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【幻想郷から】霊夢「何なのよ此処寒い!!」【MH世界へ】
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614 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/18(日) 20:57:04.44 ID:WWYfVBZao
とても楽しく読ませていただいております。モンハンと東方が見事に融合していて違和感がないです。
一つだけ気になるのが霊夢の力に関して、少し弱すぎる感じがします。
妖怪が能力を使えているのですから霊夢の能力も使えてもいい気がします。特に夢想転生とか、スペルカードルール無い分無限に使えそう。
あと霊夢が空飛んだり透けたりしないと霊夢らしくない。
615 :
◆9jdUJdFKI2
[saga]:2018/03/28(水) 17:37:19.13 ID:14Z/wvLu0
=========================================
>>614
感想ありがとうございます
スペカは現状下位においては無双できますが上位大型、G級中型以降は耐性を有する上に
決定的な隙が無いと押し切られ返り討ちに会うというのが実情です(さもないと幽々子の即死能力無双に)
個体差はありますが凄く強力な大樽爆弾Gみたいな感じですね
飛行はモンスター乱入のリスクが高まるので制限していましたが
付近より他のモンスターが居なくなる古龍戦において撤廃する方向です
ただし、その巨体と肢体からなる突進だけでもかなりの危険があるので(更にブレス付き)
リスク軽減のため今レミリア達がその特訓を行っています
=========================================
〜海村〜 =農場=
幽香「あら、霊夢じゃない、私に会いに来たの?」
霊夢「あはは、それもあるけど…ミア、居る?」
口付けを交わしつつミアを呼ぶ
ミア「どうしたニャ?」
霊夢「陰陽機銃なんだけど、もっと強力なのが欲しくて…」
この前のグラビモス戦での火力不足を実感したらしい
ミア「ふむ、霊夢も最初よりずっと力をつけてきたし、候補としてこんなのがあるニャ」
(繁殖期のアレがトレーニングになったみたいだね)
霊夢「結構選べるのね、これは?」
ミア「2つに分かれた陰陽玉を一纏めにして大口径の武器に出来るニャ、威力は申し分ニャいけど連射性能を犠牲にしてるニャ」
霊夢「従来の強化型でも…ごつくなってるわね」
ミア「オススメなのはこの12,7mmタイプと20mmタイプニャ」
霊夢「じゃあ…20mmでいこうかしら、因みにこれは?」
ミア「艦載機銃だから取り回しが難しいのニャ、装備は出来るけど真価を発揮するのにコツが要るニャ」
霊夢「へー」
ミア「ただ、今後のことを考えると慣れても損はないと言えるニャ」
霊夢「追々考えておくわ」
幽香「話は終わった?ならそこの着物を着て向日葵畑のお世話でも手伝ってくれるかしら?」
霊夢「・・・貴女がお気に入りの花の世話をさせるなんてね…」
幽香「ふふっ、霊夢だからの特別よ、けど…意図的に傷付けたらお仕置きよ?」
霊夢「はいはい…」
616 :
◆9jdUJdFKI2
[saga]:2018/04/06(金) 06:57:23.73 ID:eypmOZZS0
・・・
霊夢「あっ・・・つぅ〜…」
元々気温が高いこの地域
温暖ともなるとかなり厄介
しかも塩害防止のため潮風が入りにくい構造となっており
最早サウナのソレだ
ミア「コレ食べるかニャ?」
霊夢「…!つめたっ!あまーいっ!!」
アイスクリーム、氷結晶を利用した冷却機構での
この時期一番の輸出品である
幽香「霊夢には合うのね」
霊夢「…あー、花にとっちゃこの冷気は毒ね」
幽香「耐性はあるのだけれど…好ましくはないわね」
・・・
アイスの力を借りてもきつすぎる為
倒れないうちに食堂に戻る
霊夢「日陰の潮風が気持ちいいわぁ」
ドサリ
隣に咲夜が腰掛ける
慣れない酷暑で夏バテのようだ
霊夢「…採掘しに行ったんじゃないの?」
咲夜「今の時期の周辺洞窟はエラいことになってるわよ…
当面は沼地や凍土辺りが良いわね」
天子「沼地いきたい?じゃあよさげなクエストがあるのだけれど」
霊夢「・・・聞くだけ聞くわ」
天子「黒いグラビモs」
霊夢「また?却下」
