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【モバマス×遊戯王5D'sTF】コナミ「チームシンデレラガールズ?」

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400 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/04(月) 20:23:59.44 ID:u7jeR1atO
素晴らしいデース!
もっとトゥーンは強化されるべきなのデース
401 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/01(日) 14:17:34.49 ID:2LC1KccW0
保守
402 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/05/08(日) 01:05:01.73 ID:cEwpmelI0

かな子(響さん達のフィールドには、牙王と銀河眼……)

かな子(牙王をコナミさんのトゥーンバスターブレイダーで倒せれば、私達の勝ち……!)

かな子(だけど、響さんが何も準備してない訳ないし……)

かな子(攻撃したら、罠カードでやられちゃうかも……)

かな子(ど、どうしよう……)

コナミ「どうしたかな子、何か怖い顔になってるぞ」

かな子「こ、コナミさん……」

コナミ「トップアイドル2人が、俺たち相手に本気だしてくれてるんだ」

コナミ「楽しまないと、もったいないだろ」

かな子「で、でも……」
403 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/05/08(日) 01:05:33.77 ID:cEwpmelI0

コナミ「まぁあの伏せカード、気になっちまうよなぁ……うかつに動いたら逆にやられるかもしれない」

コナミ「だけど……最初お前が自分で言った事、忘れちまったのか?」

コナミ「やれるだけ、やってみるんだろ?」

かな子「あ……」

コナミ「俺もさっきのターンは、精一杯出来る事をやっただけだ」

コナミ「俺一人じゃどうしようもなかった……だから、全力でお前に繋いだつもりだ」

コナミ「迷う必要なんてない、お前が出来る事やれば、それでいいさ」

かな子「出来る、事……」

404 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/05/08(日) 01:06:07.37 ID:cEwpmelI0


お前のデッキは墓地のカードをうまく使って戦っていくデッキ!

困ったら墓地を見るんだ!


かな子(墓地のカードを、うまく使って……)


かな子(…………!!)


かな子(まだ、ある……私に出来る事!)

コナミ(頼りにしてるぜ、かな子)

かな子「い、行きます!私は巨竜の聖騎士を召喚!」


《巨竜の聖騎士》 †

効果モンスター
星4/光属性/戦士族/攻1700/守 300
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
自分の手札・デッキからレベル7・8のドラゴン族モンスター1体を
装備カード扱いとしてこのカードに装備する。
(2):装備カードを装備したこのカードは他のモンスターの効果を受けない。
(3):自分フィールドのモンスター1体とこのカードをリリースし、
自分の墓地のレベル7・8のドラゴン族モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。

巨竜の聖騎士 攻1700
405 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/05/08(日) 01:06:45.37 ID:cEwpmelI0

かな子「巨竜の聖騎士が召喚に成功した時、手札・デッキから最上級ドラゴン族1体を装備できる!」

かな子「私が装備するのは、2体目のフェルグラント!」

かな子「そして……墓地のグローアップ・バルブの効果発動!」


《グローアップ・バルブ/Glow-Up Bulb》 †

チューナー・効果モンスター
星1/地属性/植物族/攻 100/守 100
「グローアップ・バルブ」の効果はデュエル中に1度しか使用できない。
(1):このカードが墓地に存在する場合に発動できる。
自分のデッキの一番上のカードを墓地へ送り、
このカードを墓地から特殊召喚する。


かな子「デュエル中に一度だけ、デッキトップを墓地へ送り、墓地から特殊召喚できる!」


グローアップ・バルブ 守100


響「これも最初のターンに落としたカード……!」

貴音(よもやこの局面まで温存しているとは……)

406 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/05/08(日) 01:07:17.80 ID:cEwpmelI0

かな子「そして、巨竜の聖騎士のもう一つの効果発動!」

かな子「自分のモンスター1体とこのカードをリリースして……!」ヒュンヒュン

かな子「自分の墓地の最上級ドラゴン族1体を、特殊召喚できる!」

響「今聖騎士をリリースした事で、装備していたフェルグラントも墓地へ送られた……という事は!」

かな子「もう1度力を貸して……巨神龍フェルグラント!」


フェルグラント 攻2800


かな子「そしてフェルグラントの効果を発動!」


銀河眼「ググッ……!?」バシュン!


かな子「フィールドの銀河眼を除外して、ランクの数だけ攻撃力を上げる!」


フェルグラント 攻2800→3600
407 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/05/08(日) 01:07:59.60 ID:cEwpmelI0

かな子(伏せカード、怖い……だけど)

かな子(やるんだ、私に出来る精一杯を!)

かな子「バトル!トゥーンバスターブレイダー……牙王を攻撃!」


トゥーンバスブレ「ウオーーーーーッ!」攻5100


響「っ……!永続トラップ発動!デモンズ・チェーン!」


《デモンズ・チェーン/Fiendish Chain》 †

永続罠
フィールドの効果モンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。
(1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、
その表側表示モンスターは攻撃できず、効果は無効化される。
そのモンスターが破壊された時にこのカードは破壊される。


響「この効果でトゥーンバスターブレイダーの効果を無効にして、攻撃を防ぐ!」


トゥーンバスブレ「クッ……!」攻2600


亜美「バスターブレイダーは止めた!」


かな子「でもこれなら……!」

かな子「お願い!フェルグラントで、牙王を攻撃!」


フェルグラント「ギャオオオオオオオオッ!!」攻3600

牙王「」ドカーン


響「うぅ……!」LP1200
408 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/05/08(日) 01:08:42.38 ID:cEwpmelI0
かな子「そしてフェルグラントの効果で最上級ドラゴン族1体を墓地から呼び出せる!」

かな子「私が呼び出すのは……貴音さんの、銀河眼の光子竜!」


銀河眼 攻3000


かな子「い、行きます!銀河眼で、プレイヤーを直接攻撃!」


銀河眼「グオオオオオオオオオオオッ!!」攻3000



響「……っ!?」



ドカアアアアアアアァァァン……!!



かな子(これが決まれば、私達の……!!)






