このスレッドは1000レスを超えています。もう書き込みはできません。次スレを建ててください
【モバマス×遊戯王5D'sTF】コナミ「チームシンデレラガールズ?」
- 706 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/03/22(水) 01:46:53.17 ID:vk/6nCPF0
-
李衣菜「……正直、あんまりうまく行きませんでした」
李衣菜「最初の方とか、しっかりしなきゃって思ってカリカリしちゃって」
モバP「そうか……でも、レッスンでは2人を励ましたり出来てたじゃないか」
李衣菜「ううん、逆に言えば、それくらいの事しか出来てなかったです」
李衣菜「自分の事でいっぱいいっぱいで、かな子や莉嘉の事を見てる暇なんてありませんでした」
モバP「…………」
李衣菜「コナミさんが教えてくれたんです、リーダーは仲間の想いを背負わなくちゃいけないんだって」
李衣菜「もちろん、明日はそのつもりで戦います」
李衣菜「でも、正直不安です……リーダーとして、本当にこのままでいいのかなって」
- 707 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/03/22(水) 01:48:16.65 ID:vk/6nCPF0
-
モバP「……なるほど」
モバP「今回はあえて俺から何も指示せずに李衣菜に任せてた……うまく行かなかったところもあるかもな」
モバP「……李衣菜、どうして俺がお前をリーダーに指名したと思う?」
李衣菜「え?それは、やっぱり……」
李衣菜「かな子はアイドルになりたてだし、莉嘉はウチの中でも最年少だし……」
李衣菜「だから、消去法で私なのかなって」
- 708 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/03/22(水) 01:50:33.77 ID:vk/6nCPF0
-
モバP「ああ、確かにそういう理由もある」
モバP「でも、それだけが理由だったら、俺はきっと卯月をユニットに入れてリーダーにしてた」
李衣菜「それじゃあ、他にどんな理由が……」
モバP「……李衣菜、お前のアイドルの道は、決して順調なものじゃなかったよな」
李衣菜「えっ?」
モバP「初めてお前が事務所に来た時の事、覚えてるか?」
モバP「ロックなアイドルがやりたいんだって駄々をこねて、よく俺を困らせたよな」
李衣菜「う……」
- 709 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/03/22(水) 01:51:18.60 ID:vk/6nCPF0
-
モバP「それから……夏樹が居なくなってしまった時、お前は落ち込んでしまって、しばらくレッスンにも顔を出さない事もあった」
李衣菜「あ、あれはやっぱり、突然の事だったから……」
モバP「デュエルを覚えるのだってお前が1番苦労したと思う」
モバP「自分のこだわりを優先しすぎて、勝てるデュエルを逃して叱られたこともあったな」
李衣菜「……思えば、いろいろ迷惑かけちゃってましたね、私」
モバP「そう、お前はこれまでいろんなところで躓いてきた」
モバP「……でも、お前はアイドルを続けてる」
李衣菜「えっ?」
- 710 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/03/22(水) 01:55:50.43 ID:vk/6nCPF0
-
モバP「失敗したり、間違ったとしても、お前はそれを認めて……受け止めて来たんだ」
モバP「そして、その中で拾ってきたものだってあるハズだ」
モバP「それがお前を、少しずつではあるけど、ちゃんと成長させてきた」
李衣菜「成長、してますかね?私……」
モバP「ああ、間違った過去をしっかり見つめて、一歩一歩進む……それは、お前にしかない強さだと俺は思ってる」
李衣菜「私にしか無い、強さ……」
- 711 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/03/22(水) 01:58:18.99 ID:vk/6nCPF0
-
モバP「そうだ、でもかな子や莉嘉には、かえりみる過去ってやつがまだ無い」
モバP「だから、そんな2人がどこかで躓いてしまった時、寄り添ってやれるのは李衣菜しかいないと思った」
モバP「俺がお前に求めているのは、そういう事なんだよ」
李衣菜「2人に、寄り添う事……」
モバP「……お前は、2人をまとめられなかったって言ってたけどな」
モバP「何も2人の上に立つ事がリーダーの仕事とは限らない」
モバP「これまでと同じだ……間違いながら見つけていけばいい、お前なりの答えを」
- 712 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/03/22(水) 02:05:53.89 ID:vk/6nCPF0
-
モバP「明日はお前の成長を見せてやろう、今のお前を一番見てもらいたいヤツにな」
李衣菜「え、それって……」
モバP「コナミに聞いたんだ……夏樹に会ったんだろ?」
モバP「アイツを責めずに、アイツが進んだ道を認める事が出来た」
モバP「……それも、お前が成長した証だ」
李衣菜「プロデューサーさん……」
モバP「……さて、話はおしまいだ、気を付けて帰れよ」
- 713 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/03/22(水) 02:10:14.71 ID:vk/6nCPF0
- …………
………
……
李衣菜(私がリーダーとしてやるべき事……)
李衣菜(2人に寄り添う事、かぁ……)
かな子「あ、李衣菜ちゃんっ!」
李衣菜「あれ、かな子……」
かな子「どんな話だったのか気になって待ってたんだ、それで……」
李衣菜「あー、えっと……明日の事で、いろいろ確認したかったんだって」
莉嘉「……ホントに?」
- 714 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/03/22(水) 02:14:05.77 ID:vk/6nCPF0
-
李衣菜「莉嘉?そんな不安そうな顔して、どうしちゃったの?」
莉嘉「アタシ、李衣菜ちゃんの事、いっぱい困らせてたから……」
莉嘉「アタシのせいで、怒られちゃったのかなって……」
李衣菜「莉嘉……」
李衣菜「……ふふっ」
莉嘉「李衣菜ちゃん?」
かな子「どうしたの?」
李衣菜「ううん、何だかんだで莉嘉はいい子だな〜って思ってさ」
莉嘉「……へ?」
- 715 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/03/22(水) 02:17:17.03 ID:vk/6nCPF0
-
李衣菜「何でもないっ!莉嘉は莉嘉らしく、頑張ればいいって事!」
李衣菜「リーダーの私も、もっともっと頑張るからさ」
李衣菜「だから2人共……」
李衣菜「……明日、絶対勝とうね」
かな子「李衣菜ちゃん……!うん、頑張ろう!」
莉嘉「も、もち!李衣菜ちゃんの出番奪っちゃう位にやっちゃうから!」
李衣菜「へへ……よしっ!景気づけに、これからカラオケでも行っちゃおうか!」
莉嘉「ホント!?やったー!」
かな子「えっ、でもプロデューサーさんが今日は早く帰るようにって……」
李衣菜「へへ、ちょっとだけなら大丈夫!」
李衣菜「勝ったら私達ステージで歌うんだからさ、ちょっとだけそっちも練習しとこうよ!」
- 716 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/03/22(水) 02:22:27.70 ID:vk/6nCPF0
- …………
………
……
モバP「…………」
コナミ「よう、話は終わったのか?」
モバP「ん……ああ、今帰らせたとこだよ」
モバP「いきなりリーダーに任命して、李衣菜が不安になってないかと思ってさ」
モバP「でも、ちゃんとリーダーとしての自覚を持ってくれててよかった」
コナミ「そうか……」
モバP「フッ、デュエルを教えてやれない分、俺も出来る事をやらないとな」
モバP「お前と卯月が繋げてくれたチャンスを、無駄にしないように」
- 717 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/03/22(水) 02:28:20.07 ID:vk/6nCPF0
-
コナミ「逆に、アンタにしか出来ない事だってある」
コナミ「アイツらと一緒に居た時間は、アンタの方が長い」
コナミ「アンタにしか、アイツらに届けられない言葉がある」
モバP「ああ、そうだな……」
モバP「……明日は、いよいよ初戦だ」
コナミ「通常よりもライフが少ないし、プレイヤーが次々に入れ替わる変則ルール……」
コナミ「いつもとは勝手が違う所が多すぎる……正直、何が起きてもおかしくはない」
コナミ「だが、どんな状況であったとしても、最後までチームの支えになるのは……」
モバP「リーダーの存在、か……」
コナミ「ああ……」
コナミ「明日のデュエル、李衣菜がキーになるのは確かだな」
- 718 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/03/22(水) 02:28:51.08 ID:vk/6nCPF0
-
短いですが今回はここまでです。
連休使ってどんどん書こうと思ってたんですが中々進まない……毎度毎度遅くなってしまい申し訳ないです。
とうとう新ルールについて公式から発表され、
OCG界ではマスタールール4への移行が進められています。
本SSの今後のデュエル描写についてですが、
先のアナウンス通り、当分は今のマスタールール3で進め、様子を見たいと思います。
せっかくの新ルールと新カードなので、頃合いを見てルール変更したいとは思っていますが
今後のカードプール次第では、最後までマスタールール3で行く事も考えるかもしれません。
その時は、新しいカードもマスタールール3で使える範囲で出していく形になると思います。
既存のカテゴリのリンクモンスターを出してくれるといいのですが……
それではここまで読んでくださった方、ありがとうございました。
ネプチューン禁止はちょっとやりすぎなんじゃないですかね……
- 719 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/22(水) 04:45:15.85 ID:neTzLY8HO
- 乙乙
ネプチューンは結構便利だったから残念だったね…
- 720 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/22(水) 06:55:47.87 ID:U8pVGwgLo
- 乙乙
- 721 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/22(水) 08:23:37.40 ID:HeqSduNIO
- 更新乙です。
グランプリ中はマスタールール3のままでいいんじゃないですかね。
- 722 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/17(月) 19:01:42.66 ID:1Rt0kn4T0
- まとめから来て追い付いた……乙です!