天子「最後まで聞きなさいよ、えーと、その頭が動いてるって話」
霊夢「…妖夢が聞いたら卒倒しそうね」
天子「調査、可能なら討伐という流れなんだけど」
咲夜「こういう涼しい狩場の任務は今稀少だし、構わないわよ・・・体調が治れば」
霊夢「悪いわね、試し撃ちとして代わりに私が行くわ」
天子「あら、じゃああと一人探さないとね」
617 :
◆9jdUJdFKI2
[saga]:2018/04/19(木) 05:02:28.29 ID:tqZCC5bC0
ということで
霊夢・天子・衣玖・文の四人で組むことになった
文「どうします?結構霧が濃いようですが…」
霊夢「そうね…私と文の二人でこちら側から回るわ」
天子「私はここからね」
・・・
沼、草地を探したがそれらしい影はなかった
天子チームからの連絡もなし、残すは洞窟内部だけだ
・・・
文「!これは…アタリのようですよ」
霊夢(こんなに回らされるなんて…私の勘が鈍ってる?)
深紅の外殻を纏い、グラビモスの頭骨格を背負ったギザミとおぼしき存在を確認、
同時に天子も合流する
衣玖「見たところ既存のものと変化は無いようですが…注意してください」
天子「弱点は…雷か、勝てなくはないわ」
霊夢「殻は後回しで、とりあえず脚ね、いくわよ」
二手に分かれ散開する、と同時に殻の口が開く
バシュウウウゥゥッ!!!
衣玖「!!!」
文「おやおや…いつものヤツより数倍の威力はありそうですよ?」
水ブレス…は聞いていたがもはや大砲の域まで達してると言っても過言ではない
ショウグンギザミに慣れている層の驚き具合から見てもこの亜種の特徴のようだ
加えて衣玖を除いて水属性に弱い防具を着用している
グラビモスの情報が仇となった形だ
天子「こいつの殻、まさか返り血じゃないでしょうね?…どうする?」
霊夢「…誰か一度でも膝をつくようなら退くわよ、多くの情報を持ち帰りましょう」
準備不足で倒せる可能性は限りなく低い、彼女の勘がそう告げていた
618 :
◆9jdUJdFKI2
[saga]:2018/05/05(土) 05:27:32.04 ID:OKQ1gxWv0
天子(霊夢の事弱気だなと思ったけど…コイツ…堅い!!)
尋常じゃない外殻、足を止め攻撃させることを許さない機動力
天子ですら胴体半分引き裂かれそうな鎌
冗談で言った返り血もあながち間違いではないとすら思えてきた
衣玖「むしろ海中の方が楽でしたね…」
数か月前までは普通に飛んで戦っていた
ラギアクルスの時は優位に作用したが
飛び回ろうにも狭い洞窟内ではたかが知れているしブレスもある
G級相当で弾幕も効果が薄いのでリスクの方が高い
開けたところで飛び回ったら乱入のリスクが増大しなおさら不味い
霊夢「天人組は大丈夫だけど…」
MHでいえばミドルボウガン相当の火力を手に入れている
弱点属性がわからず属性弾を用意できなかったのが痛い
とは言えあまりダメージを出すと猛スピードで間合いを詰めるだけの速度があるので
却ってよかったのかもしれない
文「む…」
武器が一段階下なのに加え、属性も合わず焦りの色が見える
敵の速度に合わせ、避ける技術も相手がハナから狙う気にならなければ意味がない
霊夢がグラビモス亜種と戦っていた時上位ベリオロスを完封したことで天狗になった鼻を折られた気分だった
霊夢「文!下がりなさい!!危険よ!」
文「な、舐めてもらっては困りますね!!コイツの爪を頂くまで少し無理させてくださいよ!!」
確かにあのバカげた大リーチを封じれれば討伐も見えてくる
が、破壊に長けた武器を持っているメンバーが居ない
霊夢(幽香…せめててゐでも居てくれれば…)
斬撃中心で霊夢が射撃、この点で相性が良いとは言えない
その上この個体は戦闘センスがかなり良いようだ
天子や霊夢の被弾を覚悟のうえで自分にとって一番火力のある衣玖を警戒
集中攻撃されている彼女はギリギリのところで持ちこたえているのが現状だ
619 :
◆9jdUJdFKI2
[saga]:2018/05/05(土) 05:44:49.49 ID:OKQ1gxWv0
爪を壊せれば…
その思いは次の瞬間砕かれることになる
ドドズゥン…
霊夢「えっ…」
通常のショウグンギザミが洞より出てくる
この個体もG級相当だと霊夢の勘が告げる
霊夢「退けぇええええええっ!!!!」
ありったけの大声で叫ぶ
1拍置いた後他の三人も状況を理解
撤退の行動をとろうとするが…
衣玖(閃光もケムリも効果が無いんですよね…)
霊夢「衣玖は逃げに徹して!文は青い奴止めて!!
