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ゼロ「オレを目覚めさせてどうしようっていうんだ」×艦これ2
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289 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/01/01(金) 01:04:04.74 ID:u0SK2Hu50
ゼロ「戻った」
睦月「ゼロさん!心配しましたよ」
ゼロ「悪いな」
北方「ゼロ!おかえり!」
早霜「ゼロ…待っていたわ」
ゼロ「悪いな。もう少し早く終わる予定だったのだがな。だが、収穫はあった」
??「……」
如月「あの…後ろのは?」
装甲「……」武装解除済
ゼロ「…捕虜だ」
睦月「あの時の姫じゃないですか」
早霜「…一人で倒したの?」
ゼロ「最初はそのつもりだったが…」
??「二対一は卑怯ですから」
如月「あなたは?」
??「私は…」
290 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage]:2016/01/01(金) 01:09:15.60 ID:Ecbg5ywAO
久しぶりの再開だ!
待ってたよ!
291 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/01/01(金) 01:17:27.11 ID:u0SK2Hu50
多忙につき再開が遅れました。
一週間に1回は投稿出来るようにしたいです。
今年もよろしくお願い致します。
292 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage]:2016/01/01(金) 03:40:35.86 ID:shf2ppTGo
待ってた
あけおめ!ことよろ
メリィイークリスマァス
293 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage]:2016/01/01(金) 06:17:48.07 ID:Nog+/jMD0
乙。まっててよかったよ。
294 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage]:2016/01/01(金) 13:21:53.28 ID:7Xl177Noo
乙です
295 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage saga]:2016/01/01(金) 21:40:54.80 ID:21jr+ok4O
乙ー
296 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/01/10(日) 11:23:07.67 ID:YoftbEQG0
3日前
装甲「準備は整いました」
南方「奴のデータを早く届けましょう」
装甲「取引場所は我々二人で問題無い」
南方「アジトを転々するのも終わりだ」
装甲「これで…」
ゼロ「どうなるんだ?」
装甲・南方「!」
ゼロ「随分と念入りに移動していたな。それほどオレのDNAデータが重要なのか?」
装甲「何故ここがわかった?」
ゼロ「オレが捕まったアジトから虱潰しに怪しい場所を探しただけだ」
南方「全てに護衛もいたはず」
ゼロ「あぁ、全員相手にしてやった」
南方「だが、我々に一人で挑むとはいい度胸だ!」
装甲「この際、お前の体も奴に届けてやる!」
ゼロ「来い。取引相手の情報も話してもらうぞ!」
艦載機<ブオオオオオォォォォ!ズドドド!
ゼロ「フン!」シュー!シュタッ!バシュン!
艦載機<被弾…ボン!
南方「この!」ドオーン!
ゼロ「ハア!」スパン!
装甲「沈め」ズドドドドドド!
ゼロ「…」キン!キン!キキン!バチン!
南方「シールドか。ならば、これでどうだ!」チャキッ!
ゼロ(あれは不味いな)
南方「喰らえ!」ズドオオ――ン!!
297 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/01/10(日) 11:24:58.38 ID:YoftbEQG0
南方「…消し飛んだか」
装甲「行きましょう」
ザバア―――ン!
ゼロ「残心を忘れるな」ザシュッ!
南方「槍だと!」ビリビリ!
ゼロ(貫くつもりだったが…)
装甲「よくも南方を!」…カチャリッ!
ゼロ「躊躇ったな」ドゴ!ドゴ!ドゴン!
装甲「ぐはっ!」小破!
海中から飛び出したゼロはトリプルロッドで南方に刺突し、リコイルロッドで装甲を殴り飛ばす。
ゼロ「見事な連携だが接近戦が得意な者がいないのではな」
南方「舐めるな!」ズドオオ―ン!
ゼロ「ハア!」ガキン!
艦載機<ブオオオオオォォォォ!ズドドド!
装甲「ならばこれでどうだ」ガシッ!
ゼロ「なに!」
装甲「南方、私ごと撃て!」
南方「くっ…当たれ!」ズドオオ―ン!
ゼロ「仲間ごと撃つとはな」小破!
装甲「…それでいい」中破!!
南方「我々は何としても勝たなければいけないのだ!」
ゼロ(…不味いな。左腕がやられたな)
南方「お前も連れていくぞ!」カチャリッ!
ヒュン!
南方「ぐっ…!主砲が!」ドカン!
ゼロ「矢だと」
??「…ゼロ置いていくなんて酷くないか?」
ゼロ「お前は…誰だ?」
??「私か?」
翔鶴「泊…翔鶴!ゼロの艦娘だ!」
298 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage saga]:2016/01/10(日) 22:49:23.39 ID:eKgiL7HGo
あけおめ乙ーことよろー
299 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage]:2016/01/10(日) 23:17:53.26 ID:Z3UDoDby0
翔鶴がおとこらしく感じてしまう。乙。
300 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/01/29(金) 23:01:08.31 ID:KVjceQ1b0
ゼロ「翔鶴…それがお前の名前か。置いていくとはどういう事だ?」
翔鶴「お前が最初のアジトを襲撃した時にドロップしたのだ」
ゼロ「もしかして、あの奇妙な光か」
翔鶴「お前が倒した敵の屍を辿って来た」
ゼロ「そうか。…ところで、」
翔鶴「やれるぞ」
ゼロ「あぁ、援護を頼む」
翔鶴「援護?私も前に出るぞ」
ゼロ「…いくぞ」
翔鶴「ゼロ…共に戦えて嬉しいぞ」
南方「生まれたばかりの練度の低い艦娘が調子に乗るな」カチャリッ…
翔鶴「練度の低い?」ヒュン!
南方「ぐっ」ドス!ドス!ドス!ドス!
翔鶴「悪いな。艦載機は一機しかいないから…うふふ」
装甲「南方…逃げてください」
南方「しかし…」
装甲「あなたがデータを届ければ勝ちです」
南方「わかりました。私の艤装の一部を渡します」
301 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/01/29(金) 23:03:41.15 ID:KVjceQ1b0
翔鶴「南方が逃げるぞ。奴を射抜く」グッ!キュキキキキキ!
ゼロ「頼む」シュー!シュタッ!
翔鶴「逃さない」ヒュン!キュイ―――――――ン!
装甲「そんな矢でどうにか出来ると思うな」ガキン!
ゼロ「喰らえ」バシュン!
装甲「そんな光る弾が通るか!」ガキン!
ズドーン!ドオーン!
ゼロ「…」シュタッ!ガキン!
翔鶴「悪いな…盾がないと攻撃と回避しか出来ん」
ゼロ「名前の通り固いな…矢はあるか?」
翔鶴「数本だがな…私に考えがある」
ゼロ「わかった」
翔鶴「ふっ…思い切りのいい奴だ」
装甲「死ぬ覚悟は出来ましたか?」カチャカチャ
ゼロ「行くぞ!」シュタッ!
翔鶴「あぁ」グッ!キュキキキキキ!
装甲「消し飛べ!」
ズドーン!ドオーン!ズドドドド!
ゼロ「フン!」ガキン!ガキン!カキン!
装甲(奴め…打ち合いに勝てると思っているのか?)
翔鶴「まずは1本」ヒュン!
装甲「諦めの悪い!」ズドドドド!
ドガン!
装甲(煙幕。しかし、これなら艦娘は狙え…)
装甲「!」ドス!ドス!ドス!ドス!
翔鶴「ゼロを射抜くと思ったか?」
装甲「砲身に矢を…」
ゼロ「燃えろ!」ザシュン!
装甲「ぐわああ!」
翔鶴「…爆ぜろ」
装甲「こんな…奴らに」艤装完全破壊!