- 723 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/03(水) 06:09:55.93 ID:NZjIkUJPO
- 保守。
来週からついにヴレインズ放送開始ですな
- 724 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/05/17(水) 08:20:05.81 ID:NvjE8IQG0
- 前回の更新からかなり時間が経ってしまったので生存報告だけ……
何とか頑張って今週末には続きを投下出来ればと思っております。
よろしくお願い致します。
楓さん、6代目シンデレラガールおめでとうございます。
- 725 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/03(土) 18:19:09.86 ID:zlO3xdSJO
- 保守。
主はハノイの騎士にハッキングを食らったのかな?
- 726 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/07/18(火) 10:37:34.98 ID:NOSbYoCW0
- 大変ご無沙汰しております。
割と笑えないレベルで間が空いてしまい申し訳ありません。
副業で多忙だった事もあるのですが、
しばらく期間が開いたら何でもない会話ですら
びっくりするほど書けなくなってました……
やっぱり、継続って大事なんやなって
とりあえず、目途が立ってないのに投下予告するのはやめようと思います。
これもう完結までにアイマスや遊戯王というコンテンツ自体が
残ってるかどうかすらも怪しくなってきたゾ……
- 727 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/18(火) 13:24:38.76 ID:BiUfk8U0o
- 乙
ゆっくりでいいよー
- 728 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/08/19(土) 02:58:24.69 ID:R6ilBG+e0
-
・
・
・
・
・
『お、お嬢様……』
『どうか、過ちを正す勇気を……』
『ご自分の正義と、信念を、貫い、て……!』
…………?
ここは、どこだ?
- 729 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/08/19(土) 02:59:03.10 ID:R6ilBG+e0
-
『しっかりして、ミゾグチ!』
『……ああ、そんな!どうして、私なんかのために……!』
あれは、シェリー……?
俺は、何を見ているんだ……
『残念です、シェリー』
『愛と情に心を縛られ過ぎた人間もまた、新たな未来にはふさわしくありません』
『ゾーン……!』
ゾーン?
ここは……アーククレイドル?
- 730 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/08/19(土) 02:59:50.78 ID:R6ilBG+e0
-
『あなたが、コナミを処分できないと言うならば、一緒に消えてもらうほかないでしょう』
『ゾーン、君が手を下すまでもない……私がやろう』
『……いいえ、アポリア、これは友人としての礼儀なのです』
『彼女は、私にできた久しぶりの友人でした……そう、本当の人間の……』
『だから、せめて私の手で、最後は安らかに眠らせてあげたいのです』
違う……ゾーンは俺や遊星と戦って……
『……コナミ、お願い!』
『これが、私の最後のお願いよ……』
……でも、何だこの感覚は?
この既視感は……
- 731 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/08/19(土) 03:00:19.93 ID:R6ilBG+e0
-
『私に、あなたの力を貸してちょうだい!』
『私と一緒に、戦って……! 』
俺は、確かにここに……!
『コナミ……!』
シェリー!!
「コナミん!」
- 732 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/08/19(土) 03:01:17.99 ID:R6ilBG+e0
-
コナミ「未、央……?」
未央「も〜、やっと起きた〜」
未央「大丈夫?すっごいうなされてたよ?」
コナミ「……っ、もう朝か」
未央「もう朝か……じゃないってば!今日はいよいよDAGP予選の1回戦でしょ!」
未央「コナミんは一応事務所スタッフなんだから、プロデューサーと一緒に会場行かなきゃ!」
コナミ「ああ、そうだったな……」
未央「ていうかコナミん!せっかく起こしに来てあげてるのに、毎度毎度その態度はなんなのさ!」
未央「現役アイドルが朝起こしに来るなんて、男の子なら一度は夢見るシチュエーションだよ!?」
未央「コナミんはもうちょっと、自分の置かれてる環境をありがたがるべき!」
コナミ「悪かったよ、支度するからちょっと待ってろ」
未央「むぅ〜……」
- 733 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/08/19(土) 03:01:51.65 ID:R6ilBG+e0
-
コナミ(それにしても、今の夢……)
コナミ(俺はどうしてシェリーとアーククレイドルに……)
未央「……ねぇ、コナミん」
コナミ「ん、何だ?」
未央「……シェリーって、誰?」
コナミ「っ!?」ビクッ
- 734 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/08/19(土) 03:02:24.99 ID:R6ilBG+e0
-
未央「あー、えっと……その、盗み聞きなんてするつもりなかったんだけどさ」
未央「うわ言で、その名前を呟いてたから」
未央「コナミんの、大切な人だったのかなって……」
コナミ「…………」
未央「ご、ごめん!やっぱり今の無し!」
未央「その……無神経、だったよね」
コナミ「……気にするな、元の世界でのデュエル仲間ってとこだ」
コナミ「そいつが、たまたま夢に出てきただけだ」
未央「そ、そっか……」
- 735 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/08/19(土) 03:03:11.60 ID:R6ilBG+e0
-
コナミ(そうだ……俺は確かに、アイツとは何度もデュエルした)
コナミ(でも、俺が一緒にゾーンと戦ったのは遊星だった……)
コナミ(今のビジョンは……)
未央「…………」
コナミ「……なんだよその顔は、別に気にしてないって言ってるだろ」
未央「だって……うなされてる時のコナミん、辛そうだったから」
未央「心配するじゃん……」
- 736 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/08/19(土) 03:04:07.42 ID:R6ilBG+e0
-
コナミ「そんな深刻になるなって、ちょっと悪い夢見てただけだ」
未央「でも、その夢はコナミんの世界の夢……なんでしょ?」
コナミ「別にそうだとしても、お前が落ち込む事ないだろ」
コナミ「お前は、お前のするべき事だけ見てればいい」
コナミ「俺も、俺の問題は自分でなんとかする……お前が気に病む事なんて何も無いって」
未央「コナミん……」
コナミ「ま、心配掛けちまって悪かったな……でも、俺は本当に平気だ」
未央「本当に?」
コナミ「ああ、本当だ」
- 737 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/08/19(土) 03:05:10.29 ID:R6ilBG+e0
-
未央「……分かった、コナミんがそこまで言うならもう何も言わないよ」
コナミ「うん、それでいいさ」
未央「……はいっ!それじゃあ早く支度して!皆待ってるんだから!」
コナミ「お、おう、切り替え早いな」
未央「あったりまえじゃん!今日は気合い入れてリーナ達応援しなきゃなんだから!」
未央「先に行ってて待ってるから、早く来てね!」
コナミ「分かってるって、そんな急かすなよ」
未央「それから!」
コナミ「ああ?まだ何かあんのか」
未央「……それから」
コナミ「?」
- 738 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/08/19(土) 03:05:40.73 ID:R6ilBG+e0
-
未央「コナミんの抱えてる事、私達にはどうしようもできないかもしれないけど……」
未央「私達、コナミんの味方だからね」
コナミ「未央……」
未央「……なーんつって!どう?今のちょっとキュンってした?」
コナミ「……そういうのはP相手にやりな」
未央「むぅー、なにそれー!」
コナミ「フッ、いいから早く行けって」
コナミ「……ありがとうな」
未央「えへへ……」
未央「……それじゃ、待ってるね」
コナミ「ああ、すぐ行く」
- 739 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/08/19(土) 03:06:12.46 ID:R6ilBG+e0
-
コナミ「…………」
私に、あなたの力を貸してちょうだい!
