽「ふーん。あなたも魔法を買ったんだ」
花陽「でも、使うには相応しくないかな。小悪党が使いこなせるものじゃないよ」ゴゴゴゴ
絵里(すさまじい地響きと共に地面が陥没と隆起を繰り返す)
絵里(……やっぱりPrintempsの主要メンバーね。…スケールが違うわ)
ソーサレス「大地を砕くだけですか?遊んでいるのですか?」
花陽「……ふふ」
ソーサレス「?」
ソーサレス「ぐぎゅぅっ…!」メリメリメリ
絵里(花陽が不敵に微笑んだ瞬間、地面から巨大な岩の手がせりあがって魔法使いを握り潰した。不様な悲鳴と人体の壊れる不快な音がこだまする)
絵里「えぐいわね…」
花陽「そうかな?生き埋めにするよりかはましだと思うよ」
にこ「…時々花陽の性格がわからなくなるわ…。お人好しなんだかサイコパスなんだか…」
花陽「私もよくわからない。元々こんな性格だった気もするし、ただのお人好しだった気もするし」
花陽「けど、敵には容赦しないよ」
絵里(巨大な手は、そのまま魔法使いを地面に叩きつけた。その後は花陽のそばまで来て、拳骨を構えてる)
ハンター「し、しっかりして!大丈夫!?」
ソーサレス「あ……が……」
ソーサレス:体力5→1(判定ダメージ4)
花陽:次ターンからダメージをゴーレムが代わりに受けます
208 :
残り体力:絵里8/花陽9/にこ4/ハンター5/ソーサレス1
[saga]:2016/02/26(金) 23:37:30.21 ID:tWwFJC6t0
にこ「さて、あんたはどうする?そいつを捨てて逃げた方がいいんじゃない?」
花陽「酷い提案だね、にこちゃん。仲間を見捨てれば生かしてあげるだって」
絵里「…好きにすれば?小悪党の行方を追ってる場合じゃないのよ」
ハンター「……くそっ」
絵里「…殊勝なことね。でも、温情はかけてあげないわよ?」
>>209
・絵里の行動、対象を選択
・コンマ一の位行動値判定
・コンマ十の位相手の行動判定
>>210
・花陽の行動、対象選択
・コンマ一の位行動値判定
・コンマ十の位相手の行動判定
>>212
・にこの行動、対象選択
・コンマ一の位行動値判定
・コンマ十の位相手の行動判定
209 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/02/26(金) 23:41:22.05 ID:ZMDEHcmBo
散弾 ソーサレス
210 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/02/26(金) 23:56:24.85 ID:ELDle8WXO
ハンター 地属性
211 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/02/27(土) 00:39:33.42 ID:JtV0CDwTO
銃 ソーサレス
212 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/02/27(土) 00:55:52.56 ID:6cMkDn1FO
突撃銃
ハンター
213 :
残り体力:絵里8/花陽9/にこ4/ハンター5/ソーサレス1
[saga]:2016/03/01(火) 00:53:57.39 ID:hvj+MdG20
※にこ9>ハンター6の行動値テーブル
9→にこ行動失敗、被ダメージ1
8,7,6,5→両者行動成功
4,3,2,1,0→ハンター行動失敗、行動値減少毎に与ダメージ増加
(にこ:突撃銃)(ハンター:防御)(行動値6)
にこ「……あまり動かれても面倒ね。着実に追い詰めてあげるわ」ズドドド
ハンター「…っ!慈悲もないのかよ…っ!」
にこ「ないわよ。私に悪意を向けた時点で敵だから」
絵里(にこの弾丸は当たりはしなかったけど、敵二人を引き離すことに成功した)
絵里(ここがチャンスね!)
214 :
残り体力:絵里8/花陽9/にこ4/ハンター5/ソーサレス1
[saga]:2016/03/01(火) 01:35:29.34 ID:hvj+MdG20
(絵里:行動値5)(花陽:行動値5)→連繋発動
※連繋するキャラのターゲットが分散されている場合、各ターゲットが受けるダメージの低い方を全体化します。
花陽「絵里ちゃん、ちょっといい?」
絵里「えっ」
花陽「試してみたいことがあるの」
絵里(突然花陽が私の隣まできて、ハンドガードを握る私の手に彼女の手を重ねる)
絵里(……すると、花陽が放った赤黒い光とは違う、青っぽい薄暗いが私の身体を走った)
花陽「…うん。いけるね。絵里ちゃんの持ってる…闇の魔力。私が制御してあげるから、銃に込めて撃ってみようよ」
絵里「………………」
花陽「大丈夫。絵里ちゃんはただ集中して引き金を引けばいいだけ」
絵里(…正直、得体の知れないものに対する恐怖より、怖いもの見たさとか単純な好奇心の方が強かった)
絵里(無言でうなずいて、言われるがまま横たわる魔法使いに照準を合わせてトリガーを引いた)
絵里(弾丸はもはや物体ではなくなり、青黒い霧みたいだった。音も消音器をつけたように吸い込まれ、霧に包まれた魔法使いは…)
ソーサレス「……っぁ…た、す……け」
絵里(……霧に飲み込まれて、姿を消してしまった)
花陽「……まるで死霊だね。…ほら、霧がもう一人の敵を引き込もうと蠢いてるよ」
絵里「……これが私の、魔法…?」
ハンター「く、くるなぁっ!うわぁぁあ!」
絵里(霧は一人では飽き足らず、猟師を足元から取り込み……消し去ってしまった)
花陽「…なるほどね。闇は霊とか異界と近い魔法なんだね」
絵里「なにが…どうなったの…?」
花陽「連れていかれたんだよ。別の世界に」
絵里「それって…」
花陽「うーん、黄泉の国とか、冥府とかかな」
絵里「……!!」
絵里(…好奇心で知った私の力は、私が最も苦手なものだった)
ソーサレス:体力1→0(絵里10+花陽8−ソーサレス9)
ハンター:体力5→0(絵里10+花陽8−ソーサレス9)
215 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/03/01(火) 02:07:08.68 ID:hvj+MdG20
にこ「恐っろしい魔法ね。なに、絵里の魔力を引き出したわけ?」
花陽「うん。闇属性をもった人は初めてだから戸惑ったけど、上々だね」
絵里「………………」
絵里(……小悪党の自業自得とはいえ、後味が悪い。…私の中には、こんな不気味な力が……)
「絵里ー!花陽ー!にこー!聞こえませんかー!」
花陽「あ、海未ちゃんのことすっかり忘れてたね」
にこ「可哀想だから引き上げてあげましょう」
絵里「ええ…」
海未「はあ、…置いていかれたかと思いました…」
にこ「そ、そんなことしないにこ♪ね、絵里ちゃん?」
絵里「え?あ、そうね…」
花陽「海未ちゃんは大事な仲間だよ?」
海未「…私だって心細いんですからね?」
海未「…で、何かあったんですか?銃声や地震が鳴ってましたが」
花陽「この集落を襲ったかもしれない賊が現れて。応戦してたの」
海未「なるほど。……で、その金属の人形は」
にこ「花陽がミダスの手をやろうとして失敗した残骸」
花陽「失敗じゃないよ。金に変えるにはエネルギーが足りなかっただけ」
海未「……まあ、それはいいです。問題は、このままでは情報を聞き出せないことです」
にこ「その子からは?何かわかった?」
海未「いいえ。何も教えられなかったみたいで」
花陽「そっか……。なら、この人を元に戻してあげようかな」
花陽「……はい、元通りです。逃げられないように手足は鉛のままだけど」
ファイター「た、助かった…」
海未「初めまして。少しお伺いしてもよろしいでしょうか」
ファイター「…あんた、この期に及んで改まって…皮肉か?」
海未「いえ、私とあなたは直接敵対してないので。礼節は大事かと」
ファイター「なんだそれ。ま、いいか」
ファイター「知ってることは教えてやるよ」
216 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/03/04(金) 22:11:09.38 ID:iN16kaWEO
海未(賊の戦士と思われるこの人から、裏で彼女らを操る人物がいることがわかりました。集落を襲い、財も人も根こそぎ奪うのもその人の指示だそうです)
花陽「一体何者なのかな?腕っぷしだけでローグたちを支配できるとは思えないし」
ファイター「……あんたより強力な魔法を使う、…正しく魔女だったよ。この集落を破壊した時だって、巨大な蛇を召喚して村人を残らず蹂躙していたよ」
花陽「……全然心当たりがないよ。正直、私より魔法の扱いに長ける人なんて想像もつかないし」
絵里「……人さらいをする理由は何かしら。そんなに労働力が必要なことをするの?」
ファイター「…わからない。魔女の本拠のカンダーランドに連れていかれた後は、不明だ」
絵里「ふーん。直接行ってみないとわからないわね」
海未「それより…この指名手配書の人物を見かけませんでしたか?」
ファイター「星空、凛…」
ファイター「……うん、襲撃した際にこの集落にいた。変な巫女と共に私たちに反抗してきたけど、魔女の蛇に返り討ちにあって逃げた」
海未「!!本当ですか!?」
ファイター「ああ。…まさか、川を泳いで渡るとは思ってなかったが」
海未「すでに川を…」
海未(魔女…蛇…カンダーランド…。気になる情報が沢山ありますが、まずは凛の行方を追うのが先です)
海未「ありがとうございます。…花陽、彼女の拘束を解いてあげて下さい」
花陽「いいの?また悪さするかもしれないよ?」
海未「賢明な判断ができるのであれば、もう悪事は働けないでしょう。…それを上回る悪逆で報復されますから」
ファイター「はは、違ぇねぇ。もう鉛の塊になるのはこりごりだ」
花陽「…それって私のせい?」
217 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/03/04(金) 22:34:07.58 ID:iN16kaWEO
ファイター「少し上流にボートをつけてある。あんたら、渡河に困ってるなら使ってけよ。私はこっち側で事が収まるのを待つからよ」
海未「…ご助力感謝します。…では、達者で」
ファイター「あんたらもな」
海未(賊、とはいえ、竹を割ったような清々しい方でした。…彼女にもう、悪を成す理由はないのでしょう)
絵里「…さて、予期せぬアクシデントで足が手に入ったわね」
にこ「…誰か操縦できるの?ボート」
絵里「うーん。それよね」
海未「残念ながら私は無理です」
花陽「私もダメかな」
にこ「……しょうがないわね。私が操縦する」
海未「にこ、できるのですか?」
にこ「…たぶん。昔上陸作戦で使ったことあるし」
絵里「頼もしいわね。お願いするわ」
絵里「…この先の支流に入れば、カンダーランドのすぐ近くまで着けるわ。陸路より断然早いし」
にこ「なるほどね、そのルート採用。じゃ、早速出発するわよ。みんな乗った乗った」
海未(思わぬところで近道、出来そうですね)
海未(恐らく、凛たちとほぼ同じ時間にカンダーランドへ着けるでしょう)
海未(……しかし、何か私たち以外の、大きな存在がそこにいるように思えます)
海未(………………。気を引き締めなければ)
218 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/03/05(土) 00:56:34.15 ID:+W276EzPo
>>1
死 ねゴミ
219 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/03/07(月) 23:12:33.71 ID:8FqD6xQC0
海未(夕方にはカンダーランドの街の近く、ボートが停泊してある桟橋までつきました)
海未(奥地の辺境にしては、船の数が多いですね。漁村ではないのですが)
海未(…運搬用の船舶なのでしょうか)
海未(そして、もうひとつ問題が)
にこ「この子…連れてきちゃったけど、どうするの?」
海未(廃村に置き去りにされた子どもを連れてきてしまったのです)
海未「あのまま廃村に置き去りにしておく訳にはいかないでしょう。ここの…教会かどこかで保護してもらいましょう」
にこ「ダメなら私が引き取るわよ。それが私の仕事だし」
