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ゴジラジュニア「父さんとガメラさんってどっちの方が強いの?」(Part.2)
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287 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/02(土) 00:01:58.16 ID:FEglZMXpO
エヴァとコラボかぁ……あんま好きじゃねぇんだよなぁエヴァ……どうせゴジラが敗ける扱いなんだろうし……と思ってしまう俺は心が荒みすぎてるのだろうか
288 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/02(土) 01:14:27.24 ID:JSUGIrwSO
>>287
ゴジラが使徒を容易く倒してるネット小説があるが エヴァよりゴジラが強い感じだし
289 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/02(土) 01:34:30.21 ID:RbLlKLtUo
庵野は特撮オタだから、ATフィールドは案外簡単に破れるとか言ってるし大丈夫じゃない?
290 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/02(土) 01:52:46.50 ID:FEglZMXpO
そもそもエヴァってなんだよ……
291 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/02(土) 02:50:03.53 ID:ByZcvzkp0
聖書の話したいの?
292 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/02(土) 18:50:44.97 ID:ydxlgjvG0
聖書は嗜んでおかないと怪獣に命名できないからな
293 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/04(月) 23:49:08.12 ID:33/vdsFr0
何いってだ
294 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/06(水) 10:08:20.62 ID:/GKV0jlAO
主が、『名は何か』とお尋ねになると、それは答えた。『わが名はレギオン。我々は、大勢であるがゆえに』
295 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/06(水) 11:56:35.63 ID:ZCNYJIOfO
レギオンはマイクロ波とソルジャー攻撃があるから大概の相手には勝てそう
白色外殻を破るほどの攻撃も中々無いだろうし
296 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/06(水) 18:15:17.33 ID:7OtvoBPr0
電磁波発する相手とは致命的に相性悪いからスペゴジ相手は無理じゃね
297 :
>>1
[sage saga]:2016/04/08(金) 08:00:14.31 ID:MEuXZWG/O
ガラ…ガララ…
アンギラス「……」
アンギラス「……シーサー……」
『──……落ち込んでる暇はないよアンギラス』
アンギラス「!!」
ビオランテ(粒子状態)『……アナタだけでも無事で良かったわ……まだ闘いは終わってない』
アンギラス「ま……ママさん!?大丈夫なの?身体めっちゃ燃えてたけど……!?」
ゴォォォォォッ… ←ビオランテ(肉体)
ビオランテ(粒子状態)『……残念ながら根から燃やされてる上に肉体の損傷が激しすぎる……私はここでリタイアするわ……ごめんなさい』
アンギラス「!」
ビオランテ(粒子状態)『……ラドンは何処?私は本当はラドンに用があってここに来たのだけれど……』
アンギラス「……? ラドンならガメラと一緒にゴジラの所に向かってるけど……」
ビオランテ(粒子状態)『そう……わかったわ。こっちで探してみる。……それより、アナタも急いで欲しいの。まだ終わってない。アナタの力が必要なの』
アンギラス「……?」
ビオランテ(粒子状態)『ヤバイ気配がする……とんともなくヤバイ気配が。他の地球怪獣、アナタ達のいたここ、そしてゴジラのいる所を直線で結んだとき、ある気配が途中にあることに気付いたの』
アンギラス「気配?」
ビオランテ(粒子状態)『ええ。気配よ。それは……多分……』
アンギラス「……?」
298 :
>>1
[sage saga]:2016/04/08(金) 08:03:35.76 ID:MEuXZWG/O
スペースゴジラ「わかるぜ!オリジナルが暴れてる気配がするなぁ!良いぞ!テンションが上がってきた!」
“グラビ・トルネード”!!
クリスタラック「!?……こ……これは……重力波……!?う……動けん……!?」
スペースゴジラ「ハッハハッ!アイツが暴れてるならこの茶番もそろそろ終わるんじゃないか?なぁオイ!」
グンッ
クリスタラック「!?」ガクンッ
ドゴォッ
クリスタラック「がっ──」
バギィィッ
クリスタラック「うがっ──」
ビタァァァァンッ
クリスタラック「ごぁぁっ!?」
スペースゴジラ「オイオイどうした……?でかいのは口とアゴだけか?腐っても俺から創られた怪獣なんだろう?」
クリスタラック「……おのれ……こんな
能力まで……っ」
オブシディアス「クリスタラック!?……あの野郎……調子こいてんでねぇどおおおおっ!!」
“マグマ・バースト”!!
ボボォォォォンッ
ガメラ「!!」
オブシディアス「コイツをさっさと捻り潰して……」
ドクンッ
オブシディアス「──っっっ!!?」ガクンッ
299 :
>>1
[sage saga]:2016/04/08(金) 08:09:16.09 ID:MEuXZWG/O
ガメラ「……!!」
オブシディアス「……っ!?力が……?」
ガメラ「……っ!!」
“周囲の熱や炎、マグマや核エネルギーを自分のエネルギーに変換する能力と!”
“熱エネルギーを利用して筋力を増大させていく!!”
ガメラ「おおおおおおおおおっ!!」
“ヒートマッスル”!!
ググッ…ギリギリギリィッ
オブシディアス「……ぬぁっ!?圧され始めてる……?このおでのマグマ・パワーが……!?」
オブシディアス(気のせいじゃねぇど……身体の力が抜けてる……!?それにコイツ……さっきから明らかにパワーが上がっていって……!?)
オブシディアス「て……テメェ一体何したど……!?おでがテメェなんかにパワーで圧される筈が……っ!!」
ガメラ「……! 」メキメキッ
ガメラ「さぁ……お前のマグマが……足りないんじゃないのか?」ググッ…
オブシディアス「〜〜〜っ!!!?」
300 :
>>1
[sage saga]:2016/04/08(金) 08:14:14.08 ID:MEuXZWG/O
スペースゴジラ「……どうやらお前の相方も苦戦してるみたいだな」
クリスタラック「……!オブシディアス……!」
スペースゴジラ「ふん」
ブゥンッ
クリスタラック「うおっ!?」
ガシャァァァァァンッ
クリスタラック「がはっ……!?」
スペースゴジラ「……俺以外が相手ならお前たちも大口にあった相当な強さを見せつけられたんだろうが相手が悪かったな」
クリスタラック「……っ!!」
クリスタラック(こんな筈では……こんな事のために造られた訳ではないのに……!屈辱……屈辱だ……!!)
スペースゴジラ「……俺とお前らの決定的な違いが1つあるな。お前らが例え俺から造られた怪獣だろうと……大事なものが足りないんだよ」
クリスタラック「なんだと……!?」
301 :
>>1
[sage saga]:2016/04/08(金) 08:15:59.62 ID:MEuXZWG/O
スペースゴジラ「……」
スペースゴジラ「お前らは所詮……“ゴジラ”じゃあないってことさ」
ビオランテ「……!」
アンギラス「……つまり……」
ビオランテ「ええ。ゴジラじゃないゴジラ、もう一匹、別のゴジラがいるってこと」
アンギラス「……」
302 :
>>1
[sage saga]:2016/04/08(金) 08:23:18.62 ID:MEuXZWG/O
アンギラス「……敵なの?」
ビオランテ『……わからない。でも知らない気配よ。知っているのに、知らない気配』
アンギラス「敵じゃないなら避けていけば良いでしょ?ソイツにガメラ達が襲われてるとは限らないんだし……」
ビオランテ『……』
ビオランテ『……今はアイツも……ゴジラも丸くなっているけれど……基本的に私達“ゴジラ”って存在は……すごく危うい存在なの』
アンギラス「……」
ビオランテ『……時折、すごく凶暴な一面を覗かせる……私は少し特殊で、色々な存在を複合させたけど……それでもわかる』
アンギラス「……」
ビオランテ『例えばもし、ゴジラの細胞……G細胞がなんらかの形で私のように怪獣化した場合……私達には“それ”がわかるのよ』
アンギラス「……」
ビオランテ『私も一度ゴジラと殺しあった。互いにどっちも存在があるのに、自分と同じ存在が別に存在してるの……それがどうしても不愉快で堪らない』
ビオランテ『どちらかを消し去って……あるいは取り込んで……形はどうあれ、その気持ち悪い存在を消したいと、思ってしまう』
アンギラス「……自分なのに?」
ビオランテ『……』
ビオランテ『例えば抜け落ちた髪の毛から、ある日少しずつ少しずつ肉や骨が生えて……自分の知らないところでもう一人の自分になり……それがこっちを見つめてくるの』
アンギラス「……」
303 :
>>1
[sage saga]:2016/04/08(金) 08:26:37.57 ID:MEuXZWG/O
ビオランテ『そういう不快感や、不安感。わかり辛いかもしれないけど……それは“自分”なのよ。もう一人の、なのに自分じゃない自分……』
アンギラス「……」
アンギラス「……髪の毛って何?」
ビオランテ『……』
ビオランテ『……兎も角、そういう存在。そのもう一匹のゴジラが友好的だとは限らない。もしかしたら、オリジナルのゴジラの命を狙っているかもしれない』
アンギラス「……!」
ビオランテ『あくまで可能性だけれど、もしラドンやガメラをゴジラの仲間と知ったらなんらかの攻撃を加えてるかもしれないし、襲ってるかもしれない』
ビオランテ『だから、貴方にはすぐガメラを追いかけて欲しいの。こんな戦いの後に申し訳ないのだけれど……』
アンギラス「……」
304 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/08(金) 08:44:12.65 ID:7KSG+JsJ0
髪の毛・・・?