302 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/01/29(金) 23:35:18.88 ID:sS9LkLQk0
乙。待ってた。ところでこの翔鶴は男勝りな感じだな。
303 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/01/30(土) 14:17:48.67 ID:4Aei9E5ko
乙ー
304 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/02/04(木) 01:59:41.07 ID:3Hcls+H/0
翔鶴「勝負あったな」
ゼロ「艦載機を積んでいないから矢に魚雷を付けたか」
翔鶴「お前の破壊したアジトには無くてな…中々の物だろ?」
ゼロ「あぁ」
装甲「…ぐっ…」
翔鶴「さて、連れ帰るか」ガシッ
装甲「…た…れ…」
翔鶴「なんだ?」
装甲「く…た…ばれ」カチッ
ドゴオオオン!!!
翔鶴「…げほっ!ごほっ!…」
ゼロ「自爆するとはな」
翔鶴「助かったぞ…お前が奴の右腕を斬り飛ばさなかったら」
ゼロ「その腕はどうした?」
装甲「…」
ゼロ「何故だ!お前がレプリロイド用の腕をしている」グイッ!
装甲「…」
ゼロ「答えろ!」
翔鶴「無駄だ気を失っている。それに…悪いが足を」
ゼロ「…まずは立て直すぞ」
305 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/02/04(木) 02:01:24.65 ID:3Hcls+H/0
元深海棲艦アジト
ゼロ「どうだ?」
翔鶴「厳重に拘束しておいた」
装甲「…」
ゼロ「艤装を見せろ。可能なら修理する」
翔鶴「本当か?」
ゼロ「必要なものは確保した」
翔鶴「悪いな」
ゼロ「被害は艤装だけか…身体は?」カチャカチャ
翔鶴「問題無い」
ゼロ「お前が来てくれてよかった」
翔鶴「追って来た甲斐があったな」
ゼロ「…」
翔鶴「…」
ゼロ「泊地棲姫なんだろ?」
翔鶴「…ぁ…そうだ」
ゼロ「やはりそうだったか」
翔鶴「私も解らないんだ…気がついたらこの姿で海の中で目覚めた」
ゼロ「オレが弔った時、お前は確かに…」
翔鶴「死んでいた…最後に手を握ってくれたな///」
ゼロ(どういう事だ?艦娘が深海棲艦化する事はあるが逆もあるだろうが…死人が生き返る事は無い)
翔鶴「その…やっぱり気持ち悪いし信用できないか?」
ゼロ「そんな事は無い…三度も助けられたんだ」
翔鶴「そうか…ありがとう」
ゼロ「後でいくらでも調べられる…よろしく頼むぞ」スッ
翔鶴「勿論だ!」アクシュ
306 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/02/04(木) 02:02:09.52 ID:3Hcls+H/0
某所
南方「はあ…はあ…」
??「ボロボロだな」
南方「奴のDNAデータだ」
??「確かに受け取った」
南方「これで妹を…」
??「任せておけ…装甲はどうした?」
南方「奴らを足止めして…わからん」
??「そうか。見付かれば儂がなんとかしよう」
南方「お願いします…バイル様」
バイル「あぁ…ゼロのDNAデータが手に入れば…くっくく…ははははは!」
南方「バイル様?」
バイル「待っていろよ…貴様から全てを奪う!」
307 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/02/04(木) 02:43:10.09 ID:6+OMcYJMO
乙
相変わらずこの爺さん元気だなあ
308 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/02/04(木) 07:14:19.62 ID:mN1wR2luO
乙ー
309 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/02/16(火) 09:48:59.37 ID:rNIgHQTZ0
乙です。
310 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/02/29(月) 10:54:04.27 ID:QmpN4jF/0
元深海棲艦アジト
ゼロ「資材に弾薬に燃料・・・これだけあれば充分だな」
翔鶴「ゼロ、奴を縛り付けておいたぞ」
ゼロ「引き続き見張っておいてくれ。もう少しでそちらにいく」
翔鶴「わかった。抵抗はしないが油断しないのが一番だな」
ゼロ「・・・小型船もあるのか」
翔鶴「使えるか?」
ゼロ「時間は掛かるが問題無い」
翔鶴「よーし。私が見張っているから安心しろよ」
ゼロ「その前に紫の矢を置いていけ」
翔鶴「この矢か?」
ゼロ「そうだ。調べたい事がある」
翔鶴「最初から持っていたが艦載機にならなくて困っていたんだ」スッ
ゼロ「見ておくから任せろ」
翔鶴「見張っているぞー」
ゼロ「さて、もういいぞ」
矢「・・・」
ゼロ「・・・違ったか」
矢(イーグリード)「間違いでは無い。オカマ野郎」
ゼロ「さっさと答えろ。鳥ガラ」
ーー
ー
イーグリード「なるほど・・・そんな事があったのか」
ゼロ「オレのわかる範囲だがな」
イーグリード「だから見た目が少し違ったように思えたのか」
ゼロ「昔のオレを知る者は皆そう言うんだ」
イーグリード「話の続きは基地に戻ってからだ。エックスもいるのだろ」
ゼロ「それどころか奴の子どもに当たるレプリロイドもいる」
イーグリード「あのエックスにか・・・」
ゼロ「頼りになる仲間と後輩もいる。・・・娘(北方)もな」
イーグリード「子持ちかよ!?」
311 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/02/29(月) 11:01:22.37 ID:QmpN4jF/0
装甲「・・・」
ゼロ「交代の時間だ」
翔鶴「そうか。船はどうだ?」
ゼロ「二日以内になんとかなりそうだ」
翔鶴「ようやくお前の鎮守府に行けるのだな。楽しみだ」
ゼロ「提督も歓迎してくれるだろうな」
翔鶴「・・・え?ゼロが提督じゃないのか?」
ゼロ「オレは提督じゃない」
翔鶴「そんな!?じゃあ、ゼロの元で戦えないのか?」
ゼロ「全体の指揮は提督の仕事だからな」
翔鶴「しょ、しょんなぁ〜」ションボリ
ゼロ「大丈夫だ。信頼出来る提督だ」
翔鶴「それでも〜」
ゼロ「それに・・・オレも提督を目指して・・」
翔鶴「その時は秘書艦にしろ!」
ゼロ「お、おぅ。わかった」
翔鶴「絶対だぞ!(秘書艦なら提督と密接な関係になれるぞ///)」
ゼロ「とりあえず休んだらどうだ?」
翔鶴「いや、晩飯の魚を獲ってくるぞ!」
312 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/02/29(月) 11:01:50.45 ID:QmpN4jF/0
ゼロ「お前の右腕は誰が作った?」
装甲「・・・」
ゼロ「レプリロイド用装備はどこで手に入れた?」
装甲「・・・」
ゼロ「まあいい。鎮守府で話してもらう」
装甲「必ず・・・あなたを倒す者が現れる」
ゼロ「そうか・・・オレを倒したとしても今は頼りになる仲間がいる」
装甲「・・・その仲間があれですか?」
翔鶴「ごぼぼぼぼぼぼぼぼ!?」バシャン!バシャン!