私と一緒に、戦って……!
コナミ(度々俺の脳裏をよぎる、謎のビジョン……)
コナミ(……ブルーノに一度話してみるか)
- 740 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/08/19(土) 03:06:45.03 ID:R6ilBG+e0
-
…………
………
……
DAGP予選会場
MC「デュエルモンスターズファン……そして、アイドルファンの皆様!大変お待たせいたしました!」
MC「最強のプロダクションを決める、年に一度の戦いの火蓋が切って落とされる……!」
MC「デュエルライブ・オールスターカーニバル!いよいよ開幕だぁ――――!!」
ワアアアアアアアアアアアア……!!
MC「今年も激戦を飾るに相応しい、名だたるプロダクションがエントリーされているぞ!」
MC「予選トーナメント1回戦は、ユニット同士でのチーム戦!」
MC「果たしてどのプロダクションが2回戦へ名乗りをあげるのか!?」
MC「間もなく、予選トーナメントDブロック1回戦のスタートだ――――――!」
- 741 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/08/19(土) 03:07:33.77 ID:R6ilBG+e0
-
美嘉「相変わらず、すごい盛り上がりだねー★」
裕子「ほんとですね、予選とは思えない位……」
裕子「でもよかったんですか?レッスンほったらかして会場の下見なんて……」
美嘉「トレーナーさんにはマネちゃんから連絡入れてもらってるから大丈夫★」
美嘉「やれる事は何でもやっとかないとね……今年こそは、皆で決勝トーナメント行くんだから!」
美嘉「それにユッコだって、李衣菜ちゃんがどんなデュエルするのか気になるでしょ?」
裕子「そ、それはもちろん!私と李衣菜ちゃんはお互いに認め合ったライバルですからね!」
美嘉「ふふっ、ならしっかり目に焼き付けとかなきゃ」
美嘉「ま、かく言うアタシも、かわいい妹の晴れ舞台をしっかり応援してあげなきゃなんだけどね」
裕子「あ!莉嘉ちゃん、でしたっけ?」
美嘉「うん、アタシに言わせればまだまだだけど、結構面白いデュエルするんだ」
裕子「面白いデュエルですか……何だか楽しみになってきました!」
美嘉「ひょっとしたら、後々当たる相手になるかもしれないからね」
美嘉「……今日の所は、お手並み拝見、かな★」
- 742 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/08/19(土) 03:08:08.58 ID:R6ilBG+e0
-
拓海「ったく、何でアタシらが他所の連中のデュエルなんざ見なくちゃいけないんだよ」
ブルーノ「まぁそう言わないで、君達3人は初戦に出てもらうから、雰囲気だけでも感じ取ってもらおうと思ってね」
拓海「ちっ、しかもよりによってCGプロかよ……」
晶葉「そう言うな姐さん、他人の戦い方を研究するのも強くなるには大切だ」
ブルーノ「晶葉の言う通りだよ、拓海」
ブルーノ「それがリベンジしたい相手なら、なおさらね」
拓海「フン!当然だろ、DLCでの借りをきっちり返さなきゃならねぇからな」
拓海「こんなとこでやられてもらっちゃ困るんだよ」
ブルーノ「ふふ……まぁ、今日はあくまで下見だから、肩の力を抜いて観戦すればいいよ」
- 743 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/08/19(土) 03:08:50.63 ID:R6ilBG+e0
-
晶葉「ああ助手、下見するのは別にいいんだが……」
拓海「下見どころじゃないヤツが、そこに一人いるぜ?」
ブルーノ「えっ?」
女の子「うぅ……」
ブルーノ「の、乃々?どうしたの、大丈夫?」
乃々「ぷ、プロデューサーさん……」
乃々「ほ、ほんとに、あんなところで、デュエルするんですか……?」
乃々「あんな、ものすごく目立つところで……?」
ブルーノ「えっと、そうだけど……」
乃々「き、聞いてないんですけど……!」
- 744 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/08/19(土) 03:09:54.02 ID:R6ilBG+e0
- 拓海「ったく、いい加減腹くくれよ森久保、アイドルなんだからステージに立つのは当然だろ?」
乃々「ぜ、絶対むーりぃ……」
拓海「情けねぇなぁ……せっかくデュエルの腕は上がってきてるのによ」
乃々「うぅ……どうせ、もりくぼはだめくぼです……」
ブルーノ「……乃々、今日の乃々はお客さんでいいんだよ」
乃々「お客、さん?」
ブルーノ「そう、アイドルのステージを観に来たお客さん」
ブルーノ「一旦自分がステージに立つ事は忘れて、純粋に楽しんでみようよ」
乃々「……でも、結局もりくぼはステージに立つんですよね……」ジトッ
ブルーノ「あはは……僕としては、乃々が少しでもやる気になってくれると嬉しいけどね」
乃々「やっぱりぃ……」
- 745 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/08/19(土) 03:12:06.51 ID:R6ilBG+e0
-
ブルーノ「……乃々はいつも、帰りたいとか、辞めたいとか言いながらも、お仕事をずっと頑張ってきてくれた」
ブルーノ「だから、乃々がもっと先に行けるように頑張らせてあげたいんだ」
乃々「いや、もりくぼ的にはもうこれ以上先に行かなくても……」
乃々「それに……もりくぼが何とかやれてるのは、プロデューサーさんといっしょだからで……」
ブルーノ「うん、それは変わらないよ」
ブルーノ「乃々が頑張れるように、僕ももっと頑張る……」
ブルーノ「だからもうちょっとだけ、僕のわがままに付き合ってくれると嬉しいな」
- 746 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/08/19(土) 03:12:42.52 ID:R6ilBG+e0
-
乃々「うぅ……そ、それなら……」
乃々「……あんなステージに立つのは、正直、怖いですけど」
乃々「その……プロデューサーさんが困るのも、嫌、なので……」
乃々「なので……ちょっとだけ、がんばります……」
ブルーノ「うん、それで十分だよ……ありがとう、乃々」
拓海「……ジョニーの奴、森久保の扱い結構うまいよな」
晶葉「フフ、姐さんも助手の接し方を見習った方がいいかもな」
拓海「うっせ、余計なお世話だっての」
ブルーノ「……おっと、もうこんな時間だね」
ブルーノ「そろそろ、始まるみたいだ」
- 747 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/08/19(土) 03:13:15.09 ID:R6ilBG+e0
-
…………
………
……
ステージ裏
モバP「3人共、準備はいいな?」
3人「「「はいっ!」」」
モバP「かな子、トップバッターだけど緊張してないか?」
かな子「お、思ったより大丈夫ですっ!」
コナミ「まぁ、かな子はもっとすごいヤツらとデュエルしたしな」
かな子「えへへ……でも、思ったよりあっさり始まるんですね」
李衣菜「確かに、開会式とかやるのかと思った」
莉嘉「そういえば去年の開会式、テレビでやってたよね?」
- 748 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/08/19(土) 03:13:47.88 ID:R6ilBG+e0
-
モバP「そういうセレモニーやテレビ中継は決勝トーナメントからだ」
モバP「今回はあくまで予選だからな、本選に比べれば会場の規模も大きい訳じゃない」
モバP「まぁブロック代表決定戦にもなってくれば、大分大きい会場にはなるけどな」
李衣菜「予選で負けちゃったら、日の目を見る事なく脱落って事だね……」
モバP「そう……でも、俺達にとってはここが目標へのスタートラインだ」
モバP「……ここまでたどり着くのに、皆を長い間待たせてしまったな」
かな子「プロデューサーさん……」
- 749 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/08/19(土) 03:14:35.94 ID:R6ilBG+e0
-
モバP「俺が皆にしてやれた事なんて、本当にちっぽけだけど」
モバP「ありがとうな……ここまで、俺についてきてくれて」
モバP「俺を、信じてくれて」
コナミ「P……」
李衣菜「……もう!全然ロックじゃないです、プロデューサーさんっ!」
モバP「李衣菜?」
李衣菜「そういうセリフは、決勝まで取っておくもんですよ!」
莉嘉「そうそう!アタシ達、これからガンガン勝ち進んじゃうんだから☆」
- 750 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/08/19(土) 03:15:12.58 ID:R6ilBG+e0
-
かな子「はいっ!それに、私達だってプロデューサーさんには感謝してます」
かな子「本当にアイドルとしてステージに立てるようになるなんて……」
莉嘉「今度はアタシ達が、Pくん達に最っ高のステージ見せてあげちゃうもん☆」
李衣菜「卯月ちゃんだけじゃない、これからは私達もCGプロを引っ張りますよ!」
モバP「皆……」
コナミ「フッ……さぁ、いよいよ始まるぜ」
コナミ「バシッと勝って、智絵里と楓さんに繋いで来い」
コナミ「……頼んだぜ、李衣菜」
李衣菜「……はいっ!」
- 751 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/08/19(土) 03:15:50.75 ID:R6ilBG+e0
-
MC「さぁ、いよいよ本日最初の対戦カードを発表するぞ―――――!!」
MC「まずはCGプロダクションから、新星トリオユニット……」
MC「ロッキングガール!多田李衣菜、城ヶ崎莉嘉、三村かな子の登場だ―――――!!!」
ワアアアアアアアアアアアッ!!
