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ゴジラジュニア「父さんとガメラさんってどっちの方が強いの?」(Part.2)
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231 :
>>1
[sage saga]:2016/03/02(水) 22:25:00.72 ID:GqBrhfXFo
デスギドラ「──っ!」ニヤリ
キングシーサー「ぬおおおおおおおっ!!」
ギリギリギリギリ…
アンギラス「んがぁぁぁぁぁっ!!!!」
ベキベキベキ…
ボキンッ バキボキィッ
デスギドラ「」
ダラン…
キングシーサー「!!」
アンギラス「!!!!」
デスギドラ「」
ドサァァァ…
キングシーサー「……!」
アンギラス「……!!」
232 :
>>1
[sage saga]:2016/03/02(水) 22:34:42.64 ID:GqBrhfXFo
キングシーサー「……」ゼェ…ハァ…
アンギラス「……」ゼェ…ゼェ…
デスギドラ「」
キングシーサー「……死んだ?」
アンギラス「……多分。首全部折られて生きてるわけは……無いと思う」
キングシーサー「……」
アンギラス「……」
キングシーサー「……や」
キングシーサー「やったぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!私達だけでコイツ倒したよぉぉぉぉ!!」
アンギラス「……っ!!」
アンギラス「……うん!!うんっ!!」
キングシーサー「スゴい!スゴいねー私達!!大活躍さー!!大金星だよー!!」
アンギラス「うん……!うん!!」コクコクッ
キングシーサー「よーし、これで後はガメラくんとゴジラくんの所に向かうだけ……」
デスギドラ「やってくれたなおまえら──」
キングシーサー「!?」
アンギラス「えっ……?」
233 :
>>1
[sage saga]:2016/03/02(水) 22:38:15.65 ID:GqBrhfXFo
デスギドラ「あぁ……くそっ……おれとしたことが……」
ゴキゴキゴキッ…
キングシーサー「なっ……」
アンギラス「なんで……!?」
デスギドラ「……」
“火龍重撃波”!!
ボゥゥゥゥゥゥンッ
キングシーサー「!!」
ボボォォォッ
キングシーサー「あっちゃあああああっ!!?頭!頭に火ついた!!?熱い熱い熱い熱い!!?」
アンギラス「シーサー!!?」
キングシーサー「アフロになっちゃう!!具志堅用高になっちゃう!!? 」 ジタバタ
デスギドラ「クックックッ……おれが普通の怪獣ならおれを殺せてたかもしれんが……残念だったな」
アンギラス「コイツ……一体……!?」
234 :
>>1
[sage saga]:2016/03/02(水) 22:47:16.58 ID:GqBrhfXFo
デスギドラ「……まぁ、良い具合に絶望してくれそうだから教えてやろう……クックックッ……エントロピーの法則……というものを知っているか?」
キングシーサー「あっつ!あっついホント熱い……あ……火消えた」
アンギラス「シーサー頭大丈夫!?」
キングシーサー「うん……大丈夫?アフロになってない?」
アンギラス「大丈夫大丈夫、ちょっと焦げてるだけだよ」
キングシーサー「そう?良かったさー」
アンギラス「……あ、ごめん。もっかい言って。なに?」
デスギドラ「……」
デスギドラ「……クックックッ……貴様らはエントロピーの法則……というものを知ってるか?」
アンギラス「は?何それ?」
キングシーサー「知るわけないさー」
アンギラス「寧ろ逆に何?知ってると思ったの?僕ら見てよくそう思ったね」
デスギドラ「……」
キングシーサー「どっかの特産品?不味そうな名前さぁー。シークァーサーとかサーターアンダギーの方が名前のセンスは勝ってるねー」
デスギドラ「……」
アンギラス「横文字使えば頭良くなると思ったら大間違いだぞバカヤロー!!」
キングシーサー「専門用語素人に使うのはただのカッコつけたがりだよコノヤロー!!」
デスギドラ「……」
キングシーサー「……でもちょっとわかるよー。そういうのに憧れる時期って誰しもあるよねー。私も名前に少しカッコつけてキングとか付けちゃったさー」
アンギラス「あ、ホントだ。沖縄の怪獣なのにね」
キングシーサー「ねー。うふふふふ」
“火龍重撃波”
ボボボボボボボォッ
アンギラス&キングシーサー「「ぎゃあああああああっ!!!?」」
235 :
>>1
[sage saga]:2016/03/02(水) 23:01:17.11 ID:GqBrhfXFo
デスギドラ「……おまえら馬鹿にもわかるように説明してやるとな……」
デスギドラ「俺はこの宇宙のあらゆるものの反動……つまり“死なない”存在なのさ」
キングシーサー「!?」
アンギラス「!!?」
デスギドラ「……クックックッ……どうだ?驚いたか?」
デスギドラ「つまりおまえらは最初からどう足掻いても勝てない奴を相手にしていたのさ。普通の奴なら死ぬような攻撃も……実際のところおれには無意味……残念だったな」
キングシーサー「……そんな……!」
アンギラス「……っ!」
アンギラス「ギドラの身内にはほんとにろくな奴がいないんだな……クソッ!」
デスギドラ「……?ああ、この姿で勘違いしたのか……おれは厳密にはギドラどもの一族ではない」
アンギラス「……?」
デスギドラ「この身体は昔戦ったギドラ族をコピーして作ったのさ。肉体がある方が都合が良いし……何よりこれほど強い身体は宇宙中でも希だからな」
アンギラス「……!どっちにしろろくな奴じゃないじゃないか!」
キングシーサー「ギドラでもない奴がわざわざ地球に来て暴れるって意味わかんないよー!帰れ!!」
アンギラス「そうだ!かーえーれー!」
「かーえーれ!」
「かーえーれ!」
「かーえーれ!」
「かーえーれ!」
デスギドラ「……」
デスギドラ「……ついでに教えておいてやろう。おれはこう見えてベジタリアンなのさ」
アンギラス「は?」
キングシーサー「嘘でしょ?完全に見かけ肉食じゃん」
デスギドラ「嘘じゃない。植物エネルギーが俺のエネルギーになるのさ。だから地球に来た。この惑星の植物エネルギーを全て喰らい尽くす為にな」
アンギラス「!!」
キングシーサー「!!」
236 :
>>1
[sage saga]:2016/03/02(水) 23:05:26.34 ID:GqBrhfXFo
キングシーサー「この星のって……つまり沖縄の自然も喰い尽くすつもりって事さー!?」
デスギドラ「? 何処だって喰い尽くすさ。全ての植物はおれの餌だ」
アンギラス「こいつ……!」
キングシーサー「そんなことさせないよぉ!!」
デスギドラ「させないだと?おれを殺せないことはもうわかっただろ?」
アンギラス「……!」
キングシーサー「……」
デスギドラ「クックックッ……茶番は終わりだ。良い暇潰しになったぜ。後は適当になぶり殺して……終わりにしてやるよ!!」
バサァッ…
アンギラス「……!」
アンギラス(死なないだって……?どうしたら……どうしたら……!)
デスギドラ「さっきのようにはいかんぞ……このまま飛んで空中から、おまえらの間合いに入らんように……」
???「地球の植物を喰い尽くすだって……聞き捨てならないわね……」
デスギドラ「?」
237 :
>>1
[sage saga]:2016/03/02(水) 23:12:21.78 ID:GqBrhfXFo
“槍蔓”!!
ボコォッ ←地面
シュルルルッ
デスギドラ「!!?」
デスギドラ(地底から何か飛び出して……)
ドスッ ドシュドシュドシュッッッ
デスギドラ「ぐあっ……これは……触手……!!?」
アンギラス「!?」
キングシーサー「何!?なにこれ!?」
???「ゴジラの皮膚や骨も貫く蔦の槍さ……アンタの皮膚を貫くのだってわけはないよ!!」
デスギドラ「……!?何者だ!?」
アンギラス「! 光の粒子が集まって……」
キュィィィィィィ…
カッ
植物怪獣 ビオランテ「……!植物怪獣代表……ビオランテ見参!!」
ドドン!