ゼロ「泳げないのか!?」
装甲「こんなのに負けたのか」
313 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/02/29(月) 11:12:32.57 ID:QmpN4jF/0
ゼロ「何をしていた」
翔鶴「魚を獲ろうしたのだ。けど、前みたく泳げなくて・・・」
ゼロ「水中での呼吸も出来ないのか?」
翔鶴「そうだ」シュン
ゼロ「まあいい。オレがなんとかする」
翔鶴「すまぬ」
ゼロ「魚ぐらいしか獲れないがいいか?」
翔鶴「デカイのがいい!」
ゼロ「フッ・・・任せておけ」
ーーー
翔鶴「うまい!デカイ!」ガツガツ
ゼロ「・・・それはなによりだ」
翔鶴「焼き魚は最高だな」ムシャムシャ
ゼロ「蘇った時の事だが何か覚えていないか?」
翔鶴「うーむ。そうだな。気がついたらこの姿だったしな・・・そうだ!」
ゼロ「なんだ?」
翔鶴「髭でハゲのおっさんが出て来た気がするぞ」
ゼロ「・・・誰だ?」
翔鶴「知らん」
314 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/02/29(月) 12:30:39.32 ID:WM8un4BTo
乙
泊地翔鶴可愛い
315 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/02/29(月) 12:45:23.70 ID:hUP8OeTAO
乙!
アホカワイイな!
316 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/02/29(月) 20:29:04.99 ID:CYzL6xpJ0
姉がポンコツになっちゃったずい。
317 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/02/29(月) 22:13:18.27 ID:ap+g9hD0O
乙ー
318 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2016/03/05(土) 01:26:39.53 ID:dQH81Eg10
髭でハゲ・・・一体何リーなんだ・・・
319 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/03/05(土) 09:30:33.80 ID:R3GEQ/ArO
下げよう
320 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/03/12(土) 12:11:11.28 ID:/kiRwEV+0
翔鶴「走馬灯で知らないおっさんを見るとは」モグモグ
ゼロ「そうか」
イーグリード「こりゃ駄目だな。食う事しか考えていない」
翔鶴「なんだと?!この鳥妖精め」グリグリ
イーグリード「よせ。やめろ!」ジタバタ
ゼロ「許してやれ。こいつもやるから」
翔鶴「いいのか!?」
ゼロ「オレは食べなくても問題無い」
翔鶴「やっぱりゼロはいい奴だな!」ガツガツ
ゼロ「・・・デカイ北方が増えた気分だ」
ーーー
装甲「・・・」
ゼロ(抵抗がする気はないようだな)
翔鶴「私も見張るぞ」
ゼロ「オレが見張っているから寝ていろ」
翔鶴「大丈夫だ。起きていられる」
ゼロ「仮眠室のベットで寝ておけ」
翔鶴「やだ」
ゼロ「・・・好きにしろ」
翔鶴「ふふーん」ドヤー
ー数分後ー
ゼロ「・・・」
翔鶴「zzzzz」
ゼロ「・・・風邪ひくぞ」ファサッ
イーグリード「お前は昔から面倒見がいい奴だったな」
ゼロ「そうだったのか?」
イーグリード「そうだ」
321 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/03/12(土) 12:12:10.18 ID:/kiRwEV+0
ー現在ー鎮守府ー執務室
提督「帰って来ないと思ったらそんな事になっていたのね」
ゼロ「収穫は装甲棲姫と奴らのアジトにあった物資だ」
西門「俺と妙高型姉妹で回収するか?」
提督「ゼロの持って帰って来た量で充分だから。暫くは隠しておきましょう」
西門「万が一の隠れ家に使えるかもな」
翔鶴「私はどうすればよろしいですか?」
提督「後で部屋を案内するから待っててね」
翔鶴「わかりました」
ゼロ「無理しなくていいぞ」
提督「え?」
ゼロ「お前らしくいろ。いつも通りで問題いい」
翔鶴「そうだな!?じゃあ、いつも通り。なあ、はやくここを案内してくれ」
ゼロ「来い」
翔鶴「食堂もみたいな。ご飯うまいのか?」パタパタ
ゼロ「最高だ」
翔鶴「おぉ!最高だな///」
西門「こりゃ随分と個性的な」
提督「大きな子犬ね」
322 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/03/12(土) 12:12:47.04 ID:/kiRwEV+0
ー鎮守府ー工廠ー
イーグリード「ヘッドパーツは役に立ったようだな」
エックス「イーグリードさん!?」
イーグリード「よせよ。呼び捨てでいい」
エックス「けど・・・」
イーグリード「相変わらずだな」
エックス「まさか、また会えるなんて思ってもいませんでした」
イーグリード「まったくだ。俺が死んでから何があった教えてくれ」
エックス「長い話になりますよ」
イーグリード「あぁ・・・わかっている」
エックス「まずは・・・どこから話せばいいかな?」
イーグリード「お前の見てきたものを教えてくれ」
323 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/03/12(土) 12:13:34.93 ID:/kiRwEV+0
ー鎮守府ーゼロの部屋の前ー
翔鶴「・・・私はゼロの艦娘だからな。寝床を共にするのは当たり前だ///」
ドア<ガチャッ…キィー
??「zzzzzz」
翔鶴「し、失礼しまーす」ソローリ
??「zzzzzz」
翔鶴「寝ているみたいだな」ゴクリ
??「zzzzzz」
翔鶴「あ、暑いな〜寝間着が邪魔だな〜」シュルシュル…
??「zzzzzz」
翔鶴「はあ〜はあ〜添い寝だけだから」
??「う〜ん」
翔鶴「あぁ〜きれいな茶色の髪?」
睦月「ふぇ?」
翔鶴「・・・ゼロじゃない」
睦月「ひぃ〜にゃんですか!?にゃんにゃんですか!?」
翔鶴「違う!添い寝だけだから」
睦月「ゼロさんが来るのを待っていただけなのにぃ」
早霜「・・・待っていただけ?楽しんでいたじゃない」
朝潮「このマントも新鮮な匂いが薄れてきまし・・・ナニをしているのですか!?」
翔鶴「私は無罪だ!」
朝潮「なんで裸なんですか!?」
如月「あらあら楽しそうね」
北方「パジャマパーティか?」
港湾「またみなここに集まっていたのね」
324 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/03/12(土) 12:14:09.80 ID:/kiRwEV+0
ー鎮守府ー工廠ー
エックス「どうしたんだい?」
ゼロ「部屋が騒がしくてな」
イーグリード「来たな・・・元特殊0部隊隊長さん」
ゼロ「その部隊名はなんだ?」
エックス「君の部隊名だよ」
イーグリード「特殊0部隊・・・くっくく」
ゼロ「・・・本当なのか」
エックス「オレが部隊名を決めたって自慢してたよ」
ゼロ「・・・」
イーグリード「くっく・・・」
アイリス「私はカッコいいと思いますよ」
レヴィアタン「まあ、悪くないんじゃない」
妖精1「誰だってそういう時期があるです」
イーグリード「これからも頼むぜ。ゼロ隊長」
ゼロ「鳥アタマ。戦場で酷使してやるからな」
325 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/03/12(土) 13:19:01.28 ID:ydCGctP6o
乙
326 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/03/12(土) 14:05:44.79 ID:r6Z9Oiqx0
第0特殊部隊ってもともとマグネ・ヒャクレッガーが所属してた部隊じゃなかったっけ
327 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/03/12(土) 21:36:15.57 ID:zaE3HuCSO
乙ー
328 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/03/19(土) 22:54:44.48 ID:PCz015LBo
お、追いついたー乙
329 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/03/25(金) 00:49:58.40 ID:5d66y3bN0
乙ー
面白すぎて一気見しちゃった。
レジスタンスビデオレターとか泣くしかなかった。
330 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/03/31(木) 02:45:37.25 ID:tvhjgL+L0
ー大和孤児院ー
雪風「やまとさーん、お客さんですー」
大和「お客さん?今行きますね」
雪風「大きな男の人です」
大和「一体誰でしょうか?」
ハガー「はじめまして、このたび市長となりました。マイク・ハガーです」
大和「テレビで見ました。当選おめでとうございます。けど、市長さんがどうしてここに?」
ハガー「若い娘さんが孤児院を開いていると聞きまして是非とも支援したいと思いまして」
大和「それは…ありがとうございます」
ハガー「街にある孤児院を全て訪問していまして」
大和「そうなんですか。それは大変ですね」
ハガー「そんな事はありません。市長の務めですから…早速ですが困っている事はありますか?」
大和「そうですね…」
VAVA「学習道具が足りん。その次は食料だ」
大和「あらVAVAさん」
ハガー「なるほど」
VAVA「物は直せるが消耗品はどうにもならん」
ハガー「直せるというのは?」
VAVA「スクラップを修理しただけだ」
ハガー「なんと!」
VAVA「あいつらには学ぶ事と食べる事は必要だ」
ハガー「わかりました。直ぐに手配しましょう」
VAVA「あぁ、頼むぞ」
大和「ちょっと、VAVAさん」
VAVA「貰えるならありがたく貰っておけ」
ハガー「そうです。遠慮する必要はありません」
大和「はい。ありがとうございます」
331 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/03/31(木) 02:46:41.94 ID:tvhjgL+L0
数日後ー鎮守府ー海上訓練場ー
提督「みんなお疲れ様」
潮「提督どうでしたか?」
提督「日増しに上達していくね」
潮「ありがとうございます」
夕立「夕立は?」
提督「勿論だよ」ナデナデ
夕立「えへへ」
大淀「提督に急ぎの電話が着ています」
提督「ちなみにどこから?」
大淀「陸軍です」
提督「陸軍?」
332 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/03/31(木) 02:47:53.86 ID:tvhjgL+L0
ー鎮守府ー
ゼロ「…」
??「…」ジー
ゼロ「…」ツカツカツカ…
??「…」サササッ…
ゼロ「…」ヒュッ!