私と天子はすこしでもこの赤い奴の気を逸らす!!」
天子「やらなきゃ…格好付かないわよね!!」
ザスッ バシュッ
天子(…?)「霊夢!!コイツの脚止められる?!」
霊夢「やってるわ!!どうしたの?!」
天子「よくわからないけれどコイツに違和感がっ!!」
霊夢「…仕方ないわね!!」
目標を殻に移した天子
狙いが被らなくなったので霊夢の射撃速度が上昇する
620 :
◆9jdUJdFKI2
[saga]:2018/05/26(土) 15:59:22.98 ID:tqk8FN3o0
文「ひ、一人で抑えるのも限界がっ」
霊夢「そっちは怒りじゃないでしょ!何とかしなさい!」
安全に撤退するなら足ダウン以上の何かが欲しいが…
天子「10秒で良い!コイツ止めて!!」
霊夢「仕様がないわね、炸裂弾!さらに符も合わせるわよ!」
赤ギザミの脚にいくつもの小爆発が発生する
地形ごと抉る攻撃に体勢を崩す
霊夢「天子、いいのね?」
天子「ええ、霊夢も退いて!」
頑丈な天子、素早い文と比較し一番脆いのは霊夢である
いざというときは攻撃できるよう態勢を整えつつ撤退する
ガァンッ!!
天子「よし!!」
赤ギザミの殻が栗を剥くように割れる
天子「ガタついてた上結構なダメージがあったわ、そうなれば壊すのは簡単よ」
霊夢「・・・はいはい、戻ってきなさい、文!あなたもよ!!」
文「は、はいぃ〜」
・・・
〜海村〜 ・食堂・
文「もどってこれたぁあ〜〜〜…」
天子「いつかは…アレを倒さなきゃよね」
衣玖「面目ないです…」
霊夢「いいのよ、有利な場所では期待するから…とりあえず肉!あと米!!」
…と、大声を張り上げていると向こうから魔理沙がやってくる
魔理沙「そのコメだけど、どうも最近キナ臭いことになってるらしいぜ?」
霊夢「何?輸送ルートでもふさがれたの?」
魔理沙「いや、穀倉地帯にモンスターだ、アグナコトルとかいう奴らしい」
621 :
◆.CzKQna1OU
:2018/06/08(金) 18:25:17.41 ID:cwmJ5jyp0
意外に記憶がもたないな…いや、メモってない自分も悪いけど
622 :
◆9jdUJdFKI2
[saga]:2018/06/08(金) 18:58:29.54 ID:cwmJ5jyp0
・・・
霊夢「エサ不足で人里のアプケロスに目を付けてるってわけね?」
魔理沙「推測だがな、しかも結構強力らしい」
霊夢「上位相当?厄介ねぇ」
衣玖「あ、だったら私良いですか?」
霊夢「そりゃ構わないけれど…」
衣玖「深い意味はないですが…属性の多い方がなにかと有利かと」
電気と槍のエキスパートでそれらに弱い相手なら無類の強さを誇るが
そうでなければお荷物、と、今回の件で染み入ったそうだ
他のフォローが間に合えばいいがいつまでも人足が確保されているとも限らない
安易に兵器娘らに借りを作ると見返そうと思ってる幻想郷勢との関係が悪化し
元に戻ってもそれが原因の異変が起きないとも限らない
魔理沙「じゃあ衣玖として、咲夜もいるし…」
てゐ「私はどうかな?」
脇から出てくるてゐ、例の発情状態からの慣らしが終わったのだろう
「何処に居ても付いてくる師匠よりも怖い鬼教官」が見張っていないのが証拠だし
受注も彼女達を通さないと物凄く難しい
魔理沙「へぇ…どうなんだ?使えるのかぁ?」
霊夢に目をやる魔理沙
霊夢「心配しなくても優秀よ・・・贔屓目じゃなくてね」
てゐ(随分と疲労がたまってますなぁ?ゆっくり寝ててよ)
霊夢(いい意味で抜け目が無くなったわよね、お言葉に甘えさせてもらうわ)
てゐ(ただじゃないよ?戻ったらちゃんとサービスしてね?)
