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ゼロ「オレを目覚めさせてどうしようっていうんだ」×艦これ2
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374 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/06/09(木) 23:12:02.27 ID:u5SyoyTr0
ゼロ「そうか…では、」ブォン!
装甲「!?」
ゼロ「泊地を殺した償いを左腕でしてもらおうか」
装甲「なっ!」
ゼロ「話す気になったか?」
装甲「…」ブルブル
ゼロ「そうか…残念だ」ブォン!
装甲「ひぃっ!」
翔鶴「やり過ぎだぞ」ガシッ!
ゼロ「…翔鶴」
翔鶴「ゼロらしくないぞ。頭を冷やせ。それとも私が冷やしてやろうか?」
ゼロ「…悪い」
翔鶴「後で聞かせてくれ」
ゼロ「あぁ」
翔鶴「さて、と」
装甲「…」
翔鶴「話した方がいいと思うぞ」
装甲「…ふざけるな」
375 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/06/09(木) 23:15:10.99 ID:u5SyoyTr0
ー鎮守府ー空室ー
睦月「これはどうかな?」
如月「あら///素敵ね」
早霜「これも…いいわよ」
朝潮「これは…いいですね」
睦月「はあ〜写真でも素敵ですぅ〜ゼロさん///」
早霜「あの綺麗な髪…お守りにしたいわ」
如月「ゼロさんの髪は抜けないし切れないのよねえ」
朝潮(ゼロさんが使っていたマント…匂いが薄まっちゃったな)
睦月「うーん。けど〜」
如月「新しい写真が欲しいわねえ///」
早霜「レアな写真…」
青葉「こちらなんてどうでしょう?」パサッ!
ゼロのポニーテール写真
朝潮「これは!?」
睦月「にゃんと!?」
如月「あらあら///」
早霜「…とても似合っているわ」
青葉「いい写真でしょ?サービスしちゃいますよ」
睦月「青葉さんはどうしてここに!?」
青葉「大変興味深い集まりがあると聞きまして青葉もご一緒して宜しいでしょうか?」
朝潮「どうしましょうか?」
早霜「ばれているなら…仕方ないのでは」
青葉「まだまだ沢山写真がありますよ」
如月「まあ///」
青葉「だから、ゼロさんについて教えてくださいね」
376 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/06/09(木) 23:16:04.88 ID:u5SyoyTr0
ー鎮守府ー
エックス「わかった事はあるかい?」
ゼロ「装甲はバイルを知っている」
エックス「本当かい?」
ゼロ「あぁ…あの様子は間違い無い」
エックス「バイルが生きている…」
ゼロ「そう考えるのが妥当だ」
エックス「だとしたら奴は…」
ゼロ「本部連中の中にいるだろうな」
エックス「翔鶴さんが見たパンテオンの事もある」
ゼロ「皆に話す」
377 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/06/09(木) 23:16:45.98 ID:u5SyoyTr0
レヴィアタン「あの親父がねえ」
ハルピュイア「こちらでも探りを入れる」
ファーブニル「あいつは気に喰わねえから、協力してやる」
ファントム「拙者もだ」
エックス「みんなありがとう」
ハルピュイア「ゼロ、こいつをやる」
ゼロ「アイスチップか」
ハルピュイア「認めたくないが貴様にしか扱えない」
ゼロ「これで全部のエレメントチップが揃ったか」
提督「ゼロ!直ぐに出撃よ!」
ゼロ「どうした!?」
提督「鎮守府の前に南方が現れた」
ゼロ「直ぐに向かう」
378 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/06/09(木) 23:17:24.05 ID:u5SyoyTr0
ー鎮守府ー正面海域ー
ゼロ「無事か?」
潮「はい!みんな無事です」
夕立「何もなかったっぽい」
陸奥「攻撃もしてこないわ。不気味ね」
ゼロ「オレが行く。攻撃に備えていろ」
一同「了解」
南方「…」
ゼロ「止まれ」
南方「…」ピタッ
ゼロ「何が目的だ」
南方「…す…て」
ゼロ「?」
南方「…けて」ゴポッ!
ゼロ「!?」
南方「た…す…け…て」バシャン!
ゼロ「おい!?」
南方「…」
ゼロ<提督。重傷の南方が助けを求めてきた…わかった。直ぐに帰還する>
379 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/06/10(金) 03:17:23.49 ID:+fZ24QtCO
乙ー
380 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage ]:2016/06/10(金) 11:15:40.68 ID:FkirT7pG0
おつ
381 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/06/12(日) 10:13:10.53 ID:k0vg8+aPo
やっと追いついた
乙
382 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/06/12(日) 12:46:53.30 ID:GSHswlgnO
ロックマン好きとしてはたまらないスレだ
383 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/06/29(水) 23:25:10.52 ID:LE9zIHOj0
ー寒冷鎮守府ー
寒冷「突然の訪問だな」
ペンギーコ「全くだグワッ!」
寒冷「本部から直々にこんな所まで来るとは」
ペンギーコ「偉そうで嫌な感じだっグワッ!」
寒冷「…」
ペンギーコ「寒冷提督?」
寒冷「これが終わったら狩りにいくぞ」
ペンギーコ「久しぶりグワッ!皆も喜ぶグワッ!」
ドア<ガチャッ…
軍人「遅いじゃないか」
寒冷「突然でしたので、事前に連絡があれば多少の準備をしていたのですが」
軍人「ふん…まあいい」
ペンギーコ(やっぱり嫌な奴だったグワッ!)
寒冷「どのような用件でしょうか?」
軍人「単刀直入に言う…ヴェールヌイを回収に来たのだ」
寒冷「どうしてでしょうか?」
軍人「貴様に説明する必要は無い。本部が決めたのだ」
寒冷「…わかりました」
384 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/06/29(水) 23:25:58.75 ID:LE9zIHOj0
ー寒冷鎮守府ー
ヴェールヌイ「…」
寒冷「こんな別れになるとはな」
ヴェールヌイ「どうしてもいかなきゃだめかな?」
寒冷「本部の命令でな」
ヴェールヌイ「みんなにお別れ言えてないよ」
寒冷「私から皆に伝えておく」
ヴェールヌイ「…うん」
寒冷「これは餞別だ」
ヴェールヌイ「いいの?高そうな時計だけど?」
寒冷「これは特・別・性だ」
ヴェールヌイ「!」
寒冷「わかるな?」
ヴェールヌイ「うん。特別性なんだね」
軍人「何をしている。いくぞ」
ヴェールヌイ「あの…」
寒冷「直ぐに会える」
ヴェールヌイ「わかったよ」
385 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/06/29(水) 23:26:46.16 ID:LE9zIHOj0
ー輸送トラックー
ヴェールヌイ「…」
軍人「貴様を回収するのにここまで来たのだ。感謝の一言もないのか?」
ヴェールヌイ「…」
軍人「しかしだ…本部に着くまでの間…貴様で楽しませてもらおう」
ヴェールヌイ「!?」
軍人「どうせ。あの鎮守府で奴らの相手をしていたのだろ?」ジリッ…
ヴェールヌイ「そんなことない!」
軍人「叫んでも無駄だ。ここは頑丈で音も漏れない」
ヴェールヌイ「ぐっ…」
軍人「諦めるんだな」
ヴェールヌイ「…最低野郎だね」
ドガーーン!!!
軍人「何事だ!?」
<敵襲です!な、なんだ!こいつら!
軍人「何をしている!逃げろ!」
<ぐわー!
ーーーー
ーーー
ーー
ー
ー
386 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/06/29(水) 23:29:26.98 ID:LE9zIHOj0
ー海軍本部ー
中将「そうか…わかった」
バイル「どうしました?」
中将「寒冷鎮守府が壊滅したようだ」
バイル「それはそれは」
中将「艦娘を回収に行った部下も巻き添えだ。まあ、使えん男だったがな」
バイル「面倒事が片付いた、と思えば」
中将「そうだな」
バイル「生産も順調で最終段階に入りました」
中将「わかった。そのまま頼むぞ」
バイル「はい…仰せのままに」
387 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/06/29(水) 23:35:19.66 ID:LE9zIHOj0
ー鎮守府ー隔離施設ー
提督「ふぅ…なんとかなったわ」
叢雲「お疲れ。これでも飲んだら」
提督「ありがと」
曙「敵に高速修復剤を使うなんてお人よし過ぎるわよ」
提督「まあ、仕方ないじゃない」
曙「…助かるの?」
提督「なんとか安定しているけど」
叢雲「見張りが必要ね」
曙「全くもっていい迷惑ね」
提督「迷惑かけるね」
曙「ふん!いつもの事じゃない」
叢雲「装甲には話すの?」
提督「…安定してからかな」
388 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/06/29(水) 23:36:39.64 ID:LE9zIHOj0
ー鎮守府ー食堂ー
西門「大きな戦闘はここ最近なかったからな」
妙高「では、本部が指揮した作戦ではないと?」
那智「ならば、仲間割れが原因ではないか」
羽黒「だとしたら…それはとても悲しいですね…」
足柄「羽黒は相変わらず優しいのね」
西門「そこがいいんだよ」
羽黒「そんな///」
妙高「私たちはいつでも対応出来るようにしないいけませんね」
ファントム「だが、その前に飯を食う事だ」
西門「…どうしたんだ?その恰好は」
妙高「板前さんですか?」
ファントム「拙者も何か出来る事が無いかと思いな」
足柄「本当は鳳翔さんのためでしょ?」
ファントム「…他意は無い」
那智「料理は出来るのか?」
ファントム「それは…」
鳳翔「料理の基本を覚えてからですので、まだですよ」
羽黒「料理のさしすせそ、ですか?」
鳳翔「材料を、闇十文字や苦無で斬られたら困りますからね」ニコッ
ファントム「整備もして綺麗に…」
鳳翔「ファントムさん?」ニコニコ
ファントム「皿を…洗っています」
西門「まあ…頑張れよ…」
足柄「よくあんな大きな手裏剣で切ろうとしたわね」
西門「使いやすかったんだろ」
389 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/06/29(水) 23:37:31.64 ID:LE9zIHOj0
ー鎮守府ー甘味処「間宮」
間宮「はい。特性パフェですよ」
北方「でかい!」
港湾「美味しそう」
アイリス「では、いただきます」
レヴィアタン「レプリロイドでもわかる…これはとても美味しいわ///」
ゼロ「だが…すごい量だな」
港湾「甘いものは別腹だから///」
北方「べつばら!べつばら♪」
エックス「すごい高さだ」
間宮「ゼロさんも食べに来てくれたのでサービスしちゃいました」
ゼロ「間宮券を配ってばかりだったからな。たまには自分に使わないとな」
離島「甘美ですわ///」
中間「毎日食べたいな」
空母「手伝いをしたらもらえる…がんばろ」
提督「いやー大賑わいだね」
間宮「提督、ご注文は?」
提督「私は羊羹をお願い」
間宮「はい」
ゼロ「南方はどうだ?」
提督「安定はしているよ。あとは本人次第かな」
エックス「一体何が起きているのだろう?」
提督「…本当にわからないわね」
390 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/06/30(木) 04:15:00.95 ID:3csPpW+yO
乙ー
391 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/06/30(木) 23:40:26.60 ID:kOP3ixuro
乙
392 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/07/26(火) 19:24:23.87 ID:6ujXHNQH0
ー鎮守府ー工廠ー
アイリス「これでどうですか?」
夕張「うん♪バッチリね」
明石「アイリスさんも手伝ってくれるから整備が捗るわ」
アイリス「私に出来る事をしているだけですから」
港湾「こっちも終わった」
夕張「まさかお昼前に終わるなんて」
アイリス「みんなでお昼に行きません?」
明石「そうね。そうしましょう」
港湾「北方も呼んでくる」
ーーーー!ーーーー!−−−−!
一同「!!!!」
大淀<鎮守府前方海域に深海棲艦が出現しました。直ちに出撃してください>
長門「直ぐに出るぞ」ダッ!
夕張「艤装の整備と補給は完了しています!」
陸奥「いつもありがとね」ジャキン!
明石「気を付けてね」
長門「出撃する!」
393 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/07/26(火) 19:25:18.94 ID:6ujXHNQH0
ー遠征海域ー
卯月「遠征大成功だぴょん♪」
弥生「卯月…最後まで気を抜かないで」
清霜「これだけ回収したんだから戦艦に近づけたかな?」
早霜「そうね…きっとそうよ」
朝潮「あの駆逐艦は戦艦には…」
ゼロ「…いいんだ。他に方法があるはずだ」
朝潮「はい!ゼロさんの言う通りです」
島風「みんなーおっそーい!」
ゼロ「島風、警戒を怠るな」
島風「大丈夫…おぅ!」
卯月「どうしたぴょん?」
島風「鎮守府の様子…おかしくない?」
ゼロ「全員迂回して戻れ。警戒を怠るな」
朝潮「もしもの時は回収した物資は廃棄します」
ゼロ「いい判断だ。朝潮、皆を頼むぞ」
朝潮「了解しました!ゼロさんは?」
ゼロ「オレが様子を見に行く」
394 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/07/26(火) 19:26:00.55 ID:6ujXHNQH0
ー鎮守府ー正面海域ー
??「お願いだよ!僕たちに戦う意思はない!」
長門「待て!これ以上近づくな」
??「本当なんだ…頼むよ…早くしないと」
陸奥「どうするの?数は多いどなんとなる戦力だし」
??「助けてよ…艤装だってここで切り離すから」スッ…
長門「動くなと言っているだろ」
ゼロ「何が起きている」
陸奥「深海棲艦達が突然押し寄せてきたのよ」
長門「戦う意思は無い、と言っているのだが…」
??「あんた…ここにいたのか」
ゼロ「レ級か。背負っているのは…」
レ級「駆逐棲姫…こいつ戦えないのに僕を庇って…戦艦棲姫(アイリス)がいるんだろ?助けてよ」
ゼロ<アイリス…聞こえるか?>
アイリス<工廠まで運んでください。直ぐに準備します>
ゼロ「来い。アイリスが診てくれる」
レ級「本当!?」
長門「危険ではないのか?」
ゼロ「あの駆逐棲姫は直ぐにでも治療が必要だ。それにアイリスなら言うはずだ」
ゼロ・アイリス「<目の前で苦しんでいる人に敵も味方も無い>」
ゼロ「オレも救われた一人だった」
長門「…そうか…そうだな。負傷者を運ぶぞ」
陸奥「了解したわ」
ゼロ<朝潮。直ぐに戻って来い。人手がいる>
朝潮<全速力で戻ります>
395 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/07/26(火) 19:26:46.40 ID:6ujXHNQH0
ー軍事病院ー
提督「もう終わるからね」チャキッ…カチャッ…
吹雪「司令官、いつもありがとうございます」
提督「いいのよーこれで…はい。終わりっと」
吹雪「はい。思った通りに動きます」
提督「これで林檎の皮も上手に剥けるかな?」
吹雪「えーっとそれは…やっぱり司令官がやってくれた方が」
提督「甘えん坊だねー吹雪は」
吹雪「えへへ///」
提督「ごめん。通信だ」
大淀<提督。宜しいでしょうか?>
提督<何かあったの?>
大淀<鎮守府に複数の深海棲艦が押しかけて来まして>
提督<押しかける?>
大淀<アイリスさんの治療を受けたい、と>
提督<直ぐに戻るから>
吹雪「鎮守府は大丈夫なんですか?」
提督「大丈夫だから安心してね」
叢雲「司令官、戻るわよ」
提督「わかっているよ」
吹雪「叢雲ちゃん…」
叢雲「大丈夫よ…司令官は私が守るから」
吹雪「うん。お願いね」
396 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/07/26(火) 19:27:21.86 ID:6ujXHNQH0
ー鎮守府ー工廠ー
アイリス「重傷者はこちらに!」
レ級「助かるよね?大丈夫だよね?」
アイリス「無事を祈っていて」
明石「包帯が無いわよ!」
雷「直ぐに持ってくるのです」
長門「辛いだろうが…耐えるんだぞ」
レヴィアタン「レスキュープログラムをここで活かすわよ」
ファントム「御意」
ーーー
ーー
ー
ゼロ「何があった」
レ級「僕らの隠れ家に急に現れたんだよ。そして暴れたんだ」
翔鶴「何か言っていなかったか?」
レ級「叫び声だけだよ。まともな声をしていなかった」
イ級「破壊するためだけに生きているようで哀れじゃったよ」
西門「あんた、話せるのかよ」
イ級「若造、ただの魚型だと思っておったか?」
西門「すまねえ」
イ級「奴だが昔会った事があったと思う」
エックス「昔?」
イ級「装甲棲姫様と南方棲姫様とよく一緒にいたと思うのだが」
397 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/07/26(火) 19:28:02.84 ID:6ujXHNQH0
ー鎮守府ー執務室ー
提督「それで大暴れしていたのは装甲と南方の知り合いである可能性があると」
西門「イ級が言うには…だが」
提督「それで深海棲艦達は?」
西門「全員治療を受けて今は休んでいる」
提督「…」
西門「見張りは一応いるから大丈夫だ」
提督「まあ、そこは問題無いと思うけど」
ゼロ「南方は目を覚まさないのか」
提督「えぇ」
ゼロ「時間がない。次に奴は街を襲うかもしれない」
提督「直ぐにでも出撃出来るようにしておいて」
ー鎮守府ー工廠ー
イ級「おぉ…これは北方棲姫様。大きくなられましたね」
北方「元気だった?」
イ級「えぇ。あの島で別れて以来ずっと元気じゃよ」
港湾「北方がお世話になったわ」
イ級「港湾棲姫様もお綺麗で」
港湾「また会えるなんて思わなかったわ」
イ級「お二人とも元気そうでなによりです」
北方「北方もゼロみたく強かったらいいのにな」
港湾「え?」
北方「お姉ちゃんやここのみんなを守ってあげれるもん」
港湾「ありがとうね。けど、あなたは今のままでいいのよ」ナデナデ
北方「うーん。そうかな?」
港湾「そうよ」
398 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/07/26(火) 19:28:35.33 ID:6ujXHNQH0
ー???ー
西門「さて、お邪魔します…っと」
「まあ…今は廃墟同然だがな」
「登山博士が住んでいた家か…」
(何か情報があればいいが)
ーーー
ーー
ー
西門「地下には水槽か」
(昔住んでいただけで重要な物は持ってかれたか)
ガタッ!
西門「!?」
(隠し金庫か…これはレポートか?)
399 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/07/26(火) 19:29:39.33 ID:6ujXHNQH0
登山博士のレポート
海軍から深海棲艦が届いた。
魚型のイ級が5匹だ。
これで新しい実験が出来る。
まずは解体して中身を調べる事から始めよう。
イ級の中にとても知能が優れた一匹がいる。
この個体は迷路にも迷わず、私の言葉がわかるような動きをする。
この個体だけ別の水槽で様子を見よう。
やはりそうだ!私の指示通りの動きをする。
この個体は特別だ!