知らない単語だ
305 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/08(金) 08:48:00.71 ID:+p6Zd+XAO
また髪の話してる…
306 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/08(金) 08:52:02.32 ID:AhGwjcUro
上手い例えだな
確かにそんな存在いたら不愉快だし消したくなるわ
307 :
>>1
[sage saga]:2016/04/08(金) 08:57:38.54 ID:MEuXZWG/O
アンギラス「……そういう話なら仕方ないね。OK!」
ビオランテ『……!ありがとう』
ビオランテ『……』
アンギラス「よーし!今日は僕大活躍だな全く……!」
ビオランテ『……待って』
アンギラス「?」
ビオランテ『……頼んでおいてこんなこと言うのもなんだけれど……大丈夫なの?』
アンギラス「?」
ビオランテ『……ゴジラの相棒の貴方に……またゴジラと戦うかもしれないことを頼んでいるのよ……?』
アンギラス「……あぁ、そういうことか」
アンギラス「んー……」
アンギラス「こう見えて、ニセモノと本物を見分ける目は確かだよ」
ビオランテ『……?』
アンギラス「大丈夫だよ。僕の相棒のゴジラは、あの馬鹿だけだから」
ビオランテ『……そう』
アンギラス「うん」
308 :
>>1
[sage saga]:2016/04/08(金) 09:02:57.81 ID:MEuXZWG/O
ビオランテ『それなら……最後に私も1つだけ力を貸せるわ』
“巨大蔦×複数”!!
ボゴォォォォンッ
アンギラス「うわっ」
ビオランテ『この蔦もあと少ししたら動けなくなるわ。急ぎましょう』
“巨大蔦・収束”
ギュルルルルルルッ
“即席!超超巨大蔦”!!
バーーーーンッ!
アンギラス「おお!蔦が集まってまるで巨大なゴジラの尻尾のように!!」
アンギラス「……」
ビオランテ『……』
アンギラス「……」
アンギラス「これで何するの?」
ビオランテ『ショートカットよ』
アンギラス「……」
アンギラス「……ショートカットって」
ビオランテ『丸くなって』
アンギラス「」
309 :
>>1
[sage saga]:2016/04/08(金) 09:18:43.25 ID:MEuXZWG/O
ビオランテ『これだけ自由にかつパワフル&素早く蔦を動かせるんだもの。きっと上手くいくわ』
アンギラスボール「……」
ビオランテ『でも大丈夫かしら……上手くぶっ飛ばせたら良いんだけど……』
ブオオオオオオンッッ ブオオオオオオンッッ ←素振り
アンギラスボール「……」
ビオランテ『力が強すぎて逆にアンギラスが動けなくなったり……?いえ、きっと大丈夫ね。大丈夫大丈夫……』
アンギラスボール「……」
ビオランテ『きっと上手いことぶっ飛ばせる……大丈夫……』ブツブツ
アンギラスボール「ねぇママさん」
ビオランテ『よし!行きましょう!それじゃあアンギラス』
アンギラスボール「僕やっぱり自分で走って……」
ビオランテ『後のことよろしくね!』
ブオオオオオオンッッ
アンギラス「あの──」
ボグォォォッッッ
アンギラス「」
“射出!!”
ドォォォォォォォォォォン!!
<キラーン…
ビオランテ『……』
ビオランテ(あとは頼んだわよ……アンギラス……!!)
310 :
>>1
[sage saga]:2016/04/08(金) 18:27:15.82 ID:KSwk4d8rO
ビオランテ『……っ』
ゴォォォォォ…メラメラメラ… ←ビオランテの身体
ビオランテ(限界、ね……ラドン……ラドンを探しにいかないと……)
ゴォォォォォ…
再び遡って
空の王者ラドンvs超翔竜メガギラス
ズバッ
ラドン「ぐあっ!?」
メガギラス「我が地獄に送ってやる……だから仲良く死んで行くがよい」
ラドン「……!」
ラドン(コイツら……どれだけ念入りにガメラを殺そうと……それだけ恐れていると言うことなのか……?)
ドゴッ
ラドン「ぐうっ!!」
メガギラス「敵から注意を逸らしたな!?迂闊!迂闊なやつめ!!」キィンッ
ザシュッ
ラドン「!!」
メガギラス「その程度か!」キィンッ
ザンッ
ラドン「……っ!」
メガギラス「甘い!甘過ぎる!ハッハッハッハ!良い気分だぜ!!」
ザグッ
ラドン「──! チィッ…」
メガギラス「種族の天敵がこの我に手も足も出ない!!そうだこの姿だ!これが正しい姿だ!!これこそが本来あるべき姿だったのだ!!フハハハハハハハハハハハッ!!」
ラドン「……!」
311 :
>>1
[sage saga]:2016/04/08(金) 18:32:05.19 ID:KSwk4d8rO
メガギラス「フハハハハハハハハハハハッ!!どうした空の王者!戦ってみてわかったぞ!トップスピード(最高速度)は我に分があるようだな!」
ラドン「」ピクッ
メガギラス「貴様の武器はなんだ!?嘴や翼を使った肉弾戦だけか!?ん!?自分より速い相手に当たるのかそれは!?クッ……ハハハハハハハハハハハ!!」
ザシュッ
ラドン「!!」
メガギラス「愉しいな!フッハッハッハッ!ええ!?そんな様で何が“空の王者”だ!!笑わせる!」
ラドン「……」
メガギラス「新しい空の王者の名は我が蜻蛉の種族の王、この超翔竜メガギラスがいただいてやるよ!!」
ラドン「……!」
ラドン「調子に乗るなよ……!」
バサァッ…
メガギラス「!!」ピクッ
312 :
>>1
[sage saga]:2016/04/08(金) 18:35:50.99 ID:KSwk4d8rO
ラドン「死ね!!」
ゴォォォッ
“マッハ3・翼ラリアット”!!
メガギラス「……!!」
メガギラス(最高速度の突進による超・質量弾か!だが……)
グォォォォォォ…
メガギラス(我が目は蜻蛉の複眼!この目にかかればどんな速さで動こうと……)
ラドン「──!!」
メガギラス「当たらぬわ馬鹿めが!!」キュインッ
スカッッッ
ラドン「……!!」
メガギラス「止まって見えるんだよぉ!!貴様の速さなど!!」
313 :
>>1
[sage saga]:2016/04/08(金) 18:40:11.80 ID:KSwk4d8rO
メガギラス(このまま攻撃を避けられて隙が出来た貴様の背後をついて……)
ォォォォ…
メガギラス「……?」ピクッ
ラドン「言い忘れたが私が通ったあとは気を付けろ」
メガギラス「なn」
ミ シ ィ ッ ッ ッ
メガギラス「!?