霊夢(…はいはい、無事に帰ってきなさいよ)
チュッ
623 :
◆9jdUJdFKI2
[saga]:2018/06/24(日) 01:34:25.49 ID:Qlfz4uC10
・・・広場・・・
てゐ「あぁそうそう、どんな感じで行くの?」
咲夜の方を見る
咲夜「え?私?」
てゐ「そりゃあメイドの指揮してた咲夜だし適性高いかなって」
どうやら指揮の事を言っているようだ
取り入れた結果効率がずっと上がるので定着したが
稀にこういった指揮能力拮抗のようなものが起こる
咲夜「…私も魔理沙も映像だけ見て経験はないわよ」
衣玖「私はありますが…指揮が不得手ですね」
てゐ「となると、私が指揮していいかな?」
咲夜「ええ、仕掛ける方が得意だし」
魔理沙「構わないぜ、あ、一つだけ試めさせてくれよな」
てゐ「・・・それは相手が弱ってからじゃ、ダメ?」
魔理沙「その辺は特に…どうでも?」
てゐ「じゃあ終盤やってほしいかな、できるだけ
火力は魔理沙だしね、序盤に抜けられることがあると困る
相手は巨体だけど張り付いた方が危険が少ない
かといって結構熱いから…3分ごとに休憩とろうか
咲夜は毒主体でいいかな?麻痺より良いと思う」
咲夜「そうね、わかった」
てゐ「私は極力スタン狙うから、頭開けておいて…っと、こんなところかな?」
624 :
◆.CzKQna1OU
[sage]:2018/07/11(水) 10:49:52.54 ID:Q+EdY1MW0
PS4より、またPCイかれました,八月頭復帰予定です
625 :
◆.CzKQna1OU
[saga]:2018/08/10(金) 03:51:43.27 ID:HG4vI9ml0
復帰しました、今度のPCはうまくやってくれるでしょう
626 :
◆9jdUJdFKI2
[saga]:2018/08/10(金) 04:10:43.38 ID:HG4vI9ml0
〜平原〜
キャンプ
衣玖「こんな方までやってくるとは…」
アグナコトルの根城とする火山からかなり離れている
川もあり到底適してるとはいいがたい
てゐ「ティガレックスのコトもあるんだ、遠征位するさ
まぁ涼しくていいことだよ
で、試したいことってのはおおかた力比べだろう?」
魔理沙「…まぁバレるか」
咲夜「普段の行いよ」
てゐ「火炎弾とか必要になるかもだからその余裕がないかもだね」
衣玖「あぁ、涼しいってことはそれだけ硬くなりますね」
咲夜「そうなると確かに厄介ね」
・・・
脇道を行くと少し開けた場所から物音がする
てゐ「居た、食事中かな?」
茂みの先、中規模の個体がアプケロスを啄んでいる
比較的空を警戒しているようだ
魔理沙「どうする?」
てゐ「ん〜…外皮壊せるうちに壊しちゃおう、スペカ準備
私は罠張ってみるけれど…壊される方が可能性高いから期待はしないで」
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