??「!?」ダッ!
??「いない…どこに」
ゼロ「何をしている?」
??「ひぃっ!」
ゼロ「お前は…青葉だったな」
青葉「はい。覚えて頂き光栄です」
ゼロ「何をしていた?」
青葉「えーと…一応取材なんですが」
ゼロ「コソコソと嗅ぎまわるのがか?」
青葉「それは謝ります。ごめんなさい」ペコリ
ゼロ「もういい。何が知りたいんだ?」
青葉「取材してもいいんですか!?」
ゼロ「答えられる事ならな」
青葉「ゼロさんの覚えている範囲で結構ですので」
ー緊急出撃です!!−各員は会議室に集合してください!!
ゼロ「話は後だ。先に向かう」
青葉「はい!」
青葉「………」ニヤリ
333 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/03/31(木) 02:49:51.68 ID:tvhjgL+L0
ー鎮守府ー会議室ー
提督「大淀お願いね」
大淀「はい。先程、陸軍との共同作戦が決まりました」
「内容は暴走した貨物列車をどんな手段を使ってでも止めろとの事です」
天龍「どうして俺らにも命令が来たんだ?」
大淀「一応は陸軍から支援要請ですね」
天龍「今回ばかりは陸がメインだろ?出番なさそうだな」
提督「そうでもないわよ。列車を止めないと街が大惨事になるわ。なんとしても止めないと」
ゼロ「何をすればいい?」
提督「列車に乗り込んで止めれればいいんだけど」
大淀「陸軍が協力してくれれば…」
ゼロ「協力的じゃないのか?」
西門「海軍と陸軍は昔から仲が悪くてな…それと今じゃ海軍が主戦力だからな」
ゼロ「…なるほど」
提督「それじゃあ、こちらも作戦を考えないとね」
334 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/03/31(木) 06:07:47.60 ID:gn3E55Bs0
乙です。
335 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/03/31(木) 06:29:56.39 ID:QiQDBQvX0
乙
336 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/03/31(木) 11:46:53.69 ID:gBEgLB59O
乙ー
337 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2016/04/02(土) 21:10:02.80 ID:/Qop6VL00
ロックマンxとロックマンゼロ大好きで俺得ですな
338 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/04/02(土) 22:10:26.72 ID:BFhPYwHYO
下げよう
339 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/04/29(金) 00:23:07.86 ID:arAPgZzo0
ー現場付近ー臨時作戦本部ー
提督「陸上での作戦指揮は初めてね」
大淀「不安ですか?」
提督「みんながいるから大丈夫だよ」
大淀「しかし、いつもとは違いますので注意しましょう」
陸将「…よろしく頼む」
提督「はい。本日は宜しくお願い致します」
陸将「海軍の列車を陸軍が止めるとは…情けない話だ」
提督「はい。本部の管理能力の無さは私たちも困っています」ニコッ
陸将「……」
提督「それでは陸軍さんはどのような作戦で海軍の列車を止めるのですか?」
陸将「既に行動済みだ。ヘリに乗った部下達が…」
兵士1「大変です。ヘリが撃墜されました!」
陸将「…」
兵士1「列車から攻撃を受けた模様です」
陸将「ただの列車じゃないのか!」
提督「では、私たちが…」
大淀「提督、橋で待機していた部隊からです」
提督「どうしたの?」
長門<すまない!>
提督「何かあったの?」
長門<爆破予定の橋付近にヘリが落ちてきて>
陸将「おい!橋を爆破する予定だったのか!」
電<ごめんなさい。陸軍さんを助けていたら通り過ぎちゃったのです>
雷<電は悪くないから怒らないであげて>
暁<あのまま爆発させたら巻き込んでいたわ>
響<人命を優先したんだ>
提督「よくやったわ。次の策があるからいいのよ」
電<本当にごめんなさいなのです>
340 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/04/29(金) 00:29:11.73 ID:arAPgZzo0
大淀<…ゼロさん、聞こえていましたね>
ゼロ<あぁ>
大淀<情報によるとただの貨物列車ではありません。おそらくは偽装された武装列車でしょう>
ゼロ<被害が広がる前に止める>
大淀<先頭車両にある動力炉を停止すれば止まるはずです>
ゼロ<動力炉が攻撃してこなければいいのだがな>
大淀<え、動力炉が攻撃ですか?>
ゼロ<何でもない。目標を確認した…任務開始>シュタッ!
341 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/04/29(金) 00:29:59.55 ID:arAPgZzo0
ー武装列車ー車内ー
ゼロ「全員いるな」
天龍「これくらい楽勝だぜ」
龍田「あらあら…最後に飛んだのは誰だったかしら?」
翔鶴「これが列車か…ガタガタと揺れるな」
ゼロ「各自、武装を確認しろ」
天龍「いつでも戦えるぜ」
龍田「天龍ちゃんと同じよ」
翔鶴「ゼロの命令を待っているのだが」
ゼロ「よし。行くぞ」
ーーー
天龍「誰もいないな」
龍田「何を運んでいたのかしら?」
翔鶴(なんか…揺れて…気持ち悪い)
ゼロ「このポットはなんだ?」
天龍「でけえな…内側から壊されてないか」
龍田「何だかとっても嫌な予感がするわ〜」
天龍「これの中身が逃げて暴れたとか…」
ゼロ「そうみたいだ」
天龍・龍田「!?」
ゼロ「…見張りの兵士の死体だ」
天龍「…なんだよ…こりゃ…」ブルッ…
龍田「引き千切ったり、抉ったりかしら?随分と乱暴みたいね」
翔鶴「…」ガクッ!
ゼロ「翔鶴…無理するな」
翔鶴「うん(…駄目だ。この列車に乗ってから気分が悪い)」
342 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/04/29(金) 00:30:54.51 ID:arAPgZzo0
ゼロ「この扉の先が動力炉だ」
天龍「生き残りは…誰もいなかったな」
龍田「そうね…可哀想だけど」
翔鶴「…」
ゼロ「行くぞ」
ウィーーーーン!ガシャーン!