アンギラス「ばっ……barのママァァァァッ!!?」
キングシーサー「……えっと……誰?」
238 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage ]:2016/03/02(水) 23:16:28.16 ID:XmPdWzSZo
ビオランテキター!
239 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/03/02(水) 23:17:04.43 ID:eSP6R5H+o
ビオランテ大好き
240 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/03/02(水) 23:38:05.79 ID:s/Drl2eao
沢口靖子!
241 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/03/03(木) 00:39:36.54 ID:Yr8SNwIpO
前半の巨大バラか後半のゴジラ風のどっちだろう・・・
242 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/03/03(木) 02:19:09.27 ID:7iN+MTUBo
多分後半
243 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/03/03(木) 03:07:56.79 ID:6uEND4MpO
なんかデスギドラが親切な奴みたいになってる気がしてきた
244 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/03/03(木) 07:29:05.03 ID:QMcqeZdyo
乙ー
ビオランテがついにきた!
245 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/03/03(木) 21:47:15.20 ID:Cro2zj/o0
ゴジラの細胞使う奴有能すぎな。
246 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/03/03(木) 23:00:11.42 ID:90zilgaE0
ビオランテ超久しぶりww
247 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/03/05(土) 17:03:03.19 ID:DQF5mprA0
乙
ライスさんじゃねーかw
248 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2016/03/05(土) 17:42:34.51 ID:z+GTmynG0
乙
249 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/03/05(土) 23:49:52.70 ID:OHnYNq9SO
白神エリカの意識は、ビオランテにないのか
250 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/03/05(土) 23:50:39.07 ID:OHnYNq9SO
わしがどうのというやつは、キングギドラかカイザーギドラか
251 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/03/06(日) 04:53:40.27 ID:pJ7Umib8O
まだ出てきてない強力な怪獣で宇宙人側に味方しそうな怪獣だからモンスターXからのカイザーギドラが妥当かね
このss内での強さ設定は≫1次第だから何とも言えないけど
≫1が考えてるこのss内の強さ設定のランキングとかあれば見てみたいぜ
252 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/03/06(日) 18:52:44.00 ID:eIgN2TyFo
子供の頃雑誌のカラーページで見たヘドラが憧れ(恐れ)の怪獣なんだけど
強さ的にはどの程度なんだろう
253 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/03/06(日) 19:34:04.77 ID:mJyvP9MAO
全く使われてる記憶のないSSwikiとかが必要になる流れかしら?
254 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/03/06(日) 22:59:07.87 ID:P9eBPZHp0
>>251
そいつらかバガンだろうね。あれも宇宙人が使ってたし
255 :
>>1
[sage saga]:2016/03/09(水) 08:10:38.35 ID:Neqnfn/uO
デスギドラ「がはっ……ビオランテ……植物怪獣だと……!?」
ビオランテ(植獣形態)「……っ!」ググッ…
ビオランテ(コイツ……恐らくレベルが違う……規格外!やはりこっちに来て正解だった……!)
デスギドラ「植物……そうか……ハッハッ……この星の……餌の方からわざわざおれの方に来てくれるとはな……!」ギシッ…
アンギラス「ママさん!何故ここに!?怪獣島は……!?」
キングシーサー「ねぇアンギラスくん、あの怪獣味方なの?」
ビオランテ「……!アナタ達!話はジェットジャガーから聞いてる!助けに来たけど……」
デスギドラ「……ぬぅ!」
“体内のマグマエネルギーを体表から放出する……”
デスギドラ「かっ!!」
“天怒爆突”!!
カッッッ
ボボォォォォォンッ
バラバラ…
ビオランテ(!! 蔓を……!)
デスギドラ「丁度良い……こちらもかなり消耗していたところだ……お前の生命エネルギーを吸い尽くして……回復させてもらう!!」
バサァッ…
デスギドラ「きさまの命……おれが貰うぞ!!」
“力場形成”!!
ビオランテ「……!私だけじゃコイツは倒せない!ってか殺られる!ごめんちょっと助けて!!」
アンギラス&キングシーサー「「えぇぇぇぇっ!?」」ガーンッ
256 :
>>1
[sage saga]:2016/03/09(水) 08:19:33.24 ID:Neqnfn/uO
デスギドラ「この黒雲状の力場は周辺の植物のエネルギーを吸収して……」
ビオランテ「“それ”出すのに気を取られてるんじゃないの!?」
“槍蔓”!!
ドドドドッ ドシュドシュドシュッッッ
デスギドラ「──っ!」
アンギラス「シーサー!」
キングシーサー「ええい!兎に角いくよー!!」
アンギラス「とうっ!!」バッ
“フライングシーサーアンギラスボールシュート”!!
ドゴォッッッ
デスギドラ「!!」ギギッ…
ギュルルルルルルッ
バギィッ
デスギドラ「ごっ──」
ビオランテ(!! 引きずり落とす!!)
グンッ
デスギドラ「!!」
ドゴォォォォォンッ
デスギドラ「ぐぁっ……!」
ビオランテ「よしっ!」
257 :
>>1
[sage saga]:2016/03/09(水) 08:28:26.13 ID:Neqnfn/uO
ビオランテ「粒子状態で何があったかは把握してるよ……!」
“牙蔓”
ボゴォッ ボゴォォッ
デスギドラ「……!牙のついた触手だと!?」
ジュルルルルルルッ ガブガブッ
デスギドラ「ぬぅっ……!」ギギッ…
ビオランテ「こう見えて、元学者の娘だからね!あんたのヤバさはよく理解させて貰ったよ!でも……」
“槍蔓”!!
ドゴォドゴォッッッ
ドジュッ ←後ろ脚
デスギドラ「ぐぁっ……!?」
ドジュッ ←腹部
デスギドラ「……っ!」
ドシュドシュッ ←羽の付け根
ドズッッ ←胸部
デスギドラ「──っ!!正確に間接部や防御力の低いところを……!」
ビオランテ「お前は死なないだけさ!ダメージは与えられるし餌を必要とするということは戦闘や大きなエネルギーの消費には外部からエネルギーを摂取する必要がある筈よ……!」
デスギドラ「!!」
シュルルルルッ ビシィッ ← 首
デスギドラ「ぐぅ……!?」ギシィ…
ビオランテ「そしてこうして首を固定すれば熱線や炎で私を狙えない……はず!」
デスギドラ「!!」
デスギドラ(こいつ……!!)
ビオランテ「例え倒せなくても……あんたはここで釘付けにする!!」
258 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/03/09(水) 22:07:17.34 ID:4whVevto0
乙ー
流石科学者の娘だけあって、インテリな戦い方するねビオランテママ
もううろ覚えだけどVSシリーズのメカゴジラでもゴジラの弱点が脚の付け根にあって、そこを攻撃してた気がするんだけどその後の作品ではそんな描写なくなったなぁ
一作だけの設定だったんだろうか?
259 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/03/09(水) 22:14:40.89 ID:2FV8opoL0
第二の脳だね
恐竜にもあるってこの前のパシフィックリムで言ってた
260 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/03/10(木) 00:40:18.71 ID:rQCYOB4Qo
次作も次々作も対ゴジラの余裕なかったからじゃないかな
スペゴジやデストロイアにメルトダウンで第二の脳どころじゃないさ
261 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/03/10(木) 12:29:56.80 ID:tG0pzbigO
スパイラルグレネードミサイルがGクラッシャーの改良版で元々は第二の脳を抉るために作られたもの
262 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/03/10(木) 23:17:34.18 ID:3YhMzyjW0
>>261
ランドモゲラーで足元くりぬいて沈めて動けなくしたところに打ち込む予定だったんだっけ
263 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/03/17(木) 23:00:41.04 ID:zWaKK1v90
お疲れサマンサ
264 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/03/19(土) 18:36:14.43 ID:m6/N1yASO
サコミズ隊長「CREW GUYSしゅつどうだ!」
ウルトラマンの組織が援護に殴り込み・・・・
265 :
>>1
[sage saga]:2016/03/20(日) 14:10:34.64 ID:eV0BgjjHO
デスギドラ「……!」
デスギドラ(こいつ……!)
