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【モバマス×遊戯王5D'sTF】コナミ「チームシンデレラガールズ?」
- 1 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2015/09/13(日) 00:10:42.73 ID:YV6ZQNi40
- 本SSは
【モバマス×遊戯王5D'sTF】コナミ「アイドルにデュエルを教えろ?」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1389976354/
【モバマス×遊戯王5D'sTF】コナミ「アイドルにデュエルを教えろ?」その2
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1409499564/
の続きになってます。
・原作とは異なる設定や、書き手独自の解釈が含まれる場合があります。
・本SSのデュエル描写から、マスタールール3を適用しています。
・ゲームオリジナルのカードが登場する場合があります。
・コナミ君、めちゃめちゃ喋ります。
「こんなのコナミ君じゃない!」って人は回れ右推奨です。
・デュエルの内容はあんまり期待しないでね。
よろしくお願いします。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1442070642
- 2 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2015/09/13(日) 00:11:36.28 ID:YV6ZQNi40
- 主な登場アイドル
島村卯月 【アドバンス召喚】→【希望皇ホープ】
本田未央 【戦士族】→【???】
緒方智絵里 【幻獣機】
多田李衣菜 【真紅眼】
城ヶ崎莉嘉 【ディフォーマー】
高垣楓 【ドラグニティ】
????? 【???】
渋谷凛 【インフェルニティ】
- 3 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2015/09/13(日) 00:12:03.00 ID:YV6ZQNi40
- ここまでの登場アイドル
前川みく 【獣族軸金華猫】
相葉夕美 【ギガプラント】
松永涼 【エレキ】
早坂美玲 【X−セイバー】
水瀬伊織 【ジェムナイト】
姫川友紀 【ラヴァル】
若林智香 【ヴォルカニック】
向井拓海 【アマゾネス】
池袋晶葉 【ギアギアカラクリ】
- 4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/13(日) 00:13:30.02 ID:fOX83e0qO
- 生きていたのか〜!1〜!!
- 5 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2015/09/13(日) 00:15:57.68 ID:YV6ZQNi40
-
ドオオオォォォン……!!
少女「きゃあああああああっ!」LP0 ピー
「…………」
男「フフフ……よくやった」
男「残念だったな……シグナーの少女よ」
男「残念ついでに、もうひとつ教えてやろう」
男「この男は……操られてなど、いない」
男「自分の意志で……私に加担してくれているのだ」
少女「嘘っ……!」
少女「だって……だってあなたが、私を傷つけるような事……!」
「…………」
- 6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/13(日) 00:17:24.96 ID:qlNW6r94O
- お、続き来た!
- 7 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2015/09/13(日) 00:19:21.19 ID:YV6ZQNi40
- 少女「そんな……あなたは本当に……」
少女「……デュエルの途中、精霊達が言っていた」
少女「あなたは、自分の意志で私とデュエルしてるんだって……」
少女「正気で私と……そんな事、信じたくなかった……なのに……!」
「…………」
少女「でも……あなたの事、今でも信じてる……信じてる……から」
少女「だから、いつかきっと……」
・
・
・
- 8 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2015/09/13(日) 00:22:27.46 ID:YV6ZQNi40
- 男「命からがら逃げ出したか」
「―――――?」
男「何?トドメを刺さないのか、だと?」
男「あえて刺すまでもない、あの傷では当分デュエルする事は出来まい」
男「それに……一度植え付けられた疑惑の種は、心の中で芽を出し育ち始め……」
男「この先、あの少女の心は、お前への信頼と疑念の間で大きく揺れ動き続ける」
男「心の平穏を取り戻す唯一の道は、お前の裏切りを完全に認める事だけ……」
「…………」
男「ククク……期待以上の結果だ」
男「次の標的は、誰にするか……楽しみだ」
- 9 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2015/09/13(日) 00:24:23.88 ID:YV6ZQNi40
-
……なぁ、コナミよ
- 10 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2015/09/13(日) 00:25:27.34 ID:YV6ZQNi40
-
ガバッ!!