拓海「オラァCGプロォ!こんなとこでやられたりなんかしたら承知しねぇぞコラァ!!」
ブルーノ「た、拓海、落ち着いて……」
美嘉「莉嘉ー!しっかりー!」
裕子「むむむ……李衣菜ちゃん達に届け、私のエナジー……!」
- 752 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/08/19(土) 03:16:39.57 ID:R6ilBG+e0
-
未央「おー!来た来たー!」
楓「3人共、頑張ってー♪」
卯月「な、何だかこっちが緊張してきました……」
智絵里「そっか……卯月ちゃんは観客席で応援に回るのって、あんまり無かったもんね」
卯月「そういえば、いっつも皆から応援してもらってる立場でした」
未央「これまで暖かく見守ってきた、未央ちゃん達の気持ちが分かったかね〜?」
卯月「えへへ、そうですね……いつも応援してもらってる分、今日は応援頑張りますっ!」
- 753 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/08/19(土) 03:17:25.64 ID:R6ilBG+e0
-
MC「そして対するは!こちらもTrプロの誇る新星個性派ユニット……!!」
「フフーン!とうとうカワイイボクが、ステージを照らす瞬間がやってきました!」
「う、うん……がんばろう……」
「フヒ……」
MC「カワイイボクと142s!輿水幸子、白坂小梅、星輝子――――!!」
ウオオオオオオオオオ―――――!!
智絵里「か、カワイイ……」
楓「ボク?」
卯月「な、何だか個性的なユニット名ですね……」
- 754 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/08/19(土) 03:18:04.49 ID:R6ilBG+e0
-
幸子「フフーン!CGプロの皆さん、噂はかねがね聞いてますよ!」
幸子「でも残念でしたねぇ、初戦からボク達と当たっちゃうなんて!」
幸子「まぁ、DAGPは今年だけじゃなく、来年もありますから!」
幸子「せめて、ボクのカワイさを目に焼き付けて帰ってくださいね!」ドヤッ
コナミ「フン、随分なビッグマウスだな」
モバP「あの3人……Trプロの中でも、新鋭のメンバーを揃えてきたな」
モバP「3人共、デビューしてまだ間もないハズだ」
コナミ「新星ユニット同士のデュエルか……」
- 755 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/08/19(土) 03:18:35.64 ID:R6ilBG+e0
-
李衣菜「すごい自信だけど……勝負は、やってみないと分かんないよ!」
幸子「ボクのカワイさの前では、勝負は決まったも同然ですっ!」
莉嘉「デュエルに可愛さ関係ないじゃん!」
幸子「ありますよ!」
MC「さぁ、前哨戦はその辺にしておいて、今回のルールを改めて確認するぞ―――――!!!」
・3人1組のユニット同士の勝ち抜き戦
・1人あたりライフ4000を持ち、ファーストプレイヤー同士で1対1のデュエルを行う
・ライフが0になったプレイヤーは次のプレイヤーに交代し、交代したプレイヤーのターンからデュエルを再開する
・プレイヤー交代の際、フィールドに存在するカード、墓地のカード、除外されているカードを引き継ぐ
・先に相手チームのラストプレイヤーを倒したチームが勝利となる
- 756 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/08/19(土) 03:19:17.78 ID:R6ilBG+e0
-
MC「つまり、デュエルの展開が進んでいく程、各プレイヤーが残したカードがフィールドや墓地に溜まっていく!」
MC「前のプレイヤーがどのようなカードを残すか、そのカードを後のプレイヤーが如何に使いこなせるかが勝負を左右するぞ!」
美嘉(プレイヤーが次々に入れ替わる変則ルール……)
ブルーノ(ルールの特性上、デッキ構築の段階からチーム間のシナジーを意識したカード選定が求められる)
ブルーノ(コナミ……君がどんなチームを作りあげたか、見せてもらうよ)
- 757 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/08/19(土) 03:20:02.44 ID:R6ilBG+e0
-
MC「それでは、デュエルのスタートを飾る、両ユニットのファーストプレイヤーを紹介するぞ――――!!!」
MC「まずCGプロ!なんとこのデュエルがデビュー戦!初の舞台で勝利を掴めるか!?」
MC「スイートガール!三村かな子―――――!!」
未央「いったれー!みむっちー!」
智絵里「かな子ちゃん、頑張って!」
MC「そしてTrプロからは、キケンな香り漂うメタリックガール、星輝子の登場だぁ―――――!!」
幸子「頼みましたよ、輝子さん!」
輝子「フヒ、頼まれた……」
MC「さぁ、ここから先は1対1!残りのプレイヤーは一度ステージから外れて待機になるぞ!」
李衣菜「かな子ちゃん、トップバッター任せたよ!」
莉嘉「ガンガン行っちゃおー☆」
かな子「うん!出来るだけいい状態で2人に繋げるね!」
- 758 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/08/19(土) 03:20:32.46 ID:R6ilBG+e0
-
輝子「や、やぁ……」
かな子「よ、よろしくお願いします!」
輝子「あ、あの……」
かな子「?」
輝子「さ、幸子ちゃんは、ああ言ってたけど」
輝子「悪気があって、言ってた訳じゃ、ないんだ……」
輝子「だから、その、ゆ、許してほしい、というか……」
かな子「ふふっ……気にしてないよ、友達想いなんだね」
輝子「フヒ……いい人、だな」
かな子「お互い、頑張ろうね!」
輝子「う、うん……よろしく……」
- 759 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/08/19(土) 03:21:13.57 ID:R6ilBG+e0
-
かな子(コナミさんと出会ったあの日以来のステージ……)
かな子(でも、今日はあの時とは違う……)
かな子(ステージをキラキラさせるために、頑張らなきゃ)
かな子(今度は、アイドルとして……!)