デスギドラ「なるほど……狙いは悪くない……寧ろおれ相手には正解と言って良い手ではある……だがな」ググッ…
ビオランテ「──っ!」
ズズズ…
“黒雲・植物エネルギー吸収”
ビオランテ「!!」
バチバチィ…
ドクンッ
ビオランテ「──ぐぁっ……」
ズズズズズ…
ビオランテ(エネルギーが……吸われる……!)
デスギドラ「相性が良くない……良くなさすぎるな……何故自分からわざわざおれの所に出張って来たのか……」
ビオランテ「──!」
デスギドラ「なんの意図があってかは知らんが……ここからでも感じるほどのお前の中の異常なまでの生命エネルギー……全ておれがいただいて……」
ビオランテ「──……!今だよ!!」
デスギドラ「!?」
266 :
>>1
[sage saga]:2016/03/20(日) 14:17:28.17 ID:eV0BgjjHO
“暴龍怪球烈弾(アンギラスボール)”!!
ドゴォッ
デスギドラ「ぐぁっ!?」ズンッ
ギュルルルルルッ
デスギドラ(──!しまった……動けん……っ)
アンギラス「……!リバウンド行くよ!」
バッ
キングシーサー「任せるさーー!!」
“6万トンのトゲ付き質量弾になってるアンギラスボールを!!”
“それを蹴り飛ばせるキングシーサーの脚力で加速させる合体技!!”
キングシーサー「せー……の!!」
“フライングシーサー・アンギラスボールシュート”!!
ド ゴ ォ ッ ッ ッ
ゴォッッッ
デスギドラ「ぐっ……!!」
ボゴォォッッ
デスギドラ「……っっ!!」メキィッ
ズズズ…
シュウウウウ…
ビオランテ(黒雲が消えていく……!)
ビオランテ「……そうだ!出来るだけ、ここでダメージを上乗せし続けるのよ!!」
ビオランテ「短期決戦……ここで決めるんだ!!」
267 :
>>1
[sage saga]:2016/03/20(日) 14:22:57.12 ID:eV0BgjjHO
アンギラス「リバウンド!」
ギュルルルルルッ
キングシーサー「もう……いっちょ!!」
ドゴォッッッ
デスギドラ(ぐっ……脱出を……“天怒爆とt……)
ボグォッッッ
デスギドラ「ぐあっ……!?」メキィッ
ビオランテ「お前の防御力を下げてやる……!!」
“牙蔦・強酸攻撃”!!
ブシュュュッ
ジュゥゥゥゥゥッ…
デスギドラ「……っ!!これは……酸……!?」
ビオランテ「“放射能樹液”!!」
ブシャアアアアアアアッッッ
デスギドラ「!!」
ジュゥゥゥゥゥゥゥゥ……
デスギドラ「──チィっ!!」
“アンギラスボール・シュート”!!
ドゴォッッッ
ス ゙ ン ッ ッ
デスギドラ「!!?」ベキィッ
デスギドラ「──っ!!」
ボココ…
ビオランテ「!!?」
デスギドラ「が……があああああああああああああっっっ!!!!」
268 :
>>1
[sage saga]:2016/03/20(日) 14:29:21.67 ID:eV0BgjjHO
“地割れを引き起こし地中からマグマを噴出させる”
デスギドラ「があああああああああああああっっっ!!!!」
“剛烈駆雷震”!!
ボコォ…
ボボボボボボボボォォォッ
ビオランテ「……!!」
ビオランテ(なにっ……!?)
ボ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ン ッ ッ ッ
ビオランテ(地面の下から……マグマの柱……!?)
ボボボボォォォンッ
ビオランテ「……っ!!!ぐあああああああっ!!!?」
ゴォォォォォッッ
キングシーサー「!!」
アンギラス「ま……ママさん!!?」
デスギドラ「なめ……るなよ地球怪獣ごとき、がぁぁぁぁぁっ!!!!」
ビオランテ(……!!身体が……マグマに呑まれて燃えていく……!!)
デスギドラ「“天怒爆突”!!」
ボボボボボォォォンッ ←蔦
デスギドラ「ゼェ……ゼェ……おれを……甘く見すぎなんだよ……ハァ……ははっ……!!」
デスギドラ「モスラにやられた時とは……もう違うのさ!!ゼェ……ハァ……ははっ……なぁオイ!!」
269 :
>>1
[sage saga]:2016/03/20(日) 14:40:13.18 ID:eV0BgjjHO
ビオランテ「……っ!!」ゴォォォ…
ビオランテ(モスラに敗けた……?つまり……コイツにもやはり……攻略法が……!?)
ビオランテ(だけど……畜生……!)
ボォォォォォ…
アンギラス「ママさん!!」
デスギドラ「“ 炎龍旋風撃波”!!」
ドゴゴゴゴゴォォォンッ
アンギラス「うっ!!?」
キングシーサー「うあっ!?」
ドシャァッ
アンギラス「くっそ……ママさんをよくも……」
キングシーサー「」フラッ…
ズズゥゥゥゥン…
アンギラス「……!?」
アンギラス「えっ……シーサー!?」
キングシーサー「……っ!!」フラッ…
デスギドラ「ゼェ…ハァ……クソ!エネルギーを奪うつもりが……うっかり殺しちまったぜ……!!」
デスギドラ「……!!だが……ははっ!そこの金髪怪獣もくたばったようだな……」ゼェ…ゼェ…
デスギドラ「なるほどな……そういうことか……餌になる自分をあえて出す事でおれを惹き付け……コイツらでダメージを上乗せして戦闘不能に持ち込む……ははっ……頭が良いじゃねぇか……無駄だったが……」
アンギラス「……!」
デスギドラ「単純にしばらく戦闘不能になるほど消耗させるダメージを与えるか、モスラのようにおれを封印するしかおれに対処する術はねぇもんな……ははっ」
キングシーサー「」ピクッ…
デスギドラ「ガメラのあのプラズマ砲……そこの倒れてる金髪怪獣の光線反射……散々ぶちこんでくれたお前らの質量弾……触手と酸……おれ一匹に随分な量の攻撃してくれたな……正直かなり効いたぜ……並の怪獣ならとっくに死んでたかもな……だが……」
キングシーサー「……ねぇ、アンギラスくん……」ボソッ
アンギラス「!? シーサー……?」
270 :
>>1
[sage saga]:2016/03/20(日) 14:46:21.92 ID:eV0BgjjHO
デスギドラ「おれの勝ちだ……ゼェ……おれはこのまま何処か植物の豊富な所へ飛んで……エネルギーを回復させて貰うぜ……」
アンギラス「……そんなこと!!」
デスギドラ「……ああ、そうだ……おまえには散々生意気な事をされたな……」
ゴォォォ…
アンギラス「!!」
デスギドラ「おれの光線を反射できる相方はくたばってるみたいだな……ははっ!ざまぁねぇ……おまえも……」
アンギラス「……っ!!」
デスギドラ「ここで死ね!!」
“3つの首から回転・加速させたマグマエネルギーの光線を放つ!!”
“ 三重渦撃砲”!!
ボゴォォォォォォォォッッッ
アンギラス「──!!」
デスギドラ「燃え尽きて……そのまま
死n……」
キングシーサー「……じゃあ、約束……あとお願いね……」
バッッ!
キングシーサー「んんっ……!!」ガバッ
デスギドラ「!!? こいつ……まだ……動けて……!?」
271 :
>>1
[sage saga]:2016/03/20(日) 14:52:08.23 ID:eV0BgjjHO
キングシーサー「……っっっ!!」
ギュォォォォ…
“右目から吸収した光線を”!!
デスギドラ「──!!」
“左目から増幅して反射する”!!
キングシーサー「最後の……」
“プリズム眼”!!
カ ッ ッ ッ
デスギドラ(しまっ……)
ハ ゙ シ ゙ ュ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ッ ッ ッ
デスギドラ「ぐ……おおおお お お お お お お お お っ っ っ ! ! ! ! ? ? 」
ドゴォォォ…ンッッ…
デスギドラ「……っっ……!!」フラッ
デスギドラ「……ぐぁっ……野郎……っ」
ギュルルルルルッ
デスギドラ「!!!?」
272 :
>>1
[sage saga]:2016/03/20(日) 14:54:56.12 ID:eV0BgjjHO
アンギラス「……!!」
“暴龍怪球烈弾……”
デスギドラ(……!!)
