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以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2015/11/23(月) 23:38:27.47 ID:2aggOrwDo
校舎の入口まで来て、有希は少し真面目な表情になった。
「じゃあ、麻衣ちゃんまたね」
「はい・・・・・・。でも、何で学年によって校舎分けてるんでしょうね」
「さあ。一学年のクラス数が多いからじゃない? うちの学校って」
「校舎が一緒なら教室の入り口まであたしも一緒に行けるのに」
「家で毎日お兄ちゃんといちゃいちゃしてるのに校内でも一緒にいたいの?」
だからふざけんな有希。俺たち兄妹をどこまでネタにする気だよ。でも、その怒りの感
情を深く掘り下げていくと、俺のいらいらはただ兄妹の関係をからかわれているからだけ
ではないことに気がつく。
そうだ。俺は、俺に対して無関心な有希に対して焦っているのだ。同時に、有希がとき
おり照れて笑いかけるイケメンの友人、夕也のことを俺は気にしているのだ。
「・・・・・・だから違いますって」
「麻衣ちゃん顔真っ赤だよ。かあいいなあ」
「確かに可愛いけどあんたは黙れ」
突然、真面目な表情で有希が言った。
「何でだよ」
有希がいきなり怒り出したことに夕也は少し驚いたようだった。
「もう行こうぜ。遅刻しちゃうよ」
これ以上、有希と夕也のことを正視できなくなった俺はそう言った。
「あ、お兄ちゃんこれ」
麻衣が突然真面目な表情になって俺にお弁当の袋を差し出した。
「お、おう」
「今日も麻衣ちゃんの手作りのお弁当?」
夕也との心理戦を一時停止した有希がからかうように笑った。
「いいなあ、おまえ」
夕也もイケメンらしくさわやかに笑ってそう言った。
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