羊トークン達「めぇ〜……」ビクビク


かな子「えっ!?」
409 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/05/08(日) 01:09:26.93 ID:cEwpmelI0

《スケープ・ゴート/Scapegoat》 †

速攻魔法
このカードを発動するターン、自分はこのカードの効果以外ではモンスターを召喚・反転召喚・特殊召喚できない。
(1):自分フィールドに「羊トークン」(獣族・地・星1・攻/守0)4体を守備表示で特殊召喚する。
このトークンはアドバンス召喚のためにはリリースできない。


かな子「スケープゴート……!」

コナミ(なるほど、最初に伏せてから中々発動しないと思ってたが、フィールドが埋まってたから発動出来なかったのか……)

響「あ、危なかったぁ……銀河眼がトークン1体を破壊したから、残り3体だよ!」

かな子(やっぱり防がれちゃった……)

コナミ「かな子!」

かな子「!」

コナミ「惜しかったな!でもいい攻撃だった!」

コナミ「このまま、攻めていこうぜ!」

かな子「……はいっ!」

かな子「カードを1枚伏せ、ターンエンド!」
410 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/05/08(日) 01:10:07.88 ID:cEwpmelI0

かな子(今伏せたカードはタイラントウィング……)


《タイラント・ウィング/Tyrant Wing》 †

通常罠
(1):フィールドのドラゴン族モンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。
このカードを攻撃力・守備力400アップの装備カード扱いとして、そのモンスターに装備する。
(2):このカードの効果でこのカードを装備したモンスターは、
1度のバトルフェイズ中に2回までモンスターに攻撃できる。
(3):このカードの効果でこのカードを装備したモンスターが
相手モンスターを攻撃したターンのエンドフェイズに発動する。
このカードを破壊する。


コナミ(コイツは……装備したモンスターに2回攻撃の能力を与えるカードか)

コナミ(つまりフェルグラントに装備出来れば……)

かな子(蘇生出来るドラゴンも2体!これが決まれば、今度こそ……!)



貴音「わたくしのたぁん……どろー!」手札2

貴音「…………」
411 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/05/08(日) 01:10:37.01 ID:cEwpmelI0

かな子(こっちのライフはまだ2700残ってる!)

かな子(こ、ここまで来たら……!)


貴音「……よもや、ここまで追い詰められるとは思いませんでした」

かな子「えっ?」

貴音「あなた方に心から楽しんでいただく事、それがわたくし達の仕事でしたが……」

貴音「このでゅえる、わたくし達も大いに楽しませていただきました」

かな子「貴音さん……」

貴音「とても、うれしく思います」

貴音「あなた方と戦えた事、そして……」


貴音「あなた方に、わたくしの切り札をお見せできる事を……!」

412 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/05/08(日) 01:11:05.17 ID:cEwpmelI0


かな子「……?」

コナミ(銀河眼デッキの切り札……?)



コナミ(……!まさか、コイツ……!!)




貴音「わたくしがどろーしたのは……」





貴音「らんくあっぷまじっく、七皇の剣!」


《RUM−七皇の剣/Rank-Up-Magic - The Seventh One》 †

通常魔法
自分のドローフェイズ時に通常のドローをしたこのカードを公開し続ける事で、
そのターンのメインフェイズ1の開始時に発動できる。
「CNo.」以外の「No.101」〜「No.107」の
いずれかをカード名に含むモンスター1体を、
自分のエクストラデッキ・墓地から特殊召喚し、
そのモンスターと同じ「No.」の数字を持つ「CNo.」と名のついたモンスターを
その特殊召喚したモンスターの上に重ねてエクシーズ召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。
「RUM−七皇の剣」の効果はデュエル中に1度しか適用できない。
413 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/05/08(日) 01:11:39.15 ID:cEwpmelI0

響「貴音……!」

コナミ「やってくれたな……!」ゾクッ

貴音「出でよ……なんばぁず107!」

貴音「銀河眼の時空竜!!」


《No.107 銀河眼の時空竜/Number 107: Galaxy-Eyes Tachyon Dragon》 †

エクシーズ・効果モンスター
ランク8/光属性/ドラゴン族/攻3000/守2500
レベル8モンスター×2
自分のバトルフェイズ開始時に1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
このカード以外のフィールド上に表側表示で存在する全てのモンスターの効果は無効化され、
その攻撃力・守備力は元々の数値になる。
この効果を適用したターンのバトルフェイズ中に相手のカードの効果が発動する度に、
このカードの攻撃力はバトルフェイズ終了時まで1000ポイントアップし、
このターン、このカードは1度のバトルフェイズ中に2回攻撃する事ができる。


貴音「そしてこのもんすたぁを素材に……!」

貴音「らんくあっぷ・かおすえくしぃずちぇんじ!!」

貴音「逆巻く銀河を貫いて、時の生ずる前より蘇れ……永遠を超える竜の星!」

貴音「顕現せよ……超銀河眼の時空龍!!」


《CNo.107 超銀河眼の時空龍/Number C107: Neo Galaxy-Eyes Tachyon Dragon》 †

エクシーズ・効果モンスター
ランク9/光属性/ドラゴン族/攻4500/守3000
レベル9モンスター×3
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
このカード以外のフィールド上に表側表示で存在する
全てのカードの効果はターン終了時まで無効になり、
このターン、相手はフィールド上のカードの効果を発動できない。
また、このカードが「No.107 銀河眼の時空竜」を
エクシーズ素材としている場合、以下の効果を得る。
●自分フィールド上のモンスター2体をリリースして発動できる。
このターンこのカードは1度のバトルフェイズ中に3回までモンスターに攻撃できる。

超銀河眼の時空龍 攻4500
414 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/05/08(日) 01:12:07.28 ID:cEwpmelI0

かな子「攻撃力……4500!?」

貴音「ここでわたくしは、墓地に眠る銀河眼の篭竜の効果を発動……」

貴音「でゅえる中に1度のみ、銀河眼の名を冠するえくしぃずもんすたぁのおーばぁれいゆにっととなる!」


超銀河眼の時空龍 ORU1→2


貴音「そして超銀河眼の効果……おーばぁれいゆにっと1つを使い、ふぃーるどの全てのかーど効果を無効にし、効果の発動を禁じる!」


フェルグラント「…………!?」

銀河眼「ググ……!」


貴音「さらに超銀河眼のもう一つの効果……」

貴音「自分のモンスター2体をりりぃすする事で、このたーんのみ3回もんすたぁに攻撃できる!」


かな子「3回……攻撃……」
415 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/05/08(日) 01:12:36.16 ID:cEwpmelI0

コナミ「……いいデュエルだったぜ」

貴音「ええ……誠、気持ちの良いでゅえるでした」


貴音「超銀河眼……相手もんすたぁを攻撃!」


超銀河眼「ギシャアアアアアアアアアアアアアッ!!」攻4500


キュイィィィィィィィン……!!!



ズガアアアアアアァァァァァァァン!!!



コナミ「くっ……!!」

かな子「きゃああああああっ!?」LP0 ピー

416 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/05/08(日) 01:13:59.88 ID:cEwpmelI0
今回はここまでです。

大分間が空いてしまいました……申し訳ありません。
この休み中にもう1回投下したい(願望)

それではここまで読んでくださった方、ありがとうございました。


劇場版遊戯王、面白かったです。
417 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/08(日) 02:36:28.24 ID:QvGCQZMno
418 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/08(日) 04:35:11.54 ID:beIFr2dmO

このタイミングで七皇引くとかそのドロー力分けてほしい
419 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/08(日) 06:06:39.71 ID:LKNPyTvwo

七皇の剣は超時空龍が似合うよな
420 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/08(日) 08:34:51.53 ID:22RQzPRWO

ダークナイトも中々
好かれているのかなぜかよく初手に来る七皇の剣
421 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/05/22(日) 21:59:02.85 ID:T3T2eSXI0
C
422 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/08(水) 22:50:45.73 ID:zXP5tnF50
保守
423 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/06/14(火) 00:43:41.19 ID:VNaKsOGz0
かな子「負け、ちゃった……」

コナミ「……ああ、やられちまったな」

コナミ「でも、見てみろよ」

かな子「え?」



ワアアアアアアアアアアアッ……!!