デスギドラ(回避……いや……迎撃を……っ!!)
“槍蔦”!!
ドシュドシュドシュッッ
デスギドラ「!!? なにっ……!?」
ビオランテ「──……!」ボォォォォ…
ビオランテ「ゴジラの生命力……嘗めるんじゃないよ……っ!!」
デスギドラ「こいつ……まだ……」
キングシーサー「……んんっ!!!!」ダンッ
デスギドラ「!!!?」
273 :
>>1
[sage saga]:2016/03/20(日) 15:00:14.59 ID:eV0BgjjHO
“6万トンのアンギラスを蹴り飛ばす脚力の蹴りを!!”
“アンギラスボールに合わせて相手に叩き込む……”
キングシーサー「……ああああああああああっ!!!!」
“零距離!!直接フライングシーサー・アンギラスボールシュート”!!!!
デスギドラ(……!!トゲの奴に重ねて蹴りを叩き込む気k…)
ズ ン ッ ッ
デスギドラ「」メキメキィッッッ
キングシーサー「あああああああああっ!!!!」
メキメキメキィッ…
デスギドラ「ごっ──」ベキベキッ…
キングシーサー「あああああああああああああああああっっっ!!!!」
ド ゴ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ン ッ ッ ッ ッ
デスギドラ「──……」
ガシャァァァァァン… ガラガラガラ…
デスギドラ「──…」
274 :
>>1
[sage saga]:2016/03/20(日) 15:05:25.82 ID:eV0BgjjHO
ガラガラ…
デスギドラ「──…」グラッ
デスギドラ「──…ォォ…ォォォォ……!!」
ググッ…
ビオランテ(……!くそ……まだ……これでもまだ動け……)
ビオランテ(私の身体も……もう……!) ボォォォォォ…
キングシーサー「アンギラスくん!約束、お願いね!!」
アンギラス「……!」コクッ
ビオランテ「!?」
デスギドラ「おれは……不死の存在……エントロピーの法則……増大によって産まれた……負の存在……」
デスギドラ「おれを……おれを倒すことなど……」
ガシィッ
デスギドラ「……っ!?」
キングシーサー「ぬぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!」
ボコォォォッ
デスギドラ「……っ!?地面に穴が……!?」
ビオランテ(キングシーサー……!?何を……)
275 :
>>1
[sage saga]:2016/03/20(日) 15:11:20.65 ID:eV0BgjjHO
ガラガラ…ガシャァァァァン…
デスギドラ(落ちる……!くそっ……飛べん!エネルギー……ダメージが……それに……こいつが組み付いて……!?)
キングシーサー「んぅぅぅぅっ!!」
デスギドラ「ぐっ……穴に落ちる……巻き込まれる……!?」
デスギドラ「てめぇ……一体何を……!?」
キングシーサー「……!!」
アンギラス「……っ!!」
キングシーサー『……実は私、ほんとはあんまり長時間戦うの向いてないサー』
アンギラス『……?シーサー……?』
キングシーサー『普段は沖縄の綺麗な自然と大地に眠ってるからねー……ほんとはそろそろ眠りたいよー』
アンギラス『シーサー……?急にどうしたの……?』
キングシーサー『ねぇアンギラスくん、1つ考えがあるんだけど……』
ガラガラガラガラ ←岩が巻き戻しのように地面に戻っていく
デスギドラ「……っ!?埋る……きさま……なんの……なんの真似だこれは……!!」
キングシーサー「……っ!!」
キングシーサー「ホントは沖縄の大地で眠りたかったけど……私ももう実は限界だからね……!!仕方ないから我慢して、お前を巻き込んで……ここでもう眠りにつくことにしたよー!!」
デスギドラ「!!!?」
デスギドラ「なっ……なんだと……!!?」
276 :
>>1
[sage saga]:2016/03/20(日) 15:15:51.82 ID:eV0BgjjHO
デスギドラ(これは……封印の一種なのか……!?自分の封印におれを巻き込むつもりか……こいつ……!!)
デスギドラ「ふざけた真似を……離せ……離せぇぇぇぇっ!!」
ガラガラガラガラ…
デスギドラ(岩や地面が勝手に……くそっ……エネルギーが……っ)
キングシーサー「絶対離さないよーー!!腐ってないけど腐っても沖縄の守り神、甘く見られると困るさーー!!」
アンギラス「……っ シーサー!!」
ビオランテ(……!あの子……アイツを道連れに……!!)
キングシーサー「……っ!!」
キングシーサー「アンギラスくん!いっぱい蹴ってゴメンね!!ラドンくんと一緒に、ガメラくんと、ウチの大将のこと、よろしくねーーー!!」
アンギラス「……っ!!」
277 :
>>1
[sage saga]:2016/03/20(日) 15:20:44.88 ID:eV0BgjjHO
ガラガラガラガラ…
デスギドラ「……っ!!」
デスギドラ「はっはっ……!」
キングシーサー「──!」
デスギドラ「おれを……封印すれば……じぶんたちの勝ちだと……思ってるようだが……」
ズズゥゥゥゥン…ガラガラガラガラ…
デスギドラ「消耗してるのは……おまえも同じ……だ……おれとおまえの力の差は……よくわかったよな……?」
キングシーサー「……」
デスギドラ「おまえの封印など……すぐに破壊して……おれはまた大暴れしてやる……!!この星でな!!
そうなったら……おまえの護ってる土地も場所も自然も……全て喰らい尽くして……やる……!!」
ガラガラガラガラ…
キングシーサー「……」
キングシーサー「そんなこと……やれるもんならやってみればいいさー……!!」
デスギドラ「……!!」
キングシーサー「お前が私の封印を破る頃には……ウチのボスが……怪獣王が全部全部ぜーんぶ片付けて!!お前なんかボッコボコにして、宇宙の彼方に吹っ飛ばしちゃうんだからね!!」
デスギドラ「……っ!!」
278 :
>>1
[sage saga]:2016/03/20(日) 15:29:54.11 ID:eV0BgjjHO
アンギラス「……!!」
キングシーサー「アンギラスくん!ありがとね!!楽しかったさー!!」
キングシーサー「ガメラくんのこと、よろしくね!!すぐボロボロになっちゃうから、心配さー!!……あ、あと!!ゴジラくんに……」
バチバチィッ
ゴォッ…ガラガラガラガラ…!!
キングシーサー「初めて一緒に戦った時、さりげなく盾にしてゴメンって言っといt──」
カッッッ
キングシーサー「あっまだ喋ってる途中……」
“自分封印”!!
デスギドラ「──……! 」
デスギドラ「くそっ……」
ズズゥゥゥゥゥゥゥン…
アンギラス「……!」
アンギラス「……」
アンギラス「……シーサー……っ」
【アンギラス・キングシーサー・ビオランテvsデスギドラ】
【アンギラス:生存】
【キングシーサー:封印・リタイア】
【ビオランテ:敗北・大部分を焼失・戦闘不能】
【デスギドラ:封印】
【アンギラス・キングシーサー・ビオランテ:勝利】
279 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/03/20(日) 23:36:48.77 ID:/gXqWcaC0
おつカレー
燃えた
280 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/03/21(月) 00:01:53.04 ID:2NcuBeyEo
乙
みんな頑張った!
281 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/03/21(月) 00:13:06.43 ID:iiW+qXhF0
お疲れ
282 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/03/21(月) 23:11:52.86 ID:E0hicpbw0
乙
まさかそんな方法があったとは・・・シーサーもママさんもそしてわれらがアンギラスも良くやった!!お疲れ!!
283 :
>>1
[sage saga]:2016/03/22(火) 16:26:11.28 ID:2wwcxQXdO
キングシーサー誕生日おめでとう!!