額に傷があるからキズアリと名付けよう。
キズアリが動かなくなりもう1週間だ。
餌も食べずにずっと眠っている。
何かに感染したのかもしれない。だが、今の私にはわからない。
これは大発見だ!
キズアリから少年が生まれた。
いや、芋虫が蛹となり羽化して蝶となる事に似ている。
深海棲艦に女性型がいる事は知っていたが男性型が私の前に現れてるとは…
キズアリは順調に成長している。
とうとう言葉を話したぞ。
どうやら名前があるらしく、それを伝えたかったようだ。
名前は「バイル」だ。
キズアリではなく「バイル」と呼ぶことにしよう。
400 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/07/26(火) 21:53:38.02 ID:xXSEsyIso
乙ー
401 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/07/26(火) 22:29:57.97 ID:vF5/JcV9o
バイルが体だけ若くなってたらやべえな
402 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/07/26(火) 22:54:18.43 ID:OXyrZlX/O
乙
403 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/08/17(水) 03:34:13.47 ID:UBM+z1QS0
西門「雄の深海棲艦で名前はバイルか…まだ続きがあるな」
登山博士のレポートー続き
バイルは順調に成長している。
特にロボットに興味があるのか色々と質問してくるようになった。
海軍の連中にはこの事を隠し私の手でバイルを育てよう。
捕獲した深海棲艦を改造する事に成功した。
しかし、バイルの協力があっての成果だ。これで深海棲艦の生態調査が行える。
バイルは本当に天才なのかもしれない。
私はもう年だ…ここの研究をバイルに任せるのもいいかもしれない。
ーーー
ーー
ー
西門「深海棲艦の雄が海軍にいるのかよ。直ぐに知らせないと…」
ギィー
西門「!?」
??「…」
西門(誰だ?不動産屋じゃないよな…となると)
バイル「久々に帰ってきたが先客がいるようだな」
西門(畜生!)
404 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/08/17(水) 03:36:11.87 ID:UBM+z1QS0
ー指揮船ーレヴィアタン内ー
アイリス「私たちはレ級さん達が襲われた場所を調査します。何が起こるかわからないのでくれぐれも注意してください」
大鳳「艦載機で周囲を捜索すればいいのですね」
龍驤「それならうちらに任せてや」
比叡「みんなで協力ですね。気合い入れていきます!」
翔鶴「直ぐに終わらせてやるさ」
ゼロ「何かあれば直ぐに報告しろ」
一同「了解!」
ーーー
ーー
ー
大鳳「どうやら何もいないようですね」
龍驤「残念やけどうちもや」
比叡「捜索範囲を広げますか?」
ゼロ「まずは提督に報告してからだ」
アイリス「ゼロ、いいですか?」
ゼロ「どうした?」
アイリス「実は鎮守府に報告しようとしているのですが繋がらなくて」
ゼロ「繋がらない?通信機の故障か?」
アイリス「何度も確認したのですが…」
ゼロ「翔鶴、イーグリードを飛ばせ」
翔鶴「もう飛ばしている」
イーグリード「距離が遠すぎて鎮守府は確認出来なかったが…」
ゼロ「なんだ?」
イーグリード「…鎮守府の方向から煙が見えた」
アイリス「ゼロ!これを見て」
405 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/08/17(水) 03:38:07.41 ID:UBM+z1QS0
ーTV映像ー海軍本部からの放送ー
中将「皆様に重大な発表があります。それは艦娘に関する事です」
「我々は艦娘を運用し海の平和を守っていました」
「しかし、艦娘にはある問題がありました」
「深海化という艦娘のみに発症する奇病です。症状は深海棲艦に変化する」
記者「それは深海棲艦となり人を襲うという事ですか?」
中将「はい。その通りです。残念ながら治療法も無く、凶暴化してしまうので…その場合は処分していました」
女記者「今までその事実を隠していたのですか?」
中将「とても公に出来る内容ではありませんでしたので」
記者「では、これからはどのように海を守るのですか?」
中将「心配ありません。こちらをご覧ください」
パンテオン「…」
中将「これからの海を守るのはこのパンテオンです」
<ロボットか?<強そうには見えないな
中将「簡単に言えばロボットです。我々の命令のみを聞きどんな危険な場所でも活動出来ます」
「他の兵器に比べ低コストで大量生産が可能」
「艦娘とは違い、傷ついても部品交換すれば直ぐに戦えます」
女記者「今すぐにでも実践配備出来るわけですか?」
中将「勿論です」
記者「艦娘についてどうするのですか?」
中将「直ぐにでも除隊してもらいます」
女記者「応じない場合は?」
中将「実力を持って対応します」
406 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/08/17(水) 03:38:52.98 ID:UBM+z1QS0
ー鎮守府ー談話室ー
<ピロピロリン
足柄「西門提督から電話だわ。もうどこに行っているんですか?」
西門<みんな…にげろ…
足柄「え?聞こえないわよ?」
西門<…やら…れ…ちま…う
足柄「もうなんですか?」
西門<…パーン!パーン!ツー
足柄「切れちゃったわ」
妙高「どうしました?」
足柄「西門提督からの電話だったけど切れて繋がらなくなったわ」
妙高「電源が切れたのでしょうか?」
407 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/08/17(水) 03:41:56.16 ID:UBM+z1QS0
ー鎮守府ー執務室ー
提督「どうだった?」
大淀「通信機が繋がりません」
明石「テレビも映らないわ」
叢雲「停電作業でもやってるのかしら」
提督「どう考えても不自然だわ。みなに…」
ドオ―ーーン!!
大淀「襲撃!どこから」
提督「全員に艤装を装備するように…」
ドオ―ーーン!!!
提督「きゃっ…」
明石「提督!しっかりして」
叢雲「逃げるわよ!」
大淀<至急、艤装を装備して下さい!>
どうなってるの!?
直ぐに艤装を装備しろ!
どうなってやがる!?チビ達を逃がすぞ!
深海棲艦ではないであります!?
あのロボットはなんなのです!?
囲まれているわ…逃げられない
どうして、海軍のマークだよね?
何故だ!?我々は見捨てられたのか!?
海軍が攻撃してくるなんて嘘だよね?
助けて!動けない!
私たちが何をしたっていうのよ!
司令官はどこ!?
408 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/17(水) 08:03:10.58 ID:Oe9iAveyo
乙
409 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage ]:2016/08/17(水) 08:25:27.61 ID:V84FjKvy0
待ってた。乙。
410 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/08/17(水) 13:24:00.34 ID:JIi5we7to
乙ー
411 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/09/05(月) 12:48:54.55 ID:S5P/mJyv0
データが飛んだので時間が掛かります。
必ず完結はさせますので
412 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/05(月) 15:50:19.63 ID:3R+w5VqAO
気長に待ってます。
413 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/09/14(水) 23:50:44.04 ID:aT+iaBGy0
ー大和孤児院ー
大和「私たちが何をしたというのですか!?」
軍人1「艦娘は全て来てもらうぞ!」
少女1「お姉ちゃんをどうするの!」
少女2「連れて行かないで!」
軍人「邪魔をするな!」バシッ!
少女2「きゃっ!」
大和「それでも軍人ですか!?」
軍人「黙れ!いいから行くぞ」
VAVA「どこに行くんだ?」
軍人「邪魔を…ぐっぼえええぇ」
VAVA「擦り剥いているな。大和、診てやれ」
大和「えっと…」
VAVA「直ぐにここを出ろ。いいな」
大和「…わかりました」
414 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/09/14(水) 23:51:48.27 ID:aT+iaBGy0
VAVA「どうした?」ガシッ!
軍人「貴様…わかっているのか?我々は…」
VAVA「知るか。それより何が目的だ」グシャッ!
軍人「がぁ…」
VAVA「ふん…時間の無駄か」
バイル「儂が代わりに答えよう」
VAVA「…誰だ?」
バイル「海軍兵器開発を任されている科学者じゃよ」
VAVA「見た目の割に爺さんみたいな話し方だな」
バイル「昔からの癖が抜けなくてのう。VAVA-MkU…全身武器庫のようなレプリロイドだ…旧型じゃがな」
VAVA「…」
バイル「データでは何度も見たが実物を見るとデザインも古く…まるで骨董品じゃな」
VAVA「その骨董品に殺される覚悟は出来ているんだろうな」カチャッ!
バイル「焦るな。お前の相手はこいつだ」
オメガ「…」
バイル「こいつに負けた事は無いのじゃろ?」
415 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/09/15(木) 00:18:55.53 ID:H2EnzXoLo
乙ー
416 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/10(月) 19:47:33.73 ID:Na/v/dO/o
ほ
417 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/10/11(火) 03:02:32.75 ID:yJ8COtCZ0
ー指揮船レヴィアタンー
比叡「鎮守府が攻撃されているのですか!?」
アイリス「駄目です…誰とも繋がりません」
翔鶴「直ぐに戻るぞ。北方や港湾は戦えないんだぞ」
龍驤<表に来るんや!生存者やで>
ーーー
ーー
大鳳「直ぐに治療しますからね」
ゼロ「どうだ」
龍驤「艤装がやられとるけど、体は平気や」
榛名「榛名は…大丈夫ですから」
ゼロ「何があったかだけでも教えてくれ」
榛名「囲まれていて…警告無しで撃たれました。みんな…どうなったかわかりません」
比叡「他のみんなは?金剛お姉さまは…?」
榛名「…ごめんなさい」
比叡「そ…そんな」
翔鶴「今は休ませてやれ」
ゼロ「アイリス」
アイリス「カタパルトなら準備済みです」
ゼロ「オレが敵を引き付ける。皆は救助を頼む」
418 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/10/11(火) 03:03:47.45 ID:yJ8COtCZ0
ー鎮守府ー
ファントム「投<トゥ>!」ヒュン!ヒュン!
パンテオン「…」グサッ!グサッ!ボン!
ファントム「鳳翔殿!!何処に!?」
パンテオン「目標…破壊」
ファントム「退け!」ザシュッ!
パンテオン「は…か…」ボン!
レヴィアタン<聞こえてんの!?>
ファントム<レプリロイド同士の通信は正常か>
レヴィアタン<こっちは長く持ちそうにないわよ>
ファントム<これだけの数での奇襲だ。仕方あるまい>
レヴィアタン<何が仕方あるまいよ!悟りでも開いたの?>
ファントム<…そこに鳳翔殿はいるか?>
レヴィアタン<残念だけどいないわ>
ファントム<そうか>
レヴィアタン<私たちは指揮船を目指すわ。遠くだけど確認出来たから>
ファントム<提督殿は?>
レヴィアタン<…わからない>
ファントム<拙者はまだ残る。先に行け>
レヴィアタン<何言ってんのよ>
ファントム<もしもの時は拙者は飛ぶ事が出来る。お主よりは有利だ>
レヴィアタン<…合流したら直ぐに戻るわよ>
ファントム<了解した>
ファントム「そこだ!」ヒュン!
??「…」ガキン!
ファントム「!?」
レッドパンテオン「…」ブォン!
ファントム「ゼロのDNAデータから生まれた傀儡め」ガキン!
419 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/10/11(火) 03:06:09.89 ID:yJ8COtCZ0
満潮「いいから逃げなさいよ!」ドォン!
睦月「まだ戦えるから」ドォン!
清霜「この場はお任せください」ドォン!
霞「ささっと行きなさいよ!」ドォン!
ーーー
ーー
ー
清霜「戦艦に…なりたかったなぁ」…轟沈
睦月「清霜ちゃん!」
満潮「もっと…素直になれば…よかった」…轟沈
睦月「…」
霞「朝潮を…頼んだわ」…轟沈
睦月「ぐぅ…うわー!」ドォン!ドォン!
ーーー
420 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/10/11(火) 03:06:58.72 ID:yJ8COtCZ0
朝潮「あの…私は…」
早霜「気が付いたわね…」
如月「ごめんなさいね。朝潮ちゃんの艤装は完全に壊されちゃったから」
朝潮「そうでした…武器庫が爆発して…それからみんなは!?」
早霜「私たちを逃がすための囮に…」
朝潮「そんなの…直ぐに戻らないと」
如月「無理なの…弾薬も僅かなの」
早霜「戦う手段が無い」
パンテオン「発見」ドォン!
早霜「…しつこい」ドォン!
パンテオン「…」ボン!
早霜「今のが最後だったわ」
如月「私も弾切れよ」
パンテオン「発見…抹消」×10
朝潮「私を置いて逃げてください!」
如月「出来るわけないのよね」
早霜「けど…間に合ったみたよ」
421 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/10/11(火) 03:07:51.14 ID:yJ8COtCZ0
パンテオン「!?」ボォン!×10
ゼロ「遅くなった」
如月「ゼロさん、大変なんです。鎮守府が攻撃されて」
朝潮「司令官とも通信出来なくて混乱状態です」
早霜「港湾さんに北方ちゃんもどうなったか」
ゼロ「指揮船が近くに来ている。そいつを目指せ。それとこいつを使え」
朝潮「これはゼロさんの武器じゃないですか!?」リコイルロッド
ゼロ「夕張と明石に頼んで皆にも使えるように改造してもらった」
如月「今はこれに頼るしかないわよね」トリプルロッド
早霜「今だけ借りる…けど、絶対に返すわ」チェーンロッド
ゼロ「後は任せろ」
如月「睦月ちゃんがまだ戦っているの。だから…お願い」
朝潮「満潮ちゃんと霞ちゃんもお願いします」
ゼロ「わかった」
422 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/10/11(火) 03:08:46.82 ID:yJ8COtCZ0
ー鎮守府ー隔離施設ー
装甲(騒がしいですね)
提督「さあ、行くわよ」ガラッ!
装甲「な、なんですか?」
提督「ここは安全じゃなうなったのよ」
装甲「南方が来たのですか?」
提督「南方なら隣の部屋で寝てるわよ」
装甲「どういう事ですか!?」
提督「私たちに助けを求めて来たのよ。今も眠っているわ」
装甲「そんなの…ありえな」
提督「あり得るのよ。しかも鎮守府を攻撃しているのは海軍本部で私たちは見切りつけられたのよ」
装甲「艦娘と人間が仲間割れか?」
提督「わからないわよ!」
装甲「!?」
提督「鎮守府の全員を避難させる事しか…出来ないのよ」
装甲「…」
提督「南方は眠ったままだから、あなたが運んで…そのあとは好きにしていいから」
装甲「何故敵である我らを助ける?」
提督「このまま死なれてもいい気分がしないからよ」
423 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/10/11(火) 03:09:27.52 ID:yJ8COtCZ0
装甲「南方…本当にここにいたのですね」
南方「」
提督「直ぐに逃げなさい。ここはもう駄目だわ」
装甲「礼は言いません」
提督「いいわよ。早く行きなさい」
曙「このクソ提督、何考えてんのよ」
提督「ごめん。やっぱり放っておけなくて」
曙「直ぐに避難するわよ!」
ドカーン!
叢雲「伏せなさいよ!」
提督「え?」
ーーー
ーー
提督(…あれ?なんでこうなったんだっけ?)
(曙が何か言ってる?なんで泣いているの?叢雲も泣いてるし)
(あ…さっきの爆発の破片が刺さって…)
(……死んじゃうのかな。そりゃ…そうか。こんなの刺さってるし)
(あれ?装甲が戻ってきた。まさか…二人に…なにか…しないよね?)
(だめだ…ねむくて…もう…だ…め……)
424 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/10/11(火) 03:20:07.49 ID:yJ8COtCZ0
ゼロ「すまない」
睦月「…沈みました。睦月以外…沈んじゃいました」
ゼロ「…」
睦月「清霜ちゃん、満潮ちゃん、霞ちゃん」
「どうしてですか!?」
「どうしてこんな目に合わなきゃいけないんですか!?」
「睦月たちは…一生懸命戦っていたのに」
「怖いの我慢して、夜だって寝れなくて、艦娘だから人を守らなきゃって」
「普通の女の子みたいに学校だって行きたかったのに」
「いらなくなったんですか!?だから…殺されちゃうんですか?」
ゼロ「…」
睦月「これから…睦月はどうすればいいのですか?」
ゼロ「生き残れ」
睦月「…」
ゼロ「それしか言えない。バスターガンをやる。それと後ろにいろ」
睦月「え?」
パンテオン「ゼロ…発見…最優先抹消対象」×30
ゼロ「どんな時でも諦めるな」
睦月「…はい」
ゼロ「覚悟しろ」
睦月(ゼロさんの体が紅色から黒色になってる)
ゼロ「全てを破壊する」
425 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/10/11(火) 06:24:59.87 ID:RQr67UeLO
乙ー!
426 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/11(火) 08:30:34.85 ID:8JQuDhKSO
乙
辛い展開になってきた
427 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage ]:2016/10/11(火) 08:51:10.53 ID:8LtSwkAC0
乙。つらいな。全滅エンドじゃないよね。
428 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/11(火) 10:10:46.49 ID:hFppvuE5o
乙です
429 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2016/10/15(土) 22:56:32.69 ID:AtsIhYp+O
どうせみんないなくなる
430 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/10/16(日) 04:03:13.41 ID:np3j1t0Po
さげー
431 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/10/18(火) 23:30:25.63 ID:YtbWwWDd0
レッドパンテオンーゼロのDNAデータより作られたパンテオン
セイバーによる接近戦が得意で動きも素早い
体の色は赤
島風「駄目だよ!一緒に逃げようよ!」大破!!!
連装砲ちゃん1「それは出来ません!」
連装砲ちゃん2「主を守るのが我らの役目」
連装砲ちゃん3「生き残ってください」
島風「いやーいっちゃだめー!」
龍田「天龍ちゃん!天龍ちゃん!」
天龍「……誰も…守れなかったか」…轟沈
響「また…独りぼっちだ」
弥生「…卯月はどこ?どこに…」
レヴィアタン「よく聞きなさい!指揮船が来ているからそれを目指しなさい」
伊19「レヴィアタンはどうするのね?」
レヴィアタン「私はアレを止めるわ」
伊19「あれって…」
ヒッタイド・ホッタイド「…」キュラキュラキュラ
レヴィアタン「超弩級自走弾頭…全て吹き飛ばす気ね」
432 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/10/18(火) 23:31:28.12 ID:YtbWwWDd0
離島「どうやら人間による攻撃のようですわ」
空母「提督も連絡が取れず、ここも長くは無い」
中間「準備が出来た」
北方「ここ大丈夫なの?」
港湾「北方、よく聞いてね。鎮守府はもう危ないの」
北方「ゼロがいるから大丈夫だよ」
港湾「私も信じているわ…けど、必要なことなの」
北方「そんな…北方一人なの?ロッポウも一緒じゃないの?」
港湾「直ぐに会えるから大丈夫よ」ニコッ
北方「またお家がなくなっちゃうの?」
港湾「大丈夫よ。またみんなで暮らせるわ」
北方「…約束だよ」
港湾「えぇ、約束ね」
中間「北方様、私の艤装の中へ」
ギイィー…バタン…
中間「鋼殻艤装は指示通りの場所に向かう」
港湾「ありがとう」
離島「皆様…生き延びたら先程話した場所で会いましょう」
中間「北方様を一人に出来ない」
空母「当然」
港湾「ゼロ…必ず会えるわよね」
433 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/10/18(火) 23:33:03.48 ID:YtbWwWDd0
ゼロ「テイ!セイ!ハア!ヤア!ウオリャ!ハア!」
シュパ!シュパン!ザシュ!ゴオ!バシュン!