かな子「歓声、すごい……」

コナミ「ああ、俺もここから見たのは初めてだ」

コナミ「……こんなにキラキラしてんだな、ここからの景色は」
424 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/06/14(火) 00:44:19.97 ID:VNaKsOGz0

響「2人共!」

かな子「響さん……」

響「2人のおかげで、最っ高のデュエルだったよ!」

響「ええ、誠すりりんぐなでゅえるでした」

コナミ「ああ、もう一回やりたいくらいだ」ニッ

コナミ「かな子はどうだった?アイドルとのデュエル、楽しめたか?」

かな子「コナミさん……」


かな子「はい……とっても!」


かな子(……そうか)

かな子(勝った方も、負けた方も、見てくれた人も笑顔になる……)

かな子(これが……アイドルのデュエルなんだ……)
425 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/06/14(火) 00:44:59.14 ID:VNaKsOGz0

響「それじゃ今日のデュエルステージはこれでおしまい!」

響「この後のミニライブも、皆見て行ってね!」

響「参加してくれた2人に、もう一度大きな拍手――――!!」



パチパチパチ……!


…………
………
……
426 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/06/14(火) 00:45:51.02 ID:VNaKsOGz0

律子「ふふん、どうだったかしら?ウチのタッグは」

亜美「おお……りっちゃん渾身のドヤ顔」

コナミ「ああ、流石トップアイドルってとこだな、やられたよ」

亜美「あれ?案外潔いんだね」

コナミ「まぁ実際、結構追い詰められてたしな」

コナミ「今日のところは、完敗だ」

律子(今日のところは、ねぇ……)

律子「まぁでも、今日最後のデュエルがあんなに盛り上がって、最高の形でイベントを終える事が出来るわ」

律子「あなた達のおかげよ、本当にありがとう」
427 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/06/14(火) 00:46:42.85 ID:VNaKsOGz0

かな子「律子さん……!あの、こちらこそありがとうございました!」

律子「ええ、楽しんでくれたみたいでよかったわ」

響「まぁ景品はダメだったけどさ、また今度挑戦してよ!」

かな子「あ……そういえば……」

コナミ「勝ってたら何が貰えてたんだ?」

律子「景品?ああ、これよ」スッ

コナミ「スイーツバイキング……氷結界?」
428 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/06/14(火) 00:47:33.21 ID:VNaKsOGz0

律子「結構人気のお店なのよ?特に女の子達の間ではね」

律子「今回はカップル向けの企画って事で、賞品も女の子が喜びそうなものにしてみたの」

亜美「彼女にいいトコ見せようとした彼氏君達が大漁だったね〜、んっふっふ〜♪」

律子「ふふっ……最も、あなたにはあまり魅力に感じなかったかしらね」

コナミ「まぁな……そんなもんより、レアカードの方がよっぽどうれしいぜ」

コナミ「なぁ、かな……」



かな子「」ガーン…



コナミ「……子?」
429 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/06/14(火) 00:48:04.31 ID:VNaKsOGz0

かな子「氷……結界……」

コナミ「お、おいおい、そんなにショック受ける事無いだろ?」

コナミ「そんなデザートなんてどこだって……」

かな子「……にを」

コナミ「ん?」



かな子「何を言ってるんですかコナミさんっ!!!」クワッ



コナミ「っ!?」ビクッ

かな子「あの氷結界ですよ!高級スイーツ食べ放題の、あの氷結界ですよ!?」

かな子「数量限定のトリシューラスペシャルなんて、開店前から並んでも食べられるかどうか……!」
430 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/06/14(火) 00:48:53.40 ID:VNaKsOGz0

響「か、かな子ちゃん落ち着いて……」

かな子「あっ……!」

かな子「ご、ごめんなさい……///」

亜美(な、何か……)

律子(今日一番生き生きしてたわね……)

コナミ「ご、ごめんな……そんなに欲しかったって分かってれば俺ももうちょっと頑張ったんだけど……」

かな子「い、いえ!コナミさんがあんなに頑張ってくれたのに、私ったら何を……」

かな子「でも……」


かな子「勝ってたら氷結界かぁ……」ズーン…


コナミ「う……」
431 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/06/14(火) 00:49:41.46 ID:VNaKsOGz0

亜美「あーあ、これはにーちゃんが奢ってあげるしかないっしょ〜」

コナミ「マジかよ……」

響「うーん、それじゃあ景品はダメだったけど……参加賞ならあげちゃおうかな!」

コナミ「参加賞?」

響「うん、はいっ!」スッ

コナミ「……何だ、その手?」

響「握手!」

コナミ「握手?」
432 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/06/14(火) 00:50:26.61 ID:VNaKsOGz0

響「へへ、実は握手会も兼ねてるんだ、このイベント」

コナミ「握手か……別にそんなのしてもらってもなぁ……」

響「むぅ、そんな事言われるとアイドルとしてちょっと傷ついちゃうぞ……」

コナミ「フッ、冗談だよ……せっかくだし貰っといてやるか」スッ


ガシッ


響「お兄さん、また挑戦してね!自分ももっと強くなるからさ!」

コナミ「ああ、次は負けないぜ」

亜美「にーちゃん!今度は亜美ともデュエルしよーね!」

コナミ「へへっ、おう!」

かな子(亜美ちゃん、完全に打ち解けちゃってる……)
433 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/06/14(火) 00:51:25.80 ID:VNaKsOGz0

貴音「三村かな子」スッ

かな子「あっ、貴音さん……」

ギュッ

かな子「あ、あの……どうもありがとうございました!」

貴音「わたくしこそ、あなた方のおかげで気持ちのよいデュエルが出来ました」

貴音「いかがでしたか?あいどるのすてぇじに初めて立ってみた心境は」

かな子「えっと……正直、まだあんまり実感ないんですけど……」

かな子「すごく……ドキドキしました」

貴音「……人は誰しも、新たな境地に足を踏み入れる事を躊躇ってしまうものです」

貴音「成功を保証されていない未知の体験……不安を抱かぬ者等、いようはずがありません」

貴音「しかし、その不安を乗り越えた時にしか見えぬ景色がある事も、また事実」

貴音「……今日のあなたが、そうであったように」
434 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/06/14(火) 00:52:20.38 ID:VNaKsOGz0