284 :
>>1
[sage saga]:2016/03/22(火) 18:41:21.63 ID:kEbRiNb0O
一日間違えてました……祝日とかないし……疲れてるのかな……ごめんねシーサー……
285 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/03/24(木) 18:03:34.10 ID:bXe+xz/40
そんな
>>1
が好き
286 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2016/03/27(日) 23:47:44.15 ID:GplyQEh00
a
287 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/02(土) 00:01:58.16 ID:FEglZMXpO
エヴァとコラボかぁ……あんま好きじゃねぇんだよなぁエヴァ……どうせゴジラが敗ける扱いなんだろうし……と思ってしまう俺は心が荒みすぎてるのだろうか
288 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/02(土) 01:14:27.24 ID:JSUGIrwSO
>>287
ゴジラが使徒を容易く倒してるネット小説があるが エヴァよりゴジラが強い感じだし
289 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/02(土) 01:34:30.21 ID:RbLlKLtUo
庵野は特撮オタだから、ATフィールドは案外簡単に破れるとか言ってるし大丈夫じゃない?
290 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/02(土) 01:52:46.50 ID:FEglZMXpO
そもそもエヴァってなんだよ……
291 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/02(土) 02:50:03.53 ID:ByZcvzkp0
聖書の話したいの?
292 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/02(土) 18:50:44.97 ID:ydxlgjvG0
聖書は嗜んでおかないと怪獣に命名できないからな
293 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/04(月) 23:49:08.12 ID:33/vdsFr0
何いってだ
294 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/06(水) 10:08:20.62 ID:/GKV0jlAO
主が、『名は何か』とお尋ねになると、それは答えた。『わが名はレギオン。我々は、大勢であるがゆえに』
295 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/06(水) 11:56:35.63 ID:ZCNYJIOfO
レギオンはマイクロ波とソルジャー攻撃があるから大概の相手には勝てそう
白色外殻を破るほどの攻撃も中々無いだろうし
296 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/06(水) 18:15:17.33 ID:7OtvoBPr0
電磁波発する相手とは致命的に相性悪いからスペゴジ相手は無理じゃね
297 :
>>1
[sage saga]:2016/04/08(金) 08:00:14.31 ID:MEuXZWG/O
ガラ…ガララ…
アンギラス「……」
アンギラス「……シーサー……」
『──……落ち込んでる暇はないよアンギラス』
アンギラス「!!」
ビオランテ(粒子状態)『……アナタだけでも無事で良かったわ……まだ闘いは終わってない』
アンギラス「ま……ママさん!?大丈夫なの?身体めっちゃ燃えてたけど……!?」
ゴォォォォォッ… ←ビオランテ(肉体)
ビオランテ(粒子状態)『……残念ながら根から燃やされてる上に肉体の損傷が激しすぎる……私はここでリタイアするわ……ごめんなさい』
アンギラス「!」
ビオランテ(粒子状態)『……ラドンは何処?私は本当はラドンに用があってここに来たのだけれど……』
アンギラス「……? ラドンならガメラと一緒にゴジラの所に向かってるけど……」
ビオランテ(粒子状態)『そう……わかったわ。こっちで探してみる。……それより、アナタも急いで欲しいの。まだ終わってない。アナタの力が必要なの』
アンギラス「……?」
ビオランテ(粒子状態)『ヤバイ気配がする……とんともなくヤバイ気配が。他の地球怪獣、アナタ達のいたここ、そしてゴジラのいる所を直線で結んだとき、ある気配が途中にあることに気付いたの』
アンギラス「気配?」
ビオランテ(粒子状態)『ええ。気配よ。それは……多分……』
アンギラス「……?」
298 :
>>1
[sage saga]:2016/04/08(金) 08:03:35.76 ID:MEuXZWG/O
スペースゴジラ「わかるぜ!オリジナルが暴れてる気配がするなぁ!良いぞ!テンションが上がってきた!」
“グラビ・トルネード”!!
クリスタラック「!?……こ……これは……重力波……!?う……動けん……!?」
スペースゴジラ「ハッハハッ!アイツが暴れてるならこの茶番もそろそろ終わるんじゃないか?なぁオイ!」
グンッ
クリスタラック「!?」ガクンッ
ドゴォッ
クリスタラック「がっ──」
バギィィッ
クリスタラック「うがっ──」
ビタァァァァンッ
クリスタラック「ごぁぁっ!?」
スペースゴジラ「オイオイどうした……?でかいのは口とアゴだけか?腐っても俺から創られた怪獣なんだろう?」
クリスタラック「……おのれ……こんな
能力まで……っ」
オブシディアス「クリスタラック!?……あの野郎……調子こいてんでねぇどおおおおっ!!」
“マグマ・バースト”!!
ボボォォォォンッ
ガメラ「!!」
オブシディアス「コイツをさっさと捻り潰して……」
ドクンッ
オブシディアス「──っっっ!!?」ガクンッ
299 :
>>1
[sage saga]:2016/04/08(金) 08:09:16.09 ID:MEuXZWG/O
ガメラ「……!!」
オブシディアス「……っ!?力が……?」
ガメラ「……っ!!」
“周囲の熱や炎、マグマや核エネルギーを自分のエネルギーに変換する能力と!”
“熱エネルギーを利用して筋力を増大させていく!!”
ガメラ「おおおおおおおおおっ!!」
“ヒートマッスル”!!
ググッ…ギリギリギリィッ
オブシディアス「……ぬぁっ!?圧され始めてる……?このおでのマグマ・パワーが……!?」
オブシディアス(気のせいじゃねぇど……身体の力が抜けてる……!?それにコイツ……さっきから明らかにパワーが上がっていって……!?)
オブシディアス「て……テメェ一体何したど……!?おでがテメェなんかにパワーで圧される筈が……っ!!」
ガメラ「……! 」メキメキッ
ガメラ「さぁ……お前のマグマが……足りないんじゃないのか?」ググッ…
オブシディアス「〜〜〜っ!!!?」
300 :
>>1
[sage saga]:2016/04/08(金) 08:14:14.08 ID:MEuXZWG/O
スペースゴジラ「……どうやらお前の相方も苦戦してるみたいだな」
クリスタラック「……!オブシディアス……!」
スペースゴジラ「ふん」
ブゥンッ
クリスタラック「うおっ!?」
ガシャァァァァァンッ
クリスタラック「がはっ……!?」
スペースゴジラ「……俺以外が相手ならお前たちも大口にあった相当な強さを見せつけられたんだろうが相手が悪かったな」
クリスタラック「……っ!!」
クリスタラック(こんな筈では……こんな事のために造られた訳ではないのに……!屈辱……屈辱だ……!!)
スペースゴジラ「……俺とお前らの決定的な違いが1つあるな。お前らが例え俺から造られた怪獣だろうと……大事なものが足りないんだよ」
クリスタラック「なんだと……!?」
301 :
>>1
[sage saga]:2016/04/08(金) 08:15:59.62 ID:MEuXZWG/O
スペースゴジラ「……」
スペースゴジラ「お前らは所詮……“ゴジラ”じゃあないってことさ」
ビオランテ「……!」
アンギラス「……つまり……」
ビオランテ「ええ。ゴジラじゃないゴジラ、もう一匹、別のゴジラがいるってこと」
アンギラス「……」
302 :
>>1
[sage saga]:2016/04/08(金) 08:23:18.62 ID:MEuXZWG/O
アンギラス「……敵なの?」
ビオランテ『……わからない。でも知らない気配よ。知っているのに、知らない気配』
アンギラス「敵じゃないなら避けていけば良いでしょ?ソイツにガメラ達が襲われてるとは限らないんだし……」
ビオランテ『……』
ビオランテ『……今はアイツも……ゴジラも丸くなっているけれど……基本的に私達“ゴジラ”って存在は……すごく危うい存在なの』
アンギラス「……」
ビオランテ『……時折、すごく凶暴な一面を覗かせる……私は少し特殊で、色々な存在を複合させたけど……それでもわかる』
アンギラス「……」
ビオランテ『例えばもし、ゴジラの細胞……G細胞がなんらかの形で私のように怪獣化した場合……私達には“それ”がわかるのよ』
アンギラス「……」
ビオランテ『私も一度ゴジラと殺しあった。互いにどっちも存在があるのに、自分と同じ存在が別に存在してるの……それがどうしても不愉快で堪らない』
ビオランテ『どちらかを消し去って……あるいは取り込んで……形はどうあれ、その気持ち悪い存在を消したいと、思ってしまう』
アンギラス「……自分なのに?」
ビオランテ『……』
ビオランテ『例えば抜け落ちた髪の毛から、ある日少しずつ少しずつ肉や骨が生えて……自分の知らないところでもう一人の自分になり……それがこっちを見つめてくるの』
アンギラス「……」
303 :
>>1
[sage saga]:2016/04/08(金) 08:26:37.57 ID:MEuXZWG/O
ビオランテ『そういう不快感や、不安感。わかり辛いかもしれないけど……それは“自分”なのよ。もう一人の、なのに自分じゃない自分……』
アンギラス「……」
アンギラス「……髪の毛って何?」
ビオランテ『……』
ビオランテ『……兎も角、そういう存在。そのもう一匹のゴジラが友好的だとは限らない。もしかしたら、オリジナルのゴジラの命を狙っているかもしれない』
アンギラス「……!」
ビオランテ『あくまで可能性だけれど、もしラドンやガメラをゴジラの仲間と知ったらなんらかの攻撃を加えてるかもしれないし、襲ってるかもしれない』
ビオランテ『だから、貴方にはすぐガメラを追いかけて欲しいの。こんな戦いの後に申し訳ないのだけれど……』
アンギラス「……」
304 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/08(金) 08:44:12.65 ID:7KSG+JsJ0
髪の毛・・・?