パンテオン「…」ボォン!×6
睦月「えい!」パシュン!
パンテオン「…」ボォン!
ゼロ「鉄クズが…目障りだ!」ガシッ!
パンテオン「…」メキメキ…ギチギイ…
ゼロ「砕けろ」グチャッ!
睦月「ゼロさん?」
ゼロ「ほらよ!」ブン!
パンテオン「」ヒュン!
レッドパンテオン「…」シュパ!
ゼロ「…」ザシュ!
レッドパンテオン「…」ガキン!
ゼロ「オレのつもりか?」キュインキュイン!
レッドパンテオン「殲滅」
ゼロ「殺ってみろ」バシュン!
レッドパンテオン「」バシャン
睦月(やっぱり様子がおかしいよ。体が黒くなっちゃったし戦い方が乱暴だよ)
ゼロ「どうした!オレはここだ!相手してやる!」
バイル「威勢がいいな」
ゼロ「バイルか!?」
バイル「黒焦げだな。火事にでもあったか?」
ゼロ「姿が変わってもお前だと解るぞ!」キュインキュイン!
バイル「私の家にお前の仲間のネズミがおってな。始末したのだが…」
ゼロ「ハア!」ブォン!
オメガ「フン!」ガキン!
睦月「ゼロさんが二人!?」
バイル「懐かしいじゃろ?まあ、覚えておらんか。貴様のDNAデータと探し当てた設計図から作り上げた」
「イレギュラーハンター時代のゼロじゃよ」
434 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2016/10/18(火) 23:34:02.65 ID:GO1QGNg60
続きがきたー。
435 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/10/18(火) 23:34:59.39 ID:YtbWwWDd0
ー鎮守府ー厨房ー
パンテオン「…」
鳳翔(もう逃げることも出来ません。敵の手に掛かるぐらいなら…)
パンテオン「発見」
鳳翔(厨房が死に場所になるなんて)
パンテオン「排…じょ…」ドス!ドス!ドス!ボォン!
ファントム「ここでしたか」
鳳翔「ファントムさん!?」
ファントム「さあ、行きましょう」
鳳翔「そんなボロボロじゃないですか!私に構わず逃げてください」
ファントム「少々傷を負いましたが問題ありません」
パンテオン「はっ…」ザシュッ!ボォン!
ファントム「時間がありません!」
鳳翔「ごめんなさい」
ファントム「拙者が背負いま…危ない」ドン!
鳳翔「きゃっ!」
レッドパンテオン「発見」ザシュッ!グリ!×4
ファントム「ぐはっ…」
鳳翔「ファントムさん!」
ファントム「闇十文字!」ヒュン!
レッドパンテオン「…」ボン!×4
436 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/10/18(火) 23:35:30.48 ID:YtbWwWDd0
鳳翔「あぁ…そんな…大丈夫ですか?」
ファントム「情けない…動力炉を傷つけられた」
鳳翔「動けないのですか?」
ファントム「…」コクリ
レッドパンテオン「目標発見」×10
ファントム「ここまでか…女性一人守れないとは無念」
鳳翔「そんな事ありませんよ。ここまで来てくれたじゃないですか」
ファントム「…」
鳳翔「私と一緒に逝ってくれませんか」
ファントム「しかし!」
鳳翔「私の足ではもう逃げる事も出来ません。敵の手に掛かるなら…せめて、あなたと」
ファントム「よろしいのですか」
鳳翔「はい。せめて、最後はあなたの胸の中で」
ファントム「一瞬ですから痛みもありません」
ファントム(アルエット様…申し訳ありません)
ピカーーーーーーン!!!
レヴィアタン「この止まりなさいよ!」ドスッ!
ヒッタイド・ホッタイド「」ドカーン!
レヴィアタン「なんて頑丈なのよ。けど、これでなんとか…」
ヒッタイド・ホッタイド「…」キュラキュラキュラ×3
レヴィアタン「冗談でしょ!何体いるのよ」
ドカ―――――ン!!!
レヴィアタン「爆発!?間に合わなかった」
「え…ファントムの反応が消えた」
437 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/10/19(水) 02:23:12.12 ID:9cz2MCBwo
乙ー
438 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/19(水) 07:12:14.28 ID:KTZv4ZjOo
乙
439 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/19(水) 09:39:36.11 ID:gO2MEKUyo
イデが発動しそうな勢いで死人が出始めたな
440 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/10/20(木) 03:09:13.22 ID:Lpc9ihCg0
ゼロ「電刃」キィキィキィキン!
オメガ「龍炎刃」ボワッ!
ゼロ「テイ!セイ!ハア!」シュパ!シュパン!ザシュ!
オメガ「無駄ダ」ガキン!ガキン!ガキン!
睦月「援護します」カチャッ!
ゼロ「下がれ」
睦月「え?」
ゼロ「落鳳破!」ドゴン!!
オメガ「滅閃光」ドゴン!!
睦月「きゃっ!」
ゼロ「喰らえ!」ブン!ブォン!ドス!
オメガ「遅イ」ガシッ!
ゼロ「ぐっ!」メキメキ…ミシ
オメガ「腕ヲモラウ」
ゼロ「があぁぁ!」バキッ!
睦月「腕が折れちゃう!」バシュン!
オメガ「邪魔ダ」ガキン!
ゼロ「雷神撃」バチバチバチ!
オメガ「フン…遅イナ」シュッ!
睦月「ゼロさんが押されるなんて…」
441 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/10/20(木) 03:10:03.06 ID:Lpc9ihCg0
バイル「当然だ。満足な修理も受けていないコピーにオメガが負けるものか」
睦月「そんな事無い!みんな一生懸命ゼロさんを直してた」
バイル「レプリロイド用の設備は整っておったか?」
睦月「え…」
バイル「交換用パーツ・武器・アーマーは充実しておったか?」
睦月「それは…」
バイル「科学者だから解るぞ。奴は本来の力を発揮せずにいた」
睦月「そんなの嘘だ」
バイル「その結果があれじゃよ」
ゼロ「…」ギチギチガチ
オメガ「ハハハ」ギチギチガチ
ゼロ(押し負ける…だが、)ヒュン!バシュン!
オメガ「!?」バチ!
ゼロ(セイバーを破壊した!叩き斬る!)
ドゴオン!!!
ゼロ「ぐはっ!」
オメガ「セイバーダケダト思ッタカ?」
ドゴオン!ドゴオン!ドゴオン!
ゼロ「バスター…か」
オメガ「消エロ。伝説ノ英雄」シュピン!
442 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/10/20(木) 03:10:35.88 ID:Lpc9ihCg0
レヴィアタン「はあ…はあ…」
ヒッタイド・ホッタイド「…」キュラキュラキュラ
レヴィアタン「間に合わない。みんな離れて!」
伊19「そんなの無理なの!囲まれているの!」
レヴィアタン「なんとかして止めないと…」
ビイ―――――――!!!
ヒッタイド・ホッタイド「」ドカーン!
レヴィアタン「ビーム!?一体どこから」
伊19「ロボットも吹き飛んだの!逃げるなら今なの!」
レヴィアタン「そうね。みんな逃げるわよ!」
443 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/10/20(木) 03:11:27.33 ID:Lpc9ihCg0
ー大和孤児院ー
VAVA「これで報酬分は働いたはずだ」
大和<VAVAさん、聞こえますか?みんな無事です>
VAVA<そうか>
大和<あの…>
VAVA<ここには戻るな。どこかに身を隠せ>
大和<私たちは追われる身なのですね>
VAVA<そういう事みたいだ>
大和<どうしてこんな事に…>
VAVA<考えるのは後でいい、逃げることを優先しろ>
大和<…>
VAVA<大丈夫だ。直ぐに追いつく>
大和<本当ですね?>
VAVA<必ず行く>
大和<みんな待ってますからね>
VAVA<あぁ>
大和<信じてますから>
VAVA<…>
大和<VAVAさん?>
VAVA<通信機の調子が悪いみたいだ。切るぞ>
大和<わかりました>
VAVA<大和>
大和<はい>
VAVA<必ず行くからな>
大和<待ってますからね>
VAVA「……これでいい」ゴクゴクゴク
VAVA「…」カラン
VAVA「」
バタン…
444 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/10/20(木) 03:12:54.19 ID:Lpc9ihCg0
睦月「直ぐに見つかりますよ」
ゼロ「」
睦月「ここにあるはず」
ゼロ「」
睦月「みんなで直しますから」
ゼロ「」
睦月「…何とか言ってよ」
ゼロ「」
睦月「ゼロさん…」
ゼロ「もういい」
睦月「そんな事言っちゃだめですよ」
ゼロ「わかっている」
睦月「もう見つかりますから」
ゼロ「オレを置いて逃げろ」
睦月「嫌です!」
ゼロ「命令だ」
445 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/10/20(木) 03:14:05.36 ID:Lpc9ihCg0
睦月「絶対に嫌です!」
ゼロ「睦月」
睦月「出来ません!ゼロさんの下半身ないんですよ!沈んじゃいます!」
ゼロ「…」
睦月「みんなと合流すればきっと大丈夫です」
ゼロ「動力炉もやられた…長くない」
睦月「…」グスン
ゼロ「聞いてくれ」
睦月「ひぐっ…ぁい」
ゼロ「みなを…たの…む」
睦月「わかりました」
ゼロ「じゃあ…な」ドン
睦月「ゼロさん!」
バシャン!ブクブクブク…
睦月「いや!いやーーーーーー!いやだよ…」
睦月たちは…大切な場所、お友達、大好きな人を失いました。
どうしてこんなことになっちゃったんだろう
446 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage ]:2016/10/20(木) 22:48:28.79 ID:7lP8+MFm0
全滅エンドみたいな感じだ。
447 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/10/21(金) 02:30:52.30 ID:/pAG9RNxo
乙ー
448 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/11/06(日) 01:40:55.87 ID:mhcOgFjy0
ー数時間後ー海底ー
ーーーー
ーーー
ーー
ー
レヴィアタン「こんな所にいたのね」
「どうしたのよ?起きなさいよ!」
「伝説の英雄なんでしょ!前みたいに救ってみなさいよ!」
「あの艦娘らを救ってみなさいよ!」
「救いなさいよ…」
「助けてよ…」
妖精エックス<聞こえるかい?>
レヴィアタン<!?…聞こえるわよ>
妖精エックス<どうやら無事みたいだね>
レヴィアタン<そうでもないわ。それに目の前に死にかけのゼロがいるわ>
妖精エックス<ゼロが!?>
レヴィアタン<えぇ…左腕は取れかけで下半身は無い。動力炉を破壊されているわ>
妖精エックス<…>
レヴィアタン<親友が死にかけてるのに!仲間が死んでいったのに!お父様は何をしていたのよ!>
妖精エックス<…>
レヴィアタン<本当に…何をしていたのよ>
妖精エックス<ごめん。僕にしか出来ない事をしていたんだ>
レヴィアタン<そう。私たちを助けれない程の事をしていたのね>
妖精エックス<僕の指定した場所までこれるかい?>
レヴィアタン<無理ね。もう動けそうにないわ>
妖精エックス<諦めないでくれ!>
レヴィアタン<けど、このまま死にはしないわ>
妖精エックス<どうする気だ?>
レヴィアタン<私の動力炉をゼロに繋げるわ>
妖精エックス<駄目だ!そんな事をしたら君が死んでしまう!>
レヴィアタン<いいのよ…生き残るべきなのは私じゃないわ。ゼロよ>
449 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/11/06(日) 01:42:15.24 ID:mhcOgFjy0
妖精エックス<絶対に駄目だ!>
レヴィアタン<なら止めに来なさいよ>
妖精エックス<行けるなら止めに行くよ!>
レヴィアタン<ふーん。やっぱり動けないのね>
妖精エックス<君をマーティのようにはさせたくない!>
レヴィアタン<お母さんみたいに?>
妖精エックス<マーティは君たちを守って…死んだ>
レヴィアタン<お母さんが…>
妖精エックス<僕がいない時に基地が襲撃を受けた。その時にマーティが君たちを守る為に…>
レヴィアタン<そうだったのね>
妖精エックス<だから>
レヴィアタン<それを聞いたら止めるわけにはいかなくなったわ>ガシャン!
妖精エックス<他に手方法があるはずだ!>
レヴィアタン<これが最善なのよ>ガチッ!
妖精エックス<止すんだ!>
レヴィアタン<ぐうっ!…あっ…ぁ…ぁん…はぁ…あぁ…>
ゼロ「…」
レヴィアタン<これでいいのよ。今ならお母さんの気持ちが解る>
(命にかえても守るべきものがある)
(みんなの希望を助けれるなら…)
(希望ね…まったく最後まで素直に…な…れ…な…い)
(まだゼロと共に戦いたかった)
(頼んだわ…伝説の…英雄)
450 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/11/06(日) 01:43:01.34 ID:mhcOgFjy0
ー数か月後ー
ここ最近の出来事、と聞かれたらあり過ぎて困るわ。
海の平和を守るのは艦娘からロボットになる。
病院に入院していた全ての艦娘が姿を消す。
憲兵が自動車事故で吹き飛ぶ。
陸軍で…まあ…色々とね。
確かに深海棲艦の脅威はかなり減ったわ。
けど、街は良くなったか?、と聞かれたらそうでもない。
海軍は街にもロボットを配備した。
街の為だとは言うがそうじゃないよ。
海軍に対し否定的な者を見つけだし排除する。
ちょっと文句を言っただけで老若男女問わずに収容所に送られる。
記念すべき第一号はハガー市長だったわ。
ーーー
ーー
ー
あんた、記者なんだって?もしかして記事にするつもりなの?
女記者「勿論よ。取材に協力してくれそうな人紹介してくれない?」
いいけど、大丈夫なのかい?
ネージュ「危険は承知。真実を伝えるのがジャーナリストの使命なんだから」
451 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/11/06(日) 01:43:48.33 ID:mhcOgFjy0
ー不明海域ー孤島ー
朝潮「燃料はまだ大丈夫ですが」
如月「弾薬が厳しいわね」
朝潮「ゼロさんの武器がなかったらどうなっていたか」
如月「みんな…どうしているのかしら」
朝潮「…」
如月「あ…ごめんなさいね」
朝潮「きっとみんな大丈夫です!」
如月「そうよね」
早霜「二人とも…奴らが来たわよ」
如月「すぐに行くわ」
朝潮「いつでも出撃出来ます」
ーーー
如月「ロボットが壊れているわ」
早霜「何が…あったの?」
朝潮「見てください!マントで姿が見えないけど戦っています」
??「…」ザシュッ!
パンテオン「…」ボン!
如月「あれは…Zセイバーよ!」
早霜「もしかして…」
??「…」
「ゼロさん!」「ゼロ!」
??「!?」
如月「え…」
朝潮「どういう事ですか」
睦月「ごめんね…ゼロさんじゃなくて」
「本当に…ごめんね」
452 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/11/06(日) 03:09:36.37 ID:9tva/H8wo
乙ー
453 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2016/11/06(日) 07:06:08.52 ID:1+IAJKxe0
乙です
454 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/06(日) 18:59:38.32 ID:BIipc0jVo
乙
455 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/11/25(金) 00:24:05.59 ID:z3SJVMDK0
睦月「うーん…あれっ!ここは?」
如月「とっても疲れていたのね。私たちに会って直ぐに倒れたのよ」
早霜「ここは安心よ…ゆっくりと休んで」
朝潮「みんなはどうなったんですか!?」
睦月「…」
如月「朝潮ちゃん…今は休ませて」
睦月「…沈んじゃったよ」
「「「!?」」」
睦月「清霜ちゃん、満潮ちゃん、霞ちゃんが…」
早霜「戦艦になる事も…叶わずに」
朝潮「そんな二人が…」
睦月「それと…」
如月「まって!」
睦月「!?」
如月(ゼロさんが生きていたなら睦月ちゃんを独りにするわけがないわ…受け入れなきゃいけない。けど!)
如月「ごめん…耐えられないの…少し待って」ポロポロ
睦月「うん…」
朝潮「前を見てください」
イ級「…」
早霜「深海棲艦ね」
朝潮「一匹。罠でしょうか?」
イ級「つい…て…こ…い」
如月「ついてこいって、言ったわよね」
イ級「あるじに…あわ…せる。こい」
睦月「行こう」
456 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/11/25(金) 00:24:54.81 ID:z3SJVMDK0
ー深海棲艦アジトー
睦月「こんな場所があるなんてね」
早霜「私たちの工廠と同じ役割みたいね」
如月「敵意が無くても怖いわ」
朝潮「主とは誰でしょうか」
睦月「見て!主砲も魚雷もある」
如月「ずっとゼロさんの武器で戦ってたからね」
朝潮「何故ここに艤装が」
レ級「これから開始する作戦の為だよ」
「「「「!?」」」」
レ級「好きなものを使ってね」
睦月「ここはレ級さんの基地なの?」
レ級「違うよ。お手伝いだ」
朝潮「私たちの知らない深海棲艦の姫ですか?」
駆逐「まあ…そうとも言えるかな」
早霜「どういう事…」
レ級「そろそろ戻って来るよ」
457 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/11/25(金) 00:25:48.05 ID:z3SJVMDK0
ー深海棲艦アジトー工廠
姫様がお戻りだ
せい…れつ!せい…れつ!
睦月「こんなに深海棲艦がいるなんて」
レ級「みんな住処を奪われてここに来たんだ」
駆逐「傷ついたり、仲間を失ったりして」
朝潮「…同じだ」
「整列はいいわ。作業を続けて」
如月(綺麗な深海棲艦の姫ね)
わかりました!
「私たちは住処を奪われ仲間を失った!このまま全てを失うか!?」
…
「否!断じて否だ!全てを取り戻し人間どもに復讐する!」
うおー!そう…だ!
「私たちの怒りを思い知らせてやる!」
睦月(怖いくらいの熱気だ)
「正義の一撃作戦を必ず成功させよう!」
アカルイミライヲ―!!
北方「この北方棲姫に力を貸してくれるか!?」
アカルイミライヲ―!!