天龍「動力炉だけみたいだな。ポットの中身が兵士を殺して逃げたのか?」
龍田「なんか焦げ臭くない?」
翔鶴「…血の匂いだ」
……グォン!
ゼロ「全員下がれ!」
ボワッ!ゴオオオォォ!
天龍「熱!」
龍田「あら」
翔鶴「なんだ!」
パンテオン・コア「…目…標確…認」
ゼロ「また、こいつに乗っていたとはな」
343 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/04/29(金) 00:33:50.69 ID:arAPgZzo0
【頭脳特急】パンテオン・コア
ネオ・アルカディアへの列車による物資、兵士輸送ルートを全て管理するホストブレイン
EXスキルはブレインプレッシャー
天龍「なんだよ。知り合いか?」
ゼロ「前に殺されかけたから破壊しただけだ」
龍田「いい関係じゃないわねえ」
ゼロ「奴の攻撃は巨大な火炎放射器と天井の棘だ」
翔鶴「火炎放射器に気を付ければいいんだな」
ゼロ「棘を甘く見るな…一発で死ぬぞ」
翔鶴「ひぃ!ごめんなさい(おぉ…気を付ける)」
龍田「確かに気を付けたほうがいいみたいよ。天井の棘に串刺しになった兵士がいるわ」
天龍「焼かれて串刺しはごめんだぜ!」
ゼロ「コアを破壊すれば止まるはずだ。(しかし、以前とは見た目が違うな。何かあるな)」
天龍「あの頭だな」チャキッ!ドォン!
パンテオン・コア「…」ガキン!
龍田「そう簡単にはいかないわねえ」
ゼロ「オレが行く…援護してくれ」シュタッ!
天龍「任せろ!」ドォン!ドォン!
龍田「天龍ちゃん、援護もいいけど…」グイッ!
天龍「うおっ!」
ガシャーン!
翔鶴「常に動きながら撃つしかないな」グッ!キュキキキキキ!
ゼロ「決して無理をするな」シュタッ!
パンテオン・コア「…認識」
ボワッ!ゴオオオォォ!
ゼロ(攻撃は前と変わらない)
344 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/29(金) 00:34:29.07 ID:ewJ4YK4z0
続きまってました。乙。
345 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/04/29(金) 00:35:03.83 ID:arAPgZzo0
ガシャーン!
ゼロ「今だ!」ザシュッ!
天龍「決まったか!」
龍田「…残念だけどそうじゃないみたいよ」
ゼロ「コアから体が…」グググ
??「ニクイ!ニクイ!ニクイ!ニクイ!ニクイ!」メキメキ!
ゼロ(血まみれの体…奴がポットの中身か?)
天龍「ゼロ!棘が近づいてる!」
ゼロ「なんて…力だ」グググ
翔鶴「すまない」ヒューーン!
ドカン!
龍田「あら〜」
天龍「ここで誤射かよ!」
ゼロ「問題無い。爆風で逃げれた」
パンテオン・コア「ツブス!ツブス!ツブス!ツブス!ツブス!ツブス!」
天龍「このままだとペチャンコだ」スッ!
龍田「焼かれちゃうわね」スッ!
346 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/04/29(金) 00:36:26.61 ID:arAPgZzo0
ゼロ「翔鶴…さっきのまた頼めるか?」
翔鶴「ゼロの体は大丈夫か?」
ゼロ「問題無い…それと龍田もいいか?」
龍田「あらあら、面白そうな事ならいいわ」
ゼロ「…行くぞ」シュタッ!
翔鶴「…」ヒューーン!
ゼロはシールドブーメランで翔鶴の魚雷矢を防ぎ
パンテオン・コア「!?」
ゼロ「ハアァ!」ブォン!
爆風を利用しパンテオン・コアに接近し、回転斬りを浴びせる。
パンテオン・コア「グガア!」
天龍「畜生!防ぎやがった!」
ゼロ「龍田投げろ!」
龍田「えーい」ヒューーン!
パンテオン・コア「ギャアアアアア!」
龍田の投擲した薙刀はパンテオン・コアに突き刺さる。そして、
ゼロ「貫け!!」ドゴン!
ゼロナックルで殴られた薙刀はさらに奥深くに突き刺さった。
347 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/04/29(金) 00:38:17.33 ID:arAPgZzo0
パンテオン・コア「……」
天龍「床が動かねえ…止まったのか?」
翔鶴「まだ早いぞ」グッ!
パンテオン・コア「…」メキメキ…
龍田「しぶといわ…息の根止めちゃおうかしら」
ゼロ「待て…オレが見る」
翔鶴「どうだ?」
ゼロ「機能停止したようだ。だが、中身には逃げられた」
天龍「あの状況から逃げたのかよ」
龍田「列車…止まらないわ」
翔鶴「むしろ…速さが増している?」
ゼロ「最後に動力炉を暴走させたみたいだな」
提督<みんな大丈夫?>
ゼロ<全員無事だが、動力炉が暴走し止められそうにない>
提督<そんな…お願いだから逃げて>
ゼロ「しかし、このままだと街に被害が」
??<あー聞こえるか?>
ゼロ<誰だ?>
??<どうせ直ぐに面合わせるからいいだろ。お前らのいる車両から後ろを切り離せ>
ゼロ<どういう事だ?>
??<受け止めるなら軽い方がいいに決まってんだろ。早くしろ>
ーーー
天龍「走っているのはこの車両だけだ」
ゼロ<切り離したぞ>
??<それでいい。列車が見えてきたぜ>
翔鶴「ゼロ!線路上に何かあるぞ」
ゼロ「なんだと!?」
龍田「あれは…」
天龍「紫色の戦車か?」
ファーブニル「さあ来な!止めてやるぜ!!」
348 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/29(金) 10:17:54.48 ID:HQMx8xF+o
βακαキター!
349 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/04/29(金) 11:53:46.60 ID:arAPgZzo0
ゼロ「全員捕まれ!」
天龍「捕まれってどこにだよ!」
龍田「よいしょっと」グサッ!
翔鶴「もうだめだー!」
ファーブニル「うおらー!!」ガシッ!
ギイーーーーー!
天龍「あの戦車なんなんだよ!」
翔鶴「うぎゃー!」ゴロゴロ
龍田「止まるかしら?」
ゼロ「まだ止まらない」
ファーブニル「俺様の力をなめんじゃねえ!」グギギギ!
翔鶴「うわー!助けてー。捕まる物がない」ゴロゴロ
ゼロ「こいつで…」キュイン!キュイン!
龍田「あら、その刀は大きくなるのね」
ゼロ「止める!」ザシュン!
キイーーーーー!
ファーブニル「うおらー!!!!!!」
ゼロ「止まれ!!!」
ーーー
天龍「止まったのか」
龍田「そうみたいね」
翔鶴「もう…列車…やだ」
ゼロ「任務完了だ」
ファーブニル「おい。生きてるか?」
ゼロ「あぁ…」
ファーブニル「そうか、この前の続きだ!」
ゼロ「!?」
ファーブニル「ゼロと戦うのを待っていたぜ!!」
ゼロ「…相手してやる」
350 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/04/29(金) 17:38:58.99 ID:V0Wx681bo
乙ー
351 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/05/07(土) 01:15:44.47 ID:wIGXUbI/0
ファーブニル「うおら!」ドン!ドン!
ゼロ「…」ヒュッ!
ファーブニル「そうだ!オメーは避けてばっかりだったな」ドン!ドン!
ゼロ「お前みたいに無駄な動きをしないだけだ」シュッ!
ファーブニル「相変わらずムカつく奴だ!」ドン!ドン!
ゼロ「お前は…感情的な奴だ」ガキン!ガキン!
ファーブニル「そら!」ズドドドド!