莉嘉「かな子ちゃん……!」
李衣菜「大丈夫、全然落ち着いてるよ」
コナミ(これまで十分練習は積んできたが、実戦はこれが初体験になる)
コナミ(うまく勢いに乗る為に、立ち上がりは重要だ……)
モバP(頼むぞ……かな子)
- 760 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/08/19(土) 03:21:39.88 ID:R6ilBG+e0
-
MC「アイドル達の夢の舞台への挑戦が今、幕を開ける!」
MC「全プロダクション最強の座を目指して……いざ!」
MC「デュエル、開始イイイィィィ――――――――!!」
かな子「デュエル!」
輝子「デ、デュエル……フヒ」
- 761 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/08/19(土) 03:22:19.78 ID:R6ilBG+e0
-
かな子「い、いきます!私の先攻!」手札5
かな子「マドルチェ・マジョレーヌを召喚っ!」
《マドルチェ・マジョレーヌ/Madolche Magileine》 †
効果モンスター
星4/地属性/魔法使い族/攻1400/守1200
このカードが相手によって破壊され墓地へ送られた時、
このカードをデッキに戻す。
このカードが召喚・反転召喚に成功した時、
デッキから「マドルチェ」と名のついたモンスター1体を手札に加える事ができる。
マジョレーヌ 攻1400
かな子「マジョレーヌが召喚に成功した時、デッキからマドルチェモンスターを手札に加える事が出来る!」
かな子「マドルチェ・エンジェリーを手札に!」
かな子「カードを1枚伏せて、ターンエンド!」
輝子「おおー……」
- 762 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/08/19(土) 03:22:49.97 ID:R6ilBG+e0
-
拓海「フン、伏せカード1枚に、下級モンスター1体出して終わりか」
ブルーノ「マドルチェデッキ……高速展開や相手カードの除去を得意とする戦術だね」
ブルーノ(この手のデッキは後攻スタートの方が有利になる事が多い、今はまだ様子見と言ったところか……)
輝子「じ、じゃあ、私のターン……」手札6
輝子「モンスターを、セット……」
輝子「カードを2枚伏せて……ターン、エンド」
裕子「こっちもカードを伏せただけで終わり……」
美嘉「ううん、かな子ちゃんが何か仕掛けるよ!」
- 763 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/08/19(土) 03:23:25.04 ID:R6ilBG+e0
-
かな子「エンドフェイズに、伏せカードサンダーブレイクを発動!」
《サンダー・ブレイク/Raigeki Break》 †
通常罠
(1):手札を1枚捨て、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
かな子「手札を1枚捨てて、伏せカードを1枚破壊します!」バリーン
輝子「あぁ〜……」
ロッキングガール
かな子(1st)LP4000 手札3
フィールド マジョレーヌ
カワイイボクと142s
輝子(1st)LP4000 手札3
フィールド 裏守備 伏せ1
- 764 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/08/19(土) 03:23:59.22 ID:R6ilBG+e0
-
かな子「そして、私のターン!」手札4
かな子(よしっ、今の状況なら……!)
かな子「マドルチェ・エンジェリーを召喚!」
《マドルチェ・エンジェリー/Madolche Anjelly》 †
効果モンスター
星4/地属性/天使族/攻1000/守1000
このカードが相手によって破壊され墓地へ送られた時、
このカードをデッキに戻す。
また、このカードをリリースして発動できる。
デッキから「マドルチェ」と名のついたモンスター1体を特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは戦闘では破壊されず、
次の自分のターンのエンドフェイズ時に持ち主のデッキに戻る。
「マドルチェ・エンジェリー」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。
エンジェリー 攻1000
かな子「エンジェリーの効果発動!自身をリリースする事で、マドルチェモンスターを1体呼び出す事が出来る!」
かな子「おいで!マドルチェ・ホーットケーキ!」
《マドルチェ・ホーットケーキ/Madolche Hootcake》 †
効果モンスター
星3/地属性/獣族/攻1500/守1100
このカードが相手によって破壊され墓地へ送られた時、
このカードをデッキに戻す。
また、自分のメインフェイズ時に、
自分の墓地のモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターをゲームから除外し、
デッキから「マドルチェ・ホーットケーキ」以外の
「マドルチェ」と名のついたモンスター1体を特殊召喚する。
「マドルチェ・ホーットケーキ」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。
ホーットケーキ 攻1500
- 765 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/08/19(土) 03:24:34.04 ID:R6ilBG+e0
-
かな子「そしてホーットケーキの効果!墓地のモンスター1体を除外して、デッキから他のマドルチェ1体を呼び出せる!」
かな子「私は墓地のマドルチェ・プディンセスを除外する事で、マドルチェ・メッセンジェラートを特殊召喚!」
《マドルチェ・メッセンジェラート/Madolche Messengelato》 †
効果モンスター
星4/地属性/戦士族/攻1600/守1000
このカードが相手によって破壊され墓地へ送られた時、
このカードをデッキに戻す。
このカードが特殊召喚に成功した時、
自分フィールド上に「マドルチェ」と名のついた
獣族モンスターが存在する場合、
デッキから「マドルチェ」と名のついた
魔法・罠カード1枚を手札に加える事ができる。
メッセンジェラート 攻1600
かな子「メッセンジェラートが特殊召喚した時、マドルチェの獣族が存在していれば、マドルチェと名の付く魔法・罠を1枚手札に加える事が出来る!」
かな子「マドルチェ・シャトーを手札に加え、発動!」
《マドルチェ・シャトー/Madolche Chateau》 †
フィールド魔法
このカードの発動時に、
自分の墓地に「マドルチェ」と名のついたモンスターが存在する場合、
そのモンスターを全てデッキに戻す。
このカードがフィールド上に存在する限り、
フィールド上の「マドルチェ」と名のついた
モンスターの攻撃力・守備力は500ポイントアップする。
また、「マドルチェ」と名のついたモンスターの効果によって、
自分の墓地のモンスターがデッキに戻る場合、
デッキに戻さず手札に戻す事ができる。
- 766 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/08/19(土) 03:25:14.55 ID:R6ilBG+e0
-
ブルーノ「これは……マドルチェのステータスを強化するフィールド魔法!」
かな子「そして私は、レベル4のマジョレーヌと、メッセンジェラートでオーバーレイ!」
かな子「現れよ、甘美の王国を統べる女王……!」
かな子「エクシーズ召喚!クイーンマドルチェ・ティアラミス!」
《クイーンマドルチェ・ティアラミス/Madolche Queen Tiaramisu》 †
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/地属性/天使族/攻2200/守2100
「マドルチェ」と名のついたレベル4モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、
自分の墓地の「マドルチェ」と名のついたカードを2枚まで選択して発動できる。
選択したカードをデッキに戻し、
戻したカードの数まで相手フィールド上のカードを選んで持ち主のデッキに戻す。
ティアラミス 攻2200→2700
李衣菜「よしっ!きた!」
莉嘉「かな子ちゃんのエース!」
- 767 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/08/19(土) 03:25:47.51 ID:R6ilBG+e0
-
かな子「ティアラミスの効果発動!オーバーレイユニット1つを使い、墓地のマドルチェカードをデッキに戻す事で、その枚数だけ相手のカードをデッキに戻す事が出来る!」
コナミ(そう、このカードがマドルチェデッキの真骨頂……!)