コナミ「ハァ……ハァ……ッ!」
コナミ(また……この夢か……)
コナミ(どうして……どうして俺が、龍可を……)
コナミ(俺は一体、何を思い出して……)
コナミ「……えっ?」
- 11 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2015/09/13(日) 00:28:51.17 ID:YV6ZQNi40
-
コナミ(……思い出す?何を言ってるんだ)
コナミ(俺は遊星達ファイブディーズと一緒に、アーククレイドルを止めるために戦って……)
コナミ(……ったく、変な夢のせいでおかしくなったりしてないよな?)
コナミ「……そろそろ起きるか」
- 12 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2015/09/13(日) 00:37:29.12 ID:YV6ZQNi40
- ちひろ「あっ、おはようございます!コナミ君」
コナミ「……ああ」
ちひろ「もうっ、今何時だと思ってるんですかっ!」
ちひろ「お休みだからって、そんなだらしない生活してちゃ……」
コナミ「……悪かった」
ちひろ「えっ……?あ、あの、別に本当に怒ってる訳じゃ……」
コナミ「ああ、分かってるよ……ん?」
TV「それでは本日のゲストは、島村卯月さんでした!」
TV「最後にひとこと、お願いします!」
TV「はいっ!皆さん、ルールを守って、楽しくデュエル!ですっ!」
コナミ「これ……卯月か?」
ちひろ「はい、今日は生放送のお仕事なんです」
コナミ「大活躍、だな」
ちひろ「ふふっ、コナミ君のおかげです」
コナミ「いいや……これは、あいつが自分で掴んだものだから」
- 13 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2015/09/13(日) 00:40:46.34 ID:YV6ZQNi40
- デュエルライブカーニバルからは既に3週間が経った
優勝した卯月は今や時の人、外から来るいろんな仕事に引っ張りだこの状態だ
渋谷凛の引退を聞いた時はひどく落ち込んでいたが、今はなんとか元気を取り戻してるみたいだ
そして、卯月の人気に引っ張られるようにCGプロ自体の注目度も高まってきている
卯月以外のアイドル達にも、結構な量の仕事が舞い込むようになったらしい
最近は事務所には俺や社長、ちひろさんしかいないって事もざらになってきた
全てがうまく行っている……そう言ってもよかった
……だけど
- 14 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2015/09/13(日) 00:44:38.96 ID:YV6ZQNi40
- ちひろ「あの、コナミ君、今日は……」
コナミ「また外で……探し物、かな」
ちひろ「そう、ですか……」
コナミ「……そんな顔するなよ、これは俺だけの問題だ」
ちひろ「でも……」
デュエルライブカーニバルが終わった後、社長は俺に休暇をくれた
アイドル達の為に頑張ってくれた分、しばらく自分のために時間を使っていいと……
今の俺は、ネオ童見野シティの手がかりを探し続けている
いろんな場所を巡ってみたけど、俺の世界に繋がりそうなものはまだ見つかってない
今のところの確かな手がかりは、遊星の物語を描いたあのアニメだけ……
- 15 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2015/09/13(日) 00:48:54.82 ID:YV6ZQNi40
- 社長「今日も、出かけるのかね?」
コナミ「社長……ああ、また行ってくる」
社長「そうか……キミ、今日はちょっと探し物は休憩しないか?」
コナミ「……どういう事だ?」
社長「いやぁ、ちょっと君にアイドル達の仕事ぶりを見てきてもらおうと思ってね」
コナミ「俺が……?」
社長「うむ、まぁ本来はプロデューサーの仕事ではあるんだが、彼も最近忙しくてね」
社長「アイドル達全員の仕事を中々見てやれないとぼやいてた所なんだ」
コナミ「そんな事、俺に任せていいのか?」
社長「あくまで、様子を見てきてくれればいいだけだよ」
社長「この忙しさは今までにない位だからね、アイドル達のモチベーションも上がってきている」
社長「彼女達の仕事ぶりを見てみるのも、いい気分転換になると思うよ」