」
ラドン「ソニックブームが来るぞ」
“超音速衝撃粉砕波”!!
ドゴォォォォンッ ベキベキィツ
メガギラス「ごあ──っ!!?」
メガギラス(なにっ……これは……衝撃波だと……!!?)
314 :
>>1
[sage saga]:2016/04/08(金) 18:43:45.85 ID:KSwk4d8rO
メガギラス「ガフッ……!クソッ!おのれ……!!」
ラドン「最小限の動きで避けたのが仇になったな」キィィィィィィンッ
メガギラス「!!」
ラドン「そらもう一度いくぞ」
“超音速衝撃粉砕波”!!
ドゴゴゴゴゴォッ
メガギラス「……っ!!!!」ゴフッ
ラドン「私の翼や嘴を受ければ無事では済まんが……私は衝撃波だけでも人間の空中戦艦ぐらいなら一撃で粉々にする力があるぞ」
メガギラス「──っ!!」
ラドン「そうら、もう一発だ!!」
ゴォォォッ
メガギラス「ぐっ……」
ドゴゴゴァッッ
メガギラス「がぁっ!!?」
315 :
>>1
[sage saga]:2016/04/08(金) 18:50:59.98 ID:KSwk4d8rO
ラドン「一旦優勢にたったぐらいで調子に乗りすぎたな……」
メガギラス「ぐぁっ……!おのれ……」
ラドン「貴様……多分詰めが甘いタイプだろ」
メガギラス「ぐぅ……」
ラドン「トドメを刺させて貰うぞ。種族の悲願ごと散るがいい」
バサァッ…
メガギラス「──!!」
メガギラス「甘く……甘く見るなよ……」
ィィィィン… ィィィィン… キィィィ…… ←メガギラスの翅
メガギラス「ガフッ……確かに……貴様の力は見謝ったが……まだ勝負は決していない……!!」
ィィィィン…ィィィィン…
メガギラス「切り札は取っておくものだ……!!」
キィィィィィィィン…
ラドン「トドメだ!!」ゴォッ
“超音速衝撃粉砕……
メガギラス「見るがいい!これが我が真の切り札……その名も!!」
“ 超 翔 ” ! !
キュインッ
ラドン「……っ!!?」
316 :
>>1
[sage saga]:2016/04/08(金) 18:57:08.21 ID:KSwk4d8rO
ラドン「これは……!?」
ゴォォォォォッ スカッ
ラドン「外れた……いや、見失った……?」
ラドン「……消えたのか?馬鹿な……」
ザシュッ
ラドン「ぐあっ!!?」
ラドン(攻撃か!?だが今のは何処から……)
ィィィィン……
ラドン「!!」ピクッ
キュインッ
ドゴォッッ
ラドン「!!!?」
ラドン「馬鹿な……なんだ今のは……!?」
キュインッ
ドゴォッ
バシィッ
ドスッ
ラドン「──っ!!?」
ィィィィン……
ラドン「!! まさか……」
メガギラス「……そう……そのまさかだ」
ィィィィィィィィン…
ラドン「……!!」
317 :
>>1
[sage saga]:2016/04/08(金) 19:05:07.44 ID:KSwk4d8rO
ィィィィン…
フォォォン…
メガギラス「……」
メガギラス「我が羽根を超・超・超・高速で震動・高速稼働させ……瞬間移動が如くの高速移動を可能とする……」
メガギラス「これが我が奥義、“超翔”よ!!」
ラドン「……!!」
ラドン(動いてる姿が全く見えん……完全に視界から一瞬で消えるだと……!?)
キュインッ
ラドン「!!」
ラドン(チィッ……厄介だな……しかもただの高速移動ではない……これは……)
メガギラス「そう!これは!!」
“超翔”!!
キュインッ
ラドン「!!」
ドゴォッ ドガガッ
ラドン「ぐっ!!」
メガギラス「そう!この超翔形態の我は横への飛行だけではない!!
前後・左右・上下、トップスピードを維持したまま!!自由自在な空間機動をモノにすることが出来る!!」
ズガガガッ
ラドン「ぐあっ!?」
メガギラス「……他の怪獣には真似の出来ない……速度と空間を完全に支配したこの能力!!」
メガギラス「三次元戦闘において、この我を越える者は……この世には存在せんわぁ!!!!」
ズガガガガガガガガッッ
ラドン「──……っ!!」
318 :
>>1
[sage saga]:2016/04/08(金) 19:28:31.95 ID:KSwk4d8rO
メガギラス「手も足もでまい!!ゴジラですら見切れぬ超翔形態のこの我が攻撃を!!」
ラドン「──っ!」ピクッ
ラドン「アイツが見切れんから……なんだと言うんだか……!」クルッ
バサァッ ゴォォォォォ…
メガギラス「!! 逃げる気か!?逃がさん!!」
キュインッ
ラドン(兎に角止まるな……!動き続けろ……そうすればいくらトップスピードで負けていても訳のワカラン角度からの攻撃を受け続けるのは回避できる……!!)
ズガッ
ラドン「ぐぅ……!」
ラドン(飛び続けろ……被弾し続けるのがマズイ……!)
ラドン(確かに強力な攻撃だ。しかも高速移動でこちらの衝撃波や肉弾戦の範囲から即座に離脱も出来る……攻防一体というわけか……)
キィィィィィィィィンッ…
メガギラス「フッハッハッハッ!天敵が背中を見せて逃げようとする様は堪らんな!!」
ラドン(……安い挑発だ。向き合うな……今は飛び続けろ……!奴の高速移動形態……あんなにも強力ならば常にあの形態でいればいい……だがそれをしないということは……!!)
メガギラス「……っ!」ピクッ
ィィィィン…
ィィィィ…
メガギラス「……っ!! ちぃっ!?」ガクンッ
ラドン「……!! 今だ!!」
バサァッ グンッ
メガギラス「!!」
ラドン「やはり持続時間があるようだな!!」
ゴォォォッ
メガギラス「……!!こいつ……見切っていたのか……!!」
319 :
>>1
[sage saga]:2016/04/08(金) 19:32:44.07 ID:KSwk4d8rO
ラドン「2度は使わせん……これでトドメを……」
“超音速衝撃粉砕……
ブゥンッ
ラドン「!?」
メガニューラ『ギシュィッ!』
ラドン「……?」
ラドン(何故コイツらが奴の身体にくっついている……?)
メガギラス「ああ……貴様なら見切ってくると思っていたよ……」
“メガニューラ・吸収エネルギー注入”!!
ラドン「──何を……」
メガギラス「その速度で突っ込んできてはかわせまい」
カ ッ ッ ッ
ラドン「 ! ! ! ? 」
320 :
>>1
[sage saga]:2016/04/08(金) 19:39:54.09 ID:KSwk4d8rO
“吸収エネルギー・ガメラ=プラズマパワー”!!
“エネルギー光球”!!
ホ ゙ ゥ ゥ ゥ ゥ ン ッ ッ ッ
ラドン「──これは……!!」
ラドン(ガメラのプラズマ火球……!?)
メガギラス「……先程同胞がガメラを襲ったときに奪った膨大なプラズマエネルギーの塊よ……」
ラドン(……っ!避けれん……!)
メガギラス「……本当にさらばだ、旧き空の王者よ」
ラドン(しまった……──!)
ド ゴ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ン ッ ッ ッ
ラドン「──……」 ボゥゥゥ…
ォォォォォォ…
ラドン「」
ォォォ…
…
メガギラス「……地に墜ちて逝くか……」
メガギラス「詰めが甘いのは……貴様だったようだな……」
321 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/08(金) 21:12:33.55 ID:cuNYu8KKO
これはファイヤーラドンフラグか?
てかアンギラス丈夫だな
背中で受け止めたとはいえデスギドラのトップスピードの体当たり喰らったりビオランテに吹っ飛ばされてもまだ闘えるなんて
322 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/09(土) 23:58:54.40 ID:wgVprwpY0
ソニックブームじゃなくてソニックムーブだな
前者だとソニックのブームが来たみたいになっちゃう
323 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/10(日) 00:05:29.80 ID:D/lMI6aF0
は?