海未「お願いします」
海未(…にこの本来の姿は、先生ですよね。それが一番安心できる気がします)
絵里「日が暮れる前に市街まで行きましょう。すぐそこだから」
花陽「……なんだか街の方が騒がしいけど…。誰かが戦ってるのかな?」
にこ「!花陽、わかるの!?」
花陽「うん。誰かが…魔法を使ってる」
海未「私も何となくですが感じ取れます。幻覚…を使ってるような…」
にこ「何だっていいわよ!私の故郷で何してくれちゃってんのさ!…行くわよ!」
絵里「手遅れになる前に行動した方がいいわね。急ぎましょう」
花陽「だね。凛ちゃん、大丈夫かな…」
海未「行かねばわかりません。さあ、走りますよ!」
220 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/03/07(月) 23:44:01.26 ID:8FqD6xQC0
海未(市街地へたどり着くと、喧騒は耳でわかるくらいに大きくなりました)
海未(黄色の靴の…盗賊と思われる勢力と、紫のたすきの僧兵と思われる勢力があちこちで戦っています)
海未(僧兵たちは火を起こしたり、雷を落としたり……魔法を多用していますが、盗賊たちは身のこなしと気合で突破しているようで。盗賊たちに大勢は傾いているように思えます)
海未(傷ついて倒れた僧兵に、事情を聞いてみました)
海未「一体何が…?」
「奴ら、魔法で世の中を乱した報復と言って、この街の寺社を力ずくで占拠して嗅ぎ回ってるんです…」
「私たちは、何も知らないっていうのに…」
「あんたらは…どっちの味方なのさ…?」
花陽「…やり方が全然凛ちゃんらしくないけど…黄色の靴の盗賊は、確かに凛ちゃんの勢力だよ…。どうしちゃったの…」
にこ「どうもこうもないわよ!賊は賊よ!追い払ってやりましょう!」
絵里「さっきの賊が言ってた…魔女の正体をつかむなら、星空凛の勢力に取引を持ち込むのもあり、かしら。彼女とも接触できそうだし」
海未「………………」
海未(凛を見つけることが一番大切ですが…)
海未(この混乱の中ではうまくいかない可能性が高いですね…。…状況を利用して、最適な立ち回りをしなければ)
>>221
選択
1,盗賊を捕らえて、凛との交渉材料にしましょう
2,盗賊に取り入って、凛と魔女の情報を探りましょう
3,混乱に乗じて寺社を探り、魔女の正体を暴きましょう
4,手分けして両者に取り入って、必要な情報を集めましょう
221 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/03/07(月) 23:57:44.38 ID:P1Y5yQUso
2
222 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/03/07(月) 23:57:46.64 ID:Ua24sjCbO
1
223 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/03/10(木) 20:43:18.05 ID:Nl1gFzNd0
海未「…凛にたどり着くには、盗賊たちに力を貸すのが最も効率的ですね。共に行動すれば魔女についてもわかるかもしれませんし」
にこ「ちょっと、正気!?罪もない人が賊に襲われてるのよ!!」
絵里「…私も同感だわ。……ここも、あの集落と同じように荒廃してしまう」
花陽「私は海未ちゃんの意見に賛成かな。真姫先生や穂乃果ちゃんの延命も、どこまでもつかわからないし。早く凛ちゃんを見つけ出さないと」
にこ「あんた達の仲間のためにカンダーランドの人たちを見殺しにするっての!?冗談じゃないわよ!!」
絵里「なるほどね。あなた達が星空凛を追う理由はそこにあったのね」
絵里「……じゃあ、あなた達に与するのは危険だわ。高坂穂乃果が戻れば、事態は最悪の展開になる」
海未「…そう、ですか」
絵里「海未、あなたも考えてみて。本当に高坂穂乃果を復権させていいの?あなたの敵ではなかったの?」
花陽「違うよ。穂乃果ちゃんは海未ちゃんの一番の親友。穂乃果ちゃんはいつも海未ちゃんのことを自慢気に話してたもん」
海未「……………」
海未(…穂乃果は私をそのように……)
海未(あの時、私のことを傀儡でしかないと言ったのは……?)
海未(……わからない)
海未(真姫の命を取り戻したいのは変わりません。ですが…)
海未(……私の心の中に、穂乃果の復活を望む気持ちが、忌むべき敵の復活を望む気持ちがあるとでもいうのでしょうか…)
↓4つ下までで一番多かった選択肢で進行します
1,穂乃果は敵です。いない方がいいに決まってます
2,穂乃果は親友です。例え世界の敵だとしても、そこだけは譲れません
3,真姫を助けるためです。穂乃果はその後打ち倒します
224 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/03/10(木) 21:05:35.99 ID:xtFDNug0O
2
225 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/03/10(木) 21:27:05.09 ID:lziiDWigO
1
226 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/03/11(金) 00:22:58.11 ID:DsIRMFPU0
2
227 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2016/03/11(金) 02:23:33.24 ID:DMuO75nyO
2
228 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/03/11(金) 04:10:28.76 ID:P96FPgZ6o
打ち切り
229 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/03/12(土) 20:41:41.56 ID:rwDkoRgG0
海未「穂乃果は親友です。例え世界の敵だとしても、そこだけは譲れません」
花陽「海未ちゃん…。…わかってきたみたいだね。きれいごとを並べるより、自分欲しいものに一歩でも近付こうとする眼差し。そういう人が今一番必要なんだよ」
にこ「……そう。…じゃあ、あんたは私の敵ね。とんでもない馬鹿だわ」
絵里「…高坂穂乃果の復活を助長する気はないわ。この街で暴れる賊を野放しにするつもりもない。でも…私の本当の敵は星空凛」
絵里「あなた達がどうこうしようと、私の仕事には関係ない。…仮に高坂穂乃果が実権を握ったとしても、私が叩きつぶす。それだけよ」
絵里「行きなさい。私にはこの街を守るっていう大事な仕事があるから。邪魔するなら、その時は排除する」
にこ「ちょっと!逃がすっていうの!?」
絵里「……彼女達と戦って無傷で済むわけがない。その状態じゃ、街を守れないわ」
海未(にこは下唇を噛んで絵里をにらみつけています。彼女の怒りは最高潮なのでしょう)
海未(しかし絵里は冷静…冷酷な表情のままにこと視線を合わせません)
海未「…ありがとうございます。短い間でしたが、お世話になりました」
絵里「……できれば、敵にはしたくないわ。そうならないことを祈ってる」
花陽「うん。なるべく…戦乱を治められるよう努力するよ」
にこ「なんなのよっ…もう!……海未!」
海未「はい」
にこ「あんたが馬鹿でガキなのはわかったから、…やるからには最後まで折れるんじゃないわよ!次会ったらぶっ飛ばすけど!」
海未「…心得ました。…あなたを屈服させてでも、押し進みます」
※絵里、にこがパーティーから抜けました
230 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/03/12(土) 21:02:13.59 ID:rwDkoRgG0
海未(盗賊たちに話をかけると、意外な反応をされました)
海未「あの、少しよろしいですか?」
「あ?なんだてめぇ…って」
「こら!この人は姐さんの!」
「しっ、失礼しました!」
海未「???」
海未(…何故だか私の顔は盗賊たちの間で知れ渡っているようでした)
海未「…私のこと、知っているのですか?」
「姐さんの恩人ですから!」
「恩人は手厚く歓迎するのが習わしでして。失礼ながら、調べてさせてもらいました」ペラッ
海未「これは…」
海未(取り出された紙には、私の写真と…懸賞金が書かれていました。いつのまに…)
花陽「昨日の日付だね。ことりちゃん、仕事が早いなぁ」
海未「ことりが?」
花陽「うん。…私が魔法で擬態して海未ちゃんのことを監視してたのも、ことりちゃんのお願いだから」
海未「………………」
花陽「…たぶん、海未ちゃんだけは失いたくなかったんだよ。ことりちゃんの手の届くところに置いておきたいんだと思う」
花陽「…どんな形であっても」
海未(ことり……。…想像以上に追い詰められているようですね…。…私がことりを見捨てたばかりに……)
「ま、とにかく姐さんのところに案内します!ついてきてください!」
「持ち場は私が何とかしておく」
海未「お願いします」
231 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/03/12(土) 21:41:46.42 ID:rwDkoRgG0
海未(案内されたのは、軍から強奪したと思われる装甲車。電子戦用の機材が多数搭載してあります)
「凛姐さん!園田海未さんをお連れしました!」
「!!ホントに!?」
海未(後部のハッチが勢いよく開いて、あの時見た小柄な少女が飛び出します)
凛「ほ、ホントだ!海未ちゃん!」ガバッ
海未「う、おわっと」ダキッ
凛「もー!なんであの時そそくさと退散しちゃうのさ!おかげで警察に捕まるわせっかく手に入れたラブカを全部押収されるわで大変だったんだからねー!」
海未「それは…申し訳ないです」
凛「まあ、そのおかげでもっと大事な情報…と仲間を迎えられたんだけどね」
海未「?」
海未(相変わらず無邪気な顔で話しかけてきます。…少し、お手伝いをしただけの仲なのですが。その人懐っこさが人心を掴む才能なのかもしれませんね)
海未(少し恥ずかしくて視線を逸らすと、装甲車からもうひとつ人影が)
「…あ、あの時の剣士さん。やっぱ凛ちゃんの知り合いだったんやね」
海未「巫女…魔法を売っていた…」
「希だよ。東條希。わけあって、凛ちゃんのところの盗賊団でお世話になってるん」
海未「そうでしたか。…申し遅れました、園田海未です」
花陽「……凛ちゃん」
凛「えっ……その声は……」
花陽「やっと……やっと見つけたよっ!」ガバッ
凛「か、かよちん…?…ホントに……かよちん…?」ダキッ
花陽「うんっ…!凛ちゃんっ…凛ちゃん!」
海未(その光景に私は面食らいました。ほぼ感情の波がない花陽が、涙を浮かべて凛を抱き締めて離そうとしません)
海未(……凛を探していた理由は穂乃果のことだけではないと、私でもわかります)
海未(しかし、凛は…)
凛「……離してよっ!」バッ
花陽「!!!」
凛「何がPrintempsなの!何が革命なの!バッカみたい!」
凛「結果こんなヒドイことになって…まだA-RISEがいたころの方がマシだよ!」
花陽「そ、それはっ」
凛「にゃー!にゃー!聞きたくない!偽善者にすらなれないバカとなんて話したくない!」
花陽「!!!」
海未(…まさか、凛からこんな罵声が出てくるとは思いませんでした。私に文句を垂れる様子とはまるで違う、悪意があります)
232 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/03/12(土) 22:44:03.08 ID:rwDkoRgG0
海未「凛、少し席を外して話しましょう。冷静さを欠いては、無駄な争いを引き起こすだけです」
凛「…そうだね。ちょっと海未ちゃんと話してくるから、希ちゃん、よろしく」
希「しょうがないなー」
海未(雑木林の一角にある公園で、街灯に照されたベンチを見つけました。ここなら落ち着けるでしょう)
海未「…あれでも、花陽は同じ目的を持った私の仲間です。…何があったか教えてもらえませんか」
凛「同じ目的?」