かな子「はい……貴音さん達が、私の背中を押してくれたおかげです」

貴音「だとしても、一歩を踏み出せたのはあなた自身の勇気の賜物です」

かな子「えへへ……」

かな子「……あの」

貴音「?」

かな子「貴音さんも……最初は不安だったんですか?」

貴音「……ええ、不安で無かったと言えば嘘になってしまいます」

貴音「ですが……わたくしは一人ではありませんでした」

貴音「共に同じ目標に進む仲間達、そして……常にわたくし達に寄り添い、正しく導いてくださる方の存在」

貴音「今思えば、それがわたくしにとって何よりの僥倖でした」

貴音「あなたがそのような方と巡り会える事、心より祈っております」

かな子(導いてくれる人……)
435 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/06/14(火) 00:53:02.13 ID:VNaKsOGz0

響「貴音ー!まだ終わんないの?自分もかな子ちゃんとお話したいぞー!」

貴音「……ええ、分かっています」

かな子「響さん!」

響「かな子ちゃんお疲れ様!」

響「こういうイベントこれからもやるから、また来てね!」

かな子「は、はい!」




貴音「…………」

コナミ「よっ」

貴音「あなたは……」
436 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/06/14(火) 00:53:48.64 ID:VNaKsOGz0

コナミ「すげーな!お前の銀河眼!」

コナミ「最後の七皇の剣、思わず鳥肌が立っちまった」

コナミ「今日はトップアイドルとデュエル出来て楽しかったぜ!ありがとな」ニッ

貴音「…………」ジッ

コナミ「な、何だよ?」

貴音「……あなたの瞳」

貴音「強い意志を秘めた、良い眼をしています」

コナミ「……そうか?初めてだな、そんな事言われるのは」

貴音「ええ……あなたには深く詫びなくてはなりません」
437 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/06/14(火) 00:54:32.56 ID:VNaKsOGz0

コナミ「え?お前に謝られるような事されたっけ?」

貴音「わたくしはあなたを……誤解しておりました」

コナミ「誤解?」

貴音「貴方の心の内を、わたくしは読み違えておりました」

コナミ「……何かよく分かんないけど、今度はサシで勝負しようぜ!」

コナミ「今度は俺が手塩に掛けたデッキで、お前と戦いたい!」スッ

貴音「……ふふっ」

貴音(やはり、この方はどこまでも……)

貴音「……その時が来たなら、また相手になりましょう」スッ


ギュッ
438 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/06/14(火) 00:55:05.41 ID:VNaKsOGz0





キイイィィィィン……!




439 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/06/14(火) 00:55:43.81 ID:VNaKsOGz0


貴音「えっ……?」




……――――!!

―――、――――……!




貴音「…………!?」

440 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/06/14(火) 00:56:28.70 ID:VNaKsOGz0

ガクッ


コナミ「お、おい、どうした!?」

貴音「あ、あなたは……!」

コナミ「…………?」

貴音「……いえ……何でも、ありません」

亜美「お姫ちん!」

律子「た、貴音!?大丈夫!?」

貴音「……少々立ちくらみがしただけです、大事ありません」

響「ほんと?何か顔色悪そうだけど……」

貴音「律子嬢……わたくしは先に控え室に戻っております」

律子「そ、それはいいけど……本当に平気なの?これからステージだって……」

貴音「ええ、少し休めば平気です……」
441 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/06/14(火) 00:59:45.63 ID:VNaKsOGz0

かな子「貴音さん……」

コナミ「アイツ、大丈夫なのか?」

かな子「もしかして、無理して私達とのデュエルを……」

律子「あなた達が気に病む事なんて、何もないわ」

律子「ホントに立ちくらみだけで、気分ももう落ち着いてるみたい」

律子「でも、最近イベントも立て込んでたし、疲れが溜まってたのかも……」

律子「アイドルのコンディションを管理しきれてなかった、私の責任ね」

律子「……ともあれ、今日は参加してくれて、本当にありがとう」

律子「この後ミニライブもあるから、よかったら見て行ってちょうだいね」

かな子「は、はいっ!」
442 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/06/14(火) 01:00:13.18 ID:VNaKsOGz0

律子「それとあなた!」

コナミ「ん?」

律子「今回は見逃したけど、次は参加したいからって無茶しないように!」

律子「次強引にパートナー捕まえるような事したら……」

コナミ「わ、分かってるって!」

コナミ「でも……それは、次も挑戦していいって受け取っていいんだよな?」

律子「……まぁ、常識の範囲内であれば、ね」

コナミ「そうか……こりゃ楽しみが増えたな」

律子(ホントに分かってるのかしら……)
443 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/06/14(火) 01:01:06.73 ID:VNaKsOGz0

…………
………
……


イベント終了後


かな子「はぁ……」

コナミ「……ごめんな、せっかくやる気になってくれたのに、勝たせてやれなかった」

かな子「あ、いえ!その……何だか、まだふわふわした感じが抜けなくって」

かな子「あの時、コナミさんが私を誘ってくれなかったら、こんな経験できなかったです」

かな子「だから……勇気を出して、よかったです……えへへ」

コナミ「フッ、そうだな……」

コナミ「……で、結局アイドルはどうするつもりなんだ?」

かな子「え?そ、それは……」

かな子「……もうちょっとだけ、考えてみようかな」

コナミ「それでいいさ、じっくり考えな」
444 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/06/14(火) 01:01:42.70 ID:VNaKsOGz0

コナミ(……それにしても)

コナミ(今回のデッキは、墓地のモンスターを蘇生させるっていう割と簡単なギミックだったけど)

コナミ(コイツ、初めて使うデッキで充分カードを動かせてたな)

コナミ(つまり、デュエルの知識も最低限備えてるって考えてよさそうだ……)

コナミ(もしかしたら……)



俺たちが予選をフルメンバーで戦い抜く為には

……所属アイドルが、後2人足りない

445 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/06/14(火) 01:02:16.07 ID:VNaKsOGz0

コナミ「…………」

かな子「コナミさん?何か……?」

コナミ「なぁ、かな子」

コナミ「もし……もし、お前がその気になったら……」

コナミ「俺たちと……」



「居た!やっと見つけたぞ!おーい!」



かな子「えっ?」

コナミ「ちっ、誰だよ大事な話をしようって時に……って!?」


コナミかな子「プロデューサー(P)さん!?」

446 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/06/14(火) 01:03:01.60 ID:VNaKsOGz0
コナミ「どうしてこんなとこにいるんだよ?外回りじゃなかったのか?」