ネタじゃないならソニックブームでwikiでも見とけ
324 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/10(日) 00:26:03.18 ID:QWOTQ6CL0
/j
/__/ ‘,
// ヽ ', 、
// ‘ ! ヽ …わかった この話はやめよう
/イ ', l ’
iヘヘ, l | ’
| nヘヘ _ | | l ハイ!! やめやめ
| l_| | | ゝ ̄`ヽ | |〈 ̄ノ
ゝソノノ `ー‐' l ! ¨/
n/7./7 ∧ j/ / iヽiヽn
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i~| | | ,' '/:::::::::::ゝ、 l_こ./ヾ.. nl l .||/
| | | | l {':j`i::::::::::::::::`ーr ' ||ー---{
| '" ̄ ̄iノ .l::::::::::::::::::::::∧ | ゝ ',
, 一 r‐‐l γ /、::::::::::::::::::::::::〉ー= ___ ヘ ヽ }
/ o |!:::::} / o` ー 、::::::::::::i o ,':::::::{`ヽ ヘ ノ
/ o ノ:::::∧ /ヽ o ヽ::::::::| o i::::::::ヽ、 / /
/ ノ::::::/ /::::::::ヽ o ヽ:::| o {::::::::::::::Υ /
325 :
>>1
[sage saga]:2016/04/10(日) 18:22:22.06 ID:Yhi5wSwQO
ォォォォォ…
ラドン「」
ラドン(……なんだこの無様な姿は……)
ラドン(……たかが育ちすぎた蜻蛉の怪獣ごときに……しかもあのバカがかつては勝利を納めた相手にこの体たらく……)
ォォォォォ…
ピクッ ←翼
ラドン(……私は空の王者では無かったのか……純粋な地球の怪獣の中で…この大空の中で最も気高く強い存在ではなかったのか……?)
ラドン(かつてはゴジラのやつと互角に戦いキングギドラにも立ち向かい退ける怪獣……それが私では無かったのか……?)
ラドン(それがどうだ……今やゴジラには敗北し人間なんぞが造ったメカゴジラにすら敗北し……宇宙人どもにデモンストレーションとして操られ……操られたまま再びゴジラと戦い敗北する始末……)
ラドン(……ふざけるなよどいつもこいつも……っ)
バサァッッ
ラドン「──……っ!」グンッ
ラドン「“ジェット噴射”……!」
“足裏・ジェット噴射”
ゴォォォォォォォォォォッ
ラドン「……“加速”…!」
326 :
>>1
[sage saga]:2016/04/10(日) 18:28:20.97 ID:Yhi5wSwQO
メガギラス(フン……思っていたより呆気なかったな……途中ヒヤリとしたが……)
メガギラス(……しかし……我が“超翔”……弱点をいつかは見抜いてくるとは思っていたが……ああも早く気付かれるとはな……馬鹿という訳ではなかったか……長引かせなかったのは成功のようだな……)
キィィィィィィィィィンッ
メガギラス「……!」ピクッ
メガギラス「生きていたか……!!」
キィィィィィィィィィンッ
ラドン「……ゴジラの熱線に比べれば大したことは無かったな」
メガギラス「……!強がりを!」
ィィィィン…ィィィィン…
メガギラス「“超翔”!!」
ラドン「逃がすか!!」
ゴ ォ ォ ォ ォ ッ ッ
“翼ラリアット”!!
メガギラス(速い……!だが……)
メガギラス「惜しいな……我の方が速い!!」
“超翔・高速回避”!
キュインッ
スカッ
ラドン「……!! チィッ!」
327 :
>>1
[sage saga]:2016/04/10(日) 18:35:06.17 ID:Yhi5wSwQO
メガギラス「フハハハハ!驚いたぞ!完全に決まったと思っていたからな!!」
メガギラス「そうか……一説によれば貴様は身体からジェット噴射のように空気を吹き出し加速することでその巨体と重量を超・音速で飛ばしているとな!」
メガギラス「何処まで本当かは知らんが……それだけのパワーとタフネスとスピード!さぞ強さに自信があったろう!だが!我が複眼には貴様の動き、全て見えておる!当たらんわ!!」
メガギラス「そして!!」
“超翔・大鋏攻撃”!!
キュインッ
ドガガッ
ラドン「……!!」
メガギラス「我が“超翔”を見切れる存在などおらん!!」
ラドン「……よく喋る奴め」
メガギラス「フハハハハ!この場では関係ないが、仮に人間どもが相手でも奴等の兵器は全て我が羽根から発生する高周波で破壊される!!」
メガギラス「本来こうあるべき……こうあるべきだったのだ!」
メガギラス「その星で最も空を制するものは……この我だ!!」
328 :
>>1
[sage saga]:2016/04/10(日) 18:41:14.66 ID:Yhi5wSwQO
ラドン「独り言の多い奴め……調子に乗りやすく無駄な攻め気を出して返り討ちに遭うタイプだな」
メガギラス「……!」ピクッ
メガギラス「何を……?」
ラドン「フン……空を制するだと……?やってみろ!」
“最大加速・急上昇”!!
キィィィィィィィィィンッ
メガギラス「!? 高度を上げた……?逃がさん!!」
キュインッ
キィィィィィィィィィンッ
ラドン「ついてこれるか?虫の怪獣ごときに」
キィィィィィィィィィンッ
メガギラス「何を!?嘗めるなよ!!我が肉体はゴジラのエネルギーによって進化したもの!!超・高々度だろうと少しも能力が落ちることはない!!」
ラドン「なら……何処までついてこれるか試してやろう」
キィィィィィィィィィンッ
メガギラス(……!)
メガギラス(奴め……雲の上まで飛ぶ気か……?)
329 :
>>1
[sage saga]:2016/04/10(日) 18:46:33.32 ID:Yhi5wSwQO
ボウンッ ←雲
ボボゥゥゥゥ…
メガギラス(……!そろそろ雲を突き抜けるが……?)
ボウンッ
メガギラス「……?いない……」
メガギラス「雲の上で待ち構えてるのではないのか……?」
メガギラス(……いや、そうか、雲に身を隠して中から飛び出して奇襲をかけてくる可能性も……)
「よくよく考えれば私の目的はガメラの支援だ。貴様と律儀に戦う必要はなかったな」
メガギラス「!!?」
メガギラス「今の声……奴か!」
ユラッ…
メガギラス「!!」
メガギラス「雲の中に……影……?」
メガギラス「!!」
メガギラス(そうか……!雲からより大きな雲へ、中を進みながら身を隠して……このまま逃げるつもりだったのか……!)
メガギラス「……! おのれ!逃がさん!!」ゴォォォッ
330 :
>>1
[sage saga]:2016/04/10(日) 18:58:10.51 ID:Yhi5wSwQO
メガギラス「雲の中なら我から逃れられるとでも思ったか!!」
ボウンッ
メガギラス(逃がさん!!我が複眼はあらゆる角度を見通す!少しでも影を見せればそこが貴様の……)
ゴロゴロゴロ…
メガギラス「!?」
メガギラス「これは……!」
ピシャァァァァンッ
メガギラス「雷……!?」
ゴウゥゥッ
メガギラス「ぬぁっ……!?乱流……!?」
メガギラス「なんだこれは……雷雲……?いや積乱雲の仲間か……!?」
「まんまと誘いに乗ったな、超翔竜」
メガギラス「!! ラドン……!何処だ!!」
「日本は気流が少し特殊だな……この時期は台風が多い……意外とこういう雲みあるもんだ……」
「で、私とお前の最高速度なら短時間でもかなりの距離を移動することになる……だからここまで飛んできた。特別なステージを選ばせて貰ったぞ……!」
メガギラス「おのれ……」
ピシャァァァァンッ
メガギラス「ぬぅっ……!」
ラドン「ここなら……貴様の同胞達とやらも入ってはこれない……正真正銘、一対一だな」
メガギラス「!!」
ラドン「改めて……この地球の……この空を本当に制するものを決めようじゃないか」
331 :
>>1
[sage saga]:2016/04/10(日) 19:05:26.11 ID:Yhi5wSwQO
>>330
訂正
「日本は気流が少し特殊だな……この時期は台風が多い……意外とこういう雲みあるもんだ……」→×
「日本は気流が少し特殊だな……この時期は台風が多い……意外とこういう雲みたいなのがあるもんだ……」→○
です。誤字脱字多くてすいません。
332 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/11(月) 23:35:28.18 ID:fvquzY53O
正直こういうSSはもっと上手い人に書いて欲しかった、、、素材は良くても台無しの良い例
333 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/11(月) 23:42:05.28 ID:TbvWDLUgo
台無しってなんだよ。普通に楽しんでる人間もいるんだが
自分でもっと面白いの書けば?