海未「はい。…ガウラの街の病院で治療をしていた鋭い眼の先生がいたじゃないですか」
凛「うん。見つけた怪我人を診てくれた先生だよね」
海未「故あって彼女と行動を共にしていたのですが…戦乱に巻き込まれて、仮死状態になってしまったのです」
凛「うそ……お医者さんまで…?」
海未「……………」
海未(花陽の弁明をしたいところでしたが、…これは花陽自身が成したことです。私だって憤りを感じますので…言葉を続けることができませんでした)
海未「彼女を救うには…魔法の力が必要なのです。それも、炎の力を持つ人間の」
海未「それを持っているのは……高坂穂乃果。同じく仮死状態となったPrintempsのメンバーだけだと、花陽は言っていました」
凛「…じゃあ、先生を助けられないじゃん。ならどうしてかよちんと一緒に行動してるの?」
海未「穂乃果を救えば、真姫も蘇生できます。そして、穂乃果を蘇らせることができる光の力を持つのは……」
海未「凛、あなただけです」
凛「私……?」
希「凛ちゃんもヒドイなぁ。せっかく会いに来た友達をこんなにボロクソに言い倒すなんて」
花陽「…力を持たないものは、力を振るうことができない。支配する力もないのに世直しをしようとしたから、ただいたずらに人を傷つけただけ」
花陽「私は…凛ちゃんが一番嫌いなことをやってたんだ…。良かれと思ってやったことは、実は無意味で迷惑なだけ…」
花陽「誰も幸せにならない…偽善者ですらない人が、一番嫌いなんだよ…」
希「…確かにね。それはバカでしかないよ」
希「でも、そんなバカが力を持ったら?世界中の人に影響を与えるくらいすごい力を持ったら?」
希「凛ちゃんは…花陽ちゃんに力があるって認めてないかもしれんけど、うちはそうは思わん」
希「一回でダメなら二回。それでダメならもう一回。そうやって試行錯誤する気概がまだあるやん。海未ちゃんと一緒に、革命をやり直したいんでしょ?」
希「それも立派な力やよ」
花陽「……希ちゃん」
希「なぁに?」
花陽「…私、すごくびっくりしてる。私のやったことを非難して、私のやろうとしてることを賛成してくれる人がいるなんて」
希「……うちやないよ。たぶんそれ」
花陽「え?」
希「それ、海未ちゃんが一番先だよ」
花陽「ううん、海未ちゃんは穂乃果ちゃんのための共同戦線だよ?」
希「その先のこと、考えたことある?Printempsと決別した海未ちゃんのやりたいこと」
希「それは、花陽ちゃんと同じでしょ?」
花陽「……………」
233 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/03/12(土) 23:36:19.63 ID:rwDkoRgG0
凛「…もしかして、私のところに来たのってそれのため?」
海未「私はそうですが…花陽は違うようです」
凛「………………」
海未「あなたと、仲直りしたい。ただそれだけではないでしょうか」
海未「……教えてください。花陽と、何があったかを」
凛「……かよちんがPrintempsの活動を始めたのって、いつぐらいからか知ってる?」
海未「…いえ。穂乃果とことりは教えてくれませんでした。花陽の存在を知ったのも、昨日のことです」
凛「たぶん、海未ちゃんが穂乃果ちゃんと一緒にレジスタンス活動を始めたのと同じくらいだよ」
海未「………………」
凛「海未ちゃんに教えなかったのは、かよちんの思考は海未ちゃんが受け付けないと判断したからだと思う」
凛「……その頃のかよちんは、もう荒んでて…A-RISEを追い落とすことしか考えてなかった」
凛「だから、私はかよちんと距離をとって盗賊を始めたの。誰かを追い詰めるだけが、世の中のバランスをとる方法じゃないって」
凛「…元々、かよちんには世の中を治めることなんてできっこないと思ってたけどね」
海未「…でも、あれだけ突き放したのは?はっきり言って異常ですよ?」
凛「大人げないかなーとは思ったけど、…かよちんには少し反省してもらわないと。たくさんの人が…意味もなく死んじゃったから」
海未「………………」
凛「……もう、私の知ってるかよちんはいないから…。…かよちんを守れなかったから……」
海未(この街の惨状を見て、凛は失望してしまったのでしょうか。きっと、花陽を止めようと努力して、上手くいかなかったのでしょう)
海未(親友を闇から救い出せなかった自分に失望し、その状態で悪びれもしない親友に失望し…)
海未(……まるで私と穂乃果、じゃないですか)
>>234
選択
1,あなたの決断は正しい。報復もバランスの一つです
2,…花陽にもう一度道を示してあげましょう。彼女の心を変えられない道理はありません
3,私は花陽を後押しします。良い結果が得られるまで革命を続ける気ですから
234 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/03/12(土) 23:42:10.82 ID:Vdqb0MtBO
3
235 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/03/18(金) 22:03:31.56 ID:t6qFBqbX0
海未「私は花陽を後押しします。良い結果が得られるまで革命を続ける気ですから」
凛「そう、なの?今の政権で支配するんじゃないの?」
海未「…であれば、私はもう花陽に殺されています。トップの南ことりに良からぬ影響を与える、異分子ですから」
凛「…わけがわからないよ。かよちんはいったい何を考えてるの…?」
凛「戦いが続けば、それだけ命が奪われるっていうのに…」
海未「それでも、虐げられて追い詰められて、ただ耐えるだけの人生よりずっと価値があります」
海未「そういう希望を持った人が集まれば、世界に希望を拡散させられるはずです」
海未「ああ、そうですね。…私のやりたいことも、それです。やっと答えが見つけられました」
海未「革命というのは煽動。人々に希望を持ってもらうための戦いなんです」
凛「でも…私は認められないよ。戦いに負けた人は希望を見ることができないなんて」
凛「それは正義っていえないよ…」
海未「……では、花陽を許す気はないのですね?そして…私と相容れることも」
凛「…ごめん。できない」
海未「わかりました……。それもあなたの正義です」
海未「……どうか、そのままでいてください。私が失った正義の心を持っている人…ですから」
凛「…うん」
236 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/03/18(金) 22:41:01.97 ID:t6qFBqbX0
凛「……かよちんに、お別れをいわなきゃ」
海未「………………」
海未(…これでよいのです…。純粋な正義の心を持った人間がいなければ、弱者は救われません)
海未(ただ…真姫を、穂乃果を救う手段は……もう…)
希「お、二人とも戻ってきた」
花陽「凛ちゃん…海未ちゃん…」
凛「……長々とは話さないよ。いいたいことだけ言うから」
海未「………………」
凛「かよちん。…ううん。Printempsの小泉花陽さん」
凛「私はあなたを許すつもりはないよ。海未ちゃんの手前、手は出さないけど…」
花陽「……………」
海未「…それが凛の遺志です。…穂乃果を救う手段は失われますが、仕方ないです」
花陽「海未ちゃん」クイクイ
海未「?どうしました?」
海未(花陽が手招きしてます。…密談でしょうか)
花陽「まだ、あるよ。穂乃果ちゃんを救う方法」ヒソヒソ
海未「…それはいったい」ヒソヒソ
花陽「……ラブカに、凛ちゃんの魔力を吸収させれば、できるよ」ヒソヒソ
海未「えっ?」
花陽「ラブカを使って、凛ちゃんにとどめを刺す。それで魔力は転移するよ」ヒソヒソ
海未「ほ、本気で言っているのですかっ…!」
海未(花陽の提案は、まさに非道の体現でした)
海未(なんのためらいもなく発せられた言葉。生気は失せ狂気が満ちた紫の眼)
海未(……花陽は、もう凛のことが見えてないのでしょう。かわりに…同じ志を持った私が彼女の瞳に移る最後の人)
海未(……私はどうすれば……)
>>238
選択
1,…やりましょう。あなたを捨て置けませんから
2,…希がいてはうまくいきません。私が注意を引きます
3,どうか考え直して…!あなたの大事な人でしょう…!?
4,あなたは危険すぎます…!
237 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/03/18(金) 22:55:49.39 ID:VJqu80CPO
3
238 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/03/19(土) 00:34:08.62 ID:befRCum6O
3
239 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga ]:2016/03/19(土) 22:43:26.84 ID:IOA50In60
海未「どうか考え直して…!あなたの大事な人でしょう…!?」
花陽「決めたの。罪を償うって」
花陽「私の償いは、…描いた理想を完全に成し遂げること。目の前の善い行いで清算できることじゃないよ」
海未「でも…!その後あなたは後悔する…!」
花陽「それは罰、だね。清算しきれなった分の罰」
海未「そんな…。あなたは、そんな覚悟を…」
希「……凛ちゃん」
凛「うん…。行こう、希ちゃん」
花陽「!まっ、待って凛ちゃん!」
凛「もう話すことはないよ。…それとも何?戦うの?」
海未「…いいえ。行ってください」ギュッ
花陽「は、離して海未ちゃん!」
海未(凛たちの乗った装甲車はすぐにその場を去りました)
海未(まるで表情をうかがえない花陽と、やるせない気持ちのまま彼女を抱き押さえる私を残して)
花陽「………………」
海未「………………」
花陽「……そんな…。これで…穂乃果ちゃんを救う方法は……」
海未「あなたが間違った道を行くよりましです。…死者は、甦らないのです」
花陽「うっ…あぁ……」ポロポロ
海未(革命はうまくいかず、仲間を救うこともできず、親友と決別し…なお、自分の欲するものに手は届かず)
海未(残ったのは…邪魔ばかりする同志だけ。…こんな状況では、気が狂って泣きたくもなります)
海未(私にできるのは、ただ抱きしめることだけ)
海未(…花陽とて、脆弱な人間です。だから、助け合わなければ)
海未(……それは、私にしかできないこと、だと思います)
海未(その感情は同情や使命感ではなく…)
海未(自分のやりたいことができる素直さへの尊敬や…私のやりたいことを応援してくれる優しさへの親愛、なのでしょう)
海未(だから…花陽を絶対に守ります。道を踏み外さないように、誰かに引きずり下ろされないように)
240 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/03/19(土) 23:12:20.86 ID:IOA50In60
__集会所
海未(落ち着く場所を求めて、この街の集会所に来ました)
海未(そこには、戦火を逃れた人々が避難しています。窮屈ですが、戦いに巻き込まれるよりかは)
海未(…花陽を少し、休ませないと)
海未「…もうこの街でやれることはありません。夜が明けたら、ハーバラまで戻りましょう」
花陽「……穂乃果ちゃんが、いないと…」
海未「確かに穂乃果の求心力は他の誰より優れています。…しかし、花陽や私にだって人に希望を持たせる力はあります」
花陽「……でも、どうやったらいいかわからないよ…」
海未「私にだってわかりません。できることをやるしかないのです」
花陽「………………」
「え?盗賊たちが撤退してる?」
「なんでも、魔女が現れたらしくて。大蛇が盗賊を蹴散らしたってさ」
「ほぇー。悪人じゃないんだねー魔女」
海未「魔女…少しお話を伺ってもよろしいですか?」
「ん?昔からこの街の地下に住んでるって魔女なんだけど、私たちも全然その姿を見たことなくてね」
「ときどき神隠しに遭う人がいるし、悪い魔女なのかと思ってたけど」
「こうして街の危機を救ってくれたし、案外いい人なのかも」
海未「……………」
海未(…神隠し……人さらいと同じでしょうか?何か多くの人の手がいるから、集落を襲わせた…?)