モバP「それはこっちのセリフだ!この子とはどういう関係なんだ!」

コナミ「はぁ?」

モバP「このイベント、カップルしか参加できないはずだろ!?まさかお前ら……!」

かな子「あ、あの!違うんです!」

コナミ「タッグじゃないとデュエルさせてくれないって言われたから、パートナーになってもらってたんだよ」

コナミ「……まぁ、ちょっぴり強引だったかもしれないけどよ……」

モバP「……嘘は言ってないみたいだな」


モバP「しかし参ったな、デビュー前にこういうイベントに出てしまうのは流石に……」

モバP「でもそんなすぐにデビューって事にはならないだろうし、時間を置けば……」ブツブツ


コナミ(何ブツブツ言ってんだ……?)
447 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/06/14(火) 01:03:40.73 ID:VNaKsOGz0

コナミ「……ん?」

コナミ「そういやかな子、コイツの事知ってるのか?」

かな子「えっと……もしかしてコナミさんも、お知り合いなんですか……?」

モバP「……全く、本当に驚いたんだぞ」

モバP「外回りが終わって、765さんのイベントを覗きに行こうと来てみれば……」

モバP「ウチの専属デュエルトレーナーに」



モバP「俺がスカウトしてた女の子が、ステージでタッグ組んでたんだからな」



コナミかな子「「……え?」」

448 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/06/14(火) 01:04:39.06 ID:VNaKsOGz0

…………
………
……



亜美「いやー、最後のデュエル、盛り上がってよかったねひびきん!」

響「うん!でもあやうく負けちゃうとこだったぞ〜」

亜美「ていうか、お姫ちんが七皇の剣引けてなかったら多分負けてたっしょー?」

響「結局最後まで貴音にいいトコ持ってかれちゃったぞー!」ウガー

律子「まぁでも、トゥーンとの対戦は初めてだったから、いい練習になったでしょ?」

響「それはそうだけどさ……むぅ」

律子「あら?納得行かなかったのなら、響だけ帰ってから練習する?」ニヤリ

響「う、それは遠慮しとくぞ……」

律子「ふふっ」
449 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/06/14(火) 01:05:19.29 ID:VNaKsOGz0


律子(それにしても……)


律子(自分のキーカードを迷わず捨て、次のパートナーに繋ぐ思い切りのいいプレイング)

律子(そして終盤のグローアップバルブ……アレは彼にとってもシンクロに繋げられる有用なカードだったはず)

律子(それをもし、かな子ちゃんのあのプレイを見据えて、あえて温存していたんだとしたら……)



律子(もしかして彼……タッグデュエルでかなり戦い慣れてる……?)

450 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/06/14(火) 01:06:04.97 ID:VNaKsOGz0

ガチャッ


「ステージの準備、完了しました!そろそろスタンバイお願いします!」


律子「ええ、ありがとうございます」

律子「さぁ、今日はこの後ステージで2曲やって終わりよ!最後までしっかりね!」


亜美「ラジャー!」

響「はいさーい!」


律子「貴音?具合はもう大丈夫?」

貴音「ええ、いらぬ心配を掛けてしまいました」

律子「そう?まぁ最近忙しかったし、少しオフを入れた方がいいかもしれないわね」

律子「私達は先に準備に入るけど、時間はまだあるし、もうしばらく休んでてもいいわよ?」

貴音「……それでは、その言葉に甘える事としましょう」

律子「分かったわ、でもステージの時間には遅れないようにね」

貴音「ええ、存じております」
451 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/06/14(火) 01:06:37.98 ID:VNaKsOGz0

貴音「…………」

貴音(最初あの殿方に相見えた時、得体の知れぬモノの気配……)

貴音(先のでゅえるを受けたのは、それを見極めるためでもありました)

貴音(しかし、実際相対して分かった彼の本心……)

貴音(ただ強い相手との真剣勝負を望む、そう……まるで子供のような、呆れるほど純粋な想い)

貴音(先ほどの言葉も、きっと心からの言葉だったのでしょう)


貴音(しかし、あの殿方の手に触れた瞬間伝わってきたのは、全く別の感情……)



貴音(言い知れぬ程の後悔、深い絶望……)



貴音(そして……)

452 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/06/14(火) 01:07:08.45 ID:VNaKsOGz0


コナミ、お願い!

これが、私の最後のお願いよ……


私に、あなたの力を貸してちょうだい!

私と一緒に、戦って……!





貴音(胸を刺すような、悲痛な叫び……)



貴音(あの殿方は……一体……)

453 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/06/14(火) 01:08:44.65 ID:VNaKsOGz0
今回はここまでにします

だらしない投稿速度ですまない……

最近書く時間が取れなくなって来たので次の投下も遅れそうですが
気長に待っていただければと思います

それではここまで読んでくださった方、ありがとうございました
454 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/14(火) 01:10:28.84 ID:b1DG9GpkO

相変わらず貴音が凄いな
455 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/14(火) 01:52:21.10 ID:y2Zdsrq8o

続きが読めてうれしいよ
456 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/24(金) 02:11:39.89 ID:86EpIuj60
保守
457 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/06/29(水) 08:34:30.28 ID:1DogFwIY0

ガチャッ



モバP「ただいま戻りましたー」

ちひろ「プロデューサーさん、おかえりなさ……あっ」

コナミ「おう、頼まれたもん買ってきたぜ」

ちひろ「本当にごめんなさい!タッグデュエルのイベントだって事見落としてて……!」

モバP「……なるほど、あのイベントにコナミが居たのはちひろさんの差し金だったんですね?」

ちひろ「はい、ちょっと外でリラックスしてもらおうと思ったんですけど……」

モバP「大丈夫ですよ、コイツの希望はちゃんと叶いましたから」

ちひろ「え?それって……」
458 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/06/29(水) 08:38:15.94 ID:1DogFwIY0

李衣菜「あ、来た来た!」

未央「2人ともおっかえりー♪」

モバP「お、お前ら……どうしたんだよその恰好……」

李衣菜「えへへ、今日の私達はウルトラレア仕様ですから!」

コナミ「うお……奥のテーブルに喰いもんがギッシリだ……パーティでも始めるつもりか?」

未央「そう!その通りだよコナミん!」

未央「いつも頑張ってくれている2人を、かわいいアイドル達が労ってあげるべく!」

李衣菜「CGプロのパーティピーポーたる私達が人肌脱いだって訳ですよ!」
459 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/06/29(水) 08:42:00.43 ID:1DogFwIY0

モバP「もしかして……俺たちの為に?」

未央「もうっ、そう言ってるじゃん!」

莉嘉「智絵里ちゃんが企画してくれたんだよ!」

モバP「そうか……ありがとうな、智絵里」

智絵里「は、はいっ、えへへ……」

モバP「それから、みんなも」

未央「うんうん……という事で!主賓その2とその3は突っ立ってないで、主賓その1が居るテーブルに座った座った!」

卯月「えへへ……主賓その1、です」

モバP「お、卯月も主賓なのか」

楓「ええ、卯月ちゃんの祝勝会もまだでしたから……」

モバP「ああ……そういえばちゃんとお祝い出来てなかったな」
460 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/06/29(水) 08:47:40.87 ID:1DogFwIY0