睦月「…北方ちゃん?」
458 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2016/11/25(金) 07:00:03.64 ID:akk1L6LzO
アカルイミライヲー
459 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/11/26(土) 04:44:34.53 ID:YH23QlGlO
乙ー
460 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/27(日) 13:40:10.19 ID:kkqQpR0To
アカルイミライヲツー
461 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/12/23(金) 03:13:53.74 ID:VJZpd0sh0
ー深海棲艦アジトー広場
北方「…」ツカツカツカ
如月「あの…北方ちゃん?」
北方「!?」
朝潮「人間違えなら申し訳ありません」
北方「…」ワナワナ
早霜「…?」
北方「よかった!生きてた!」ダキッ!
如月「あらあら///」
朝潮「この数か月後で何があったのですか?」
早霜「私たちよりも大きい…成長期?」
北方「それはこれから話す。それよりみんなの仲間がいるぞ」
睦月「港湾さんたちは一緒じゃないの?」
北方「…」
北方「この部屋にいる。再会を喜ぶといい」
ドア<ガチャッ…
翔鶴「!?」
朝潮「!…翔鶴さん」
翔鶴「飯食うか…腹減って…る。だろ?」グスン
462 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/12/23(金) 03:16:12.40 ID:VJZpd0sh0
翔鶴「悪い。会えてうれしくてな」
朝潮「いえ、私たちもです」
如月「とてもおいしいわ」
睦月「…」
翔鶴「睦月食わないのか?遠慮せずに食え。沢山あるから」
睦月「…はい」
翔鶴「もしかして酒か?それならいい拾い物が…」
睦月「あの!」
翔鶴「!?」
睦月「他のみんなはどうしているんですか?」
翔鶴「…」
早霜「気になるから教えてほしいわ」
翔鶴「はぁ…そうだな。先延ばしはよくないな」
「アイリス、大鳳、龍驤、比叡、榛名、夕張、明石、伊19、弥生、響、龍田、長門、大井」
「ここにいるのは…これだけだ」
如月「そんな…」
翔鶴「伊19が潜水で調べに戻ったが何も回収出来なかった」
朝潮「…何もですか?」
翔鶴「艤装も…遺体もだ」
463 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/12/23(金) 03:17:13.04 ID:VJZpd0sh0
早霜「司令官は…」
翔鶴「ここにはいない…鎮守府の崩壊に巻き込まれたようだ」
睦月「死んじゃいました」
翔鶴「?」
睦月「ゼロさん…死んじゃった」
早霜「…」ギリッ!
朝潮「嘘ですよ…嘘ですよね!」ガシッ!
睦月「ぐっ…」
如月「朝潮ちゃん、落ち着いて!」
睦月「ゼロさんみたいな敵に斬られて…真っ二つになって沈んじゃったよ!」
「嘘を言うな!!!」
北方「ゼロは強い!絶対に負けない!嘘を言うなら睦月でも許さないぞ!」
睦月「本当だよ…目の前で沈んで」
北方「嘘で混乱させて指揮を下げる気だな!」
睦月「信じたくなけど真実だよ」
北方「絶対に信じないぞ!お前を牢に入れる!」
翔鶴「おい!いい加減に…」
北方「ここの指揮官は私だ!私に従え!」
睦月「…わかった。牢に案内して」
464 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/12/23(金) 03:18:38.41 ID:VJZpd0sh0
ー深海棲艦アジトー独房
睦月(みんなに会えて嬉しかったけど…こんな事になるなんて)
睦月「…」グキュ〜
睦月「お腹減ったのです」
駆逐「スゴイ音だね」
睦月「にゃしい///」
駆逐「はい。ご飯だよ」
睦月「食べていいの?」
駆逐「北方様の命令で持ってきたけど。いらない?」
睦月「食べます!」
ーーー
ーー
ー
睦月「ごちそうさまでした」
駆逐「どういたしまして」
睦月「あの、聞いていいですか?」
駆逐「どうぞ」
睦月「北方ちゃんがここの指揮官なんですか?他の深海棲艦の人は?」
駆逐「そうだよ。私とレ級だけなんだ」
睦月「港湾さん達もいないんですか?」
駆逐「逃げきれたのは北方ちゃんだけだったみたい」
睦月「北方ちゃんも独りぼっちだったんだね」
駆逐「けど、なんであんなに成長したのかはわからない。私たちが機械人形に襲わていたのを助けてくれたのが北方様で付いてきたんだ」
睦月「これからどうなるのかな」
465 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/12/23(金) 03:19:38.70 ID:VJZpd0sh0
ー深海棲艦アジトー北方の部屋
北方「ゼロが死んだ」ゴロン
北方「睦月が嘘を言う訳がないのはわかってる」
北方「けど…信じたくないよ」
ゼロ『戻った。北方いい子にしていたか?』
港湾『強くなくてもいい。友達を大事にする優しい気持ちを忘れないでね』
北方「ゼロ。港湾お姉ちゃん…約束守れなかった」
??「何があったんだい?」
北方「なんでもない」
??「そう。ここも大きくなった」
北方「そうだ。大きく強くなった。これなら海軍と戦える」
??「過信してはいけない」
北方「私は一度も負けていない!」
??「それは運がよかっただけだ。次は敵の本拠地が目標なら簡単にはいかない」
北方「黙れ!」
??「よく考える必要があるんだ」
北方「大事な家族を奪った奴らに同じ目に遭わせてやる」
??「私もそうだった。出来の悪い作戦のせいで多くの部下が死にしまいには力を求めて暴走してしまった」
北方「私は違う!」
??「…」
北方「ごめん。言い過ぎた。必ず成功させるから心配いらない」
??(昔の自分を思い出し力を分けたが…このままだと私と同じ目にあってしまう)
466 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/12/23(金) 03:24:17.78 ID:VJZpd0sh0
ー海軍本部ー
バイル「パンテオンの生産も順調で街の配備も間も無く完了します」
中将「海だけでなく陸も守る。このままでは陸軍の存在意義が無くなるな」
バイル「空にも対応出来るように改良中ですので、全てが我々の思い通りになるでしょう」
中将「それはよいな」
バイル「しかし、快く思っていない者もいるようです」
中将「その為の特別収容所だ。軍人も民間人も関係無く牢に入れればよい」
バイル「監視はパンテオンが行っています」
中将「それより面倒なのは逃げた艦娘だ」
バイル「捜索中ですが範囲が広く中々」
中将「全く面倒な奴らだ」
バイル「考えがあります」
467 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/12/23(金) 03:25:17.97 ID:VJZpd0sh0
ー街より離れた場所ー
ギュキュキュキュ!
大和「こんな所で故障なんて」
時津風「くるま、壊れちゃったんですか?」
大和「残念ですけどそうみたいです」
少女「けほっ…ごほっ…」
大和(薬も切らしちゃったし病院まで距離もある…どうすれば)
時津風「あれ?雪風は?」
菊月「雪風なら車直せるお医者さんを呼んでくる、って出ていったよ」
大和「大丈夫でしょうか?」
時津風「しれぇ」
大和「!」
時津風「あ…ごめんなさい」
大和「私も同じことを考えてましたから」
雪風「もうだいじょうです!車も直せるお医者さん連れてきました」
コルボー「困っていると聞いて来たのですがまずは何をすればいいですか」
468 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/12/23(金) 03:26:14.38 ID:VJZpd0sh0
大和「本当に助かりました。ありがとうございます」
コルボー「車は部品交換で済みました、少女には薬を飲ませて休ませてください」
雪風「ありがとーございます!」
時津風「あのお願いがあります!しれぇも治してください!」
大和「時津風ちゃん!?」
コルボー「しれぇ?」
時津風「しれぇ…ずっと寝たままなんです。みんなで起きて―って言っても起きてくれなくて」
コルボー「…」
時津風「お兄さんなら何とか出来そうだから」
コルボー「まずはそのしれぇさんを見せてもらっていいかな?」
大和「…こちらです」
コルボー「!?」
VAVA「」
時津風「しれぇを元気にしてください!」
雪風「お願いします!」
菊月「私からも頼む」
コルボー<こちらコルボーリーダー応答せよ>
??<どうしましたか?>
コルボー<至急報告したい事があります。司令官に繋いでください>
大和(VAVAさん…)
469 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/12/23(金) 03:27:30.58 ID:VJZpd0sh0
ー商店街ー
ヘチマール「売上減ったよね」
マッコイーン「そうだな」
タイガード「グルル!」
ナマズロス「ほんまや!商売出来へんわ」
ローズレッド「売れ残り枯れる花を見るのは悲しいよ」
ヘチマール「鎮守府の艦娘ちゃんたちは沢山買ってくれたもんね」
マッコイーン「艦娘だけでなく地域住民も買物をしない」
ナマズロス「そもそも街に人がおらんやん」
タイガード「グルル!」
ローズレッド「海軍があんなものを街にばらまくからだよ」
ヘチマール「海軍の悪口言っただけで捕まっちゃうらしいよ」
マッコイーン「怖くて外にも出れないか」
タイガード「本当に艦娘は危険だったのか」
ローズレッド「彼女たちはいつも嬉しそうに花を買ってくれたよ」
マッコイーン「漁船の護衛もして手伝ってくれたな」
ナマズロス「テレビ買って喜んでたわ」
ナマズロス「凶暴な深海棲艦になって暴れるなんて」
ヘチマール「嘘なんじゃないの?」
マッコイーン「…わからんな」
ヘチマール「マサイダーもいなくなっちゃったし店じまいかな」
タイガード「そう簡単にはこの街から出られん」
470 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/12/23(金) 03:28:56.57 ID:VJZpd0sh0
ー深海棲艦アジトー独房
アイリス「睦月ちゃん」
睦月「アイリスさん!」
アイリス「久しぶりね。怪我はない?」
睦月「…はい」
アイリス「ずっと一人で大変だったでしょ」
睦月「はい…けど、親切にしてくれる人もいました」
アイリス「そう」
睦月「ほとんど海の中に隠れてたから」
アイリス「…海の中?」
睦月「はい。ほとんど深海棲艦化しちゃいました」
アイリス「!?」
睦月「海の中もへっちゃらなんですよ」
アイリス「…」
睦月「それにイルカさんと泳いだり…海の中って綺麗ですから」
アイリス「…」
睦月「それより、ゼロさんのことですよね」
アイリス「聞いたわ」
睦月「…あのZセイバーなんですけど」
アイリス「それは、睦月ちゃんが持っているべきよ」
睦月「いいんですか?」
アイリス「大丈夫…必ず必要になるから」
睦月「?」
アイリス「北方ちゃんがごめんなさいって謝っていたわ」
睦月「北方ちゃんはどこに?」
アイリス「仲間と街に向かったわ。海軍と戦うと言って」
471 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/12/23(金) 03:30:22.54 ID:VJZpd0sh0
ー深海棲艦アジトー
夕張「大変です!直ぐに来てください」
長門「何が大変なんだ?」
夕張「明石さんとテレビを修理してたら」
TV<投降しなければ処刑する
比叡「これ…映っているの司令ですよね」
大鳳「生きていたんですね。よかった」
響「けど、変な機械の中で眠らされているよ」
明石「時間内に全員が投降しなければ提督を処刑する」
龍田「場所は鎮守府跡地だなんてねぇ」
伊19「どうするのね?」
翔鶴「素直に投降して提督が返ってくるか」
夕張「罠でしょうね」
長門「間違い無いな」
龍田「けど、提督を見殺しには出来ないわよねぇ」
長門「出撃準備しろ!提督を取り返すぞ!」
472 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/12/23(金) 03:31:16.72 ID:VJZpd0sh0
ー海軍本部ー
中将「これで艦娘どもがここに来る」
バイル「潜入させていたメカニロイドの情報によると深海棲艦もこちらに向かっているようです」
中将「これで全てが片付くな」
バイル「しかし、これでは街や民間人に被害が」
少将「今更何を言っている。多少の犠牲は仕方ない」
バイル「わかりました。パンテオン達を鎮守府跡地に向かわせます」
473 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/12/23(金) 03:32:07.06 ID:VJZpd0sh0
ー鎮守府跡地付近海域ー
北方「敵は海軍の機械人形だ。関係ない人間を傷つけるな」
北方「みんなの海を取り返すんだ!」
北方「正義の一撃作戦を開始する!」
アカルイミライヲー!!!!
ーーー
ーー
ー
如月「北方ちゃん…無事でいてね」
早霜「これって…深海棲艦の死体ね」
睦月「そんな」
朝潮「すぐに行きましょう!」
474 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/12/23(金) 03:33:49.69 ID:VJZpd0sh0
北方「…」
睦月「北方ちゃん、しっかりして!」
北方「…睦月?」
睦月「大丈夫だよ。すぐにアイリスさんに診せるからね」
北方「みんな…死んじゃった…作戦ばれてた」
朝潮「そんなことがあったなんて」
北方「北方を逃がそうとして…囮になったり…して」
如月「いまはいいから」
北方「よくない!…この時のために頑張ってきたのに」
朝潮「すぐに指揮船に向かいましょう」
翔鶴「…それは無理みたいだ」
パンテオン群「目標発見」
如月「北方ちゃんを助けに来るのを狙っていたみたいね」チャキッ!
朝潮「通信機が繋がりません」ドォン!ドォン!
翔鶴「こいつらを何とかするぞ!」ヒュン!
艦載機<ズドドドドドド!
北方「小さい機械人形はいい…大きいのが強い」
睦月「大きいの?」
ゴォン!ゴォン!ゴォン!
ゴーレム「…」ギュォン
如月「本当に大きい」
北方「あいつだ…あいつにやられたんだ」
475 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/12/23(金) 03:34:40.31 ID:VJZpd0sh0
ゴーレム「破壊」キュイーーーーーン!
朝潮「あの光はなんですか!?」
翔鶴「わからないが当たったら痛いで済みそうにないぞ」
如月「あれだけ大きければ!」ドォン!
ゴーレム「…」ガキン!
早霜「まるで効いていないわ」
睦月「頭だよ!頭を狙って」ドォン!
ゴーレム「!」バシッ!
朝潮「効いている。弱点は頭みたいです」ドォン!
睦月「一斉攻撃だよ!」ドォン!ドォン!
ゴーレム「!!!」ズシン!
翔鶴「どんな奴でも頭は弱点か。直ぐに仲間に知らせないと」
如月「一体だけじゃないみたいよ!」
ゴーレム群「目標破壊」
朝潮「なんて数ですか!」
キュイーーーーーーーン!!!ドオーーーン!!
476 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/12/23(金) 03:37:44.42 ID:VJZpd0sh0
睦月「みんな…大丈夫?」大破!!!
如月「…」大破!!!
早霜「…」大破!!!
朝潮「っ…」大破!!!
翔鶴「ぐ…」大破!!!
北方「みんな起きろ!」
ゴーレム群「目標確認」キュイーーーーーン
睦月(だめ…みんなうごけないよ。北方ちゃん逃げて)
ゴーレム群「発射」
睦月(ゼロさん…ごめんなさい。約束守れませんでした)
ドオーーーン!!!
睦月(ぐっ…あれ?まだ生きてる?)
北方「睦月!起きろ!睦月!見ろ!」
睦月「そんな…」
477 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/12/23(金) 03:38:35.63 ID:VJZpd0sh0
睦月が見たのは
燃えるような紅いボディ
棚引く黄金の髪
緑色に輝く剣
もう二度と会えないと思っていた
本当に会いたかった
大好きな…
睦月「うぅ…ゼロ…さーん…」
ゼロ「あぁ…待たせたな。安心しろ。もう大丈夫だ」
478 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/12/23(金) 03:43:43.69 ID:fKLnZSoAO
乙ー!
479 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/12/23(金) 16:31:16.68 ID:Ld99aPzYO
乙!
480 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2017/01/20(金) 23:04:10.57 ID:WP3530ki0
ゼロ<こちらゼロ…問題無い。睦月達を確認した。応援を頼む>
<了解しました。しかし、既に応援は向かっているそうです>
ゼロ<既に?>
<はい。どうやら居ても立っても居られないみたいだったようです>
ゼロ<なるほど>
ゼロ「さて、みなを頼む」パリン
妖精さん達「さあ、仕事だ!仕事!直ぐに直すよ」トンテンカン!トンテンカン!
如月「ゼロさん…しばらく見ないうちに体が逞しくなった?」
朝潮「…来てくれてありがとう…ございます!」グスン
ゼロ「待たせたな」
北方「ゼロ!」
ゼロ「大きくなったな」
北方「会いたかった!」ダキッ!
ゼロ「よく頑張ったな。ここからはオレたちに任せろ」
翔鶴「オレたち?」
ゴーレム群「目標確認」ビュオーン!
北方「まだ来る!たくさんいる!」
ドゴオオオーーン!!!
ヒュー――ーン
ドギャン!!!
ゴーレム群「!?」破壊!
481 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2017/01/20(金) 23:04:45.90 ID:WP3530ki0
早霜「凄いわ…戦艦?それ以上だわ」
ゼロ「この通信機を付けろ」
<早霜お姉さまー!
早霜「」キーン
ゼロ<聞こえているから叫ぶな>
<私、気づいたんですよ。戦艦には直ぐになれないけど…
早霜「あなた…」
清霜<条件付きで戦艦の主砲を扱うことなら!!>
ドゴオオオーーン!!!
清霜<出来ます!>
ヒュー――ーン
ドギャン!!!
早霜「生きていたのね。けど、どうやって」
清霜<それはですね!>
<長話している場合じゃないわよ!>ドォン!
<このウザいのよ!>ドォン!
睦月「この声!」
霞「あんたらの武器弾薬よ!さっさと装填しなさいよ!」
満潮「次の指示!直ぐに指示しなさいよ!」
朝潮「…」
満潮「ほら、しゃきっとする」
朝潮「は、はい!」
霞「心配で海の底から戻ってきたわ」
朝潮「お、おかえりなさい!」
満潮「それは全部終わってからよ」
ゼロ「みんなを助けに行くぞ」
482 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/01/20(金) 23:46:52.87 ID:UXfAjWUS0
待ってました。乙です。
483 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/01/21(土) 10:37:39.51 ID:qeQpikXlo
乙ー
484 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/21(土) 12:32:40.92 ID:czhUTXuBO
乙!
485 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2017/02/07(火) 23:10:53.22 ID:Y2hjL4LP0
ゼロ「オレが先行する。満潮と霞は盾を展開しろ」
満潮「これ大丈夫なんでしょうね?」ガシャン!
霞「一発で壊れたらただじゃおかないわよ!」ガシャン!
ゼロ「問題無い」
睦月「司令官が鎮守府跡地で捕まってます」
朝潮「直ぐにでも迎えます!」
ゼロ「オレたちは指揮船に向かう」
如月「そんな…司令官はすぐそこよ」
北方「いいのか?」
満潮「これでいいのよ」
翔鶴「…信じていいんだな」
ゼロ「あぁ」
翔鶴「ならばよし!」
486 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2017/02/07(火) 23:11:33.90 ID:Y2hjL4LP0
ー鎮守府跡地付近海域ー
龍田「やっぱり多いわねぇ〜」ドォン!ドォン!