海未「ちなみに、魔女は今どこへ?」
「さあね。地下じゃない?」
「一番大きな神社の境内から地下につながってるって聞いたことあるよ」
「けど、怖くて近寄れないよー」
海未「…ありがとうございます」
海未(……聞いてみたいことがたくさんありますね。戻る前におもむいてみますか)
海未(もしかしたら、穂乃果や真姫を救うのに協力してくれるかもしれませんし)
海未「花陽。予定変更です。夜が明けたら魔女に会いに行きましょう」
花陽「…なんで?」
海未「もしかしたら、真姫や穂乃果を救う魔力を持っているかもしれませんし。集落を襲った理由も聞きたいですし」
花陽「…!そっか!そうだよね!魔女さんなら…!」
海未「ええ。まだ一縷の望みはあります」
海未(花陽の瞳に少しだけ光が射しました。その表情を見られただけで、なんだか嬉しくなります)
海未(もう、あなたを絶望させたりしませんよ)
241 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/03/19(土) 23:43:11.90 ID:IOA50In60
__翌朝
海未「ここですね。一番大きな神社」
花陽「歓迎、してくれなさそう。私が街をこんなにした元凶だし…」
海未「大丈夫。私がついてますよ」
花陽「…そうだね」
海未「……誰もいませんね。参拝客はともかく、関係者も見当たらないです」
花陽「…だって、ものすごい魔力だよ?普通の人でも近寄りたくないくらいに」
海未「無人の廃屋、にしては綺麗で手入れが行き届いてますが…」
花陽「とにかく、誰もいないなら境内に入っちゃおうよ」
海未「そうですね。埒があかないです」
海未「…やはり中にも誰もいないですね」
花陽「けど、人が通った形跡があるよ。この靴の型とか」
海未「……行ってみましょう」
“またお客さんかしら?忙しいわね”
花陽「!その声…!」
海未(境内を歩いていると、頭の中に直接響く声が。若い女性、でしょうか。花陽は何か聞き覚えがあるようですね)
“まあ、いらっしゃい。あなたたちも中々の使い手と見たわよ”
海未「!壁が回転した…?」
花陽「忍者屋敷じゃないよ、ここ…」
海未(壁の奥は階段でした。予想通り地下へ続いています)
海未「…洞窟、ですね。自然のままですか…」
花陽「……なんだろう。この洞窟、何かおかしいよ」
海未「?」
花陽「色んな属性の魔力があちこち飛び回ってる。洞窟なら、氷とか地、あと闇くらいしか集まらないのに」
海未「魔女の住みか、ですし。不思議ではないと思いますよ」
海未(いくつか分かれ道がありましたが、炭鉱用のランプが灯っている道は1つだったので迷いませんでした)
海未(そして最奥部には人が生活しているような場所がありました)
「こんなところまで来るなんて勇者?それとも気狂いかしら?」
花陽「!やっぱり、その声…!」
海未「!!あなたは…!」
海未(予想だにしない人物がそこにいました。私も、その人を知っています)
242 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/03/20(日) 00:14:52.35 ID:bLRYqL3D0
花陽「優木あんじゅ…さん」
あんじゅ「お久しぶりね、花陽ちゃん。あの時はお世話になったわ」
海未(…旧支配者の一人、A-RISEの優木あんじゅがチェアに座ってこちらに微笑みました)
海未(気狂いはどちらですか…。その微笑みだけで足が震えて視界が定まりません)
花陽「まさかあんじゅさんが魔女だなんて…」
あんじゅ「ツバサのあんぽんたんが融通効かないだけで。私は裏で魔法の研究をしてたのよ」
あんじゅ「魔法の抑止力は魔法しかないからね」
花陽「…やっぱりあんじゅさんは抜け目がないよね。私はそういうところ、好きだったなぁ」
あんじゅ「ところで、何か用があってきたのよね?まさか私にとどめを刺しにきた?」
花陽「ううん。そのつもりはないかな。外の世界がどうなっても、あんじゅさんは気に止めてなさそうだし」
あんじゅ「別に国を治めるとかそんなの興味なかったし。ただツバサと一緒にいると面白いから付き合っただけで」
花陽「そうだよね。あんじゅさんはそういう人だよね」
あんじゅ「まあ、私はツバサを生き返すまで隠居してるから。外の世界は好き勝手にどうぞ」
花陽「ツバサさんが…?」
あんじゅ「ええ。…まさか、私と英玲奈を逃がすために仮死状態になるまで戦うなんてね…」
あんじゅ「…この話はやめましょう。悲しくなってくる」
花陽「ごめんなさい…変なこと聞きました」
243 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/03/20(日) 00:43:19.37 ID:bLRYqL3D0
あんじゅ「あなたもリラックスしていいのよ?…園田海未ちゃん?」
海未「は、はい」
あんじゅ「鳩が豆鉄砲食らったみたいな顔してるけど、大丈夫?」
海未「ええ…」
海未「…賊に指示を出して集落を襲わせたのは、あなたですよね?」
あんじゅ「そうよ。ちょっと人手がいるのよ、ツバサの蘇生に」
海未「どういうことですか?」
あんじゅ「ツバサも変な属性を持っててね。蘇生術を使うのに必要な属性の人間を探してたんだけど」
あんじゅ「なかなか見つからないから、私の魔力を増幅して賄おうと思ったわけ」
花陽「…そっか!この変な魔力の正体は…あんじゅさんが全ての属性に微弱ながらも通じてるから、だよね?」
あんじゅ「正解よ。さすが花陽ちゃん」
海未「魔力の増幅というのは?どうやって?」
あんじゅ「ラブカの精錬。それくらいしか知らないわ」
花陽「………………」
海未「…そもそもラブカとは何なのですか?何に由来するものなのですか?」
あんじゅ「……簡単に言えば、人の想いの結晶よ」
海未「…?」
あんじゅ「人の想いには特別な力がある。それを発現させるくらいに強くする増幅器が、ラブカ」
あんじゅ「精錬するには多くの大きな想いを集めて形にするんだけど…」
あんじゅ「……想いを引っこ抜かれた人間は、人として生きられない」
海未「……!!」
海未(つまり…意志の存在しない人間。置物と何ら変わらない人間)
海未(ラブカを精製するには…人の命とほぼ同等のものを人から奪う必要があるということ)
海未(そんな、非道なことっ…!)
あんじゅ「…顔が強ばってるわよ?」
海未「………………っ」
あんじゅ「まあ、ツバサを生き返すためなら何だっていいけどね」
あんじゅ「…つまらないこと話しちゃって、何だか悪いわね。お詫びに何か協力させてよ」
海未(……この人ならば、その気になれば穂乃果や真姫を救うこともできるのでしょう)
海未(やってることは魔女そのものですが、…もう、手段を選べるほど時間も選択肢も残っていません)
海未(どうすれば…)
>>245
選択
1,実は私たちも、仮死の人間を蘇生させたくて…
2,いえ、結構です。お邪魔しました
3,では、その命をもらいます。悪の魔女に粛清を
4,…私たちに、力を貸してください。外の世界は今、混沌としているのです…
244 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/03/20(日) 03:22:55.43 ID:uJKewTl50
4
245 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/03/20(日) 03:41:25.30 ID:H7ePwtwUo
4
246 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/03/25(金) 22:53:29.94 ID:ivBINL5FO
海未「…私たちに力を貸してください。外の世界は今、混沌としているのです…」
あんじゅ「……ははは」
あんじゅ「やっぱり面白いわね、あなた。現支配者を仲間にしておいて、旧支配者にも協力を乞うなんて」
あんじゅ「その敵を取り込もうとする貪欲さ、ツバサとか穂乃果さんにもない気質よ」
海未「は、はぁ」
あんじゅ「協力、してあげてもいい。ツバサを無事目覚めさせられればの話だけど」
花陽「なら、私たちも協力するよ」
あんじゅ「…ツバサのことだし、Printempsの勢力に反抗すると思うけど、いいの?」
花陽「構わないよ。必要ならPrintempsを畳むつもりだから」
あんじゅ「花陽ちゃんが見据える先が、私にはわかんないね」
海未「…綺羅ツバサも同じことを思い描いたと思いますよ。多くの人が希望を持って生きる世界を」
あんじゅ「ふーん。一味違う平和を求めてるのね」
247 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/03/25(金) 23:41:52.35 ID:ivBINL5FO
あんじゅ「…さて、もうそろそろ帰ってくるこ頃ね」
花陽「??」
あんじゅ「召喚魔法よ。大蛇を人集めに使わしたの」
海未「召喚魔法…」
海未(魔物をこの世に送り出す魔法、ですか)
海未(…しばらくすると、洞窟内に轟音が鳴り響きました。巨大な何かが、地面を擦る音)
あんじゅ「ご苦労様。一人で行っても何とかなるものね」
海未(音が止んだ後私たちの背後には…真っ白な鱗の大蛇が首をもたげて舌をチラチラさせていました)
海未(その迫力に絶句する私たちをよそに、あんじゅは蛇の頭を撫でて慈しみます。蛇も表情を変えませんが、何だか満足げな様子です)
あんじゅ「じゃ、今日の成果を吐き出そっか」
花陽「えっ…胃袋の中にいるの…?」
あんじゅ「蛇には手も足もないからね。くわえようにも牙が邪魔だし」
海未(言葉どおり蛇は人を吐き出しました。意外に少なく、二人しかいませんでした)
海未(……そして、その面々が見覚えのある人々と気付くまで、そう時間はかかりませんでした)
「うへぇ…死ぬかと思ったにゃ…」
「召喚魔法やし、食物を摂取しないから助かるとは思ってたけど…」
あんじゅ「うん、最高よ♪やっぱりあなたを選んで正解だったわ」
海未「…凛…希……」
花陽「捕まっちゃったんだね」
248 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/03/28(月) 21:57:48.80 ID:aP39+wl30
凛「あ、海未ちゃん。てか、ここどこ?」
あんじゅ「魔女の住みか。ご招待してあげたの」
凛「!!お前がっ…!」
あんじゅ「ようやく見つけたのよ。ツバサと同じ雷の魔力。一回取り逃がしちゃったけど」
あんじゅ「ありがとね、希ちゃん。あなた魔力のおかげで大蛇もたどり着けたみたいだから」
希「そうやって人の命を弄んで…!もう騙されないよ!覚悟しい!」
あんじゅ「私は約束を守ってるわよ?この街を守ったし、国家から独立する計画も順調だし」
あんじゅ「あなたの願いは叶えられてると思うんだけど…。それで、クライアントにたてつく のはどうなのかしらね?」
希「ラブカがあんなトチ狂ったものだって知ってたら…!」
海未(凛と希は臨戦態勢です。武器を構えて敵意を明らかにしています)
海未(どういう事情、なんでしょうか)
海未「クライアント?」
あんじゅ「カンダーランドの独立のために力を貸す代わりに、ラブカを売って資金調達と魔法の流布をしてもらってたの。…まあ、契約不履行な訳だけど」
希「何が不履行や!独立の前に国が滅んじゃうよ!」
凛「世界から秩序を奪ったのも、私からかよちんを奪ったのも…お前だっ!絶対許さない…!」
あんじゅ「だってさ、花陽ちゃん」
花陽「凛ちゃん…。それじゃあ未来は変えられないし、過去は変えられないよ」
凛「えっ…?なんでかよちんが…?」
あんじゅ「頼りにならないあなたの代わりに世界を変えるお手伝いを頼まれたの。…あっ、ホントに花陽ちゃんを奪っちゃったわね」
凛「…っ!」
希「海未ちゃんも!騙されちゃダメ!この魔女は他人のことなんて考えてない!」
凛「海未ちゃんならわかるよね…!?」
海未「………………」
海未(私は、どうするべきでしょうか)
海未(間違いなく、あんじゅは魔女です。世界を混沌に陥れる悪の使い)
海未(しかし…私の目的に一番近い人でもあります)
海未(………………)
>>249
選択
1,あんじゅは真姫を、穂乃果を救う最後の希望。絶対守ります
2,…ここで凛に恩を売れば、あんじゅの力を借りなくても…
3,私怨の戦いに興味はありません。失礼します
249 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/03/28(月) 21:58:34.15 ID:xuo9Znpho
1
250 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/03/28(月) 22:52:42.10 ID:aP39+wl30
海未「あんじゅは真姫を、穂乃果を救う最後の希望。絶対守ります」
花陽「同感だね。これ以上に恵まれた選択はないもん」
あんじゅ「あなた達…。…まあ、守られるほど私も弱くないけど、気持ちはもらっておくわね」
凛「そんな…海未ちゃん……」
希「凛ちゃん!来るよ!」
251 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/03/28(月) 23:44:06.47 ID:aP39+wl30
__あんじゅのステータス
(体力/技量/敏捷)=(10/8/9)
属性:無
特性:増幅(弱点属性で攻撃した際属性ダメージが倍になるが、属性攻撃の被ダメージ倍加)
__コマンド
・魔法攻撃(相手の弱点属性になる)
・直接攻撃(剣)
・召喚魔法(5/8/9の大蛇を召喚。属性、攻撃タイプはなし)
・防御
__凛のステータス
(体力/技量/敏捷)=(8/6/10)
属性:天(雷と光)
特性:翻弄(両者行動成功枠が二つ減り、行動失敗枠が両者に一つずつ増える)
__行動パターン
9,8,7,6→直接攻撃(短剣)
5,4,3→???