334 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/11(月) 23:48:17.12 ID:PCzkd6WuO
どこが悪いかも書けないアホだから相手にするな
335 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/12(火) 00:19:18.59 ID:M2Yg/cshO
三点リーダーも使えない時点でお察し
336 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/12(火) 00:43:41.12 ID:Ig7L2mQPO
話題を変えよう
カマキラスは地球怪獣側なのにエビラはなんで宇宙怪獣側だったんだろう?
337 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/14(木) 00:17:43.38 ID:EtqBirGDO
メガギラス
攻撃★★
防御★★
タフネス★★★
特殊能力★★(高周波、尻尾の吸収)
スピード★★★★★
ラドン
攻撃★★
防御★★★
タフネス★★★★
特殊能力★
スピード★★★★
私見
338 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/14(木) 00:56:52.08 ID:mkzxTi0ho
糞ほどどうでもいい
339 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/14(木) 07:53:52.35 ID:Xtjt9ZX+O
いけるやん
http://shin-godzilla.jp/sp/
http://i.imgur.com/LJJdMtn.jpg
http://i.imgur.com/46dJ2nQ.jpg
340 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/14(木) 21:33:54.62 ID:/dhCTOTG0
やっぱデカイなそして咆哮はやっぱこうでないと。ギャレゴジはなんか違ったからな
341 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/17(日) 19:09:18.29 ID:jSC8f7Kp0
怖すぎ
342 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2016/04/18(月) 23:56:44.50 ID:Z6jkAKGZ0
a
343 :
>>1
[sage saga]:2016/04/22(金) 01:30:37.86 ID:xEbNZUM3O
メガギラス「……っ!」
ピシャァァァァァンッ
メガギラス「ぬぅ…!稲光が……っ」
メガギラス(こやつ……雷光で我が複眼の働きを下げ……その身を分厚い雲で身を隠し、更に暴風と雷鳴で音や空気の流れによって接近を感知されることを阻止する腹積もりか……!)
メガギラス「貴様の考え見切ったぞ! おのれ卑劣な手を!」
ラドン「卑劣だと……?部下の力を借りガメラのエネルギーまで使って私を仕留めようとしたような奴には言われたくないな。自然のフィールドを利用してるだけの私の方が余程正々堂々としている」
メガギラス「……!口の減らぬ奴め……!」
ラドン「それに……自然界では弱肉強食が全てだ。卑怯も卑劣もない。あるのは勝つか敗けるか、食うか喰われるか、生き残れるかが全ての筈だ」
メガギラス「……!」
ラドン「ここにあるのは自然だけだ。この空がどんな姿であろうと……制するのは私だ。ケリを着けてやろう」
メガギラス「……面白い」
344 :
>>1
[sage saga]:2016/04/22(金) 01:41:57.24 ID:xEbNZUM3O
メガギラス「……!」
メガギラス(奴の狙いはわかっている……この暴風と厚い雲の壁に身を隠し……奇襲で速攻、強力な一撃を加えて我を仕留めようというのが奴の算段だろう)
ゴオオオオオオオオオッッッ… ピシャァッ
ゴロゴロ…
メガギラス「……!」
メガギラス(雷雲の中を飛び続けているのなら……わざわざ負う必要もない……いや、寧ろ放っておけばこのまま自滅するか……?いや、否!)
メガギラス(奴はずっと雲の中にいるわけではない……いずれ飛び出してくる……間違いない!そう!)
メガギラス(我が“超翔”が解除された時、間違いなく奴が来る……!奴はそれを待っている……!!)
メガギラス「……っ」
ゴロゴロ… ピシャァピシャァァァァァンッ
メガギラス「……!」
ィィィィィン… ィィィィィン…
ィィィ…
メガギラス(貴様の動きは読んでいるぞ……来るなら来い!)
ギラッ ←尾の針
メガギラス(切り札はもう1つあるのだ……あるのだよ我には!)
メガギラス(例えこの超翔が解けても……奴が姿を見せた時、攻撃の時、我に一撃を加えるために奴は必ず突っ込んでくる……!)
ィィィィィン…
メガギラス(奴には接近戦しか出来ない……!)
ィィィ…
メガギラス(カウンターでこの尾針を頭部に突き刺し……今度こそ仕留めてやる!!)
メガギラス「最後に繁栄するのは……我が種族だ……!!」
345 :
>>1
[sage saga]:2016/04/22(金) 01:49:59.09 ID:xEbNZUM3O
ォォォォォ… ゴロゴロ…
ピシャァァァァァンッ
メガギラス「……」
ィィィィィン…ィィィィ…
ィィィ…
…
メガギラス(“超翔”が消える……そろそろか……)
メガギラス(……来い!!)
ゴロゴロ…
カッッッ ピシャァァァァァンッッ
ゴオオオオオオオオオッッ
メガギラス「……っ」
ゴオオオオオオオッ
キィィィィィン…
メガギラス「」ピクッ
ボフゥンッ
ラドン「……ッ!!」
メガギラス「!!」
ラドン「死ね」
“超音速衝撃粉砕嘴突撃”!!
ゴオオオッ
メガギラス「……ッ!」クルッ
ラドン「!!」
346 :
>>1
[sage saga]:2016/04/22(金) 02:01:09.60 ID:xEbNZUM3O
メガギラス「死角を狙ったつもりか!見切ったぞラドン!!」バッ
メガギラス(暴風の中、空を切る何かを感じた!天は我等に味方したぞ!!)
ギラリッ ←尾針
ラドン「!!」
メガギラス「その超・音速の嘴攻撃が貴様の切り札か!?」
メガギラス(マッハ3、3万tの質量弾のエネルギーを乗せた嘴体当たりで我を貫くつもりだったのか……だが!!)
メガギラス「見えてるぞラドン!勝ったのは我らがメガヌロンの一族だァ!!」
ラドン「……っ」ゴオオオオオオッ
“大羽ばたき”!
ゴゥンッ
メガギラス(!! 羽ばたいて軌道を変えた!?)
ゴォォォォォォッッ
メガギラス「だが……!」
ゴゥゥゥッ ←メガギラスの真上
メガギラス「……っ!カウンターを恐れたあまり、上へすっぽ抜けおったか!!」
ゴォォォォォォォ…
メガギラス「臆病風に吹かれて通りすぎてしまったか……無様な!」
メガギラス(このまま奴が戻ってくる前に再度“超翔”を発動して……)
ラドン「私が上を通ったときは気をつけろ」
メガギラス「──何…?」
347 :
>>1
[sage saga]:2016/04/22(金) 02:09:05.01 ID:xEbNZUM3O
ミ シ ィ ッ ッ
メガギラス「 ! ! ! ? ? 」
ラドン「私が上を通るときは…地表まで届く突風と……」
「ゴジラも倒れる衝撃波が来るぞ」
“超音速衝撃粉砕波”!!
ド ゴ ゴ ゴ ゴ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ッ ッ ッ
メガギラス「 ガ ハ ァ ッ ッ ! ! ? 」メキィッ
ゴォォォォォォ…
メガギラス「ヴッ…クソッ!堕ちてたまるものか……!!」
キュイイイイインッ
ピタァッ
メガギラス「ガフッ……しまった……避けたと油断して……効果範囲を見誤っt……」
ピシャァァァァァンッ
メガギラス「!? 稲光が……」
ゴォォッ
メガギラス「!!」
ラドン「──!」
“翼ラリアット”!!