ブルーノ(対象を取らないデッキへのバウンス……除去の中でもかなり強力な効果だ)
輝子「そ、速攻魔法、終焉の焔発動……」
《終焉の焔/Fires of Doomsday》 †
速攻魔法
このカードを発動するターン、自分はこのカードの効果以外では
モンスターを召喚・反転召喚・特殊召喚できない。
(1):自分フィールドに「黒焔トークン」
(悪魔族・闇・星1・攻/守0)2体を守備表示で特殊召喚する。
このトークンは闇属性以外のモンスターのアドバンス召喚のためにはリリースできない。
輝子「フヒ……黒焔トークンを、2体特殊召喚……」
黒焔トークン×2 守0
- 768 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/08/19(土) 03:26:24.55 ID:R6ilBG+e0
-
かな子「それなら、ティアラミスの効果でセットモンスターとトークン1体を戻しますっ!」ヒュンヒュン
輝子「なっ……!」
MC「おおっと―――――!!いきなりマドルチェ・ティアラミスの強力効果が炸裂―――――!!」
MC「これで流れを掴めるか――――――!?」
晶葉「1ターン目の静かな立ち上がりからは一転……展開と除去を同時に行ってくるとは」
ブルーノ「なるほど、ティアラミスの効果は墓地にマドルチェカードが無くては使えない……」
ブルーノ「でも今の展開、ホーットケーキの効果を使う為に墓地のマドルチェを消費する必要があった」
ブルーノ「そこでサンダーブレイクを事前に使い、手札コストとしてマドルチェを墓地に送る事で、その効果のトリガーを補ったんだね」
幸子「むっ……なかなかやりますね……」
小梅「うん……輝子ちゃん、大丈夫、かな……?」
- 769 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/08/19(土) 03:26:53.03 ID:R6ilBG+e0
-
かな子「バトルフェイズ!ホーットケーキで、黒焔トークンを攻撃!」
ホーットケーキ「ホッホウ!」攻2000
黒焔トークン「」バリーン
智絵里「やった!」
卯月「これで相手のフィールドはがら空き!」
未央「いっけー!先制パンチ!」
かな子「ティアラミスで、プレイヤーにダイレクトアタック!!」
ティアラミス「はああああぁぁぁ……!!」攻2700
幸子「だけど……」
「キシャアアアァァァァッ!!」
- 770 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/08/19(土) 03:27:20.65 ID:R6ilBG+e0
-
ティアラミス「!!」
かな子「えっ……!?」
モバP「あのモンスターは……!」
コナミ「…………!!」
《捕食植物セラセニアント》 †
効果モンスター
星1/闇属性/植物族/攻 100/守 600
「捕食植物セラセニアント」の(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手モンスターの直接攻撃宣言時に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):このカードが相手モンスターと戦闘を行ったダメージ計算後に発動できる。
その相手モンスターを破壊する。
(3):フィールドのこのカードが効果で墓地へ送られた場合、
または戦闘で破壊された場合に発動できる。
デッキから「捕食植物セラセニアント」以外の「プレデター」カード1枚を手札に加える。
セラセニアント 守600
幸子「フフーン!輝子さんのデッキは、ここからが本番ですよ?」
輝子「…………」
- 771 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/08/19(土) 03:28:02.03 ID:R6ilBG+e0
-
今回はここまでです。
大分遅くなってしまい申し訳ございませんでした。
のんびりやるとは言っていましたが、流石にのんびりしすぎました。
現行のOCGはすっかりリンク環境に移行してしまいましたが
本SSはまだまだ旧ルールで進んでいきますので
「こんな時代もあったなぁ」と懐かしい気持ちで読んで頂ければと思います。
それでは読んでくださった方、ありがとうございました。
先週末は遊戯王の世界大会、モバマスのSSAと
両コンテンツにとってホットな休日になりましたね。
- 772 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/19(土) 03:41:51.03 ID:DxxVtRbGO
- 乙!楽しみにしてたぜ!
- 773 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/19(土) 12:17:33.28 ID:BRcukGV3o
- 乙
- 774 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/09/24(日) 19:02:02.34 ID:MD2IPgNh0
-
輝子「フ……フフ……フヒ……」
輝子「ヒャッハアアア―――――――!!!」
かな子「っ!!?」
智絵里「ひゃっ……!」
未央「何か、いきなりキャラが変わっちゃってない!?」
卯月「ど、どうしちゃったんでしょう……」
- 775 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/09/24(日) 19:02:30.99 ID:MD2IPgNh0
-
輝子「おいィ……よくもトモダチを門前払いにしてくれたなァ……」
かな子「と、ともだち……?」
小梅「さ、幸子ちゃん、今トモダチって……」
幸子「はぁ、輝子さんあれだけ言ったのに……」
幸子「まぁ……ああなった輝子さんは、誰にも止められませんけどね」
李衣菜「さっきまで静かな子だったのに、いきなりパンクな感じに……」
莉嘉「李衣菜ちゃん、ああいうのもロックかもって思ってるでしょ?」
李衣菜「う……な、何言ってるのこんな時に!」
李衣菜(ちょっと思ったけど……)
莉嘉「はぁ……でも、いきなり出てきたあのモンスターって……」
- 776 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/09/24(日) 19:03:09.16 ID:MD2IPgNh0
-
輝子「捕食植物セラセニアントは、相手から直接攻撃を受ける時に手札から特殊召喚できる!」
輝子「つまり、今の攻撃は特殊召喚による巻き戻しによって中断された……お前のバトルフェイズはまだ終わってないぜ……」
かな子(あのモンスターの守備力は600、攻撃すれば倒せる……!でも……)
輝子「だが気を付けなァ、セラセニアントはバトルした相手モンスターを破壊する!」
輝子「うかつに攻撃すると食われちまうぜェ……?」
かな子(今攻撃してしまったら、ティアラミスが破壊されてしまう……)
かな子(それなら、次のターンまで待ってから攻めれば……!)
かな子「私は……これで、ターンエンドです」
- 777 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/09/24(日) 19:03:35.39 ID:MD2IPgNh0
-
輝子「ククク……エンドっつったなぁ?なら行かせてもらうぜぇ?」
輝子「私のターン!」手札3
輝子「捕食植物オフリス・スコーピオを召喚!」
《捕食植物オフリス・スコーピオ》 †
効果モンスター
星3/闇属性/植物族/攻1200/守 800
「捕食植物オフリス・スコーピオ」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、
手札からモンスター1体を墓地へ送って発動できる。
デッキから「捕食植物オフリス・スコーピオ」以外の
「捕食植物」モンスター1体を特殊召喚する。
オフリス・スコーピオ 攻1200
輝子「オフリス・スコーピオの効果ァ!」
輝子「手札から捕食植物サンデウキンジーを墓地に送りィ……デッキから更なる捕食植物を呼び出す!」
輝子「さぁどんどん増え続けろ……捕食植物ダーリング・コブラを特殊召喚!」
《捕食植物ダーリング・コブラ/Predaplant Darlingtonia Cobra》 †
効果モンスター
星3/闇属性/植物族/攻1000/守1500
「捕食植物ダーリング・コブラ」の効果はデュエル中に1度しか使用できない。
(1):このカードが「捕食植物」モンスターの効果で特殊召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「融合」魔法カードまたは「フュージョン」魔法カード1枚を手札に加える。
ダーリングコブラ 守1500
- 778 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/09/24(日) 19:04:23.54 ID:MD2IPgNh0
-
輝子「コイツが捕食植物の効果で呼び出された時、融合カード1枚を手札に加える事が出来る!」
輝子「手札に加えるのは、置換融合!」
《置換融合/Fusion Substitute》 †
通常魔法
このカードのカード名はルール上「融合」として扱う。
(1):自分フィールドから
融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、
その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。
(2):墓地のこのカードを除外し、
自分の墓地の融合モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターをエクストラデッキに戻す。
その後、自分はデッキから1枚ドローする。
輝子「この効果で、フィールドのセラセニアントと、オフリス・スコーピオを融合!」
輝子「融合召喚……侵略せよ、捕食植物キメラフレシア!」
《捕食植物キメラフレシア》 †
融合・効果モンスター
星7/闇属性/植物族/攻2500/守2000
「捕食植物」モンスター+闇属性モンスター
(1):1ターンに1度、このカードのレベル以下のレベルを持つ
フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを除外する。
(2):このカードが相手の表側表示モンスターと戦闘を行う攻撃宣言時に発動できる。
ターン終了時まで、その相手モンスターの攻撃力は1000ダウンし、
このカードの攻撃力は1000アップする。
(3):このカードが墓地へ送られた場合、次のスタンバイフェイズに発動できる。
デッキから「融合」魔法カードまたは「フュージョン」魔法カード1枚を手札に加える。
キメラフレシア 攻2500
- 779 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/09/24(日) 19:04:52.41 ID:MD2IPgNh0
-
かな子「融合モンスター……!!」
輝子「コイツの効果を使う前に、融合素材になったセラセニアントの効果を使わせてもらうぜェ!」
輝子「セラセニアントは墓地に送られた時、プレデターと名の付くカード1枚を手札に加える事が出来る!」
輝子「私は捕食接木を手札に加える!」
輝子「そしてお待ちかねェ……キメラフレシアの効果発動!1ターンに1度、自分よりレベルの低いモンスター1体を除外する!」
美嘉「除外効果……!」
輝子「さぁやっちまえ……キメラフレシア!」
キメラフレシア「!!」
- 780 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/09/24(日) 19:05:21.86 ID:MD2IPgNh0
-
シュルルルルル……
ガシッ!