2,1,0→防御
__希のステータス
(体力/技量/敏捷)=(10/8/6)
属性:金(幻と地)
特性:幸運(両者の行動失敗枠が一つずつ減り、両者行動成功枠が二つ増える)
__行動パターン
9,8,7→直接攻撃(長刀)
6,5,4,3→魔法攻撃(幻属性)
2,1,0→防御
あんじゅ「海未ちゃんと花陽ちゃんから頼まれたからには、負ける訳にはいかないわね」
凛「絶対お前を倒して…海未ちゃんとかよちんを取り戻す!」
花陽「凛ちゃんは何もわかってないなぁ。私たちはもう誰の指図も受けてないんだよ」
希「でも、あんなに正義感たっぷりな海未ちゃんが魔女と手を組むなんて…」
海未「私が正義?…だったら良かったのですけれど…。どうやら私は、そうではないので」
あんじゅ「じゃあ、そんな立派な戦士の海未ちゃんにプレゼント」
海未「?これは…ラブカ…!?」
あんじゅ「あなたならもう使えるはずよ。魔力をそんなに敏感に感じ取れるんだもん」
海未「………………」
海未(人の命を弄ぶようで一瞬ためらいましたが…)
海未(…こうなってしまったものはしょうがありません。人の世のために使うのがせめてもの手向けでしょう)
※海未が氷の矢(氷属性、間接攻撃)を修得しました
>>252
・海未の行動(剣・弓・氷の矢・防御)と対象(凛・希)選択
・コンマ一の位行動値判定
・コンマ十の位相手の行動判定
>>254
・花陽の行動(地魔法・魔魔法・召喚・回復・防御)、対象選択
・コンマ一の位行動値判定
・コンマ十の位相手の行動判定
>>255
・あんじゅの行動(魔法・剣・召喚・防御)、対象選択
・コンマ一の位行動値判定
・コンマ十の位相手の行動判定
252 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/03/29(火) 02:07:07.97 ID:b0KwCvt90
剣
253 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/03/29(火) 06:02:15.09 ID:scEspUtH0
剣 希
254 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/03/29(火) 07:04:18.83 ID:YkJ5gd6FO
召喚 希
255 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/03/29(火) 11:58:20.15 ID:VQEjAnq+O
召喚
希
256 :
※ >>252 →ターゲット指定なしなので、海未は行動しません
[saga]:2016/04/02(土) 21:57:17.27 ID:cMpHAmUA0
※あんじゅ9>希6の行動値テーブル(希の特性により変動)
9,8,7,6,5,4→両者行動成功
3,2,1,0→希行動失敗、行動値減少毎に与ダメージ1ずつ増加
(あんじゅ:召喚)(希:防御)(行動値5)
あんじゅ「さて、二人の手前カッコ悪いところは見せられないわね」
あんじゅ「まずは契約を反故にした希ちゃんから♪」
希「なっ…」
海未(大蛇は希を丸呑みにすると言わんばかりに大きな口を広げて襲いかかります)
希「ぐっ…きっついわぁ…」
あんじゅ「へえ。この子のバカ力を正面から受けるなんてね。関心するわよねー」
海未(希は噛みついてくる大蛇の下顎を踏みつけ、上顎を長刀で押さえてこらえています)
海未(メリメリと軋むが洞窟に響き、すぐに希は力尽きると思いました)
凛「希ちゃん!頑張って!今助けるよ!」
あんじゅ「おっと。一旦引いて」
海未(凛が人間離れした跳躍力で大蛇の頭上を取り、短剣を振りかざします)
海未(状況を判断したあんじゅはすぐに大蛇の身を引かせましたが……。相手のチームワークは良いようですね)
あんじゅ:次ターンから大蛇が5ダメージまでかばいます
257 :
残り体力:海未9/花陽9/あんじゅ10/凛8/希10
[saga]:2016/04/02(土) 22:46:39.35 ID:cMpHAmUA0
※花陽7>希6の行動値テーブル(希の特性により変動)
9→花陽行動失敗、行動値増加毎に被ダメージ増加
8,7,6,5,4,3→両者行動成功
2,1,0→希行動失敗、行動値減少毎に与ダメージ増加
(花陽:召喚)(希:長刀)(行動値3)
希「ありがとな、凛ちゃん」
凛「ううん。気にしないで。仲間は絶対に守る、私の流儀だから」
希「なら、うちも報いなきゃなぁ。花陽ちゃんの相手は心苦しいだろうから、任せてとき」
花陽「やっぱり優しいね。希ちゃん」
海未(周囲の魔力が花陽に集中するのがわかりました)
海未(周りが地の魔力ばかりだからでしょうか。いつも以上に大きく感じます)
希「おっきな魔法を使うつもりかもしれんけど……。…やらせんよ?」
海未「!花陽、危ない!」
海未(魔力を扱っている時はほぼ無防備。それは私でもわかります)
海未(その間に狙われたら…!)
花陽「大丈夫だよ、海未ちゃん。この程度平気 だから」
希「へ…?突き刺さらん…?」
花陽「自分を石化させれば大抵の武器はしのげるよ。身体が欠ける分のダメージは防げないけどね」
海未(突き刺した長刀は通らず、切っ先が花陽のお腹から離れません)
花陽「…ふふ。逃がさないよ」
海未(誰が予想したでしょうか。希の頭上から石像のように成形された鉱物のライオンが降ってきました)
海未(希をそのまま組み伏せ、宝石のように光る牙を突き立てます)
希「うあっ…!……?なんか…気持ちいい……?」
花陽「あっ…希ちゃんも地属性だったかぁ…」
凛「!この!希ちゃんを離せ!!」
花陽「凛ちゃん…邪魔しないでほしいな」
凛「絶対やだ!希ちゃんにヒドイことする奴はぶちのめしてやるにゃ!」
海未(凛の反応はやはり早いです。すかさず駆け出し飛び蹴りをライオンにかまします)
海未(ライオンの彫刻のようなたてがみは砕けましたが、まだ動くようです)
花陽「あーあ、渾身の出来だったのに」
海未「…彫刻を楽しんでたのですか?」
花陽「せっかく地の魔力が一杯なんだもん。使わないと。ゴーレムを出すだけなら一瞬で出来るけど、それじゃつまらないよ」
あんじゅ「花陽ちゃん、魔法を楽しんでるわねー♪」
花陽:体力9→8、次ターンからゴーレムが体力1までかばいます
希:体力10→9(判定ダメージ1 技量ダメージ1-属性ダメージ1)
258 :
残り体力:海未9/花陽9/あんじゅ10/凛8/希9
[saga]:2016/04/02(土) 22:58:39.76 ID:cMpHAmUA0
海未「花陽、自分を犠牲にする戦いは許しませんよ。…でも、楽しむのもどうかと…」
花陽「海未は真面目だよね。まあ、それがいいんだけどね」
あんじゅ「魔法は戦うだけの力じゃないし。使い方を磨くのも大事よ」
凛「…魔法のせいで奪われた命もあるのに…」
希「だから、うちらで止めなきゃいけないよ。Printempsも、あの魔女も」
>>259
・海未の行動、対象選択
・コンマ一の位行動値判定
・コンマ十の位相手の行動判定
>>261
・花陽の行動、対象選択
・コンマ一の位行動値判定
・コンマ十の位相手の行動判定
>>262
・あんじゅの行動、対象選択
・コンマ一の位行動値判定
・コンマ十の位相手の行動判定
259 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/02(土) 23:11:42.06 ID:4cDGSVyaO
剣 希
260 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/02(土) 23:53:42.98 ID:G15uXrPE0
ksk
261 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/03(日) 00:31:12.53 ID:VN85b8WXO
防御 希
262 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/03(日) 00:59:24.39 ID:/lNxxbHQ0
凛 剣
263 :
前ターンの技量ダメージに誤りがありました。残り体力:花陽7/希9
[saga]:2016/04/03(日) 22:54:20.28 ID:70Ezb52N0
※あんじゅ9<凛10の行動値テーブル(凛の特性により変動)
9,8,7,6,5→あんじゅ行動失敗、行動値増加毎に被ダメージ増加
4,3→両者行動成功
2,1,0→凛行動失敗、行動値減少毎に与ダメージ増加
(あんじゅ:剣)(凛:?)(行動値9)
凛「攻められっぱなしじゃまずいね」
凛「行くよ!魔女!」
海未(凛は先に鉤のついたワイヤーをあんじゅに向けて投げつけます)
海未(…あんじゅはそれを意に介しませんが、当然のごとく大蛇の頭が間に割って入ります)
凛「へへ、かかかったにゃ」
あんじゅ「?」
凛「とぉりゃぁぁ!」
海未(鱗を貫き大蛇に食い込んだワイヤー。伸縮するそれが縮む力を利用して凛は勢いよく宙を舞います)
海未(その勢いのまま短剣を構え、大蛇の頭に突き刺しました)
凛「へっ、これでどうだ!蛇は頭を押さえればどうってことないんだよ!」
あんじゅ「あら、やられちゃった。やるじゃない、凛ちゃん」
海未(蛇とは思えないおぞましい咆哮が洞窟内に反響します。竜、に近い邪悪な魔物のそれに、私は耳を思わず塞いでしまいました)