響「けど、鎮守府までもう少しだよ」ドン!ドン!
比叡「気合い!入れて突撃しますか!?」ドゴォン!
榛名「榛名も行きます」ドゴォン!
長門「よせ!無謀過ぎる」ドゴォン!
龍田「けど、このままだと全滅よ〜」ザシュッ!
長門「…わかっている」
龍田「どうせ沈むなら一体でも多く巻き添えにしてやりたいわ」ザシュッ!ザシュッ!
響「姉さんたちの仇を取りたい」ドン!
長門「提督を助ける事を忘れるな!」
ドゴオオオーーン!!!
明石<指揮船に直撃!このままでは危険です!>
長門「ぐっ…」
龍田「指揮船を守ってね〜」
響「ついてくよ」
長門「よせ!」
487 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2017/02/07(火) 23:12:57.63 ID:Y2hjL4LP0
榛名「鎮守府が見えてきました」
比叡「あんなにボロボロになってるなんて…」
龍田「許せないわねぇ〜」ギリッ!
響「いたよ。司令官だ!」
榛名「変な機械に入れられてますね」
比叡「直ぐに出しましょう!」
パンテオン群「発見」
龍田「邪魔よ」ザシュッ!
響「もうすぐだから」
バシャッ!
比叡「海の中から!」ドゴォン!
龍田「わざわざ斬られに来たの?」ザシュッ!
パンテオン「…」ガシッ!
龍田「あら〜まだいきてるんですかぁ?」
響「ダメだよ!龍田さん離れて!」
パンテオン「起動」カチッ!
龍田「えっ?」
ドオーーーン!!!
488 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2017/02/07(火) 23:13:37.26 ID:Y2hjL4LP0
比叡「龍田さん!」
榛名「自爆なんて…」
龍田「うっ…」中破!!
響「もう少し早く気付ければ」
龍田「…いいのよ。それより…」
パンテオン群「一斉掃射」
響「囲まれっ…!」
ドォォォォォ!
比叡「あれ…?」
榛名「大丈夫みたいです」
「死ぬまで戦わせろよって…よく言ってたけどよぉ。ありゃ駄目だ」
「勿論デース。紅茶も楽しめないのはゴメンデース」
龍田「…天龍ちゃん?」
比叡「金剛お姉さま!?」
天龍「おうよ!天龍様の参戦だぜ!」
金剛「ティータイムの前に終わらせマース」
489 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/02/08(水) 14:20:42.29 ID:gEqUM/pdO
乙ー
490 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/09(木) 07:14:21.66 ID:FJ0vYFwXo
乙ー
491 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2017/02/27(月) 02:42:06.86 ID:1FJm2+zZ0
ー指揮船ーレヴィアタン船内ー
長門「補給が完了したら直ぐに出るぞ」
夕張「…これが最後の補給になります」
長門「提督は目の前だというのに」グッ
明石「このままだとみんなが危険です」
長門(このままでは全滅だ。どうすればいいんだ)
アイリス<高速で接近する機影を確認!>
長門「新手か!?」
アイリス<これは…そんな…>
大鳳「何が来るんですか?」
アイリス<ゼロ>
明石「え?」
アイリス<ゼロです!ゼロが戻ってきました!>
ゼロ「テイ!セイ!ハア!」シュパ!シュパン!ザシュ!
パンテオン「…がっ!」ボン!
492 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2017/02/27(月) 02:42:38.59 ID:1FJm2+zZ0
アイリス<ゼロ!聞こえますか!>
ゼロ<聞こえている>
アイリス<よかった…生きていたのね>
ゼロ<アイリス、皆に伝えてくれ>
<前線に出過ぎないようにしろ、と>
アイリス<わかったわ。それとゼロ…>
ゼロ<なんだ?>
アイリス<おかえりなさい>
ゼロ<それはまだ早いな>
アイリス<うふふ。そうね♪>
睦月「むー。イチャイチャしないで指示を下さい」
如月「まあ、いいじゃない」
アイリス<ごめんなさいね。じゃあ、帰ってからで>
睦月「もおー!」
ゼロ「指揮船を守りきる」
「「「「了解!」」」」
493 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2017/02/27(月) 02:43:29.93 ID:1FJm2+zZ0
ー鎮守府跡地ー
バイル<いいか。人質を殺すんだ>
パンテオン「…対象の処刑を開始する」
提督「…」
パンテオン「…?」ビシ!ドス!
「戻ってきたぞ!生き恥曝し戦場に!」
パンテオン「!」ボン!
ファントム「投<トゥ>!」ヒュン!ヒュン!
パンテオン「がっ…」ボン!
ファントム「行け!お主等の主を取り戻すのだ!」
叢雲「言われなくて!」ザシュッ!
曙「わかっているわよ!」ドォン!
パンテオン群「…」ボン!
曙「この機械なんなのよ!空きなさいよ!」ガシッ!ガシッ!
ファントム「拙者が機械ごと運ぶ。雑魚を頼むぞ」
叢雲「了解したわ!」ドォン!ザシュッ!
ファントム「罠も無し…提督の体も異常無し」
曙「どうなのよ?」
ファントム「問題無い。行くぞ」
494 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2017/02/27(月) 02:44:49.88 ID:1FJm2+zZ0
ー指揮船レヴィアタンー
夕張「艦載機?大きすぎる」
ファントム<拙者だ。提督を救助した。長居は無用>
夕張「ファントムさん!?」
ーーー
ーー
ー
明石「なんとか逃げ切れたみたいですね」
アイリス「みんな無事でよかった」
明石「ここはいいから早く会いに行きなさい」
アイリス「けど…」
夕張「いいから、いいから」
アイリス「ありがとうございます」タッタッタッタ
夕張「これから修理が大変ね。何日かかるのかしら」
明石「指示通りここまで来たけど」
グオン!
夕張「何?船ごと持ち上がっているの?」
明石「外を見て!」
夕張「格納庫の中?」
ーーー
ーー
ー
明石「凄い見た事も無い機械が沢山ある」
夕張「ここはどこかの基地なの?」
「ここは安全ですから。安心してください」
明石「あなたは誰ですか?」
「ごめんなさい。自己紹介がまだでした」
アルエット「司令官のアルエットです」
「ガーディアンのみんなはあなた達を歓迎します」
495 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/02/27(月) 19:06:21.04 ID:+OO+L7xRO
乙ー
496 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/27(月) 23:43:54.54 ID:wa7Cj9HBo
乙
497 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2017/03/16(木) 22:21:22.35 ID:ehzA8Ii50
アルエット「負傷者はいませんか?直ぐにメディカルルームに案内します」
(やった♪ちゃんと司令官ぽく言えたかな?)
夕張「この女の子がここの代表?」ヒソヒソ
明石「いや、お手伝いとかでしょ?」ヒソヒソ
アルエット「どうしました?」
明石「そうよね。若すぎるし」ヒソヒソ
夕張「お手伝い偉いね」
明石「ここの一番偉い人に会わせてもらえるかな?」
アルエット「…私です」
「「え?」」
アルエット「私なんです」ウルウル
ファントム「アルエット様」
アルエット「もう!様はいいから」
ファントム「提督をメディカルルームに運びます。チェックしましたが問題ありません」
アルエット「みんな準備しているから直ぐに運んであげてね」
ファントム「御意」
アルエット「ゼロお兄ちゃ…ゼロ隊長からの報告が無いけど?」
ファントム「今は動けないようです」
アルエット「負傷したの!?」
ファントム「違いますが…行ってしまったか」
498 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2017/03/16(木) 22:38:26.92 ID:ehzA8Ii50
ゼロ「皆無事で何よりだ。オレに何があったか説明するから」
睦月・如月・早霜・朝潮・北方「…」ダキッ!
ゼロ「離れてくれないか」
睦月・如月・早霜・朝潮・北方「…」ギュー
翔鶴「こら!ゼロが困っているだろ。離れるんだ」
睦月・如月・早霜・朝潮・北方「…はーい」
ゼロ「翔鶴、助かっ…」
翔鶴「会いたかったぞ!」ダキッ!ギュー!
睦月「ずるにゃしぃ!」
如月「大人げないわ!」
早霜「…やるわね」
朝潮「卑しいずい!」
北方「もっとしたいのに!」
翔鶴「騙されたな!会いたかったぞ〜」ギュー!
ゼロ「…」グイッ!
翔鶴「あぁん///」
アイリス「その姿はとても懐かしい」
ゼロ「そうか?」
アイリス「えぇ…イレギュラーハンターゼロ」
ゼロ「イレギュラーハンターか」
アルエット「ゼロお兄ちゃん!」
ゼロ「アルエット、報告を待っていたか」
アルエット「えっと…遅いから負傷かなと思って」
ゼロ「大丈夫だ。心配させてすまない」
アルエット「そんなことないよ。無事でよかった。けど、セルヴォさんのところでチェックしてきてね」
ゼロ「了解した。皆を頼む」
499 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2017/03/16(木) 23:01:15.44 ID:ehzA8Ii50
天龍「おい!いい加減に離れよ」
龍田「もう絶対に離さないから〜」ギュー!
天龍「あー!まともに歩けねえだろ」
比叡「金剛お姉さまー!」ヒエーン!
榛名「よくぞご無事でした。榛名は信じていました」
金剛「ヘイ!ドントクライ。霧島も無事だから会いにイクネー」
ロシニョル「いいかい?怪我している娘はメディカルルームに連れていくよ」
響「…」
ロシニョル「あんた顔色悪いね。大丈夫かい?」
響「平気だよ。それより…」フラッ
ロシニョル「はい。連れていくわ」ヒョイッ
響「平気だから降ろして」ブラブラ
500 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2017/03/16(木) 23:04:08.87 ID:ehzA8Ii50
ーメディカルルームー
ロシニョル「注射が怖いとか言わないわよね?」
響「別に怪我してないから」
ロシニョル「フラフラしてたら危ないからね。休んでなさい」
響「平気だって言ってるじゃないか」
ドア<ウィーン
雷「響じゃない!?どうしたの?怪我したの?」
電「響ちゃん、大丈夫なのです?」
響「…」
雷「響?」
電「響ちゃん?」
響「ウラー!」ウエーン!
雷「泣いてるじゃない!」
電「もう大丈夫なのです!」
暁「一人前のレディーでナースな暁に任せなさい」
響「ウラー!ウラー!」ダキッ!ズリズリ!
暁「こら!鼻吹かないでよ!」
ロシニョル「なんだい姉妹だったのかい。連れてきて正解だったわ」
501 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/03/17(金) 05:04:24.68 ID:kkyl7u+rO
乙ー
502 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/03/17(金) 09:59:39.81 ID:PRMdSALnO
更新きたか
503 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/03/19(日) 04:55:08.27 ID:zMItKiztO
下げ
504 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2017/04/12(水) 22:24:01.72 ID:fnXlCE4A0
セルヴォ「隣が賑やかだな」
ゼロ「あぁ」
セルヴォ「体の方はどうだ?」
ゼロ「問題無い」
セルヴォ「それはよかった。もうあんなのはごめんだぞ」
ゼロ「すまない」
ドア<ウィーン
アイリス「失礼します」
ゼロ「アイリス?」
アイリス「ゼロ!」ダキッ!
ゼロ「どうした?」
アイリス「本当に心配したんですから」ギュー
ゼロ「…すまない」
アイリス「反省していますか?」
セルヴォ「ゼロはボロボロになる度に「すまない」で誤魔化してたぞ」
ゼロ「おい、セルヴォ」
セルヴォ「少しは反省しろ。バラバラのお前を見たアルエットが気絶してどんなに大変だったか」
ゼロ「…」
セルヴォ「まあいい。その話は後でにしよう。君は?」
アイリス「アイリスです。鎮守府ではメディカル担当でした」
セルヴォ「兵器開発整備主任のセルヴォだ。よろしく頼む」
アイリス「ゼロから聞いてましたよ。腕のいい技術者と」
セルヴォ「そうか。苦労させられたがな」ハハッ
アイリス「私もです」クスクス
505 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/04/13(木) 00:08:01.72 ID:7qTLQTjl0
まってた
506 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2017/04/13(木) 00:21:50.23 ID:GXkoPz9d0
ーーー
提督「…」
叢雲「私の事…わかる?」
提督「えぇ」コクン
曙「長い間、眠らされていたのよ」
提督「!?」
叢雲「みんな無事だから落ち着きなさいよ」
提督「…よかった」
曙「けど、鎮守府は壊滅して」
提督「いいのよ。みんなが無事ならそれでいい」
叢雲「今は休みなさい。明日に今までの事を話すから」
提督「吹雪は?それに入院していた艦娘たちは?」
曙「私たちもわからないわ」
提督「そう…きっと大丈夫よね」
叢雲「きっと大丈夫よ。だから寝なさい」
提督「二人とも」
曙「なに?」
提督「助けてくれてありがとう」
叢雲「それはみんなにいいなさいよ」
提督「そうね」
ーー
507 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2017/04/13(木) 00:48:36.81 ID:GXkoPz9d0
ー翌日ー会議室ー
如月「ここでいいのよね?」
睦月「うん。ここの人たちが教えてくれたけど」
朝潮「おはようございます。もう少しで会議が始まるみたいですよ」
睦月「もしかして遅刻しちゃった?」
早霜「大丈夫…ここの司令官は来てないから」
如月「よかったわ。そこ座っていい?」
清霜「勿論です。まだ座れますから」
如月「昨日は寝れた?」
早霜「清霜と遅くまで話して…」
清霜「嬉しくて話が弾んじゃいました」
睦月「睦月は沢山食べたらグッスリでした」
朝潮「あの…そろそろ始まるみたいです」
508 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2017/04/13(木) 00:50:24.72 ID:GXkoPz9d0
ーー
ー
アルエット「おはようございます。ガーディアン司令官のアルエットです」
「この数か月で何があったのか説明します」
睦月(私たちと同じ年かな?)
アルエット「海軍は会見で艦娘には深海棲艦化という病があり最終的に深海棲艦となり人を襲うと説明しました」
「そして、艦娘に代わり海を守るパンテオンというメカニロイドを導入する、と」
長門「我々はいずれ敵になると海軍本部は説明したのか!?」
アルエット「…はい。あの放送を見た限りそのように説明していました」
「その最中にあなた達の鎮守府が反乱を起こし鎮圧に向かった」
大鳳「深海棲艦化は事実ですが…反乱だなんて」
龍田「今までさんざん利用してきたのにねぇ〜」ギリッ!
アルエット「あなた達がいなくなってからは街は悲惨の一途でした」
「メカニロイドが住民を監視し少しでも海軍に反抗的な態度、証言すれば収容所に送られます」
「街は封鎖され逃げも助けも呼べない」
「それがあの街の現状です」
龍驤「酷すぎて何も言えへんわ」
夕張「これからどうする気なんですか?」
アルエット「数日後に海軍本部を攻撃し捕まった人々を助けます」
朝潮「海軍と戦うのですか?」
アルエット「海軍の行いをこのまま見過ごす訳にはいきません。それに…」
ゼロ「倒さなければならない奴がいる」
睦月「ゼロさんの偽物ですか?」
ゼロ「それもあるが、バイルを倒す」
早霜「バイル?」
アルエット「私達がガーディアンを結成する前からの宿敵です」
翔鶴「なあ、そのガーディアン?について教えてくれないか?」
アルエット「そうですね。少し長くなりますからね」
509 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/04/13(木) 04:20:46.33 ID:+HtXpQGJO
乙ー
510 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/13(木) 08:24:33.56 ID:DYrWhtdNO
乙
511 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2017/05/03(水) 23:08:14.11 ID:IprfsmBy0
アルエット「ガーディアンは最初はとても小さな組織でした。その頃はレジスタンスと呼ばれていました」
「初代司令官シエルお姉ちゃんは不当なイレギュラー診断を受けた私達と脱出して『切り札』を探していました」
如月(もしかしてこの娘は私よりも年上かしら?)