ボグォォッッ
メガギラス「!!?」ゴフッ
348 :
>>1
[sage saga]:2016/04/22(金) 02:17:05.98 ID:xEbNZUM3O
積乱雲の外
ボフゥゥゥゥンッ…
キイイイイインッ…
メガギラス「──っ!!」メキメキッ…
ラドン「……っ!!」キィィィィィィィン…
メガギラス「があっ……おのれ……!」
メガギラス「嘗めるなぁ!!」
“大鋏払い”!!
バシィッ
ラドン「!」
メガギラス「この程度で……」
ゴォッッ
ラドン「“啄み攻撃”!!」
メガギラス「!!」
ドスッ ドスドスドスドスッッッ
メガギラス「がっ……ぐあああああっ!!?」
ラドン「“羽ばたき突風攻撃”!!」
ゴゥゥゥゥゥゥンッ
メガギラス「!!?」
グルングルングルン…
メガギラス(翼で巨大な突風を……!?きりもみ状態に……っ)
メガギラス「世界が回る……奴は……奴は何処に……」
“超音速衝撃粉砕波”!!
ベキィィィィッ
メガギラス「うがばっ!!?」
349 :
>>1
[sage saga]:2016/04/22(金) 02:24:34.02 ID:xEbNZUM3O
メガギラス「が……」
ラドン「ここまでやれば……」
ラドン「!!」
メガギラス「──……」
ィィィィィン…ィィィィィン…
メガギラス「嘗めるなよ……翼竜の最後の生き残りよ……!!」
ラドン「……!」
メガギラス「……認めてやろう……貴様の力は本物だと……だが我は翼竜をも越え空を往く超翔竜……!」
ィィィィィン…ィィィィィン…
メガギラス「貴様だ……貴様さえ死ねばもう天敵はおらぬのだ……おらんのだ……!!」
ラドン「……」
メガギラス「我が種族の繁栄と安寧のために……貴様だけは殺さねばならんのだ!!それが……!!」
メガギラス「多くの同胞の命を捧げる事によって生まれた……我が使命!!」
“超翔”!!
キュインッ
ラドン「!!」
ドガガッ
ラドン「──っ!!」
メガギラス「敗けられぬ……もう敗けられぬのだ……!!」
350 :
>>1
[sage saga]:2016/04/22(金) 02:31:33.41 ID:xEbNZUM3O
メガギラス「我が……我が勝たねば!!」キュインッ
ドゴォッ
メガギラス「未来は無いのだ……!」キュインッ
ドスッ
メガギラス「負けぬ……敗けられぬ……!!」キュインッ
ズガガッッ
メガギラス「我が……」キュインッ
ザシュッ
メガギラス「オレが……!」キュインッ
ザクッッ
ラドン「……ぐぅっ!」フラッ…
メガギラス「オレは……っ」
メガギラス「オレは……負けるわけには、いかねぇんだよォォ!!!!」
“超翔・竜尾針刺突”!!
メガギラス「──コイツでトドメだ!!滅びろ翼竜!!!!」
ゴォッッ
ラドン「──……」
351 :
>>1
[sage saga]:2016/04/22(金) 02:41:49.21 ID:xEbNZUM3O
『俺たちの知ったことか。勝手にしやがれ』
『そうだそうだ』
『お前が謝れ』
『いやお前が謝れ』
『皆で力を合わせて、地球をキングギドラの驚異から護ろう!!』
ラドン「……」ピクッ
“羽ばたき・急上昇”
ゴゥンッ
メガギラス「!!!?」スカッ
メガギラス「避けられた!?……上か!?」
“羽ばたき・突風攻撃(真下)”!!
ゴゥゥゥゥゥゥンッ
メガギラス「ぬぅっ!?」ビリビリィ…
ィィィィィン…
ィィィ…
メガギラス「ぐっ……!?しまった……超翔を使いすぎて……」
ゴォォォォォォォ…
“急降下・掴みかかり”!!
ズンッッッ ガシィィィッ
メガギラス「!!?」
メガギラス「背中を……羽根を掴まれたのか……!?」
ラドン「……」
メガギラス「おのれ……だが嘴は届かんぞ!このままオレをどう仕留めるつもりで……」
ガクンッ
メガギラス「!!!?」
352 :
>>1
[sage saga]:2016/04/22(金) 02:53:14.26 ID:xEbNZUM3O
メガギラス「これは……っ」
ゴォォォォォォォ…
メガギラス「自由落下……!?貴様……貴様なんのつもり……」
ラドン「……」
メガギラス「!! まさか……道連れにするつもりか……!?地表まで……共にこの高さからこの速度で落下して……!?」
ラドン「……」
メガギラス「クソッ……放せ!放せ翼竜め!!?」
ラドン「……確かに私は翼竜の最後の生き残りだ。先代は兎も角……同族は見たことはないな……」
ラドン「一匹だけの、種としても滅びを待つだけの生き物……怪獣では珍しい話ではないが……私もアンギラスもやがてはそうなる運命の生き物なのだろう……」
メガギラス「……?何を……」
ゴォォォォォォォ…
ラドン「種族の繁栄のための存在、貴様とは真逆だな。私達は一匹ぽっちだ」
ラドン「……だが……種族は違えど……一緒に馬鹿をやったり戦ったりした連中が私にはいてな……」
ゴォォォォォォォォ…
メガギラス(……っ!地面が……人間の街がどんどん近く……!!)
メガギラス「ぐっ貴様……貴様と道連れなど……オレは……っ!!」
ラドン「……だが気がつけば家族が……ジュニアがいた。わからんもんだな世の中……」
メガギラス「何の話をさっきから……!」
ラドン「思い出したのだ」
メガギラス「……!?」
353 :
>>1
[sage saga]:2016/04/22(金) 03:00:18.87 ID:xEbNZUM3O
ラドン「そういえば私は……地球を護るためにカッコ良く戦う怪獣で……家族のために命がけで戦うスペシャルな怪獣だったとな……」
メガギラス「……何を」
メガギラス「!! アレは……?」
ゴォォォォォォォォ ←高層ビル
メガギラス(人間の……!!)
メガギラス「クソッ!放せ!放せ!放せ!放せ!この速度……貴様だって只では済まん筈だ!!お前と共に道連れなど……」
ラドン「道連れなど飛んでもない。種族としては一匹ぽっちだが……私にはれっきとした家族もいれば仲間もいる」
メガギラス「なん……」
グンッ ←メガギラスを身体の下に向けている
メガギラス「!? コイツまさか……」
ラドン「私は生きて、行かねばならぬ場所も、帰らねばならぬ場所もあるのだ」
ラドン「悪いが、一匹で死んでくれ」
ゴォォォォォォォ…←真下の高層ビル
メガギラス「……!! 野郎……!」
354 :
>>1
[sage saga]:2016/04/22(金) 03:07:39.03 ID:xEbNZUM3O
メガギラス(オレを……クッション代わりに……っ)
ゴ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ …
メガギラス「 ! ! ? 」
“マッハ3・3万トン着地プレス”!!
ズ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ン ッ ッ
ベ キ ベ キ ベ キ ィ ッ ッ
メガギラス「──」ガフッ
ラドン「……っ」ミシミシミシィッ…
ドゴォォォン…ズズゥゥゥゥゥン…
メガギラス「─…」
バキャァァァッッ
ガラガラガラ… ガシャァァァァァァン……
パラパラパラ…
メガギラス「」
ガシャン…
ラドン「……」ボロッ…
355 :
>>1
[sage saga]:2016/04/22(金) 03:09:54.12 ID:xEbNZUM3O
ラドン「……っ!!」
バサァッ…
ラドン『キュオオオオオオオオオオオオオオオオオンッッッ!!!!』
ビリビリビリィ…
【ラドンvsメガギラス】
【メガギラス:衝撃粉砕】
【ラドン:勝利】
356 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/22(金) 11:36:40.18 ID:yzwJgHPv0
乙!
さすがは空の王者だ
357 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/22(金) 19:21:44.55 ID:8cZRTK850
乙!