社長「今からならそうだな……ああ、多田君がもう少ししたら撮影のようだ、場所もここから近いね」
コナミ「……デュエルの仕事じゃないのが残念だな」
社長「ははは、まぁそう言わず……先方には私から話は通しておくから、どうかね?」
コナミ「まぁ、行ってみるか」
社長「ふふ、分かった……これが現場の住所だ」
コナミ「悪いな、気を遣わせちまって」
社長「なぁに、こちらこそ余計なお節介だったかな?」
コナミ「いいや……それじゃ、行ってくる」
- 16 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2015/09/13(日) 00:52:50.58 ID:YV6ZQNi40
- ちひろ「……コナミ君、大丈夫でしょうか?」
社長「うむ……何とかしてやりたいが、我々には出来る事は……」
社長「彼もあくまで自分の問題だと、1人で何とかしようとしている……」
社長「こちらから、彼をサポートしてやれればいいんだがね……」
ちひろ「ええ……」
ちひろ「……そういえば社長、例の件は……」
社長「ああ、それなら正式に決定したよ」
社長「皆には明日、私から伝えようと思う」
ちひろ「そうですか……でも」
社長「うむ、今回の件、アイドル諸君にとってはまたとないチャンスになるだろう」
社長「同時に、これまでにない試練にもなる……プロデューサーである、彼にとってもね」
- 17 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2015/09/13(日) 01:03:10.00 ID:YV6ZQNi40
- …………
………
……
コナミ「……っと、この建物であってるよな」
コナミ(息抜きはいいけど……いい加減何か見つからねぇかな)
コナミ(デュエルライブカーニバル、あの大会になら何か手がかりがあるかと思ってたけど、結局何もなかった)
コナミ(街中を探してダメとなると、やっぱりカギはあのアニメか……どうすっかな)
コナミ(しっかし、最近何故か退屈だ……退屈してる場合じゃないってのに)
コナミ(……ああ、そうか)
コナミ(そういえばここに来てから、自分のデュエルをした事、ほとんどなかったな)
コナミ(いつもなら、いろんな奴と朝から晩までデュエルしてた)
コナミ(何も悩む事はない、デュエルが俺の全てだった……)
コナミ(失って初めて気づくってやつか……)
コナミ(あいつらに会ってからも、基本教えてばっかりだったもんな)
コナミ(この世界のデュエルも捨てたもんじゃない、もちろんそう思ってる……だけど)
コナミ(デュエルがしたい)
コナミ(このモヤモヤを吹き飛ばすようなデュエルを……)
コナミ(強いデュエリストとの、滾るようなデュエルを……!)
- 18 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2015/09/13(日) 01:04:06.29 ID:YV6ZQNi40
- 控え室
コナミ「……ここか」
ガチャッ
コナミ「よう李衣菜、様子見に来てやったぞ」
女の子「えっ……?」
コナミ「あっ」
コナミ(やべぇ、部屋間違えたか?)
女の子「えっと……スタッフさん、て感じじゃないけど……?」
コナミ「あぁ、俺は様子を見に来ただけで……」
- 19 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2015/09/13(日) 01:04:47.76 ID:YV6ZQNi40
- 女の子「様子見……?あ!今李衣菜って言ってたっけ」
コナミ「……?ああ」
女の子「なるほどね……多田李衣菜ちゃんなら、もっと奥のBスタジオってとこで撮影やってるよ」
女の子「アタシと同じ事務所の子と一緒だから間違いないはず」
女の子「パスは首にかけてるみたいだし、行けば普通に通してくれると思う」
コナミ「そうか……ありがとうな、助かった」
女の子「あっ、ねぇ!ちょっと待って!」
コナミ「何だ?」
- 20 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2015/09/13(日) 01:06:08.34 ID:YV6ZQNi40
- 女の子「ちょっと変な事聞くかもしれないけどさ……」
コナミ(変な事……?)