知らない単語だ
305 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/08(金) 08:48:00.71 ID:+p6Zd+XAO
また髪の話してる…
306 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/08(金) 08:52:02.32 ID:AhGwjcUro
上手い例えだな
確かにそんな存在いたら不愉快だし消したくなるわ
307 :
>>1
[sage saga]:2016/04/08(金) 08:57:38.54 ID:MEuXZWG/O
アンギラス「……そういう話なら仕方ないね。OK!」
ビオランテ『……!ありがとう』
ビオランテ『……』
アンギラス「よーし!今日は僕大活躍だな全く……!」
ビオランテ『……待って』
アンギラス「?」
ビオランテ『……頼んでおいてこんなこと言うのもなんだけれど……大丈夫なの?』
アンギラス「?」
ビオランテ『……ゴジラの相棒の貴方に……またゴジラと戦うかもしれないことを頼んでいるのよ……?』
アンギラス「……あぁ、そういうことか」
アンギラス「んー……」
アンギラス「こう見えて、ニセモノと本物を見分ける目は確かだよ」
ビオランテ『……?』
アンギラス「大丈夫だよ。僕の相棒のゴジラは、あの馬鹿だけだから」
ビオランテ『……そう』
アンギラス「うん」
308 :
>>1
[sage saga]:2016/04/08(金) 09:02:57.81 ID:MEuXZWG/O
ビオランテ『それなら……最後に私も1つだけ力を貸せるわ』
“巨大蔦×複数”!!
ボゴォォォォンッ
アンギラス「うわっ」
ビオランテ『この蔦もあと少ししたら動けなくなるわ。急ぎましょう』
“巨大蔦・収束”
ギュルルルルルルッ
“即席!超超巨大蔦”!!
バーーーーンッ!
アンギラス「おお!蔦が集まってまるで巨大なゴジラの尻尾のように!!」
アンギラス「……」
ビオランテ『……』
アンギラス「……」
アンギラス「これで何するの?」
ビオランテ『ショートカットよ』
アンギラス「……」
アンギラス「……ショートカットって」
ビオランテ『丸くなって』
アンギラス「」
309 :
>>1
[sage saga]:2016/04/08(金) 09:18:43.25 ID:MEuXZWG/O
ビオランテ『これだけ自由にかつパワフル&素早く蔦を動かせるんだもの。きっと上手くいくわ』
アンギラスボール「……」
ビオランテ『でも大丈夫かしら……上手くぶっ飛ばせたら良いんだけど……』
ブオオオオオオンッッ ブオオオオオオンッッ ←素振り
アンギラスボール「……」
ビオランテ『力が強すぎて逆にアンギラスが動けなくなったり……?いえ、きっと大丈夫ね。大丈夫大丈夫……』
アンギラスボール「……」
ビオランテ『きっと上手いことぶっ飛ばせる……大丈夫……』ブツブツ
アンギラスボール「ねぇママさん」
ビオランテ『よし!行きましょう!それじゃあアンギラス』
アンギラスボール「僕やっぱり自分で走って……」
ビオランテ『後のことよろしくね!』
ブオオオオオオンッッ
アンギラス「あの──」
ボグォォォッッッ
アンギラス「」
“射出!!”
ドォォォォォォォォォォン!!
<キラーン…
ビオランテ『……』
ビオランテ(あとは頼んだわよ……アンギラス……!!)
310 :
>>1
[sage saga]:2016/04/08(金) 18:27:15.82 ID:KSwk4d8rO
ビオランテ『……っ』
ゴォォォォォ…メラメラメラ… ←ビオランテの身体
ビオランテ(限界、ね……ラドン……ラドンを探しにいかないと……)
ゴォォォォォ…
再び遡って
空の王者ラドンvs超翔竜メガギラス
ズバッ
ラドン「ぐあっ!?」
メガギラス「我が地獄に送ってやる……だから仲良く死んで行くがよい」
ラドン「……!」
ラドン(コイツら……どれだけ念入りにガメラを殺そうと……それだけ恐れていると言うことなのか……?)
ドゴッ
ラドン「ぐうっ!!」
メガギラス「敵から注意を逸らしたな!?迂闊!迂闊なやつめ!!」キィンッ
ザシュッ
ラドン「!!」
メガギラス「その程度か!」キィンッ
ザンッ
ラドン「……っ!」
メガギラス「甘い!甘過ぎる!ハッハッハッハ!良い気分だぜ!!」
ザグッ
ラドン「──! チィッ…」
メガギラス「種族の天敵がこの我に手も足も出ない!!そうだこの姿だ!これが正しい姿だ!!これこそが本来あるべき姿だったのだ!!フハハハハハハハハハハハッ!!」
ラドン「……!」
311 :
>>1
[sage saga]:2016/04/08(金) 18:32:05.19 ID:KSwk4d8rO
メガギラス「フハハハハハハハハハハハッ!!どうした空の王者!戦ってみてわかったぞ!トップスピード(最高速度)は我に分があるようだな!」
ラドン「」ピクッ
メガギラス「貴様の武器はなんだ!?嘴や翼を使った肉弾戦だけか!?ん!?自分より速い相手に当たるのかそれは!?クッ……ハハハハハハハハハハハ!!」
ザシュッ
ラドン「!!」
メガギラス「愉しいな!フッハッハッハッ!ええ!?そんな様で何が“空の王者”だ!!笑わせる!」
ラドン「……」
メガギラス「新しい空の王者の名は我が蜻蛉の種族の王、この超翔竜メガギラスがいただいてやるよ!!」
ラドン「……!」
ラドン「調子に乗るなよ……!」
バサァッ…
メガギラス「!!」ピクッ
312 :
>>1
[sage saga]:2016/04/08(金) 18:35:50.99 ID:KSwk4d8rO
ラドン「死ね!!」
ゴォォォッ
“マッハ3・翼ラリアット”!!
メガギラス「……!!」
メガギラス(最高速度の突進による超・質量弾か!だが……)
グォォォォォォ…
メガギラス(我が目は蜻蛉の複眼!この目にかかればどんな速さで動こうと……)
ラドン「──!!」
メガギラス「当たらぬわ馬鹿めが!!」キュインッ
スカッッッ
ラドン「……!!」
メガギラス「止まって見えるんだよぉ!!貴様の速さなど!!」
313 :
>>1
[sage saga]:2016/04/08(金) 18:40:11.80 ID:KSwk4d8rO
メガギラス(このまま攻撃を避けられて隙が出来た貴様の背後をついて……)
ォォォォ…
メガギラス「……?」ピクッ
ラドン「言い忘れたが私が通ったあとは気を付けろ」
メガギラス「なn」
ミ シ ィ ッ ッ ッ
メガギラス「!?