コナミ「何か俺たちが居ない間にすごい事になってたな……どうする?」

モバP「出来ればいつもの様子を見てもらおうと思ってたんだけどなぁ」

コナミ「でも連れてきちまったんだし、追い返す訳にもいかないだろ?」

モバP「ふふ……分かってるさ」


かな子「あ、あの……」


モバP「ああすまない、入ってきてくれ」


かな子「お、お邪魔します……」

461 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/06/29(水) 08:54:13.28 ID:1DogFwIY0

未央「プロデューサー、その子……?」

モバP「実は、外回りの帰りに偶然会ったんだ」

モバP「それで今日は……事務所見学してもらおうと思ってな」

未央「事務所……見学……?」

莉嘉「それって……!」

李衣菜「もしかして、その子……!!」

かな子「え、えっと……」


未央「し……」


未央「新入りだぁ――!!囲め囲め―――!!」


皆「おお――――――っ!!」


かな子「ひゃあっ!?」
462 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/06/29(水) 08:57:29.05 ID:1DogFwIY0

未央「うわー!待望の7人目が来たー!」

李衣菜「ろ、ロックとか興味ある?」

莉嘉「ねぇねぇ!いつから入ってくれるの!?」

かな子「え、えっと……」

卯月「み、未央ちゃん落ち着いてください!困ってますから……」

卯月「ちひろさん、どうしま……」


ちひろ「待望の……新人アイドル……!」

ちひろ「かっ、楓さんは契約書とパンフレット持ってきてください!」

ちひろ「智絵里ちゃんはお茶を淹れてあげて!」

智絵里「は、はいっ」

楓「あいあいさー♪」


卯月「ち、ちひろさんまで〜……」

463 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/06/29(水) 09:06:36.38 ID:1DogFwIY0
すみません、かなり短い上に中途半端なんですがここで切ります。
キリのいいところまで行きたかったのですが、そろそろ出ないといけないので……

ここまで読んでいただいた方、ありがとうございました。
464 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/29(水) 10:42:26.54 ID:o5ZYvPSKo
こ……
更新だぁーーー!乙れ乙れーーー!!
465 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/07/13(水) 07:52:58.39 ID:1NuYPHtl0
一作目からやっと追い付いた。めちゃ楽しみにしてます!支援!!
466 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/07/23(土) 02:52:24.94 ID:IYKZBR3r0

…………
………
……



未央「い、いやーごめんごめん、ちょっと興奮しちゃって……」

卯月「それにしても驚きましたね……」

楓「ええ、まさかプロデューサーのスカウトしてた女の子が765プロのイベントに来てて……」

智絵里「コナミさんのパートナーになってくれたなんて……」

コナミ「ああ、かな子が居てくれなきゃ、あの2人と戦う事は叶わなかったな」

李衣菜「でもさ、よくパートナー引き受けてくれたよね」

未央「うんうん、コナミんみたいなのがいきなり『おい、デュエルしろよ』何て言って来たら普通引いちゃうって」

かな子「あの、違うんです、声を掛けたのは私の方からで……」

李衣菜「あれ、そうなんだ」
467 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/07/23(土) 02:55:40.92 ID:IYKZBR3r0

コナミ「お前ら俺を何だと思って……ん?」

莉嘉「どしたの、コナミん?」

コナミ「そういえば……俺に最初話しかけてきたとき、確か765プロの関係者かって聞いてきたよな?」

コナミ「ウチにスカウトされてたんなら、どうして765プロの奴に?」

かな子「えっと、その……芸能事務所の人に声を掛けられるなんて初めてだったから」

かな子「同じ業界の人ならCGプロがどういう所か、ひょっとしたら知ってるかもって思って……」

コナミ「それで声を掛けてきたって事か……」

未央「おぉ、なるほど……入念なリサーチって訳ですなぁ」
468 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/07/23(土) 03:00:43.69 ID:IYKZBR3r0

莉嘉「でも、事務所に来てくれたって事は、ウチでアイドルやってくれるんだよね!」

かな子「そ、それは……」

モバP「……やっぱり、まだ迷ってるみたいだね」

かな子「ご、ごめんなさい……」

未央「ちょっと、コナミんが負けてくるから不安がってるじゃん!」

コナミ「う……しょうがないだろ、アイツら強かったんだよ」

未央「そりゃあ765プロのアイドルの強さは知ってるけどさ……」

李衣菜「そこは私達のコーチとして、バシッと勝ってくれなきゃ!」

未央「そうだよ!今日のパーティだって2次会は氷結界でやろうって考えてたのに!」

コナミ「お、お前らなぁ……」
469 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/07/23(土) 03:05:06.34 ID:IYKZBR3r0

かな子「そ、そんな事ないです!コナミさんは私の事、すごく助けてくれて……」

かな子「それに……終わってみたら、とっても楽しかったです」

かな子「……今日、実際にステージに立ってみて、本物のアイドルの人とデュエルしてみて……」

かな子「本当に、すごいと思いました……ステージから見えるもの全部がキラキラしてました」

かな子「私の知らないあんな世界があった事、コナミさんが私を誘ってくれなかったら分からなかったです」

未央「それじゃあ、どうして……」
470 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/07/23(土) 03:09:39.86 ID:IYKZBR3r0

かな子「……でも」

かな子「でも……それはきっと、響さんや貴音さんが相手だったからです」

かな子「もし私が、アイドルとしてステージに立ったら……」

かな子「何のとりえも無い私に、本当にそんな事が出来るのかなって……」

コナミ「かな子……」

かな子「…………」



智絵里「……かな子ちゃんの気持ち、ちょっと分かる」

かな子「えっ?」
471 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/07/23(土) 03:13:32.95 ID:IYKZBR3r0

智絵里「私も……臆病者の自分に、アイドルなんて出来る訳ないって思ってた」

智絵里「だから、プロデューサーから誘われた時、すごく不安だったの」

智絵里「……でも」

智絵里「それでも今、アイドル続けられてるのは……支えてくれる人がいるから」

かな子「支えてくれる、人……?」

智絵里「うん……プロデューサーさんに、トレーナーさんに、コナミさん……」

智絵里「一緒にレッスンを頑張って、励ましてくれるアイドルの皆……」

智絵里「それから……隣で一緒に戦ってくれる、楓さん……」

智絵里「いろんな人に支えてもらってるから、ステージに立つ勇気が沸いてくるの」
472 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/07/23(土) 03:17:55.01 ID:IYKZBR3r0