女の子「……もしかして、アンタがコナミ?」
コナミ「!!」
コナミ「お前、どうして俺の事……!」
女の子「やっぱり!莉嘉が言ってた通りじゃん★」
女の子「ねぇねぇ、よかったらちょっと話さない?」
コナミ「…………?」
- 21 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2015/09/13(日) 01:07:50.77 ID:YV6ZQNi40
- ひとまずここで区切ります。
大変ご無沙汰しておりました。
もう覚えてる方はほとんどいらっしゃらないと思いますが
またマイペースでゆっくりやっていこうと思います。
それでは、ここまで読んでいただいた方、ありがとうございました。
- 22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/13(日) 01:22:13.90 ID:/Z1H6KgQo
- 1乙
待ってたよ!楽しみにしてる!
- 23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/13(日) 02:28:16.96 ID:8q7AgWynO
- 乙乙
遂に来たか……おかえり!
- 24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/13(日) 08:59:07.20 ID:JITn8TsAO
- 美嘉って何デッキなんだろ
妹はディフォーマーだったし
- 25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/13(日) 15:54:04.58 ID:oUKkEfhsO
- コナミは敵側にも付くデュエルマシーンだからな…その辺のルートも全て通ったのか
- 26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/14(月) 15:36:14.88 ID:Tk0JUNtAO
- この時を待っていた!
- 27 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2015/09/20(日) 18:29:03.20 ID:8RusOgUO0
- …………
………
……
スタッフ「それじゃ李衣菜ちゃん、今日の撮影よろしくね」
李衣菜「はい!よろしくお願いします!」
李衣菜(撮影かぁ……初めて宣材写真撮った時以来だっけ)
李衣菜(卯月ちゃんのおかげでいろんな仕事が増えて来てるし……)
李衣菜(どんな仕事だって、私の目指すロックなアイドルになるために気合い入れてかなきゃ!)
李衣菜(…………)
このエスパーユッコ!あなたの挑戦を受けます!
- 28 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2015/09/20(日) 18:31:40.88 ID:8RusOgUO0
- 李衣菜(……そういえばユッコ、どうしてるかな)
李衣菜(涼さんとのデュエルの後、ユッコと話せたのがきっかけで、いろいろな事が整理できたんだよね)
李衣菜(私の目指すところとか、なつきちへの気持ちとか……)
李衣菜(もしもまた会えたなら……お礼言いたいな)
スタッフ「……あれ?」
李衣菜「どうかしましたか?」
スタッフ「ねぇ、君の他にもう一人来てない?」
李衣菜「え?今日の撮影って私一人だけじゃないんですか?」
スタッフ「ああ、君とは別の事務所の子の撮影も入ってるんだ」
スタッフ「まぁ適宜交代で撮ってくから、そのつもりでね」
- 29 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2015/09/20(日) 18:33:10.51 ID:8RusOgUO0
-
ガチャッ
女の子「すみませーん!遅れましたー!」
スタッフ「お、来た来た」
裕子「Paプロの堀裕子です!今日はよろ……」
李衣菜「えっ」
裕子「あっ」
2人「「…………」」
李衣菜「ああ―――――――――――っ!」
裕子 「ああ―――――――――――っ!」
- 30 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2015/09/20(日) 18:34:06.64 ID:8RusOgUO0
- …………
………
……
コナミ(何故初対面のヤツが俺の事を知ってる……?)
コナミ(もしかしたらコイツ……俺の世界の事も!)