ホーットケーキ「ホッ……!?」
かな子「ホーットケーキが!?」
バキッ……ゴリュッ……
乃々「ひいいぃぃぃ」
拓海「喰ってやがる……!」
楓「何て事……!」
智絵里「きゅ〜……」
卯月「ち、智絵里ちゃん!しっかり!」
未央「ちえりんにはこの絵面はショッキングすぎるよ!」
- 781 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/09/24(日) 19:05:49.11 ID:MD2IPgNh0
-
かな子「っ……!」
輝子「まだ終わりじゃねぇぞ……」
輝子「悪いが、腹ァ空かせてるヤツがもう一匹いるんでなァ……」
輝子「更に更にィ!装備魔法、捕食接木を発動!」
《捕食接ぎ木》 †
装備魔法
(1):自分の墓地の「捕食植物」モンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。
そのモンスターを特殊召喚し、このカードを装備する。
このカードがフィールドから離れた時にそのモンスターは破壊される。
輝子「コイツは自分の墓地の捕食植物1体に装備する事で、そのモンスターを蘇らせる!」
輝子「オフリススコーピオの効果で墓地に送った、サンデウキンジーを特殊召喚!」
《捕食植物サンデウ・キンジー》 †
効果モンスター
星2/闇属性/植物族/攻 600/守 200
「捕食植物サンデウ・キンジー」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
自分が融合素材とする捕食カウンターが置かれたモンスターの属性は闇属性として扱う。
(2):自分メインフェイズに発動できる。
闇属性の融合モンスターカードによって決められた、
フィールドのこのカードを含む融合素材モンスターを
自分の手札・フィールド及び相手フィールドの捕食カウンターが置かれたモンスターの中から選んで墓地へ送り、
その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。
サンデウ・キンジー 攻600
- 782 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/09/24(日) 19:06:30.41 ID:MD2IPgNh0
-
輝子「そしてこのサンデウキンジーは!闇属性融合モンスターの融合素材にする時、融合カード無しで融合を行う事が出来る!」
卯月「ま、また融合を!?」
輝子「サンデウキンジーと、オフリス・スコーピオを融合!」
輝子「血に飢えた毒牙よ……哀れな獲物を地獄に叩き落とせ!」
輝子「融合召喚!喰い尽くせ……スターヴヴェノムフュージョンドラゴン!」
《スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン/Starving Venom Fusion Dragon》 †
融合・効果モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻2800/守2000
トークン以外のフィールドの闇属性モンスター×2
(1):このカードが融合召喚に成功した場合に発動できる。
相手フィールドの特殊召喚されたモンスター1体を選び、
その攻撃力分だけこのカードの攻撃力をターン終了時までアップする。
(2):1ターンに1度、相手フィールドの
レベル5以上のモンスター1体を対象として発動できる。
ターン終了時まで、このカードはそのモンスターと同名カードとして扱い、同じ効果を得る。
(3):融合召喚したこのカードが破壊された場合に発動できる。
相手フィールドの特殊召喚されたモンスターを全て破壊する。
スターヴ・ヴェノム 攻2800
- 783 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/09/24(日) 19:07:05.60 ID:MD2IPgNh0
-
輝子「スターヴヴェノムの効果ァ!融合召喚に成功した時、特殊召喚された相手モンスター1体の攻撃力を吸収する!」
輝子「奪わせてもらうぜェ……お高くとまった女王様の力をなァ!」
ティアラミス「…………!?」攻2700
スターヴ・ヴェノム 攻2800→5500
輝子「行くぜバトルフェイズ……!スターヴヴェノムで、ティアラミスを攻撃!」
スターヴヴェノム「グルルルルル……!!」攻5500
ティアラミス「あ、あ……!?」攻2700
ドガァァァァァン!!
かな子「きゃああああああっ!?」LP4000→1200
- 784 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/09/24(日) 19:07:32.78 ID:MD2IPgNh0
-
智絵里「かな子ちゃんっ!」
未央「ちょ、ちょっと……これって……!」
モバP「まさか……!」
輝子「さぁトドメだ……キメラフレシアで直接攻撃!!」
輝子「ゴートゥーヘエェェェェェェェェル!!!!」
キメラフレシア「ギシャアアアァァァ!!」攻2500
かな子「そん、な……」
ズガァァァァァァァン……!!
- 785 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/09/24(日) 19:08:06.56 ID:MD2IPgNh0
-
短いですが一旦ここまでです。
読んでくださった方、ありがとうございました。
大分今更ですが、デレステ2周年おめでとうございます。
- 786 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/24(日) 21:21:08.05 ID:R88Ky0gSo
- 乙
- 787 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/24(日) 22:48:56.11 ID:WhiGIJJ+O
- 乙
やはり9期パワーは恐ろしいな…
- 788 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/11/12(日) 07:55:41.48 ID:ktYc8BzJ0
- ご無沙汰しております。
毎度毎度の事ですが、期間が空いてしまい申し訳ありません。
中々書く時間が確保出来ず、もうしばらく更新には
時間が掛かる見込みですが、とりあえずは生存報告だけさせていただきます。
- 789 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/12(日) 23:50:26.69 ID:eCuLpufCO
- 舞ってる
- 790 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/12/10(日) 15:06:54.28 ID:QgQLmUbd0
-
MC「わ……」
MC「ワンショットキル、成立ゥ――――――!!?」
輝子「ヒャッハアアァァァァ――――――――!!!!!!」
未央「嘘、でしょ……」
智絵里「そんな……かな子ちゃん……」
幸子「フフーン!流石輝子さん、早くも勝負ありましたね!」
小梅「ま、まだ、油断大敵……だよ?」
- 791 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/12/10(日) 15:07:40.55 ID:QgQLmUbd0
-
拓海「マジかよ……」
晶葉「連続の融合召喚で一気にライフを削りきるとは……最初から狙ってたのか」
拓海「いきなりこんな一方的な展開になっちまうとはな……なぁ、森久……」
乃々「」チーン
拓海「も、森久保ォ!?大丈夫か魂抜けかけてんぞ!?」
乃々「も、もしあそこに立ってるのがもりくぼだと思ったら、お腹が痛くなってきたんですけど……」
ブルーノ「…………」
ブルーノ(……今回の特別ルールでは一人のもつライフが通常の半分)
ブルーノ(ライフが少ない分、こういうワンショットキルの機会は増えてくるという事か……)
ブルーノ(いきなり正念場だね、コナミ……)
- 792 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/12/10(日) 15:08:37.32 ID:QgQLmUbd0
-
MC「さぁ、いきなり窮地に立たされたロッキングガール!プレイヤーチェンジで流れを変える事が出来るか!?」
かな子(何も、出来なかった……)
かな子(あんなに、たくさん練習したのに……)
かな子(私を、信じて送り出してくれたのに……!)
かな子(2人に……皆に、何て謝れば……)
莉嘉「かな子ちゃんっ!」
かな子「莉嘉、ちゃん……」
- 793 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/12/10(日) 15:09:31.60 ID:QgQLmUbd0
-
かな子「…………」
莉嘉「あ、あの……」
コナミ「かな子」
かな子「こ、コナミさん……」
コナミ「今どんなに後悔したって、結果は戻らない」
コナミ「お前のデュエルは終わった……デュエルディスクを莉嘉に渡せ」
かな子「っ……!」
コナミ「お前のデュエルは確かに終わっちまったが……」
コナミ「お前"達"のデュエルは、まだ始まったばかりだろうが」
かな子「えっ……」
- 794 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/12/10(日) 15:10:23.66 ID:QgQLmUbd0
-
コナミ「反省会なら後でやる、今は気持ち切り替えろ」
コナミ「……莉嘉、先輩アイドルとして、チームのピンチを救う時だぜ」
コナミ「まず最初にやる事、分かってるな?」
莉嘉「…………!!」
莉嘉「うんっ!分かってるって☆あのなんとかドラゴンやっつければいいんでしょ?」
コナミ「そうだ、居座られると厄介だからな、最初はそれに集中だ」
莉嘉「オッケー!任せといて☆」
李衣菜「後ろには私が控えてるから、思いっきり暴れてきて!」
コナミ「なんなら、李衣菜の出番全部食っちまっていいからな」
莉嘉「うん……!」
莉嘉「カリスマギャルの本気、見せてあげるんだから☆」
- 795 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/12/10(日) 15:11:05.54 ID:QgQLmUbd0
-
かな子「…………」
モバP「おいで、かな子」
かな子「プロデューサーさん……」
モバP「……苦いデビューになってしまったな」
かな子「ごめん、なさい」
かな子「私っ、何も出来ないまま……負けちゃって……」
かな子「期待に応えられないまま、終わっちゃって……」
モバP「いいや、それは違うぞ」
かな子「えっ?」
- 796 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/12/10(日) 15:11:36.20 ID:QgQLmUbd0
-
モバP「かな子は、一人で戦っている訳じゃない」
モバP「コナミがさっき言ったろ、お前達のデュエルはまだ終わってない……」
モバP「今日のデュエルがチーム戦だっていう事、忘れたのか?」
かな子「チーム戦……」
モバP「あの日、かな子の隣にコナミが居たように」
モバP「今のかな子には、後ろで支えてくれる仲間がいるじゃないか」
かな子「…………!!」
- 797 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/12/10(日) 15:12:10.08 ID:QgQLmUbd0
-
MC「さぁロッキングガール!果たして逆転のチャンスを手繰り寄せる事が出来るか!?」
MC「セカンドプレイヤー、CGプロのカリスマJC!城ヶ崎莉嘉の登場だ――――!!」
裕子「次のプレイヤーは、莉嘉ちゃん……!」
美嘉(プレッシャーがかかる場面だけど……ここで潰れちゃうようじゃアタシには近づけないよ)
美嘉(頑張れ、莉嘉……!)