海未(そして、大蛇は力なく横たわります)
あんじゅ「私も本気出さないとダメみたいね」
凛「大蛇を突破できたし、いけるよ!希ちゃん!」
希「うん!」
あんじゅ:体力10→10(判定ダメージ5。大蛇消滅)
※凛は行動判定5,4,3でワイヤー攻撃をします。行動成功すると、相手は次ターン行動成功しなくなります(凛が失敗した場合は凛にダメージ)。
264 :
残り体力:海未8/花陽7/あんじゅ10/凛8/希10(←前回訂正忘れました)
[saga]:2016/04/03(日) 23:14:28.67 ID:70Ezb52N0
※海未8>希6の行動値テーブル(希の特性により変動)
9,8,7,6,5,4→両者行動成功
3,2,1,0→希行動失敗
(海未:剣)(希:防御)(行動値6)
海未「恨みはありませんが、私の大切な人を救うためです。悪く思わないでください」ガンッ
希「なんでPrintempsのリーダーを助けようとしてるかは知らないけど…世の中の敵に肩入れするのはいただけんなぁ」ギリギリ
海未(剣と長柄でつばぜり合い。お互いに引く様子もなく、膠着状態が続きます)
希「目的さえ果たせればそれでいいの…?」
海未「綺麗事並べて諦めるよりかは」
希「…!そんなの…うちがやった失敗と同じ…!」
海未「言ったはずです。綺麗事なんて糞喰らえです」
希「海未ちゃん…!」
海未(…希は、私を引き込もうとしているのでしょうか)
海未(……いいえ。関係ありません。花陽を一人にするなんてできませんし…私がやりたいことを見つけたのですから)
265 :
残り体力:海未9/花陽7/あんじゅ10/凛8/希10
[saga ]:2016/04/03(日) 23:37:26.36 ID:70Ezb52N0
(花陽:防御)(希:幻魔法)(行動値3)
希「らちが開かんなぁ…」
海未「こうしてつばぜり合いで拮抗する相手もなかなかいないので。何だか嬉しいですね」
希「うちはそういう趣味ないんやけど」
希「なら、ここで魔法や」
海未「!長刀だけ残して…消えた…?いえ、幻と入れ換えただけ、ですね」
希「隙だらけやで、花陽ちゃん」
花陽「幻属性、ね。残念だけど見切ってるよ」
希「えっ…?」
海未(私の視界からいつの間にか消えた希は、何故か花陽の後ろに回り込んでいました)
海未(花陽の延髄に向けてソバット打つ構えをしましたが、花陽は薄ら笑いをしたまま振り向きもしません)
海未「花陽っ!」
花陽「だって、魔属性で押さえつけられる属性だもん」バリバリッ
希「うぁぁあああっ!」
海未(希の足が花陽に触れた瞬間、赤黒い魔の電流がスパークしました。希は足を押さえてのたうち回ります)
花陽「幻惑は私にも…海未ちゃんにも効かないと思うよ?」
海未「眼では追えませんが、力の遷移は感じられますし」
あんじゅ「素晴らしいわね、まったく。ツバサが一目置くワケだ」
凛「希ちゃん!しっかりして!」
希:体力10→8(花陽の特性によるダメージ2)
266 :
残り体力:海未9/花陽7/あんじゅ10/凛8/希8
[saga]:2016/04/04(月) 00:07:01.48 ID:WUXaiE1Z0
海未「花陽、ケガはないですか」
花陽「大丈夫だよ。反撃は得意なの」
凛「…かよちんの悪い癖にゃ…」
希「し、死ぬかと思ったわ…。花陽ちゃん、かなりのバケモノやん…」
あんじゅ「いやいや、あれだけの魔力を流されて立ち上がるのもバケモノだけど」
凛「希ちゃん、バラバラに当たってたら勝てないよ。力をあわせなきゃ」
希「そうやね…。連携といこか」
海未「!身構えて、二人とも!来ます!」
※次ターン、凛と希は連携技を使用します
・ターゲットは行動値の一番低かったメンバーになります
・凛、希の敏捷は二人の平均の8で判定します
・ダメージは凛、希の技量の和14-ターゲットの技量となります。二人が行動失敗した場合も二人にそのダメージが入り、その後ターゲットが二人に行動を起こします
>>267
・海未の行動(剣、弓、氷の矢、防御)選択
・コンマ一の位行動値判定
>>269
・花陽の行動(地魔法、魔魔法、召喚、回復、防御)選択
・コンマ一の位行動値判定
>>270
・あんじゅの行動(魔法、剣、召喚、防御)選択
・コンマ一の位行動値判定
267 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/04(月) 00:25:28.83 ID:ROFZUIUHO
防御 希
268 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/04(月) 00:35:22.89 ID:ROFZUIUHO
すまん、相手の指定いらないか
269 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/04(月) 01:01:05.80 ID:hNqtX/jf0
防御
270 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/04(月) 01:18:36.03 ID:IPuLkiRk0
召喚
271 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/06(水) 17:27:20.26 ID:3tV61BWXo
ラブライブのファンタジーSSにありがちな魔翌力一辺倒でなく
現用武器のミリタリテイストも入ってるのがいいね
良スレ
272 :
残り体力:海未9/花陽7/あんじゅ10/凛8/希8
[saga]:2016/04/08(金) 00:21:40.50 ID:zEw9hGAQ0
※最も行動値の低い花陽がターゲットになります
(花陽:防御)(行動値0)
・花陽7<凛、希8の行動値テーブル
9,8,7,6→花陽行動失敗
5,4,3,2→両者行動成功
1,0→凛、希行動失敗
凛「行くよ!希ちゃん!私に構わずやって!」
希「うん…!凛ちゃんのこと、信じてるよ…!」
海未(号令と共に凛が姿勢をかがめて猛ダッシュします。弾丸のような速さには、眼で追うのが精一杯です)
海未(黄色の影は私やあんじゅには目もくれず花陽の下まで一直線に這っていきました)
花陽「なんて速さなの…!?」
凛「これも希ちゃんの魔法なんだって。自分の身体にかかるリミッターを錯覚させて身体能力を限界まで引き出すってさ」
凛「かよちんには効果がないかもだけどね!」ドサッ
花陽「あうっ…!」
海未(勢いを殺さず、凛は花陽を抱え込んで洞窟の壁に叩き付けました。そして花陽の首と足を押さえつけ、身動きを封じます)
凛「希ちゃん!頼んだ!」
希「凛ちゃん!ちゃんと避けてよ!」
海未(幻惑の魔法なのか、希は私とあんじゅを何事もなったかのように素通りし、花陽と凛に向けて長刀を構え走ります。…このままいけば、二人とも串刺しになります)
海未(…救援が間に合わない!)
凛「任せてって。気配で避けられ……え?」
希「はあぁぁぁっ!」
凛「ま、待って!手が…!壁の中に…!」
ザクッ
花陽「…残念♪壁に触れさせたら魔法で溶け込めるんだよね」
凛「…え……う、そ……っ」
花陽「戦略的にはよかったと思うけど、想像力不足だよ、凛ちゃん。そんなわけでこの手はもらってくね」ガリッ
凛「あっ……ぅう……あ」
海未(一瞬のことでしたが…。花陽は壁に溶け込むことで難を逃れ、押さえつけていた凛の手を壁にめり込ませました。こうなれば、希の追撃を避けたくても避けられません)
海未(そして、おそらく石化したであろう凛の手を迷わず叩き折りました)
希「そんな……凛ちゃん…!!」
花陽「…凛ちゃんの命を奪ったのは希ちゃんだよ。…その命で償ってね」ザクッ
希「うあっ……花陽、ちゃん…」
海未(凛を串刺しにした長刀を引っこ抜き、そのままへたりこんだ希の胸へ突き刺します)
花陽「…あの時、私を励ましてくれてありがとう」バリバリッ
希「あああぁぁぁあっっっ!」
海未(笑顔とは裏腹に、長刀に空間を歪ませる程の魔の電流を走らせます。怒りとも憐れみともとれる暴虐を受け、希は力なく倒れました)
凛:体力8→0(連携ダメージ7+特性ダメージ2)
希:体力8→0(連携ダメージ7+特性ダメージ2)
273 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/04/10(日) 22:41:33.59 ID:VGDbWGmK0
あんじゅ「花陽ちゃんは恐ろしいわね。こんな人を敵にしてたって考えたら、ゾッとしてきたわ」
花陽「でも、それでもあの時あなた達を仕留めることは出来なかった。そっちの方が恐ろしいです」
花陽「さて、あんじゅさん。凛ちゃんと希ちゃん、どうします?私は凛ちゃんとちゃんと決別したいかなぁと」
あんじゅ「…まあ、希ちゃんは契約を反故にしたし、処断しないと示しがつかないのよね。凛ちゃんは…魔力をいただいた後は任せるわ」
花陽「だってさ、海未ちゃん。海未ちゃんはどうしたい?」
あんじゅ「海未ちゃんがそうしたいなら、延命もできるわよ?やるとは言ってないけど」
海未「……………」
海未(…凛と希は私の敵ではない、のですが…)
海未(花陽とあんじゅにとっては、決別しなければならない存在ということでしょう)
海未(……口を挟むべきなのでしょうか)
>>274
選択
1,……穂乃果と真姫が助かるのならどちらでも構いません
2,花陽、あなたは凛とやり直すべきです
3,契約を履行すれば文句はないのですね?あんじゅ?