」
ラドン「ソニックブームが来るぞ」
“超音速衝撃粉砕波”!!
ドゴォォォォンッ ベキベキィツ
メガギラス「ごあ──っ!!?」
メガギラス(なにっ……これは……衝撃波だと……!!?)
314 :
>>1
[sage saga]:2016/04/08(金) 18:43:45.85 ID:KSwk4d8rO
メガギラス「ガフッ……!クソッ!おのれ……!!」
ラドン「最小限の動きで避けたのが仇になったな」キィィィィィィンッ
メガギラス「!!」
ラドン「そらもう一度いくぞ」
“超音速衝撃粉砕波”!!
ドゴゴゴゴゴォッ
メガギラス「……っ!!!!」ゴフッ
ラドン「私の翼や嘴を受ければ無事では済まんが……私は衝撃波だけでも人間の空中戦艦ぐらいなら一撃で粉々にする力があるぞ」
メガギラス「──っ!!」
ラドン「そうら、もう一発だ!!」
ゴォォォッ
メガギラス「ぐっ……」
ドゴゴゴァッッ
メガギラス「がぁっ!!?」
315 :
>>1
[sage saga]:2016/04/08(金) 18:50:59.98 ID:KSwk4d8rO
ラドン「一旦優勢にたったぐらいで調子に乗りすぎたな……」
メガギラス「ぐぁっ……!おのれ……」
ラドン「貴様……多分詰めが甘いタイプだろ」
メガギラス「ぐぅ……」
ラドン「トドメを刺させて貰うぞ。種族の悲願ごと散るがいい」
バサァッ…
メガギラス「──!!」
メガギラス「甘く……甘く見るなよ……」
ィィィィン… ィィィィン… キィィィ…… ←メガギラスの翅
メガギラス「ガフッ……確かに……貴様の力は見謝ったが……まだ勝負は決していない……!!」
ィィィィン…ィィィィン…
メガギラス「切り札は取っておくものだ……!!」
キィィィィィィィン…
ラドン「トドメだ!!」ゴォッ
“超音速衝撃粉砕……
メガギラス「見るがいい!これが我が真の切り札……その名も!!」
“ 超 翔 ” ! !
キュインッ
ラドン「……っ!!?」
316 :
>>1
[sage saga]:2016/04/08(金) 18:57:08.21 ID:KSwk4d8rO
ラドン「これは……!?」
ゴォォォォォッ スカッ
ラドン「外れた……いや、見失った……?」
ラドン「……消えたのか?馬鹿な……」
ザシュッ
ラドン「ぐあっ!!?」
ラドン(攻撃か!?だが今のは何処から……)
ィィィィン……
ラドン「!!」ピクッ
キュインッ
ドゴォッッ
ラドン「!!!?」
ラドン「馬鹿な……なんだ今のは……!?」
キュインッ
ドゴォッ
バシィッ
ドスッ
ラドン「──っ!!?」
ィィィィン……
ラドン「!! まさか……」
メガギラス「……そう……そのまさかだ」
ィィィィィィィィン…
ラドン「……!!」
317 :
>>1
[sage saga]:2016/04/08(金) 19:05:07.44 ID:KSwk4d8rO
ィィィィン…
フォォォン…
メガギラス「……」
メガギラス「我が羽根を超・超・超・高速で震動・高速稼働させ……瞬間移動が如くの高速移動を可能とする……」
メガギラス「これが我が奥義、“超翔”よ!!」
ラドン「……!!」
ラドン(動いてる姿が全く見えん……完全に視界から一瞬で消えるだと……!?)
キュインッ
ラドン「!!」
ラドン(チィッ……厄介だな……しかもただの高速移動ではない……これは……)
メガギラス「そう!これは!!」
“超翔”!!
キュインッ
ラドン「!!」
ドゴォッ ドガガッ
ラドン「ぐっ!!」
メガギラス「そう!この超翔形態の我は横への飛行だけではない!!
前後・左右・上下、トップスピードを維持したまま!!自由自在な空間機動をモノにすることが出来る!!」
ズガガガッ
ラドン「ぐあっ!?」
メガギラス「……他の怪獣には真似の出来ない……速度と空間を完全に支配したこの能力!!」
メガギラス「三次元戦闘において、この我を越える者は……この世には存在せんわぁ!!!!」
ズガガガガガガガガッッ
ラドン「──……っ!!」
318 :
>>1
[sage saga]:2016/04/08(金) 19:28:31.95 ID:KSwk4d8rO
メガギラス「手も足もでまい!!ゴジラですら見切れぬ超翔形態のこの我が攻撃を!!」
ラドン「──っ!」ピクッ
ラドン「アイツが見切れんから……なんだと言うんだか……!」クルッ
バサァッ ゴォォォォォ…
メガギラス「!! 逃げる気か!?逃がさん!!」
キュインッ
ラドン(兎に角止まるな……!動き続けろ……そうすればいくらトップスピードで負けていても訳のワカラン角度からの攻撃を受け続けるのは回避できる……!!)
ズガッ
ラドン「ぐぅ……!」
ラドン(飛び続けろ……被弾し続けるのがマズイ……!)
ラドン(確かに強力な攻撃だ。しかも高速移動でこちらの衝撃波や肉弾戦の範囲から即座に離脱も出来る……攻防一体というわけか……)
キィィィィィィィィンッ…
メガギラス「フッハッハッハッ!天敵が背中を見せて逃げようとする様は堪らんな!!」
ラドン(……安い挑発だ。向き合うな……今は飛び続けろ……!奴の高速移動形態……あんなにも強力ならば常にあの形態でいればいい……だがそれをしないということは……!!)
メガギラス「……っ!」ピクッ
ィィィィン…
ィィィィ…
メガギラス「……っ!! ちぃっ!?」ガクンッ
ラドン「……!! 今だ!!」
バサァッ グンッ
メガギラス「!!」
ラドン「やはり持続時間があるようだな!!」
ゴォォォッ
メガギラス「……!!こいつ……見切っていたのか……!!」
319 :
>>1
[sage saga]:2016/04/08(金) 19:32:44.07 ID:KSwk4d8rO
ラドン「2度は使わせん……これでトドメを……」
“超音速衝撃粉砕……
ブゥンッ
ラドン「!?」
メガニューラ『ギシュィッ!』
ラドン「……?」
ラドン(何故コイツらが奴の身体にくっついている……?)
メガギラス「ああ……貴様なら見切ってくると思っていたよ……」
“メガニューラ・吸収エネルギー注入”!!
ラドン「──何を……」
メガギラス「その速度で突っ込んできてはかわせまい」
カ ッ ッ ッ
ラドン「 ! ! ! ? 」
320 :
>>1
[sage saga]:2016/04/08(金) 19:39:54.09 ID:KSwk4d8rO
“吸収エネルギー・ガメラ=プラズマパワー”!!
“エネルギー光球”!!
ホ ゙ ゥ ゥ ゥ ゥ ン ッ ッ ッ
ラドン「──これは……!!」
ラドン(ガメラのプラズマ火球……!?)
メガギラス「……先程同胞がガメラを襲ったときに奪った膨大なプラズマエネルギーの塊よ……」
ラドン(……っ!避けれん……!)
メガギラス「……本当にさらばだ、旧き空の王者よ」
ラドン(しまった……──!)
ド ゴ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ン ッ ッ ッ
ラドン「──……」 ボゥゥゥ…
ォォォォォォ…
ラドン「」
ォォォ…
…
メガギラス「……地に墜ちて逝くか……」
メガギラス「詰めが甘いのは……貴様だったようだな……」
321 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/08(金) 21:12:33.55 ID:cuNYu8KKO
これはファイヤーラドンフラグか?
てかアンギラス丈夫だな
背中で受け止めたとはいえデスギドラのトップスピードの体当たり喰らったりビオランテに吹っ飛ばされてもまだ闘えるなんて
322 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/09(土) 23:58:54.40 ID:wgVprwpY0
ソニックブームじゃなくてソニックムーブだな
前者だとソニックのブームが来たみたいになっちゃう
323 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/10(日) 00:05:29.80 ID:D/lMI6aF0
は?