卯月「お願い、莉嘉ちゃん……!」
未央「いっけー莉嘉ちー!みむっちの仇取ったれー!」
- 798 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/12/10(日) 15:12:40.18 ID:QgQLmUbd0
-
李衣菜(莉嘉……)
かな子「…………」スッ
李衣菜「かな子?」
かな子「デュエルが終わった私は、もう戦う事は出来ないけど……」
かな子「でも……だからって、黙ってみてるだけなんて嫌だから!」
かな子「だから……私も、隣で応援してもいい?」
李衣菜「……当たり前でしょ、気合い入れて応援するよ!」
かな子「う、うんっ!」
- 799 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/12/10(日) 15:13:09.10 ID:QgQLmUbd0
-
輝子「ククク……2匹目の獲物が来たか……!」
莉嘉「そう簡単に食べられてあげないんだから!」
莉嘉「デュエル☆」
輝子「デュ↑エルだぁ!!」
ロッキングガール
莉嘉(2nd)LP4000 手札5
フィールド マドルチェシャトー
カワイイボクと142s
輝子(1st)LP4000 手札1
フィールド キメラフレシア スターヴヴェノム
- 800 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/12/10(日) 15:13:38.08 ID:QgQLmUbd0
-
晶葉「CGプロはここで巻き返さないとかなり厳しいぞ」
拓海「でもよぉ、あのドラゴンは中々厄介だぜ」
ブルーノ「ああ、スターヴヴェノムフュージョンドラゴン……」
ブルーノ「あのモンスターは破壊された時、相手の特殊召喚モンスターを巻き添えにしてしまう」
ブルーノ「うまく攻略しなければ、傷口をさらに広げるだけだ……」
莉嘉「いっくよー!アタシのターン☆」手札6
莉嘉「D・ラジカッセンを召喚☆」
《D・ラジカッセン/Morphtronic Boomboxen》 †
効果モンスター
星4/地属性/機械族/攻1200/守 400
このカードはこのカードの表示形式によって以下の効果を得る。
●攻撃表示:このカードは1度のバトルフェイズ中に2回攻撃する事ができる。
●守備表示:1ターンに1度、自分フィールド上の
「D(ディフォーマー)」と名のついたモンスターが攻撃対象に選択された時、
その攻撃を無効にできる。
ラジカッセン 攻1200
- 801 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/12/10(日) 15:14:09.12 ID:QgQLmUbd0
-
莉嘉「そして、装備魔法!月鏡の盾をラジカッセンに装備☆」
《月鏡の盾/Moon Mirror Shield》 †
装備魔法
(1):このカードの装備モンスターが相手モンスターと戦闘を行うダメージ計算時に発動する。
装備モンスターの攻撃力・守備力はダメージ計算時のみ、
戦闘を行う相手モンスターの攻撃力と守備力の内、高い方の数値+100になる。
(2):表側表示のこのカードがフィールドから墓地へ送られた場合、
500LPを払って発動する。
このカードをデッキの一番上または一番下に戻す。
莉嘉「バトルフェイズ!ラジカッセンで、スターヴヴェノムフュージョンドラゴンを攻撃☆」
輝子「何っ……!」
スターヴヴェノム「グルルルル……!!」攻2800
莉嘉「月鏡の盾の効果!装備モンスターがバトルする時、相手の攻撃力か守備力、高い方の数値よりも100高い攻撃力になる!」
ラジカッセン「シャキーン!!」攻1200→2900
- 802 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/12/10(日) 15:14:44.14 ID:QgQLmUbd0
-
ブルーノ「なるほど、特殊召喚されたモンスターを道連れにする能力……確かに厄介だ」
ブルーノ「だがそれなら単純な話、通常召喚されたモンスターならスターヴヴェノムの効果を受けない!」
ラジカッセン「ウオーッ!」攻2900
スターヴヴェノム「」バリーン
輝子「ちぃ……!」LP3900
莉嘉「まだまだ!ラジカッセンは1度のバトルフェイズで2回攻撃できる!キメラフレシアもやっつけちゃえ☆」
輝子「クッ……き、キメラフレシアの効果!攻撃宣言時に相手の攻撃力を1000下げ、コイツの攻撃力を1000上げる!」
キメラフレシア 攻2500→3500
ラジカッセン 攻1200→200
- 803 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/12/10(日) 15:15:14.61 ID:QgQLmUbd0
-
コナミ「無駄だ、月鏡の盾の効果が発動するのはダメージ計算時……」
コナミ「よってキメラフレシアの効果よりも月鏡の盾の効果が後出しになる!」
ラジカッセン「ハァーッ!」攻200→3600
キメラフレシア「」チュドーン
輝子「ぐッ……!」LP3800
拓海「おお、うめえ!」
ブルーノ「うん、装備魔法を効果的に使って、上手く相手の弱点を突いたね」
美嘉「やるじゃん!莉嘉!」
莉嘉「カードを1枚伏せて、ターンエンド!」
- 804 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/12/10(日) 15:15:54.76 ID:QgQLmUbd0
-
輝子「ちィ、やってくれたなァ……だが!」
輝子「アタシのターン、ドロー!」手札2
輝子「キメラフレシアの更なる効果を発動!」
輝子「コイツが墓地に送られた後の次のスタンバイフェイズに、デッキから融合・フュージョンカード1枚を手札に加える!」
輝子「手札に加えるのは2枚目の置換融合!」手札3
輝子「更に!墓地の置換融合を除外し、墓地のキメラフレシアをエクストラデッキに戻す事で1枚ドローさせてもらうぜ!」手札4
未央「あぁ〜、手札が減って反撃のチャンスだと思ったのに……」
楓「融合召喚の手札消費のリカバリーも考えていたのね……」
輝子「金華猫を召喚!」
《金華猫/Kinka-byo》 †
スピリット・効果モンスター
星1/闇属性/獣族/攻 400/守 200
このカードは特殊召喚できない。
(1):このカードが召喚・リバースした時、
自分の墓地のレベル1モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
このカードがフィールドから離れた時にそのモンスターは除外される。
(2):このカードが召喚・リバースしたターンのエンドフェイズに発動する。
このカードを持ち主の手札に戻す。
金華猫 攻400
- 805 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/12/10(日) 15:16:35.87 ID:QgQLmUbd0
-
輝子「コイツが召喚に成功した時、自分の墓地のレベル1モンスター1体を蘇生する事が出来る!」
輝子「蘇生させるのはもちろん、セラセニアントだ……!」
セラセニアント 守600
輝子「そして手札の2枚目の置換融合を発動!」
輝子「コイツでフィールドの金華猫とセラセニアントを融合!」
卯月「捕食植物と闇属性モンスターの融合……!」
智絵里「そんな、まさか……!」
輝子「さぁ……パーティの続きと行こうぜェ……!!」
輝子「融合召喚!戻って来い、捕食植物キメラフレシア!」
キメラフレシア 攻2500
拓海「また出て来やがった!」
600.73 KB Speed:0.2
↑
VIP Service
SS速報VIP
更新
専用ブラウザ
検索
全部
前100
次100
最新50
続きを読む
スポンサードリンク
Check
荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service)
read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)