ゼロ「そこだ!」ザシュッ!
ファーブニルのチャージ攻撃を躱し、Zセイバーで斬りかかる。
ファーブニル「そうくると思ったぜ!」ドン!
ゼロ「!?」バシッ!
ファーブニルも予想していたのだろう。ゼロはソドムの一撃を至近距離で喰らう。
ファーブニル「いつもこのチャージの後に喰らってたぜ」
ゼロ「そうだったな…ハア!」ドギャン!
ファーブニル「ぐっ!…」
しかし、ゼロはシールドブーメランで防ぎリコイルロッドのチャージを叩き込む。
ファーブニル「くそっ!…上手くいくと思ったんだがな」
ゼロ「オレが…今までどれだけ戦ってきたと思っている?」
ファーブニル「旧型が…調子に乗るなよ」バッ!
ゼロ「親友の息子を虐めたくはないのだが」シュッ!
352 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/05/07(土) 01:16:49.47 ID:wIGXUbI/0
ーーー
ハルピュイア「様子を見に来てみれば」
ファントム「両者そこまでだ」
レヴィアタン「熱くなってんじゃないわよ」
ファーブニル「テメーら…なんでここにいんだよ?」
ファントム「お主らが馬鹿騒ぎに興じていたからだ」
レヴィアタン「提督に頼まれたのよ。遠征で疲れているのにね」
ハルピュイア「職務を全うしただけだ」
レヴィアタン「遊んでないで撤収作業を手伝いなさいよ。それと提督が列車の調査に入るわよ」
ゼロ「…了解した」
ファントム「待ちやがれ!」
ハルピュイア「これ以上の戦闘は無視できないぞ」
ファントム「お主の立場が悪くなるわけではないのだぞ」
ファントム「ちっ!興が覚めちまったぜ」
レヴィアタン「私も撤収作業に行くから。じゃあね」
ファントム「拙者も鳳翔殿に使いを頼まれていた故。失礼」
ハルピュイア「…戻るか」
天龍「似たようなのが5人もいたな」
龍田「喧嘩は終わったみたいね」
翔鶴「入る隙がなかった」
353 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/05/07(土) 01:17:36.55 ID:wIGXUbI/0
ー現場付近ー臨時作戦本部ー
兵士1「いてえ」
兵士2「生きてるだけましだ。誰か包帯持ってないか」
電「巻いてあげますから待ってほしいのです」
兵士2「いや、自分で出来るから」
電「けが人は無理しちゃだめなのです」
雷「そうよ。今は陸とか海とか関係ないわ」
兵士2「すまない」
響「暁、手伝おうか?」
暁「これくらい平気よ。包帯ぐらい巻けないと立派なレディになれないわ」
兵士3「もご…ふご…」
響「暁。ミイラを作ってるのかい?」
暁「多めに巻いただけよ」
長門「肩を貸そう」
兵士4「…一人で行ける」
長門「無理する必要は無い。共に戦った仲ではないか」
兵士4「…感謝する」
大淀「はーい。沁みますからね」
兵士5「っ…」
大淀「大丈夫ですか?」
兵士5「気にしなでください」
長門「提督はどこにいった?」
大淀「先程、列車の調査に向かいましたよ」
354 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/05/07(土) 01:23:14.59 ID:wIGXUbI/0
ー武装列車ー車内ー
陸将「これは酷いな」
提督「可哀想に」
陸将「これが問題の積荷か?」
提督「内側から壊されている。これは…血?」
陸将「これだけ破壊されていたら何もわからんな」
提督「いや、名前みたいなのがあるけど」
陸将「血で読み取りずらいな」
提督「V‐No.09」
陸将「結局得られるものもなかったか」
提督「…」
陸将「…」
提督「話したい事があるから」
陸将「わかっている」
提督「話が早くて助かるわ」
陸将「何年あんたの友達だと思っているのよ」
提督「じゃあ、撤収作業に行かないと」
陸将「部下に死人がいなくてよかった。ヘリは…まあいいや」
355 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/05/07(土) 01:24:16.75 ID:wIGXUbI/0
ー陸軍トラックー
兵士1「艦娘…可愛かったな///」
兵士2「電ちゃんに包帯巻いてもらった///」
兵士3「ふご…もご…(暁ちゃんに巻いてもらった包帯を家宝にしよう)」
兵士4「俺は長門さんに肩貸してもらって///いい匂いがした」
兵士5「大淀さんにもっと責められたかったな」
ファーブニル「テメーらいい加減にしろ!どいつもこいつも浮かれやがって!」
兵士1「隊長!安全運転でお願いしますよ」
兵士2「ただでさえ運転が荒いんですから」
ファーブニル「うるせー!明日から訓練を倍にするからな!」
陸将「ファーブニル、落ち着きなさい」
ファーブニル「くそっ!まだ戦えたんだ。なのにあいつらが」
陸将「列車を止める事が目的だったんだ。また喧嘩吹っ掛けるような事をするな」
ファーブニル「知るか!次会ったら必ずぶっ飛ばしてやる!」
356 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/05/07(土) 01:24:57.14 ID:wIGXUbI/0
ー数日後ー鎮守府ー食堂ー
ゼロ「…」
レヴィアタン「…」
ファントム「…」
ハルピュイア「…」
ファーブニル「…」
エックス(…気まずい)
357 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/05/07(土) 01:47:18.00 ID:CqlgWtiv0
乙です。
358 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/05/07(土) 02:22:19.31 ID:9p9ATSk1O
乙
そういや四天王の中でファントムだけは、ゼロに覚醒形態での戦いを挑む機会がなかったんだっけ
359 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/05/07(土) 12:49:23.39 ID:B5pARMEqo
乙
一部だけファーブニルがファントムに
360 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/05/07(土) 20:22:15.37 ID:qeVF8x8dO
乙ー
361 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/05/17(火) 10:50:29.83 ID:W837VrSd0
少し前ー鎮守府ー工廠ー
ゼロ「可能か?」
夕張「前までは不可能でしたけど…」
明石「今なら可能だと思うわ」
エックス「急げば明日の朝には出来るはずだよ」
夕張「エックスさんが来てくれてから解析が捗りますよ」
エックス「僕に出来る事なら喜んで協力するよ」
明石「艤装に関しては得意分野だけど」
夕張「ゼロくん達の装備は分野が違い過ぎて」
ゼロ「これで戦闘の幅が広がるな」
あきつ丸「ゼロ殿、こちらでしたか」
ゼロ「どうした?」
あきつ丸「ゼロ殿に来客が来ているであります」
ゼロ「来客だと?」
362 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/05/17(火) 10:51:21.48 ID:W837VrSd0
ー鎮守府ー食堂ー
ゼロ「…お前か」
ハルピュイア「ここに来るのは二度目になる」
ゼロ「…」
ハルピュイア「ここでも大活躍らしいな」
ゼロ「要件はなんだ?」
ハルピュイア「鎮守府の調査もあるのだが」
ゼロ「…」
ハルピュイア「戦いに来た訳では無い。身構えるな」
離島「ゼロ様。紅茶でもどうでしょうか?」
ゼロ「ありがとう。二つ頼む」
ファーブニル「オレさまも貰おうか」
ゼロ「三つだ」
離島「かしこまりました」
ファーブニル「うちの親分がこの前の件を謝罪しろ、とよ」ドサッ!