女の子「ど、どうしたの?何か怖い顔になってるけど……」
女の子(流石に初対面でタメ口はまずかったかな……)
コナミ「……お前、どこまで知ってるんだ?」
女の子「え?」
コナミ「どうして俺の事を知ってるんだ?」
女の子「どうしてって……知らない?アンタ今、この業界で結構噂になってるんだよ?」
コナミ「噂?」
- 31 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2015/09/20(日) 18:35:17.29 ID:8RusOgUO0
- 女の子「そ、今回のDLC、961プロの新星渋谷凛が大本命って言われてたでしょ?」
女の子「でも実際、その渋谷凛をまだ出来て間もない弱小プロダクションのアイドルが破っちゃった訳」
女の子「そりゃあ世間的には優勝した本人が話題になる訳だけど、偉い人なんかは違う部分も見てるって事」
コナミ「違う部分……」
女の子「要は、ステージで一層キラキラしてるアイドルには、優秀なスタッフがつきものって話」
女の子「そもそも卯月ちゃんが優勝する前から、CGプロってデュエルライブでちょいちょい勝ってたでしょ?」
女の子「ほら、タッグユニットのキルシュ……だっけ?あの2人とかさ」
女の子「まぁその頃から、ある程度注目はされてたみたい」
女の子「そして今回の優勝……ひょっとしたら、アンタに興味持ってる人もいるかもしれないよ?」
女の子「島村卯月にデュエルを仕込んだ、赤帽子のデュエリストにね」
- 32 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2015/09/20(日) 18:36:16.46 ID:8RusOgUO0
- コナミ「お前……いろんな事知ってんだな」
コナミ「卯月はともかく、俺の話まで他所でされてるなんて思わなかった」
女の子「ふふっ、この業界は人脈が命だからさ」
女の子「そういう話って人づてに伝わってくんだよねー」
女の子「卯月ちゃんも大分ブレイクしてるでしょ?アンタも問題とか起こさないように気を付けた方がいーよ?」
コナミ「ああ……まぁ気を付ける」
女の子「うんうん★……で、その噂のデュエリストがアンタって訳ね」
女の子「……ふーん」まじまじ
コナミ「?」
- 33 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2015/09/20(日) 18:37:13.07 ID:8RusOgUO0
- 女の子「あ、ゴメンゴメン★莉嘉からいろいろ話聞いてたから、どんなヤツかと思ってたんだよね」
女の子「あの子、家ではいつも『Pくん』か『コナミん』の話ばっかりしてくるからさ」
コナミ「……?お前、そういやさっきも莉嘉って……!」
女の子「うん?だってアタシの妹だし」
コナミ「妹……?」
女の子「あぁ、そういえば自己紹介まだだったっけ」
美嘉「Paプロ所属、城ヶ崎美嘉★妹の莉嘉がお世話になってまーす★」
- 34 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2015/09/20(日) 18:38:06.96 ID:8RusOgUO0
- コナミ「そうか……お前が、城ヶ崎美嘉……」
美嘉「あ、もしかしてアタシの事知ってくれてた?」
コナミ「ああ、莉嘉がよくお前の事を自慢してるからな」
コナミ「ウチのプロデューサーもお前には注目してるみたいだし」
美嘉「そっかそっか……莉嘉と仲良くしてくれてるんだね、ありがと★」
美嘉「ふふっ、何か今日はツイてるなー」
コナミ「ツイてる?」
- 35 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2015/09/20(日) 18:39:06.54 ID:8RusOgUO0
- 美嘉「うん★そりゃあ、莉嘉がお世話になってる噂のデュエリストにも会えた訳だし?」
美嘉「それに、さ……」
コナミ「?」
美嘉「アンタ達がこれからどんどん成長していけば、いずれかはアタシ達のライバルになる訳でしょ?」
美嘉「だったら……ここで一度、潰しといた方がいいじゃん?」
コナミ「…………!!」
美嘉「……李衣菜ちゃんの撮影、始まったばっかりでしょ?」
美嘉「時間はまだ全然余裕あるからさ……」
美嘉「ね、ちょっとアタシとデュエルしてみよっか★」
- 36 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2015/09/20(日) 18:40:07.10 ID:8RusOgUO0
- コナミ「デュエル……!」