ネタじゃないならソニックブームでwikiでも見とけ
324 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/10(日) 00:26:03.18 ID:QWOTQ6CL0
/j
/__/ ‘,
// ヽ ', 、
// ‘ ! ヽ …わかった この話はやめよう
/イ ', l ’
iヘヘ, l | ’
| nヘヘ _ | | l ハイ!! やめやめ
| l_| | | ゝ ̄`ヽ | |〈 ̄ノ
ゝソノノ `ー‐' l ! ¨/
n/7./7 ∧ j/ / iヽiヽn
|! |///7/:::ゝ r===オ | ! | |/~7
i~| | | ,' '/:::::::::::ゝ、 l_こ./ヾ.. nl l .||/
| | | | l {':j`i::::::::::::::::`ーr ' ||ー---{
| '" ̄ ̄iノ .l::::::::::::::::::::::∧ | ゝ ',
, 一 r‐‐l γ /、::::::::::::::::::::::::〉ー= ___ ヘ ヽ }
/ o |!:::::} / o` ー 、::::::::::::i o ,':::::::{`ヽ ヘ ノ
/ o ノ:::::∧ /ヽ o ヽ::::::::| o i::::::::ヽ、 / /
/ ノ::::::/ /::::::::ヽ o ヽ:::| o {::::::::::::::Υ /
325 :
>>1
[sage saga]:2016/04/10(日) 18:22:22.06 ID:Yhi5wSwQO
ォォォォォ…
ラドン「」
ラドン(……なんだこの無様な姿は……)
ラドン(……たかが育ちすぎた蜻蛉の怪獣ごときに……しかもあのバカがかつては勝利を納めた相手にこの体たらく……)
ォォォォォ…
ピクッ ←翼
ラドン(……私は空の王者では無かったのか……純粋な地球の怪獣の中で…この大空の中で最も気高く強い存在ではなかったのか……?)
ラドン(かつてはゴジラのやつと互角に戦いキングギドラにも立ち向かい退ける怪獣……それが私では無かったのか……?)
ラドン(それがどうだ……今やゴジラには敗北し人間なんぞが造ったメカゴジラにすら敗北し……宇宙人どもにデモンストレーションとして操られ……操られたまま再びゴジラと戦い敗北する始末……)
ラドン(……ふざけるなよどいつもこいつも……っ)
バサァッッ
ラドン「──……っ!」グンッ
ラドン「“ジェット噴射”……!」
“足裏・ジェット噴射”
ゴォォォォォォォォォォッ
ラドン「……“加速”…!」
326 :
>>1
[sage saga]:2016/04/10(日) 18:28:20.97 ID:Yhi5wSwQO
メガギラス(フン……思っていたより呆気なかったな……途中ヒヤリとしたが……)
メガギラス(……しかし……我が“超翔”……弱点をいつかは見抜いてくるとは思っていたが……ああも早く気付かれるとはな……馬鹿という訳ではなかったか……長引かせなかったのは成功のようだな……)
キィィィィィィィィィンッ
メガギラス「……!」ピクッ
メガギラス「生きていたか……!!」
キィィィィィィィィィンッ
ラドン「……ゴジラの熱線に比べれば大したことは無かったな」
メガギラス「……!強がりを!」
ィィィィン…ィィィィン…
メガギラス「“超翔”!!」
ラドン「逃がすか!!」
ゴ ォ ォ ォ ォ ッ ッ
“翼ラリアット”!!
メガギラス(速い……!だが……)
メガギラス「惜しいな……我の方が速い!!」
“超翔・高速回避”!
キュインッ
スカッ
ラドン「……!! チィッ!」
327 :
>>1
[sage saga]:2016/04/10(日) 18:35:06.17 ID:Yhi5wSwQO
メガギラス「フハハハハ!驚いたぞ!完全に決まったと思っていたからな!!」
メガギラス「そうか……一説によれば貴様は身体からジェット噴射のように空気を吹き出し加速することでその巨体と重量を超・音速で飛ばしているとな!」
メガギラス「何処まで本当かは知らんが……それだけのパワーとタフネスとスピード!さぞ強さに自信があったろう!だが!我が複眼には貴様の動き、全て見えておる!当たらんわ!!」
メガギラス「そして!!」
“超翔・大鋏攻撃”!!
キュインッ
ドガガッ
ラドン「……!!」
メガギラス「我が“超翔”を見切れる存在などおらん!!」
ラドン「……よく喋る奴め」
メガギラス「フハハハハ!この場では関係ないが、仮に人間どもが相手でも奴等の兵器は全て我が羽根から発生する高周波で破壊される!!」
メガギラス「本来こうあるべき……こうあるべきだったのだ!」
メガギラス「その星で最も空を制するものは……この我だ!!」
328 :
>>1
[sage saga]:2016/04/10(日) 18:41:14.66 ID:Yhi5wSwQO
ラドン「独り言の多い奴め……調子に乗りやすく無駄な攻め気を出して返り討ちに遭うタイプだな」
メガギラス「……!」ピクッ
メガギラス「何を……?」
ラドン「フン……空を制するだと……?やってみろ!」
“最大加速・急上昇”!!
キィィィィィィィィィンッ
メガギラス「!? 高度を上げた……?逃がさん!!」
キュインッ
キィィィィィィィィィンッ
ラドン「ついてこれるか?虫の怪獣ごときに」
キィィィィィィィィィンッ
メガギラス「何を!?嘗めるなよ!!我が肉体はゴジラのエネルギーによって進化したもの!!超・高々度だろうと少しも能力が落ちることはない!!」
ラドン「なら……何処までついてこれるか試してやろう」
キィィィィィィィィィンッ
メガギラス(……!)
メガギラス(奴め……雲の上まで飛ぶ気か……?)
329 :
>>1
[sage saga]:2016/04/10(日) 18:46:33.32 ID:Yhi5wSwQO
ボウンッ ←雲
ボボゥゥゥゥ…
メガギラス(……!そろそろ雲を突き抜けるが……?)
ボウンッ
メガギラス「……?いない……」
メガギラス「雲の上で待ち構えてるのではないのか……?」
メガギラス(……いや、そうか、雲に身を隠して中から飛び出して奇襲をかけてくる可能性も……)
「よくよく考えれば私の目的はガメラの支援だ。貴様と律儀に戦う必要はなかったな」
メガギラス「!!?」
メガギラス「今の声……奴か!」
ユラッ…
メガギラス「!!」
メガギラス「雲の中に……影……?」
メガギラス「!!」
メガギラス(そうか……!雲からより大きな雲へ、中を進みながら身を隠して……このまま逃げるつもりだったのか……!)
メガギラス「……! おのれ!逃がさん!!」ゴォォォッ
330 :
>>1
[sage saga]:2016/04/10(日) 18:58:10.51 ID:Yhi5wSwQO
メガギラス「雲の中なら我から逃れられるとでも思ったか!!」
ボウンッ
メガギラス(逃がさん!!我が複眼はあらゆる角度を見通す!少しでも影を見せればそこが貴様の……)
ゴロゴロゴロ…
メガギラス「!?」
メガギラス「これは……!」
ピシャァァァァンッ
メガギラス「雷……!?」
ゴウゥゥッ
メガギラス「ぬぁっ……!?乱流……!?」
メガギラス「なんだこれは……雷雲……?いや積乱雲の仲間か……!?」
「まんまと誘いに乗ったな、超翔竜」
メガギラス「!! ラドン……!何処だ!!」
「日本は気流が少し特殊だな……この時期は台風が多い……意外とこういう雲みあるもんだ……」
「で、私とお前の最高速度なら短時間でもかなりの距離を移動することになる……だからここまで飛んできた。特別なステージを選ばせて貰ったぞ……!」
メガギラス「おのれ……」
ピシャァァァァンッ
メガギラス「ぬぅっ……!」
ラドン「ここなら……貴様の同胞達とやらも入ってはこれない……正真正銘、一対一だな」
メガギラス「!!」
ラドン「改めて……この地球の……この空を本当に制するものを決めようじゃないか」
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