智絵里「だから……えっと、その……私も……」

かな子「…………?」

卯月「多分智絵里ちゃんは、私もかな子ちゃんの事を支えるから、心配しなくていいよって言いたいんだと思います」

かな子「えっ?」

智絵里「さ、支えるなんてそんな!私なんか皆に支えられてもらってばっかりだし……!」

智絵里「……でも、アイドルになる事に不安があるなら」

智絵里「少しでも力に、なりたいと思って……」

473 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/07/23(土) 03:28:20.59 ID:IYKZBR3r0

未央「おおー!よくぞ言ったちえりん!」

卯月「そうですね……私も、私一人の力じゃ、きっとDLCを勝ち上がれませんでした」

卯月「ステージに立つのは一人でも、そこまで行くのは一人っきりなんかじゃないんです」

卯月「皆で、一緒の目標に進んでますから!」

かな子「皆で……一緒に……」

楓「それにね、かな子ちゃん」

楓「アイドルやってると、いろんな人から珍しいお菓子貰えたりするのよ?」

かな子「!?」ピクッ

未央「お?」

李衣菜「何だか今日一番の反応……」
474 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/07/23(土) 03:35:42.81 ID:IYKZBR3r0

かな子「あ、あの、何で……?」

楓「ふふっ、何だか時々目線がテーブルの上のスイーツに行ってたみたいだったから」

かな子「え、えぇ!?そんな事……」

未央「ほうほう、腹ペコ属性持ちとは……」

かな子「うぅ……///」

モバP「ははは、まぁそれは一先ず置いといて」

モバP「見てもらったら分かる通り、ウチにはいろんな個性の子達がいるけど……」

モバP「ステージの上でキラキラしたいっていう強い想い……それはここにいる皆が持ってる」

かな子「…………!」
475 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/07/23(土) 03:41:15.27 ID:IYKZBR3r0

モバP「今日君がステージに上がった時、同じような気持ちになったんなら……それを叶えるのが俺の仕事だ」

モバP「今の君に必要なものがあるとしたら……ほんの少しの勇気」

モバP「それさえ持ってくれれば、後は俺やコナミが君を支える」


かな子(勇気……)

かな子(そうだ……今日のステージだって、いろんな人に背中を押してもらったけど……)

かな子(私が今日、あんなすごい体験ができたのは……)



その不安を乗り越えた時にしか見えぬ景色がある事も、また事実

……今日のあなたが、そうであったように



かな子(あの時、私が勇気を出せたから……)
476 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/07/23(土) 03:41:56.31 ID:IYKZBR3r0
モバP「……まぁでも、そう簡単に決められないよな」

モバP「もう一回、よく考えてみてくれ」

モバP「俺達はいつでも……」


かな子「……あの!」


モバP「?」

かな子「……私、決めました」

卯月「え……?」
477 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/07/23(土) 03:42:36.50 ID:IYKZBR3r0

かな子「正直、自信は無いです」

かな子「でも、プロデューサーさんはこんな私を選んでくれて……」

かな子「今日だって、いろんな人が私の背中を押してくれました」

かな子「だったら……だったら私も、期待してくれてる人に少しでも応えたいです」

智絵里「それじゃあ……!」


かな子「私、やってみます……ううん」




かな子「アイドル……やらせてください!」
478 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/07/23(土) 03:43:35.72 ID:IYKZBR3r0

モバP「!!」

未央「ほ……」

李衣菜「……ほんと?」

かな子「あっ……や、やっぱりいきなり過ぎましたか?」

かな子「もう少しよく考えてからの方が……」


「や……」


皆「やったー!!」



かな子「!?」
479 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/07/23(土) 03:44:47.46 ID:IYKZBR3r0

未央「みむっちー!」ダキッ

かな子「ひゃっ!」

未央「ホントにありがとう!これから一緒に頑張ろうね!」

李衣菜「わ、分かんない事あったら何でも聞いて!ロックに答えちゃうから!」

莉嘉「アタシもアタシも!かな子ちゃん、よろしくね!」

未央「うんうん、先輩アイドルとして、一肌脱いじゃうよ!」

かな子「は、はいっ!よろしくお願いします!」

未央「まぁ、実力はまだまだ半人前なんだけどね……たはは」

李衣菜「う……確かにこのままじゃかな子ちゃんに示しがつかないかも……」


未央李衣菜(デッキ、早く完成させなきゃ……)
480 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/07/23(土) 03:45:30.38 ID:IYKZBR3r0

かな子「…………」

コナミ「かな子」

かな子「コナミさん……」

コナミ「よく決めてくれたな」

コナミ「でもよかったのか?もうちょっと考えて見るって言ってたんじゃ……」

かな子「……いいえ、もう決めましたから」

コナミ「そうか?でも何でまたいきなり……」

かな子「その……今日ステージまで上がる事まで出来たから、もう少し勇気を出してみようと思って」

かな子「それに……貴音さんの言う通りだったなと思って」

コナミ「……何の事だ?」

かな子「ふふっ、内緒ですっ」

コナミ「?」
481 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/07/23(土) 03:46:04.03 ID:IYKZBR3r0

かな子(そう……一番大事なのは、共に同じ目標に進む仲間と)


かな子(正しく導いてくれる人……)


かな子(……ですよね、貴音さん)


コナミ「……まぁ、今日みたいに隣で一緒に戦ってやるって事は出来ないけどよ」

コナミ「デュエルの事なら、いろいろサポートしてやれる……お前を勝たすのが俺の仕事だ」

コナミ「改めてよろしくな……今度は勝ちに行こうぜ」


かな子「……はいっ!」


未央「よーし……そうと決まれば!」
482 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/07/23(土) 03:46:40.83 ID:IYKZBR3r0
…………
………
……


未央「はい!それじゃあ準備も整った所で、早速始めたいと思います!」

未央「本日の司会進行は私、本田未央と!」

李衣菜「私、多田李衣菜の2人でお送りしますっ!」


コナミ「アイツら、こんなもんまで……」

ちひろ「ふふっ、2人共頑張って練習してたんですよ?」


未央「えーっと、本来は最初の乾杯の後、祝辞から入る流れなんですが……その前に!」

李衣菜「飛び入りゲストによる、スペシャルプログラムからスタートです!」

李衣菜「それではかな子ちゃん、自己紹介どうぞ!」
483 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/07/23(土) 03:47:10.03 ID:IYKZBR3r0

かな子「あの、本当にやるんですか……?」

未央「まぁまぁ、アイドルとしての最初のお仕事だと思って!」

莉嘉「かな子ちゃん!ファイト☆」

かな子「……!は、はいっ!」


かな子「み、三村かな子17歳、趣味はお菓子作りですっ!」

かな子「あの……早く皆に追いついて、皆を支えられるように頑張ります!」

かな子「これから……よろしくお願いしますっ!」

484 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/07/23(土) 03:47:37.72 ID:IYKZBR3r0