アルエット「多くの犠牲を払い見つけたその切り札は『伝説の英雄』と呼ばれた…」
翔鶴「『ゼロ』だな」
アルエット「『ゼロお兄ちゃん』でした」
翔鶴「『ゼロお兄ちゃん』」
睦月「『ゼロお兄さん』いいかも」
早霜「『ゼロお兄様…』…ありね」
アルエット「ごほん!サイバーエルフの力によって復活したゼロの活躍によりレジスタンスは何度も危機を救われました」
「そう。まさに…伝説の英雄と呼ばれるのに相応しい強さと美しさ」ウットリ
朝潮「昔から強かったんですね」
アルエット「戦いが終わりレジスタンスは『ガーディアン』と名のり新たな活動を始めました」
セルヴォ「私たちの技術力を困っている人達に役立てようとしたんだ」
アルエット「弱き者、迫害される者に救いの手を差し伸べる。それが『ガーディアン』です」
512 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2017/05/03(水) 23:10:35.33 ID:IprfsmBy0
ーガーディアン本部ー鎮守府が襲撃された日ー
セルヴォ「工業プラントの拡大は順調だ。5日後には完成する」
アルエット「あとは農業プラントの収穫率の向上ね」
セルヴォ「…そろそろゼロに会いに行ったらどうだ?」
アルエット「え?」
セルヴォ「司令官として頑張っているんだ。少しぐらい休んでも問題ない」
アルエット「けど、私がここを離れる訳には」
セルヴォ「みんな心配しているんだ。働き過ぎだと」
アルエット「そ、そうかな?」
セルヴォ「たまには年長者の言うことを…」
<<緊急事態発生!!司令官はトランスサーバーまで来てください>>
セルヴォ「!?」
アルエット「直ぐに行きましょう!」
513 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2017/05/03(水) 23:11:37.45 ID:IprfsmBy0
ーーー
ーー
ー
アルエット「何があったの!?」
イロンデル「司令官!彼らがいきなり転送されてきたんだ」
アルエット「彼ら?」
ファントム「…」ボロボロ
鳳翔「…」グッタリ
アルエット「ファントム!」
ファントム「ここは…何処?」
アルエット「ガーディアン本部よ。何があったの!?」
ファントム「鎮守府が襲撃を…受けました。拙者は…自爆したはず…」
アルエット「自爆しようとしたら転送されるように設定したの」
ファントム「拙者が生きているなら…鳳翔殿は無事ですか?」
セルヴォ「一緒に来た女性か?気を失っているだけだ。安心しろ」
ファントム「あぁ…そうか…修理してくれ。直ぐに…助けに行かなければ」
アルエット「ゼロお兄ちゃんは?」
ファントム「おそらく…最後まで戦っているはず」
セルヴォ「司令官…指示を」
アルエット「ガーディアンは鎮守府に向かいます!」
<<了解!!>>
514 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2017/05/03(水) 23:13:52.10 ID:IprfsmBy0
ー鎮守府前海域ー襲撃から1日経過ー
<こちら捜索隊…生存者は確認出来ず。捜索を続行します>
アルエット「了解…そろそろ交代の時間だから戻ってきて」
<いえ、まだ捜索出来ます>
アルエット「無理しないでね」
<了解!>
アルエット「…」
セルヴォ「ファントムの修理は完了した。後は目を覚ますのを待つだけだ」
アルエット「疲れたでしょ。休んでて」
セルヴォ「いや、これから大物が来るからな」
アルエット「…」
セルヴォ「ゼロなら大丈夫だ」
アルエット「…うん」
<報告します!生存者を発見!>
アルエット「続けて!」
<海中に少女を複数確認しました。息があります!>
アルエット「どういうこと?」
<バリアーが少女を守っていたようです>
アルエット「バリアー?まさか…」
<ゼロ隊長を発見!映像を送ります>
セルヴォ「…上半身だけじゃないか」
アルエット「…」フラッ
セルヴォ「アルエット!」
<こんなにボロボロなのに動力炉は僅かに動いています>
セルヴォ「直ぐに運んでくれ!」
515 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2017/05/03(水) 23:15:12.51 ID:IprfsmBy0
ーメディカルルームー
セルヴォ「レヴィアタンがゼロに動力炉を繋げた事により死なずに済んだか」
ゼロ<機能停止>
レヴィアタン<機能停止>
セルヴォ「だが、一番の功労者は…」
妖精エックス<治療中>
アルエット「エックスさんがみんなを守ってくれた」
セルヴォ「そうでなければ全滅だったな」
アルエット「準備はいい?」
セルヴォ「任せろ。絶対に死なせるものか」
アルエット「では、お願いします」
セルヴォ「シエルの残した設計図だ。これでゼロは生まれ変わる」
516 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/05/04(木) 07:09:13.06 ID:S0ewCfxUO
乙ー
517 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2017/05/31(水) 23:02:24.70 ID:tqwMusEj0
ー会議室ー
天龍「沈んだけど死なずに済んだのはエックスが守ってくれたからだ」
金剛「バット、目を覚ますのに時間が掛かってみんなをロストしたデース」
アイリス「そんな事があったんですね」
アルエット「これがあなた達がいない間の出来事になります」
提督「なるほどね。それでどうやってあの街を攻略するの?」
「提督!」「司令官!」
提督「みんな助けてくれてありがとうね。それとアルエット司令官」
アルエット「はい。なんでしょうか?」
提督「我々を受け入れてくれた事に感謝致します」
アルエット「こちらこそ。よろしくお願いします」
提督「これからの事について話し合いましょう」
アルエット「大丈夫ですか?目が覚めたばかりでは…」
提督「問題ありません。海軍本部の暴走を止めなければいけません」
アルエット「わかりました。皆さんの力を貸してください」
提督「よろしくお願いします。それとここはガーディアン本部なんですか?」
夕張「私も気になっていました」
アルエット「ここはガーディアンのみんなで協力して作った「シャリテ号」の中です」
提督「素敵な名前の船ですね」
アルエット「はい。とても優秀な船です」
セルヴォ「説明することが山ほどある。まずは…君達の艤装に詳しい子は私のラボまでついてきてくれ」
アルエット「提督は引き続きお話ししましょう」
睦月「あれ?ゼロさんはどこですか?」
アルエット「…たぶん、メディカルルームだと思います」
518 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2017/05/31(水) 23:04:10.85 ID:tqwMusEj0
ーメディカルルームー
ゼロ「…」
妖精エックス<治療中>
レヴィアタン<治療中>
ウィーン
ゼロ「誰だ」
睦月「む、睦月です」
ゼロ「何故ここに来た」
睦月「ゼロさんが気になってつい。あの…二人とも目を覚まさないのですか?」
ゼロ「あぁ…エネルギーを使い過ぎたんだ」
睦月「…」
ゼロ「エックスは皆を守る為に…レヴィアタンはオレを生かす為に」
睦月「そうでしたね」
ゼロ「治療受けてかなり経つ…もしかしたら」
睦月「大丈夫です!」
ゼロ「睦月?」
睦月「絶対に二人とも元気になります!だから…」
ゼロ「…」
睦月「今は信じて待ちましょう!」
ゼロ「!?」
睦月(どうしよう!?偉そうな事言っちゃったよぉ!怒られる!)
ゼロ「そうだな」
睦月「?」
ゼロ「大丈夫だ」
「ーーーーとその娘だ。必ず戻って来る」
519 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2017/05/31(水) 23:05:07.17 ID:tqwMusEj0
ーセルヴォのラボー
夕張「凄い…見た事ない工具が沢山ある!」
明石「船の中にこんなに大きな工廠があるなんて感動ね」
セルヴォ「まあ、今は我々しかいないから広いだけでスタッフが来れば狭く感じるさ」
夕張「このバーナーの火力はいくらですか?」
明石「ゼロくんが使ってた装備もあるわ!」
セルヴォ「ここにある設備は全て好きに使ってくれ」
夕張「全部…これだけの設備なら今まで出来なかった開発が出来る」
明石「資材は気にしなくていいの!?」
セルヴォ「まあ、空にならないなら」
明石「夕張!あなたを最速の艦娘にするわ!」
夕張「それもいいですけど主砲をビックリするぐらい大きく改良しちゃいましょう!」
セルヴォ「…資材追加してもらうか」
榛名「…」ジー
セルヴォ「彼女は金剛型の榛名だったか?何か気になるものでも…」
榛名「はぁ〜大きなクレーン。素敵///」
セルヴォ「…」
榛名「動いたらもっと素敵なんでしょうか」チラッ
セルヴォ「クレーンの動作点検するぞー」
520 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/06/01(木) 13:42:48.97 ID:hmOsG+bdO
乙ー
521 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/06/07(水) 02:05:30.19 ID:7M6szPa3o
ぁ
522 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2017/06/27(火) 18:39:09.90 ID:fg1E5dW70
ーゼロー
オメガとの戦闘で大破したゼロはレヴィアタンが自身の動力炉を繋いだ事により生き延びる。
ガーディアンではゼロの帰還を信じ研究と失われたデータの捜索が続けられていた。
発見されたデータの中に過去の姿の記録を発見したシエルはあるものを制作した。
その一つが「ゼロアーマー」だった。
アーマーを纏った姿はイレギュラーハンター時代のゼロそのものである。
523 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/06/27(火) 18:40:21.95 ID:fg1E5dW70
ー会議室ー
アルエット「現地の隊員からの情報では海軍本部は厳重な警備で守られています」
提督「本部だけじゃないでしょうね」
アルエット「はい、街中にメカニロイドが配備されています」
提督「住民はどこにいるの?」
アルエット「ほとんどは収容所に残っているのは女性や子どもに老人です」
提督「街にほとんど住民がいない」
ーーー
ーー
ー
アルエット「艦娘の皆さんが無傷で済むとは思いません」
提督「…覚悟の上です」
アルエット「わかりました。けど、大丈夫です。私たちもいますから」
提督「本当にありがとうございます」
アルエット「救いの手を差し伸べるが私たちですから」
提督「装備はどうなっていますか?」
アルエット「艤装は修理出来た物を使ってもらっています。どうしても我々の技術でも直せなくて」
提督「完全に壊れてしまうと妖精さんの力が必要になりますから」
アルエット「艤装が壊れてしまった娘にはガーディアンの装備を配備しますから」
ジョーヌ<司令官、報告があります>
アルエット「何があったの?」
ジョーヌ<パトロール隊からコンテナを発見したと報告があります>
アルエット「罠ではないの?」
ジョーヌ<はい。爆発の危険性や発信機もありません>
アルエット「近くに島があるようならそこに運んで調査しましょう」
ジョーヌ<了解しました>
524 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/06/27(火) 18:41:19.19 ID:fg1E5dW70
ー回収したコンテナ前ー
龍驤「こんなもん海に捨てるなんて酷い奴や」
響「ウラー!」
雷「ゴミはルールを守って捨てないとダメじゃない!」
電「こんなに沢山だとお金が掛かって大変なのです」
暁「私のお小遣いで払えるかしら」
龍驤「いや、そこは提督が払うやろ」
電「けど、司令官さんのお金は凍結されて無一文なのです」
暁「ここの自動販売機が無料で泣きながら飲んでたわね」
響「ウラー」
龍驤「しょっぱいコーヒー飲んでたんやな」
セルヴォ「…金剛もここに来た時は紅茶が無くて大変でな」
龍驤「セルヴォのおっちゃん…苦労かけたな」
セルヴォ「さて、紅茶プラントを作った話は後にするぞ」
暁「え、作ったの?」
セルヴォ「…何かいるな」
龍驤「…いるって敵か?」
セルヴォ「いや、それにしては小さいな…沢山いる?」
<ガチャ…ガチャ…
妖精さん1「提督いる?」
セルヴォ「え…あぁいるぞ」
妖精さん1「みんなーついたぞー」
妖精さん2「長かった」
妖精さん3「運べ。運べ」
電「妖精さんがいっぱいなのです!」
妖精さん1「これ提督に渡して」スッ
雷「この手紙を渡せばいいのね。わかったわ」
525 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/06/27(火) 18:42:02.84 ID:fg1E5dW70
ー陸軍基地−
陸士「よろしかったのでしょうか?」
陸将「何がだい?」
陸士「コンテナを海に放棄した事ですよ」
陸将「あれは海軍が押し付けてきた廃棄物だ。どう処理しようと自由だ」
陸士「…艤装も解体せずにですか」
陸将「…」カチッ
陸士「それに弾薬も」
陸将「弾薬は使えないものだ。暴発しても困るだろ」シュボッ!
陸士「…」
陸将「海軍本部の護衛任務が始まるから準備しろ。本部の構造も覚えてけ」フー
陸士「了解しました」
ドア<バタン…
陸将「…さて、後は向こうに合わせますよ。提督さん」
526 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/27(火) 20:40:03.38 ID:oWuEukL5O
乙
527 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/07/01(土) 14:57:54.87 ID:piLkVDyrO
乙ー
528 :
◆TVL/mUIGHbiS
[saga]:2017/07/26(水) 22:19:59.50 ID:UhiF94pH0
投稿が遅れます
完結は必ずさせますので宜しくお願い致します
529 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/07/26(水) 23:00:20.25 ID:o9SVbwH/0
了解。
530 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/07/27(木) 00:17:59.86 ID:pJRHZ5ebO
待ってる
531 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2017/08/24(木) 10:17:24.44 ID:SM5kCXMu0
ー海軍本部ー
中将「艦娘が集まっているだと!?」
バイル「この街の正面海域に集まっているのを発見しました」
中将「なぜ、逃げずに戻ってきた?」
バイル「わかりません。復讐のつもりでしょうか」
中将「そんな事はどうでもよい。必ず全員沈めろ!」
バイル「パンテオンを海に向けて出動させました。ここの守りはどうしますか?」
中将「陸軍にでもやらせておけ。どうせ暇な奴らだ」
少佐「私から伝えておきましょう」
バイル(奴らが考え無しに来るとは思えん…何を企んでいる)
532 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2017/08/24(木) 10:17:57.87 ID:SM5kCXMu0
ー海軍本部ー
中将「艦娘が集まっているだと!?」
バイル「この街の正面海域に集まっているのを発見しました」
中将「なぜ、逃げずに戻ってきた?」
バイル「わかりません。復讐のつもりでしょうか」
中将「そんな事はどうでもよい。必ず全員沈めろ!」
バイル「パンテオンを海に向けて出動させました。ここの守りはどうしますか?」
中将「陸軍にでもやらせておけ。どうせ暇な奴らだ」
少佐「私から伝えておきましょう」
バイル(奴らが考え無しに来るとは思えん…何を企んでいる)
533 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2017/08/24(木) 10:18:41.50 ID:SM5kCXMu0
ー陸軍基地ー
陸将「はい。直ぐにそちらに向かいます」
兵士「どうしました?」
陸将「艦娘が集結しているようだ」
兵士「なんと!」
陸将「我々の任務は海軍本部の護衛だ」
兵士「本部の護衛ですか?」
陸将「周辺だけだ。内部は薄気味悪いロボットが担当だ」
兵士「…そうですか」
陸将「だが、手を抜くような事は決してない。全兵力で任務遂行だ」
兵士「了解!」ビシッ
534 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2017/08/24(木) 10:19:20.23 ID:SM5kCXMu0
ーCAPCOM街正面海域ー
ゼロ「来たな」
翔鶴「なんて数だ。海が見えないぞ」
ゼロ「奴らを引き付けるのが目的だ。負傷したら直ぐに指揮船に帰還しろ」
如月「大丈夫よ。ゼロさんから貰った武器があるから」
朝潮「はい!肉薄して叩き潰してみせます!」ブォン!ブォン!
満潮「考えなしに突撃しないでよ」
睦月「みんながいるから大丈夫です!」
早霜「そうよ…みんながいるわ」
ゼロ「必ず勝つ。全てを取り戻し、悪の権化を叩き斬る」
「この一戦にオレ達の全てがかかっている」
「CAPCOM街解放作戦開始」
535 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/24(木) 12:27:27.84 ID:yIcWEnQMO
久しぶり乙
536 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/08/25(金) 03:37:01.84 ID:t8z0rTGzO
乙ー
537 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2017/09/16(土) 10:11:16.02 ID:7ELbCp540
翔鶴「艦載機…発艦」ギリギリ…ヒュン!
艦載機<ヒューン!ズドズド!
パンテオン「!?」ボォン!
朝潮「撃ちます!」ドォン!ドォン!
パンテオン「…」ガキン!カン!
如月「敵も種類が増えたみたいね」
早霜「盾持ち…厄介ね」
ゼロ「オレが行く」シューシュタッ!
翔鶴「おい!無理するな」
ーーーー
ゼロ「ハア!」ザシュッ!
パンテオン「!」ボォン!
ゼロ「フン!」スパン!
パンテオン「?」…ボォン!
パンテオン「ゼロ…確認」ドドドド!
ゼロ「…」ガキン!カキン!ガキン!
パンテオン「!?」
ゼロ「セイ!」ドゴ!
パンテオン「ギギッ」ガシッ!
ゼロ「っ!」
パンテオン「自…爆…」
ゼロ「させるか!」ザシュッ!
パンテオン「…」ボロ…ボォン!
ゼロ「どうした?そんなものか!?」
538 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2017/09/16(土) 10:12:11.44 ID:7ELbCp540
ーシャリテ号ー
アイリス「ゼロ交戦中です。前線で敵を引き付けています」
アルエット「そのままサポートをお願いいます」
セルヴォ<司令官、こちらはいつでもいいぞ>
アルエット<はい。コルボーチームを待つだけです>
セルヴォ<頼むぞ。ゼロたちも長引くと危険だ>
アルエット<大丈夫です。彼らは必ず成功します>
539 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2017/09/16(土) 10:12:47.48 ID:7ELbCp540
ーCAPCOM発電所ー
パンテオン「!?」ボォン!
コルボーチーム1「制圧!」
コルボー「直ぐに設置するぞ」
コルボーチーム2「敵の増援を確認」
コルボー「起動まで守り切ればいい」
コルボーチーム3「了解!」
コルボー「この作戦の成功は我々にかかっている」
540 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2017/09/16(土) 10:13:20.70 ID:7ELbCp540
ーCAPCOM街正面海域ー
長門「撃てえぇー!!」ドオーーン!!
パンテオン「ごぉ…」ボォン!
パンテオン「…」シュ!
武蔵「長門!」
長門「せい!」ドゴ!
パンテオン「」ベコグシャ!
長門「どうした!殴り合いなら大歓迎だぞ!」
武蔵「流石だな。負けてられ…なんだ?…なんどと!」
長門「何があった?」
武蔵「海中だ!奴ら海中から指揮船に潜入したぞ!」
541 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2017/09/16(土) 10:13:50.03 ID:7ELbCp540
ー海軍本部ー
バイル「オメガを出撃させました。奴らが全滅するのは時間の問題です」
中将「街にいたテロリストはどうした?」
バイル「増援が制圧するでしょう」
中将「そうか。これでもう安心だな」
バイル(オメガだけで問題ないだろうが…念のためだ。起動させておくか)
542 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2017/09/16(土) 10:16:16.51 ID:7ELbCp540
ー指揮船レヴィアタンー
オメガ「ヨワイ」ザシュッ!
陸奥「うぐっ」大破!!!
潮「ひぃっ!」ドォン!
オメガ「失セロ」ガキン!ドス!
潮「きゃっ!」大破!!!
陸奥「…行かせないわ!」ガシッ!
オメガ「邪魔ダ」ブォン!
陸奥「あぁ!」ドゴン!
オメガ「殺ス」
パン!パン!パン!パン!
オメガ「…」
提督「私の仲間から離れなさい!」
オメガ「愚カナ人間ダ」キュイン!キュイン!
提督「いいから離れろ!」ドォン!
バッ!バシュン!
大井「まったく落ち着きなさいよ」
北方「やっつける!」ドゴン!
提督「北方ちゃん!」
北方「提督いないと困る!逃げて!」
大井「あんたも逃げるのよ!」
北方「いいから逃げて!」シュッ!
オメガ「邪魔スルナ」ブォン!
北方「やっつけろ!」
浮遊要塞1「ガアッ!」ドォン!
オメガ「フン!」ザシュッ!
浮遊要塞1「ギャ…」破壊!
543 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2017/09/16(土) 10:17:33.21 ID:7ELbCp540
北方「あぁ…そんな」
オメガ「シネ」ブォン!
??「死なせない」
北方「え?」
港湾「絶対に死なせない!」ガシッ!
オメガ「!?」
北方「港湾お姉ちゃん!?」
港湾「ゼロのニセモノ!」ブォン!
オメガ「ッ!」
港湾「ここからいなくなれ!」ドゴン!
オメガ(投ゲ飛バシタノカ!?)
港湾「北方…大丈夫?」
北方「港湾お姉ちゃんなの?」
港湾「今までごめんね。寂しかったでしょ」ダキッ
北方「お…おねえーちゃんー!」ギュッ
544 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/09/18(月) 10:40:00.91 ID:ebTF2foZO
乙ー
545 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2017/10/13(金) 00:02:39.99 ID:6RSf9hc40
あきつ丸「はぁ!」バッ!
艦載機<ヒューン!ズドズド!
天龍「おらよ!」ザシュッ!
パンテオン「!」ボォン!
あきつ丸「そろそろ艦載機が心もとなくなったであります」
比叡「補給に戻りましょう!」
天龍「だったら援護してやるからよ!」ドォン!
あきつ丸「それは皆必要であります」バッ!
離島「だったら、みんなで行けばいいじゃない」
あきつ丸「離島殿!」
天龍「生きてたのかよ!」
離島「あら?そう簡単に沈んだと思ってたの?」ズドズド!
天龍「うるせえ!だったら!」カチッ…カチッ
パンテオン「!」バッ!