ハルピュイア「菓子折りを持参して謝罪とは…まるで子供だな」
ファーブニル「相変わらずの上から目線にはウンザリだぜ」
ハルピュイア「祖業の悪い貴様にもな」
レヴィアタン「あら?キザ坊やに戦闘バカじゃない」
ファントム「再度終結」
エックス(まさか、鎮守府でみんなが集まるなんて)
363 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/05/17(火) 10:51:56.04 ID:W837VrSd0
ー鎮守府ー食堂ー入口
早霜「…」ジー
響「早霜さん、どうしたんだい?」
早霜「あれを…見て」
響「中山徹デザインが集まっているね。それとインティ20周年おめでとう」
早霜「え?」
響「感動の再会ではなさそうだね」
早霜「そ、そうね」
響「あの四人は兄妹なのかな?」
早霜「性格も…容姿も…全く違うのに…根本が同じに見える」
響「お昼ご飯の時間なのに入りずらいな」
364 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/05/17(火) 12:07:53.27 ID:8TUUjdcyO
乙ー
365 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/05/17(火) 21:07:49.99 ID:OM8omchH0
一気読みする位面白いぜ
乙
366 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/05/18(水) 07:48:16.67 ID:zdXv67lwo
なぜ響は知ってるんだ
乙
367 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage ]:2016/05/29(日) 01:08:09.03 ID:5F2Z9vkH0
続きが楽しみ
368 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2016/06/01(水) 00:41:35.59 ID:3R3sP5Z4O
楽しみにしてる
369 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/06/01(水) 06:32:18.10 ID:M6cJ0hsfo
下げ
370 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/06/09(木) 22:55:01.28 ID:u5SyoyTr0
ファーブニル「おい、ファントム!てめえなんで生きてんだよ?」
ハルピュイア「自爆したのではなかったのか?」
ファントム「如何にも。しかし、自爆した拙者はサイバー空間を彷徨う事になった」
エックス(親としては命を粗末にしてほしくないな)
ファントム「死ぬほど痛いぞ」
ゼロ「端で自爆されたら危なかった」
エックス(忘れていると思うけどゼロも自爆しているからね)
ファントム「そんな拙者をアルエット様が見つけ新しい体を作って下さった」
ハルピュイア「あのレジスタンスの少女か」
ファーブニル「敵に顎で使われてんのかよ」
ファントム「もう敵では無い。戦う理由も無い」
ハルピュイア「エックス様は死にネオ・アルカディアも無い」
レヴィアタン「お役御免で自由の身ね」
ハルピュイア「今の我々を見たらエックス様はどう思うか」
ゼロ「おい、言ってやれよ。お父さん」ボソッ
エックス「ネオ・アルカディアは子供たちに任せていたから」ボソッ
ゼロ(放任主義は北方によくないな)
レヴィアタン「お父様はどう思います?」
エックス「!!」
ゼロ(また面倒を)
ハルピュイア「どういう事だ!?」
ファントム「父上」
レヴィアタン「さあ、お父様」
エックス「や、やあ」
ファーブニル「…親父だあ?」
ハルピュイア「父さん!」
371 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/06/09(木) 23:01:11.53 ID:u5SyoyTr0
エックス「その色々と言いたい事はあると思うけど」
ファーブニル「あぁ!当たり前だろ!」
エックス「…」
ファントム「ファーブニル…口を慎め」
レヴィアタン「お父様が困っているじゃない」
ハルピュイア「きっと考えあったのだろう」
ファーブニル「戦うのが嫌になって逃げたんだろ」
エックス「…」
ファーブニル「伝説のレプリロイドがただの腑抜けで呆れ…」
ゼロ「お前に…エックスの何がわかる」ガシッ!ドギャン!
ファーブニル「ぐは!」
一同「!?」
ゼロ「一人で百年も戦っていた腑抜けがいると思うか」
レヴィアタン「あらあら」
ハルピュイア「ファーブニルを軽々と」
ファントム「テーブルを修理する必要があるな」
エックス「ゼロ、もういいから。ファーブニルの言い分もわかるからさ」
ゼロ「…」
ファーブニル「くそが」
372 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/06/09(木) 23:05:36.41 ID:u5SyoyTr0
エックス「これを見てほしかったから」
ファントム「前に暴走した貨物列車の映像か」
エックス「問題は積荷なんだ」
レヴィアタン「このポットね」
ゼロ「V‐No.09か」
ハルピュイア「中身も気になるが、この名前は」
エックス「なにかわかる事はあるかな?」
ファーブニル「バイル」
ゼロ「!?」
ファーブニル「Vはバイルじゃねえのかよ?」
ハルピュイア「確か奴には、バイル八審官とういう部下がいたが」
ファントム「その9体目か」
レヴィアタン「けど、あいつはゼロが倒したんでしょ」
ゼロ「オレが倒した。そしてラグナロクと共に燃え尽きたはずだ」
エックス「バイルがもし生きていたら」
ゼロ「…」ガタッ
ファントム「どこに向かう」
ゼロ「心当たりが身近にいた」
373 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/06/09(木) 23:11:21.17 ID:u5SyoyTr0
ー鎮守府ー隔離施設ー
翔鶴「…」ペラッ…ペラッ
ゼロ「入るぞ」
翔鶴「おぉ!どうした。私に会いに来たのか!」
ゼロ「違う。奴に用がある」
翔鶴「ぐっ…そうか。見張っていたが怪しい様子もないぞ」
ゼロ「そうか」
ドア<ガシャーン!
装甲「…」
ゼロ「バイルを知っているな」
装甲「…」ビクッ!
ゼロ「オレのDNAデータを奪い奴に渡したな」
装甲「…」
ゼロ「お前の右腕も奴が作った物だな」
装甲「…」
ゼロ「答えろ」
装甲「…」
374 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/06/09(木) 23:12:02.27 ID:u5SyoyTr0
ゼロ「そうか…では、」ブォン!
装甲「!?」
ゼロ「泊地を殺した償いを左腕でしてもらおうか」
装甲「なっ!」
ゼロ「話す気になったか?」
装甲「…」ブルブル
ゼロ「そうか…残念だ」ブォン!
装甲「ひぃっ!」
翔鶴「やり過ぎだぞ」ガシッ!
ゼロ「…翔鶴」
翔鶴「ゼロらしくないぞ。頭を冷やせ。それとも私が冷やしてやろうか?」
ゼロ「…悪い」
翔鶴「後で聞かせてくれ」
ゼロ「あぁ」
翔鶴「さて、と」
装甲「…」
翔鶴「話した方がいいと思うぞ」
装甲「…ふざけるな」
375 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/06/09(木) 23:15:10.99 ID:u5SyoyTr0
ー鎮守府ー空室ー
睦月「これはどうかな?」
如月「あら///素敵ね」
早霜「これも…いいわよ」
朝潮「これは…いいですね」
睦月「はあ〜写真でも素敵ですぅ〜ゼロさん///」
早霜「あの綺麗な髪…お守りにしたいわ」
如月「ゼロさんの髪は抜けないし切れないのよねえ」
朝潮(ゼロさんが使っていたマント…匂いが薄まっちゃったな)
睦月「うーん。けど〜」
如月「新しい写真が欲しいわねえ///」
早霜「レアな写真…」
青葉「こちらなんてどうでしょう?」パサッ!