ちひろ「はいっ、CGプロへようこそ、かな子ちゃん」

卯月「新メンバーかぁ……DAGPに向けて、大きく前進ですね!」

モバP「……あぁ」

モバP(フルメンバーで出場するには8人のアイドルが必要)

モバP(これでウチの所属メンバーは7人になった……)



モバP(残る8人目は……)
485 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/07/23(土) 03:48:06.71 ID:IYKZBR3r0

李衣菜「それじゃあ、皆グラスを持って……!」

未央「しまむー祝勝会 兼プロデューサー&コナミんをねぎらう会 兼DAGP壮行会……」

李衣菜「……兼!かな子ちゃん歓迎会を、始めます!」




「かんぱーい!」
486 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/07/23(土) 03:49:09.70 ID:IYKZBR3r0
今回はここまでです。

読んでくださった方、ありがとうございました。


まさか飯屋が鈴美ねーちゃんをやるとは思わなかった。
487 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/23(土) 04:41:11.78 ID:EzkD/Dt0o
488 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/07/27(水) 01:11:41.81 ID:s6Biii440

ついに7人目加入か〜
司会がデレパじゃねーかと思わず笑ってしまった
489 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/08/08(月) 23:42:42.69 ID:aiG19O8t0
…………
………
……


2週間後



レッスン室



ベテトレ「よし、今日のレッスンはここまで!」

ベテトレ「各自ストレッチはしっかりしておく事、以上!」
490 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/08/08(月) 23:43:28.10 ID:aiG19O8t0

未央「ふぃー、終わった終わったー」

李衣菜「ここ最近、しごきに一層力が入ってるね……」

未央「うん、何せ期待の新人も入ってきたし!」

楓「ふふっそうね、だけど……」




かな子「」チーン




未央「おおう……」

智絵里「だ、大丈夫かな子ちゃん?起き上がれる?」

かな子「も、もうちょっとだけ……このまま……」
491 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/08/08(月) 23:52:33.80 ID:aiG19O8t0

李衣菜「あはは……まぁでもさ、最初に比べたら大分進歩したじゃん」

莉嘉「うんうん、最初のレッスンの時なんて10分でばたんきゅーだったよねー」

かな子「うぅ……覚悟はしてたけど、アイドルのレッスンがこんなに大変だなんて……」ムクリ

智絵里「で、でもすごいよかな子ちゃん!基本のステップをもう全部覚えちゃうなんて!」

かな子「えへへ、トレーナーさんに沢山鍛えられたからかな?」


卯月「マストレさんの、『覚えられなかったら一週間お菓子禁止』発言が効きましたね……」

未央「アレを言い渡された時のみむっちの絶望顔は忘れられないよ……」
492 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/08/08(月) 23:57:54.40 ID:aiG19O8t0

ガチャッ


楓「あら?」

コナミ「よう、お疲れさん」

莉嘉「あれ、コナミん?」

コナミ「レッスン終わったみたいだな」

未央「うん、何か珍しいね、プロデューサーじゃなくてコナミんがレッスン見に来るなんてさ」

コナミ「アイツは……今日は大事な用事があるんだってよ」

コナミ「だから、俺が代わりに伝言を伝えに来たってとこだ」

卯月「伝言?」
493 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/08/09(火) 00:06:06.84 ID:7Mfl/c+o0

コナミ「ああ……っとその前に、かな子」

コナミ「どうだ?事務所での生活には慣れたか?」

かな子「は、はいっ、レッスンは大変だけど、皆がいろいろ助けてくれるから……」

かな子「だから、辛くても楽しくやれてると思います!」ニコッ

莉嘉「さっきまでバテバテだったけどねー」

かな子「も、もうっ!莉嘉ちゃん!」

コナミ「フッ、もう大分打ち解けたみたいだな……それならよかった」

コナミ「それじゃ、本題に入るとするか」
494 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/08/09(火) 00:15:14.56 ID:7Mfl/c+o0

卯月「本題って言うと、もしかして……」

コナミ「ああ、DAGPについてだ」

コナミ「予選トーナメントまでまだ時間はあるが、そろそろ準備に入りたいんだってよ」

コナミ「予選のレギュレーションは、もう知ってるな?」

未央「えっと確か……1回戦がトリオ、2回戦がタッグ、決勝がトリオの編成でデュエルするんだっけ?」

コナミ「そうだな、つまり予選が始まるまでにはトリオユニットを少なくとも一つ作っとかなくちゃいけないって訳だ」


コナミ「そこで……予選トーナメント1回戦を戦う3人を、これから発表する」
495 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/08/09(火) 00:22:13.56 ID:7Mfl/c+o0

卯月「1回戦の、ユニット……!」

楓「おおー……」

未央「トリオユニットかぁ……いよいよ本格始動って感じがするね!」

コナミ「じゃあ早速行くぜ、まず1人目は……」


コナミ「……三村かな子」


かな子「えっ!?」

未央「おおっ!?」

楓「という事は……」

卯月「かな子ちゃんの……デビュー戦ですね!」

コナミ「ああ、そうなるな」
496 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/08/09(火) 00:26:43.75 ID:7Mfl/c+o0

かな子「あ、あの……私で大丈夫なんでしょうか?」

コナミ「お前はもうウチのメンバーだ、しっかり活躍してもらわないとな」

コナミ「まぁ、こないだのタッグデュエルみたいに、堂々とやれれば大丈夫だ」

コナミ「もっと自信を持っていいぜ、頼りにしてるぞ」

かな子「そっか……もう私は、アイドルなんですよね……」

智絵里「かな子ちゃん……」

かな子「わ、分かりました!あの、精一杯やってみますっ!」

未央「おおー!よく言ったみむっち!」

莉嘉「かな子ちゃん!ファイト☆」
497 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/09(火) 00:31:22.17 ID:H2Z41J68o
おー、きてた
支援
498 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/08/09(火) 00:32:14.82 ID:7Mfl/c+o0

コナミ「よしっ、それじゃ次だな、2人目は……」


コナミ「……城ヶ崎莉嘉」


莉嘉「あ、アタシ!?やったー!」

コナミ「お、こっちは気合い充分みたいだな」

莉嘉「だって、チーム戦なんてすっごい楽しそうじゃん☆」

李衣菜「ち、ちょっとお気楽すぎる気もするけど……」
499 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/08/09(火) 00:36:16.60 ID:7Mfl/c+o0

コナミ「フッ、莉嘉はそれでいいさ」

コナミ「チーム戦だろうと、莉嘉らしくを忘れないようにな」

コナミ「かな子の事、引っ張ってやってくれ、頼むぞ」

莉嘉「うん☆アタシ、ちょーがんばる!」

コナミ「よっしゃ……それじゃ、いよいよ最後だな」

コナミ「……ちなみに、今から名前を呼ぶ3人目だけど」

コナミ「そいつには、このユニットのリーダーになってもらう」
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