天龍「やべぇ!弾切れ…」
離島「もう…」ドゴォ!
パンテオン「ギャ…」メギャ!
離島「ここは私たちに任せなさい」
546 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2017/10/13(金) 00:04:43.91 ID:6RSf9hc40
ー指揮船レヴィアタンー
港湾「北方が世話になったな」
提督「無事だったのね」
港湾「逃げ延びて仲間を集めていたの。皆に仲間がいることを伝えたい」
提督「これを使ってみんなに聞こえるから」
港湾「えぇ」
ーーーー
ーー
港湾<この場にいる全ての艦娘に聞いてほしい>
電「港湾さんなのです!」ドゴォ!メキャ!バキッ!
雷「もう!聞こえないじゃない!」ドス!グリ!
港湾<この場にいる全ての深海棲艦は仲間です>
暁「この場にいる全て?」
港湾<互いに争い続けた者同士でしたが今は違います>
<私たち深海棲艦も共に戦います!>
響「砲撃音…着弾するよ!」
ヒューーーーーーン!
暁「きゃー!あーたーるー!」
ガキン!ドゴォ!
暁「ふえ?」
ル級「ぶじか?」
暁「あ…大丈夫よ」
ル級「うしろにいろ。盾になる」
電「一人じゃ無理なのです!」
ル級「ひとりじゃない」
ル級群「たくさんいるぞ」
響「ハラショー」
547 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2017/10/13(金) 00:06:28.36 ID:6RSf9hc40
朝潮「沈んだと思っていましたよ」
レ級「生き恥をさらして逃げてたよ」
満潮「ここに来たのなら協力するんでしょうね」
レ級「さあ、どうかな?」
霞「クズ鉄になりたいの?」ガチャッ!
レ級「きみそんなに強かった?」
霞「…」ドォン!
レ級「!?」
パンテオン「!」ボォン!
霞「これが終わったら覚悟しなさいよ」
レ級「お互い生き乗ったらね」ドオーーン!!
如月「火力は敵わないわね」
早霜「えぇ…けど」
睦月「ゼロさんから貰った武器がある!」
朝潮「肉薄し叩き潰します!」
548 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2017/10/13(金) 00:07:17.67 ID:6RSf9hc40
オメガ「アノ鉄爪女…必ズ殺ス」バシャッ!
ゼロ「ハァ!」ブォン!
オメガ「マタ殺ラレニ来カ!」ガキン!
ゼロ「…」
オメガ「偽物ガメシア二勝テルト思ッタカ!」
ゼロ「救世主だと笑わせるな」ブォン!ヒュン!
オメガ「グッ!」
ゼロ「お前はただの破壊者だ」ザシュッ!
オメガ「ソレハ貴様ダ!」バシュン!
ゼロ「フッ!」ガキン!
オメガ「貴様ガ創ラレタ事デ世界ガ崩壊シタ!」バシュン!
ゼロ「…ッ!」
オメガ「存在ガ罪ナンダ!」バシュン!
ゼロ「罪だと!」シューシュタッ!
オメガ「ソウダ!過去ノ厄災ハ貴様ガ原因ダ!」ザシュッ!
ゼロ「…」ガキン!
オメガ「メモリー二無イ?ソンナ事デ逃レラレルト思ウナヨ!」ブォン!
ゼロ「逃れる?」ガシッ!
オメガ「グッ!」ギリギリ!
ゼロ「それが事実なら全て背負ってやる!」
549 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2017/10/13(金) 00:07:48.21 ID:6RSf9hc40
ー海軍本部ー
中将「深海棲艦の襲撃?」
兵士1「はい!」
中将「丁度いい。艦娘と戦えば共倒れに」
兵士1「それが…」
中将「どうした?」
バイル「深海棲艦は艦娘と同盟を結んだようです」
中将「同盟…だ…と」
バイル「偵察機からの情報です」
中将「…」
兵士1「…どうしましょうか?」
中将「そんなもの決まっているだろ!全滅だ!街に被害が出ても構わん!」
兵士「しかし…」
中将「ここを陥落されたらそれこそ終わりだ」
ドオーーン!!
中将「な、なんだ!」
バイル「流れ弾ではなさそうですな」
兵士2「本部周辺に所属不明部隊が現れたようです!」
550 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2017/10/13(金) 00:08:27.06 ID:6RSf9hc40
ーCAPCOM発電所ー
コルボー「起動成功だ」
コルボーチーム1「各地に設置した転送装置から友軍が続々と転送されています!」
コルボーチーム2「隊長やりました!」
コルボー「…そうだな」
コルボーチーム3「やりましたが…」
パンテオン群「…」ザッザッザッ!
コルボーチーム2「脱出は無理そうですね」
コルボーチーム3「弾はまだある」
コルボー「それに最後の大物を転送させていない」
コルボーチーム4「そうでしたね」
コルボー「もう一仕事だ!いくぞ!」
551 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/10/13(金) 03:35:54.13 ID:mLS1ROtpO
乙ー
552 :
◆Q1uOHMPjXrYw
[sage]:2017/11/12(日) 03:25:50.57 ID:0RmAuePcO
投稿が遅れます
553 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/25(土) 23:09:47.49 ID:QkpDIJX/0
了解しマシた。
554 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/11/26(日) 05:19:35.03 ID:BbO3B26ko
はよー
555 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/27(月) 22:38:46.13 ID:XICpHe2J0
テスト
556 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/27(月) 22:43:08.56 ID:XICpHe2J0
テスト
557 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/26(火) 21:37:50.35 ID:zUf3HdAA0
捕手
558 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2018/01/25(木) 10:00:37.87 ID:EtQF0pBwO
まだ?
559 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2018/01/25(木) 21:05:52.84 ID:qZ2M4aY60
ー海軍本部ー
中将「守りはどうなっている!?」
バイル「ほとんどのパンテオンは海で戦闘中ですので時間が掛かるかと」
中将「えぇい!呼び戻せ」
兵士1「陸軍に応援を要請してはどうでしょうか?」
中将「そうだ!奴らがいたではないか。直ぐに呼び出せ」
兵士2「通信つなぎます」
陸将<こちら陸将、如何なさいましたか?>
中将<海軍本部が襲撃を受けている。直ぐに来るんだ!>
陸将<………>
中将「どうした!?」
陸将<自分の身は自分で守ったらどうでしょうか?>
中将<…あぁ?>
陸将<我々は民間人の救助で余裕がない>
陸士<隊長!民間人が助けを求めています!>
陸将<そうか。では、直ぐに行くぞ!>
中将<待て!そんなどうでもよい!>
陸将<どうでもよいだと?ふざけるなよ!クソ野郎!>
中将<!?>
陸将<守るべき者を守らずして何が軍人だ!訓練所からやり直せ!>
兵士2<通信…切れました>
バイル(…)
560 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2018/01/25(木) 21:07:08.99 ID:qZ2M4aY60
ー海軍本部ー付近ー
陸将「あぁー言いたい事を全部言ったわ」
陸士「見ていてスッキリしましたよ」
陸将「さて、我々は民間人を守る事が優先だ」
陸士「はい!」
陸将「ここを離れることになるが…問題ない。なるようになるさ」
(そうだろ?提督)
561 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2018/01/25(木) 21:08:49.82 ID:qZ2M4aY60
ー海軍本部ー
中将「役立たず!何が民間人を守るだ!」ドガッ!
兵士1「…」
中将「何をしている貴様ら!私を守らないか」
…コロン…コロン…
兵士2「あ…?」
ボン!ピカーーーン!!!
ドォン!バン!バン!バン!ババン!
中将「目が…なんなんだ!?」
バン!ドガッ!バキッ!ミシッ!
中将「があぁ!」
叢雲「全員動くんじゃないわよ!」
曙「こいつの頭をぶち抜くわ!」」
兵士1「わ、わかった」
中将「き、貴様ら!」
叢雲「黙ってなさい!」ドガッ!
中将「ぐっ!」
龍田「動いたら〜腕を切り落とすわよ〜」
天龍「お前ら本当に軍人か?だらしねえな」
叢雲「もういいわよ。入りなさい」
提督「お久しぶりです」ニコッ
中将「貴様…」
提督「ふん!」ドゴ!
中将「うぐ…」
提督「こんなもので済むと思わないでよ」ガシッ!
曙「後で殴らせるから。それより先に…」
提督「あの忌々しい機械人形を止めなさい」
中将「…」
562 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2018/01/25(木) 21:10:21.39 ID:qZ2M4aY60
「それは出来ない」
提督「!?」
バイル「お嬢さん達、それは出来ない」
天龍「動くんじゃねえ!」
バイル「もう止まる事は…」サッ!
「「「「「!?」」」」」
バイル「絶対に無い」ガシッ!
提督「ぐっ!」
叢雲「司令官!?」
バイル「動かないでくれ。首を折る」
叢雲「人間じゃない」
曙「くっ…撃てない」
中将「でかした!」
−・−−− ・−・−
バイル「手足ぐらい撃つべきだったな」
天龍「どうだ?」
龍田「だめ。距離がある。先に折られるわ」
天龍「畜生」
−−−・ ・−・
提督(もう…ここで足を引っ張るなんて。私ごと撃ってもらえば…?)
−−−・ ・−・ −・−−− ・−・−
提督(聞こえる…これは…)
バイル「なんだ?」
563 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2018/01/25(木) 21:11:16.77 ID:qZ2M4aY60
ドオン!ドオン!ドオン!ドオン!ガラガラ!
バイル(床が抜けた!?いや、爆破!)
提督「えい!」ドン!
バイル「逃が…」
ドン!ドン!ドォン!ドォン!ドォン!
バイル「がぁ…」バシュ!ビシュッ!グチャッ!
??「ズタボロで眠れ!!」
ドン!ドン!ドォン!ドォン!ドォン!
バイル「…」バシュ!ビシュッ!グチャッ!
??「撃ちすぎだ!止め!止め!」
「「「「了解」」」」ドォン!
??「こら!羽黒!」
羽黒「申し訳ありません。提督を傷つけた相手でしたので」
西門「そいつは深海棲艦だ。少しでも動いたら発砲しろ」
提督「西門!?」
西門「まさか同じ日に作戦を決定するとはな」
提督「どうやってここに?」
西門「地下を掘って来た。後で説明する」
564 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/25(木) 23:32:36.24 ID:H5yQpsJYo
待ってた!
565 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2018/01/26(金) 11:19:43.71 ID:1LVSvN2Ho
乙ー
566 :
◆J1uqY4ZuttsS
[sage]:2018/02/24(土) 00:10:37.30 ID:xAkbcanK0
2月28日投稿予定
567 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2018/02/24(土) 14:36:38.06 ID:OIKlmNYvO
楽しみにしてるよ
568 :
◆J1uqY4ZuttsS
[sage]:2018/02/28(水) 23:12:23.02 ID:vbQRjNF40
「司令官、大丈夫?」
提督「大丈夫!西門達が助けてくれたから」
「二人降りるわ」
提督「ダメ!そのまま中将たちを見張って」
「了解!」
ーーー
ーー
バイル「まさか生きていたとはね」
西門「黙ってろ」
提督「ねえ、深海棲艦なの?」
西門「そうだ。深海棲艦の突然変異だ」
提督「深海棲艦に雄がいるなんて」
バイル「いや正確には元人間だ」
提督「[
ピーーー
]ない人間なんていないわ」
バイル「ほう…君はどこまで知っている?」
提督「生かされるだけの体の老人」
バイル「そうだったよ」
提督「海軍に深海棲艦が潜り込んでいたなんて」
バイル「それは違うな。彼らは知っていた」
提督「…知っていた?」
バイル「そうだ。君らの上官は全部知っていた」
西門「まさか」
バイル「君たちよりも先に深海棲艦と組んでいたのは我々だったのだ」
中将「…」
569 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2018/02/28(水) 23:14:08.47 ID:vbQRjNF40
「司令官、大丈夫?」
提督「大丈夫!西門達が助けてくれたから」
「二人降りるわ」
提督「ダメ!そのまま中将たちを見張って」
「了解!」
ーーー
ーー
バイル「まさか生きていたとはね」
西門「黙ってろ」
提督「ねえ、深海棲艦なの?」
西門「そうだ。深海棲艦の突然変異だ」
提督「深海棲艦に雄がいるなんて」
バイル「いや正確には元人間だ」
提督「死ねない人間なんていないわ」
バイル「ほう…君はどこまで知っている?」
提督「生かされるだけの体の老人」
バイル「そうだったよ」
提督「海軍に深海棲艦が潜り込んでいたなんて」
バイル「それは違うな。彼らは知っていた」
提督「…知っていた?」
バイル「そうだ。君らの上官は全部知っていた」
西門「まさか」
バイル「君たちよりも先に深海棲艦と組んでいたのは我々だったのだ」
中将「…」
570 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2018/02/28(水) 23:14:34.78 ID:vbQRjNF40
提督「停戦協定を妨害したのも」
バイル「我々だ」
中将「貴様!話しすぎだ」
キュイン!キュイン!キュイン!
提督「後で詳しく話してもらうわ。それよりパンテオンを…」
バシュン!
叢雲「危ない!」
ドゴオーン!
提督「叢雲!大丈夫?」
叢雲「平気よ…それより…」
CPエックス「バイル様迎エニ来マシタ」
バイル「さて、行くか」カチッ
西門「待て!何を押した!」
バイル「焦土作戦モード」
571 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2018/02/28(水) 23:15:07.41 ID:vbQRjNF40
ーCAPCOM街正面海域ー
パンテオン「…!?」
如月「動かなくなったわ。司令官たちが止めたんだわ!」
睦月「私たち勝ったの?」
早霜「待って…」
パンテオン「焦土作戦モード起動」
朝潮「逃亡でしょうか?」
早霜「止めなきゃ」
如月「え?」
早霜「街で自爆するつもりよ!」
572 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2018/03/02(金) 00:36:18.55 ID:PBoSuo+yo
乙ー
573 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2018/03/24(土) 23:10:54.15 ID:soi5jss30
ー海軍本部ー
提督「ぐっ…待ちなさい!」
バイル「ここにいる理由はもう無いからな。失礼する」
提督「ちっ…!」バン!バン!
バイル「ふん」ガキン!ガキン!
大淀<応答願います!>
提督<大淀、今は…>
大淀<街中でパンテオンが破壊活動を開始しました!>
提督<街を攻撃している!?>
西門「焦土作戦ってそういうことかよ!」
大淀<西門さんもそこにいるんですか!?>
西門「敵に奪われるぐらいなら焼け野原にするって事だ!」
提督「そんな…住民はどうなるのよ」
西門「決まってんだろ…」
<助けて!ロボットが暴走して…きゃー!
<どこに逃げればいいんだ!
<私は味方だ!だから、撃たないで…ぐぅぁ!
<この子だけは見逃してくだ…あぁ!そんな!
<お母さん!お父さん!どこ!?
<死にたくない…死にたくないよ…
<だれか…助けてよ
バイル「いいのかい?市民が助けを求めているぞ」
提督「この!」パン!パン!
バイル「街や市民に危害を加えない、と思っていたのか?」ガキン!ガキン!
提督「ふざけるな!」パン!パン!
バイル「君らが招いた結果だ。君らが殺した」カチッ!
30…29…28…27…26…
バイル「これから死ぬ人間もだ」
西門「何を押しやがった!」
バイル「街中の爆弾が爆発する」
574 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2018/03/24(土) 23:12:22.55 ID:soi5jss30
ーシャリテ号ー
アルエット「街が…燃えている」
アイリス「隊員達の情報によるとパンテオンが暴走しているようです」
アルエット<セルヴォさん?>
セルヴォ<いくらこの船でも全市民は無理だぞ>
アルエット<わかっています…けど、>
セルヴォ<悪いが選ぶしなかない>
ルージュ「病院施設を優先しましょう」
アルエット「…」
ジョーヌ「司令官」
アルエット「…転送装置による救助は病院を優先します」
セルヴォ<アルエット…>
アルエット<格納庫に医療チームの配備をお願いします>
セルヴォ<わかった>
ルージュ「コルボーチームから救援要請です!」
アルエット「動けるチームは直ぐにコルボーチームの救援に向かって」
メナート<こちらが一番近いが10分は必要です>
575 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2018/03/24(土) 23:13:16.62 ID:soi5jss30
ーCAPCOM発電所ー
コルボーチーム1「まだ来るぞ!」パン!パン!
コルボー「メナートが助けに来てくれる!それまで耐えろ!」パララララ!
コルボーチーム2「どれくらいですか!?」ドォン!
コルボー「10分だ!」カチャッ!
コルボーチーム1「耐えられ…ぐあ!」ドォン!
コルボー「大丈夫か!?」
コルボーチーム1「腕が…腕がやられた!」
コルボー「無理するな!下がれ!」
コルボーチーム1「…まだ戦えます!」パン!パン!
コルボー「頼む。早く来てくれ」パララララ!
コルボーチーム2「隊長」
コルボー「どうした?」
コルボーチーム2「申し訳ありません…動力炉付近を被弾…したようです」
コルボー「医療キットがある。待ってくれ」
コルボーチーム2「自分に構わず脱出してください」
ゴーレム「捜索中…」
コルボー「絶対に諦めるか!」バシューーーン!
ゴーレム「!?」ドオン!
コルボー「最後のランチャーだったが…」
ゴーレム「目標確認…破壊」
コルボー(ゼロ隊長…後をお願いします)
576 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2018/03/24(土) 23:14:06.11 ID:soi5jss30
ー海軍本部ー
バイル「不発だと?」
??「貴様の爆弾は拙者が全て解除した」
CPエックス「ソコダ」バシュン!
??「空蝉!」ボシュン!
ファントム「隠将ファントム」
577 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2018/03/24(土) 23:14:35.91 ID:soi5jss30
ーCAPCOM発電所ー
コルボー「生きてる?」
ゴーレム「?!」ドォン!
ハルピュイア「賢将ハルピュイア」
ドオン!ドオン!ドゴオン!
ファーブニル「闘将ファーブニルだ!」
578 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2018/03/24(土) 23:15:17.55 ID:soi5jss30
ーCAPCOM街正面海域ー
伊19「もう大丈夫なの!?」
レヴィアタン「いつまでも寝てられないのよ」
「妖将レヴィアタン」
「「「「ネオアルカディア四天王、見参!」」」」
579 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2018/03/25(日) 10:30:26.99 ID:P5l2vqF4O
乙ー!!
580 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2018/04/26(木) 00:03:00.91 ID:eolZs9QE0
ーCAPCOM街正面海域ー
レヴィアタン「ヤッ!」ザシュッ!
パンテオン「!?」ボン!