4,凛、希。私に忠誠を誓いなさい。引き換えにその命を引き取ります
274 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/10(日) 23:35:15.61 ID:BgYIq6Aio
4
275 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/04/14(木) 02:00:29.04 ID:TsNSQoBd0
海未「凛、希。私に忠誠を誓いなさい。引き換えにその命を引き取ります」
凛「……え…?」
希「海未……ちゃん……?」
海未「答えなさい。このまま死神の迎えを待つか、私の前であがき続けるか」
花陽「……あははは。海未ちゃんは覇の道を征くのかな?」
あんじゅ「王の資質を持ってるのかもね。…海未ちゃんなら、あるいは…」
凛「……海未ちゃんが王さま、か……。…悪くない、かも」
希「凛…ちゃん…」
凛「…かよちんはもう元には戻らないし、魔女は許せるわけがないけど……」
凛「そんな人たちすら分け隔てなく仲間にいれる海未ちゃんは…ホントの意味でこの国を治められるんじゃないかな…」
希「……それは、…凛ちゃんの…思いやない…。…客観的に見た……推測だよ…」
凛「……そんなの、もういいの。こんな私が誰かのために全力になれるなら…。…本懐、だよ」
希「………………」
あんじゅ「……王様の御心は絶対ね。ほら、希ちゃん。そんなところに突っ伏してないでいくわよ」
花陽「凛ちゃん。…私のことをどう思ったっていいけど、海未ちゃんだけは裏切らないでね?」
海未「花陽…あんじゅ…」
海未(二人は、傷ついた凛と希を魔法で治療し始めました。切り取られた手を何事もなかったかのように接合し、身体に空けられた穴を脅威的なスピードで塞いでいきます)
海未(……私が王…?……考えたこともありませんでした)
海未(………………)
海未(……しかし、それも方法の一つです。皆がそれを望むなら、応じてみせましょう)
希「……わかったよ。…海未ちゃんにかけてみる」
凛「海未ちゃん。私と希ちゃん、そして私の部下は…あなたに忠誠を誓います」
海未「…そんな仰々しいものは望んでません。世界を変えてゆく仲間となってくれれば、それでいいんです」
希「それが…海未ちゃん、かぁ…。王様って呼び方は相応しくないのかも」
花陽「…そうだね。海未ちゃんは海未ちゃんだもん」
あんじゅ「……もういがみ合いも無意味ね」
凛「そう、だね。海未ちゃんを見てたらちっぽけなことに思えてくるにゃ」
海未「皆、私を何だと思ってるのですか…」
276 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/04/14(木) 21:37:30.38 ID:TsNSQoBd0
あんじゅ「さて、役者は揃ったわね。ツバサと穂乃果さん、それに海未ちゃんのお仲間を蘇生していく旅ね」
海未「はい。真姫はガウラにいますが…穂乃果とツバサは?」
花陽「穂乃果ちゃんは…オトノキの街だよ」
あんじゅ「もろPrintempsの本拠地じゃない。大丈夫なの?」
花陽「大丈夫じゃないね。…特に海未ちゃんはことりちゃんが躍起になって探してるもん」
あんじゅ「それは…面倒ね。…ツバサはハーバラの街で英玲奈が世話してるわよ」
凛「ハーバラで…?A-RISEと敵対する勢力の街じゃ…?」
あんじゅ「ハーバラの地下迷宮はA-RISEメンバーくらいしか攻略できないわよ。用心深いツバサが念入りに作ったんだから」
海未「…穂乃果を蘇生させなければ真姫は助けられませんが…。Printempsの本拠地に乗り込むのは得策とは言えません」
希「うん。優先順位をつけるなら…まず、ツバサさんの復活から、やね」
あんじゅ「…まあ、この5人の戦力なら正面から叩き伏せられそうだけどね」
海未(……どうしましょうか。戦力を割けば効率よく事を進めることも可能です。…もちろん、リスクを伴いますが)
>>278
選択
1,ツバサの蘇生を最優先しましょう
2,オトノキに乗り込みます
3,あんじゅと凛はハーバラへ向かい、私と花陽と希でオトノキを制圧します
277 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/14(木) 22:06:40.10 ID:9aiQBEz5o
1
278 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/14(木) 23:02:58.53 ID:CELcFTnJO
1
279 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/15(金) 17:26:20.16 ID:49E/NuFlo
続きが気になりすぐる
280 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/04/18(月) 01:09:03.45 ID:mlcasLm90
海未「ツバサの蘇生を最優先しましょう」
花陽「それが一番効率的、だよね…」
あんじゅ「情勢がどう転ぶかわからないんだからね。すぐできることはすぐやらないと」
海未「はい。急ぎましょう」
凛「けど、移動はどうするの?列車を使ったって着くのは夕方くらいだよ?」
あんじゅ「ご心配なく。とっておきのモノがあるのよ」
希「とっておき?」
あんじゅ「空から行くわよ。防空システムの網の穴は英玲奈がデータ採ってるし」
海未「航空機、ですか?取り回しに不自由するのでは?」
あんじゅ「ノーノー。航空機やヘリじゃなくて」
あんじゅ「…召喚魔法、使えるのは大蛇だけじゃないって話よ」
花陽「まさか…ドラゴンとか、ですか?」
あんじゅ「正解よ♪試すのは初めてだけど」
海未(ドラゴン、ですか。…あんじゅも、魔法を楽しんでいるようですね)
海未(まあ、急ぐに越したことはないですから。乗せてもらいましょう)
281 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/04/18(月) 01:36:35.55 ID:mlcasLm90
海未(あんじゅの案内で神社の境内の出口まできました。複雑な洞窟や隠し扉の多い建物なので、時間はかかりましたが)
海未(…出口付近からは、朝の日差しが暗所に馴れた眼を強く刺激します)
花陽「………………」
あんじゅ「…どうしたの?花陽ちゃん?」
花陽「…ううん。なんでもないよ。まさか、ありえないから」
海未「何か気になるものが?」
海未(花陽が歩幅を縮めて何か考えています)
海未(魔力に人一倍敏感な花陽が何かを察知したということは、十中八九何かあるのでしょう)
海未(……しかし、私には何も感じ取れません)
花陽「……呪術の気配なんて、ことりちゃんじゃあるまいし」
海未「……ことり?呪術?」
希「あー、一応呪術もこの街じゃ継承されてるよ。使う人はおらんけど。危ないし、技を誰かに盗まれたって言ってたし」
花陽「!!やっぱり!!」
海未「花陽?」
花陽「外に出ちゃダメ!!」
あんじゅ「え?」
凛「なに…?」
希「ん?」
海未「何が…?………………うぐっ!」
海未(先頭を歩いていた私を、突然床板をぶち抜いて現れた土の巨大ミミズが天井をぶち抜いて吹き飛ばしました)
海未(これは…花陽の魔法ですね…。出口に何かトラップが…?)
「……かよちゃん、何で邪魔するの…?」
花陽「…ことり、ちゃん。どうして…追ってきたの?」
282 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/04/19(火) 00:50:22.81 ID:yUYWEVMo0
ことり「…もちろん、海未ちゃんを守るためだよ。かよちゃんは何でこんなところまで来てるの?海未ちゃんを見張っててって言ったよね?」
花陽「……海未ちゃんが行くから。海未ちゃんについていきたいから」
ことり「……もういいよ。誰も私の味方をしてくれないってわかってるから」
ことり「だから、力ずくで力を貸してもらうしかないの」
ことり「…ね?凛ちゃん、希ちゃん、あんじゅさん」
あんじゅ「出たわね…傀儡師のことりちゃん…」
凛「あ、あれ…?身体が…勝手に…?」
希「な、なに…これ…?蜘蛛の巣…?」
ことり「しばらく言いなりになってね、三人とも」
花陽「…っ!ことりちゃん…そのやり方はないよ!」
海未「花陽…吹っ飛ばすなら先に言ってください…。受け身を失敗したら痛いじゃ済まないです」
ことり「海未ちゃん…ひさしぶり、だね」
海未「!ことり…本当にことり、ですか…?」
海未「そして…なぜ皆、花陽に武器を向けているのですか?」
花陽「マリオネット。ことりちゃんの十八番だよ。海未ちゃんが引っ掛かりそうだったから、とっさに吹っ飛ばしちゃった」
ことり「海未ちゃん。…やっぱり…私は海未ちゃんがいないとダメだよ…。海未ちゃんがいないと…こうして平気で人を傷つけちゃうし…。私自身も心が凍えてつらいの…」
海未「………………。…知っています」
海未「…ことりは、穂乃果や私のためなら、モラルなど簡単に飛び越えてしまうことも。…あなたに、あなた自身の意思決定がないことも」
ことり「………………」
海未「私もそうでした。花陽と会うまでは」
海未「しかし、今は…。花陽と共に成し遂げた い夢があります」
海未「…邪魔しないでいただけますか」
ことり「…たった2日で、海未ちゃんはかよちゃんを選ぶんだ…」
海未「ええ。私が決めたことです」
ことり「……どうやったら…海未ちゃんは私と……」
ことり「……海未ちゃん。私じゃ…ことりじゃダメなの…?私だって…海未ちゃんと穂乃果ちゃんが夢見てた世界を目指してるんだよ…?」
ことり「…答えてくれないなら、私…みんなを一人ずつ消してくしかなくなっちゃうよ…?」
海未「……!」
海未(…ことりは、想像以上に不味い状態でした。…私がことりに従わなければ、仲間を一人ずつ抹殺すると)
海未(…ことりはそれくらい平気でやるでしょう。脅しとは思えません)
凛「…海未ちゃん、逃げなよ。…海未ちゃんには、このどうしようもない世界を変える力があるんだよ」
希「うちもそう思う。…たかがうちらの命で、海未ちゃんの魂を売っちゃダメや」
あんじゅ「…二人みたく聖人めいたことは言えないけど、…海未ちゃん、あなたの選択を信じるわ」
花陽「海未ちゃん…私は海未ちゃんの意志に従うよ」
>>184
選択
1,…せめて親友として、あなたを介錯しましょう…
2,彼女らを解放してください…私はことりの下へ帰ります
3,……それがあなた達の本懐というのなら…私は絶対に世界を変えます
4,………………。
283 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/04/19(火) 00:51:46.82 ID:yUYWEVMo0
※安価ミスりました
>>285
で
284 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/19(火) 03:09:16.73 ID:jNnB4apco
最近選択肢多いな
kskst
285 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/19(火) 06:43:12.36 ID:FcRMQmfLO
4
286 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/04/20(水) 23:10:12.36 ID:o2wsRfc10
海未「………………」
ことり「…海未ちゃん?何か言ってよ。…私、本気だよ?」
海未「……ことりを救うには、どうしたらいいのでしょうか」
ことり「え?」
海未「…ここであなたを斬り伏せたり、心の穴をその場しのぎで塞いでも…ことりは救われません」
海未「…親友として、あなたの心に寄り添いたいのです。それが、私のできる…私のやりたいことですから」
ことり「………………」
海未(ことりの曇った瞳は私を直視しようとしません。何かから逃げるように視線を動かし続けます)
海未(…もう、あの時のように私は逃げたりしません。敵をも救う理想をもって、世に王道を打ち立てます)
海未(その覚悟を示すように、もう見捨てないと伝えるように、ことりを強く抱き締めました)
海未「ことり。…私じゃ駄目でしょうか。世界を変革するのが私じゃ駄目でしょうか」
海未「……穂乃果でなければ駄目でしょうか…」
ことり「……私の知ってる海未ちゃんは、もういないんだね…」
ことり「私と同じで、穂乃果ちゃんと同じ道を進む海未ちゃんは…もうとっくにいないんだね」
ことり「……でも…。…海未ちゃんが見せてくれる道も悪くない、かも」
海未「……私と一緒に行きましょう、ことり。あなたの失ったものを、それ以上の価値のものにしてプレゼントしたいんです」
ことり「うん…!」