待っててよかった
358 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/28(木) 16:06:04.82 ID:6G5ovx/Po
なんとなくこのメガギラスの声は青野武さんの声で再生される……何故だろうか
359 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2016/04/28(木) 17:31:01.04 ID:cr4a3vrSO
青野さん…
360 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/28(木) 17:31:36.04 ID:cr4a3vrSO
ごめん、上げてしまった
361 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/29(金) 17:45:54.76 ID:ZwnPTX0vo
乙
362 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/05/11(水) 23:47:12.00 ID:Pu0nPb2o0
待ってるぞ
363 :
>>1
[sage saga]:2016/05/12(木) 19:38:28.62 ID:WIHrJYQNO
ガララ…
メガギラス「」
ガシャン…
ラドン「……!」ゼェ…ハァ…
メガギラス「」
ラドン「……これで……気は済んだろう……私の……勝ちだな……!」
メガギラス「──…」ガフッ
ラドン「……!」
メガギラス「……っ」
メガギラス「……グフッ……お"……おのれ……やって……くれ…る……ゴブッ」ゴポッ
ラドン「……」
ラドン「呆れたな……ゼェ…まだ息があるのか貴様……」
メガギラス「ガハッ……ぐぅ……ハハッ……見くびるなよ……我を……ぐぅ……っ」
ピクッ
ラドン「……」
メガギラス「……っ 畜生……ハハッ……身体が動かねぇ……クソッ……俺の……俺『達』の……敗けか……くそぅ……」ガフッ
ラドン「……」
バサァッ…
ラドン「……」ブワァッ
メガギラス「……!」
メガギラス「……どう…した……?トドメは……ゴブッ……刺さんのか……?」
ラドン「……」
364 :
>>1
[sage saga]:2016/05/12(木) 19:46:09.94 ID:WIHrJYQNO
メガギラス「……」ガフッ
メガギラス「……まぁ……見ての通り……死に体だが……ゼェ…」
ラドン「……」
メガギラス「……残酷な話じゃねぇか……食物連鎖の外側を……種族の敵を排除するために俺は生まれたと言うに……ゴフッ」
ラドン「……」
メガギラス「……俺が敗けたら……もう俺の種族で『外側』に勝てる奴がいねぇじゃねぇか……ハハッ……!」
ラドン「……」
メガギラス「……クソッ……勝ちたかった……っ……お前に…お前にだけは……っ」
メガギラス「……ゴジラのエネルギーも……ガメラのエネルギーも使って……同胞の命も犠牲にして……種族の繁栄のため……そこまでやっても……届きやしねぇ……ガフッ……畜生……」
ラドン「……」
メガギラス「……スカした面しやがって……ハッ……気に食わねぇ野郎だぜ……全く……」
ラドン「……」
ラドン「……やはりよく喋る奴だ貴様は」
メガギラス「……」
ラドン「お前の鳴き声はキンキン響く。五月蝿くて敵わん」
メガギラス「……ハッ……ムカつく……野郎だぜ……何処までも……」
365 :
>>1
[sage saga]:2016/05/12(木) 19:52:37.60 ID:WIHrJYQNO
メガギラス「……ガフッ……クソッ……だが……敗けたのは……そうか……死ぬのは……俺か……」
メガギラス「……食物連鎖……自然の掟は結局は超えられなかったか…何が……超翔竜…っ」
ラドン「……」
メガギラス「……どうした……?トドメを刺せ……情けのつもりなら要らん……自然界の掟さ……俺を……我を食うなりなんなり……好きにしろ……」
ラドン「……」
ラドン「……チッ」
バサァッ…
メガギラス「……?」
ラドン「……」
ラドン「……ゴジラのエネルギーで育っただと?あんな奴の体液吸ってでかくなった生き物なんぞ喰う気も起きん。どんな病気を貰うかわからんからな」
メガギラス「……?貴様……」
ラドン「……悪いが急ぎなんだ。貴様らの事情なんか私は知らん。用事が出来て忙しいんだ」
メガギラス「……?用事……だと……」
ラドン「……」
366 :
>>1
[sage saga]:2016/05/12(木) 19:58:33.35 ID:WIHrJYQNO
ラドン「……貴様と戦って……不本意ながら思い出したことがあってな」
メガギラス「……?」ゴホッ
メガギラス「……なんだ……それは……?」
ラドン「……」
ラドン「……ザノンどもをこのまま叩き潰しに行く。ゴジラとガメラのサポートだけなどと……何を馬鹿なことをしていたんだ私は。私らしく無かった」
メガギラス「……?」
ラドン「私はすっかり丸くなりすぎていたようだ……私らしく無かった。そうだ。私はキングギドラだろうがメカゴジラだろうが関係ない……誰かに大切な戦いを任せるような腑抜けではなかったじゃないか」
メガギラス「……」
ラドン「このまま奴等の宇宙船に直接向かい……全員叩き潰す。ゴジラの奴も自分が敗けた相手を私が一匹で潰したとしれば悔しがるだろうな……ハッ!楽しみだ……!」
メガギラス「……!」
367 :
>>1
[sage saga]:2016/05/12(木) 20:08:54.60 ID:WIHrJYQNO
ラドン「そうだ……ガメラも驚くだろうな……そうなれば……なら尚更急がねば……」
メガギラス「……」
メガギラス「……待て」
ラドン「……?」
メガギラス「……ガフッ……クソッ……上手く息が出来ねぇ……ハァ…ゼェ…」
ラドン「……なんだ?まだ何かあるのか」
メガギラス「……っ」
メガギラス「……何故食物連鎖の外、枠を……捕食者を排除したい、と…ゴフッ…我らが考えるのか、わかるか……?」
ラドン「……?」
メガギラス「……怖いからさ」
ラドン「……」
メガギラス「……圧倒的、理不尽……絶対の死……わかるか……?恐怖を克服したいのさ……我々は……いや、枠組みを超えようとする生き物というのは……きっとそうさ」
メガギラス「わかるだろう……?俺の種族を見ろ……お前の仲間の雛が一匹でもいれば……そのままじゃ残さず食い尽くされちまう……それが俺達さ……ハハッ…」
ラドン「……」
メガギラス「外敵を……ゼェ……敵を排除したい理由なんて簡単さ……安心したいのさ……ゼェ……安心して……自分達の種を……」
メガギラス「……まぁ……俺は……ゴジラにも貴様にも……敗けちまったんだが……」ガフッ
ラドン「……」
メガギラス「……貴様は……」
メガギラス「……貴様は……何故ゴジラなどと一緒にいられる……?何故、奴の側にいられる……」
メガギラス「奴の……奴の力は……生物として完全に規格外だ……だからエネルギーの吸収先に我々は奴を選んだ……」
メガギラス「……ゴフッ……貴様は……貴様は奴が恐くないのか……?」
ラドン「……」
368 :
>>1
[sage saga]:2016/05/12(木) 20:33:21.12 ID:WIHrJYQNO
ラドン「……そんなもの決まってる」
メガギラス「……!」
ラドン「奴を恐ろしいなどと思ったことなど私は一度もない。それだけだ」
メガギラス「……」
ラドン「何故ならば、私の方がスゴい怪獣だからだ」
メガギラス「……?」
ラドン「空飛べるからな」フン
メガギラス「……!」
ラドン「人間よりマシで宇宙怪獣よりはムカつかない、それが私にとってのアイツだ」
メガギラス「……なんだ、そりゃあ……ハッ……!」
ラドン「……」
ラドン「……それでもまぁ、困ってたら手を貸してやらんでもないぐらいの関係か。私の場合翼だが」
ラドン「アンギラスより実は私の方が先だしな。アイツとバカをやったりしてたのは」
メガギラス「……」
ラドン「友情……違うな……信頼……ないな」ブツブツ
メガギラス「……」
ラドン「……アイツと私は……そう、腐れ縁だ」
メガギラス「……腐れ縁……」
メガギラス「ハッ……そうか……そういうもんか……フフッ……そうか……」
ラドン「……」
ラドン「……話はそれだけか」
メガギラス「……ああ……ガハッ……フッ……ああ……もういい……なんだか、馬鹿馬鹿しくなった……
食う気がないなら……さっさと行っちまえ……ハァ……」
ラドン「……」
バサァッ
ラドン「……」
369 :
>>1
[sage saga]:2016/05/12(木) 20:38:03.22 ID:WIHrJYQNO
ラドン「……じゃあな」
メガギラス「……ああ……ハハッ……行ってしまえ……」
ラドン「……」
メガギラス「……敗けるなよ」
ラドン「……何?」