レヴィアタン「敵に回したら数の多さが厄介よね」
伊19「海の中にも魚みたいなのがいるの!」
レヴィアタン「潜水艦はあんただけでしょ。よく頑張ったわね」
伊19「仲間の深海棲艦も頑張ってくれたのね」
レヴィアタン「それでもよく持ちこたえたわよ。これ使いなさい」
伊19「補給が必要だったから助かったのね」
レヴィアタン「潜水するわよ!」
伊19「了解なの!」
581 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2018/04/26(木) 00:07:30.07 ID:eolZs9QE0
ーCAPCOM発電所ー
ファーブニル「なんだ!てめえらぁ!こんなもんか!」ドオン!ドオン!
ゴーレム「!?」ドゴォ!
ファーブニル「弱すぎて欠伸が出るぜ」
コルボー(味方なのか?)
ハルピュイア「なぜここにいた?」
コルボー「大量の転送装置の起動に発電所のエネルギーが必要だ。だから、占領していたんだ」
ハルピュイア「まだ時間が必要か?」
コルボー「住民の避難が済んでいない。ここを失う訳にはいかない!」
ハルピュイア「ここに残る。ファーブニルは他に行け」
ファーブニル「あぁ!俺様に命令するのかよ!」
ハルピュイア「ここで防衛しているより遊撃しているほうが暴れられる」
ファーブニル「…けっ!てめえの考えに乗ってやるぜ」
ハルピュイア「あいつの攻撃は防衛向きではない」
コルボー「協力してくれるのか?」
ハルピュイア「この街の人間を守るんだろ?」
コルボー「人間だけじゃない。艦娘に深海棲艦もだ」
ハルピュイア「そうか」
メナート「コルボー生きて…ハルピュイア!?」
コルボー「味方だ!それより医療キットはあるか?」
メナート「あぁ…弾薬も医療キットも遠慮なく使ってくれ」
ハルピュイア「天候を操る。誰も近づかせない」
582 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2018/04/26(木) 00:08:32.83 ID:eolZs9QE0
ー海軍本部ー
ファントム「街中に爆弾を設置するとは何たる外道」
バイル「よくあれだけ数を解除した」
ファントム「設置個所は見当がついた。量は多かったがな」
CPエックス「流石元諜報活動ノ長ダ」
ファントム「エックス…さ…ま」
CPエックス「ソウダ君ガ従エルノハコノボクダ。自爆マデシテ忠誠心ヲ示シテクレタ」
ファントム「…」
叢雲「…」カチャッ!
提督「大丈夫」ヒソッ
叢雲「けど、」
提督「信じて」
ファントム「闇十文字!」ヒュン!
CPエックス「!?」ガキン!
ファントム「傀儡化した御主に従うと思ったか」ガシッ!
CPエックス「ボクニ歯向カウノカ」
ファントム「拙者は弱き者を守る刃だ!」
バイル「エックス、こいつを破壊しろ!」
ファントム「吹き飛べ!」
ドオーーン!!
583 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2018/05/03(木) 00:40:23.92 ID:xtmJJD7Ro
乙ー
584 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2018/05/24(木) 01:44:47.39 ID:dgDuT/lG0
ーCAPCOM街正面海域ー
響「ここまで聞こえるなんて。すごい爆発だね」
暁「司令官達は大丈夫なの?」
雷「心配だけど信じるしかないじゃない」
パンテオン「…」ドォン!
響「―ッ!」ビシュッ!
電「なのです」ブォン!
パンテオン「グギャ…!」メキ!ボコ!
暁「大変、燃料が漏れてる!」
響「えっ?」ゴポ!ジョロロロ…
パンテオン「ロックオン」ガシン!
響(そんな…火炎放射器!)
ボワッ!
暁「響ーーー!」
響(熱い!あれ?…熱くない。というか寒い?)
パンテオン「!?」パキパキピキ!
キェーーケケケケケ!!
パンテオン「!」パリン!
電「凍ったパンテオンが砕けたのです!」
ペンギーコ「楽勝グワー!」
雷「ペンギン!?」
マイマイン「僕の守るべき<美>を汚させないよ」
電「カタツムリなのです!」
バッファリオ「加減したら丸焦げだったブモ―ッ!」
響「うぅ…寒いけどありがとう」ブルブル
ペンギーコ「さて、会わせたい仲間がいるグワー」
ヴェールヌイ「待たせたね。一緒に戦うよ」
響「ヴェールヌイ!」
雷「もう無事なら連絡ぐらいしなさいよ」
585 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2018/05/24(木) 01:47:01.10 ID:dgDuT/lG0
寒冷提督「色々あって出来なかったのだ。大変申し訳ない」
電「はわわ。大変だったのですね」
暁「けど、どうやってここまで?」
寒冷提督「歩いてきた」
暁「え?海の上を!?」
寒冷提督「凍らせて歩いてきた」
響「それは…とてもクールだね」
ヴェールヌイ「うん。そうだろ」
寒冷提督「海軍本部はどうなっているかわかるかね?」
暁「それが海軍本部の方で爆発が…」
寒冷提督「海軍本部が吹き飛んだのか!?」グワッ!
暁「ひぃ!海軍本部の方向だから…」
寒冷提督「フフフ…ハハハハハ!そうか奴らは吹き飛んだか!」
暁(人の話を聞かないタイプだわ)
寒冷提督「同志諸君!我らの愛娘(ヴェールヌイ)を奪おうとした海軍本部は亡き者となった!」
オオオォォォ-!!!
586 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2018/05/24(木) 01:47:37.98 ID:dgDuT/lG0
暁「え、なにこれ?」
響「それと深海棲艦は仲間だよ」
寒冷提督「なんと!聞いたか!今まで争っていた深海棲艦と同盟を結んだようだ!」
オオオォォォ-!!!
寒冷提督「では、戦うべき相手は」
雷「海軍本部の残したパンテオンというロボットよ」
寒冷提督「なるほど」
パンテオン「ギギッ!」ヒュン!
電「危ないのです!」
寒冷提督「ふん!」ザシュッ!ガシッ!
電「見ないで斬ったのです」
寒冷提督「いいか!我々の強さをこのガラクタ共に叩きつけてやれ!」
オオオォォォ-!!!
響&ヴェールヌイ「「ウラーーー!!」」
電「”な”の”で”す”ー!」
暁「うわー!」
雷「おぉー!」
587 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2018/05/24(木) 01:48:32.75 ID:dgDuT/lG0
ーCAPCOM街正面海域ー
ゼロ「テイ!セイ!ハア!」シュパ!シュパン!ザシュ!
オメガ「フン!」ガキン!ガキン!ガシッ!
ゼロ「―ッ!」グッ!
オメガ「ソコダ」バシュン!
ゼロ「グッ!」シューシュタッ!
オメガ「ドウシタ?バスターガ怖イカ!?」
ゼロ「…」グッグッ!
オメガ「…」キュイン!キュイン!
ゼロ「ハアァ!」ヒュン!
オメガ「消エ去レ!」バシュン!
ゼロは肉薄し斬り込もうとするがオメガはバスターで迎え撃つ。
ゼロ「フン!」バチバチ!ガキン!
シールドブーメランでバスターを反らすが
オメガ「アースクラッシュ!」ドゴォ!
ゼロ「―ッ!」バチ!パリン!
しかし、耐え切れずにシールドブーメランが砕けてしまう。
オメガ「滅ビヨ!」
ゼロ「!?」
オメガのバスターがゼロを狙う。が…
キラン!ビシュ―――――――ン!!!
オメガ「何!?」
何かがオメガのバスターに当たった。
ゼロ「ハア!」ザシュッ!
オメガ「ガアー!バスターガー!」
588 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2018/05/24(木) 01:50:03.59 ID:dgDuT/lG0
ーCAPCOM街ー
VAVA「当たったか?」
雪風「しれぇ…まだ動いています」
VAVA「様子は」
雪風「主砲の腕に当たって…けど、ゼロさんが腕を斬りましたよ!」
VAVA「そうか。それで十分だ」
大和「VAVAさん、無理してはいけません」
VAVA「あぁ…ありがとう。お前が支えてくれたから当てれた」
大和「狙ったのは、VAVAさんじゃないですか」
VAVA「いや…お前のおかげだ。本当に感謝している」
大和「VAVAさん///」
589 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/05/24(木) 09:27:55.59 ID:F7K5Fn/8O
乙。
590 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2018/06/04(月) 23:46:15.67 ID:B/8Zb7gfo
乙ー
591 :
◆J1uqY4ZuttsS
[sage]:2018/06/25(月) 09:14:40.68 ID:Iqcc3Mlm0
6月30日投稿予定
592 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2018/06/25(月) 22:50:51.04 ID:2xsPELZSO
楽しみにしてるよ
593 :
◆J1uqY4ZuttsS
[sage]:2018/06/30(土) 11:43:57.37 ID:wubPybhA0
ーCAPCOM街正面海域ー
オメガ(バスターヲ破壊サレテタ!)
バスターを斬られたオメガは素早くバスター機能を停止し左手に切り換える。
オメガ(腕トシテハ機能スル)
ゼロ「ハア!」ヒュン!
オメガ「グッ!」バチ!バチ!
オメガ(押シ負ケテイル!?出力ガ落チテル)
ゼロ「フッ!」ドゴ!
オメガ「グハッ!」バキッ!
ゼロ「ハア―!」ドゴ!ドゴ!ドゴ!
オメガ「ッ!!」バキッ!バシッ!
鍔迫り合いに勝ったゼロはゼロナックルで殴り飛ばす。
ゼロ「終わりだ!」ヒュン!
バシュン!
ゼロ「ッ!」シュタッ!
CPエックス「何ヲシテイル?」バシュン!
ゼロ「チッ!」シュタッ!
オメガ「バスター機能ヲ破壊サレタダケダ」
CPエックス「油断シタナ」
オメガ「ッ!黙ッテイロ」
ゼロ「クッ!」
オメガ「スクラップニシテヤル!」ブォン!
CPエックス「悔イ改メヨ!」キュイン!キュイン!
594 :
◆J1uqY4ZuttsS
[sage]:2018/06/30(土) 11:45:18.67 ID:wubPybhA0
ーシャリテ号ー
ルージュ「ゼロがCPエックスと戦闘開始しました」
アルエット「誰か応援に行けない?」
ジョーヌ「暴走中のパンテオンの対応で精一杯です」
ルージュ「砲撃支援はどうでしょうか?」
アルエット「そうね。直ぐにゼロに連絡して…」
セルヴォ<アルエット!聞こえるか!>
アルエット「どうしたの!?」
セルヴォ<提督たちが転送された。バイルの確保は失敗だ>
アルエット「みんな大丈夫なの?」
セルヴォ<ファントムが負傷しているが…動力炉は無事だし直ぐに修理出来る>
アルエット「良かった…けど、無茶させないでね」
セルヴォ<それは本人…>
ビー!ビー!ビー!ビー!ビー!
アルエット「狙われている!?」
ルージュ「シールド展開済みです。問題ありません」
ドゴオオオオオオオオオ!!!
ジョーヌ「直撃してんじゃないの!?」
ルージュ「そんな…シールドは確かに起動していたのに」
595 :
◆J1uqY4ZuttsS
[sage]:2018/06/30(土) 11:46:06.39 ID:wubPybhA0
アルエット「落ち着いて…高エネルギー弾で撃たれたのよ。シールドの出力を上げて」
ジョーヌ「動力炉を損傷しています!シールドどころか…」
ルージュ「高度を維持出来ません!」
アルエット「推進装置を優先しシールド機能は停止!」
ジョーヌ「シールド停止ですか!?」
ルージュ「当たったら沈みますよ!」
アルエット「シールド貫通している時点でダメです。守りは捨て逃げるしかありません!」
ジョーヌ「了解しました」
アルエット<セルヴォさん!>
セルヴォ<もう動力炉に向かっている!指揮に専念しろ!>
アルエット<わかった>
ロシニョル<アルエットちゃん、聞こえるかい!?>
アルエット<はい。どうしました?>
ロシニョル<メディカルルームにエネルギーが来ていないよ!>
アルエット<倉庫のバッテリーを使ってください>
ロシニョル<負傷者が多すぎて格納庫から離れられないよ>
アルエット「近くに誰かいないの!?」
??<倉庫の何が必要なんだ?>
アルエット<バッテリーです!それをメディカルルームに運んで繋げてください!>
アンドリュー<儂に任せなさい>
596 :
◆J1uqY4ZuttsS
[sage]:2018/06/30(土) 11:46:38.32 ID:wubPybhA0
ーシャリテ号ー廊下ー
北方「船が揺れてる。何かあったんだ」
アンドリュー「お…お嬢ちゃん」
北方「お爺ちゃん、どうしたの?」
アンドリュー「こ…このバッテリーを…」
北方「バッテリーを」
アンドリュー「メディカルルームに…運んで繋げてくれ」
北方「わかったの!」
アンドリュー「すまない…頼んだぞー」
597 :
◆J1uqY4ZuttsS
[sage]:2018/06/30(土) 11:50:28.65 ID:wubPybhA0
ーシャリテ号ーメディカルルームー
北方「これを…どこに繋げれば」
妖精エックス「…」
北方「エックスさん…早く助けないと」
「ここじゃない…このポット『シ・エ・ル』?」
??「北方さん」
北方「妖精さん!」
??「ここにバッテリーを繋いでください」
北方「うん」ガシン!
??「エックスさん!?」
ーー再起動開始ーー
北方「やった!これで大丈夫!」
妖精エックス「…」
北方「どうして?光が弱くなってる」
??「力が弱くなっているんです」
北方「そんな死んじゃうの?」
??「北方さん…ここでお別れです」
北方「どういうこと?」
??「私の力をエックスさんに捧げます」
北方「そんなことしたら妖精さんが…」
??「いいんです。私は過去の過ちを償うことが出来るのだから」
北方「うぅ…」
??「あなたは優しい心を持ち強い…だから大丈夫です」
北方「うん…今までありがとう」
??「こちらこそありがとうございました」
「エックスさん…あの時の償いをさせて頂きます」
598 :
◆J1uqY4ZuttsS
[sage]:2018/06/30(土) 11:51:07.03 ID:wubPybhA0
ーーーー
ーーー
ーー
ー
妖精エックス「ここは…僕は眠っていたのか?」
北方「エックスさん!」
妖精エックス「北方ちゃん、それに…」
??「良かった…間に合ったようですね」
妖精エックス「エルピス!?」
エルピス「エックスさん…あの時は本当に申し訳ありませんでした」
妖精エックス「君が僕に力を…」
エルピス「償いたかった…それが…叶った…本当に良かった」
妖精エックス「君は悪くない。悪いのは…」
エルピス「あなたは…本当に優しい…私がなりたかった英雄の一人だ」
「ゼロさんと共に戦ってください…ロックマンエックス」
「どうか…明るい未来を…」キラキラキラー……
妖精エックス「エルピス…君は間違いなく英雄だ」
599 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/06/30(土) 12:59:05.26 ID:JJlQ+AeCO
また嫁が増えるフラグ…じゃないよな?
600 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/07/03(火) 00:28:07.51 ID:yUGJhTr4O
アカルイミライヲー
601 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2018/07/03(火) 16:16:38.62 ID:wcOz8VguO
乙ー
602 :
◆J1uqY4ZuttsS
[sage]:2018/07/31(火) 20:09:21.55 ID:gQRg9RdV0
8月5日投稿予定
603 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2018/08/01(水) 00:28:05.64 ID:pkh67b/Po
楽しみにしているよー
604 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2018/08/06(月) 23:37:11.81 ID:cCOPTcmFo
まだー?
605 :
◆J1uqY4ZuttsS
[sage]:2018/08/12(日) 20:33:48.49 ID:NkJU6hY30
ーシャリテ号ー
ビー!ビー!ビー!
ジョーヌ「狙われています!」
ルージュ「アラートが鳴り止まない!」
アルエット「街に落ちるのは何とか阻止して!」
セルヴォ<アルエット司令官!想像以上に悲惨だ!数分で停止するぞ!>
アルエット(どうしよう…シエルお姉ちゃん…)
<聞こえるかい!>
アルエット「この声は…エックスさん!?」
妖精エックス「敵はボクに任せて逃げるんだ」
アルエット「けど、どうやって?」
ジョーヌ「コルボー隊長から『準備完了』との連絡です!」
アルエット「本当なのね!エックスさん、私にいい考えがあります」
606 :
◆J1uqY4ZuttsS
[sage]:2018/08/12(日) 20:57:28.40 ID:NkJU6hY30
ー海軍本部ー
バイル「街の爆破失敗か。だが、ゼロ…貴様の仲間の船は追い詰めたぞ」
『このワシが!人形如きに!滅べ!滅んでしまえー!』
ゼロに敗れ焼かれながら地球に落ちた。
野望もかなわず、このまま惨めに死んでいくと思った。
だが、あの忌々しい生命維持装置がそうはさせなかった。
バイル(ここは…海か?)
中途半端に機能したせいで死にかけで海に浮いている。
バイル(なんてことだ…こんな状態で…生きているだと!)
憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!
憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!
ワシを拒否した全てが憎い!
イ級「…」
バイル(このワシがサメの餌か)
イ級「ガアー!」
ーーー
ーー
ー
今思えば生命維持装置の暴走だったのかもしれん。
イ級を体内から乗っ取った時には実験生物として捕らえられていた。
他とは違う優秀さを見せつけ生き残りこの体になった。
バイル「愚かなレプリロイドよ!沈め!」
ドゴオオオオオオオオオ!!!
バイル「手ごたえがない。これは…まさか!」
妖精エックス<ホログラムだよ>
バイル「エックス!」
607 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2018/08/17(金) 00:38:26.58 ID:BIH2IxA2o
乙ー
608 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/11/17(土) 10:25:51.93 ID:9eV77R+A0
松ー
609 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/01/14(月) 21:34:03.36 ID:zxj2YpvA0
竹ー
610 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/02/24(日) 23:16:01.84 ID:gK1Udp6A0
保持
611 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/03/25(月) 16:30:04.85 ID:ysgDVKGA0
保持
612 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/09/08(日) 16:45:27.51 ID:nBy0TPGbO
保守
613 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/09/30(月) 10:25:14.54 ID:rVyu7iFUO
保守
614 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/10/21(月) 21:27:00.83 ID:rYxNjyYC0
保守
615 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/12/23(月) 14:18:11.76 ID:uHdqQiQpO
保守
616 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/02/12(水) 16:17:54.21 ID:5d3BDVvkO
保守
617 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/04/11(土) 11:11:54.72 ID:qjW3mGoz0
保守
618 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/06/04(木) 01:34:14.89 ID:Stz0TldK0
もう来ないのかな
619 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/26(水) 08:32:57.05 ID:qWHe4mo0O
待ってる
620 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/01/16(土) 10:31:58.83 ID:vaU5e8bNO
保守
621 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/03/24(水) 20:56:40.99 ID:cTPd3K/d0
保守
622 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/09/04(土) 12:14:34.03 ID:ZxDdpVb+O
保守
623 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2021/11/07(日) 16:19:52.92 ID:WE1ubb/n0
保守
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