287 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/04/20(水) 23:38:54.74 ID:o2wsRfc10
海未「……花陽」
花陽「何かな?海未ちゃん」
海未「…一つ、頼まれてくれますか?」
花陽「うん、いいよ。どんなこと?」
海未(…あまり聞かれたくない内容なので、手招きして小声で伝えます)
海未「……今、穂乃果とことりを会わせるのは良くないと思うのです」ヒソヒソ
花陽「まあ、ね。またおかしな精神状態になっちゃうよね」ヒソヒソ
海未「…なので、穂乃果と真姫とツバサの蘇生を任せてもいいでしょうか」ヒソヒソ
花陽「…つまり、ことりちゃんに海未ちゃんが同伴して私たちとは別行動ってこと?」コソコソ
海未「ええ…。…ことりをつなぎ止められるのは、恐らく私しかいないと思いますし」ヒソヒソ
花陽「………………」
海未「……駄目、ですか?」ヒソヒソ
花陽「…海未ちゃん、ずいぶんことりちゃんに甘いんだね」ヒソヒソ
海未「…ことりがああなったのも私の責任ですし…親友、ですから」ヒソヒソ
花陽「………………。…わかったよ。…私は海未ちゃんの一番になれないのは残念だけど…、相棒ではあるつもりだから」ヒソヒソ
海未(花陽は何だか悲しそうな笑顔でうなずいていました)
海未(その時の気持ちは、私の心を深く貫き、痛みを刻みます)
海未「ことり、行きましょう。私がついてます」
ことり「うん…!」
凛「えっ…?海未、ちゃん…?」
あんじゅ「……それが海未ちゃんのやり方、か」
希「ホントにええの?花陽ちゃん」
あんじゅ「海未ちゃん、とられちゃうよ?」
花陽「いいの。やることは変わらないし…海未ちゃんの一番最初の仲間ってことは変わらないから」
288 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/04/25(月) 21:19:07.35 ID:2aqdzSLy0
※海未がパーティから外れました。この後は花陽の選択肢を軸にストーリーを進行します
花陽「あんじゅさん、行こう。止まってる暇はないよ」
あんじゅ「そうね。私には直接関係ないことだし。花陽ちゃんが海未ちゃんと同じ考えなら、協力してあげたいし」
凛「……私がついていきたいのは海未ちゃん、なのに…」
希「確かになぁ。うちらが忠誠を誓ったんは海未ちゃん。花陽ちゃんについてく義理はないなぁ」
花陽「かまわないよ。海未ちゃんに反逆しないなら、私に同伴しなくてもいい」
花陽「…海未ちゃんに仇為すことをしたなら、必ず始末するけど」
凛「…なら、私はこれで。…凛なりに、海未ちゃんの役に立つことはできるはずだから」
希「…そやね。てな訳で花陽ちゃん、お別れや」
花陽「そっか。じゃあね」
289 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/04/25(月) 21:31:42.12 ID:2aqdzSLy0
あんじゅ「…でも、凛ちゃんいないとツバサも穂乃果さんも蘇生できないわよ?…いえ、ツバサは私の魔力でなんとかなるけど」
花陽「……海未ちゃんなら、嫌がる味方に強制はさせないよ」
花陽「…あんじゅさん、厳しい仕事になるかもしれないですけど、協力してもらえますか?」
あんじゅ「……私に魔力を使い果たせと。なかなかエグいこと言うわね」
花陽「……必要ならラブカ精製のために人間を狩ります」
あんじゅ「オーケーオーケー。それなら採算とれるわ」
あんじゅ「……なんで凛ちゃんを逃がしたかは言及しないけど…」
花陽「………………。…後ろから、刺されたくなかったからです」
あんじゅ「そっか。…花陽ちゃんの業の深い所行を見たら、絶対殺してでも止めるものね」
花陽「……その時は、私も凛ちゃんを…」
290 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/04/25(月) 21:56:05.14 ID:2aqdzSLy0
花陽(あんじゅさんの召喚した飛竜に乗って、日が昇りきる前にハーバラの街へ到着しました)
花陽(そして、荒廃した旧官邸前まで足を運びます)
あんじゅ「あーら、ここまでヒドイとはね。塀が意味ないじゃん」
花陽「……ここは、穂乃果ちゃんが海未ちゃんを道ずれにした場所ですから」
あんじゅ「あー。あの強烈なフラッシュは穂乃果ちゃんの」
花陽「そうです…」
花陽(……海未ちゃんのこと、まさかこんなに思い悩む日が来るなんて。運命はわからないよ)
花陽「…どうやら、レジスタンス組織の反抗作戦の対応で都心部は手薄みたいですね」
あんじゅ「そうよね。Xデーは今日だものね。なら地下迷宮の探索も思うように進んでないのかな」
花陽「一気に突破しちゃおう!」
花陽(あんじゅさんは下水道のマンホールに似せた地下迷宮の入口を開けて、潜入します)
花陽(……地下迷宮はぼんやりと明るいんだけど…壁には血痕が走って、道の脇には肉塊が転がってました)
花陽(…侵入者を排除する何かがあるのかな?)
あんじゅ「あ…ヤバいかも」
花陽「?どうしたんですか?」
あんじゅ「極秘製造の生体兵器が脱走して地下迷宮を占領してるみたい」
花陽「え?」
あんじゅ「英玲奈のヤツ、私はあれだけ危ないって言ったのに…」
花陽「…そんなにヤバいの?」
あんじゅ「私とツバサと英玲奈の遺伝子からベースを作って、投薬や機械化で強化。これだけでも十分ヤバいと思わない?」
花陽「あー、はい…」
花陽(…前途多難な迷宮探索になりそうです)
291 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/04/30(土) 20:49:56.95 ID:LwKStez+0
あんじゅ「生体兵器の位置を特定するのは不可能だわ。もしかしたらもう外に出てるのかも」
花陽「…そうだとしたら、どうなるの?」
あんじゅ「目にしたあらゆる生物を排除しようとするわね。本能は機械で制御する予定だったし、誰に似たんだかすごく攻撃的だったし」
花陽「…はい。なるべく出会わないことを祈りましょう」
あんじゅ「さて、シェルター区画までのルートは二つあるけど。どっちで行くかな」
花陽「どんなルート?」
あんじゅ「今いるセキュリティ区画から直行するか、英玲奈の使ってた研究区画を横切るか。研究区画までは近道があるけど、…生体兵器が脱走したのも研究区画よ」
花陽「………………」
花陽(もし、生体兵器に帰巣本能があれば研究区画を住みかにしてるはず。危険は免れないかな)
花陽(セキュリティ区画なら、あんじゅさんの指示に従ってる限りは安全だね)
花陽(…まあ、生体兵器がセキュリティ区画を徘徊してる可能性もあるけど)
花陽(どうしようかな)
>>293
選択、コンマ一の位行動値判定
1,研究区画を突っ切りましょう(行動値6でも遭遇)
2,セキュリティ区画を進みましょう(行動値7でも遭遇しない)
3,私の魔法で道を作ります(次回、行動値テーブルが変動)
生体兵器の様子↓
9,8,7→生体兵器と遭遇
6,5,4,3→何事となかった
2,1,0→生体兵器の手がかりを発見
292 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/30(土) 21:08:27.85 ID:Jia+hTLIo
更新待ってた
293 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/30(土) 21:39:09.65 ID:zplqBmQl0
2
294 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/04/30(土) 22:06:03.46 ID:LwKStez+0
花陽「セキュリティ区画を行こうよ。もし研究区画を住みかにしてたらマズイよ」
あんじゅ「まあ、その通りね。そうしよう」
あんじゅ「一応、セキュリティシステムは生きてるとは思うから。引っかかるとガードマシンが襲ってくるわよ」
花陽「あんじゅさんはトラップの配置は知ってるんですよね?」
あんじゅ「知ってるけど、生体兵器が暴れ回ったせいでそのとおりにはならないかも」
花陽「……いざとなったら破壊、だね」
あんじゅ「そういうこと」
あんじゅ「この辺は生体兵器が来た様子はないわね」
花陽「あの、生体兵器ってどんな感じのやつなんですか?」
あんじゅ「……ゾンビがパワードスーツ着てる、そんな感じね」
花陽「うわぁ…」
あんじゅ「クローン技術はあまり進んでないし。機械で無理くり動かしてるのよ」
あんじゅ「英玲奈はあなた達への最終兵器になるとか言ってたけど、体制崩壊で見事に暴走オチだし。あー、英玲奈のやつ、後でヤキね」
花陽「……英玲奈さん、大丈夫なのかな?シェルター区画に侵入してたら…」
あんじゅ「…大丈夫よ。アイツはそこまでマヌケじゃない」
あんじゅ「この先の階段から、セキュリティがあるわね。遠回りして作業用のはしごから降りれば安全だけど、正しい手順で進めばセキュリティ解除できて近道よ」
花陽「…どうしよう?」
>>296
選択、コンマ一の位行動値判定
1,階段、行きます(行動値9,5,4,0でセキュリティ作動)
2,はしごで降ります
3,魔法で通路を作ります(次回行動値変動)
生体兵器の様子↓
9,8,7→生体兵器と遭遇
6,5,4,3→何も起きなかった
2,1,0→生体兵器の手がかり発見
295 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/30(土) 22:23:10.47 ID:9lpl7CiVO
1
296 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/30(土) 22:55:24.36 ID:VSNRNgQeO
1
297 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/05/04(水) 23:13:53.79 ID:ocDjFZKl0
花陽「階段から行きます。セキュリティの案内、お願いしますね」
あんじゅ「わかったわ」
あんじゅ「説明すればすごく簡単だけど、床のパネルを一筆書きで進めば解除されるの。できるわよね?」
花陽「なるほど。それは知らないと突破できないね」
花陽「けど、二人いる時は?いちいち一人が待ってないといけない?」
あんじゅ「まあ、そうなるわね。道筋を知ってる私から先にいくわ」
花陽(……まるでゲームの謎解きです。効果的ではあるんだけど)
花陽(ツバサさんはそういう遊び心のある人なのかな?)
花陽(…とか思ってたら、セキュリティ一時解除のアナウンスが流れました。あんじゅさんは薄暗い下層へ行ったみたいです)
花陽「…まあ、あんじゅさんの行った道順なら間違いないよね」ツカツカ
花陽「………………。はい。解除です」
あんじゅ「毎回面倒なのよね。ツバサの趣味のせいで」
花陽「やっぱり趣味なんですか」
あんじゅ「ゲーム好きなのよ。見た目に違わず子供っぽいのよねー」
花陽「意外な一面です。もっと厳格な人なのかと」
あんじゅ「自分のルールにはね。それ以外はテキトーよ?」
花陽「…ツバサさんの人物像が大分変わりました」
298 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/05/04(水) 23:33:37.41 ID:ocDjFZKl0
あんじゅ「下層まで来たらあと少し。警戒しながら進もう?」
花陽「はい」
あんじゅ「下層は本格的な迷路よ。それでいて常にセキュリティが作動してる」
花陽「…大丈夫なんですか、それ」
あんじゅ「生物を感知するセンサーが至るところにあって、30分間連続反応すると構内に強力なマイクロウェーブを流すトラップ。危険よね」
花陽「巨大な電子レンジ、ですね。…確かに確実に死滅させられるね」
花陽「つまり、30分以内にこの下層を出ないといけないってことですよね」
あんじゅ「正解♪道を知らないと間違いなく人間爆弾になるわよ」
花陽「早く行きましょう」
あんじゅ「焦らなくても大丈夫よ。正解のルートはあるから」
>>300
・コンマ一の位行動値判定
イベントのテーブル↓
9,8,7→生体兵器と遭遇
6,5→シェルター区画に到着
4,3→???
2,1,0→生体兵器の手がかり発見
299 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/05/04(水) 23:55:37.54 ID:rQDgvniJO
あ
300 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/05/05(木) 00:34:16.61 ID:rba5nbNVO
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