メガギラス「貴様が敗けたら……俺が勝てなかった貴様が敗けたら……本当に我らの立つ瀬がなくなっちまうぜ……フフッ……」ゼェ…
ラドン「……」
ラドン「……貴様に捨て台詞を1つ残してやる」
メガギラス「……あ?」ガフッ…
ラドン「……『相手が悪かった』な」
メガギラス「……!」
メガギラス「……なんだそりゃ……同情のつもりか……?フフッ……本当に……」
メガギラス「本当に……ムカつ……く……」
メガギラス「──…」
メガギラス「」
ラドン「……」
ラドン「……じゃあな」
370 :
>>1
[sage saga]:2016/05/12(木) 20:50:29.80 ID:WIHrJYQNO
バサァッ…
ゴォ…
キィィィィィンッ
ブゥン…ブゥン…
ブゥン…ブゥン……
メガギラス「──……?」ピクッ
メガニューラの群れ
メガニューラ『……』
ブゥン…ブゥン…
メガギラス「……!……なんだ……?」
メガニューラ『……』ブゥン…ブゥン…
メガギラス「……成る程、そうか……そうだな……そうするべきだ……」
メガギラス「敗北した王を……役目を果たせなかった俺を……幼虫の餌にしに来たか……そうだ……そうすべきだ……」
メガギラス「……そうして……少しでもより強い王を……種族の……為……」
メガニューラ『……』
ドスドスドスッ
メガギラス「……っ!」
メガギラス「……?」
“尾針・エネルギー注入”
ドクン…ドクン…
メガギラス「……?貴様ら……」
メガニューラ『……』
371 :
>>1
[sage saga]:2016/05/12(木) 20:50:55.93 ID:WIHrJYQNO
メガニューラ『……』
『オウサマ』『オウサマ』『シナナイデ』『オウサマ』
メガギラス「……っ!」
ドクン…ドクン…
メガギラス「……馬鹿な……愚かな……我は敗北した王だぞ……」
ドクン…ドクン…
メガギラス「……」
メガニューラ『オウサマ、マケナイデ』
『オウサマ』『オウサマツヨイ』『オウサマ』『オウサママケナイ』
メガギラス「……」
メガギラス「……馬鹿どもが」
ラドン『奴を恐ろしいなどと思ったことなど一度もない。それだけだ』
ラドン『何故ならば、私の方がスゴい怪獣だからだ』
メガギラス「……!」
372 :
>>1
[sage saga]:2016/05/12(木) 20:58:23.82 ID:WIHrJYQNO
キィィィィィンッ
ラドン(……ザノンどもを仕留めるなら空中からの奇襲が一番だな)
ラドン(雲の上を通って高速で接近し衝撃波で奴等の戦艦を粉々にして残ったガメラ怪獣どもも粉砕してやる……奇襲で速攻だ……!)
ラドン「……ふんっ……ゴジラめ……お前が勝てなかった奴等を私がギッタンギッタンに……」
ボゥンッ ←雲の上
ラドン「……っ!?」
ギャオスの群れ
ギャオス『ギャオオオオオオス!!ギャオオオオオオス!!』
ラドン「……っ!!」
ラドン(こいつら……ギャオス!?まだこれだけの数がいたのか……!?)
373 :
>>1
[sage saga]:2016/05/12(木) 21:00:50.93 ID:WIHrJYQNO
ギャオス「……ん?」
ハイパーギャオス『……ナンダ?』
ラドン「……!」
ラドン(こいつら……不味いな……囲まれて……)
ハイパーギャオス『……ナンダコイツハ……?』
ラドン「……!」
宇宙ギャオス「待て、ひょっとしてコイツ……」
ラドン「!!」
宇宙ギャオス「……コイツも俺達の仲間じゃねぇカ?」
ラドン「……」
ラドン「……ソウダヨ、ボクギャオスダヨ(裏声)」
374 :
>>1
[sage saga]:2016/05/12(木) 21:06:11.66 ID:WIHrJYQNO
宇宙ギャオス「なーんダ!」ドッ
ギャオス「何?仲間か!」
ハイパーギャオス『ナンダヨビックリサセヤガッテ!』
宇宙ギャオス「新入りだナ!!」
ラドン(ギャオス?)「ウン!ミンナヨロシクネ!(裏声)」
「アッハッハッハッハッハッハッハ!!」
<ドッ
ラドン(ギャオス?)「ミンナ!ナカヨクシテネ!」
バサァッ
宇宙ギャオス「アッハッハッ!まぁわからないことがあったらなんでも俺二……」
ラドン「……」
ゴオッ
宇宙ギャオス「はエ?」
ゴォォォォッッ
ミシィッ
宇宙ギャオス「!!!?」
“超音速衝撃粉砕波”!!
ボゴォォォォッ
宇宙ギャオス「ごばぁっ!!??」ベキベキボキィッ
ギャオスの群れ「「「!!!?」」」
ラドン「……」
ラドン「…誰がギャオスだ貴様らぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!?」ブチブチブチィッ
ギャオスの群れ「「「!!!!??」」」
ギャオス「えぇぇぇぇっ!?何コイツ!!?」
375 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/05/12(木) 21:15:40.37 ID:tN/+4H9Uo
これは怒りでファイヤーになっていい
376 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/05/12(木) 21:27:38.03 ID:t+dcrzwxo
このラドンしょうもねえw
377 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/05/12(木) 23:43:01.25 ID:hxPNOoHTo
初代ラドンにおいて地底にいたメガヌロンは一匹残らずラドンの雛に食い尽くされて全滅してる
378 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/05/12(木) 23:57:46.48 ID:WPqmiG8f0
雛に食い尽くされてるっていうのがね
379 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/05/13(金) 02:56:36.80 ID:omTeVNuYO
毎回思うがシリアスなのかギャグなのかわかんねえw
380 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2016/05/22(日) 19:52:24.48 ID:hxoHjNTk0
あ
381 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/05/22(日) 20:38:57.97 ID:0+invVfn0
そういやムートーとメガギラスってどっちが強いんだろ
ムートーって日本ゴジラならサイズ的に負ける昭和以外なら全部楽勝な気がするのに対してメガギラスはそこそこ頑張ったし
382 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/05/22(日) 21:49:53.75 ID:zCUkGuZWo
メガギラスが尻の針ムートーに刺して電磁エネルギー吸って電磁砲撃ち込めばムートー♀でも倒せるんじゃないの
メガギラスはゴジラプレス食らっても割と余裕だったがムートーは耐久力が高いイメージあまりない
383 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/05/24(火) 22:41:42.66 ID:SM6AIlWY0
ムートーって設定上はゴジラの天敵みたいな扱いだけど強さ的にはカマキラスくらいな気がする
384 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/05/25(水) 00:17:17.73 ID:hfDBAlaKO
今更だけどオルガがもし生き残ってたらスーパーメカゴジラやMOGERAって到着した瞬間ハッキングで瞬殺されてたかもしれないんだよな……ありがとうデストロイア
385 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/05/26(木) 03:28:36.34 ID:47yqDCDY0
体のサイズから考えると結構デカいから肉弾戦ならそこそこ強いとは思うけどなムートー
だけど日本産の怪獣達と比べていまいち強い気がしないのは、対応する人間の軍隊がリアル路線でショボいからだろうか
米軍じゃなくてGフォースとかだったら人間だけでなんとか出来てしまう気がするよムートー夫婦
386 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/05/26(木) 10:30:01.50 ID:8PAoPUg9o
常々思うが東宝自衛隊でどうにかできない東宝怪獣のほうが異常
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