ゼロのポニーテール写真
朝潮「これは!?」
睦月「にゃんと!?」
如月「あらあら///」
早霜「…とても似合っているわ」
青葉「いい写真でしょ?サービスしちゃいますよ」
睦月「青葉さんはどうしてここに!?」
青葉「大変興味深い集まりがあると聞きまして青葉もご一緒して宜しいでしょうか?」
朝潮「どうしましょうか?」
早霜「ばれているなら…仕方ないのでは」
青葉「まだまだ沢山写真がありますよ」
如月「まあ///」
青葉「だから、ゼロさんについて教えてくださいね」
376 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/06/09(木) 23:16:04.88 ID:u5SyoyTr0
ー鎮守府ー
エックス「わかった事はあるかい?」
ゼロ「装甲はバイルを知っている」
エックス「本当かい?」
ゼロ「あぁ…あの様子は間違い無い」
エックス「バイルが生きている…」
ゼロ「そう考えるのが妥当だ」
エックス「だとしたら奴は…」
ゼロ「本部連中の中にいるだろうな」
エックス「翔鶴さんが見たパンテオンの事もある」
ゼロ「皆に話す」
377 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/06/09(木) 23:16:45.98 ID:u5SyoyTr0
レヴィアタン「あの親父がねえ」
ハルピュイア「こちらでも探りを入れる」
ファーブニル「あいつは気に喰わねえから、協力してやる」
ファントム「拙者もだ」
エックス「みんなありがとう」
ハルピュイア「ゼロ、こいつをやる」
ゼロ「アイスチップか」
ハルピュイア「認めたくないが貴様にしか扱えない」
ゼロ「これで全部のエレメントチップが揃ったか」
提督「ゼロ!直ぐに出撃よ!」
ゼロ「どうした!?」
提督「鎮守府の前に南方が現れた」
ゼロ「直ぐに向かう」
378 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/06/09(木) 23:17:24.05 ID:u5SyoyTr0
ー鎮守府ー正面海域ー
ゼロ「無事か?」
潮「はい!みんな無事です」
夕立「何もなかったっぽい」
陸奥「攻撃もしてこないわ。不気味ね」
ゼロ「オレが行く。攻撃に備えていろ」
一同「了解」
南方「…」
ゼロ「止まれ」
南方「…」ピタッ
ゼロ「何が目的だ」
南方「…す…て」
ゼロ「?」
南方「…けて」ゴポッ!
ゼロ「!?」
南方「た…す…け…て」バシャン!
ゼロ「おい!?」
南方「…」
ゼロ<提督。重傷の南方が助けを求めてきた…わかった。直ぐに帰還する>
379 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/06/10(金) 03:17:23.49 ID:+fZ24QtCO
乙ー
380 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage ]:2016/06/10(金) 11:15:40.68 ID:FkirT7pG0
おつ
381 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/06/12(日) 10:13:10.53 ID:k0vg8+aPo
やっと追いついた
乙
382 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/06/12(日) 12:46:53.30 ID:GSHswlgnO
ロックマン好きとしてはたまらないスレだ
383 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/06/29(水) 23:25:10.52 ID:LE9zIHOj0
ー寒冷鎮守府ー
寒冷「突然の訪問だな」
ペンギーコ「全くだグワッ!」
寒冷「本部から直々にこんな所まで来るとは」
ペンギーコ「偉そうで嫌な感じだっグワッ!」
寒冷「…」
ペンギーコ「寒冷提督?」
寒冷「これが終わったら狩りにいくぞ」
ペンギーコ「久しぶりグワッ!皆も喜ぶグワッ!」
ドア<ガチャッ…
軍人「遅いじゃないか」
寒冷「突然でしたので、事前に連絡があれば多少の準備をしていたのですが」
軍人「ふん…まあいい」
ペンギーコ(やっぱり嫌な奴だったグワッ!)
寒冷「どのような用件でしょうか?」
軍人「単刀直入に言う…ヴェールヌイを回収に来たのだ」
寒冷「どうしてでしょうか?」
軍人「貴様に説明する必要は無い。本部が決めたのだ」
寒冷「…わかりました」
384 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/06/29(水) 23:25:58.75 ID:LE9zIHOj0
ー寒冷鎮守府ー
ヴェールヌイ「…」
寒冷「こんな別れになるとはな」
ヴェールヌイ「どうしてもいかなきゃだめかな?」
寒冷「本部の命令でな」
ヴェールヌイ「みんなにお別れ言えてないよ」
寒冷「私から皆に伝えておく」
ヴェールヌイ「…うん」
寒冷「これは餞別だ」
ヴェールヌイ「いいの?高そうな時計だけど?」
寒冷「これは特・別・性だ」
ヴェールヌイ「!」
寒冷「わかるな?」
ヴェールヌイ「うん。特別性なんだね」
軍人「何をしている。いくぞ」
ヴェールヌイ「あの…」
寒冷「直ぐに会える」
ヴェールヌイ「わかったよ」
385 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/06/29(水) 23:26:46.16 ID:LE9zIHOj0
ー輸送トラックー
ヴェールヌイ「…」
軍人「貴様を回収するのにここまで来たのだ。感謝の一言もないのか?」
ヴェールヌイ「…」
軍人「しかしだ…本部に着くまでの間…貴様で楽しませてもらおう」
ヴェールヌイ「!?」
軍人「どうせ。あの鎮守府で奴らの相手をしていたのだろ?」ジリッ…
ヴェールヌイ「そんなことない!」
軍人「叫んでも無駄だ。ここは頑丈で音も漏れない」
ヴェールヌイ「ぐっ…」
軍人「諦めるんだな」
ヴェールヌイ「…最低野郎だね」
ドガーーン!!!
軍人「何事だ!?」
<敵襲です!な、なんだ!こいつら!
軍人「何をしている!逃げろ!」
<ぐわー!
ーーーー
ーーー
ーー
ー
ー
386 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/06/29(水) 23:29:26.98 ID:LE9zIHOj0
ー海軍本部ー
中将「そうか…わかった」
バイル「どうしました?」
中将「寒冷鎮守府が壊滅したようだ」
バイル「それはそれは」
中将「艦娘を回収に行った部下も巻き添えだ。まあ、使えん男だったがな」
バイル「面倒事が片付いた、と思えば」
中将「そうだな」
バイル「生産も順調で最終段階に入りました」
中将「わかった。そのまま頼むぞ」
バイル「はい…仰せのままに」
387 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/06/29(水) 23:35:19.66 ID:LE9zIHOj0
ー鎮守府ー隔離施設ー
提督「ふぅ…なんとかなったわ」
叢雲「お疲れ。これでも飲んだら」
提督「ありがと」
曙「敵に高速修復剤を使うなんてお人よし過ぎるわよ」
提督「まあ、仕方ないじゃない」
曙「…助かるの?」
提督「なんとか安定しているけど」
叢雲「見張りが必要ね」
曙「全くもっていい迷惑ね」
提督「迷惑かけるね」
曙「ふん!いつもの事じゃない」
叢雲「装甲には話すの?」
提督「…安定してからかな」
388 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2016/06/29(水) 23:36:39.64 ID:LE9zIHOj0
ー鎮守府ー食堂ー
西門「大きな戦闘はここ最近なかったからな」
妙高「では、本部が指揮した作戦ではないと?」
那智「ならば、仲間割れが原因ではないか」
羽黒「だとしたら…それはとても悲しいですね…」
足柄「羽黒は相変わらず優しいのね」
西門「そこがいいんだよ」
羽黒「そんな///」
妙高「私たちはいつでも対応出来るようにしないいけませんね」
ファントム「だが、その前に飯を食う事だ」
西門「…どうしたんだ?その恰好は」
妙高「板前さんですか?」
ファントム「拙者も何か出来る事が無いかと思いな」
足柄「本当は鳳翔さんのためでしょ?」
ファントム「…他意は無い」
那智「料理は出来るのか?」
ファントム「それは…」
鳳翔「料理の基本を覚えてからですので、まだですよ」
羽黒「料理のさしすせそ、ですか?」
鳳翔「材料を、闇十文字や苦無で斬られたら困りますからね」ニコッ
ファントム「整備もして綺麗に…」
鳳翔「ファントムさん?」ニコニコ
ファントム「皿を…洗っています」
西門「まあ…頑張れよ…」
足柄「よくあんな大きな手裏剣で切ろうとしたわね」
西門「使いやすかったんだろ」
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