美嘉「ちょうどアタシも仕事終わったとこでさ、今撮影やってる子が終わるの待ってるだけなんだよね」
美嘉「それに、実はこんなとこにさっきの仕事で使ったデュエルディスクもあるし……」
美嘉「……二者面談の機会には、ちょうどいいと思うんだけど?」
コナミ「おういいぜ、やろう」
美嘉「へっ?」
コナミ「……どうしたんだ?」
美嘉「いや、何かあっさり乗ってきてくれたなー……なんて」
美嘉「ほら、やっぱ立場的に手の内晒すとかマズいんじゃないの?」
美嘉「その辺、駆け引きしてくれると思ったんだけど?」
- 37 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2015/09/20(日) 18:41:31.46 ID:8RusOgUO0
- コナミ「駆け引きなら、デュエルの中でやるもんだぜ」
コナミ「デュエルを挑まれて拒むデュエリストなんていないだろ」
美嘉「ふーん……デュエリストの性ってヤツ?」
コナミ「ま、そんなとこかな」
コナミ「それにお前、確か前回のDLCの優勝者なんだってな」
コナミ「……強いんだろ?」
美嘉「!」
美嘉(雰囲気が変わった……!)
- 38 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2015/09/20(日) 18:42:29.24 ID:8RusOgUO0
- コナミ「俺も最近モヤモヤする事が続いててな」
コナミ「ちょうどデュエルしてスカッとしたいと思ってたとこだ」
コナミ「そこに強いヤツの方からデュエルを仕掛けてきてくれた……」
コナミ「願ってもない……喜んで受けて立つぜ!」
美嘉「……随分やる気になってくれたじゃん?」
美嘉(スパーリングのつもりだったけど……これは結構本気にさせちゃったかも?)
美嘉(ま、望むところだけどね!)
- 39 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2015/09/20(日) 18:43:09.77 ID:8RusOgUO0
- …………
………
……
美嘉「それじゃお手柔らかにね、莉嘉の先生★」カシンッ
コナミ「おう、行くぜ……」ガシッ ブォーン…
コナミ美嘉「「デュエル!(★)」」
- 40 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2015/09/20(日) 18:45:20.96 ID:8RusOgUO0
- コナミ「俺の先攻!」
美嘉「念のため言っとくけど、今回から先攻ドロー無しだかんね」
コナミ「ああ、分かってる」
コナミ「それじゃ行くぜ……モンスターを守備表示でセット!」
コナミ「さらにカードを1枚伏せる」
コナミ「……これでターンエンド」
- 41 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2015/09/20(日) 18:45:56.13 ID:8RusOgUO0
-
美嘉「アタシのターン★」
美嘉「まずは手堅くって訳?そんなにゆっくりしてたら、すぐに置いてっちゃうから!」
美嘉「BF−蒼炎のシュラを召喚★」
《BF−蒼炎のシュラ/Blackwing - Shura the Blue Flame》 †
効果モンスター
星4/闇属性/鳥獣族/攻1800/守1200
(1):このカードが戦闘で相手モンスターを破壊し墓地へ送った時に発動できる。
デッキから攻撃力1500以下の「BF」モンスター1体を特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。
蒼炎のシュラ 攻1800
コナミ「!」
美嘉「どんどん行くよ!フィールドにBFがいる時、手札の残夜のクリスを特殊召喚できる!」
《BF−残夜のクリス/Blackwing - Kris the Crack of Dawn》 †
効果モンスター
星4/闇属性/鳥獣族/攻1900/守 300
「BF−残夜のクリス」の(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできない。
(1):自分フィールドに「BF−残夜のクリス」以外の「BF」モンスターが存在する場合、
このカードは手札から特殊召喚できる。
(2):このカードは1ターンに1度だけ、
魔法・罠カードの効果では破壊されない。
残夜のクリス 攻1900
コナミ(コイツ……ブラックフェザー使いか!)
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